帝竜戦役⑲〜砂に埋もれた影潜り
●帝竜戦役⑲〜砂に埋もれた影潜り
「みんな、本当にお疲れ様! 今日も、一つお手伝いを御願いしたいんだけど……いいかな?」
手を合わせながら、頭を下げる双葉・翔。
頷いてくれた猟兵達にありがとう、と嬉しそうに笑い、更に。
「今回の帝竜戦役作戦だけど、砂を自在に操る「アリジゴク能力」を得たオブリビオンの大群を迎撃してきて欲しいんだ!」
「今回向かう、群竜大陸の地方は、一面の砂浜が広がる地域なんだ。ここにさっき言ったアリジゴク能力を持つオブリビオン【棘蜥蜴】の大群が現れてしまったんだ」
「彼らは砂の下に常に巣くい、足を踏み入れた者を息を潜めながら待ち構えている。そしてアリジゴクのエリアに足を踏み入れた瞬間に、突如アリジゴクを展開し、、滑り落ちた者を喰らい尽くす……という行動を繰り返している。一度アリジゴクに足を滑らせてしまうと、そこから抜け出す事は困難だろう」
「だから、アリジゴクに足を踏み入れない様な作戦を考えた上で、このアリジゴク【棘蜥蜴】を倒して来て欲しいんだ!」
そして、更に翔は。
「後、注意しておいて欲しいのは、アリジゴク【棘蜥蜴】は一体だけで無く、十数体の群れが砂場に点在して居る。その数はこちらも分からないから、一体一体炙り出す作戦で、頑張って遂行して欲しいんだ!」
そこまで言うと、最後に翔は。
「帝竜大戦、本当に皆のお陰であともう少しの所まで来たんだ。本当、皆には感謝しているし、あともう一息なんだ。宜しく、頼むね!」
と、頭を下げるのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
アックス&ウィザーズ『帝竜戦役』。
更にちょっと戻った所のエリア19、砂地獄捌くが今回の舞台です。
砂の下には、多数のアリジゴク【棘蜥蜴】達が潜んでいます。
こいつらは、砂漠のアリジゴクの範囲に誰かが足を踏み入れた瞬間、一気にアリジゴクを展開し、滑り落とさせて喰らう……という行動を行います。
ただ、アリジゴクに掛からなければ、アリジゴクから飛び出し、喰らおうという食い意地が張った敵ですので、皆様喰らわれない様に、特にご注意下さい。
尚、此のシナリオは一章のみの構成です。
執筆予定日は、公開日の次の日の予定ですので、宜しくお願い致します。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 集団戦
『棘蜥蜴』
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POW : 集団遊猟
技能名「【追跡】【地形の利用】【トンネル掘り】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD : 探知器官
技能名「【暗視】【見切り】【失せ物探し】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : 鱗色変化
技能名「【目立たない】【忍び足】【迷彩】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
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フェルト・フィルファーデン
ずっと砂の中に潜ってるなんて、誰も来なかったらどうするつもりかしら。
ええ、掛かってあげるわ?その罠に。そのまますぐに葬ってあげる。
まずはUCでわたしそっくりの人形を作りましょう。これが囮ね。
そのお人形に砂漠を歩いて進ませながら、わたしは少し後ろを静かに高く飛んで敵に気付かれないようについていくの。
敵が顔を出し、食いついた瞬間がチャンスよ!食事中なんて1番無防備だものね?一気に接近して強襲し、逃げられないうちに騎士人形の剣で切り裂き打ち倒すわ!
【先制攻撃、2回攻撃、早業】
放置して被害者が出てからでは遅いものね。
悪いけれど、この世界に生きる人々に害なすのなら、容赦はしないわ。
水鏡・怜悧
詠唱:改変、省略可
人格:アノン
「喰うか喰われるか、ってのはわかりやすくてイイな。喰われる気はねェけど」
UDCを纏って黒い狼のような姿になる。野生の勘で敵の居そうな場所を探し、情報収集で足元や周囲の砂の様子に注意しながらあえて足を踏み入れる。足元の砂が崩れたら空中浮遊でその場に留まってアリジゴクに落ちないようにし、飛び出して来たら空中戦で回避してカウンターで触手を巻き付け怪力で釣り上げる。
「てめェから喰ってやる」
UCを発動して棘蜥蜴の腹に喰らいつくぜ。トゲも刺さらず丸ごと喰い尽くしてやる。……このUC使うといくらでも喰えるけど腹は膨れねェんだよなァ
「さァ……次の獲物はドコだ?」
シャルロット・クリスティア
迂闊に踏み入れば喰われる……か。
さながら地雷原ですね。
ですが……おそらくは、対処法も同じでしょう。やりようはあります。
用意するのは、長いロープと重石、それに爆薬と導火線。
先端に重石をつけたロープにいくつもの爆薬を括り付け、砂漠目掛けて投擲。
そして導火線に火をつけ、砂漠上で爆破していきます。
下に標的が居れば、その振動に反応して姿を現すでしょう。爆導索、という奴です。
喰らおうとしても、そこにはロープが残っているだけですよ。私は一歩も動いてませんからね。
後は簡単、撃ち抜くだけです。銃の射程なら、この見通しの良さなら当てるのは難しくない。
後はこの繰り返し。着実に処理していきましょう。
クレオ・バトラー
なるほど、食い意地の張ったトカゲの化け物が巣食っているというわけか。
ならば今まで貪ったツケはしっかりと払わせてやるとしよう。
砂漠で好き勝手されて黙ってはいられんからな。
まずは『オシリステープ』を生成しミイラのように身体へ纏う。
釣り出すなら疑似餌は目立つ方が良いからな。
テープを操作し砂漠を彷徨い奴らの狩場に出向いてやろう。
足元が沈むのを感じたらミイラ上部を解放し、『メルセゲルアーム』を砂渦の両端外まで伸ばし抜け出す。
空のミイラに喰らいついたら【此岸と彼岸の境界】で前歯を貫き内部で爆破、その後繋がった奴をバリアで包み釣り上げる。
トカゲはしぶといからな、もう片腕も喰らっておけ!砂漠にお前らは不要だ!
リミティア・スカイクラッド
アリジゴクの中に棘蜥蜴。厄介そうな組み合わせですね
餌になる気はありませんし、1体ずつ確実に駆除しましょう
砂の下に潜んでいる敵を見つけるのはなかなか難しいですね
少し酷ですがここは鹵獲召喚獣『フェンリル』を囮にします
わざとアリジゴクに掛からせて敵の所在を「情報収集」
リム自身は風神の靴による「空中戦」で退避しておきます
敵が囮に食いついたら風神の靴の「封印を解く」
突風で砂を吹き飛ばしながら急接近してUCで攻撃しましょう
また、囮役に使ったフェンリルは炎の身体を持つ魔狼
うまく食いつかせれば敵を「焼却」できるかもしれません
獲物を見つけたと思ったのでしょうが、残念ですね
今日の猟師はリムで、獲物はあなたたちです
トゥト・アンクアメン
心情:
猟兵としての初陣が砂漠と言うのも王(ファラオ)としての宿命なのかな?
行動:
仮にそうであっても僕が為すべきことは変わらないよ。
蟻地獄って足や乗り物が砂に囚われてしまうから起きる現象だよね。
でも僕の戦車(チャリオット)はエジプト神話に伝わる
太陽の船と同じく空へと浮かび【空中戦】を可能とする逸品。
そして僕には信頼出来る3匹の神獣スフィンクスが付いているのさ。
ひらりと【騎乗】しユーベルコード「タンクキャバリア」を発動し
戦車に備え付けられた王の威光で
地を這う蜥蜴達を上空から【焼却】してしまおう。
内心どきどきだけれど【威厳】を絶やさずにオブリビオン達に立ち向かうよ。
群竜大陸が一地方、砂漠地帯。
周辺一面が砂浜に覆われており、足場は悪い。
そして、そこに現れたのは、砂浜の下に潜みし棘蜥蜴……砂浜に足を踏み入れた被害者を、蟻地獄に陥れて食べてしまう、と言う者達。
「……なるほど、食い意地の張った蜥蜴の化け物が巣くっている、という訳か」
とクレオ・バトラーが瞑目すると、それにフェルト・フィルファーデンも。
「そうね。ずっと砂の中に潜ってるなんて、誰も来なかったらどうするつもりなのかしら?」
と苦笑する。
……勿論、棘蜥蜴蟻地獄が何を考えて居るかなど、猟兵達が知る術も無いけれど。
「アリジゴクの中に棘蜥蜴、厄介そうな組み合わせですね」
「ええ、迂闊に足を踏み入れれば喰われる……か、これはさながら地雷原ですね。ですが……おそらくは対処法も同じでしょう。やりようはあります」
「はい。餌になる気はありませんし、一体ずつ確実に駆除しましょう」
とリミティア・スカイクラッド、シャルロット・クリスティアが頷き合う。
そして水鏡・怜悧とバトラー、フェルトも。
「喰うか喰われるか、ってのはわかりやすくてイイな。ま喰われる気はねェけど」
「兎に角、今迄貪ったツケはしっかりと払わせてやるとしよう。砂漠で好き勝手されて黙ってはいられんからな」
「そうね……掛かってあげるわよ、その罠に。そしてそのまま葬ってあげる」
そんな猟兵達の会話を効きつつ、トゥト・アンクメンは。
「しかし猟兵としての初陣が砂漠と言うのも、王としての宿命なのかな……仮にそうであっても、僕が為すべき事は変わらないけれど」
拳を握りしめつつ……砂浜の中に棲まうアリジゴクを倒す事に、熱意を燃やすのであった。
そして、アリジゴクの棲まう砂漠地帯に足を踏み入れた猟兵達。
……ぱっと見では、どこにアリジゴクが居るかはわからない……それに、熱い。
「さて、と……先ずは誰が行く?」
黒い狼の姿に変身していた怜悧が、仲間達に問いかける。
それにシャルロットが。
「それじゃ、まずは私が」
と進み出る。
その手に持つのは、長いロープと重石、爆薬と導火線。
「……ん? それをどうするんだ?」
「これを……こうします」
とロープに重石をくくりつけ、更にいくつもの爆薬をロープ上に這わせて展開。
