●帝竜戦役㉓〜溶解の恨み
「本当、みんなお疲れ様。熱さに負けずに、今日もみんなの力で帝竜達をぶちのめしてきて欲しいんだ!」
と、双葉・翔は、集まった猟兵達に元気よく話しかけ、挨拶。
そして、早速。
「今回、皆にぶちのめしてきて欲しい帝竜の名は、『帝竜ドクター・オロチ』という者なんだ。こいつは邪悪なる帝竜の一つ、とも言われて居て、不気味な『蠢く巨大脳髄』で構成された大地にて我がもの顔で暗躍しているんだ」
「更に、この帝竜オロチは色々な攻撃手段は持って居るんだけど、その内の一つに、水火闇光樹雷土、の七つの属性のエネルギー塊を大量に放射する、という攻撃がある。この攻撃は全ての属性を纏った、強力なエネルギー塊であり、防御も難しい、という厄介な攻撃手段になる」
「それに加えて、各種属性の内一つの属性を持つ竜を召喚し、それと共に戦ってくる、という能力がある。そして……一番厄介なのは、この帝竜、猟兵の皆よりも常に行動を先読みし、最善と思われる行動手段を取ってくるんだ」
「つまり、オロチの行動先読みに対し、如何に対処出来るかを考えると共に、様々な属性に対する対処方法を確りと考えて欲しい!」
そして最後に翔はもう一度皆を見渡して。
「色々と帝竜と戦いづくめで、本当皆には感謝一杯だよ。大変だと思うけど、あともうちょっとだと思う……だから、皆の力を貸して欲しいんだ。宜しく頼むね!!」
と、もう一度強く拳を握りしめるのであった。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
アックス&ウィザーズ『帝竜戦役』、戦場23に現れたのは、様々な属性を我が物にしている強力な帝竜『ドクター・オロチ』です。
他の帝竜と同様、常に先制攻撃を取ってくるのは変わりませんが、それに加えて全属性を付与されたエネルギーの塊を周囲に無差別にぶっ放したり、七つの属性の内一つを使用出来る竜を召喚し、それと共に戦ってくる……という事が可能です。
特に追加召喚される竜は、一刻に対しては一体のみですが、追加召喚すれば二体、三体……と数を増やすことも可能ですので、追加召喚される竜は早めに斃した方が吉、かもしれません。
何はともあれ、強力な帝竜ですので、油断はなさらない様お願い致しますね。
尚、此のシナリオは一章のみの構成です。
執筆予定日は、公開日の次の日の予定ですので、宜しくお願い致します。
第1章 ボス戦
『帝竜ドクター・オロチ』
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POW : グリーン・ディザスター
【口から放射される緑の粘液】が命中した箇所を破壊する。敵が体勢を崩していれば、より致命的な箇所に命中する。
SPD : オロチ分体
【水火闇光樹雷土のうち1つの属性を持つ竜】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ : オロチミサイル
レベル×5本の【水火闇光樹雷土の7つの】属性の【エネルギー塊】を放つ。
👑11
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尾崎・ナオ
えっ、先行動だけじゃなく、行動の先読みとかしてくんの!?
それなら、近くに肉壁…じゃねえ、猟兵さん居ませんかぁ?
ナオちゃんが敵の動きを止めちゃいますぅ☆
聞・い・た・よぉ。脳髄工場だって? 脳髄ってことは脳味噌でぇ、あんたには思考する事が可能って事だ。それなら任せろ! ナオちゃんの美しさが理解できる喜びに酔いしれると良いよ!!!
UC発動。
はぁい☆ 超絶かわいいナオちゃんが来たよ!スペースシップで無重力を舞うナオちゃんも最高に可愛いけど、ネトゲみたいなファンタジー世界で冒険者してるナオちゃんもめっちゃ可愛い! 久しぶりだねドクター! また会えて嬉しい~? 嬉しいよね☆
早業・第六感・視力で回避に専念
亞東・霧亥
【SPD】
・先制対策
【早業、高速詠唱、多重詠唱、武器改造、属性攻撃、一斉発射】
放たれた竜の属性に対して、反属性となる武器をクリエイトフォースで作り迎撃する。
詠唱を駆使して次々と放たれる竜の属性に対応する。
【UC】
帝竜の力を封印し続けるのは難しいが、僅かな時間でも行使する属性を減らせれば皆が勝機を掴むには十分なはず。
・リミッター解除
意識が飛ぶまでUCを行使する。
「えっ、こいつ先行動だけでなく、行動の先読みとかしてくんの!?」
尾崎・ナオが、ちょっと驚いた表情を浮かべる。
対峙せし帝竜『ドクター・オロチ』、その特殊能力の一つ……猟兵達の行動を察知し、一番相応しい攻撃を掛けてくる、と言う。
「うーん……近くに肉壁……じゃねぇ、猟兵さん居ませんかぁ?」
周りを見渡し、仲間を探すナオ……それに亞東・霧亥が。
「今肉壁って言わなかったか?」
「いやいやいや、違う違うー! ね、協力してくれればナオちゃんが敵の動きを止めちゃいますから、宜しく頼みますぅ♪」
と、手を合わせて御願い。
……それにまぁいいや、と言いつつ霧亥は先陣に立ち、敵に向かって駆ける。
『ムシュー、もう来ちゃったかぁ。相変わらず早いなぁ~?』
と、何処か人を喰った様な態度を取るドクター・オロチ。
そんなオロチに向けてナオが。
「聞・い・た・よぉ。脳髄工場だって? 脳髄ってことは脳味噌でぇ、あんたには思考する事が可能って事だ。それなら任せろ! ナオちゃんの美しさが理解できる喜びに酔いしれると良いよ!」
ニヤリと笑みを浮かべたナオが、早速ユーベルコードを発動しようとする……が、それにオロチは。
『ムッシュシュー! 面白いですねー!』
と軽快に笑いながら、七つの属性を持ったエネルギー塊を全周囲に無差別展開。
その砲撃を、即座に霧亥が迎撃する様、『コード:ドラゴンブラッド』を展開し、敵の効果を半減……ただ、いかんせんダメージは多い。
しかし、倒れる事は無く、唇を噛みしめながらクリエイトフォースで作った武器で攻撃。
一方でナオも。
「久しぶりだねドクター! また会えてうれしい~? 嬉しいよね☆」
と笑いながら、その手の投げナイフを無差別に投げつける。
……そうなれば、当然ドクター・オロチの注意を引いてしまうのだが、取りあえず手持ちのナイフを一通り投げつけおわったら、その場から一旦完全に離脱して、ターゲットを切る。
そこへ霧亥が、敵の属性の一つの反属性を武器に付与して攻撃。
……敵の弱点を調べようと、コロコロと攻撃属性を変えながら、敵へ対峙し続けるのであった。
大成功
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レクス・マグヌス
【心情】
こいつが帝竜?
スペースシップワールドでみた奴に似ているが関係あるのか?
考察している暇はないか
早々に片づける
【戦術】
「オーラ防御5」「属性攻撃」で相反する属性をぶつけて防御する
「敵を盾にする」「催眠術」「残像」で無差別攻撃を回避する
「生命力吸収」で自信の消耗を抑えて攻撃のチャンスを狙う
追加召喚される竜を優先して攻撃する
単一の属性の竜であれば、「属性攻撃」で相性の良い攻撃を行う
「嵐よ起きろ、今こそ大いなる戦いの時だ」
「このアックス&ウィザードを取り戻すため、ここでこいつを終わらせてやる」
オブリビオン、結局の所、まだこいつらのことは謎が多いもんだな
ラモート・レーパー
「狩とはいえこれは軍人じみてて嫌ね」
武器の関係上お姉さんの姿で戦うわ。
装備【常夜の世界】で戦場を夜に変える。
HE製の催涙弾、スタングレネード、シュールストレミングを使って敵の視覚、聴覚、嗅覚を封じる。シュールストレミングは粘液飛ばしてきたときに缶ごと投げつけて防ぐのが目的。加えて殺気による囮で第六感にも対抗する。
攻撃は黒剣を変化させたポンプアクションライフルによる麻酔弾。普段から真夜中で狩りをしてるから夜目が利くしスコープもいらない。数発毎に逃げ回るけど。
UCは無詠唱で普通の呼吸で静かにばら撒く。病魔は狂犬病をアレンジした狂竜病。
「猟兵って意味なら間違ってはいないよね……狩人で兵士だし」
大神・零児
『龍脈』か
対策
鮮血の氣のオーラ防御を纏わせリミッター解除したC-BAに騎乗し各種センサー、戦闘知識、第六感、野性の勘でわずかな事前動作等も情報収集
運転と操縦技術も駆使し残像を使い挙動や攻撃を見切り回避
武器改造済のマルチグレネード使用
火:火炎耐性
水:氷結耐性
樹:環境耐性とナパームグレネードで焼却
土:地形の利用と環境耐性
闇:フラッシュバンと闇に紛れる
光:光を分散させるスモークグレネード
雷:電撃耐性と武器をアースに
本当に攻撃を受けそうならわざと転けてC-BAを敵へ投げだし
咄嗟の一撃、早業、だまし討ちによるUCでC-BAに瞬間移動し敵へ距離をつめ
グレネードを一斉発射し制圧射撃の広範囲攻撃
アドリブ共闘可
吉柳・祥華
心情
はっ?
どくたーおろち…じゃと?
ぁれ?どっかで聞いた名じゃが…ハテ?
(過去のことはどうでもいいらしい風で)
って、そのドクターナントかさんは
今度は竜を乗っ取りました…とな?
戦闘
――はぁ…
如何にも、メンドクサイことしてくりゃりましたのぉ
(属性変換は妾でも可能ざんしが、今回の相手にはちと能力が芳しくないのう)
・倶利伽羅の【リミッターを解除し限界突破と拠点防御】で攻撃を凌ぎつつ
※拠点とは妾自身じゃ!
