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幹部は妖精世界を頂きに

#アックス&ウィザーズ #猟書家の侵攻 #猟書家 #レプ・ス・カム #フェアリー



「ううっ、ああああっ!!」
 アックス&ウィザーズ某所にある森。とある妖精の少女が苦しみ悶え続けていた。
 ある時から、この世界で妖精達が苦しむ事例が報告されているが、この森に棲むピンクの長い髪、緑の衣装を纏い、背には蝶を思わせる羽根を生やしたレーシェもまた悪夢にうなされていた。
「どうして、あたしのフェアリーランドが……あああっ!!」
 地面へと落ちたレーシェは傍にある小さな壺を手にしており、うわ言の様に呟いてから顔を引きつらせて叫び出す。
 森の動物達が不安げに見つめる中、金髪のエルフもそれを見つめて。
「一体どうなっているの……?」
 セレイン・オランケット(エルフの聖者・f00242)は自らの家の近くで起きた異変を直に感じていたのだった。

 その壺の中には、レーシェが展開するユーベルコード【フェアリーランド】によってつくられた世界が広がる。
 沢山の花々が咲く花畑が広がっており、小動物や蝶が過ごす素敵な場所だったはずなのだが……。
 そこに、青い炎を灯すランタンを手にしたウサギ耳の女性がにこやかに笑う。
「ふふ、このフェアリーランドはいい場所だね!」
 彼女の名は、猟書家『レプ・ス・カム』。
 外からは来られないはずのフェアリーランドへ、レプ・ス・カムはなぜか侵入する。本人曰く、「スーパーウサギ穴」を使っているとのことだが……。
「昔から『旅の導き手』と言われているらしいフェアリー……どこかに『天井界への鍵』があるとみていいのかな!?」
 嬉々とした態度のレプ・ス・カムはすぐにこのフェアリーランドが解除されないようにしてしまう。
 さらに、楽しげだった世界は急激にひび割れていき、大きく大地が裂けてしまった。
 アアアアアアァァァ…………。
 多数の小動物や蝶達が奈落の底へと落ちて行く、その避けた穴は断崖絶壁となっており、這い上がる必要がある。
 先ほどまで穏やかな花畑の世界は一変。空はどんよりと曇り始め、少しずつ大地が浸食されて腐り始めてしまう。
「これでよし……完全な悪夢に変わっても、『鍵』は変わらないからね。きっと見つけられるはず!」
 レプ・ス・カムはこの世界の状況に反し、嬉々としてこの世界で探索を始めるのだった。


 迷宮災厄戦に現れた謎の勢力、「猟書家」。
 オウガ・オリジンから奪った力を行使する彼らはオウガ・フォーミュラを名乗り、幹部と共に、すでに猟兵達が救い出した世界への侵攻を開始した。
 彼らの侵攻によって、満月の日に各世界へと現れた「骸の月」。
 一定の侵略速度で月を浸食していくが、幹部達を撃破していくことでこれを押し返すことが可能だ。完全に押し返せば、オウガ・フォーミュラとの最終決戦に臨むことができる。
 一方で、全て浸食されてしまえば、オウガ・フォーミュラはオブリビオン・フォーミュラへと進化してしまい、その世界に再びオブリビオンが蘇り始めてしまうという……。

 アックス&ウィザーズの森にある小屋。
 セレインがグリモアベースから呼び寄せたイレギュラーズ達を前に説明を始める。
「この子を助けてほしいの」
 彼女は指し示した場所には小さなベッドに布団が用意されており、そこでフェアリーの少女が横になっていた。
「ううっ、ああああああっ!!」
 時折大きく叫ぶこのフェアリーはレーシェという名前だそうだが、彼女はとあるタイミングでユーベルコード【フェアリーランド】を使っていたのだそうだ。
「ユーベルコードを使えるなんて、彼女はとても優秀なフェアリーだと思うの。時折、抱える壺の中に小動物を招き入れて、花畑で楽しく遊んでもらっているのだそうよ」
 日常としてレーシェが行っていたそのユーベルコードの利用を、アックス&ウィザーズへと訪れた猟書家に狙われてしまったらしい。
 戦争が終結した各世界へと侵攻する猟書家達の1人、『レプ・ス・カム』がレーシェの展開したフェアリーランドの中へと侵入してしまったのだという。
 レプ・ス・カムは壺内部で悪夢を展開していると見られる。それによって、苦しむレーシェは徐々に体力を失っているようなのだ。
「このままでは、最悪、レーシェの命は……」
 その前に、彼女を助け出してほしいとセレインは猟兵達へと願う。
 今なら、レーシェも自らのフェアリーランドへと猟兵達を招き入れてくれる。内部の世界でレプ・ス・カムを討伐し、猟書家の侵攻を食い止めると同時に、レーシェを救い出してほしい。
「他にも同じような事件が起きているそうだけれど、フェアリーが「楽しいこと」を想像すれば悪夢化を少し抑えられるそうよ」
 その為、楽しいことを考えてもらえるように励ましつつ、壺の中のフェアリーランドに飛び込み、幹部の討伐に当たってほしい。
「私は別の猟兵の誰かに助けを求めに向かうわ。どうか、レーシェをよろしくね……!」
 セレインの言葉に頷く猟兵は苦しむフェアリーに言葉を掛けつつ、フェアリーランドの中へと飛び込んでいく……。

 壺内部へと飛び込んだ猟兵が降り立った場所は、両サイドが断崖絶壁の崖となった場所。
 この崖を登っていかねば猟書家レプ・ス・カムの元へとたどり着くことができない。
 その為、何らかの手段を使って崖を登っていかねばならないが、崖の間には青い炎が浮かぶ。
 これらはレプ・ス・カムが出現させた鬼火で、近づくと蒼白い炎の矢を発射してくる。
 また、レプ・ス・カムは幻術と得意としており、鬼火のいくつかを不可視とし、同時に見ることができる幻の鬼火を配することで侵入者を……猟兵を惑わすトラップを仕掛けている。
「登れるものなら登ってごらん?」
 そう言っているようにも見える猟書家の挑戦を受けるべく、猟兵達は頂を目指してすぐさま崖を登り始めるのだった。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。
 猟書家の侵略に参戦させて致します。大天使ブラキエルの目論む「天上界への到達」を実現すべく、行動を始めた幹部「レプ・ス・カム」の討伐を願います。

 第1章:冒険シナリオ、とある妖精の「壺の中のフェアリーランド」内において、聳え立つ断崖絶壁を登っていただきますよう願います。
 まず、世界に入る前に、妖精に楽しいことを考えるよう励まし、悪夢化を抑えて頂くよう願います。
 世界ではレプ・ス・カムの放った幻術と実在の鬼火が浮遊しており、こちらを惑わせてきます。それらの攻撃をやり過ごしつつ幹部のいる崖の上を目指してくださいませ。

 第2章:ボス戦シナリオ、幹部『レプ・ス・カム』と崖の上で戦うこととなります。
 ボスを倒せば「フェアリーランド」も元に戻りますので、この世界を創り出した妖精を励ますなどしながら戦うことで、有利に戦うことができるかもしれません。

 また、両方の章共通で、フェアリーに楽しいことを考えてもらうことで、プレイングボーナスが付きます。

 今回のシナリオの第1章は6日朝から一定人数以上での一括執筆を予定しています。
 章間はプレイングの幅を広げる為の情報を加筆します。
 その最後に、次の締め切りに関しまして記述させていただきますので、ご確認の上でプレイングを頂けますと幸いです。
 なお、第1章に断章執筆の予定はありません。

 シナリオの運営状況はマイページ、またはツイッターでお知らせいたします。
 それでは、行ってらっしゃいませ。
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第1章 冒険 『そびえ立つ崖を登れ!』

POW   :    気合で登れ! 体力の続く限り!

SPD   :    体力が尽きる前に素早く登る!

WIZ   :    道具や魔法を使って登る。

👑7
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黒城・魅夜
「悪夢の滴」たる私の前で悪夢を弄ぶ愚か者よ
真なる悪夢がどのようなものか、その身をもって思い知らせてあげましょう

まずはこの崖を登ることですね
容易い話です
「早業」「ロープワーク」「スナイパー」をもって
我が武器の鎖を次々に撃ちこみ、ザイルとして使いましょう
同時にこの鎖で「衝撃波」を放ち、鬼火を迎撃していきます
鬼火からの攻撃は「第六感」で幻覚を「見切り」
実攻撃のみを「残像」を使い回避しましょう

妖精さん、険しい崖も一歩ずつ登っていくことができるもの
そして険しい崖だからこそ
登り切った達成感と充実感もあるのです
ふふ、いい機会と言っては変ですが
あなたの世界にも、今後は小さなお山を作り
山登りを楽しんでみては? 


エウトティア・ナトゥア
アドリブ・連携歓迎

楽しく暮らしている所を荒らすとは無粋な奴じゃ。
迷惑な客はわしがさっさと追い出してやるわい。

壺に入る前に、まずは臥せっている妖精を見舞うとするかのう。
お見舞いといえば果物じゃな、故郷で採った甘い香りの果物を【おやつ袋】から取り出して側に置いておくのじゃ。
落ち込んだ時は美味しいものが一番じゃよ、起きたら食べるとよいぞ。

さて、崖を登るにしても鬼火が邪魔じゃな、ここは鬼火を幻術諸共【浄化の風】で吹き消してしまうかの。
進路を確保したらビーストマスターの力で大鷲を呼び出し【手作りの縄】を崖の上から垂らして貰って、縄を頼りに崖を登るのじゃ。
やれやれ、この崖を登るのは骨が折れそうじゃわい。


ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
妖精さんにはこれまで楽しかったことを思い出して、と力づけるわ。
そうすれば私たちがそれを取り戻してあげる、と。

世界の中に入ったら[クライミング]の出番。
鬼火が見えてきたら近づかずにユーベルコード【マルチプルバレット】
Lv85×5=425発の弾幕で見えていようが見えていまいが丸ごと鬼火を撃ちぬくわ。

万一落とされそうになったら。
サイキックキャバリア【ゲファレナー・エンゲル】とサーフブレイド【へクスベーゼン】の出番よ。
[空中戦][滑空][空中浮遊][ジャンプ]技能を駆使するわ。

「ごめんなさいね。私、空が飛べちゃうのよ?」


ロッテ・ブラウ
『激おこぷんぷんモード/SPD/アドリブ上等』

同族に手を出すっていい根性してるよね
ボクがどうにかしてくる任せて
(*泣き叫ぶレーシェの姿に怒り心頭、手を握って視線を合わせ、少しでも苦痛が和らぐようにやさしい属性攻撃の幻術を掛けて眠らせます)

バカにするな!!『聳え立つ断崖絶壁』なんぼのもん!!
UC【幻想領域】の効果で、耐火属性と高速飛行可能な身体に変身!!
妖精舐めて…タダで済むと思うなよ!!
こんなちゃちな悪夢で止まるか!!
そもそも幻術とか色々キャラ被ってんだよ!!
ボクのアイデンティティの為にもぶっ飛ばす!!


リカルド・マスケラス
性悪ウサギにはお仕置きが必要っすかね。と、その前に陽生産を励ますっすかね?妖精さんを励ますっすかね
「好きな花は何っすか? すぐにフェアリーランドをその花一面の花畑にしてやるっすから、ゆっくり待ってるっすよ」
気休めでも妖精の周囲に【浄化】の【結界術】は張っておく

フェアリーランド突入の際に【霧影分身術】で分身を多く作っておき、一つを自身の体にする。あとは分身で的を散らしたり味方をかばったりしつつ崖を登ってゆく。ある程度は【火炎耐性】で我慢
「不可視の相手を気にするくらいなら、ある程度喰らう方が気が楽っすよ」
肉体にしている分身の耐久力が限界になったら本体(お面)だけになって【念動力】の飛行で突っ切る




 アックス&ウィザーズのとある森。
 猟書家討伐とその出現を受けて苦しむ妖精の救出依頼を受け、5人の猟兵達が被害者となった妖精レーシェの自宅へと向かう。
 家の大きさもあり、基本、窓から眠っている妖精レーシェを覗き込む形となるのだが……。
「ううっ、うああああっ!!」
 ベッドの上に臥せ、時折、激しくうなされる妖精の少女を、メンバー達は見舞って。
「お見舞いといえば、果物じゃな」
 金髪猫耳巫女姫の姉、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)が『おやつ袋』から取り出したのは、彼女の故郷であるキマイラフューチャーで採れた果物。
 甘い香りが少しだけ、少女を落ち着かせたようにも見えて。
「落ち込んだ時は美味しいものが一番じゃよ。起きたら食べるとよいぞ」
 他メンバー達もそれぞれ、レーシェを励ますように声をかける。
「好きな花は何っすか?」
 青年が被った白い狐のヒーローマスク、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)が妖精へと問う。
 残念ながらレーシェは反応しないが、彼女の家には造花として桜やチューリップやアネモネ、カーネーションといったピンクの花々が飾られていて。
「すぐにフェアリーランドをその花一面の花畑にしてやるっすから、ゆっくり待ってるっすよ」
 そう励ますリカルドは気休めとは思いつつも、レーシェの周囲へと【浄化】の【結界術】を張っていく。
「これまで楽しかったことを思い出して」
 希望の宝珠を本体とする金髪のヤドリガミ女性、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)はそう力づけて。
「そうすれば、私達がそれを取り戻してあげる」
 ヴィオレッタは仲間と共に、レーシェが起動したままの状態となっているフェアリーランドの壺へと入っていく。
「同族に手を出すって、いい根性してるよね」
 こちらもフェアリー、中性的かつ幼い顔立ちをしたロッテ・ブラウ(夢幻・f29078)は同族……レーシェが泣き叫ぶ姿に怒り心頭となっていて。
 ロッテだけはレーシェの家へと入り、内側からその手を握って視線を合わせる。
 少しでも悪夢による苦痛が和らぐようにと、ロッテは【属性攻撃】の技能を働かせて優しい幻術をかけて深い眠りにつかせる。
「ボクがどうにかしてくる。任せて」
 激しい怒りに駆られるロッテもまた仲間の後を追い、レーシェの壺の中へと入っていくのだった。

 猟兵達が降り立ったのは、壺の内部に現れた幹部……猟書家レプ・ス・カルが花畑を割った裂け目、地の底。
 そこから断崖絶壁を登っていかねば、敵の元にたどり着くことができない。
 しかし、レプ・ス・カルも何の対策もしてないわけではない。
 崖の裂け目には視認できる青い炎は敵が呼び出したもの。
 それが攻撃する他、可視不可視のもの、幻と実在のものが入り混じっている為非常に厄介だ。
「楽しく暮らしている所を荒らすとは無粋な奴じゃ。迷惑な客はわしがさっさと追い出してやるわい」
「性悪ウサギにはお仕置きが必要っすかね」
 エウトティアやリカルドは頭上を見上げ、口を開いた頂上部にいるはずの幹部に……、自らの目的の為に多数の妖精を苦しめる猟書家を敵視し、崖登りに臨む。
「『悪夢の滴』たる私の前で悪夢を弄ぶ愚か者よ」
 黒いドレスを纏う黒髪の美女、黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)が凛とした態度で崖上にいるはずの猟書家へと告げて。
「真なる悪夢がどのようなものか、その身をもって思い知らせてあげましょう」
 魅夜はしばし、姿の見えぬ敵へと射抜くような視線を向けていたのだった。


 幹部である猟書家レプ・ス・カルの討伐を討伐すべく、崖の頂上を目指す猟兵達。
「まずはこの崖を登ることですね。容易い話です」
 一早く頂上を目指し始めたのは魅夜だ。
 彼女は主武装である鈎のついた鎖『呪いと絆』をザイルとして使い、崖を登り始める。
 【素早い】【ロープワーク】ながらも、魅夜は【狙い通り】の場所へと鈎を引っかけてすいすいと上を目指す。
 しかしながら、宙を浮かぶ可視不可視が入り混じる鬼火群が厄介な存在だ。
 幻術を使うレプ・ス・カルは猟兵達の出現も警戒していたようで、接近を察したことで鬼火で攻撃を仕掛け、青白い炎を矢を発してきた。
 飛来してくる矢を、【第六感】で感じ取った魅夜は幻覚を【見切り】、実際に飛んでくる攻撃のみを把握して【残像】で回避する。
 そして、すぐさま魅夜は鎖から【衝撃波】を放ち、鬼火を迎撃していった。
 その魅夜を追うのは、エウトティアとヴィオレッタだ。
「崖を登るにしても、鬼火が邪魔じゃな」
 エウトティアも登る前に、ユーベルコードを使って。
「……遍く精霊よ、風に宿り力を示せ!」
 地中の裂け目から頭上へと、エウトティアは世の理に外れたものを浄化する風を巻き起こす。
 それによって、消え去っていく鬼火。
 その間に、エウトティアはビーストマスターとしての力で大鷲を呼び出す。
 舞い降りてきた大鷲に託した『手作りの縄』を崖の上から垂らしてもらう。
「やれやれ、この崖を登るのは骨が折れそうじゃわい」
 エウトティアはその縄を頼りに崖を登っていく。
 ただ、再びその谷間に鬼火が姿を現す。レプ・ス・カルが鬼火を操っていたのだろう。
 【クライミング】で崖登りしていたヴィオレッタは鬼火を視認すると、敵に気付かれぬようユーベルコード【マルチプルバレット】を撃ち放つ。
「遠慮しないで受けてみなさい」
 400発余りの弾幕を展開し、ヴィオレッタは再び現れる鬼火を撃ち抜いてから崖登りを再開していた。

 ロッテやリカルドは、別の手段で頂上を目指していて。
「バカにするな!!『聳え立つ断崖絶壁』なんぼのもん!!」
 崖を見上げていたロッテが使うユーベルコード【幻想領域】は自らの体をこの状況に適した身体へと変身する。
「妖精舐めて……タダで済むと思うなよ!!」
 耐火と高速飛行可能な状態となり、彼女は加速して崖の頂上を目指す。
「こんなちゃちな悪夢で止まるか!!」
 鬼火やそれらが放つ炎の矢を無視して頂上を目指すロッテは猟書家へと不満げに叫び続けて。
「そもそも幻術とか色々キャラ被ってんだよ!! ボクのアイデンティティの為にもぶっ飛ばす!!」
 どうやら、レプ・ス・カルに対して、彼なりに思うことがあったようだ。
 リカルドはというと、フェアリーランドへと突入したタイミングで【忍法・霧影分身術】によって、分身を数多く造り、そのうちの一つを自らの身体として本体の仮面を装着させる。
「さあ、いくっすよ」
 90体弱の分身を活かし、リカルドは本体を装着した分身を庇わせながら崖を登っていく。
「不可視の相手を気にするくらいなら、ある程度喰らう方が気が楽っすよ」
 リカルドはそう言うものの、仲間達が鬼火を吹き飛ばしたり、また鬼火のターゲットとなってくれていたりしていた。
 それもあって、【火炎耐性】も持つリカルドではあったが、ほとんど炎の矢を食らうことなく頂上を目指すことができていたようだ。
 そのタイミング、鬼火の狙いはヴィオレッタへと向いていて。
 彼女の掴んでいた岩が炎の矢で破壊され、あわや落下……と思いきや、彼女はサイキックキャバリア『ゲファレナー・エンゲル』を呼び出して【空中浮遊】させて自身を受け止めさせる。
「ごめんなさいね。私、空が飛べちゃうのよ?」
 さらにサーフブレイド『へクスベーゼン』へと着地し、空中を【滑空】する。
 そのまま空中を疾走して跳び上がるヴィオレッタ。
「このまま頂上を目指せそうっすね!」
 リカルドは最悪、肉体とする分身体が限界になった場合、本体の仮面だけでも【念動力】で飛行しようとも考えていたが、この場の仲間と同調して分身体を使って頂上へと向かっていく。
「妖精さん」
 そんな仲間達を見ながら、鎖を使って崖を登り続ける魅夜がこのフェアリーランドを作る妖精レーシェへと呼び掛ける。
「険しい崖も一歩ずつ登っていくことができるもの。そして険しい崖だからこそ、登り切った達成感と充実感もあるのです」
 頂上が見えてきたことで、魅夜は小さく笑って。
「いい機会と言っては変ですが、あなたの世界にも、今後は小さなお山を作り、山登りを楽しんでみては?」
 その声は妖精に届いただろうか。いや、きっと……。
 魅夜はそう願いつつも、仲間と共に頂上へと降り立ち、周囲を見回すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『レプ・ス・カム』

POW   :    ミラージュ・ラパン
自身と自身の装備、【自身がしたためた招待状を持つ】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
SPD   :    兎の謎掛け
【困惑】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【鬼火の塊】から、高命中力の【蒼白い炎の矢】を飛ばす。
WIZ   :    素敵な嘘へご案内
【巧みな話術】を披露した指定の全対象に【今話された内容は真実に違いないという】感情を与える。対象の心を強く震わせる程、効果時間は伸びる。
👑11
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 妖精レーシェのフェアリーランド内。
 そそり立つ崖を登ってきた猟兵達がその頂上へと降り立つと、そこは大きく地面に亀裂が入った花畑だった場所だった。
 元は蝶々や小動物が楽しむ戯れる空間とのことだったが、どんよりと曇った空、そして、徐々に腐り始める大地によって花は枯れてしまっていた。
 見るも無残な世界と成り果てたこのフェアリーランドで、猟兵達はすぐにウサギ耳の女性の姿を発見する。
「うーん、みつからないなあ、『鍵』……」
 そいつはひょいと地面の亀裂を飛び越え、花畑だった場所のあちらこちらを見て回る。
 この女性こそが猟書家であり、アックス&ウィザーズへと攻めてきた幹部の1人、レプ・ス・カムである。
「アチャー、もう登ってきちゃったのか」
 彼女は口にしていたカギを見つけられぬまま、1つ嘆息して猟兵達を迎え撃つことに。
 このままレプ・ス・カムを倒せばいいが、こうしている間も妖精レーシェはユーベルコードを発動したままの状態となっており、苦しんでいる。
 悪夢を見続けるレーシェを励ましながら戦うことで、彼女の苦しみを少しでも和らげることができるはずだが……。
「妖精のことが心配かい? なら、私を倒すしかないね!」
 陽気なように見えて、なかなかに狡猾なオブリビオンである彼女。先ほども見せた鬼火の他、自身を透明にしたり、巧みな話術で相手を惑わせたりすることもある。
 難敵ではあるが、このままではレーシェの命も危うい。
「さあ、いくよ、猟兵達!」
 何とかして猟書家レプ・ス・カムを討伐し、この壺の中のフェアリーランドを再び平和な世界にし、妖精レーシェを助けてあげたい。

(第2章も、フェアリーに楽しいことを考えてもらうことで、プレイングボーナスが付きます)
(第2章は、11日夜~12日朝からの一括執筆を考えております。
 それまでの間に1章に参加された方の2章ご参加を確認しましたら、前倒しで執筆開始いたします)
ヴィオレッタ・エーデルシュタイン
頂上はあまり広くなさそうね。なら正面から叩き潰してあげるわ。
左手には短剣【揺らぎ逸らす刃】、右手には拳銃【平和を作るモノ】。

敵の炎の矢は短剣で[見切り][武器受け]。
当たりそうなら[火炎耐性][オーラ防御]で凌ぐわ。

そして一発はあえて受けておいてユーベルコード【因果応報の鏡】。
炎の矢をコピーしてレベル85秒間連射でお返しよ。
「綺麗な花火にしてあげるわね?」

あまり妖精さんには喜んでもらえなさそうだから、そこは他の皆に任せるわ。


リカルド・マスケラス
「口のうまいだけのウサギさんなら、過去(https://tw6.jp/scenario/show?scenario_id=16876 )にも相手したことあるんすよ」
対策は、相手が何を言おうと自分の信念ややり方を曲げないこと

「さ、そんな訳で行くっすよ!」
【ロープワーク】で巧みに鎖鎌を振り回し、相手を攻撃する。と、同時に攻撃を外したように見せて地面を穿って魔法陣を作り上げてゆき、【破魔】【属性攻撃】を込めた【森羅穣霊陣】を放つ
「相手を騙すはウサギだけじゃないんすよ。さあ、より取り見取りの咲き乱れっす!」
レーシェの家にあったようなピンクの花々もUCの効果で咲かせるっすよ。これで元気になって欲しいっす


黒城・魅夜
悪夢の真の意味も知らぬ浅薄な愚か者
私が「困惑」しているとすれば、
それはあなたのその身の程知らずに呆れているというだけのことです

「早業」「範囲攻撃」で鎖を舞わせ炎の矢を迎撃
単に防ぐのではなく、「見切り」「スナイパー」により弾き返して
猟書家自身へ叩きつけましょう

ええ、私の武器はこの鎖
ゆえに、ふふ
舞わせていくたびに、鎖同士が触れあって澄んだ音を奏でます
「誘惑」というほどではありませんが、聞くものの心を鎮める調べをね
妖精さん、今はこれが仮初めの子守唄
すぐにすべてを終わらせますから待っていてくださいな

さあ、悪夢の真の恐ろしさを知りなさい、愚劣な兎よ
愚か者の骸を糧に、咲き誇れ鋼の血華!


ロッテ・ブラウ
見つけたぞ!!
高速飛翔で崖を登り切り
くるっと回転して空中で静止
更に『幻想領域』の効果で、自身の姿を『一般的な成人男性と同じぐらいの身長に、頭に捻れた二対のツノとコウモリの翼を生やした悪魔』の様な姿に作り変え対峙します。
他の変更点は聴覚の遮断代わりに魔力で周囲を把握する魔力感知能力を向上させ、敵の話術を全て無視
聴こえないから問い掛けも関係なく、高速で接近してギュッと握り固めた拳を叩きつけます

コレはレーシェの分!!
これからはボクの分だ!!
迫る鬼火を召喚した禍津血の装甲で受け、吸い込まれる様に搭乗
右手の凶爪を振り抜いて追撃をかまします
妖精を舐めてんじゃねーぞ!!!


エウトティア・ナトゥア
アドリブ・連携歓迎

せっかくの花畑が台無しではないか。
これにはレーシェ殿もがっかりしておる事じゃろう。
せめて見た目だけでも取り繕って以前の風景を取り戻してみるかのう。
UCを使用して無機物の大地を花々が咲き誇る自然へ変換するのじゃ。
花畑の次は動物達じゃな。
【秘伝の篠笛】を吹き鳴らして、狼の群れを呼び出し花畑を駆け回るのじゃ。
うむうむ、これで動物たちが楽しみ花と戯れる空間が蘇ったぞ。レーシェ殿も見てくれておるかのう?
さて、後はぺらぺらと御託を並べている痴れ者を追い出すとするか。
狼達を一斉に吠え掛からせて、『レプ・ス・カム』の巧みな話術をかき消すのじゃ。
ついでじゃ、そのまま皆で齧ってやれ。




 徐々に腐っていく大地を踏みしめるウサギ耳の猟書家、レプ・ス・カム。
 そいつはきょろきょろと地面を見回していて。
「うーん、みつからないなあ、『鍵』……」
 このフェアリーランド内へと訪れた彼女は未だに探し物を見つけられずにいたようである。
「見つけたぞ!!」
 そこへ、高速飛翔で崖を登り切った黒髪のフェアリー、ロッテ・ブラウ(夢幻・f29078)が大声で叫ぶ。
 彼は来るっと回転して空中で制止するとユーベルコード【幻想領域】を使い、人間などの成人男性程度の身長にまで大きくなってみせた。
 それだけではない。ロッテはさらに頭に捻じれた2本のツノとコウモリの翼を生やした悪魔を思わせる姿へと変貌し、レプ・ス・カムと対峙する。
 さらに、他のメンバー達も崖を登り終え、見るも無残になった花畑を見回す。
「せっかくの花畑が台無しではないか。これにはレーシェ殿もがっかりしておる事じゃろう」
 金髪、赤い瞳の少女、エウトティア・ナトゥア(緋色線条の巫女姫・f04161)もユーベルコードを使って。
「森羅万象、あるがままを受け入れるのじゃ」
 せめて見た目だけでも取り繕おうと、エウトティアは以前の風景を取り戻させるべく無機物と化す地面を花々が咲き誇る自然へと変換していく。
 上手く仲間が妖精のことも考慮してくれたと、金髪のヤドリガミ、ヴィオレッタ・エーデルシュタイン(幸福証明・f03706)は安堵しながらも目の前の猟書家を見据えて。
「思ったより広いけれど、正面から叩き潰してあげるわ」
 左手には短剣『揺らぎ逸らす刃』、右手には拳銃『平和を作るモノ』を持ち、ヴィオレッタは敵と対する。
「アチャー、もう登ってきちゃったのか」
 残念と小さく舌を出し、その猟書家は猟兵達の方を振り返る。
「だけど、私は君達には負けないよ」
 相手は幻術を使うだけでなく、弁も立つという。
「口のうまいだけのウサギさんなら、過去にも相手したことあるんすよ」
 藍色の髪の青年についた白い狐のヒーローマスク、リカルド・マスケラス(ちょこっとチャラいお助けヒーロー・f12160)は以前、多数のバニーガールの姿をしたオブリビオンと戦った。
 そこで、リカルドが学んだ対策は、『相手が何を言おうと自分の信念ややり方を曲げないこと』だ。
「悪夢を救おうとしても無駄だよ。もうこの妖精は助からないのだからね」
 何をやってももう遅いと、レプ・ス・カムは切り捨ててみせる。
 確かに花畑は戻ってはいるが、先程まで登ってきた崖……地面に開いた亀裂はまだ開いたままとなっている。
 依然としてこの世界を作り出している妖精レーシェが苦しんでいる事実に変わりはないのだ。
「悪夢の真の意味も知らぬ浅薄な愚か者」
 長い黒髪のダンピール、黒城・魅夜(悪夢の滴・f03522)が冷ややかに相手へと言い放つ。
「私が『困惑』しているとすれば、それはあなたのその身の程知らずに呆れているというだけのことです」
 また、周囲ではエウトティアがさらに『秘伝の篠笛』を吹き鳴らし、呼び寄せた狼の群れを花畑で駆け回らせる。
「うむうむ、これで動物たちが楽しみ、花と戯れる空間が蘇ったぞ。レーシェ殿も見てくれておるかのう?」
 彼女の思い描く空間とは異なるかもしれないが、それでも猟兵の心遣いは届いているはずだ。
「さて、後はぺらぺらと御託を並べている痴れ者を追い出すとするか」
「なら、実力で示すしかないね。……いくよ、猟兵達!」
 飛び出してくるレプ・ス・カムは鬼火を浮かび上がらせながら、花畑の上を立ち回り始めるのである。


 フェアリーランドを侵食し、破壊せんとするレプ・ス・カムは花畑の上を立ち回りながら、この場の猟兵達へと言い放つ。
「ほらほら、今もこの妖精は死に近づいているよ。こんなことしているくらいなら僕と『鍵』を探すべきだよ」
 巧みな話術を展開してこちらを惑わせようとする敵の言葉が聞こえぬよう、エウトティアは周囲の狼達を一斉に吼えかからせる。
「ついでじゃ、そのまま皆で齧ってやれ」
 そうして相手の言葉がかき消えたところで、エウトティアは更なる指示を出し、レプ・ス・カムへと狼を食らいつかせていく。
 牙を突き立てられながらも、鬼火で応戦する敵はリカルドに注意を向けて。
「……さ、そんな訳で行くっすよ!」
 いつの間にか手にしていた『鎖鎌』を巧みな【ロープワーク】で振り回すリカルドは、そのまま相手を攻撃する。
 ただ、レプ・ス・カムも猟書家と呼ばれる手練れだ。そう簡単には当たってくれない。
「『鍵』さえ見つかれば、私は妖精に用はないんだ。あとはこの世界から立ち去る。……本当だよ」
 話術を展開しながらも避けてみせる猟書家。
 だが、リカルドは外したと見せかけて地面を穿ち、魔法陣を作り上げて【破魔】の【属性】を込めたユーベルコード【森羅穣霊陣】を放つ。
「相手を騙すはウサギだけじゃないんすよ。さあ、より取り見取りの咲き乱れっす!」
 リカルドはこのフェアリーランドに入る前、レーシェの家にピンクの花々が咲いていたのを確認していた。
 それらがこの場にも咲いていたなら、きっと彼女も元気になるはずだとリカルドは考えたのだ。
 同時に、展開される結界はレプ・ス・カムにもダメージを与えていく。
「なら、趣向を変えようかな」
 攻撃パターンを変えた敵は謎かけをしてくる。
「この場の花々とかけて、殺人者のナイフととく……」
 その謎かけを耳にしていた魅夜、エウトティアへとレプ・ス・カムはにやりと笑って。
「その心は……どちらも『さく』モノだよ!」
 多少なりとも相手を困惑させれば、敵の思う壺。猟書家は周囲に浮かび上がらせた鬼火から炎の矢を撃ち放ってくる。
 ヴィオレッタはすぐさまそれらを【見切り】、刃が波打っている短剣『揺らぎ逸らす刃』で【受けていく】。
 なお、受け損ねた矢は展開した【オーラ防御】に加え、持ち前の【火炎耐性】でヴィオレッタは凌いでいたようだ。
「お世辞にもいい出来とは思えませんね」
 魅夜は【早業】で【広範囲】に鎖を舞わせて、炎の矢を迎撃する。
 単に防ぐだけでなく、彼女はその矢の軌道を【見切り】、【スナイパー】の技術も使って猟書家へと返してみせる。
「っと、その鎖、厄介だね」
 体へと自らの矢を受けたレプ・ス・カムが魅夜を見つめて。
「ええ、私の武器はこの鎖。……ゆえに、ふふ」
 舞わせる度に鎖同士が触れ合い、澄んだ音を奏でていく。
 それは【誘惑】とまではいかぬとも、聞く者の心を鎮める調べとなる。
「妖精さん、今はこれが仮初めの子守唄。すぐにすべてを終わらせますから待っていてくださいな」
 これから向けられるのは、真なる悪夢。当然、その相手は猟書家レプ・ス・カムだ。
「さあ、悪夢の真の恐ろしさを知りなさい、愚劣な兎よ。愚か者の骸を糧に、咲き誇れ鋼の血華!」
 魅夜が周囲へと展開した108本の鎖は一気に広範囲へと展開していく。
 仲間達は上手く崖へと退避していたが、行き場のない猟書家はそれらに撃ちつけられて傷を負っていく。
 それを防いだかと思えば、後方からはヴィオレッタがなぜか炎の矢を展開していて。
「どうして、その技を……?」
 トリガーとなるのは困惑の感情。先程の矢を敢えて一発受けていたヴィオレッタは上手くコピーし、敵の虚を突けそうだと小さく微笑む。
「綺麗な花火にしてあげるわね?」
 彼女の強さに応じ、1分25秒の間撃ち続けられる炎の矢。その制限時間内ならば、本家のそれよりも高性能の技だ。
 レプ・ス・カムはオーラ防御を展開して応戦するが、幾本もの矢が突き刺さり、彼女の体を焼いていく。
「ただではやられないよ。まだ謎かけは……」
 しかしながら、それをロッテは耳にしてはいない。先程、変貌した彼は聴覚を遮断していたのだ。
 その代わりに魔力で周囲を把握する魔力感知能力を向上させており、捉えたレプ・ス・カムへと高速で接近し、握りしめた拳を叩きつけていく。
「コレはレーシェの分!!」
「かは……っ」
 嗚咽を漏らす猟書家だが、ロッテは構わず次なる拳を振り上げて。
「これからはボクの分だ!!」
 大きく花畑の上を吹っ飛ぶレプ・ス・カム。
 身を起こした彼女は鬼火を召喚して直接叩き込もうとしてくるが、ロッテはそれをキャバリア『禍津血』の『ステルス装甲』で受け止めた。
 彼はそのまま吸い込まれるようにそのキャバリアへと搭乗して。
「妖精を舐めてんじゃねーぞ!!!」
 それは、苦しむ同族の代わりの一撃。
 ロッテはキャバリアの右手の凶爪『ナイトメア』を振りぬき、敵を追撃する。
「見事……だよ……」
 その姿が薄れゆき、レプ・ス・カムはフェアリーランドから完全に消えてしまう。
 それと同時に、世界を覆っていた厚い雲が晴れていき、裂けていた地面も塞がっていく。
 ――助けてくれて、ありがとう。
 妖精の言葉を耳にした猟兵達は、一早く彼女を苦しみから解放すべく世界から脱出しようとする。
 そんな猟兵一行の目の前に、輝く鍵が現れる。
「これが……あの愚か者が探していた『鍵』、でしょうか」
 まだその使い道は分からないが、きっとこの先の猟書家との戦いにおいて文字通り鍵となると判断した魅夜はそれを手に取り、仲間と共にフェアリーランドの外へと飛び出していったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年11月12日
宿敵 『レプ・ス・カム』 を撃破!


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#アックス&ウィザーズ
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ハーバニー・キーテセラです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト