帝竜戦役②〜空飛ぶ竜化ゴブリン~
●皆殺しの荒野
『ゴブッ!ゴブゴブっ!ゴブブー!』
群竜大陸の空をゴブリン達が飛んでいく。
本来は亜人型の魔物であるはずのゴブリン達はこの地の呪われた風によって姿を変貌させていた。
頭にはドラゴンの角、全身にドラゴンの鱗、そして背にはドラゴンの翼。
殺戮衝動に突き動かされたゴブリン達は、その狂暴性を増幅させて進軍する。
すべては略奪のために。
●グリモアベース
「皆さん、ゴブリンが来ます」
羅刹の角を頭巾から覗かせた少女……朝倉・くしな(鬼道僧・f06448)が君達を迎える。
ゴブリン。
それはアックス&ウィザーズの世界ではポピュラーなモンスターの一体である。
一体一体の戦闘能力は低いが、成長時間が短く、異種族間での交配による高い繁殖力があるため大繁殖の危険性を危惧され定期的に討伐依頼が出る相手だ。
「そんなゴブリンですが……今回は厄介な事に『竜化』しています」
皆殺しの荒野。
その地に吹き荒れる呪われた風は全てのオブリビオンを殺戮のドラゴンへと変貌させてしまう。
「影響を受けたゴブリンは、殺戮衝動とドラゴン能力の一部を付与されています」
具体的には、知性の低下の代わりに高い狂暴性。
飛行能力を付与する竜翼。
攻撃力を高め、武器としても使ってくる竜角。
精神系・物理系両方に対し高い防御力を誇る竜鱗である。
「ただしまだドラゴン化は完全ではないため、竜化ゴブリン達の鱗には隙間……急所があります」
今回相手取る竜化ゴブリンの急所は身体の中心の線。「股間」か「眉間」または「脳天」である。
「ドラゴン化し強化されているとはいっても急所部分はただのゴブリン。そこに当てさえすれば容易に勝てる……とは思いますが」
忘れてはいけないのは、相手は『空を飛んでいる』事である。
幸い、ゴブリン達には飛び道具はないし知能も下がっている。飛行能力があるとは言っても基本は急降下アタックしかないだろう。
『空を飛ぶ相手からの攻撃に対処し』『急所を狙う』。
それが大事だ。
「それと『竜化ゴブリン』を倒すと、財宝が手に入ります」
竜化ゴブリンの心臓部分は、『竜胆石』という宝石になっている。
これはドラゴン化したオブリビオンの体内から1匹につき1個だけとれる美しい宝石で、金貨40枚(40万円)の価値があるという。
しかも強い個体程、大きく美しい竜胆石になるという。
「これで大儲けを狙うのもありでしょうね。ともかくただのゴブリンではない竜化ゴブリンは猟兵で戦わなければ被害が大きいものです。皆さん、頑張ってください」
そうしてくしなは、アックス&ウィザーズの世界へと背景を変えるのだった。
ナイン高橋
ナイン高橋です。
思えば初依頼もゴブリンでした。
敢えて初期モンスターを強化リメイク!ラスボス大陸っぽいですよね。
今回の依頼には特別なプレイングボーナスがあります。
『空を飛ぶ相手からの攻撃に対処し』『急所を狙う』。
これが大事です。
それでは、皆さまのプレイングをお待ちしております。
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このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「帝竜戦役」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 集団戦
『ゴブリン』
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POW : ゴブリンアタック
【粗雑な武器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 粗雑な武器
【ダッシュ】による素早い一撃を放つ。また、【盾を捨てる】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 足払い
【低い位置】から【不意打ちの蹴り】を放ち、【体勢を崩すこと】により対象の動きを一時的に封じる。
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星野・祐一
竜化したゴブリンか…数が取り柄の連中が
身体強化と飛行能力を得てるってのは素直に驚異だな
気を引き締めていかねーと!
