迷宮災厄戦⑱-19〜鮮血のナイトメア
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そこは静寂と薬品の匂いに満ちていた。しかしそれ以上に、血の臭いが充満していた。
「グゥゥ……アァァ……!アウゥゥグウゥゥ!!」
病院のような、しかし全ての窓に鉄格子が嵌められた異様なその場所に、オウガ・オリジンはいる。それは酷く苦しんでいるように見え、手首からは鮮血が吹き出している……否、鮮血だけではない。鮮血の如き『悪夢』も共に吹き出している。それは数多の獣の姿を取り、叫び、闊歩し、災厄を撒き散らそうとしていた。
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「アリスラビリンスでまたもや緊急事態なのです」
グリモアベースにて、無表情な砂漠の妖精、ウーナ・グノーメ(砂礫の先達・f22960)は猟兵達にそう呼びかける。
「今回は、特に血生臭い戦いを好む猟兵の力が必要なのです。順を追って経緯を説明するのです」
何でも、戦いが激化した影響からか、オウガ・オリジンの中に眠っていた『無意識の悪夢』が次々と目覚め、現実改変ユーベルコードの影響を受け現実化しているとのことだ。ウーナが予知した精神病院(アサイラム)の如き風景もその無意識の悪夢の一つらしい。
「そこには勿論オウガ・オリジンもいるのですが、この場所のオウガ・オリジンは苦しんでいて、まともに戦える状態ではないのです。代わりに手首から鮮血、そして同じ色の『悪夢獣』が次々と飛び出て、あなた方に襲いかかってくるのです」
この血の如き色合いの悪夢の獣どもを狩り尽くせば、オウガ・オリジンは自然と消滅するとのことだ。故に文字通り、血で血を洗うような戦いを繰り広げる必要があるという。
「血生臭い戦いを好む猟兵の力が必要だと言ったのはこのためなのです。返り血を浴びながら悪夢獣を狩り尽くし、オウガ・オリジンを止めて欲しいのです」
グリモアが輝き、世界を亘る門が開いた。
「歴戦の猟兵、その中でもこの呼びかけに応えてくれたあなた方なら、心配は無用と思えるのです。わたしはあなた方の勝利を確信しているのです」
ウーナは丁寧にお辞儀をし、門を通る猟兵達を見送った。
鶺鴒
こんにちは、或いは初めまして。鶺鴒(せきれい)と申します。
皆様の活躍を精一杯描写させて頂きたく思います。
本シナリオは一章完結の戦争シナリオとなっております。全体のルールはトップページを参照下さい、シナリオとしてのルールに変化はございません。
今回はオープニングで説明した通り、『鮮血にまみれながら、悪夢獣と戦う』ことで、プレイングにボーナスが付与されます。
逆に対策が不十分だった場合、結果が強制的に苦戦や大苦戦になることもありますので、ご注意をお願いします。
それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちさせて頂きます。
第1章 集団戦
『『オウガ・オリジン』と悪夢のアサイラム』
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POW : ナイトメア・パレード
【巨大な馬型悪夢獣の】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【一角獣型悪夢獣】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : 悪夢の群狼
【狼型悪夢獣の群れ】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 忠実なる兎は血を求む
【オウガ・オリジンに敵意】を向けた対象に、【鋭い前歯と刃の耳を持つ兎型悪夢獣】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
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フィランサ・ロセウス
今のあなたもとっても好きだけど、もっともっと好きになりたいの!
あなたの代わりに可愛いペット達と遊んであげればいいのね?任せて!
鋭いナイフによく砥いだシャベル、鈍器替わりのバス停に……
ふふっ、遊び道具には事欠かないわ❤
まずは【目潰し】や、
四肢や攻撃の為の部位を【部位破壊】する事で動きを鈍らせる
すぐには倒さずわざと急所以外を狙ったり、
【傷口を抉る】攻撃で出血を強いる
充分弱った所で【串刺し】にするなどして止め
こちらも回避は考えず、もっと相手を壊したいという想いから来る【激痛耐性】と【継戦能力】を【ドーピング】で強化してあえて受ける
更にUCによる生命吸収力を得て強引に攻める事で血なまぐさい戦いを演出
「今のあなた、とっても素敵よ!無様で、不格好で、優雅さの欠片も無くて……うふふ、あははは!」
フィランサ・ロセウス(危険な好意・f16445)は心の底から愉しそうに嗤った。嫌味や皮肉ではない、もっと歪んだ感情がそこにはあった。
「でもでも、私はあなたをもっと好きになりたいの!あなたの代わりに可愛いペット達と遊んであげればいいのね?任せて!」
ナイフ、シャベル、果てにはバス停。おおよそ遊具と形容するには物々しすぎるそれを振り回しながら、無尽蔵に湧き出る悪夢獣の群れへとフィランサは突撃していく。
「さあさあ、皆で遊びましょう!遊び道具には事欠かないわ❤」
突き立てられたナイフを捻り、臓腑を傷付けながら抉る。良く研がれたシャベルは土を掘り返すように、人形で言えば綿にあたる部分を周囲にぶち撒ける。更にはどこから取り出したのか、バス停を頭蓋に突き刺して脳漿をもぶち撒けて。
「ああ、いい、とても良いわ!あなた達も、もーっと遊びたいのね❤」
勿論、悪夢獣も黙ってはいない。一体が熟したトマトのように潰されようと、残りは怯むことなく一斉に襲いかかり、噛み付き、食い千切り、血に染めていく。しかしフィランサの愉悦は痛苦では止まらないどころか、ますます膨れ上がっていく。薬物を利用したドーピングは脳内麻薬の噴出で更に加速し、ユーベルコードで黒い粘液を纏った体は、ドス黒い血と混ざり合ってどちらが悪夢獣なのかすら、判別を困難にしている。
「好き好き、大好き!あなた達のことが大好きなの!」
愛(こわ)したい。フィランサの思考はそれ一色に染まり、悪夢獣達を抉り、串刺しにし、叩き割り、潰し上げる。泥沼の消耗戦のように見えて、フィランサはユーベルコードの力で血潮を命を奪い取り、その興奮をますます高めていく。血染めの悪夢と惨劇は、まだ始まったばかりだ。
大成功
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火土金水・明
「なるほど、血で血を洗うような戦いが必要であるのでしたら、銀の剣で近接攻撃をした方がよさそうですね。」「よく返り血が目立つように、黒色の服装を白色の服装にしましょうか。」
【SPD】で攻撃です。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡め【限界突破】した【銀の流れ星】で、『オウガ・オリジン』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【オーラ防御】で、ダメージの軽減と【カウンター】で反撃を試みます。
「(ダメージを受けたら)中々の攻撃です。これは、お返しです。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
ライカ・ネーベルラーベ
あァ……?
血まみれ、獣、病院、敵……
「どうでもいい……殺す、殺す、殺す、コロス……!」
【Donner突撃/チェーンガンブレード四刀流】で目についた悪夢獣に片っ端から突撃
轢いて斬って焼いて蹂躙してあげる……!
返り血など構うものか
もとから殺し合いしか知らない、血塗れの碌でなしじゃないか
(返り血すらも身体から発する雷光で焼きながら)
「オマエもわたしももう『死に体』なんだよ、始まりの……!墓場の下に入っておけっての!」
こんな場所、世界ごと破壊してやる
ぶっ壊すのがわたしのやり方なんだから!
悪夢も血溜まりも置き去りにして駆け抜ける!
「返り血が目立つように……なるほど。それでは、白銀の剣と純白の衣装で参ると致しましょうか」
火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)はブリーフィングの通りに戦法を調整しようとするが、その隣でライカ・ネーベルラーベ(りゅうせいのねがい・f27508)は唸るように零した。
「返り血、血塗れ、獣、病院……ああ、もういい、もうどうでもいい!殺す、殺す、殺す、コロス……!殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺して殺してやる!」
それしか能がない、とばかりに駆け出すライカに、嘆息しつつ明も続く。フェイントを交えた流麗な剣捌きで戦う明と、傷つくことを一切恐れないかのように轢いて、斬って、焼いて、砕いて、叩き潰して、蹂躙し尽くすかのように戦うライカ。二人の戦いは対象的ではあったが、共通点はあった。どちらも『効率的に敵を殺すこと』に特化し、返り血まみれになっても止まらないのだから。
「私も、アナタも、何もかも!血塗れの碌でなしなのよ、最初から!」
ライカが叫ぶ。浴びる血は身体から発する雷光に焼かれ、オゾンの臭いが入り混じった悪臭を放つ。
「あなたの言うことも尤もですが、その考えは少々無粋ではありませんか?……っと、やりますね。これはお返しです」
明はオーラ防御で悪夢獣の攻撃を逸らしながら、あくまでも華麗に戦う。その様子を見てか、ライカは「ハッ」と息を吐き出すように笑った。
「知ったことじゃないわ、ぶっ壊すのがわたしのやり方なんだから!こんな場所、世界ごとまとめて壊し尽くしてやる!」
「……否定はできませんね。私も目的は同じです。殲滅、撃滅、壊滅。如何に手段が美しくとも、さて、それは粋と呼べるものかどうか」
しかしながら、二人の戦いは息の合ったものではあった。少しでも敵にダメージを与え、次に繋げようとする明。全てを踏み躙ろうと突撃するライカ。悪夢獣の群れは二つに分かれて伸びる餅のように分散し、その勢いを抑え込まれている。
「あっはぁ!!そうよ、それでいいんだよ!私もオウガ・オリジンとやらもとっくに『死に体』なんだよ!始まりがどうとか言うのなら、墓場へUターンさせてやる!永遠に眠ってろ!!」
血に燻んだ銀の流星、執念と狂気で死を超克した『りゅうせい』。二つの流れ星が悪夢も血溜まりも、そして死すらも置き去りにして、走り抜ける。
大成功
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馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友。
第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
対応武器:黒燭炎
たしかに、悪夢のような場所だの…。
しかし、武士が返り血を厭うてどうする。まして、前に出るわしがな!
馬の突進は、戦闘知識を生かして見切り、避けよう。
避けたあとは、二回攻撃のなぎ払い。一体ならば指定UCで叩き潰すのもいいか。
ははは、こうなってからは初めてだな、鮮血を浴びるのは!
武士に鮮血はもちろんのこと、悪霊に鮮血も似合いであろ?
気をつけることといえば、目に入らぬようにする…なのだが。常に目をつぶっておるでの。
まあ、滲みぬようにすればいいか。
『馬県義透』は、間違いなく悪霊ぞ。
世界を救うために戦う悪霊ぞ。
月守・ユア
アドリブ可
血生臭い戦いかぁ
ボクの出番かな?…なんて
狂気揺らす瞳を敵に向けて
UCを高速詠唱
生命力吸収の呪詛を月鬼と呪花の刃に付与
赤に満たされて心地良い場所
嗚呼、血の香りはボクの内に秘めた殺戮衝動を満たすんだ
敵に攻撃に対しては
Ah――!と歌唱
音波によるオーラ防御展開
後にカウンターで切り込む
戦でこの聲を聴いた者は逃がさない
(歌は精神攻撃を含んだ呪詛
敵の動きを鈍らせて隙を作る)
悪夢に魘されて…本当に可哀想な子
怖いだろうな…
でも、安心しな
鮮血と共に
僕が喰らい尽くしてあげる
己は命を喰らい生きる死使い
血塗れになる事など慣れている
戦闘の最後
小さく囁く
悪夢はもう少しで明ける
どうせなら
次は優しい夢を見れますように
「確かに、悪夢のような場所だの」
「違いないね。これ以上に無残な光景はそうそう見られないよ」
馬県・義透(多重人格者の悪霊・f28057)と月守・ユア(月夜ノ死告者・f19326)は肩を並べてそう語り合う。
「そして懐かしいの、このように濃い死の匂いは」
「ボクに取っても、心地良いね。赤の香りは、ボクの衝動を満たしてくれる」
ユノの言葉に義透は呵呵、と笑った。
「如何にも、武士が返り血を厭うてどうする。まして、前に出るわしがな!では……参ろうぞ!」
戦いの火蓋は切って落とされる。ユノの呪詛を込めた歌は、攻防一体のオーラとなって悪夢獣の勢いを鈍らせる。如何に駿馬を模した悪夢と言えど、そうなってしまえば義透にとって動きを見切るのは難しい話ではない。両者の刃が共に閃き、悪夢獣を撫で斬りにする。
「ははは、『こう』なってからは初めてだな、鮮血を浴びるのは!」
「そう?ボクは慣れっこだけどね。義透さんも中々様になってるんじゃない?」
「そうであろう、そうであろう。武士もそうだが、悪霊に鮮血も似合っておろう?」
二人は軽妙なやり取りを交わしつつ、悪夢獣の大群を斬っては進み、斬っては進む。それは正しく阿鼻叫喚の地獄絵図。後に残されるのは血潮と死滅のみなれば。
「悪夢に魘され、可哀想な子。でも、終わらない悪夢はないんだ、僕が丸ごと食い尽くしてあげる」
「しかし、今見ている悪夢が耐えられぬのやも知れんぞ?」
「だったら尚更、早く終わらせてあげなくっちゃね」
「その意気や良し!」
悪夢獣を斬る、斬る、斬る。喉が乾きたればその血を啜れと言わんばかりに。二人の姿はどす黒く染まり、しかし疲れず、恐れず、そして止まらず。
「『馬県義透』は、間違いなく悪霊ぞ。世界を救うために戦う悪霊ぞ。わしの剣は殺人剣にして活人剣。いざ、この悪夢に幕を降ろそうぞ!」
「どうせなら……次はもっと優しい夢を、見られますように」
義透は声高らかに、ユノは誰にも聞こえないような小さな声で、悪夢の終焉……その到来を告げるのであった。
大成功
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九重・玄音
血を浴びて戦えなんて、趣味が悪い……けど構わないわ。
エーテルジャベリンを突き出すように構えて、悪夢獣に突進させて自ら突き刺さってもらいましょう。カウンターで指定UCを発動。そのまま滅べ。
どうしてあなたが苦しんでるのかしら。私たちアリス適合者は、あなたのせいで苦しみを味わったわ。苦しみ以外の、恐ろしい経験に呑まれてしまった人だっている。
わざわざ血を吐く姿なんて見せないで。そんなに苦しむなら、最初から死んでいればよかったものを……!!
怨みのままに零距離砲撃。処理しきれないようならエネミーリムーバーによるレーザー放射で後退しつつ迎撃。
【アドリブ・絡み歓迎】
七那原・望
鮮血に塗れながら戦う……
【全力魔法】で自己暗示を掛けて、そういうのが大好きな人間を演じてみます。
このユーベルコード、正直ネタだったのですけどねー。
【第六感】と【野性の勘】で敵の動きとか攻撃とか大体【見切って】セプテットで【終局的ぬくもり】を【乱れ撃ち】して【範囲攻撃】で【蹂躙】しよっかなー。
近づいてきた獣は至近距離で【カウンター】しちゃおっかー。あ、引っ掛かったー。ウケるー。
敵の返り血?もち浴びるー。新鮮な血のぬくもりマジ最高なんだけどー。マジウケるー。
あっ、自撮り忘れてた
。…………ぬくもりなう。これヤバくない?!絶対バズるっしょ!
もう終わり?えー?まだ浴び足りないんだけどー!
「血を浴びて戦えなんて、趣味が悪い」
「全くなのです。ここは少し、暗示を使わせて貰うのです」
「暗示?まぁ、私は別にいいけど。暗示も、血を浴びるのも」
九重・玄音(アルターエリミネーター・f19572)と七那原・望(封印されし果実・f04836)は武器を構えた。どちらも遠距離からの攻撃も可能な武器だが、血を浴びて戦うとなれば接敵する必要があるだろう。
「あはっ、銃で突撃なんて草ー。マジウケるんですけどー」
「いや、キャラ変わりすぎでしょそれ!?」
何故か今をときめくギャル風な口調へと変貌した望に玄音は目を丸くしながらも、彼女に続いて悪夢獣の群れへと突撃した。いや、違う。突撃させた。
「何故、あなたが……オウガ・オリジンが苦しんでいるのかしら。散々アリス適合者を苦しめておきながら」
馬を模した悪夢獣の突進に槍を突き立て、自滅させるかのようにエーテルジャベリンで抉ったのだ。更に追撃の拡散レーザーが悪夢獣を血霧に変える!
「うーわ、あの怒りっぷりマジ神ってね?エモいわー。あ、カウンターに引っかかってんだけど。ウケる」
望も超至近距離から放たれる、夥しい量の弾幕で悪夢獣を蜂の巣に変えては返り血を盛大に浴びて、ケタケタと笑っている。憤怒と愉悦、二人が抱くのは全く違う感情であれど、その悍ましさにさしたる違いはなかった。
「苦しみ以外の、恐ろしい経験に呑まれてしまった人だっている。わざわざ血を吐く姿なんて見せないで。そんなに苦しむなら、最初から死んでいればよかったものを
……!!」
怨恨のままに武器を振るい、光条を放つ。オウガへの怨嗟を糧とするものがその始祖と出会ったのであれば、これもまた当然の反応と言えようか。
「この蹂躙っぷり、神ってね?最高かよー!マジウケるんですけど」
そんな中、特に理由もなく悪夢獣を、道化のように笑いながら悪夢獣だったモノに変えていく望の姿は、玄音の頭を怒りはそのままに、冷静にさせてくれてもいた。沸騰するような怒りと水のような冷静さが備わり、玄音の業はこれまでになく冴え渡っていた。
「はぁ、はぁ……これで、最後!」
閃光のような輝きと共に、最後の悪夢獣が吹き飛ばされ、それと同時にアリス・オリジンも消滅し始めた。戦いは終わったのだ。
「新鮮な血のぬくもりマジ最高なんだけどー。マジウケるー。あっ、自撮り忘れてた。……ぬくもりなう。これヤバくない?!絶対バズるっしょ!」
「……まぁ、私ならフォロー切るわね。っていうかもう終わったわよ」
「もう終わり?えー?まだ浴び足りないんだけどー!」
「その暗示、自分で切れないの?」
玄音は呆れた様子であったが、怨みに完全に飲まれず冷静さを保てたのは彼女のお陰でもあると、一応の感謝はしていたのであった。
大成功
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