そして、重石を全力で投擲……爆薬が砂漠の上に落下。
更に、ロープ上に繋がった導火線に火をつける。
……となれば、砂浜上、爆薬に着火すると、大きな音を立てて爆発が炸裂。
『……グゥォォ!!』
その爆発音に感づいたアリジゴクが、砂漠の下からぐわっ、と飛び出してくる。
……ただ、そこに残るのは爆発後のロープのみ。
「おお、まんまと誘き出されてきたぜ! さぁ、行くか!」
と怜悧が導火線の上を駆けて行く。
現れた棘蜥蜴は、喰うモノがいないと気付くと、再び砂浜の中に潜り込もうとするのだが。
「逃すかよォ!」
と駆けて行った怜悧が棘蜥蜴の腹に飛びかかり、食らい付きながら、地上に引き摺り出す。
……そして、更にリミティアが、後方より風神の靴の封印を解放し、突風で砂を吹き飛ばしながら急接近。
「獲物を見つけたと思ったのでしょうが、残念ですね。今日の猟師はリムで、獲物はあなたたちですよ」
と、『魔女の誓剣』を発動し、攻撃。
更にはトゥトも、戦車チャリオットと、三匹の神獣スフィンクスを『タンクキャバリア』を発動、戦車に備え付けられた王の威光で、上空から焼却する。
……と、そんな三人の攻撃に、一匹早速崩れ去る。
しかし……その戦闘音にアリジゴクは誘き寄せられる様な事は無い模様。
「取りあえず一体か。一匹ずつ釣り出す方法もあるが、いかんせん非効率かもな」
とバトラーが言うと、フェルトもこくりと頷き。
「そうですね。ならば……」
と、フェルトは【Doppel-creattion】を発動。
自分そっくりの姿の人形を作り出して、砂漠を無防備に歩かせる。
……その少し後ろを静かに、高い位置で飛んで、敵に気付かれない様にする。
更に、同様にクレオもオシリステープを生成し、ミイラのように身体へ纏わせ、テープを操作し砂漠上を動かす。
そんな二人の囮作戦を、的確に実施し……砂漠の下に埋まる一匹を、確実に引き釣り出す。
引き釣り出された敵に対しては、怜悧と、リミティアが召喚した鹵獲召喚獣『フェンリル』がそれぞれのアリジゴク棘蜥蜴に食らい付き、先手の一撃、更に砂漠の中に逃げ込まないよう、砂上に確保。
そして……残る猟兵達は二手に分かれ、棘蜥蜴への攻撃を集中させ……敵を斃す。
引き釣りだし、喰らい、斃す……まるで何かの一本釣り漁の如く。
「んー……このユーベルコード使うといくらでも喰えるけど、腹は膨れねェんだよなァ」
と怜悧は苦笑するが、バトラーは。
「蜥蜴だから、好んで食べようとは思わんがな。取りあえず、この広い砂漠だ。どこに何匹潜んでいるかも分からん。地道に潰して行くしか無いだろう」
「アア。さて、次の獲物はドコだ?」
「……あっちだ」
戦闘が終わりそうなタイミングで、更に囮を動かし、次々とアリジゴクを燻り出していくバトラー。
時には回避が間に合わず、喰らいつく棘蜥蜴も居るけれど。
「蜥蜴はしぶといからな。もう片腕も喰らっておけ! 砂漠にお前らは不要だ!」
と、『此岸と彼岸の境界』を発動、口内で爆破させつつ、その後繋がった奴をバリアで包み釣り上げる。
そして。
「これを放置して、被害者が出てからでは遅いものね。悪いけれど、この世界に生きる人々に害を為すのなら、容赦はしないわ」
とフェルトがそう棘蜥蜴達に辛らつな言葉を言い放ちながら、撃破。
……ともあれ、そんな棘蜥蜴達を一匹ずつ、確実に仕留めて行く。
結構時間は掛かってしまうものの……猟兵達の尽力のお陰で、どうにか見える範囲での棘蜥蜴たちを全て殲滅。
「……ふぅ、どうにか終わった様ですね」
汗を拭い、ほっとした表情を浮かべるトゥトに、他の猟兵達も頷き、取りあえずの一息を付くのであった。
大成功
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