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帝竜戦役⑯〜白金のリベレイター

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #帝竜 #プラチナ #群竜大陸



 自由……完全な自由……!
 私にも『再孵化』以前の記憶はありませんが、ここまでの開放感を感じるという事は、私はかつて余程の隷従を強いられていたのでしょう。
 まあ過ぎた事はいいのです。自由最高! ヴァルギリオス様ありがとう!

 さて、それはいいとして。
 コツコツとこの地の生物を死滅させ(めちゃくちゃ強かった……)、領地の殆どをレアメタル化し、さてようやく私の命令電波で悪魔兵の軍勢を創造しようとしていたのですが、結局は私のかよわい姿を竜化で覆うだけに留まってしまいましたね。

 ……まあいいや! 私はちゃんと頑張ったから、駄目でもしょうがないもん!
 あー自由ってすばらしい!!!! 私がんばります!!!!


「……一体再孵化する前はどんな目に遭っていたのかしらね……」
 水元・芙実(スーパーケミカリスト・ヨーコ・f18176)が貴金属の名前を持つ帝竜に対してそんなコメントを付ける。帝竜の中では随一の器の小ささを感じる相手である。
「ともかくみんなには群龍大陸中盤にいる『帝竜プラチナ』を撃破しにいってもらうわ。こんな感じだけれど帝竜には違いないから強敵よ。勿論みんなより先に攻撃してくるわ」
 ただ、と彼女は付け加える。
「プラチナには『本体』があるわ。つまりドラゴンの外見は外殻で、コアになってる女性がいるの。全てのユーベルコードにそういう狙えそうなポイントがあるから、攻略自体は意外としやすいかもね。対策を考える場合はそっちのアプローチも視野にいれると立てやすいと思うわ」
 芙実は一つの指針を出すと猟兵達を送り出す。
「それじゃ皆頑張ってきてね、いい報告を待ってるわ」


西灰三
いつもお世話になっています、西です。
今回は帝竜戦役のシナリオをお送りします。
詳しい内容はオープニングの通り。

プレイングボーナスは以下になります。
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プレイングボーナス……『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』。
(敵は必ず先制攻撃してくるので、いかに防御して反撃するかの作戦が重要になります)
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以上です。
それでは皆様のプレイングをお待ちしています。
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第1章 ボス戦 『帝竜プラチナ』

POW   :    ジルコニア、プラス、バナジウム『絶対超硬剣』
自身の【本体(少女)を守る超硬装甲】を代償に、【剥離した装甲を飛翔剣化し、膨大なエナジー】を籠めた一撃を放つ。自分にとって本体(少女)を守る超硬装甲を失う代償が大きい程、威力は上昇する。
SPD   :    テルル、プラス、ニオブ『悪臭毒ガス粘液塊』
自身に【本体(少女)を守る粘液状の毒煙】をまとい、高速移動と【悪臭の毒ガスを放つ粘液弾丸】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    プラチナ、プラス、バナジウム『命令電波プラチナ』
自身が装備する【本体(少女)】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
👑11
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アイソラ・グランホエール
なんかスゴイ不憫って言うか残念臭がする…
だがそんな不憫な目に遭ってきた存在が自身の守りを代償にした攻撃となると一体どれ程の威力になるのか。

それはそれとしてコレは恩で縛った隷従では?アイソラは訝しみながら戦闘形態に変身した。


まずは「情報収集」で「地形の利用」ができるルートを「フェイント」を入れながら接近、敵の攻撃は回避するが避け切れないならサイコキネシスを横から当てて「怪力/武器受け」で無理矢理通り、崩れた姿勢は「念動力」で立て直す。

接近できれば星海の剣で装甲の薄くなった所を「カウンター/怪力/鎧砕き/鎧無視攻撃/串刺し/念動力」で突き刺し、剣先からサイコキネシスを叩き込む。


エルザ・メレディウス
ア〇連携〇

■POW
連携時は【集団戦術】を活かして、連携の質↑
【地形の活用】を活かして、レアメタルの山、地形の起伏に隠れて移動、回避率↑できるように
全員を【鼓舞】しながら、敵のもとへ全員で進めるように

...狙うは敵の本体です

敵に接近後は、複数【残像】を生み出して囮とします。【残像】は敵の正面へ。そちらへ攻撃が向かうように【誘惑】します

派手に動く複数の残像に隠れながら、私は【忍び足】などでなるべく目立たないように移動。
残像へと敵の絶対超硬剣が放たれて、敵が正体を晒した瞬間に、剥離した本体をめがけて、白王煉獄で【だまし討ち】を狙います

私は猟兵です...だから、手加減なしであなたを斬ります




「自由に戦えるのって楽しい!」
 金属の大地に大きな金属音が鳴り響く。あまりにも大きすぎるそれは地響きを伴う程に大きい。
「なんかスゴイ不憫って言うか残念臭がする……」
 アイソラ・グランホエール(サイバーサイキックサイボーグ・f09631)が鋼の山の影に隠れて調子に乗っているプラチナの言動にそうコメントをつける。彼の隣に大きな剣が硬い大地に突き刺さっている事でその威力の大きさが理解できる。
「どんだけ不憫な目に遭ってきたら、こんな力を持つまでに強くなるんだ?」
「さて、どうでしょうね」
 同じ山の影に隠れていたエルザ・メレディウス(復讐者・f19492)が刀を手に静かに返す。どうも彼女は相手をただ切るべき存在としか見ていないらしい。まあ猟兵らしいと言えばそうではあるが。アイソラはこれ以上お喋りする時間もボキャブラリーもなさそうだと戦闘形態に変形する。その彼ににエルザが端的に注文をつける。
「三秒後に反対側から飛び出て。3、2……」
「ちょっ……!」
 エルザはアイソラの返事を待たずに残像が見える勢いで影から飛び出した。そしてほぼ同時に彼女の言う通りにアイソラも飛び出した。
「やっと出てきましたね!」
 二方向に放たれる巨剣は彼らを追い詰める、文字通りにだ。
「………!」
 アイソラは念動で剣の動きをそらし、エルザは残像にて狙いをそらす。どちらにせよ長くは続かない。
(「結局こいつあんまりやってること変わってないんじゃないか? ……ってダメだな」)
 冷静に動きすぎて余計な思考がアイソラの脳裏に浮かぶ。今やるべきは考え事ではない、彼はサイキックエナジーを放ち剣を投射することで薄くなった壁の奥にいる本体を捉える。
「さ、触らないでよ!」
「触れなければあなたを斬れないので」
 アイソラの作った僅かな時間を見逃さずエルザは踏み込んでいた。既に刃は振り抜かれており、残り火が燻っている。
「私は猟兵です……だから、手加減なしであなたを斬ります」
「この……!」
 帝竜プラチナとの戦いはこうして幕を開けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ナハト・ダァト
眩しいナ
…目障りダ

対処法
敵の金属の体を利用し
無限光から強烈な光を浴びせる事で乱反射の目眩ましを行う
視覚を失った間
聴覚へ言いくるめと催眠術で
残像を本体と錯覚

剣の狙いを逸らし
纏ったエネルギーは
生命力吸収、捕食で自身のエネルギーへ
ドーピングと限界突破で吸収上限は引き上げる

敵のエネルギーを利用し

目眩ましの間に医術、情報収集、世界知識で把握した本体の位置にユーベルコードを放つ

奪うのは先程自分に向けて放たれた技

周囲の金属大地を利用して生み出した巨大な剣に
吸収したエネルギーも込めて刃を突き立てる

君ガ如何ニ無垢であろうト
オブリビオンであるなラ
容赦なク倒すヨ


白斑・物九郎
●POW



ワイルドハント、白斑物九郎

帝竜のプラチナを――
プラチナの帝竜を狩りに来た


●対先制
・『下駄』『L95式サイドアーム』――遠距離攻撃に扱える武器を投棄
・『絶対超硬剣』の「装甲剥離時のリスク」の条件から「長射程武器による本体を狙撃される危険」を除外することで、敵攻撃威力を減じさせる企図

・敵先制中は、飛翔剣の射線を【野生の勘】で悟ると共、地形を遮蔽として駆け(地形の利用+ダッシュ)、回避に専心


●反撃
元は体の一部
剥がれたガワだってんなら、獲って喰えねえこたァありませんよな?

・【グールドライブ】発動
・刻印を宿した左腕を【なぎ払い】、左掌から飛翔剣をエナジーごと喰らいざま攻め上り、敵本体を【蹂躙】




「いったいあなた達何者ですか! 一体私に恨みでもあるのですか!?」
 自らにたかる猟兵達にいらつくように叫ぶプラチナ。そんな彼女の咆哮に対しナハト・ダァト(聖泥・f01760)は冷たく吐き捨てる。
「煩いシ眩しいナ。……目障りダ」
「はあ!? このキレイな輝きを見て感想がそれ!?」
 彼の言葉に憤るプラチナ、しかしこの場にいるもう一人、白斑・物九郎(デッドリーナイン・f04631)はそんな激情を意にも介さずに名乗る。
「ワイルドハント、白斑物九郎。帝竜のプラチナを――プラチナの帝竜を狩りに来た」
「この私を狩る、ですって? この自由で超強いこの私を!? ……って何、あなた頭おかしいの?」
 何故プラチナがそんな事を言うのかというと、物九郎が遠距離武器を手放したからだ。
「いやちゃんと考えあっての事でさあ」
「フフンまあ良いです、ちょっと意表突かれましたが手は抜きません……よっ!」
 放たれた剣が二人に襲いかかる。物九郎は落ち着いて物陰に隠れて回避行動を取るが、ナハトは無様に転がる様に剣の前に逃れる。
「いい気味です!」
 そんな彼を前に勝ち誇るプラチナ。しかしそのナハトの体から突然無限の光が溢れ出し、彼の背にした剣や大地を跳ね返り辺り一面を白く染め上げる。
「っ! 何も見えません! 何処に……!」
「ここダ」
 間髪入れずプラチナはその声のする方角に剣を投げる、しかし光が消えた時そこには何者の姿もなかった。
「いない……!」
 ナハトがいたのは竜の真後ろ、彼はプラチナの持つ剣を再現し放つ直前であった。
「君ガ如何ニ無垢であろうト、オブリビオンであるなラ容赦なク倒すヨ」
「キャアア!?」
 放たれた剣は竜の背中を貫いた。そしてそのタイミングに合わせて物九郎が左手を構えていた。
「剥がれたガワだってんなら、獲って喰えねえこたァありませんよな?」
 彼が刺さった剣を押し込むように殴りつけると、刺さっていた箇所を中心に白金の鎧が消失していく。
「大人しくしてくだせえや」
 そのまま物九郎はプラチナの本体を殴り飛ばす。重金属の名前を持つ彼女から甲高い音が鳴り響いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

御形・菘
いや~、実に素晴らしいキャラではないか!
お主のような相手とバトるのは楽しいぞ!

防護のために左腕に邪神オーラを集中させ、覚悟を決めて剣の一撃を受けよう
直撃の瞬間に全力で振り払い、身体への直撃は回避する!
痛みは我慢! 左腕一本の犠牲で凌げるなら十分よ
一気に相手の懐へと突っ込む!

出てきた本体に挨拶しようかのう
ヒト型であればサイズ的に妾と右手で握手であろう、う~む、良い場面!
はっはっは、自然と手を繋いでしまう、妾の至高のテクであるぞ

…そして、装甲を代償にしたなら重量は減っているであろう
右手を非力と思うなよ?
わざわざ地面を武器に変えるとはありがたい、持ち上げてブン回し、硬い大地に全力で叩きつける!


グァーネッツォ・リトゥルスムィス
隷従の苦しみを知りながら自分は電波で金属を従わせようとするとは呆れるぜ
そんな思想を持つ奴を野放しに出来ないぞ

戦場を走り回っておいて超硬剣に必要な装甲が
巨大な体のどこから剥がれているか見逃さないぞ

膨大なエナジーが籠められて飛翔もするが剣ではあるんだ、
動体視力と第六感で先制攻撃を見切り、
槍をオレの活力を籠めたオーラで防御力を高めつつ
槍のリーチを活かした戦闘知識でオレへの直撃を避けながら
武器受けで剣を受け流しながらレアメタルの地面に突き刺してやる
ファン、耐えてくれ!

先制攻撃を凌いだら『大地との友情合体』で超硬剣と合体するぞ
装甲が剥がれた場所から本体を推測して超硬ロボ剣で本体をぶった切ってやるぜ!




「隷従の苦しみを知りながら、自分は電波で金属を従わせようとするとは呆れるぜ」
「レアメタルには意思無いもん! だからそれは無効!」
 グァーネッツォ・リトゥルスムィス(超極の肉弾戦竜・f05124)とプラチナのやり取りを聞いている御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が腕をこまねいてウンウンと頷いている。一通り二人の口喧嘩が続いた後、彼女はちゃんとドローンの天地がこのやり取りを収録しているのを確認してからプラチナに指差した。
「実に素晴らしいキャラではないか! お主のような相手とバトるのは楽しいぞ!」
「こんな所に私の良さを分かってくれる人が! 良いでしょう! 全力で戦いましょう!」
 二人のやり取りを見てグァーネッツォが「確かに強敵だけどさ……」みたいな表情を浮かべている。どうもオブリビオンは強くても好みではないらしい。ともかくそう言い出した手前、凄まじい勢いで剣が飛んでくる。そりゃあもう嬉しそうな声とともに。……認められることに飢えてたんだろーか。
「くっ!」
 なんとなくこのノリに一人置いてきぼりのグァーネッツォは槍を手にして飛来する剣を槍で弾いていく。
「ファン、耐えてくれ!」
 存在感が薄いともっぱら噂のドラゴンランスが、やっぱり存在感の薄い鳴き声を出しながら衝撃に耐えている。やっぱり見せ場があると張り切るよね!
「走るシーンが入る動画は名作よ!」
 他方菘は防ぐどころか突っ込んでいった。無論降り注ぐ攻撃を易々とは受けないが、それでも致命の一撃にも見える攻撃が彼女を襲う。
「これでムービーエンドでしょう!」
「まだ再生時間を稼げてはおらんのでな!」
 すかさず彼女は左腕を盾代わりに使い、剣からその身を守る。しかしいかに頑丈な彼女と言えども左腕が使用不能となる。
「やりますね!」
「ここまで来られるのなら犠牲に見合っておるよ!」
 相当数の剣を投射し、本体の姿を見せたプラチナの元へと菘はたどり着く。そして彼女はプラチナと右手で握手する。う~む、良い場面!
「右手が勝手に……」
「はっはっは、自然と手を繋いでしまう、妾の至高のテクであるぞ」
 そして菘は彼女と手を繋いだまま振り回し始めた。そして彼女達の後ろではとてもメタリックなロボが立っていた。その操縦席にはグァーネッツォが座っている。
「大地の恵みと力を見せる時だ!」
 その巨体はレアメタルから生じたおかげか異様な硬度を誇っていた、そして手には剣を持ち既に振りかざしている。
「地面を武器にとはありがたい! そら行け!」
 菘がグァーネッツォの操るロボに向かってプラチナを投げた。そして返す刃で巨剣がプラチナの体に大きく食い込むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

レフティ・リトルキャット
※詠唱省略やアドリブOK
のびのびしてるにゃん…にゃんかこうトラウマでも掘り起こしたくなるにゃねぇ。

僕はミュージックエナジーで己を鼓舞しつつ呪いで子猫に変身し、髭感知で動きを見切り、呪いのオーラ防御を纏った爪や肉球で武器受け・盾受けに肉球バッシュを併用しつつ、くるりくるりとダンスを舞う様に敵の飛翔剣を受け流すにゃん。
隙を見て、my首輪の特殊能力【ソウルアクセス】を解放、帝竜プラチナの本体に触れて精神世界へ侵入し限界突破!。この手に誘き寄せた「隷従されていたトラウマ」を強化し具現化するにゃあ。


ユスト・カイエン
どんな相手であろうと敵である以上は、討つしかない。

先制攻撃はレアメタル化した地形に「目立たない」よう身を潜め、跳んでくる攻撃は「第六感」で察知、攻撃コースを「見切り」つつ得意の「念動力」で受け止め、或いは「武器受け」で切り払って回避する。
耐え凌いだら今度はこっちの番だ。敵が撃ち出す剥離した装甲をUC「サイコキネシス」で幾つも操作し、「フェイント」を交えながらそっくりそのまま彼女目掛けて撃ち返してやる。

プラチナ。お前を守るものはもう何もない。
今までお前が滅ぼしてきた魂たちも言っているよ。
こっちに来いってさ。僕たちが送り届けてやる。
お前の言うその自由、どうか其処で好きなだけ味わっていて欲しい。




「のびのびしてるにゃん……」
「どんな相手であろうと敵である以上は、討つしかない」
 ユスト・カイエン(終の紅刃・f24320)が頭の上に乗っているレフティ・リトルキャット(フェアリーのリトルキャット・f15935)にそう返す。二人は振りまかれる剣の雨の中でタイミングを見計らうために息を潜めている。
「元気にゃね」
「その分多くの猟兵が戦っているという事だろう。真正面から戦うのはそちらに任せよう」
 何せ彼らは小柄だ、相手の視線を避けるのは得意だろう。彼らはレアメタルの瓦礫の隙間からプラチナの状況を伺う。二人が動き出したのは、剣を撃ち本体の姿が見えたその時だ。
「……新手ですか!」
 即座にプラチナは投げた剣を引き戻し防御を固めようとする、しかしそれを制するのはユストのサイコキネシスだ。
「もう一度お前にそれを纏わせるわけにはいかない」
「くっ!」
 その武器が使えないならばと、即座に彼女は剣を作り出しユストに切りかかってくる。ザグナルでとっさに防ぐ彼が感じ取ったのは「本体と言えども弱くは無い」という手応えだ。
「それ以上させないにゃ!」
 レフティの爪がプラチナの鼻先を掠めて行く、不意の攻撃にプラチナは半歩下がるがそこをユストのサイコキネシスが抑え込む。
「今にゃ!」
 動けないプラチナに対し、レフティがソウルアクセスを試みる。彼女の中に入り込んだレフティはその精神世界の中で漠然とした恐怖を拾い集め、それに更に力を与える。
「な、なんですかこの体の震えは……!」
 彼がプラチナの精神世界で暴れているのが、外の世界ではこの様になる。先程まであった力強さは何処へやら。ただの恐怖に怯える少女にしか見えない。
「プラチナ。お前を守るものはもう何もない。今までお前が滅ぼしてきた魂たちも言っているよ」
 その様子を見ていたユストが武器を大上段に構えている。
「こっちに来いってさ。僕たちが送り届けてやる。お前の言うその自由、どうか其処で好きなだけ味わっていて欲しい」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です




何だか凄く苛めたくなる帝竜の様ですね、とりあえず外殻をゴツゴツ砕いて正面から退治します。


相手の先制攻撃は【オーラ防御】しつつ【ダッシュ】で一時撤退します。
高速移動もするようなので、轢かれない様に必死で逃げます。

体臭が臭くなった竜から逃げ切れたらこちらの番!
私のユーベルコードのオルタナティブ・エネミーを使います!

ドラゴンの姿で出てきたら私が騎乗してドラゴンライダー!
『本体』の少女で出てきてしまったら、私が肩車してライダードラゴン!

どちらにせよ2対1で挑みます!
【鎧砕き】と【鎧無視攻撃】で外側から攻略していきましょう。




「もういい加減にして! 疲れてきたんだけど!」
(「何だか凄く苛めたくなる帝竜の様ですね」)
 竜の形のまま地団駄を踏むプラチナを見て弥久・銀花(隻眼の人狼少女剣士・f00983)の内面からいつもとは違う感情が巻き起こる。とりあえずあの白金の鱗を叩かないと行けないかなーって思った所で、悪臭を撒き散らしながらプラチナが飛んできた。
「うわあ……」
「そんなお風呂入ってないような人を見る目はやめてください!」
「いや、でも、ねえ」
 プラチナから逃げ回る銀花。正直息苦しくて長くは耐えれそうにない。このままでは負けてしまうと彼女はユーベルコードを使い戦力を増やす。
「戦力比はこれでこちらが確実に優勢です、奇跡でも起こさない限り勝てはしませんよ!」
「……え? 私がもう一人……?」
 銀花はすごい真面目顔でプラチナ本体を肩車していた。いやこれでどうしろというのだ。
「もう一人の私! あなたには負けないわ!」
 なんかファイティングポーズを取ってるプラチナ(複製)。本物のプラチナは面食らいはするものの、すかさず銀花ものとも踏み潰そうとする。
「やらせません! これでも食らってください」
 銀花は反撃にと投げた。……プラチナ(複製)を。
「「え!?」」
 二人のプラチナの声がハモる、と同時にプラチナがプラチナに突き刺さる。何を言っているかわからないと思うがそういうことである。
「ふう……」
 銀花は一仕事終えたかの様に笑顔で汗を拭った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

国栖ヶ谷・鈴鹿
【SPD】

レアメタル!これは見逃せないね!

【先制対策】
耐毒決戦仕様[メカニック]改造!
悪臭や毒に対応できるように紅路夢や銃に、[属性攻撃][衝撃波]迎撃用で粘液や煙を吹き飛ばしたり、装備品に[毒耐性][オーラ防御]加工でぼく自身の防御も高めておこう。

【戦闘】
本体の位置は、相手の展開しているUCの中心部だと思うね。フロヲトバイ紅路夢で、ぼくのUCの範囲まで接近していくよ。
UCの理想世界再構築で、毒を無害化して粘液は美味しいプリンに、毒や悪臭は分解して、相手の注意をひきつけるバニラの香りに、外殻はサクサクのビスケットにしちゃおう!
本体は、美味しいお菓子に夢中になっている所をUCで決着をつけるね!




「レアメタル! これは見逃せないね!」
 国栖ヶ谷・鈴鹿(未来派芸術家&天才パテシエイル・f23254)が目を輝かせる。それは彼女のパティシエイルという役回りよりも、アーティストという古い意味での技術者の立場からの言葉であっただろう。そして技術者にとって目新しい素材構えをというものはいつも興味を引くものだ。
「そうでしょう! この輝く体! 美しいわ!」
 対するプラチナはそう勝ち誇りながらも自身が素材扱いされていることが分からない。まあ分かったところで行ってくる攻撃が変わるわけでもないが。彼女の体を中心に毒煙が巻き起こり、それを纏ったまま突っ込んでくる。
「か、回避!」
 勢いよく突撃してくる相手に対し紅路夢の原動機のペダルを踏み込む鈴鹿。すんでの所で敵の巨体と毒ガスを回避するものの、その車体を包んでいた透明な風船のような防御膜が破れてしまう。
「うわ酷い臭い……こんなのはもっと美味しいものに変えちゃうよ!」
「何を言っているのですか!」
 プラチナは鈴鹿の意味分かんない言葉に対して毒液で返す、がその毒液が空中でカスタードプリンへと変化する。
「……は?」
「これだけじゃないよ!」
 気づけば周りの悪臭がバニラの香りに。プラチナの巨体の一部がビスケットへと変化していた。
「わ、私の体が……」
「食べてみて? 美味しいよ?」
「……あら本当」
 食べんなや。そして納得するな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ナァト・イガル
WIZ/連携・アドリブ歓迎

あらあら。言葉だけ捉えれば、まるで辺りにいそうな少女のようね?
とはいえ、これも帝竜。甘く見るわけにはいかないわ。
覚悟をもってかからないとね。

【破魔・祈り・歌唱】を込めてUCを一斉展開。
”少女たち”はUCの産物。ならば、撃ち抜いてみせるわ。
敵の攻撃は【第六感・見切り・地形の利用】で回避、もしくは聖痕による【盾受け】で凌ぐ。
隙を見て、プラチナへ【範囲攻撃】を付加したUCで、なるべく広範囲に射かけるわ。
本体の付近は装甲が特に厚いか、特にかばう動きの片鱗があるのではないかしら。
よく【偵察】して、ここぞというところへ【多重詠唱・鎧無視攻撃】を重ねましょう。




「あらあら。言葉だけ捉えれば、まるで辺りにいそうな少女のようね」
 ナァト・イガル(さまよえる小夜啼鳥・f26029)はプラチナの事をそう表現した。なるほど自由を高らかに叫びさりとてヴァルギリオスの配下となっている彼女は、家出して街中で遊び呆けている少女と印象がだぶる。……結局の所、どちらも世界の壁の内側にいることには変わりない。
(「そう帝竜。甘く見るわけにはいかないわ」)
 まるで体が幾つあっても足りないのを補うように、辺りには少女プラチナの姿が溢れていた。彼女『達』は思い思いの武器を取り、猟兵達と交戦している。そしてその一部がナァトの元にも迫る。
「ここにもいます! 私達集まりなさい!」
(「”少女たち”はUCの産物。ならば、撃ち抜いてみせるわ」)
 手に刃を持つ彼女達の攻撃を辛うじていなしていくナアト。反撃の糸口をつかもうと手にした楽器の弦に指をかけるが、その背中に剣が襲い掛かる。
「……気まぐれね」
 自らを光の魔法陣を出すことで守った聖痕に小さく呟くと、今度こそ弦をかき鳴らす。
「鳥よ、貫け」
 二語の詩を旋律に乗せるとたちどころに光の矢が広がり少女たちを貫いていく。彼女達は苦しむ声もなく光の粒へと変わってしまう。
「これは……!」
「光は真っ直ぐに自由よ。縛られているあなたよりもずっとね」
 ナァトは静かに微笑み再び歌った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティーシャ・アノーヴン
麒麟(f09772)さんと。

これが帝竜・・・ここまで間近で見るのは初めてです。
威圧的にも感じますが、私だけですか?

あれが本体?
複製された偽物のようですが。
なるほどなーですわね。あの竜の姿は外殻のようなものですか。

相手の攻撃は多方面から襲い来るもの。
退路を断たれないよう、囲まれませんよう、足を止めないようにしましょう。
無茶な回避よりもオーラによる防御を。
麒麟さんの位置も確認しながら、死角に回った複製体があれば声を出します。
先ずは相手の攻撃を凌ぎ切ってから反撃しましょう。

凌いだ後、私は皆さんの傷を癒し、全力を出せるようにしますわね。
極度に疲れるのは覚悟の上ですので、攻撃はお任せする形になります。


七々澤・麒麟
最近仲良くなってきたティーシャ(f02332)と参加!

へえー、流石にでけーなぁー
でもあん中にかわゆい女の子がいんだろ?
さくっとぶっ倒してティーシャとその子と3人でデートに行きてえもんだな★

おちゃらけつつも戦闘開始
連携を重視
ティーシャとあまり離れず、自身も彼女のオーラの加護を受けられるように
また彼女の前に立ち彼女に攻撃が直撃しないよう自分の身体を盾にする
攻撃を受けてしまう際は半身になり急所を守る事
…でもいってぇーなコレ!?

反撃はUCの鎖で遠距離攻撃メイン
向こうは外殻を消費して攻撃してっし、
装甲が薄くなった所にぶちこみゃ致命傷も与えられっかもな
折角だし、ティーシャにもいいトコ見せなきゃな!!




「へぇー流石にでけーなー」
「これが帝竜……ここまで間近で見るのは初めてですね……」
「なんです? 私観光地じゃありませんよ!?」
「威圧感は……あるんでしょうか?」
 ティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)と七々澤・麒麟(GoldyFesta・f09772)の二人はまるでデートに来たかのようにプラチナの巨体を見上げている。まあプラチナの方は目の前でいちゃつかれるのちょっと嫌らしい。
「でもあんなかにかわゆい女の子がいるんだろ?」
「そうなんですか、じゃああれは外殻のようなものなんですね」
 博物館デートかこれは。プラチナはなんかいらっとしたらしく剣を一本投げてくる。
「アブね!?」
 すかさず麒麟がティーシャの前に立ち彼女を刃から守る。が、放たれた刃は彼の体を深く切り裂き大きく血を噴出させる。
「……いってぇーなコレ……!」
 傷口を抑えるが隙間から止めどなく血が溢れ出してくる。想像以上に大きなダメージを受けた彼を見て慌ててティーシャが駆け寄る。
「今、回復を!」
 ティーシャが白い光を放ち麒麟に刻まれた大きな傷を塞いでいく、しかし流れた血が戻るわけではない。そして彼らをさらに追い詰めるように無数の少女達が白金の武器を持ち、二人に迫ってくる。
「三人でデートをしたいとは思ったけれど、こんなに一緒に歩けないな……」
 疲れの色を見せるティーシャを背に麒麟は竜のオーラを武器に構えを取る。無数の敵と激しい戦いはより多くの血を二人に流させる。
「貴方に大自然の祝福があらんことを!」
 一人全線で奮闘する麒麟の回復に集中するティーシャ。しかしそれは結局のところ負担の分担ではない。相手の数を減らすことを一人に任せればそれだけより多くの傷を受け、それを癒すための疲労と時間が増えてしまう。
「ティーシャをやらせるかよ!」
 麒麟は吠え彼女を守るために敵の分体を爆破する。しかし敵は今だ尽きることなく迫ってくるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ブレイブ・ブレイド
※アドリブ歓迎

POW判定

・敵UC対策
三体のサポートメカと連携して
狙われたところをスイッチ形式でターゲットを入れ替えたり
陸海空の3形態の合体(UC【○○ブレイバー】参照)を駆使して
動きを変えながら飛翔剣をやり過ごす

・攻撃
スカイブレイバーの高速機動と空中戦スキルにより飛翔剣を回避し続け
代償として剝離した装甲部分が広くなったところを狙い撃つ
(勇気、空中戦、スナイパー、誘導弾)

・心情
……何やら事情があるようですが
この美しい大地を鋼に覆いつくし
尖兵によって侵略しようとするそのたくらみ
決して見逃すわけにはいきません
この世界に住む人々の祈りに応えて私たちが阻止して見せます!

剣の勇者ブレイバー、只今参上です!




「これほどの暴虐。……なにやら事情があるようですが」
 上空から敵の攻撃を監視している天空王からの報告を受けたブレイブ・ブレイド(異世界勇者ブレイバー・f26959)が敵の巨体を地上から確認している。彼の立つ大地も、元の姿ではないのだろう。空からのオペレーション通りに剣をよけながら、彼はプラチナの元へと走る。
「この美しい大地を鋼に覆いつくし尖兵によって侵略しようとするそのたくらみ、決して見逃すわけにはいきません!」
「貴方達こその私の領域に土足でずかずかと入り込んできて勝手なことばかり! 恥を知りなさい!」
 再び剣がプラチナの巨体から放たれブレイブの元へと届く、しかし彼は天高く飛び上がり、空中で天空王と変形合体を行う。
「天の勇者スカイブレイバー参上! この世界に住む人々の祈りに応えて私たちが阻止して見せます!」
「私は貴方のような言い草の連中が大嫌いなのよ! 屑鉄になりなさい!」
 二つの自由が白金の戦場でぶつかり合う。それは純粋な力のぶつかり合いでもあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

スパイニア・ソーン
帝竜プラチナ。竜の身体は核となる少女を覆う外殻なのか。面白いドラゴンだな。再孵化してはっちゃけた言動になってるが奴はオブリビオン。きっちりと骸の海に沈めてやろう。

先制対策
竜の身体は合金。纏う毒煙もそれに類するものか。毒使いに毒をぶつけるとは笑止千万。金属元素由来とわかればそれを腐食させる毒で打ち消してやろう。蠱毒の射手を舐めるなよ。
迷彩外套を纏い、周囲の金属塊に隠れて粘液弾の攻撃をやり過ごしたのち、毒煙の薄い場所を狙って核の少女を狙撃する。使用するのは金属腐食の毒を塗り込んだ毒矢だ。煙を貫いて核に届かせてやるよ、帝竜プラチナ。


ミュリエル・フォルクエイン
連携&アドリブ歓迎
「決して相性のいい相手ではありませんが」
先制攻撃対策は地形を利用、攻撃を見切り可能ならフェイントも交えダッシュで回避を、忍び足で目立たず迷彩も活用、闇に紛れ隠れて攻撃をやり過ごすことも試みます。不可能な場合は革手袋によるビームシールドの盾受けでしのぎ、カウンター攻撃で反撃へ
UCのビットは広く展開、障害物とすることで高速移動を阻害しつつ、ぶつけることで攻撃も。
「自由にはさせません」
ぶつかったなら相手の粘液状になっている毒煙を逆用ビットを吸着させ雪だるま形式で膨れさせることで更に動きを阻害させつつ弓を用い鎧無視攻撃で乱れ撃ちでひたすら射ります
「目を塞いでくれれば」
「これで――」




「帝竜プラチナ。竜の身体は核となる少女を覆う外殻なのか。面白いドラゴンだな」
「決して相性のいい相手ではありませんが」
「しかしやるしかあるまい。再孵化してはっちゃけた言動になってるが、きっちりと骸の海に沈めてやろう」
 スパイニア・ソーン(致命の一矢・f03958)とミュリエル・フォルクエイン(オラトリオのアーチャー・f01452)の弓使い二人は毒を撒き散らしながら迫る白金竜と対峙して、相手の行動にそれぞれ反応する、
(「まずは回避を……!」)
 ミュリエルの選択はある意味で常道と言って良いものであった。近づく毒煙や飛来する粘液から距離を取り、少しでも受けるダメージを減らすという選択肢であった。
(「竜の身体は合金。纏う毒煙もそれに類するものか。毒使いに毒をぶつけるとは笑止千万」)
 他方スパイニアは粘液に対し自身から生み出した毒を塗った矢を放ち、毒を持って毒を制す。気体である煙に矢をそのまま射掛けても意味はないが、粘液ならば撃ち落とすとともに対応できる。
「もっと積極的に当たりなさいよ!」
 防御に徹する二人にプラチナから無茶な要求が飛ぶ。直撃すればただでは済まない攻撃を受ける相手もいないだろう。
「これ以上、あなたの自由にはさせません」
 相手の攻撃のパターンに慣れてきたミュリエルが、装甲を飛ばし乱射される粘液をすくい取っていく。やや湾曲したその板は粘体を捉える器と形を変えて、ついでその粘液で毒煙を吸着していく。それと同時にミュリエル本人も無数に矢を放ちプラチナの動きを牽制する。
「これで目を塞いでくれれば……!」
 そしてそれこそが狙い。ミュリエルが作った大きな影がスパイニアが視界から逃れるチャンスを作る。
「核に届かせてやるよ、帝竜プラチナ」
 放たれた毒の一矢が毒煙を貫きその奥にいるプラチナに突き刺さる。そこからは痛みに耐える少女の呻き声が上がった。
「私は狙いを外さない」
 そうスパイニアは冷静に言い放つのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

メグレス・ラットマリッジ
【SPD】 アドリブ可
身の上には同情しますがこれも戦争です。
それに私から言わせれば、与えられた自由など無いも同じ
自由が欲しければ勝ち取ってみせなさい。

予め防臭マスクを用意しておきます、気休めでも使えるものは使うのです
毒液は斬って落とすか避けるかで対処(見切り)
毒が身体に回りきる前に決着をつけたい

周囲を毒煙が包んだらUCで転移し、竜の背後から思いきり雷杖を叩きつけます
中身までたっぷりの金属塊であれば私も使える血液を雷に変換して
鎧を通して本体を感電させます

思い出より産まれた貴方は、やはり思い出に還らねばならない。




「どうして折角自由になったのに思い通りにいかないの!?」
「身の上には同情しますがこれも戦争です。それに私から言わせれば、与えられた自由などないも同じ。……自由が欲しければ勝ち取ってみせなさい」
 メグレス・ラットマリッジ(襤褸帽子・f07070)が冷たく言い放つ。まるで物覚えの悪い少女を叱るように。
「そこまで言うのならお望みどおりにお前たちを全部倒して自由を勝ち取って見せましょう!」
 メグレスの挑発に乗るように毒ガスを纏い、そして戦場を包んでいくプラチナ。あっという間に辺り一面が毒煙に包まれ視界さえ見えなくなってしまう。
「口ほどにもないですね!」
 実際毒に包まれたメグレスは追い込まれていた。用意してきた防毒マスクはすでにフィルターまでやられており気休め程度にしかなっていない。
(「でもこれは想定通り。幸いあちらからは私は見えない」)
 つまり、死角。そこを渡るのは彼女が得意とする分野だ。
「もう死んだでしょうか?」
 プラチナが毒液を煙の中に投げ込む、しかしメグレスはそれと入れ替わりにプラチナの背後に立っていた。その手には雷を蓄える杖が握られていた。持ち手の彼女の顔面から色味が消えると同時に、蓄えられた雷は強い光を放ち始める。
「死はいつだってすぐそばにある。自由にはより近く」
 杖の先がプラチナの背に触れた瞬間、絹を裂くような声が響く。
「思い出より産まれた貴方は、やはり思い出に還らねばならない」
 プラチナの痛みに対する叫びも意に介さず彼女は雷を与え続ける。しばらくそれを続け、メグレスが膝をつき杖を手放したところでプラチナの美しい体も完全に崩壊していた。

 こうして自由に縛られていた白金の竜は潰えた。猟兵達は次の竜を討つべく、さらに群龍大陸の奥地に向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月17日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト