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帝竜戦役⑥〜地獄を駆ける者

#アックス&ウィザーズ #戦争 #帝竜戦役 #群竜大陸


●⑥地獄の古戦場
 そこは、腐汁に穢れし魔の大地。遥か昔に討伐された怪物たちが蘇り、猟兵と激戦を繰り広げていた。幾多もの魔法に矢弾、あるいは竜のブレスなどが戦場を飛び交う。
 混沌とした戦列の後方で、骨の巨竜は指揮を取る。蒼炎の瞳を期待に揺らめかせながら。しかし、その期待は勝利への確信に由来するものではなく。
 魂を囚えるにふさわしい、新たなる勇者の気配を感じていたから――。

●グリモアベースにて
「暗殺に興味はあるか? 今回は皆に暗殺を頼みたい」
 物騒な響きとともに、グリモア猟兵であるジルエーデ・セラータ(ドラゴニアンの戦場傭兵・f07774)は任務の説明を始める。
「地獄の古戦場と呼ばれる今回の戦場では、今まさに多くの猟兵とモンスターが戦いを繰り広げている最中だ。そんな乱戦の中を上手く潜り抜けて、モンスターたちの司令官の一体――呪骨竜アンフェールを暗殺してもらいたい」
 司令官であるアンフェールを撃破できれば、局所的なものとはいえ、戦況は猟兵優位に傾くだろう。司令官の座する後方を目指してスマートに戦陣を突破し、撃破するのが今回の目的だ。
 なお、雑兵のモンスターは倒したところで次から次へと無尽蔵に湧いてくる。余力を温存するためにも、今回の目的は司令官の暗殺と割り切り、他の相手は最小限に抑えたほうがいいだろう。
「アンフェールについてだが……奴は死霊術や呪詛が扱えるようで、かつての勇者の魂を束縛しているみたいだ」
 囚われた勇者たちの魂を解放するためにも、このアンフェールは此処で撃破するのが望ましいはずだ。
「あまり経験したことない類の任務だろうが、今までの戦闘経験を応用すればきっとなんとかなるはずだ。頼んだぞ」
 ジルエーデは激励を込めて頷き、さっそく転移を開始――する前に、もう一度口を開いた。
「……この戦場には"蓬莱の実"という希少な果実が実っているようだ。見た目は大きなブドウなんだが、食べた箇所が再生するという特異な性質を持っている。1個で金貨650枚ほどの価値があるらしい」
 余裕があるなら回収してきてもいいかもな、とジルエーデは付け足して。乱戦に沸き立つ戦場へと転送準備を開始した。


ぐみめろん
 こんにちは、ぐみめろんと申します。
 本シナリオは『帝竜戦役』のシナリオです。ここで獲得した青丸は、「群竜大陸アタック!」にて使用することができます。

●プレイングボーナス
 「乱戦を潜り抜け、司令官に素早く接近する」ようなプレイングには判定時にボーナスが付加されます。

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『呪骨竜アンフェール』

POW   :    ソウルプリズナー
【魂を囚われた勇者】の霊を召喚する。これは【武器】や【魔法】で攻撃する能力を持つ。
SPD   :    イーヴィルアイ
【魔眼から放たれる怪光線】が命中した対象を爆破し、更に互いを【魂を縛る呪詛の鎖】で繋ぐ。
WIZ   :    ミアズマブレス
【呪詛】を籠めた【ブレス】による一撃で、肉体を傷つけずに対象の【魂】のみを攻撃する。
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依神・零奈
暗殺……複数の敵を一度に相手する必要がないのは助かるね
兵は拙速を尊ぶ……乱戦状態だし一気に駆け抜けてしまうに限る
手持ちの無銘刀、霊符に【破魔】の力を込めて置き見た限り敵の数が少ない箇所を選んで進んでいこう、どうしてもルート上に避けられない敵がいるなら霊符を投げつけて攻撃、近距離まで寄られたら刀で片を付けるよ。しかし蓬莱か……また懐かしい名前だ、途中でもし見かけたら少しばかりお土産を頂いていくのも悪くない。司令官が目視できる距離まで近づいたら敵を群に身を隠しながら側面、もしくは背後に回り込み周囲の敵を一気に片付けた後に司令官に【破魔】たっぷりのUCをお見舞いする。呪いは祓う、道理というもの。



