帝竜戦役②〜桃竜、翔ける
●帝竜戦役②〜桃竜、翔ける
「みんな、早速で申し訳無いんだけど、話し聞いて貰ってもいい?」
双葉・翔は、集まった猟兵達に元気よく声を掛ける。
そして、立ち止ってくれた猟兵達へ、早速。
「アックス&ウィザーズの『皆殺しの平野』に、ドラゴンの翼やうろこ、角を生やしたオブリビオンが出現しているというのは、皆ももう知っているよね? 今回もそのオブリビオンの対峙を御願いしたいんだ」
と言う翔だが、示したオブリビオンというのが……桃色の身体、桃色のたてがみという……全身ピンクで小さい竜の姿の『ピンク・モフ』。
「元々小竜の姿をしているんだけど、その身体の色をカモフラージュする様に桃色のうろこが覆われていて、防御力が大幅に強化されているんだ。それに加えて鋭く生えた角で四方八方から突撃し、刺殺しようとしてくるみたいなんだ」
「勿論、このピンク・モフは一体だけで無く、数十体の群れで皆に襲い掛かってくると思う。相互に意思疎通出来るような能力があるみたいで、攻撃、防御、透明化……と、バリエーション豊かな攻撃をしてくると思う。可愛い外見に惑わされる事無く、しっかりと対処してきて欲しいんだ!」
更に翔は、もう一度皆を見渡しながら。
「最初にも言った通り、この敵は飛翔能力を持ち、空の方向含め、四方八方から攻撃を仕掛けてくる。それに上手く対処しながら、その小さい身体の何処かにある急所を上手く突き刺して、一体ずつを確実に仕留めてきて欲しい。みんな、宜しく頼むね!」
と、皆に頭を下げた。
幾夜緋琉
皆様、御世話になっております。幾夜・緋琉(いくよ・あける)です。
アックス&ウィザーズ『帝竜戦役』。
『皆殺しの平野』で皆様に対峙する敵、ピンク色の小竜の様な姿をした『ピンク・モフ』の群れです。
その可愛い外見に油断していると、生えた鋭い角でブッ指されてしまい大ダメージ……という事も充分に考えられます。
決して油断せず、そのピンク色の鱗に隠れた弱点を上手く突いて、確りと仕留めて頂く様、宜しくお願い致します。
尚、此のシナリオは一章のみの構成です。
執筆予定は、5日昼過ぎの予定ですので、皆様よろしくお願い致します。
それでは、皆様のプレイングを心よりお待ちしております。
第1章 集団戦
『ピンク・モフ』
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POW : はい、次は君が鬼ね
【体を擦り付けることで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD : 僕が逃げる番だね
非戦闘行為に没頭している間、自身の【体毛】が【激しく光り】、外部からの攻撃を遮断し、生命維持も不要になる。
WIZ : 僕が見えるかな?
自身と自身の装備、【咥えて持っている】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑7
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イネス・オルティス
さあ、どうしようかしら
まあいくら数が多くても、一度に全てが向かってこられるわけじゃないわ
【薄衣甲冑覚醒 弐】を使って高速移動で”ダッシュ”
”戦闘知識”から”敵を盾にする”様に移動し衝撃波で”なぎ払い”けん制
”野生の勘”で敵の弱点を探って”串刺し”とどめを刺す
敵の攻撃は”オーラ防御”で防げばどうにかなるでしょう
アドリブ・絡み・可 ””内技能
亞東・霧亥
【UC】
まずは竜化を解く。
これで多少は弱体化するだろう。
流石に知能は変わらないかな。
・毒使い、罠使い、早業
まず毒使いで、麻痺ガスを発生する発煙筒を作り、突進してきそうな所に投げる。
次に、クリエイトフォースを変化させ、無色透明の粘着力の強いネットを作り設置する。
周囲を駆ける物体に反応して発動し捕縛する。
あとは動けないやつからトドメをさす。
小宮・あき
アドリブ、連携歓迎。
可愛いドラゴンさん。
しかし、能力は大変狂暴なのですね…。
攻撃、防御、透明化。意思疎通ができるという事は連携もしてくるでしょう。
防御力が上がって、角による突進、四方八方から来るのに、弱点は鱗に隠された急所。
小さい個体を狙い撃つのは、狙いを定める時間が無さそうね。
遠距離から大魔法で沈める方法を選びます。
距離を、うーーんと取ってUC【神罰】
143mの物質透過する光属性の全力魔法の範囲攻撃。
現役聖職者の私の祈りは、生活に根付いています(早業・先制攻撃)
詠唱時間も必要ありません。連射し、近づく前に光魔法で焼き殺してしまいましょう。
第六感、野生の勘。
ダッシュ、ジャンプ、回避は確実に。
弦月・宵
可愛い姿でも、竜化してるからには気を抜かないよ
弱点は…一見じゃ分からないのか。
あちこちつついて(攻撃して)みて探そうか
打撃で弱そうなのは腹部。
逆鱗は、顎したの首辺りにあるって聞くけど…
角が弱点なら額とかね!
剣と鞘を両方使って、防御を考えつつ攻撃に入りやすい体勢を常に保つよ
【奏者の遺光】が光っているうちに、手数で攻める
こっちが敵であるって認識して貰うために、そこら辺にある石を
羅刹由縁の怪力に任せて投擲してみる!
「降りてこいよっ 遊んであげる」
まあ…挑発だね。逆に遊ばれないように注意してないと。
元の君たちは大人しかったのかな?
降りてきてくれないなら、ちょっとだけど浮雲でオレも浮けるんだからねっ?
赤嶺・愛
SPD判定の行動
アドリブや他猟兵との共闘歓迎
■心情
可愛い見かけの小竜だね、でも油断していると此方がやられるから
全力で向かっていくよ。
■行動
優しき闘気(UC)を使用して戦うね。
上空から飛んでくる敵は【ジャンプ】でこちらも空中に飛び
【空中戦】で戦うね。
また、敵の弱点に関しては【野生の勘】と【視力】で敵の弱点に目途をつけ
【スナイパー】と【部位破壊】で弱点に向けてUCの光の矢を放つね。
光の矢は【属性攻撃】で光属性を強化。
敵に囲まれない様に注意しつつ【第六感】で敵の位置を常に把握し
弱っている対象から優先的に倒すね。
僕が逃げる番だね、に対しては、使用中の敵は
解除してくるまで後回しにしておくね。
レクス・マグヌス
WIZ
【心情】
いよいよ、この大地を汚らわしい忘却の使いから取り戻す日がやって来た
嵐よ起きろ
どこまでも荒れ狂え
今こそ大いなる戦いの時だ
【行動】
「聞き耳」で気配を探る
「地形の利用」で狭い場所に誘い込み移動を制限する
「オーラ防御」で消耗を避ける
その上で、ウィザード・ミサイルによる飽和攻撃でまとめて消し飛ばす
1匹1匹を正確に狙う必要はない
奴らの固まっている場所に打ち込めば、怪我を負わせるには十分だ
この大陸ではこういうかわいらしさすら武器にしてくるわけだな
だけど、今の僕に通用すると思わないでほしい
お前たち、龍に対して油断は一切ない
アックス&ウィザーズの群竜大陸に広がる、皆殺しの平野。
そこに現れた、桃色のもふもふな生物『ピンク・モフ』。
傍目から見ればとてもほんわかしそうな生物なのだが……ドラゴン化の風を受け、凶暴化してしまったとの話し。
「うーん……可愛いドラゴンさん。しかし、能力は大変凶暴なのですね……」
と小宮・あきの言葉に赤嶺・愛も。
「そうだね。可愛い見かけの小竜なのに……油断していると此方がやられかない。だから全力で向かっていかないといけないわね」
それに弦月・宵が。
「確かに可愛い姿……でも、竜化しているからには気を抜けないよ。オレ達の力で、確実に仕留めないとね」
ぐっと拳を握りしめる宵、そしてレクス・マグヌスも。
「そうだな……いよいよ、この大地を汚らわしい忘却の使いから取り戻す日がやって来た」
と、唇を噛みしめる。
そして猟兵達が皆殺しの平野に足を踏み入れ、頭上を見上げる。
……すると、青空をぐるぐると回る、竜化の力を手にした様々なオブリビオン達。
その内の一種……桃色の体躯の『ピンク・モフ』の群れが、ターゲットを定めて仕掛けてくる。
「さあ、どうしようかしら。まあいくら数が多くても、一度に全てが一気に向かってこられる訳じゃないでしょうし」
とイネスが言うとレクスはきっ、と桃竜たちを睨み付け。
「嵐よ起きろ、どこまでも荒れ狂え、今こそ大いなる戦いの時だ!」
宣言と共に放つ、ウィザード・ミサイル。
桃竜に命中するが、固い鱗に阻まれ、僅かなダメージのみ。
「強固な装甲を持って居るって訳か。でも弱点は……一見じゃ分からないって訳か」
と宵が言うと、亞東・霧亥は。
「そうだな……ならば先ずは竜化を解く事が先決だ。取りあえず、発動させる……これが7thの竜殺しの力だ!」
と『コード:ドラゴンブラッド』を発動。
猟兵達の周囲に、ドラゴンの呪いを打ち消す浄化の光を降り注がせ、その戦場周辺にドラゴンの影響を受けない戦場を展開する。
……しかし、完全に無力化までは出来ず、角と鱗は縮退するものの、その体躯に残り続ける。
でも縮退しても、狂ったままに攻撃してくる桃竜達。
「……流石に知能は変わらないか」
と、霧亥が溜息一つ吐く。
そして、地面近くにまで降下してきた敵に対し、愛は。
「皆の平和の為に、私は戦うよ!」
と『優しき闘気』を放ち、呪詛への耐性を持つ聖なるオーラを纏い、ジャンプ。
そして、彼女の剣より61本の光の矢を放射しながらの空中戦を挑む。
更に続いて宵とイネスが攻撃。
宵は接近し、剣が届きそうな所に下がってきた桃竜の身体をあちこち突く事で、弱点となる鱗の隙間を捜索。
一方のイネスは。
「今、伝統の鎧を依り代に伝説再誕」
と己に『薄衣甲胄覚醒 弍』を発動した上で、高速移動し、ダッシュ。
敵を盾にする様移動し、衝撃波で薙ぎ払いながら剣聖し、敵の弱点を探る。
二人が弱点を探る攻撃をする一方で、あきとレクスは敵を範囲に収める。
「桃色の姿形、それに周りの個体と意思疎通して連携してくるというのは中々厄介な相手ですね。
とあきの言葉にレクスは。
「その様だ。この大陸ではこういうかわいらしさすら武器にしてくる訳だな。だけど、今の僕に通用すると思わないで欲しい。お前達、竜に対し、油断は一切ない」
そしてレクスがオーラ防御で防御を固める一方、あきは。
「……そうですね、仕方ありません……今ここで、神罰を与えましょう」
と出来る限り距離を取った位置から『神罰』を放ち、光属性の全力魔法で桃竜達を攻撃。
鱗の防御力には余り関係する事も無く、桃竜達は総じてダメージを喰らう。
次の刻、第二陣の残る桃竜達が、更に仕掛けてくる。
無論、霧亥のユーベルコードは続けて発動させており、完全な竜化能力を抑え込む。
そして抑え込まれた状況の中、あきの神罰、レクスのウィザード・ミサイルで範囲攻撃。
更に霧亥が、クリエイトフォースを変化させ、粘着力の強いネットを作り、攻撃為てきた桃竜を出来る限り纏めてネットの中に捕らえ、その動きを制限する。
ネットに捕らわれた桃竜達と、幸い逃れた桃竜の二手に分かれる。
そして逃れた桃竜達に対してイネス、宵、愛の三人が対峙、攻撃する場所をそれぞれ変える事で、桃竜の弱点を探る。
……そうして桃竜達の弱点を探り続けて数刻後。
「ドラゴンと言えば逆鱗……逆鱗は顎したの首辺りにあるって良く聞くわよね……角が弱点なら額とか?」
と宵が竜の伝承を元にして、ここではないか、と思った所に一撃を食らわす。
……すると。
『ギャウゥゥゥ
……!!』
今迄とは違い、一際甲高い悲鳴を揚げる桃竜。
そしてその悲鳴を聞いた他の桃竜達が、猟兵達への警戒真を剥き出しにして、少し距離を取る。
でも、ネットに捕らわれている桃竜達は、そこから逃げる事は出来ない。
ネットから逃げようとジタバタしている桃竜……鋭い角が残っていれば、ネットをも切り裂いて脱出出来たかもしれないが、今はもう……その力も無い。
そんな桃竜達の攻撃は、あきとレクスの二人が、多少心を鬼にしながら、討伐。
残る、ネットに捕らわれていない桃竜達に、愛がジャンプを活用し、逃げていく敵を追いかけ、追撃。
更に愛が光の矢で遠隔から射撃し、撃ち落とす。
そして地面へとたたき落とされた桃竜へ。
「元の君たちは、大人しかったのかな? でも、竜化してしまったからにはもう元に戻る事も出来なかったんだろうな」
と短く呟く宵。
それに愛が。
「そうかもね……まぁ、このまま放置しておく訳にも行かないから、ここで全部倒してあげないと……ね」
と悲しげに呟く。
そして、イネスが。
「兎に角、さっき宵が言った場所が弱点の様ね。それなら……そこを一気に串刺しにすれば……!」
とイネスが、角の付け根の辺りを串刺しにすると……悲鳴と共に、絶命。
そして、残る桃竜達らの弱点を確実に狙い、全てを倒し切るのであった。
大成功
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