●
「たいへんたいへん! みんなー!」
グリモアベースをぱたぱたと飛びまわる、フェアリーのモミジ・ナツキ(夢みる赤とんぼ・f05669)。モミジは集まってくれた猟兵たちに対して一礼して、予知の内容を話し出す。
「あのね! サムライエンパイアに行って欲しいの!」
そう言ってモミジは真剣な表情でサムライエンパイアの方角(?)を指差す。
「皆、信長の遺産を壊してきて!」
●
正確に言えば、『信長の遺産』というほど大層なものではなかったりする。しかし、エンパイアウォーの折に信長の配下が仕込んだ罠、あるいは策。それが戦争時には間に合わず、結果的に放置されていたのだが。
「それを信長軍の残党が手に入れる予知を視ちゃったの!」
それにより、自軍の強化を図るつもりらしい。すぐにまた戦争! という事態になるわけではないが、小さな火種とはいえ、確実に消しておくのが今のサムライエンパイアには必要なのだ。
「その信長の遺産っていうのはね、ひと振りの剣(つるぎ)『だった』の」
何故、過去形なのか。それはこの剣が今現在ヤドリガミの姿を取っているからだ。
『堕とされた剣の乙女』。元は祭器であった剣は、戦争の最中、異国の神器の枠にあてがわれ、奉られたが故にその存在を歪めてしまった。
「今の彼女は本来の力が暴走して自分を手にするオブリビオンに力を与える歪んだ存在になっちゃったの」
彼女自身はその状態を苦悩しているようだが、元・信長の配下としては喉から手が出るほどの存在だろう。その居場所を突き止めた者たちがいるのだ。
「剣の乙女を狙っているのは、『異国の少女剣士』って言ってね。信長に異国から召喚された女の子たち」
戦争に負け、野に下っていた彼女らだが、虎視眈々と反撃のチャンスを狙っている。そのために、さらなる力を手に入れるのは、必定といえよう。
「彼女たちが剣の乙女の元に辿り着く前に、倒してほしいの!」
●
猟兵たちが少女剣士たちに追いつけば、その行動の阻止は難しくない。しかし、目下の最大の問題は居場所がわからない、ということだ。
「ごめんねー。あたしに見えたのは、剣の乙女と少女剣士たちが邂逅する場面だけ」
その場所がどこかは特定できなかった。さらに言えばそこに至るまでの道中もだ。なのでモミジ自身もどこに転送すればいいかわからない。
「でもヒントはあるの。それがこの前の戦争の後、回収した古文書!」
正確には資料というか。信長軍の研究施設にあった『剣の乙女』に関する巻物がある。
「10巻セットなんだけど、これが簡単には読めなくて」
どういうことかというと。
まず暗号めいた文章。ひらがな、カタカナ、漢字が入り乱れていて、かつ意味を成した文章になっていない。
次に巻物の封。10巻の内、数巻には封印の術がかけられている。そのため、力技で開けることができず、魔法や陰陽術などでのアプローチが必要だ。
最後に膨大なデータ。暗号になっていることを差っ引いても情報量がとても多い。
この3点を最短距離で突破し、整理して意味を成した情報とするには、復興に追われているサムライエンパイアの住民だけではちと厳しい。
「でも、猟兵の皆の助けとアイディアがあれば、速攻で解読できるはずなの!」
つまり、流れとしては。
巻物を解読して、剣の乙女の場所を特定する。
そこに至る道で、少女剣士を待ち伏せ&迎撃して、倒す。
剣の乙女を確保または封印しにいく。
という3つがポイントになってくる。
「ということで、まずは巻物の解読から!」
巻物についての詳しい話は現地の管理担当から聞けるようだ。今はとにかくサムライエンパイアへ渡って欲しい。
「それじゃ、皆よろしくね!」
モミジの取り出したグリモアが輝く。
そして猟兵たちはサムライエンパイアへと赴くのであった。
るちる
はじめまして、あるいはこんにちは、るちるです。
すぐに各世界に新展開が来そうではあるんですが。
少し私の都合も兼ねまして、サムライエンパイアでの一幕のお届けです。
シナリオの補足としては、1章から3章まで序幕の文章を入れます。そこからプレイング受付スタートです。
プレイングの際に気をつけて欲しいポイントは、その序幕の文章に盛り込みます。
あとはいつも通りですかね。
リプレイにはやりたいことを書きましょう。OPマスコメでダメって書いてない限り、やることまでは自由です(さむずあっぷ)
ちなみに古文書の類ですが、今回は剣の乙女に関するものしかありませんのでご了承ください。
それでは皆さんのご参加、お待ちしております。
第1章 日常
『古文書を解読する!!』
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POW : 古そうな巻物、書物を片っ端から手にする!
SPD : 巻物や書物を傷つけないように慎重に開く!
WIZ : 知識を元に解読する!
イラスト:にゃんこ妖精☆
👑5
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●
サムライエンパイアへ転送された猟兵たちはさっそく件の巻物が保管されている城へと急ぐ。案内されたのは資料庫となっている鍵付きの蔵。その中に収められていた10巻セットの巻物が目の前に積み上げられた。
「こちらに『剣の乙女』に関する情報が書かれていることまでは判明しました」
いわゆる箱書き、折紙にそのように書いてあったらしい。また巻物から得られた断片的な情報でもそのことは確証済。
しかし、問題はここから。解読作業である。
まず得られている情報を整理しよう。
①1巻(いの巻)を手に取り、中を見てみると。文章にひらがな、カタカナ、漢字が入り乱れている。
例えば『け剣サんの士』といった感じだ。
②それぞれの巻には符合が振られており、1から10まで並べると、以下のようになる。
い 呂 波 ニ 本 へ と 千 利 ぬ (へはカタカナ)
漢字の巻には鍵がかかっており、中が確認できていない。
いの巻の中身の抜粋――「け剣サんの士タおと見めナのけハん多きマゅうヤ」
ニの巻の中身の抜粋――「ケあン女ノオかト之メさノ身ミニた故ヤミヲナ危なガシ険コはミ」
③巻の鍵は封印の類だ。
封印の術を解くには、魔法や陰陽術が妥当だと考えられるが、ユーベルコードの粋まで達した技術であれば、開錠できるかもしれない。
猟兵たちに求められていることは3つ。
ひとつは漢字の巻の開錠(開封)といったテクニカルな作業。
ひとつは巻の符号と中の文章に対する法則性の発見といった知識を活用する作業。
ひとつは開封されている巻から、全ての中身を確認し、情報をまとめる力作業。
どれも大切な作業だ。あらゆる技術、ユーベルコードを活用して解読に挑んで欲しい。
※プレイングには以下の情報をお書きください。
・主にどの解読作業を行うか
・どんなアプローチを仕掛けるか(POW・SPD・WIZの選択肢は使っても使わなくても可)
・ユーベルコードの粋まで達した技術、とはこのシナリオにおいては技能レベル150以上とします。
解読した結果(剣の乙女に関する最終的な情報)は次章の序幕に記されます。
この章では、結果ではなく、結果を得るための途中経過・アプローチを描写しますので、それに対するプレイングをお願いします。
なお、巻物の物理破壊はご遠慮ください。
御狐・稲見之守
ノブちゃんの忘れ形見か、まーだ火種が燻っておるようじゃの。
では封印の解錠作業を手伝うとしよか。…とはいえ、陰陽寮や播磨の連中と違ってワシは真面目に陰陽術なぞやっとらんからな。まあ基本は呪、夢と現つを操る力よ。力業じゃあるがやってみるかナ。
技能[呪詛]、足りないレベルは[催眠術]で補うゾ――其は何ぞやとひと問わば、秘め事封じる鍵に非ず、雪解け月の春待つ桜のその蕾。恋よ愛しよ待ち人来たれり、さあさあ蕾を開いておくれ、秘めた美し花見せておくれ。
とまあ、呪を以て封印に意思を仮定した上で…その性質を変化させ封を開かせよう。口説くにしちゃつまらん文句ではあるが。
アドリブOK、さて如何に。
鈴木・志乃
UC発動第三人格『ナナシ』で行動
微力ながら参加させてもらおうかな
【情報収集、学習力、見切り】
開封作業は得意な猟兵にお願いしたい
僕は法則性の発見と情報纏めに尽力する
……文字が多いな、とりあえず声に出して読んでみよう
いの勘の抜粋は……平仮名の部分だけ抜き取れば文が繋がるようだね?
ニの巻……これはカタカナか
なるほど、恐らく『いとぬ』は平仮名、『呂波本千利』は漢字、『二へ』はカタカナを抜き出して読むようにということだろう
さて、【高速詠唱全力魔法】で該当文字だけ和紙に移すか書き直してしまえるかな
もしくは自身に【催眠術】をかけて該当文字以外を目に入らなくする
ふふ、懐かしいなこういった作業は
彩波・いちご
【恋華荘】
ふむ…この巻物の謎を解く…ですか
こういう暗号って、何かきっかけあれば一気にわかりそうなんですけど
サクヤさん、わかります?
ちょっと尋ねてみたら、なんだかノリノリで回答をしだす彼女に感心
意外とサクヤさん、こういうの得意なんでしょうかね
頭つかうのは咲耶さんのイメージでしたけど
ではとりあえずサクヤさんのやり方で解読を進めていきましょう
同じように読み込んでいって、理緒さんにそれをまとめてもらいますね
……んー、あれ、でも……?
サクヤさん、私の読み方悪いんですかね?
そのやり方だとどうも文章上手くできないんですけどー?
結局その後もサクヤさんの無茶苦茶な解読法でますます混乱させられるのでした
天樹・咲耶
キャラ崩壊可
【恋華荘】
「なるほど、『剣の乙女』の情報が書かれた巻物の謎を解けばいいのね!
そういうことなら、この何でも見通す左目の邪眼の力の出番ね!」
左目の眼帯を外し、金色に輝く瞳(カラーコンタクト)で巻物を眺めるわ。
「ふっ、そういうことね……」
ひと目で巻物の謎を見抜き、皆の前で推理を披露しましょう!
「いい?
巻物が保管されていたのは『鍵付きの蔵』。
それが最大のヒントよ!
そして、漢字の巻物は鍵がかかっている……
すなわち、鍵は漢字なのよ!」(ビシッっと指差し
「そして、巻物から漢字部分を抜き出して並べれば……」
剣士見多女之身故危険……
「剣士見た。女の身ゆえ危険……」
こうやって解読していけばいいのよ!
琴代・しらべ
【恋華荘】
古文書の解読…
「脆弱点」の解析の能力(チカラ)が活かせればいいんだけど…
って、魔術で封印されてるの?
…それも解除していかないといけないわね…
と、Glitcher's Cell[KB]・Keyboard-Formを取り出し
古文書の封印の解析…可能なら「脆弱点」の探知と干渉も交えてしていくわ
でも中々上手くいかず、難儀していたら、誰かが声をかけてきて…
振り返ると、もう一人の私が…!?
どうやら、オルタナティブ・ダブルを無意識の内に発動させてたみたい…
そこからはは2人で解析をしていく
各々が持つ[KB]の鍵盤を叩き
合奏するように解析していき
封印解除に使えそうな「脆弱点」を探していくわ
菫宮・理緒
【恋華荘】
情報系は、わたしの領域っ。これは気合いも入るよ-!
ということで、さっそく解読。
暗号の解読法は、各巻に振られた符合のみを読んでいけばいいんだよね。
解錠は、得意な人にお任せできるならしたいかも。
わたしは【電脳潜行】で情報をまとめる作業がいいな。
いちごさんやサクヤさん、しらべさんが解読してくれた内容を共有できるように、
コンピュータに入力して、項目を作ってまとめていくよ。
乙女の容姿、乙女の武器、乙女の過去、好み、目的、などなど、
見やすいように分類していこう。
10巻分あるわけだから、けっこうボリュームあるだろうけど、
これなら休まずできるから、上がってくる情報をどんどんまとめていきたいな。
久遠・翔
【白亜】鏡磨・シロミと連携
アドリブ絡み歓迎
えーっと…これって「いろはにほへとちりぬるを」の頭文字をひらがな・カタカナ・漢字にした…つまりこれ「い」の巻だった場合ひらがなだけで読めってことなんじゃないっすかね?
そうすると…いの巻は「けんのおとめのけんきゅう」
ニの巻は「ケンノオトメノミニヤミヲナガシコミ」
…あれ?文章になってるっす…?
結構あてずっぽうだったんっすけどね…となると、全部の暗号はこの法則で解けるのかなぁ?
もしも間違ってたらやり直しっすけど…他の人の意見も聞きながら纏めていきたいと思うっす
俺はひらがな担当するのでシロミさんの方はカタカナを解いてもらえるっすか?
UCは手が足りない場合に使用
鏡磨・シロミ
※【白亜】鏡磨・シロミと連携。アドリブ絡み歓迎。
───翔の出した意見を聞き入れ、カタカナの符号を割り振られた巻の解読を担当するよ。
★WIZ
「───言語能力、励起完了。さてと、作業に移りましょうか。みんなー、頑張って解読するよー!」
『うー♪』
指定したUCを使用し、45体の手乗りサイズの私を召喚。
主に巻物の運搬や、解析を進めるうちに判明した情報を整理し、他者へ伝達する作業を手伝わせるよ。
翔の意見を元に解析したものを読みやすく変えたら『剣の乙女の身に闇を流し込み』になるね。
闇を流し込む、か……
件のヤドリガミが『堕とされた剣の乙女』と呼ばれている事を考えたら、この解読法は間違いではなさそうに思えるね。
●巻物を目の前にして
資料庫となっている鍵付きの蔵。その中で積み上げられていた10巻セットの巻物。それらの解読に集った猟兵、その数8人。
「ノブちゃんの忘れ形見か、まーだ火種が燻っておるようじゃの」
御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)が嘆息混じりに呟く。その稲見之守の視線の先では、久遠・翔(性別迷子・f00042)と鏡磨・シロミ(神出鬼没のガラテイア・f00224)が覗き込んでいる。
その側に寄っていく4人は【恋華荘】の面々。
「ふむ……この巻物の謎を解く……ですか」
「なるほど、『剣の乙女』の情報が書かれた巻物の謎を解けばいいのね!」
彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)が呟くと、その横で天樹・咲耶(中二病の二重人格・f20341)がじーっと巻物を見つめる。腕組みの仕草や雰囲気からすると、今の彼女は裏人格の『サクヤ』らしい。
(古文書の解読……『脆弱点』の解析の能力(チカラ)が活かせればいいんだけど……)
琴代・しらべ(The Glitcher・f25711)がタブレットを抱きかかえながら、巻物を覗き込み。
「情報系は、わたしの領域っ。これは気合いも入るよー!」
対して菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)は気合十分だった。
「微力ながら参加させてもらおうかな」
その声に理緒が振り返ると、そこには鈴木・志乃(ブラック・f12101)がいた。彼女を知る者が見ればその言動に普段との違いが見受けられるだろう。今の志乃は『ナナシ』という人格が支配しているのだから。
『って、魔術で封印されてるの? ……それも解除していかないといけないわね……』
タブレットに表示した文字で筆談のように、巻物を保管していた担当と情報を整理しているしらべ。そのまま、タブレットを皆に見せる。
「開封作業は得意な猟兵にお願いしたい」
「うむ。任せるのじゃ」
ナナシの言葉に稲見之守が頷きを返し。
「僕は法則性の発見と情報纏めに尽力する」
ユーベルコード『智は万代の宝』を発動して、解読態勢を整えるナナシ。
「ということで、さっそく解読」
理緒の言葉を合図に猟兵たちは作業に取り掛かるのであった。
●漢字の巻
『呂 波 本 千 利』漢字の巻5つ。封印がされているこれらを手に取って、開封・開錠の作業に取り掛かったのは、稲見之守としらべである。
『千』と『利』の巻物を担当するしらべ。小さな台に2つを並べて、その前に取り出したのは『Glitcher's Cell[KB]・Keyboard-Form』の名を持つ、楽器にしてキーボード型ツール。
(古文書の封印の解析……可能なら『脆弱点』の探知と干渉も)
『脆弱点』を探知し、干渉するためのツールでもあるKBでもってアクセスを始める。
その様子を少々の興味をもって眺めていた稲見之守もまた自分の担当分に対して向き直る。
「では封印の解錠作業を手伝うとしよか。」
と呟き、巻物を小さな台に並べていく。
(……とはいえ、陰陽寮や播磨の連中と違ってワシは真面目に陰陽術なぞやっとらんからな)
ふむ、と扇子で手をぱむっと叩き、意識を集中させる。
(まあ……基本は呪、夢と現つを操る力よ。力業じゃあるがやってみるかナ)
瞳を閉じ……そして結んでいた唇が綻ぶように、言ノ葉を紡ぎ出す。
――其は何ぞやとひと問わば、秘め事封じる鍵に非ず、雪解け月の春待つ桜のその蕾。
――恋よ愛しよ待ち人来たれり……。
呪はのろいであり、まじないである。呪詛も反転すれば……さらに。
(呪を以て封印に意思を仮定した上で……その性質を変化させ封を開かせよう)
その言葉には催眠術の応用も乗せながら……ゆっくり、ゆっくりと封印の性質を作り変えていく。
――さあさあ蕾を開いておくれ、秘めた美し花見せておくれ。
(口説くにしちゃつまらん文句ではあるが……さて如何に)
しかし、今は『口説き落とす』のが大切な場面。稲見之守は封印の反応をじっと待つ。
稲見之守が巻物の封印に『アプローチ』をかけている間も、しらべはキーボードを叩き続けていた。
「……ん」
思わず零れた吐息は解析が上手くいっていないことを表わしていた。否、解析そのものは順調なのだが、封印を解くには『もうひとつ』足りない、というところか。
「んぅ~……」
中々上手くいかず、唸り始めるしらべ。その時、ぽむっと肩に手が置かれて
「……!?」
びっくりして振り返るしらべ。そこには『脆弱点』を服のように纏ったもう一人の『しらべ』がおり。どうやら、無意識下で『オルタナティブ・ダブル』を発動させていたようだ。
「……!」
これなら、と。二人のしらべはキーボードを並べて解析を始める。それはさながら合奏のようで。解析という音が重なっていく……その中で生じる不協和音。そう、これは実は2人のしらべと封印の三重奏(トリオ)。しらべと封印だけでは重なってしまっていた部分が、3人になったことで露わになる。不協和音が生み出されるとすれば、それは封印の方に問題がある……つまり、そこが『脆弱点』。
(いけるわ)
しらべはもう一人のしらべと視線を合わせて頷きあう。
●ひらがなとカタカナの巻
こちらは既に封が解かれている、ひらがなとカタカナの巻、5本。その周りに集まっているのは5人の猟兵。
え、6人じゃないのって? その最後の1人、理緒は。
「わたしは『電脳潜行』で情報をまとめる作業がいいな」
と早々にユーベルコード『電脳潜行』を発動して、今は待機状態。解読後の作業に備えている。
というわけで、5人なのである。
それぞれが1本ずつ巻物を手に、思索を巡らす。
「こういう暗号って、何かきっかけあれば一気にわかりそうなんですけど」
いちごが隣にいるサクヤを見て話しかける。
「サクヤさん、わかります?」
「そういうことなら、この何でも見通す左目の邪眼の力の出番ね!」
そう言ってサクヤは左目の眼帯に手をかけ。
「……文字が多いな、とりあえず声に出して読んでみよう」
サクヤ自身の封印解除の前に、ナナシが動く。『い』の巻の最初を、朗読するかのように読み上げるナナシ。
「……あれ? 文章になってるっす……?」
『おとめのけんきゅう』と意味ある文が出来上がることに気付く翔。
「……平仮名の部分だけ抜き取れば文が繋がるようだね?」
素早く自身に催眠術を施し、ひらがな以外を目に入らないようにした上で、巻物の続きへざっと目を通したナナシが呟く。
その間に。サクヤも左目の封印を解き(眼帯を外しました)、金色に輝く瞳(カラーコンタクト)で巻物を注視する……!
「ふっ、そういうことね……」
「えっ、このタイミングで?!」
ナナシと翔がひとつの結論を見出した後で、サクヤが声高らかに宣言したのを、いちごが思わずツッコむ。それには構わず、自身が見抜いた謎を、推理を皆の前で披露するサクヤ。
「いい? 巻物が保管されていたのは『鍵付きの蔵』。それが最大のヒントよ!」
その推理の肝は『漢字の巻物は鍵がかかっている』ということ……。
「すなわち、鍵は漢字なのよ!」
「おお……」
ビシッっと指差しながら言うサクヤ。ちょっと尋ねてみたら、なんだかノリノリで回答してくれたサクヤに感心するいちご。
「そして、巻物から漢字部分を抜き出して並べれば……」
『い』と『ニ』から漢字の部分だけ抜き出すと『剣士見多女之身故危険』。これを読み上げるサクヤ。
「剣士見た。女の身ゆえ危険……。こうやって解読していけばいいのよ!」
「なるほど……」
ドヤ顔のサクヤにいちごが唸る。
(意外とサクヤさん、こういうの得意なんでしょうかね。頭つかうのは咲耶さんのイメージでしたけど)
とか思いながら、手にしている巻の漢字の部分を追ういちごであった。
サクヤの推理を聞いて首を捻るのは翔である。
「……あれ? そっちも文章になってるっすね?」
単に抜き出して文章になるならば、サクヤの方法でも問題ない。『『いろはにほへとちりぬるを』をひらがな・カタカナ・漢字に指定したその文字で読み上げる』のと『漢字の部分だけ抜き出す』のと、どちらも法則として成り立つなら、後は解読してみるしかない。
そんなわけで解読作業に入る猟兵たちなのであった。
●法則性の解読
巻の符号の文字と同じ文字だけ抜き出していく翔とその同行者、シロミに、ナナシ。
「───言語能力、励起完了。さてと、作業に移りましょうか。みんなー、頑張って解読するよー!」
「「「うー♪」」」
ユーベルコード『それいけ!ちびしろみん★』で、ちびしろみんず(45体の手乗りサイズシロミ)を召喚したシロミ。
「俺はひらがな担当するのでシロミさんの方はカタカナを解いてもらえるっすか?」
翔の言葉に頷きを返し、シロミは解読作業に取り掛かる。
まずは『二』の巻のカタカナ部分の抜きだし。それを整理し、読み解き、意味を持つ文章へと変えていく。その間にちびしろみんずは、他の巻物を運んで来たり、シロミの手によって整理された情報、それを記した紙を丁寧に整えていく。整え終わったら、最終的な情報の共有を目的にしている理緒の元へ、とてとてと運んで行くのだ。
そんなちびしろみんずを横目で見ながら、シロミは翔の意見を元に解析したものを読みやすく整える。
(『剣の乙女の身に闇を流し込み』になるね。闇を流し込む、か……)
グリモア猟兵から聞いた『剣のヤドリガミ』化。その対象が『堕とされた剣の乙女』と呼ばれていることを考えるなら。
(この解読法は間違いではなさそうに思えるね)
さらなる情報を得るべく、シロミは解読を進める。
稲見之守が封印を口説き落とし(開錠し)た『呂』の巻を手に、ナナシの元へ。
「まずはひとつ、じゃ。残りは口説き落とすのにもうしばし……というところじゃの」
「ありがとう」
『呂』の巻をナナシに手渡し、再び開錠作業に戻る稲見之守。その背をしばし見つめた後、ナナシもまた解読作業に入る。
「さて」
ナナシ自身の推測が当たっているなら、『呂』の巻は『漢字のみを抜き出せば』いいはずだ。ざーっと巻物を広げると、凄い勢いで視界に入ってくる漢字の量。漢字以外は目に入らないとはいえ、読み替えていくにも目だけでは厳しいと判断したナナシは、手元に和紙を用意する。
(こんな方法はどうだろう?)
既に発動している『智は万代の宝』の力に高速詠唱と全力魔法の技能を応用して。該当文字だけを抜きだし、和紙に書き写していくナナシ。
「ふふ、懐かしいなこういった作業は」
余裕すら見せる言動で、次々と漢字のみの文章を和紙に綴っていくのであった。
こちらは、サクヤのやり方で、漢字の部分だけ抜き出していく【恋華荘】の面々。
「ではとりあえずサクヤさんのやり方で解読を進めていきましょう」
そういっていちごは手にした『ぬ』の巻の漢字部分を読み上げていく。それを側に控えている理緒が聞き取り、漢字から意味を推測、誰でも読める文章へと変換していく。
「……んー、あれ? サクヤさん、私の読み方悪いんですかね?」
「えっ、文章になってるじゃない」
「いえ、どうも上手くできないんですけどー?」
いちごが読み上げた文章から理緒がまとめたものを3人で顔を突き合わせて読み込む。確かに文章にはなっている。おそらくは『剣の乙女』の容姿とか、剣の形とか、剣の由来とか。ただ……。
「これ、どう見ても……」
「ファンが書いた夢日記……?」
「なん……ですって……」
そう、研究していた人の趣味から構成されたレポートであったのだ。つまり、漢字の部分はレポートではあるが、同人誌的なポジションといえるかもしれない。
「そ、そんなはずないわ! 私の方はほら……ほら?」
サクヤの手にしていた『と』の巻の部分を見る。最初の方は確かに研究の報告に近いが、概要が多く。
「これ、フェイクかも」
「がーん」
理緒の言葉にサクヤが崩れ落ちるのでした。
「でき、たよ!」
そこへ一言だけ声をかけながら駆け寄ってくるしらべ。その手には開錠が成功した『千』と『利』の巻が。
「……?」
体育座りでいじけているサクヤに側で慰めるいちご。あわわっと身動きが取れていない理緒の3人を見て、思わず首を傾げるしらべであった。
●結論
結論から言えば、巻につけられた符合の文字(ひらがな・カタカナ・漢字)の部分の文章を綴るというのが正解であった。漢字の部分はフェイク。ただし、意味が無くは無いという手の込みようだったのだ。
「ようやっと口説き落とせた。これで終いじゃ」
「よし」
稲見之守から手渡された『波』と『本』の巻から、漢字の部分を超高速で抜き出すナナシ。それをサクヤが受け取り、いちごの元へ。いちごが読み上げ、理緒が解読する。
ここに至ってそんな流れ作業が発生したのは、既に『理緒の元へ他の全ての解読情報』が集約されているから。それにはしらべの助けも大いにあった。
あと2本。これをそこに継ぎ足すなら、この方が早い。
(解読してくれた内容を共有できるように)
と、上がってくる情報を理緒がどんどん取りまとめていったのだ。研究の目的から成果、そしてその場所。さらには同人誌的な部分も含めて、乙女の容姿、乙女の武器、乙女の過去、好み、目的、等々。これらが見やすいように項目に分けて分類され、整理されている。
『電脳潜行』の効果で休まず務めた成果である。
そして。
「『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』……」
「これが遺産の正体ね」
翔の言葉にシロミが頷きを返す。
解読成功。
猟兵たちの次の行動に繋がる情報を得ることができたのだ!
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
第2章 集団戦
『異国の少女剣士』
|
POW : 跳躍飛翔
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
SPD : 縮地法
【瞬間移動】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【至近距離からの斬撃】で攻撃する。
WIZ : 憑呪宿奪
対象のユーベルコードに対し【その属性や特性を奪い取る斬撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
イラスト:ちーと
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●解読された情報(場所)
『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』。信長軍の仕込んだ策の肝となる剣のヤドリガミ。研究成果を記した巻物を解読した結果、その研究の場所が判明した。
その場所は地下。この城から遠く離れた、とある鍾乳洞の洞窟からずっと下っていった先に剣のヤドリガミがいる。今も放置という名の研究続行の環境で、だ。
ハクアを『異国の少女剣士』たちに確保されれば、次なる悲劇へとつながる可能性がある。ここで阻止するには、異国の少女剣士たちがハクアに辿り着く前に、倒すしかない。
鍾乳洞の洞窟は鬱蒼とした木々に囲まれた森の中にある。そこに至るまでの地形で、待ち伏せに適した場所は3か所。
まずは森に入る前。障害物は無く、だたっ広い草原だ。集団で行動している少女剣士たちを真正面から迎撃することになる。多勢に無勢ではあるが、逆に言えば広範囲・全力魔法等で一気に仕掛けることが可能だ。
次に鍾乳洞の入り口前。森の中にあるが、入り口の前は人が何度か通ったためか、小さく開けた広場になっている。ここなら戦闘の立ち回りも可能だろう。周囲には木々に囲まれているが、上手く活用すればフェイントや空中戦といったトリッキーな戦法も可能だ。
最後は鍾乳洞の中だ。狭いがゆえに派手に立ち回ることは出来ないが、1対1、ないしは少数との戦いに持ち込める。洞窟の中の、暗さや地形を活用すれば奇襲や不意打ちも可能だろう。
で、どうやって先回りするか、というと。そこで実はこっそりついてきていたグリモア猟兵が文字通り飛び込んでくる。
「おっけー! グリモアベースに戻って、そこからまた転送するね!」
二段転送という荒業で、猟兵たちは件の鍾乳洞の前に転送された。
ここからどう動くかは、各猟兵に委ねられ。
異国の少女剣士迎撃戦が始まる。
※プレイングには以下の情報をお書きください。
・迎撃 or 追撃(後述)
・迎撃の場合は、迎撃の場所を上記3つから1つ選択
・追撃:上記には記載ありませんが、高速な移動手段で追撃することにより、現地に向かっている異国の少女剣士たちを後ろから捕捉することが可能です。この場合、全体としては挟撃となる可能性があります。
・『〇〇も(が)可能』と記述してあるものについては、技能やアイディアによって作戦に組み込むことでプレイングボーナスがさらに付きます。
御狐・稲見之守
奉られ歪められた祭器、なァ。かくあれと願われる器はそれに応じて在り様を変える…ふふ、難儀なものよな。ま、ひとのことは云えんが…さて。
では遊んでやろうじゃァないか。森の前の草原がちょうどいい、真姿となって真っ正面から受けて立とう。
UC荒魂顕現。我為す一切是神事也、天裂き地割る神業畏み畏み奉願祈るべし。吹けよ暴風、轟け雷鳴……来たれ雷の嵐。彼奴らを消し炭にしてしまうがいい。制御なしの暴走任せ、大盤振る舞いであるぞ。
[電撃耐性]豊穣を司り、実りを知らせる秋の稲妻の加護を持つ我に雷は当たらんよ。特性を奪われたとて何するものぞ。近接されたなら剣を受けて腕を掴み[生命力吸収]でお返しである。
●
ハクアの居る研究所――鍾乳洞の入り口が秘されている森の前の草原。視界には遮るものなどなく、晴天の中、そこに佇むひとりの女性猟兵。御狐・稲見之守(モノノ怪神・f00307)である。
「奉られ歪められた祭器、なァ……」
視線は自然と森の中、ハクアがいるであろう方角へ。
(かくあれ、と願われる器はそれに応じて在り様を変える……ふふ、難儀なものよな)
わずかに口元に浮かんだ笑みは、苦笑か微笑か、あるいは自嘲か。その意味を知るのは、彼女の出自を知っている者だけであろう。彼女もまた『斯くあれかしと願われるがゆえのカミ』、人の想いによってその立場を変えてきた者なのだから。
「ま、ひとのことは云えんが……さて」
気持ちを切り替えるように、今度は視線を前方に。稲見之守の視界の中、遠方より駆け寄ってくる集団の影。言わずと知れた『異国の少女剣士』たちの一集団である。
まずは来たる敵の迎撃を。
「では遊んでやろうじゃァないか」
そう言って解き放つのは、仙狐としての真の姿とその力。
「真っ正面から受けて立とう」
先手必勝。少女剣士たちが稲見之守を視認するまでに仕掛ける!
「我為す一切是神事也、天裂き地割る神業畏み畏み奉願祈るべし」
ユーベルコード『荒魂顕現』。カミが有するという荒々しく勇猛な側面が、そのまま自然現象となり、顕現する。
「吹けよ暴風、轟け雷鳴……来たれ雷の嵐。彼奴らを消し炭にしてしまうがいい。」
宣言とともに、掲げた手を振り下ろす。直後、発生する制御なしの暴走任せの、荒れ狂う風と雷の大嵐。
「大盤振る舞いであるぞ」
稲見之守の言葉に勢いをつけた大嵐が少女剣士たちに降り注ぐ。
「……!」
不意に襲いかかってきた暴風と雷の嵐に大半の少女剣士たちがなす術もなく、吹き飛ばされ、打たれ、力尽きていく。
しかし集団であるがゆえの利点。反応が早い者は他の少女剣士がやられるのを見て、とっさに剣を引き抜いた。
「憑呪宿奪!」
口々に叫びながら『雷に対して放たれる』斬撃。それは雷に触れるが否や、威力を相殺しつつ、雷を自身の属性として奪い取る。雷の直撃を防いだ幾人かの少女剣士たちが『雷の剣』を携えて、稲見之守の『荒魂顕現』を切り抜けてくる。
「む……?」
時代や地域によれば、神の怒りとも捉えられるであろう、大嵐を突破してきた少女剣士たちを見て、しかし稲見之守は動じることも無く。
すばやく距離を詰めてきた先頭の少女剣士が跳び上がる。
「はぁぁぁぁっ!」
空中で回転しながら稲見之守に斬りかかる少女剣士。続く少女剣士が2名、左右から。全く別の型から繰り出す突きと斬撃。三位一体の攻撃で稲見之守に襲いかかるが。
「……!!」
「……特性を奪われたとて何するものぞ」
稲見之守は悠然と、手と狐の尻尾に受け止める。何事も無かったかのように。
「豊穣を司り、実りを知らせる秋の稲妻の加護を持つ我に雷は当たらんよ」
すかさず、手で、尻尾で少女剣士の腕を掴む稲見之守。
「お返しである」
生命力吸収。少女剣士たちの力を根こそぎ奪い取っていく。
悠然に自然に、その場に在るカミ、稲見之守の前に、少女剣士たちの剣術はことごとく防がれ、その命を吸われていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
鈴木・志乃
UC発動第三人格『ナナシ』で続行
荒事は苦手なんだけどね……(苦笑)
他の猟兵に負けないよう、頑張ろうか
【迎撃 入口前】
罠を張ろうか【罠使い】
何かを隠すにはとてもいい立地だ……地雷を埋めたりロープワークでワイヤートラップを仕込んだり、落とし穴を掘ったりしたら迎撃しやすいだろう
もちろん場所は他猟兵に知らせておくよ
僕自身は目立たない迷彩の格好をして、鎧砕き出来る魔改造ピコハンを念動力操作しながら隠れてるよ
罠で混乱しているところに、いきなりピコハンで殴られるなんていい迷惑だよね
因みに僕は自身の回りに落とし穴を掘ってみたよ。中には槍も入ってるから落ちたらグサリだ
これはテレポ対策だね
彩波・いちご
【恋華荘】
サクヤさん、一人で勝手にいってはダメですーっ?!
すみません、理緒さん、しらべさん
私はサクヤさんのフォローに行ってきますのでっ
(鍾乳洞入り口から、サクヤを追って森の中へ)
…うわぁ、森が燃えて…サクヤさんそれはちょっとやりすぎですーっ?!
【幻想よりきたる魔法の演者】で大量の水のオブジェクト作り出して消火活動&燃えてる少女剣士もそのまま水で押し流してしまいますっ
…あとはその、サクヤさんのアビスドラゴンが大人しくなるまで消火活動に勤しみますので、この場を逃れた少女剣士は、理緒さんとしらべさんに任せますねっ
…あ、アビスドラゴンを止めようとしたら、【避けきれない偶然の出来事】がサクヤさんに(汗
菫宮・理緒
【恋華荘】
え? サクヤさん? いちごさん!?
ふぅん、そうなんだ。そういうことなんだ……。
いちごさんそういうことなんだ!?
そんなときもある。
いちごさんは状況判断で最善を選んだだけ、
と頭では解っていても、気持ちはそうはいかないよね。
こっちに来る少女剣士に全力八つ当たり。
「しらべさん、電脳魔術師の怖さを思い知らせてあげよう、ね(黒笑)」
【偽装錬金】で作りの粗い【爆弾を抱いたいちごさんの2Dフィギュア】を作成。
サクヤさんといちごさんのペアを抜けてきた少女剣士に特攻させるよ。
いろいろ吹き飛ばせて一石二鳥とはこのことだね!
え? となりでしらべさんが引いてる?
まさかまさか! そんなことないよ、ねー?
天樹・咲耶
キャラ崩壊可
【恋華荘】
森の前で迎撃
「ふっふっふ、来たわね、私が手にする予定の伝説の剣『堕とされた剣の乙女』を狙う盗人たち!
『信長の遺産』である伝説の剣は私が手にするのよ!
そして、その力を使ってサムライエンパイアの王に私はなる!」
というわけで邪魔する敵を森の前で迎撃よ!
右手に巻いた包帯を解いて封印されし邪竜アビスドラゴンを喚び出すわ。
(包帯は近所のドラッグストアで補充しています)
「さあ、アビスドラゴンよ、今こそ【邪竜獄炎咆】を放つ時よ!」
いくらジャンプしても無駄よ!
アビスドラゴンはどこまでもあなたたちを追いかけて炎を吐き続けるわ!
なにせ、私にも制御不能なのだから!
(燃えさかる森から目をそむけ)
琴代・しらべ
【恋華荘】
鍾乳洞の入り口前で迎撃するために潜伏
あらかじめ周囲の「脆弱点」を探しておき
見つけたものはいつでも使えるようにしておく
そうしていたら、森の方から煙が…
色々と不安になっていたら、森の方から物音が…!
再び身を潜め、敵がやって来たらGlitch:Offencive-Effectで
「脆弱点」の幾つかから攻撃を出して奇襲をかける!
そして、そこからさらに[KB]を刀型に変え切り込んでいき
波状攻撃をかける!
また、迎撃用に「脆弱点」を幾つか残しておき
敵が攻撃を仕掛けてきたタイミングで発動し、阻止していく
また、攻防共に理緒さんと連携していき
…って、特攻兵器がそれ、なの…!?
それに一石二鳥って…!?
●
遠くで、森の外で激しい戦いが繰り広げられている気配。それを感じながら、鈴木・志乃(ブラック・f12101)は鍾乳洞の入り口前でゆっくりと立ち上った。
既にユーベルコード『智は万代の宝』を発動し、第三人格である『ナナシ』を発現している。ゆえにこの場もまた担当はナナシということだ。
(荒事は苦手なんだけどね……)
苦笑しながら、その手を止めず、少女剣士たちを迎撃する手立てを整えるナナシ。
「他の猟兵に負けないよう、頑張ろうか」
そう呟いて振り向いた先には、つい先ほど転送されてきた4人の猟兵がいた。
●
【恋華荘】の4人、琴代・しらべ(The Glitcher・f25711)、菫宮・理緒(バーチャルダイバー・f06437)、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)、天樹・咲耶(中二病の二重人格・f20341)が再びサムライエンパイアの地に降り立つ。
……や否や、咲耶が猛然と森の外へ向かってダッシュしていった。この勢い、裏人格の『サクヤ』が現れているに違いない。
「サクヤさん、一人で勝手にいってはダメですーっ?!」
と言ういちごの呼びかけも空しく、サクヤの姿は森の中へ。
「すみません、理緒さん、しらべさん。私はサクヤさんのフォローに行ってきますのでっ」
「……え?」
「……!?」
そう告げ残して、いちごもまたサクヤの後を追ってダッシュで森の中へ。
困惑するのは残された二人……というより、主に理緒であった。
(ふぅん、そうなんだ。そういうことなんだ……)
胸の辺りがもやもやする感覚。それは思考と気持ちのギャップだ。
そんなときもある、と。単に、いちごは状況判断で最善を選んだだけ、だと。
そうは頭で解っていても、気持ちが追いつくとは限らない。
「いちごさんそういうことなんだ!?」
「……?!」
突如叫んだ理緒に、びくっとするしらべ。
この気持ちをどうするか。それが後の悲劇(?)につながるのである。
●
一方、『世界を総べし邪眼の……(意訳:暴走中二病少女S)』ことサクヤは森の中を突っ切り、草原へと出ていた。……当初、皆と話していた迎撃ポイントの真逆であるけども。
しかし、なんと。少女剣士の一団が万が一の保険にこちらへ回り込んでいたのだ。ばっちり遭遇するサクヤと少女剣士たち。
「ふっふっふ、来たわね、私が手にする予定の伝説の剣『堕とされた剣の乙女』を狙う盗人たち!」
「……!?」
自分たちも最近知ったばかりなのに、なぜ目の前の少女は予定に組み込んでいるのか。そこに驚愕する少女剣士だが、サクヤは自分の計画に戦いたと思っている。畳み掛けるサクヤ。
「『信長の遺産』である伝説の剣は私が手にするのよ! そして、その力を使ってサムライエンパイアの王に私はなる!」
と言い切ったところで、戦闘開始!
抑えきれない力(ぱぅわー)に震える右手を押さえながら。
「目覚めよ! 私の右腕に封じられし邪竜アビスドラゴン!」
右手に巻かれた封印(包帯)を解いて、邪竜アビスドラゴンを呼び起こすサクヤ。なお、包帯は近所のドラッグストアで補充しています、とってもリーズナブルですね。
それはともかく、サクヤの目の前に出現する邪竜アビスドラゴン。
「さあ、アビスドラゴンよ、今こそ『邪竜獄炎咆』を放つ時よ!」
サクヤの声を合図に、アビスドラゴンが大きく息を吸い込み、直後、猛然とした業火をブレスとして放つ。
「……!」
ブレスを回避すべく、跳躍飛翔で空中へ跳び上がる少女剣士たち。空を蹴り、角度や方向を変えながら、召喚主であるサクヤを狙って飛び掛かる。
「いくらジャンプしても無駄よ!」
サクヤの言葉通り、少女剣士たちの攻撃を遮ったのは、アビスドラゴンの業火であった。炎に飲まれ落ちていく、あるいは炎の壁を回避すべく別方向へ跳ぶ少女剣士たち。
「ふっふっふ、アビスドラゴンはどこまでもあなたたちを追いかけて炎を吐き続けるわ!」
現に今も、アビスドラゴンは空を跳び舞う少女剣士たちを追いかけ回している。そして着実に少女剣士たちを燃やしていく……のだが。
「なにせ、私にも制御不能なのだから!」
自分の背後で燃えている(物理的に)森からはそっと意識と視線をそらすサクヤであった。
「あっつ?!」
その煽りを受けたのはいちごである。どういうことかというと、サクヤに追いつく前に周囲の森が燃え始めた。
「……うわぁ、森が燃えて……って、サクヤさんそれはちょっとやりすぎですーっ?!」
さすがにこれを放っておくと、色んなところに影響が出かねない。即座にユーベルコード『幻想よりきたる魔法の演者』を放ついちご。イメージするビジョンはもちろん水。大量の水のオブジェクトを作り出して、周囲に放ち、消火活動を行っていく。
ユーベルコード同士ということもあって、どうにか相殺しつつ火を消していくいちご。時折、炎の勢いに吹き飛ばされてきた少女剣士たちがいちごの前に現れ。
「縮地法!」
瞬間移動で以て、いちごのすぐ側に出現する。至近距離からの斬撃をなんとかかわすいちごは。
「えぇいっ!」
『幻想よりきたる魔法の演者』から生み出した水流で押し流して森の外へ追い返していく。消化活動と少女剣士への攻撃は両立しつつ、順調に進んでいたのだが。
問題はアビスドラゴンが再度封印されるまで暴れまくるという点である。
事が落ち着くまで消火活動に勤しむいちご。その過程で、炎と水でこちらに回り込んできていた少女剣士たちは一掃できたようだ。
後は事が落ち着けば…………今日もアビスドラゴンは元気です。
このままで埒が明かないと、いちごもアビスドラゴンの封印に手を貸すのだが。
「ああっ、あぶないっ……ってすみません、わざとじゃーっ?!」
ユーベルコード『避けきれない偶然の出来事』の余波がサクヤに降りかかったそうな。
●
鍾乳洞入口前でも、いつ少女剣士たちが襲いかかってきてもいいように、素早く戦闘準備が行われていた。
(罠を張ろうか)
ナナシがユーベルコードで強化されたその力を存分に振るう。
(何かを隠すにはとてもいい立地だ……)
例えば、地雷を仕掛けたり。ロープワークでワイヤートラップもいいだろう。シンプルに落とし穴という手もある。いずれも迎撃のしやすさに寄与できるはずだ。
もちろん、その場所は他の猟兵たちにに知らせておいて。
【恋華荘】のしらべはまず潜伏先を探しだす。激しく動くタイプではないしらべの戦闘スタイルならば、少女剣士たちに先手を取られないような態勢を整えるのが最適だ。
(……ここね)
同時に、周囲の『脆弱点』も探しだし、確認しておく。いつでも使えるようにするという意味では罠に近しいのかもしれない。
【恋華荘】の理緒もまた、準備に怠りはない。ユーベルコード『偽装錬金』で少女剣士たちに対する攻撃手段(爆弾)を着々と作り出していたのだ。
●
それは前線の猟兵たちの攻撃をかいくぐって来たのか、あるいは別働隊か。
ついに鍾乳洞入口まで少女剣士たちが辿り着く。
開けた鍾乳洞の入り口前。人影は無く、されど隠れる場所は多々あり。少女剣士たちも森の外の騒動から自然と警戒しながら歩を進め……。
「……!」
不意に少女剣士の足元へ絡みつくワイヤートラップ。そのまま数人がもつれて転ぶ。
「……!?」
その状況に少女剣士たちが罠で混乱しているところに、突如飛んでくる魔改造ピコハン。『ピコハンだけが空を飛んでくる』という、これまた不可解な状況に混乱がさらに深まる。
(いきなりピコハンで殴られるなんていい迷惑だよね)
もちろんナナシの手による一連の攻撃である。隠れながら鎧砕きが出来るほどに改造されているピコハンを念動力で操作しているのだ。
少女剣士たちの混乱極まれり。
その隙を逃さず、こちらも身を潜めたままのしらべが、ユーベルコード『Glitch:Offencive-Effect』を発動する。事前に把握しておいた『脆弱点』、その幾つかから少女剣士たちの不意をついて、彼女たちを奇襲するしらべ。
少女剣士たちからは視認できない点(ポイント)からの攻撃に、剣を抜き放ったものの、少女剣士たちは身動きが取れない。
そこに姿を現わしたのは。
「しらべさん、電脳魔術師の怖さを思い知らせてあげよう、ね」
黒い笑みを浮かべながら、何かを抱えている理緒。
(全力八つ当たりする……!)
とは口には出さなかったが、手にしたものをご覧いただこう。『爆弾を抱いたいちごさんの2Dフィギュア』である。抱える程度には数がある。そしてそれを。
「特攻ーっ!」
投げた、否、理緒曰く、特攻(!)させた。着弾して爆発するフィギュア。それが連続して投げ込まれる!
「いろいろ吹き飛ばせて一石二鳥とはこのことだね!」
『……って、特攻兵器がそれ、なの……!? それに一石二鳥って……!?』
理緒の言葉に思わずタブレットを掲げてツッコミを入れてしまうしらべ。
「え? となりでしらべさんが引いてる? まさかまさか! そんなことないよ、ねー?」
くるりと振り返った理緒が見たのは、不思議な表情をしているしらべでして。その真意は彼女のみ知る?
すっかり姿を現わした理緒としらべが標的になるのは必然で。
「縮地法!」
特攻攻撃から逃れた少女剣士たちが瞬間移動で接近してくる。至近距離からの斬撃……が繰り出される前に。しらべの『脆弱点』から少女剣士の動きを止める、不可視の壁のようなものが展開される。カウンター用に仕込んでおいた『脆弱点』の発現。壁に遮られ、一瞬動きが止まった少女剣士へ、理緒が特攻兵器を投げつけ、さらに『Nimrud lens』からの熱線で能動的に吹き飛ばす。 それすらも耐えた少女剣士らへ、今度はしらべが『Glitcher's Cell[KB]・KatanaBladeForm』を手に接近、素早く斬り込む。
『脆弱点』『爆弾』『熱線』『刀』。様々な手段の連携&波状攻撃で、少女剣士たちを追い込んでいくしらべと理緒。
騒がしい【恋華荘】の面々の攻防を横目に、ナナシもまた隠れながら、ピコハンの操作に全神経を集中させていた。ピコハンだけが空を飛び、少女剣士たちを翻弄するが。
「……そこ!」
ついにナナシの場所を把握される。縮地法で瞬間移動しつつ、ナナシに斬撃を放とうとする少女剣士。しかも数人が囲い込むようにして展開……した瞬間、彼女たちの足元がずぼっと沈み込む。そのまま、体がすっぽり入るほどまで沈んでいき。
「中には槍も入ってるから落ちたらグサリだ」
それはナナシが瞬間移動対策に仕込んだカウンターの落とし穴。動かないことを前提にしていたがゆえに、少女剣士たちが最後に間合いとする距離の全てに罠を仕掛けておいたのだ。穴の中で身動きが取れなくなった少女剣士たちの動きを、さらにピコハンで叩きこみ、防御を砕くナナシ。
程無くして、鍾乳洞入口前で剣を抜いた少女剣士たちは全て倒されたのであった。
●
【恋華荘】とナナシが迎撃に出た2つの戦場において、どうやら戦闘は終わったようである。
「……!」
しらべが森、というか、いちごが走っていった方向を見ると、何やらすごい煙がいまだ出ている。これはサクヤの行動の結果だろうか。
色々と不安になるしらべ。その時、森の方からものすごい音がした!!
「何の音ーっ!?」
理緒の叫びに、顔を見合わせるしらべ。直後、二人もいちごとサクヤがいるであろう方角へ走り出す……!
「ふむ……?」
罠の回収に勤しんでいたナナシがその様子に首を傾げる。確かに森が燃えている感じはするが、その勢いも収まっているようであるし。
よくわからないけど、追いかけていった二人に任せておけば大丈夫だろう。そう判断したナナシなのであった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
鏡磨・シロミ
【白亜】
久遠・翔(性別迷子・f00042)と連携
アドリブ歓迎
◆
迎撃を選択
場所は鍾乳洞の中
翔に合わせて闇討ちを実行するよ。
私自身は見つからないよう翔から離れた位置で身を潜めて待機。
指定UCを発動して召喚した分身に変装をさせて異国の少女剣士達の中に潜入し、敵のかく乱、及びおびき寄せによる陽動などを駆使して暗殺しやすい状況を演出。
暗殺可能な状況になった際の私からの合図は『右足のつま先で地面を三回ノック』。
ある程度状況が進み次第指定UCを切って分身を消し、今度は翔からの合図を待つよ。
合図を受けたら防具の光の衣から光を一気に発散。
目くらましの後は混乱に乗じて一気呵成に畳みかけ、反撃される前に倒しきるよ。
久遠・翔
【白亜】
鏡磨・シロミ(f00224)と連携
アドリブ歓迎
やっぱりハクアでしたか…嫌な予感がしてたっすけどこうして目の当たりにするとつらいっすね
けど、やらないと更に苦しむ事になる…それだけは止めないと
迎撃を選択
場所は鍾乳洞の中
闇に潜み、地形の利用・暗視などを組み合わせ隠密状態に
光源などがある場合は投擲でその光源を落とし隙を見て暗殺していきます
1人暗殺したらUCで即座に移動して闇に潜みまた一人消していきます
ある程度暗殺したら相手も警戒して周囲を見ると思いますが、その時を狙いシロミさんに合図を送り一気に光を出し目くらましを与えます
合図は岩に括り付けた無線のスピーカーを1回鳴らします
怯んだら更に殲滅する
●
薄暗い鍾乳洞の中。その中を歩くのは久遠・翔(性別迷子・f00042)と鏡磨・シロミ(f00224)であった。
(やっぱりハクアでしたか……嫌な予感がしてたっすけど)
どうやら『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』に心当たりがある模様の翔。
(とつらいっすね……けど、やらないと更に苦しむ事になる……それだけは止めないと)
決意を新たにして、鍾乳洞の先へと歩を進める。その翔の後ろを歩くシロミ。薄暗い鍾乳洞の中であっても、事前に打ち合わせた翔との連携でなら充分に戦える。
●
元々、この鍾乳洞には最短ルートがあった。すなわち、巻物を解読した城から地下道を通っての直通ルート。それはオブリビオンたちが城を占拠した際、元の主であるサムライエンパイアの人々が備え付けた秘密の避難通路を拡張したものだ。
もちろん、今は封鎖されている。誰かが知っている秘密など意味がないのだから。
だが、全ての通路が埋められたわけではなく。元からの秘密の通路の出口と新たに作られた鍾乳洞側の入り口、結果的にこの2つは繋がっている状態で残っていたのだ。
『異国の少女剣士』たちが入ってきたのはこのルートであった。
ひっそりとゆっくり、誰にも気取られぬよう進んできた……つもりであったのだが。鍾乳洞の中で待ち受けていたのは、既に迎撃態勢を整えた翔とシロミであった。
●
それは不意に、少女剣士たちの中で起こった。
「……!」
少女剣士たちの中のひとりがいきなり剣を抜き放ち、目の前の少女剣士を背中から斬りつける!
