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ぬぎぬぎどきどき御着替えしましょ

#アリスラビリンス



 平和な国に、突如として『ゆらゆらびっと』がなだれ込む!
「ワインだよー」
「部位破壊だよー」
「理性なくなっちゃうよー」
 フラフラとしたゆらゆらびっとの攻撃に、愉快な仲間たちはクラクラしちゃってもう大変。
 水鉄砲で応戦する仲間たちは劣勢で、ぱたぱたと倒れていってしまう。

「アーッハッハッハッハ!」

 ふぁさっ。
 赤い髪を揺らす『アリスコレクター』リリィ・デモンローズは、気絶した仲間たちを見おろして高笑い。

「今のうちに着替えさせてあげましょう」
 うふふふ、と妖しげに笑うリリィ・デモンローズの手には水色のワンピースと白いエプロンの、いわゆる典型的なアリス衣装。
 いそいそと仲間たちのお洋服を脱がせて着替えさせて、

「アーッハッハッハッハ!!」

 満足そうに、リリィ・デモンローズは高笑いをするのだった。


 不思議の国にオウガが現れることを予知したオナンは、集まった猟兵たちにまず一礼。
「集まってくれて感謝するわ」

 オナンによると、『アリスコレクター』リリィ・デモンローズが、ゆらゆらびっとを率いて不思議の国に来たらしい。

「リリィ・デモンローズは、アリスの衣装を着せることに熱心なようね」
 どうしてかしら? と首を傾げつつも説明するオナン。
「ゆらゆらびっとが愉快な仲間たちを無力化して、倒れたところを着替えさせるという連携プレーをしているようなの」

 愉快な仲間たちはゆらゆらびっとに応戦はしているが、このままでは押し負けてしまう。
 加勢し、ゆらゆらびっととリリィ・デモンローズを撃破しなくてはいけないだろう。

「ゆらゆらびっととの戦いの時は、愉快な仲間たちも応戦してくれるわ」
 愉快な仲間たちの武器は水鉄砲。アイスティーのような素敵な香りの水を撃つ彼らと共闘して、ゆらゆらびっとを退けるのが最初だ。
「水鉄砲が当たると、濡れて服が透けてしまうでしょうから、気を付けるのよ」

 その後はリリィ・デモンローズとの戦闘。
 リリィ・デモンローズは、やたら薄っぺらいアリス衣装を押し付けてくるだろう。
「それどころか、アリス衣装を着ていなければ脱がせにかかるかもしれない。注意が必要だわ」

 戦いが終われば、少し休むこともできるだろう。
「濡れた服を着替えて、のんびり過ごすと良いわ」

「お祈りは済んだかしら。覚悟は決まったかしら」
 問いかけるオナンの手の中でグリモアが輝く。
「いってらっしゃい」


タカハシアカネ
ご覧いただきありがとうございます!

・不思議の国
 白バラ咲き誇る世界で、川や湖がたくさんあります
 遊びといえば水遊び、というわけで愉快な仲間たちもみんな水鉄砲を持っています

・一章
 ゆらゆらびっと 集団戦です!
 愉快な仲間たちも協力しますが、水鉄砲に当たると服が透けてしまうかも…?

・二章
 リリィ・デモンローズ ボス戦です!
 服を脱がせにかかったり、安物のアリス衣装を押し付けてくるようです!

・三章
 水辺でゆっくり過ごしたり、濡れた服を着替えたりして、お好きにどうぞ!

 よろしくお願いします!!
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第1章 集団戦 『ゆらゆらびっと』

POW   :    さあ、あなたのワインを注いで
技能名「【部位破壊(三半規管)】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD   :    まだまだあるはずだよ
技能名「【部位破壊(三半規管)】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ   :    心臓寄越せ
【ゆらゆらしていないモード】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​

「ぬぐよー」
「いくよー」
「やるよー」

 わらわら現れたゆらゆらびっとたちに、愉快な仲間たちは水鉄砲を向ける。

「きかないよー」
「つめたいよー」
「ちょっときくよー」

 ゆらゆらびっとたちはふわふわした足取りでステッキをくるくる回して応戦。
 ぱたぱた倒れる仲間たち、とぽとぽ注がれるワインたち。

 このままでは負けてしまうと、水鉄砲の水しぶきが飛び交っている。
 応戦するなら、今しかない!!
フェリス・シー
フェリス、彼女も水鉄砲を持っていた。
それも、特別危険なヤツ、服が透けるで済まないヤツを

水鉄砲バトルならフェリスちゃんにお任せなの
すっごーいの持ってるのなの

所でアイスティーの香りの水鉄砲は当たったら何が起こるのなの?
あたったところが皮膚がただれるとかなの?高熱と吐き気を引き起こすとかなの?
あ、わかったのなのアイスって言うくらいだから氷結するにちがいないのなの?


ビターブロッサムで変身して、高速飛行からのアシッドスピワーで強酸攻撃なの

上空から一撃離脱なの



 アシッドスピワーを構えるフェリスの髪が、大きく膨らんだ。
「とある次元の伝説級のフェアリーの力なの」
 キラキラの光をまとったフェリスは、愛らしいゴスロリ姿に変化。

「ごすろり?」
「だめだよー」
「ありすになってー」

 ゆらゆらびっとたちは口々に言いながらフェリスを取り囲む。

 低い姿勢を取って、ゆらゆらしていないモードに変わるゆらゆらびっとたち。
 そろりそろりとフェリスに詰め寄るゆらゆらびっとたちを牽制するため、愉快な仲間たちは水鉄砲を一斉発射。

「じゃまー」

 ーーしかし、超攻撃力を得たゆらゆらびっとたちには効かない。
 それどころか、軽い一撃に吹き飛ばされ、ぱたりと倒れてしまう仲間たち。

 勢いづいて、そのままフェリスにも飛びかかるゆらゆらびっとだが、

「フェリスちゃんにお任せなの」

 苦花の力で大きく飛翔したフェリスには、ゆらゆらびっとの攻撃は届かなかった。

「そういえば、水鉄砲は当たったら何が起こるなの?」

 小首を傾げるフェリスが見下ろしてみると、ちょっとだけスカートが濡れていた。
 皮膚のただれもなく、高熱も吐き気もない。
 ただ、濡れただけにしては寒気が強すぎる気もする……戦いにはまったく支障はないとはいえ、そういう効果があるのかもしれない。

「アイスって言うくらいだから氷結なの。予想通りなの」

 裾が濡れて、脚の稜線を浮き上がらせながらもつぶやくフェリス。

 高く高く飛ぶフェリスに、それ以上の飛沫は届かない。

「すっごーいの持ってるのなの」

 威力増強の恩恵を受けたアシッドスピワーを構えて急降下。
 銃口から吹き出したものは服が透けてしまうなど生ぬるい威力の、強酸だ。

「わー」

 服が透ける、どころか溶けるような威力の攻撃にゆらゆらびっとは大慌て。
 反撃にフェリスを掴もうと手を伸ばしても、すでにフェリスは高いところに逃れている。

「特別危険な水鉄砲、まだまだいくの」
 そう言って、フェリスはもう一度ゆらゆらびっとへと立ち向かう。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アレ・チカノ
水鉄砲でばとる、ですか……。
面倒くさいです(きっぱり)
遊びとかにはあまり縁が無かったのもあり、あまりそういうものに付き合う思考がありません。
目的は敵の持っているワイン、あれを頂く事にしましょう。
サイキックブラストで一人一人痺れさせては、持っているワインを強奪して飲んでいきます。
まだ足りません、コレはお腹が空いているのです。おつまみを要求します。
水鉄砲の攻撃は気にしていないので、びしょ濡れの酔っ払いモードになりながら飲み続けます。
「……元気ですね」
敵がUC発動しても、コレは元々早い動きとは全く縁がないので、ゆったりとワインを飲みながら暴れる様子を眺めます。



 アレ・チカノは飛び交う水鉄砲をジト目でチラ見。

「めんどくさいです」

 きっぱり言い放つアレの視線はワインに釘付け。愉快な仲間たちの遊びのような戦いよりも、ふらふらびっとの持つワイングラスのほうが気になるのだ。

「あれを頂く事にしましょう」

 決心したアレの掌から高圧電流の火花が、散る。

 ばちん!
「うわー」
 ワインを奪って飲む。

 ばちん!
「うわー」
 ワインを奪って飲む。

 愉快な仲間たちには目もくれず、ふらふらびっとサイキックブラストで各個撃破してはワインを飲むアレ。

「まだ足りません、コレはお腹が空いているのです。おつまみを要求します」

 水鉄砲は避けないから、アレは頭からびしょ濡れになっている。
 破れたドレスがギリギリのところで隠しているものの、濡れたせいで体の線はくっきり浮き出ている。

 銀髪から水を滴らせるアレはワイングラスをのんびり揺らし、その周囲ではゆらゆらびっとがゆらゆらしていないモードになって襲いかかる、が

「……元気ですね」

 早い動きとは無縁のアレは、マイペースにワインを飲み続ける……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

オルヒディ・アーデルハイド
『華麗なる姫騎士』でアリスからプリンセスモードに大変身
光の粒子に覆われたキラキラ煌びやかな名ドレス姿で飛翔

速く動く事で相手のターゲットを取って味方への被弾を減らす
相手の攻撃が届くぎりぎりの範囲で留まり相手を引きつける
攻撃より回避を重視して被弾を減らす
「どんな攻撃でも当たらなければどうって事ないよね」
理性を失ってるので単調になりがちで回避が容易
「発射見てから回避余裕でした」
回避してばかりでは埒が明かないのでうって変わって攻撃に出る
攻撃をギリギリまで引きつけて回転回避しつつ接近
〔ランスチャージ〕で〔串刺し〕攻撃

直撃は避けているけどかすり被弾して結構に服が濡れている



「愛と勇気と希望を抱きしめてフェアクライドゥング」

 言葉を紡いだとたんにオルヒディ・アーデルハイドの全身を粒子が包む。
 キラキラ輝く粒子は宝石のよう。瞬くまに、オルヒディはアリスからプリンセスナイトへ変身し。

「いくよ」

 煌びやかなドレスの裾をふくらませて、高く飛翔する。


「まてー」
「にげるなー」

 オルヒディを捕まえようと、ふらふらびっとはジャンプ。
 ジャンプするふらふらびっとに合わせて愉快な仲間たちの水鉄砲も上へ上へ。
 ドレスの後ろ姿を水鉄砲がかすめたから、スカート越しに小さなおしりの形が浮き上がる。

「どんな攻撃でも当たらなければどうって事ないよね」

 敵を引きつけるために、攻撃が届きそうなギリギリの位置を保つオルヒディ。
 攻撃よりも回避が優先。幸いにも理性をなくしたふらふらびっとの攻撃は単調だから、見切って避けるのはとても簡単で、オルヒディには髪を整える余裕すらあるのだ。

「発射見てから回避余裕でした」

「とどかないー」
「むずかしいー」
「つかれちゃったー」

 頑張るうちに体力を消耗したふらふらびっとは、動きを鈍らせつつも攻撃は止めない。

「そろそろいくよ」

 言うと、オルヒディはぐるんと回転。

 動きに合わせて揺れるリボンとフリル。オルヒディは白銀の槍「ホフヌングランツェ」を手にして急接近。
 かすめる水しぶきの中、青と紫の瞳はふらふらびっとを離さずに。

「えいっ」

 突き付けた槍が、ふらふらびっとを貫いた。


「こんなものかな」

 辺りのふらふらびっとを片付けて、ひと息つくオルヒディ。
 水鉄砲の直撃は避けても、かすめるのまではどうしようもなかった。そのせいで、オルヒディの全身はびしょぬれだ。
 ドレスを着ていても華奢な体の線が丸わかりのオルヒディ……しかし、オルヒディ自身は気にした風もなく、次なる戦いへと向かうのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ミルディア・ディスティン(サポート)
『全速全開!ともかくやってみるのにゃ!』
 人間のシャーマン×UDCメカニック、17歳の女です。
 普段の口調は「女性的(あたし、あなた、~さん、にゃ、にゃん、にゃあ、にょ?)」、
 真剣な時は「無口(あたい、あなた、呼び捨て、にゃ、にゃん、にゃあ、にょ?)」です。

 ユーベルコードはシナリオで必要としたものをどれでも使用します。
 痛いことに対する忌避感はかなり低く、また痛みに性的興奮を覚えるタイプなので、命に関わらなければ積極的に行動します。
 公序良俗は理解しており、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
 記載の無い箇所はお任せします。よろしくおねがいします。



 猫耳ヘアを揺らすミルディア・ディスティンは、真正面からゆらゆらびっとに立ち向かう。

「勝負にゃあ!」

「まけないよー」
「たたかうよー」
「かっちゃうよー」

 ゆらゆらしていないモードで襲い掛かるゆらゆらびっとの攻撃を受け止めるミルディア。
 超攻撃力をもろに受けたせいで、ミルディアの全身に痛みが走る。

「……ふにゃ」

 痛みはミルディアにしびれるような快感をもたらして、甘い声を上げさせる。
 ぴゅっと飛んでくる水鉄砲も避けはせず、そうすると形の良い大きな胸の谷間がくっきり浮かんだ。

「まだまだやるのにゃ!」

 サモニング・ガイストで呼び出した炎と共に進撃するミルディアは、ゆらゆらびっととぶつかり合いながらも、着実に戦力を削いでいく。

 ゆらゆらびっとの蹴りを腕で受ければ、ハイヒールが食い込んで骨がきしむ。
 力任せにぶつかれば全身に衝撃が走る。
 捨て身に近い攻撃に、戦闘不能になったゆらゆらびっとたちはふらふらと倒れこむ。

「にゃにゃあ……」

 痛みから来る快楽に、ミルディアはゾクゾクと背中を震わせる………。

成功 🔵​🔵​🔴​

星川・杏梨(サポート)
『この剣に、私の誓いを込めて』
 人間のスーパーヒーロー×剣豪、15歳の女です。
 普段の口調は「聖なる剣士(私、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、時々「落ち着いた感じ(私、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。

性格はクールで凛とした雰囲気です。
常に冷静さを念頭に置く様に努めており、
取り乱さない様に気を付けています。
戦闘は、剣・銃・魔法と一通りこなせます。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


エール・ラヴラドライト(サポート)
『ん……この世界の星空も素敵だ。』
クリスタリアンのフォースナイト × スカイダンサー
年齢 18歳 女
外見 154.6cm 青い瞳 灰色の髪 青い肌
特徴 胸が小さい 男性と間違われる 話好き 知識欲が強い 冷静沈着
口調 抑揚無く(ボク、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )
死を覚悟した時は 変わること無く(ボク、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )

・どんな時でも無表情で抑揚の無い声で話す
・ピンチになっても焦らない

・直接戦闘は苦手
・調査などは【失せ物探し】を活かした占いで行う
・戦闘ではフォースセイバー(青い光の剣)を使う
・クリスタライズで透明化して不意打ちをよく使う
・戦闘でもサポート型



 深蒼に輝く剣を手にするエール・ラヴラドライトがいるというのに、ゆらゆらびっとたちは気付かない様子。

「ん……」

「たおすー」
「ぬがすー」
「やるぞー」

 エールの漏らす声も、ゆらゆらびっとたちのざわめきにかき消されている。

 クリスタリアンであることを生かしての透明化で、気づかれないまま近づくエール。
 静かに、息を殺して。
 感情表現が希薄なエールにとって、潜むことは決して難しいことではない。

 エールに気付かないゆらゆらびっとたちが狙うのは、星川・杏梨だ。

「負けません」

 ツインテールとスターライト・マントを揺らして接近する杏梨。
 ゆらゆらびっとの攻撃と愉快な仲間たちの水鉄砲を、星々を模す盾でいなして。
 ワインを揺らす手首ごと、杏梨はゆらゆらびっとを断ち切る。

「おー……」

 どこか気品すら感じられる杏梨の戦い方に、小さく声を上げるエール。
 杏梨の猛撃に苦戦中のゆらゆらびっとには声は届かなかったが、気配を察した杏梨は確かにエールを見つめた。

 紫の瞳は凛然と。
 マントが濡れていようとも、杏梨の気高さに翳りはない。

「ここで決めるわ」

 キン、と清涼な音を立てて切り上げ、間合いを取った杏梨。
 地面を蹴って駆け出して、大きく振りかぶった瞬間、ゆらゆらびっとが笑う。

「がら空きだよー?」

 無防備な杏梨の胴体めがけて、拳を振り上げるゆらゆらびっと。
 愉快な仲間たちが大慌てで支援をするが、間に合わない。

 間に合ったのはただひとつ。
 エールが向けた刃だけ。

「んー……大丈夫?」
「はい。助かりました」

 姿を見せたエールと、杏梨は互いの背中を守るように立っている。

 そんな二人を包囲するゆらゆらびっとたちは、じりじりと隙を狙っている。
 ………決して、余裕があるとは言えない戦況。

 でも、二人は慌てることも、焦ることもない。
 平静な心持ちのままにゆらゆらびっとの包囲網を見つめる二人は、一点、包囲の薄い場所を見つけると、どちらからともなくうなずいて。

「いくわよ」
「……うん」

 短いやり取りを経て、二人は今一度、戦場へと躍り出た。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

グレース・マクローリン(サポート)
口調 フレンドリーで中性的(アタシ、~君、~さん、だね、だよ、だよね、なのかな? )
怒った時は チンピラ(アタシ、お前、だ、だね、だろう、だよね?)

言動:表向きはフレンドリーな態度を装ってるが実際は狡猾で計算高い。…が直情的なのでその場のテンションの高低や感情に左右されがち。

敵対するなら女子供や愛玩動物類などにも容赦はないが、昆虫や節足動物に対してはやたら感傷的になる。

戦闘時には刀剣や長物に銃火器等なんでも使用する。


リク・ネヴァーランド(サポート)
「大丈夫、“僕たち”が来た!」
うさぎ人の住む不思議の国、ラパンドール王国の元王子様です。
魔法の本の中に王宮を封じ込めることにより、王国と国民を携帯している状態にあります。
本の中から国民や過去助けた愉快な仲間達を召喚したり、剣を用いたりして戦います。

利発そうな少年といった口調で話し(僕、~さん、だね、だよ、~かい?)、年上の人や偉い人には敬語を使います。戦闘中は凛々しく台詞を言い放つことも多いです。

ユーベルコードは設定したものを何でも使いますが、命よりも大切な魔法の本に危害が加えられる可能性がある場合は本を用いず、自分自身の力で何とかしようとします(他の猟兵と連携が取れそうなら取りに行きます)。



「君たちの思い通りにはさせないよ!」

 凛々しく言い放つリク・ネヴァーランドは、胸の前でぎゅっと本を大事そうに抱えている。

 愉快な仲間たちの水鉄砲が飛び交うここは、“悠久ノ物語”を持つリクにとっては色んな意味で危険な場所なのだ。

「リク君は下がっていて平気だよ、アタシが前に出るよ」

 そんなリクの気持ちを感じて、グレースはずいと前に出る。

「たたかいだー」
「まけないよー」

 にこにこと笑うゆらゆらびっとは愛らしい………けれど、グレースは手加減なんてする気はない。

「さあて、始めようかな!」

 声を上げるグレースは大剣「ヴォーパルソード」を振り上げて一撃。

「ひゃーん」

 マヌケな声を上げるゆらゆらびっとの体には大きな裂け傷。
 再生できない傷にゆらゆらびっとはふらふら。
 様子を伺っていたリクは、そこで大きな声を上げる。

「──今だっ、ハイディ・ホー!」

 呼応して、ゆらゆらびっとの死角から大どろぼうが飛び出てくる。
 黒ひげの大どろぼうはかぎ鼻をひくつかせたかと思えばゆらゆらびっとにとびかかる。

「きゃあー」

 悲鳴を上げるゆらゆらびっとから、容赦なくワイングラスもステッキも奪い取っていく大どろぼう。

「グレースさん、お願いします!」
「任せてよ!」

 パイレーツ・コートをなびかせて、グレースは丸腰になったゆらゆらびっとに飛びかかる。
 ヴォーパルソードをひと振りすれば倒れるゆらゆらびっとを乗り越えて、グレースは次々に連撃をお見舞い。

「どうしよー」

 武器を奪われ困った様子のゆらゆらびっとは動けない。
 リクの作り出してくれた大きな隙をグレースは見逃さず、ときにはMARカービンに持ち替えながら攻撃を続ける。

 リクが発動した鉤鼻ノ泥棒がゆらゆらびっとの行動の制約になり、前線に立つグレースが大きなキズを負うことはない。
 水鉄砲にちょっとだけ濡れてはいても、マントが少し透ける程度のものだった。

「よぉーし、この調子!」
「押し切りましょう!」

 言い合いながら、二人はゆらゆらびっとを追い詰めていく………!

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『『アリスコレクター』リリィ・デモンローズ』

POW   :    私の『アリス』にしてあげる…❤
【好みの衣装を着せて『アリス』に仕立てる】【『アリス』と興じるイケナイ遊戯】【身も心も『アリス』にして記憶の封殺】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD   :    オイタしちゃダメよ、『アリス』ちゃん…❤
【女王様と『アリス』のイケナイ遊戯の時間】を給仕している間、戦場にいる女王様と『アリス』のイケナイ遊戯の時間を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ   :    おいでなさい、私の可愛い『アリス』達…❤
戦闘力のない、レベル×1体の【女王様の愛に堕ちた従順な『アリス』達】を召喚する。応援や助言、技能「【団体行動】【鎧砕き】【奉仕】【禁断の遊戯】」を使った支援をしてくれる。
👑11
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「アーッハッハッハ!」

 カツーン、と高くヒールの音を響かせて、『アリスコレクター』リリィ・デモンローズは高笑い。

「ずぶ濡れになっちゃって冷えてしまったんじゃなくて? ここに着替えならあるわよ?」

 リリィ・デモンローズが差し出すのは、見るからにペラッペラなアリス衣装。

「脱げないなら脱がせてあげる。着られないなら着せてあげる」

 瞳を欲望で満たして、じりじりと迫るリリィ・デモンローズ。

「さぁーー私の愛玩人形になりなさい!」

 目にハートマークを浮かべて、リリィ・デモンローズは猟兵たちに迫るーーー!!!
シトー・フニョミョール
アドリブ・負けRPOK
ペラペラなアリス衣装に自分本位の行動とは、なかなかオブリビオンらしいじゃないですか。これは新技の使い時ですね。

ABCネットワークに接続してこう奴に宣言するんぬ。『リリィ・デモンローズをロリ巨乳アリスにする』と!

え?それって芸術品かって?当り前じゃないですか。最上級のアリス衣装に強気な姿勢を崩さないアリス。胸元や角はあえてそのまま残して原型を崩さないスタイルをキープ、いいじゃないですか。

そういうアリスに仕立て上げるには賛同者が必要です。さぁどれだけ来るかな?

「シトーのユーベルコードとあなたの力、どっちが強いか勝負ですぬ。シトーが惜し負けたらあなたの力を全部受けてやりますよ」



 ぺらぺらなアリス衣装を手にして高笑いするリリィ・でモンローズの前に立ちはだかるはシトー・フニョミョール。

「なかなかオブリビオンらしいじゃないですか。これは新技の使い時ですね」

 シトーは黒い瞳をキラッキラに輝かせて。

「シトーはこう思うんぬ。あいつをもっと美しく、かわいくできると!その方法とは――『リリィ・デモンローズをロリ巨乳アリスにする』!」

 ABCネットワークに接続&宣言。
 シトーの願いはまたたくまにSNSに拡散されて、『芸術品ではなくね?』と疑問を呈するリプライも多々。

「え?それって芸術品かって?当り前じゃないですか」

 シトーは夢想する。

 最上級のアリス衣装に強気な姿勢を崩さないアリス。
 豊かな谷間があらわなドレスのデザインや角はそのまま、原形を崩さずスタイルキープした姿は―――控えめにいって最高。

 リリィ・デモンローズをそういうアリスに仕立てるには賛同者が不可欠。

「シトーのユーベルコードとあなたの力、どっちが強いか勝負ですぬ。シトーが惜し負けたらあなたの力を全部受けてやりますよ」

 賛同はどれだけ来るかな? と待ちながら大口をたたくシトー。

 結果は――――、

「アーッハッハッハ! 良い景色だわ!」

 高笑いを上げて、シトーの衣服をひっぺがすリリィ・デモンローズ。

 思ったよりも賛同者が集まらなかったシトーは、女王様の愛に堕ちた従順な『アリス』達に取り押さえられて御着替え。

 ペラペラ衣装は裾から糸くずが飛び出ているのに、召喚されたアリスは気にも留めずに着せていく。
 布地が薄いから、オニキス製の黒い身体はラインもくっきりでまあ大変。

「アーッハッハッハ! 私が愛してあげるわ!」

 狂喜するアリスの声が響き渡る………。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アレ・チカノ
一応WIZで行動、アドリブ他諸々OK
困りました。ワインはたっぷり飲めたのですけど、おつまみがありません。
あまり困ってなさそうに困っています。お着替えは良いのですけど、着替えたら何か食べさせてくれるのですか?
何か食べさせてくれる、もしくは約束されれば、とてもあっさりとアリスの格好を受け入れて、なすがままにぼーっと食事を持って来てくれるのを待ちます。
何かしたい事でもあるのでしたらどうぞ?
いつもぼーっとしていて食べる事以外に頓着しないので、身体を弄り回されようが無抵抗です。ただ、痛い事をされればサイキックブラストで反撃します。



「困りました。ワインはたっぷり飲めたのですけど、おつまみがありません」

 表情が変わらないので本当に困っているのかどうかわかりにくいものの、困っているらしいアレ。

「ワインはたっぷり飲めたのですけど、おつまみがありません」

「アリス衣装が着たいのに衣装がなくてお困りかしら? ここにならいくらでもあるのよ!!」

 衣装をぐいぐい押し付けてくるリリィ・デモンローズに、アレはこれといって抵抗はしない。

「お着替えは良いのですけど、着替えたら何か食べさせてくれるのですか?」

「モチロン! どんな衣装がイイかしら、定番は水色だけれどピンクも捨てがたいものね!!」

「なんでもいいのです」

 アレの返答に、にんまり笑うリリィ・デモンローズ。

「そういうコトなら、御着替えよっ!!」

 指を鳴らすと、女王様の愛に堕ちた従順な『アリス』達が登場。
 アリスたちはてきぱきとアレのドレスを脱がせ、愛らしいワンピースを着せ、口にクッキーを押し込む。
 何かされそうならサイキックブラストと決めているアレだが、何もされないのでされるがままになっている。

「ウフフ……」

 ご満悦なリリィ・デモンローズの指先は、アレの柔肌を撫でさする。
 リリィ・デモンローズの手は服の中にまで入り込むが、アレは身を委ねて。

「もごご」(訳:クッキーはワインに合いません)

 全身をまさぐられつつ、クッキーを味わうのだった………。

成功 🔵​🔵​🔴​

フェリス・シー
そのドレス、ちょっと安っぽいのなの。
UDCアースの「ドンキオーダ」に売ってたやつに違いないのなの
いっぱい用意してるみたいだし、良いドレスは用意できなかったにちがいないのなの

相手の技は対抗呪文でカウンターしてアシッドスピワーで攻撃なの

それはカンスペなの

安物のドレスも容赦なくトロウルの胃液なの、ノーメルシーなの



 フェリスが現場に到着したころには、すでにえらいこっちゃなことになっていた。

 リリィ・デモンローズの腕の中にはアリス衣装の猟兵が二人。両手に花状態で、リリィ・デモンローズは幸せそうだ。

「そのドレス、ちょっと安っぽいのなの」

 シワシワペラペラの衣装を見て、フェリスは。

「UDCアースの「ドンキオーダ」に売ってたやつに違いないのなの」

「アッ」

「いっぱい用意してるみたいだし、良いドレスは用意できなかったにちがいないのなの」

「ウッ。……アーッハッハッハ! どんなものでもアリス衣装であることに変わりはなくってよ!!」

 フェリスの口撃はこうかはばつぐん。
 強がるリリィ・デモンローズの声は震えている。

「アナタも着てみれば、この衣装の良さが分かるはずよっ! アーッハッハッハ!」

 叫ぶリリィ・デモンローズは、従順なアリスたちをフェリスの元へ向かわせるが、

「お断りなの!」

 カウンタースペルで打ち消し、フェリスはアシッドスピワーからトロウルの胃液を発射。

「アーッハッハ……あああああっ!?」

 安物ドレスを溶かされて、悲鳴を上げるリリィ・デモンローズ。

「ノーメルシーなの」

 フェリスは容赦しない。
 安物ドレスもリリィ・デモンローズのドレスも溶かし尽くすほどの勢いで、フェリスは飛び回りながら攻撃を続けていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

クラリス・スカイラーク(サポート)
 好奇心旺盛かつ天真爛漫で、誰に対しても友好的な人物です。娯楽と新しい発見に目がなく、どの世界でも様々な出来事に興奮します。
 また、面白いと感じた、特に詩の題材となるものを日記帳に記す癖があります。

 多少の怪我は厭わず積極的に行動し、指定したユーベルコードは全て使います。
 各世界のルールは守り、他の猟兵や一般人に危害は加えません。

 得意技は音楽による精霊4体の召喚と使役です。精霊はそれぞれ火・風・水・土の力を持ち、任意の精霊を呼び出せます。
 精霊の描写(容姿や攻撃手段など)はマスターの皆さまにお任せします。

  口調や細かい設定はプロフィールをご確認ください。以上、よろしくお願いします。



 リリィ・デモンローズを前にしたクラリス・スカイラーク。

「うーん、詩の題材としてはイマイチかな」

「アーッハッハッハ! アナタはアリスの素養はバッチリよ!」

 高笑いするリリィ・デモンローズが手を掲げて、クラリスへと手先のアリスたちを仕向ける。

 向かってくる敵へと、クラリスは竪琴をつまびいて。

「剣を捨て、風の歌を聴け――」

 招宴の詩歌が広がと、敵は動きを止めてしまう。

「くっ……踊るしか、ない……!」

 湧き起こる、歌い踊りたい気持ちに逆らえず、踊りだしてしまうリリィ・デモンローズ。

 長髪とドレスを揺らし踊る姿は愛らしく、クラリスはほほえむ。

「これなら、詩の題材にピッタリだ」

「ぐ、ううう………!」

 悔しそうにしながらも踊り続けるリリィ・デモンローズ。
 彼女のまわりには、クラリスが召喚した精霊の姿もある。愛らしい少女の姿をとった精霊たちも踊るから、あたりは途端にダンスパーティーの会場のようだ。

「お、覚えていなさい……っ!」

 ダンスで気持ち良い汗をかきながら、リリィ・デモンローズは叫ぶのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロ描写NG
POW

アリスに食欲ではなく愛欲を抱くオウガ……
妬けてしまいますわ。
私も女王様と愛し合いたいです❤

相手のUCで着替えさせられても
『欲望解放』で全裸になり【誘惑・催眠術】で魅了

服なんて邪魔ですわ。
女王様の温もり、素肌で感じさせて下さい❤

今の私は愛欲に比例して強くなるから
イケナイ遊戯で爆発的に強化!
守護霊の憑依【ドーピング】で更に強化して
効力の増した【催眠術・気合い】で記憶の封殺を打ち消すわ!
イケナイ遊戯しか受けてないからUCは封印されない

私は半吸血鬼。
人間(アリス)よりも貴女に近く
深く愛し合える存在です❤

【学習力・見切り】でイケナイ遊戯を模倣し
体の隅々まで【慰め・生命力吸収】



「妬けてしまいますわ」

 ドゥルール・ブラッドティアーズはつぶやいて、舌なめずりをひとつ。

「私も女王様と愛し合いたいです❤」

「アリスになるなら構わなくてよ! アーッハッハッハ!」

 高笑いと共に早業でドゥルールを着替えさせたリリィ・デモンローズだが、ドゥルールは着せられた服を脱ぎ捨ててしまう。

「ありのままの私を見せてあげる!」

 月下香の花弁で大切な部分を隠しながらリリィ・デモンローズに迫るドゥルール。

「服なんて邪魔ですわ。女王様の温もり、素肌で感じさせて下さい❤」
「ふふ、良い子ね❤」

 あらわになったドゥルールの肌を撫でまわし、イケナイ遊戯に耽るリリィ・デモンローズ。

 触れ合うことでドゥルールの愛欲は高まって、爆発的に増す愛欲を更にドーピング。

「私は半吸血鬼」

 リリィ・デモンローズにささやきかけて、はむ、と耳を甘噛みするドゥルール。

「人間(アリス)よりも貴女に近く深く愛し合える存在です❤」

 イケナイ遊戯の内容を真似て、ドゥルールもリリィ・デモンローズの体の隅々まで慰める。

 いつまでも、あまい水音が響き続ける…………。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『語らいの小路』

POW   :    楽しく賑やかに語らう

SPD   :    小粋なジョークを交えて語らう

WIZ   :    多くは語らず、ただ静かに一緒に過ごす

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

 リリィ・デモンローズの撃退に成功。

 あたりには水鉄砲、『ちゃんとした』アリス衣装、ゆったり過ごすのに最適な水場。

 水遊びもできるし、アリス衣装に着替えることも。

 どんな風に過ごしても、それはイェーガーたちの自由なのだ!
鈴木・志乃(サポート)
『皆が幸せになれたらいいなぁ』
オラトリオの聖者
女性

DS生まれCF育ちのパフォーマー
人の幸せが自身の幸せである典型的な『良い人』だが、あくまで全ては自身が楽しむ為と主張する

魅せることが大好きで配信では歌ってみたを多数投稿
劇団に所属しており歌、ダンス、演技なら大体こなす

【戦闘】
メインは光の鎖
サブで魔改造ピコハンを使用
必要に応じて罠を多用する。頭を使う行動が大好き

【根底】
自己を世界の幸福の為の道具と考えており、一切の躊躇なく自己犠牲を払う
必要があれば自身の感情すら『操る』

【奇行】
真面目なノリが嫌になると躊躇なくシリアスブレイクに走る
いきなり豆乳青汁(好物)飲み始めるし惚気始める

公序良俗違反駄目絶対


ミーヤ・ロロルド(サポート)
『ご飯をくれる人には、悪い人はいないのにゃ!』
楽しいお祭りやイベント、面白そうな所に野生の勘発動させてくるのにゃ!
UCは、ショータイムの方が使うのが多いのにゃ。でもおやつのUCも使ってみたいのにゃ。
戦いの時は得意のSPDで、ジャンプや早業で、相手を翻弄させる戦い方が好きなのにゃよ。

口調だけど、基本は文末に「にゃ」が多いのにゃ。たまににゃよとか、にゃんねとかを使うのにゃ。

食べるの大好きにゃ! 食べるシナリオなら、大食い使って、沢山食べたいのにゃ♪ でも、極端に辛すぎたり、見るからに虫とかゲテモノは……泣いちゃうのにゃ。
皆と楽しく参加できると嬉しいのにゃ☆

※アドリブ、絡み大歓迎♪ エッチはNGで。



「水鉄砲だにゃ!」

 ミーヤ・ロロルドは目を輝かせて、鈴木・志乃も微笑んでいる。

「面白そうですね。遊んでみましょうか?」
「やるのにゃ!」

 志乃の誘いに大きくうなずくミーヤ。
 手近にあった水鉄砲に、川の水をたっぷり入れて。

「冷たくて気持ち良いのにゃ〜」
「とても綺麗な水ですね」

 すくい上げた水の透明さに、志乃は思わずためいきをつく。

 水鉄砲の中に水はたっぷり。
 楽しそうな気配を察したのか、愉快な仲間たちも集まってきた。

「それじゃあみんなで、」
「遊んじゃうのにゃ!」

 号令に、一同はわっと散る。


 物陰から飛び出る水流を、志乃はのけぞって回避。

「そこですね!」

 水鉄砲を発射すると、物陰に潜んでいたらしい愉快な仲間が笑い声ともつかない悲鳴を上げる。

「ミーヤもいくのにゃ!」

 負けてはいられない、とミーヤも別の仲間に狙いを定めて一発。
 何度かに分けて短く水を撃って、勢いも増して。
 一発目を余裕で回避した仲間のところに、すかさず二発目。
 二発目をギリギリで避けたなら、三発目はもう避けるすべもない。

 もちろん、愉快な仲間たちからの反撃だってある。
 猟兵としての力をフル活用で避けて、追い詰めて追い詰められてを繰り返す、楽しい時間が過ぎてゆく。

「少し休憩しよう!」

 志乃がそう呼びかける頃には、ミーヤも仲間たちも汗だくで息を切らしていた。

 みんなで涼しい水辺に集まって、冷たい水に足を浸す。

「気持ち良いにゃ〜」

 目を細めるミーヤの足元で、パシャッと水音が涼やか。

 ミーヤの隣にいる志乃は、掌を水の中に沈めて、口を寄せる。
 ごくんと喉を鳴らせば、冷たい感触が心地よくて。

「美味しい」
「ほんとにゃ? ミーヤも飲むのにゃ!」

 そう言って水を飲むミーヤも、水の美味しさに喜びの声を上げる。

「すごく美味しいのにゃ!」

 大きな声を出すミーヤに微笑んで、志乃は手元の水鉄砲から気まぐれに水を発射。

 弧を描く水の行き先は水の中。
 宙を駆ける水が虹を描いたのを、志乃は目を細めて眺めていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

二尾・結(サポート)
強化人間でスーパーヒーロー、15歳の少女です。
キャライメージは考え無しに行動して酷い目に合うタイプのぽんこつ系。
性格はとにかく自信過剰で猪突猛進。『!』が多用される感じの、自信に溢れた力強い喋り方をします。

どんなことでも「私に任せなさい!完璧にこなしてみせるんだから!」と自信満々に正面から力技で突っ込んでいきます。
一応ヒーローなので、一般人や護衛対象への配慮はしっかりと行います。

戦闘時はまず敵の攻撃を全て受け止めてから反撃するスタイルで、使うUCも防御重視で選択します。状態異常などの搦め手への対策はあまり考えません。

NGは無し。ダメージ描写や格好悪い描写も遠慮なくやってOKです。


雲母坂・絢瀬(サポート)
ややおっとりめ、マイペース系関西弁女子ね。
臨機応変な柔軟さがモットーなんよ。
スキルやUCは使い時にはしっかり使うていく方針や。
あと、公序良俗は大事やね。

基本お任せのアドリブ大歓迎でよろしゅうお願いします。



 雲母坂・絢瀬はブーツを脱いで、冷たそうな水に足の裏を触れさせる。

「綺麗な水やね」

 透き通った水を見下ろす藍色の目が、水面を眺める。
 一思いに足を浸けると、冷たさがくすぐったい。思わず小さく声を上げると、不思議そうな顔で二尾・結が絢瀬を見た。

「どうしたの? 大丈夫かしら」
「なんでもないねん。冷たくて、びっくりしてしもた」
「冷たいのね。じゃあ私も!」

 ぱしゃん!

 ひときわ大きい水音を立てて、結の膝から下は水の中。

「〜〜っ、冷たい!」

 冷水に急に触れたせいで結の体はびっくりして、体を縮こめる。

「平気よ、大したことないんだから!」

 絢瀬相手に強がる声も震えている。
 そんな結にクスリと微笑んで、絢瀬は空を見上げる。

「ええ天気やねえ」

 冷たい水に体を浸しても体が震えないのは、陽気が降り注いでいるから。
 木漏れ日がキラキラしていて、見ているだけで穏やかな気持ち。
  
「ゆったりするんにはぴったりやね―――」

 静かに目を閉じて、穏やかな気持を堪能する絢瀬。

 結はパシャパシャと足元の水を蹴っている。
 透き通った綺麗な水だから、つま先までばっちり見える。水面の石ころだってよく見えるから、水流を見ているだけで心あらわれるような気分なのだ。

 そうしてのんびりしている結の膝に、水流が衝突。

 水の方向を見ると、そこには水鉄砲を手にした愉快な仲間たち。

「遊ぼうよ!」

 誘いを受けて、結は笑みを浮かべて。

「もちろんよ! 猟兵の力、見せてあげるわ!」

 渡された水鉄砲を手に、愉快な仲間たちを水鉄砲の戦いを開始。

 飛び交う水の中、結が狙うのは真正面のど真ん中だけ。

「もっといくわよ!」

 直線的な動きは読みやすいからか、愉快な仲間たちはこっそり結の背後に回って―――、後ろから集中攻撃。

「きゃっ!?」

 後ろからの攻撃に声を上げて、姿勢を崩してしまう結。

 ふらついて、水の中に顔から突っ込んでしまった………そんな悲鳴と水音に、絢瀬は目を薄く開けて。

「賑やかで、楽しいもんやね」

 大慌てで自ら顔を上げる結を助けあげるために、絢瀬はゆっくりと歩みだした。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年03月31日


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#アリスラビリンス


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠ロベリア・アナスタシアです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト