アルダワ魔王戦争5-D〜狂気の成れ果ては『かべのなか』
●堕ちた冒険者は『かべのなか』にいる
「やけに順調だな。でもまぁ仕事はまだたっぷりあるぜ。
つーわけで今回もオーダーはダンジョン踏破だ」
霧島・クロト(機巧魔術の凍滅機人・f02330)が猟兵達を見回した後、
中空に浮かび上がらせた画像に表示されたのは――
下層へと降りていく階段ばかりで構成された迷宮だった。
「ここは『階段迷宮』って呼ばれてるエリアでな、
その中でも壁画に封じられた『いわくつき』の災魔達が存在する場所だ」
数多の壁画の中に『彼ら』は存在し、迷宮を通過するものを強襲する――
そんな風に、ここの仕組みは出来ている。
「厄介なんだが、一度交戦して不利を悟ったら壁の中にまた逃げちまうみたいでなァ。
それぞれで壁画から出てくる災魔を見つけなきゃならねぇってのが、此処の問題さ」
「で、此処のエリアに封じられてんのはとある先達の『末路』って奴さ」
クロトが言うには、ここに封じられた災魔は元々冒険者であった、とか。
「何の因果か、倒した災魔に呪われた果てに発狂――
最終的にそいつ自身も『災魔』として討伐されちまったって話だ」
そんな逸話からなのか、封じられた『壁画』からは、
彼自身の受けた呪詛や、彼の放つ狂気が漏れ出している――とのことで。
「壁画の大小にしろ、共通点として『そこ』からその災魔は出現する事になってる。
上手く探知して『先手』を取れるようにしておくと良いぜ」
「まぁ、魔王やエリクシルの妖精やら、悩みの種は尽きねぇが――
ファーストダンジョン各所の制圧も、攻略への一助になるぜ。頑張ってくれよ」
そうクロトが告げると、グリモアの転送術式が始まる。
辿り着く先は階段まみれ。そして仄かに――狂気が漂っていた。
逢坂灰斗
かべの なかに いる。
逢坂灰斗です。
今回は壁画に封印された『叛逆の竜人・レグダム』を討伐してきて頂きます。
【MSより】
・このシナリオは『アルダワ魔王戦争』に影響を与える戦争シナリオです。
・なるべく多くの方に🔵をお渡し出来るようにはしますが、
逢坂側の都合で全採用は確約できない可能性があります。ご了承下さい。
・このシナリオには以下のプレイングボーナスが設定されています。
ボーナスに準じたプレイングをすると有利になりますので、ご検討下さい。
プレイングボーナス……壁画を見つけ出し、待ち受ける
(※探知する為のヒントはOPに記載した通り漏れ出す『呪詛』や『狂気』です)
・なお、チームや団体で参加される方は迷子防止の為、
【一緒に参加される相手】か【一緒に参加するグループ名】を
必ずご記述ください。
では、お目に止まりましたら、宜しくお願いします。
第1章 ボス戦
『叛逆の竜人・レグダム』
|
POW : 呪龍顕現
【自身が倒した災魔や冒険者の怨念を纏う黒龍】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : 魔鏡の大盾
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【特殊な術式を施した大盾】から排出する。失敗すると被害は2倍。
WIZ : 陰牙鏖砲
【自身に敵意や殺意】を向けた対象に、【それに反応して自動的に攻撃する呪い】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
黒鵺・瑞樹
アドリブ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流
ブレスレットの勾玉(破魔)を壁に近づけ、壁・勾玉の反応から場所を特定。
道筋を指す菫青石だし、懐の手鏡(呪詛耐性)もあるのでそれなりにわかるはず。
戦闘は【存在感】を消し【目立たない】ようにし、隙を見てあえて【殺気】を出し反応させ、【マヒ攻撃】を乗せたUC野分で【暗殺】攻撃をする。
狂気に陥っているならとっさの殺気に反応せざるを得ないだろうし、脱力状態にはさせない。
相手の攻撃は【第六感】による感知と【見切り】で回避を試みる。回避しきれないものは【武器受け】から【カウンター】。
回避しきれなかったものは【オーラ防御】【激痛耐性】及び【呪詛耐性】で耐える。
●壁画の竜人と狂気の竜人
「狂気と呪詛の漏れ出す壁画、って言うけどな」
黒鵺・瑞樹(界渡・f17491)は、一歩一歩、階段を降りてゆく。
彼は複雑怪奇に分岐していく数多の下り階段の中を、
道案内させるかのように、菫青石の勾玉を翳しては迷わぬように進んでいた。
傍らに刻まれた壁画は、まるで1つの物語のようですらあった。
だが、それらを悠長に観察している暇など無く――
手元の勾玉が危機を示すかのようにガタガタと震え始めた先。
あった壁画は――『迷宮を踏破する竜人冒険者の青年の絵』。
漏れ出す狂気や呪詛に反して、壁画の人物には狂気の欠片も無い……が。
ぎろり、と壁画の視線だけが『こちら』を向いた。
「……!」
突如実体化し、振るわれたハルバードを『先読み』するように避ければ。
「――ちぃっ、良く出来た『転校生』のようだな」
壁画と同じ人物が、精悍さの欠片もないギラギラした瞳で立っていた。
一度現出した存在は、まるで全てを呪わんとするような殺意に溢れていた。
「どうして、昔の俺まで『克明に』刻まれた。戒めか、教訓か!?」
この壁画が描かれた理由は、後世の存在である猟兵達には分からない。
ただ、爆ぜたように充満していく狂気と呪詛は、瑞樹の居場所を隠すに十分で。
まるで居場所を探し回るような苛烈な一閃が、階段迷宮の中を駆け巡る。
ハルバードの嵐の中で、潜む瑞樹は思案する。
(……余りにも暴威的だな。かといって一撃に冷静さが欠けている訳でもない)
ならば、冷静に『させて』しまえば、此方の一撃も通しにくい。
あの大盾から
鎧無き箇所を狙うようにして、斬り込まれた一撃は深く、確かな傷を齎した。
竜人の胴から、ぽたりぽたりと垂れる真紅のみが如実に成果を示している。
「は、やるじゃねぇか、『転校生』よ。だが……」
自らの攻撃の合間に紛れ、効果的な一撃を与えた瑞樹に向け、
レグダムはギラギラした眼差しのままに、称賛にも似た言葉を告げたが――
――次は、こうはいかねぇ
そう聞こえたかのような声が響くと同時。竜人は姿を消した。
「……逸話通りなら、次は『災魔』を討ち取った瞬間の絵でもあるのか?」
レグダムの告げた言葉が『ほんとう』ならば。
頭の片隅に懸念を抱えたまま、猟兵達は下層へと向かってゆく。
大成功
🔵🔵🔵
水鏡・怜悧
詠唱改変省略可
人格:ロキ
(狂気って感知出来るものなのですね…駄々漏れになってたりしませんでしょうか)
キョロキョロと自分の身体の周りを見てみるも、狂気感知能力はないのでなにもわからず
「気にしても仕方ありませんし進みましょうか」
気になる、と眉根を寄せつつ、呪属性の触手を目立たないように細く伸ばし、探知を試みます。絵画を見つけたら細い触手を絵画の前に張り巡らせ、帯電させます。触れたらマヒくらいはしてくれるでしょう。呪属性の触手で絵画の呪いを絵画へ呪詛返しして攻撃し実体化させます。
「敵意?殺意?そんなものより興味です。絵画に潜むとかどうなっているのでしょうか。ちょっと解体させてください」
●興味が為に
水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)が内包する人格の一人、『ロキ』は、
階段を降りながらも、くるくると視線を回している。
(狂気って感知出来るものなのですね……
駄々漏れになってたりしませんでしょうか)
案外、薄くではあるがこの場所にも狂気は届いているのだが、
そんな手段など持ち合わせていない彼には、さっぱり検討は付かない。
けれども、興味が無いわけではない。
傍らから細く、細く、見えざる程に張り巡らされた触手は、
彼の目となるかのように、壁画に潜む真実に向けて、根を張り始めていたからだ。
ぴたりと、とある箇所で彼は足を止める。
這い回らせていた触手の『掴んだ』感覚は、確かに此処が一番確かな物で。
触手から、刺すように、紫電と『呪詛返し』が巡り始めれば、
男のくぐもったような声が聞こえ始め……
いつしか、触手は竜人の男を雁字搦めにして『捕らえて』いた。
「く、そが――俺を最初から『捕らえる』つもりで」
現出したレグダムからは、夥しい程の狂気と呪詛が蔓延している。
巡り巡って、呪詛は『ロキ』の下へと辿り着くが、彼が揺らぐ事は無い。
「敵意? 殺意? そんなものより――」
『ロキ』の瞳からは悪意など一片たりともなく、それは純真にも似ていて。
「興味です。絵画に潜むとかどうなっているのでしょうか?
……ちょっと解体させてください」
触手に絡み付かれたままに、苦悶の表情を浮かべる竜人は、
眼前の少年の行動原理に恐怖さえ抱いただろう。
「こいつ、『興味』本位か!? 流石に解体はお断りだ――
それなら、まだ『壁画(この)中』に居た方がよっぽどマシだ!!」
忌避するような叫び声と共に、触手が『掴んでいる』感触が消失すれば、
既に其処にレグダムの姿は存在しない。
「……逃げられてしまいましたか」
残念がる『ロキ』が見上げた先にあった壁画は――
『レグダムが、災魔と死闘を繰り広げる姿』だった。
成功
🔵🔵🔴
ヴィクティム・ウィンターミュート
敵が潜んでる壁画を見つけ出せってことだろ?
