エロエロアザラク? エッサイム?
●呪いのポールダンス?
暗がりの中を交差する眩い光線。ミラーボールに反射する光が照らし出すのは、部屋の中央に備え付けられたポールに、肢体を絡めて踊る美女達。
そう、ここは大人の遊び場、ポールダンスクラブ。だが、どうやらただのクラブではないようで。
「えろえろあざらく~、えっさいむ~」
「えろえろあざらく~、えっさいむ~」
踊る美女に声援を送る者達は、誰も彼も焦点の定まらない目をしたまま、虚ろな表情で涎を垂らしながら手を伸ばしていた。
その様は、さながらホラー映画に登場するゾンビの如く。いったい、彼らに何があったのか、それを知る者は中央で踊り狂う美女達以外には存在せず。
「「えろえろあざらく~、えっさいむ~、えっさいむ~」」
部屋に鳴り響く熱狂的な楽曲には相応しくない、不気味な唱和が繰り返される。奇怪な宴は夜通し続き……夜が明けた時に残っていたのは、性も根も吸い付くされて、魂の脱殻となった観客達の身体だけだった。
●クラブに潜む影
UDCアースのUDC組織より、邪神教団のアジトを突き止めたという連絡が入った。そう言って話を切り出したパトリシア・パープル(スカンクガール・f03038)だったが、どうにも普段に比べて歯切れが悪い。
「えっと……その、アジトってやつなんだけどね。どうも、地下のクラブみたいな場所らしいのよね~」
当然、中で繰り広げられているのは、お子様には見せられないような色々な意味でアブないダンス。どうやら、ポールダンスを売りにしているクラブらしく、そのダンスこそが邪神復活の儀式……らしいのだが、そこへ調査に向かったUDC組織のエージェント達は、誰一人戻って来なかったのだとか。
「まあ、正しくは『まともな』状態で戻って来なかったのよ。女の人は全員行方不明で、男の人は脳みそトコロテンにされた状態で発見されて、全員精神病院送りだって。何されたんだか知らないけど、マジでヤバい場所って感じ?」
そういうわけで、猟兵に白羽の矢が立ったというわけだ。今回の任務は施設の調査と、可能であれば背後に潜む邪神、あるいは邪神教団幹部の撃破。ついでに、捕縛されたり洗脳されたりしている一般人やUDC組織のエージェントがいたら、救出を頼みたいということだった。
「とりあえず、今からクラブの近くに転送するから、中に潜入して。お客として参加しなくても、バイトに紛れて潜入するとか、荷物に隠れて忍び込むとか、色々あるわよね?」
帰還した調査員からの報告が期待できない以上、現地の調査もこちらで行う他にない。その上で、敵の正体や目的を突き止めて、事件の元凶を撃破すれば無事に任務は完了だ。
「ただ……今回の件、スカンクのわたしから見ても、ちょ~っと匂うのよね。キナ臭いっていうか、なんかこっちを誘ってるっていうか……」
これまで全く尻尾を掴ませなかった邪神教団が、何故に心身喪失した男のエージェントだけを解放したのか。女のエージェントが行方不明になっている以上、足取りを掴ませずに人間を消失させることは、この事件の背後にいる組織にとっては容易なはずなのに。
「詳しいことは分からないけど……今回の事件、調子に乗って遊んでいると、かなり酷い目に遭うかもしれないから、マジで気をつけた方がいいかもね」
いつになく慎重な様子で、猟兵達に念を押すパトリシア。果たして、事件の裏に潜む巨悪とは何か。不穏な空気を残したまま、彼女は猟兵達を、ポールダンスクラブのある夜の街へと転送した。
雷紋寺音弥
こんにちは、マスターの雷紋寺音弥です。
なにやら不穏でシリアスな空気の漂うオープニングですが、実際はタイトルから推察される通りのしょーもない依頼です。
お好きなように行動していただいて構いませんが、調子に乗って女の子と遊んだり、ハメを外し過ぎたりすると、高確率で酷い目に遭うかもしれません(至極真面目に行動すれば、何の被害もなく事件は解決します)。
●第一章
噂のポールダンスクラブに潜入し、調査を進めて下さい。
ポールダンスそのものが邪神降臨の儀式になっているようです。
また、行方不明になったUDC組織のエージェントも、探せば見つかるかもしれません。
●第二章
邪神の眷族、あるいは教団の構成員との集団戦が予想されています。
現時点では、相手の詳細な情報までは分かっていません。
●第三章
召喚された邪神、あるいは邪神教団の幹部との戦いが予想されています。
現時点では、どのような相手なのか判明していません。
第1章 冒険
『夜、ポールダンスクラブにて』
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POW : 肉体や気合で頑張る。または肉体をアピールしたポールダンス
SPD : 速さや技量で頑張る。またはテクニカルなポールダンス
WIZ : 魔力や賢さで頑張る。または客の視線を逃さないポールダンス
👑11
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クロエ・アスティン
ハ、ハ、ハレンチであります!
初めてみるポールダンス、それもとびきりにエロティックなものに思わず顔を赤らめて大声を出してしまいます。
大声をあげてしまったせいでこっそり忍び込んでいたのに見つかってしまいます。
いえ、ここはピンチをチャンスにであります!
ポールダンスに興味があるフリをして情報を引き出してみせますよ!
もしかすると捕まっている女性エージェントたちの手がかりが見つかるかもしれません!
じ、自分もあんなハレ……セクシーな大人になりたいであります。
あのお姉さん達に紹介してほしいであります!
※アドリブや連携も大歓迎
郁芽・瑞莉
バイトとして潜入。
ダンサーとしてスポーツウェアを着て、
ダンスの練習に励み合格を貰った後。
身体をほぐして仕上げましょうと次々と裸体を晒す女性達。
戸惑う内に取り囲まれ押さえられて。
「な、なにをっ……あっ♥……んんっ♥そこぁ……♥だめっ♥」
胸を揉まれて、肉付きや感度を確かめる様に這う指や舌、
股の間を弄られ快楽に墜ち狂うまで続けられて。
媚薬オイルでヌルテカな裸体に仕上げられステージへ。
「あはっ♥わたしのプルンプルンおっぱいっ♥ムチムチおしりぃ♥蜜をいっぱい浴びてぇ♥あっつい白濁液ぃ♥さ・さ・げ・てぇ♥」
ポールに股をや胸を擦り脚を絡め、手で身体をなぞり弾き、潮でポールを濡す妖艶かつ熱狂的なダンスを披露。
玉依・翠
「邪神教団の儀式とあっては、見過ごすことはできませんね」
お客……として潜入するのは無理がありそうですので、バイトとして潜入しましょう。
「こう見えてもポールダンスには自信があります」(変身後は杖を使うので)
って、なんでキッチンのスタッフに回されるのですかっ!?
胸!?
胸が足りないって、どういうことですかーっ!?
仕方ありません。
ここはキッチンスタッフとして先輩スタッフに聞き込みをおこなって内情を探るとしましょう。
「あの、先輩、こんな倉庫でお話ですか……?
って、きゃああっ」
一般人の先輩に襲いかかられて!?
けど、一般人相手に変身するわけにもいきません。
そのまま抵抗できずメイド服のまま蹂躙されるのでした。
相馬・雷光
アドリブOK(純潔を奪うのみNG)
いっそ分かり易く邪教集団ね……
ダンサーとして潜入
家出少女でお金に困って、ってカバーね
普通はダメだろうけど、通っちゃったらヤバい証明よね
【追跡者】で怪しいやつ――この場で猟兵以外で正気を保ってるやつを探して追跡させるわ
忍者としての運動能力でポールダンス
業腹だけど体型では映えないから、普段のレオタードより更に際どいのを着て、アブナイところをチラ見せして客を煽る(誘惑・挑発・おびき寄せ)
子供だけど、子供だからこそ、普通なら絶対見れないトコを見れる機会で惹き付けられるハズよ
客が熱狂したら、ちょーっとだけ調子に乗っちゃって、間近でじっくり見せ……ソ、ソコ触んないでよ!?
●そのアルバイト、大丈夫?
ポールダンスを売りにする地下クラブにて、ダンスが邪神召喚の儀式に利用されている。おまけに、その調査へと向かったUDC組織の職員が行方不明になったと聞いて、猟兵達は現場へと急行した。
「なるほど、ここが噂の……」
「見たところ、何の変哲もない普通のクラブハウスですね」
地下へと続く階段を見つめながら、相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)と郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)が呟いた。
地下の広さがどれ程のものかは知らないが、外に看板も出ているし、夜の街の一部として普通に用いられているクラブハウスのようだ。一階は、スタッフルームにでもなっているのだろうか。階段とは別に入口が設けられており、時折下から聞こえてくる歓声に反して、随分と静かな雰囲気である。
「邪神教団の儀式とあっては、見過ごすことはできませんね。とりあえず、アルバイトとして潜入しましょう」
下で行われている破廉恥な乱痴気騒ぎを想像し、玉依・翠(魔法戦士ジュエル・エメラルド・f26913)が他の二人に言った。そのまま突入しても良いのだが、さすがに女の子だけでゾロゾロと入店しては、客と言い張るのも無理がありそうだったので。
果たして、この店の裏で行われているのは何か。そして、アルバイトとしての潜入は成功するのか。
緊張した面持ちのまま、扉を開ける三人。一見、普通の事務所のように見える敵の本拠地へ、彼女達は足を踏み入れた。
●適材適所?
突然だが、この店でアルバイトをさせてもらえないか。誰ともなく、唐突にそんなことを切り出して店の者達に交渉したが、彼女達の要求はやけにアッサリと受け入れられた。
「アルバイト? 別にいいけど……全員、ダンサー志望なわけ?」
妙に軽薄そうな黒服の男が、三人の身体を品定めするような視線を送りながら尋ねた。店のカウンターを任されている男だが、彼からは異様な空気や邪悪な気配は感じられない。何の力も持たない、邪神教団の下っ端なのだろうか。
「とりあえず、オーディションするからさ。ウチの店、ダンサーの質には厳しいからね。面接云々よりも、まずは実力を見せてもらわないと」
そう言って、男は三人を奥の部屋へと案内すると、更衣室を指差して部屋から出て行った。残された瑞莉と雷光、そして翠は互いに顔を見合わせつつも、言われたままに更衣室へと入る。そこには既に練習用のスポーツウェアが用意されており、彼女達はそれに着替えて男が戻って来るのを待った。
「おっ! 随分と早く着替えが終わったみたいだね。結構、結構。それじゃ、早速そこのポールを使って、模範演技を見せてくれないかな?」
何の前振りも演技指導もなく、いきなりぶっつけ本番である。さすがに、これには面喰ってしまう三人だったが、ここで失敗すれば摘まみ出され兼ねないので仕方がない。
身軽な雷光を筆頭に、翠と瑞莉も、それぞれ思うままにダンスを披露してみせた。そんな彼女達の動きを入念に見つめ……やがて、男は軽く手を叩いてストップの合図をかけた。
「はい、お疲れ様。ありがとう、だいたいの実力は分かったよ」
そう言って、男が最初に指名したのは雷光だった。スタイルはかなりスレンダーな彼女だが、忍者の末裔としてアクロバティックな動きができることが、ポールダンスに不可欠であるとされたらしい。
「そして、次は君だね。瑞莉ちゃん……だっけ? 君もダンスの心得はあるみたいだけど、アクロバティックさが足りないね」
だから、実際にステージの上で踊れるようになるまで、少し練習をしてくれないか。そう言いながら更衣室とは別の扉を指差せば、いつしかそこには露出度の高い衣装を着たダンサーのお姉様達が、瑞莉を練習に誘うために待機していた。
「ふぅん……あなたが新入り? 言っておくけど、私達の練習は厳しいわよ」
「本当にキツかったら遠慮なく言いなさい。その時は……優しく教えてあ・げ・る❤」
妖艶な色気を振りまくお姉様に両腕を掴まれ、連れて行かれる瑞莉。この先の展開が心配だが、とりあえず潜入には成功した模様。
「で……最後に君なんだけどさ。翠ちゃん、君はキッチンスタッフに回ってくれないかな?」
「えぇっ!? な、なんで私だけ、料理担当なんですか!?」
一人だけダンサー失格の烙印を押され、戸惑う翠。いったい、自分の何が悪かったのだろう。確かにダンスの心得に関しては、先の二人と比べても、持ち合わせているとは言い難かったが。
「悪いんだけどさ。翠ちゃん、セクシーさが……もっと言っちゃうと、胸が足りないんだよね」
「胸!? 胸が足りないって、どういうことですかーっ!?」
そのものズバリを指摘され、思わず憤る翠。ああ、こんなのはあんまりだ。ガックリと項垂れるが、仕方がない。せめて、雷光のように動きで見る者を魅了できれば良かったのだが、翠は瑞莉よりも胸がなく、雷光よりも運動神経で劣るのは事実なのだから。
「うぅ……し、仕方ありませんね。それでは、私はキッチンスタッフとして働かせていただきます」
しょんぼりと項垂れながら、キッチンへと続く階段を下りて行く翠。だが、彼女は気付いていなかった。自分の後ろ姿を眺めている面接官の男の瞳に、獣のような危険な光が宿っているということに。
●早くもバレた!?
レーザーライトが飛び回り、ミラーボールが輝く地下クラブ。その中央に備え付けられたステージの上で、ポールに肢体を絡めながら踊り狂う扇情的な格好の女達。
「ハ、ハ、ハレンチであります!」
初めて見るポールダンスの光景に、クロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)は思わず顔を赤らめながら叫んでしまった。
いったい、これは何の遊戯だ。裸同然の格好で、時に危険な部位を見せつけるようにして踊るダンサー達の過激な姿を、クロエは顔を覆う両手の指の隙間から眺める他にない。
「あら? こんなところに、小学生が紛れ込んでるみたいね」
そして、大声など上げれば、当然のことながら直ぐに発見されてしまう。案の定、出番を終えて控室に戻ろうとしていたダンサーの女に見つかってしまい、なんとも訝しげな視線を向けられてしまった。
「えっ!? あ、あの……その……」
しどろもどろになりながら、クロエは考えた。ここで迂闊なことを言えば、店から摘まみ出されること待ったなし。しかし、下手に逃げても騒ぎを大きくしてしまうだろうし、当然のことながらユーベルコードで暴れるのも駄目だ。
「えぇと……あ! じ、実は自分、ポールダンスに興味があるであります! だから、いけないと分かっていても……一度、本物を見てみたくて、お店に忍び込んだのであります!」
我ながら苦しい言い訳と思ったが、それでもクロエは丁寧に頭を下げて女に説明した。これで駄目なら仕方がないと……そう、半ば諦めていたクロエだったが、意外なことにダンサーの女はクロエの頭に手を置くと、腰を彼女の視線の高さまで降ろして微笑みかけた。
「ふふ……あなた、面白い子ね。……いいわ。特別に、私達の控室まで案内してあげる」
「あ、ありがとうございます! じ、自分もあんなハレ……セクシーな大人になりたいであります。あのお姉さん達に紹介してほしいであります!」
怪我の功名とは、こういうことを言うのだろうか。なんとかバレずに、クロエは女と一緒に控室へと歩いて行く。だが、その先で待つ光景が彼女にとって恐るべきものであろうとは……この時のクロエは、欠片程も考えていなかった。
●忍び寄る魔の手
ダンサー達による厳しい練習。次々に要求される高難度のパフォーマンスを前に、瑞莉は早くも息が上がっていた。
「はぁ……はぁ……。つ、次は何をすれば……いいのですか……?」
汗だくになりながらも、必至で要求に応えるべく食らいつく。そんな瑞莉を見て、二人のダンサーは互いに示し合わせたように頷くと、自ら衣服を脱ぎ出した。
「うふふ……どうやら、合格基準に達したみたいね」
「さあ、身体をほぐして仕上げましょう」
いったい、この女達は何を言っているのだろう。そうこうしている間にも、二人は瑞莉の両腕を取ると、そのまま彼女を押さえつけて衣服を脱がし始めた。
「な、なにをっ……あっ♥ ……んんっ♥ そこぁ……♥ だめっ♥」
軽く胸を揉まれ、肉付きや感度を確かめる様に、ダンサー達の指や舌が全身を這い回る。ほんの少し触れられただけなのに、まるで落雷の直撃を受けたかの如く、身体が痺れて動けない。
「ほらほら、もっとリラックスして♪」
「ダンサーとしては未熟でも、あなたの身体はいい捧げ物になるわ」
耳元で、恐ろしい台詞をサラっと言ってのける二人のダンサー。単なる踊り子だと思って油断したのが拙かった。この女達、既に人を辞めている。間違いない……このクラブのダンサーは、漏れなく全員がUDCだ!
(「んんっ……くぅっ! あ、頭が……あぁ……お、おかしくなっひゃぅぅぅぅっ!!」)
イケないと分かっているのに、身体が刺激を求めてしまう。ダンサー女達の超絶テクニックによって、どんどん淫らに落とされて行く瑞莉。
一方、男に案内されるままにキッチンへと降りた翠だったが、そんな彼女にも危険な魔の手が。散らかった台所を片付け、皿を洗っていたところで、一緒に働いていた男のスタッフに倉庫へと呼ばれたのだ。
「あの、先輩、こんな倉庫でお話ですか……? って、きゃああっ」
「ハハハハッ! 君、本当はダンサーになりたかったんでしょ? だったら……手始めに俺が、もっと魅力的に開発してやるよ!」
突然、男から押し倒され、翠の背中に冷たいものが走った。
このままでは、間違いなく犯られる。しかし、邪神教団の信者とはいえ相手は一般人。変身してブッ飛ばすわけにもいかず、自分の力だけで精一杯抵抗する翠だったが。
「残念だけど、君はもう俺のものさ。大丈夫……すっごく気持ち良くしてあげるからさ」
強引に押し倒されたまま、メイド服を破られて蹂躙されてしまう翠。彼女の悲鳴も虚しく、人気のない倉庫の中に、助けに来てくれる者の姿は誰もなかった。
●ポールダンスの舞台裏
ダンサーの女に案内されるままに、ステージの控室へと足を踏み入れたクロエ。しかし、その先で彼女が目の当たりにしたのは、およそ信じられない光景だった。
「……っ! な、なんでありますか、これは!?」
半裸に等しい姿で、部屋の壁に拘束されている女達。その腹には異様な紋様が浮かんでおり、気のせいか随分と肌も上気している。
そして、そんな女達の中に、メイド服をボロボロに破られた翠の姿も混ざっていた。露わになった肌は、なにやら色々な液体で汚されている。余程、酷い目に遭ったのか、翠は気を失ったまま動かない。
「あは❤ あひゃひゃひゃひゃ❤ あぁん、もう我慢できないのぉ❤❤❤」
そして、極めつけは全身に謎の液体を塗られ、殆ど全裸に近い状態で後ろ手に縛られている瑞莉だった。首には、まるで犬のように首輪とリードが付けられて、その先はダンサーの女が握っている。手と首の戒めを解いたら、その瞬間に本能のまま駆け出してしまい兼ねないほど、彼女は妖艶に狂っていた。
「あ……あぁ……」
性的に発狂させられる女達。その光景が、故郷で山賊に捕われていた際の記憶と重なって、クロエのトラウマを刺激した。
ここは危険だ。早く逃げなくては、自分も危ない。本能がアラートを告げているが、しかしクロエは足が竦んで動けない。そして、そんな彼女の手をダンサーの女は軽々と拘束し、他の者達と同じように壁へと縛りつけ。
「あなたと、それから隣の子は、まだ身体が出来上がっていないからね。『あの御方』に力を注いでいただいて、私達と同じ存在になれば、直ぐに胸も大きくなってステージの上で踊れるわよ」
美しくも恐ろしい笑みを浮かべ、クロエの耳元に息を吹きかけるダンサーの女。その肌の奥で、蟲とも蛇ともつかない何かが蠢いているのを、クロエはその目で見てしまった。
「……ひっ! な、何者でありますか、お前た……んぐっ!?」
「はいは~い、ここで騒ぐとお客さんの迷惑になるからね~♪ まずは感度を開発してあげるから、そうしたらセクシーな身体は目の前よ~♪」
思わず悲鳴を上げそうになったクロエの口にハンカチを突っ込み、女は慣れた手つきで猿轡を噛ませた。それだけでなく、今度は別の女が怪しげな液体の入った瓶を持って来ると、クロエや翠の衣服を盛大に破り、全身に薬を刷毛で塗りたくり始めた。
「うふふ……『あの御方』特性の媚薬、どこまで耐えられるかしら?」
「まあ、壊れちゃったら、それはそれね。私達みたいにはなれなくても……ほら、ああやって捧げ物になることもできるから♪」
妖しい笑みを浮かべながら、女が瑞莉の方を指差した。見れば、瑞莉は既に首と両手の拘束を解かれ、ステージの上に放り出されたところだった。
●過激に大ピンチ!
ダンサーとして合格を貰い、休む間もなくステージへと上げられた雷光。他の仲間達が酷い目に遭っているなど露知らず、彼女はアブないポーズで客を挑発しながら、アクロバティックな動きで魅了していた。
「ほらほら! いつもなら、絶対に見れないトコ、じっくり見れるチャンスかもよ?」
「おお、いいぞ~! もっとやれ~!」
興奮して叫び声を上げる観客達だったが、今のところ、反応は健全な男性のそれである。報告によれば、潜入した男のUDC職員は脳がトコロテン状態にされていたそうだが、目の前に客にそんな兆候は見られない。
「それじゃ、特別サービスよ。ほら、もっと間近で見ても……って、ソ、ソコ触んないでよ!? お触りはダメだからね!」
ステージに乗り出さんばかりの最前列客に向け、調子に乗って盛大な開脚! さすがに、それはやり過ぎだろうと思うのだが……そんな彼女の不安など吹き飛ぶくらい、ヤバいダンサーが現れた。
「あはっ♥ わたしのプルンプルンおっぱいっ♥ ムチムチおしりぃ♥」
全裸に見紛う姿で、全身媚薬ローションまみれで現れたのは、他でもない瑞莉だった。そのあまりの変わり様に、雷光は思わず踊るのも止めて、しばし呆然としたまま立ち尽くしてしまった。
「蜜をいっぱい浴びてぇ♥ あっつい白濁液ぃ♥ さ・さ・げ・てぇ♥」
ポールに身体を絡めつけ、手で身体をなぞり弾き、体液でポールを濡らす妖艶なダンス。瞳は焦点が定まっておらず、完全に我を忘れている。
(「な、なに、これ……!? もしかしなくても……かなり、ヤバいところに来ちゃったのかも!?」)
行方不明になった、UDC組織の女エージェント達。その成れの果ての姿を想像し、雷光の表情が青褪めた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
フレミア・レイブラッド
本当なら自身で入ってみたかったけど…仕方ないわね。
罠と判ってるところに無策で飛び込むわけにもいかないものね。
【創造支配の紅い霧】を発動。
自身の分身を『創造』し、お客として入店。
こちらの分身は表で女の子とイチャイチャと遊びつつ、実際にダンスを堪能(?)し、情報を収集(場合によっては【念動力】でダンスを妨害)
更に裏でエージェント達の救出用に等身大、探索用に飛行能力を持つミニサイズ(フェアリーフレミア)を複数体別途に『創造』。
フェアリーで居場所と潜入・脱出経路を探り、等身大の分身にエージェントを救出させ、脱出させるわ。
本体は店の近くに止めたUDC組織が用意した車の中から分身達を操作・指示。
黒沼・藍亜
まあ罠っすよねー、でもこの感じ、狙いは猟兵の方っすかね?
猟兵を知ってるなら個人がちょっと電波受信して創っちゃったようなできたて教団じゃなく、
結構本気の、邪神の介入も割とあるような年季入った本気の教団かな?
さて、ダンスの趣味もなきゃ、やったところで似合いもしないし、真面目にお仕事。
裏口、通用門、搬入口、そういうとこから《目立たない》ように《忍び足》で侵入、
UCで「デフォルメされた蟻っぽい落とし子達」も呼んで《情報収集》、要救助者の捜索に専念するっす
一応銃は護身用に拘束用ワイヤー(捕縛)か鎮圧用ゴム弾(気絶攻撃)出せるようにしとく。
まあ相手次第では記憶操作も手だけど……
さて、何が出るのやら
●罠への誘い
噂の地下クラブから、少し離れたところに停められた車の中。
特殊な監視モニターや通信装置が多数搭載されたトレーラーのコンテナ内にて、フレミア・レイブラッド(幼艶で気まぐれな吸血姫・f14467)と黒沼・藍亜(人間のUDCエージェント・f26067)は、それぞれ情報収集の術を探っていた。
「本当なら自身で入ってみたかったけど……仕方ないわね」
「まあ罠っすよねー、でもこの感じ、狙いは猟兵の方っすかね?」
まるでこちらを誘っているかのような状況。迂闊に飛び込めば、行方不明になったUDC組織のエージェント達の二の舞だろう。おまけに、敵の正体が分からないとなれば、下手に突入して暴れるわけにもいかない。
仮に相手が猟兵のことを知っているのであれば、背後にいるのは、かなり大規模な邪神教団に違いない。組織力からして、舐めてかかると手痛い反撃を受けそうな相手だ。
「全てを満たせ、紅い霧……。夢も現実も、全てはわたしの思うまま……」
自分から飛び込むわけにはいかないと、フレミアは建物の周囲に紅い霧を解き放ち、その効果で自身の分身を創造する。表から客のフリをして入店する分身を1人、UDC職員の救出用に1人、そして探査用に自分の似姿をしたフェアリーを1人。
「おお、なかなか便利な能力っすね。でも、ボクにはそういうのないから、自分で行くっす」
足手纏いにはならないよう気をつけるので、よろしく頼む。それだけ言って、藍亜はフレミアの分身と共に、裏口から店の中へと忍び込む。その一方で、残る最後の分身は、客のフリをして店の中へ。
(「……思った以上に賑やかね。今のところは、なにもない、か……」)
普通にポールダンスが行われているのをモニター越しに確認し、フレミアは油断なく周囲の様子を分身に探らせる。店内の客にも、今のところ以上はない。どうやら、先にダンサーとして潜入した猟兵仲間もいるようで、女ダンサー達に混ざって、踊っている者の姿もちらほらと。
(「それにしても……あのダンサー達の顔、どこかで見たことがあるような……」)
だが、それでもフレミアはステージで踊っている女達の姿に何処か見覚えがあることに、一抹の不安を抱いていた。
●暴かれた本性
時間が経つに従って、熱狂の渦はますます勢いを増して行く。クラブの雰囲気は最高潮。セクシーなパフォーマンスを繰り広げるダンサー達に、観客席からも歓声が上がっている。
しかし、その熱も覚めやらん内に、異変は唐突に訪れた。なんと、ポールダンスのステージに、殆ど半裸に近い姿の女が、半狂乱な状態で放り出されたのだ。
「……っ! あれは……!」
その女の姿に、フレミアは見覚えがあった。確か、自分達よりも先にアルバイトに扮して店の中へと突入した猟兵仲間ではなかったか。彼女の視点は既に定まっておらず、頭の中も完全にエロスなことでいっぱいになっているようで、己の肢体を惜しげなく披露し、品のない言葉を口走りながら男達を誘惑している。
早くも、ミイラ取りがミイラになってしまったか。仕方なく、分身に助けさせようとするフレミアだったが、舞台で踊っていた他のポールダンサー達の動きに、唐突に今までとは異なるリズムが加わった。
「な、なに、これ……? あ、頭が……」
分身を通してさえ伝わる、凄まじい催眠効果。こちらはモニター越しだというのに、それでもステージの上で踊る彼女達を見ているだけで、頭の中に狂った声が何度も繰り返し響いて来る。
『えろえろあざらく~、えっさいむ~。えろえろあざらく~、えっさいむ~。えろえろあざらく……』
まるで呪文か経文の如く繰り返される馬鹿馬鹿しい台詞に、フレミアは気が狂いそうだった。辛うじて、念で障壁を張ることで耐えているが、これでは耐性のない猟兵は一溜りもあるまい。
このままでは危険だ。早く調査を終えて、要救助者だけでも撤退させなければ。徐々に異様な空気に包まれて行く店内の様子を横目に、フレミアは藍亜と共に潜入した己の分身に、店の裏の探索を急がせた。
●変貌、そして……
誰もいない店の裏。フレミアの分身と共に藍亜が潜入したのは、搬入用の倉庫だった。
「とりあえず、今は誰もいないみたいっすね」
人気がないのは幸いだ。まずは何か証拠がないかと調べる藍亜だったが、部屋の隅で、直ぐに妙なものを発見した。
「ん? これは……何かの布切れっすか?」
「たぶん、メイド服の切れ端ね。でも、なんでこんな場所に……」
フレミアの分身と共に、布切れを拾い上げる藍亜。さらに怪しいものがないかと、フェアリーフレミアも加えて探し回っていると、やがて彼女達は舞台裏の控室へと辿り着いた。
「……っ! な、何が起きてるっすか!? これはいったい……」
そこにいたのは、壁に縛り付けられた女達。中には猟兵仲間もいるようで、全員が両手と両足を拘束された上で猿轡をかまされ、果ては半裸に近い恰好にされて、全身に謎の液体を塗られていた。
「ん……んぅ……」
こちらに気付いたのか、身を捩らせる女達。恐らく、彼女達は行方不明になったUDCのエージェントだろう。だが、その身体は妙に上気しており、おまけに腹にも奇妙な紋様が。
「あ……あぁ……。は、早く……逃げ……て……」
他のダンサー達がいないのを幸いとばかりに口の戒めを解いてやると、女達は途切れ途切れに、そんなことを口走った。それでも、さすがに放っておくわけにはいかないので、藍亜は自らも眷属を召喚し、彼女達の拘束を解くことにした。
「さーて、お仕事の時間っす。出てくるっすよー」
召喚されたのは、蟻の姿をした多数の落とし子。彼らは、その強靭な顎の力で女達を壁に拘束していた拘束具を噛みちぎり、それぞれ脱出させたのだが。
「はぁ……はぁ……。だ、だめ……。中から……中から……でちゃぅぅぅぅっ!!」
「い、いや……。わ、わたしが……わたしでなくなって……ぁぁぁぁっ!」
猟兵仲間達も解放したところで、唐突に女達が身を捩らせ始めたではないか。その皮膚の下では、まるで蛇か何かが蠢いているかの如く肉体が隆起し、だんだんと瞳から光が失われて行く。
「なるほどね。既に眷属を植え付けられていたってところかしら?」
「それじゃ、この店のダンサー達は、行方不明になったUDC組織のエージェントってことっすか!?」
状況を納得したフレミアと、驚愕の事実に言葉を失う藍亜。そういえば、あのステージで踊っていたダンサー達の顔の大半は、行方不明になったUDC組織の女エージェントの顔とも一致する。
残念ながら、彼女達を元に戻す術はないだろう。黒幕の正体は未だ不明だが、身も心も邪神の眷属に食われてしまった今、もはや彼女達は人間ではなく、紛うことなきUDCなのだから。
「こいつは、なかなかヤバいことになったっすね。どうするっすか?」
「あら、そうでもなさそうよ? どうやら……ステージや観客席の方でも、誰かが上手くやってくれたみたいだし」
助けた仲間達を庇うようにして立ち回る藍亜に、フレミアの分身が告げる。確かに、言われてみれば、なにやら店内が妙に騒がしい。
何はともあれ、これはチャンスだ。こんなところで、捕まって堪るか。恐るべき怪物にされてしまったUDC組織の女エージェントを前に、藍亜はフレミアの分身と共に、この状況を打破するべく身構えた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルトルファス・ルーテルガイト
【ファブル】(アドリブ絡み酷い目歓迎)
…この依頼から『アイツら』の気配を感じる……、確証は無いが。
……だから余計に悪い予感がするが、なおさら放っておけるか。
……この件に巻き込みたくないと、ヘザーやアカネ等に伝えず
1人で客のフリして潜入。
あからさまな怪しい気配とか、どう見ても……な雰囲気を避けて
怪しい場所に探りを入れていた筈だったが、気づかぬ内に
組織の息が掛かった女どもに誘導されており……。
邪神教団から『要注意』兼『要捕獲』対象にされてた俺は
手籠めにされる様に、薬やらを強引に飲まされ……。
……なっヘザー、アカネ!?……駄目だ、来るんじゃ…な、い!
(高濃度の催淫薬飲まされたせいで暴走し……)
高坂・茜
【ファブル】
偶然にパパが向かう所を目撃し、ヘザーちゃんや友達に連絡取って追跡。
自己の身を危険に置き過ぎなのよ、私のパパは。
ヘザーちゃんと私が辛くなる事、もう少し考えて欲しいわ……。
クラブにはお客のフリ……だけど見かけ未成年だし怪しまれる気も
するから、一応は身を隠しつつ、『UC』で成人した友達を
呼んで情報収集、後は自分で探すしかなく……。
不意にヘザーちゃんがパパを見つけたって言うから行ってみたら
パパの様子が!?
ヘザーちゃんが庇ったケド、他の取り巻き連中まで来て。
パパの前で……他の男にサレるなんて嫌だけど、パパ達を守れるなら……!
良いの、パパが好きな人はヘザー、だから……あれ、涙ガトマンナイ?
ロベリア・アナスタシア
【ファブル】(アドリブ絡みお色気歓迎)
あ~らこれは……、実にイケない匂いがしちゃうわね……♪
アカネちゃんから情報貰っちゃったけど、コレは期待できそう……?
まぁ肩透かしも視野に入れながら、悠々とお客としてINするわ。
飲み物に媚薬とか仕込まれても、平然と飲みながら(毒耐性)
それとな~く突っつき、怪しまれて連れ込まれるまでワンセット♪
まぁ……、激しいのね……♪(三人目撃)
邪魔しちゃ悪いし、アカネちゃんは助けとこうかな?
あと、二人に割込んで邪魔するなんて無粋な野郎がいるんなら
私が相手しなくっちゃ♪
お望み通り、貴方のポールの上で激しく踊ってあげる……激しくね!❤
ヘザー・デストリュクシオン
【ファブル】
もう、ルトルファスくん一人で行っちゃうなんて…!
アカネちゃん、教えてくれてありがとうなの!
どうせまたパパ活でしょ?
ぜったい女の人にひどいことされるんだから、わたしが守るの!
クラブにお客として入って、ルトルファスくんを探すついでに情報収集するの。
聞き耳で話を聞きながら、野生の勘で匂いを嗅いでルトルファスくんを追跡するの!
いた!
ルトルファスくんにヘンなことしないで!
…ルトルファスくん?
ようすがヘンなの、アカネちゃん逃げて!
アカネちゃんをかばうの。
だいじょうぶよ。何があっても、わたしはルトルファスくんのこと大好きだから。
気持ちよくなったらきっと落ち着くの。だから、好きにしていいのよ?
●お約束の罠
行方不明になった女性エージェント。街の地下クラブで繰り広げられる邪神降臨の儀式。
その背後に危険な何かを察知して、ルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)は単身クラブへと乗り込んでいた。
(「……この依頼から『アイツら』の気配を感じる……確証は無いが」)
ちなみに、ルトルファスの言う『アイツら』とは、パパ活邪神教団のことである。未成年の少女達に非合法な売春活動をさせることで、なんやかんやで彼女達を母体に邪神を産み落とさせようとする、色々な意味で危険な団体だ。
そんなパパ活邪神教団の魔の手が、この地下クラブにも伸びているのではないかと、ルトルファスは踏んでいた。なにしろ、連中は古びた村から高級リゾート、果ては学校にまで幅広く手を伸ばす、恐るべき規模を持った団体なのだ。名前だけで判断していると痛い目に……というか、今までも散々、痛い目に遭わされてきた。
今日という今日は、絶対に連中の悪事を阻止しなければ。これ以上、被害者を出さないためにも、ルトルファスは知人達に告げることなく、このクラブを訪れていたのだ。
「あら、カッコイイお兄さん♪ 私と一緒に踊らなぁい❤」
「いや、結構……。他を当たってくれないか」
途中、見るからに怪しい女ダンサーが声を掛けて来たが、ルトルファスは完全に無視して通り過ぎた。その後も、次々に声を掛けられるが、これまた全部無視である。
ここは敵地。故に、この場所にいる女性は全て、敵の息が掛かった存在だと考えて良い。
今までの経験から、ルトルファスは女性を避け、やがて人気のない倉庫の中へと足を踏み入れた。ここまで来れば、もう大丈夫だろう。そう思って安堵の溜息を吐いたところで……唐突に、物陰から一人の女性が飛び出して来た。
「た、助けて下さい! このままじゃ、殺されてしまいます!」
「なっ……! ちょ、ちょっと待て!?」
いきなり抱きつかれて狼狽しながらも、ルトルファスはなんとか女をひきはがした。見れば、UDC組織の職員らしき服装をしている。すると、彼女が行方不明になっていたという、女性エージェントの一人だろうか。
「とりあえず、落ち着け。俺は敵じゃな……うごっ!?」
だが、女を落ち着かせようとした矢先、ルトルファスの腹に鋭い痛みが走った。
いったい何だ? これは、どういう状況だ? 頭で理解するよりも前に、ルトルファスは悟ってしまった。
目の前に立つエージェントの女。その瞳に、冷たい人外の輝きが宿っているということを。彼女はもはや人間ではなく、その身に邪神の眷族を宿した、恐るべきUDCであるということを。
「く、くそっ……迂闊だったか……」
不意を討たれ、後悔しても後の祭りだ。ルトルファスを見降ろしながら、女は冷徹な表情で彼へと告げる。
「あなたの顔は、既に教団の中でも知れ渡っているのよ。それなのに、わざわざ自分から敵地へ一人で乗り込んで来るなんてね」
それだけ言って、女はルトルファスの口の中に、何やら怪しげな液体を注ぎ込んだ。抵抗虚しく、強引にそれを飲まされたルトルファスは、身体の中から湧き上がる衝動を、もはや自分では押さえることができなくなっていた。
●身体と心
知人を危険な目に遭わせたくない。そんな考えから無謀にも単身でクラブへと突入したルトルファスだったが、しかし彼の気持ちを知ってか知らずか、ヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)と高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)の二人もまた、例のクラブへと潜入を果たしていた。
「もう、ルトルファスくん一人で行っちゃうなんて……! アカネちゃん、教えてくれてありがとうなの!」
「いえいえ、どういたしまして。というか、自己の身を危険に置き過ぎなのよ、私のパパは。ヘザーちゃんと私が辛くなる事、もう少し考えて欲しいわ……」
それぞれ文句を言いながらも、二人はルトルファスの捜索を開始する。もっとも、クラブの中に未成年者が紛れていると、それだけで騒ぎになり兼ねないので慎重に動かなければならない。
「あれ? こんな場所に、なんで中学生が紛れているんだ?」
とか言っていたら、早速、客にバレてしまった。これは拙い。非常に拙い。このまま店員を呼ばれたら、捜索どころではなくなってしまう。
「え~と……。もしかして、新手のナンパ? 悪いけど、そっちは間に合ってま~す」
そういうわけで、代わりに自分の友達を紹介しよう。そう言って誤魔化しつつ、茜はヘザーの手を引き逃げて行く。後ろから、なにやら叫ぶ声が聞こえたが、召喚した友人達が上手く押さえてくれたようだ。
「それにしても、凄い人込みね……」
「うん。後は、勘を頼りに探すしかないの」
これだけゴチャゴチャした場所に、ルトルファスがいるとは思えない。彼はポールダンスを楽しむような男ではないので、施設の探索を続けているのだとすれば、バックルームや倉庫などを探した方が見つかるかもしれない。
「えぇと……なに、この扉?」
「関係者以外立ち入り禁止? ……いかにもって感じなの」
クラブの隅にあった扉を開け放ち、長い廊下を歩いて行く二人。その先へ進むと、唐突に開けた場所……物資を搬入する倉庫へと辿り着いた。
「あっ! ルトルファスくん、見つけたの!」
その部屋の中央に倒れているルトルファスを見つけ、ヘザーが走り出した。だが、いつもの彼と比べ、どこか様子がおかしい。足元はふらつき、しかし何やら野生身溢れるオーラを全身から放ち、その様は殆ど野獣のようであり。
「……なっヘザー、アカネ!? ……駄目だ、来るんじゃ……な、い!」
「……ルトルファスくん? ようすがヘンなの、アカネちゃん逃げて!」
咄嗟に茜を庇ったヘザーだったが、代わりにルトルファスに押し倒されてしまった。普段の彼からは想像もつかない程に粗暴な振る舞い。その顔には既に理性の色など欠片もなく、完全に暴走しているのがヘザーにも分かった。
「はぁ……はぁ……う……ぉぉぉ……」
本能のままに覆い被さり、ルトルファスはヘザーの服を破り捨てると、強引に襲い掛かって来た。相手の事情などお構いなしに、自分の欲望を満たすことしか考えていない男の行動だ。
「ちょっと、なにやってるのよ、パパ! ヘザーちゃん、今、助け……きゃぁっ!!」
さすがに、こんなところで恋人を、己の意思に反して無理やり手籠にさせるなど酷過ぎる。事情は分からないが、とりあえず止めようとした茜の下へ、後ろから扉を突き破って、大量の観客達が雪崩れ込んで来る。
「うぉぉぉ……えろえろあざらく~」
「えろえろえっさいむ~」
男達の瞳からは、既に光が消えている。その様は、殆ど生肉に群がるゾンビの如し。この程度の相手なら難なくあしらえるはずの茜ではあったが、あまりに唐突過ぎる展開に、事情を理解する前に取り囲まれてしまい。
「え? この人達って、ダンス見てたんじゃ……ひゃぅっ! ど、どこ触って……ぁん❤」
抵抗虚しく、身体を押さえ込まれて襲われてしまう。今まで溜めに溜め込んでいた欲望の捌け口。それを見つけたと言わんばかりに、狂った男達は代わる代わる、茜の身体を求めて襲い掛かる。
(「パパの前で……他の男にサレるなんて嫌だけど、パパ達を守れるなら
……!」)
自分の身体を好き放題にされながら、それでも茜は耐えていた。しかし、気がつくと頬には涙が伝わり、それが床を濡らしていた。
(「良いの、パパが好きな人はヘザー、だから……あれ、涙ガトマンナイ?」)
どれだけ頭で理解しようとしても、心は正直だ。初恋の相手が別の女と身体を重ねるのを見せつけられながら、自分はどこの馬の骨とも分からない、それも半分脳みそがゾンビ化したような男達に、代わる代わる穢されるなど、まともな神経をしている者なら耐えられない。
「だいじょうぶよ。何があっても、わたしはルトルファスくんのこと大好きだから。気持ちよくなったらきっと落ち着くの。だから、好きにしていいのよ?」
「はぁ……はぁ……。ヘザー……すまない……」
甲斐甲斐しくルトルファスを抱き締めるヘザーと、それを見て涙を流す茜。そんな三人の様子を、いつしか部屋の片隅に現れた受付の男が、満足そうな笑みを浮かべて見つめていた。
●美魔嬢、参上!
ステージの上で繰り広げられる華麗なダンス。盛り上がりが最高潮に達したところで、現れたのは殆ど全裸に等しい格好の女。
「あ~らこれは……、実にイケない匂いがしちゃうわね……♪」
その女が、自分と同じ猟兵であることを察し、ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)がついに動き出した。今までは観客に混ざって様子を窺っていたが、さすがに黙って見ているわけにもいかない状況になって来た。
「えろえろあざらく~、えっさいむ~」
「えろえろあざらく~、えっさいむ~」
気が付けば、周囲の観客の大半は、得体の知れない呪文を呟きながらコールを送っている。瞳から光が消え、だらしなく涎を垂らしながら叫ぶ様に、ゾンビ映画に出てくる不死者達の姿が重なって行く。
(「これは、もしかしなくても期待できそうな感じかしら?」)
人々の波に紛れ、ロベリアはこっそりと部屋の隅に移動した。そのまま、同僚を助けるべくダンサー達の控室を目指すが……あまりに大胆な行動を取り過ぎたからだろうか。
「そこのあなた。こっちは、関係者以外立ち入り禁止よ」
「……っていうか、立ち入られたら、もう帰すわけにはいかないけどね」
いつの間にか後ろに現れた二人のダンサーがロベリアの腕をしっかりと押さえつけていた。その上で、彼女の口の中に謎の液体を流し込むと、気を失ったロベリアを倉庫の方へと連れて行った。
「で、この女、どうする?」
「とりあえず、オーナーの意見を聞かないと。こんなの、わざわざ『あの御方』の手を煩わせるまでもないわ」
まったく、面倒なことをしてくれたものだと、ダンサー達は文句を言いながらロベリアの身体を倉庫へ放り込んだ。そんな彼女を見据えるのは、先程からルトルファス達の様子を窺っていた、受付カウンターにいたはずの男だった。
「侵入者……こいつも猟兵なのか? まあ、いいさ。どうせ、媚薬で頭も身体もお花畑になって、抵抗なんかできやしないだろうからね」
まずは、その身体を品定めさせてもらった上で、素養があればダンサーにしてやろう。男の顔に邪悪な笑みが浮かび、その魔の手がロベリアへと伸びて行くが。
「……あら? 眠っている女に許可もなく手を出すなんて、いただけないわね」
男の手がロベリアの胸に伸びた瞬間、ロベリアが意識を取り戻して、その腕を力一杯に捻り上げたのだ。
「うがっ! な、なんだって!? 君は気を失っていたはずじゃ……」
「残念ね。毒だの媚薬だのは、私の十八番。この程度の薬じゃ、私の理性を吹き飛ばすには足りないわ」
なんと、ロベリアは気を失った振りをして、まんまと倉庫へ案内させていたのである。さすがは美魔嬢。媚薬作りの専門家! 彼女の知識と経験を以てすれば、そんじょそこらの薬など、単なる水と同じである。
「さて、あの三人は……まぁ……激しいのね……♪ 邪魔しちゃ悪いし、アカネちゃんは助けとこうかな?」
男を用意に捻じ伏せて、ロベリアは改めてルトルファス達の方を見た。互いに楽しんでいるようにも見えるルトルファスとヘザーは放っておいても大丈夫そうだが、茜の周りにいるゾンビ野郎どもは、適当に追い払っておいた方が良さそうだ。
とりあえず、一応は一般人なので、軽めに殴って気絶させるに留めておいた。しかし、茜を助けたところで先の男が立ち上がり、そのままロベリアへと襲い掛かって来た。
「このアマ! 舐めた真似しやがって……こうなりゃ、無理やりにでも犯ってやる!」
先程までの、紳士的な口調はどこへやら。甘いマスクのイケメンオーナーは、粗暴で荒々しい本性を剥き出しにし、ロベリアへと襲い掛かって来たのだが。
「うふふ……。此処までメチャクチャにされちゃった分……貴方の体で返して貰うわ……♪」
来るなら来いとばかりに、ロベリアは服を脱ぎ棄てると、自ら男へ覆い被さって行く。
「それじゃ、お望み通り、貴方のポールの上で激しく踊ってあげる……激しくね!❤」
「な、なんだと!? こいつ、まさか『そっち系』の技の使い手……あひぃぃぃっ!!」
哀れ、ロベリアの超絶テクニックの前に、男は瞬く間に力尽き果て、干からびたミイラのようになってしまった。邪神教団の信者とはいえ、何の力も持たない一般人。ロベリアの卓越した技とユーベルコードの前には、完全に無力な赤子同然。
「……な~んだ、もう終わりなの? 口先だけで、大したことのない男だったわね~」
少しばかり不完全燃焼になりつつも、ロベリアは意識を失った男を一瞥し、それ以上は興味も示さない。
気が付けば、ステージの方から聞こえてくる声が、倉庫の方まで響いていた。熱狂的な歓声とはまた違う、なにやらパニックのような叫び声。ダンサーとして紛れ込んでいた猟兵達が、何か行動を起こしたのだろうか。
兎にも角にも、こんな場所にいては始まらない。未だ繋がったまま呆けているルトルファスとヘザー、そして涙で頬を濡らしている茜に立ち上がるよう促して、ロベリアは三人と一緒に、今しがた歩いて来た通路を引き返して行った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
イデアール・モラクス
ほほぅ、煩悩を利用した邪神召喚儀式か…古典的ながら有効な術式だ。
上手く邪魔してやりたいものだが…。
・試み
私は『多重詠唱』により『誘惑』『読心』『存在感』の各魔術式を組み合わせた【認識を操作する魔術】を用いてポールダンス嬢として潜入、ステージでパフォーマンスに挑んでやろう。
「さぁ来い、私はお触りOKだぞ❤️」
そして舞台にて【幻惑ノ舞】を披露、儀式に私の異質な魔力を加え、更に力を捧げている客らの欲求や煩悩、視線を奪い邪神召喚術式を妨害する事で儀式の不完全化を狙う。
「さて、これで敵はどう動くか…見ものだな」
※アドリブ大歓迎
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・アド/絡◎
■行動
地下クラブ、ですかぁ。
情報が少ないのは厄介ですねぇ。
まずは『効果時間長め・効果弱め』の『秘薬』を摂取し【霊結】を使用、『知覚力』と『抵抗力』を高めておき、不測の事態へ対応し易いよう準備しておきますねぇ。
その上で『服装』等で違和感を与えないよう、TPOに合わせた服装に着替えておきましょう。
まあ、体型的に或る程度目立ってしまうのは仕方の無いところですが。
入りましたら、珍しそうに周囲を見回して『扉や内装の把握』を行うとともに、如何にも『初めての客』として声をかけられ易いようにしておきましょう。
後は、話しかけてきた『慣れていそうな方』とお話し情報を集めますねぇ。
露木・鬼燈
邪神降臨の儀式ってことらしいからね。
それなら何らかの力の高まりとかあるはず。
それを斬り祓えば儀式の妨害はできるよね。
とゆーことで、客としてクラブに潜入。
ダンスを楽しみながら時を待つです。
うん、自然に潜入するためにダンスを楽しむ。
何の問題もないっぽい!
とは言え、男の人は脳みそトコロテン。
これはヤバい気がするよね。
なんか頭に影響の出るものあるんだろうね。
まぁ、対策はあるのできっと僕は大丈夫。
潜入に当たって掛けているこの伊達メガネ。
ズレを直すメガネクイッの動作。
この時に破魔の刃で自身の頭を貫いて祓えばいいのです。
指先に細く小さく展開すれイケルイケル!
よく見るためにズレを直すのは普通だからね。
稲宮・桐葉
アドリブ・連携歓迎じゃ!
わざわざ手掛かりを与えるとは、どういう魂胆じゃ?
怪しげな儀式の効果に余程自信がある?
既に猟兵と渡り合える力を手にした?
ムラサマブレードは『面白そうじゃん』云々と無責任なことを言っておるが用心に越したことはないのじゃ
客で入店したのに気が付いたら舞台の上にいるのは何故じゃ!?
なぬ?この衣は稲宮の由緒正しい巫女装束で…云々
舞は得意じゃが、この棒を使って舞うのかえ?
よかろう【ダンス・パフォーマンス・演技・恥ずかしさ耐性・誘惑】を駆使し舞って見せようぞ
じゃが【破魔・浄化・結界術】を仕込み、この場の澱んだ気を払ってやるのじゃ!
これで正気に返ればUDC組織の者も見つけ易くなるじゃろう
ユメ・ウツロギ
WIZ
邪神教団の儀式……ポールダンスというのも知りませんし、とても興味あるです。
アルバイトとして潜入。
明らかに年齢的に断られそうですが、UDC組織に用意して貰った偽装身分証と認識阻害の魔術【催眠術・高速詠唱・誘惑】で面接官や周囲の認識を書き換えて、店内ではこの身体で成人女性、という事で通すです。
はぁ、この衣装を着て踊る、ですか。
随分と布面積が少ないですね。
(言われるがまま、素直に着替えて踊りに加わる)
なるほど。これがポールダンス、というこの世界の文化なのですね。
男性の目を惹けば良いのでしょうか?
【誘惑】の術は多少心得てますが、この私の様な幼い身体に惹かれ、欲情するなんて困った人達ですね
NGなし
波山・ヒクイ
その日、クラブの受付に一際目を引く珍客が訪れる。
人間離れした美貌にまるでフィクションのようなスタイル
願って敵わなそうな存在が、目の前で不敵に微笑み、口を開いた
「…ちょっと、わたし演者のお仕事に興味があるんだけどぉ、見学をさせて貰えないかしらぁ~?」
―なんのことはない、変幻の術で【翼】を対価に【来客】が望む美人に変身したわっちですこんにちは
女性職員の皆様が戻ってきてないって事は、最悪の事態を除けば捕まってるか
それとも何か悪さされて演者にされちゃってるとか…?
と、考えたわっちは職場見学を装いステージの裏側に潜入を試みちゃう!
邪神教団に関わるものとか、行方不明者が見つかれば良いんじゃけどなー
キング・ノーライフ
踊る事が儀式であるならば
おそらく見る者の生命や精神を使うといった所か。
ならば客を完全崩壊する前に正気に戻して連れ出せば妨害になるのではないか?
と言う訳で客として潜入、
【呪詛耐性】でボールダンスの誘惑に耐えつつ探索。
意思薄弱な状況なら強い刺激でこっちに誘導できるかと男女問わず見目の良い者を選んで【浄化】と【王の誘惑】を発動。
最悪口付けで直に王の誘惑の神気を送り込んで誘惑してあちらの誘惑を吹き飛ばして【救助活動】と【運搬】で外に運び組織に引き渡す。
店員の教団員にバレたら【王の誘惑】で改宗を狙う。
最初からこれで話を聞けば早かった気もするが。
この世界でも信者は欲しいか見つかるのもアリか。
純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカ
【♡完全百合専】
男性触手貫通×
ピンクの魔法陣から桃色の霧が噴出し人の形を作る
「よーし♪任務とか関係ないしとにかく女の子と遊んで調子乗っちゃお〜♡」
『純真邪神教国主神兼王女兼国民的アイドル
純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカ・ハーメリオン』
【 降 臨 】
UCでランドセルに極小マイクロビキニダンサー衣装の小学生淫魔達を召喚♪
@挑発誘惑演技
ぴゅあも歌って武器カリスマオーラとプリンセスハートを纏いながら中心になって一緒に踊るよ♪
@歌唱誘惑おびき寄せ存在感
ぴゅあの汗に興奮したロリ好きな巨乳のお姉さん達とか来ちゃうかもね♡
@幼淫魔姫の体液
小さくても淫魔の神様なんだよってわからせちゃうよ〜♡
@捕縛騎乗捕食蹂躙暴力
●異変の始まり
時間は、少しばかり前に遡る。
地下クラブで行われる邪神召喚の儀式。そして、行方不明になったUDC組織のエージェント達を探すため、多くの猟兵がクラブの中に紛れ込んでいた。
ある者は観客として、また別の者はダンサーとして、それぞれ巧みに潜入を試みる。今のところ、こちらの正体が露見した様子もなく、ダンサー達の華麗なるパフォーマンスが繰り広げられている。
「地下クラブ、ですかぁ。情報が少ないのは厄介ですねぇ」
「わざわざ手掛かりを与えるとは、どういう魂胆じゃ? 怪しげな儀式の効果に余程自信がある? もしくは、既に猟兵と渡り合える力を手にした?」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)と稲宮・桐葉(戦狐巫女・f02156)の二人は、油断なく周囲の様子を窺っていた。
ここは敵地だ。いつ、何が起きてもおかしくはない。今のところ、素人を装って周囲の観客達に話を窺っているが、彼らは完全な一般人……要するに、生贄のようなものらしく、殆ど何の情報も持っていなかった。
「踊る事が儀式であるならば、おそらく見る者の生命や精神を使うといった所か。ならば、客を完全崩壊する前に正気に戻して連れ出せば、妨害になるのではないか?」「邪神降臨の儀式ってことらしいからね。それなら何らかの力の高まりとかあるはず。それを斬り祓えば儀式の妨害はできるよね」
その一方で、キング・ノーライフ(不死なる物の神・f18503)と露木・鬼燈(竜喰・f01316)は、来るべき邪神の降臨に備えて儀式を失敗させることを目論んでいたが、問題なのはタイミング。
ポールダンスが儀式である以上、潜入した猟兵達を除けば、ダンサー達は全員が敵である可能性が高い。一般人であれば難なくあしらえるだろうが、仮に相手がUDCの類だった場合、観客を戦いに巻きこんでしまい兼ねないので始末が悪い。
果たして、どのタイミングで行動を起こすべきなのだろうか。それぞれに様子を窺っていると……なにやら、ステージの方で不穏な空気が。
「あはぁん❤ もう、我慢できないのぉ❤ 好きにしちゃってぇ❤」
なんと、ダンサーとして先んじて潜入していたはずの猟兵仲間が、殆ど裸同然にされた状態で、ポールダンスをさせられているではないか!
「な、なんという破廉恥な!? もしや、捕まったが最後、あんな格好で踊らされてしまうというのか!?」
「これは……もしかしなくても、バレましたかねぇ?」
周りの空気が明らかに変わり、桐葉とるこるの顔に動揺の色が走った。見れば、周りの観客達は既に大半が魅了され、脳みそゾンビ状態で、謎のエールを送っていた。
「えろえろあざらく~、えっさいむ~」
「えろえろあざらく~、えっさいむ~、えっさいむ~」
彼らの瞳は焦点が定まっておらず、何らかの力の影響下にあることは明白だ。では、それはいったい何なのか。これ程までに多数の人間を、一度に操ることのできる手段など……。
「これだけの数の男の人を、脳みそトコロテンにする……これはヤバい気がするよね」
眼鏡の位置を直す傍ら、その動きで自らに降り注ぐ催眠効果を払って、鬼燈が言った。確かに、彼の言う通り、この状況はもしかしなくてもヤバい。観客を正気に戻そうにも、周りにいる大半が催眠状態にあるため、誰から戻して良いのかも分からない。
「どうやら、ダンスの動きが、そのまま特殊な催眠パターンになっているようだな。しかし、この状況では……」
観客を正気に戻そうとするキングだったが、実際は誘惑に耐えるので精一杯。おまけに、観客の大半は男なので、さすがに男相手に口から神気を注ぐわけにも行くまい。
ならば、せめて従業員だけでも篭絡してやろうと思ったが、気がついた時にはダンサー以外の従業員は姿を消しており、周囲は脳みそがゾンビ状態にされた男達しかいなかった。
「……自分達が催眠にかからないよう、先に逃げたというわけか。やってくれる……」
どうやら、敵は儀式を完遂させるために、あらゆる手段を尽くしているようだった。予想していた以上にツケ入る隙がなく、会場はますます、サバトの如き様相を増して来る。
(「えぇと……この状況では、ちょっとお話は聞けそうにないですねぇ……」)
奇怪な呪文を繰り返し唱えながら声援を送る観客達の姿に、るこるもかなりドン引き状態。
このまま、黙って指を咥えて見ている他にないのだろうか。なにか突破口さえあれば、状況を引っ繰り返せるはずなのだが。
「「「えろえろあざらく~、えっさいむ~、えっさいむ~」」」
ダンサー達の動きに合わせ、男達の声援が増して行く。妖しい熱気が会場に溢れ、今にも何かが飛び出して来そうになっていた。
●最後の潜入部隊
(「うふふ……どうやら、何もかもが上手く行っているようね」)
モニター越しにクラブの様子を眺めながら、その女は満足そうに笑みを浮かべていた。
彼女の背後に立っているのは、選りすぐりのポールダンサー達。このまま、彼女達の力も加えれば、儀式はより完璧なものとなる。
「それじゃ、いよいよ出番よ、あなた達。舞台に降りて、一気に男達の魂を吸い尽くしてしまいなさい」
そう言って、女は自慢のダンサー達を、次々にステージへと送り込んだ。だが、その中に見慣れぬダンサーが途中から混ざっていたことまでは、残念ながら気付かなかった。
「ほほぅ、煩悩を利用した邪神召喚儀式か……古典的ながら有効な術式だ」
「邪神教団の儀式……ポールダンスというのも知りませんし、とても興味あるです」
イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)とユメ・ウツロギ(蒐集の魔女・f30526)が、ステージに立った女達の様子を見て呟いた。なるほど、確かに扇情的な踊りだ。これで男の目を釘付けにし、身も心も奪って魂を邪神の生贄にしようというのか。
「悪いが、そっちは任せるのじゃ。わっちはその間に、舞台裏を調べさせてもらうが故にな」
波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)が、ニヤリと笑う。年齢や容姿でアルバイトとして紛れ込むのは難しいと思われたが、それならば認識を書き換えて潜入すれば良いだけのこと。翼を代償にグラマラスな体型を手に入れるといった変化の術は、彼女の最も得意とする技のひとつなのだから。
実際、ユメのような9歳児がこんな場所にいられるのも、彼女もまた催眠術で、自分の容姿や年齢を誤魔化しているからだった。そうでなければ、店員に見つかって一発退場。最悪の場合、どんな酷い扱いをされて、邪神の生贄にでもされるか分かったものではない。
「なにやら、舞台の方が騒がしいな。あまり時間は残されていないようだぞ」
「はぁ、この衣装を着て踊る、ですか。随分と布面積が少ないですね」
にわかにステージから異様な雰囲気が漂って来たことで、イデアールが戸惑うユメを促した。そんな中、彼女達の後方では純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカが、いつの間にやらスタンバイ。
「よーし♪ 任務とか関係ないし、とにかく女の子と遊んで調子乗っちゃお〜♡」
いったい、どうやって紛れ込んだのだろうか、この少女は。まあ、彼女は猟兵でありながら邪神でもあるらしいので、外見などいかようにも変えられるのかもしれないが。
「「「えろえろあざらく~、えっさいむ~、えっさいむ~」」」
クラブのステージから聞こえてくる怪しげなコール。これ以上、邪神復活のための力は蓄えさせないと、三人はそれぞれポールダンスのステージに飛び出した。
●破壊的なポールダンス!?
ダンサー達の動きに催眠効果を混ぜることで、クラブ中の人間を一度に纏めて操らんとする恐るべき儀式。
阻止に向かった猟兵達だったが、そのあまりの規模と、なによりも救出対象の一般人が多過ぎることで、完全に攻めあぐねることになってしまった。おまけに、押し合い、圧し合いしている間に、仲間達と離れてバラバラに……。完全に孤立させられてしまい、協力して状況を打破するのも難しい。
「こ、こら、離さぬか! わらわは、お主らの言う『だんさー』とかではないというのに!!」
そんな中、何故かイカれた観客達によって、桐葉がステージの上に担ぎ上げられてしまった。正体がバレた……と、いうよりは、どうも彼女のことをポールダンサーと勘違いしているような。
「なぬ? この衣は稲宮の由緒正しい巫女装束で……」
誤解を解くべく説教を始める桐葉だったが、催眠術にやられた観客達に、そんな理屈は通らない。とにかく踊れの一点張りで、後は例の狂ったコールしかして来ないのだから、話もなにもあったものではない。
このままでは、本当に邪神が降臨してしまうのではあるまいか。猟兵達の頭を不安が過るが……しかし、まだ阻止するための術は残っている。この儀式の中心であるポールダンス。それをブチ壊しにして、あるいは観客の目をこちらに引き付けることができるのであれば、まだ儀式を阻止できる可能性はある。
「キーンカーンカーンコーン♪ サキュバスの授業が始まるよー♡」
猟兵達が一斉にステージに上がろうとした矢先、それよりも早く降臨したのは幼淫魔姫ピュアニカだった。
ピンク色の魔法陣から桃色の霧が噴出して人の形を作れば、それは瞬く間にランドセルを背負った、極小マイクロビキニダンサー衣装の小学生淫魔達へと変わって行く。その名も、純真邪神教国主神兼王女兼国民的アイドル『純真邪神・幼淫魔姫ピュアニカ・ハーメリオン』の登場だ。
「さあ、踊ろう! みんな、ぴゅあの方を見てくれなきゃダメだよ~」
そう言って勝手にステージを乗っ取ったピュアニカだったが、予想に反し、飛んで来たのはブーイング。まあ、それも無理もない話だ。なにしろ観客の大半は、ピュアニカにとって全く興味のない男ばかり。おまけに、彼らも彼らで求めているのはセクシーなスタイルのお姉さんなので、ロリ少女には用がないのだ。
「ちょっと、そこの子! 早くステージから降りなさい!」
「まったく、どういうつもり! 神聖な儀式を穢すなんて……」
踊りに専念して持ち場を離れられないダンサー達に代わって、クラブの女性職員達が大挙してピュアニカを引き摺り降ろしに現れた。だが、UDCならともかく、彼女達は邪神教団の信者とはいえ一般人。
「さあ、捕まえたわよ」
「あなた、覚悟はできてるわよね? 今から、た~っぷりお仕置きしてあげるわ」
ピュアニカを捕まえた女達が、サディスティックな笑みを浮かべて言った。どうやら、彼女達は女性でも平気で食してしまう両刀使いな女のようだが、しかし同時にかなりのドSでもあるようだ。
「おぉ~、なかなか胸の大きなお姉さん達が来たね~。それじゃ、小さくても淫魔の神様なんだよってわからせちゃうよ〜♡」
もっとも、そんなことはピュアニカにとっては、些細で取るに足らないことでしかなかった。周囲の淫魔達に取り押さえさせると、そのまま女達を舞台から降ろし、倉庫の方へと運んで行く。
「ちょ、ちょっと、離しさない!」
「やめなさい! いったい、なにを……はぁぁぁぁん❤」
その後、倉庫の方でなにやら艶っぽい声が聞こえて来たが、それはそれ。途中で他の猟兵と擦れ違ったような気もしたが、ピュアにアにとってはどうでも良かった。
「えぇと……いったい、何がどうなっているのでしょうか……」
あまりに唐突な展開に、るこるが茫然とした様子で口にした。見れば、他の観客達も毒気に当てられたようになって、先程までのえろえろコールもなくなっている。
だが、これは考えようによってはチャンスだった。今の状態で、ステージで踊っているダンサー達以上に影響力のある何かを放てば、一般人を纏めて正気に戻せるかもしれない。
「行くぞ、二人とも。……もう、何をすべきか分かっているな?」
イデアールが舞台上の桐葉とユメ、そして他にもステージで踊っていた猟兵仲間へと告げる。一人は完全に呆けて媚薬粘液の中に沈んでいるが……まあ、とりあえず見なかったことにしておこう。
「舞は得意じゃが、この棒を使って舞うのかえ? ……よかろう、稲宮の名において、この場の澱んだ気を払って見せようぞ!」
扇情的な動きでイデアールが観客の目を引き付ければ、それに重ねる形で桐葉も踊る。彼女の繰り出す神聖なる浄化の舞によって、次々と観客達が目を覚まし始め。
「なるほど。これがポールダンス、というこの世界の文化なのですね。男性の目を惹けば良いのでしょうか?」
同じく、ユメもまたポールを使って、男達の目を引き付けるべく踊り出した。だが、先程はピュアニカに対して多大なるブーイングが飛んで来たのに、今度はそれが全くない。
「この私の様な幼い身体に惹かれ、欲情するなんて困った人達ですね」
自分に注がれる視線から、観客のことを完全にロリコンと勘違いしているユメだったが、彼女に注目する者が多いのは、彼女が催眠術で年齢や体格を誤魔化しているからだ。認識の歪みが解除されれば、男達は瞬く間にユメへの興味を失い、他の者へと引き寄せられることだろう。
まあ、この場合は術を解くと却って面倒なことになりそうだったので、ここは最後まで術によって、幼い少女ではなく大人のお姉さんのダンスだと思っていただこう。
「ま、拙いわ! このままじゃ、儀式が……」
「私達のダンスが負けてるっていうの!? そんな……そんなこと、『あの御方』にだけは知られるわけには……」
猟兵達の乱入によって儀式が乱されたことで、ダンサー達の顔にも焦りの色が浮かび出し始める。彼女達も果敢に踊って男達の気を引き付けようとするものの、イデアールを始めとした猟兵ダンサー達も負けてはいない。
「さぁ来い、私はお触りOKだぞ❤️」
禁断のお触り発言をかまして、イデアールは更に男達を引き付けた。それに引き寄せられた彼らの顔に、覆い被さる桐葉のもふもふ結界。すると、まるで憑き物が落ちたかのように、彼らは次々と正気に戻り、ぽかんと呆けたような顔をして立ち尽くしている。
「さあ、我に続け! 早々に、この店から立ち去るのだ!」
そんな心の隙を突き、すかさずキングが人々の心を上書きする形で誘惑した。彼の先導に従い、観客達は続々とクラブハウスから外へ出て行く。邪神教団の下っ端どもが制止しようとするも、あまりに数が多過ぎるため、もはやこの流れは止められない。
「あ……あ……そ、そんな……」
「お客さんが……全部帰っちゃった……」
後に残されたのは、ステージの上で茫然と立ち尽くすダンサー達。観客がいなくなった以上、もはや儀式を続けることはできまい。
「ところで、あのダンサーの女の人達って……もしかしなくても、行方不明になっていた人達っぽい?」
騒ぎが終わり、鬼燈が思い出したように呟いた。言われてみれば、彼女達の顔はUDC組織から渡された、行方不明になった女性エージェント達のそれと酷似している。化粧が濃くて分かりにくかったが、紛れもなく行方不明になっていた者達だ。
「あなた達……よくも、邪魔してくれたわね……」
「こうなったら、あなた達の首を『あの御方』への手土産にしてあげるわ」
怒り心頭の女ダンサー達が、ステージの上から猟兵達を睨んだ。その皮膚の下では奇怪な何かが蠢いており、彼女達が既に人を辞めているのは明白だった。
かつてはUDC組織のエージェントだったかもしれないが、今となっては、彼女達は危険なUDC。その内なる衝動に従うままに、彼女達は猟兵達を敵と見做し、一斉に襲い掛かって来た。
●こっちはこっちで、大ピンチ!?
他の猟兵達がステージ場で儀式をブチ壊しつつ、一般人を外へと逃がしている最中。
騒ぎに乗じて、まんまと舞台裏に忍び込んだヒクイだったが、そこで見たのは何とも異様な光景だった。
「あ……あぁ……」
「こ、来ない……で……。わたしが……わたしが……おかしくなって……ぁぁぁぁ❤」
その腹に奇怪な紋様を刻まれ、苦痛と快楽の狭間で悶える女達。彼女達の皮膚の下では、何かが不気味に蠢いており、隆起しては鎮まりを繰り返している。
「な、なんじゃ、これは!? もしや、この者達が、行方不明になっていたという……」
そこまで言って、ヒクイは同じ部屋にて、猟兵の同胞達が臨戦態勢を取っていることに気が付いた。中には既にボロボロな姿の者もいるようだが、それはそれ。
「どうやら、戦いは避けられぬようじゃな。……仕方がない。ここは、わっちも力を貸すぞ」
経緯はどうあれ、目の前にいる女達は、既に危険なUDC。こちらを見逃してくれることもないだろうと、ヒクイは他の猟兵達共々、降り掛かる火の粉を払うべく身構えた。
成功
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第2章 集団戦
『邪神の女エージェント』
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POW : 素敵でしょう? 見て、私の子供たち
【身体に宿したUDCの幼生 】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : ありがとうございます、わが主
対象のユーベルコードに対し【敬愛するUDCの息吹 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
WIZ : これが私のご主人様の恩寵よ
【憤り 】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【粘つく触手を持ったUDCの棲む壺】から、高命中力の【抵抗の意志を喰らう触手】を飛ばす。
👑11
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●堕ちたる女エージェント
ポールダンスの儀式を阻止し、辛うじて邪神の召喚を食い止めた猟兵達。
だが、戦いはここからが本番だ。邪神教団の手によって、恐るべき眷族に改造されたUDC組織の女エージェント達が、猟兵達を始末すべく襲い掛かって来たのだ。
「さあ、覚悟はいいかしら? もう、手加減なんてしないわよ」
「私達の儀式を邪魔した報い、その身で受けていただくわ」
ステージの上で踊っていたポールダンサー達だけでなく、控えのダンサー達も現れて、彼女達は完全に猟兵達の敵となった。その一方で、控室にて拘束されていたエージェント達もまた、開放されると同時に体内のUDCが疼き出し、邪神の女エージェントとして覚醒してしまった。
「はぁ……はぁ……。うふふ……残念だったわね、あなた達」
「こっちの世界は、楽しいわよ? よろしければ、あなた達も一緒に、我が主にこの身を捧げましょう」
かつては優秀なエージェントだったかもしれないが、今となっては彼女達も危険なUDC。人の姿をしていながら、しかし完全に人ではない何かになってしまった以上、もはや戦って倒すしかない。
彼女達の武器は、その身に宿したUDCの幼生に加え、邪悪なる触手が住まう触手壺。さらに、ダンサーとして鍛えられたキレの良い動きと、対象を魅了する篭絡術で、こちらの精神を落とさんと攻めてくる。
だが、ここで負けるわけにはいかない。彼女達には可哀想だが、ここで彼女達を撃破すれば、事件の黒幕が姿を現すかもしれないのだから。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
助からなかったのは残念ですが、対処は必要なことですからねぇ。
参りましょう。
『FBS』を四肢に嵌め『天井近く』を飛行、【秤濤】を使用し広範囲への[範囲攻撃]を行いますねぇ。
性質上『魅了』の効果は見込みづらいですが、『超重力波』による[重量攻撃]は問題なく機能するでしょうし、宿されている『UDCの幼生』も実態を持つ『生物』であれば、同様に『超重力波』に捉えてしまえば『天井近く』への攻撃は難しいでしょう。
後は『重力波』で落し辛い攻撃を『FSS』で防御しつつ『FRS』の[砲撃]を降らせて仕留めますねぇ。
人型の分、逃がしてしまうと潜伏され易そうですし、ここで確実に叩きたいですぅ。
●忌むべき生誕
猟兵達の前に、続々と現れるダンサー達。だが、彼女達の正体は、何を隠そう行方不明になったUDC組織の女エージェント達だった。
はっきり言って、これは物凄くやり難い相手だ。要救助者だと思っていた存在が、敵になって襲い掛かって来るのだから。
もっとも、ここで敗北すれば、次は自分達が同じ存在にされる番だろう。手の込んだことをして猟兵達を誘き寄せた黒幕の狙いは未だ不明だが、目の前の敵を駆逐しなければ、その目的を解き明かすことさえ叶わない。
「助からなかったのは残念ですが、対処は必要なことですからねぇ。参りましょう」
浮遊戦輪を四肢に嵌め、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は静かに宙へと浮いた。
見たところ、あのエージェント達は接近戦を得意とするようだ。重火器などの武器を所持していないところからして、それは明らか。あれだけ激しいポールダンスを踊れるのだから、さぞかし身のこなしも軽いことだろう。
それに対して、るこるの方はお世辞にも俊敏に動けるとは言い難い体型である。豊満な身体つきは時として異性を魅了するのに役立つが、しかし同時に機動力では圧倒的に劣ってしまう。
猟兵として、決してパワーに自信がないわけではなかったが、それでもあのエージェント達を相手に、接近戦を仕掛けようとは思わなかった。スピードで負けている以上、下手に仕掛けて反対に身体を拘束されてしまえば、そのまま何をされるか分かったものではない。
「大いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きをお与え下さい」
乳白色のオーラを纏い、るこるはまず、女エージェント達を魅了するべく波動を放った。が、さすがは邪神に魅入られ̪者達である。心身共に人であることを捨て、邪悪なる神に捧げてしまった彼女達を魅了するのは、一筋縄では行きそうになく。
「うぅ……ま、負けるものですか……」
「こ、こんなところで屈したら……『あの御方』に合わせる顔がないわ……」
一般人であれば、既に腑抜けにされていてもおかしくないだけの波動を受けながら、それでも耐えるエージェント達。耐えるのに精一杯で、直接攻撃を仕掛けて来ないのは幸いだったが、このままでは決定打に欠けてしまう。
「さあ、今度はこちらの番よ……」
「私の愛しい子ども達……その力を……今……!」
るこるの波動に耐え切り、エージェント達は足をふらつかせながらも立ち上がった。そして、お返しとばかりに全身を震わせ……しかし、どこか恍惚を帯びた表情で悶える様子に、るこるは思わず首を傾げた。
(「あれ、攻撃……なんですよねぇ?」)
いったい、これは何の騒ぎだ。まさか、痴態を見せつけ精神を揺さぶることが、彼女達の攻撃だとでも言うのだろうか。
「あぁ……はぁぁぁん💕」
「んっ……うぅ……ぁぁ……ひ、ひぐぅぅぅ💕」
その足を更に激しく振るわせ、女エージェント達はガックリと膝を折って崩れ落ちた。明らかに、快楽の感情を抱いている。そんな彼女達が薄笑いを浮かべれば、ショートパンツの隙間から、不気味な生き物達がボタボタと産まれ落ちて来た。
「うふふ……素敵でしょう? 見て、私の子供たち」
蛆虫とも蛞蝓ともつかぬ奇怪な生き物を掌に乗せ、エージェント達が恍惚とした表情のまま呟いた。その言葉の意味を理解した瞬間、るこるの背中に思わず嫌な悪寒が走った。
(「も、もしかして……あれを『出産』されたのでしょうか……」)
人間が、自分の肉体に寄生させたUDCを、自らの意志で産み落とす。そんな冒涜的な行為が、果たして許されて良いものか。しばし、呆気に取られてしまうるこるだったが、そんな彼女の考えなどお構いなしに、産み落とされたUDCの幼生達は、一斉に触手だらけの口を開いて粘液状の物体を吐き掛けて来た。
「……ひゃぁっ! あ、危ないところでしたぁ……」
間髪入れずに避けたものの、後少し反応が遅ければ危なかった。あの粘液の正体は不明だが、直撃を受ければ碌なことにならないのは明白だ。
こうなれば、もう情けも容赦も一切不要。魅了のオーラを放つ代わりに、るこるは超重力の空間を展開し、自分の真下にいる全ての存在を潰して行く。UDCの幼生とはいえ、実態を持つ生物には違いない。ならば、重力結界に捕らえてしまえば、後は自由に動くこともできないはず。
「……ッ! キィィ……ィィ……」
「ピ……ィィィ……」
案の定、幼生達はそこまで強力なUDCではなかったようで、重力結界に捕らわれただけで、次々と内臓を吐き出し潰れてしまった。魔蟲の類か何かなのだろうが、ブヨブヨした外見からも分かる通り、耐久力はてんで大したことがない。
こうなれば、後はもう丸腰のエージェント達を攻撃するだけだ。多少、可哀想な気もするが、人に戻れない以上、ここで始末しなければ余計に面倒なことになる。
「人型の分、逃がしてしまうと潜伏され易そうですし……ここで確実に叩かせてもらいますよぉ」
敵を殲滅するために、手段など選んでいる場合ではない。空中から浮遊砲台による一斉射撃を浴びせ、るこるは満足に動きの取れないエージェント達を、瞬く間にハチの巣に変え沈黙させた。
大成功
🔵🔵🔵
ユメ・ウツロギ
人間のUDC化、ですか。興味があります。
無限の書、蒐集【情報収集、生命力吸収、高速詠唱】開始。
その触手がUDC化の原因、ですか?
貴女達が変わってしまう程の邪神と力…実に興味深いです。
え?自分の身で?…そうですね、それで理解できるなら、速いかも、です(少し考えた後、特に抵抗せず触手を自分から受け入れて蹂躙される)
んんっ…触手が、ナカで暴れて…ぇ
あっ…戦おうという気が起きない、です……んっ…これが、邪神の力なの、ですね(触手とエージェントに身体を好き勝手に弄られながら)
蒐集、完了…【スパーダ】、全てを斬り裂け…
…これ以上は本当に邪神様を崇拝しちゃいそう、でした…(少し息を荒くし、疼きを感じながら)
郁芽・瑞莉
浄化の舞で支配を脱するも。
「はぁぁぁっ……♥んっ♥はっ♥はぁっ……♥ぁあん♥」
オイルに濡れるヌルテカ媚薬漬け裸体ではと、
魔力の光の珠で解析による無効化を開始。
しかし先程の痴態を映像と見せられて、素敵だったとの言葉に。
「っ!! ならば貴方達昇天させて……っきゃあ!?」
触手が反応し絡みつき四肢を拘束されて。
「おっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥ あ゛っ♥ん゛っ♥お゛♥」
繊細かつ緻密、そして同時進行な絡みや吸い付きは再度堕落させて。
穴という穴を蹂躙。
「ゴリゴリらめっ♥イぎゅううううううううっ♥」
白濁液溜まりにびちゃ♥と崩れ落ちて。
ゴポリ♥と流れ出て痙攣を繰り返す中。
解析が終わり、光が力を封じます。
相馬・雷光
アドリブOK(純潔を奪うのみNG)
もう完全に同化しちゃってるのね
ならこっちも容赦しないわ!
