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くらげの泥遊び

#ダークセイヴァー #異端の神々 #グロテスク


●ゆりかごから
 泥濘――眼球を生やしたかの如く、體内が花開いていた。
 光すらも届かない深淵(そこ)の中、赤子の泣き声が響いている。
 目覚めの季節だと現れた地獄曰く、如何か異端を混ぜてくれ。

 ――神様の肉籠(ゆりかご)は途絶えない。
 大きな大きな魔女の首、その傾げ方は裁判を望んで要るのだろうか。
 さまよう草花、聳え立った木々に怨みをこぼしている。
 ま、まま。ままま。ぱ、ぱぱ。ぱぱぱ……。
 人に擬態(ば)けたい何者かへ、何物かへ変化の贈り物。
 それは欲在る箱庭物語、神域に潜るのは貴様。

 一緒になろうよ。

●グリモアベース
「なんだか親近感がわく感じね――取り敢えず。今回、皆さんに向かってもらう場所は異端世界(ダークセイヴァー)。人知れない神域にて異端を殺してほしいのよ」
 シィエー・スミス(エルクの魔女・f31366)は布の裏側をドタプン揺らし、君達の反応を観察する。覚悟も気合も十分といったところで再度『口』をあけた。
「まずは神々が造ったと思われる『庭』を抜けてもらうわ。この庭が少し……かなり芸術的(グロテスク)らしいのよ。私の想像では肉が花を真似たり木々を倣ったり人を模ったり……ええ。おそらくは神の肉片ね。いたるところから声が聞こえるわ。内容はわからないけど――耳を傾けちゃダメ。辿るだけよ。そうでないと頭がおかしくなるから」
 自分の頭部分を撫でてみせる。わずかにヴェールが靡(ふ)れた。
「あとはお掃除ね。なにかの群れを退治したら、対峙して骸の海に還すだけ――ああ。気を付けてくださいね。理性なんてのは薄いものですから。宜しくお願い致しますわ」
 グリモアが輝いて。


にゃあら
 にゃあらです。
 ドブ底だった場所。

 宜しくお願い致します。
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第1章 冒険 『異端の神々の庭』

POW   :    とりあえず突っ込む。

SPD   :    森を走り抜ける。

WIZ   :    魔力の痕跡を探す。

👑11
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 泥(にく)が森(ひだ)を創り出し、吐き散らかされた狂気の箱庭。漏らした言の葉に意味はなく、惨々と貴様等の脳を冒してくる――呪いの類と言うべきか。毒の類と言うべきか。思考(かたちある)ものを無碍に乱してくる。
 これを神の異端(いし)だと咀嚼したならば、愈々貴様等は正気(じぶん)を失って終うだろう。飛び込んだ啓示の果て、突き刺さった溝の名を讃えていけ。

 ハイドラ――彼の存在の頭は何個なのか。
 溶け込んだ魔力、その堕胎……。

 おぎゃあ。おぎゃあ。おぎゃあ。
 耳を傾けるな。
カタリナ・エスペランサ
……ふぅん。面白い戦場ね
一から十まで最悪、壊し甲斐だけはそれなりかしら

【架空神権】を発動して事象の《ハッキング》に特化した黒風を展開、《属性攻撃+オーラ防御》の要領で纏い《目立たない+迷彩》兼《狂気耐性+環境耐性》のフィルターにして周囲の悪影響を遮断。
《索敵・偵察》技能を活かし《空中浮遊》して進みながら各所に《地形の利用+魔力溜め+破壊工作》の魔法陣を仕込んでいくわ

タイミングはオブリビオンとの交戦直前くらいに――《第六感》で適当に見繕ってもいいけど――魔法陣の《封印を解く》事で術式を解放。
挨拶代わりの《神罰+天候操作+地形破壊》、陽動攪乱と個人的な趣味を兼ねた天変地異で箱庭を《蹂躙》しましょう



 胎の中で踊るのは赤子前か人間未満か、豪華にも用意された戦場(まくら)は寝心地の悪い肉の絨毯だろう。敷き詰められた緑色の擬きが神様紛いへの道を整えている。降り立った貴様は「ふぅん」とぐうるり一周(かんさつ)し、面白い場所だと咀嚼した。襞の群れが一斉に涌(わら)い始め、山車の真似事でも行っているのか。嗚呼、一から十まで最悪だ。唯一の存在価値は『壊し甲斐』か。繁る連中の想いは痴れものに近しい――おぎゃあ、おぎゃあの言の葉を意味ある鳴き声と『呑む』方が難しい。発生した黒は改めるべき法則(異物)を掃い、オマエの皮と肉を抱擁(つつ)んでいく。この場で最も要なのは『自分自身』で在る事だ。惰性で流動(ながされる)末路はない。
 臍に刺さったのは伸縮自在の瘴気なのか。正気で『産声』を退けながら『空』を翔けろ――月か太陽の代わりに本物(オマエ)、仕込むべき工作の名は破壊(エネルギー)だ。罰するべき過去作の輪郭、真逆、真相を啜れると勘違いしていないか。
 箱庭(ゆりかご)に満ちたのは天変地異(アーカーシャ)の言辞。沸騰(生)じた端から蹂躙して往く、封じられていた魔法(らちがい)――少しばかり書き換えれば、嗚々、矮小なるカゴは崩壊していった。

 泣く子も黙る猟兵だ。
 ――大渦(メイルシュトロム)の色を浴(み)よ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラハミーム・シャビィット
アドリブ大歓迎

SPDを選択

これは… なんとも悪夢的な光景デスネ
職業柄似た様な光景を目にした事がありマスガ… ボクの知っている狂気とは違う狂気を感じマス

この声を聞き続ければいずれボクも狂ってしまうのダロウネ…
この狂気に立ち向かう為に、気乗りはしないケド《邪神達の福音》を聞く事にシマショウ
邪神の声が彼奴等の声をかき消してくれる事を願うしかないデスネ…
あとは〈呪詛耐性・狂気耐性〉で耐えながら進むしかナイ!