全部防ぎきるのは難しいじゃろう
UC発動
そこで妾は【カウンター】をするために幾つかの【属性耐性と激痛耐性】で耐えてからの【力溜めからの咄嗟の一撃と2回攻撃】での繰り返し攻撃に出るかのう
※アドリブ連携はお任せ
「はっ? どくたーおろち……じゃと? ぁれ? どっかで聞いた名じゃが……ハテ?」
小首を傾げる吉柳・祥華。
ドクター・オロチという名前に、過去の記憶を弄られるような感覚を覚えるが……真の所は思い出せないが。
「うーむ、そのドクターナントかさんは、今度は竜を乗っ取りました……とな?」
と言うと、それにレクス・マグヌスは。
「たしかに、ドクター・オロチという名、スペースシップワールドでみた奴に似ている様な気がするが……今回は帝竜、何か関係があるんだろうか?」
「ああ、それじゃな。まぁ……こいつは帝竜じゃから、恐らくそれとは何の関係も無いじゃろう。ただ妾らに求められている事は同じ、という事じゃ」
「そうだな……深く考察している暇は無い。早々に片付けるとしよう」
そして四人の猟兵達も、仲間達の戦う戦場へ。
……暴れ廻るドクター・オロチを視界に収めながら、ラモート・レーパーは。
「狩とはいえ、これは軍人じみてて嫌だから、これで行かせて貰うわ」
と言うと、装備している常夜の世界の威力を発揮。
周囲が宵闇に包まれ、夜空が広がる……そして、祥華はドクター・オロチを一瞥すると。
「……早速だが、行かせて貰おう」
鮮血の氣のオーラ防御を纏わせ、リミッター解除したC-BAに騎乗。
そして、一気に敵との間合いを詰める。
『ムシュー、追っ手が来た様だねぇー! 面白いじゃないですかぁ!』
と、人を喰った笑みを浮かべつつ、七つの属性を纏ったエネルギー塊をぶっ放す。
至近距離の一撃、躱すのはかなり難しい筈……だが、零児はC-BAのエンジンを逆回転させ、間合いを再び取る。
そして、離れながらも、マルチグレネードを放ち、帝竜の体に傷を遺す。
そんな零児の攻撃に続き、祥華が。
「……はぁ……如何にも、メンドクサイこと、してくりゃりましたのぉ……」
と溜息を吐きつつ、倶利伽羅のリミッターを解除し、限界突破と拠点防御を発動し、仲間達含めて護りを発動。
それに護られる様にしてレクス、ラモート二人が接近していく。
しかしドクター・オロチは迎撃する様、今度は火の属性を持つ竜を召喚し、二人へ迎撃。
その竜に対し、レクスが。
「嵐よ起きろ、今こそ大いなる戦いの時だ!」
と水属性の属性攻撃。
レクスが属性竜を攻撃している間に、ラモートがドクター・オロチへ回り込む。
「さぁ……これでも喰らいなさい」
と、催涙弾とスタングレネードを左右から放ちつつ、ドラゴンの真っ正面にシュールストレミング。
視覚、聴覚、そして激臭での嗅覚を封じるラモートの作戦。
……喰らったオロチは。
『くっさーいデスヨー!! これは無理無理ーー!!』
と……流石にその場から少し移動し、匂いから逃れる。
次の刻。
オロチは悪臭を放つ攻撃のラモートに。
『あー、クサイクサイ! もう、許さないー!!』
と、その口から緑の粘液を吐き出し、当たった箇所を破壊する攻撃で対抗。
ただ、その攻撃をバックステップで回避するラモート。
それへ入れ替わるように、レクスが生命力吸収を付与し、攻撃し、敵の体力を吸収。
更に祥華が力溜めからの、咄嗟の一撃と二回攻撃。
そして零児はグレネードを別の方位から掃射。
両側面から同時に攻撃を仕掛ける事で、敵の退路を防ぎつつも、攻撃を分散させる。
勿論、オロチミサイルの様な大量のエネルギー弾を放つ攻撃は、当たらない方角を作る事は中々難しいけれど……攻撃の手数を減らすという意味では、上手く言ったと言えるかもしれない。
そして、その後も他の仲間達と力を合わせ、オロチの体力を確実に削っていく猟兵達。
……戦闘開始から十数分経過し、オロチの身体に深い傷跡が付いていくと……オロチ自身も、少し苦しげに。
「良し。一気に仕留めるぞ」
と零児が仲間達に呼びかける。
そして零児がC-BAのエンジンをフル回転。
スピードが乗ったところで、わざとC-BAを投げだし、車体による体当たり攻撃。
そして車体がぶつかったところに、レクスが。
「このアックス&ウィザードを取り戻すため、ここでこいつを終わらせてやる……」
じっと敵を見据え……オロチの真っ正面へ対峙。
地を踏みしめ、飛び上がり……その勢いで、『災厄』の魔剣をオロチの頭上から叩き落とし、一刀両断。
……オロチは、断末魔の叫びを上げる事も出来ずに、崩れ墜ちるのである。
大成功
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