5
うっかりフェアリーランド! ※ただし鍾乳洞

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #猟書家 #レプ・ス・カム #フェアリー

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アックス&ウィザーズ
🔒
#猟書家の侵攻
🔒
#猟書家
🔒
#レプ・ス・カム
🔒
#フェアリー


0




●うっかりフェアリー
「うぅ……」
 一人のフェアリーは小さく震えて隠れていた。
 彼女はモンスターに追われている最中、咄嗟にユーベルコードによって作り出した【壺の中のフェアリーランド】に逃げ込めた……までは良かった……。
 唐突に兎耳の女が本来入ることすらできないフェアリーランドに乱入してきたのだ。
「確かにこれは、「フェアリーランドの中に『天上界への鍵』がある」という説は正解かもしれないね。なにしろフェアリーは昔から「旅の導き手」と言われてるらしいしね!」
 と、訳の分からないことを言いつつも、フェアリーランドをたちまち作り変えてしまう。
 湿気を身体中に感じるほどの鍾乳洞へと……。

 さらに滴り落ちる水滴は生物を鍾乳石へと変える呪われた水、その証拠にフェアリーの身体の一部が呪われた水滴によって鍾乳石へと変わっており、あまり身動き取れない状態であった。
 少なくとも翅は濡らしておらず飛べない状態ではないのが幸いだが……。
 突然現れた兎耳の女による影響か、ユーベルコードも解除できずにひたすら水滴が落ちない場所で身を隠している。
 このままでは命を落とすのも時間の問題だろう……。
「鍵見つけるまでには死なないでね?」
 兎耳の女は水滴が落ちない場所だけを狙って身軽に飛んでいく。

●フェアリーランドへ!
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます」
 ミネラル・トーリア(蝋成分100%のブラックタール・f25607)がぺこりと礼儀正しくお辞儀をした。
「アックス&ウィザーズで幹部猟書家が確認されました」
 オウガ・オリジンから奪った力を利用して、猟兵達が平和にした世界の侵略を企てる「オウガ・フォーミュラ」を名乗る猟書家とその元で動く幹部達。
 今回はそのアックス&ウィザーズにて幹部の一人、猟書家『レプ・ス・カム』が出現した。
「彼女の目的は大天使ブラキエルの目論む天上界への到達を実現させるため『天上界への鍵』を探しているようです」
 その鍵はフェアリーがユーベルコードで作り出した『壺の中のフェアリーランド』にあるようで、本来は入れないフェアリーランドへ強制的に侵入、鍵を探すついでに内部を悪夢のような世界へと変えてしまっている。
「フェアリーの名前はアズライト、とても臆病で今回のフェアリーランドも咄嗟に逃げ込むために発動したようです」
 ユーベルコードが解除できなくなってしまい、発動しているフェアリーの命も危機に瀕しており、フェアリーランドの悪夢化も相まってかなり危険な状態である。
 そのため、先ずフェアリーを見つけ出し保護をしつつ、フェアリーが『楽しいこと』を想像すれば悪夢化も抑えられるため、励ましたりして幹部猟書家を倒すことが目的である。
「まず、フェアリーランド内ですが……」
 本来ならば木々が生い茂り、綺麗な川が流れている美しい場所……ではあるが、悪夢化によって湿気じみた鍾乳洞へと変化している。
 ただ……それだけで良いが、天井から滴り落ちる水滴は悪夢化の影響によって鍾乳石化の呪いを含んだ水滴である。
 場所が悪いと大量に浴びせられ、鍾乳石へと変えられて鍾乳洞の一部にされる末路を辿るだろう。
「さらにはレプ・ス・カムは水滴の落ちる場所をわかっているらしく、彼女に被害が来ることはあまりないようです」
 そんな中、フェアリーのアズライトを救いつつも幹部猟書家を倒さなければならない。
「苦しい状況下の中ですが、世界を猟書家の魔の手から守るためお願いします…!」
 再度トーリアはペコリとお辞儀をし、転送の準備に掛かった。


もちもち大福
 おはこんばんちは!今日ももちもち!もちもち大福です。
 お久しぶりのシナリオですが、よろしくお願いします!

 幹部シナリオのため2章構成となっております。
 プレイングボーナス……フェアリーに楽しいことを考えてもらう。
 ユーベルコードを発動し続けており命の危機に瀕しているフェアリーに楽しい事を考えてもらい、フェアリーランドの悪夢化を抑えることができます。

 フェアリーについての情報ですが、名前はアズライト。
 男の子のフェアリーで、とても臆病で滅多に人前には現れない。
 現時点ではどこか水滴が落ちていない場所でユーベルコードに体力を消費しつつ怯えて隠れています。

 いつもの通りやられ前提のプレイングも問題なく採用します!
(仮に鍾乳石化されてしまっても次章・終了時にはなんやかんやで戻ります)
 それでは、みなさまのプレイングをお待ちしております!
49




第1章 冒険 『噂の鍾乳洞』

POW   :    トラップなどは力づくで進む

SPD   :    トラップなどにかかる前に素早く進む

WIZ   :    トラップなどに気を付けつつ進む

👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 転送された先……フェアリーランドが悪夢化し、湿った鍾乳洞が目の前に広がる。
 ぴちょん……ぴちょん……と、上から水滴が降ってくる。
 しかしそれは触れてはいけない、浴びてはいけない。
 触れてしまえば、浴びてしまえば……この鍾乳洞の一部にされてしまうのだから。

 小さく怯え震えるフェアリーを探し出し、助けなければ……。
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/生命の精霊、聖霊、月霊、戦乙女、天使を飛んで『グレムリン・ブラウニー・ルーナ』で小妖精も呼んで“七色こんぺいとう”を配って杖をタクト代わりに振って“祈り/鼓舞/歌唱/勇気/優しさ/第六感/浄化/手をつなぐ/奉仕”を使用しつつ「ミンナ~♪隠れているフェアリーさんを怖くないよ、と教えて呼び出して上げようね☆彡」と笑顔で言って玩具や食べ物や飲み物を手にしてワイワイ賑やかに楽しみながらミンナでアズライトを探しながら見付けたら『祝聖嬢なる光輝精』で体力を回復させて『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します♪
罠には気を付けます☆



 ぴちゃん……と絶え間なく水滴が落ちては水溜まりに落ちる音が聞こえてくる。
 そんな中、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士)がフェアリーランド内へと侵入する。
 23.2cmという小さな身体できょろきょろ見渡す、どこを見ても湿った鍾乳石と垂れ落ちる水滴しか見えない。
 その水滴を浴びればティファーナのような小さな身体であれば瞬く間に鍾乳石の石ころへと変わっていくだろう。
「とっても暗いけど……ミンナがいれば大丈夫☆彡」
 そんな状況下の中、救出対象であるフェアリ―を助けるために彼女はまずユーベルコード【フェアリーランド】の壺の中から風/生命の精霊・聖霊・月霊・戦乙女・天使が現れる。
「悪戯・遊戯・仲良戯は精霊・聖霊・月霊・星霊の遊びで協力ですよ☆彡」
 もう一つのユーベルコード【グレムリン・ブラウニー・ルーナ】によって小妖精を呼ぶ。
 さらに、【七色こんぺいとう】を皆に配り、杖をタクト代わりに振っていき、【祈り】【鼓舞】【歌唱】【勇気】【優しさ】【第六感】【浄化】【手をつなぐ】【奉仕】をそれぞれ使用しつつもティファーナは召喚された皆に笑顔で言う。
「ミンナ~♪隠れているフェアリーさんを怖くないよ、と教えて呼び出して上げようね☆彡」
 皆々が「おぉー!」と声を上げ、玩具や食べ物・飲み物を手にしてワイワイ賑やかに、怯えて隠れているフェアリーを探していく。


 岩の影に隠れているフェアリー……アズライトはひたすら震えていた。
「うぅ……」
 弱々しい声を上げただ震えている。
 そんな彼に洞窟の奥から騒がしい声々が聞こえてきた。
(だ……誰……?)
 あの兎耳の仲間だろうか?それにしては何か語り掛けてくるような声だった。
「フェアリーさん!怖くないよ~☆彡」
 フェアリーさん……恐らく自分の事だろうか?しかしあの兎耳の罠だったら?
 と、隠れていた岩の後ろから誰かが顔を出す。
「ひっ……」
 顔を出したそれはティファーナだった。
 やっと見つけた……と言いたげなにっこりと笑顔になり。
「はい!どーぞ!もう大丈夫だよ☆」
 彼女は【七色こんぺいとう】の一粒をアズライトに差し出す。
 彼も唐突の事で困惑していたが、おずおずとそのこんぺいとうを手に取り一口食べる。
「甘い……おいしい……」
 アズライトもティファーナもすこしほっこりとし一安心する。
「よかった!ボクはキミを助けに来たんだ☆」
「助けに……?」
 突然の彼女の言葉に彼は困惑する。
「フェアリーランドをこんな風にしたやつを倒して、キミを助けるんだ☆」
 そう、あの兎耳だ……アレが来てからフェアリーランドがおかしくなったのだ。
「倒せばこの力も解除できるよ☆彡 ……とその前に☆」
 ティファーナはユーベルコード【祝聖嬢なる光輝精】による光輝が彼を包み込む。
「精霊、聖霊、英霊、月霊よ、癒し慈しみ輩を治癒し蘇生を…☆」
 弱っていた体力は回復していき、さらにユーベルコード【シンフォニック・メディカルヒール】によって鍾乳洞内に歌唄が響き渡る。
「歌唱う、精霊・聖霊よ♪ 癒し、治し、生命の灯火を再び与えたまえ……☆」
 それを聞いたアズライトの鍾乳石化の呪いによって強張っていた身体は瞬く間に柔らかくなり、元の肌へと戻っていった。
 手足や翅を動かし、万全な状態になったことを確認する。
「身体が……あ……ありがとう……!」
「うん!それじゃあ行こう☆彡」
 アズライトは笑顔になり頷き、ティファーナの差し出す手を取る。
 それだけでも安心感が違っており、心なしか落ちる水滴が少し減ったような……気がした。
 彼にとっては、同じフェアリーでもあり自分を助けに来たティファーナは心強い存在だ。
 こうしてこれからこの悪夢の元凶を倒しに行く……彼女とその仲間達と共に……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ロッテ・ブラウ
あんの兎女!!
何度潰してもポコポコポコポコッ…とっ!!
湿気もうざったいし!!ほんといい加減にしろぉ!!

じっとりとした湿気と兎女に心底イライラしつつも
深呼吸してジッと興味深げに水滴の効果を見つめます

ふ~ん…今回は「呪われた水」ね
状態異常「石化」?それなりに使えそうかな?

・・・・・。
この世界の主であるアズライトさんは、先行したティファーナさんが救助したみたいだし
ボクはボクで動いてみよう…
うん、とりあえずは「実弾確保」っと♪

自分の周囲に展開した無数の魔法陣で自分に降り注ぐ水滴をどんどん回収
にんまりと悪い笑みを浮かべながら
コレから仕掛けるイタズラを頭の中で膨らませて行きます



「あんの兎女!!何度潰してもポコポコポコポコッ…とっ!!」
 鍾乳洞内に声が響き渡るほどの大声を上げるロッテ・ブラウ(夢幻・f29078)は何度も復活する猟書家に対して怒っていた。
 それもそうだ……今までのオブリビオンとは異なり、猟書家は何度倒しても復活してはまた悪事を働く侵略者達……。
 いつ終わるのかも分からない戦いの中でストレスの溜まった彼の言うこともごもっともである。
「湿気もうざったいし!!ほんといい加減にしろぉ!!」
 と、じっとりとした湿気とこの状況にしてしまった元凶であるレプ・ス・カムに心底イライラしつつ、一度深呼吸してジッと興味深げに水滴を見つめる。
 ぴちゃん……と立て続けに滴り落ち、真下の水たまりに落ちていく。
 しかし、その水滴には触れようとはしなかった……いや、触れてはならなかった。
「ふ~ん……今回は『呪われた水』ね、状態異常『石化』?それなりに使えそうかな?」
 何度も言うようだが、この鍾乳洞は猟書家によってフェアリーランドを悪夢化した姿である。
 天井から降ってくる水滴は悪夢化の影響で呪われており、触れたところから硬くなり鍾乳石へと化していく。
 幾度も浴び続ければ生きたまま鍾乳石のオブジェへと変わり果て……この悪夢じみた鍾乳洞の一部にされてしまうだろう。
 それこそロッテのような大きさであれば一滴だけでも致命傷……身体のほとんどがあっという間に鍾乳石へと変わっていくだろう。
「…………」
 彼はしばらく考える、フェアリーランドの主であるアズライトは先行した猟兵によって保護されている。
 そのあたりは心配する必要も無さそうだ……ならば自分は自分で動いてみようという考えに至った。
「うん、とりあえずは『実弾確保』っと♪」
 と、さっきまでのイライラと反して、機嫌よくユーベルコード【秘された窓】を発動させる。
 自身の周囲には無数の魔法陣が展開していき、その魔法陣は次々とあの水滴を吸い込んでいき、『実弾』を確保していく。
 にんまりと悪い笑みを浮かべながらコレから仕掛けるイタズラを頭の中で膨らませていく。
「あの兎女……どういう反応するかな?ふふふ……」
 今なお鍵を探しに夢中なレプ・ス・カム……現在進行形でロッテの考えるイタズラの標的にされるとは思ってはいなかった。
 その間にも呪われた水滴は今なお降り続いている……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

黒城・魅夜
猟書家に品性など期待してはいませんが
つまらぬ悪趣味ですね、愚かなウサギ
その下劣な感性に相応しい最期を与えてあげますから待っていなさい

「暗視」「第六感」「見切り」で水滴の落ちる場所を感じ取りつつ
念のため「オーラ防御」に身を包み
「早業」で鎖を舞わせることによる「衝撃波」で
水滴を弾きながら進みましょう
万が一それでも水を浴びてしまったら……
ふふ、そんな因果など書き換えてしまいますよ、私のUCでね

妖精さん、これは土で作ってみた泥の動物たちです
このままではすぐに壊れてしまいますが
呪いの水を浴びせてあげれば
ほら、きれいに固まって、可愛い素敵なオブジェに早変わり
怖い呪いも使い方次第で楽しくなるものですよ、ふふ



「猟書家に品性など期待してはいませんが……つまらぬ悪趣味ですね、愚かなウサギ」
 黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)は悪夢化したフェアリーランドを見渡しては呆れていた。
「その下劣な感性に相応しい最期を与えてあげますから待っていなさい」
 必ず猟書家を狩る……そんな決意を固くしながらも歩き出す。
 それぞれ【暗視】【第六感】【見切り】を使い、水滴の落ちる場所を感じ取る。
 この水滴はレプ・ス・カムによってフェアリーランドが悪夢化、鍾乳石化の呪いが込められた水滴に変わってしまっている。
 どんな生物もこの水滴を何度も浴びてしまえば物言わぬ鍾乳石の塊に変わってしまうだろう。
 そんな状況下の中でのフェアリーを捜索中、やはり邪魔をするかの如く水滴が落ちてくる。
 と、その水滴が直撃するコース……普通なら成す術もない。
 しかし魅夜は【オーラ防御】で身を包み、【早業】で武器である鎖【呪いと絆】を舞わせることによる【衝撃波】で次々と水滴を弾きながら進んでいく。
 だが、水滴の量が多い場所に足を踏み入れてしまう……このままでは彼女は呪いの水滴によって……。
「ふふ、そんな因果など書き換えてしまいますよ」
 柔らかい笑みを浮かべた彼女は落ち着いており、ユーベルコード【昏き運命を嘲笑え死神札】を発動。
 本来なら起こり得る『自身が水滴を浴びて鍾乳石と化す』という因果を書き換えてその事実を捻じ曲げていく。
 こうして彼女は水滴が少なければ鎖によって水滴を弾き、多ければユーベルコードで回避し奥へと進んでいった。


 魅夜が進んだその奥にはフェアリーのアズライトが休憩をしていた。
 どうやら同行していた猟兵は偵察中のようだ。
「ひっ……!?」
 彼女を見るなりビクッと震えて岩陰に隠れる。
「怯えないで……私はあなたの味方よ」
 その言葉に少し顔を出して様子を見る。
 すると魅夜は土に触れ、その手で動物の形を作っていく。
「妖精さん、これは土で作ってみた泥の動物たちです」
 しかし泥であるが故、放っておけば崩れていくだろう。
 アズライトも少しずつ興味がわいてきたのが、その泥の動物たちを見ている。
「このままではすぐに壊れてしまいますが呪いの水を浴びせてあげれば……」
 水滴が落ちてくるタイミングを見計らい、泥の動物をそこに置く……すると水滴がそこへ落ちてくる。
 一滴一滴とそれは何度も浴びて段々硬くなっていく。
 最終的には形が崩れることの無い動物の形をした鍾乳石のオブジェが出来上がった。
「ほら、きれいに固まって、可愛い素敵なオブジェに早変わり」
「わぁ……」
 アズライトも最初は困惑していたが、動物のオブジェが出来上がったと同時に目を輝かせていた。
「怖い呪いも使い方次第で楽しくなるものですよ、ふふ」
「おねーさんすごい……!」
 そんな中、丁度よく偵察に行っていた猟兵が戻ってきた。
「さて……悪いウサギは退治しなければですね?」
 そろそろ元凶も見つかる頃だろうと魅夜は鍾乳洞の奥を見やった。


 鍾乳洞の形が歪んでいき、外からの光が差し込み始めた……。
 その先には……悪夢に作り替えた元凶であるウサギが驚き佇んでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『レプ・ス・カム』