 傾聴(ゆれ)た――暗黒が蔓延るだろう體景色(にく)の中、オマエは貌(鬣)を晒しながら異端(ち)に降り立った。双眸(がん)前に広がった襞(カーテン)の生い茂りは誰が如何に覗(み)ても悪夢的なものと言える。チクタクと腸針(トケイ)が巻き戻っていくような異常、しかし知の無い言の葉は遡りすらも解けやしない――方向性(むき)が別なのだ。ボクの知っている狂気とは違う狂気(ブレ)を感じマス。増して奇(き)た産声(ふくさんぶつ)が愈々届き、その脳漿を掬わずに乱して躯(く)る……佇んでから何秒だ。立ち止まってから何分だ。観察始めて何時間だ。好奇心と称される蠕導(うねり)がゆりかごの彼方側を求めている?
 向かえ――お迎えが来るならば自動証明、勝手気儘と神は踊っている――乗りはしないが傾聴(ゆれ)る他に無い。厭々、異厭、福音(ゴスペル)が直に這入って『触(て)を鳴らす』――彼奴等の声を掻き消して、哭板(こくばん)をぎぎぃ。

 願いしかないデスネ……進め。進め。
 ――n’ghft――n’ghft――n’ghft――。

 松果体に突き刺さったAが、ぬたりと癌(うで)を叩いた。
 神々(ひかり)は戸(と)坐(ざ)された。

成功 🔵​🔵​🔴​

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

「瘴気?妖気?良く無い気配が充満している…☆」と警戒しながら『フェアリーランド』の壺の中から風/光/生命の精霊、聖霊、月霊、天使、英霊を呼んで「危険な場所だからムリは禁物ね♪」と“七色金平糖”をミンナに配り風と光と生命でバリアを作りながら“祈り/歌唱/鼓舞/オーラ防御/浄化/奉仕/勇気/優しさ/第六感”を駆使しながら周囲や魔力を警戒しながら進んでいき花華や樹木の魔力・霊力に警戒して『月世界の英霊』で空間飛翔したり『月霊覚醒』でUCを封印/弱体化をしながら時々ミンナに“七色金平糖”を配り加えて気になる点などをしっかりチビ鉛筆ちびノートでメモを録りながら進んで行きます☆



 壺の中身は何なのかと、不定形な體(かれら)が問い掛けた。瘴気とも妖気とも称するべき襞(カーテン)の箱庭が内、オマエはキラキラと小型(それ)を解放した。星辰(ほし)の模様(マーク)を手繰りながら骨を銜え、加わったのは数多の妖精(エネルギー)――気を巡らせねば世界に呑まれ、たった一粒の頭分(さとう)に変わって終う――ムリは禁物だと配り廻せば金平糖、その七色が『霊達』を繋ぎ止めている。くるくると音符を吐き散らしながら昂頸(こうけい)に融け、第六感を研ぎ澄ませて往く。ふんわりと漂ってきた禍噴(かふん)を退けつつも、月の世界へとヒトっ飛びだ。
 手のひらサイズもフェアリーサイズ、取り出した紙(ノート)に所以を記して進む。此方の草花は誰が如何視ても肺臓風味だ。彼方の木々は誰が如何視ても心臓要素だ。様相(カタチ)を描きながら『不足』した星(コンペイトウ)、宙に至った甘さは『優しさ』の証明書だろうか――虚空(うみ)に下がったのは本物の頭部。

 月の裏側に松明を突き立てろ。
 異夜異夜(いよいよ)現実が息絶えていた。

 気に触れた天と点を結んで箱の外側、これが神の意思と説くのは不可能だ。彼の存在は擬生者(ぎせいしゃ)に違いない――充満する刺胞(スケルトン)――矛盾している虹彩(あか)、覚醒しても『埒外(ユーベルコード)』とは別か。
 泥に塗れた赤子の尺取(こえ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

洞槻・徒摩利
これは何とも興味深い場所でしょう! 時間があれば何日でも「研究」をしたいところですが、それよりもこの場を作り上げたモノを直接「研究」した方が効率的でしょうか。
心残りですがさっさと抜けるとしましょう。

まずは『肉体改造』で耳を潰します。声で脳髄をかき乱すなら耳などなくしてしまえばよい。ああ、ついでに目も潰しておき、嗅覚と触覚を強化改造sてましょうか。
さて準備は完了。後は『狂気耐性』『呪詛耐性』を『限界突破』させ、強化した嗅覚と触覚で神の肉の臭いと血の気配を辿っていきましょう。ええ、周囲のオブジェよりも濃密な方へ行けばよいのですから単純なものです。
庭を抜けたらUCで身体を元に戻しておきましょう。