「な、なにを!」
側にいた少女剣士が咄嗟に剣を抜いて、その剣を弾き返す。返事は無く、ただ剣を振り回すひとりの少女剣士。回避、あるいは受け止め。いきなり始まった『同士討ち』に困惑を隠しきれない少女剣士の一団。
この混乱こそシロミの狙いであった。
ユーベルコード『鏡像分身』。シロミが召喚したもう一人のシロミはそもそもが認識され難い存在であるのに、それが変装をして異国の少女剣士たちに紛れ込み、中で裏切りを装っていたのだ。ちなみに当の本人は見つからないよう離れた位置で身を潜めて待機している。
そのうち多勢に無勢と、シロミの分身は一斉攻撃で倒されてしまったけれども。混乱を収めるべく、意識をシロミの分身に集中せざるを得なかった少女剣士たち。
コンコンコン、と。シロミの右足のつま先が地面を三回ノックする。
それは翔への合図であった。
聴覚を頼りに、隠密状態で闇に潜み、ひたすら気配を消していた翔が捉えたシロミからの合図。『シロミが演出した暗殺しやすい状況』を逃がす翔ではなかった。
(一瞬で、決めます)
ユーベルコード『雷光一閃』。瞬間で、紫電と自身のオーラを纏い、瞬間移動にも等しい速さで少女剣士たちの一団に突っ込む。死角からの接近、そして両手のククリナイフを一閃して少女剣士を暗殺。ヒット&アウェイの要領で、再び闇に紛れる翔。
「ぐっ……!」
翔が闇に紛れるのと、少女剣士が倒れ込むのがほぼ同時。
「こ、これは……?」
またもや起こった不可解な事態に少女剣士たちは浮足立つ。そこへさらに翔が仕掛ける。
それを何度も繰り返し、少しずつ、しかし確実に少女剣士たちの数を減らしていく翔。しかし、ここまで来るとさすがに少女剣士たちも危機感を覚える。
「跳躍飛翔!」
走るよりも空を蹴って跳んだ方が速い、と。少女剣士たちがその場からの離脱を決める。
「……!」
その様子を認識した翔が岩に括り付けた無線のスピーカーを1回鳴らす。それはシロミへの合図であった。
●
合図を受けたシロミは身に纏った光の衣から眩い光を放つ。鍾乳洞内の闇を塗り潰すほどの光。
「……くっ!」
その光に視界を奪われ、跳躍に失敗する少女剣士たち。
「憑呪宿奪!」
咄嗟に剣を振るった少女剣士たちもいたが、攻撃でもユーベルコードでもないただの光にその技は通じず。
完全に態勢を崩される少女剣士の一団。
(一気呵成に畳みかけるよ!)
反撃される前に。シロミが岩の影から飛び出す。その考えは翔も同じくであり。
結果的に挟撃となったシロミと翔の攻撃で、少女剣士の一団は完全に倒されたのであった。
●
森の前、入り口の前、鍾乳洞の中。3つに分かれて『異国の少女剣士』たちを迎撃した猟兵たち。
もしかしたら、時間差で訪れるかも知れない。まだ伏兵がいるかも知れない。
そんな懸念を払拭すべく、周辺の調査および暫くの待機を行って。
もはや少女剣士たちの姿は何処にもなく、新たに現れる気配も無い。
『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』の存在を手に入れようとしていたオブリビオンの一団はここに殲滅された。
後は……戦争の遺産に対処するのみ。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』
|
POW : お願い…避けて…っ!
自身が装備する【闇に染まった自分本体の呪われた神器】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
SPD : ごめんなさい…ごめんなさい…っ!
自身からレベルm半径内の無機物を【異教徒やオブリビオンに与えた呪われた武具】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
WIZ : そんな…クロまで私のせいで…っ!
自身の身長の2倍の【同じUCを共有する雄霊獣の黒狐『クロ』】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
イラスト:炎
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「久遠・翔」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
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ツクモガミ、というものをご存知だろうか?
百年経ればヤドリガミ。しかし、何らかの要因で九十九年しか形を保てなかったモノがこの世に姿を顕わしたものがツクモガミと呼ばれる。百年の想いで以て『宿る』のならば、九十九の想いは一年足りないがゆえに『付く(憑く)』力しかない。
いや、今重要なのは1年の差ではない。大切なのは、長年を経たモノには姿を顕わすチカラが備わるということだ。
では、そのチカラが備わっていない、つまり充分な年月を経ていないモノに姿を顕わすほどのチカラを『無理やり注ぎ込んだ』なら?
それこそが『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』の研究の根幹にある考えだ。
本来であるなら。あと数年も奉じられていたならば、神気を宿したヤドリガミとなるであろう神剣。
それを奪い、『あと数年』に匹敵するオブリビオンの邪気を流し込む。チカラは満たされ、姿は顕現する。……するが、強制的に流し込まれたがゆえに、その姿は、在り方は歪んでしまった。
己(神剣やハクア自身)を求めてきた者あらば、問答無用に迎撃してしまう習性が伴ってしまったのだ。ハクアの意志に反して。
神気より生まれたハクアの意識と邪気の影響を受けて顕現したヤドリガミの体。2つはひとつの存在の中で拮抗し合うも、異国の神器として奉られたが故に神気は失われ、徐々に弱っていく。その都度、邪気にハクアの意識が侵食されていく。神気が消え去った瞬間が、ハクアが完全に闇へ堕ちる瞬間であり、研究が完成する瞬間である。
研究所とされた鍾乳洞の最奥。
そこで研究そのものが放置されていたがゆえに、まだハクアの意識は闇に染まり切っていない。
しかし、もうそれも時間の問題。もうすぐ『研究は完成』してしまう。そうすれば、ただただ全てを壊すだけに力を振るう魔剣とそのヤドリガミと化してしまう。
「……っ、だれか、だれか……とめて……」
それはハクアの切なる願いにして……死への懇願であった。
アステリア・マグナ(サポート)
『私の剣が誰かの役に立つのなら、頑張ります!』
『難しい事はちょっと苦手です……』
『おじいちゃんから教わった、この技があれば!』
アステリア・マグナは剣闘士だった祖父から剣術や斧術を習った若い女戦士です。
元気で礼儀正しい良い子ですが、あまり知恵が回る方ではないので、頭を使う事や特殊な技術が必要な事は苦手です。
人が良いので、困っている人が居れば積極的に助けに行くでしょう、
また、義憤に駆られて戦いに赴く事もあるでしょう。
遊んで良い場面では元気一杯に遊びます。
年齢相応に異性に興味も有りますが、根が真面目なので猟兵としての使命を第一としています。
カッコいい仲間が居れば、見惚れるくらいはするかもしれません。
テラ・ウィンディア(サポート)
「我が武を以て挑ませて貰うぞ!」
一人称
おれ
二人称
あんた(敵でも尊敬できる人
お前(敵
貴様(激怒した時
エルフの女の子だが突撃志向で戦闘を好む
基本戦術
【戦闘知識】で敵の動きや陣形等の捕捉と把握
闘いながら敵の性質や心の在り方の把握に努める
その後は敵陣に突撃して暴れまわる
【空中戦】を好んで空間全てを利用した闘い方を好む
敵の攻撃に対しては
【見切り・第六感・残像】を駆使して回避
ユベコで主に使うのは
グラビティブラスト(敵が多数の時
【一斉放射】で破壊力増強
メテオブラスト(敵が単体の時
【踏み付け】で破壊力増強
基本フォローが目的なんだろうが
おれはやっぱり之が一番得意だからな
全霊を以て暴れまわるぞーーーー!!!
ヴィヴィ・ジーヴ(サポート)
サポートってお手伝いね。
ビビ手伝うよ。何すればいい?
キマイラの力持ち×精霊術士、15歳の女。
名前はヴィヴィ、一人称は自分の名前でビビ。表記はどちらでも。
服の下はフクロウ。
腕はハーピー(鳥の羽)、器用な作業は少しだけ苦手。
「あまりお手手は見ないでね、女の子の秘密よ。」
《力持ち》
素早いの、苦手。お目目くらくらする。一撃ドーン、が得意よ。
《精霊術士》
困った時は精霊さんに聞く!
《好き》
美味しいもの、食べる事、大好き!
あとね、ビビ、空中浮遊でふよふよするの好きよ。
悪い事(公序良俗に反する行動)はしちゃダメってお母さん言ってたよ。
いつかお母さんに話すんだから、言えないような事はしないわ。怒られちゃう。
キア・レイス(サポート)
大得意 隠密・潜入・暗殺・遠距離攻撃・籠絡
得意 偵察・探索・支援・制圧・集団戦・時間稼ぎ
不得意 目立つ・コミュニケーション・ボディタッチ・格闘戦
特技(アイテム装備時)ピアノ演奏・歌唱・二輪車操縦
幼い頃から吸血鬼に飼われていた奴隷
吸血鬼の魔力を少量ながら持ち一部UCはそれを元に発動している
現代火器による戦闘と斥候・諜報・盗賊行為が得意な他、色香を使った誘惑が得意技
反面普通の人と関わったことが少なく踏み込んだ会話が苦手、他に不用意に身体を触られると不快感を覚え一瞬身体が動かなくなる
アドリブ歓迎
UCや装備品の説明文は読んで頂くと書きやすいと思います
また一部UC使用時の口調は覚醒時を使用してください
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他の猟兵たちの支援を受けて、『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』の元へ急ぐ4人の猟兵たち。
――万が一、先を越されたら。
それを想定して編成された別働隊、ヴィヴィ・ジーヴ(キマイラの力持ち・f22502)、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)、アステリア・マグナ(駆け出し冒険者・f21888)、キア・レイス(所有者から逃げだしたお人形・f02604)の4人である。
「サポートってお手伝いね?」
ヴィヴィが首を傾げながら言う。ハクアの確保あるいは撃破はこの依頼のメインといってもいいのだが、何故サポートの自分たちがこの場にいるのかというのは至極当然の疑問である。
「まー、細かいことは気にしない方向で!」
テラがそう声をかけてヴィヴィの横をすり抜けていく。
(しかし……どんな相手なんだか)
グリモア猟兵から聞いた話は断片的すぎて詳細が見えない。ハクアという存在を『捉える』のなら相見えた時しかない。
「見えました!」
アステリアの言葉に、思考から視線へ意識を戻すテラ。
鍾乳洞が途端に広くなる。見えてきたのは大きな台座のような鍾乳石。その上に佇むひとりの少女。抱えた剣は既に闇色に染まり、そこから滲み出すように闇が零れては落ちる。
猟兵たちが足を止める。結界のような薄い膜が『あちらとこちら』を隔てているのが分かる。
「あれが、ハクアか」
キアが呟き、結界に手を触れる。ぴしっと音を立てて、隔てていた膜が崩れ落ちた。
――時は満ちた、と。
ハクアの周りに零れ落ちていた闇が猟兵たちに牙をむくのであった。
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「ちっ、一気に仕留める!」
キアが手にした銃の引き金を引く。銃口から放たれるのは銃弾ではなく、ビーコン。起動したのはユーベルコード【衛生兵器支援射撃】。ビーコンに導かれ、ハクアを焼き尽くす熱線が振り注ぐ……直前。
「お願い…避けて…っ!」
「……っ!」
ハクアの切羽詰まった叫びとは全く裏腹に、彼女の周囲に召喚されるのは、闇に染まった神剣、その複製。空間を覆い尽くすがごとく複製された神剣の全てが猟兵たちに向かって放たれる!
「ちっ!」
キアが発射シークエンスを中断して回避行動に移る。次々と降り注ぐ神剣たちをひとつかわし、次を叩き落とし、しかし数が多い。『押し切られる』とキアが思った瞬間。
「精霊さん!」
咄嗟に両腕を掲げ、羽根とともに振り下ろすヴィヴィ。【エレメンタル・ファンタジア】によって生み出される突風が降り注ぐ神剣の群れを弾き返す。その隙にキアは後退して、態勢を整える。
「よかった」
ほっと安堵の吐息を吐くヴィヴィに。
「にげて!」
ハクアがまたもや叫ぶ。ヴィヴィが顔を上げる。視界に入ってきたのは『闇に染まった剣をくわえた黒狐』であった。
「そんな……クロまで私のせいで……っ!」
闇の力でハクアの制御下から放たれた、彼女の雄霊獣がヴィヴィに狙いをつけて、素早く、稲妻の如く空を駆ける。
「……っ!」
声にならない声をあげてヴィヴィが次の行動に移る……それよりも早く。
「それはさせません!」
ヴィヴィの羽を斬り裂きそうだった神剣を受け止めたのは、アステリアの長剣。そのまま押し返すように放たれたアステリアの横薙ぎの一閃が黒狐を弾き飛ばす。
空中で反転、改めてヴィヴィを狙って駆ける黒狐に。
「あなたは『剣持つ者しか相手にしてはいけない』!」
アステリアの投げた手袋が命中する。アステリアの【デュエリスト・ロウ】。宣言がルールとなり、黒狐を縛る。暴走している黒狐にその言葉を理解する余地などなく、そのままヴィヴィを狙った黒狐の全身に稲妻のようなダメージが走る。身を捩るようなダメージに霧散する黒狐。
「う、うう、あぁぁぁぁぁぁぁlぁっっ!!!」
溢れ出す闇にハクアが絶叫する。暴走する力。再び、ハクアの周りに複製された神剣が大量に浮かぶ。それらが一気にアステリアに降り注ぐ。
「くっ……!」
受け止める態勢を取るアステリア。しかし、数が多い。『受け止め切れるか?』、その疑念が頭をよぎった瞬間、アステリアの前に飛び出したのはテラ。
「まかせろ!」
間に割り込み、テラが【龍話献言《ドラッヘヴァルト》】を発動する。竜血が彼女の体を巡り、彼女の周囲の地形が巨竜が住まう森に変異する。その影響を受けたテラが文字通り盾となって、アステリアを狙った神剣をことごとく弾き返した。
直後、ユーベルコードを解除して、アステリアと共に距離を取るテラ。態勢を立て直しつつ、テラは言葉を口にする。それはこれまでの戦闘を見て、彼女が感じた、ハクアの。
「お前は、苦しいんだな」
闇に苛まれること、にではなく。あるいは今の自身の状況にでもなく。『自身の意図に反して、自身の力が振るわれること』に。それが他者を傷つけることに。
「止めて欲しいんだろ?」
それが自身にとってどんな結果であっても。ハクアはそれを望んでいるはずだ、と。テラは想いを込めてハクアを見つめる。
――返ってきたのは頷き。
「これで、終わりにする!」
テラが最後の勝負を仕掛けるべく、構える。
「……っ、ダメ!」
テラの動きにハクアの闇が反応する。ハクアの叫びも空しく、再び神剣が大量に複製され……否。
「……?!」
「困った時は精霊さんにお願いするのよ」
ハクアに驚愕をもたらしたのはヴィヴィの【エレメンタル・ファンタジア】。テラとハクアが言葉を交わしていた間、ヴィヴィたちも佇んでいたわけではない。
ヴィヴィは大地の精霊に話しかけ、ハクアを包み込むように石壁を生成する。その過程で神剣を全て薙ぎ払う大地の精霊。ドームのようにハクアを包んだ石壁。ハクアが視界を失う。
「今度こそいただく」
言葉と共に再度銃を構え、引き金を引くキア。発射されたビーコンが石壁に直撃し、誘導するのは多数のきわめて太い熱光線。ひとつひとつが一撃必殺となりうる熱線が次々と石壁を焼き、突き破り、ハクアの体を闇ごと焼き払う。
照射が終わった瞬間、ハクアとの距離を一気に詰めるのはアステリア。
「おじいちゃんから教わった、この技、今こそ!」
大振りながら鋭い一閃。それはハクアの本体たる神剣を狙い澄ました必殺の一撃。
「……っ!」
びしっと神剣にひびが入る。同時にハクアの体が大きく傾ぐ。
そこへ駆けこむのはテラ。準備とタイミングは完璧、空へ飛びあがり、体を回転させる。
「今こそ我が身、一筋の流星とならん……メテオ・ブラスト、受けろぉ!!!」
単純ながら、強烈にまで重い上空からの超重力を纏った踵落としの一撃。度重なるダメージで本体までダメージが及んでいるハクアに、その一撃を回避する力など無く。
爆発にも似た破壊音とともに、石壁と鍾乳石が破壊される。もちろんその上にいたハクアも……。
「ありが、とう……これで……ゆっくり……」
いずれ神なるヤドリガミに至ったであろう神剣は、歪められた分身と共に、ゆっくりとその身を塵へと変えていくのであった。
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こうして、信長の遺産、『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』は猟兵たちの活躍で倒された。サムライエンパイアに落ちるかもしれなかった戦いの火種は未然に消火されたのである。
そして……もう二度と。彼女が苦しむことは、ない。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
最終結果:成功
完成日:2020年03月31日
宿敵
『堕とされた剣の乙女『剣磨・ハクア』』
を撃破!
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