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雲の海に薔薇の咲く(作者 寅杜柳
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●雲海を泳ぐ
 夏の終わり、まだまだ大気の熱は相変わらずだけれども季節の移り変わりは本来在らざる創世雷雲領域にもやってくる。
 白雲に浮かぶ黒雲の小島の一つ、そこに咲き乱れるのは異常な生命力を持つ不滅の薔薇。
 帝竜『ワーム』の滅びと共に出現した恐ろしく人の目を惹きつける美しさを宿すこの薔薇は、秋の訪れを前にしても鮮やかな紅き色を雲海の中で主張し続けている。
 そんな不滅の薔薇の群生する小島の近くに黒竜、そして着ぐるみのようなサメ達がその牙を研ぎ、捲土重来を夢見ながら潜伏しているのだった。

「アリスラビリンスの迷宮災厄戦も無事終わったところなんだけど、ちょっとみんなの力を貸してくれないかな」
 クーナ・セラフィン(雪華の騎士猫・f10280)は猟兵達にそう切り出す。
「今回向かって貰いたいのは群竜大陸の創世雷雲領域だ。元々地面が存在しなかった場所なんだけども帝竜『ワーム』の力によって生まれたこの場所、そこにオブリビオンが潜んでいるみたいなんだ」
 帝竜はすべて倒された、けれど群竜大陸の危険性が失われたわけでもなく残党たちもそこかしこに残っているのだと、クーナは説明する。
「放置したら何をされるか分かったものじゃない。だからもう一つの厄介事と合わせて今のうちに片づけておきたくてね……引き受けてくれるかな」
 もう一つの厄介事、そう一人の猟兵が聞き返せばケットシーは説明する。
「この地の財宝は不滅の薔薇でね。決して枯れる事のないやたらと生命力の強い薔薇。冬の寒さ程度で枯れ果てるような生易しい薔薇じゃないだろうから、今のうちにある程度剪定して数を減らしておいた方がいいんじゃないかと思ってね。そんな訳で冬が来る前に皆に剪定をお願いしたいんだ。刈り取った薔薇は持ち帰ってもいいけども……保管は厳重にね。ミントとか竹とかがかわいく見える位に繁殖力とか生命力が厄介だから」
 流石に他の土地を汚染するのはまずいからね、と頭に飾った赤い薔薇をいじりつつクーナが言う。
「それで今回の流れとしては創世雷雲領域を泳いで目的地に辿り着き、黒幕配下の着ぐるみ職人集団を撃破、そして黒幕である雷の黒竜を撃破してくる感じだね。向かって貰いたい場所は雲の色で密度が分かるようになっていて、白雲はその中を泳げる水のような感じ、そして黒くなる程密度が上がって泳ぎ難くその上を歩ける位になってる。それで黒雲の塊が白雲の雲海に所々小島のように浮かんでるから適当に休憩しつつ目的地に向かって欲しい」
 あと一応まだ暑いから水着でも特に寒くはないみたいだにゃー、とクーナが付け加えグリモアを取り出す。
「オブリビオンとの戦いは流れでもなんとかなるとは思うけども油断は禁物。それじゃ、頑張ってきてね」
 そうクーナが締め括るとグリモアより輝きが溢れ、猟兵達を創世雷雲領域へと転送したのであった。





第3章 ボス戦 『レーヴィン』

POW ●コンダクター
【雷を纏う旋刃】【そこから放たれる空間を砕く雷鳴】【眩く世界を白に灼く閃光】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD ●サンダーボルト
自身に【雷光】をまとい、高速移動と【轟咆雷烙の領域内であれば無制限に雷撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ ●ライトニングラム
【旋刃や雷撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【内の雷撃を強める迅雷領域:轟咆雷烙を深め】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ルーダス・アルゲナです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。