 動路(みち)往くが儘に歩めたならば。脈打つが儘に巡れたならば。胴々(どうどう)と『興味深い』と手放しで悦べた。べたつく地面が心臓の紛い事を為し、成された細胞分裂は『木々』の肉厚で行われている。この體組織(たいそしき)の隅から隅まで観察(み)ていたい。この眼膨(がんぼう)の最期を、如何にして学べば良いと謂うのか。嗚呼、残念な事に現実は狂人(マッド)を受け入れない。直接研究(しらべ)る許可は出ず、効率的だと説いても『うえ』は首を縦に振らない――降り注ぎ始めた異端の声帯(こえ)、雨水ではなく泥水とは『心』に粘つくようだ……。
 さっさと抜けるとしましょう。ショウ・タイムの手術台(ステージ)には未だ早い。しかし自分自身を改剖するのは問題ないだろう。耳の中の死肉(なめくじ)を取り出せ、潰れたカタツムリの『殻』は何処へやら。柔(やら)かい脳味噌(ふしょく)を蝕む音(もの)、掻き乱すならば『なくして』終え――ああ――ついでに『なくなく』と双眸(め)も抉れ。擬態々々(ぎたぎた)塗れの連中に『ノコギリ』を魅せよ。研ぎ澄まされた触覚と嗅覚……なま臭(ぬる)い。

 神、鮮明(さわやか)に突き刺(と)めよ。

 汚物(オブジェ)の『夜』り『虚』い方向へ。単純なアンモニアに乾杯してやれ――箱庭の先で継ぎ接ぎ直せ。泥人形造りは完璧だ。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
なんとも醜悪な場所だね。
声を聞くどころか景色を見るのもヨロシクないよ。

深呼吸ひとつ。【オーラ防御・狂気防御・呪詛耐性】

精神を蝕んでくるような場所に長居は無用。
さっさとオサラバするね。

『神速軽妙』発動
走って、走って、駆け抜ける。【足場習熟・悪路走破・ダッシュ・継戦能力】
一心不乱に走ればランナーズハイ。
ゴールに向かってひた走る。

ゴールの先にはここよりも悍ましいモノがいるんだろうけど。
灯りに誘われる虫の様に向かってしまう。



 ひとつひとつが手作業だったと触林が緑(こえ)を吐き、眼鏡の横を通り『か』かった。寸前(ぎりぎり)で躱したオマエの内、頭蓋内の女の子が嫌悪を吐いている。なんとも醜悪な場所だね。種醜(しゅしゅ)様々な貌(にく)が生える中を一歩二歩、方々から響いてくる神の声――聞くどころか『視る』だけで気がおかしくなりそうだ。ヨロシクないよ。環形動物よろしく萌えたもの、物々しく人(せいかつ)し始めた。
 深呼吸(ひとつ)――閉ざした瞳と肺いっぱいの臭気。かるい眩暈を振り払って『耐性(き)』を巡らせた。精神を蝕んでくるような場所(みち)に長居は無用。むにょむよとつついてきた『見えない何か』を潰すが如く――オサラバ征蠢(せいしゅん)、軽やかなのは體(ひとつ)だけ。走れ。奔れ。駆け抜けろ。

 ランナーズハイ。
 オマエの一心不乱さは奈落(アバドン)への一手。

 ひたひた近付いた襞(ひた)を斬(ふ)り、解いた彼方(ゴール)へ全力疾走。ここより悍ましい『もの』が在るとしても、向かうが所以は夏の虫。倣うは蟲か模るは人か。灯りに誘われ【暗黒(たいよう)】の真正面。

 衝突した――振盪(しみ)た蛹(しゃれこうべ)。

成功 🔵​🔵​🔴​

神宮時・蒼
…何とも、まあ、悪趣味、な…
…とは言え、此処を、進まねば、なりません、か…
…まあ、もっと、汚いものは、たくさん、見て、きましたし
これくらいは、どうって事、ありません、ね

【SPD】
「呪詛耐性」「狂気耐性」があれば、精神汚染は防げるでしょうか
かといって、長居はしたくありません
何が堕ちてくるかもわかりませんし、「結界術」も使いましょう
此処は己の「第六感」を信じましょう
嗚呼、此の身に纏う「呪詛」と同じ気配を辿ってもいいかもしれません
此の醜悪な場所―。
此処を作ったものは、随分と汚濁と言う呪いに塗れていそう、ですから

なるべく「忍び足」で音を立てずに
さっさと駆け抜けてしまいましょうか



 幾等もの肉(ぜい)を積み重ねたのか。幾度もの肉(とき)を圧し浸けたのか。漬け込んだ森の輪郭が前後し、オマエの混合(なか)へと溶け込んでくる。とけない心(しるし)に投身したとして、果てない頭振(とうし)は終に満たされない――體液(ち)の巡りを観察(みつめ)ながらの溜息、何とも、まあ、悪趣味な……炎症を起こした種肉(たね)どもが萌え、ぬたりと『二色』へ飛び込んだ――とはいえ。進む他には術が無い。汚さと穢さの谷底を禍(か)き抱いて長く、永さを思えば『この程度』だ。自然が超自然に歪められている、何処かいとおしい人間性(うそつき)ども。
 月夜の優しさをほどくように、水面(いえき)でオマエが乱反射(ぶれて)見えた。宙(くう)を仰げば『種血肉林』――落ちてくる。堕ちてくる。そんな気がおちて仕方がない――祈れと幽霊(はなびら)が舞い踊ったが、其処には本当に神仏が在るのか?

 醜悪を創り出したのは吸血鬼らしい。
 結局のところは知的生命体だ。呪(どろ)が漏れる。

 手繰れ。手繰れ。貴様(らちがい)の糸。意図した『界』で囲みつつ、筒状(くだ)を繋げて『絆』の虚無(いろ)(蝕)……さっさと駆け抜けてしまいましょうか。おぎゃあ、おぎゃあの足音、終焉(エンド・ロール)が期待される。
 こっちの水は甘いぞ。ぶくぶくぶく……。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『泥の赤子』

POW   :    まんまー まんまー まんまー まんまー
【生物を捕食せんと自在に伸びる何本もの手】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    どーじょ どーじょ どーじょじょじょ
【腐食性の猛毒をまとった伸縮する手】による素早い一撃を放つ。また、【ばらばらに分裂する】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ   :    ぱぱぱぱぱぱぱぱ ままままままままま
【体表に点在する口から吐いた瘴気を放つ汚泥】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を毒気を放つ汚染された泥地に変え】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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 ま。
 まま。
 まんま。ま、ま。ぱ。
 ぱぱ、ぱぱぱぱ ま、 まま……ンま。

 箱庭(にく)は如何様な部位かと問われれば、成程、眼前の『輪郭』が説明していた。赤子は世に生じる事なくぶくぶく歌い、父母の在り方を理解出来ていない。泥状(はらわた)からふくれた『分裂』の所業、仰々しくもタールは笑った。
 胎児よ、胎児よ、何故に――踊る為の四肢が足りなかった。嘔吐(は)く為の胃袋と口が物足りなかった。回帰を体験したのだ、その代償は大きいだろう。

 異端の神が啼いている――透明度の高い呼び声だ。
 胎(はこにわ)に響(たま)ったお遊戯。
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

「神様の庭園にお還りなさい…来世は清浄に♪」と少し哀しそうな笑顔で祈る♪
『フェアリーランド』で風/光/生命の精霊,聖霊,月霊,戦乙女,天使,死神,英霊を呼んで“七色金平糖”を配り『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛けます☆
『聖精月天飛翔』でWIZを強化して『月世界の英雄幽霊』で敵の攻撃を空間飛翔して避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化します♪
『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻をします!
祈り/鼓舞/浄化/オーラ防御/勇気/鼓舞



 慈愛と呼ばれる滋養を啜り、よろめいた泥水は塊と成った。腫れた肉と體(にく)を交わしながら口腔(あな)から外へと瘴気(どく)を吐く。ままとまんまの違いも解らず、判り化(か)ねない揺り籠に至れ――地下墓地に破棄された死骸(しんせん)から、臭いが醜(しゅう)と昇る――神様の庭園にお還りなさい――哀情を混ぜた表情(かお)で君が微笑(わら)う。耳障りな騒音が『本当の泣き声』に思えたのか。来世は清浄に……正常も何も【ない】だろう。生じて重なっただけなのだ。何処に罪や罰が在ると謂う――肺胞じみて放出された精霊(エネルギー)、超常曰くの壺が中。
 天使と死神がタップ・ダンスを誘っている。混沌(ぞくせい)の最中にコンペイトウを仕込んだら『聖なるかな』と君が謳う――詩の内容をほどく術はないだろう。そもそも『耳の内』までも泥濘(つまりぎみ)だ。天を翔け、掻き出した毒素はドブ底へ――覚醒の貌(かたち)は幾多にも及び、真逆、月が一個だとでも怪物が謂うのか? ぐらりと微笑みが眩んでいく……大丈夫、まだ『とろけた』蜂蜜状だ。

 君のぬくもりが赤子に告げた、純粋が儘に融けてくれ。

 突き刺さった光が呪(ことば)を浄める。清い世界に導けば花束、萌える『本物』を伝授出来る――この光景(カルナバル)は幻想だ。
 兎に視えたのは胃袋(みかづき)ではない。

成功 🔵​🔵​🔴​

洞槻・徒摩利
・ほう、ほうほうほう! 泥の赤子、仮初の命にしては出来が悪く、しかし場を汚染するには出来がいい。なるほど、これは「手順」によほどのものがありそうです。

・では、「実験」を始めましょう。「肉体改造」と「毒使い」で私自身を毒性生物に改造。そうですねぇ、毒の効果は「継続ダメージ」としておきますか。さあ、【デッドマンズスパーク】で片腕を差し出しますから、遠慮なくお食べ。私はデッドマン。体を失っても再生・再構築が可能なのですから。

・汚泥もまた水分。UCで放った電流は「伝播」して彼らの口をこじ開け、そこに砕けた私の腕の肉(毒)が放り込まれることでしょう。毒を以って毒を制す……泥は地にお還りなさい。



 ぐるぐる、ぐりぐりと『なかった』眼を窩(もと)に戻して、ぎゅるぎゅると球を転がして魅せる。削(そ)くざに落ちていった耳朶(たぶ)を垂らして、ひどく興味を擽(そそ)られる『膨大』を認識(み)た――ほう、ほうほうほう! 仮初と謂うには出来損ないで汚染物質(でいねい)と説けば最適解(できが)いい。イカレタ頭の中に詰まっているのは漿液か、からからと鳴って異る蓋濫胴(がらんどう)――なるほど。手順(すべ)を手繰れば『よほど』と視えて、神の御業(ごう)とは正しく継接か。
 始めましょう――捕食の為に伸縮(の)びた幾多の手、相手が何者かも『わからない』のは確かに赤子、純粋無垢な実験動物(モルモット)に等しい。しかし貴様(モルモット)、その改造(へんか)は如何なものか。蓄えられた毒性(でんげき)が、ぶくぶくと身頭(みず)を侵していく――感電死、そんな莫迦なと死體(したい)。
 焼き加減はウェルダンだ。歓迎(ウェルカム)と差し出した片腕が、躊躇なく『哺乳瓶』の代わりを果たす。ずっ……ずず……じゅぼ……ちゅぱ、じゅぱ。

 構築は後程でも問題ない。孤児(こじ)開けた口腔(あな)へと欠片が落ちる。しびれた臓腑にどぼりとザクロ、夜物(よもつ)経てさらり――剥奪された水分が『お還り』の意味を再正(さいせい)した――毒を以って毒を制す。
 だぶぅ、だぶぅ、の感染源(うったえ)過多。