 依神・零奈(殯の掃持ち・f16925)は地獄と呼ばれし戦場を見渡す。見ているだけで十分すぎるほどの、たくさんの戦いが大地をひしめいていた。
 任務は暗殺で、複数の敵を一度に相手する必要がない、というのは助かることだった。進路上のすべての敵を排除しなければならないとしたら、なんて考えるだけでも骨が折れる。
(「兵は拙速を尊ぶ……。一気に駆け抜けてしまうに限る」)
 まずは刀と霊符に破魔の力を付与する。相手の親玉は呪われた力を扱う竜だ。多少は魔除けの役割を果たしてくれるだろう。
 そして身を屈め、忍びの如く戦場を疾駆する。時に彼女を掴もうとした腕を刀で両断し。霊符を投げて無理やり道を作り出して。一途に前へ突き進む。
 ふと、視界の端に光るものが目に入った。腐汁の中でも逞しい生命力で育つ、蓬莱の実だ。
(「蓬莱か……。また懐かしい名前だ」)
 胸を擽るような、郷愁を呼び覚ます響き。帰りにお土産として採集するのも悪くないかもしれない。
 程無く司令官ことアンフェールの近くへと辿り着いた。本命を相手にする前に、邪魔なオブリビオンの首筋目掛けて刀を振るう。一筋の剣閃が煌めいた。悲鳴すら上げず、オブリビオンの首は撥ね飛ばされた。そしてアンフェールが振り返る前に、零奈はユーベルコードを発動する。
 零の太刀。白鷺は塵土の穢れを禁ぜず。
「……偽りの御霊を断ち切りその死を謳え」
 白き鳥は、たとえ不浄の地に降り立とうとも汚泥に染まりはしない。邪悪を打ち払う力は、如何なる場所でも変わりなく効果を発揮する。零奈が巨竜の躰に肉薄し、疾く刀を振るうと、清浄なる斬撃がアンフェールを襲った。
「呪いは祓う、道理というもの」
 勇者の魂を苛む檻。それに歪みが生じたのを、零奈は確かに手応えとして感じ取った。術者はまだ気づいていないようだが。
「成程。斯様な手を取るか」
 面白い、とでも言いたげな声とともに、アンフェールの眼光が不気味な鋭さを宿す。零奈は沈黙を返し、防御の構えを取る。
 直後、巨竜の眼差しから怪光線が放たれた。破魔の結界に怪光線が衝突し、爆発が生じる。
「――ふむ」
 爆炎が晴れた後には、なにも無かった。少女は撤退したのか、それとも姿を隠しただけなのか。アンフェールは首を回し、そして気づく。
 己の呪詛の力が弱まっているのだ。思わぬ置き土産に、アンフェールは不機嫌そうに低く唸った。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルテネス・エストレア
勇者達の魂を解放するためにも、電光石火で勝負を決めましょう
【全力魔法】で風の加護を自身に纏わせて戦場を疾風の如く駆け抜けるわ
これは誰の目にも止まらない神速の風の魔法
狙うは司令官、ただひとり

ごきげんよう、司令官さん
あなたがわたしに気付いた時にはもう遅いけれど
星色の魔弾であなたを捉える
星紡の魔法であなたの物語を終焉へと導きましょう

これが『蓬莱の実』なのね
とても希少なものだと聞いているわ
お土産がわりにひとついただいていくわね



(「勇者達の魂を解放するためにも、電光石火で勝負を決めましょう」)
 ルテネス・エストレア(Estrellita・f16335)は風の加護を全身に纏わせた。神速の魔力を獲得し、身体が軽さを増す。
 この身は風。誰の目にも留まらず、誰の手にも囚えられない。
 一歩、踏み出す。禍々しい毒色の景色を。すぐ隣で交わされる戦を。すべてを置き去りにして、一陣の風が駆け抜ける――。
 さて、目的の司令官の元へは数十秒か十数秒か。
 リボンに彩られた両靴が、優しく大地に触れる。ルテネスは桜色のスカートの裾を摘みながら、ふわりと巨竜の背後に降り立った。
「ごきげんよう、司令官さん」
 殺伐とした戦場に似つかわしくない、涼やかで優雅な挨拶。アンフェールはすぐさま振り返る。
「小娘よ、貴様も――」
「もう、遅いわ」
 戦場に、今度は星が駆けた。その色彩は金と銀、青と白。微妙に、繊細に色を変えながら、流星の煌めきは奔る。
 ここが戦いの場でなければ、思わず見惚れてしまうような美しい光景だった。しかし威力に容赦はない。次々と標的たる竜目掛けて星が落ちる。ドラゴンの苦悶の声が地鳴りのように響いた。
「星紡の魔法であなたの物語を終焉へと導きましょう」
「ぐうっ……、悪くない。我が下にふさわしい力だ」
 傷を受けた手負いの躰ながら、アンフェールは愉快そうに嗤う。ルテネスは静かに首を振った。
「あなたの下には付けないわ。私たちの物語はここでは終われないの」
 柔らかな声音ながら、きっぱりとした拒絶の意志があった。
 まだまだ紡ぐべき物語がある。たとえば、ここに実るという蓬莱の実も、お土産代わりに持ち帰りたい。笑顔に彩られた一ページを紡ぎたい。そんな細やかながら大切な願いだってあるのだ。
 夜闇を照らす星々の如く、ルテネスの瞳には確かな光が宿っていた。

 アンフェールは飛び立ち、ルテネスを見下ろす。
 ルテネスは星辰の魔力を集わせ、魔術発動の機を見計らう。

「終わるのは、あなたよ」
「抜かせ。貴様だ」
 同時に双方のユーベルコードが発動した。流星の嵐と、邪なる光柱がぶつかり合う。
 結果、力負けしたのはアンフェールだった。幾つもの流星は怪光線を打ち消し、そして逆さに星が落ちてゆく――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ガルディエ・ワールレイド
このような戦場が地獄だとすれば。
今まで幾多の世界で地獄を駆け抜け続けてきたのが猟兵だ。
その経験を以てテメェを討つぜ。

◆行動
武装は《怪力/2回攻撃》を活かす魔槍斧ジレイザと魔剣レギア。
移動時を重視して鎧は無し。耐水性のボディースーツ装備。
開戦より既に何百戦と戦った戦場だ。その知識を活かして、敵に見つかりにくいルートを選定するぜ。
戦場で爆音など他の注意を集める要素があれば、その時は特に早く進む。

戦闘では【砕魂の咆哮】と近接戦を織り交ぜて戦闘。
少し悪ぃとは思うが、勇者の魂も攻撃対象だ。
敵に利用されるよりは本望だろう。
敵本体の攻撃は《見切り》回避が基本で、無理な時は《武器受け》して被害軽減。


瀬尾・カズマ
暗殺かぁあ…!ヤだなあ敵の至近距離入るの怖えなぁ…!つーか戦場これヤバみエベレストじゃん…こわ…

UC発動。超スピードで戦場を駆け、【暗殺】で敵の背後に回り、ニョグ召喚して翼を【部位破壊】。機動は封じさせてもらう。んで、挑発

よう、蜥蜴野郎。良い皮だね。財布にピッタリ!

竜が俺に注目したら———

俺の瞳を見たな?

【催眠】発動。"あなたはだんだん眠くなる"と言葉で暗示かける。
相手は竜だからね。催眠かけても、三秒目眩を引き起こすのが精一杯だと思う。けど三秒でいいんだよ。他の猟兵が攻撃するには十分だろ?足は止めました。後はみなさんのご随意に。俺は逃げるぜ無理無理無理死ぬ怖い!!たすけて!俺は基本的に弱いの!



 ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は真っ直ぐに戦場の先を見つめる。猟兵と怪物たちが乱戦を繰り広げていた。既に幾度と見た景色だ。
 さて、武装は魔槍斧ジレイザと魔剣レギアの二つ。機動性を重視し、身に纏う防具は重鎧ではなくボディスーツ。そして、胸にあるのは揺らぐことのない闘志。敵陣を突破するための準備は万端だ。
 近くの魔術士が魔法を着弾させ、爆発が敵の気を引いたときに、ガルディエは走り出した。狙うはモンスターたちの注目が薄いルートである。今までの経験を活かして、ある程度目星は付けていた。
 そこへ進路を塞ぐように一体のオブリビオンが飛び出してくる。多少の交戦は避けられないかもしれないが、致し方あるまい。勝利すればいいだけだ。
「はぁッ――!」

「暗殺かぁあ……! ヤだなあ敵の至近距離入るの怖えなぁ……!」
 一方、瀬尾・カズマ(ニョグタノオトシゴ・f25149)は頭を抱えていた。
「つーか戦場これヤバみエベレストじゃん……こわ……」
 ぶつぶつと心の内を呟き、感情を紛らわそうとする。とはいえ、カズマの感性はごくごく一般的なもの。むしろ、恐怖を抱えつつもこの戦場に立てている時点で上々と言えるだろう。
「……仕方ないな。よーし、いくか」
 覚悟を決めてぱちんと指を鳴らせば、身体のリミッターが解除される。途端、周りの動きがまるでスローモーションのように鈍く見え始める。
 肌を掠める攻撃に冷や汗を禁じ得ないながらも、戦いの間隙を突き進んでゆく。そしてドラゴンとの距離が近づくほど、鼓動が動きを速めるのを感じたが、なんとか心を落ち着かせて作戦を実行。
「ニョグ、頼んだ」
 カズマが声を掛けると、地面より漆黒の影が立ち現れた。影は黒い触手を形成し、アンフェールの片翼に絡みつく。すぐさまアンフェールは苛立ちとともに振り払おうとするが、
「よう、蜥蜴野郎。良い皮だね。財布にピッタリ!」
 少し震えた声が竜を挑発した。殺意に満ちた蒼炎と、黒き双瞳がお互いを捉える。
「――俺の瞳を見たな?」
 底冷えする声だった。
 黒。黒の両眼。黒に眠る紅い波紋。何処までも何処までも吸い込まれそうな錯覚。
「あなたはだんだん眠くなる……」
 カズマは視線を通して催眠術を行使する。対象の意識を眠りへといざなう初歩的な術だ。
 アンフェールの意識が停滞する。とはいえ相手は強大な竜。催眠術が完璧に通じるわけではない。せいぜい数秒意識を逸らせるかどうか。
 しかしそれも予想の内だ。カズマは後方の気配に向けて叫ぶ。
「足は止めました。後はみなさんのご随意に――!」
 直後、背後からガルディエが躍り出た。巨竜を構築する骨を叩き折らんと、ジレイザとレギアによる二撃が振るわれる。
 戦線を突破してきたガルディエは返り血に塗れ、傷ついていたが、だからといって戦意の衰えは一切窺えなかった。元より何百と戦ってきた戦場。ガルディエ自身も数多の戦いを勝利してきた。彼の膝を折るには力不足極まりない試練だったのだ。
「俺は逃げるぜ無理無理無理死ぬ怖い!! たすけて! 俺は基本的に弱いの!」
「ああ! 後は任せろ!」
 ガルディエの頼もしい返事を聞いて、カズマは全力疾走で撤退してゆく。
「……まあ良い。あのような俗物より、貴様の魂のほうが美味であろうな」
 負け惜しみじみた独り言とともに、アンフェールは死者の魂を呼び覚ました。虚ろな瞳で剣を構えた勇士が立ち塞がる。一人分しか現れなかったのは、催眠術の影響で集中できなかったからか。勇士は苦しげな表情とともにガルディエに斬りかかる。ガルディエは片手に握る魔剣でその斬撃を受け止める。
「悪ぃな」
 敵に利用されるよりは本望だろう。そう思いつつも、つい謝罪の言葉が口を衝いて出る。勇士の魂は気にするなと言わんばかりに首を横に振る。アンフェールに魂を操られつつも僅かに出来た反抗だった。
 ガルディエはそれに応えるように力強く"砕魂の咆哮"を上げ、魔槍斧を振るう。叩き斬られた勇士の影は霧散していった。
「……くっ。もしや竜の力か」
 魂を揺るがす咆哮に、アンフェールは怯んだ様子を見せる。確かに今ガルディエが行使した力は竜のものだが、それ以上に勝敗を分けるものがあった。安全な後陣にいたアンフェールには、きっと分からないことだ。
「このような戦場が地獄だとすれば。今まで幾多の世界で地獄を駆け抜け続けてきたのが猟兵だ。――その経験を以てテメェを討つぜ」
 好機を逃さずに、ガルディエは大きく跳躍し、武器を振り上げる――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

佐々・夕辺
お金には興味はないけど…永遠に食べられる果実ってこと?
ちょっと興味があるわね

空から接近すれば、敵も少なくて済むかしら
チャーミングステップで宙を蹴り、ターゲットに接近するわ
途中に飛行する敵がいたら蹴り倒すか
管狐で翼を撃ち抜いて落としましょう

「こんにちは、ドラゴンさん」
「そして、さよなら」
管狐に氷の属性と呪詛を付与
手足から発射して速攻を狙うわ
あなたは果実のように再生するの?
興味があるから削っていくわね

攻撃はあえて避けないわ
オーラ防御で衝撃は耐えて…
鎖が私たちを繋ぐのかしら
ふふ、笑えるわ
だってこれで、私も貴方も逃げられない
どちらが先に倒れるか、競争しましょう!



 佐々・夕辺(凍梅・f00514)は足元にあった蓬莱の実をじーっと見つめる。
「お金には興味はないけど……永遠に食べられる果実ってこと? ちょっと興味があるわね」
 試しにつついてみる。柔らかい感触だ。見た目通りブドウに似た食感なのだろう。味はどうだろうか? というか、本当に再生するのだろうか?
 いろいろと興味が湧いてくるが、実験は後に回すとして。まずは暗殺だ。
 腐汁でぬかるんだ地面を蹴る。そのまま着地することなく、連続で宙を蹴り続ける。前へ前へ。眼下では敵味方入り乱れての激戦が繰り広げられている。
 突然、彼女の道を邪魔するべく、前方に翼を持つ怪物が現れた。
「邪魔よ。退きなさい!」
 一旦側面に跳び、怪物の突進を躱す。そこから大きく蹴り、真上に飛翔。重力の力を借りて急降下。脳天へと踵落としを決める。夕辺は怪物が軍団の中に墜落していくのを一瞥すると、再び前進を続けた。
 ――そして、司令官との相対に、さして時間は掛からなかった。
「こんにちは、ドラゴンさん」
 挨拶とともに、自身の使役する精霊、管狐に氷と呪詛の力を付与する。
「そして、さよなら」
 返事の暇は与えない。
 小狐たちが夕辺の袖や裾から現れた。愛らしい狐たちは弾丸の如くアンフェールに飛来し、纏わりつく。氷の呪力がドラゴンの身体を蝕み、骨をどす黒く変色させる。
「あなたは果実のように再生するの? 興味があるわ」
 だから削っていくわね。
 そう囁いて、夕辺はそれぞれの指で挟んだ竹筒から、さらに無数の管狐たちを発射する。
「ぐうっ……。答えが知りたいか? ならば教えてやろう。貴様が我が元に下ると言うならば」
 夕辺が呆れ半分で首を振ると、アンフェールは怪光線を放つ。躱してもよかったが、夕辺は瞬時に構築した結界で受け止めた。あえて受け止めた一撃は、お互いを繋ぐ呪詛の鎖を生み出す。得体の知れないなにかが魂を縛り付ける、おぞましい感覚――しかし夕辺は怯まない。
「ふふ、笑えるわ。だってこれで、私も貴方も逃げられない。どちらが先に倒れるか、競争しましょう!」
 己の意志に依らず、夕辺の口元が弧を描いた。不思議なものだな、と彼女はふと思った。笑えと言われても素直に笑えるような性格ではないのに。
「面白い。そのような闘志こそ勇者と言えよう」
 勇者? 自分に向けられたその言葉が、なんだかおかしな響きに聞こえて、夕辺は思わず笑みを深めた。
 氷と闇。それぞれの猛攻が飛び交う――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エドゥアルト・ルーデル
拙者にいい考えがある

無敵の【架空兵器】を創造して乗りこめばいいんじゃね?
なんにしようか…これは!メカシャーク!多分グリードオーシャンに行き過ぎたからでござるな、そういう事にしておこう掘り下げると性能が落ちかねない
コイツを陸上モードで【操縦】すれば履帯ゆえ沼だろうが走破性も速度もバッチリ、不意の攻撃にも安心ですぞ!

竜を相手取る時はメカシャークを自律AIモードにして走らせ続け、拙者自身はサメ機上から銃撃して応戦でござる
【勇者】はサメを走らせ続けてれば特に問題ないでござろう
魔法が飛んできそうな時のみサメ内部に退避しますぞ
後は良い感じの所でサメの口内から爆薬を満載した【UAV】を発進、自爆攻撃でござる



 エドゥアルト・ルーデル(黒ヒゲ・f10354)は意味深長な仕草で顎髭を擦る。
「拙者にいい考えがある」
 生身で戦列を突き進むのは、容易に出来ることではない。であれば、乱戦を突破するにふさわしい、無敵の架空兵器を具現化してしまえば良いのだ。
 さて、この場に最適な架空兵器とは――?
「……これは! メカシャーク!」
 答えは戦車サイズのサメであった。光沢輝く鋼鉄のボディが美しく、しっかり備え付けられた履帯が地上での走行を可能としていた。ちゃんとサメらしくヒレもあった。
「多分グリードオーシャンに行き過ぎたからでござるな」
 ツッコミどころはいろいろあったが、エドゥアルトは深く考えないことにした。設定を掘り下げようとするとそれに伴って余計な弱点だとかも付きかねない。B級映画みたいに爆発とかされたら困るし。
 これは無敵のメカシャーク。今必要なのはその称号だけだ。エドゥアルトはメカシャークに乗り込み、操縦用のレバーを握る。不思議と操縦方法は分かっていた。
「発進ですぞ!」
 メカシャークは腐汁の大地を物ともせず、飛沫を上げながら突き進む!
「なんだ、あれは……!?」
 時に戦闘中の猟兵から不可思議な視線を向けられつつ。
「グギャーッ!!」
 進路に敵が居ようとも、メカシャークは容赦なく突進し、弾き飛ばす。

「なんと面妖な……」
 司令官に迫るメカシャーク。アンフェールは地上から飛び立つと、勇者たちの霊を召喚した。エドゥアルトはメカシャークの操縦を手動から自律AIモードに切り替え、彼自身は愛銃を抱えてハッチから上半身を出した。
 走りながらという、狙いを付けにくい状況ではあるが、それでも的確に霊たちへ銃撃を与える。
「猪口才な真似を。消し飛ばしてやろう」
 竜の口腔に蒼い炎が集まるのを、エドゥアルトは地上から見上げた。相手は空中、距離は遠い。銃撃も届きそうにない。射程外から楽に決着をつけようという魂胆なのだろう。
 だからといって慌てることは何もない。
「メカシャークを舐めてもらっては困りますなぁ!」
 そう、この機械鮫は無敵の架空兵器。常識的に考えてありえない攻撃だろうと可能なのである。
 突如メカシャークの口が開かれ、鋭い牙に囲まれた口内が露わになる。そして喉奥から登場するのは無人航空機、UAVだ。中には詰め込めるだけの爆薬が詰まっている。
 UAVは空から見下ろすアンフェールに向かって飛翔する。回避行動を取ろうとも執拗に追尾し、標的に激突。耳をつんざく爆音が轟いた。
「ぐうぅぅっ――!」
 敢えなく悲鳴を上げながら、アンフェールは地にその身を落とした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

播州・クロリア
({メトロノーム・コイン}でコインロールしながら敵司令官を見つめる)
魂をとらえる呪詛とは厄介な
(『呪詛耐性』を付与した『オーラ防御』壁で体を覆う)
さて、この軍勢をどう抜けるか...
まずは踊りましょう
(UC【蠱の宴】を発動後、目を閉じ、すっと手を真横にピンと伸ばすと{絢爛の旋律}で『ダンス』を始める)
おっとダンスを楽しんでいるのは
どうやら私だけのようですね
ではこのまま敵司令官の所へ向かうとしましょう
(モンスターの頭を踏み台にし敵司令官に接近する)
貴方がとらえた魂を解放し
骸の海へ還っていただきます
(ダンスによって生まれた光『属性攻撃』と『衝撃波』を敵司令官に叩き込む)



 播州・クロリア(リアを充足せし者・f23522)は指先でメトロノーム・コインを弄びながら、遠くに見えるアンフェールを観察する。
 いっぱいの色を掻き集めた黒。リズムは心を乱す不安定。きっとたくさんの魂を抱え込んでいるからだろう。リアかダラキュかで言うなら、間違いなくダラキュだ。
(「魂をとらえる呪詛でしたか。厄介ですね」)
 防御手段として、呪詛を阻む不可視の壁を形成する。ひとまず竜の攻撃への対策はこれでいいとして。
「さて、この軍勢をどう抜けるか……。まずは踊りましょう」
 瞼を閉じ、腕を地面と平行になるよう真っ直ぐ伸ばす。今日の題目は太陽と大地をイメージしたリズムだ。大胆で壮大で、それでいて美しい"絢爛の旋律"を生み出す。
 ダンスが一段落したところで、彼女は両目を開いた。
「おっと、ダンスを楽しんでいるのはどうやら私だけのようですね」
 旋律を楽しまない者は時の流れを乱される。それが"蠱の宴"の不文律だ。
 クロリアは一旦高い岩の上に登り、恐れる様子もなくぴょんと飛び下りる。背中に生えた翅が滑空の手助けをしてくれた。
 落ちる先は、巨人のモンスターの頭だ。相手をしている猟兵は劣勢のようだった。ちょうどいい。
「失礼しますね」
「――!?」
 モンスターの頭を踏みつけ、クロリアは前に進む。その隙にモンスターへと一斉に猟兵たちの攻撃が叩き込まれた。
 そんな調子で、生み出したリズムに乗りながら、軽快に頭とステップを踏んでゆく。うっかり猟兵の頭を踏まないようには気を付けつつ。気分は因幡の白兎だ。もっとも、鰐鮫たるモンスターたちに傷つけられる気はまったく無かったが。
 特に苦戦することもなく、司令官の元へ辿り着く。アンフェールはスローモーションで口を開き、低い声でなにかを喋る。遅すぎてクロリアにはよく聞き取れなかった。
「貴方がとらえた魂を解放し、骸の海へ還っていただきます」
 悪趣味なドラゴンと哀れな魂たちには、眩いぐらいのリズムを捧げるのがふさわしいはずだ。
 今までのダンスで生まれた光を解放する。白い光が視界を覆った。大自然をイメージした純粋で力強いエネルギーが、衝撃波となってアンフェールに襲いかかる。
 ――囚えれた魂たちが、再び太陽と大地の優しさを知れることを祈って。クロリアは攻撃を加え続けた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラモート・レーパー
「別にあの大群を倒してもいいのよね?」
 UCで震度6弱以上の局地的地震と巨大隕石の落下を起こす。この震度なら人は立て無くなるしそのうえで隕石降ってきたら回避できないわよね?
 アドリブ・連携歓迎