戦闘態勢を取ろうとしたら、ダンスで使っていたポールが触手の擬態だった
不意打ちで絡み付かれる瞬間、純潔だけは咄嗟に手で守るけど、お尻に触手が殺到
抉じ開けられて数え切れない触手に掻き回されて激しく蹂躙される
ひたすらお尻を嬲られて腰砕けになってビクビク痙攣して――【電光石火】ッ!
不本意だけど、お尻をぐちゃぐちゃにされるのは慣れちゃってるのよ……!
今更この程度で正気を喪ったりしないわ!
【早業】で【電光石火】追撃!
見れば相殺の成功率が上がるみたいだけど……お生憎様、目にも止まらぬってヤツよ!
レナータ・メルトリア
んと、こっそり入り込もうとしてたら、もう始まっちゃったみたい?
せんにゅーしてたから、おにいちゃんはいないけど…まぁいいわ、私はゆーげきしてはぐれてる敵を倒していっちゃおう!
ダンサー姿の人は敵と認識して攻撃するわ
でも苦しそうにしている女の人は…あなたは敵なの?それとも普通の人?
迷っている間に、触手が忍び寄ってきてるのに気付かずに…
もぅ、やめてっていわなきゃ……
女の人の腕の中で、何かをカラダに塗りつけられてるのはわかるのに…でも、なんでやめてもらうんだっけ?
彼女の手とショーツの奥に消えていった触手が、身体の奥までしみ込んだ媚薬を馴染ませる動きのせいで頭まっしろになって…もうなにもかんがえれないよぉ
●堕ちたる者達の誘惑
その本性を露わにし、猟兵達へと迫る女エージェント達。かつては優秀なUDC組織の一員だったのかもしれないが、今となっては彼女達自身が、危険なUDC以外の何者でもない。
「もう完全に同化しちゃってるのね。なら、こっちも容赦しないわ!」
同化を迫るエージェント達に、相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)は銃を抜いて身構えた。ふと、隣を見れば、そこにいたのは郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)。しかし、彼女は既に全身を媚薬に侵されており、とてもではないがまともに戦える状態ではなく。
「はぁぁぁっ……♥ んっ♥ はっ♥ はぁっ……♥ ぁあん♥」
辛うじて浄化により意識を取り戻してはいたが、しかし肉体は正直だ。高められた感度までは元に戻せず、痴態を晒して悶えているだけである。
「人間のUDC化、ですか。興味があります」
「あら、話が早いわね。だったら……自分の身で体感してみたらどうかしら?」
ユメ・ウツロギ(蒐集の魔女・f30526)に至っては、好奇心の方が上回ってしまったのだろうか。なんと、エージェント達の誘いに抵抗なく頷き、自ら召喚された触手を受け入れてしまう始末。
「ちょ、ちょっと! 二人とも!?」
ああ、これは駄目だ。残念ながら、あの二人は戦力になりそうもないと判断し、雷光は自ら仕掛けることにした。他の猟兵達も、それぞれに女エージェントの相手をしている以上、自分の身を守れるのは自分しかいないのだ。
「よし、行くわよ……って、きゃぁっ! な、なによ、これ!?」
だが、敵の胸元を撃ち抜こうとした瞬間、彼女の手を背後から襲い掛かった触手が絡め取った。気が付いた時には既に遅く、雷光の身体は巨大な触手によって、全身を拘束されてしまっていた。
「うふふ……まんまと掛かったわね。簡単すぎて、面白みがないわ」
雷光の目の前で、エージェントの女が意地悪そうに笑っている。どうやら、ポールダンスのポールそのものが触手の擬態だったらしい。
「こ、この……は、放しなさいよ!」
必死に抵抗する雷光だったが、触手の力は凄まじい。本気で締め付けられたら最後、それこそ身体を引き千切られてしまうのではないかと思える程に。
「その子は『あの御方』の洗礼に耐え切れず、触手と化した出来損ないよ。ユーベルコードこそ使えないけれど……パワーだけなら私達より上だからね」
せいぜい、無駄な抵抗を続けるがいい。そう言って冷たい視線を向けてくるエージェントの言葉を聞いて、雷光の背中に冷たい物が走った。
(「そ、そんな……。それじゃ、この触手も、もしかして……」)
その、まさかである。UDCの幼生が無事に定着した者が目の前にいるエージェント達なら、この触手は定着に失敗し、人の姿さえ失ってしまった哀れな犠牲者の成れの果てなのだ。
(「ひ、酷い……! そんなの、許せな……あぐぅっ!?」)
だが、怒りに身体を振るわせようとした瞬間、雷光の尻を痺れるような感覚が襲った。
「い、いや! そ、そこはお尻……あぁぁぁぁぁっ!!」
情け容赦なく尻に殺到する無数の触手。その全てに辱められ、雷光は目に涙を浮かべたまま全身を痙攣させた。
●救助のつもりが大ピンチ!
開戦と同時に、瞬く間に危機に陥ってしまった3人の猟兵達。このままでは、自分達も身体にUDCを植え付けられ、邪神の眷属にされてしまう。
正に、絶体絶命の大ピンチ。しかし、そんな彼女達を助けるべく、新たなる猟兵が馳せ参じた。
「んと、こっそり入り込もうとしてたら、もう始まっちゃったみたい?」
レナータ・メルトリア(おにいちゃん大好き・f15048)。自ら操る人形を兄と呼ぶ少女だ。
「ダンサーっぽい人は敵ってことでいいのよね?」
とりあえず、目に付く相手から始末すべく、レナータは自らの身体を傷つけ血を流す。それは瞬く間に結晶化して針状の種子となり、ステージの上を埋め尽くして行く。
「ねえ、おねえちゃんたち。真っ赤なお花は、すき?」
「花? いったい何を……きゃぁっ!!」
レナータの問いに答える間もなく、エージェント達の身体が紅い結晶で貫かれて串刺しとなった。おまけに、飛び散った破片によって足場を奪われ、彼女達は思うように動くこともできない。
敵の武器は、体内に潜むUDCの幼生に加えて、激しいダンスを踊って観客を魅了するだけの身のこなし。しかし、ステージの上が棘だらけでは、その機動力も殺されてしまう。
このまま行けば、難なく勝てるか。そう思われたが、奮戦を続けるレナータの元へ、何故かエージェントの内の一人がふらふらと近づいて行き。
「あ……うぅ……」
苦しそうに呻いて、その場にしゃがみ込んでしまった。そして、徐に手を伸ばすと、懇願するような瞳を向けて、掠れる声でレナータに言った。
「た……助……け……て……」
身体の中で動き回る不気味な生き物。それに蹂躙されているかのように見えてしまい、レナータは思わず手を伸ばす。その光景に不穏なものを覚え、雷光が思わず叫ぼうとするが。
「だ、だめ! そいつはもう、人間じゃな……ふぐぅっ!?」
肝心なことを告げる前に、触手を口に捻じ込まれて言葉を遮られてしまった。
「あ、あなたはまだ、普通の人なの?」
助けられるのであれば、助けたい。そんな甘い考えから、レナータは伸ばされた手を取った。瞬間、エージェントの顔に嘲笑とも取れる笑みが浮かんだかと思うと、背後から現れた無数の触手が、レナータのことを絡め取っていた。
「うふふ、こうも簡単に引っ掛かるなんて、間抜けな子ね」
やはり、雷光の案じていた通り、女エージェントは堕ちていない振りをしていただけだったのである。
かくして、レナータも含めた4人の猟兵達は奮闘虚しく女エージェントと触手に捕まってしまい、恐ろしい調教を受けることになるのであった。
●起死回生!
勢い込んで戦おうとしたものの、奮闘虚しく捕まってしまった4人の猟兵。身動きの取れない彼女達に、女エージェント達は情け容赦ない責め苦を与え、人を辞めさせんと囁きかける。
「んんっ……触手が、ナカで暴れて……ぇ。あっ……戦おうという気が起きない、です……。んっ……これが、邪神の力なの、ですね」
(「もぅ、やめてっていわなきゃ……。でも、なんでやめてもらうんだっけ?」)
ユメもレナータも、今や完全に触手を受け入れ、好き放題に蹂躙されているだけの状態だ。抵抗しようにも、触手の毒はその意思さえも奪ってしまう。だんだんと、自分でも何をやっているのか分からなくなり、全身の力が抜け落ちて、何もかもどうでもよくなって行く。
「うふふ……さっきはこんなに乱れていたのに、今さら聖人君子ぶることないでしょう?」
「おっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ♥ あ゛っ♥ん゛っ♥お゛♥」
瑞莉に至っては、触手に四肢を拘束された状態で、前からも後ろからも貫かれ、執拗に攻め立てられていた。おまけに、胸の先端にも触手が吸い付き、果ては口の中にも触手が入り込み、穴という穴を蹂躙されて行く。
「んっ!? んうぅぅっ♥ んぶぅっ♥ んんっ……♥」
触手の先端から更に細い触手が放たれ、それらが瑞莉の胸の敏感な部分を刺激し、彼女の舌に絡みついて吸い取った。その上で、女エージェント達が更に媚薬を塗布してくるので、気が狂いそうになってくる。
「ほら、あなたも早く、こっちの世界にいらっしゃい。さもないと……その身体を弄って全身性感帯にした上で、感度を3000倍にしてあげようかしら?」
先程から尻を執拗に攻められている雷光にも、女エージェント達は悪魔の囁きを述べて来た。
冗談じゃない。こんなところで、人間辞めさせられてなるものか。そうでなくとも、全身を性感帯にさせられた挙句、感度を3000倍になどされては間違いなく発狂してしまう。
(「な、なんとかしなきゃ……。ほんの……ほんの一瞬でいいから、隙があれば……」)
触手柱に捕まったまま、雷光はチャンスを待った。しかし、周りの者達は、彼女と同じく捕まって、好き放題にされている状態。とてもではないが救援は期待できず、絶望の二文字が彼女の頭の中を支配して行く。
「……ぷはぁっ! ゴリゴリらめっ♥ イぎゅううううううううっ♥」
「はぁぁぁ……もうなにもかんがえれないよぉ」
全身を痙攣させて瑞莉が白濁液の中に沈み、レナータはついに考えることを放棄した。
ああ、これでもう、本当におしまいだ。このまま触手に好き放題されて、邪神の眷属に変えられるしかないのかと……そう、思われた時だった。
「はぁ……はぁ……能力解析……終了ですね」
なんと、白濁液に落下した瑞莉の身体から、多数の光の珠が発射され始めたのだ。それらは次々に触手へと殺到し、反対にその力を奪って行き。
「蒐集、完了……全てを斬り裂け……」
同じくユメもまた、魔法剣を召喚して触手を斬り捨てて行く。
そう、彼女達は単にやられていたわけではない。やられながらも触手の性質を解析し、反撃の機会を窺っていたのだ。
「……チャンス! 喰らいなさい!」
状況が一変したことに理解が追い付かない女エージェント達を倒すべく、雷光は自分を拘束する触手に向けて雷撃弾を放った。当然、触手を通じて自分にも電撃が流れてしまうが、今となっては些細な事。
「なっ……! そんな!? あれだけお尻を犯され、まだ動けるっていうの!?」
「悪いわね。不本意だけど、お尻をぐちゃぐちゃにされるのは慣れちゃってるのよ……! 今更この程度で正気を喪ったりしないわ! そして……」
続けて、雷光は女エージェント達にも電撃弾を発射する。慌てて回避しようとする者、ユーベルコードで対抗しようとする者と様々だったが、どれも虚しい抵抗だ。
「見れば相殺の成功率が上がるみたいだけど……お生憎様、目にも止まらぬってヤツよ!」
相手が気が付いた時には、電撃弾が命中している。起死回生の一撃にて、辛うじて危機を脱することはできたようだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
キング・ノーライフ
アドリブ可
救える者は救うがそうは行かない事もある。
世の中は難しい物よ。さて、やることはやらんとな。
とはいえUDC幼生とかいう物の相手は趣味に合わん。
【呪詛耐性】と【見切り】で幼生とエージェントの攻撃から身を守りつつ早々に【ノーライフ】による【弾幕】と神力の【衝撃波】で幼生とエージェントを広範囲攻撃。
当たればダメージ関係なく攻撃命中がトリガーの【王への供物】の初撃は発動する。だから後は二撃目の誘惑と生命力吸収で一気に篭絡しながら倒していくとしよう。せめて気持ちよく送り出すのも情よ、幼生も見目が良くなれば話は別だしな。
一応事が終わったら一般邪教信者は今度こそ【誘惑】等で捕まえれるようにしておくか。
フレミア・レイブラッド
危惧はしてたけどね…過去に二度、同じ様に堕ちた子達と遭遇した事があるから。
だから、まだできる事はあるわ
【念動力】で対象と触手等の動きを拘束し、【魅了の魔眼・快】【誘惑、催眠術】魅惑のフェロモンで魅了。
拘束し、抵抗できない状態で魅了の魔力と快楽により、邪神の支配を上書きするわ。
人に戻す事は叶わないけど…それでも生きたいと願うなら、わたしはこのコ達を受け入れるわ。
まぁ、人で無くなった以上、わたしの眷属として魔城で保護する形になるけどね。
一応、過去に二度程(「イケナイ☆パパ活邪神教団♪」「闇堕ちさせて❌❌❌する気でしょう!」)保護した子が魔城にいるし、人でなくなった子達へのわたしなりのできる限りね
露木・鬼燈
あーこれはダメなやつですね。
分かってはいたんですけどね。
やっぱり救えないとなると後味悪いよね。
まぁ、倒さないといけいない以上は戦うけど。
とは言え、元はUDC組織のエージェント。
協力者を苦しめることはないよね。
一太刀で、痛みもなく終わらせてあげよう。
<魔刃一閃>
唐竹割りくらい余裕だけどね。
協力者にそんな酷い最後はダメだよね。
せめて綺麗に…首を刎ねよう。
忍びの動きで素早く間合いを詰める。
そして武芸者の技で一閃。
見られると敵のUCで相殺されやすくなるんだっけ?
ふむ…なら攻撃に移る直前に霧隠れを、ね。
腰に付けている隠忍之薬酒瓢箪から清酒を霧として放出。
霧に紛れて仕留めるのです。
これならイケルイケル!
●三者三様
その身にUDCを植え付けられ、身も心も人外と化した女エージェント達。彼女達を前にして、露木・鬼燈(竜喰・f01316)は大きく溜息を吐いた。
「あーこれはダメなやつですね。分かってはいたんですけどね」
残念ながら、もう彼女達を救う手立ては存在しない。ここで始末をつけなければ、被害はどんどん増えてしまう。
「救える者は救うがそうは行かない事もある。世の中は難しい物よ」
同じく、キング・ノーライフ(不死なる物の神・f18503)もまた、早々に堕ちたるエージェント達を倒す覚悟を決めた。だが、そんな状況においてもフレミア・レイブラッド(幼艶で気まぐれな吸血姫・f14467)だけは、未だエージェント達を救う手立てを考えていた。
「危惧はしてたけどね……過去に二度、同じ様に堕ちた子達と遭遇した事があるから」
だから、まだやれることはあると考えるフレミアだったが、それを全ての者が実行できるかどうかは、また別の話。
「うふふ……。何を言っているのか知らないけれど、あなた達も早くその身を捧げなさい」
そうこうしている内に、エージェント達はキングに向けて、UDCの幼生を放って来た。が、さすがに気色悪い蟲に身体を好き勝手にされる趣味はなかったので、キングはそれらを容易く衝撃波によって吹き飛ばした。
「ふん……そのような悪趣味な者の相手は、些か腹に据え兼ねるな」
このまま潰してしまってもよかったが、それでは気分が優れない。ならばと、軽く指を鳴らしてやれば、衝撃波に込められた真の力が発動し。
「我への贄に相応しい姿になるがいい」
「……? ……#%$’&!?」
気が付くと、薄気味悪いUDCの幼生は、全て美少女に姿を変えられていた。勿論、中身はUDCなので、人間の言葉は喋れない。だが、そんなことは、キングにとっては些細な事。この姿に変えた時点で、彼の勝利は確定しているのだから。
「あぅっ!? こ、これは……」
「力が……吸われて……あぁ……」
女エージェント達が気付いた時には既に遅く、キングの強力な生命力吸収能力によって、彼女達の命は瞬く間に吸われてしまった。UDCの姿を美少女に変えたのは、せめてあの世へ送り出す時くらい、見た目の良い姿に変えてやろうというキングなりの考えであり。
「こいつら、できるわね。これは、ちょっと遊んでいる場合じゃ
……!?」
改めて仕掛けようと、残る女エージェント達が身構えたことで、周囲に広がる白い煙。これでは視界が遮られ、全く何も見えないではないか。
「ちょっと、なによこれ!?」
「気をつけて! 猟兵達が、どこから来るか分からな……っ!?」
白煙の中、突如として繰り出された一撃が、女エージェントの首を刎ね飛ばした。慌てて煙の中から脱出しようとする者もいたが、そこは鬼燈がさせはしない。
「剣我一体……魔剣技・魔刃一閃!」
続けて、もう一人のエージェントの首も刎ね飛ばす。本当ならば脳天を真っ二つにしてやることもできたのだが、それはさすがに酷いと思ったのだろうか。
せめて一撃で、その顔だけは傷付けずに昇天させてやろう。そんな想いから、鬼燈は奇襲からの斬撃で、エージェント達を倒して行った。反撃しようにも、この煙では視界が優れず、エージェントはユーベルコードの特製を生かせない。鬼燈の瓢箪から放たれた酒が、霧状になって周囲に漂っているからだ。
「拙いわね、これは。一端、撤退して……きゃぁっ!?」
「逃がさないわよ。さあ……あなた達も、私の虜になりなさい」
最後に残されたエージェントは逃げようとしたが、そこはフレミアがさせはしない。念力で拘束した上で、彼女の瞳をしっかりと見つめ、そのまま優しく抱きしめて行き。
「わたしの本気の愛を受けなさい……あなたはもう、わたしから逃れられないわ♪」
「あ……あぁぁ……」
必死に触手を呼び出して抵抗しようとするエージェントだったが、フレミアの念は触手の動きさえ封じ込めている。もはや、完全なる攻守交替。抗う術など何もなく、エージェントの女は魅了と快楽の世界に、ただひたすら落ちて行くだけだ。
「うふふ……まだまだ、この程度じゃ終わらないわよ。さあ、もっと楽しみましょう?」
「ひ、ひぃ……あぁ……や、やめ……」
全身を痙攣させながら、エージェントの女が目に涙を浮かべる。それは痛みや苦しみではない。自分の敬愛するであろう邪神の子を肉体が拒絶し、その身がフレミアのものになろうとしていること、それに快楽を覚えてしまう自分自身が許せないのに、そちらに身を委ねた方が楽だと思えてしまっているからだろう。
「はぁ……はぁ……。も、もう……ダメ……。あなたの……好きにして……」
人に戻せなくなったエージェント達だったが、彼女達はフレミアの巧みな技に屈服し、そのまま眷属と化してしまった。見れば、周囲には排出されたUDCの幼生が、情けなく身を震わせながら力尽きている。
もはや、人でなくなった以上、この女エージェント達は人間の世界を歩けない。ならば、せめて魔城に保護することで救いにしたいというのがフレミアの本音だ。もっとも、実際には保護というよりも、外の世界で悪事を働かないようにすべく、封印するといった方が近いのかもしれないが。
「ふむ……なかなか、面白い趣向であったな。ならば、後はあそこで震えている、力を持たぬ者をいただくか」
最後に、部屋の隅で震えている邪神教団の信者を見据え、キングが彼らを捕縛した。未だ黒幕の姿は見えなかったが、それでも降りかかる火の粉だけは、なんとか払えたということだろうか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
黒沼・藍亜
(堕としたエージェントに儀式を主導させ……嫌な事をするっすね)
……よろしくないしお断り。
《狂気/呪詛耐性》持ちで興味関心もその手の欲や体の反応すら失くしてるから篭絡も無駄っすよ
スカート内からコッソリ胎内のUDCを滴らせて、
足元に黒い粘液の沼で領域を構築。
後は寄ってきた幼体なり本人なりを粘液の変形した触腕で《捕縛》し、
本人以外は接触面から《生命力吸収》して締め。
触手を飛ばして来たらこっちも触腕で《武器受け》して同様に
向こうがこっちを警戒するようならUC使用
展開済みの沼の中から落とし子を呼び出し、ボクも記憶消去フラッシュ(催眠術+目潰し)と鎮圧用ゴム弾、拘束用ワイヤー使って攻めに転じるっす
●毒には毒を
行方不明になったエージェント達を助けようとしたら、彼女達は既にUDCと化していた。なんともやるせない展開に、黒沼・藍亜(人間のUDCエージェント・f26067)は拳を握り締めて目の前のエージェント達を見据えた。
(「堕としたエージェントに儀式を主導させ……嫌な事をするっすね」)
これでいよいよ、今回の件が罠であることが濃厚になった。恐らく、このクラブには最初から、首謀者である邪神教団の幹部しかいなかったに違いない。そして、その幹部の戦闘力は、エージェント達が束になって掛かっても敵わない程に高かったのだろう。
要するに、最初から邪神も眷族もおらず、全ては首謀者の掌の上だったのだ。そのことが、藍亜には何よりも不愉快で仕方がなかった。
「うふふ……さあ、あなたもこっちの世界にいらっしゃい」
「この子達が、あなたの身体を欲しがっているわよ」
異界の触手を召喚し、女エージェント達が藍亜に迫る。当然、そんな触手などお断りだ。一時の快楽に身を委ねた結果、UDCの苗床などにされて堪るものか。
「……よろしくないしお断り。悪いけど、ここで退治させてもらうっすよ」
そう言うが早いか、藍亜は全身の力を抜くと、徐にスカートの裾をたくし上げ始めた。何も知らない者からすれば、一見して誘っているかのような行為。女エージェント達もそう感じたらしく、薄笑いを浮かべて藍亜の方へと触手を伸ばして来るが。
「あら、誘っているのかしら?」
「そんなに欲しいなら、遠慮なく……っ!?」
気が付いた時には、既に遅し。いつの間にか、藍亜のスカートの中から床を伝って伸びていた黒い粘液から、多数の触腕がエージェント達を絡め取っていた。
「じろじろ見るものじゃないっす。スカートの『中身』を覗くなんて、手痛いお仕置きが待ってるっすよ」
この瞬間、藍亜の勝利は確定した。黒い粘液から現れた触腕は、彼女の操る落とし仔達のもの。正に、毒を以て毒を制す。目には目を、歯には歯を、UDCにはUDCをということか。
「こ、この……放しなさい!」
「そんな……私達が、こうも簡単に
……!!」
更なる触手を繰り出し抗う女エージェント達だったが、彼女達の力では、藍亜の操る黒い触腕は振り解けなかった。ならば、本体を攻撃すれば良いと考えて藍亜に触手を伸ばして来るも、それさえも触腕に絡め取られ、黒い沼の中へと引き摺りこまれて行った。
「もう、何をしても手後れっすよ。大人しく、深淵の底へ沈むといいっす」
フラッシュライトで視界を奪い、藍亜は最後の攻めに出る。逃げようとする者も、拘束用のワイヤーと鎮圧用のゴム弾を駆使して逃がさない。黒き触腕で、あらゆる敵を絡め取り……そのまま、戦場に広がる黒い沼の中へと引き摺りこんで行く。
「あ……あぁ……」
「そ、そんな……助け……」
その身を弄られ、人であることを辞めさせられた者達は、抵抗虚しく沼の中へと沈んで行った。彼女達を、こんな姿へと変えた事件の首謀者。それに対する静かな怒りを胸に秘め、藍亜は沼をスカートの中へと回収した。
大成功
🔵🔵🔵
波山・ヒクイ
な、なんじゃと…
華麗に潜入して鮮やかに救出、邪神の眷属どもをぶっとばしてウィン!てプランじゃったのに!
大方もう手遅れじゃと!?倒すしか無いのかよ…!
くっ…いでよ控室とかステージとかにある大道具小道具で出来たわっち!
なんか特殊な触手を飛ばすようじゃが、この分身わっち達は術で動くただの無機物!
触手でがヒットした程度じゃ止まりはせんぞ!オラッ殴り込めー!
…あ、ちょっとそこの分身わっち9号、10号。
まだ控室におなごが残って居たら水ぶっかけてごしごしして来てくれない?
変な塗り薬が悪さしておると言う事は…塗られた時間が浅い子や塗られて無い子なら、薬を落とせばまだ助かるかも知れんからな…!
●予定調和はありえない?
クラブのスタッフをまんまと騙し、忍び込んだ波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)。そのままエージェント達を救出せんと舞台裏の控室に突入したのだが……そこで繰り広げられている光景を前にして、思わず言葉を失ってしまった。
「んっ……あぁ……だ、だめ……」
「あぁ……身体が……言うこときかな……ぁぁぁぁぁ❤」
壁に拘束されたエージェント達が、恍惚した表情を浮かべて悶えている。その中には味方の猟兵仲間も混ざっており、ミイラ取りがミイラになるとは、正にこのこと。
その一方で、拘束の外れた者達は既に人体改造が完了してしまったのか、皮膚の下でUDCの幼生を不気味に蠢かせながら、ヒクイに向かって近づいて来た。
(「な、なんじゃと……! 華麗に潜入して鮮やかに救出、邪神の眷属どもをぶっとばしてウィン! てプランじゃったのに!」)
音を立てて崩れて行くヒクイの計画。残念ながら、今回の件は首謀者である邪神教団の幹部が仕掛けた、盛大なトラップだったようである。
(「大方もう手遅れじゃと!? 倒すしか無いのかよ
……!」)
猟兵仲間達はともかく、目の前の女エージェント達は、もはや元には戻せない。UDCのまま何らかの方法で確保する手段は皆無ではないが、当然のことながらヒクイには、死霊術や篭絡術の心得はない。
「くっ……! いでよ控室とかステージとかにある大道具小道具で出来たわっち!」
問答無用で襲い掛かって来る女エージェント達に、ヒクイはその辺の道具を自らの分身に変換して対抗させた。相手も触手を使って攻撃して来るものの……ヒクイの分身達は、あくまで彼女と同じ姿形をした操り人形に過ぎない。無機物の性質はそのままなので、当然のことながら快楽の感情も抱かなければ、抵抗することを止めもしない。
「この分身わっち達は術で動くただの無機物! 触手でがヒットした程度じゃ止まりはせんぞ! オラッ殴り込めー!」
「そ、そんな……きゃぁぁぁぁっ!!」
自慢のUDCを早々に無効化させられて、女エージェント達はヒクイの分身によってボコボコにされた。その騒ぎに乗じて、ヒクイは控室からステージの方へと向かって行く。どうやら、あちらの方が敵の数も多い上に、色々と酷い目に遭わされている者も多そうだ。
「……あ、ちょっとそこの分身わっち9号、10号。まだ控室におなごが残って居たら、水ぶっかけてごしごしして来てくれない?」
最後に、控室の現場は二体の分身に任せ、ヒクイはステージへと突入した。それは、塗られた媚薬をこそげ落とせば、洗脳を解除できるのではないかという考えだったのだが。
「ひゃぁっ! つ、冷たい!」
「え……ちょ、ちょっと! そんなところ、擦ったら……はぁぁぁぁん❤」
残念ながら、媚薬は既に皮膚を通して捕まっている者達の中へ浸透しており、身体を擦るということは、彼女達に余計な刺激を与えることにしかならなかった。
「あひっ! ひぁぁぁっ! あんっ❤ だ、だめぇぇぇっ❤❤❤」
最後は盛大に意識を飛ばしてしまい、そのまま力なく崩れ落ちる女達。媚薬は日焼け止めクリームではないので、身体に染み込んでしまった時点で、もはやどうにもならなかったのである。
まさかと思うが、これで彼女達が完堕ちしてしまったのであれば、洒落にならない。願わくは、そのまま気絶していて欲しいところだが……そんなことになっているとは露知らず、ヒクイは他の分身達共々、ステージ場で盛大に暴れ回っていた。
「ふははは! その程度の触手では、わっちは止められぬぞ! 全て引っこ抜いて、千切り捨ててくれるわ!!」
成功
🔵🔵🔴
ヘザー・デストリュクシオン
【ファブル】
うわ、UDC気持ち悪い!そんなの、ぜったい嫌!
