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これが全て、これが望み(作者 龍真 神
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#UDCアース  #UDC-HUMAN  #シリアス  #ダーク  #プレイング受付中  #お任せプレイング可 


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●壊れたモノ

 奪われた、失った……失意の中で女性は、空っぽになった心と頭のまま深夜の繁華街を歩く。
「ここ、は……?」
 古びた電灯が明滅しながら道を照らしており、コンクリートで作られた新しく小さな橋の上に立っていた。
 流る川の音に、時々ぽちゃんと川に小石が落ちた様な音が響く。
「もう、終わり……意味、なんて――」
 女性は身を乗り出して、小さな川へと落ちようとしていた。
『それで良い。写本の魔導書にさえ読んでも分からぬ。だが、弱った心の持ち主を此処まで連れてくるのは容易、である』
 パタン、と黒皮で出来た本を閉じると“写本・魂喰らいの魔導書”は、口々に言いながら目の前で人間がUDCへと変わるのを見詰める。

『さぁ、こちら側へ……』
 喉でクックッと笑いながら、電灯の線が切れたのであろう闇に支配された世界で女性は、川へ身を投じた。


●グリモアベース

「皆様、お集まりいただきありがとうございます。さて、巷で騒がれいる“人がUDCへと変貌する”事件が予知されました」
 穏やかな笑みを浮かべたままロイド・テスタメント(全てを無に帰す暗殺者・f01586)は言うと、UDCアースを画面に映しながら今まであった事件の例を映しながら説明を始める。
「この事件の発端は、同じ人間が誰かを弱らせ、陥れ、ボロボロにしてしまう――所謂、UDCへ変貌する程の仕打ちをして楽しむ者たちの所為です」
 ロイドは小さく息を吐くと、地図と写真を映し出しながら説明を続ける。
「予知では、この場所で人がUDCへと変貌します。変貌しているからと言って、倒すしか道がないワケではありません。人に戻せる可能性が残っております」
 灰色の瞳に猟兵を映すと、ロイドは真剣な表情で見つめた。
「本当に可能性です。早く倒せば、という条件となります。そして、変貌させた現況をどうするかも皆さんの判断にお任せしましょう。あくまで、制裁ですので命を奪うなんて行為はしないようにお願いします。それでは、皆様いってらっしゃいませ」


龍真 神
 オープニングに目を通して頂きありがとうございます。
 龍真 神(タツマ シン)と申します。
 よろしくお願いします。

 久しぶりのUDCアースのシナリオです!
 3章の日常のみロイドは同行出来ます。

 最低限の文字数でも、ステータスシートを見ながら書かせていただきますので、『まだよく分からないけど、シナリオ参加したい!』という方でも遠慮せずにご自身の文で書いて送って下さい。
 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『写本・魂喰らいの魔導書』

POW ●其方の魂を喰らってやろう
【複製された古代の魔術師】の霊を召喚する。これは【触れた者の絶望の記憶を呼び起こす影】や【見た者の精神を揺さぶる揺らめく光】で攻撃する能力を持つ。
SPD ●その喉で鳴いてみせよ
【思わず絶叫をせずにはいられないような幻覚】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ ●魂の味、これぞ愉悦
自身の肉体を【触れる者の魂を吸い脱力させる黒い粘液】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
👑11 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


スラーヴァ・ネスピ
【共闘・アドリブ歓迎】
UDCが人に戻る…にわかに信じがたい話ね。けど依頼は依頼。受けた仕事は確実にこなすわ。

ファーストターゲットはどの行動も時間を掛けると厄介なものばかり、依頼主のオーダー、『人に戻す』事も考慮すれば短期決戦が最適と判断。
私は戦闘知識、瞬間思考力、2回攻撃を発動して九死殺戮刃を行使、こちらに被害が出る前に一気に畳み掛けるわ。
まあ、その際に誰かに傷をつけてしまうかもしれないけれど。
許してとは言わないわ、任務達成の為にも、私が生きる為にも、必要なこと事だから。


アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


●変わった事実、変えた現実

 目にする、人が己の命を己の手で奪い、そして――UDCになり果てるその瞬間を。
「にわかに信じがたい話ね。でも、それを見てしまったからには、見捨てるワケにはいかないね」
 表情に出さないが哀れむ様な視線を向けながらスラーヴァ・ネスピ(トゥマヌ・ルダ・f29886)は、腰から“三十四式コンバットナイフ・カスタム”を引き抜いた。
 しかし、スラーヴァよりも先に風を身に纏っているかのように燃えるような赤い髪を靡かせながらアメリア・イアハッター(想空流・f01896)は、エメラルドの様な緑色の瞳に“写本・魂喰らいの魔導書”を映した。
「その喉で鳴いてみせよ――」
 写本・魂喰らいの魔導書が連れている男が呟くと、赤い装丁が施されているハードカバーの魔導書が開きパラパラと激しくページを捲る音が響いた。
「ムダよッ! 風が教えてくれたわ!」
 音も無い幻影、瞼を閉じて惑わされずに風の音でオブリビオンの方へ素早く近づき、宇宙バイク“エアハート”で無差別攻撃を避ける。
「(数は多いけれどもっ、これで一気に減らしてやるよ)」
 スラーヴァのサフイアの様に青い瞳が妖しく光を放ったかと思えば、三十四式コンバットナイフ・カスタムを振るい無数の白刃が写本・魂喰らいの魔導書を切り刻む。
「ごめんね」
 と、スラーヴァが言うとアメリアは、三十四式コンバットナイフ・カスタムをエアハートで軽く受け流す。
 生きることが先決であるスラーヴァ、ユーベルコードによって寿命が奪われて救える命が減るのを恐れて代償を避ける為にも仲間を攻撃するしかなかった。
「気にしないで、私はスラーヴァちゃんをサポートする為に来たのよ」
 赤いカウボーイハットの鍔を人差し指で上げると、アメリアはニカッと笑みを浮かべながら言った。
「私が囮にもなるし、スラーヴァちゃんのユーベルコードの代償は受けてあげる。だから、あのオブリビオンの群れを蹴散らしてやろうよ!」
「はい。ご迷惑をお掛けしますがお願い」
 アメリアの言葉を聞いたスラーヴァは、内心胸を撫で下ろすとエアハートで駆け出すアメリアの背を追いかける様に駆け出した。

 私が、UDCになってしまった人を助ける、と――
成功 🔵🔵🔵🔵🔴🔴

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】

……フン。
お膳立てが済んでから動くような、
三下に用はないんだよ。
その一押しが必要か不要かはこの際置いておく。
アタシが許せねぇのはな……
そうやって尻馬に乗ろうとするお前らの泥棒根性だよ!

憤りのままに、サイキックの『念動力』を紡ぎ上げ。
『属性攻撃』の『オーラ防御』として、
アタシの周囲に球状の膜として作り上げる。
ああ、そうさ。
御託はいらねぇ、邪神の眷属はぶっ潰す。
【嵐裂く稲妻】となったアタシを、
粘液になっただけで止められるなら止めてみろ!
駆け抜けるまま、暴れ回るまま。
『範囲攻撃』の如くに『ダッシュ』で周囲を蹂躙する!


