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大噛み少年

#アポカリプスヘル

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#アポカリプスヘル


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●とある農場にて
「よし、今からホウレンソウを植えるぞ!」
「出来上がったらスープにでもしようぜ!」
 アポカリプスヘルのこの地域では、大規模農場計画、通称アポカリ農業村が行われていた。しかし、アポカリプスといえば時たま来るオブリビオン・ストーム。それにもめげず、自然災害と戦う男たちが居た。

「ほら、そっち!畝がズレてる!」
 どことなくリーダーシップを発揮する中年の男性が、同じく中年な男性達と共に農業をしている。
「って、何か来たぞ……!」
 明らかに異質なオーラを放つ者が、こちらにやって来る。オブリビオン・ストームではない。彼はオブリビオンだ。しかも、多数の戦車犬を連れて。

●グリモアベースにて
「知っている方は知っているかもしれませんが、俺、初めての予知から犬の予知がこれで3連続3回目です。まぁそれは置いておきましょうか」
 土谷・メイ(イヌの砲撃術【大】・f27738)が半ば諦め気味に集まった猟兵達にホウレンソウのスープを配る。
「これは俺が作った料理ですが、今とある拠点(ベース)では、大規模な農場を作る計画が進んでいるんです!オブリビオン・ストームにめげないタフネスな男達の希望を守るのが、今回の目的です」

 フリップに前足で肉球をいくつも記していくメイ。
「先述した、犬の群れが来ます。戦車と合体してるみたいですね、機動力も高いので上手く立ち回って下さい!で、その後は飢えた獣?人?みたいな感じのボスが来ます。畑を守りながら、彼らを倒してください!ストームが来なくても、この危機からは守りたいですね!」

 スープを飲み終えたカップは、メイの戦車の中に仕舞われていった。

「……次も犬の予知だったら最早笑っちゃうなぁ」


椿油
 犬に犬を倒す予知をさせがちな椿油です。犬のオブリビオン率が高い現状。決してメイ君が嫌いなわけではありません。さて、農場を守りつつオブリビオンを倒すシナリオとなります。

 第1章では、戦車と合体した犬の群れがやってきます。最初からロボット犬な訳ではないですが、機械化されているようです。機械の相手に効果的な戦法で、プレイングボーナスが付くかもしれません。

 第2章では、ボスの『ガブリエル・ラチェット』との戦いです。削ったり喰らったりしてくるお腹の空いた獣の子です。美味しい物には目が無さそうです。

 第3章では、ホウレンソウを植えるお手伝いをします。他にはダイコンもあります。

 皆様の熱いプレイング、お待ちしております。
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第1章 集団戦 『タンクドッグ』

POW   :    ドッグマックス
【全方位に連続した砲撃を行い、砲弾】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD   :    ドッグ&パンツァー
自身が操縦する【無限軌道と多砲塔】の【性能を強化する事で、機動力】と【攻撃力】を増強する。
WIZ   :    ドッグパレードマーチ
自身の【瞳】が輝く間、【多砲塔から放たれる砲撃】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リカルド・マスケラス
「犬型の戦車とかは見たことあるっすけど、戦車型の犬とは珍しいっすね~」
そんな軽い感じでやってきたのはバイクに乗っかったお面
「ホウレンソウを狙いに来たのはお目が高いっすけど、収穫まで待てないなら、ご退場願うっすよ!」
バイクを【操縦】して大回りに迂回し、注意を引き付け、
「反撃、いくっすよー!」
【神火分霊撃】で大量の人に擬態した炎を呼び出し、【集団戦術】でけしかける
分身は、攻撃よりもまずは敵の懐に飛び込むことを優先し、乱戦に持ち込んでフレンドリーファイアを狙う。炎相手に実弾なら向こうとは言わずともある程度耐えてくれるっしょ?
あとは分身による炎【属性攻撃】
本体はバイク搭載のビーム砲やミサイルで援護射撃


紬雁・紅葉
群狼戦術、成程それらしい
こちらの営みを守る為

御鎮めします

羅刹紋を顕わに戦笑み

九曜、巴、鳳翔を適宜使い分け

先制UCに破魔雷属性を付与し最大範囲発動
強化効果を味方にも付与

残像忍び足で正面からゆるゆると接敵
射程に入り次第破魔雷属性衝撃波UCを以て回数に任せ範囲を薙ぎ払う

敵の攻撃は躱せるか見切り
躱せるなら残像などで躱し
さもなくば破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で防ぐ
何れもカウンター破魔雷属性衝撃波UCを以て範囲ごと薙ぎ払い目潰し

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

八雷神が一つ、伏雷…
鉄風雷火の獣であろうと
死神の咆哮に伏す他なし

鉄の群獣、去り罷りませ!