 天蓋で廻(つづ)くお人形ども。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
走り続けた先に出会ったのは、狂気の産物。
故意か、偶然かは分からないけれど、コレを造り上げたヤツはイカレているね。
私にはコレを救えない。
障害物として対応するしか出来ない。
躊躇なんてしないよ。
そんな事をしていたら此方が殺されてしまうから。

『魔女天翔』発動
赤子達のいる場所は既に汚染されていると考えて【空中戦】で挑むよ。
相手は集団とはいえ統制が無いから攻撃もてんでバラバラ。
上空にいる私に当てようと汚泥を吐き出すけれど、空中を飛翔しながらの回避運動や【念動力】で【敵を盾にする】事で防ぐよ。
分裂するような相手なら【衝撃波・範囲攻撃・制圧射撃】で圧倒するのがいいかな。
ミンチにしてあげる。



 痴れた汚泥を聞くべきだ。
 まんまが深皿に残っている。

 産物と解くには出来損ないで、ほかほかの麺麭(にく)を思わせる副産物(かたわれ)で在った。走り続けたオマエの正気ではない側、皮を捲れば泥団子のお祭り騒ぎか。故意か、偶然かは『神』にすらも判断出来ないだろう。コレを造り上げたヤツはイカれている――母(まま)だと燥がれても困るだけだ。父(ぱぱ)だなんてもっての外、持ち合わせのあやし方も『ひと』相手でなければ意味がない。私にはコレは救えない。コレは誰にも救えない。足元を掬われたかの如くに『夜闇』へと聳えていた……障害物として処理する他にない。躊躇いがちな女の子は死んでいく。
 此方が呪(ころ)されてしまうから――絆の貌(カタチ)は様々だが、詰まった臭いを落としてくれよ『過去(オブリビオン)』――べっとりと手形が箱庭について、胎の側面は足跡まみれだ。地面は既に汚染(だ)かれている。

 天翔(かけ)ろ――ほどけた頁はとんでパラパラ。

 雑多(ばらばら)と吐き散らされた毒物(よだれ)、中てられる方が難しいだろう。右へ左へ、上へ下へ、ぼたぼたと爆ぜた泥状の癇癪、念に撫でられた粘の声――ぶちぶちと裂した刺胞細胞――星(ち)に伏せろ、面を圧した『重』砕。
 かたまる前が好ましい。真逆、塩胡椒を振り忘れたのか?

 ミンチにしてあげる。一粒の目玉が此方を向いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラハミーム・シャビィット
アドリブ大歓迎!

ホウ… これはまた奇々怪界な赤子達デスネ。
ボクを食べたい?
それナラバ、まずは自分達が喰べられる覚悟を持たないとダメデスヨ。

行動
ただで捕食される気は無いですカラネ、ボクも捕食し返せば良いんですヨ!
〈第六感〉で相手の動きを予測しながら、《暴食の方尖柱》でカース・オベリスクハンマーの封印を解き、あの赤子達の攻撃諸共〈範囲攻撃〉で喰べてやりマショウ!



 狂え。狂え。狂え――化け物(UDC)の両腕が伸びた瞬間、子供達は数秒だけ『亡き』止んだ。病める時も健やかな時も『歪』とは悦ばしき隣人(とも)で在り、その無意識は後頭部(うしろ)を殴るかの如くに訪れる――砕け。砕け。砕け――離乳食(まんま)が欲しいと流動蝕(かれら)は正気に戻って啼(い)った。ホ、ウ……梟(やみ)を定めたかの面(バケモノ)が『戦場』に列したならば【術】は完成しているに近い。
 奇々怪界だとオマエは囁(つぶや)いたが、言の葉の矛は自分自身(らちがい)にも通ずるだろう。ずるずると這い寄った『泥(にく)』団子の手足、頭がないと解いて終えば覚悟はないに等しい――深淵を覗くものは深淵に覗かれている。木乃伊を取る者は木乃伊に成り得る――絞られた場合は如何様な輪郭を失くすのか?

 ダメデスヨ――捕食者はキミ達だけではない。

 惨たらしく。凄まじく。おぞましく。方尖柱(オベリスク)は暴食の化身へと到り、塑(そ)へと狂飽性(凶悪性)を突き付けた。呪詛(カース)の咆哮と共に禁断(パンドラ)は啜り、嗚呼、このカルナバルに完結を与えてやれ――捕食と捕食の彼方側、異端(かみ)の悲し気な声が【聞こえる筈がない】……喰べて喰べて喰べて……苦味の最果てに見つけた、一欠片の甘美。
 タールに代わって血の池だ。友好的に偽肢(四)つ繋げろ。

 化け物(にんげん)の脚跡。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
さて、何が出るかと思えば――出来損ないの有象無象。
質より量とは吠えたもの、粗製乱造の末路を刻んであげる

《早業+高速詠唱》で【失楽の呪姫】を発動して《先制攻撃》、魔神の魂の励起による《リミッター解除+ドーピング》は《範囲攻撃+薙ぎ払い+吹き飛ばし》の強化に回すわ
万象を終焉の概念に塗り潰す劫火による《属性攻撃+ハッキング+継続ダメージ+焼却》は身に纏えば《オーラ防御+カウンター》も兼ねて敵の攻撃が届く前に焼き尽くす
《神罰・地形破壊》は継続。今回も《第六感+戦闘知識》の《索敵・見切り》は欠かさず、敵は肉片一つの例外も無く《蹂躙+浄化》するとしましょう

塵は塵に、灰は灰に。
そろそろ本命もお出ましかしら?