●祓え、伸ばすべき手

 まわりくどい、と女が呟いた。
 ざわめく胸の震えを抑えるかのように拳を胸元で握り締めると、三白眼の小さな瞳が鋭い光を宿しながら写本・魂喰らいの魔導書たちの後ろで行われている光景を見据える。
「……フン。お膳立てが済んでから動くような、三下に用はないんだよ」
 と、数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は低く呟き、彼女の身体からバチリと電撃が小さく放出された。
「稲妻のごとく、駆け抜ける……!」
 パァン、視界が白くなり、破裂する音が響く――
 多喜の胸から風船の様に膨らんだ電撃を伴う球状サイキックバリアが自身を覆う。
「その一押しが必要か不要かはこの際置いておく。アタシが許せねぇのはな……」
 地面を蹴って閃光の如く駆け出した。
「そうやって尻馬に乗ろうとするお前らの泥棒根性だよ!」
 激しい電撃が轟かせながら多喜が光を放つと、写本・魂喰らいの魔導書たちは闇に溶け込むようにドロリと身体を液体化させる。
「御託はいらねぇ、邪神の眷属はぶっ潰す! 粘液になっただけで止められるなら止めてみろ!」
 吠える様に言うと多喜の気持ちに合わせるかの様に、電撃が地面を走って液体化した写本・魂喰らいの魔導書たちを裂き、破裂させた。
 液体は四散し、地面に飛び散るとアスファルトを溶かす独特な臭いを放ちながら蒸発する。
「それで……いいのかよっ!」
 手は届かない距離だが腹から声を出せば届く距離、だから多喜は拳を握る手に力を込めながら言葉を届けた。
「あぁ、邪魔……お前ら、邪魔なんだよ!!」
 電撃で貫いても、燃やしても、数が減らない写本・魂喰らいの魔導書たちに向かって多喜は再度吠えた。
 友の顔が、記憶が、脳裏にハッキリと浮かぶ。

 少しでもいい、真相が分かるならば――……

 暗闇を電撃が光で満たし、女性が涙で濡れた顔を向ける。

 唇が言葉を紡ぐ、たすけて、と――
大成功 🔵🔵🔵

真城・美衣子
☆サポート&おまかせ専門
何を考えているかよくわからない猫っぽい少女

喋るペンダント『マキさん』

・UDCアース人や猟兵としての一般常識はある
・鋭い感覚、高い運動能力、強靭な肉体で頑張る
・ぼんやりしているけど動きは早い
・無表情で説明もないまま行動するので、奇行に見える事も多いが、本人は一生懸命

・マキさんは主に解説・交渉などの会話を担当
・PLが直接操作しない方針なので挙動はご自由に!

☆セリフ例
「にゃ」
『みーこさんは「こんにちは」と言っています』

「……すんすん」
『みーこさんはニオイを確認しているようです』

『お時間よろしいでしょうか、事件についてお話を……』
「にゃ」
『みーこさん、今は喋らないでください』


●白銀の閃光

「ふーっ!」
 本能なのか、それともプログラムに組み込まれているのだろうか?
 真城・美衣子(まっしろみーこ・f12199)の尻尾は天を指し、毛が膨らんで“写本・魂喰らいの魔導書”の不気味な笑い声を振り払うかのように体を震わせた。
『みーこさん、どれから片付けますか』
 チャリ、と首元で揺れるペンダントのマキさんは独特な機械音性で問うと、美衣子の周囲にペンダントから光を放ち幾何学模様を宙に描く。
 “ねこねこミサイル”が召喚され、シューと音を響かせながら写本・魂喰らいの魔導書たちに向かって放たれた。
「ない、これは無機物――!」
 写本・魂喰らいの魔導書が一斉にページを捲る音が響き、ねこねこミサイルを防ごうとしてもソレは“生物”あらず“無機物”故に不可能であった。
『怯んでいます。みーこさん、追撃するなら今です』
「にゃ!」
 マキさんが美衣子の中にある猫のデータを取り出し、瞳に映し出された文字の羅列が野生の本能として呼び出される。
「本体さえ、守れば!」
『本から魔力反応を感知、みーこさん切り刻んでしまいましょう』
 雲の合間から満月が顔を出し、美衣子は金色の光に照らされると瞳が黒曜石の刃物の様に妖しく光る。
 野生の勘、猫、それだけで夜は美衣子自身が最も能力を発揮出来る。
「にゃっ!」
 白銀の残像が写本・魂喰らいの魔導書を捉え、細い身体の何処から力が出ているのか理解出来ない程の力で本体である魔導書を真っ二つに引き千切った。
『あの一般人を助けなければ……みーこさん、ミサイルのおかわりをしましょう』
「にゃん!」
 マキさんの言葉に美衣子はこくり、と頷く再び“ねこねこミサイル”が召喚されると写本・魂喰らいの魔導書たちに向かって放った。

 目の前の助けるべく命の為に、白銀の少女は閃光の様に駆け出した――
大成功 🔵🔵🔵