さっきののせいで体が重いけど…敵は壊すの!
ルトルファスくんを守りながら戦ってたら、アカネちゃんが…!って、ルトルファスくんも?!ロベリアちゃんはだいじょぶそうだから、ほっとくの!
ルーガルーくん(アイテム欄参照)を呼んでルトルファスくんを助けてもらって、わたしはアカネちゃんを助けるの!
やぶれてた服をぜんぶ脱ぎ捨てて敵の攻撃を素早く避けながら爪で攻撃!
そりゃあアカネちゃんとはいろいろあったし、好きかって言われたら嫌いじゃないとしか言えないけど。
だいじな仲間なんだから、ヘンなことしないで!
…ルトルファスくんはもうちょっと女の子に強くなって!
高坂・茜
【ファブル】(アドリブ絡みお色気歓迎)
パパを連れて引き返そうとしたけど、既に入口(出口)は封鎖され。
逃げる間なんてない、堕ちたエージェントを相手どるしかなく。
……女の子相手だとパパって不利っぽいから、私とヘザーちゃん
それとロベリアさんで相手を。
……だけど、さっきの二人の顔を思い出したら……気が気でなくなり
呆けてた隙を、女エージェントにUDCの幼生を仕掛けられて。
男ならいざ知らず、パパの前で異物を胎内に入れられる事に
嫌々しながらもパパ達が傷つく位ならと、自分の体を差し出し……。
「……いや!邪神には絶対戻りたくない!」
必死に【UC】を体に顕現させ、胎内に入った幼生を食らってヤル!
ルトルファス・ルーテルガイト
【ファブル】(アドリブ絡み酷い目歓迎)
……万年発情魔女のロベリアは兎も角、ヘザーとアカネまで。
……こうなるから、巻き込みたくなかったのに。
しかしこうなった以上は、もう3人にも協力してもらう他なく
だけど守られるなんて男が廃るので、流石に精霊剣を抜いて戦う。
……割と慎重に。
しかし、ヘザーやアカネがエージェント達に酷い事されると
うっかり憤りを抱いてしまい、隙を突かれて触手で抵抗を奪われて。
【教団の贄とする為に】と称して、女エージェントが体を使って
「催淫+吸精」をしてきて……。
……最終的にエージェントが恍惚して触手が緩んだ隙を零距離からの
【UC】で斬り倒すが、正直満身創痍レベル……?
ロベリア・アナスタシア
【ファブル】(アドリブ絡みお色気歓迎)
万年発情は否定しないけど、魔女じゃなくて『美魔嬢』よマスタぁ(笑顔)
……だけど、さっきの男が大した事なさ過ぎて欲求不満。
どさくさにマスター食べようかとも思ったけど、ヘザーちゃん達の監視が
厳しいから、今日は大人しく(?)エージェントちゃん達にアタック♪
我が主が誰か知らないけど、こっちは快楽に色々と捧げちゃったのよ!
と言わんばかりに接近しながら抱き付き、UDCの生命を吸収♪
憤りの基準が不明だけど、もし触手を呼ばれたとしても
体中でその触手を隅々まで受け止めちゃうわ、中でも外でも❤
だけどその間、汗や胎内の分泌液を【UC】でお薬に変えて
触手を萎えさせてあげる❤
●ラッキースケベの様式美
事件を密かに解決しようと思っていたのに、お約束の如く酷い目に遭わされたルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)。もはや、その光景は一種の様式美でもある。
女が絡む事件に関わった時点で、彼が酷い目に遭うことは避けられない。だからこそ、彼は他の者達を巻き込まないよう、単独で捜査をしていたのだが。
「まったく……絶対に酷い事になるから、一人で行ったらダメなのに……」
腑抜け状態のルトルファスを担ぎながら、ヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)は出口を探してクラブの中を彷徨っていた。ステージ場で戦っている他の猟兵には申し訳ないが、ここは一時撤退も仕方がない。
「あらら……やっぱりというか、出口が塞がれちゃってるわね」
しかし、同じくルトルファスを逃がそうとしていた高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)が気付いた時には既に遅く、クラブの出口はしっかりとシャッターが下ろされていた。扉であればブチ破れば良いので話が早いが、金属製のシャッターは、さすがに破るのには骨が折れる。
「あら、お帰りかしら、お客様?」
「だったら、お代を払ってもらうわよ。……あなた達自身の身体でね!」
そうこうしている内に、周囲を女エージェント達に取り囲まれてしまう。これは拙い。非常に拙い。退路を塞がれた挙句、肝心のルトルファスは半ば放心状態。おまけに、ヘザーと茜の二人も先のイケない行為によって、色々と消耗させられているというのに。
「……万年発情魔女のロベリアは兎も角、ヘザーとアカネまで。……こうなるから、巻き込みたくなかったのに」
後ろでルトルファスがぽつりと呟くが、後の祭り。おまけに、それを聞いたロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)が、なんとも聞き捨てならないという顔をして。
「万年発情は否定しないけど、魔女じゃなくて『美魔嬢』よマスタぁ」
何やら意味深な笑みを浮かべているのが、物凄く怖い! この女、絶対にこの状況を楽しんでいるし、碌でもないことを考えているぞ!
「くっ……こうなったら、俺も戦う他にないか……」
剣を引き抜いて構えるルトルファス。腐っても男だ。女三人に守られるなど、あまりに情けなさ過ぎる。
迫り来る触手にUDCの幼生達。それらを全て払うべく、4人の猟兵は互いに互いの背を庇うようにして、一斉に目の前の敵へ向かって飛び出した。
●受難の運命からは逃げられない!?
恋人達の手前、情けない姿は見せられないと、自ら率先して戦いに出たルトルファス。だが、下手に女エージェントに近づくと何をされるか分からないので、彼の戦い方は普段に比べても及び腰だった。
「うふふ……どうしたのかしら? あなたの力、そんなものじゃないんでしょう?」
エージェント達が挑発してくるが、ここは無視だ。迂闊に動けば絶対に酷い目に遭い、おまけに周囲の3人まで巻き込まれることは確実だ。
「ルトルファス君には近づかせない! わたしが相手だよ!」
それでも近づこうとする女エージェント達を、ヘザーが鋭い爪と俊敏な動きで牽制する。もっとも、敵も然る者で、なかなかどうしてアクロバティックな動きでヘザーの攻撃を受け流している。
この辺りは、さすがダンサーということなのだろうか。恐らく、肉体を改造された際に、運動能力も人間以上の何かを与えられてしまったのだろう。そうでなければ、いくら優秀なエージェントとはいえ、あんな身のこなしを二日や三日そこらで身に付けられるはずもないのだから。
「なかなかやるわね。でも……そっちの子は、随分と気が散っているみたいだけど」
そんな中、女エージェント達の視線がヘザーから茜へと移った。先のトラブルで、意図せずヘザーと恋人同士の行為に及んでしまったルトルファス。その光景が頭の中で蘇り、茜はつい戦闘中に気を逸らしてしまい。
「あぁ……はぁぁぁぁ❤」
「んぐぅ……う、産まれ……ぁぁぁ……❤」
女エージェント達が身体をよじらせ、不気味な落とし仔を出産する。蛆虫とも蛞蝓とも取れる、奇怪な姿をした妖蟲を。
「……きゃっ! し、しまった!?」
気が付いた時には既に遅く、茜の身体には多数のUDCの幼生が貼り付いていた。こんなもの、いつもであれば簡単に払い除けられるのに、今日に限って力が出ない。
「アカネ!? 待ってろ、今助け……っ!?」
そして、苦戦する茜を見かねてルトルファスが駆け寄ろうとした瞬間、今度は無数の触手が彼の動きを封じ込める。触手が敵を選定する基準は、『憤り』の感情。故に、今のルトルファスは触手にとって、格好の獲物に他ならず。
「あらら……。これは、ちょっとばかりイケない状況みたいねぇ」
まともに救助に迎えるのは、よりにもよってロベリアだけだ。しかも、今日の彼女は先の男があまりに情けなさ過ぎたので欲求不満。果たして、本当にルトルファスを助けることができるのか、少しばかり不安が過る。
「我が主が誰か知らないけど、こっちは快楽に色々と捧げちゃったのよ! この欲求不満……あなた達で解消させてもらうことにするわ」
そう言うが早いか、女エージェントに抱きついて、おまけに触手さえも自ら受け入れんとするロベリア。勿論、単に遊んでいるわけではなく、敵の生命力やらなんやらを吸収した上で、それらを素材に究極の媚薬を調合するのも忘れない。
「……大鍋? 要らないわ、この程度すぐ調合してあげる♪」
触手の粘液を自らの汗など素材に薬を調合し、ロベリアはそれを武器に、ルトルファスを捕らえている触手を萎えさせる策に出た。が、それを見ても、女エージェント達は微動だにしない。それどころか、ともすれば不敵な笑みを浮かべ、ロベリアが何かをするのを待っているようであり。
「なるほど、あなたは媚薬を使うのね」
「でも、我が主の力の前に、そんな薬は無意味だわ」
ロベリアに向けて、一斉に吐息を吹きかけるエージェント達。瞬間、ロベリアの放った媚薬は盛大に逆流し、彼女の体内に吸収されて、その感度を凄まじいまでに上昇させてしまった。
「え? あ、あひぃぃぃぃっ!? す、凄い……凄いわぁぁぁぁ❤❤❤❤」
自分の薬の効果を反対に受けて、幾度となく絶頂するロベリア。そう、彼女は触手だのUDCの幼生だのを始末することばかり考えて、すっかり忘れていたのである。ユーベルコードの飛び交う戦場では、自分の使うユーベルコードと同じ属性のユーベルコードで、相手も反撃して来るということを。
幼生や触手に気を取られ過ぎて、女エージェントのユーベルコードに対策をしなかったのは大失敗。正に、盛大なる自滅である。異形の存在と化した女エージェント達を前に、4人の猟兵達は、早々に大ピンチに陥ってしまった。
●男の意地、女の意地
おぞましいUDC怪物を体内に宿し、それらを駆使して攻撃して来る女エージェント達。彼女達から逃れるべく奮闘する4人の猟兵達だったが、気が付けばまともに戦えるのは、ヘザーだけになっていた。
「さあ、抵抗は止めさない。諦めて、全てを捧げるのよ」
触手に捕らえられたルトルファスに、女エージェント達が服を脱ぎ捨て迫って来た。左右から胸で顔を挟みながら彼の胸元に優しく手を這わせて刺激して来る。それだけでなく、今度は別のエージェントが顔を下半身に埋め、自らの口を以てルトルファスに更なる快楽攻めを仕掛けてくるのだ。
(「うぅ……こ、こんなところで、屈するわけには……」)
頭の中では理解していても、触手によって動きを封じられてしまった今、ルトルファスにできることは何もなかった。このままでは、彼がエージェント達の慰み者にされてしまう。それに耐え切れず飛び出す茜だったが、その行動を体内から幼生を産み出した別のエージェントが手で制した。
「あら、邪魔するのかしら? それなら、あの男の精を一気に吸い取って殺すか……それとも、触手で首を絞めて殺してあげようかしら?」
それが嫌なら、無駄な抵抗は止めることだ。そう言われてしまうと、茜にも最早成す術がない。
「さあ、大人しく私の子ども達を受け入れなさい。そして、あなたも私達と同じ存在に生まれ変わるのよ」
妖艶な笑みを浮かべ、茜の身体を押さえ込む女エージェント達。動きを封じられた茜に、不気味な魔蟲が這い寄り迫る。それらは薄気味悪い粘液を滴らせながら、茜のスカートの中へと潜り込み、果てはその体内へ侵入せんと、謎の粘液を吐きかけて来た。
「……っ! い、いや! やめて! そんなとこに入っちゃ……んぐぅっ!?」
下着を溶かされ、その奥に入りこまれそうになったことで、アカネは思わず悲鳴を上げた。だが、その声も最後まで紡がれることはなく、エージェント達によって強引に口の中へと幼生をねじ込まれ、虚しく掻き消されてしまった。
「ん……んぅ……ぅ……」
前と後ろ、そして上の穴まで全てをUDCの幼生に犯されて、茜の瞳から涙がこぼれた。
自分の身体が決して清くないことぐらい、彼女自身が知っている。それでも、どれだけ汚らわしい存在であろうと、人間の男を相手にするのであれば、まだ耐えられた。
しかし、さすがに相手が人外、それも薄気味悪い蟲となれば話は別だ。異世界のゴブリンやオークでも、二足歩行の小鬼や獣人であるだけ、まだマシと思えてしまえる程の不快感。受け入れ難い存在に、体内から快楽を与えられて犯されることで、嫌悪と羞恥、それに恐怖が入り混じり、精神が加速度的に削られて行く。
(「ひ、酷い……パパの前でこんな……人間じゃないモノに犯られるなんて……」)
このままでは、自分は再び邪神に堕とされてしまうかもしれない。それだけは嫌だ! 絶対に嫌だ! だが、どれだけ懸命に抗おうと、茜の身体は動かない。
「そんな……アカネちゃんが……! って、ルトルファスくんも!?」
恋人や親しい友が犯されて行くのを見て、さすがのヘザーも動揺を隠しきれなかった。せめて、もう少しだけ手があれば。そう思い、ロベリアの方へと目をやるも……彼女は自分の媚薬を逆流させられ、絶賛、己を慰め中だ。
「あはぁぁぁぁ♥ イイ! 凄くイイ! でも、もっと頂戴! 誰でもいいから、早く私を……ぁん♥ はぁん♥ ぁぁぁぁん♥」
(「……うん、ロベリアちゃんはだいじょぶそうだから、ほっとくの!」)
いや、何をどう判断すれば、あれが大丈夫そうに見えるんだよ! ロベリアの扱い、酷くないか!? というか、もしかしなくても、あれが彼女にとっての平常なのか!?
どちらにせよ、このままでは多勢に無勢であり、今に自分も落とされることは確実。ならば、もう手段を選んではいられないと、ヘザーは着ていたものを盛大に脱ぎ捨てて。
「あら、ストリップショーのつもりかしら?」
「悪いけど、悪趣味な冗談に付き合ってるつもりはないよ。行って、ルー・ガルーくん!」
同時に呼び出したのは、夜の闇の如き漆黒の身体を持つ巨狼の精霊。ユーベルコードの類ではないが、それでも巨体を生かした激しい攻撃は、まともに相対すれば十分に脅威だ。
「そりゃあアカネちゃんとはいろいろあったし、好きかって言われたら嫌いじゃないとしか言えないけど……だいじな仲間なんだから、ヘンなことしないで! それと……ルトルファスくんは、もうちょっと女の子に強くなって!」
未だ煮え切らないところもあったが、それでもヘザーはルー・ガルーの援護の下、次々に女エージェント達を爪で斬り捨てて行く。ついでに、ルトルファスを捕らえていた触手もバッサリ切断すれば、ようやく彼も抵抗の意思を取り戻し。
「くっ……! ……精霊よ……この声に耳を傾け、その力を剣に示せ!」
精霊の力を宿した剣で、自分に情事を仕掛ける女エージェント達を斬り伏せた。まあ、そこに至るまでに色々な意味で満身創痍だったので、腰砕け状態でルトルファス自身も倒れていたが、それはそれ。
「な、なんてやつらなの!? この状況から反撃してくるなんて……報告にあったように、一筋縄ではいかないようね」
「だったら、この女だけでも回収するわよ。再び邪神に堕としてしまえば、『あの御方』もさぞ、お喜びになるわ」
真っ向からの接近戦では不利と判断し、残る女エージェント達は、茜の方へと殺到した。そのまま、残るUDCの幼生を全て吐き出し、茜の体内へ半ば強引にねじ込んで行く。
「んぶぅっ!? ぅぅ……んっ!!? んぁ……ぁ……」
先程にも増して胎内や口内に異物を押しこまれたことで、さすがの茜も限界に近かった。このままでは、本当に身体の中から犯されて、忌むべき邪神に逆戻りだ。それだけは嫌だ。絶対に嫌だ。折角、再びこの世に舞い戻れたのに、邪悪な神にされて堪るものか。
(「……いや! 邪神には絶対戻りたくない!」)
最後の力を振り絞り、茜は自らの血液を代償に、自らの肉体そのものを武器と化した。瞬間、胎内に潜り込んだUDCの幼生は、その身を茜の肉体に食らわれて消滅して行く。自身の血液を代償にしたユーベルコードを発動したことで、彼女自身の肉体が、そのまま殺戮捕食形態へと転じたのだ。
「……はぁ……はぁ……。や、やったわ……」
最後の最後で辛うじて堕ちるのだけは食い止め、茜は強引にエージェント達の拘束を振り解いた。その様子に、信じられないといった表情で、呆気に取られるエージェント達。その頭を、ヘザーの呼び出した巨狼の牙が噛み砕いたところで、ようやく周囲から敵の気配は消え失せた。
「お、終わったのか……。だ、大丈夫か、二人とも……」
床に倒れ伏したまま、ルトルファスがヘザーと茜に尋ねる。ヘザーはともかく、茜は無事とは言えない状況であり、そもそものルトルファス自身が満身創痍に近かったのだが。
「なんとかね。とりあえず、襲って来た人達は、やっつけたよ」
「向こうでは、まだ戦いが続いているみたいだけど……今のところ、こっちを相手にしている余裕はなさそうね」
ステージの上に目をやりながら、ヘザーと茜が答える。ちなみに、彼女達が奮闘している間、ロベリアが何をしていたのかといえば。
「はぁぁぁん❤ まだまだ足りないわぁ❤ マスタァ……帰ったら私も慰めてぇん❤」
この人だけは、まだ自分の世界から戻っていなかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『『パパ活邪神教団・支部長』安藤・美咲』
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POW : 単に求めてしまうのも、ある種の愛ですわ…。
攻撃が命中した対象に【快楽への抵抗を弱める淫紋】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【対象を襲いたくなる衝動を刺激する電波】による追加攻撃を与え続ける。
SPD : 相思相愛というのはベタですが、悪くないわね…。
攻撃が命中した対象に【他者を魅力的に感じてしまう淫紋】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【対象への愛を刺激される色欲の瘴気】による追加攻撃を与え続ける。
WIZ : 偶然から発展する愛もあるらしいけど…。
攻撃が命中した対象に【他者に、ある意味『幸運』を呼ぶ淫紋】を付与し、レベルm半径内に対象がいる間、【対象を中心としたラッキースケベ】による追加攻撃を与え続ける。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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●最強の支部長、降臨
猟兵達と堕ちたるエージェント達による、一進一退の攻防線。それが繰り広げられるステージ場に、突如としてボディスーツを纏った謎の女が舞い降りた。
「……あらあら、だらしがないわね。やっぱり、素体の質が悪いと、そこまでの強さも見込めないのかしら?」
倒れているエージェント達を見回しながら、その女は溜息交じりに呟いた。一見して単なる人間の女にしか見えないが、しかしその全身から発せられる異様なオーラは、彼女が他でもない危険なUDCであることを物語っている。
「まあ、いいわ。思っていた以上に猟兵を集めることができたわけだし、それだけでも十分な収穫ね」
女の瞳が妖しく輝き、その視線が猟兵達に向けられた。間違いない。この女こそ、全ての元凶。クラブの情報を敢えて流し、捕らえた女エージェント達をUDCへと変貌させ、禁断の儀式で魔力を集めていた存在。
「御集りいただき、感謝するわ。私は美咲……安藤・美咲。あなた達の身体は、今から私のものになるの。今まで、私達の教団幹部を打ち破って来たあなた達の肉体を素体に、新しいUDCを作るためにね」
そう言って、美咲と名乗った女が構えると、その全身から今までになく邪悪な魔力の奔流が溢れ出す。
「このクラブで踊り狂っていた人達のお陰で、私はこれだけの力を得ることができたわ。さあ、覚悟しなさい。今からあなた達を、とってもエッチでイケないことが大好きな淫乱戦士に変えて……これからはあなた達が、私達の教団の信者に代わって、パパ活やママ活で魂や精気を集めるのよ」
ああ、なんということだろう。このクラブで行われていた儀式は、最初から邪神降臨のものではなかったのだ。UDC組織が得ていた情報は、それさえもガセ。全ては目の前の女、安藤・美咲を超絶強化し、猟兵達を淫乱戦士に変えようという罠だったのである。
パパ活邪神教団・支部長、安藤・美咲。歴代の支部長の中でも最強クラスの戦闘力を誇る恐るべき女が、猟兵達を改造せんと迫り来る! 彼女の攻撃を少しでも食らったら最後、そこから淫紋を施され、頭のネジが吹っ飛んでしまうことは明白だ。
だが、こんなところで脳みそトコロテンにされては堪らない。未だ堕ちたる女エージェント達の残党も残る中、邪神教団の罠を打ち破り、クラブハウスから脱出せよ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
第2章では、私の不手際により一部の方のプレイングを流すことになってしまい、大変申し訳ございません。
プレイング内容に問題があったわけではありませんので、今回流れてしまった方には、第3章にて以下の優遇措置を取らせていただきます。
1.第3章に参加していただいた場合、プレイングを最優先で採用する
2.その際、プレイングの冒頭に★のマークを記載していただくことで、2章で流れてしまったプレイング内容を可能な限り反映する
第2章で流れてしまったプレイングは、その内容を全て私の方で保存しておりますので、再送は不要です。
実質、2章で取り逃がした敵の撃破→3章の敵との戦闘という流れを一気に描写させていただく形になります。
なお、2章のプレイングに関しては、全て「成功・大成功」で採用されたものとお考えください。
また、第3章に関しては、レベル10・装備なし・ユーベルコードを使用しないというような状況でもない限り、全ての方のプレイングを「大成功」で採用する予定です。
これは第2章にてプレイングを採用された方も、いきなり第3章から参加される方も変わりません。
なお、ボスの周りに2章の敵の生き残りがうろついている状況になっていますが、これは相手にしてもしなくても構いません(誰も相手にしなかった場合、第2章での方々の活躍と、プレイングが流れてしまった方々の活躍で、全て撃破されたという判定になります)。
これらは全て今回限りの特別措置ですが、下記のプレイング採用期間も併せて、ご理解いただければ幸いです。
【プレイング採用期間】
平日・土曜のみになります。
現在、月曜~水曜までの間にリプレイを返すことが難しく、できたとしても2名~3名が限界です。
そのため、日曜に大量のプレイングをいただくと流れる可能性が高くなってしまいますので、日曜日のみ、プレイングの受付を停止させていただきます。
玉依・翠
★
「現れましたね、邪教団の支部長……
魔法戦士ジュエル・エメラルドとして、ここであなたを倒させていただきます!」
エージェントとの戦いで消耗しながらも、変身したままの姿で支部長に向かって【飛翔刃】を放ちます。
しかし、その攻撃を軽々と回避され、攻撃を受けてしまい……
他者を魅力的に感じる呪いを施されてしまうのでした。
「なっ、なんですか、これはっ!?
か、身体が……」
色欲の瘴気に心身ともに堕とされて、周囲の男性たちが魅力的に見えてきてしまい……
魔法戦士の衣装の胸元やスカートをはだけさせて、相手を受け入れるのでした。
「くっ、誇りある魔法戦士がこんなことを……
けど、だめ、魅力に耐えられません……」
クロエ・アスティン
★
なんとか控室を抜け出してきたと思えば今回もパパ活教団の仕業だったでありますか……
こんなふざけた教団になんて負けるわけにはいかないであります!
引き続き【戦女神に捧げる聖なる祈り】で戦乙女の姿に変身したまま美咲に襲い掛かります!
けど、塗りたくられた媚薬のせいで動きがぎこちなく、攻撃を食らって淫紋を施されてしまいます。
肉を切らせて骨を断たんとそのまま突っ込みますが、バランスを崩して美咲を巻き込んで転んでしまいます。
起き上がろうとしたら下の鎧が脱げて下半身丸出しのまま美咲の顔面に騎乗して押さえつけた状態に!?
なんとかその状態でも槍を突き下ろしてラッキースケベに対する天誅を咥えるであります!
●魔法少女と戦乙女
潜入にこそ成功したものの、健闘虚しくUDCと化したエージェント達に捕まってしまった玉依・翠(魔法戦士ジュエル・エメラルド・f26913)とクロエ・アスティン(ハーフドワーフのロリ神官戦士・f19295)。後から駆け付けた仲間の援護もあり、辛うじて脱出した翠だったが、しかし全身に塗られた媚薬のせいで、どうにも力が入らない。
「無駄な抵抗はやめなさい。さあ、あなたもその身を、我が主のために捧げるのよ」
「くっ、UDCエージェントの皆さんがっ!?」
そんな翠に、情け容赦なく迫り来る女エージェント達。かつてはUDC組織の優秀な工作員だったかもしれないが、今となっては、彼女達自身が危険なUDCだ。
「んぅっ……ん……んぐぅ……」
ふと、後ろを振り返れば、クロエが未だ拘束を解けないままもがいていた。同じく媚薬を塗られたことで、彼女も普段の怪力が発揮できないのだろう。おまけに、猿轡で口を塞がれてしまっていては、何かを詠唱することも満足にできない。
「……仕方ありません、翠玉・解放!」
他の猟兵達の援護は期待できないと、翠は仕方なく魔法戦士としての力を解放する。瞬間、翠の身体が美しい緑色の光に包まれて、戦うための姿へと変化して行く。
玉依・翠改め、魔法戦士ジュエル・エメラルド。この姿になったからには、こちらも手加減することはできない。
「こうなった以上、魔法戦士として、皆さんを倒させていただきます!」
そう言うが早いか、翠は得意の火炎魔法で、エージェント達を焼き払おうと試みた。数にして、およそ300本以上にもなる炎の矢。狭い室内で使用すれば、まず間違いなく逃げ場などないはずだたのだが。
「なっ!? 避けられましたっ!?」
なんと、エージェント達は人間離れした動きで軽々と矢を避け、一気に翠へと迫って来たではないか!
「あら。ご挨拶ね」
「でも、その程度じゃ私達は捕まえられないわよ」
ポールダンサーとして、人知を超えた運動能力を与えられたエージェント達は、動体視力もまた強化されている。それこそ、やろうと思えば銃弾でも回避できる程の動きが可能であり、それ故に数を撃てば当たるの法則では、彼女達を倒せない。
「さあ、今度はこちらの番よ」
「あなたの私のご主人様の恩寵を受けて、早くこっちへいらっしゃい」
いつの間にか翠の周りを包囲していたエージェント達が、薄笑いを浮かべながら、手にした壺から一斉に不気味な触手を伸ばして来た。この狭い部屋では、避ける場所がないのは翠も同じ。おまけに、相手の方が数も多く、当然のことながら瞬く間に四肢を絡め取られてしまい。
「なっ、いやっ、放してくださいっ!!」
必死に抵抗するも、翠の力では触手を引き千切ることは叶わない。主に遠距離からサポートが得意な翠は、接近戦を挑まれると、意外な程に脆いのだ。
「これで、この子が堕ちるのも時間の問題ね。さて、後は……」
翠を捕縛したエージェント達の視線が、一斉にクロエの方へと移る。そんな彼女達の腹で何かが蠢いているのを見て、今度はクロエの背中に冷たいものが走った。
(「な、なんでありますか、あれは!?」)
皮膚の下で蠢く蛇の如き奇怪な何か。それらを優しく、愛おしそうに撫でると、女エージェント達は一斉に顔を紅潮させ、全身を震わせながら甘い声を漏らし始めた。
「はぁ……ぁん❤ う、産まれ……る……」
「あぁ……イク……ぁぁぁぁ❤」
腰が砕けそうになりながらも、ショートパンツの隙間から奇怪な生き物を吐き出すエージェント達。ぼたり、ぼたりと床に産み落とされたそれらの姿は、蛆虫とも蛞蝓ともつかぬ不気味な代物。
(「も、もしかして……UDCを出産しているのでありますか!?」)
あまりに冒涜的な光景を前してに、クロエの頭はいよいよ恐怖でいっぱいになった。だが、本当に地獄はこれからだ。産み落とされたUDCの幼生達は、その身を懸命に震わせながら、徐々にクロエの方へと近づいて来たのだから。
「んんっ! んっ!!」
懸命に暴れて拘束を解こうとするも、やはり力が入らずどうにもならない。そうこうしている内に、幼生はクロエとの距離を詰め、やがて彼女の足を這う形で上に登り始めた。
「んぅっ! んんぅぅぅぅっ!!!」
塗られた媚薬の効果で、身体を這われるだけで恐ろしい程の快感を覚えてしまい、クロエは泣きながら全身を震わせる。こんな気色悪い生き物に、身体を這われて感じてしまうなんて。そう、頭では理解していても、身体の反応は止められない。
せめて、この拘束さえ解ければどうにかなるのだが。そう思い、助けを求めて周囲を見回すも、肝心の翠は触手に蹂躙され、もはや陥落寸前である。
「あ……そんなところまで……い、いや……やめて……ぁぁぁぁぁ❤」
触手に服の中にまで入られ、敏感な部分を刺激され。それだけに留まらず、おぞましい触手はとうとう翠の口の中にまで強引に侵入すると、抵抗力を奪う効果を持った粘液を、直接彼女の体内に注入して来た。
「んぶぅっ!? んっ……ぐっ……ぷはぁ……。あぁ……も、もう……だめ……です……」
限界を迎え、倒れる翠。これで完全に望みは断たれた。這い寄る幼生はクロエの膝、太股と登って行き……やがて、さらにその奥にある、彼女の大切な部分から侵入しようと身体を震わせてきた。
(「やだやだやだ! 女神様っ!」)
粗暴な男に穢されるだけでもトラウマものなのに、ましてや魔蟲に犯されるなど耐えられない。半狂乱になって心の中で助けを求め叫べば、果たしてその願いが女神へと届いたのだろうか。
「なっ……拘束が!?」
「それに、私達の子を吹き飛ばした!?」
全身が光に包まれると同時に、拘束も幼生も吹き飛ばしたクロエの姿を見て、今度は女エージェント達が驚愕する番だった。
そこにいたのは、先程まで恐怖に脅え、泣いていた少女ではない。女神の力を纏い、聖なる鎧に身を包んだ、魔を断ち邪を払う戦乙女である。
「――いと気高き戦女神、戦いの地に立つ我らに加護を……我の生命を光に……」
「……くっ! は、速い!?」
その背に生えた天使の翼を広げ、クロエは戦乙女の槍を手に、一気にエージェント達へと距離を詰めた。ついでに、道中の触手も斬り捨てて、翠を救出するのも忘れずに。
「なんてスピードなの!? 私達が追い付けないなんて!」
「でも、見切れないわけじゃないわ。攻撃の軌道を読んで避ければ……きゃぁっ!!」
反応は追い付いても肉体が追い付かないのか、次々に斬り伏せられて行くエージェント達。土壇場で力を取り戻したクロエによって、控室にいたエージェント達は、全て撃退されたのであった。
●対決! イケない支部長!?
絶体絶命の大ピンチを乗り越え、控室からステージへと駆け付けたクロエと翠。だが、未だ残るエージェント達を掃討しようとしたところで、彼女達の前に事件の黒幕が現れた。
「あら、可愛らしいお嬢さんね。器量も良さそうだし、こんな猟兵だったら、さぞかし改造のし甲斐がありそうだわ」
パパ活邪神教団支部長、安藤・美咲。今までの支部長の中でも特に高い戦闘力を持った彼女が、満身創痍の二人に迫る! だが、ここで背中を向けて逃げ出したら最後、もっと酷い目に遭わされるのは確実だ。
「現れましたね、邪教団の支部長……」
「なんとか控室を抜け出してきたと思えば、今回もパパ活教団の仕業だったでありますか……」
己の身は己で守るしかないと、翠とクロエは身構えた。どこまでも、人の性を冒涜する邪神教団。こんな連中に、敗北などしてなるものか!
「こんなふざけた教団になんて、負けるわけにはいかないであります!」
「魔法戦士ジュエル・エメラルドとして、ここであなたを倒させていただきます!」
未だ全身に残る媚薬の効果で立っていることさえも精一杯だったが、それでも二人は果敢に美咲へと仕掛けて行った。最初に仕掛けたのは、クロエではなく翠だ。翠玉の杖を掲げて精神を集中すれば、高速で飛翔する二対の刃が、そのまま美咲の首を刎ね飛ばす……はずだったのだが。
「斬り裂いて、エメラルド・カッター!」
「……残念、遅いわ」
翠が杖を掲げた時には、既に美咲は翠の懐に飛び込んでいたのだ。咄嗟に距離を取る翠だったが、時既に遅し。気が付けば、腹に奇怪な紋様を刻まれて、その力により瞬く間に身体が紅潮し。
「なっ、なんですか、これはっ!? か、身体が……」
「うふふ……早速、効いて来たようね。これであなたは、もう誰彼構わず本能のままに交わりたくなる、淫乱な雌豚に堕ちるのよ」
勝ち誇ったようにして美咲が告げれば、果たしてその言葉の通り、翠は周囲に倒れている逃げ遅れた男達や、果ては仲間の猟兵までもが、とても魅力的に思えて仕方がなくなってしまった。
「んぅっ……な、なんだか、変な気分に……。あぁ……だめ……止まらない……」
自ら武器を放り捨て、服を脱ぎだしてしまう翠。慌てて止めに入ろうとするクロエだったが、ともすれば彼女に襲われて自分までピンチに陥り兼ねないので、なかなか行動に移せない。媚薬の効果も残っているので、今襲われたら、絶対にアウトだ!
「こ、こうなったら、もう元凶を倒すしかないであります!」
翠を放っておくのは気が引けたが、それでも美咲を倒せば全てが終わると信じ、クロエは果敢に突撃を開始した。が、やはり美咲は、先の女エージェント達とは格が違うのだろうか。限界まで加速したクロエの攻撃でも、なかなか致命的な一撃を与えられない。
「単純な攻撃ね。避けるのも簡単だわ」
「くっ……し、しまったであります!」
擦れ違い様に淫紋を施され、クロエは思わず膝を突いた。これ以上は、本当に力が入らない。それでも、目の前の敵に一矢報いなければ、淫乱戦士に改造されてしまう運命が待っている。
「はぁ……はぁ……。だ、誰もいいから……相手をしてください……」
というか、既に翠は、もう殆ど淫乱戦士になりかけだ。あの淫紋の力によって、内なる衝動を呼び起こされ、本能のままに相手を求めて止まらないのだ。
「くっ、誇りある魔法戦士がこんなことを……けど、だめ、魅力に耐えられません……はぁん❤」
ついには自分で自分を慰めるように、小ぶりな胸に手を伸ばし……とうとう、己の手によって果ててしまった。
このままでは、次に堕とされるのは他でもない自分だ。ならば、相討ち覚悟で飛び込んで、一撃でもあの支部長に食らわせてやらなければ。
「肉を斬らせて、骨を断つであります! てやぁぁぁぁ
……!?」
だが、あろうことか飛び出した瞬間、バランスを崩して転んでしまった。媚薬と淫紋の力によって、既に足腰がガタガタだったのである。
「痛ぅ……ハッ! あ、あの女はどこでありますか!?」
慌てて顔を上げるも、そこに美咲の姿はない。おまけに、何故か下半身が妙に涼しく、何かに密着しているような。
「……ッ!? ひゃぁぁぁぁっ!!」
自分が美咲に激突し、その衝撃で下の鎧が脱げてしまったこと。そして、そんな状態で美咲の顔面に跨っていたことに気が付き、クロエは思わず悲鳴を上げた。
「て、天誅であります!!」
咄嗟に槍を美咲の頭にブチ込んで離れたが、この恥ずかしさは絶対に消えない。それに、吹っ飛んだ鎧を探して身につけなければ、下半身丸出しのまま戦うわけにもいかないわけで。
「うぅ……や、やっぱり、こういう展開になるでありますか……」
両手で前を押さえながら、クロエは目に涙を浮かべて吹っ飛んだ鎧を探し始めた。さすがに、この格好のままでは戦えない。脳天に槍をブチ込まれた美咲が悶絶している内に、早く身を隠した方が良さそうだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
華舟・波瑠
★
【もふもふ堂】
アドリブ・連携歓迎や
これは悲惨な状況やね!
淫乱。ほぉいう桐葉殿は想像出来えんからなぁ、従業員として操は守らねば!
操られてたって?その節は誠に申し訳なく!
ガジェットと弓を【華焔燎嵐】で炎の花弁に転換、俺と桐葉殿の周りに舞わせて炎の壁に。その中から『クイックドロウ』で袖箭を撃ち込んだるわ!
攻撃を食らったら…桐葉殿は炎で守らせながら、距離を置くわ。好ましく思ぉとる人を巻き込みたくは…
いやいや、桐葉殿から来たら無理!色々起きてまうんやけど!?好いとるし見目がええし変身で服がヤバいんやけど!?ちょぉ!?
トドメは桐葉殿に合わせて、薙刀で斬り捨てたる!
…あー、さっきの言葉な?忘れたってや!
稲宮・桐葉
★
【もふもふ堂】
アドリブ・連携歓迎
真の姿解放
むぅ…掌の上で踊らされておったのか…!
それに猟兵をUDCにじゃと?
しかも淫乱とか!わらわの操が危機なのじゃ!
ぬぅ!ムラサマ!何を浮かれておる!後で折れる寸前まで折檻じゃ!
攻撃を受けるわけにはいかぬ!
【見切り】と『機巧大狐ちゃん』の【かばう】で護身を試みるぞ
波瑠殿への攻撃は弓矢で【援護射撃】し牽制するのじゃ
されど何時まで捌き続けられるやら…
不運にも淫紋を付与されたら『大狐ちゃん』『ムラサマ』波瑠殿が全力で正気に返らせてくれると信じよう
…って波瑠殿何をするのじゃ!?
攻めは『雷上動、神鹿の弽』で矢に聖属性を付与し射る
窮地の際は『ムラサマ』が勝手にUCを使用
●異形の孕巫女
知人の危機を察知して、クラブに駆け付けた華舟・波瑠(華の嵐・f16124)。だが、そんな彼が目にしたのは、腹の中で異様に蠢く何かを抱えたダンサー達。
「桐葉殿の事が心配になって来てみたら、この惨状。……なんや、腹に蠢いとるのは?」
それが異形の類であることは、波瑠にも勅勘で分かっていた。問題なのは、果たしてあれを取り除けば、目の前にいる女達を元に戻せるかどうかなのだが。
「ぬぅ? ムラサマよ、あの蠢きはなんじゃ!? 手遅れなのかえ……?」
稲宮・桐葉(戦狐巫女・f02156)も同じことを考えていたのか、手にした妖刀に問い掛けた。そんな彼女の問いに対し、妖刀から返って来たのは非情な答え。
『ああ、ありゃもうダメだな。禍津孕巫女(まがつはらみこ)って言ってな、低俗な妖魔の類に寄生されて、そいつが増殖するための苗床にされちまってるのさ』
その時点で、既に苗床にされた者も人間を辞めている。後は本能的に男を襲い、その精気を奪って妖魔に捧げることで、繁殖の養分にする媒体でしかないのだと。
「なんということじゃ……しかし、兎に角、動かねばな」
このまま呆けていたところで、今に敵に囲まれて動けなくなるだけだ。そうなったら最後、捕まって自分も禍津孕巫女とやらにされてしまうに違いない。
「うふふ……可愛らしい狐さん。あなたも私達と一緒に、その身を神様に捧げない?」
「お断りじゃ! 生憎、わらわには守るべき信仰があるのでな!」
桐葉を見つけたエージェントが彼女に誘いかけて来るが、当然拒否だ。こんなバカ騒ぎに付き合わされた挙句、邪神の眷属を量産する苗床になどされて堪るものか!
「強がるのもいいけど、あなたの力で、私達の動きについて来れるのかしら?」
「さて、それはどうかのぅ?」
周囲を包囲し始めたエージェント達に、桐葉は不敵な笑みを浮かべて告げる。確かに、まともに戦えば苦戦は免れないだろうが……彼女には、まだ奥の手があったのだ。
(「……来い、機巧大狐ちゃん!」)
呼子笛を吹き鳴らし、屋外で待機させていたバイクを店に突入させる。しかも、ただのバイクではない。
「……っ! な、なんなの!?」
「バイクが壁をブチ破って……それに、変形した!?」
店の壁を突き破って現れたのは、桐葉の愛機である機巧大狐ちゃんだった。変形機構を備えたそれは、一瞬にして巨大な狐の姿になると、瞬く間に敵を蹴散らして行く。
「どうじゃ? 言っておくが、わらわを先に倒せば済むなどと思わぬことじゃぞ? 不用意に近寄る者を斬り捨てるくらい、ムラサマには造作もないことじゃからのぅ……」
大狐マシンに苦戦する女エージェント達に、桐葉は妖刀の切っ先を突き付ける。だが、エージェント達も負けてはおらず、いよいよ最後の切り札を投入して来た。
「なかなかやるわね。でも……これなら、どうかしら? この男、あなたの仲間でしょう?」
「え……波瑠殿! 何故ここに……?」
そこにいたのは波瑠だった。桐葉を助けるために飛び込んだのはいいが、あまりに勢い込み過ぎて、瞬く間にエージェント達に篭絡されてしまったのだ。
「桐葉殿、好きや。好きやから……たっぷり甘やかしたるよ?」
ドサクサに紛れてとんでもないことを言いながら、波瑠は桐葉に抱き着こうと襲い掛かって来た。これがロマンチックなシチュエーションでの告白なら心がときめいたかもしれないが、しかし薄気味悪い触手生物やUDCの幼生が蠢く戦場で言われても、まったく嬉しくないし、むしろキモい!
「ななっ、何をするのじゃーっ!? 甘やかし……いやいやいやっ! いい加減にせぬかっ!!」
炸裂する桐葉の回転蹴り。波瑠は見事に吹っ飛ばされ、部屋の隅にあったテーブルに直撃した。
「はぁはぁ……。ん? 大狐ちゃん、ムラサマ……どうしたのじゃ?」
唖然とした様子で固まっている大狐マシンや、沈黙している妖刀に、何事かと尋ねる桐葉。
いや、どうしたもなにも、あなたが波瑠さんを蹴り飛ばしたからでしょう。脇腹に直撃したのか、身体をくの字に曲げたまま、痙攣して動かないですよ、彼!
「な、なんてやつなの!? こうも簡単に、仲間を蹴り飛ばせるなんて!」
あまりのことに、女エージェント達も、呆気にとられたまま立ち尽くしている。まあ、そりゃそうだろう。仲間を人質に取り、それを嗾けることで篭絡できると思っていたら、情け容赦ない反撃によって、問答無用で蹴り飛ばされたのだから。
「うぅ……痛ぁ……ハッ! 俺は、何をしとったんや!?」
それでも、辛うじて即死はしていなかったのか、波瑠は脇腹を押さえながら立ち上がった。操られていた際の記憶はなかったが、周囲の様子や真っ赤になっている桐葉の表情から、何が起きたのかは何となく察したが。
「くぅ……俺としたことが、面目次第も御座らぬ……。戦働きで汚名返上や!」
先程は油断したが、もう敗北はしない。女達が持っている小さな壺。あれが危険な武器であると、袖に隠した暗殺用の弓銃を構え。
「きゃぁっ!」
「し、しまった! 壺が……」
触手を召喚される前に、召喚具の壺を射抜いて破壊した。こうすれば、もう厄介な触手なんぞを呼び出されて、篭絡される心配もない。
「……不運やったけど……その汚された心身、焔で灼き清めたる」
最後は、燃え上がる紅蓮の炎を放ち、エージェント達を焼き払う。いかに素早く動こうとも、辺り一面を炎で覆ってしまえば、彼女達の逃げ場はどこにもなく。
「お、おのれ……こうなったら、せめて一人だけでも……」
それでも、燃えながら桐葉に迫る女が一人だけいたが、手負いのエージェントなど彼女の敵ではない。
「舐めるでないぞ。力を失った汝らに、後れを取るわらわではないわ」
剣刃一閃。妖刀の一撃が、異形の存在と化した女エージェントの首を刎ね飛ばした。
●色々な意味でギリギリバトル!?
禍津孕巫女と化したエージェント達を相当し、ステージに現れた女と対峙する二人。今までのエージェント達とは明らかに格の違う邪悪な気を感じ、さすがに身を引き締める。
「これは悲惨な状況やね!」
「むぅ……掌の上で踊らされておったのか……! それに猟兵をUDCにじゃと?」
なんというか、随分と大胆なことを考える邪神教団もあったものだ。が、これは笑い事ではない。実際に、ここまでUDCエージェント達を改造している以上、捕まったら何をされるか分かったものではない。
「しかも淫乱とか! わらわの操が危機なのじゃ!」
「淫乱。ほぉいう桐葉殿は想像出来えんからなぁ、従業員として操は守らねば!」
先程の汚名を返上すべく、波瑠の拳に力が入る。まあ、そういう本人が真っ先に操られていたような気もするが、それはそれ。
『フハハハ! まあ、俺は淫乱な桐葉ってのも見てみたいけどな! 案外、似合うんじゃないか? なんたって、あんな巫女服着てるくらいだしな!』
「ぬぅ! ムラサマ! 何を浮かれておる! 後で折れる寸前まで折檻じゃ!」
下品な冗談を飛ばす妖刀を叱りつける桐葉だったが、馬鹿をやっている場合ではない。なにしろ、あの支部長はかなりのやり手。今まで、クラブのダンスで捧げられたパワーを自らに取り込んで、超絶強化されているのだから。
「なんだか知らないけど、内輪揉めしている余裕なんてあるのかしら?」
案の定、こちらがドタバタしている間に、美咲の方から仕掛けて来た。慌てて波瑠が炎の花弁で牽制するも、果たしてどこまで抑えられるか。
「春の命よ。萌え出でて、燃え上がれ」
「なるほど、やるわね。でも、その程度では、私を殺すことはできないわよ」
炎に巻かれても、美咲は余裕の表情を浮かべている。儀式によって力を高めた今の彼女には、やはりこれだけでは足りないか。
「くっ……やつの攻撃を受けるわけにはいかぬ! 大狐ちゃん、わらわを護るのじゃ!」
大狐のマシンを盾にしつつ、桐葉もまた戦闘用の巫女服に変身して矢を放った。が、そのあまりに露出度の高い姿を前にして、思わず波瑠の手元が狂ってしまい。
「し、しもた! 弓が外れた!?」
「うふふ……もらったわよ、初心なお兄さん♪」
暗器で射抜くどころか、懐に潜り込まれて美咲の一撃を食らってしまう始末。慌てて桐葉が駆け寄るも、何故か波瑠は距離を取って逃げ始める。
「ど、どうしたのじゃ、波瑠殿? 何故に逃げる?」
首を傾げる桐葉だったが、これは無理もない話だ。美咲の与えた淫紋の力は、本人の意志とは無関係に、ラッキースケベな事象を発生させる能力を持っている。つまり、桐葉に近づかれたら最後、彼女を巻き込むような形で、エッチなハプニングが発生し兼ねないのである。
「あら、戦場で余所見? 随分と余裕なのね」
「……っ! し、しもうた……油断したわ……」
そうこうしている内に、桐葉もまた一瞬の隙を突かれ、美咲に淫紋を施されてしまった。これ以上は、互いに近づくのは本当に危険だ。仕方なく、距離を取って美咲を挟み撃ちにしようとする二人だったが……次の瞬間、淫紋が激しく光り輝き、二人は同時に足を踏み出して盛大にコケた。
「おわっ! な、なんや、これは!?」
「ひゃっ! な、なんでこんなところに、触手の粘液が落ちておるのじゃ!?」
それは、猟兵達と女エージェント達の激しい戦いによって、無残にも斬り捨てられた触手の残骸。その周囲に飛び散っていた粘液を不幸にも踏んでしまったことで、二人は互いに絡み合うような恰好のまま、ステージの上から滑落したのだ。
「うぅ……不覚を取ったわ……って波瑠殿、何をするのじゃ!?」
「いやいや、桐葉殿から来たら無理! 色々起きてまうんやけど!? 好いとるし見目がええし変身で服がヤバいんやけど!? ちょぉ!?」
気が付くと、桐葉の上に波瑠が覆い被さる形で転がっており、二人は慌てて離れようとした。が、既に粘液のせいで身体はベタベタ。下手に動けば主に波瑠の方がバランスを崩してしまい、それこそ、もっと危険な事故になり兼ねず。
(「うぅ……波瑠殿の顔が近いぞ……。おまけに、迂闊に動けば滑った波瑠殿と口付けしてしまいそうな距離じゃし……」)
(「あ、あかん……理性の限界や……。そやけど、ここで動いて滑って、桐葉殿の胸でも触ったら大事故や……」)
動きたくても動けない。しかし、動かなければ美咲に捕まって改造されてしまう。
正に、絶体絶命の大ピンチ。おまけに淫紋の力によって、二人の理性はもはや限界! このまま我を忘れ、お子様には見せられないような展開には……なりませんでした。
「ぐはっ! い、痛ぇっ!!」
「……な、なんじゃ!? のわぁっ!!」
なんと、桐葉の妖刀が自ら波瑠に突っ込みを入れ、大狐マシンが突撃することで、二人を吹っ飛ばして強引に引き離したのだ。
「くぅ……な、なんか、今日は敵の攻撃より、桐葉殿の攻撃で傷ついている気が……」
「贅沢言うでない! 正気に戻っただけでも儲けものじゃ! 今の内に、さっさと叩くぞ!」
この機を逃したら、美咲に一矢報いることはできないと、桐葉は波瑠を叱咤しつつ弓を構える。その鏃に宿す属性は聖。邪な性を売り物にする教団幹部は、聖なる弓矢でお仕置きだ。
「もう逃さぬぞ! 食らえ!!」
「そんな! 私の淫紋を施されて、なぜこうも戦えるの!?」
驚愕する美咲だったが、その問いに答えてやる義理もない。傷口から注ぎ込まれる聖なる力。それに浄化される前に、辛うじて矢を抜く美咲だったが、その時には既に波瑠が刃の届く距離まで肉薄しており。
「さっきの言葉、そのまま返すで。戦場で余所見はあかんとちゃうんか、お姉さん?」
真一文字に、薙刀にて美咲を薙ぎ払う。想いの他に深々と刃が食い込み、美咲は傷口を抑えて後ろに下がった。
「ところで波瑠殿。お主、まさかわらわのことを……」
「……あー、さっきの言葉な? 忘れたってや!」
最後に、何気なく桐葉から問い掛けられた言葉を、波瑠は慌てて否定した。あれがどこまで本音だったのかは……とりあえず、今は彼の心の内に留めておいた方がよさそうだ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
イデアール・モラクス
★
フゥ、エージェント共もあらかた片付けたか…後はメインディッシュを、美咲を喰うだけだ!
・喰う(意味深)
「お前はイイ女だからなァ…我が全力でヤってやる」
UC【魔剣の女帝】を『高速詠唱』で行使。
真の姿となり、魔剣ドミナンスを『武器改造』で肉剣とし下半身に融合、合体させる。
そして次々と『全力魔法』の力で威力を増した魔剣を無尽蔵に召喚し『乱れ撃ち』や『一斉発射』で雨霰と射出、圧倒的弾幕の『範囲攻撃』と成して『制圧射撃』をかけ美咲の動きを封じて『切り込む』
「美咲ぃぃ!❤️」
下半身の肉剣で美咲を『暴力』的に『串刺し』にしたら徹底的に『蹂躙』し、我が魔力の奔流を胎内に直接『爆撃』してやろう。
※アドリブ歓迎
●魔女の生贄
その身にUDCの幼生を宿され、人間であることを辞めさせられた者達。
普通ならば、その冒涜的な存在に嫌悪感を抱いたり、あるいは攻撃の手を躊躇ったりするだろう。
実際、邪神教団の狙いもそこにある。襲って来るのがUDC組織のエージェント達だった者となれば、攻撃し難いだろうという考えもあったのだろうが。
「クク、このメスどもはすっかり邪神の虜という訳か……。ならば、寝取るのもまた一興だ」
イデアール・モラクス(暴虐の魔女・f04845)だけは、何故か堕ちたるエージェント達を見て、実に嗜虐的な笑みを浮かべていた。
そう、彼女は暴虐の魔女なのだ。壊したいから怖し、犯したいから犯す。普段は法を守るが故に理性でそれらの感情を抑えているが……相手から法も禁忌も破ってくれるというのであれば、彼女も遠慮する必要はないわけだ。
「あら? あなたからは、なんだか同類の匂いがするわ」
「どうせなら、早くこっちの世界に来た方が楽になるんじゃない? それとも……この子達で、試してみる?」
触手の入った壺を見せつけ、女エージェント達がイデアールに迫る。もっとも、その程度で臆するようなこともなければ、何かに惹かれることもない。
「小娘どもが……ならば、本当の触手の使い方とやらを、見せてやろう」
恐れを知らぬ女エージェント達に、イデアールが嗜虐的な笑みを浮かべて言った。そちらも触手を使うようだが、しかし触手の使い方であれば自分の方が何倍も上手だと言わんばかりに。
「快楽の海に呑まれ痴態を晒すがいい! ヤれ、色欲の触手!」
刹那、空中に展開される多数の魔法陣。エージェント達が気付いた時には既に遅く、そこから大量に召喚された大小様々、多種多様な触手が、瞬く間に彼女達を捕縛してしまった。
「くっ……こんな触手程度で……」
「我が主への忠誠は絶対……この程度では、負けたりしないわ!」
それでも、懸命に抵抗するエージェント達だったが、いかんせん今回ばかりは分が悪い。なにしろ、イデアールの扱う触手は、そんじょそこらの触手とはわけが違う。強靭な弾力性を誇る触手は引き千切ることはおろか、切断することさえ困難な代物。一度でも獲物を捕らえたら最後、絶対にそれを離さないのだ。
「邪神教団はそんなに良かったのかぁ? クク、ならもっと気持ちよくしてやるよ……死ぬほどの快楽でなぁ!」
もはや、イデアールにとって女エージェント達は、蜘蛛の巣に掛かった哀れな獲物だった。彼女は触手を巧みに操り女エージェント達の衣服の中に滑り込ませると、それらを強引に前後の穴、そして口の中にまでも突っ込んだ。
「っぐ!? んぎぃっ!?」
「ふぐっ!! んっ……んぷぅっ!?」
暴れる触手に内部から蹂躙され、激しく抵抗する女エージェント達。だが、荒れ狂う触手はなおも彼女達の内部に侵入し、縦横無尽に犯しつくす。
「……ぷはぁっ! おぐっ!? んぶっ……ぁぁぁ……」
とうとう、何人かの女エージェント達は、我慢ができずに口から触手を吐き出した。……否、吐き出したのではない。口の中から、新たな触手が顔を覗かせている。これはつまり……彼女達は尻から口まで、文字通り触手に胃腸の中を巡られた挙句、『貫通』させられてしまったのである。
「おぼ……ん……ぶふぅ……」
胃腸の中を触手が蠢く感触に身悶えするエージェント達だったが、もはやそれも虚しい抵抗だった。彼女達の口から離れた触手は、手隙になったとばかりに、今度は胸へと殺到し、その先端を吸い上げる。邪神に誓った忠誠など当に崩れ去り、今の彼女達は完全にイデアールの玩具と化していた。
「ふふふ……十分に堪能したか? さあ、これでフィニッシュだ。存分にイくがよい」
「「「んぶっ!? んぐぅぅぅっ
!!!!」」」
最後は、触手から電流を流すことで、強制的に女エージェント達を失神させる。その、あまりに強烈な電圧に耐え切れず、彼女達の中に宿したUDCの幼生も暴れ出すが。
「クックック……出られるものなら、産まれ出てみよ。お前達の出口は、全て触手が塞いでいるのだからなぁ!」
触手によって全ての穴を塞がれた今、エージェント達の中にいるUDCの幼生は、外に出ることもできないまま電撃で焼き焦がされるだけだ。
「あ……あぅ……」
「ぅぅ……ぁぁぁ……」
全てが終わった時、そこに残っていたのは、内部から身体を蹂躙されて放心状態になっているエージェント達の成れの果てだけだった。
「貴様らの触手とはモノが違うのだよ、モノが!」
勝ち誇ったようにして、高らかと叫ぶイデアール。もっとも、そんな彼女の言葉は、意識を失い消滅する寸前の女エージェント達には、どこまで聞こえていただろうか。
●魔帝降臨
女エージェント達を難なく片付け、後は首魁たる美咲を残すのみ。さすがに、そう簡単には倒れてくれないだろうが、それでもイデアールは何ら怯むことなく、美咲の前に降り立った。
「フゥ、エージェント共もあらかた片付けたか……。後はメインディッシュを、美咲を喰うだけだ!」
なにやら随分と意味な台詞。ともすれば、猛獣が肉を屠るかの如く、本当に食い兼ねない勢いだが。
「私を食べる? ……ふふ、面白いわね。それだけの自信……さぞかし素晴らしい力を持っているのでしょう?」
そういう相手を改造する事こそ至高なのだと、美咲の方も譲らない。対峙する二人の魔性の女。永遠とも呼べるような、しかし一瞬の沈黙が流れた後、最初に動いたのはイデアールだった。
「これが私の真の姿……【魔剣の女帝】だ!」
急所のみを局所的に覆った露出過多な鎧。それを纏うと同時に、イデアールの髪色もまた変わる。魔力の高まりによって、黒から銀へ。その身に流れる魔の奔流は、まさに無限の無尽蔵。
「これは……素晴らしい! 素晴らしいわ!」
その、あまりに凄まじい魔力には、美咲もただ感嘆の声を上げるだけだった。
これだけの力を持った者だ。邪神への捧げものとしては、最高の逸材。絶対に手に入れてやると意気込み、一気に距離を詰めて淫紋を付与しようとする美咲だったが……そんなものでは、今のイデアールは止まらなかった。
「お前はイイ女だからなァ……我が全力でヤってやる」
そう言うが早いか、美咲へ襲い掛かるイデアール。手にした魔剣を下半身に融合させ、更には無数の魔剣を召喚し、一斉に美咲へと降り注がせ。
「くっ……! こ、これでは、近づけないわ!」
降り注ぐ剣の雨に、さすがの美咲も迂闊に仕掛けることができない。降り注ぐ刃の驟雨。それに紛れ、こっそりと美咲の背後に回り込むと、イデアールは本能のままに彼女の後ろから襲い掛かった。
「美咲ぃぃ!❤️」
「あ、あぐぅっ!?
美咲が気付いた時には既に遅く、深々と突き刺さったイデアールの魔剣。それだけでも壮絶な痛みだが、まだこれはほんの序の口だ。
「どうした、どうしたぁ! 色欲を司る邪神教団の女が、この程度かぁ!?」
激しく腰を振り続け、その度に美咲の奥を蹂躙する。密着状態になったことで、美咲もイデアールに淫紋を付与して来るものの、今さらそんなもので彼女を振り払えるはずもなく。
「ラッキースケベだぁ? この状況で、ラッキーもへったくれもないだろうが!」
攻めの手を決して休めず、イデアールは美咲を貫き続けた。そして、最高まで魔力が高まったところで、その奔流を躊躇うことなく、一気に美咲の胎内へと放出した。
「あ″……ぅぁぁぁぁっ!!!」
身体を中から爆撃され、その反動で吹っ飛んで行く美咲。身体を曲げ、腰を抑えて痙攣するその姿には、既に支部長としての威厳は残されていなかった。
大成功
🔵🔵🔵
在原・チェルノ
蜜香ちゃん(f20221)と
これ以上エッチな悪事はさせないわよ!
流星忍姫チェルノ、参ります!
【バトル・インテリジェンス】で戦闘力を向上させて【残像】と【迷彩】で相手を攪乱しながら【目潰し】で怯ませ、蜜香ちゃんとアイコンタクトでタイミングを合わせて【暗殺】で死角からの【2回攻撃】をお見舞いするわよ!
(でも気づかれない間に淫紋を付与されていて)
あれ、何だろこの熱い疼き…
(そのまま蜜香ちゃんと見つめ合い)
もうダメ、蜜香ちゃんへの想いが抑えられない…
(コスチュームを脱ぎ捨てながらふらふらと蜜香ちゃんの元に歩み寄り)
蜜香ちゃん、一緒に天国へ堕ちよ…?
※NGなし・アドリブOKです
美波・蜜香
チェルノさん(f06863)と一緒
ううっ、あたし達も負けたらえっちな淫乱ヒロインに変えられちゃうの?
そ、それだけは絶対にダメなんだから!
むんっ、と【気合い】を入れて【スーパー・ジャスティス】でパワーアップして猛スピードで飛び回ってチェルノさんと一緒に相手をひっかき回して隙が出来たところへチェルノさんの攻撃に合わせて【ダッシュ】してフルパワーの【ランスチャージ】!
でも知らないうちに攻撃を受けて淫紋を施されてチェルノさんに襲われ、与えられた快楽に抵抗できずにそのまま二人で堕ちてしまい、
そして淫乱ヒロインとしてチェルノさんと二人で美咲さまに忠誠を誓う…
※アドリブOK・NGなし
ユメ・ウツロギ
無限の書、蒐集【情報収集、生命力吸収、高速詠唱】開始、です。
猟兵の改造。流石にお断りしたい、です……?(UCによる高速斬撃を繰り出すが、カウンターで淫紋を付与されて崩れる)
頭が、ぼうっと…んっ(淫紋の効果で美咲やエージェントが愛しく魅力的に見えて自分から口づけ)
あぁっ…ダメ、です♥️(美咲に全ての淫紋を大事なところに付与され、美咲やエージェント、触手達に徹底的に堕とされる)
蒐集、完了…自分が、保てない、です。データ、送信…皆さん、後はお願い、するです…(完堕ち前に弱点を他の猟兵に)
美咲様、私はイヤらしい魔女、です。パパ達とたくさんエッチして、魂を邪神様に捧げ、ます。だから、可愛がってください…
郁芽・瑞莉
再度堕とされた身体は無意識に全身を弄る。
「ん、ふぅっ♥ やぁ♥ 敵が目の前……なのに♥」
ライブハウスでの一件を見ていた美咲にとっては猟兵で堕ちたある意味見本。
「あっ…。あ゛ 、お゛~~~~~~~~~~~♥」
淫紋付与にガクガクと痙攣、俯いて顔が髪で隠れるとぴたりと止まる痙攣。
顔を再び上げるとそこに居たのは淫乱戦士。
肉体で精を集めた後。美咲に注ぐべく股間からモノを生やして。
「たっぷりと、この瑞莉の肉体をご賞味ください♥」
文字通りに身体を重ね合ってお互いの身体を堪能。
最後は無意識下で精を力の籠ったドロドロ白濁液に変換。
最高潮で放出、獣の叫び声を上げのけ反りながら。
満足するまで動かしつつ注ぎ込みます。
●堕ちたる見本
猟兵達との度重なる戦闘で、徐々にダメージを受け始めた美咲。特に、先の戦いによる胎内への爆撃はかなり効いたようで、しばらくは足腰がふらついたままだった。
だが、それでもさすがは、邪神教団の支部長である。おまけに、ポールダンスの熱狂によって高まった彼女の魔力は、これまでに受けた彼女の傷を、数分で修復するのに十分な量だった。
「はぁ……はぁ……や、やってくれるわね。折角集めた力を、随分と消耗してしまったわ……」
額の汗を拭い、美咲が立ち上がった。消耗こそしているが、まだまだ戦えるようだ。
「ううっ、あたし達も負けたらえっちな淫乱ヒロインに変えられちゃうの?」
「たぶんね……。でも、これ以上エッチな悪事はさせないわよ!」
そんな美咲の前に、立ちはだかったのは二人の少女。在原・チェルノ(流星忍姫チェルノ・f06863)と美波・蜜香(ブルーメンリッター・f20221)。邪神教団の企みを聞きつけ、新たに馳せ参じた猟兵だ。
「ふふふ……どうやら、新しいお客さんも現れたようね。それじゃ……これからどんな姿にされるのか、見本を見せてあげないといけないわね」
二人の姿を見た美咲が、ニヤリと笑う。そこに引き摺り出されて来たのは、今までの戦いで感度を極限まで高められ、既に自分では抑えの効かなくなった郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)だった。
「ん、ふぅっ♥ やぁ♥ 敵が目の前……なのに♥」
自分で自分を慰めるのが止まらない。その、あまりに恥ずかしい光景が、瑞莉の興奮を更なる高みへと上げて行き。
「あっ……。あ゛ 、お゛~~~~~~~~~~~♥」
美咲が軽く触れただけで、瑞莉は全身を痙攣させ、その場に崩れ落ちてしまった。
「う、嘘……。あれって……」
「うん……。あの攻撃だけは、食らうわけにはいかないね……」
両手で口元を抑えた蜜香の言葉に、チェルノが頷いた。二人は見てしまったのだ。美咲の淫紋を付与された者が、どのような末路を迎えるのかを。
「あ……あはっ💕 あははは💕💕」
次に目を覚ました時、瑞莉は完全に我を忘れ、頭の中がピンク色に染まっていた。続けて、美咲が指を軽くならせば、そこに現れたのは同じく死んだような瞳をした男達。服装からして、教団の男性信者だろうか。クラブのスタッフの衣装を着た彼らは、徐に衣服を脱ぎ出すと、次々に瑞莉へと襲い掛かり、そして交わり始めたではないか!
「うふふ……どう? 素敵でしょう? 私の力を受け入れれば、あなた達も、こんな風になれるのよ?」
複数の男達を相手に、殆ど乱交に等しい行為を繰り広げる瑞莉を指差して、美咲が笑みを浮かべた。その、あまりに卑猥な光景には、蜜香やチェルノだけでなく、ユメ・ウツロギ(蒐集の魔女・f30526)もまたドン引きだった。
「猟兵の改造。流石にお断りしたい、です……?」
いくら未知の技術に興味があるとはいえ、さすがにこれはない。好奇心は猫をも殺すと言われるが、それで淫乱戦士などに改造されては堪らない。
「ここで負けたら、あたし達もあんな風に……そ、それだけは絶対にダメなんだから!」
「うん、だから絶対に負けられないよ! 流星忍姫チェルノ、参ります!」
敗北した際の末路を悟り、気合を入れ直す蜜香とチェルノ。しかし、3人の猟兵を前にしても、美咲は未だ余裕の表情を浮かべたまま、彼女達を堕とす隙を伺っていた。
●忠誠を誓う者達
攻撃を少しでも食らったら、その瞬間に堕とされる。それが分かっているからこそ、猟兵達の攻撃は激しかった。
「
【バトル・インテリジェンス】で戦闘力を向上させて【残像】と【迷彩】で相手を攪乱しながら【目潰し】で怯ませ、蜜香ちゃんとアイコンタクトでタイミングを合わせて【暗殺】で死角からの【2回攻撃】をお見舞いするわよ!
【スーパー・ジャスティス】でパワーアップして猛スピードで飛び回ってチェルノさんと一緒に相手をひっかき回して隙が出来たところへチェルノさんの攻撃に合わせて【ダッシュ】してフルパワーの【ランスチャージ】!
「行くよ、チェルノさん!」
「OK! 攪乱は任せて!!」
全身黄金のオーラで覆った蜜香に合わせ、チェルノもまた自らをドローンで操らせて突撃する。相手がいかなる体術の使い手であろうとも、超スピードで一撃離脱を繰り返しながら、手数で攻めれば勝機はある。
「無限の書、蒐集開始、です」
同じくユメもまた、瞳を妖しく輝かせつつも、高速の斬撃で美咲へと迫った。が、美咲はそれらの攻撃を軽くいなすと、擦れ違い様に3人へ指先で軽く触れた。
「……っ!? な、なんですか、これは?」
最初に効果が現れたのはユメだ。なにやら、頭がぼんやりして、これ以上は攻撃できず。
「あれ、何だろこの熱い疼き……?」
同じく、チェルノもまた身体に異変を覚えるものの、今は攻撃の手を休めない方が大事だと、気を取り直して美咲に仕掛けるが。
「……今だよ、蜜香ちゃん!」
「よ~し……いっけぇぇぇぇっ!!」
チェルノの目潰し攻撃が決まったところへ、槍を構えて突撃する蜜香。それに合わせ、チェルノ自身も手にした暗器で、美咲の死角から襲い掛かる。
「……っ!? や、やるわね……。でも、私の目的は達成したわ」
衝撃に吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる美咲だったが、それでも彼女は笑っていた。見れば、なにやら猟兵達の様子がおかしい。攻撃を食らう瞬間、美咲は彼女達に、恐るべきスピードで淫紋を付与していたのである。
「え……? ちょ、ちょっと! チェルノさん!?」
「も、もうダメ……蜜香ちゃんへの想いが抑えられない……」
淫紋の力で、完全に我を忘れてしまったチェルノが、本能のままに蜜香へと襲い掛かった。抵抗しようとする蜜香だったが、彼女もまた淫紋を付与されていたために、身体が全くいう事を聞かず。
「あぁっ……ダメ、です♥️」
「んんっ! はぁぁぁん💕 もっと……もっとくらひゃぃぃぃぃ♥️♥️♥️」
ユメもまた触手に巻かれて好き放題に凌辱され、瑞莉に至っては、もはや男達の精を奪い取ることしか考えられなくなっている。
「あらあら、情けないわね。さっきの大口はどうしたのかしら?」
挑発するような笑みを浮かべる美咲だったが、彼女の言葉は既に猟兵達には届いていなかった。
「蜜香ちゃん、一緒に天国へ堕ちよ……?」
「う、うん……。気持ち良過ぎて……もう、どうでもいいかも……」
淫紋の力に屈し、そのまま堕ちて行くチェルノと蜜香。互いに服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿で抱き合い、その指先は背中から胸、そしてより大切な部分へと伸ばされて行き。
「あぁん💕 も、もう、本当に我慢できません……たっぷりと、この瑞莉の肉体をご賞味ください♥」
散々に男達から精を搾り取った後、瑞莉はその力を股の間に集結させて、美咲に全身を委ねてしまった。
「どうやら、もう完全に堕ちてしまったようね。だったら、あなたの集めたその力……全て、私に注ぎなさい」
これで更なる強化が見込めると、美咲は躊躇うことなく瑞莉のことを受け入れた。今までの戦いで負ったダメージも、彼女の集めた精を吸収してしまえば、回復することもできるはずだと。
「ん……ぁぁん💕 す、凄いですぅぅぅ♥♥ 本物じゃないのに、こんなに感じるなんてぇ♥♥♥」
「うふふ……女の子にしておくのが勿体ないくらいね。この短時間で、これだけ精を集められるなんて、あなた才能があるんじゃない?」
瑞莉のことを受け入れつつ、美咲は周囲の様子を見やる。どうやら、他の者達も、互いに限界が近いようだ。
「ん……ぁぁ……。チェルノさん……あたし、もう……」
「うん……一緒に……天国まで行こ……」
互いに互いを慰め合った結果、蜜香とチェルノは艶声を上げながらその場に力無く崩れ落ちた。同じく、触手に蹂躙されていたユメも、既に精神の限界であり。
(「蒐集、完了……。これ以上は……自分が、保てない、です」)
それでも、残された気力を振り絞って、自分の集めたデータを他の猟兵達へと送信する。彼女の操る淫紋の力。その効果と弱点を、自分なりに分析したものを。
(「データ、送信……皆さん、後はお願い、するです……」)
だが、それがユメの限界であり、彼女もまた触手と淫紋の力によって、完全に屈服されてしまった。そして、先程から美咲の後ろで腰を振っていた瑞莉にも、ついに限界の時が訪れた。
「ん……ぁぁ……はぁぁぁぁぁん♥♥♥」
精を集めて作った肉塊は溶解し、美咲の中へ本来の形となって放出される。それは、瑞莉の見せた最後の抵抗だったのかもしれない。もっとも、美咲は自らの胎内に異物を注がれながらも、どこか恍惚とした表情で、不敵な笑みを浮かべているだけだったが。
「ふぅ……少し、遊び過ぎたかもしれないわね。……さあ、あなた達。快楽に身を委ねた者として、改めて私に忠誠を誓いなさい」
そう言って美咲が指を鳴らせば、淫紋が妖しく輝き、猟兵達から更に正気を奪って行く。
「はい、美咲様……在原・チェルノは美咲様のもの……いやらしい忍者です……」
「あたしも、淫乱ヒロインです……。これからは、美咲様のために、戦います……」
チェルノも蜜香も、今や完全に美咲の下僕と成り果てていた。同じく、ユメもまた我を忘れ、邪神の信徒と成り果てた。
「美咲様、私はイヤらしい魔女、です。パパ達とたくさんエッチして、魂を邪神様に捧げ、ます。だから、可愛がってください……」
そのためには、この身体をどうされても構わない。完全に堕ちてしまった彼女達には、もはや美咲に抗う術もない。
猟兵を堕とした。念願叶い、満足そうに微笑む美咲。だが、その裏でユメが他の猟兵達にデータを送っていたことを、美咲は知らない。結果として淫乱ヒロインにされてしまった4人だったが、しかしユメが身を犠牲にしてまで送った美咲のデータは、後続の猟兵達にとって、大きな助けになったのである。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
成程、そういうことでしたかぁ。
とは言え、判明した以上は対処しますねぇ。
『攻撃を受けたら終わり』なら『当てさせなければ良い』でしょう。
【燦華】を使用、全身を『赤外線』に変換しますねぇ。
この状態であれば『光速での回避』に加え『狭い隙間』へ入ることも出来ますから、『回避』に専念すれば殆どの攻撃は防げますぅ。
位置関係上等で隙を見せましたら、『赤外線』の特性を生かし[カウンター]ですれ違いざまに焼きますねぇ。
そして『FBS』による斬撃と『FRS』による[砲撃]、『FCS』で弾頭を炸裂弾に変更した『FSS』による[爆撃]を重ね[範囲攻撃]、周囲の配下の方々共々一気に仕留めましょう。
波山・ヒクイ
いやじゃあああああ!!インライン戦士になぞなりとうないいいいい!!!
と、残党にがっちり取り押さえられ泣き喚いているわっちですこんにちは。
UC解除したら多勢に無勢で即捕まっちまって大ピンチ。
逃れる術もなく命乞いするわっちに対し、今まさに無慈悲に支部長の如何わしい感じの攻撃が炸裂し―
ようとする直前で間一髪、わっちは業火に変化して拘束をすり抜けちゃう!
…いや今思いついたとかじゃねーし?元々そういう作戦じゃし?さっきのは迫真の演技です演技
さて、それじゃお返しにわっちからHなプレゼントしちゃおうか
勿論HはHでも…HELLの方じゃがなああああああ!!
くらえわっちの怒りと悲しみを込めた…連続炎パンチ!!
●燃えろ! 変われ! そして焼け!?
猟兵をまとめて4人も落とし、調子に乗り続ける安藤・美咲。そんな彼女の眼前に、エージェント達に抑えられる形で、新たな猟兵が連れ込まれる。
「いやじゃあああああ!! インライン戦士になぞなりとうないいいいい!!!」
それは、控室での戦いを分身に任せ、クラブへと突入した波山・ヒクイ(ごく普通のキマイラ・f26985)だった。周囲の敵を軽く蹴散らしたは良いのだが、その後につい油断して分身を回収した結果、簡単に捕まってしまったのである。
しかし、それにしてもインライン戦士っていったい何だよ。どうにも勘違いしている部分もあるようだが、それはそれ。
「抵抗は止めなさい。さあ、あなたも私の力を受け入れて、素敵な淫乱戦士になるのよ」
ヒクイの腹に、妖し気な輝きを持った美咲の指先が迫る。あれに触れられたが最後、淫紋を付与され、文字通りの淫乱戦士に変えられて……しまわなかった。
「見惚れよ、わっちの華麗なるイリュージョン!」
「……え? あ、熱っ! ど、どうなってるの!? いったい、何が……」
美咲が触れようとした瞬間、ヒクイの身体が一瞬にして、燃え盛る鬼火へと変化したのだ。
それこそが、ヒクイの切り札であるユーベルコード。全身を炎に変えてしまえば、美咲はヒクイに触れることもできない。当然、淫紋を付与することもできず、彼女の攻撃手段は失われる。
「やるわね。咄嗟の判断で、私の攻撃を回避するなんて」
「……いや、今思いついたとかじゃねーし? 元々そういう作戦じゃし? さっきのは迫真の演技です演技!」
焼けた右手をさする美咲に、ヒクイは真っ向から否定した。どこまで本当かは分からないが、まあ、そういうことにしておこう。
兎に角、これで相手は、迂闊に攻撃できないはず。現に、淫紋の付与が不可能になった美咲は、残るエージェント達に攻撃を任せる他になく。
「自らの身体を炎に変えるとは、やってくれるわね」
「でも、これまでよ。あなたが炎なら……こっちは消火器で炎を消してあげるわ」
店に備え付けられた消火器を片手に、エージェント達がヒクイに迫る。しかし、消火剤を噴霧しようとした瞬間、今度はどこからともなく飛来した砲弾が、次々にエージェント達のことを吹き飛ばした。
「……成程、そういうことでしたかぁ。とは言え、判明した以上は対処しますねぇ」
そこにいたのは、夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)だった。先の砲撃は、彼女の操る浮遊砲台によるものだ。
これでもう、女エージェントの生き残りも存在しない。後は美咲を叩くだけだが、しかし美咲もまだ諦めてはいない。
「あなたも猟兵ね。その豊満な身体……是非、我が教団の神体としていただきたいものだわ」
どうせなら、精を司る神器として、男達の慰み者にしてやろう。今度はるこるに狙いを定め、淫紋を付与せんと迫る美咲だったが……先のヒクイ同様、何故か彼女の攻撃は、るこるの身体を擦り抜けてしまった。
「大いなる豊饒の女神、その象徴せし欠片の一つを我が身へ」
「な、なんですって!?」
絶対に避けられない間合いからの攻撃を避けられ、美咲の顔に焦りの色が浮かぶ。
いったい、これはどうなっている。ヒクイとは異なり、るこるの身体は、炎になったわけではないというのに。
「『攻撃を受けたら終わり』なら『当てさせなければ良い』でしょう? あなたの技は、もう通用しませんよぉ」
なんと、るこるは豊穣神への祈りによって、自らの肉体を赤外線へと変えていたのである。当然、光に触れることなど不可能であり、淫紋の付与も行えない。仮に触れる手段があったとしても、そもそも今のるこるは光の速度で移動できるため、その動きを視認することさえ不可能である。
「さて、それじゃお返しに、わっちからHなプレゼントしちゃおうか……。勿論、HはHでも……HELLの方じゃがなああああああ!!」
完全に技を封じられた美咲へ、怒り心頭のヒクイが全身を燃やしながら突撃して来た。肉体が鬼火と化している以上、殴ろうと蹴ろうと、彼女は決して止まらない。それどころか、反撃で身体を焼かれてしまうので、迂闊に近づくことさえ死を意味する。
「くらえ! わっちの怒りと悲しみを込めた……連続炎パンチ!!」
「うぅ……こ、このままでは……」
今までの状況から一変して、押される美咲。淫紋と性技を武器とする彼女だが、しかし相手が肉体を持っていなければ、その力は存分に発揮できないのだ。
「こちらも行きますよぉ。そ~れ、赤外線攻撃ですぅ」
「……え? きゃぁぁぁっ! あ、熱ぃぃぃっ! か、身体が……焼けるぅぅぅ
……!!」
おまけに、全身を赤外線と化したるこるまで突っ込んで来たことで、美咲は文字通り全身を焼かれてしまう始末。ボディスーツから黒い煙が立ち上り、髪の毛も焼け焦げでボロボロだ。
「うぅ……そ、そんな馬鹿な……。私の技が……通用しない者がいるなんて……」
信じられない。そんな様子で、驚愕の表情を浮かべる美咲。だが、彼女への仕置きは、まだこれからだ。今まで散々に人の身体を弄んで来た罪を、この場で支払ってもらうことにしよう。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
露木・鬼燈
こいつの攻撃…全て淫紋!
これ、男でも刻まれちゃうの?
脳みそトコロテンの理由はこれかー。
マジでヤバいな!
こーゆー時は回避重点でカウンターで攻撃を加えていこう。
敵の攻撃は基本回避、無理な時は弾いて斬り返すですよ。
更に念動で棒手裏剣を投擲して攻撃の出を潰すとかも有効なはず。
ふむ…敵の攻撃の性質を考えて保険をかけておこうか。
淫紋を刻まれたくはないけど相打ちに持っていけるようにね。
<感覚同調之呪>
まぁ、この保険が役に立たないまま倒せれば一番だけどね。
まともに戦えなくなったら…覚悟を決めよう。
媚薬を自ら飲むことで脳みそトコロテンそうな快楽を増幅する!
これを増幅して送り込まれる敵はただでは済まないはず。
キング・ノーライフ
アドリブ可
予知はともかく、組織への情報は怪談にある「全員消える話を伝えたのは誰だ」という話か。引っかかってた所が解消されたから存分にやるとしよう。
とはいえ迂闊に近づいたら攻撃を食らいかねん。
ならば有る物を使って対処していくか、生き残ったエージェントを【敵を盾にする】で使ったり、【王の誘惑】で陥落させてけしかけたりして隙を伺いつつ戦っていくか。一人一人は勝てんでも数が居れば邪魔にはなる、そこを突く。ただ殴り合いではない方向に行きそうだが。
可能ならば王の誘惑も含めた全【誘惑】を使ってひと時でも支部長を堕とせるか試してみたい所ではあるがな。
●女がダメなら
猟兵達を篭絡させて、新たなるUDCとして改造する。そんな安藤・美咲の企みは、反撃に転じた猟兵達の猛攻によって、早くも崩壊し始めていた。
「まったく、なんてやつらなの……。ダンスで力を得た状態でも、ここまで追い込まれるなんて……」
数名の女猟兵を堕としたものの、気が付けば自分の方が追い込まれているという状況。いったい、何故にこうなってしまったのか。黒焦げ状態のまま、美咲は己の失態の原因を考えて。
「……そうだわ! そもそも、最初から女ではなく、男を狙えば良かったのよ!」
辿り着いた結論は、女より先に男を攻略するということだった。
そもそも、パパ活邪神教団の支部長である自分にとって、本来の誘惑対象は男である。女はあくまで勧誘対象であり、性技を以て下僕にはできても、女の武器で篭絡はできない。
だが、相手が男なら話は別だ。なにしろ、女としての自分の武器は使いたい放題。ここで男を堕とせなければ、パパ活邪神教団支部長の名が廃るとばかりに、美咲は男達に目を向けた。
「げっ!? もしかしなくても、こっちを狙ってるっぽい!?」
自分が狙われていることを察し、露木・鬼燈(竜喰・f01316)が思わず飛び退いた。接近戦を得意とする鬼燈だが、相手の技が技なだけに、下手に近づけば碌な目に遭わないと知っているのだ。
「だが、これはチャンスでもあるな。引っかかってた所が解消されたから、存分にやるとしよう」
その一方で、キング・ノーライフ(不死なる物の神・f18503)は今回の事件における不可解な点が解消され、なにやら独りで満足していた。
よくある怪談話に、関係者や目撃者が全員死亡して終わるものがある。では、誰がその話を伝えたのかと聞かれれば、それは恐らく怪談の主役でもある怪異の大元。自ら噂をバラ撒くことで、好奇心に釣られてやって来る人間を、次なる獲物にするのが目的だ。
今回の事件など、正にそれの典型だろう。要するに、UDC組織に情報を流したのは他でもない美咲。哀れな女エージェント達は、美咲が猟兵をクラブに誘き寄せるための餌としても使われたということか。
兎にも角にも、疑問が解消された以上は、もはや手加減する必要もない。もっとも、キングの能力は間接的な効果に留まるものが多いので、直接的な暴力で相手を潰すのは難しい。
果たして、この状況で、いかにして美咲からの誘惑を耐え切るか。彼らの中に刻まれた、理性の強さが試される時が来た。
●男を狙ってもダメでした
女がダメなら男を狙え。そんな無茶苦茶な理屈から襲い掛かって来る美咲を前に、鬼燈は攻撃を捌きながら逃げ回るのが精一杯。
「こいつの攻撃……全て淫紋! これ、男でも刻まれちゃうの?」
「うふふ……そうよ♪ さあ、今からあなたを本能のままに、女を襲う獣にしてあげるわ」
妖艶な笑みを浮かべながら、美咲が迫る。そんな彼女と視線があった瞬間、鬼燈の背に嫌な汗がいくつも流れた。
そういえば、UDC組織の男性エージェント達は、全員が脳みそをトコロテンにされた挙句、精神病院送りにされていたはず。つまり、一度でも彼女に淫紋を付与されたら最後、自分も似たような末路を辿ることを意味している。
こいつはヤバい。マジでヤバい。絶対に近づかれてはならないと奮闘する鬼燈だったが、そちらに集中しているためか、なかなかカウンターを入れる余裕がない。
「往生際の悪い子ね。それじゃ……そっちのあなたは、どうかしら?」
投げ付けられた棒手裏剣を軽々と弾きつつ、美咲は狙いをキングに変えた。鬼燈とは異なり、彼は一見して体術の類を極めている様子はない。そう、判断してのことだろうが。
「……甘いな。そちらの攻撃を防ぐ盾など、そこらにいくらでも転がっているぞ」
倒されたエージェント達の身体や、果ては一般の教団信者までも盾にして、キングは美咲のことを近づけない。当然、満身創痍の状態で追加の淫紋など付与された者は瞬時に絶頂して死んでしまうが、それはそれ。元より、エージェント達は人間に戻れないのだし、せいぜい最後に肉の壁として役立ってもらおう。
「はぁ……はぁ……。な、なんで……どうして、こちらの攻撃が……」
何度仕掛けても避けられ続け、だんだんと美咲の息が上がって来た。儀式によって力を得ているとはいえ、自分だけ動き回っているという現状は、彼女の体力を加速度的に削って行き。
「そろそろ頃合いだな。……さあ、王の物になるがよい」
相手のペースが落ちて来たところで、キングが持てる全ての力を使った誘惑を発動させる。が、そこは腐ってもパパ活教団の支部長。全神経を集中させて、キングの誘惑に抗ってみせた。
「くっ……ま、まだよ……私は支部長、安藤・美咲……。この程度では、屈しないわ……」
額に脂汗が浮かんでいるが、それでも常人なら瞬く間に堕ちているであろう誘惑行為に耐えるだけでも規格外。まあ、相手は既に人を辞めた存在なので、このくらいが限界だろう。具体的に弱点を攻めるなどすれば、また結果は違ったかもしれないが。
「隙ありなのです! ……そこっ!!」
気合いで耐える美咲の背後から、待っていたとばかりに鬼燈が斬り掛かる。このまま刃を振り降ろせば、間違いなく首を刎ね飛ばせる間合い。それでも、美咲にも意地というものがあるのか、振り向き様に鬼燈へ向けて脚を伸ばし、済んでのところで蹴り飛ばして来た。
「……っ! や、やったわ! うふ……あははは!!」
胸元を大きく斬り裂かれながらも、勝ち誇ったように笑う美咲。見れば、鬼燈の身体には、蹴られた個所に奇怪な紋様が浮かんでいる。
「ふふふ……これでもう、あなたは異性を見たら襲いたくて堪らなくなる淫乱な獣よ。さあ、本能のままに、味方を襲って屈服させなさい」
美咲の言葉と共に、輝き出す鬼燈の淫紋。しかし、これで黙ってやられる鬼燈ではない。付与されたものは仕方がないと割り切って、小瓶を取り出し中の液体を飲み干すと……不可視の弾丸を美咲に放ち、その身体を糸で繋いだのだ。
「……人を呪わば穴二つ、みたいな?」
「え? ちょ、ちょっと、なによこれ……はぁぁぁぁん❤」
何故か、その瞬間にいきなり悶え始める美咲。いったい、これは何が起きたのか。理解不能の現象に美咲が混乱する中、鬼燈は不敵な笑みを浮かべて、先程中身を飲み干した小瓶を指差した。
「これは……媚薬なのですよ……。そして……この糸は……僕の感覚を……90倍近くにして……そちらに送り込むのです……」
なんと、鬼燈は美咲の淫紋を逆手に取って、その快楽を数十倍にまで増幅した挙句、全て美咲へと送り込んだのである。
「やぁ……❤ あぁ……だめ、だめぇぇぇ❤❤ こんなの……無理……止まらな……ぁぁぁぁん❤❤❤」
こうなっては、さすがのパパ活邪神教団支部長も形無しである。キングの誘惑に耐えるべく、全ての精神力を結集させていた美咲にとって、鬼燈から送り込まれる凄まじい快楽の奔流は、彼女の心を結界させるのに十分だった。
「ぁぁ……いゃぁぁぁぁぁん❤❤❤」
身体をよじらせ、ついに美咲は全身を痙攣させて崩れ落ちた。それを見た鬼燈は満足そうに笑みを浮かべると、自身もまた快楽に身を委ね、泥の中に沈むかの如く崩れ落ちた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
黒沼・藍亜
確かに大物だけどあの色狂いのパ活教団っすか……
アイツら元々大っ嫌いなんすよね
アイツで警戒すべきは何より淫紋付与、だからアイツとか他の連中の接近には足元から出した触腕で《武器受け》したり《捕縛》した《敵を盾にし》て、反撃で追い払うっす。
同時に周囲のスケベ要員へと記憶消去、捕縛用ワイヤー、鎮圧用ゴム弾での無力化を。ラッキースケベもボクじゃなく「粘性弾性形状自在、男女種族関係なく相手でき精を啜り落とし子孕む触腕」に相手させるっす
所でアンタ、さっき触腕が「当たった」っすよね?
……【簒奪者の揺り籠】。攻撃時付着させたUDCの分体がその命と能力を奪い弱らせてゆくボクのUC。
もうアンタの好きにさせないっすよ
●それに触れてはいけない
今回の事件は、元から邪神教団の罠だった。それを知った黒沼・藍亜(人間のUDCエージェント・f26067)は、思わず嫌悪感を隠し切れずに呟いた。
「確かに大物だけどあの色狂いのパ活教団っすか……アイツら元々大っ嫌いなんすよね」
人の性を弄び、人生を狂わせ命を冒涜する教団。間違っても、好きになれそうにない相手だ。しかし、迂闊に仕掛ければこちらも酷い目に遭い兼ねないため、ここは慎重に対処せねばならない。
(「アイツで警戒すべきは何より淫紋付与。だったら……」)
既に色々と疲弊していた美咲は、もはや取り巻きさえ存在していない。余計な手間が省けたのは幸いだとばかりに、藍亜は自身もまたUDCを召喚する。
「あら? あなたも触手を操るのね。ご同類かしら?」
「やめて欲しいっす。アンタと一緒にされたくないっすよ」
挑発的な笑みを浮かべる美咲に、藍亜は吐き捨てるようにして言い切った。もう、問答をしている時間さえ惜しい。こうなったら、さっさと決めて早々に終わりにしてやろう。
捕縛用のワイヤーと、鎮圧用のゴム弾を、藍亜は美咲に向けて躊躇うことなく発射した。当然、美咲とて腐っても支部長故に、その程度の攻撃など軽々と避けられてしまうが。
「おっと! 本命はこっちっすよ」
淫紋を付与しようと仕掛けて来た美咲に、藍亜の呼び出したUDCの触腕が触れる。ほんの一瞬、掠めるような動作ではあったが、その時点で藍亜は勝ちを確信した。
「所でアンタ、さっき触腕が『当たった』っすよね?」
「そうよ。それがどうし……なっ!?」
突然、力を失い崩れ落ちる美咲。そう、これこそが、藍亜の切り札。攻撃時に付着させたUDCの分体が、相手の命を力を奪うもの。
これでもう、相手は満足に力を発揮できないはず。徐々にだが確実に、美咲は猟兵達よって追い詰められつつあった。
大成功
🔵🔵🔵
フレミア・レイブラッド
わたしも可愛い子を可愛がったりとかは嫌いじゃないけど…貴女はよっぽどそういう事が好きみたいね。
以前、貴女みたいな邪神の巫女や支部長と戦った時、同じ方向性で戦って失敗したのよね。
だから…今回はちょっと方向性を変えてみようかしら
貴女を「清楚」にしたらどうなるかしらね♪
「清楚でエッチなお姉さんは好きですか?」の「清楚の化身」のワンピース姿へ変化。
【清楚の福音】で攻撃を回避しながら敵の動きを【見切り】、【念動力】で敵の動きを捕縛。その隙に【清楚覚醒】で「清楚神」に強化し、全力の清楚な一撃を叩き込むと共に、更に【お前も清楚になるんだよ!】でワンピースを着せて、彼女を清楚にするわ!
…清楚って何かしら?
●さあ、清楚になるがいい?
猟兵達を改造するどころか、気が付けば自分が追い込まれていた安藤・美咲。だが、それも自業自得だろうと、フレミア・レイブラッド(幼艶で気まぐれな吸血姫・f14467)は彼女に冷たい視線を向けつつ呟いた。
「わたしも可愛い子を可愛がったりとかは嫌いじゃないけど……貴女はよっぽどそういう事が好きみたいね」
もっとも、その方向性が違い過ぎる故に、互いを理解できるとは思えない。現に、この教団の支部長や巫女を相手にした時は、常人と同じ価値観の持ち主だと勘違いし、随分と苦戦させられた。
ならば、今回は少々趣向を変えさせてもらう。そう言うが早いか、フレミアは相手が動くよりも先に、堂々と切り札を発動させた。
「骸の海で眠るその異形、その能力……我が肉体にてその力を顕現せよ!
瞬間、彼女の身体が光に包まれたかと思うと、白いワンピースが装着される。以前、彼女が倒したUDC、『清楚の化身』の力を具現化したものだ。
「さて、貴女を『清楚』にしたらどうなるかしらね♪」
相手が淫乱大好き女であれば、清楚にされたらどのような反応を示すのか。意地悪そうな笑みを浮かべるフレミアに対し、美咲も負けじと淫紋を付与すべく仕掛けるが。
「……甘い!」
攻撃の軌道を見切ると同時に、フレミアは念で相手の動きを一瞬だけ封じ、その間に清楚神の力を相手の身体へと注ぎ込んだ。その途端、美咲もまたワンピース姿へと変貌し、途端に顔を赤らめ始め。
「ああ、なんてこと! こんな格好にされては、もう堂々とエッチなことはできないわぁ♥」
だから、今からお前達全員を、ムッツリ清楚に変えてやろう。なんとも斜め上の展開に、フレミアは頭を抱えざるを得ず。
「えっと……清楚って何かしら?」
いや、そもそもムッツリ清楚ってなんだよ。相手の動きを封じたものの、思わず盛大に溜息を吐いた。
大成功
🔵🔵🔵
相馬・雷光
端っから罠だったワケね
ポールダンスなんてバカな事をと思ったけど、確かにダンスの熱狂による精神の解放は昔から宗教儀式によく使われる手法ね
日本でも岩戸隠れを破ったアメノウズメの踊りは有名だし
とかそれっぽい会話で気を惹いて銃のカートリッジを交換する【時間稼ぎ】
充電完了したらいきなり雷撃弾をぶっ放す!
激しい撃ち合いの末に下腹部に淫紋を付与される
お尻は慣れてても、純潔を守っているが故に胎の奥へ直接響く強烈な快楽には不慣れで抵抗できない
ビクビクと身悶えして快楽堕ち――する寸前に真の姿に変身!
淫紋の形が書き換えられる
神々の王インドラには、邪神としての側面もあるのよ!
【帝釈天降魔砲】! まとめて消し飛べッ!
●雷帝降臨
猟兵達との度重なる戦闘によって、気が付けば美咲は随分と情けない恰好になっていた。
頭には槍が突き刺さり、何故か恰好はワンピース。おまけに性格まで弄られており、どうにも意味不明な状態にさせられている。
そんな美咲の前に降り立ち、相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)は銃のカートリッジを交換しつつ、美咲の出方を窺うようにして語り掛けた。
「端っから罠だったワケね。ポールダンスなんてバカな事をと思ったけど、確かにダンスの熱狂による精神の解放は昔から宗教儀式によく使われる手法ね」
古来より、日本でも岩戸隠れを破ったアメノウズメの踊りは有名だ。なにやらそれっぽい会話をしつつ銃弾の補充を済ませると、そこから始まるのは激しい銃撃と、それに対する美咲の攻撃の押収だ。
「……やるわね! そんな状態でも、私と互角にやり合うなんて……」
「甘く見られたものですわね。この姿であっても、あなたをムッツリ清楚にするくらいは容易いですわ」
どうにも突っ込みどころ満載な言葉で返して来る美咲だったが、それはそれ。彼女の実力は確かなものであり、電撃弾の一発や二発、食らったところでは怯まない。ワンピースをボロボロにされながらも……いや、むしろボロボロにされたからこそ、美咲は本来の力を取り戻し、擦れ違い様に雷光の腹に淫紋を刻んで来た。
「ん……ぐ……あぁぁぁぁ♥」
途端に雷光の中に流れる凄まじい快楽の奔流。尻を弄られることには慣れていた彼女だが、その分だけ胎内は無垢であり、そちらへの耐性は全くなかったのである。
「ん……うぅ……はぁぁぁ……♥」
全身を痙攣させながら快楽に耐えるも、このままでは間違いなく堕とされる。勝ち誇った様子で笑みを浮かべる美咲だったが……しかし、次の瞬間、雷光の身体に黒い稲妻が迸ったかと思うと、彼女は何事もなかったかのようにして立ち上がり、特大の雷撃弾を美咲にお見舞いした。
「因陀羅耶莎訶! 帝釈天降魔砲!!」
「なっ……! そんな馬鹿な!?」
淫紋の形が書き換えられたことで、驚愕する美咲だったが、もう遅い! 雷光が自身の身体に降臨させた神。それは神々の王であるインドラ神。彼の神には邪神としての側面もある故に、美咲の淫紋を上書きする形で、雷光に力を与えたのだ。
「神々の王インドラには、邪神としての側面もあるのよ! まとめて消し飛べ!」
「きゃぁぁぁっ!!」
電撃の奔流に飲み込まれ、美咲は悲鳴を上げながら、全身を焼かれて吹き飛んで行った。
大成功
🔵🔵🔵
ルトルファス・ルーテルガイト
【ファブル】(お色気歓迎、ラスト希望)
…やっぱりパパ活教団じゃねぇか、何処までしぶとく残るんだ……!
……野放し出来ないと、ほとんど残っていない様な
気力を振り絞り、剣を振るうのだが……力が出ず。
ヘザー達が淫紋を貼られた挙句自分は特に『重要な素体』と
全身に淫紋を貼られ、脳みそを壊しかけながらヘザー・アカネ達を
襲い、襲われて……。
……然し、ヘザーに援護され、アカネにエネルギー渡され
ロベリアに薬(回復剤)飲まされ、美咲が最後に頂こうと
体重ねてきた所で、『UC』によるトランス化。
無意識に美咲の生命を喰らった(生命力吸収)後
美咲の存在の核に剣を突き立てて、止めを刺す。
……思い通りには……、させ……ない。
高坂・茜
【ファブル】(アドリブお色気歓迎)
……素質って、どうせ女の子を誑かして人生と体を弄んで
都合良い様にするだけでしょ、昔の私みたいに。
アンタみたいなのが、世の中にはびこるから……!
っていきり立つけど、貧血(UCの代償)で戦いにすらならず
衝動の淫紋を刻まれ、快楽に抵抗が出来なくなり……。
ヘザーちゃんごめんなさい!❤パパごめんなさい!❤
私、ヘザーちゃんに引き裂かれてもいい、蹴り殺されても良い!❤
だけど、気持ちを裏切る事なんて……出来ない!❤
と、衝動の儘にパパを求め、パパにサレるのも受け入れ……。
襲われながら……、自分の残ったエネルギーをパパに渡す。
負けないで……、『私が愛した剣士様❤』!
ロベリア・アナスタシア
【ファブル】(アドリブお色気歓迎)
アハン❤自分で自分のお薬使う事になっちゃった……❤
もぅ、酷い事するわねぇ♪(でも嬉しそう)
私の脳みそをところてんにする位に気持イイ事なんてあるの?
ってチョット小馬鹿にしたら、何時の間にか淫紋貼られて。
元より欲情ばかりの女ゆえに、快楽に抵抗する気もなく受け入れ
マスター達を魅力的に感じ、自分から襲いに向かっちゃう……❤
ごめんなさぁい、もう我慢きかなぁい!❤
……なんて淫楽を楽しみながら、本命は【UC】で作った
「回復剤」をこっそりマスター達に飲ませて回復+強化♪
……あまり興味ないけど、作れない訳じゃないのよ?
マスター、この薬代は高くつくので……後でヨロシク❤
ヘザー・デストリュクシオン
【ファブル】
やっぱりパパ活なの!
つかれたけど…父親名のるやつ嫌いだし、ルトルファスくんのためにも壊すの!
じゃまなやつは他の人にまかせて、ボスにダッシュで近づいて捨て身の一撃!
ん?なんかつけられた?
…みんなすてき。すてきだけど、それが何?
あ、ちょっとアカネちゃん?!相手の気持ちをむししちゃダメ――ってルトルファスくんに襲われた?!
にゃうっ❤る、ルトルファスくんっ、しっかりして!んんっ❤…このままじゃ、敵を壊せないの…!
…しかたないの…!
えっちなことするふりしてルトルファスくんをUCで回復するの。
あとは、まかせたの…!
アカネちゃんとロベリアちゃんも、つかれてるなら回復するの。
●託された力
猟兵を改造するどころか、気が付けば自分がボロボロにされていた美咲。雷撃で全身を黒焦げにされ、その姿はもはや見る影もない。が、それでも彼女は諦めることなく、ついに最後の賭けに出た。
「こ、こうなったら、あの男だけでも……彼だけでも『回収』しなければ……」
そう言って美咲が目を付けたのは、他でもないルトルファス・ルーテルガイト(ブレード・オブ・スピリティア・f03888)だった。彼はパパ活邪神教団から要注意人物として認識されており、故に美咲にとっても最高の獲物だったのである。
「……やっぱりパパ活教団じゃねぇか、何処までしぶとく残るんだ……!」
そんな美咲に、呆れたような視線を送るルトルファス。同じく、高坂・茜(『再誕』の邪神少女…?・f26743)やヘザー・デストリュクシオン(白猫兎の破壊者・f16748)もまた、美咲の存在は許せないようで。
「……素質って、どうせ女の子を誑かして人生と体を弄んで、都合良い様にするだけでしょ、昔の私みたいに。アンタみたいなのが、世の中にはびこるから……!」
「やっぱりパパ活なの! つかれたけど……父親名のるやつ嫌いだし、ルトルファスくんのためにも壊すの!」
既に満身創痍な状態であったものの、二人とも瞳は死んでいない。唯一、ロベリア・アナスタシア(『快楽』と『影』と『媚薬』を司る美魔嬢・f23913)だけは、未だ快楽の淵に沈んでいたが、それはそれ。
「……言ってくれるわね。でも、あなた達を堕とすこと力くらいは、まだ残っているのよ?」
不敵な笑みを浮かべ、美咲がゆっくりと立ち上がる。次の瞬間、彼女が4人の脇を走り抜けると同時に、その腹には既に彼女の得意とする淫紋が施されていた。
「え……? な、なに、これ……?」
「んっ……か、身体が……♥」
ヘザーも茜も、全身に迸る快感を前に、成す術もなく崩れ落ちて行く。それだけでなく、ルトルファスまで欲望の虜にされた挙句、ついには茜へと襲い掛かり。
「くっ……す、すまん、茜……」
「ヘザーちゃんごめんなさい! ❤パパごめんなさい!❤ 私、ヘザーちゃんに引き裂かれてもいい、蹴り殺されても良い!❤ だけど、気持ちを裏切る事なんて……出来ない!❤」
ついには、その場で互いに交わり始めてしまう始末。服を脱ぎ、その肌へと指を這わせ……こうなってしまうと、もう止まらない。
「あはは……みんなすてき。すてきだけど、それが何?」
その一方で、ヘザーはヘザーで完全に呆けた表情のまま、ルトルファスへ近づいて行き。
「あ、ちょっとアカネちゃん?! 相手の気持ちをむししちゃダメ……にゃうっ❤ る、ルトルファスくんっ、しっかりして!」
残された最後の気力で説得を試みるも、身体は正直だ。ルトルファスの手が彼女の胸に触れた瞬間、痺れるような快感に襲われ、もう何もかもどうでもよくなって行く。
「んんっ❤ ……このままじゃ、敵を壊せないの…! ……しかたないの……!」
覚悟を決め、ヘザーは腰をかがめると、ルトルファスへ優しく舌を這わせた。さすがに、これはルトルファスにも刺激が強過ぎたようで、彼の身体が一瞬だけだが激しく振るえ。
「くっ……へ、ヘザー!? それは……」
「ぺろぺろ……元気になった?」
そんなルトルファス達の絡みを見て、我慢の限界に達したのだろうか。ついには自分で自分を慰めていたロベリアまで、ルトルファスに襲い掛かって来た。
「あはん♥ ごめんなさぁい、もう我慢きかなぁい!❤」
「ま、待て、ロベリア! さすがに、三人同時は……んぐっ!?」
ロベリアの口で口を塞がれ、ついには何も言えなくなるルトルファス。口移しで何かを飲まされたかと思えば、今度は茜の指先が彼の胸元を刺激し、果てはヘザーの舌が下半身に伸ばされた。
「う……ぁぁぁ……くぅ……」
そのまま力尽き果てる……と、思われたが、しかしそれは間違いだった。
「……助かったぞ、3人とも。後は任せてくれ」
先程までとは違い、何故かルトルファスは全回復していた。そう、実はヘザー達は、単にエッチなことをしていたわけではない。彼女達は自らのユーベルコードを以て、ドサクサに紛れてルトルファスを回復していたのだ。
「ルトルファスくん、あとは、まかせたの……!」
「マスター、この薬代は高くつくので……後でヨロシク❤」
「負けないで……、『私が愛した剣士様❤』!」
それぞれの声援を受け、立ち上がったルトルファス。その瞳に迷いはなく、その手に握られた剣は、寸分狂わず美咲の胸元を貫通し。
「……思い通りには……、させ……ない」
「……がっ! そ、そん……な……」
猟兵を改造し、邪神に捧げるなどといった冒涜的行為。それを成そうとした教団幹部は、しかしルトルファスの手によって、ここに討ち取られたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
最終結果:成功
完成日:2020年11月11日
宿敵
『『パパ活邪神教団・支部長』安藤・美咲』
を撃破!
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