POW   :    ミラージュ・ラパン
自身と自身の装備、【自身がしたためた招待状を持つ】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
SPD   :    兎の謎掛け
【困惑】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【鬼火の塊】から、高命中力の【蒼白い炎の矢】を飛ばす。
WIZ   :    素敵な嘘へご案内
【巧みな話術】を披露した指定の全対象に【今話された内容は真実に違いないという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ハーバニー・キーテセラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


「ちょっとなんで戻りつつあるのぉー!?」
 兎耳に青いランタンを持つ猟書家……レプ・ス・カムが驚いていた。
「あれ?なんか人が増えているような……?まさかまさか……猟兵!?」
 目の前には見覚えのない人々……猟兵の存在にさらに驚く。
 未だ鍵を探していたが、猟兵の介入によって彼女の不利が明らかに傾いていく。
「鍵も見つかっていないのにそこまでされちゃうと困るんですけどー!」
 ぷんすこと感情を露わにしつつも、どうやって始末しようかと脳裏で考えている。
「しょうがないわ……あんた達はここで鍾乳洞の一部になってもらうわ!」
 陽の光が差し、未だ硬く侵食する水滴が降る中、猟書家レプ・ス・カムとの戦いが始まった!

(悪夢化はまだ続いているため、呪いの水滴は所々落ちています、戦う際はお気を付けて……)
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を
*アドリブ歓迎

『フェアリーランド』の壺の中から風/水/火/生命の精霊,聖霊,月霊,戦乙女,天使,死神,英霊を呼んで“七色金平糖”を配って『聖精月天飛翔』でWiZを強化して『エレメンタル・ピクシィーズ』で属性攻撃を『神罰の聖矢』で聖攻撃を仕掛けます♪
『月世界の英霊』で敵の攻撃を空間飛翔して避けて敵のUCを『月霊覚醒』で封印/弱体化をさせて『クリスタライズ』で姿を隠し『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
『叡智富める精霊』+『神聖天罰刺突』で苛烈な猛攻を仕掛けます!
祈り/歌唱/鼓舞/第六感/勇気/オーラ防御/浄化/優しさ/奉仕を使用



「ついに見つけたよ☆彡」
「げぇ!猟兵!?」
 ティファーナが一足先に猟書家レプ・ス・カムに挑む。
 彼女はユーベルコード【フェアリーランド】によって壺の中から風/水/火/生命の精霊・聖霊・月霊・戦乙女・天使・死神・英霊と大勢召喚する。
「精霊、聖霊、英霊、月霊よ、聖精詠み……月天風よ流れよ……☆彡」
 さらに【七色金平糖】を配り【聖精月天飛翔】によって強化していく。
「歌唱う、我らが精霊・聖霊・月霊よ♪ 歌い、踊り、唄い、舞踏れ♪ 素ノ源ヨリ来タレリ……」
 ユーベルコード【エレメンタル・ピクシィーズ】を発動、精霊/聖霊/月霊属性の魔法の矢を猟書家に向けて放っていく。
 レプ・ス・カムも当たるわけにはいかず、軽い足取りでそれらを避けていく。
「あーもう!危ないわね!!」
「神罰なる天罰の刺突を!☆彡」
 さらに【神聖天罰刺突】を発動させて神聖なる槍・鉾・矢・杭を放っていく。
 それらに命中されれば、神々しく光輝きが無数の神聖なる神罰に変形し、突き刺さって抜けなくなる。
「さらにあぶなーい!!」
 と、言いながらも軽く避けて、岩の影に隠れていく。
 そんな彼女もただ攻撃されるだけではなかった。
「ほらほら~♪ここまで来ないと倒せないわよ~?」
 辺りに響き渡る猟書家の声……ティファーナの背後から聞こえてくる。
「違うわよ、こっちよ~?」
 彼女がそこまで来ようとするとまた別の場所から声が響く。
 またそこへ行く……さらに声が響く……。
「あれ?どこなの?☆」
 ティファーナはさらに声のする方向へ向かうと……上から冷たい液体を浴びる。
「……!?」
 呪われた水滴……それを浴びた彼女の身体が鍾乳石に変わっていく。
 そう、レプ・ス・カムのユーベルコード【素敵な嘘へご案内】によって彼女を水滴の落ちやすい場所におびき寄せられてしまったのだ。
「あっはっはー!引っ掛かった引っ掛かったー!」
 大笑いする彼女が姿を現す、ティファーナは翅こそ侵食はしなかったが、戦う分には不利になってしまっている。
「これでトドメ!その後にあの水たまりに放り込んであげるわ!」
 トドメと言わんばかりに【兎の謎掛け】によって青白い炎の矢が突然の事に困惑した彼女に襲い掛かる。
「せ……世界を巡りし英霊よ……蘇ノ能力を現わせ……!☆」
 命中する直前に【月世界の英霊】による空間飛翔で避けていく、さらに【月霊覚醒】を発動させる。
「月は眼醒めた……其の総ては庇護と加護と祝福を絶たれる……☆」
 満月・半月・三日月・新月が現れ、レプ・ス・カムに命中する。
「きゃぁぁ!?」
 彼女の【兎の謎掛け】を封印/弱体化してしまう、その間にティファーナは【クリスタライズ】によって姿が消えていく。
「身体も貴方も水晶の様に透明に……」
 猟書家の目の前から消えた彼女はすぐさまそこから離れて岩陰に隠れる。
 そして、【祝聖嬢なる光輝精】や【シンフォニック・メディカルヒール】によって戦闘で負った怪我や鍾乳石化から回復していく。
「全く……どこにいるのよ?」
 レプ・ス・カムが彼女を探している、どうやらまだ気づいていないようだ……。
 どんどん隠れている岩陰に近づいていく……無論これはチャンス、強襲するなら今だ。
「ここだよ~☆彡」
 バッと岩陰から全快の彼女が飛び出し、ユーベルコード【叡智富める精霊】によって光/火/風/水/土/闇/聖/月の霊で攻撃する。
「きゃっ……なによぉー!」
 命中するが怯むことなくティファーナに襲い掛かる。
 しかし彼女のユーベルコードによってレプ・ス・カムの姿/属性/眷属/種族を覚えており、次のユーベルコードが強化されていた。
 そしてすぐに【神聖天罰刺突】による苛烈な猛攻を仕掛けていく。
「ああぁぁーーー!?」
 猟書家の身体中に神聖なる武器達が数本が突き刺さり神聖なる神罰によって抜けなくなる。
「痛ったぁぁい……これ以上は……」
 レプ・ス・カムはさすがにまずいと感じ、脱兎のごとく逃げ出していく。
 ここまでダメージを与えれば他の猟兵が仕留めてくれるだろう……。
 とりあえず一安心し、元の姿に戻りつつある鍾乳洞……もといフェアリーランドに差す光を浴びて気持ちよく背伸びをするティファーナだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

中村・裕美(サポート)
副人格・シルヴァーナ
『すぐに終わってしまってはもったいないですわね』
多重人格者の殺人鬼× 竜騎士
外見 赤の瞳 白の髪
特徴 長髪 のんびり 社交的 惨殺ナイフを愛用 実は胸が大きい
口調 (わたくし、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)

裕美のもう一つの人格で社交性と近接戦闘特化。
戦闘では【残像】が残るような優雅ステップで敵に近づき、惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す。
槍を使うことがあれば、相手を【串刺し】にします
【瞬きの殺人鬼】使用後の昏睡状態はもう一つの人格に切り替えカバー

あと、虫が苦手



「ハァ……ハァ……」
 レプ・ス・カムは神聖なる武器達を全身刺さったままの身体を何とか動かしながらも駆け抜けている。
 小さくても強い猟兵に圧倒的に手玉に取られてしまうという失態も犯してしまっている。
「すぐに終わってしまってはもったいないですわね」
 そんな猟書家に追い討ちをかけるかの如く中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)が立ちはだかる。
「さて、あの小さな妖精に酷い仕打ちしているのですからそれ相応のお礼をしなくてはですわね?」
「違うわ……ただ鍵を探しているだけよ?」
 必死に落ち着きを装っているレプ・ス・カム、相手が猟兵のため迂闊に変なことは言えない。
 だが、副人格に切り替えたシルヴァーナには彼女の話術には通用するどころか、相手が敵だと知りつつも殺人鬼としての本能が抑えられていなかった。
「アハハ……申し訳ないけど、今殺したくてしょうがないですのよ?」
「ひっ……」
 むしろどんなこと言っても地雷だと感じた猟書家は逃げ出そうとする……がその隙は逃さない。
「わたくしから逃げられるとでも思いまして?」
 ユーベルコード【瞬きの殺人鬼】によって殺戮本能を強化する。
 素早く【残像】が残るような優雅ステップで逃げる相手を近づいていく。
 愛用している惨殺ナイフによる【切断】を【早業】で繰り出す。
「いぎっ!?」
 背中に傷が抉れ血が噴き出す、今まで余裕の表情を浮かべていたレプ・ス・カムは今や恐怖に染まっている。
「アハハハハ! いい色をしていますわね!」
 シルヴァーナは舞った鮮血を見て笑う、最早猟兵とは思えないほどの狂気を感じる。
 さらに【ドラゴンランス「覇空竜スカイフォール」】によって【串刺し】しようとする……が、寸でのところで姿が消える。
「消えた……?どこいったですの?」
 仕留めきれなかった事に少しイラつくが、ふっと意識が遠のく。
 これは【瞬きの殺人鬼】の使用による反動で昏睡状態になる。
 代わりにもう一つの人格である裕美に代わり、その場で倒れることは何とか防げた。
「うぅ……ここ何処なんですか……?」
 どうやら以来の話は聞けど、フェアリーランドに入った時点で別の人格に切り替わっていたのだ。
「とととと……とりあえずあっちから声がするから行こうかな……」
 もしかすると保護するべき妖精がいるかもしれないと思い、水滴に当たらないように慎重に歩いて行った。
 しかし、彼女はコミュ障なので妖精に対しても話しかけられるかどうかは別の不安があるが……