呪詛や狂気げ目印になるってんなら…そうだな
そういうのに対する特攻薬を、レーダー代わりに使えばいい
貰い物だが、ちょうどいい手札があってな
霊符を取り出し、力を籠める
【破魔】の【オーラ】が周囲に展開される
この破魔に触れた呪詛や狂気がどんな反応するかは分からんが…
"反応したという事実"で十分だ
壁画を見つけ瞬間、【ダッシュ】で近づいて霊符を張り付ける
膨大な【破魔】がターゲットを侵食し、害を及ぼすだろう
そのまま破魔の力で冒しながら、ナイフで切り裂く
悪いね、どこに逃げたって追い詰めるよ
この霊符がある限り、お前が助かる道は無い
何たって、最高の陰陽師から貰った物だからな
●呪いへの『特効薬』
ヴィクティム・ウィンターミュート(End of Winter・f01172)は、
傍らから、自身とは似つかわぬ一枚の符を取り出したままに、階段を進んでいく。
符が齎す清らかな空間は、漂う呪詛も、拡がる狂気も跳ね除けるようにして、
贈り主の目論見通りか、彼を害から護り続けていた。
(――破魔の結界があれば、どのような作用があるかは分からない、が)
曰く、『困った時には頼りたまえ』という符らしいが、
彼はそんな符をレーダーのようにして、迷宮を降りていく。
「いずれにせよ『反応』は有る筈だ……ん、これは」
破魔の結界が、強く何かを『焼き焦がす』ような音を奏でれば。
其処には確かにレグダムの物語が『刻まれて』いた。
「……成る程、分かりやすい展開だ」
ヴィクティムの眼差しの先、描かれていた壁画は、彼に確信すら持たせる光景。
迷いなく、彼はその『貰い物』を壁画に叩き付けた!
「――『災魔に呪われた瞬間』の壁画なんて、な!!」
「ぐっ、があああああ……畜生、畜生! どうしてこんなにも効きやがる!!」
現出したレグダムは、根幹を侵される程の強い破魔の力に叫び声を上げる。
だが、勝利の為ならばヴィクティムには情などあらず、
ナイフが刻まれた傷口を更に広げるようにして、その効力を浸透させてゆく。
「……どうだ、よく効くだろ?
害を及ぼす『災魔(ウイルス)』には致命的な『霊符(ワクチン)』だからな」
確実に、一歩一歩追い詰めるかのように刃を振るえば、
レグダムの衰弱していく速度はより激しく。だが、悲嘆の声は止まらない。
「ああ、痛い程良く効くぜ、『転校生』よ――」
……脳裏に過るのは、壁画に描かれた、致命的な『分岐点』。
「これが、昔の俺に『あった』なら、『こう』ならずに済んだのに!!」
レグダムの姿が再び消失し、最後に聞こえたのは、後悔か、絶望か。
どちらにせよ、本物の『災魔』と化した今の彼には、
毒にしかならない位には手遅れで。この『貰い物』は特効薬なのだから。
「悪いね、どこに逃げたって追い詰めるよ。
この霊符がある限り、お前が助かる道は無いし……」
脳裏に過る少女に、少しばかり感謝の気持ちを過ぎらせて。
「――何たって、最高の陰陽師から貰った物だからな」
不敵に笑うヴィクティムは、再びその後を『追って』ゆく。
……その背は、さながら狩人のように。
大成功
🔵🔵🔵
カーバンクル・スカルン
ヒットアンドアウェイかー……面倒くさいな。でも常に出続けてるわけでないし隠れる場所が分かりやすいのならやりようはまだあるかな?
今回は【クリスタライズ】を使って身を隠しながら突入。
呪いは【呪詛耐性】で耐えつつ、相手が出ていたらこっそり叩きのめしてわざと逃がしてワープ地点である絵画を割り出し。出てなくても呪詛がこんこんと湧き出ている地点の前に立っていつでも工具を振るえる体勢を作っておく。こういうのはたぶん動体視力との勝負になりそうねー。
もし燃やした方が良いなら絵画に黒炎の盾を押しつけて壁ごと炙ってやりましょう!
