アルダワ魔王戦争6-A〜魔女達との宴
甘ったるい匂い。
そして蠢くのは、奇怪な食肉植物。
この戦場は、そんな薄気味悪い場所であった。
そんな中、声が響く。
「まさか、この姿までをも晒す事となるとはな……!」
大魔王第四形態『ラクリマ・セクスアリス』だ。その体には、何人もの女性達がついていた。……ついて、いる?
「しかも敵は「猟兵」か! 雑多な世界の寄せ集めである以上、女共の胎から「正解」を探す時間も無さそうだ」
ラクリマ・セクスアリスは、続ける。
「まあよい、この世界の生物の胎は既に確保済み。故に猟兵以外には、もはやこの世界に我が敵は無し! 我がただひとりでも迷宮より出られれば、それで「世界の終わり(カタストロフ)」だ。さあ女共……いや、「魔女」共よ! 貴様らの溜め込んだ「永劫回帰力」を寄越せ! 我はそれを遍く喰らい、さらなる災魔を産み出そう。我に大魔王などという蔑称をつけた、この愚かな世界を滅ぼす為に!」
更なる力を得んが為、ラクリマ・セクスアリスは、この『宴』を始めるのであった。
「新たな大魔王だ。これで第四形態だな」
アス・ブリューゲルト(蒼銀の騎士・f13168)はそう言って、集まった猟兵達へと説明を始める。
「奴がいる場所は、ここ……甘ったるい匂いと奇怪な食肉植物が蠢く戦場だ」
幸いにも匂いには、これといった効果はないらしい。
「今回もまた、大魔王は先制攻撃をしてくる。きちんと対策しておけば、勝機が見えてくるだろう。それと大事な事なんだが……」
アスは続ける。
「決して、体に付いた女性を救おうなどと思わぬようにな。それら全てオブリビオンと成り果てている。救うことは出来ないから、大魔王共々、闇に葬ってくれ」
それと、アスの説明によると、大魔王は体に付いたオブリビオン、もとい、『魔女』を利用して攻撃するのが得意らしい。
「さながら、宴のようにも見えるが、歴とした戦場だと言うことを忘れぬように。皆の無事を祈っている」
そういって、出かける猟兵達を送り出したのだった。
柚葵チハヤ
どうもこんにちは! 柚葵チハヤです。
あれ? またえらい大魔王選んじゃいましたかね?
今回もまた1章のみの戦争シナリオ! 振るってご参加くださいね。
さて、今回も今までの大魔王さん達と同じく、必ず先制攻撃してきます。
いかにして防御して反撃するか等作戦が重要となります。
プレイングボーナス……『敵のユーベルコードへの対処法を編みだす』。
いつものように、ボーナス狙って、頑張ってくださいね。
それでは、大魔王さん(魔女つき)との熱い(?)バトルプレイング、お待ちしています!!
第1章 ボス戦
『大魔王第四形態『ラクリマ・セクスアリス』』
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POW : 未来は涙の中に
【『魔女』の子守歌】【『魔女』の予知能力】【『魔女』の運命操作能力】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD : 祝福されぬ子供達
【『魔女』から生まれる豹獣人の軍勢】【『魔女』から生まれるイカ獣人の軍勢】【『魔女』から生まれるバッタ獣人の軍勢】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ : 魔女狩りの一撃
【『魔女』を封じた巨腕による叩きつけ攻撃】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を、敵の動きを封じる魔の毒沼に変え】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
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雷田・水果
SPD
「見えなければ当たりませんよね?」
予め【アリスランス】を【光学迷彩のガン・シールド】に、想像力で進化させる
目立たないように行動し、ユーベルコードを発動
アリスランスをレベル×1個複製し、制圧射撃を試みる
相手からの攻撃は見切りで避けつつ、スナイパーとしてラクリマ・セクスアリスの狙撃を試みる
黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流
魔女、永劫回帰力。
ただの武器だったあの頃の、大魔女を思い出させる。
そういや赤い宝石もあったな。あれもまた別の世界からもたらされたものだったような。
先制攻撃は【第六感】による感知と【見切り】で全力回避。回避しきれなかったら黒鵺で【武器受け】し、可能なら【カウンター】を叩き込む。【オーラ防御】【激痛耐性】も念のため。
地形を変えられても、魔と言う事から【呪詛耐性】で対応可能だと思うし、他【地形耐性】【環境耐性】で耐えきる。UC月華の効果もある。
戦闘自体は【存在感】を消し【目立たない】ようにし、【マヒ攻撃】を乗せた【暗殺】攻撃を仕掛ける。
マヒは入れば上等。
黒木・摩那
今までの大魔王の形態は強力でしたけど、今度のは凶悪ですね。
嫌悪感しか沸かないです。
もう大魔王の贄になってしまった方々のためにも、一刻も早く片を付けることこそ最大の供養かと思います。
魔王の初撃に対しては【第六感】とスマートグラスのAIで回避をするとして、後に残る毒沼は厄介です。
沼はサイキックワイヤーを【念動力】の操作で、あやとりして簡単な橋を作って渡ります。
反撃として、生贄となってしまった女性の痛みを思い知らせるために、
ルーンソードには唐辛子を塗って、毒代わりにします【破魔】。
さらにUC【偃月招雷】で電撃【属性攻撃】も付けましょう。
これでもくらえ、ですね。
甘ったるい匂いと、蠢く奇怪な食肉植物らに顔を顰めながら。
「今までの大魔王の形態は強力でしたけど、今度のは凶悪ですね。嫌悪感しか沸かないです」
そう呟くのは、黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)。
アスの言葉を受け、ここにたどり着いた、最初の猟兵だ。
「もう大魔王の贄になってしまった方々のためにも、一刻も早く片を付ける事こそ、最大の供養かと……」
そう摩那が口にした次の瞬間。
「待っていたぞ、猟兵!!」
大魔王の『魔女』を封じた巨腕が摩那に迫る!
「くっ!!」
持ち前の勘とスマートグラスのAIを駆使して、何とか避けるものの。
「これは……厄介ですね」
ラクリマ・セクスアリスの腕を利用して、高く飛び上がったものの、降り立つ先は相手の動きを封じる毒沼へと変化している。このまま着地すれば、動きが阻害されてしまう。そう判断し、摩那は、武器につけていたサイキックワイヤーを壁に放ち、念動力で、ワイヤーの橋を作り上げ、その上に着地。なんとか毒沼の範囲外から出ると。
「ウロボロス起動……励起。昇圧、集束を確認……帯電完了」
生じた隙を狙って、魔王へと肉薄する。
引き抜くと同時に剣に何かを振りかけると。
「これでもくらえ!」
偃月招雷(エペ・ド・エクラ)で帯電し、赤い刀身をそのまま振るった。
「ぐおおおおっ!? この痛みはなんだっ!?」
「唐辛子を塗った破魔よ!」
そう、先ほど振りかけたのは、摩那が持ち歩いている唐辛子だ。
と、摩那の攻撃で怯むラクリマ・セクスアリスに、迫る影が二つ。
「見えなければ当たりませんよね?」
一人は雷田・水果(人派ドラゴニアンの姫騎士・f19347)。
あらかじめ、光学迷彩のガン・シールドに進化させたアリスランスを。
「さあ、行きなさい!!」
Alice Dance(アリスダンス)で、光学迷彩を施したそれを増殖させて、大量に放った。
「死角を狙うとは、厄介な!」
負けじと大魔王も巨腕を振り回すも、見えないそれを躱しきるのは難しい様子。その内の何本かは、その体を貫いてみせた。
――魔女、永劫回帰力。ただの武器だったあの頃の、大魔女を思い出させる。
そう心の中で呟くのは、黒鵺・瑞樹(界渡・f17491)。彼もまた、彼女らの攻撃に紛れ、存在を隠しながら、大魔王へと迫っていた。
「そういや赤い宝石もあったな。あれもまた別の世界からもたらされたものだったような……おっと!」
もう少し遅かったら、大魔王の振るった腕にやられる所だった。
だが、今は。
「あまり使いたくないんだがな」
月読尊の分霊を降ろし、胡と刀に形を変えた黒鵺の二刀を手に降り立つと。
「月華!!」
それが、瑞樹のユーベルコード。鋭い剣戟が大魔王を切り刻んだ。
「なんだ、と……ぐおっ!!」
毒沼に着地した瑞樹だったが、自らが持ついくつもの耐性が、彼を支えていた。
「最初の攻撃にしては、まずまずか?」
「そのようですね。でも、まだやれます」
「……奇遇ですね、私もです」
瑞樹に水果、そして、摩那の三人は、互いに顔を見合わせ、笑みを浮かべた。
「じゃあ、もう一回……行くぜ!」
「はいっ!!」
「こっちもいいですよ」
息を合わせて、再び、魔王の懐に飛び込むのだった。
大成功
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郁芽・瑞莉
第四形態は女性を愚弄し弄ぶ最低の輩ですね。
女性は貴方の道具ではありません!
存在自体を復活できなくなるまで滅し続けますよ!
相手の巨腕の一撃は相手の動きから見切りと第六感に従って、
残像を用いたフェイント、自分の位置をずらす様に迷彩を使って。
ドーピングで身体能力を限界突破させつつ、ギリギリで回避。
衝撃波や毒は各種耐性やオーラ防御で耐えて。
「今度はこちらの番です、裁きの一撃を!!」
その間、万物から溜めていた力を神精錬氣し開放してカウンター。
破魔の衝撃波で毒沼を浄化しつつ、ランスチャージで相手を串刺しにして。
二回攻撃の2回目でそのまま零距離で浄化の属性に変化させた神通力を込めた全力魔法を叩き込みますよ!
「第四形態は女性を愚弄し弄ぶ最低の輩ですね……」
郁芽・瑞莉(陽炎の戦巫女・f00305)もまた、この地に降り立つ。
「またか……猟兵も暇なものよ!」
振るう巨腕を、見切りと第六感、そして、残像を用いたフェイントに自分の位置をずらす様に迷彩を重ねて、その攻撃をギリギリではあるものの、見事に避けて見せた。
また、生み出される衝撃波や毒沼は、瑞莉の持ち前の耐性とオーラ防御で何とか堪えきる。
「森羅万象に宿りし神の力、数多のひとしずくを私という器に集めて……」
そして、瑞莉は、大魔王を睨みつけ、万物に宿る力を体内に取り込み始めると。
「今度はこちらの番です、裁きの一撃を!!」
神精練氣を開放して、カウンターを放った。
破魔の衝撃波で毒沼を浄化しつつ、ランスチャージで相手を串刺し。
二回攻撃の2回目に、零距離で浄化の属性に変化させた神通力を込めた全力魔法を叩き込んでいった。
「ぐぬおおおおお!!! 猪口才な!!」
「……後は、頼みましたよ」
怒り狂う大魔王を見届け、満足げな笑みを浮かべて、瑞莉はゆっくりと倒れていった。
大成功
🔵🔵🔵
スパイニア・ソーン
甘い匂いに食虫植物ね。女から力を得るとはこの大魔王はさしずめ巨大な胎児か苗床か?
(女体に関しては特に感慨を抱かず、ただの趣味の悪い飾りだと思っている)
先制攻撃対策
1射目は生み出される豹、イカ、バッタ獣人の目を引き付けるためのフェイント射撃。
本命の矢は2射目の【千里眼射ち】による狙撃だ。1射目を打ったらすぐに獣人たちに自分の場所を悟られないように迷彩マントを被って移動しよう。
ユーベルコードを封じられたら困るから、狙撃ポイントは慎重に選ばないとまずいね。身を隠せる物陰があるといいんだが。いっそ魔女に紛れ込んでやろうかな?
蠱毒の矢、特と味わうといい、ラクリマ・セクスアリス
「……甘い匂いに食虫植物ね。女から力を得るとは、この大魔王はさしずめ、巨大な胎児か苗床か?」
黒い大蛇を纏わせ、スパイニア・ソーン(致命の一矢・f03958)は、思わず独り言つ。
「今度は蛇か? まあいい、これらの軍勢から生き延びることができるのならな!!」
生み出される豹、イカ、バッタの獣人達が迫る。
「だろうと思ったよ!」
スパイニアは、狙撃弩『アンシーン・コアトル』で、獣人の目を引き付けるためのフェイントを込めた矢を放つ。
「なにっ!?」
獣人達が一撃に気を取られている間に、スパイニアは、その姿を消した。とはいっても、とっさに迷彩マントを被って移動し、物陰……食肉植物の陰に隠れたのだが。
「魔女達の中に紛れ込もうと思ったんだが、そういえば、こいつらがいたね」
なんとか獣人達をやり過ごし、その弓で狙いをつける。
「蠱毒の矢、特と味わうといい……ラクリマ・セクスアリス!」
千里眼射ちでスパイニアは、毒を含ませた鋭い矢を大魔王へと放ち、見事、命中させたのだった。
大成功
🔵🔵🔵
フェルト・ユメノアール
キミの身勝手で世界を滅ぼさせはしないよ!
向かってくる獣人たちに『トリックスターを投擲』して迎撃
さらに『ワンダースモーク』を投擲物に混ぜ、周囲を煙で包んで視界を奪い、獣人たちを攪乱
煙の中での乱戦なら数の利も生かしにくいはず!
そのまま姿勢は低く、煙に乗じて獣人に接近、撃破する
そして、この瞬間、UCを発動
稀代の奇術師よ!その技巧にて想いを集め、闇を打ち払う光に変えよ!
カモン!【SPソウルジャグラー】!
さらに、ソウルジャグラーの効果発動!
敵ユニットを撃破した時、その魂を吸収して戦闘力がアップする!
ソウルエナジーチャージ!
多数の光弾を操って一気に周囲の獣人を殲滅
戦闘力をさらに上げ、魔王に攻撃を仕掛けるよ
「うわあ、獣人達がいっぱいだっ!!」
大量の獣人達に驚きの声を上げて見せるのは、フェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)。だが、それは演出の一部のよう。どこか余裕も見えて。
「とにかく、まずは迎撃だね!」
派手な装飾が施された投擲用のダガー、トリックスターを放って、獣人達の数を減らしていく。いや、ダガーだけではない。
「はい、これもおまけ♪」
ワンダースモークだ。カラフルな煙が、辺りを包み込む。
「煙の中での乱戦なら、数の利も生かしにくいはず!」
その煙に乗じてフェルトは、姿勢を低くし獣人に接近、撃破していく。ダガーとスモークを交互に投擲し、無限にも思える軍勢を驚く速さで殲滅していった。
そして、最後の獣人を倒し、煙が晴れた瞬間に。
「稀代の奇術師よ! その技巧にて想いを集め、闇を打ち払う光に変えよ! カモン! 【SPソウルジャグラー】!」
フェルトは、ついにその力を発動させた。
「さらに、ソウルジャグラーの効果発動! 敵ユニットを撃破した時、その魂を吸収して戦闘力がアップする! ソウル……エナジーチャージ!」
この戦闘中に撃破した敵ユニットの魂をまとい、高速移動と光弾の投擲、虹に似た拡散エネルギー波を、一気に大魔王へと放った。
「ぐおおおおおおお!!!」
叫ぶラクリマ・セクスアリスに。
「キミの身勝手で世界を滅ぼさせはしないよ!」
フェルトはそう、言い放った。
大成功
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セシル・バーナード
ふうん、何とも楽しそうな姿じゃない。ぼくもその宴に混ぜてもらおうかっ!
性愛に親しむからこそ、搾取じみた姿には嫌悪しか覚えないね!
獣人の軍勢か。厄介だけど、多数の敵には眠りから。「楽器演奏」「歌唱」「催眠術」でまとめて眠りに落とそう。後は、すぐに目を覚ましませんように。
さあ、これで邪魔者はいなくなった。獣人を産む魔女から空間断裂で潰していくよ。そっちに予知能力があるなら、ぼくにも未来収束がある。どちらの未来が正しいか勝負だ。
巨腕の叩きつけは空間転移で回避して、死角から「暗殺」の一撃を。
空間断裂や空間裁断で大魔王を削っていき、とどめは破壊律動。眠る獣人の群ごと粉砕する。
これで何とか終わったかな?
「ふうん、何とも楽しそうな姿じゃない。ぼくもその宴に混ぜてもらおうかっ!」
セシル・バーナード(セイレーン・f01207)もまた、この宴のような戦場へとたどり着いた。
「性愛に親しむからこそ、搾取じみたその姿には、嫌悪しか覚えないけどね!」
「ならば、この軍団と遊んでいろ!」
再び、ラクリマ・セクスアリスは、祝福されぬ子供達を放ち、大量の獣人の軍勢を生み出していく。
「獣人の軍勢か。厄介だけど、多数の敵には眠りから」
セシルはすぐさま、持っていた楽器を演奏し、催眠術も含めた子守唄を歌い上げながら、次々と迫る獣人達を眠らせていく。が、それも長くは続かなさそうだ。
「さあ、これで邪魔者はいなくなった!」
獣人を生み出す魔女を優先に、次々とセシルは攻撃していく。
「おのれ……おのれ
……!!」
大魔王は次に未来は涙の中にを発動させ、自身を強化していく。
「そっちに予知能力があるなら、ぼくにも未来収束がある。どちらの未来が正しいか……勝負だ!」
巨腕の叩きつけを華麗に躱してみせ。
「Disbeat, Disrupt! 世界よ、自ら崩れ連鎖せよ!!」
破壊律動を発動させ、世界が崩落するが如き、激しく重厚な死の絶唱で高威力の無差別攻撃をラクリマ・セクスアリスと起き始めた獣人達へと放った。
「これで……何とか終わったかな?」
激しい攻撃の後、煙が晴れたところに現れたのは、傷だらけのけれど未だ健在の大魔王の姿。
「……まだ立てるんだ。流石は大魔王ってとこかな」
セシルの笑みが思わずひきつった。
大成功
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クリナム・ウィスラー
大魔王だけはある意味楽しそうね
わたしからすれば悪趣味すぎて吐き気がするけれど
さっさと倒してしまいましょう
まずは焦らず相手の攻撃に対処しないと
魔女狩りの一撃、と言ってもやることはシンプルに叩きつけ
しっかり相手の動きを観察して【見切り】ましょう
毒沼も踏まないように気を付けないとね
叩きつけが終わればすかさずUCを
壊れた床や毒沼を利用して竜巻を起こすわ
【範囲攻撃】として相手の体を切り裂いていくわね
取り込まれた魔女達を長く苦しませたくないわ
だから【全力魔法】としてひたすらUCを放つ
わたしも魔女だもの
……あなた達のかわりにあいつに復讐させて
大丈夫、絶対に倒してみせるから
狂った宴はおしまいよ
「大魔王だけはある意味楽しそうね。わたしからすれば、悪趣味すぎて吐き気がするけれど……さっさと倒してしまいましょう」
先ほどまでの戦いを見つめていたクリナム・ウィスラー(さかなの魔女・f16893)もまた、戦いへと加わる。
「貴様も、この魔女と同じように、我の糧にしてくれるっ!!」
ラクリマ・セクスアリスは、また巨腕を振り下ろし、クリナムを襲う。しかし、先ほどの戦いを見ていたクリナムには、その動きを読むことができた。
「毒沼も踏まないように気を付けないとね」
攻撃で生じた毒沼を回避する余裕さえ見せている。
「おのれ、貴様っ
……!!」
「それはこっちの台詞よ」
すかさず、クリナムはクライシスゾーンを発動させ、その場にある壊れた床や毒沼を利用して、超次元の激しい竜巻を生み出す。そして、その竜巻を範囲攻撃として大魔王の体を切り裂いていく。
「ぐおおおお、おのれ、おのれええええ!!」
攻撃を受けながら、ラクリマ・セクスアリスは、なおもその腕を振るうことをやめない。そして、迎え撃つクリナムも竜巻を何度も発動させていく。
「わたしも魔女だもの。……あなた達のかわりにあいつに復讐させて」
声にならない声が聞こえたような気がした。
「大丈夫、絶対に倒してみせるから」
再び、全力の力を込めたクライシスゾーンで、ラクリマ・セクスアリスを何度でも切り裂いていく。
「ごおおおおおおおおおおっ!!」
その声は大魔王の声か、それとも、激しい竜巻の音か。
「狂った宴はおしまいよ」
そう告げたクリナムの声と共に、ラクリマ・セクスアリスは、ようやく、その体を地に伏せた。
こうして、猟兵達の活躍により、ここでの戦いも勝利へと導いた。
だが、戦いはまだ終わらない。
けれど今は……この忌々しい宴が終わったことを喜ぼう。
勝利した猟兵達と共に。
大成功
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