アテナ・アイリス
ヒットアンドウェイはわたしの得意な戦法よ。

後ろから乱戦の状態を把握しながら、効果的なタイミングを待つ。
チャンスが来たらUC『クロノグラフ・アクセス』をつかって、「アンフェール」の近くに瞬間移動して、【2回攻撃・怪力・乱れ撃ち・鎧砕き】を使って、二剣で連撃技を使って攻撃する。
ダメージを与えた後は、【武器受け・見切り・オーラ防御・残像】と「フィンブルの首飾り」、「アキレウスの鎧」、「ブーツ・オヴ・エルヴンカインド」の力を使って、戦場から最小限のダメージで足場に関係なく高速移動で撤退する。

あ、もちろん途中で財宝を見つけたら、回収してくわよ。お店の運用資金にしないとね。

アドリブ・連携大好物です。



 ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)は手頃な岩の上に座り、目を細めて軍勢を眺め見る。大量の敵を見るにしてはずいぶん穏やかな表情だ。
「別にあの大群を倒してもいいのよね?」
 その余裕は揺るぎなき自負から来るもの。
 戦闘中の猟兵を巻き込むわけにはいかないので、攻撃範囲は後方の敵のみになるけれど。ただ、どうせ司令官がいるのは後方なのだから、任務の遂行に支障はあるまい。
「試練を与えてあげるよ。頑張って逃げてね?」
 一見可憐な微笑みを見せるものの、与える試練に慈悲はない。

 ――アンフェールの座する後陣では、突如予想外の出来事が勃発していた。群竜大陸が墜落するかと思わんばかりに、大地が激しく揺れている。
 アンフェールは傷ついた翼を広げて、空中に飛翔する。戦陣の状況を把握し、指示を出そうと、ひとまず前方を見据えるが――。
「時空神よ、我が敵を討つ門を開けよ!」
 注意が逸れた隙を見極めて、艶やかな金髪の女戦士、アテナ・アイリス(才色兼備な勇者見届け人・f16989)は空間を跳躍する。目標地点は空飛ぶドラゴンの背骨の上だ。
 彼女が握るのは"アーパスブレード"と"クラウ・ソラス"。美しき青と金の双剣が、巨竜の頭蓋に連撃を与える。固い手応え。見れば頭蓋骨にヒビが入っている。
「何時現れたッ!?」
 アンフェールは苦痛に悶え、がむしゃらに身体を振るわす。アテナは振り下ろされる前に自ら飛び下り、華麗に着地した。揺れる大地もぬかるんだ地面も"ブーツ・オヴ・エルヴンカインド"を履いていれば問題なしだ。
 上空から彼女に向けて怪光線が発射されるが、アテナは咄嗟に後ろに跳んで回避。余波は"アキレウスの鎧"が防御する。
「ヒットアンドウェイはわたしの得意な戦法よ。それじゃあね!」
「待て――!」
 優れた指揮官は引き際を見誤らないものだ。アテナは颯爽と踵を返した。当然アンフェールはそれを許すはずもなく、アテナを噛み砕こうと大きな口を開く。
 彼女の首飾りがきらりと輝いた。"フィンブルの首飾り"が氷のエネルギーを放ち、巨竜の動きを妨害する。それでも彼女を逃さないと、どんどん距離を離すアテナに向けて巨竜は光線の発射準備を始めるが、
「んー……」
 憂い交じりの声を漏らしたのはラモートだ。遠くから悠々と眺めていた彼女は、頬を膨らませて不満足を露わにする。
「なんかあいつ、地震のこと忘れてない? さぁ次の試練だよ」
 空に向かって、まるで友人を呼び寄せるように手招きする。空の向こうから影が差した。影は徐々にこちらに迫り、巨岩であることが目視できるようになる。
 ラモートの招来した隕石は、地震で体勢を崩していたものも含めて、オブリビオンたちを呑み込む。抗いようのない、圧倒的な暴力の権化だった。
「これで良し、っと」
 満足げにラモートは頷いた。

 さて、無事戻ってきたアテナはふぅと胸を撫で下ろした。アンフェールは致命傷を受けつつも倒れてはいないようだが、出来得ることは果たしたのだ。後は止めを刺しに向かう仲間を信じる。――それが多人数で戦うということだ。
 そういえば、と思い出したことがあって、アテナはきょろきょろと地面を見回す。そしてお目当てのものを見つけて目を輝かせた。
「お店の運用資金にしないとね」
 1つ採れば金貨650枚。2つ採れば金貨1300枚。しばらくは店の経営も安泰だ。にこにこしながらアテナは蓬莱の実を腕いっぱいに抱えた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
戦場で指揮官を狙うというのは戦の常道
そしてこの古戦場の勝敗如何で戦役が左右されるなら…
A&Wの人々の安寧を護る為、騎士として為すべきことを為す
私の騎士道とはそういう物です

機械飛竜に●騎乗し●空中戦の機動を活かし乱戦を突破
物資収納スペース内の煙幕手榴弾を●投擲して敵の●目潰しも行うことで消耗を最小限に

捉えましたよ、呪骨竜
魂無きウォーマシンの騎士では不満もあるでしょうが…
勇者達の御霊を開放していただきましょう

UCを作動
更に槍と機械飛竜の推進器に●ハッキングし●限界突破
霊達の攻撃を槍のバリアで●武器受け●盾受けしつつ、極限まで加速した●怪力を乗せた突撃で竜までの進路上の対象を一切合切●串刺し



 暗殺という行為は、一般的には騎士道に反するものなのだろう。
 真正面から力と力でぶつかり合い、決着を付けることが騎士道と言えるのかもしれない。しかし、戦場で指揮官を狙うのは戦の常道。たとえ卑劣と称されようとも、民を護り、安寧に繋がる手段として合理的な行動を選択する。
 それがトリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)にとっての騎士道だった。
「行きましょう」
 機械仕掛けの飛竜、ロシナンテⅢに騎乗し、空中から接近を目指す。
 が、さっそく下方から炎が飛んできた。彼を大地に引き摺り下ろすべく、たくさんの眼がトリテレイアを睨みつける。
 今は相手をしている暇はない。敵集団に向け、物資収納スペースから煙幕手榴弾を投下する。地面に落ちるやいなや黒煙が立ち昇り、怪物たちの視界を奪いゆく。仲間の猟兵たちの攻撃がそこへ飛んでいった。後は任せていいだろう。きっと彼らなら勝ってくれるはずだ。
 自分は司令官アンフェールの元へ。徐々に骨の巨竜の姿が近づいてくる。
「捉えましたよ、呪骨竜」
 機械槍を手に、凛々しき宣告を叩きつける。
「魂無きウォーマシンの騎士では不満もあるでしょうが……。勇者達の御霊を開放していただきましょう」
 アンフェールは無言で死霊術を行使し、勇者たちの魂を蘇らせる。トリテレイアの予想通り、機械の身にはさしたる興味もないのだろう。
 トリテレイアは機械槍と機械飛竜の推進器にアクセスする。機能に干渉を加え、一時的に性能を飛躍させる。槍から展開したバリアがその間に飛んできた魔法を弾き返す。ロシナンテⅢは速度を増しながら旋回し、そしてアンフェールと目が合った。
 全力の一撃で終わらせる。トリテレイアは決意を固め、機械槍を強く握り締める。
 ふと、風車に突撃する騎士の話がトリテレイアの脳裏をよぎった。
 そう、彼のように迷いなく。推進器の機能を更に高め、極限まで加速。更に更に加速。風を裂いて急接近。そして純白の機械槍が巨竜の胸骨を刺し貫く――!


 ……アンフェールが地に横たえると同時に、周囲の霊たちも消失した。
「侮った、か。だが戦は終わらない。また多くの勇者が、この地、に……」
 最後まで言い切ることなく、命の灯火は吹き消えた。蒼炎の瞳も消え、ただの暗い眼窩と化す。戦火の音は近いはずなのにどこか遠く、沈黙が落ちた。

 ――ありがとう。
 暫しの後、猟兵たちの頭の中に、誰かの声が響き渡った。
 戦いの終わりはまだ遠くとも、今ここで救われた存在は確かに居たのだ。

 トリテレイアは瞑目してかつての戦士に祈りを捧げると、乱戦の光景に視線を移した。司令官が撃破されたという情報はすぐに戦場に広まるだろう。モンスターたちの間に混乱が生じるのも遅い話ではない。
「まだ余力は残っていますね。もう少し戦いましょうか」
 騎士が旅の相棒にするように、トリテレイアは飛竜の頭を撫でる。機械飛竜は頭をもたげて、静かに主に寄り添った。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2020年05月09日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はセシリア・サヴェージです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト