羅針盤戦争〜アル・アジフ
●神意
白い蜘蛛を食めと『賢者』は記した。数匹でも十分な力を得られると言う。痴れた蜘蛛を啜れと『愚者』は説いた。解かれた結果は海に落ちてくる事だろう――無気味な宝物(メガリス)を強に欲した貴様の輪郭、おお、正しく『狂気』の化身と吼え猛る他にない。轟々と揺らめいた島そのものが【神の棲う】蠢きと成るだろう。見よ、遥かなる邪神山脈、連なった美貌(こうけい)は人の営みを冒涜していく――光輝に塗れる不定形(まどわし)に身を委ねよ。巨大(グロテスク)の行進を聴け――!
地が牙を剥いた――全生命を嘲笑するのたうちだ。最早、これを殺し尽くすのは『猟兵』以外には不可能だろう。
●グリモアベース
「貴様等、三の王笏の発見により『邪神の力を得たフォーミュラ』と決戦(たたかう)事となった。これを滅ぼせば七大海嘯支配下の島を解放出来るだろう。全ては我々の勝利が為だ――正気(いのち)を賭け給えよ」
ロバート・ブレイズは常よりもハキハキした面で猟兵達(きみたち)を凝視(み)ていく。会う者全てが気を引き締める程だろうか。
「奴は大物らしく『先制攻撃』を行ってくる。これを対処しなければ倒すのは難しいだろう。知恵と力を重ね、首の奥までも抉るのだ――嗚呼。島そのものが『邪神山脈』、つまり邪神の巣窟と思い給え。奴はそれらを差し向けてくるだろう。隙をつけるとすれば『全てを完全に動かせない』事だろう――さて。愈々か。貴様等ならばフォーミュラを殺せると『期待して』いるぞ。宜しく頼む」
グリモアが輝いて。
にゃあら
にゃあらです。
獣の咆哮、虫の囁き、その汁気。
プレイングボーナス……敵の先制攻撃ユーベルコードに対処する。
宜しくお願い致します。
第1章 ボス戦
『七大海嘯『三の王笏』カルロス・グリード』
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POW : 邪神「大地を喰らうもの」
【本拠地の島の面積】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【大地を牙の生えた触手】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD : 邪神「吼えたけるもの」
【目にした者の正気を奪う、漆黒の巨人型邪神】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : 邪神「輝き惑わすもの」
【光り輝く宝石のような美しき邪神】の霊を召喚する。これは【命中した対象を宝石に変える光線】や【敵の欲望をかきたて混乱させる輝き】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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見るが好い。聞くが好い。知るが好い――島を埋め尽くすが勢いの、異常なまでの大きさを得た『邪神群』を――三の王笏、オブリビオン・フォーミュラを坐に、のたうつ山々(ばけもの)の咆哮。それは正しく『アル・アジフ』に相応しい。
大地を喰らう蛆(ドール)の牙、漆黒巨人(キュクロプス)の絶叫、煌めきに塗れた美貌(ナイアーラトテップ)の仔――嗚呼、これを倒すと貴様等は征くのか。
行く他に選択肢などないのだ。沸き立つ混沌に猟兵(イェーガー)よ、超越性(エネルギー)を叩きつけるが好い。
アザトホースの言辞を読み解くのだ。破滅を食い止める『埒外』よ!
ラヴィラヴァ・ラヴォラヴェ
【アドリブ・連係歓迎】POW
決戦?なにそれ美味しそう!
アクセントをつけようね☆
事前に「肉体改造」を施して弾力と増殖スピードを上げて噛み切れないように強化!
触手の噛み付きを防ぎつつUC【飢餓つくと肉肉しい惨劇】にて増殖し続ける肉塊に変身!
触手の食欲を匂いで(匂いは化学物質だから鼻が無くても出来るはず)増幅させて、増殖した肉塊を齧らせる!
体内に入った肉塊はなおも増殖して……どかーん!
勝利の暁には触手「料理」で「宴会」だー!
あ、代償になった島の面積は切り離した肉塊を改造して島の土壌にするよ♪
不浄(アブホース)の沸騰も霞むかの如く『ぶよぶよ』現れた鯨肉(ゲル)状態、決戦を大皿(メインディッシュ)か何かと思っているのか頷いたオマエ。開口一番「美味しそう」しかし香辛料が足りないし生食では腹を壊しそうだ。つまり不可欠なのはアクセント、星の中は『まっしろい』機嫌だと告げてやれ――がばりと影(くろ)く覆った大地(よこしま)、大顎(くち)を開けてオマエをぱくり――つるん。弾力(は)ねたスライム増殖(バグ)るショゴス、飢餓ついたならば胃に落ちず『異』だと思えばもう遅い。変身(にくにく)しくも愛おしい、あの匂いは化学反応(よく)誘うに定まっている。齧れ啜れ舐れと迫るオマエ、ああ、食べ放題だと歓喜するグール。
ぐるぐると這入り混んだ猟兵(らちがい)の欠片、邪神(モンスター)の内側で爆発(ふえ)たならば末路は容易い。肥(でぶ)った個体から中身を弾(は)き散らし、この雨はまだ美味いと絶賛(どかーん!)して逝く――代償。切り離しで詰め込んでくれ、おお、ハギスの詩を教えるべきだ。心臓のマッシュ♪
勝利の暁には触手料理で宴会だ。
幸いにも糧は無尽蔵(いくら)でも生える。
たっぷりたらふく満足だ。島のどじょうも活きてくる。
物足りないと死骸(にく)とおどれ。
成功
🔵🔵🔴
臥龍岡・群青
この匂い、吐き気がする!
わざわざ異世界に邪神を呼び寄せるとは!
しかもきちんと制御出来ていないと?
とんでもない莫迦だな貴様は!
島が触手に変わるのは避けられん
だが全ての触手がすぐに正確にわしらを狙えるとも限らん
最初は木や岩の上、出来る限り高い場所でやり過ごそう
必要があれば爪や鰭で対抗だ
反撃の時が来ればUC発動
完全竜体に変身し、空中を飛んで戦うぞ
【神罰】の雷で迫る触手を払いのけ、爪で【部位破壊】だ
ええい穢らわしい
海の世界で貴様らの姿など見たくなかったわ!
そのまま進んでいき、目指すはあの莫迦の元
島の面積は減っているし、邪神の制御で忙しいのだろう?
雷で更に動きを制限し、そのま【暴力】的に引き裂いてやる!
異物混入(ミュトス)どもの戯言(もうもく)が、オマエの鼻腔を擽り始めた。羽搏かんとする未来(もの)への置き土産、ああ、この匂いが齎すのは嘔気(はきけ)以外の何だと謂うのか。わざわざ異世界(しまながし)に呼び寄せるとは! しかも完璧(きちんと)制御出来ていないだと? 振導(みちびき)に活性化(いかされた)島全体が『蛆(ドール)』じみた食欲を涌かせる――とんでもない莫迦だな貴様は――ぴくりと疼いた漿液の内、裏返った地面が涎(酸)を垂らした。
それら悉(すべ)てが猟兵(オマエ)を捉えたとは思えなかった。それら尽(すべ)てが埒外(ひとがた)を望んだとは思えなかった。封をされていた土煙(しえん)の彼方側、空(虚)へと逃れた竜は何を想う――高所でやり過ごせないならば暴力を揮え。先端部分は『そこまで』こわくないだろう――逆鱗(うろこ)に触れたのだ。
完全竜体(かわれ)よオマエ、底から飛び出した翔け出しは狩りの合図だ。神を罰するのが他の神で在るならば、嗚々、現実(いま)の雷昂を称えるが好い。ええい。穢らわしい――海の世界で貴様らの姿など見たくなかったわ。
薙ぎ払った中央(かく)、強欲の貌(さま)を定めて往け。
忙しない羅針盤(のうずい)、降りた神威(いかり)に痺れて終え。急速に縮まった貴様等の距離、翳すが儘に骨肉(かこ)を裂いた。此処に神も人もない、ただ邪気のない『ちから』吼えるのみ――リヴァイアサンのお通りだ。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
催眠術を自身にかけ、自ら狂気状態に突入。カルロスを殴ることに執着するように。
オーラ防御を多重展開。万が一にでも食われないように、牙を弾くように。
UC発動。暗黒のファラオに立ち向かう気はないよ。狂気の世界は知らない方が幸せだ。無視して狂信者を殴った方がいい。まっすぐ彼に向かって飛ぶ。島の上ならなんとか……。
下から食らいつく山々にぼとりぼとりと収束手榴弾をプレゼント。闇に飲まれるだけと分かっていても、時間が一瞬生まれればいい。
高速詠唱でさらに加速し、身の程知らずの王の元へ。捉えた瞬間全力魔法で爆発させる。
がしゃんしゅたんと彼方(どこか)から満ちてくる、誰も聞いていない矛盾(おと)の大波、身を絞るかの如くに『大笑い』した島全体(そのもの)が幽閉された貴様等(だれか)を示して魅せた。騒がしい。喧しい。鬱陶しい――躁鬱(どくどく)した心臓を殺すように。蒼白(そまった)肺臓を爆ぜるように。エゴと称される催眠(めまい)を抱け――オレンジ色のグラスの中身、ぎりぎりに脱脂綿をいれてやれ。もう、強欲(やつ)を殴る事以外考えられない。執着(こころ)よ不動(うごくな)、オマエは最後・最期まで登場人物(やくしゃ)だろう――生温かい涎(ねんえき)。
牙を逸らしても気持ち悪さからは逃れられなかった。舌を退けても気分の悪さからは逃れられなかった。いいや。逃れる必要はない。暗黒のファラオに立ち向かう気はないよ……光輝(かがやき)だけが悔しがっている。狂気の世界は知らない方が好い。髄から引っこ抜かれるのはおそろしいだろう。無視して狂信者をぶん殴れ。
感情移入は得意だが、それは人類相手に違いない。
バカンスをよこせ。休暇を寄越せと『ホワイト・アウト』。松果体を砕くかのように『光』を放ち、思念体(むいしきか)でも終戦に餓えている。天使(オラトリオ)の空(くう)一直線、贈り物の味は如何だオブリビオン・フォーミュラ――身の程知らずの王様(おやくめ)だ。手榴弾のハーモニーが蛆を掃っていく……。
全力(やぶれかぶれ)の瞬間だ。生きる事に意味を為し、活きる事に縋って這(い)く。爆発(まほう)――トリガー・ピース、アルバムの一頁に堕ちてくれ。劫々と日常(ふだん)が非日常(きょうき)を荒らして【未完】。
価値などないと嘲笑していた。
神の台詞は聞こえやしない。
成功
🔵🔵🔴
ニィエン・バハムート
・先制対策
手持ちの無尽蔵のコインを投げつけることで光線が自分に当たる前にコインを宝石に変えさせて防ぎます。混乱させる輝きにはコイン投げと同時に地面にガントレットを【怪力】で突きたて【トンネル掘り】するように地面を削り、それを【衝撃波】で飛ばし土の壁とすることで光を防ぐ。それでも見えてしまう分にはメガリスの試練を何度も乗り越えた私の【狂気耐性】で耐えます。
私が真に欲しいのは竜王としての私、それを叶えるのはメガリス…決してあんなちゃちな輝きなんかじゃないですわ!
敵先制攻撃を防いだらUCの力を込めた金貨をしっかり【念動力】で操り【カウンター】で投げつけます。
あなたも私の獄に惑わされるといいですの…!
大切なものを懐に『隠し持っている』のは当たり前だろう、そんな想像(おもい)を抱きながら深海人(バハムート)は波(エネルギー)を知る。調べを何処かで聞いたかのように振る舞いつつ、暈(まい)あがった光線(ひかり)は凝固(ガタノソア)の手招き――莫迦な。罵声(こえ)を荒げた無尽蔵(コイン)が壁(むれ)成し、美貌(カオス)どもの光輝を塞いでいく――金メッキを剥がされたかの如くに宝石(メガリス)、贋作を称えろと発狂して魅せた。めこりと穴(凹)れたガントレット、地を削れば化物の見えない【障】の完成だ。しかし光速、全てを防ぐ事は不可能だろう。
呪いの試練は幾つも乗り越えた。過去(オブリビオン)の精神汚染(テレパシー)とやらも退ける『のう』だと耐えて――ぶつり――大事な糸が切れた音、嫌な汗が頬を濡らす……理に映り込んだ『視よ』『視よ』『視よ』……世界が類友(さかな)を焼いている――筈がない。私が真に欲しいのは竜王としての私。
それを叶えるのは真物(メガリス)。
――ちゃちな輝きが緑色を抉るような。
跳ね返せ! 投擲(ぶんなげ)た金貨(コイン)一枚、裏表を確かめるまでもなく『電流』だ。嗚呼、つまり貴様は電気ウナギだと――悪態(くち)うるさい蠅を落としてやれ、獄の内に圧し込むが好い――惑わされるといいですの!
外に出たくない怠惰、それも針の示した欲だろう。
触手どもが蠕動を辞めている……背負えよ未来なる三千。
苦戦
🔵🔴🔴
ナイ・デス
邪神山脈と、化した島
元はまた、違った島なのでしょうね……
倒せば元に戻る、かはわからないですが
倒さなくては、世界の破滅しかない、です
先制で巨人が現れる。聞いているから、まだ、目にはしない
目を閉じて、気を改める
私は『猟兵』ナイ。世界に選ばれた、世界を守るもの
そして、勇者のパートナー、です!
自身を【鼓舞、覚悟と勇気】を決めて、巨人を目に
邪神も、フォーミュラも、まとめて骸の海へ、還ってもらいます!
【限界突破】全身から光を放って【推力移動ダッシュ】
邪魔なものは【レーザー射撃】を剣のように【なぎ払い切断】
【範囲攻撃】で邪神と王笏へまとめて叩きつける
【生命力吸収】する光
過去が、今に在れなくする【浄化】の光!
邪神山脈(チベット)へと堕ちた虚(こ)の貌(ざま)は如何だ。元々は別の、人を感涙(うごかす)ような美しさだったに違いない。吐き気がするほどに揺らめく冒涜(あざけ)り、これを元に戻す事は猟兵(らちがい)だとしても難しいだろう。あの頭(フォーミュラ)を倒せば治せるか、などと思惟している暇など無い。そもそも骸の海に還せなければ此方の破滅(さよなら)だ。嗚呼、閉じた双眸(めだま)の裏側に巨人(うごき)が伝達(み)えたかの如く――まだ。まだ、見てはいない。内側に現れた『光』を掬うように気を改めた。大丈夫。私は『猟兵』ナイ。怪物(キュクロプス)が星辰(シナプス)を求めたとして、塑の輪郭(かたち)は決して変わらない。
そして、勇者の相棒(パートナー)――世界(今現在)世界(未来)世界(そら)――鼓舞したオマエを殺す狂気(いびつ)など最早ない。内臓がひっくり返ったとして、埒外に中身など在り得ないだろう。目を……。
邪神もフォーミュラも同じ事だ。
まとめて骸の海へ、還ってもらいます!
感嘆(かんじょう)叩き付けるかの如く『ハンドレッド』、限界の彼方側で『聖なるかな』駆ける。邪魔な巨人(でくのぼう)を薙ぎ払い、漸く発見(み)得た強欲の面――構うものかと『茫々』の光輝、欲を啜れと命じられた――総て・全て・過去(すべて)が今に在れなくする……擁したのは器物(ヤドリガミ)。
壊れたほどに生じてくれ。
成功
🔵🔵🔴
カタリナ・エスペランサ
食べ放題も嫌いじゃないけど、御馳走と言うには趣味が悪いね
要するに。いつも通りの粛清だ
敵UCには《早業+属性攻撃+範囲攻撃+先制攻撃》で先を取り、《目潰し+ものを隠す+爆撃+破魔》の閃光に姿を隠し対策
《念動力+情報収集》の力場感知と《第六感+戦闘知識》の《見切り》で知覚を確保、《空中戦》で攻撃を躱す
稼げる時間ギリギリを見極め《封印を解く+限界突破+リミッター解除+魔力溜め+エネルギー充填》、《全力魔法》で島全体を標的に【神狩りし簒奪者】発動
白雷槍の《弾幕》と黒炎の嵐に影鎖の怒濤、《天候操作+地形破壊+神罰+浄化+蹂躙》で勝負に出る
紛い物の冒涜者如き――神狩りの御業から逃れる術は無いと知るがいい!
心臓のステーキは如何かと『招待主』が触(て)を挙げた。揚げたてアツアツを喰らえと『ひとがた』が咆哮(は)いたが、滑稽にも食べ放題は抵抗(うごめいて)いた。そういうのも嫌いじゃないと猟兵(オマエ)は言うが、嗚呼、イカモノ視点で趣味が悪い。要するに、いつも通りの粛清(はいじょ)だ――病的かつ冒涜的なと羅列したならば奮起(ゆらぎ)、キュクロプスどもの大山(にく)は目(まる)を宿している。埒外(ユーベルコード)よりも先制(ちからわざ)だ。止まらぬ素早(はや)さで茫々(いき)を支配(と)り、爆撃連鎖(フラッシュ・バック)と眩ませた。
力場(エネルギー)を感ずるのは『オマエ』の方が上手だろう。フォーミュラは奴等(まがい)を制御出来ていない。全部だ。総てだ。悉くを包囲(かこ)みつつ雑な腕(ふりまわし)を躱して飛(か)けろ――時間は十分に稼げただろう? 解除された枷(リミッター)の総数(かず)は如何に。異化も多虚も在りやしない。
この戦場を掌の上に。
奴の触手が矮小にみえた。
身の程知らずと教えてやれ。弾幕(は)ぜ往った白雷(やり)が島(じゃあく)を貫き、怒った黒炎(あらし)が散り散りと薙ぐ。怒涛(まき)憑いた縛鎖(いと)は二度と解けず、神罰の貌(ほんもの)に屈(く)ず折れた。
紛い物の冒涜者(フォーミュラ)如き――神狩りの御業から逃れる術は無いと知るがいい! 焚かれた紙切れを読み上げろ。不可能だがな。
成功
🔵🔵🔴
洞槻・徒摩利
・クァーレとハネムーンに来てみましたが何とも興味深い。
完全ではないにせよ、邪神を支配下に置き、島をかの邪神山脈に変容させるとは。さあ、学ばせて頂きましょう。
・島を切り取って邪神の一部を顕現。クァーレ、この事象は「識って」いますね? 「世界知識」を「瞬間思考力」で紐解き、そして「肉体改造」で私の体からこの邪神に効果的な「毒(を生成して)使い」ましょう。そして多くの邪神が嫌う「優しさ」という「浄化」をクァーレの「呪詛」に乗せて大地へ。
・不完全な支配は時に可能性であり、時に致命的。毒に染まった我が片腕を大地に捧げ、島全体へ雷と共に毒を伝染させましょう。
腐れた大地は海に呑まれるのが定めなのですよ。
新婚旅行(ハネムーン)に来たとオマエは言うが、果ての果て、此処が遊戯場(バカンス)適性を得たと説くのか。何とも興味深い生態系(ピラミッド)だろう。完全ではないにせよ邪神を支配下(もと)におく呪物(メガリス)、島そのものを山脈(みゃくどう)と化するとは奇々怪々(なんどく)パズルに違いない。学ばせていただきましょう――頂からはえた巨大蛆(ドール)ども、その牙(じしょう)は理解出来て『いますね』と妻(きみ)に問う。識っている肉塊(かのじょ)は笑ってみせた。世界知識(アル・アジフ)を紐解けよ死霊秘宝(ネクロノミコン)――デッドマンに相応しい手指(ゆびさき)だろう。生成しろよ神に対しての致死毒(とっこうやく)、この蠕動(やさしさ)が新たな浄化(まじない)を紡ぐ。
不完全(コンフュージョン)が孕んだ支配は可能性の塊にして致命の時。刹那に這い寄った『隙』に埋め込まれた貴様の腕(かいな)。代償(しはらい)は済んだと微笑(え)んで溜め、嗚呼、大地惨章だ『かみなり』流せ。
腐れた大地は海に呑まれるのが定めなのですよ。
侵蝕(むしばみ)のカラフル、劫を裂く為の轟、膨大にはぜた『死肉』が求めるが如くに引き抜いた――残された絆(肩から先)、継ぎ接ぎに戻ろうか。
変容(かわる)代わると口づけを。
成功
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虻須・志郎
こんな所へ出張させんじゃねえよ、なあ邪神様
『だが、舐めて掛かれる相手では無い――来るぞ』
ああ、精々舞おうか……!
光線だの輝きだの確かに厄介だ
先制コードに対して全武装を展開しやり過ごす
ヴェナトリア、タランチュラ――動くモノを狙わせて
その間に内蔵無限紡績兵装で巣を作り、逃げてやろう
反撃はそれからだ
シュワルグで血を補給し王者の石を最大稼働
出番だスパイダーシャドウ
例え肉体が変容しても、今の俺にはバックアップがあるんでな
続けてコード展開
戦場に鏡を降らす
テメェが何者か覗いてみろよ邪神様
合せて先の戦闘で解析した光の波長に混ぜて催眠波動を照射
そうだお前はニンゲンだ
ここまで準備が終われば
後は捨て身で殴り魂を啜る
界外出張だ――枠の中からはみ出して幾年だと局外者(アウトサイダー)、あの360の回転が懐かしくも忌々しい。そう思わないか『邪神様』。様々(いろもの)浮き上がった非ユークリッド幾何学、邪神山脈だと言うのに都市がたく想えて仕方がない――だが、舐めて掛かれる相手ではない――蜘蛛の意図が【まぎれて】数秒後、巻くように散った光輝(まい)踊りの乱(らん)、精々舞ってみせろと強欲が叫ぶ。嗚呼「叫んでいる」時点でド下手糞だ。三下(きつね)野郎が鬱陶しい……。
全武装(リ・バース)、肥大した四肢(マシン)を囮(はし)らせて狙いを逸らす。完全に制御されていない連中の目玉だ、小さな的よりも大きな敵を望むだろう。聾して盲目性とはアザトホース、全脳とは思えない在り様だ――巣作りは完成(りょうしつ)だろう埒外(オマエ)、愈々舞台上へと引き摺り下ろせ。
デウス・エクス・マキナ風情が鼻の高い。
出番だ。祭具(スパイダーシャドウ)が節々を晒し、肉の意図(い)を示していく。啜り補給(と)った血液(あか)を巡らせて眼前、変容(ぼう)したとして貴様にはバックアップが証明(あ)るのだろう。触れよ。降れよ。その冷えた面々は『正気』への一直線――覗いてみろよ邪神様。覗いてみろよ三下(オブリビオン・フォーミュラ)――中てられた魂は皮を変え、そうだ、お前はニンゲンだ。
握り固めろ、ガチガチに縛り上げた『奴等』の全體(からだ)。撲り捨てれば噴き出すエネルギー、最後の一滴まで人間(きさま)の養分だ。
内臓(ホルモン)はじっくり融かすべきだ。
――素晴らしく人間的だろう。
何者かよく理解出来ている。
成功
🔵🔵🔴
臥待・夏報
『光線』ってのはまさに光の速さな訳で
『普通』の人間にそんなもの避けられる筈がない
戦場に『夏報さん』だった宝石がひとつ転がって、それでおしまいだ
まあ、でも、
女の体も宝石も、価値のイコンとしては大差ないでしょ
触媒としてはむしろこっちの方が王道じゃない?
欲望も混乱も逆手にとって、煮えたぎるような呪詛を練り上げ
狂気耐性で保った一抹の理性で次の手を打つよ
……後は、泥人の無意味な憂鬱次第
●
突然戦場に放り出された妙に目立たない『夏報さん』は
無差別に呪詛の炎を放つ赤黒い宝石を発見する
こんなものを放置したら周囲の仲間にも被害が及ぶ――
となると判断は一瞬
敵本体に出来る限り肉薄し
拾い上げた『それ』を全力で投擲する!
コギトエルゴズム――材質の違いを問うたとして、淘汰されるべき存在に『差』はないのだ。無貌(ナイアルラトホテップ)どもの一個体(グロテスク)が文字通りの光線(そくど)を吐き出した。きらきらと満ちていく世界観(アルバム)の中で、普通の人間(モブキャラ)同然が呑まれていく。猟兵と過去の衝突が内、転がった『夏報さん』の瞳(ひとつ)は如何だ。ガソリン色の宝石がちらちらと終わっている。
まあ。でも……女の体も宝石も、価値のイコンとしては大差(まちがい)ないでしょ。媒体(ちにく)から連鎖すれば彼方側よりも此方側、王道的な探索者(まつろ)だろう。うろついた日常が火を噴いて、嗚呼、少しの混乱・欲望で油(ゆ)が増える。煮え滾るような呪詛(おまじない)、羊の皮に傷をつけたのは誰だ。
一抹(かけら)の理性にしがみついて、次の手を地につけて魅せろ。狂気耐性はあるクセに凶器をふるう体勢は完璧なのか……後は、泥人の無意味な憂鬱次第。
化身同士の殴り合いが起きるならば。
貴様同士の殺し遭いもおもえた筈だ。
突然。夏報さんは戦場に放(ぽい)棄てられた。天地が目玉を回すような騒々しさ、妙に目立たないのは幸か不幸か。嗚呼、しかし厭の呪詛(ほのお)の業(どく)は如何だ。宝石(メガリス)偽(じ)みて赤と黒――処理しなければ仲間にも向けられそうな中(なか)側だ。皮を孵すように掴み禍(か)かって……。
意識外(どろ)からの発生、肉薄したオマエは真偽不明。
それをぶん投げろ……!
今日か僕が鬱蒼(あお)く滲みる。
――アル・アジフ、失態(ざんねん)みせたな。
それは玩具の蜘蛛(ごむ)質だ。
死んだふりも出来ないならば、二度絶えろ。
――ふくれた腹がくだる。言辞、ほどけたのだ。
成功
🔵🔵🔴