「ひぃぃ……死ぬかと思った……」
 消えたはずのレプ・ス・カムが姿を現す。
 実は【ミラージュ・ラパン】による自身がしたためた招待状を持ち透明化する能力で必死に隠れていたのだ。
「ああいうのは関わらない方が吉ね……」
 実際命の危機だったが、最後まで見つからずによかったと胸を撫で下ろす。
 しかし現時点で鍵を探すどころではなくなった。
 だからといって手ぶらで帰るのも怖い……リスクはあれど死ぬ気で鍵を探すべきだと猟書家は傷ついた身体で猟兵が進んた道とは逆の道へと進んでいった。

成功 🔵​🔵​🔴​

黒城・魅夜
ロッテさん(f29078)とともに戦います

あなた自身が鍾乳洞とした環境を逆利用させてもらいましょう
自業自得とはこのことです、ふふ
「早業」「範囲攻撃」で鎖を縦横に舞わせ周囲の鍾乳石を無差別破壊
凄まじい破壊音が洞窟の中でさらに反響し
無様にも一生懸命何か話している猟書家の声などまったく聞こえません、ふふ
呪いの水からはロッテさんが守ってくれます
これが友情というものですよ、嫌われ者のウサギ

相手がへとへとになったところで
「スナイパー」で鎖を一撃、さらにUCを発動
立ちすくんだところへロッテさんの攻撃が襲うでしょう
あなたが傷つけた妖精さんの恨みを思い知りなさい
「悪夢の滴」たるこの私の前で悪夢を弄んだ愚かさもね


ロッテ・ブラウ
魅夜さん(f03522)と合流

レプ・ス・カムの「話術」に対して
あらかじめ「化術」で自身の聴覚を封じることで対応

ふたりで分かるハンドサインを決めて置き
UC「秘された窓」と「結界術」を応用
内からは攻撃できるが
外からの外的要因は「秘された窓」に回収されるように設定
ふたりを包むように周囲に展開

まずは魅夜さんの範囲攻撃で
「散らばる破片」や「鍾乳石化の呪いの水」から守るように動きます

ある程度攻撃が収まったら
にんまりと悪い笑みを浮かべて前方に出口となる魔方陣を展開
「回収した破片」や「呪いの水」をミックスしたものを
蛇口思いっきりひねったように勢いをつけて開放!!
鉄砲水のように放出して一気に押し流します



「もう……何なのよぉ!」
 レプ・ス・カムは怒りながらも身体中ボロボロの身体で必死に逃げていた。
 未だに神聖なる武器達は刺さりっぱなし、背中は大きな傷を負っている。
「あー……もう!何でこんな目に……」
「あら……どこにいくのですか?」
 目の前から声が聞こえてきた……そこには合流した魅夜とロッテが行く手を遮っていた。
「くっ……」
 猟書家は痛みに耐えつつも笑みを浮かべ、【素敵な嘘へご案内】による話術を披露する。
「ふふふ……倒したってその妖精さんは―――」
「あなた自身が鍾乳洞とした環境を逆利用させてもらいましょう……自業自得とはこのことです、ふふ」
 その言葉を遮るかのように魅夜は【早業】【範囲攻撃】によって鎖を縦横に舞わせ、周囲の鍾乳石を無差別破壊していく。
 凄まじい破壊音が鍾乳洞の中で穴が開き光差そうとも反響していく。
「ちょ―――!?」
 その音はレプ・ス・カムの一生懸命発する声が届かないほど響き、話術を無効化させていく。
 ロッテもあらかじめ【化術】によって聴力を封じて対応している。
「ハハッ!聞こえるわけないもんね~!」
 さらに二人で事前に決めていたハンドサインによって魅夜が行動を起こすと同時に【秘された窓】と【結界術】を応用、内からは攻撃できるが、外からの外的要因は【秘された窓】に回収されるように設定。
 二人を包むように周囲に展開していき、彼女によって破壊した鍾乳石の破片や呪いの水から守るようにそれらを回収していく。
「これが友情というものですよ、嫌われ者のウサギ」
「なにっ……をぉ……!!」
 回収し損ねた飛び散った破片がレプ・ス・カムに命中、神聖なる武器達が刺さったままのダメージも相まって避ける事すら困難だ。
 周りの鍾乳石も破壊しつくした頃には、彼女は何も対抗できず息を切らしていた。
 そして仕上げとして魅夜は【スナイパー】による鎖の一撃と同時にユーベルコード【怨讐の血涙よ解き放て無限の憎悪】を発動させる。
「あなたが傷つけた妖精さんの恨みを思い知りなさい、『悪夢の滴』たるこの私の前で悪夢を弄んだ愚かさもね」
 犠牲者……アズライトが受けた恐怖による怨念の刻印が猟書家に刻まれると同時に、心身を引き裂くような痛みが身体中に走った。
「ああぁぁ……!?だ……だけどこれぐらい……!!」
 立ちすくむレプ・ス・カム、しかし二人の本命は別にあったのだ。
 ある程度の攻撃が収まると、ロッテはにんまりと悪い笑みを浮かべる。
 その一瞬を見逃さなかった猟書家、この後どういう事が起きるのか……容易に想像できていた。
「そぉれ!自分の悪夢にやられろー!!」
 今まで【秘された窓】によって回収した鍾乳石の破片と呪いの水をミックスしたものを蛇口を思い切り捻ったような勢いをつけて解放していく。
「あっ……いやっ!止め……あああぁぁぁーーーー……」
 水鉄砲のように放出し、彼女を一気に押し流していき、その中で断末魔が木霊する。
 今まで彼女は呪いの水滴に当たらないように軽い足取りで跳ね進んでいた。
 ……つまりこの水は彼女にも効果がある、それはどういう意味か?
「ぁ……がっ……」
 全身を包むほどの大量の水の中で身体を呪いが蝕む、既に身体動くことすらできない。
 意識も朦朧としており、自分が消えていく感覚と自分が倒される絶望を感じつつ、彼女の『存在』が消えた。
「…………」
 あれだけ激しかった水流も収まり、その場に残されていたのは無残な鍾乳石のオブジェと化したレプ・ス・カムだった。
 その表情は一言で言えば『絶望』を表している、悪事を働いた猟書家に相応しい末路と言えよう。
 身体中に垂れさがるはずの石筍は水流の影響で真横に立っているという何とも不可思議な光景になっている。
 神聖なる武器達は既に消え、代わりに鍾乳石の破片が身体中に突き刺さっており、むしろ痛々しい姿を晒していた。
 あれだけ大量の水を浴びせられているのだから身体の芯まで鍾乳石へと変化しきっているだろう……。
 周りの鍾乳洞が歪み、元の世界に戻っていく。
 それはあの悪夢とは違い、木々が風に揺られてざわめき、綺麗な川が流れる美しいフェアリーランドが姿を現した。
 悪夢を作り出す猟書家レプ・ス・カムとの戦いは幕を閉じた。

「あ……ありがとうございます!」
 アズライトはぺこりとお辞儀をしてお礼を言う。
 あの後、無事猟兵達も含めてフェアリーランドから脱出し、彼も命を散らすことはなかった。
 レプ・ス・カムについては完全に鍾乳石と化していたためか、悪夢化した世界共々消滅した。
「あの……」
 彼が何かを差し出した……猟書家が探していた鍵だと思われる。
「あら?もらってしまっての良いのでしょうか?」
 魅夜はその鍵をまじまじと見る、実際に猟書家が探していた鍵であるかどうかは不明だ。
「うん……持ってても仕方がないし、また狙われるかもしれないから……」
「確かにそうだね!それじゃあもらっちゃおう!」
 ロッテはありがたくその鍵を受け取った。

 こうしてフェアリーのアズライトを狙ったフェアリーランド騒動はこれにて終わった……。
 しかし猟書家との戦いはまだ終わっていない……倒してもまた次の猟書家が現れる……。
 この先、どんな敵が現れようとも猟兵達は戦い続けることだろう……。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2021年01月27日
宿敵 『レプ・ス・カム』 を撃破!


挿絵イラスト