●海賊、参上!!
「うわあああぁぁ!!?」
海賊達が跋扈するとある島で、大きな悲鳴が響き渡る。
コンキスタドール『海賊キャプテン・シックス』が海賊達との戦いをやりたくて、島へと上陸したのだ。
いつものように倒し、いつものように豪快に笑えばいい。そう考えていた海賊達だったのだが……。
「おいおいおい、今までの奴らとは強さが段違いだぞ!?」
「なんだこいつ! くそっ、上手くいかねぇ!!」
今までなら海賊達の技量でも、コンキスタドール達を振り払うことぐらいなら簡単だった。
しかし、今回やってきた奴はどうしても、何をやっても、受けたダメージを気にせず前へ進んだ。
「カッカッカ! いいじゃねぇか、この島ァ! 俺が統治するにふさわしい島だなぁ!」
大きなサーベルを振り回し、豪快に笑うキャプテン・シックス。
島を奪うという、海賊らしい最もな行為を行うことが彼の夢であり野望であり、コンキスタドールとしての行動指針なのだろう。その島にいた海賊達とサシの勝負を申し込んでは殺し続けていた。
このままでは奴に島を奪われてしまう。
それどころか、手に入れたお宝も全部奪われてしまう!
海賊達は戦いながらも、乞い願う。
このコンキスタドールを倒す手段が欲しい、と。
●協力、掃討!
「始まったねぇ、戦争。これからみんなには、グリードオーシャンに向かってもらうぜ?」
ニヤリと笑いながら予知の内容を告げるのは霧水・砕牙(《黒の風》[プレート・ヴェント]・f28721)。彼は絵で現在の状況を示しながら、解説してくれた。
彼が見た予知では海賊達が宝を溜め込んで日常を過ごしている島が、コンキスタドール―――オブリビオンによって制圧されかけている状態だという。
海賊達もなんとか数の多さで持ちこたえているが、限界が近いのだそうで。急いで彼らの救出へ向かわなければならない。
「でも、島の内部については俺もよくわからない。そこで現地の海賊達と協力して、コンキスタドールを倒すっていうのが一番手っ取り早い方法だと思うんだ」
現地の島はかなり複雑で、そこに住んでいる海賊達でなければ使えない機構もさまざまだ。
海賊達の協力をもってコンキスタドールを倒せ。これが、砕牙から与えられた『お願い』である。
「ソロ活もいいけど、たまにはパーティを楽しむのもありだぜ?」
もう一度いい笑顔を見せた砕牙は、グリモアベースから戦場へと猟兵達を送り届ける。
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
戦争シナリオです。一章構成となっております。
ちょっと簡単なやつなので、お気軽にご参加ください。
MSページをよくご覧の上、プレイングの提出をお願いします。
なおこちらのシナリオのプレイングボーナスは「海賊達と協力する」ことです。
海賊達は島の内部にめちゃくちゃ詳しく、そこらへんに仕掛けられたトラップ(天井から降り注ぐ槍、プチ投石機、落とし穴、お宝に見せかけたびっくり箱、花火という名前の小さい爆撃砲)を駆使することが出来ます。
これらを使用する、あるいは他の協力方法でボーナス入りとなりますのでご活用ください。
皆様の素敵なプレイング、お待ちしております。
第1章 ボス戦
『海賊キャプテン・シックス』
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POW : 『これはサシの勝負だ!手を出すんじゃねえ!』
【指定した対象以外から攻撃を受けた場合、】【自身の寿命を代償に自身の全能力を6倍に】【する呪いのメガリスの力】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : 『こいつ(ら)はてめえらの好きにしていいぞ!』
【性別種族年齢を問わない屈強な手下たちに】【マヒ・催眠・石化・肉体改造・幻覚・】【物理耐性・魔法耐性・状態異常耐性の能力】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ : 『てめえらの命は無駄にしねえ!』
【手下たちの命と肉体】を使用する事で、【触手・触碗・ひれ・サメ牙】を生やした、自身の身長の3倍の【太さの触手を持つサメ・タコ・イカのキメラ】に変身する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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エピテ・ミュアー
お互いに素晴らしい強欲の想念を感じます
自分に正直に、前を向いて突き進む、良き世界ですね
ですが前に進むは生者の権利
なのでお力添えを致します
海賊の皆様に◆落ち着いて語り掛け協力を要請
UCで彼らの願い、欲望を叶える強欲獣を作り出します
強欲獣は皆様の心の一部故罠も把握してありますので共に手伝いをさせましょう
巨体の敵は足元を崩す事が肝要
目立つ私が◆雷属性攻撃しつつ落とし穴の多い場所に誘導
海賊様や強欲獣達が協力して罠を発動し敵の足を落とし体勢を崩します
強欲獣は勝利の為、海に慣れた皆様の心、そして敵の姿に対応します
猟師やオーシャンハンターの姿となり
銛や網で敵の海鮮部位を特攻効果で捕えます
トドメにメイスで殴打
●素晴らしい強欲の想念
「自分に正直に、前を向いて突き進む。良い世界ですね」
うんうん、と軽く首を縦に振って様子を眺めているのは、エピテ・ミュアー(欲を崇める教徒にしてボス・f31574)。この世界においての理念や想念がどれだけ素晴らしいかに感銘を受けており、キャプテン・シックスとの戦いに必死になる海賊達に協力することを誓う。
「なんだアンタは!!」
「戦いに巻き込まれに来たのか!?」
海賊達はエピテに声をかけ、すぐにこの場から離れるように伝える。だがそれでは彼女の"願い"は叶わないため、彼女はゆっくりと海賊達に声をかけ、落ち着かせる。
「おお、なんだ、アンタ援護に来てくれたのか! 悪い、そしたらちょっと手伝ってくれねぇか!」
「島を取り戻さなきゃならねぇからな! 頼む!」
「まあ、それは……。でしたら、皆様の"願い"を叶えなくてはなりませんね」
クスクスと小さく笑うエピテは、彼らの願いを叶えるためにユーベルコード『貴女の『強欲』を叶えましょう』を発動。彼女が海賊達のあふれる欲望想念を喰らうと、背中から強欲な願いを叶えるための強欲獣が作り出された。海賊達の"勝利の願い"に答え、強欲獣はその姿を勇猛な漁師の姿へと変えてゆく。
前へ進もうとしたその時、1人がエピテを止める。なんでもその先には落とし穴を仕掛けているため、普通に進んではダメだと。
「落とし穴、ですか? ……他にも似たような罠はございますか?」
「ああ、いくつか……」
「でしたら、落とし穴の多い場所は……」
「ある、あるぞ! こっちだ!」
海賊達に先導してもらい、島の内部の把握を進めるエピテ。罠の位置と種類を海賊達に聞き出しながら、戦略を海賊達に伝える。落とし穴に落とすために別の罠を発動させようと。視界を奪う役割をエピテが担い、罠の発動を強欲獣に守られた海賊達で行うという形で作戦は締結、実行に移された。
「逃げてばかりで面白くねぇなぁ! ほらほら、どうしたぁ!」
キャプテン・シックスはその姿を禍々しく変貌させて、サーベルを振るいながらもエピテの首を落とそうと動く。エピテの雷がそれを阻むために小さな動きでサーベルの刃を弾き、大きな動きを見せては機を伺う。あまりにも輝かしいそれは、いつの間にかキャプテン・シックスの視線を釘付けにしていた。
「姐さん! 撃ちますぜ!」
海賊の声と同時に、強欲獣が投げた多数の銛と振り子の罠が発動。銛でキャプテン・シックスから生える触手を全て貫き、振り子でまっすぐに落とし穴へと落とすように体勢を崩した。
体勢を戻そうと地に手をついたキャプテン・シックスだったが、手をついた地点が丁度落とし穴だったために真っ逆さまに落ちる。貫かれた触手でなんとか真下まで落ちるのを阻止していたが、エピテはメイスを、強欲獣は三叉銛を、海賊達は銃を取り出し、キャプテン・シックスを地の底へ叩き落とした。
「前に進むは、生者の権利ですから」
大成功
🔵🔵🔵
アトシュ・スカーレット
ちっ、島乗っとるなんざ面倒なことをやってくれる!
現地の海賊を【聞き耳/視力】で見つけて保護したら、道案内を頼みたい!
安心しろ!コンキスタードールはオレたちが倒す!
…あ、投石機、使って貰っていいか?遠距離攻撃なら負担はないだろ?
こいつの手下はUCで呪われたに等しいんだよな…よし!
【指定UC】で相殺する!
つーか、こいつ自身も呪いのメガリス使うのかよ!?やっべ、相性良すぎ!
相殺出来るなら、【(腐敗)属性攻撃/呪詛/2回攻撃/鎧無視攻撃/切り込み】で攻撃していく!
もし海賊たちの攻撃が外れそうなら【念動力】か【敵を盾にする】で確実に当てていく!
アドリブ、共闘大歓迎
●呪いとは相性が良い
「ちっ、島乗っ取るなんざ……面倒なことをやってくれる!」
苛立ちと共に島の外周を走るのはアトシュ・スカーレット(狭間を歩く放浪者・f00811)。僅かな音を聞き逃さないように聞き耳を立て、走りながら全てを見逃さないようにしっかり目を開いて島内を走り、海賊達を見つけ合流。
「大丈夫か?!」
「な、なんだ、アンタは……」
「安心しな、コンキスタドールを倒しに来たんだ! 奴はオレ達が倒す!」
怪我をしている海賊達に治療を施しつつ、キャプテン・シックスの居場所を聞き出すアトシュ。だが居場所を聞き出したとしても、相対する相手の力量が不明な以上策を講じる必要があるのではないか、と判断した。
考えあぐねていると、すぐ近くの高台に投石機が設置されていることに気がつく。最初に使おうとしていたのだろうか、すぐにでも石を打つことが出来そうだ。
「なあ、あの投石機だけど……」
「ん? ああ、すぐに侵入されて使えなかったやつか。それが?」
「アレを使ってもらってもいいか? オレが射程圏内にコンキスタドールを引き連れてくるから、うまい具合にぶち当ててくれ!」
「ほほーう? いいぜ、アンタがそう言うならな。さあ、動ける野郎共は準備しな! 兄さんの指示に従え!」
「「「おおーーー
!!」」」
アトシュが短期間で的確な指示を出したおかげで、海賊達もすんなりと定位置につくことが出来た。海賊達から島内の罠の位置や種類を聞き出した後、彼はキャプテン・シックスの元へ走り出す。
「や~れやれ、このままこの島を頂いちまっても、なぁんの面白みもねぇなぁ?」
手下達を侍らせ島内を回るキャプテン・シックスは、残る地点の制圧に向かっていた。反抗する海賊達をサーベルで斬り伏せながら、罠をその死体で解除しつつ着実に制圧の様を見せている。
それを許すものかと、アトシュは大きく切り込んで行く手を塞ぐ。行き先を変更するために、彼はキャプテン・シックスの前に立ちはだかって投石機の射程圏内へと押し込んだ。
「残念だがここは通さないぜ。通りたけりゃ、オレを倒してからにしてもらおうか!」
「はっ、単身俺様に挑みかかるとは、度胸のある小僧だ。望み通り、サシで殺してやろう!!」
宣言と同時に手下達がわざとキャプテン・シックスに斬りかかる。その寿命との引き換えに彼はメガリスの呪いの力を発揮させ、己の攻撃力を増してきた。
「はははっ! 呪いを使ってきたか! だったらそいつは相殺させてもらうぜ!!」
アトシュは印を結び、ユーベルコード『浄化術・月光式』を発動。腐敗の呪詛を込めた村雨・銃形態を一発打ち込んでキャプテン・シックスに発揮された呪いだけを攻撃し続けていた。
「な、んだと
……!?」
「呪いで勝てると思ったら、大間違いだぜ?」
ニヤリと笑うアトシュはキャプテン・シックスに大きく蹴りを入れ、確実に射程範囲内となる地点へ押し込む。それと同時に、村雨・銃形態で投石機の海賊達に合図を上げる。
その合図と同時にキャプテン・アメリカの上から大きな石が降り注ぎ、彼の身体を埋め尽くす。脱出できないように、何度も何度も大岩を投げ込んでは逃げ道を封鎖し続けたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ティノ・ミラーリア
海賊を助ける…他の世界基準だと変な感じだけど、敵の敵は味方ってことで……いいのかな?
慣れない世界の基準に迷いつつ、連携してコンキスタドールを倒す方向に。
強化モブ…なら取り合えず、封じてしまおうか?
UC≪支配の鎖≫を発動、敵の足元や周囲の影から枷や鎖を放つ。
完全に封じ込めればよし、動きを止めるだけでも優位に立って、
島の海賊たちによる攻撃を行いやすくしよう。
モブを封じていけばキャプテンは代償の受け損…
弱ったところで温存した海賊たちと自身で一気に攻勢にでる。
「狩猟銃」での『呪殺弾』と「影槍」での『串刺し』、
「眷属」と「影狼」も攻撃に加えてそのまま一方的に『蹂躙』。
アドリブ・連携可
●慣れないことは慣れてゆこう。
「海賊を、助ける……敵の敵は味方ってことで、いい……のかな??」
助けた海賊達を前に首を傾げるのは、ティノ・ミラーリア(夜闇を伴い・f01828)。本来であれば海賊というのは住民を脅かす存在としても有名で、ある種の敵……ではある。
「いやいや兄さん、素晴らしい腕前じゃないッスか」
「兄さんが来なかったら俺ら、マジやばかったんスよ!」
「う、うーん。そうか、じゃあいいんだね……?」
「もちろんッス!」
ちょっと納得がいかないという様子のティノだが、コンキスタドールを倒すという目的が同じという点では協力関係を築けるため、その点を重視して行動することに。
キャプテン・シックスは海賊達を倒しては練り歩く。己に流血の代償を与えつつも、部下達には強力な耐性力を付けさせては蹂躙する。
そんな中、隠れて様子を探るティノは部下達さえ封じれば海賊達との共闘もしやすくなるという判断をつけた。自分の力であれば部下の猛進だけでも止めることが可能なので、海賊達との連携のため一度単身でキャプテン・シックスの前へ。
「あぁ? なんだぁ、テメェ」
「キャプテンの前塞いでんじゃねぇぞ!」
部下達がメンチを切ってティノに近づく。が、突然部下達の身体が動かなくなることに気づいたのは、他の誰でもない、敵であるキャプテン・シックスだった。
「引け、テメェら!! そいつの影に近づくな!」
「ああ、気づいたんだね。でも、残念ながら僕の力は僕自身の影だけが効果範囲じゃないよ」
ティノのユーベルコード『支配の鎖』は、彼の周囲の影から鎖、首輪、手枷を相手に放つ。それら全てが当たれば相手の力の動きを止めることが出来るが、流石のキャプテン相手となると判断と指示が早く、いくつかの拘束具で部下達の動きを封じるしか出来なかった。
しかしそのおかげで、キャプテン・シックスは己の代償をズルズルと垂れ流したまま、動きの取れない部下達に耐性力を与え続けることとなった。ティノの目論見は大当たりで、徐々にキャプテン・シックスの動きが弱まる。
「さあ、今だ!! 海賊諸君、思う存分に戦って欲しい!!」
ティノの掛け声とともに、隠れていた海賊達がここぞとばかりに部下達とキャプテン・シックスへ斬りかかる。力を温存させていた海賊達はこれまでの仕返しと言わんばかりに、次々に蹂躙する。
そしてティノも海賊達に紛れてキャプテン・シックスに向けて狩猟銃に込めた呪殺弾を放ち、影槍で足を串刺しにして更に流血量を増やした。
じわじわと溢れるその血の匂いに惹かれた影の狼が、ずるりとティノの影から現れキャプテン・シックスへ食らいつき、首を振り回してキャプテン・シックスごと振り回した。
「敵の敵は味方。……なるほどね、よくわかったよ」
小さく笑ったティノの前では、海賊と影狼による蹂躙が繰り広げられていたのだった。
成功
🔵🔵🔴
鈴木・志乃
おにーさんたち、おにーさんたち
どーも突然こんにちは。
あの海賊私も嫌い。一枚噛ませてもらっていい?
あ、これお酒どうぞ。後で飲んでね。
イタズラさいこーーー
!!!!(テンション爆上がり)
ひゃっほう私のほしいもの何でもあるやん最高やん
まぁ待てよ待ちたまえ
私の持つこの破壊工作用の威力抜群の爆弾をだな、皆さんのイタズラと組み合わせて大量配置してだな。
合わせてこのUCを発動してだな。もうしっちゃかめっちゃかにする。
右向けば丸太トラップ、左向けば焦げばしいパイ。
上向けば槍の雨で下を向けば落とし穴と爆弾。
控えめに言って最高じゃないかよ
(※戦争疲れでストレスが溜まっています)
●控えめに言って超最高
キャプテン・シックスによって今も蹂躙されゆく島の中は緊迫した空気で溢れかえっている。
「次何処へ行った!?」
「東の方だ! あっちにはまだ戦闘訓練積んでない下っ端もいるぞ!」
ドタバタと大騒ぎになっている中で、ちょいちょい、と1人の海賊の服が引っ張られる。
「ああ!? 誰だ!」
「どーも突然こんにちは。海賊嫌いのおねーさんです」
そう軽く声をかけたのは鈴木・志乃(ブラック・f12101)。お酒の瓶を取り出しつつ、海賊達との協力を得るために1つのグループを見つけてはこうして声をかけたのだという。
「いやね、私もね、あの海賊達が嫌いなんですよ。なんでね、こう、ほら、ちょっとこの島の罠をお借りしたくて? 声をかけました。あ、そのお酒は後で飲んでね」
「お、おう……?」
「ええ……調子狂うな……?」
少々空気が狂ったが、ここからが志乃の本番である。
彼女は罠の種類について聞いたり、島の内部にどれだけ攻撃手段があるかを確認する。メモに記してもらった罠と兵器の位置を確認すると、それはもう、彼女の身体が震え上がる。
「私のほしいもの何でもあるやん! 最高やん!?」
そう、パフォーマーな彼女にとってこの島というのは、最高のパフォーマンスを繰り広げるための道具箱のようなもの。しかも現在、志乃は戦争疲れでストレスが溜まっているということもあり、若干のハイテンション状態。このおもちゃ箱を全て使っていいというのだから、チャンスを見逃すわけにはいかない。
「よっしゃよっしゃ、私の持つこの破壊工作用の威力抜群の爆弾をだな、皆さんのイタズラと組み合わせて大量配置してだな」
「え、えーと、爆弾なら島の東部にも設置してるッスよ。下っ端にも使いやすいように」
「おっいいこと聞いた。じゃあもうそこに全部設置しちゃおう!」
「えええ~~!?」
志乃のしっちゃかめっちゃかな作戦だが、それでも東部に急がなければならないのは事実だったため、海賊達は彼女の指示に従い東部へと案内した。
「よし、準備までに近づかれると大変なので~……地獄を見ろ、キャプテン・シックス」
ユーベルコード『あの日味わった惨状を私は忘れない』が発動。島の東部をゴールとするように迷路が出現し、異形の姿となったキャプテン・シックスとその部下達は迷路に取り込まれる。
何の変哲もない迷路を突き進むキャプテン・シックスは、ゴールまでの道を導くために一度足を止め……。
「はっ、この程度で俺様を止めら」
止められると思ったか! と啖呵を切ろうとしたその時、キャプテン・シックスの口に自主規制になりそうな絵面の料理が放り込まれる。突然放り込まれた料理に驚いたのと、そのあまりの不味さに口の中がカオスになったのと、あと平凡な迷路からやってくる失敗料理という絵面に思わずゲロってツッコミ。
「ま、待て待て待てェ!! なんだこのクソマズ料理ィ!?」
そんなツッコミもつかの間、右を向いたら丸太トラップが飛んでくる。なら今度はと左を向けば焦げばしいパイが顔に直撃。流石にまずいと上を向けば海賊達の槍の雨。何処も見れないからと下を向けば落とし穴に落とされ爆弾チュドーン。様々なパフォーマンスがキャプテン・シックスに襲いかかった。
「あ~楽しい。控えめに言って、最高じゃん?」
それをのんびり眺める志乃は、多少なりとも戦争疲れによる心労が和らいだようだ。
大成功
🔵🔵🔵
神羅・アマミ
ふふ、七つの海を股にかける荒くれ者どもも、オブリビオン相手とあっては苦戦しとるようじゃのー!
しかし、猟兵様の登場とあらば百人力も同然じゃ!
とは言ったものの、島の勝手は彼らの方が断然知っとるわけで。
なら…セコく行こう!
つまりな、妾のUC『吊込』で電撃トラップをぼこぼこ生み出し、これを味方各位に配り設置してもらうことで、島へ更に罠を増やし殺意マシマシにしてやろうって寸法よ!
ざっくり島や仕掛け罠の特徴を【情報収集】し、【サバイバル】や【メカニック】知識も交えた上でトラップ設置を指示。
指先一つで生殺与奪も可能となったなら、あとは南国気分でジュースでも飲みながらデスゲーム観戦とシャレこもうじゃないの!
●上から眺める光景は最高です。
「ダメだ、次の地点突破されちまう!」
「くっそう! ここを突破されたら最悪だぞ!?」
そんな海賊達の声がこだまする。島を完全制圧される前になんとか反撃を企てているものの、コンキスタドールの勢いが強すぎて今もなお反撃の一手が加えられない状態だ。
どうしたものかと頭を悩ませていると、少女の声が海賊達の声に被さり響き渡る。
「ふふ、七つの海を股にかける荒くれ者どもも、オブリビオン相手とあっては苦戦しとるようじゃのー!」
声の主は神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)。海賊達の視界を集めると、猟兵が来たと喧伝。己の力を示すように優雅に海賊達の輪の中央へと足を踏み入れた。
「お主ら、この島の構造は全て把握しておるな?」
「お、おう。もちろんだが?」
「うむうむ、ではこちらを新たに仕掛けてきてもらうことも可能じゃな!」
そう言うとアマミはユーベルコード『吊込』を使用し、電撃の設置型トラップをぽんぽん生み出す。周囲の海賊達が1人1つは必ず持てるように、複数個作り出した。
そしてアマミは更に、島や仕掛け罠の特徴を海賊達から情報収集し、サバイバル知識とメカニック知識を交えた上でどのように設置するかを海賊達に指示をする。罠という罠が存在するこの島において、アマミの予想外な罠も沢山存在しているようだ。
「ふむ、本当にいろいろな罠があるんじゃのー」
「外敵を寄せ付けないようにしてるんッスけどね……今回の相手にゃ、ちょいと分が悪かったッス」
「じゃが、倒せなくとも足止めや強制移動は可能じゃな? であればここをこう……」
島の簡易的な地図に書き記されたトラップに、赤い墨で印をつける。海賊達はどこにどの罠が存在しているか知っているため、アマミの問いにはすぐに答え、アマミもまた返答によって設置指示を的確に指し示した。
そして、キャプテン・シックスは島の中を練り歩く。部下達の命と肉体を使ってイカやタコの手を肉体から生やし、サメの頭も生やしたキメラとして君臨し、海賊達を次々に殺し回っていた。
「やれやれ、この程度で海賊を名乗るたぁ、雑魚がいいところよ!」
大きく笑うキャプテン・シックスの目の前が、ゆっくりと開けた。島の外周に到達したようで、一度潮風を浴びるために前へと進む。
「ほっほーう、なるほど、お主が今回の敵じゃな? いやぁ、見ていておぞましいのう」
「誰だ!?」
外壁の上から聞こえる声に、キャプテン・シックスは振り返る。そこには優雅な南国気分のアマミがおり、ちゅうちゅうとストローでジュースを飲んでいた。
のほほんとしているアマミを引きずり降ろそうと、キャプテン・シックスが一歩前へ動き出した瞬間……その身体が吹き飛び、直後に電撃が迸る。どうやら丸太トラップで吹き飛ばされた直後に、アマミが用意した電撃トラップが発動したということらしい。
だが、こんなノリで死ぬに死ねないキャプテン・シックスは何度も挑戦する。例え岩雪崩に遭って電撃を受けても、トランポリントラップに引っかかって飛ばされて電撃を受けても、何度も、何度も……。
「うむ、おかわりは何度あっても良いのう」
ちゅーちゅーとドリンクをおかわりするアマミは、指先ですいすい電撃トラップを発動させながら、のんびりデスゲーム観戦をしていたのだった。
成功
🔵🔵🔴
メンカル・プルモーサ
…あれが海賊達か…助けに来たよ…
…あいつ、手下達を使って巨大化するから…狭いところに誘い込むのが有効かな…予めあの大きさが動きを制限される場所…洞窟かな?を海賊に聞いて攻撃班を編制…待機して貰おう…
誘導班の海賊達と連携して島内にある洞窟を利用して奥へ奥へ…途中、海賊の罠を利用して多少なりともダメージは与えていこう…
…当然、あからさまに狭くなる所には入らないだろうけどそこは【我が手に傅く万物の理】で洞窟の通路や広さを操作して拡張…行動出来るかを勘違いさせてしまおう…
あとは待ち伏せ地点に来たら地形を元に戻して動きを制限…一斉射撃でダメージを与えよう…
…あとは暴れて地形を破壊される前に皆で脱出だね…
●数多の元素を以て遊撃の体勢を
「……あれが、海賊達か……」
ボロボロになった海賊達の近くへと駆け寄るのは、メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)。既にキャプテン・シックスはこの場を離れた後のようで、すぐさまメンカルは海賊達に治療を施す。
周囲の戦闘の痕を確認し、キャプテン・シックスが巨大化することを把握した彼女は、どうにかその巨体を封じる方法が無いかを考える。
「……予め、あの大きさが動きを制限される場所……」
島の内部がどうなっているかまでは、メンカルの知識を持ってしてもすぐに割り出せない。そこで治療した海賊達に周辺にそのような場所がないかを尋ねてみると、いくつかの洞窟が候補に上げられた。
「そ、それなら近くの洞窟とかどッスかね? あそこ、俺達はちょっとしんどいッスけど……」
「戦いになるってならもうちょい先にある岬の洞窟とか……? でもあそこ、満潮になると入れないから無理かもッス」
「あ、あ、森の中にも洞窟があるんスよ。って言っても、狭いぐらいで何もないんスけど……」
「……ふむ……」
上げてもらった候補のうち、近場にあるという洞窟に興味が湧いた。だがそこへ全員でぞろぞろ向かっても、キャプテン・シックスを誘導することは出来ない。そこでメンカルはまだしっかりと動けそうな海賊達を誘導班と攻撃班に分け、誘導班にはすぐさまキャプテン・シックスの誘導を行ってもらい、攻撃班と治療が必要な海賊達に近場の洞窟を案内してもらうことに。
「……おー、確かに狭い……」
洞窟は小柄なメンカルは余裕で入れるが、奥に進むにつれて海賊達は少し窮屈そうだ。身動きの取りづらい状態での接近戦は危険なので、攻撃班には岩陰に隠れた状態で銃での攻撃をしてもらうことにした。
やがて外から誘導班の声と、キャプテン・シックスの声が聞こえてくる。彼らが洞窟へ到達する前にメンカルはユーベルコード『我が手に傅く万物の理』を用いて、洞窟の通路や広さを操作。あたかもキャプテン・シックスの巨体でも動けるような広さである、と錯覚させた。
「ほう、俺様をこんな場所に誘い込むとは。面白いなあ、テメェら!」
異質なキメラが洞窟内に入り込んだ。ゆっくりとメンカルはユーベルコードで洞窟内の広さを操作し、海賊達がすぐに逃げ出せるように調整。更にはキャプテン・シックスを閉じ込めても被害が及ばないように少しだけ岩壁を動かした。
「―――テメェら、何処にいやがる?」
ポツリと呟いたキャプテン・シックスが、予め決めておいた攻撃地点で止まる。それと同時にメンカルは理をもとに戻し、元の洞窟の狭さへと戻して動きを止め、海賊達に一斉射撃を行ってもらった。
銃撃の痛みがその身体に広がり、思わず腕を振り回すキャプテン・シックス。キメラ化したその攻撃力はたった一撃で洞窟の内部を破壊するほど強力だ。故に、メンカルはある程度の一斉射撃を終わらせたらすぐに海賊達に離脱するように宣言。
「了解、そしたらあと1発ッ!!」
海賊の打ち出した銃弾がキメラの肉体を貫き、大きく穴をあける。おぞましい悲鳴が洞窟内から響き渡ったかと思えば、豪腕で再び壁を殴り岩壁を剥がし始めた。
「おー……流石に、これ以上はまずい……」
崩れ落ちる洞窟内から素早く脱出したメンカルと海賊達。逃すまいと伸びてきた触手を上手く払い除けつつ、そのまますたこらと離脱したのだった。
大成功
🔵🔵🔵
岩永・勘十郎
言われていた通り、海賊たちと合流した勘十郎。
島の内部構造を一通り聞き、使える道具を見た後、得意の【サバイバル】技術や【戦闘技術】で、島の至る所に罠を仕掛ける。
「誰がサシで勝負するか。嫌がらせ戦法で倒していくぞ」
と罠と同時に弓などを使って【忍び足】で背後から近づき遠距離からの攻撃を敵に仕掛ける。もちろん海賊たちには小さい投石機や花火などで【だまし討ち】をお願いする。どこから攻撃されるかわからない恐怖というのは相手の統率を大いに乱すだろう。
「海賊なら海賊らしく戦わないとな?」
海賊独特の集団戦法や非正々堂々な戦いは、きっと勘十郎の卑怯な戦い方と愛称抜群なはずだ。終わり良ければ総て良しである。
●誰がサシで勝負するものか。
岩永・勘十郎(帝都の浪人剣士・f23816)は伝えられた指令通り、既に海賊達と合流していた。キャプテン・シックスに討たれた者達の無念を晴らしたいと願う海賊達は、勘十郎に協力する。
島の全容、内部構造から罠の位置、更には使える道具がどれだけあるかをしっかりと把握し、全てを頭に叩き込んでから己の持つサバイバル知識と戦闘技術をフル活用して、島の至るところに罠を仕掛けておいた。
いつ、どこで罠にかかるかはわからない。だが海賊達のサシの勝負で負けたという証言を信じるのならば、取るべき手段はたった一つ。
「誰がサシで勝負するか。嫌がらせ戦法で倒してやろうじゃないか」
にんまりといい笑顔を見せながら呟く勘十郎に、共感の異を唱える海賊達。コンキスタドールを倒すという目標の下、彼らの小さな絆が築かれる。
1つ、勘十郎はサシの勝負から逃れるために、策を講じた。それは海賊達の持つ道具をも完璧に利用するための、たった一つの嫌がらせ戦法だという。
やがて島のどこかで2つの罠が火を吹いた。トラバサミの罠と、仕掛け槍の罠だ。同時に大鐘が鳴り響くようにも準備してあったからか、勘十郎はすぐさま海賊達に連れられてその場へたどり着く。
勘十郎は姿を見せぬように忍び足で背後を取り、蒙弓「狗鷲」を使いキャプテン・シックスに狙いをつけ、弦を引き絞り時を待つ。海賊達との同時攻撃を行うのが、彼の目的だからだ。
海賊達が小型投石機や花火を用いてのだまし討ちの準備を済ませたところで、一斉に射撃。四方八方から繰り広げられる投石と花火に紛れ、蒙弓「狗鷲」から放たれる矢がキャプテン・シックスへと直撃する。
「海賊なら、海賊らしく戦わないとな?」
にやりと笑う勘十郎。すぐさま位置の割り出しを受けぬよう、再び忍び足で移動を開始。痕跡を残さぬように少しずつ、キャプテン・シックスの立ち位置から計算して、新たな死角範囲へと割り込んだ。
「ほう……今の攻撃は……」
キャプテン・シックスは矢を受けた部位と、放たれた方角を割り出し勘十郎のいた地点を見据える。忍び足でその場を離れているはずなのだが、キャプテン・シックスは彼の動きで生まれた僅かな風の揺れに感づき、その手に持っていたサーベルをぶん投げた。
「そこだッ!!」
「……っ!」
間一髪、近くに投げられたサーベルは勘十郎の服を切り裂く程度で収まった。だが、奴の進行は止まることはない。それを止めようと海賊達が何度も投石と花火で攻撃を続けているのだが、メガリスの呪いを活用して防御力を上げているキャプテン・シックスにはもはやその程度の攻撃はそよ風にも等しい。
近づかれる前に、なんとしても離脱しなければならない。勘十郎は素早く足元にあった石をキャプテン・シックスの顔めがけて投げつけ、速射の矢を放って視界をくらませる。
顔を狙えと海賊達にも指示を出し、放たれる投石と花火に紛れて勘十郎は素早くその場を離脱。別の位置を確保するために再び島の中を走り回ったのだった。
苦戦
🔵🔴🔴
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ・連携、歓迎デース!
高いところから様子を見る感じで、シックスとやらを観察してマース。
「手ごわそうデース。が、わざわざ相手に付き合う義理はありマセンネー!」
この島にはスペシャルなギミックが多いようデスネー。海賊のエブリワンと協力して、チームワークを見せつけるとしマショー!
「カモン! バルタンズ!」「バルルー!」お駄賃を支払い、戦闘要請であります。
「海賊の方々のお手伝いしてくだサーイ!」「バルルー!」
移動補助とか罠の起動とかデスネー。
さて、ワタシがシックスの前に立って、防御専念の【武器受け】【受け流し】で足止めや誘導を行いマース!
海賊の皆さん! 各種トラップで仕返しの時間デース!
●お駄賃あげるから手伝って!
「ほうほうほう、なるほどなるほどー?」
島の中で最も高い崖の上からキャプテン・シックスの動向を探るのはバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。その動きや攻撃の手法を一つ一つ確認していると、ある法則性に気づいた。
どうやら海賊達と戦う時はサシでの戦いを持ち込んでいるようで、それに違反するとキャプテン・シックス本人の力が上がるという仕組みが働いているようだ。
「手強そうデース。が、わざわざ相手に付き合う義理はありマセンネー!」
からからと笑うバルタンはすぐさま島を走り、罠をよく知る海賊達と出会う。もちろん最初は海賊達も警戒していたが、自身がコンキスタドールと戦う者であることを告げると、まだ若干疑心暗鬼ではあったが協力を受け入れてくれた。
「そういえば、この島にはスペシャルなギミックが多いようデスネー。アレは全部、アナタ達が準備したんデスカ?」
「あ、ああ。今回みたいな襲撃が起きた場合に備えて、な」
「ではでは、そのスペシャルなギミックを存分に使って、ワタシ達のチームワークを見せつけるとしマショー!」
そうしてバルタンはユーベルコード『秘密のバルタンズ』を使用し、91体のミニ・バルタンを召喚する。バルバルと鳴く(?)小さな彼女達にバルタンはお財布からお駄賃―――100円ほどを渡しつつ、お願いをした。
「海賊の方々のお手伝いをしてくだサーイ!」
「「「バルルー!♪」」」
「お、おお……」
「すげえ……!」
「あ、この子達はお駄賃をあげただけ頑張りマース。ほっておくとお城とか街とか築き始めるので、適度にお駄賃あげて手伝ってもらってくだサーイ!」
海賊達それぞれにミニ・バルタンを渡し、移動の補助や罠の起動を手伝ってもらう。ミニ・バルタンズは罠の位置などを的確に把握しては、主であるバルタンへの報告を欠かさないため、彼女自身も島の内部にかなり詳しくなっていた。
そしてある程度の報告を聞き終えた後、彼女は走る。キャプテン・シックスが丁度近くに来ており、罠の設置に感づかれないようにバルタン自身が引きつけることにしたようだ。
「ハイハーイ! こっちデスヨー!」
声を上げてキャプテン・シックスの視線を奪ったバルタンは倒れるわけにはいかないため、相手のサーベルを上手く受け流し、蹴りを全身でしっかりと受け止める等の防御態勢をとった。
「はっはっは! テメェみたいな女を相手にするのも、悪かぁねぇなぁ!!」
ザク、ザクと何度もサーベルを振るってバルタンに傷を負わせるキャプテン・シックス。
しかし次の瞬間、小さく「バルバルー!」という声を聞くと、バルタンは素早くその場から駆け出した。
「おーっと、逃さねぇよ!」
追いかけるキャプテン・シックスと部下達。何度か罠に掛かりそうになったがそれらは部下達が引っかかり、残すはキャプテン・シックスのみとなった。これはピンチ! という表情を見せるバルタンは片手を大きく上げた。
彼女の合図と同時に、降り注ぐのは投石、投槍、花火と言った遠距離罠から、丸太、鉄球の振り子トラップ、果てにはのこぎり刃のトラップと言った危険な罠まで作動した。
「なあああああ
!!!???」
さすがのトラップ祭りにはキャプテン・シックスも驚きを隠せず、防御の暇なく全ての罠を受け入れた。隙のない連続トラップだったために、余計に回避に手が回らなかったようだ。
●海賊達の大勝利
やがて、キャプテン・シックスは猟兵達の手によって倒される。
幾重にも張り巡らされたトラップと、猟兵達の知識と、海賊達とのチームワークの勝利だ。
海賊達はこれまでの戦闘知識を生かして、二度とこのような事が起きないようにすると猟兵達に誓いを立てた。
「あんな奴に負けないように、チームワークを生かして頑張るさ」
そう告げた海賊達は、どこか誇らしげにも見えていた。
大成功
🔵🔵🔵