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庇護下での嘔気

#UDCアース #発狂

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#発狂


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●血み泥のごっこ遊び
 お姉さんにお兄さん、そこのお子さんもお年寄りも面々揃えろ。人間と混じり遭って得た人格が『いたみ』をただ嫌がっている。それが如何したと狂気が囁き、肉は愈々『誘って』魅せた。ならば飛び降りかミンチ、何方かを選択する他にない。
 助けてと贄が叫んでも『あまいあまい』変異には抗えない。外皮を脱ぎ捨てたタール状は『色までも』人類に似てたまらなく、嗚呼、自己犠牲の受肉に盃を――。
 悪い事はダメだと君達は理解していた。
 いけない事をしてはダメだと、君達は呟いていた。

 不定形はそれ故に貌を現し、集団『餌』殺を歓喜している。

●グリモアベース
「また『自殺』の案件が増えたな。UDCアースの人類は如何にも邪神に招かれ易いらしい。兎角、貴様等には集団での『死』を解明し、原因を滅ぼしてもらいたい」
 ロバート・ブレイズ(冒涜翁・f00135)は弄んでいた紙粘土を放り投げ、集った猟兵の面々を観察する。誰しもが頼れる埒外だ。今回の予知も『きっと素敵な蒐集物』に成るだろう。にんまりと口をあげた。
「集団自殺の原因、泥人形の蔓延りは『狂気そのもの』『不定形な手招き』とも解せるだろう。まずは『空間』を抜けるが最善と思える。されど気を付け給えよ【彼等は常に同胞を求めている】――木乃伊取りと木乃伊の関係性を忘れるな」
 からからと笑いつつとある住宅街の地図を指し示す。おそらくは『異常発生』の中心だろう。この真ん中に神が座すとも考えられる。
「さて――人型の存在も見えた故、これを片付けてからの遭遇だろう。くれぐれも『空回り』せぬよう働くが好い。宜しく頼む」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 自死と殉教は如何に違う。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『狂気空間へようこそ』

POW   :    自我を見失いながらも、強靭な精神力を全力で発揮することで狂気を振り払う

SPD   :    正気を損ないながらも、現実を感知し冷静さを取り戻すことで狂気から抜け出す

WIZ   :    理性を削られながらも、自らの術や智慧を駆使することで狂気を拭い去る

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 嘔気を覚えた君は、ただ無価値な自らを投棄したいと考えた。
 眩暈に苛まれた君は、ただ無意識に己を忘却したいと蠢いた。
 献身へと行進した君は、ただ不定形だと認識して死んだと謂う。
 正気と称される無駄な部分を削がれ、助けを求めたならば如何だ。
 嗚呼――それならば自己犠牲、その魂の幾等の庇護を与えると説く。
 どくどくと鼓動した心臓が、こわれかけの貴様を動かして魅せた。

 木乃伊取りよ木乃伊に成れ、乾いた體(てい)で身投げするのだ。

 泥になりたいとオマエは思う。糧になりたいとオマエは思う。
 ――住宅街こそがヨモツなのだ。
 潜ったオマエは抗い難く、唯一の『行為』に縋り付いた。
 如何か『しにたまえ』――拭えるものか?

※※※
 自死への誘いが蔓延しています。
 あらゆる手段を使って『献身』に抗いましょう。
 今は未だ殉教の時ではない。
秋津洲・瑞穂
ふうん。

己が死の幻影なら見たことがあるけれど。
わたしを自死させるのは、まぁ、出来たら大したものよ。
公称二千年の研鑽を積んだ世襲巫女の次代にして剣豪たるもの。
その精神が歯に合うものか、試してみるといいわ。

産まれ落ちた瞬間から修業が始まり、寸毫も途切れることはない。
一挙手一投足どころか、目の配りから指先の向きまで全てが儀式。
そうして作り上げた心身を持つが故に、幼くして剣豪たり得る。

(神獣刀を抜刀)

そもそもわたしは信徒ではなく、神意を顕すお伊勢の狐。
神使の獣を神獣と変ずるこの牙も、神が宿らねば鉄の棒に過ぎない。
わたしは常に、神と共に歩む――自我があろうとなかろうと。

割り込める者はいない。去るがいい。



 臓腑をふせたかの如くに『世界』は変質していた。普遍性そのものに干渉したのか。価値観を逆方向に強制したのか。邪神(かみ)の思いは判断し難いが、兎角、猟兵(らちがい)は幻影(死)に視えていた――ふうん――息を吐くように漏れた言の葉、何処か『つまらない』ものを知った貌(ふう)で狂気に尾をつける……わたしを自死させるのは、まぁ、出来たら大したものよ――完全復活した存在(がいねん)でもないのだ。公称二千年。積み上げ磨き上げ今だ『続いている』世襲巫女の次代――この剣豪(わたし)を滅ぼすと『それ』は鳴るのか。精神が歯に合うものか、試してみるといいわ。ずるりと剥けた荒縄がびくびくと這(ある)いて魅せた。
 生まれ落ちた貴様は『刹那』から修行に身を浸けた。寸毫も途切れぬ苦々の連鎖、一挙手一投足どころか目配せ指先までの全てが『儀式』――意識下に入り込む隙間など在り得ず、剣豪たり得る鋭利(するどさ)が『抜いた』。

 神獣刀――信徒ではなく顕すもの。

 神意(プロヴィデンス)と共に歩むが好い。神使の獣を神獣と変ずる細身(ひかり)。この牙も神が宿らねば鉄の造り物だ。故に――わたしはいく――自我があろうとなかろうと。割り込める過去(もの)はいない。
 去るがいい――庇護を拒絶した罪は重い。

 冒涜的な奴め……呪詛(ことば)を斬った。

成功 🔵​🔵​🔴​

洞槻・徒摩利
・自死の誘い、ですか。残念ながら私は屍人。共にいるクァーレに至っては邪神の肉から生まれた生き人形(マイワイフ)……既に死に、狂気の中で生きる私達が今更……とは言いますが、念には念を入れますか。

・「UC」で私とクァーレを強化。ついでに「狂気耐性」「呪詛耐性」を「限界突破」させましょう。この空間は興味深い。「学習力」をもって私とクァーレの「世界知識」の1ページに加えるとしましょう。狂うのは何故か。それは「何も分からないまま立ち止まっているから」ですよ。分からなければ調べればよい。「何が分からないのか」が分かれば、ほら怖くない。

・さあ、クァーレ。私達の新婚旅行はとても狂おしいものになるでしょう!



 縫った血肉(せかい)を撫でるように闇医者(オマエ)はぬたりと笑ってみせた。魅せるべき相手を間違えてはいないかと狂気(くうかん)がブレたが、そのような混沌(てまねき)には意識を向けない。そうとも貴様は既に死んでいる。投棄すべき脳はもろく、抉るべき心肺は止まっていた――嗚呼。邪神の肉から生じた活き人形(マイワイフ)――恍惚『全』として名(クァーレ)を呼んだ。刺胞細胞はくるいの渦中で『おどって』いる。何を今更と呟きたいが念には念をと『ノコギリ』取り出せ。
 限度の無い探究心(マッド)が電撃を奔らせ、シナプスの奥へと浸透していく。星辰の位置と精神の配置をひっくり返せば本当の自分自身(ふしゅう)。この空間は実に。本当に。素晴らしく興味深い――世界知識の一頁と見做すならば箱庭(胎)の如くと削り採れ――おそらくは土留色の皮膚(かわ)なのだ。

 何故に正気を失うと謂うのか。
 理解せずに立ち止まって在るからだ。
 理解しようとせず跪いて終ったからだ。
 わからなければ調べるが好い。
 何が解せないのか判って『ひらけば』、ほら。
 こわくない――。

 新婚旅行は信仰旅行だ。
 さあ、クァーレ。とても狂おしくなるでしょう!
 育まれた赤子は『舌足らず』ではない。

成功 🔵​🔵​🔴​

禊義・秋陰斎
自我などとっくに棄てておる、私を突き動かすのは人斬りの本能ただそれのみだ、斬り捨てる…狂気も仇なす敵も…斬るものがなくなるまで自分を殺める事は不可能だ。
少しは期待したが、恐怖も罪悪感も思い出す事はできなさそうだ…



 羅刹(おに)が目を閉ざす所以は定められていた。雑多な不定(あいまい)を抜け出すが如くに暗黒(くろ)で塞ぎ、数多の殺意(おもい)を見出すが故か。ひらりと舞い踊った『花』の模倣、その艶やかな束が乱れる事はない――自我など其処等の犬に喰わせてしまえば好い。終いのない本能(けもの)が吼え猛る中、邪神(これ)の伝える狂気は『断面』だけを残して斃れるだろう――斬るものがなくなるまで自分(オマエ)を殺す事など不可能だ――音も光も置いて往った『判断』、群がる怪異(ふめい)に刀身(えいり)を寄せて……投身か割腹かを選択しろと嘲っている。
 現実に遭えば現実を斬れ。未来に届けば未来を屠れ。過去に連なれば過去を滅ぼせ。一刀の貌(サマ)で超越性(エネルギー)を破り、この死骸(ちんもく)が血塗れに幻想(み)えた――違いなど理解出来る筈も無い。枯れた葉の持ち主は何処?

 ――心(はつ)は動きを止めている。

 人斬りぶらりと首を獲(た)れ、意識下に銀を転がせ。
 殺めた数など知る脳(よし)もなく。

成功 🔵​🔵​🔴​

ダーティ・ゲイズコレクター
私の内側からあふれだす
この身を魂を捧げたいという感情...
誰かのために?私が?献身する?
そんな...
そんなことするかぁぁぁ!
この!三千世界で最悪で凶悪で極悪な魔王ダーティが!
そんな善いことするわけがない!
誰だ!そんなことをさせるやつは!
お前の片足も穢してやる!
深い沼へと誘ってやる!
出てこい!いや出なくていい!
こっちを見ろ!
私を見ろ!
私だけを見ろ!
お前の世界を私にしろ!



 暗黒物質の一欠片を抱擁したならば、その狂気が内側を擽ってくるだろう。くるくると巻き取られた髪の束が『神』の為に捧げられていく――ぐずぐずと沈み続けた『のう』が眼球を生やすと告げた刹那、オマエは素敵な注目性を『理解』した。心身をこぼすが好い、この聖杯(さかずき)がまじないとして受け取ってやろう――誰の為だ。存在(なにもの)の為に齎せば良いのだ。ああ……そんな献身に意味など無い。この絶叫(ありえなさ)を全面に、肉々しさが爆発(さら)された。
 三千世界(すべて)を舞台と見做すが好い。胎蔵界の図解を『オマエ』で埋め尽くすが好い。いかれた領域をはみ出して『神視点』とやらを奪取するが最悪(さいぜん)だ。凶悪で極悪な魔王(ダーティ)が! そのような『楽園』を創る筈がないのだ。だくだくと深淵(しんぞう)が的当てゲームを望んでいる。

 焦がれた一直線、その眼球が赤紫なのは当たり前だ。

 片足だけで満足するとでも謂うのか。片目だけで満喫出来たとでも謂うのか。沼底に突っ立っている看板(ぼしゅうちゅう)が、こっちを見ろと主張していた。そう。私だけだ。私だけを視認(み)ろ。獣の数字の庇護下は嫌いなのか……?
 お前の世界を私にしろ――感嘆符の羅列が不定形(がいねん)に刺さり、最早【狂気が誘導されている】。劫々と恐悪性が讃えられている。

 善良なる神よ、デビルキング法を知るが異(い)い。
 ――欲塗れの角と翼、豊満にも水溜まりを注げ。

成功 🔵​🔵​🔴​

中小路・楓椛
今日もニコニコ貴方のお傍のダゴン焼き屋です。

目的地は住宅地でしたか?そちらの「力」が最も集まる場所を目指して進みましょう。

献身そして殉教ときましたか。その手合いの勧誘はわたくしお断りしておりますので、ええ。
内心信仰の自由はともかく宗教の結社や活動の自由は無制限ではないのですよ(にっこり)

さてさて、私は死にたくない事にかけてはそれなり以上に強い意志を持っています。
ニンゲン基準の自我や正気や理性がアヤシイキツネに備わっているものかどうかはともかく、狂気に通じる異界異形の理を「それはそれ、これはこれ」で受け流しておきます。

もしも私を染め上げる狂気があるのならば――見てみたいものですね?



 這い寄れと混沌が嘔吐(ささや)いたならば、オマエの笑顔が隣人を支えるに違いない。お傍に在ります『ダゴン焼き屋さん』とダシたてアツアツを提供出来るだろう。しかし住宅街、ヒトの子一人と『にく』がなく、くるくると戯れている狂気だけが溜(あ)った。最も泥臭そうな中心部(ば)を目指して引くべきだ。轢き殺されたのか惹き殺されに入ったのか、最早誰にも判断不可(できない)血(ゆき)化色(けしき)――献身なさい。その果てで殉教(し)ねたならば幸福だろう。血肉をパレットにぶち撒けたら膨々と笑う夜鷹(たましいすすり)――わたくしお断りしておりますので。ええ。内心信仰は自由だが『活動』は無限とはいかない。初めまして死にたい化け物さん、この『てけり』具合は白くなければ意味がない……ニンゲン基準な時点で狭い視野だ。
 それなり以上の異常(いし)が河原を越え、得るべき執着を束ねている。アヤシイ狐の肉塊(ひとがた)曰く、それはそれ、これはこれ――理(い)を唱えても無聊(たいくつ)だと伝えてくれ。受け流した異界異形の盃中(血中)。

 染め上げる狂気があるのならば。
 見てみたいものですね?

 献血(ただしい)事とはよく言ったもので、真逆、貧した者だけを選ぶとは思えなかった。赤く、回転し、流動し、突っ込むと表現(い)うなら……。
 木偶の棒と認識(つ)ぐ他に無い。

成功 🔵​🔵​🔴​

叢雲・雨幻(サポート)
【目立たない】事を利用して内部に紛れ溶け込んで、
お酒や煙草を嗜みながら何気なく情報を集めたり、
目当ての物を探したりするよ。
暗い場所なら【闇に紛れる】【忍び足】あたりで、こっそりと現状を把握したりするのも得意だね。
危険や警戒度が上がってきたと感じたらさっさと一時撤退。
物事起こす前に勘付かれちゃいかんからねぇ。
あとは、極力人が傷つかないような選択を無意識に取るかな。

罠を攻略する際は仕掛けを興味津々によく見ながら仕様を把握して、慎重かつ迅速に抜ける手段を取ろうとする。
よりスマートに、ってね。



 ぶらりと煙(マイナー)を食んでみれば、ばらばらと落ちている希死念慮(からだ)の絨毯。水(アルコール)の香(にお)いに身を浸したとしても『この邪悪さ』『この純粋さ』からは逃れられない。故に酩酊の最中、オマエの頭(おつむ)は異常なまでに冷静(さ)めていた。愛用の帽子(ハット)が狂気(し)に触れながらも『かげ』を行く。かつんとも鳴らない革靴の言辞、後先考えていても仕方がない……手遅れだと足を掬われた、虚空(このそら)までも割腹したいと謂う。
 人生遍く舐め切って生きろよ。だらだらと歩めば『誰かさん』だって路上に転がったりしない。内臓を自分で引っこ抜いたのかと空間へと問い、反響する『おもい』は泥濘(ぬかるみ)と化ける――ねえ。オジサンもこっちに来ない?

 おいさんはまだいけないね。

 漿液が熱を帯びた『感覚』の坩堝、一歩一歩と気が遠退く。それでも進むと覚悟を啜ってトレンチ・コートを禍(か)き抱いた。ここは戦場でもないと異(い)うのに――間合いを取るとはお嬢さん、そんなにも捧げたいのか。

 ぼちゃりとはまり慣れた底だけ沼。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『泥人』

POW   :    痛いのはやめてくださいぃ…………
見えない【透明な体組織 】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
SPD   :    悪いことはダメです!!
【空回る正義感 】【空回る責任感】【悪人の嘘を真に受けた純粋さ】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ   :    誰か助けて!!
戦闘用の、自身と同じ強さの【お友達 】と【ご近所さん】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 死体が動かないと誰が決めたのか、殉教に餓えた『タール』は情を包み込む。痛いのは嫌だ。苦しいのは嫌だ。それでも誰かの為になりたいと『献命』に落ちたと説くべきか。ああ、悪い事はダメだと神様が法(つく)っていた。
 助けて欲しいとお友達を呼んだ。助けて欲しいとご近所さんを呼んだ。スワンプマンの戯言に『ついてきた』のも真面じゃなくて、土留の肌を掻き毟っている……その透明度は大嘘だ、両の手で生臭さを舐ってくれよ。

 空回った頭(愚かさ)が君に向いていた。
 ――庇護下の盥は吐物にあふれる。
秋津洲・瑞穂
知性が足りていない。いえ、無い。

それは悪ではないけれど、悪影響は周囲に及ぼすので、
遠い遠い「周囲」のわたしまで駆り出される羽目になる。
ま、結構。適任でもある。

剣豪の戦巫女にして神使の狐、戦場の敵に心は動かさぬ。
狐火たちを敵上に飛ばして急降下突撃させるわ。
2回攻撃を乗せて召喚から突撃まで一気に済ませる。
泥人の召喚体は無視して本体に直撃。

自分の護りは神獣刀一振りで充分よ。
野生の勘/聞き耳/見切り/残像/カウンター/鎧無視攻撃、
敵本体も攻撃もすべて斬り飛ばす。
見えようが見えまいが、視力に頼らない狐には同じこと。

継線能力もあるから息切れもしない。
わたしに対して「数」は武器にならないわ。

楽になりなさい。



 盲目に重ねて白痴とは『全能』感を求めての泥状(ゆめのなか)か。知性が足りていない、いえ、無い。もしくは思考する事を放棄した――それは人の真似事ではなく化け物の退化に違いない――それは悪ではないとオマエはこぼす。されど世界へと悪影響、及ぼす害は『鼠算式』だろう。一体が増えれば二体、二体が増えれば四体、體外(たいがい)にしろと庇護下へと吐き散らす……遠い遠い『周囲』のわたし、駆り出される『結果』は喜劇的(コメディ)としても適任かもしれない。透明度が高いタールとは虚形(こっけい)の極みだが、助けて欲しいと縋る姿は脆弱性(よわよわ)しい。
 剣豪の戦巫女にして神使の狐、戦場の敵に心は動かさぬ――藁人形を思わせる群体(わらわら)の頭上、ごぅごぅと現れたのは狐火(フォックスファイア)。放出された赤と青の星々(エネルギー)がせぃので『泥人(スワンプマン)』を燃していく。二度重ねての強襲だ、近所の誰かさんも巻き添えを喰らうだろう。
 猟兵(らちがい)に対して有象無象(かず)で押す。その思惟は正しいだろうが『相手』が悪かった。火から逃れた連中が薙(き)り斃される光景――勘を澄ませて『屠る』を済ませる、野生の狐と如何違うと謂うのか。

 楽になりなさい。
 ――殉教と記すよりは生贄だ。

 分断された球体と胴体、生きながらに灰と失せている『お仲間』と一緒だ。どれが本物(しんじつ)か理解する必要も無い……次の被害者を守る為だ。これもある種の『献身』だろう。悲鳴が耳(たぶ)を揺らしてくる。

成功 🔵​🔵​🔴​

ダーティ・ゲイズコレクター
こんにちは
私は凶悪で極悪で劣悪で最悪な魔王ダーティ
あなたの悪いことを咎める無垢で純真な視線
まるで蔓のように私の足元から這って絡まり纏わりついて縛ろうとしているみたい
良い人なら磔になっちゃうんだろうけど
私、悪いからなぁ悪魔だからなぁ
ごめんねぇ
(UCで伸ばした腕で敵を掴むと『怪力』で拘束したまま伸ばした尻尾で刺し貫く)
これでまた一つ、悪になれました♪



 挨拶は大切だと勇者(いいひと)が叫んでいた。言葉を交わすのは不可欠だと悪魔(いっぱんじん)だって理解している。故にオマエは満面の笑みで『凶悪で極悪で劣悪で最悪』を名乗るのだ。前に屈んで覗き込むように「魔王ダーティ」を魅せてやれ。悪い事はダメです。悪い事をしてはいけません。悪い事をしたら神様が罰するのです――純粋無垢な咎める『視線』「まるで蔓のように私の足元から這って絡まり纏わりついて縛ろうとしているみたい」――しかし締め付け、良い人なら磔一直線でも『魔王』の力には敵わない。そうともオマエは悪魔なのだ。悪いのだ。それを『肯定』されたならば、嗚呼、デビルキングに一歩近付いた――ごめんねぇ……。
 アンラマンユが勝利する世界観だ。悪典(ほう)に従うのは不正(ただしい)だろう。突き刺さった視線と掴み掛かった伸縮(うで)、空回りの袋小路(いきどまり)。ぐじゅぐじゅと絞め禍(か)かった悪業(ごう)を見よ。

 これでまた一つ、悪になれました♪

 尾が胸を貫(さ)して数秒間の恐れ、絶え絶えの中で魔王が一人聳(た)っていた。次の泥人(スワンプマン)も此方を『見て』いる。
 誘い導く大悪體(おおあくたい)、泥溜まりに落とせ。

成功 🔵​🔵​🔴​

洞槻・徒摩利
・悪い事はダメとはどういう意味でしょうか? 確かに善悪の判断は己が一人で行うもの。一面から見れば善でも他方から見れば悪、というのはありうることです。ですが……大変申し訳ありませんが、貴女達には判断をするために必要な「核」がない。常識外れな人が実は常識を最もよく知る人であるのと同じように、悪と断ずるには善を知らねばならぬ。貴女達にその「善」がありますか?

・我が妻クァーレ。よく見てよく学びなさい。これが学ばない、学べない者達の在り様。さあ、善悪を知らぬまま澱んだ泥人形は無垢(むくろ)の海へ戻しましょう。我が毒は浄化、クァーレの呪詛は優しさ、私達の呪殺こそ愛……共同作業の後は初夜を楽しみましょう。



 善悪二元論がお互いを弄りながら、手取り足取りと掬っていた。傷めた粘性を吐き垂らしつつ、その空回った正義感(ロクデナシ)がぷんすかと頬を膨らませる。それが『ダメ』とは如何様な意味かとオマエは問う。等々(などなど)とも思考を放棄した『化け物』等に核はない。ただ無意味に増殖する【生きていない】細胞に価値など在るのか――そうとも多面体(トラペゾヘドロン)、光輝が正しいとは誰にも認識出来ない――大変申し訳ありませんが……硝子細工にも氷細工にも中身(ゆえん)は視える。しかし泥人形(スワンプマン)、自分が雷に鵜(う)たれた事も解せないのか。
 吞み込んだ献身は『庇護下』だとしても幼稚なものだ。常識外れが常識を『咀嚼』している事は常ある頁(こう)で、つまり『オマエ』が死(い)き証人だ。悪と断ずるには善を知らねば成らない。善と叫ぶには悪を解せねば成らない。鳴く事も不可能な『盲目』に「全」など在り得ない――厭(あ)の毒素・呪詛は紛い物だ。

 痛くも痒くもない……彼岸が真実だ。

 我が妻よ。クァーレよ。反面教師(まなびのとき)だと蠕動(うたう)べきだ。学ばない者の羅列。学べない者の行進(パレード)。さあ、善悪(ふたつ)と知らない過去(そんざい)を無垢(むくろ)の海へ還(もど)しましょう――真逆(リ・バース)したマジナイが『雷鳴のしびれ』を融かしていく……金切り声。
 私達(オマエ)の優しさは輪郭を崩し、石つむ作業が堕(た)まらない。

 臓腑に溜め込んだ甘酸っぱさ、解放するならば今夜だろう。
 楽しみましょうね……共同作業(はんのう)している。
 泥の一(かけら)までよく見給え。在り態が横たわって。

成功 🔵​🔵​🔴​

中小路・楓椛
なかなか自己主張の激しい光景が続きましたが、早速お出迎えですね。

ニンゲンから見た超越存在たるカミサマが敷く法(セレマ)――正しさの保証は何処にも在りませんね。
この状況を齎したカミサマがニンゲンと相容れないから生命に救済は無く、化外は今「間違った正しさ」に泥濘とのたくっている…そう思いません?

【ばーざい】全技能行使、【神罰・呪詛】併用でUC【こる・ばるぷす】起動。

陽の葬送にて陰果を解放します。
私を中心とする全方位に放たれる浄火をこの世界に降ろし哀れな存在に向けて収束連射し構成要素ごと灼き尽くしましょう。


「次の生」は今回よりも少しだけでも「善い生」を全うできるようお祈り申し上げます。



 薄れ穢(よご)れた世界『完』の中で、早速のお出迎えだと泥濘(ぬかるみ)がふえる。誰かに助けを求めても貌晒したのはお友達やご近所さん。燦々と輝いている魚座(もよう)曰く、その棲み方は間違っていた。自己主張が激しいとオマエは呟いて『法(セレマ)』を解体(よみ)混んだ――超越存在(かみさま)の言葉が絶対とは思えない。そもそも盲目性(かみさま)の脳内だ、果たしてタンパク質を宿せると謂うのか? カミサマがニンゲンと相容れない故に『生命に救済は無く』化外は今「間違った正しさ」に粘性(でいねい)とのたくっている……首を傾げたお狐様、態々(わざわざ)待機している『肉の歯車』など不愉快だろう?
 裏側を確かめてみても『透明』だ。表側を覗き続けても『曖昧』だ。核心的(アザード)を埋め込まれた星の運命(さだめ)など知らないのだ、破滅的(みたくない)だろう――陽の葬送にて陰果を解放します。

 捻じ曲がれよ背怪感(はいずり)、神罰が嗚(お)りた。

 この世界は浄化される他になく、狂気と称される日常が焚(た)かれていく。哀れな連中に終息(収束)を。焼き尽くせよ情報(ざった)――「次の生」は今回よりも少しだけでも「善い生」を全う出来ますよう。

 泥はぬくもりに惹かれた、最早塵(ごみ)だ。
 お祈り申し上げます……彼方にとんだ吐物。

成功 🔵​🔵​🔴​

薙沢・歌織(サポート)
 人間のマジックナイト×聖者、18歳の女です。
 普段の口調は女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)、楽しい時は 明るく(私、~君、~さん、ね、わ、~よ、~の?)です。

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

◆選択肢傾向
WIZ>POW>SPD

◆ユーベルコード
殲滅重視:灼熱の思い
回復重視:汝に救いの光を(複数味方回復を解禁)、または風精の癒歌

◆基本立ち回り
敵数を素早く減らすことに重点を置きます。
攻撃役が十分足りている場合は、回復と護衛主体で動きます。

所持技能から依頼に応じて使えそうなものを活用します。



 滓(かす)れた世界の片隅で、その聖なるかなは『まじない』を未(み)に憑ける。未(ま)だ棲(す)り吐いている善悪の狭間に『はなびら』の線を引いていけ。誰か助けてとスライムがはねた。誰か救けてとショゴスがないた――いとしくも出現したのはご近所さん、その様相は人間らしく在り『ふていけい』だ――素早く倒せと頭の中、魔法使いの腕(かいな)をのばし『おもい』にはせろ。爆ぜた色彩は彼方側を染めて逝く。
 良くも悪くも泥人形だ、中てられれば先んじて『融けて』失(い)う。全力で解放された超越性(エネルギー)を受け止める術などなく、容易(ただ)ありふれた殲滅(けしき)で踊るのみ――本物に限りなく同(ちか)いとして、その実は空っぽだ。透明度の高さが虚(こ)を表現している。
 精霊球(まんまる)が煌めきを帯びれば幾正想(いくせいそう)、早期に為せれば献身など不要だったのだ。大都市の住民に堕(な)りたかった、莫迦な、そんな『思考』も出来ないクセに……悪い事はダメです、面白くない断末魔。

 あおい星にアカリを、緋躁感(ひそうかん)。

成功 🔵​🔵​🔴​

クリミネル・ルプス(サポート)
関西弁の元気な肉体武闘派人狼。
人狼の身体能力と鍛えた格闘技で戦う。
痛み等の耐性用いての潰し合い上等。
体内に蓄積させた糖原物質を使用した搦め手も使う。
周囲(空間、物質)の匂いからの状況把握推察も可能。

基本は『生き残る事』だが、オブリビオンは許さない姿勢。
特に命や尊厳を踏み躙る系統には本性(真の姿など)が出る。
【ネタ、絡み、合わせなど歓迎です】
【肌の露出やエッチな事には羞恥心はあまり無い。彼氏持ちで一線は超えさせない】

・真の姿時
身体能力の向上と体の変化。
戦闘思考が先立ち、やや、残忍(確実にトドメ刺す)



 乙女心(ケイオス)するには何が必須だと『泥(スライム)』が首を傾げた。モンブランと大鐘、それと坐羅目(ざらめ)に決め付けられた。追うべき兎(おうと)に喰らい吐いた狼の名前、それを聞くよりも先に絶叫(さけん)でいた――痛いのはやめてと彼女等がなく。鳴いた『さき』から無機物がおどり、塑(そ)の度にオマエは拳を握る。ぎゅるぎゅると善導(ぜんどう)を始めた【したい】の中、滑稽な希死念慮(おもい)を拭って征(い)く――そうとも奴隷、刻印(いみ)を潰したのは負(マイナス)を屠る為だろう? 生きる事に集中しろ。献身(殉教)と悔(ぶ)つかるならばぶん殴れ。
 過去(オブリビオン)を赦すな。神への贄(もの)を逃すな。分裂(のがせ)ば増殖(のがす)ほどに土留色は活性化する――灰塵に帰せ、たとえ粘性でも『ひとしく』潰す。最早『遠くに離れる』意思・意志も見当たらない。

 獣は痛みにいかされた、狼はキズものに晒された。

 善悪を嗅ぎ分ける鼻腔(とおりみち)など要らない。
 仏の掌で廻ってやれ。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『変異邪神『ミヲステテスクフモノ』』

POW   :    献身への対価
【巨大で土気色した手のひら 】から、対象の【自分自身を犠牲にしてでも何かを成したい】という願いを叶える【血のような紅き液体】を創造する。[血のような紅き液体]をうまく使わないと願いは叶わない。
SPD   :    殉教への報償
自身の【存在そのもの 】を代償に、【かつて死した、自身を信奉する殉教者の集団】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【邪神を復活させる自爆突撃の儀式】で戦う。
WIZ   :    弾圧への抵抗
自身が【他の何者かを庇って】【攻撃を受け続けて 】いる間、レベルm半径内の対象全てに【自身の傷跡から覗く禍々しい視線】によるダメージか【慈愛の籠った聖なる祈りの波動】による治癒を与え続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は数宮・多喜です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 献身(おもい)。殉教(おもい)。不定形(おもい)。存在(おもい)――幾重にも晒された脳味噌(せいしん)が、愚頭愚頭(ぐずぐず)に変異を受け入れていく。自己犠牲(ひごか)の最果てで死骸(にく)を繋ぎ合わせた結、劫々と土気色(てのひら)がひらいて魅える――集団自殺(にえ)のすくいあげだ、何もの(む)を守っているのか――抗え。抗え。抗え。棄てたミの数だけ神は報いる。

 払え、願いを叶えよう、猟兵(イェーガー)。
 人々の視線が集合体(あつまって)いる。
 あかい。
洞槻・徒摩利
・さて……私とクァーレの「初夜」は歪んだ神の下で、となりましたか。
なるほど、対価。神(あなた)に言われるまでもなく、私は常に、今この瞬間も我が身を切り刻みながら我が願いを叶えようとしているのですよ。

・我が願いは知を求め続けること…でしたが、今はクァーレを「人」として活かし、そして夫婦そろって生き続けることになりましたねぇ。「知」はそのための手段の1つなのです。

・神が創造するのが液体ならばこれが有効でしょう。我が腕を対価にした雷……ついで私の腕に「肉体改造」で「浄化」する「毒」、クァーレの「優しさ」という「呪詛」を込め、神の歪を正して差し上げましょうか。
手だけの神よ、お前は掬えるが救えない。



 嗚多、ウォーキング・デッド、貴様の脳味噌(したい)は何処までが狂気(マッドネス)だと謂うのか。嗚呼、愛しさにふれたワーキング・デッド、貴様の血肉(したい)は何処までが正気(いしき)だと謂うのか。願望器(おねがい)を罪(積み)重ねて摘んだ結果論、それを暴かんと晒した『白歯』は継接(つい)でいくものか――さて。初夜は神の下々(ひざもと)で行えと『土気色』が告げた。なるほど、誰に説明(い)われるでもなく猟兵(らちがい)は等価(問うた)。回答方法に難が有ったとしても、確かな代償(おだい)は払っている――我が身を斬り刻め。もぎ取れ。模倣が為に『いま』を投げ捨てろ。これほどまでに簡単な『儀式』はないだろう。叶えようとしているとオマエは説くが、果たして【叶っている】の間違いではないのか。
 生かせ。活かせ。その肉の人形(ひとがた)にまじないを施せ。夫婦揃っての大団円(デウス・エクス・マキナ)がハッピー・ハッピー、お薬をのむ事もなく『如何か地獄でも天国でも構わない』もう【知識】は手段でしかない。

 溺れるほどに愛するのだ。
 愛したい故に溺れるのだ。

 想像・創造・再構築――掬われた液(もの)に腕(にえ)を突っ込み、蓄えた電撃(エネルギー)を放出(と)いていく。妻(クァーレ)の優しさと共に注がれたオマエの『浄化(どく)』。最早【うまく】使う事など不可能だ。掌だけの神よ――救えない貌(さま)をどう知るのか。顕現するならば全身で表現(あらわ)すのだ。

 献身(かっぷく)するにも必要だろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

ダーティ・ゲイズコレクター
私をちゃんと見てますかぁ?
献身の狂気に取り付かれ
失明したかのように一心不乱に自分の信じるものしか見えない方々~
私、見てますかぁ?
ちゃんと現実を向き合わないと
現実が瞼をひん剥きにやってきますよぉ?
ほら!
聞こえる?聞こえますか?
現実がやってくる...私を見ろとやってくる...
私を見て
私を見て



 視線だけは合っている。焦点が合っていないのは愛嬌で、狂々と縋っている姿(ざま)はお似遭いだ。相合傘(らぶらぶ)と繋がった夢心地な皆様方、がたがたと粘性(まみれている)誰かさん等――らららとギコチナイ音(ね)と共に魔王様(ダーティ・ダーティ)やってくる。私をちゃんと見てますかぁ? 献身・殉教・首吊り割腹その他その々、取り憑かれたアナタは失明(うそ)を吐いている。一心不乱に自分自信とのかくれんぼだ。鬼さんこちら、手の鳴る方へ……成程、地獄耳だという事は理解出来た。私と現実、見てますかぁ? 向き合わないと悪魔が現れる。受け止めないと悪魔が現れる。あれよあれよと流される内、猜疑心が『つのあり』を孕んだ。
 ほらほら。ほらほら。やってきた。開瞼器を持った化け物の群れがやってきた。聞こえる。聞こえる。聞こえてしまった。聞こえますかと疑問符掲げ、ぐりんと捲られた蓋の裏――私を見て。現実を見て。私を……ああ、逸らさない。

 眩暈(わずら)ってもいないくせに。

 禍々しい痛みとは無縁だった。そもそも『神』には目玉が見当たらない。阻む事も庇う事も不可能だなんて、かわいそうな真善者でしょう。ちくちくと蝕んで奇た、異端でいる『虚空』のひとつ目……最悪な抉じ開け。

成功 🔵​🔵​🔴​

秋津洲・瑞穂
さて、そこな神様?

神に正も邪もなく、しかもわたしの神は異界の神。
コトの善悪を問うつもりはないわ。
ただ、迷惑だから死んでもらうわね。

ダッシュ20で突撃、野生の勘10/聞き耳10/見切り20で避け、
残像40で直撃を躱し、呪詛耐性20/浄化20/オーラ防御40に
よって防ぎ、鎧無視攻撃40/2回攻撃40/浄化20の剣刃一閃で
真っ向斬り倒す。
御霊や概念すら両断する剣豪の技、神宿りし霊験の太刀を、
防げるものはないと知りなさい。

わたしは自分を犠牲にはしない。ただ神意を顕すのみ。
なによりも、願いあらば己が器量で叶えるわ。
お前にその真似が出来ぬとあらば、すでに敵たり得ない。
根之堅洲國へ帰りなさい。さようなら。



 皮を捲った。身を削いだ。腸をこぼした。蠕動(うごく)事を辞めた生命(いのち)の数多、掬いあげた所以は『神』だと認識された故だろう。変異・変質の路を得て等しく『そこ』に善悪の価値観は中てられない――さて、そこな神様――埒外(わたし)の神は異界の神だ。問う問わないと仕掛けられたら後者を選ぶ他に無い。しかし『邪神』と呼ばれる原因、その迷惑(すきかって)だけは赦されないのだ。死んでもらうわね。いいや、元に戻ってもらうわね――吸い付いた雑草は抜くべきだ。
 何を為したいのかと神が問う。何を成したいのかと神が弄る。ずずずと啜りとった粘性(えきたい)が、土気色の膚(あれ)を潤していく。『それだけ』だ。駆け出したオマエに【腕(かいな)】は動かず、ただ大事そうに願いを待っている――まじないの雨といまわしさの桶、底無くておちた『まっか』を逸らし、使いと神(べつ)が目と鼻の先。御霊や概念すらも切断(た)つ得物、防げるものはないし、防ぐつもりもない――蓋がなければ球は転がる末(すえ)だろう。
 わたしは自分を犠牲にはしない。神意を顕すのみだと『狐』がないた。何よりも『願いは己で叶えるものだ』。願望器(うつわ)は脳内に在るべきと言え。真似事も不可能な『頭中禍想(きせいたい)』――敵たり得ない。

 根之堅洲國へ帰りなさい。
 行きはよいよい、帰りはこわい。
 身を捧げてもかえってこなかった……さようなら。
 佛りと断面、ザクロの如く。

成功 🔵​🔵​🔴​

中小路・楓椛
主無き魔導書が絡んでいるのかと馳せ参じましたが、そうではなかったようですね。
状況は概ね把握したのであちら側との繋がりを断ちましょう。

【ばーざい】全技能行使、【神罰・呪詛・封印を解く・限界突破】併用でUC【とりにたてぃす】起動。

――無名たる黒の本に謳われる伝承を以て、クナアの奥深くに鎮座せし神威を我此処に召喚す。

身体全周を覆う球殻状の増加装甲の表面一面に蛸眼の容をした呪詛パルスレーザー砲を全方位に無数に展開せし強化外骨格『ガタノソア』を召喚装備、魂すら石化する拡散呪殺光線を斉射し、象の鼻の如き極太触腕のパワーアームを石化した目標に叩き込んで、微塵に砕きましょう(ゴッドハンドスマッシュ)。



 取換仔(すりかえ)られた記述(ふみ)には如何様な文句が刻まれていたのか。主(ひと)の手から離れた魔瘴の類かとオマエは思惟したが、その期待は大きく外れていた。馳せ参じた耳がぴくりと動いたとして『変異性』の神には届かない――状況は概ね把握出来た。掌握される事も逸脱する事も出来ない、ただの人類の集合體(あつまり)――自我と受肉の関係(つながり)を断ち切るべきだと『威』を揮え。ばーざい全展開(かいほう)、惚けている腕枕(ゆめみごこち)に永久を晒せ。
 限界突破(とりにたてぃす)の顎が開けば彼方側(あちらのかお)、無名(ネームレス)を紐とけば伝承(おはなし)、神意(プロヴィデンス)は属物(ぞくせい)を刻んでいく――クナアの奥深くに鎮座せし神威(ぎょうし)、我此処に召喚す。

 謳え。謳われよ小説(ウィアード)。
 奇怪(キカイ)にも纏わり憑け蛸の睨(ねめ)り。
 ガタノソア――兄弟達よ、聞くが好い。

 魂絡まった『神臓』に視線(レーザー)が突き刺されば凝固、石熱と言うべき『まじない』は防げなかった。無数に展開された外骨格の全胴、生え塑ろった象鼻(そうび)の一撃――脳髄は永久に生かされない、その末路は幸せだろう――解体(スマッシュ)作業は容易く成された。神(ひと)と神(きかい)の大惨事、オマエは其処に残っているのか? 球殻状に面している騙し騙し。
 死すら死滅するならば『在』り、横たわった花ふぶき。

 ――最後には纏めて館内だ。
 大陸の説を推してやれ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ローズ・ベルシュタイン(サポート)
『さぁ、楽しませて下さいますわよね。』
 人間のマジックナイト×電脳魔術士、17歳の女です。
 普段の口調は「高飛車なお嬢様(私、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、宿敵には「薔薇の棘(私、あなた、呼び捨て、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格は高飛車なお嬢様風の偉そうな感じです
花が好きで、特に薔薇が大好き
武器は、主にルーンソードや精霊銃で戦う。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



 三千世界(あまた)に開いた薔薇の花、その色彩はヤケに刺々しさを誇っていた。近付けば串刺しにして遠退ければ抱いてと背我(せが)む。噛み砕く事も出来ない『神様』の傷跡、真逆、それを花束だと人々は誤認したのか。ならば赦し難い冒涜だ。ならば赦されないほどの屈辱だ。こんなにも美しい『形状』だったのに、如何して『あなた』は液体(とかし)たのか――庇護下に置かれた脳味噌が『乱』としてオマエを手招いて狂(くる)――何かを為したいと言うならば、この甘い水を啜りなさい。何かを成したいと言うならば、この綺麗(きたない)水を飲みなさい。
 お伽噺のお姫様なら『きっと口づけに憧れた』だろう。しかし猟兵(らちがい)、君の血肉は【理】だ。お断りだと突き付けた薔薇(ひら)の鋭さ、劫々と魔(エネルギー)を纏ったならば神域、ど真ん中で三(み)を魅せる。
 さぁ、楽しませて下さいますよね――皮と肉を剥ぐように。目と鼻を抉るように。燃やして流して吹き飛ばす。美雨美雨(びゅうびゅう)と薙いだ夕焼けの色、沈み込んだ死体(けんしん)は誰だ。もう思い出す記憶(のう)がない。

 ――変わり果てた姿形、火葬するにも欠片だった。
 骨の行方を教えてくれ、奇跡に縋っている人間ども。

 最後に残された『うっすらな腕』へお嬢様の撃鉄(ひとこえ)。
 ――鎮魂(ヴァイオリン)がきれた。

 リストカットが下手らしい、殉教者のおわり。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年02月03日


挿絵イラスト