●見えないけれど、其処には『ある』
壁画には、レグダムが狂気に堕ちた果て。
『生きた『災魔』として凶行に及び始めた光景』が、克明に刻まれていた。
此処には壁画に宿るレグダムを除き、誰も通り過ぎていない筈だが、
奇妙な事に階段を降りる音のみが響き渡っていた。
その音が停止した瞬間。レグダムは強襲するようにハルバードを振り翳す。
階段の一部が粉砕される程の苛烈な一撃ではあったが、手応えが無い。
ついでに言えば、『誰も居るようには見えない』
「……ん? 気のせいか……? 確かに『居る』筈なんだが」
そうして引っ込もうとした瞬間――見えぬ鈍器の殴打が彼を襲った。
カーバンクル・スカルン(クリスタリアンのスクラップビルダー?・f12355)は、
息を潜めたままに。透明なままにただ只管に暴虐を繰り返す。
だが、漏れ出す狂気から居場所を理解しても、反撃の呪いからは逃れ得ない。
最早我慢比べにも近いし、『至近距離』を取っている以上、
このまま押し込まなければ隠れた意味が無いのだ。
「クソッタレが……隠れた程度でいい気になるなよ!!」
頭に血が登ったかのような怒号をレグダムは響かせて、
先程よりも暴威的に、ハルバードを振り翳していく。
このまま無闇に振り回されたままに『直撃』を受けてしまうのは――
そう思った時には、身体が先に動いていた。
焼け付くような黒炎の盾を構えたままに、突撃したのだ。
レグダムはようやく彼女の居場所を掴んだ。だが、掴むには遅すぎた。
自らの凶行を示した壁画と、炎を発し続ける『見えない』盾に挟まれて、
竜人はくぐもった声のままに、苦悶の表情を浮かべる。
「く、そ……次は、ただじゃ、おかねぇ……」
全身が焼け付く前に、レグダムは壁画の自分に手を伸ばす。
そうしたならば、彼女に伝わる感触は、壁そのものに激突する感覚。
「……手応えはあったけど、逃げる余力は残ってたか」
仕方ないとばかりに、透明化を解除した彼女は、
竜人が消え失せ、半端に焼け焦げた壁画を見遣っていた。
成功
🔵🔵🔴
蒼月山・翡翠
壁画から災魔を探す、しかも呪詛や狂気を頼りに…。
ならば、ここは私の力を最大限に生かしてでも見つけ出さなくては。
レグダムは影朧に似た性質があると思われるので、階段に【慰め】の力を込めた花びらを敷き詰めていきます。
この花びらには『狂気』を引き付ける効果があります。その反応が最も強い箇所で待ち受けましょう。
そして、レグダムが出現した場合は怨念を斬り払い、無力化します。
●せめて終わりには『救い』を
(……レグダムの性質は、影朧にも似たようなものを感じます)
蒼月山・翡翠(恋焦がれし翡翠桜の娘・f25306)は、
翡翠桜の舞い散る中を、ゆっくりと進んでゆく。
当然、迷宮の中にはこのような桜は存在しない。これは、彼女自身の物だ。
(場所を見つけるにも、私の力を最大限に活かしてでも――)
彼女の桜の精たる所以が、遺憾なく発揮され、
狂気に満ち溢れたこの迷宮すらも慰めていくように、花弁は敷き詰められて。
翡翠の歩みが齎す桜吹雪は、壁画に張り付いては、その狂気を呑み込んでゆく。
そうした後に現れたのは――もう既に『後のない』、竜人の姿であって。
「畜生、まだ、まだだ、俺はこんな所で……」
現れたレグダムの様子が異様だったのは、彼女には一瞬で見て取れた。
猟兵達の重ねた傷から『侵食』するように、呪詛と狂気が『呑み込まれてゆく』。
「あ、がっ、ぐ……っ ガァアアアアアアアアアア!!」
満身創痍の肉体を、呪詛と狂気が突き動かすように、
その身を黒龍へと変じさせる。最早、其処には、嘗ての冒険者の面影は、無い。
けれど、翡翠はたじろぐ事は無く。
「――もう、良いのです」
ただ一刀にて、黒龍を『斬り捨てた』のだ。
……その一閃は、何も傷つけなかった。
ただ、彼の身体を病巣のように蝕む、呪詛や狂気のみを『滅した』のだ。
「狂気や呪いに侵される必要も、それを伝播させる必要も、無いのです」
穏やかに語りかける翡翠に対し、凶暴だった黒龍はもう存在しない。
狂気の失われたレグダムは、その穏やかさを返すかのような瞳で、
自身の身体がこれ以上保たぬ事を悟っていた。
「ああ、随分と、楽になれた……けどよ。俺は『手遅れ』だからさ。
『俺』が本当に終わるまでは、繰り返し続けるだろうさ……でも、
今の『俺』ぐらい、ちょっとぐらい、いい夢見たって……」
――いい、よな。
小柄な桜の精にもたれ掛かるようにして、竜人の青年は目を閉じる。
全てのしがらみから解き放たれたかのような、その表情は安らかで。
その光景は奇しくも――
後ろに刻まれた『彼の討伐光景』とは、真逆の終わりだった、という。
成功
🔵🔵🔴