[SPD]
よし、こっちも【空中浮遊】で迎え撃つぜ(空中戦
身体の中心の線の鱗の隙間を【視力で見切り】
3つある弱点のうち、2箇所を
雷鳴のUC【クイックドロウ】で撃ち抜くぜ(2回攻撃
【力溜め、衝撃波、鎧無視攻撃】も付けて
一度の攻撃で確実に一体仕留めるように心掛ける
防御はピアース構えて【オーラ防御】で耐えるか
【第六感】でタイミング図って【シールドバッシュ】でいなす
凌いだら流星でお返しだ(マヒ攻撃、誘導弾、カウンター
一匹でも逃したら禍根を残しかねないからな
ここで残らず狩り尽くす!
アドリブ等歓迎
●
「竜化したゴブリンか……数が取り柄の連中が身体強化と飛行能力を得てるってのは素直に驚異だな」
皆殺しの荒野に吹き荒れる呪われた風によってドラゴン化したゴブリンの群れ。
それは一体一体の戦闘能力が低いとされるゴブリンのようなオブリビオンにすら、驚異的な戦闘能力を付与する。
「気を引き締めていかねーと!」
星野・祐一(スペースノイドのブラスターガンナー・f17856)は拳を手のひらに打ち付けると竜化ゴブリンを迎え撃つ!
「よし、こっちも空中浮遊で迎え撃つぜ」
そして宇宙バイクに跨るとエンジンを噴かす。
「Go!テスタロッサ!」
真紅のバイクが空を駆ける。
敵が空から来るのであれば、こちらも空を駆けるだけだ!
「まずは一発……雷鳴で」
ある程度距離を縮める事が出来た時点で祐一は予めエネルギーをチャージしていたリボルバー型熱戦銃を抜くと狙いを定めクイックドロウで二連射!
『ゴブゥ!?』
二連射があまりに早く、二つの発射音が一つに聞こえるような速度の轟音と共に、衝撃によって吹き飛ぶ間もなく相手の急所である眉間と股間がほぼ同時に撃ち抜かれ、吹っ飛んでいく。
「よし、まずは一体」
確実に仕留めた事を確認すると祐一はエネルギーチャージを開始する。
『ゴブゴブーッ!』
だが他の竜化ゴブリン達も黙ってはいない。
仲間意識があったかは怪しいが殺戮衝動に従ってゴブリン達は盾すら捨てて祐一へと竜の翼を羽ばたかせ殺到する。
「早い……が、この程度!」
竜化ゴブリンの空中ダッシュのドラゴン角アタックを祐一は防御形態に変形させたシールドピアースをオーラを全開にして弾き飛ばしいなしていく。
「お返しだ!」
チャージ中の雷鳴ではなく、センサーユニットで捕捉した目標を自動追尾する熱線を放つリボルバー型熱線銃・流星で敵の弱点をロックオン。
突撃してきた竜化ゴブリンを追加で撃ち落とす。
「一匹でも逃したら禍根を残しかねないからな。ここで残らず狩り尽くす!」
再チャージの完了した雷鳴との二丁拳銃を駆使し、祐一は竜化ゴブリンの群れを殲滅していくのだった。
大成功
🔵🔵🔵
神楽坂・神楽
竜化したゴブリンってことは……ドラゴナイズド・ゴブリン!
あ、ちょっとカッコいいかも。
こんな時じゃなきゃ相手にすることもないしね。
楽しませてもらおうかな♪
鱗で覆われているって言っても、さすがに翼は違うよね?
翼を狙って、そこらの石を力任せに投げよう。
ゴブリン達がこっちを狙ってきたら、ある程度集めたところでトラップ発動!
張り巡らせていた“糸”でゴブリン達を一網打尽にするよ
あとは眉間を糸で貫いていくだけだけど……喋れない奴を殺しても面白くないなぁ。
呪詛で呪いに干渉して、意識を戻してみようかな♪
うーん、竜化しているって言っても、やっぱりゴブリンだよね。
再生怪人じゃ、ちょっと物足りないかも。
●
「竜化したゴブリンってことは……ドラゴナイズド・ゴブリン!」
神楽坂・神楽(UDCエージェント・f21330)が一人で何かに閃いた!みたいな事をしていた。
「あ、ちょっとカッコいいかも」
あ、ナレーションもちょっとそう思います。
「それはそれとして……こんな時じゃなきゃ竜化オブリビオンなんて相手にすることもないしね。楽しませてもらおうかな♪」
そして神楽は頭上の竜化ゴブ、ドラゴナイズド・ゴブリンを好戦的な瞳で見上げるのだった。
「さーて、それじゃまずは一投……とぅっ!」
そして荒野に転がっていた手頃な大きなの石を手に取ると、それを凄まじいパワーでぶん投げる!
神楽は見た目は健康的な女子高生のそれだが、その正体は突然変異によって超常的な感覚と身体能力を有しているミュータントヒーローなのだ!
彼女にとって、そこらの石すら、弾丸のような速度の武器になる。
『ゴブッ!?』
狙い違わずゴブリンの背に生えているドラゴンの翼に石は命中!
「鱗で覆われているって言っても、さすがに翼は違うよね?」
『ゴブーッ!!!』
いいえ残念。
急所は「脳天」「眉間」「股間」の3点のみ。
よって翼もドラゴンの鱗の防御の範囲内に含まれており、ドラゴナイズド・ゴブリンに有効打とはなり得なかった。
「え?そうなの!?」
攻撃を全て防げる訳ではないため衝撃によってふらつきつつもゴブリンは飛行を継続。
神楽を見つけると一斉に盾を捨てて神楽に向かって殺到してくる。
『ゴブゴブゴブゴーっ!!!』
「ま、こっちを狙ってある程度集まって来てくれればそれでいいんだけどね」
一斉竜翼ダッシュアタックに対してしかし神楽は焦る様子を見せる事もなく、くいっ、と手を空中で引く動作をする。
「トラップ発動!」
『ゴブブっ!?』
張り巡らせていた“糸”が及び寄せられたゴブリン達を絡め取って一網打尽!
幾ら攻撃を防ぐドラゴンの鱗と言っても全身を糸で絡めとってしまえばゴブリンの膂力では抜け出せない!
「あー、額のドラゴンの角は糸を切れるんだね」
首を振るゴブリンの顔の周りの糸だけはプツプツと切れていってしまっている。
「角に触れずに動かす顔と首を固定しちゃえば関係ないけどね」
ひゅんひゅんと糸を追加で巻いて、これで完全固定である。
「あとは眉間を糸で貫いていくだけだけど……喋れない奴を殺しても面白くないなぁ」
そのままするりと糸が眉間に入れるとあとは引くだけという所で神楽はポン、と思いつく。
「そだ。呪詛で呪いに干渉して、意識を戻してみようかな♪」
そしてそのまま竜化の呪いに手を出してみて……。
「これ、直ったのかな?」
『ゴブッゴブゴブゴブ-ッ!?』
「うーん、竜化しているって言っても、やっぱりゴブリンだよね」
残念ながらゴブリンとは意思疎通が出来る訳にもいかず、成功したかどうかすらわからない。
「うわ危なっ」
口元を動かせるようにした影響で頭の角を振られて糸が切られてしまった。思わずのけ反る神楽だったが。
「って斬っちゃった」
のけ反った動きで眉間に通していた糸がゴブリンの顔を切断。急所を貫いて絶命させていたのだった。
「仕方ないか。うーん、再生怪人じゃ、ちょっと物足りないかも」
そのまま捕獲した他のゴブリンを一瞬で斬り刻むと神楽は皆殺しの荒野を後にするのだった。
大成功
🔵🔵🔵
御園・桜花
「飛行しようが彼等には遠距離攻撃がありません。私達を殴ろうとするなら接敵距離まで近づかざるを得ず、此方からの遠距離攻撃は一方的に受けざるを得ない、ということです」
敵の空中機動を含むヒット&アウェイの攻撃パターンを第六感や見切りで察知し躱す
射程に入ったらUC「シルフの召喚」
敵の急所を風の刃で一気に切り裂き貫く
「ゴブリンがドラゴン化しても、急所が目立ちすぎですもの。一気に落として、この戦場を制圧いたしましょう」
他の猟兵が戦闘中だった場合、空中のゴブリンめがけて制圧射撃を行い、他の猟兵が攻撃しやすくなる隙を作る
「全く共存できないゆえの殲滅戦…次は共存できる命となってお生まれ下さい」
最後は鎮魂歌で送る
●
「――森の妖精、風の精霊。私の願いを叶えておくれ。代わりに1つ、お前の気ままに付き合おう。おいでおいで、シルフィード」
歌うような詠唱が、風に乗って届く。
出来るメイドは当然ユーベルコヲドを修得し、戦えなくては務まりません。
「飛行しようが彼等には遠距離攻撃がありません」
御園・桜花(桜の精のパーラーメイド・f23155)が歌と共に風の精霊を召喚し、戦場へ参入した。
『ゴブっゴブゴブっ!』
竜化ゴブリン達は新たな獲物に群がるように、桜花に向かって空中から急降下し武器を構えて襲ってくる。
「私達を殴ろうとするなら接敵距離まで近づかざるを得ず、此方からの遠距離攻撃は一方的に受けざるを得ない、ということです」
しかし出来るパーラーメイドさんの桜花は焦りはしない。
「貴方達の攻撃パターンは既に見切りました」
既に他の猟兵達との戦いから相手のヒット&アウェイの攻撃パターンも、そして空中軌道の性能も見切ってある。
「シルフィード」
『ゴブゥっ!?』
桜花は竜化ゴブリンの急降下アタックを察知すると余裕のある動きで躱し、逆にシルフィードの射程内に入った敵の鱗の隙間……急所を風の刃で一気に斬り裂き貫く!
「ゴブリンがドラゴン化しても、急所が目立ちすぎですもの。一気に落として、この戦場を制圧いたしましょう」
そしてシルフィードを空へと飛ばす。
桜花の指示で精霊が辿り着いたのは、竜化ゴブリンの飛行高度よりもさらに上空。
「脳天が隙であるならば……シルフィード、落としてしまいなさい」
風が一気に竜化ゴブリンの頭上から押しつぶすように放たれ、絶命には至らぬものの、急所を当てられたゴブリンはそのまま地表まで墜落していく。
落下ダメージも急所以外ではある程度無力化されてしまうだろうが、それでも地上に落としてしまえば対空能力に乏しい他の猟兵にとっては有利に戦えるようになるだろう。
「ゴブリン……全く共存できないゆえの殲滅戦……次は共存できる命となってお生まれ下さい」
サクラの精たる桜花は転生を祈る。
鎮魂歌が、荒野に響き渡るのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ハロ・シエラ
なるほど、最終的に急降下してくるのであれば、こちらが空を飛ばなくても問題ありませんね。
知性が低下しているのなら、搦め手は使ってこないでしょう。
まずは敵の動きを【見切り】、後退しながらダガーで【武器受け】して逸らします。
可能であればそのまま【武器落とし】も仕掛けておきたいですね。
後退して間合いを取れば、レイピアも使えます。
ただ、盾を持っているのは厄介です。
一度眉間なり脳天なりを突くと見せた【フェイント】をかけ、そちらを防御しようと盾を動かした瞬間にユーベルコードで下から逆一文字に斬ってしまいましょう。
敵は集団なので念の為、フェイントで狙う場所は個体ごとに変えて行きたいですね。
●
「なるほど、最終的に急降下してくるのであれば、こちらが空を飛ばなくても問題ありませんね」
ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)はドラゴンの翼を得て飛行してくる竜化ゴブリンの群れを怯む事なく迎え撃つ。
「それに知性が低下しているのなら、搦め手は使ってこないでしょう」
基本的には空中戦や飛び道具よりも接近戦を得意とするハロにとっては、この敵の特性は有利に運ぶ。
例え空を飛び、攻防を武装し強化したとしても、ゴブリンは恐れる相手ではない。
『ゴブゴブゥっ!』
竜化ゴブリン達はハロを見つけるとこぞって、粗末な武器を掲げると空中からの急降下アタックを仕掛けてくる。
「はっ!」
急降下攻撃自体は脅威となり得る速度と動きではあるが、工夫も連携もないのであれば十分に見切って避ける事は可能!
バックステップで後退しながら上から来る攻撃を避け、その後急上昇しながら繰り出される剣をダガーで受けて逸らす。
「突撃自体の威力はありますが、武器の手入れが行き届いていないのが災いしましたね」
受けたダガーの一撃で相手の既にボロボロになっていた剣を断ち切ると、ハロはさらに一歩下がってメインウェポンのレイピアを抜く。
今なら空中に戻られる前に反撃を叩き込める。
『ゴブッ!?』
「盾を持っているのは厄介です……がっ!」
相手の武器は残りは頭の角と、手に持つ粗末な盾。
ハロはレイピアを鋭く突き出し、一足に弱点である「眉間」を狙う!
『ゴブッ!』
しかし殺戮衝動にかられ知性を低下したとしても戦いの本能はそのまま。
ゴブリンは盾を自分の顔の前に持っていきレイピアの突きを防ごうとする。
「そちらはフェイントですっ!」
視界を自らの盾で塞いでしまった瞬間、ハロは剣を跳ね上げるようにして身体ごと一回転。
「剣刃一閃っ!」
ユーベルコードを用いて逆一文字に股間から真っ二つに斬り裂くのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ゴッド・ゴッダー
全知全能の神であるワシに言わせれば、ゴブリンもドラゴンも大した差はない!
そんな事も分からぬ愚者が神の頭上をとろうなどとは無礼千万!
よってここに神罰を与える!!
急降下して来たら、神の轟雷を放つ!
これでこの世界諸共消し炭にしてやる事も容易いが、今回は威嚇するだけにしてやろう!
怯んだ所に手を伸ばし、股間を鷲掴みにするぞ!
ほほお成程。朝倉・くしなとやらが申した通り、「粗雑な武器」よのォ~
そのまま神の握力で握りつぶすぞ!ゴッドハンドクラッシュじゃ!!
●
ドラゴン化しかけているゴブリンは果たして、ゴブリンなのかドラゴンなのか。
そんな永遠の謎に答えを出す奇跡の人が来た。
「全知全能の神であるワシに言わせれば、ゴブリンもドラゴンも大した差はない!」
ゴッド・ゴッダー(ゴッデスト・f20871)が轟きと共にご降臨なされた!
あ、人じゃない。神だ!
「そんな事も分からぬ愚者が神の頭上をとろうなどとは無礼千万!」
ムキムキ上半身を露わにし、恥じよう部分の一切ない肉体美を見せつけるようにゴッドはズビシと竜翼によって空を飛行する竜化ゴブリンに指をさす。
自分より高い所にいるのが許せないタイプの神様でしたか!
「よってここに神罰を与える!!」
『ゴブッゴブッ!!』
隠しきれない神の気配と言うかこんな目立つような事をしていたら勿論、竜化ゴブリンもゴッドに気付く。
という訳で殺戮衝動にかられたままに竜化ゴブリンは急降下ゴブリンアタックを仕掛けてくる!
「神に武器を向けるとは、神の何たるかを知らぬのか!」
だが知能が低下し、殺戮衝動にかられた竜化ゴブリンには、敬う心すら失われたのだ。
「よかろう!天を切り裂き、大地を焼き払う! 神の怒りを思い知るが良い!」
だが神の心は寛大である。
無知であるならば、神の威光を証明するだけ。
『ゴブーッ!』
「見るがよい!神の轟雷!!!」
急降下ゴブリンアタックを仕掛けてきた竜化ゴブリンに対し、【召喚した雷雲から、凄まじい轟音と閃光】を放つ神!
思わず本能的に頭上を守ろうと盾を構える竜化ゴブリン達。
『……ゴブ?』
しかし何も起きない。
「本来であれば、これでこの世界諸共消し炭にしてやる事も容易いが、今回は威嚇するだけにしてやろう!」
いや。だが神は偉大でもあった。
ただただ無知であった竜化ゴブリン達に対し、力によって押しつぶすだけではなく。
神とは何たるかを知らしめる行いをまずはしたのだ。
「とは言っても、このまま野放しにしていては主らはこの世界の自然をも破壊するからのぅ」
なお神は人とオブリビオンとの戦いには興味はないが、自然には優しいのだ。
「やっぱり神の拳で粛清じゃ!」
と言う事でやっぱり竜化ゴブリンは殲滅して頂ける事になりました!
「ほい」
雷によって頭上を警戒していた竜化ゴブリンの股間をガシっと鷲掴む神。
あ、やめて!そこは急所なの!(ドラゴン鱗的な意味です)
「ほほお成程。朝倉・くしなとやらが申した通り、『粗雑な武器』よのォ~」
急所を掴まれたままにぎにぎされる竜化ゴブリンは、動けない!
え、というか神はまさか繁殖力旺盛なゴブリン相手にこの程度は粗末であると言える程の持ち主……?
「そのまま神の握力で握りつぶすぞ!ゴッドハンドクラッシュじゃ!!」
アーーーッ!!!
大成功
🔵🔵🔵
アルテミス・カリスト
「今回の敵はゴブリンですね!
ゴブリンごとき、この正義の騎士アルテミスの敵ではありません!」(フラグ
大剣を構えて上空からの攻撃に対処しようとしますが……
「きゃっ!」
突如、低空飛行をしてきたゴブリンによって足払いをうけて、尻もちをついてしまいます。
その拍子にスカートがめくれて白い下着をゴブリンたちに見られてしまい……
「きゃっ、きゃああっ!」
とっさに隠しますが【騎士の苦難】のため、寄ってきたゴブリンたちにさらに恥ずかしい目にあわされてしまいます。
「い、いやああっ!」
恥ずかしさのあまり、悲鳴を上げながら片っ端からゴブリンの股間を蹴っていくのでした。
「くっ、私をピンチに陥らせるとは……
やりますね」(涙目
●
「今回の敵はゴブリンですね!」
物凄く、オークとかゴブリンに対して弱点属性を持っていそうなアルテミス・カリスト(正義の騎士・f02293)が竜化ゴブリンの群れの前にやってきてしまった。
「ゴブリンごとき、この正義の騎士アルテミスの敵ではありません!」
圧倒的な速度でフラグを立ててくるアルテミス、こいつは強い!
『ゴブゴブッ!』
そしてテンプレ速度で竜化ゴブリンがアルテミスに急降下ゴブリンアタックで襲い掛かってくる!
「上空から来るのがわかっていれば……」
アルテミスは大剣を構えて上空からの攻撃に対処しようとして……足元がお留守になってしまった。
「きゃっ!」
突如、低空飛行をしてきた別の竜化ゴブリンによって足払いを受けてしまい、尻もちをつく!
その拍子にスカートもめくれてしまい、その純白の下着が露わになって集まるゴブリン達に見せつける形になってしまう。
「きゃっ、きゃああっ!」
咄嗟に大剣も離してスカートを戻すアルテミス。
「くっ、この程度、騎士の誇りの前には……!」
だが忘れて貰っては困るが、上空からは元々竜化ゴブリンが急降下ゴブリンアタックを仕掛けに来ていたのだ。
『ゴブーッ』
「きゃああっ!」
反射神経で避けようとした結果、ゴブリンのドラゴンの角が上手い感じにスカートの端っこに入ってそのまま急上昇する角度で着ている服が鎧ごとビリビリに破けていってしまう!
「い、いやああっ!」
普段は見せる事のない部分の白い肌が衝動にかられた竜化ゴブリン達の目に晒される。
「見ないでくださぁい!」
腕で胸元を隠しながらのアルテミスの金的キック!
『ゴブゅっ
!!!???』
『ゴブぁっ
!!!???』
『ゴブぇっ
!!!???』
恥ずかしさのああmり悲鳴を上げながら片っ端から竜化ゴブリンの急所である股間を蹴っていくのだった。
あ、これはひどい
「くっ、私をピンチに陥らせるとは……やりますね」
涙目になったアルテミスの周りにはピクピクと震え悶える竜化ゴブリンの群れが地面に沈んでいたという。
大成功
🔵🔵🔵
ミレア・ソリティス
任務を受諾しました。ミレア・ソリティス、戦闘を開始します
接敵前にUC【コード・レギオン:α】を発令。
簡易型ミレア部隊を生成・編成後、私の肩部ランチャー及び簡易型達の使用弾頭に
「時間で起爆し生じる爆風を強化(吹き飛ばし)」
「閃光弾化(目つぶし)」
の2種を適用、装填
接敵後全機で「一斉発射」を行います
狙いは直撃よりも閃光と爆風をまき散らす事
地に脚がつかず「踏ん張れない」空中で、「私達」の射撃と爆風と閃光をしのぎ切れますか?
後は集団からはぐれた、動きが鈍った、墜落した敵を集団で集中砲火し確実に仕留めます
その際も全機「かばう」「援護射撃」できる状態を維持、敵近接攻撃に備えます
※アドリブ共闘歓迎です
●
「任務を受諾しました。ミレア・ソリティス、戦闘を開始します」
ミレア・ソリティス(軍団たる「私」・f26027)は竜化ゴブリンの群れと遭遇すると任務を開始する。
「コード・レギオンを発令。オプションαを適用。簡易兵装機生成。リンク完了。起動」
ユーベルコードを起動すると、簡易型の自分自身を召喚。
簡易型ミレア部隊を生成・編成する。
「各機、特殊弾頭を装填!」
前列と後列に別れた簡易ミレアは肩に装着されたランチャーにそれぞれが違う種類の弾頭を装填し始める。
『ゴブッ!ゴブゴブッ!』
だが集団でそのような行動をとっていれば空から来ている竜化ゴブリンにとっても目立つ。
ミレア部隊を発見した竜化ゴブリンの群れは一斉に飛翔してやってくる。
「発射用意!十分に敵を引き付け……」
殺戮衝動に抗う事なく飛来する悪鬼の群れを前に通常であれば恐怖を感じてもおかしくない状態であったが、ミレアは決して臆せず取り乱さずに隊を指揮する。
「撃てーっ!」
竜化ゴブリンの群れをしっかりと射程内にまで引き付けたミレアは全機一斉射撃を敢行。
ただしそのコースはどれも直撃経路ではなく。
「閃光弾!」
ドラゴンの鱗に全身を覆われた竜化ゴブリンに対して、ミレアが選んだのは目潰し!
直接ダメージを与える訳ではないのであれば、鱗があろうとも視界自体は塞ぐ事が出来る。
「時限起爆弾、発着っ!」
そこに竜化ゴブリンの群れの上部に撃ち出していた2種類目の弾頭が爆発!
「地に脚がつかず"踏ん張れない"空中で、"私達"の射撃と爆風と閃光をしのぎ切れますか?」
やはりドラゴンの鱗によって衝撃自体がダメージに繋がる事はないが、ミレアの発生させた爆風に巻き込まれた竜化ゴブリンはそのまま地面に落下していく。
「全機!墜落した敵に集中砲火!確実に仕留めます!」
ドラゴンの鱗には驚異的な防御力がある。しかしそれでも全ての攻撃を100%カットするわけではない。
また銃撃の一部が偶然でも急所に当たるとも限らない。
ミレア部隊はそのまま竜化ゴブリンを抑え込もうと銃撃を集中させるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
七瀬・麗治
※『』内は闇人格、ロードの台詞です
なんだ、ありゃ? ゴブリンに羽が生えているぞ。
『戦いの時間だ。奴らを蹴散らすぞ』
戦いの気配を察知し、自動的に【オルタナティブ・ダブル】が発動、
好戦的な闇人格ロードが出現する。
ロードが運転するブレードラプターの後部座席に麗治が跨りタンデムに。
お前、これオレのバイク…
『貴様は、そのロケランでゴブリンを落とせ。トドメは私が刺す!』
空中ダッシュしてくる敵をバイクで引きつけ、ロケットランチャーの
対空砲火でゴブリンを撃ち落とす!
落下したところに、黒剣を抜いて接近。バイクに跨ったまま
すれ違いざまに<怪力><鎧砕き>で剣を一閃。
『ほれ、ボーナスをやろう!(竜胆石を投げ渡す)』
●
「なんだ、ありゃ? ゴブリンに羽が生えているぞ」
七瀬・麗治(悪魔騎士・f12192)はオートバイ・ブレードラプターで戦場に辿り着くと、空を飛んでやってくるゴブリンの群れが見えた。
ヤツらは竜化ゴブリン。
この皆殺しの荒野に吹き荒れる呪われた風の影響でドラゴン化し、竜の翼を得たゴブリンなのだ。
『戦いの時間だ。奴らを蹴散らすぞ』
「うわっと」
戦いの気配を察知し、自動的に【オルタナティブ・ダブル】が発動。
麗治の副人格である好戦的な闇人格ロードが出現し、彼を押しのけ代わりにブレードラプターに跨ってくる。
『そら行くぞ。振り落とされるなよ』
そして闇人格ロードに押された麗治は後部座席に跨りタンデム状態になって発進する。
「お前、これオレのバイク……」
麗治はロードに文句を言うが。
『貴様は、そのロケランでゴブリンを落とせ。トドメは私が刺す!』
ロードに怒鳴られると仕方なくロケットランチャー(これも麗治が用意した)を担いで照準を定める事にする。
『ゴブゴブッ!』
そして騒音と砂埃を撒き散らしながら荒野を走るロードバイクに竜化ゴブリン達も気付き始まると、我先にと群がってくる!
「おいおいおいおい、この数はちょっとやばくないか!?」
『焦るなっ!しっかり狙いを定めとけよぉ!』
「うわっ!?」
集団で襲い掛かってこようとする竜化ゴブリン相手にロードはバイクを加速!
釣られたゴブリン達は追いつこうとして盾を捨てて追いかけてくる。
『よし今だ!』
「発射っ!」
しっかり引き付けた竜化ゴブリンに対しロケットランチャーをぶっぱなす麗治。
『ゴブーっ!?』
ドラゴンの鱗によってダメージは殆どないが、その衝撃を全て軽減しきれるわけではない。
『落ちた所を、貰ったぜ!』
急速Uターンしたロードはそのまま黒剣を抜いて接近。バイクに跨ったまますれ違いざまに一閃する!
「うわわわっ!?」
麗治は遠心力に振り落とされないように必死にひがみ付くのに精一杯だ。
「落とす気かっ!?」
『これくらいで落ちてたら世話ないぜ。ほれ、ボーナスをやろう!』
そういってロードは竜化ゴブリンを討ち取った証、竜胆石を投げ渡すのだった。
大成功
🔵🔵🔵