羅針盤戦争〜電光奔る嵐を超えて
ついに本格的に侵攻を始めた七大海嘯。戦争が始まったのだ。グリードオーシャンを守るためにも、この戦争に負けるわけにはいかない。負ければ猟兵はこの世界から追い出されてしまう。
「さあ、気合い入れていこう!」
グリモア猟兵のクトゥルティア・ドラグノフが、猟兵たちに活を入れるように大きな声を上げる。
そして自分が向かうことになった海域にある脅威の説明を始めた。
この海域では激しい暴風と雷雨が発生しており、まともに向かうと船に致命的な損壊が与えられるという。そんな嵐が普通に起こるわけなどない。勿論オブリビオン、コンキスタドールの仕業である。
メガリス【電光の羽衣】、これを纏ったコンキスタドールすきゅりんが複数、この海域に現れているのである。
メガリスの影響もあって、常に竜巻が発生し、その中には巻き込まれた鋼鉄人喰ザメが暴れまわってるのもいれば、雷光もひっきりなしに降り注いでいる。これらを無視しては船は海域を突破できない。
竜巻と雷光への対策を行いつつ、発生元のすきゅりんを殲滅しなければ、突破は不可能である。幸いすきゅりんは脆く、一撃でも攻撃を入れることさえできれば撃破できるという。
「厳しい海上戦闘になるけど、何とかしてこれを突破できれば、七大海嘯へと少しでも近づける。この世界を守るためにも、この戦争の狼煙を上げよう! みんなで、勝ちに行こう!」
クトゥルティアが声を上げて、テレポートをグリモアベースから船へと繋ぐ。船は既に海域に突入しているようだ。暴風が吹き荒れ、雷光が唸りを上げて飛びまくっている。
猟兵よ、海域を突破し、戦争開始の堰を切れ。
「さあ、行ってらっしゃい!!」
しじる
※このシナリオは戦争シナリオです。一章のみで構成され、羅針盤戦争に影響を与えます。
ついに始まりました、グリードオーシャンの戦争!
初めましての方は初めまして。そうでない方はお世話になっております。しじるといいます。
このシナリオでは下記のプレイングボーナスが発生しております。うまく扱うことで、アクションを有利に進められるでしょう。
皆さまのご参加、お待ちしております!
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プレイングボーナス……竜巻と電撃に対抗する。
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第1章 冒険
『電撃の竜巻で封鎖された海域を突破する』
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POW : 竜巻に巻き込まれた凶暴な「鋼鉄人食い鮫」の襲撃から身を守りつつ、すきゅりんのいる中心に向かいます
SPD : 絶え間なく発生する稲光をかわして、すきゅりんのいる中心に向かいます
WIZ : 竜巻の風に逆らわず、強風の流れを見切って、すきゅりんのいる中心に向かいます
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神宮寺・絵里香
●心情
・電撃の嵐ねぇ、まあ慣れているな。これくらいなら何の問題もない。では行くとするか。
・っていうかメガリスとオレのUCの名前、被ってるじゃねえか。別にどうでもいいけどよ。
●行動
・占星術で突破しやすい方向を占い、そこからUCを使って雷の速度を纏い一気に突破する。
・風の向きについては、天候操作の技能を駆使して見切る。雷については耐性もあるし、UCで吸収もできるから問題ねえ。海上戦闘についてもまあ、水上歩行の技能もあるから問題なし。鮫は知らん。雷の速度に追いつけるのか?
・で、手品はこれで終わりか。何もないなら死ぬといい。身に纏った雷光で目つぶしをして、一瞬で近づき、連続攻撃で沈める。
電撃の嵐など慣れている。というか何という偶然があったものだろうか。まさか自身の使うユーベルコードと、相手のメガリスの名前がほぼ一緒になるなど。そんなことに少々(といっても直ぐに興味を無くしたが)驚くのは【神宮寺・絵里香】である。
「では行くとするか」
ただ一言、それで十分。ユーベルコード【雷装天女・白百合(イカズチノハゴロモ・シラユリ)】が発動すれば、絵理香の世界は遅くなる。
雷速、すなわち光速となった絵理香は、もはや生命では視認できない。彼女からすれば世界が止まったのかと錯覚するほど遅くなる。
こうなってしまえば突破は容易。ユーベルコードを発動する前に予め占星術で割り出した方角へ突っ込むだけ。
風も、海も静止し、唯一雷のみが脅威になるが、それもユーベルコードの力で吸収されてしまうので、障害にもなりはしない。油断して竜巻に突っ込まない限り、絵理香はだれにも止められない。
「で、手品はこれで終わりか。何もないなら死ぬといい」
未だ自身が接近したことに気づかず、余裕ある笑顔を浮かべるすきゅりんに、そう処刑宣告をし、己が拳を複数回叩き込んだ。
そしてユーベルコードを解除すれば世界は等速に戻り、自分自身に何が起こったのか理解することもできぬまま、すきゅりんは粉々に粉砕されるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
アドリブ・連携OK
んー、竜巻と電撃ねえ。
水中深くに潜っていれば両方あんまり関係ないかなあ。
雷は水面に当たったら一気に拡散するから、水面から離れてれば被害は少ないし、
竜巻も海が多少荒れても波打つのは表面だけだし。
サメが泳いでるかもしれないけど、それは【瞬迅斬鰭】で切り捨てていこうか。
深く水中に潜ったまま相手を探して真下あたりに辿り着いたら、
【瞬迅斬鰭】で一気に上に向かって泳いで加速、雷の隙間を縫って相手を切り裂くよ。
これから忙しくなりそうだし、サクサクと片付けていこうか。
嵐の中だと、海中も酷いのだろうか。実際はそんなことはない。渦潮などの海流が発生しない限り、深い水中は上空が暴風雨だろうが案外穏やかなのだ。
そのことを知っていた【ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード】はユーベルコード【瞬迅斬鰭(フィン・リッパー)】を発動させながらゆったりと、すきゅりんの真下へと確実に侵攻していた。
いくら海上の視界は不良とはいえ、あんまり速く迫ると、急な海流の変調に気づかれるやもしれないからだ。
もちろん普通ならそんなゆっくりとだと息継ぎが必要となって浮上せねばならなくなるが、体の各部を様々な生物に変異させる能力を持つキマイラであるペトニアロトゥシカにとって、エラ部位を変異して作るなど造作もない。したがって息継ぎが必要ないのだ。
最も水中には竜巻に巻き込まれなかった鮫が大量にいるが、猟兵相手に竜巻抜きだと分が悪過ぎる。ペトニアロトゥシカのヒレで、綺麗な三枚おろしにされてしまった。
そんなこんなしていれば、あっという間にすきゅりんの真下。待ってやる必要なんてない。
「これから忙しくなりそうだし、サクサクと片付けていこうか」
ただ一言、そう呟いたペトニアロトゥシカは、まるでホホジロザメが空中にいるカモメを喰らうかの如く、爆発的に加速して海上に飛び上がり、すきゅりんに何もさせることなく股下から頭部まで綺麗に縦両断してしまうのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ベルカ・スノードロップ
アドリブ◎
【瞬間思考力】で状況を判断
『こんな竜巻と雷の中に隠れるなんて……絶対に負けません!』といった
対抗心を燃やして《選択UC》発動
竜巻の風は、強風の流れを【見切り】で逆らわずに【環境耐性】で対処。
雷は【多重詠唱】で地属性魔法を展開し絶縁防御を展開して対処。
絶縁防御から漏れてきた雷は【電撃耐性】で耐え忍ぶ。
中心にいるすきゅりんの事は、思い切り【吹き飛ばし】ちゃいます
「こんな竜巻と雷の中に隠れるなんて……絶対に負けません!」
無限にも近い、だが他者からすれば一瞬の世界で、【ベルカ・スノードロップ】が導き出した回答がそれであった。
ユーベルコード【チャンピオンシップ(チャンピオンシップ)】、その発動条件である対抗心、今回の場合は竜巻と雷に隠れるような者に負けたくないというそれを抱くことで発動する。
勝利条件を満たせば相手に問答無用でダメージを与えるもの。一撃でも当たれば倒れてしまうすきゅりん相手に、これ以上に適性があるものはないだろう。
ユーベルコードを発動させつつ、荒れ狂い迫ってくる竜巻をいなし、雷は魔力で作った絶縁体の防御壁で防ぐ。それが漏れたとしても、電撃耐性で十分防げるほど弱体化したそれなら問題なく、ベルカは迷うことなくすきゅりんのもとへ。
流石にまずいと思ったのか、すきゅりんは攻撃頻度を上げるが時すでに遅し。
「えいやぁ!!」
十分に近づいたベルカが両手ですきゅりんを突き飛ばす。これにて勝利条件達成。問答無用でダメージがすきゅりんに発生する。
「アバーーーーー!!?」
突然のダメージのせいか、奇怪な断末魔を残し、すきゅりんは綺麗な花火となって海上に散るのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ノエル・フィッシャー
【WIZ】
わお、これは凄い大荒れの天気だね。まともに巻き込まれれば一たまりもないねえこれは。まあ【コミュ力】に溢れるイケメン王子様たるボクは巻き込まれないけどね。フフッ。
UC【王子様の尊き御言葉】にて発せし勅は『凍れる凪』。地震雷火事親父ばかりが自然現象じゃないのさ。竜巻も雷も鮫も全部氷漬けにすれば、後は重力に従い落水するのみ。
他に仲間がいれば凪によって血路を開き、そうでなければこのボク自ら【架空の戦旗】を掲げて嵐の中に突入。すきゅりんを先端でプスリと突き刺してやっつけるんだよ。
しかし自分で起こしたとは言え、凪故に戦旗が翻らないのはちょっとしまらないなあ。
アドリブ・共闘歓迎だよ。
一見すればわかるほどの大荒れの天候。数がかなり減ったとはいえ、すきゅりんのそれが殲滅されない限り、脅威として残り続けているという証明以外他ならないだろう。
「まともに巻き込まれれば一たまりもないねえこれは」
そんなことを呟きつつも、どこか余裕のある振舞いであるのは【ノエル・フィッシャー】である。イケメン王子はこの程度では動じないということだろうか。
しかし、この余裕に根拠がないわけでない。彼……彼女のユーベルコードはそれを可能とする。
「天地よ、ボクの声を聞け――王権の下に勅を命ず!」
その一声で、竜巻も雷も鮫も、全てが凍えて止まった。ユーベルコード【王子様の尊き御言葉(インヴォーク・コマンド)】によって発生させた凍れる凪が起こした、超常現象である。
「しかし自分で起こしたとは言え、凪故に戦旗が翻らないのはちょっとしまらないなあ」
そういいつつ、ノエルは翻ることなく静かになった架空の戦旗を掲げて進む。すきゅりんを先端でプスリと突き刺してやっつけるんだよと、意気揚々に。
しかし、幸か不幸か自身のユーベルコードが強かったようだ。たどり着いた先には、凍った海の上で、これまた落下の衝撃のせいか砕け散ったすきゅりんだったの氷像があった。
「な、なんだって!?」
撃破はした。したが、少々納得のいかない倒し方に、ノエルは頬を膨らますのであった。
大成功
🔵🔵🔵
トゥウェルブ・ツヴェルグ
【SPD】※アドリブ、連携歓迎
■心情
戦争か……、いつの時代、どこでもあるものだな。これは己の正義を示すものでもある。
だがこの戦、猟兵である我々に正義があると見た。故に、私は往く。
船でしか行けないのが少々面倒だが、まあいい。我が『魔笛』の出力に任せればいいこと。すきゅりんとやらも、一緒に擦り潰せばいい……
■行動
自身を中心としてUCを発動。迫る稲光を重力障壁(オーラ防御)で捻じ曲げ、航行の安全を確保します。すきゅりんには、UCをまとった船ごと衝突します。
戦争は闘争の本質と誰かが言った。あなたとわたしは違う。だから争いが起き、己の正義をぶつけ合い殺し合う。だから本来、悪はどちらにもないはずだ。
「だがこの戦、猟兵である我々に正義があると見た。故に、私は往く」
【トゥウェルブ・ツヴェルグ】は戦争が止まぬ世界、クロムキャバリアの存在である。故に戦争の本質を知っている。
だからこそ、此度の戦争は違うと言えるのだろう。これは意思とは程遠い、オブリビオンという悪概念によってもたらされたものだからだ。
「船でしか行けないのが少々面倒だが、まあいい。我が『魔笛』の出力に任せればいいこと」
この世界では基本風任せか手漕ぎの船。しかしキャバリアがあればある程度までならば融通が利く。
専用サイキックキャバリアの【GSW-001『魔笛(マジアシビルス)』】を呼び出し、船を押させる。推進剤の摩耗が激しい世界ではあるが、すきゅりん目掛けて【かっ飛ぶ】分には問題ない。
迫りくる竜巻稲妻鮫は、彼女のユーベルコード【重力の獅子(イドラーローヴェ)】が防ぎきる。
重力壁が、それらを反発させて寄せ付けない。生き物である鮫ならば潰れて肉塊になる始末である。
では、そんな危険な重力壁を纏った船が、高速で生身の生き物にラムアタックを行えばどうなるか。答えは火を見るよりも明らかである。
カエルが轢きつぶされるような不快な音と共に、すきゅりんの反応が消滅した。
このすきゅりんが、この海域最後のすきゅりんだったようで、空が一気に晴れ渡り、波も穏やかになっていく。
「さて、狼煙は上がったな。行くぞ魔笛」
一度補給のためトゥウェルブは退く。
彼女の言う通り、戦争は始まった。狼煙は上がり、口火は斬られた。
グリードオーシャンを守るための戦い、羅針盤戦争の開戦は、ひとまず猟兵に軍配が上がるのであった。
大成功
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