 出来の悪い人間が、始末に負えないと頭を抱えている。小さな腕から転げ落ちた泥濘(のうみそ)が、愚吐愚吐(くつくつ)と嗤って魅せた。何が出るかと思いきや彼奴等、有象無象の『右』側の群れだ。質より量だと神か佛が告げたのか、噛み合わない大口(あな)が咆哮(ほ)えている。箱庭(胎)を蹴った存在の醜悪(こう)い、奇怪(きかい)仕掛けだと記すのか――粗製乱造の末路を刻んであげる――仕方がないとも思える現状、少しだけでも攫わねば成らない。彼方(あそこ)から届いた紛物(おくりもの)曰く、刺胞細胞(くらげ)は思考も曖昧でたまらない。
 励起(エネルギー)――追い駆けられた。突き放された。叛く事にも到れなかった『失敗』連中に【魔】が憤慨(いか)る。万象へと向けられた絵具は劫火、終焉(エンディング)の掌が伸縮自在に『肚』ふれた――ばらばらと濁流(あかご)が迫る中、その勢いは體獄(ていごく)で絶えるだろう――限度を超えた『欠片』の其処、底知れたお山は融け失せる。

 塵は塵に。灰は灰に。
 ――過去は忘却へ。

 本命への拓(みち)も直ぐだろう。薙ぎ払った毒素が虚(そら)へと逝(のぼ)っていく。もしや上亡(む)きの埋葬とでも謂うのか。襞(にく)も残らず浄化(せいそう)作業、ままもぱぱも存在(あ)る筈がない。
 神(オマエ)の創世(はなし)に『スワンプマン』はない。

成功 🔵​🔵​🔴​

洞槻・徒摩利
・さて、大体のことは把握できました。確かに汚染力はある……しかしそれだけですね。
毒は毒のみでは何も出来ないのですよ。
では、実験の片づけをしましょうか。

・幾ら速くても、分裂しても私を中心にして放つ拷問具の「乱れ撃ち」による「範囲攻撃」で「蹂躙」してあげましょう。ついでに「捕縛」して【UC】で力を封じますか。

・後は攻撃に「毒使い」で込めていた私の毒……配合は「浄化」目的に変えたもので綺麗に消毒してしまいましょう。

・それにしても「母体」が気になりますねぇ。可能であれば体の一部でも持ち帰ってみたいものです……私の手でより優れた「母体」に作り替えるのも一興かもしれませんねぇ!



 腐蝕性の唾液(おせん)の啼垂(なだれ)、泥人形(どろひとがた)の言の葉は神に似て面白さに欠けている。さて、大体のことは把握できました。ふれた地面(はらそこ)が溶けているのは明確で、角々が丸く成れば見なくても臭ってくる。しかし『それだけ』だ。哺乳瓶の役割も理解出来ない母親の所為、毒は毒のみでは何も為せない――風呂敷を広げたならば畳まねば勿体ないだろう。実験の片づけをしましょうか。ザクロのジャムを拭ってくれ。
 拷問の形状を決めつけるのはよろしくない。不定形に曖昧を突き付ければ『広範囲』、乱れて狂ったお縄の所業、赤子の手をひねる猿轡(そくばく)のサマ――最早『どく』はこぼれない。内臓(モツ)を入れる鍋を用意しなかったのは残念だ。目には目を歯には歯を、毒には毒と配合した――極めて究めて、その浄化。
 綺麗に消毒してしまいましょう。ふりかかった神(ひ)の子(粉)が失せていく。ぱぱとままの名を知らぬ儘、坊やは悪いものだと海へ沈む。それにしても気に成るのは『母体』の方だ。可能ならば持ち帰りたいと死體(マッド)の電撃(しこう)。再生(つくり)替えて新たな『胎』と見做すのも愉しそうだ。

 嗚呼、一興――狂じて改めればオマエの手。
 刺胞細胞がおびえている。

成功 🔵​🔵​🔴​




第3章 ボス戦 『異端の魔女ディアナイラ』

POW   :    異端の落とし仔
【傷付けられた際に発生する猛毒の返り血】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【に落ちた血肉は異端の神の眷属へと変化し】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD   :    穢された聖遺物
レベル×5本の【神聖と猛毒の二重】属性の【かつて自身を討伐に来た者達の武器や防具】を放つ。
WIZ   :    ハイドラの降臨
自身の【人間だった頃の記憶や人間性の喪失】を代償に、【自身の内外を侵蝕する異端の神の血肉】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【驚異的な再生力や土地を汚染する程の猛毒】で戦う。
👑11
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 刺胞細胞(ちにく)を埋め込まれた人胎が、理性なく神(個)と蠕動(わめ)いて在った。子供達の死を悲しんでいるのか。いいや、そんな頭(おつむ)は最初から最後まで存在しない――記憶は既に吹き飛んでおり、降臨は最終段階へと達してる。
 穢れた聖遺物(たから)をゆりかごに、地が血と孕まれ起き上がってくる。汚々(おお)とのたうった触手が、何度も誕生(さいせい)して魅せた。

 人から離れた人だったもの、泥沼で生きるには目立ち過ぎた。
 たとえ無意識だとしても『遊び』だとしても。
 肉(かご)は屠れねばならない。
洞槻・徒摩利
・「形態は機能に従う」とは高名な建築家の言葉でしたか。確かにこの存在は「母」としての形態を突き詰めようとしていますね。美しい上半身は私のような雄の劣情を誘い、しかしその下半身は幾多の触手……数多くの子を抱き、そして敵を徹底的に排除する「母」そのものだ。

・ですが。先ほどの子然り、この理性もへったくれもない振舞い然り。どうやら「機能」は十分ではないようです。やはり、欠片の一つでも持ち帰って私の手で培養増殖再構築改善改良創り直しをしてみたい! UCで毒耐性をメインに強化し、今の私のあらゆる技術、特に「部位破壊」と「切断」をもって彼女の一部を頂きましょう。
その後は? 駆除は強い人たちにお任せしますよ。