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※



「犬型の戦車とかは見たことあるっすけど、戦車型の犬とは珍しいっすね~」
 バイクで到着した、お面の男リカルドは興味津々にタンクドッグを見つめている。
「群狼戦術、成程それらしい。こちらの営みを守る為……御鎮めします」
 紅葉は独特な形をした羅刹紋を浮かび上がらせ、静かに微笑んだ。

「ホウレンソウを狙いに来たのはお目が高いっすけど、収穫まで待てないなら、ご退場願うっすよ!」
『ガルルゥゥゥ!!』
 バイクをふかしつつ、大回りに回転してタンクドッグを翻弄するリカルド。
『バウバウ!!』
 タンクドッグは、砲塔をリカルドに向け始めた。

「ふむ、囮作戦」
 紅葉はUC《九曜陣・八雲》を詠唱して発動する。九本の剣はタンクドッグの砲塔を的確に狙い打つ。
「破魔の雷を」
『ギャイン!!』
「おっナイス連携!それじゃあ反撃、いくっすよー!」
 UC《忍法・神火分霊撃》を発動し、人型に擬態した炎の集団をタンクドッグにけしかけたリカルド。
『ワン!?』
 いきなりの炎人軍団に、タンクドッグは威嚇射撃を行う。群れる炎はタンクドッグの群れに入り込み、誤射が発生したタンクドッグもいた。
『ガルゥ!!』『バウバウ!!』
 何をするんだと言わんばかりの仲間割れが一部で起きている。

「さて、今が好機」
 場の混乱を狙い、静かに近づく紅葉。薙刀で気づかぬタンクドッグを薙ぎ払う。
『ギャン!』
 紅葉に気付いたタンクドッグ。だが、炎の攻撃を対処するので精一杯だ。
「お気づきのよう。ですが散るのみです」
 次々と薙刀で薙ぎ払われていくタンクドッグ。リカルドはバイクに搭載されたミサイルを放ち、場の炎と合わせ大炎上する。
「ウェ~イ!!いい感じっすねェ!」

『キューン…』
 炎に囲まれ、後が無くなるタンクドッグ。
「八雷神が一つ、伏雷…鉄風雷火の獣であろうと死神の咆哮に伏す他なし。鉄の群獣、去り罷りませ!」
 窮地に陥り、倭弓にて脳天を見事に射られたタンクドッグ。
「おぉ~、メチャかっこいいっす」
 リカルドの拍手で終えた、第一陣であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

クリスティアーネ・ツヴァイク(サポート)
愛称:クリス

常に「ママ」と呼ぶからくり人形「クリスティン」と共に行動します。
まだ幼くひらがなで喋ります。
普段は甘えたがりな子供ですが敵を殺すことに罪悪感は感じておらず、特に悪人は死んで当然と容赦はしません。
クリスティンをバカにしたり人形扱いする者を嫌います。
戦いでは大鎌を持ったクリスティンを操りつつ自身もナイフで戦い、味方のサポートよりは戦いの方が得意です。
日常ではクリスティンと楽しく過ごします。

NG:クリスティアーネが泣くこと、クリスティンの修復不可能なまでの破壊


レイカ・ヴァンスタイン(サポート)
フェアリーの聖者×プリンセス、8歳の女です。

戦闘は苦手で援護や救助、支援など中心です。
武器は人間大の人形(銃火器持)ですので、運搬作業も可能です。
普段は悪戯(許せる範囲)で遊ぶ。

普段の口調は「マイペース(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」
苦しい時は「愛想笑い(ウチ、相手の名前+ちゃん、なの、なの?)」です。

・ユーベルコードは必要に応じて、多少の怪我は厭わず積極的に行動(支援中心)します。
・他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
・あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


廻屋・たろ(サポート)
たろだよ。出身はヒーローズアース、でも何だか知らないけどアリスラビリンスに召喚されちゃった
子供っぽくて感嘆符は基本的になし、感情の起伏も少なめだけど面白いことは大好き
悪ふざけには全力で乗るね、うぇーい(ダブルピース)

■基本戦闘
ナイフ、フォーク、スプーン、3種類のカトラリーを武器として扱うよ
【殺気】を放ちながら【切断】【傷口をえぐる】【貫通攻撃】【串刺し】あたりを駆使して結構容赦なく戦える
悪い奴を殺すためなら自分の大切なものを失ったって大丈夫

精神攻撃してくる奴は嫌い。そんな奴と戦うときはUC「傷嘆」を使うことが多いかも

NGはあんまりないけどえっちなのはよくないと思うな
アドリブ絡みどんとこい



 幼きケットシーのクリスティアーネ、通称クリスは、大鎌を持った女性クリスティンと共に現れた。
「ママ、あのいぬだよ。がんばってたおそう」
 レイカは蒼色の和装人形と共に参戦。
「おわぁ、戦車っぽい犬が沢山いるの!この子連れてきて良かったの」
 射撃武器を取り出した、レイカと共にいる和装人形。射撃には射撃で立ち向かう。
「犬って、改造されてるじゃん」
 たろは、一見すると食器に見える3種の武器、ナイフ、フォーク、スプーンを取り出した。

「じゃあ、ママ。いっしょにやろう」
 クリスティンと共にタンクドッグへ突撃したクリス。大鎌を振るうクリスティンと、クリスの持つナイフによってタンクドッグ達は斬られていく。
『ギャインッ!』

「それじゃあ、こっちも行くの!」
 和装人形による射撃で援護を図るレイカ。足元やタンクを正確に狙い、動きを鈍くさせる。
「よしっ、次はあっちなの」
 次々とターゲットを切り替えてゆく和装人形。

「おし、じゃあ俺も斬ってくか」
 たろは食器的ナイフでタンクドッグを斬り刻む。
「意外と軟らかいな。ところでそっちの女性は何なの」
「ママだよ」
「……ふーん(詳しく聞かない方がいいやつだな)」
 さも当たり前のように即答するクリスを見て、何かを感じ取った、たろだった。

 残っているタンクドッグ達は、身の危険を感じてか、砲塔にパワーを充填させ機動力と攻撃力を増し始めた。
「わ、本気になったみたいなの!」
『ガウガウ!!』
「ママを、かんだらダメだよ。おとなしくねむってね」
 大鎌とナイフで永遠に眠らされるタンクドッグ。だが、猛攻は続く。
「キリないな、そろそろアレ使うか」

 たろはUC《相棒》を発動の後、黒いナイフ・フォーク・スプーンをタンクドッグに投げ込む。全てが刺さったタンクドッグは、機動力や攻撃力が元に戻っていった。
「ぶき、なげちゃうの?」
 クリスの素朴な疑問に、たろはまた新しい食器3種を取り出した。
「沢山持ってるからへーきへーき」
「わぁ、どこにしまってるんだろう」

「何かスピード下がったみたいだし、射撃再開なの!頑張って撃ち続けるの!」
 そもそも、砲塔を壊してしまえば攻撃手段が減る。砲塔を狙う和装人形。
「ほうとうって、いぬのせなかについてるもの?」
 クリスはタンクドッグの背中を指さす。
「多分そう」
 たろが返事を返すと、クリスはクリスティンと一緒に砲塔を狙い始めた。
「ほうとうをきってね、ママ。あとは、おにいさんがやってね」
「トドメ担当か、やってやるよ。よし砲塔の無い犬はどいつだ」

 まさか砲塔を切断されるとは思わなかったタンクドッグ達。
「おらっ」
 攻撃手段が減った状態でトドメをさされたタンクドッグも多い。
「最後の一匹になったけど」
「ママ、やっちゃおう」
「全員でしかけるの!」
 最後の一匹は、全員の射撃とナイフ攻撃で仕留められたのだった。

「さようなら。ママにケガなくて、よかった」
「その人ママって名前なの?あれ、人間のお母さんなの?」
「ママのなまえは、クリスティンだよ」
「人間さんなの?」
「(詳しく聞きはじめたし……)」

 レイカに質問攻めに遭う、クリスであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『ガブリエル・ラチェット』

POW   :    貪欲
自身の身体部位ひとつを【触れたものを削り取る、変幻自在の闇】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
SPD   :    暴食暴風
【触れたものを削り取る漆黒の旋風】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ   :    無限餓狼
自身の【飢餓感】を代償に、【漆黒の嵐の中から現れる黒犬の群れ】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【集団での連携を駆使し、鋭い牙】で戦う。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠八津崎・くくりです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


『腹……減った!!寄越せ……寄越せ……その食糧、寄越せ……!!』
 闇に包まれた、獣のような人のような彼が、徐々に近づいてくる。もはや彼は、欲求を満たすか、猟兵の手で討伐されるかしない限り動き続けるだろう。

『寄越せ!!』
 飢餓の獣は、ホウレンソウを狙い狂う。
周防・のどか(サポート)
『ここはどこ?』
 サイボーグのブレイズキャリバー×探索者、19歳の女です。
 普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、戦闘中は「真剣(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


鳩麦・灰色(サポート)
「ウチ、やなくて私も手伝わせてもらうよ」
「アンタ(敵)はそこで黙ってて」

◆特徴
独り言は関西弁
話言葉はほぼ標準語
脱力した口調
『敵さん』の行動の意図を考える傾向があるが内容に関わらず容赦しない

◆行動
【ダッシュ】【クライミング】【地形の利用】で場所を問わず速く動く事が得意

戦闘は速さで回避重視
味方が居れば武器の音で【存在感】を出し率先して狙われにいく

攻撃は主に【衝撃波】を込めた鉄パイプを使用、空砲銃は場合に合わせて使用

◆UC
索敵、回避特化ではUC『三番』
集団戦では『四番』
敵単体では『一番』か『二番』を使用する

◆日常
日常は何かしつつ寝落ちる事が多い


協力絡みセリフ自由
他おまかせ。よろしくおねがいします!


叢雲・凪(サポート)
人間のミュータントヒーロー×ゴッドハンド、
ヒーロー名【ジンライ・フォックス】

まずはその世界の住人・猟兵仲間に挨拶をしよう…。
礼儀は大事。年上の人や先輩にはちゃんとしないとね。
『どうも ジンライ・フォックスです』(お辞儀しつつ)

基本的な戦い方は【リミッター解除】を使ってからの【ダッシュ】+【残像】+【夜天九尾】を使った電光石火の接近で敵との距離を詰め畳み掛けよう。相手が強力な単体ボスなら一気に攻撃を仕掛ける。

※黒雷で生成されたマフラーを解いて夜天九尾発動。尻尾1本につき10秒 合計90秒間の間超高速で動ける。90秒で決着をつける。並みの動体視力では対応できないはずだ。

『天誅・・・』


フルム・サーブル(サポート)
余裕があるときや敵に憐れみを感じる場合は基本通りの穏やかな口調
余裕がなかったり、敵がえげつなくて怒りを感じるような場合は
「敵には」の口調です

でもあまりキャラぶれは気にしないので
公序良俗に反しない限りは好きに扱ってください

技能は【力溜め】【怪力】【グラップル】【シールドバッシュ】【カウンター】など
セットされているもの(サバイバル等の事情でばらつきがあります)
を活用し、小さい体で戦場を飛び回りながら
優雅(自称)な戦いをします
どうみてもそのスタイルは脳筋です

武器は鍵(バトルアックス)や杖(バールのようなもの)をメインに使いますが
選択されたユーベルコードによっては拳一つでの戦いも可能です



 のどかは、怒り狂うガブリエル・ラチェットを前にする。
「明らかに怒ってますね……」
 灰色は鉄パイプを地面にガン、と起きながら、ガブリエル・ラチェットを見つめる。
「そんなに怒らんでもいいのに。ま、すぐに楽にしてあげるよ」
 凪は周囲の猟兵にお辞儀をしつつ、戦闘態勢に入る。
「どうも、ジンライ・フォックスです。よろしくお願いします。さて……これは強敵そうですね」
 フルムはその小さい身体で周囲を飛びつつ警戒する。
「飢えているみたいだね。何とか穏便に済ましてあげたいけど、皆手段はあるかい?」

「では、まず私から行きます」
 のどかはUC《ブレイズフレイム》を発動。放たれた炎はガブリエル・ラチェットに向かって飛んで行く。
『喰えるかぁッ……!!』
 爪で炎を削り取るガブリエル・ラチェット。だが、周囲に落下した炎は、彼の行動を制限する。
「削りますか……ですが、これで少しは動きづらくなったはずです」

「お腹減ってるんなら、削らんでも……ま、ひとまず一発かましてやるから」
 灰色はUC《薙音型 "四番"》を発動し、音の衝撃波をガブリエル・ラチェットに向けて発射する。流石に衝撃波を削るのは敵わなかったようで、音に圧倒され吹っ飛ぶガブリエル・ラチェット。そして周囲に落ちた炎が髪に引火する。
『熱い熱い熱い……!!喰わせろォ……!!』
「食べられるんだったら衝撃波食べてもいいけど、アンタの口に合うかは微妙かな」

「90秒でケリをつけるッ!」
 黒雷で出来たマフラーを解く凪は、UC《奥義:夜天九尾》を発動し、電光石火の如き移動力を手に入れた。そして名を呈した迅雷をガブリエル・ラチェットに浴びせに高速で向かう。
『喰う!!喰う……!!』
「さて、雷は食べられるかな!」
 黒き雷を口の中に放り込む。物凄く痛い電光が口の中に走ったガブリエル・ラチェットは、思わず悶絶するが、構わず雷攻撃を続ける凪。
『何するんだァァ……!!』
「ボクは雷を食べさせているだけだけど。さて妖精さん、あと60秒で決着つけますよ!」

「分かった、優雅に行くよ。蝶のように舞い、蜂のように刺す!」
 といってフルムの懐から取り出されたのはバールのような……本人曰くステッキだ。優雅に舞いながら徐々に接敵するフルム。

『痛い!!ビリビリする!……やめろ!!』
「(残り50秒切った……って、あれ妖精さん、どこに?)」

 フルムはUC《妖精さんのたしなみ》を発動しながらゆっくりふんわりと優雅でエレガントに接敵中だった。
「さぁ、喰らいたまえ妖精の一撃を、ね!」
 雷を受けてヘロヘロだった、ガブリエル・ラチェットの頭部にズガンと鈍い音が響いた。
「出来ればこの杖は食べないでおくれよ」
『食べられる物寄越せェェ……!!』

 さっきから炎、衝撃波、雷、バールと食べられる物を満足に得られずにダメージだけ受けているガブリエル・ラチェットは、かなり不満のようだった。

『うがぁぁぁぁぁぁ!!!』
「アンタに食べもん寄越したら、素直に還るわけじゃないでしょ?」
 灰色の言う通りであった。彼はそれで素直に骸の海に還るような仔ではなく、飢餓で長く苦しみながら、何回でも喰らいに来るだろう。
『でも!!腹!!減った!!』
「大人しく雷を喰らっててくれれば充分でしょう、ね?」
 凪による雷を色んな意味で喰らいながら、悶絶してクラクラしてくるガブリエル・ラチェット。
『雷……キライ!!』
「じゃあステッキの一撃がいいかい?」
『バール……痛いから、キライ!!』
「じゃあウチ、じゃなくて私の衝撃波にする?」
『衝撃波……食べられない!キライ!!』
「ブレイズフレイムは如何ですか?」
『炎……熱いだけ!キライ!!』

「じゃあ結局の所、君は猟兵の与える物は食べないって事だよね」
 凪の声に、少しうつむくガブリエル・ラチェット。
『う……。全部!!食べ物じゃないッ!!今欲しいの、そこのホウレンソウ!!』
「それじゃあ仕方ないねえ。僕らが手配してあげる事は出来ないよ」
 やれやれと首を振るフルム。

 そして90秒経って、もはや立っているのが難しいレベルに雷で麻痺したガブリエル・ラチェットであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

リカルド・マスケラス
みんなの畑を狙った罪……あ~、ダメっすね。理由がどうであれ、お腹のすいた子を放っておくわけにはいかないっすね

使った分の埋め合わせはするんで、まず野菜を【料理】して少年にふるまう。材料は農場で分けてもらえれば、それを使うし、無理や足りないならバイクで簡易キッチンセットを引いてくるので、そこの備蓄から
大根のサラダで始め、ほうれん草のポタージュ、パスタ、最後にはキッシュと、分身の【集団戦術】で役割分担しながらふるまう。
「してやれるだけのことはやったっす。これで心置きなく戦わせてもらうっすよ」
相手が満たされても、されてなくても、後は分身と共に風の【属性攻撃】で旋風をある程度相殺しつつ倒す感じで



「みんなの畑を狙った罪……あ~、ダメっすね。理由がどうであれ、お腹のすいた子を放っておくわけにはいかないっすね」
 料理を振る舞う事にしたリカルド。
「少し分けてもらえないっすか?」
「そ、それであの黒い奴が倒せるなら……」
「倒すんじゃなくて、まず満足してもらうっすよ」

 まずは大根のサラダ。
『? ……食べて、いい?』
「どうぞどうぞっす」
 ガブリエル・ラチェットは大根のサラダを貪り喰い、すぐに食べ終わった。
『美味い……!』
 満足に食べ物が得られた事で、目がキラキラし始めたようだ。UC《忍法・霧影分身術》によって分身達と上手く役割分担しつつ、次々と料理を振る舞っていく。
「ポタージュっす」
『美味い!次!』
「パスタっす」
『美味い!もっと!』
「キッシュっす」
『美味い!!……終わり?』

「残念ながら。でも、してやれるだけのことはやったっす。これで心置きなく戦わせてもらうっすよ」
『美味かった!』
 感想を述べつつ戦闘態勢に入ったガブリエル・ラチェットは、漆黒の旋風を放つ。リカルドは分身達と風を起こし、相殺する。
「満たされてれば本望っすけど、そう上手くはいかないっすね」
『あの畑の!フルコース欲しい!!』
 流石にそこまではしてやれない。風をさらに強め、ガブリエル・ラチェットより強く風を吹かせる。強風で転がるガブリエル・ラチェット。
『フルコース欲ーしーいー!!うがぁ!!』
 飢餓は中々抑えられないようだが、多少なりとも満足できたようだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

亞東・霧亥
【UC】
俺のレプリカクラフトで製作出来るMAX個のほうれんそうを作り出す。
これは『噛み付くと毒ガスが噴き出す』仕掛け罠なので非常に精巧である。

青臭い塗料で本物のほうれんそうに似せつつ、目に付きやすい所に無造作に転がしておく。
全て偽物ではすぐバレるので、持参した本物のほうれんそう(農薬まみれ)も混ぜる。

・毒使い
毒ガスは麻痺、腐蝕、神経毒、幻覚など様々。

・目立たない
視界に入らない程度の建物から成り行きを見守る。



 霧亥は、UC《レプリカクラフト》でほうれんそう……のような何かを作り出していた。ほうれんそうに似せた、巧妙な仕掛け罠である。
「本物も混ぜてと、よし問題ないな」
 偽物だらけでは流石にバレてしまうので、本物のほうれんそう、ただし農薬まみれの物を混ぜつつ地面に配置。そして、視界に入らない所から見守る事にした。

『ほうれんそう!』
 すぐにほんれんそうに気づいたガブリエル・ラチェット。罠とも知らず、喰らいつきに行く。
『あっちにも! こっちにも!!』
 全部まとめて頂こうとしているようだ。

「(あーあ、知らないぞ? そんなに一気に食べたら)」
 霧亥が密かに見ているとも知らずに、ガブリエル・ラチェットはまとめて食べる。

『頂きま…………あがっ!?』
 舌先がビリビリしてくる。しかし、既に全てが口の中に入っていた。
『ぐぇっ、ごほっ、あぁっ、えほっ!!』
 動けない。痺れる。感覚がおかしい。変な物が見える。そして罠だと知らずに全て飲みこんでしまった為、身体中に毒ガスが混じっていく。

「落ちてる物は食べちゃいけないって、誰かに言われてこなかったのか?」
 霧亥の問いかけに、もはや返事すら出来ないガブリエル・ラチェット。だがお前のせいかと言いたそうな虚ろな目でこちらを見つめて来る。
「一つ教訓になった所で、さようならだ」

 ──もう、何も、見えない。
 飢えた仔は、静かに目を閉じた。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『アポカリプスで農業を』

POW   :    力仕事を担当する

SPD   :    丁寧な仕事を心掛ける

WIZ   :    技術指導などを行う

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

リカルド・マスケラス
農作のお手伝い
「まずはさっき農作物を分けてもらった分、お返しっすね」
農地に、作物の邪魔にならないように魔法陣を描き、【破魔】【属性攻撃】【結界術】をこめた【森羅穣霊陣】を施し、ホウレンソウや他の作物の育成促進を行う
その際に、農場の人達の体を借りて行い、志願者が多ければ(負担はあるが)【仮面憑きの舞闘会】を併用して同時に多くの人に憑依してUCを使用する
ユーベルコードの習得は無理でも魔力の使い方や結界術の感覚なんてものを誰か掴めれば、これからの助けになるかもしれない
「気休め程度かもしれないっすけど、できることの選択肢は増えた方がいいと思うんすよ」

あとは手が空けばバイクで荷物や作物の運搬っすかね



「まずはさっき農作物を分けてもらった分、お返しっすね」
 リカルドは、農地に野菜の邪魔にならないようにしつつ、魔法陣を描いていく。
「誰か一緒にやってみたい人はいるっすか?」
「え、一緒に出来るのか?」
「まぁ可能っすよ」

 志願した数名に《仮面憑きの舞闘会》を発動し、リカルドの能力を使用できるようにした。そして、UC《森羅穣霊陣》を発動する。
「はっ!!」
 森羅穣霊陣に込められた術式により、豊穣の力が大地に染み渡っていく。

「力上手く扱えるっすか?」
「何か分からないけど、良い力を手に入れた気がするぞ!」
「気休め程度かもしれないっすけど、できることの選択肢は増えた方がいいと思うんすよ」
「ありがとう!役立てさせてもらうよ」

 そしてバイクで作物の運搬を手伝うリカルド。
「ここに置けばいいっすね!」
「ああ!若いのが手伝ってくれて凄く助かるよ!」
「皆さん頑張って作物育て続けて下さいっす!」

 近所の兄ちゃんが野菜の運搬を手伝う、そんな感じのノリで農業をする彼ら拠点の人たちと交流したリカルドであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニコ・ベルクシュタイン(サポート)
●概要
重厚な作りの懐中時計が本体のヤドリガミ
その出自のためか肉体は精悍な青年の姿をしており
性格は真面目で几帳面、そして時間に厳しいです
口調は古めかしく堅苦しい、漢字が多くかっちりしています
(ら抜き言葉や崩した言葉はほぼ使わない感じです)

●行動
日常:提示された条件の中から似合いそうな行動をお任せ
冒険:WIZ行動で判定希望、内容はお任せ
戦闘:選択したUCで攻撃、武器は装備品の中からお任せ

●補足
「約束の刻限迄には帰らねばならぬ、疾く終わらせるぞ」
本体である懐中時計で時間を確かめるのが癖です
「困っている人を捨て置けない」ことと
「防御をあまり考えない前のめりな攻撃方法」が特徴です

よろしくお願いします!



「ふむ、此処に畑を作ると」
 ニコは植えられていないホウレンソウ等の種苗を見つめる。
「ああ、若い子が手伝ってくれると助かるよ!」
「では、十分で済ませる」

 懐中時計を見た後、ニコは執事のように軍手をはめ手際よく作業を進めていく。的確かつ、俊敏な作業で種苗を撒く穴を一発で開け、撒き、肥料をやり、水をやった。
「おぉ……!」
 思わず男たちから拍手が起きる。
「く、十分二秒か……」
 ニコは懐中時計を開いて、悔しそうな表情を少し見せた。
「いやいや、お前さんこの量を十分で出来るってすげぇよ!」
「しかし二秒超過してしまった。俺もまだ未熟だ……」
「たった二秒だろ? それくらい、自分に許してやろうぜ」

 大らかな拠点の男達は、ニコに笑いかける。
「……成程。では、次回より誤差一秒未満を目指そう」
「そういう意味じゃないけど、まぁいっか。それじゃあ昼飯にしようぜ!」

 野菜入りスープと、拠点で採れた 小麦から作られたパンを食べる。
「少しボソボソしてるけど、これも俺らが作ったんだぜ」
「この拠点の飯事情は俺達が賄うつもりさ!」
「それは興味深い。詳細な計画等は存在するのだろうか?」
「ははっ、手探りでやってるのに詳細な計画なんて立てられねぇよ! 全員スペシャリストな訳じゃないからな」
「失礼。……畑の成功を願っている」

 別れの時は、あっという間だ。
「ありがとよ、兄ちゃん!またいつか来てくれよな」
「機会が在れば、再び。では、俺はここで」
「兄ちゃんなら良い猟兵さんになれるぜ!またな!」

 ぺこりと頭を下げて、去るニコであった。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2021年01月08日


挿絵イラスト