ようこそ!獣人のすまう島へ
●新天地を目指して。
「はじめまして、猟兵のみなさん。リンディスティア・エスペランドルよ。グリードオーシャン出身の商人よ。これからグリモア猟兵として活動していくからよろしくね」
翠色の髪と翠の瞳が特徴的な海賊を思わせる装束の少女が居並ぶ猟兵達に挨拶をする。場所は、新世界グリードオーシャンの洋上、鉄甲船の甲板である。
「これからいく島の名前は、『ナウイ島』。獣人族がすむと船乗りの間ではいわれているわ」
『ナウイ島』は、もともとは『キマイラフューチャー』の世界から流れ着いたと思われる。広さは、一日あればぐるりと一周できる程度の広さであり、天然の港になりそうな入江がいくつもある。住んでいる住人は、キマイラの子孫であり、この世界に住む深海人との混血も進んでおり、島にはいくつかの港町を築いており漁業を中心とした産業で成り立っている島である。
「この島でコンキスタドールが悪事を働こうとしているのを予知したの」
この世界のオブリビオンであるコンキスタドールは、この島に出入りし、島民たちとの信頼関係をある程度気づいているようだ。彼らは、キマイラの子孫である住人達を攫って奴隷として売り払う計画を立てているという。
「猟兵としては、こんな計画見逃すわけにはいかないでしょ?」
リンディスティアの問いかけに、もちろんと答える猟兵。
「まずは敵の正体を突き止めましょう」
敵は、島民とどのようにかかわっているのか、島のどこを拠点にしているのか島民たちから情報を集めていくことになる。
「今『ナウイ島』では、写真をとるのが流行っているらしいの」
キマイラの性が、島民たちは流行りものにすぐにのっかる。一緒に映える写真を撮ればすぐに仲良くなれるだろう。敵の正体を突き止めたら、速やかにその場を押さえて、コンキスタドール達を撃破するのだ。
「コミュニケーション能力と迅速な対応が求められるわ。猟兵の実力、私に見せてちょうだい!」
夢月
こんにちは、マスターの夢月です。アトリエカードでひとめぼれして新しいキャラを作ってしまいました。そんなわけで、彼女のデビューシナリオです。お付き合いいただけたらと思います。
第一章は、キマイラの子孫たちがくらす『ナウイ島』で島民たちと写真を撮って仲良くなるシーンです。楽しく交流していきながらも、この島に出入りしているというコンキスタドールについて情報を集めていきます。
第二章、第三章は、それぞれ集団戦、ボス戦となります。一章で集めた情報をもとに、敵の拠点を強襲し、コンキスタドールとの戦闘を行います。どんな敵かは、お楽しみにしていただけたらと思います。
それでは、新世界の冒険を楽しんでいきましょう。プレイングをお待ちしております。
第1章 日常
『おさかな撮影会』
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POW : 魚系キマイラをメインに撮影会
SPD : 深海人をメインに撮影会
WIZ : 猟兵をメインに撮影会
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十津川・悠
写真ねぇ…まぁ取るなら取るけど
心霊写真になるかな…まぁゴーストキャプテンだから仕方ないね。オマケに情報集めるのもその方が手っ取り早いというのも有るけど
…まぁそれがナウいかは置いとく
「ここが、『ナウイ島』ね~」
海賊帽に海賊服を着た十津川・悠(強化人間のゴーストキャプテン・f26187)が、『ナウイ島』の砂浜に降り立ち、地面の感触を味わう。港に着いた鉄甲船を降りた彼女は、海から見えていたこのビーチに写真を撮っている人影を見つけてやってきたのだ。
「うおー!島の外の奴だー!」
「みろー!エラがないぞー!」
「あれって、人間じゃねぇ~?」
悠の姿を発見した若そうな魚人の島民たちが、テンションを上げている。すぐに近づいてきて話しかけてくる。
「ねぇねぇ~!あんた、人間だろ~?」
「うん、私は人間の猟兵だよ」
「猟兵?なんの獣人だ?」
「ばっかおめぇ、猟兵といや、最近、コンキスタドールを退治してまわってるすげぇ奴らだって話だ」
「へぇ~!そんなすごい人なのかぁ!」
悠をおいてけぼりにして勝手に盛り上がり始める。
「あ、あのさ…」
「ねぇねぇ!写真とらせて!いいでしょー!」
「え、えぇ、まぁ…」
「やったー!じゃあ、ポーズお願いね!!」
「え?」
それからしばらく悠は彼らの趣味に付き合うことになったのだった。彼らが満足したのは、それから小一時間ほどだった。
「つ、疲れた…」
ようやく解放された悠は、げんなりとしていた。何か技をみせてくれといって、幽霊たちを呼び出したのが運の尽きだった。「心霊写真だー!」とさらにボルテージが上がってしまい、さらにポーズを要求されてしまった。
「まぁ…情報は得たからいいか…」
彼らによると、『この島に出入りしている人間の一団』がいる、ということだった。
成功
🔵🔵🔴
十文字・真
【心情】くくく…十字神(クロス・ゴッド)!ナウイ島に降臨せり!ついに我が使命の時が来た…!さあ、島民達よ!この神(ゴッド)が来たからには…え?写真?俺を撮るの…?あ、やべつい素を…(こほん)くくく…この十字神(クロスゴッド)の神々しい姿をその写真機(フォトグラファー)に撮りたくば好きにすればいい!(ポーズを決めつつ)
【作戦】島民達と共に写真を撮る。そうだな…あの魚にしよう。「くくく…この神(ゴッド)の神魚(リヴァイアサン)の写真(フォトグラフィ)…すごいだろう。ほう…貴様の写真(フォトグラフィ)もなかなかの物だ!…してそこの少年、最近何か奇妙な事はあるか?」と訪ねてみよう
「ねぇ!ねぇ!写真とろーぜ!」
「よっしゃ!今日は何のネタとる?」
ナウイ島の昼下がり。町の中で繰り広げられる日常。そこに颯爽と現れた非日常。
「くくく…十字神(クロス・ゴッド)!ナウイ島に降臨せり!ついに我が使命の時が来た…!」
十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)は片目を隠すポーズをとりながら、ゆっくりと島民に歩み寄る。
「さあ、島民達よ!この神(ゴッド)が来たからには…」
「うぉーー!人間だー!」
「超レアじゃーん!」
「え?いや、俺、じゃなくて、我は神だ!」
「え、神様なの?もっとすごいじゃん!」
「激レアだー!写真撮らせて!」
「え?写真?俺を撮るの…?あ、やべつい素を…」
あまりの島民の歓待っぷりに戸惑った真は、自分のペースを取り戻すべくこほん、と咳払いをいれる。
「くくく…この十字神(クロスゴッド)の神々しい姿をその写真機(フォトグラファー)に撮りたくば好きにすればいい!」
決めポーズ。会心の手応え。島民は大興奮で次々とシャッターを切る。ポーズをお願いされるたびに、真もだんだんと乗ってきてさらにサービスカットを連発する。
「うおー!神写真だー!」
「くくく…この神(ゴッド)の神魚(リヴァイアサン)の写真(フォトグラフィ)…すごいだろう」
「人間の神様とかチョーレアだよー!」
「して、お前たち、この島で人間は珍しいのか?」
「うん、この島にくる人間なんて『ラディスネル商会』の人ぐらいだよねー」
「ほぅ、『ラディスネル商会』?」
「うん、たまにやってきて商売してるの」
「ほぅ、それは良い事を聞いた。感謝するぞ!ではさらばだ!」
高笑いとともに、上着をマントのようにはためさせて、真はその場を後にした。
成功
🔵🔵🔴
ヒサメ・グラウパール
◎アドリブ連携歓迎 ◆POW
良いわね、この陽気なテンション!
こういう楽し気な人たちは、こっちまで
明るくなれるから大好きよ
■行動
写真映えするかき氷と一緒に記念撮影……UDCアースでも
似たようなの見た事あるし、行ける気がする……!
ここは大枚をはたいて買ったキッチンカーの出番ね!
キッチンカーを持ち込み、適当な広場や浜辺に車を止めたら
かき氷の屋台を出店するわ
小さなキマイラの子たちも買えるような価格設定にして、
写真映えするようにフルーツのトッピングもしてあげる
そのままかき氷と一緒に記念撮影しているキマイラたちと
コミュニケーションを取りながら、それとなく
コンキスタドールについて【情報収集】してみようかしら
「しゃー!今日も写真とるぜー!」
「みてみて、この構図、チョーいけてないー?」
ナウイ島ではこんな調子で、あっちこっちで写真を撮ったり見せあったりして、
「良いわね、この陽気なテンション!こういう楽し気な人たちは、こっちまで明るくなれるから大好きよ」
ヒサメ・グラウパール(氷槍竜・f21294)は上機嫌だった。
「ここは大枚をはたいて買ったアレの出番ね!」
今回の任務にあたって彼女が持ち込んだのはキッチンカーだった。製氷機や、かき氷機、各種シロップとトッピングを取り揃えた移動販売車『氷雨屋』の開店である。
「さぁ、いらっしゃい!素敵なカキ氷はいかが?」
着物にエプロン姿で蒼い翼と角をのぞかせるヒサメの姿は島民たちの興味をひいた。
「うわー!おねーさん写真撮らせてー!」
「やばっ、このカキ氷ちょー映えるんですけどー!」
あっという間に行列ができる。彼女はテキパキとにこやかに対応しながら、仲間から聞いた情報をもとに訪ねてみる。
「あのちょっと聞きたいんだけど、『ラディスネル商会』って知ってる?」
「うん、もちのろんだよー」
ギャルっぽいサメキマイラがカキ氷を堪能しながら応える。
「『ラディスネル商会』はこの島に出入りしてる商人だよー。いろんなもの売ってくれるしまじいい人たちー」
「どこにいけば会えるかしら?」
「そだねー。『街の西の入り江』にいけば会えるんじゃないかな。いっつもあそこを港にしてるしー」
「そう、ありがと!これオマケね」
「やったー!ラッキー!」
こうしてヒサメの店は情報も得つつ大繁盛で終えたのだった。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『武装商船団・雇われ船員』
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POW : 姑息なる武装「商品使用」
装備中のアイテム「【湾曲刀(商品)】」の効果・威力・射程を3倍に増幅する。
SPD : 偶然なる連携「十字砲火」
【好き勝手に動く船員達が銃撃】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : 強欲なる叫び「士気高揚」
【誰よりも強い】という願いを【船員達】に呼びかけ、「賛同人数÷願いの荒唐無稽さ」の度合いに応じた範囲で実現する。
👑11
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猟兵達は、陽が落ちてから、集めた情報をもとに『この島に出入りしている人間の一団』『ラディスネル商会』と名乗る者達がいると思われる『街の西の入り江』に向かった。そこには、大きな船が三隻ほど停泊していて、陸に上がった商会の者と思われる者達が酒盛りをしていた。暗がりに身を隠しながら近づいていくとその一団の奇妙なことに気づく。
まず、船には、いくつもの砲門が並ぶ武装船であること。一隻につきゆうに五十はあるだろう。自衛目的にしてはかなり多すぎだ。
そして、男たちはみな武器を腰に持っている。また、見張りの動きなども素人ではないことが分かった。
――ただの商会じゃない。
そんなことを猟兵達が感じながら、さらに様子を見ていると、こんな会話が聞こえてきた。
「明日は、大金が手に入るなぁ」
「あぁ、この島の奴らはまるで俺達のことを警戒してねぇ」
「珍しい種族だ。男でも十分売れる。女だったら…かー!たまんねぇぜ!おいもっと酒もってこい!」
その会話を聞いて確信した。彼らが島民を攫おうとしているコンキスタドールである、と。
十文字・真
【心情】奴らか…あの平和な島の民達をかどわかそうとしているのは…この十字神(クロス・ゴッド)がその野望…阻止して見せる!
【作戦】くくく…貴様ら…神である我を怒らせたな…あの無邪気な少年少女達をかどわかすだと…!?許せねえ!!俺が倒してやる!!(途中から素になる)
敵の刀の攻撃、銃撃は【武器受け】か【見切り】で回避。そしてそのまま黒き騎士を召喚するぞ…!「いでよ黒き騎士(ブラックナイト)!我の怒りをぶつけよ!」とそのまま【2回攻撃】で十字斬を黒き騎士(ブラックナイト)と共に放ち海賊どもを蹂躙してくれる!
ヒサメ・グラウパール
◎アドリブ連携歓迎
うーん……あの無邪気なキマイラの子孫たちを
狙うとか、ちょっと許せないなぁ
かき氷を美味しいって言ってくれたあの子たちの為にも、
ここは張り切って行くよ!
■戦闘
完全に黒だし、問答無用で強襲するわね!
……といっても敵の数も結構多いみたいだし、
ここは【先制攻撃】で【UC】を使用
上空から魔力を込めた雹を降らし、それを媒介にして
周辺一体を極寒地帯と同じ環境に変えてあげましょうか
私は【氷結耐性】があるし、このぐらいなら全然平気だけど
この極限環境の中であの薄着じゃ、士気が高揚するどころか
動いたり武器を持つ事すら厳しいんじゃない?
後はそのまま突貫、氷槍による氷【属性攻撃】で更に凍えさせてあげる!
「奴らか…あの平和な島の民達をかどわかそうとしているのは…」
岩陰から『ラディスネル商会』の様子をうかがっていた十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)は、ギリィと唇をかみしめる。
「そうみたいね…あの無邪気なキマイラの子孫たちを狙うとか、ちょっと許せないなぁ」
着物エプロンドレス姿から局所的な部分を覆った一族伝統の戦闘装束に着替えたヒサメ・グラウパール(氷槍竜・f21294)も静かに闘志を燃やしていた。
「そうときまれば、やるべきことはただ一つ!」
「あ、ちょっと」
ヒサメが止める間もなく、真は正面から敵陣へと黒いパーカーをはためかせて入っていく。
「なんだ?」
「ガキだと?」
「くくく…貴様ら…神である我を怒らせたな…あの無邪気な少年少女達をかどわかすだと…!?許せねえ!!俺が倒してやる!!」
「こいつ、俺達の話を聞いてやがった!」
「ちぃ、生かしちゃおけねぇ!」
男たちが、湾曲刀を抜き放ち、真を取り囲む。
「この十字神(クロス・ゴッド)がその野望…阻止して見せる!」
「ガキがいっちょまえにほえるな!」
真が、右腕に巻き付けた白い布をほどく。それらはふわふわと、風にのって彼の周囲を舞う。
「包帯…?」
聖なる包帯、ホーリー・バンド。神が宿りし聖なる包帯…と真が思い込んでいるただの布だ。だが、しかしそれに力があるという思いがユーベルコードを発動させるキーとなるのだ。
「いでよ黒き騎士(ブラックナイト)!我の怒りをぶつけよ!」
白い布から黒いオーラが立ち昇りそれは、見上げるほどの巨躯を誇る黒い鎧の騎士となる。
「な、こいつ、まさか猟兵か…!」
男どもが、慌てふためくところに向けて、真が腕を振る。その動きに合わせて、彼の倍の大きさの騎士は黒い大剣を振り下ろした。衝撃で男たちが吹き飛んでいく。
「くそっ、おい、中の奴呼んで来い!敵は所詮一人だ!」
「やれやれ、派手に先を越されちゃったわ…けど!」
敵が増援を呼ぶ様子を見たヒサメは、ふわりと上空に舞い上がり、一族に伝わる三叉の氷槍『トリシアラ』を空に掲げる。
「ちょっと冷たいかもしれないけど…悪だくみしてる人にはちょうどいいよね!」
空に雲が生成され、トリシアラを振り下ろすと、男たちめがけて雹が降り注ぐ。
「な、なんだ、これ、身体にはりついて…!」
「はぁあ!」
ヒサメが滑空からの、槍で横殴り。凍り付いてろくな抵抗も出来ない男が吹き飛んでいく。
「この島に手を出そうとする奴は、私が許さないんだから!」
氷槍を地面に突き立て、仁王立ち。
「ちょ、ちょっと…さ、さむいんだけど…」
両腕をさすりながら、鼻をすする真。
「あら、神様だったらこれくらい平気でしょ?」
「お、む、無論だ…!我は十字神(クロス・ゴッド)!この程度の寒さで我をとめられるとおもうか!」
決めポーズをする真。だが、鼻がたれてきていまいち決まらないのであった。そんな彼の様子にくすりと笑ってヒサメは敵に向かっていった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
レーナ・ムーンレス(サポート)
『今日も元気に萌え萌え弩キューン』
バーチャルキャラクターのバトルゲーマー×サウンドソルジャー、永遠の17歳(32歳)の女です。
普段の口調は「バ美肉ソプラノ(私、あなた、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、時々「イケボ(私、~君、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
「くそっ!猟兵どもが…!」
「ガキどもが調子にのるなよ…!ぶっ殺してやる!」
本性を表わしたコンキスタドール達は、みるみるうちに、戦闘態勢を整えて真とヒサメを取り囲む。
「この数に勝てるわけねぇよなぁ?」
「助太刀します!」
数的有利に男の中のだれかが下種な笑みを浮かべた時、白黒のゴスロリドレスに身を包んだシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が銀髪をなびかせて集団の真ん中に飛び込んでくる。
「なんだおめぇは?」
「猟兵です。罪のない島民を私利私欲のために誘拐しようなどと…そのような悪、許しません…!」
鋭い視線と共に、二丁の白黒の拳銃を構える。
「舐めやがって…一人で何ができる…!」
「私もいるわよ!」
そう叫びながら、キラキラのホログラムを展開しながらレーナ・ムーンレス(電子の美少女アイドル・f09403)も、集団戦の中へと参入してくる。
「私の歌を聴いて癒されなさい!」
楽器ツールが作動し、ノリノリのポップスの音楽が流れ始め、男達にはあまりなじみがない可愛らしい歌のライブが始まる。
「な、なんだ…?」
「今です!ルノ!」
「はいはい、いくわよ」
シホの呼び掛けにこたえるように、彼女の後ろから、白で統一された衣装をまとったシホによく似た金髪の少女が文字通り飛び出してくる。シホと同じく二丁の拳銃を操るのは、彼女の異世界の同一存在、ルノである。二人は背中合わせに、狙いをつけると二丁の拳銃から精霊の力を凝縮した魔力弾を放つ。
「ぐあぁ!?」
「こ、こいつら、強い…!?がぁ!?」
銃器を持ち出していた連中を真っ先に片付ける。弾幕を張られると厄介だからだ。
「ふぅ、口ほどでもないないわね。シホ、後でマカロンよろしく」
「はいはい、ストロベリーでいい?」
「うん。いや…そうね…」
少し思案顔になるルノ。吹き抜ける磯風に何か閃いたようにシホに告げる。
「…塩キャラメルとかどうかしら?」
「わかったわ」
子どもみたいだなぁと、シホはこっそり心の中で笑うのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
コミュニ・セラフ
それなりの数の人数がいるみたいですに。しかし、何事もなめてかかっているような連中にそう負けるはずもないに。
呪縛砥石をチェイン・ハンマーに使い敵を倒す度に回復するようにしますに。そして、銃弾や湾曲刀を恐れず戦う。常に大声をあげ、捨て身の一撃で相手の頭蓋を叩き潰すようハンマーを振るうに。もし、1人でも敵を倒せたなら怪力にてそれを持ち上げ盾として使うに。
この島の清算をしてくれるに。
ユーベルコードを発動し、自身を強化するに。
海の大蛇よ、私に同調し私と共に戦うに!
海流と私の水中歩行の合わせ技なら、相手の足を止めこちらの機動力を上げることになるに。常に私のガイドをしてくれる偉大なる大蛇と私に恐れるがいいに
シホ・エーデルワイス
アドリブ&味方と連携歓迎
常時ルノも私も<第六感と聞き耳で敵の銃の音を楽器演奏の旋律に見立て見切り
ダンスの様な動きで残像>を残して回避しつつ反撃します。
ルノ:そんなデタラメに撃って連携だんなて…連携ってこうするのよ
ルノは精霊銃を4グループぐらいに分けて敵を取り囲むように展開し、
「牽制・奇襲・制圧・止め」等の役割を分担して射撃します。
私から見て敵がちょっと可哀そうに感じるぐらい容赦がありません。
でも、見ている訳にはいきません
聖銃で<誘導弾の援護射撃や
近づいて来た敵の刃はオーラ防御を銃身に纏わせ受け流しつつ踏み込み
カウンターの蹴りを入れつつ零距離射撃>
私:接近戦に持ち込めば勝てるとでも思いましたか?
春夏秋冬・ちよ(サポート)
良き景色を探して絵にする為に旅するお節介な老猫
優しいお婆ちゃん猫で猟兵としての経験は浅いですが、アルダワの学生としてはとても長い間戦い続けた歴戦の戦士です
その為、謎の強キャラ感あり
しゃべり方は優しいお婆ちゃんをイメージ
動物と会話して道や情報等を得られます
UCは竜を疑似再現、その力を借りる物
何竜の力かは状況、やりたい事によって指定を
(例:火竜・刃竜・筋肉竜等々 真面目からネタまで可)
戦闘は素早い身のこなしで回避重視、杖か閉じた傘(又はUC)による鋭い攻撃
所謂蝶舞蜂刺です
必殺技はUCで騎乗か飛行してのランスチャージ
一人称追加・おばあちゃん
禁止事項
真の姿の解放(覚醒)
UC『凶夢の魔竜騎士』二種の併用
「くそぉ…こいつらつぇえぞ…!おい寝てるやつも起こせ!全員でかからんとやべぇぞ!」
「姐さんはまだか!」
猟兵達の攻撃を受け、すっかり浮足だった男達。勿論、悪事を企んでいた彼らに手心を加えるつもりなどまったくない。
「それなりの数の人数がいるみたいですに。しかし、何事もなめてかかっているような連中にそう負けるはずもないに」
コミュニ・セラフ(奪取の明星・f12530)は、雷神が振るったかのような大槌”チェインハンマー”でまとめて数人を吹き飛ばす。
「こ、こいつ…!」
「罪のない島民を利用しようなんて輩はこうだにー!!」
フルスイング。ぶっ飛んでいく哀れな男。
「この!」
振りかぶった後に、背後からの斬りつけ。コミュニの肌から血がはじける。
「あらあら女の子の背中を狙うなんていけない子ですね」
その男の背後にせまる老齢のケットシー、春夏秋冬・ちよ(旅する老猫・f19400)。
「悪い子にはおしおきが必要かしら」
「なんだと、この猫婆!」
男が曲刀を振るう。ちよは半身を下げて、最小限の動きで悠々と躱す。
「我が前に立ち塞がりし、すべての困難を貫くその為に、彼方より来たれ竜の槍」
ちよの猫目が鋭く光り獲物を見据える。彼女の頭の上の空間から、竜の爪を思わせる槍が飛び出し男を吹き飛ばしていった。
「ちよばあちゃんやるだに!」
「あらあら、やりすぎたかしら?まぁいいわ。それより怪我は大丈夫?おばあちゃん心配になっちゃうわ」
「大丈夫だに!」
コミュニの傷はいつの間にかふさがっている。呪縛砥石というアイテムの効果で、今の彼女の武器は敵のダメージを生命力に変えることができるのだ。
「さぁさぁどんどんかかってくるだにー!!」
「あらあら、こんなおばあちゃんの相手してもらっていいのかしら~」
二人は対照的な反応でコンキスタドール達に躍りかかる。
「見ていて、相手が可哀想になってきますね…」
シホは、二人の奮戦ぶりを横目に見て、コンキスタドールが不憫に思えてきた。
「まぁ、こっちはもっと容赦ないですけど…」
ちらりと自分の相棒であるルノの方を見る。
「くそ!一斉にかかるぞ!」
「おう!」
男たちが、一斉に湾曲刀で斬りかかるが、ルノはもうすでにそこにいない。
「そんなデタラメに撃って連携だんなて…連携ってこうするのよ」
代わりにふわりと浮かぶ精霊銃たちが出迎える。それらが一斉に火を噴くと、男達がバタバタと薙ぎ払われていく。
「そんなんでアタシたちに勝てるとおもってるのー?百年早いんじゃなーい?」
絶好調のルノ。
「止めるのは…無理そうですね」
シホはしょうがないと小さく溜め息。
「余所見をしてるとはいい度胸だ!」
そんなシホに男の一人が斬りかかる。シホは振り返りざまに、銃で剣を殴りつけ軌道を逸らす。
「接近戦に持ち込めば勝てるとでも思いましたか?」
そして、身体をひねり、回し蹴り。その一撃で男はノックダウンした。
「そろそろきめちゃおうよ」
「えぇ、そうね。終わりにしましょう」
シホとルノは全精霊銃を展開。
「私もいくだにー!海の大蛇よ、私の怒りと共に舞い上がれ!」
コミュニが大槌を地面にたたきつけると、そこから水が噴き出し、大蛇が姿を現す。
「あらあら、おばあちゃんもいいとこみせないとね~」
ちよはにこにこわらいながら、竜の槍を具現化する。男たちの顔が恐怖に歪む。直後、猟兵達の一斉攻撃の前に、彼らは全滅したのだった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第3章 ボス戦
『光翼のフランソワーズ』
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POW : 破砕するl'or
単純で重い【輝氣(かがやき)の大槌】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 斬り裂くl'argent
【煌氣(きらめき)でできた大鎌による斬撃】が命中した対象を切断する。
WIZ : 抹殺のl'alliage
【指先から放つ煌氣(きらめき)の弾丸】が命中した対象に対し、高威力高命中の【輝氣(かがやき)の砲弾】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
👑11
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『ラディスネル商会』を名乗るコンキスタドールの一団は、猟兵達の強襲を受け、壊滅状態へと陥った。しかし、そんな中に、一隻の小型船がつっこんでくる。
「おいおい、あたしがいない間になんてことしてくれんだ」
その船の舳先に立ち猟兵達をにらみつける女性。
「姐さんだー!」
彼女の姿を見たコンキスタドール達の士気が一気に戻る。
「さぁ、ショーは終わりにしようじゃないか」
編堵・希亜(サポート)
「……なに?」
「そうなんだ。」
「私は、私だよ。」
囚人服のようなものを着て、いつも黒猫のぬいぐるみを抱えた女の子。口数は少なく、人見知りで猜疑心は強いものの、猟兵としての仕事をこなすためなら、それなりに人と付き合っていける。
甘い物が大好きで、食べればすぐに機嫌がよくなる。嫌いなモノは、かつて自分のいたアリスラビリンスの世界と、それを連想させるもの。
戦闘では、自分ではあまり戦わず、自身に宿るオウガの『カイ』を戦わせたり、ぬいぐるみをバロックレギオンとして相手を押しつぶしたりする。
『カイ』は上等なドレスを着たラミアで、少し高飛車な話し方。宿主の身は守り、敵には容赦がない。『さぁ、敵はどこかしら!?』
十文字・真
【心情】くくく…ついに出てくるか親玉が…果たしてどんな醜悪な見た目をしているかこの十字神(クロス・ゴッド)がしかとこの眼光に…
な、なにぃ!?…か、可愛い
…!!?(真は思春期の中学生なので異性には普通に興味しんしんなのだ!)あ…こほん。
そこの見目麗しき姫(プリンセス)よ!この島の人達に手を出すというなら…この十字神(クロス・ゴッド)が相手になろう!…倒したくないなあ(ぼそっ)
【作戦】基本は【見切り】による回避。鎌や槌の攻撃は剣の【武器受け】で防御。こちらも十字斬や黒炎で反撃する!最後は十字神の裁きで止めを刺そう!
「光翼の見目麗しき姫(プリンセス)…違う形で出会いたかった…さらば!」
「き、気を付けてください…ボスが来たみたい…です!」
気弱そうな編堵・希亜(蛇に囚われた少女・f19313)が声を振り絞るようにして仲間に警告を発する。
「くくく…ついに出てくるか親玉が…!!」
それを聞いた十文字・真(十字神(クロス・ゴッド)・f25150)が、ニヤリを不敵な笑みをつくる。
「果たしてどんな醜悪な見た目をしているかこの十字神(クロス・ゴッド)がしかとこの眼光に焼き付けてくれよう…!!」
真は、そう言って、新たに現れた敵に目を向ける。ラディスネル商会を率いる女海賊と目が合う。ズキュン。
「な、なにぃ!?…か、可愛い
…!!?」
「ま、真さん…?」
真の男の子の心を駆けぬける衝撃に、一瞬我を忘れるところだったが、心配そうにのぞき込んだ希亜の顔を見て、ハッと正気に戻る。
「い、いや…なんでもない…なんでもないぞ…」
「動揺がバレバレなんだよ、ガキだねぇ~」
希亜の右腕から、ぬぅとドレスを着た蛇の身体を持つ女性が現れる。彼女に宿るオウガ『カイ』だ。
「おゎ!?なんだ!?」
「お、驚かせてごめんなさい…」
「神様なんだろ~?神様はこんなんでいちいち驚いたりしないよ?」
「お、驚いてなどおらん…!驚いてみせただけだ…!」
「おいおい、遊びはもう終わりにしとくれよ?」
三人がやりとりしているうちに、敵の首魁『光翼のフランソワーズ』が、その二つ名の通りの光の翼を展開して、三人に向かってくる。
「くぅかっけー!…じゃなかった。そこの見目麗しき姫(プリンセス)よ!この島の人達に手を出すというなら…この十字神(クロス・ゴッド)が相手になろう!」
「大層な口をたたくだけのことはあるんだろうねぇ!!」
フランソワーズの手に光が集まる。
「いけないねぇ…二人とも離れな!」
カイの警告に咄嗟に駆け出す二人。直後、フランソワーズから放たれた光の弾が直撃。地面をえぐり、爆風を巻き起こす。
「あぶなかった…!」
「やってくれるねぇ~!」
カイは楽しそうに笑うと、ぐんと身体を伸ばし、フランソワーズに近づく。
「さぁ、偽物の天使、せいぜいいい声で鳴きな!」
「うるさい蛇だね!」
カイの青白い炎とフランソワーズの光球が激突する。
「くっ…できたら倒したくないなぁ…が」
真がグッと拳を握りこむと、意を決して言霊を紡ぐ。
「『十字神(クロス・ゴッド)が裁く…貴様らは…処刑だ!」
真がビシッと指をさす。咄嗟にフランソワーズは防御の姿勢を取る。しかし、攻撃は天から不意を打つ形で、黒い光が彼女を撃ち抜く。そこへカイが尻尾で叩きつける。フランソワーズはそのまま地面に叩きつけられた。
「光翼の見目麗しき姫(プリンセス)…違う形で出会いたかった…さらば!」
「勝手に殺さないでもらえるか?」
土煙の中から立ち上がるフランソワーズ。
「しぶといね~天使ちゃんわ」
その様子を見て、カイがけらけらと笑った。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヴィリヤ・カヤラ(サポート)
「やるなら頑張らないとね。」
ユーベルコードは指定内の物を適宜使用。
武器は黒剣の宵闇、鋼糸の刻旋、媒介道具の月輪を良く使うかな。
戦場の状況は出来る限り確認しながら動いて、
誰かが攻撃されそうなのに気付けたらフォローに入るかな。
吸血行為は無理矢理にはしないけど、敵に対しても同様で
相手の許可が無ければしないよ。
父様から同族(ダンピール)と
自分の血を吸うのはダメって言われてるからNG。
一般人は依頼内で救助の必要性があると
明言されているならなら助けるけど、
そうでない場合は状況によっては見捨てる判断もするかな。
楽しめそうな事は思いっきり楽しむけど、
夏の強い日光は苦手かな。
味覚は苦い物と酸っぱい物は苦手。
チヒローズ・イッシー(サポート)
自由都市を故郷に持ち、本人も自由を愛する女性です。
戦闘では指定したユーベルコードを状況に応じて使い、人々の自由を取り戻す為に皆さんと力を合わせて戦います。
オラトリオの聖者×プリンセスということで、もしよければキラキラっとした華やかな戦闘演出を描写していただけると嬉しいです。
口調はステータスシートの通り、「なの、よ、なのね、なのよね?」という感じの優しく人当たりのいい女の子といった感じの喋り方です。
一人称は「私」、二人称は基本的に年齢や男女を問わず「さん」付けの呼び方です。
あとはマスターさんにお任せします。よろしくお願いします!
「あれが敵の親玉ね…なかなかやりそうね」
真と希亜の戦いぶりを横目で見ていたヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)は、敵の大将であるフランソワーズの戦力を分析する。豪胆な言動と手下の性格から猪突猛進な戦い方をするかと思いきや、光の翼を展開し上空から指揮と共に光球を放つ実に見事な戦術家であることが分かる。彼女の登場により、敵の動きは明らかに変わっている。猟兵達の強襲によって、壊滅したと思われた手下のコンキスタドール達は、集団の利を生かして、猟兵達の足止めに専念し始めたことにより、数では圧倒的に不利な猟兵の分断を狙っている。
「みなさん!無理はしないでくださいね!!」
チヒローズ・イッシー(オラトリオの聖者・f20852)は、戦場を駆けまわって、負傷者の治療に回っている。大きな傷はないが、確実に被害が出ている。
「回復役がいるのかい…厄介だね。お前たち黙らせな!!」
それをフランソワーズは見逃さない。すぐさまその指示を聞いた男どもがチヒローズを狙う。
「!」
「悪いな、嬢ちゃん!覚悟してもらうぜ…!」
「させないわ」
チヒローズの前に割って入るヴィリヤ。手にした長剣を振ると、刃先が分裂し、鞭のようにしなる。
「何っ!?」
不意をうった蛇腹剣の薙ぎ払いを受け、男たちは、吹き飛ぶ。
「大丈夫?」
「あ、ありがとうございます…!」
「まだおわりじゃないよ!」
フランソワーズが二人に向かって煌きの弾丸を放つ。それまでのと違って、速さを重視した一撃がチヒローズを狙う。
「まだよ!」
ヴィリヤが剣を握ったまま、指先をその弾丸に向かう。空からそれに向かって光が放たれ、ぶつかる。
「ちぃ…今の一撃で落とせないとはね…」
「あなたも相当な強さだけど…わたしたちもこれまでいろんな敵を相手にしてきたの。そこらへんの戦士と一緒にされたら困るわ」
不敵な笑みを浮かべて剣先を向けるヴィリヤ。
「いいじゃないか…!それこそ狩りのし甲斐があるってもんさ…!」
怒涛のような攻めを始めるフランソワーズ。ヴィリヤはそれを剣で払い、隙を見て、『ジャッジメント・クルセイド』を放つ。お互いに一歩も引かぬ勝負が繰り広げられた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ヒサメ・グラウパール
◎アドリブ連携歓迎
やっとボスのお出ましね!
って、なんか思ったよりも煌びやかな感じ……?
うーん、確かにあれが商会を名乗って近づいてきたら
良い人だって信じちゃいそうかも
だけどオブリビオンだってのはもう分かってるし、
ここは全力で戦わせてもらうわ!
■戦闘
まずは【UC】で小型の氷の竜を大量に召喚
一撃で消滅するけど、消滅時に冷気をまき散らすこの子たちを
煌氣の弾丸に対する盾として周囲に展開
隙があればそのまま全方位から氷の竜に襲い掛からせるわ
そして弾丸や砲弾を氷の竜で防いでいる間に一気に接近
槍のリーチ差を活かして、敵の槌や大鎌による攻撃を【見切り】回避
氷【属性攻撃】を籠めた連続刺突で一気に氷漬けにしてあげる!
シホ・エーデルワイス
ルノ
…なんて薄っぺらい頭目なのかしら…
猟兵を前にして開口一番の口上がその程度じゃ
部下の下種さが際立っている分
影が薄いわ
シホ
ルノ!油断しないで!確かに残念な人かもしれないけれど
部下を従えるだけの実力はあるはずだから…多分
といった感じで
敵を<コミュ力で挑発し
攻撃の粗をおびき寄せ
第六感と聞き耳で見切り残像>を残して回避
当たりそうになっても<オーラ防御>
その間にルノは精霊銃を四方向から敵を取り囲むように展開し
時間差をつけて<遮光属性攻撃の誘導弾で腕をスナイパーして部位破壊>
私はルノを<援護射撃>で支援
戦後
島のコンコンや手持ちの材料で塩キャラメルのマカロンを料理
島民にもお裾分けして交流
はい
ルノ
味はどう?
火土金水・明
「この島の平和を少しでも守るために、あなたを倒させてもらいます。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃方法は、【先制攻撃】で【高速詠唱】し【破魔】を付け【フェイント】を絡めた【全力魔法】の【サンダーボルト】で『光翼のフランソワーズ』を【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】【見切り】【地形の利用】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「少しでも、ダメージを与えて次の方に。」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
「…なんて薄っぺらい頭目なのかしら…猟兵を前にして開口一番の口上がその程度じゃ
部下の下種さが際立っている分、影が薄いわ」
「ルノ!油断しないで!確かに残念な人かもしれないけれど、部下を従えるだけの実力はあるはずだから…多分」
フランソワーズの耳にもよく聞こえるように、わざとらしい挑発をするシホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)とその同一存在にして相棒、ルノ。
「いってくれるねぇ…!」
フランソワーズは、ヴィリヤとの戦いにいったん幕を引いて、上空にあがる。そして、白黒の姉妹に狙いを定める。
「あたしがその程度かどうか…その身体で確かめてみな!!」
怒りの感情ものせて無数の光球を一斉に放つ。ルノとシホは示し合わせたように、サッとその場で散開する。地面に直撃した光球がはじけ飛び、爆風と砂塵を巻き起こす。
「まだまだ!!」
次々と光球が襲い来る。
「そんなんじゃやられないよ…!」
ルノとシホは、左右から同じように精霊銃を操り、迎撃する。たちまち空と地上での激しい撃ち合いが始まり、夜を照らすほどの明るさになる。
「どうしたのかしら…!?やっぱりこの程度なのかしら!?」
迎撃しながら、さらに挑発を重ねるルノ。
「そのよくしゃべる首、落としてあげるよ」
攻撃にまぎれて滑空してきたフランソワーズがルノの背後をつく。振り上げた右手に光の大鎌が生成されその刃でルノの首筋を狙う。
――やばっ!
その瞬間、シホが自分の精霊銃を一斉射撃する。ルノが僅かに伏せると、それらはフランソワーズを襲う。
「ちぃ…!」
攻撃を中断して、大鎌で弾丸を防ぎながらその場を離れる。
「大丈夫!?」
「助かった…!」
二人は短く言葉をかわすと再び撃ち合いになる。
「やっとボスがおでましっておもったら煌びやかな相手ね…」
ヒサメ・グラウパール(氷槍竜・f21294)が氷槍をぎゅっとにぎりしめる。
「手下の練度からもっと力押しの相手かと思っていましたが、存外指揮官としても戦士としても優秀なようですね」
ピッチリとした身体のラインが浮き出る戦闘用のローブに身を包んだ火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は、杖を構える。
「しかし、あの光の翼…キマイラたちの子孫なら喜んで写真撮りそうね」
「あー…確かにあれが商会を名乗って近づいてきたら良い人だって信じちゃいそうかも」
ヒサメは街で出会った島民たちを思い返して妙に納得してしまう。
「だけどオブリビオンだってのはもう分かってるし、ここは全力で戦わせてもらうわ!」
「えぇ!やりますよ!」
二人は、シホとルノの援護に入る。
「さぁ、おいで!今回も頼りにしてるからね!」
ヒサメが氷槍を掲げると周囲に冷気が放出されそれらは小竜の形をとる。元気いっぱいの小竜達は飛び出していき、フランソワーズに襲い掛かる。
「なんだこいつら、うっとおしい…!」
ブレスをぶつけてくる小竜を大鎌で薙ぎ払う。
「この島の平和を少しでも守るために、あなたを倒させてもらいます」
明が詠唱を終えて、フランソワーズに指先を向ける。
「受けよ、天からの贈り物!」
頭上から突如雷撃が襲う。
「くぅぅ!!」
光の鎌で咄嗟に防ぐ反応は流石である。
「やりますね…!」
「この程度かい?」
「いえ、私の役目は果たしました」
「なに…?」
明の言葉をフランソワーズが訝しむが既に遅い。手に違和感を感じた彼女は驚く。
「なに…!?氷だと!?」
いつの間にか両手に氷が張りつき彼女の動きを制限する。
「私の竜たちを甘く見ましたね!!」
ヒサメがその隙をつく。彼女の竜たちはやられると大量の冷気を周囲に放出する。明が敵を惹きつけている隙にそれを操り凍結させたのだった。
「おのれ、小癪な…!」
「もうあなたに勝ち目はありません!」
氷槍の突撃。かろうじて鎌を動かして防ぐが、今度は鎌ごと凍結していく。
「くそっ…!こんなところで…!」
徐々に凍りついて動けなくなっていくフランソワーズ。
「今です!」
「トドメだ」
「ルノ!」
「えぇ!」
明が再び雷を放つ。シホとルノが精霊銃を集中砲火。その全てはフランソワーズに殺到する。
「おのれ、猟兵めぇええええええ!!」
怒りの声と共に光に呑まれ爆散した。
翌朝――。ナウイ島の街に、お菓子が置かれていた。
「なんだろこれ?」
「…うまい!うますぎる!」
「なんだろこの味…!?」
「おい、俺にもくれ!」
我先にと、謎のお菓子に手を伸ばす島民たち。彼らの様子を遥か彼方に遠ざかりつつある鉄甲船から猟兵達は見守る。
「これにて一件落着、ね」
「そうね…味はどう?塩キャラメルってこんな感じでいいかしら」
「うん、バッチリ」
ルノの反応に微笑むシホ。
「私もいただけるかしら…?」
「えぇ。どうぞ」
「私にもちょうだい!」
「くくく、そのような菓子、この神には不要…!」
「はいどうぞ」
「あ、え、くれるんすか、うわっ、ちょ、ま、あ、あざっす…!じゃなくて、くくく、捧げものとは殊勝な心掛けだ…!」
「普通にもらえばいいのに…」
こうして、ナウイ島の平和は守られた。この島で、お菓子作りが流行するのは、少し後のことであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