 高名な建築家曰く、形態は機能に従う――昨日も今日も明日も変わらず、異端の神は子供を落としていた筈だ。誰にも知られずに泥を孕んでいた筈だ。しかし彼女は如何しようもなく真っ白な脳(ぬま)で、その刺胞細胞は哀れなほどに物を知らない。母としての形態を突き詰め、外(ほか)を擂り下ろし、ただ怠惰に胎を模倣していく――美しい上半身は雄を誘うものだろう。下半身の蠕動は全を抱擁する器官に違いない。あの内臓は何処までも、いつまでも生温いのだ……敵は徹底的に排除する、素晴らしい『無脳』行為。芸術(グロテスク)に突き刺さった永久、真逆、自分自身がオブリビオンとは認識(おもえ)ていない――母は仔が大人になるまで絶えられないのだ。
 出来立ての麺麭を千切って放置したならば、きっと『これ』が出来るのだろう。腐り融けても己は腸だと、啜り齧って久しく狂う。泥赤子と同じく機能が『成って』いないのだ――理性もへったくれもない――人間性を消失した貌は涎に塗れていた。

 欠片の一つでも持ち帰って、私の掌。
 培養・増殖・再構築・改善・改良・創造……。
 死体が喋るなだと。あなたが言うのですか?

 外科手術(ばらばら)の幕開けだとノコギリが絶叫し、血肉を改めて毒を食ませる。ぶくぶくと積み重ねられた細胞(にく)の一部を回収し、宝箱の中身(サンプル)は無尽蔵に這入ってくる――頂きましょう。いただいた。異に抱かれる感覚は何処か『新鮮な継ぎ接ぎ』を想起させる――残った體(からだ)は別の埒外に任せて仕舞え。駆除は強い人たちにお任せしますよ。

 ※※だった頃の記憶はダゴンにも括られていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタリナ・エスペランサ
なんだ、良い趣味の玩具も持っているじゃない
じゃあ此方も相応に趣向を凝らすとしましょうか?

《第六感+戦闘知識》の理論と直感を組み合わせ敵の動きを《見切り》先読み、《空中戦》の機動力を活かして攻撃を回避。

攻め手は【神狩りし簒奪者】による多重《属性攻撃》
まず白雷槍の《クイックドロウ+貫通攻撃+マヒ攻撃》で《串刺し》に、そして《2回攻撃》から黒炎を放ち《焼却+継続ダメージ+生命力吸収》で力を削ぐ
仕上げは影鎖で敵UCの武器防具を絡め取り《盗み・ハッキング》、穢れが敵に由来するものなら封じ込め《浄化》するわ
彼らの本懐を果たさせてあげるのも一興だと思わない?
取り戻した装備を操り《蹂躙》してトドメとしましょう



 誰かの脳味噌を勇者だと謂うのは簡単で、愚者と記すのは難しいのだろう。知性だけを剥奪された異端(かみさま)は人だった頃にも『絶望』していたのだ。バイオ・モンスターじみた触手(うねり)が玩具(えもの)を嗜んで、最早聖なるかなは侵され・冒されている――穢したのは何方だったのかと箱庭(はら)だけが理解していた――相応に趣向を凝らすとしましょうか。惨々と照らされた暗黒の産声、もしや呼吸しているとでも描写したいのか。猛々と滴った毒液が『地』を満たしていく……。
 放出された槍、剣、盾その他。雑に投げられた得物は『彼等』に対しての冒涜だろう。本来の使い手は『このような』乱雑ではない――だからこそ、躱す事は容易で在った。空を斬った紫(どろ)含み、その貌(サマ)は紛い物と同じく悲哀に浸っている。仕込みは上々、彼(あ)の神坐(ぎょくざ)にクラゲが乗っかるとは奇劇的だろう――白奔り雷鳴(ごうおん)、光速の痺れが『胸部』を鎖(さ)した。
 本懐を果たす。その為ならば『人でも神でも』借りて成せば好い――輪郭が本物ならば『毒を以って』も不要だろう――黒が表面を炙りつつも【縛】が往き、絡め取られたのは数多の武具。嗚呼、神権よ、如何か怪物を「殺させてくれ」。

 浄化――神意(オマエ)に触れた彼等は鋭く、滅ぼすべき『虚』へと牙を剥いた。蹂躙(か)けると共に胴を断ち斬り、発かれた底からの歓声。貰っていくよ。貰ってくれよ。英雄(死者)からのありがとう……狩り、沈め、還せ。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
ようやくたどり着いたね。
目的の彼女は救いようのない存在。
人として大事なものを失って、既に汚染物質を産み出すだけのシステムの様なもの。
頼まれたのはお掃除だから綺麗に片付けないとね。

『破魔焔』発動
扱える焔の半分を【結界術】と組み合わせて、押し寄せる肉の質量と猛毒の汚染を破魔の力を宿す焔で【焼却・浄化】して自身の防御に使用。
向こうは大事なものを代償に未だ未だ肉を産み出してくる。このままだと肉に押し切られてしまう。反撃するよ。
残りの半分の焔で【範囲攻撃・2回攻撃・爆撃・乱れ撃ち】!
このテの相手はとことん【焼却】しないとね!



 足元を掬おうとしても肢が多くて腕が少ない。上半下半に視線を惑わせて数秒間、ようやくたどり着いたとオマエは思う。想い込みの激しい神様は人間部分を殺し尽くされ『もはや』救いようのないお顔だった。大事なものも大切なものも溝底に沈み、汚染物質(あかご)だけを嘔吐(は)き続ける。破棄すべき部位と抱くべき部位を混同させているのか。機械仕掛(システム)の把握は誰にでも出来るだろう。ままとぱぱの同化だなんてどうかしていると人型が告げた。その文句は造り出した吸血鬼(だれかさん)に伝えてくれ――綺麗に片付けろと掃除道具が喚き始めた。
 好奇心(ノリノリ)で箒を取り出せれば如何様にも掃けただろう。されどオマエの脳内環境は真っ赤っかで、数々の魔性を滅ぼす熱量(エネルギー)。刺胞細胞(くらげ)の福音(ノイズ)を結界(ふさ)ぎつつ、包まれる前に薙ぎ払う――麗しい姫君(モンスター)の名前は胎児なのか? 肉が産声(おと)を堕し続けた。

 代償はもう払えない筈だった。
 つまり『まだ』内、人間生を抱えている。

 存在は母で在る事だけは諦めきれなかった。未だ未だと縋り付いた両腕が、胎底を掻(ひ)き出してくる。このテの敵(もの)はとことん焼却(や)くのが正しいのだ。撃(ごぅ)と溢れ出した灼熱、その殺害は現実の為……。
 鏡を取っ払えよ、裸眼にうつせ。

 子供達の首だけが生えていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

ラハミーム・シャビィット
アドリブ大歓迎です!

キミを見ていると、クランケヴァッフェのインスピレーションがどんどん湧き出てくるんデスヨ!
キミのパーツ… ちょっと欲しいデスネ。

行動
彼女が持つ聖遺物達は厄介ダネ。
猛毒に加えて聖なる力を感じマス。
気は乗らないですケド、《狂気の呉越同舟》に頼る事にしまショウ。
呪詛の刃や炎で武器を防ぎ、防具は邪神喰らいの骨鞭で〈鎧砕き〉で破壊してからの〈貫通攻撃〉で彼女を攻撃してミマス。
攻撃が当たったのナラ〈吸血・生命力吸収〉で骨鞭に啜らせてあげまショウ。

寿命は削れマスガ、邪神殺しは対価なしデハ達成出来ない偉業ですカラネ… 仕方ない事デス。



 時間が巻き戻る事は在り得ない。こぼれた臓物が元に戻る事は在り得ない。故に脳内(インスピレーション)、泥濘から涌き出す創作意欲は貴様自身にも制御し難い。欲しい。欲しくて、欲しくて、仕方がないと『どこかの時計型』じみて纏めている。絡み憑いた漿液が『にじみ』出て、堕(で)始めた聖遺物(えもの)を見定めていた。キミのパーツは彼等の『絆』とやらを掴み、無作為に投げ散らした毒々しさ……。
 厄介ダネ――矛盾と混沌を孕んだ鋭利、その属性は何処か『UDC人間』を思わせる。地に触れても血に流れても異常なまでの危険性、聖なるかなの謳い文句が『異厭々々』と嫌悪していく――気が乗らなくても進める他に無い。そうだろう『反』願望器……七色の球体曰く、柔軟に理解しろ。嗚呼、過去も現在も未来も『思いのまま』だ。

 呉越同舟――肝が苦いと誰が説いたのか。
 嗚々、最初(はじまり)が啼いていた。

 毒物が火焔に融けて失せ、刃が刃を逸らして魅せた。女体を覆う防具(から)を砕いたのは骨鞭、無知の刺胞細胞(にく)を穿ってしなる。しなびたザクロを食むように、泥遊びを嗜んでしまえ――対価を払わねば何も成せない。チクタクと針が加速(すす)んで逝く――仕方ない事デス。ドクター。お薬の時間ですよ。
 芽(目)を抉るのを忘れていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定
*アドリブ歓迎

「光に還り新たな安息を…」と祈ります♪
『フェアリーランド』の壺の中から風/光/生命の精霊,聖霊,月霊,戦乙女,天使,死神,英霊を呼んで“七色金平糖”を配って『クリスタライズ』で姿を隠し『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛け『エレメント・セイント・ティファーナ』で強化します♪
『月世界の英霊』で攻撃を空間飛翔して避け敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化をさせます☆
『祝聖嬢なる光輝精』で怪我人を治して『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します♪
『聖精月天飛翔』で強化して『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻をします!



 地肉が侵され、冒された現状を『見』ても、オマエは祈りを辞めずに『存在』した。神様と人間の混合物が襤褸雑巾と化した今、滅劣に出された汚泥は子供とも言えない。ぱぱ、まま、と胎(オブリビオン)に縋った泣き声が、ただ無価値に曖昧化していく――新たな安息を――光よ在れと精霊が口つけ、告げた想いは『昇華』へと至る。七色の金平糖が胃の中で砕け、なんとかなるさと異端(かみ)へと奔る。
 神罰(こうき)――悔い改めよと指差したのは『神性』だった臭いもの。蓋をするにも蓋が無ければ清掃(は)き退ける他にないのだろう。のっぺりとした触腕(うで)が刺突され、内側から毒気が抜けていく。いかれたおつむに塗布してやれ、その壺の中身は粘ついていない――さらりととけた『正気』の味わい。

 宙は太陽だと錯覚していた。
 種族的な面では手遅れだ――覚えたよ、人間。

 神々しさの衝突――衝撃。舞台上から落とされた過去(やくしゃ)、強靭な『刺胞』が破裂している。もう二度と箱庭(胎)は直せない。ダブル・ピースの聖域が『異端(あく)』だけを啜り取った。
 お母さんは死んでいる。赤ん坊が立ち上がったのだ。

 ――墓場まで。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年01月24日


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#ダークセイヴァー
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#異端の神々
#グロテスク


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアイシス・リデルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト