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【Q】紫光の導く先にあるものは?

#サムライエンパイア #【Q】 #鉄甲船 #宿敵撃破


●導きの光
「皆、エンパイア・ウォーの際に引き上げた、巨大鉄甲船は覚えているだろうか?」
 グリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)が集まった猟兵に問いかける。この巨大鉄甲船とは、エンパイア・ウォーにて『日野富子』によって建造され、『村上怨霊水軍』として猛威を振るっていたものだ。戦争時に怨霊水軍は殲滅、その後に猟兵によって引き上げられ、修復も完了している。
「その鉄甲船の艦首より、なにやら不気味な細い紫の光が、水平線の彼方へと放たれているとの連絡を受けたのだ」
 その光は全ての鉄甲船より放たれており、おそらく同じ方向に伸びているのであろうと推測される。
「この光の先に一体何があるのか、気になるところだ。そして、我にはどうもこの光が我らを導いているように感じるのだ。故に、この鉄甲船に乗って、光の先に何があるか調査をしてもらいたい」
 そう、今回の任務は鉄甲船で外洋へと繰り出し、光の先を確かめることである。

「皆にのってもらう船の名は『日輪丸』という。帆に大きな太陽の意匠が入っている鉄甲船だ。鉄甲船だけあって相応に頑丈ではあるのだが……外洋の脅威はそれ以上に凄まじい」
 サムライエンパイアの外洋では、鉄甲船ですら撃沈しかねない恐ろしい海洋災害が存在するという。
「我が予知によれば、無数の流氷が行く手を塞ぐようなのだ」
 流氷のサイズは数mから、大きいものでは鉄甲船の数倍にもなるという。接触すれば、さしもの鉄甲船ではただでは済まない。よって、邪魔な流氷を破壊する。巧みな操船で流氷の間を抜けるなど、猟兵の力による対処が必要となる。
「海洋災害を抜けた先でも、更なる脅威が待ち受けているであろう。しかし、貴殿らならばきっと成し遂げてくれると信じているぞ」
 百々はそう言うと、猟兵たちを鉄甲船の元へと転移させるのであった。


夢幻
●マスターの夢幻です。
●2章以降は、章の進行に従い情報を出します。
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第1章 冒険 『脅威の海洋災害』

POW   :    肉体の力で体力任せに海洋災害に立ち向かいます

SPD   :    素早い行動力や、操船技術で海洋災害に立ち向かいます

WIZ   :    広範な知識や、素晴らしいアイデアなどで海洋災害に立ち向かいます

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春乃・結希
この光の先に何があるのか…
旅人のひとりとして、凄くワクワクしますっ
見た事ない景色に、素敵な人達に、会えるかもしれないから!

いくよ、with。一緒に、この船を護ろうねっ

船の舳先に立ち、大剣を構えます
流氷に近づいたらUC発動
withを巨大化させ、wandererで強化した脚力でバランスを取りつつ踏み込み
船の進路上の流氷に全力でwithを叩きつけます【怪力】
一度で駄目なら、壊れるまで、何度でも何度でも
…勢い余って船を傷付けてしまわないよう、気を付けますっ

あなたと私なら大丈夫
光の先に行けるまで、絶対に沈めさせたりしない
私の、私達の旅路を、邪魔しないで!



「この光の先に何があるのか……旅人のひとりとして、凄くワクワクしますっ」

 鉄甲船『日輪丸』に乗り込んだ春乃・結希(withと歩む旅人・f24164)は、期待に胸を弾ませながら船の進行方向を眺める。この先にあるもの、それは見た事のないような景色であり、そこではきっと素敵な人達との出会いもあるだろう。
 想像と期待は募るばかりだが、船の進行を邪魔するかのように、無数の流氷が現れた。どうやら海洋災害の発生する海域まで船が侵入したようだ。

「いくよ、with。一緒に、この船を護ろうねっ」

 流石の鉄甲船といえど、巨大な氷塊と接触すればひとたまりも無い。結希は進行方向にある流氷を破壊するため、相棒たる漆黒の大剣『with』を構えて船の舳先に立っった。

「私の、私達の旅路を、邪魔しないで!」

 結希はユーベルコードで刀身を巨大化させたwithを一閃、目の前の邪魔な流氷を断ち斬った。理想を言えばもう幾度か振るって流氷を完全に破壊し、より安全にしたいところではあるが、勢い余って船を傷付けてしまっては本末転倒だ。確実な一撃で、道を切り開くのを優先すべきだろう。

「あなたと私なら大丈夫。光の先に行けるまで、この船は絶対に沈めさせたりしないよ」

 結希がwithに語りかける中、日輪丸は流氷が両断されて出来た道を進んでいくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

神羅・アマミ
妾自身、何もないと言い伝えられておった外洋の遥か向こう…こいつは何がなんでも両の眼で確認してみたくなったぜーッ!

まず待ち受けているという流氷、妾にできることと言えばせいぜい露払いかのー。
UC『結髪』発動によって放たれるブラストとは、太陽が如き光子の爆熱!
進路上に立ちふさがる流氷など【範囲攻撃】で尽く【吹き飛ばし】てくれるわ!
まさに「日輪丸」の名に相応しいクルーだと思わんか!?

操舵技術なんぞ毛の先ほども持ち合わせとらんから、流氷の溶解にのみ心血を注ぐ!
場合によってはUCの機動性と共に【ダッシュ】し、流氷を蹴るように移動しながら単身で先行する必要もあろう。
足を滑らせてドボンだけは勘弁じゃぜー!



 神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)も、光の先を目指してこの日輪丸に乗り込んでいた。

「妾自身、何もないと言い伝えられておった外洋の遥か向こう……こいつは何がなんでも両の眼で確認してやるぜーッ!」

 この世界の武家の出身である彼女であっても、外洋の先に何かあるとは初耳だ。テンション高く張り切る彼女は、早速道を塞ぐ海洋災害の対処に取りかかる。

「これが話にあった流氷じゃな。では、露払いをしてやるとするかの」

 アマミはそう言うと、ユーベルコード『結髪』発動する。すると、和傘へ装着されていた円筒状の装置が五分割、両手足首と髪にはまり、籠手と鉄靴へと変形した。

「太陽が如き光子の爆熱で、流氷など尽く吹き飛ばしてくれるわ!」

 そしてアマミは船から飛び出し、流氷の間を跳び回りながら、進路上の邪魔な流氷をフォトンブラストで解かしていった。流氷相手であれば、高熱のフォトンブラストは効果が高い。足を滑らせてドボンと落ちないように気をつけつつも、彼女は単身で鉄甲船に先行し、次々と流氷を解かして道を作る。

「まさに妾は『日輪丸』の名に相応しいクルーじゃな!」

 そう、太陽が如き光を操る彼女は、この船にピッタリの乗組員であった。そして、アマミによって安全を確保された日輪丸は、流氷の中に出来た道を進んでいくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セルマ・エンフィールド
エンパイア・ウォー……その後も大きな戦いが二度あっているせいか、半年前なのに随分と前のことのように感じますね。

本来ならば火や熱が有効なのでしょうが、私の手札にはありません。ならば、こちらも氷で対抗させてもらいましょうか。
船首に立ち【褪せぬ氷晶】を使用、作り出した氷の槍を操り流氷に撃ち込むことで、鉄甲船にぶつかる前に砕いていきましょう。

鉄甲船の数倍もの大きさの流氷であれば砕くことはできないでしょうが……これはただ氷の槍を投げつけるだけの技ではありません。

追加で氷の刃を作り出し、氷の槍と一緒に精密に操作、船が通れるだけの隙間を削り出しましょう。
何もあの大きさを完全に砕く必要はありませんからね。



「エンパイア・ウォーの時は、船に乗り込んで戦ったのですよね。……その後も大きな戦いが二度あったせいか、半年前なのに随分と前のことのように感じますね」

 船上で潮風を受けるセルマ・エンフィールド(絶対零度の射手・f06556)は、かつての戦いを思い出す。たった半年前の出来事だが、随分と前に感じられるほどにオブリビオンの侵略は激しい。しかし、猟兵たちはその全ての勝利し、未来を守っているのだ。そして今回のこの調査は、そうして世界が守られたからこそのものと言えるだろう。

「それでは私も皆さんに続いて、この船の道を作りましょう」

 船首に立ったセルマはユーベルコード『褪せぬ氷晶』を使用して、幾つもの透き通った氷の槍を作り出した。

「本来ならば火や熱が有効なのでしょうが、私の手札にはありません。ならば、こちらも氷で対抗させてもらいましょうか」

 流氷を解かしてしまうのが一番確実ではあるが、セルマの得手は冷気である。故に彼女は次善の策として、流氷を砕くことを選択した。
 セルマは氷槍を放って、進路上にある流氷を無視出来る程度の大きさまで粉砕していった。そうして順調に進んでいるかに見えたが、鉄甲船の数倍の巨大な流氷が日輪丸の前に立ち塞がった。流石にこのサイズまで行くと、氷槍での完全破壊は困難だ。

「この褪せぬ氷晶は、ただ氷の槍を投げつけるだけの技ではありません。何もあの大きさを完全に砕く必要はないのです」

 セルマは追加で氷の刃を造り出すと、精密な操作で巨大な流氷にちょうど鉄甲船が通れるだけの穴を空けた。大きいとは言ってもただの氷の塊、ユーベルコードをうまく扱えば目的は達成出来るのだ。

 そうしてセルマが流氷に空けた穴をくぐって、日輪丸は先へと進むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

孫六・兼元
うみー刀さびるー潮風きつー。んー兼元えらいのに乗っちゃったっぽい、落ちたらさびれる…おそろし。
 
ん?流氷?氷って流れてくるものっぽい?ぶつかると鉄甲船沈没不可避?…兼元じごくいきー(海に落ちたら錆び地獄)

おーおちつくーおちつけー、あの流氷どーにかすれば…い、今こそ、猟兵になって教えてもらったふぉーすの力が役立つときっぽい。たしか『さいこきねしす』とかいってた。これで流氷攻撃して砕いたり、がんばって動かせたら進路からどかすーとかしてみる。と言うかーたの猟兵~兼元(刀として)使っていーからなんとかするっぽいー。

【補足】
連携、アドリブ大歓迎。刀のヤドリガミなので落ちたら銘刀が錆びます美術価値が~。



「うみー刀さびるー潮風きつー」

 これまでの猟兵が気合い十分といった様子であったが、孫六・兼元(流転刀旅・f09554)は少々辛そうな様子だ。

「んー兼元えらいのに乗っちゃったっぽい、落ちたらさびれる……おそろし」

 打刀を抱えて震える兼元。彼女がここまで海を恐れる理由、それは彼女の種族にあった。そう、兼元はヤドリガミであり、その本体たる器物は、抱えている同名の打刀だ。それ故に、この潮風や海水で器物が錆びては一大事、と言うわけだ。
 このまま船が何事も無く到着することを祈る兼元であったが、そうは問屋が卸さない。船上で慌ただしく働く水夫達の話を聞けば、海洋災害として流氷が行く手を阻んでいるらしい。

「ん? 流氷? 氷って流れてくるものっぽい? 鉄甲船沈没不可避? ……兼元じごくいきー!?」

 特徴的なしゃべり方はそのままだが、迫る錆び錆び地獄を前にして、兼元は慌てて対策を考える。

「おーおちつくーおちつけー、あの流氷どーにかすれば……い、今こそ、猟兵になって教えてもらったふぉーすの力が役立つときっぽい」

 兼元はヤドリガミとして猟兵になって得た力、ユーベルコード『サイコキネシス』の存在を思い出した。離れたところから物体を操作出来るこの力を使えば、この危機にも対応出来るはずだ。

「さいこきねしすー。流氷、氷ー、どかすー。あっちいけー」

 錆び錆び地獄回避のために、兼元は必死でサイキックエナジーを操って流氷を動かし、日輪丸の進む道を作っていった。

「これでなんとかなるっぽい? がんばるー」

 兼元が作った道を日輪丸は進んでいく。

 しかし、これほど海を苦手としているのに、彼女は何故この船に乗り込んだのであろうか? 彼女には、何かの予感があったのかもしれない。そして、この先で彼女を待ち受ける運命とは……。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『『巫女雪女』寒珠』

POW   :    神威雪護装(ゴッド雪だるまアーマー)
無敵の【自身が奉る神に寄せた雪だるまの鎧】を想像から創造し、戦闘に利用できる。強力だが、能力に疑念を感じると大幅に弱体化する。
SPD   :    出でよ守護兎
自身の身長の2倍の【乗り換え可能な雪狛兎】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ   :    猟氷封縛陣
【対象を飲み込む水を生む護符】が命中した対象に対し、高威力高命中の【水ごと氷結封印する氷の護符】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
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 海洋災害の中を、猟兵の援護を得た日輪丸は進んでいく。旅路は困難なれども、猟兵たちの力があれば憂い無しである。

 だが、そんな日輪丸に、新たな危機が到来した。船を導く紫の光が一瞬強くなったかと思えば、その中からオブリビオンの群れが現れたのだ!
 そのオブリビオンの名は『巫女雪女:寒珠』、元々は廃れた神社に降った雪が雪女となった存在だが、此度はただこの船の妨害に出現したようだ。この流氷という海洋災害に合わせて、雪女である彼女達が呼び出されたのかもしれない。
 そして巫女雪女達は前方の流氷上に散開し、船を狙って襲いかかろうとしている様子だ。もしも上手くこの流氷地帯という戦場を利用することが出来れば、有利に戦えるかもしれない。

 ここまで来て船を沈没させられるわけにはいかない。猟兵たちよ! 現れたオブリの群れを殲滅し、光の導く先へと進むのだ!

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プレイングボーナス:海洋災害への対処を考えたり、逆に利用する
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神羅・アマミ
既に流氷を足場とした体捌きは完全に心得た(つもりになっている)!
最早妾にとってはこの極寒の海原も遊技場同然(だと思いたい)!

さて、彼奴らが纏う雪だるまアーマー…そこに置いた信頼をほんの少しでも揺らがせれば、勝機があるわけじゃな?
だったら…妾のUC『板付』を!【怪力】【鎧砕き】でもって全力でブチかますのみ!
実を言うと、回避されたように見せかけ、船と同等かそれ以上の氷塊めがけ拳を叩きつけることで、地形破壊効果に繋げたい。
【吹き飛ばし】てやることで障害物を除去し、足場を増やし、ついでに敵に「え?あれ喰らったらやばくね?」と思わせられたら最高じゃからな!

オラッ!バラバラにされたい奴からかかってこい!


レーナ・ムーンレス(サポート)
『今日も元気に萌え萌え弩キューン』
 バーチャルキャラクターのバトルゲーマー×サウンドソルジャー、永遠の17歳(32歳)の女です。
 普段の口調は「バ美肉ソプラノ(私、あなた、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」、時々「イケボ(私、~君、~さん、ですわ、ますの、ですわね、ですの?)」です。

 ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
 あとはおまかせ。よろしくおねがいします!



「出て来おったな、オブリビオンめ!」

 『巫女雪女:寒珠』の襲撃に、アマミは率先して迎撃に出る。彼女は鉄甲船から流氷へと飛び移ると、手近な敵へと突撃していく。対する寒珠達は、雪だるまの鎧を纏って戦闘準備を整えているようだ。

「既に流氷を足場とした体捌きは完全に心得た! 最早妾にとってはこの極寒の海原も遊技場同然じゃ!」

 アマミの言葉には少々誇張がある気はするが、寒珠の『神威雪護装』を破る鍵は能力に疑念を持たせること。それにはアマミのこの過剰とも言える自信はプラスに働きそうだ。そして、アマミを後押しするように船上から鼓舞の歌声が響き渡る。

「アイドルとして、私の詩で勇士を援護しますわ!」

 その歌声の主は、レーナ・ムーンレス(電子の美少女アイドル・f09403)であった。彼女の歌う『戦乙女の導き』は、それを聞いて共感した相手の戦闘能力を増強する。レーナはアイドルライブでオブリビオンと戦うのだ。そんな彼女の精神は、実は三十路のオッサンであったりするのだが……その辺りは戦闘には影響しないので、些事としておこう。見た目は間違いなくバーチャルキャラクターの可憐な17歳アイドルなのだから。

「いい歌声じゃ! 乗ってきたぞー! 喰らえーッッ!!」

 そしてオブリビオンへと接敵したアマミは、寒珠へ向けて全力で拳をブチかます。大振りのその攻撃は避けられてしまうが、それも計算の内だ。拳は寒珠の背後の流氷に命中し、流氷を船にも迫る範囲で吹き飛ばした。

「オラッ! こんな風にバラバラにされたい奴からかかってこい!」
「~♪ 勇士に力を~♪ 氷に負けない加護を~♪」

 流氷を吹き飛ばしたアマミの打撃を見て、寒珠達の心に恐怖が芽生える。あれだけの威力、いくらこの雪だるまの鎧でも喰らったらただでは済まないのでは? その気持ちが無敵のはずの神威雪護装を弱体化させる。
 更にレーナの歌声も、猟兵にとっては心強い加護だが、オブリビオンにとっては敵を強化する恐るべきものだ。故にオブリビオン達の戦意は更に低下、その鎧の強度は最早薄紙程度となってしまった。

「来ないなら、妾から行かせてもらおうかの」
「~♪ 立ちはだかるモノ全てを叩き潰しましょう~♪」

 アマミを恐れて足を竦ませる寒珠を、アマミは一体ずつ『板付』で屠っていった。

「レーナのコンサートon日輪丸、大成功ですわ!」

 そうしてオブリビオンの群れがアマミに撃退されていくのを見ながら、レーナは船上で可愛らしくポーズを決めるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

セルマ・エンフィールド
現れましたか……元より妨害なく進めるとは思っていません。立ち塞がるのであれば、排除して進むだけです。

地形や気候にあわせて優位に戦える者が現れたようですが、この気候は私にとっても好都合です。
【吹雪と歩む者】を使用し、フィンブルヴェトを手に戦闘を。
体温を奪う吹雪は効果が薄いでしょうが、この気候であれば冷気に比例する戦闘力増強だけでも十分でしょう。

氷の弾丸や吹雪は敵本体には効かずとも護符から身を護るには十分です、水を生む護符を撃ち落としたり身を覆う吹雪で吹き飛ばしたりで当たらないようにしつつ、戦闘力増強で向上した身体能力を活かして接近、銃剣の斬り付けや串刺しで仕留めていきます。



「現れましたかオブリビオン……元より妨害なく進めるとは思っていません。立ち塞がるのであれば、排除して進むだけです」

 この調査を進める上で、障害があることは予想されていた。それが自然現象でもオブリビオンでも、セルマの行動は変わらない。ただ排除するのみだ。セルマは銃剣を装着したマスケット銃『フィンブルヴェト』を手に、戦闘へと備える。

「どうやら地形や気候にあわせて優位に戦える敵が現れたようですが、この気候は私にとっても好都合です」

 流氷の広がるこの海域では、雪女という敵に地の利が有るように思える。しかし、むしろこの状況はセルマのユーベルコードを有効に活用出来るというものだ。

「それでは、吹雪と共に……参ります」

 そしてユーベルコード『吹雪と歩む者』を発動したセルマは、流氷上へと降り立ち、寒珠との戦闘を開始する。彼女は寒珠から放たれる『猟氷封縛陣』の護符を氷の銃弾で撃ち落としながら敵へと接近、銃剣『アルマス』による斬撃を喰らわせる。

「吹雪も氷の銃弾も効果が薄いでしょうが、身を守るのには役に立ちます」

 流氷から発生する冷気のおかげで、ユーベルコードの効果によってセルマの戦闘能力は向上している。護符さえ受けて動きを封じられなければ、近接戦闘でこの雪女達相手に負けは無い。
 セルマは纏う吹雪と銃撃で寒珠の護符から身を守りつつ、敵を串刺しにして撃破していくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

春乃・結希
流氷を抜けたと思ったら今度はオブリビオンですか?
動いてないと寒いから、丁度いいんですけどねっ
どんな困難でも、最後まで守り切って見せます!

そうか、貴方たちは飛べないんですね…
なら、私のやる事はさっきまでと同じです
雪女さんたちの足場になっている流氷を、巨大化したwithで叩き壊します
運良く船に取り付けた人はwandererで海に蹴り落とします
雪女さんと雪兎の相手もそこそこに
【武器受け】からの【カウンター】で
【怪力】で蹴り飛ばしたり殴り飛ばしたりして海に戻って貰いつつ
流氷を壊す事を優先します
…ちょっと邪魔しないでください。私今忙しいので。

どんどん進んで行こー
…こういうのを順風満帆って言うんですよね?


孫六・兼元
ん?流氷に雪女?…なんかいっぱいいる塩漬け雪女。あれ斬ると錆びそう。

兼元、あれ斬りたくない。でも、沈没は錆び地獄。なので、代わりの兼元ふくせーする『錬成かみやどり』で、これなら60前後の兼元ふくせーできる。これだけいれば前ぽ-の雪女に複数本数で対処させれるはず~。ん、何本かは兼元が【投擲】で投げつけてけんせーに使うのもいいかもっぽい。

必要ならたの猟兵の手助けもしとく。こっちで操作してけんせーさせたり、武器として使うとかもいいかもっぽい。

ん?兼元?船の上から複製兼元たちを指揮しとくっぽい。多分、次がほんめー。兼元の遣い手、猟兵の中にいるといいっぽい。さがせー。

【その他】
アドリブ・連携大歓迎です。



「ん? 流氷に雪女? ……なんかいっぱいいる塩漬け雪女。あれ斬ると錆びそう」

 やはり兼元が気にするのは本体の錆、実際にどうなるかはともかく、得体の知れない雪女を直接斬って何かあれば大変だ。

「兼元、あれ斬りたくない。なので、代わりの兼元ふくせーする」

 斬りたくないからといって、戦わなければ彼女を待つのは船の沈没からの錆び地獄だ。故に、兼元は『錬成かみやどり』で、器物たる打刀を複製した。これまでの猟兵たちの戦闘の結果、残る雪女はあと七体。一体に付き五本以上で対処出来るならば十分だろう。兼元は船の護衛と投擲用に二十本ほどの複製兼元を手元に残すと、残るものを指揮して流氷上の寒珠と戦闘を開始した。


「流氷を抜けたと思ったら今度はオブリビオンですか? 動いてないと寒いから、丁度いいんですけどねっ。どんな困難でも、最後まで守り切って見せます!」

 兼元が複製を差し向けるのと同じくして、船首に立つ結希もまた戦いを始める。オブリビオンを見渡せば、雪狛兎に騎乗して船への侵入を狙っている様子だ。

「そうか、貴方たちは飛べないんですね……なら、私のやる事はさっきまでと同じです。いくよ、with!」

空を飛べないのであれば、足場さえなくしてしまえば戦えない。そう判断した結希は、先ほど道を塞ぐ流氷に行ったのと同じ作戦で対処する。すなわち、巨大化させたwithによる流氷の破壊だ。結希は流氷目掛けて、全力でwithを振るった。
 結希の一撃はオブリビオンごと流氷を破砕し、四体の寒珠を海に沈めた。兼元が複製で相手をしていたおかげで、敵が逃げ遅れて多くを巻き込めたのだ。
 そしてそんな結希の斬撃を見て、自身の遣い手を探す兼元は彼女へと声を掛ける。

「結希、剣士? 兼元の複製、使ってみるといいかもっぽい?」
「ごめんなさい。私の相棒はこのwithなのでっ」

 結希にとって、この漆黒の大剣は相棒兼恋人であり、浮気なんて考えられない。兼元にとっては残念であったが、この答えも仕方ないだろう。

「うーん。多分、次がほんめー。兼元の遣い手、さがしたい。でも、ひとまず雪女を倒してから」

 兼元には予感があった。きっとこの先には、恐るべき敵が待ち受けている。それを相手にするには、自身の遣い手となる猟兵が欲しい。しかし、なかなかちょうどいい剣士が見つからない。他の猟兵にも声を掛けて探したいところだが、残る三体の寒珠と兎は飛び跳ねながら鉄甲船への侵入を目指して進んできている。先ずはこちらの対処が先決か。兼元は複製の投擲と操作で、寒珠達の進軍を阻む。
 そうしている間に、結希の二撃目の準備が整ったようだ。結希も近づく寒珠の対処は考えていたが、それを兼元が対応してくれたことで、ユーベルコードの発動に集中できたのだ。

「もう一回、これで終わりですっ!」

 振るわれたwithは、流氷ごと三体の寒珠を海の藻屑と変えた。これで障害は排除された。日輪丸は、再び光の導く先を目指して航行を開始する。

「どんどん進んで行こー。……こういうのを順風満帆って言うんですよね?」

 朗らかな笑顔を見せる結希を乗せ、日輪丸は海を進むのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『真柄直隆』

POW   :    陥陣営
単純で重い【太郎太刀】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    真柄の大太刀
自身の【瞳】が輝く間、【太郎太刀】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    武士とは勝つことが本にて候
【悪鬼】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
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 オブリビオンの襲撃を乗り超えた日輪丸は、船首から伸びる光を頼りに更に流氷の中を進んでいく。猟兵たちももう慣れたもので、サクサクと流氷に道は作られ、日輪丸の旅路は順調だ。

 そうしてしばらく進んだ先で、遂に日輪丸は光の終点へと辿り着いた。洋上に『巨大な紫色の光球』が浮かんでおり、紫の光はそこへと続いていたのだ。そして紫色の光球へと日輪丸が近づくと、その中から何者かが飛び出して船の上に乗り込んできた!

「貴様らは……猟兵か。悪いが、ここから先に進めさせるわけにはいかない」

 乗り込んできたのは鍛え上げられた肉体を持つ偉丈夫。だがそれ以上に特徴的なのは、彼がその手に持つ大太刀だ。五尺三寸にもなるその『太郎太刀』を持つ戦国武将なぞ一人しかいない。朝倉家家臣『真柄直隆』、怪力無双で知られた北国の豪傑だ。姉川の戦いにて討ち死にしたと伝わっているが、その際には味方を逃がすべく単騎で徳川軍に突入、12段構えの陣を8段まで突き進む活躍を見せたそうだ。

「ん? その刀は…… なるほど、敗れてもまた蘇るこのオブリビオンの身はつまらぬと思っていたが……どうやらこれは久々に真剣勝負ができそうだ」

 オブリビオンは倒されても、基本的には骸の海に還るだけだ。しかし、ただ一人、因縁を持つ猟兵が倒した場合のみ、完全に滅ぼすことが出来る。船上に並ぶ猟兵の手にある一振りの刀を見て、真柄直隆はそれを感じ取ったようだ。だが、彼はそれを恐れるのでは無く、むしろ笑みを浮かべて歓迎した。

「我こそは朝倉家家臣、真柄直隆。猟兵よ、いざ尋常に……勝負!」

 名乗りを上げた真柄直隆は、その特徴的な太郎太刀を抜き放った。

 猟兵たちよ! この猛将を倒し、光の先にあるものを確かめるのだ!!
リンネ・プラネッタ
●パンドラ・ダーマンと同行
アドリブ連携歓迎

目指せグリード・オーシャン!まだ見ぬ世界があるというのなら、ぜひ探検してみたい!シスター探偵の血が騒ぐよ!
というわけで(探偵稼業の)常連客のパンドラさんを連れてサムライエンパイアまでやってきた。

相手は武士かな?
ならば、ここは僕の華麗な魔法少女剣術をお見せしよう!
マジカル・リンカーネーション!
魔法少女に変身し、【破魔】の力を注入した【ロザリオの剣】で白兵戦を挑む。パンドラさんの魔法で相手はまともに白兵がこなせる状態ではないはずだ。一方的にボコらせてもらおうか!悪しき魂よ。在るべき所に還るがいい!


パンドラ・ダーマン
●リンネ・プラネッタと同行

リンネちゃんに引っ張られて来たが、まさか海上戦とはね。ぼく自身はあまり荒事向きではないのだけれど、白兵戦主体の敵ならばぼくの魔法は有効だろう。

「天上天下右往左往」で船を包み込み、敵の距離感と視覚を狂わせる。見た目には間合いまで踏み込んでいても実際には遥か遠くかもしれない。右側にいるように見えても、実際に敵がいるのは敵は左側かも。敵の間合いの外にいるつもりでも、実際にはすでに間合いの内側の可能性もある。こんな状態で剣士がまともに戦えるかな?目をつぶって戦うというなら話は別だが。攻撃はリンネちゃんに任せよう。女の子の後ろに隠れているようで気が引けるがね。
アドリブ連携歓迎



「目指せグリード・オーシャン! まだ見ぬ世界があるというのなら、ぜひ探検してみたい! シスター探偵の血が騒ぐよ!」
「うん。新世界が見つかるといいね」

 テンションの高いシスター服の少女はリンネ・プラネッタ(ロザリオの名探偵・f22933)、この光の先にグリード・オーシャンがあるという噂を聞いて、彼女はパンドラ・ダーマン(元邪神が一般家庭に異世界転生しました。・f16280)と共にこの船に乗り込んでいたのだ。
 そしてようやく終点へと辿り着いた鉄甲船であるが、今度は強力なオブリビオンが船に乗り込んできた。ようやくここまで来たのに、ここで止まってはいられない。リンネは逸る気持ちを抑え、真柄直隆へと対峙する。

「その刀……君は武士なのかい? ならば、ここは僕の華麗な魔法少女剣術をお見せしよう! マジカル・リンカーネーション!」

 リンネがユーベルコードを発動すると、そのシスター服は光にほどけ、彼女の裸の肢体が露わになる。と、それもつかの間、一瞬で着替えは完了し、現れたリンネは魔法少女の衣装に包まれていた。

「さあ、いくよっ!」
「西洋の剣士か、相手にとって不足無し」

 『破邪のロザリオ』を剣へと変えて、魔法少女となったリンネは真柄直隆へと突撃を敢行しようとする。それを敵は悠然と待ち受ける。術理は異なれど、剣の腕比べならば望むところといった様子だ。

「リンネちゃん、焦りすぎだよ。援護するから、ちょっと待ってもらえるかな」

 今にも飛びかかろうとするリンネをパンドラは諫め、援護のユーベルコードを発動する。リンネの探偵稼業の常連だからと行って連れてこられたパンドラだが、オブリビオン相手の戦いとなれば否やは無い。

「ぼく自身はあまり荒事向きではないのだけれど、白兵戦主体の敵ならばぼくの魔法は有効だろう。……目に見えているものが、いつも真実とは限らないぞ」
「これは……幻術の類いか?」

 船を包み込んだパンドラの『天上天下右往左往』によって、真柄直隆の距離感と視覚が狂っていく。

「見た目には間合いまで踏み込んでいても実際には遥か遠くかもしれない。右側にいるように見えても、実際に敵がいるのは敵は左側かも。敵の間合いの外にいるつもりでも、実際にはすでに間合いの内側の可能性もある。さて……こんな状態でまともに戦えるかな?」

 如何な豪傑といえ、まともに戦えない状況に追い込んでしまえば脅威では無い。万全の状況を用意したパンドラは、リンネへと声を掛ける。

「リンネちゃん、後は任せるよ。……女の子の後ろに隠れているようで気が引けるがね」
「パンドラさん、援護感謝だよ! さあ、今度こそ! 悪しき魂よ。在るべき所に還るがいい!」

 整えられた戦場にて、リンネの刃は真柄直隆を切り裂くのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

春乃・結希
光の先まであと少し!
嬉しいけど、みんなとの船旅が終わるのはちょっと寂しい気も…
うわ、最後の壁に、めっちゃ強そうな人出て来ましたね…
でも、絶対負けません!

『withと共にある私は最強』という想いを持って一歩も引かず【勇気】
強化された脚力で踏み込み、全身でwithを振るいます【怪力】

剣だけや無くて、脚も使えるんですよ
wandererでの牽制も織り交ぜ
守勢時はwithで【武器受け】しつつ、スキを見つけたら【カウンター】し
流れを取り戻します

相手のUCに合わせてUC発動
太郎太刀にwithで対抗します
あなたの力と私の想い、どっちが強いかなっ

もし宿敵主さんが参加していたら、全力で援護します!


セルマ・エンフィールド
あの光球に飛び込むと何かがある、のでしょうか……? まぁ、今はこちらです。
あれを滅ぼすことのできる猟兵がいる。近接で戦う猟兵も多そうですし、私は『援護射撃』に徹させてもらいましょう。

先ほどのオブリビオンと違い氷や冷気の技が効きそうですし、フィンブルヴェトを用い船上から氷の弾丸で敵を狙います。
●陥陣営が流氷に当たると、海面が波打ち、こちらの狙いにも影響が出そうですね……ですが、影響は流氷の上のあちらの方が大きい、ならばチャンスでもある。
●陥陣営で流氷を破壊するタイミングでカウンターの【砕氷弾】を。『スナイパー』の技術で狙い、片腕だけでも『部位破壊』することで一撃の威力を削がせてもらいます。



「あの光球に飛び込むと何かがある、のでしょうか……?」
「光の先まであと少しですね! でも、みんなとの船旅が終わるのはちょっと寂しい気も……」

 流氷に雪女と、困難をこえて日輪丸は終点となる光球へと辿り着いた。後はそれを調査すれば任務は完了だ。しかし、それを為すためには、現れたオブリビオンを撃破せねばならない。

「うわ、最後の壁に、めっちゃ強そうな人出て来ましたね……」
「先ずはあのオブリビオンの撃破です。前衛は任せます。私は援護射撃に徹させてもらいましょう」

 これまでの船旅の中で、お互いの戦い方は解っている。二人は前衛と後衛に別れ、真柄直隆と対峙する。

「あなたの力と私の想い、どっちが強いかなっ!」
「勝負……! 『陥陣営』!!」

 結希は『withと共にある私は最強』という信念の元、『wanderer』で強化された脚力で踏み込み、全身全霊でwithを振るう。対する真柄直隆も、その剛力による太郎太刀の振り下ろしを合わせる。同種のユーベルコードは激突し、轟音と共に相殺された。

「俺の剣に押し負けぬか。やるな」
「私とwithは、絶対負けません!」

 相殺の後の鍔迫り合いから、足技での牽制を入れて、結希は一旦距離をとる。それを追撃しようとした真柄直隆は、氷の弾丸によって足止めされた。

「これは氷か、厄介な」
「元が人間なら、冷気は有効でしょう?」

 先ほどは相手が雪女であったが、今度の相手ならばセルマの能力も十全に生かせるというものだ。氷の銃弾が当たって凍結すればもちろん、外れたとしてもその冷気が動きは鈍らせる。そして、邪魔なセルマを狙おうにも、前衛の結希がいてはそれは叶わない。猟兵たちは確かな連携で、オブリビオンへと有利を築く。

「ならば、一つずつ突破すれば良い」

 姉川では陣を幾つも突破したのだ。同様に結希から突破すれば良いと、真柄直隆は太郎太刀を振りかぶる。再度の『陥陣営』の構えだ!

「させません。私の弾丸が、撃ち砕きます」

 しかし、それをセルマは許さない。タイミングを見極めて放たれた彼女の『砕氷弾』は、太郎太刀を握る指を吹き飛ばし、真柄直隆の陥陣営の発動を阻止した。優れた技量、絶妙のタイミング、そしてこれまでの氷の弾丸の冷気による砕氷弾の強化、それらが噛み合った絶対零度の射手の絶技であった。

「ぬうっ!」
「いくよっ! with!」

 この隙を逃さず、結希は突撃しwithによる斬撃を放つ。真柄直隆はとっさに後退するも、withの刃は彼の足を深く切り裂いた。

 腕と足に負傷を与え、敵の戦闘力は大分落とすことが出来たはずだ。後は因縁を持つ猟兵へと、二人はこの戦いの決着を託すのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

孫六・兼元
ほむ、真柄兄…姉川の因縁っぽい?…でも兼元違い。某青木のもってた妹のほー。妹の因縁兼元に、理不尽っぽい。

でも太郎太刀…越前の刀匠の作刀より、関の孫六のほーが古刀最上作と戦場で今一度しらしめるっぽい。

ん、長さは不利。でもこれにかった妹がいる。なら姉ができないどーりなし。兼元の真柄切、今一度その身に刻んでやるっぽい。

なので、兼元の遣い手になれそな猟兵さがすー。所詮、兼元ただの刀だし、遣い手ありき。いなそなら自分で居合がんばる。

【補足】
アドリブ、連携大歓迎。真の姿は打刀なので誰かに遣われるの希望です。『真柄切』は差料して貰って、ここぞの時に抜刀して貰えるのがかっこいーかなーと。刀的な活躍としても。 


ニキ・エレコール(サポート)
「こんにちは、ブラックタールのニキだよ、私もサポート頑張るね。
頼もしい英霊様を召喚して戦うよ。大切なものを守る戦いは任せて!
狭い所にとろとろ〜っと隠れるのも得意だよ!
故郷はお城がある星でね、とても綺麗だったの…帝国に壊される前は。どの世界でも、帰る所を失うのはとても辛い事だよね」
外見:とろける黒い体、金の宝石を埋め込んだ瞳
口調:私、~様、だね、だよ、なのかな?
好き:美味しいもの、生活感溢れる街並み
使命:人々の生活を守ること
【発言】優しく、敵味方年齢問わず様付け、世界を守るという責任感と使命感がとても強い
【UC】
火力=槍戦士召喚
足止め=影縫い士召喚
回復=聖明降霊
斬撃=狂剣降霊
民間支援=福歌降霊


神羅・アマミ
大将がついにお出ましか!
この程度の障害越せなければ、先に待ち受ける強欲の大海も生き延びられる術はなし。

そして今相応しい真の姿に覚醒する時が来た!レーザーシャーク!
これで海は妾の味方も同然、発動せしUC『奈落』にて起こす竜巻で、流氷のつぶてをも巻き上げてくれるわ!

全身全霊を懸けた小細工なしの一撃、真正面から受けてみるがいい!
…と言いたいところじゃが、インパクトの瞬間全てを解除し回避!
妾の目的とはあくまで奴の利点にも弱点にもなり得る無敵の突進力を相殺すること。
単騎駆けの貴様と違って妾には背中を預けるに値する仲間がおる。
暴風を抜けた先に待ち受ける強烈なカウンターヒットを浴び、速やかに成仏めされい!



 宿敵との決戦を前に自身の遣い手を探していた兼元だが、どうにかそれは間に合ったようだ。

「真柄兄……姉川の因縁っぽい? ……でも兼元違い。討ったのは某青木のもってた妹のほー。妹の因縁兼元に、理不尽っぽい」
「それは大変だね。うん、私が兼元様の戦い、サポートするよ!」

 兼元が事情を説明している相手は、ニキ・エレコール(黒枝手繰り寄せるイリア・f04315)だ。しかし、ブラックタールの彼女はいかにも術士といった見た目で、兼元の遣い手として戦えるのであろうか?

「古の剣士様なら、きっと兼元様も上手く使えるはずだよ」
「太郎太刀……越前の刀匠の作刀より、関の孫六のほーが古刀最上作と戦場で今一度しらしめるっぽい」

 ニキは召喚士であり、戦いの際には英霊を自身に降臨させて戦う。その中に、ちょうど剣士の英霊が存在したのだ。頼もしい遣い手を得て、兼元も一安心だ。この戦いは猟兵とオブリビオンの戦いというだけでは無く、扱う刀の評価にも繋がる。兼元は絶対に負けられないのだ。
 とはいえ、英霊の降霊には多少の時間もかかる。その間の時間稼ぎは、アマミが請け負うこととなった。

「お主が大将か! この程度の障害越せなければ、先に待ち受ける強欲の大海も生き延びられる術はなし。今こそ今相応しい真の姿に覚醒する時が来た! レーザーシャーク!」

 真の姿として鮫に跨がったアマミは鉄甲船から海に飛び込むと、『奈落』による竜巻を纏って、船上の真柄直隆を強襲する。

「恐れよ! 崇めよ! 深き海より浮上せし真の脅威に絶望しながら、白き牙に砕かれ躯の海の藻屑と消えるがよい!」

 真柄直隆はアマミの攻撃をどうにか捌いているが、これまでの戦いで負った負傷が効いているようだ。アマミを倒すための決め手が無く、周囲の海からの襲撃に翻弄されている。

「戦場震わす古の剣士よ、我と共に再び敵を打ち砕け……『狂剣降霊』」

 アマミが真柄直隆の相手をしている間に、ニキの準備が整ったようだ。彼女の体はオーラに包まれ、その人格には古の狂戦士が降霊された。常ならば杖を光の大剣として戦うが、今携えるは真の姿を現わした兼元。両手打ち(2尺3寸5分)の打刀だ。

 後方で準備が整ったのを見て取ったアマミは助走を取り、真柄直隆へと全力の突撃の構えを見せた。

「全身全霊を懸けた小細工なしの一撃、真正面から受けてみるがいい!」
「その自信が敗因と知れ……『陥陣営』!」

 助走を取って威力を上げた分、その動きを見切るのは容易くなる。真柄直隆はアマミの突撃を陥陣営にて迎撃する。指を飛ばされても、十分な構えで放たれたその威力は絶大。真正面から太郎太刀と鮫がぶつかる、その瞬間、アマミは全てを解除し回避に移った!

「なんだと!?」
「妾の目的は隙を作ること。暴風を抜けた先で、速やかに成仏めされい!」

 アマミは元より自分で決着を付けるつもりは無かった。単騎駆けの敵とは違い、彼女には背中を預けるに値する仲間がいる。そのお膳立てをすればいいのだ。
 そして、陥陣営を空振りした真柄直隆の元に、暴風を抜けて彼を滅ぼす運命が現れる。

「妹にできて姉ができないどーりなし。兼元の『真柄切』、今一度その身に刻んでやるっぽい」
「――――――!!」

 古の剣士の力を借りたニキは兼元を抜刀、真柄直隆へ向けて一閃する。因縁の刃の一撃に、真柄直隆も無理矢理刀を返して陥陣営を放つ。しかし、そんな斬撃では鞘の中で力を溜めていた兼元に敵う道理は無し。兼元は太郎太刀ごと、真柄直隆を真っ二つに両断した!!

「見事……!」

 ここに再び、真柄切は為された。生前は妹、そしてオブリビオンとしては兼元に、真柄直隆は討ち果たされたのだ。因果は断たれ、二度と真柄直隆が復活することは無い。


 真柄直隆の襲撃を乗り越えた猟兵たちは、彼が出現した光球へと目を向ける。

「あの先にグリード・オーシャンがあるのかな? そこも……オブリビオンに狙われているのかな?」

 新たなる世界も、オブリビオンの危機にさらされているのであろうか? そうであれば守らねばならない。銀河帝国に滅ぼされたニキの故郷のようにしてはいけないのだ。

 そうして猟兵たちが注視していると、紫色の光球に僅かな『白い光』が混ざる。そしてその向こうに、『南国の島々』が見えたような気がした。

 あれが、『グリードオーシャン』なのだろうか……?

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2020年03月09日
宿敵 『真柄直隆』 を撃破!


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は孫六・兼元です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト