アルダワ魔王戦争3-E〜そしていかなる時も清雅たれ
●寒いものは寒い
「あー、いやだいやだ、これだから炎は暑苦しくって嫌になるの。岩も岩でなんだかおかしくなってるし……」
静謐な凍てついた空間で、一人ぼやいているのは雪うさぎリーダーである。
心の奥底にある『炎なんて二流、雪が、氷が、つまりは氷雪系こそが最強である』と信じる、無駄に高いプライドは敵だけではなく味方へも敵意を向けていた。
決してこの間炎うさぎが自分を燃やそうとしてきた事に私怨を抱いているわけではない。
そのような感情は清雅ではないのだ。
「さぁ、来るなら来なさい猟兵たち、私の力こそが一番だってことを思い知らせてやるんだからっくしゅん!?」
とても寒く冷たい空間の中。雪うさぎもまた、漢気を感じる……もとい、清雅なサラシ姿であった。
●良い子は風邪をひくので真似しないように
「……乾布摩擦でもすればええのかのう
……??」
ぶったまげたなぁ、という顔でウルフシャ・オーゲツはグリモアベースで呆然としていた。
曰く、なぜか服が脱ぎたくて脱ぎたくてたまらなくなる粘液、その名も『ヌギンヌギン液』——命名者は鬼才だと思う——を持ったスライムのひしめくエリアがあるらしい。
そこに潜む数多のうさぎのうちの一人、雪うさぎのリーダーが猟兵たちを迎え撃たんと待ち構えているというのだ。
「相手はぬぎんぬぎんな液のスライムがひしめく中、事もあろうに極寒のフィールドをけいせいして待ち構えているらしい」
体調不良待ったなしである。
「場所的な都合もあり、こちらも防寒具は持ち込めず、気がついたら雪山の中を下着一枚という自殺行為的な事態になってしまう可能性が非常に高い。たとえ下着でもものすごくあったかくなる工夫をした上で、武具無しでどう戦うかを考える必要が出てくるじゃろう」
いかに奇跡の力で作り出した衣服であろうとも、この謎の液体の影響で気がついた時には放り出してしまうようである。ならば最初から武器防具無しの心構えで、短期決戦を目標に挑む方が冷静に対処できるはずだ。
「冗談のようで結構過酷な環境ではあるが、短期決戦を狙えばあのようなうさぎなんて怖くないのじゃ、皆、戻ってきたらあったかい部屋を用意して待っておるので気をつけて行ってくるのじゃぞ!」
しべりあ
……つまりお前は暖かい部屋で一人ぬくぬくしているのだなと思った猟兵のあなた。
勘のいい猟兵は(以下略)
どうもしょしんしゃのしべりあです。
脱がされるという行為と合わさればかなり凶悪になるのが寒さです。
今の時期裸で外に出れば寒さのあまりお迎えが来てしまいかねません。
……決してパトカーじゃないですよ? くるでしょうけど。
相手は容赦なく辺りをさらに寒くしてきます。
説明にもありましたが、武器防具無しの状態に加え、なんとかして暖かくした上で戦わなければ苦戦をしてしまうかもしれませんのでご注意ください。
それでは皆様、プレイングお待ちしております。
第1章 ボス戦
『雪うさぎリーダー』
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POW : 雪兎凍結地獄(コキュートス・セット)
【地形や装備をつるっつるに凍らせる事で】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
SPD : 雪兎軍団(マイアーミー・セット)
レベル×5体の、小型の戦闘用【雪うさぎ(消滅時に強い冷気を放出)】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
WIZ : 召喚!雪兎王!(カモン・ユキウサキング)
【自分に似た姿の戦士】の霊を召喚する。これは【冷気】や【氷で作り上げた武器】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
あまりに寒そうですねぇ。
取り敢えず、「塗る懐炉」は入手して使っておくことにしましょう(ぷるぷる)。
「寒さ対策」と「攻撃面」を兼ねて【愛柔園】を使いましょう。
此方で、「寒さに強い、もふもふとした動物さん」の群れを召喚して差し向けますねぇ。
相手は「うさぎさん」ですから、「白熊」や「シロフクロウ」でしたら、寒さにも強い上、本能的に恐怖を感じてくれるかもしれません。
特に「シロフクロウ」は飛べますから、スライムプールの近くでも戦い易い、でしょうかぁ?
一部のもふもふさん達には温めていただき、残りの方々に攻撃をお願いしましょう。
後は「手放しても使える、脳波制御の浮遊武装」が使えれば?
●大自然の摂理
「寒い寒い寒い……それもこれもあなたが早くやられてくれれば解決するの!なんで平気なの?!」
寒さに震える雪うさぎリーダーの目の前に現れた夢ヶ枝・るこる(f10980)は、同じような薄着であるにもかかわらずそれほど寒そうには思えない。
その上その肌の艶やかさが失われることもなく、どこか熱を帯びている気配すら感じられるほどであった。
唐突ではあるが、世の中には塗る懐炉、と言うものがある。
温感クリームだとかの、クリームそのものが発熱するものではなく暖かくなってくるという類のものではあるが、るこるの用意しているそれは、安心安全高性能な猟兵印。
通常のものと比べて格段な効能を発揮していたのだ。
こうして文明の力の前に圧倒的アドバンテージを取られ、さらに言うならばその肉体美的な意味でも盛大な敗北を感じ取った雪うさぎは思わず膝をつく。
まだ、まだだ、まだ戦いは始まったばかりだと言うのになんなのだこの喪失感は。
雪うさぎは心のどこかで癒しを求めていた。
だからだろうか、いつのまにか周りにもふもふとした動物たちの姿が見え始めたのは。
「って、違うのだわ!? これ本物なのだわ!?」
「ええ、本物ですよぉ?」
もふもふとした白熊の毛に埋もれてぬくぬくとしながらるこるは微笑む。
毛皮は、衣服ではなく、脱ぐこともできない。
いかにスライムといえど不可能を可能にするほどの力を持ってはいないのである。
「ずるいのだわ! 私もぬくぬく……ぬくぬ……ぬつ……?」
白熊へと歩を進めようとして、雪うさぎはふと足を止める。
自分はうさぎである。
そして、相手は熊である。
さらには頭上から聞こえている羽の音。
この世はいわゆる弱肉強食。このままだと私は美味しいお肉。
きらりと輝く白い牙、迫る鉤爪、たらりと流れる冷たい汗。
——やばい、喰われる。
正気を取り戻し、まさに脱兎の如く勢いで逃げ出そうとした雪うさぎはしかし、足元をスライムに取られ、そして——。
大成功
🔵🔵🔵
日ヶ丘・美奈
下着だけのこの格好……スライムさん沢山いたから避けられなかったし、触ったらこれが普通に思えて恥ずかしさとかもなくなったけど……帰る時、きっと恥ずかしくなってるよね。
魔獣さんに乗って毛皮の中に隠れながら皆の応援をするの(目立たない
動物と話す)。
「魔獣さんの事いつもはちょっとだけ怖いけど、今日はとっても暖かいの……」
魔獣さんは雪うさぎさんを吹き飛ばす為に突っ込んで敵に穴をあけて(怪力、戦闘知識)。その穴にコメットがもう一回突っ込んで穴を維持したら(かばう)、スズメさんがその穴を通って雪うさぎリーダーさんに攻撃して(2回攻撃、暗殺)。
NG:戦う力がないと思っているので美奈自身は攻撃せずお供が片付ける
●大自然の仕置き
日ヶ丘・美奈(f15758)はスライムに塗れ、気がついたときにはすでに下着姿となっていた。
いや、自分で脱いだのだ、冷静に思い返せばいつ脱いだかなどもちゃんと思い出せる。
だからといって今はそれが当たり前と、普通と感じてしまっている。
「……帰る時、きっとはずかしくなってるよね」
そんな不安をごまかすかのように、自分を乗せて走る温かな魔獣の背中をぎゅっと抱きつく。
「え、うそ、大自然の脅威ってまだ過ぎ去ってなかったの……? っていうかえ?もう大自然とか関係ない謎生物じゃないの?」
そんな魔獣を見上げて驚愕している新しい雪うさぎリーダーは、それでもなんとか気を取り直しながら仲間を呼び寄せていた。
「あ、相手も数がいるようだけど、こっちの方がたくさんなんだから!」
それは100を超えるうさぎの群れ。
普段ならば微笑ましい光景だが、それは全て敵意を持って襲いかかってくるのだ。とても悠長なことを言っていられる状態ではなかった。
「魔獣さんの事いつもはちょっとだけ怖いけど、今日はとっても暖かいの……」
そんな中、抱きしめる力を強くしながら美奈の零したその言葉を聞いたせいだろうか、いつになく魔獣は張り切ってうさぎたちへと突撃して行った。
鎧袖一触、冷気を吹き出して倒れるうさぎをものともせずに蹴散らし、その後から巨大化したテディベアもダメ押しと言わんばかりに続いてくる。
「な、なんなのよ、こんなところにいられないわ! 私はにげ
……!?」
踵を返そうとした雪うさぎリーダーは、しかし、気がついたときにはどさりと体が崩れていた。
力が入らない、あとから何か痛みを感じて、ああ、でも寒くてそれもよくわからない。
ふと見上げた視界の片隅には、こんなところにいるはずもない、小さな、鳥の、姿が……。
大成功
🔵🔵🔵
トリテレイア・ゼロナイン
(偽装甲冑装甲が外れ、黒い超重フレームが剥き出しの姿になりながら)
武具が装備不能ならば……私はこの姿にならざるを得ないのですよね……
ですが騎士として格好が付かないとしても、アルダワに迫る危機を払う為、全力を尽くします!
元より鋼の身、極寒への●環境耐性は生身の方より断然あります
地面が凍結しても正座するように座り込み接地面確保
自身を●ハッキングし重心制御をリアルタイム補正し●限界突破
転倒せず地を滑って雪ウサギの下に高速移動
そのまますれ違いざまに●スライディングの蹴りと共にUCで●だまし討ち
爪先に内蔵し取り外し不能なのでセーフです!(強弁)
騎士の戦いぶりでは無いのは百も承知
ですが迷宮攻略の為、覚悟!
●甲冑騎士の貴重な脱衣シーン
このプールに、スライムにふれれば、脱ぎたくてたまらなくなるらしいという情報は前もって入手していた。
下手に脱ぎながら進むことになるぐらいならば、あらかじめ脱いでしまえ、という猟兵が多かったことも把握していた。
故に、トリテレイア・ゼロナイン(f04141)もまた、普段ならば脱ぐことのない偽装甲冑装甲をパージし、黒く輝く超重フレームをむき出しにしてこの空間へと挑んでいた。
「武具が装備不能ならば……私はこの姿にならざるを得ないのですよね……」
「え、うそ、猟兵ってほんとなんなの……」
雪うさぎリーダーはさむがることも忘れて呆然と見上げる事しかできない。
その鋼の肉体はもとより寒さの影響を受けるようには見えず、安定性を重視した体制のままでも十分な戦闘能力を保有する柔軟性もある。
都度適切な制御を行うことにより不利な地形を克服したうえで、逆に環境を利用したうえでの行動を可能にすることも可能となっている。
リーダーには洞察力が必要不可欠なのだ。
雪うさぎリーダーもまた、その洞察力をもってしてそれらの事を感じ取った。
大丈夫、大丈夫。相手の事がわかったのなら、あとはそれに対して対抗する手段を講じればいいだけの事だ。
「騎士として格好が付かないとしても、アルダワに迫る危機を払う為、全力を尽くします!」
トリテレイアが迫ってきている。何という事だ、時間が無ければ手段も思いつかない。
そもそも自分がリーダーに就任したのもついさっきである。どうにかできる筈もなかった。
凍り付いた地面を滑るように、いや、実際滑りながら足元をさらって行くトリテレイアに抵抗する術なく体制を崩され、その先に待っていたのは騎士の無骨な指。
そんな指で何をするつもりなのか、長く感じるその一瞬は、その指先から光の剣が伸びる様を、ゆっくりと瞳に残す。
「騎士の戦いぶりでは無いのは百も承知ですが迷宮攻略の為、覚悟!」
内蔵兵装ってすごい。
ただただ純粋にそう思いながら、雪うさぎリーダーの意識は白い光に飲まれて行くのだった。
大成功
🔵🔵🔵
自動・販売機
最近急に寒くなってきた如月、如何にお過ごしでしょうか。
さて皆様にこの度お伝えしたいことがあり、こうして映像による挨拶を差し上げました。
服も着れぬ寒い中での戦い、大変苦しい事と存じます。
そんな皆様のためにこの自動販売機を通じて提供したいものがございます。
その名もハバネロンX!
かの高いスコビル値を誇るトウガラシの名前を冠した商品となります。
この液体を体に振りかければあら不思議、カプサイシンの効果により体表面が一気に暖まります。また飲めば体の中からポカポカ、凍えて動けなくなることはなくなるでしょう!
……というCMを自動販売機がたたずんで流している。
果たして買う奴はいるんだろうか?
●あかいまぼろし
寒い、自分の仕業とはいえ、にっくき猟兵を倒すためとはいえ、寒い。
自業自得な所業に震えながら、あらたに雪うさぎリーダーとなった彼女は極寒のスライムの中をサラシ姿のままふにんふにんと歩いていく。
「……ああ、だめね、とうとうこんなところに自動販売機がある幻まで見えてきた……」
ありえないが欲しいものを幻視してしまう、これはいよいよダメか、そう思った。しかし、いくら近づいても近づいてもその自販機は消えることはない。
それどころか触れられる。ということは、つまり。
「え、え、ええ? ど、どういうこと? これ本物なの!? ラスダンのプールの中に自販機!?」
現代風ダンジョンRPG業界では稀によくある光景なのだが、アルダワ出身の雪うさぎは知る由もなかった。むしろ自販機のことを知っているだけでもいい方だろう。
「まぁなんでもいいわ、とりあえず暖かいものを飲まないと……!」
霞んだ目では品物のことはよく見えない。
ただ、赤くマーキングされている欄はきっと暖かい飲み物だろう。
その中でも赤いパッケージはきっとさらに暖かいものに違いない。
「最近急に寒くなってきた如月、如何にお過ごしでしょうか。さて皆様にこの度お伝えしたいことがあり、こうして映像による挨拶を差し上げました。服も着れぬ寒い中での戦い、大変苦しい事と存じます。そんな皆様のためにこの自動販売機を通じて提供したいものがございます……」
なにかコマーシャルのようなものも見て取れる。
がしゃん。
「かっちゃった、かえちゃった……」
炎を彷彿とさせる色が若干気に食わないが中から品物を取り出す。
「はばねろん、えっくす?」
「その名もハバネロンX!」
「あ、まだ続いてたんだ」
「かの高いスコビル値を誇るトウガラシの名前を冠した商品となります」
「……えっと??」
「この液体を体に振りかければあら不思議、カプサイシンの効果により体表面が一気に暖まります。また飲めば体の中からポカポカ、凍えて動けなくなることはなくなるでしょう」
かなり勢い良いCMを半分も理解できていない雪うさぎだが、とりあえず飲めばいいということは理解した。
かぱっと開けると同時に漂ってくる熱気に引き寄せられるかのように、口へと運ぶ。
「あ、あったか……」
——あったかい、あったか、あつ、あついあついいたいからいからいからい!?
「お、おのれりょうへいいいいいいからいいいいいいい!?」
雪うさぎはしらない、まだからさの地獄は始まったばかりだということに、この後、トイレに駆け込んだときに次の地獄を見るのだということに。
こうして、自動・販売機(f14256)は人知れず、そして意図とは違った形ではあるのだが、雪うさぎのリーダーの一人を無力化することに成功したのであった。
大成功
🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
アドリブOKっす
「ウェーイ。チャラっと参上チャラにちわー☆」
そんな軽いノリで現れる狐のお面
「うん、眼福ではあるんすけど、氷像化みたいな趣味も性癖もないんで、さっさと勝負は終わらせたいところっすね」
格闘するのにUCで分身作るっすよ。組み技しかけるのに、体格が近い分身がいいっすかね?炎が擬態してるから、大分暖かいはず
「やっぱ氷属性は炎に屈しちゃうっすか?」
とか軽く【挑発】して相手の判断を鈍らせつつ、【怪力】を使った熱いパワーファイトに持ち込む。雪兎王とは他の猟兵と連携するか、分身を2体に分けて対応。ツープラトン決められたらいいっすね
戦闘が終わったら、簡易キッチンでお汁粉でも温めて振る舞うっすよ
●破壊用の机があれば完ぺきだった
「ウェーイ。チャラっと参上チャラにちわー☆」
軽いノリと輝く狐のお面。リカルド・マスケラス(f12160)が降り立ったのは氷かけたスライムが震える極寒の地。
そんな中でも薄着だったり、それどころか下着だったりする猟兵たちを見渡しながら、雪うさぎのリーダーの前へとやってきた。
「うん、眼福ではあるんすけど、氷像化みたいな趣味も性癖もないんで、さっさと勝負は終わらせたいところっすね」
「私だって別に性癖だからやってるわけじゃないのだわ!?」
氷の力を操ることはもちろん嫌いではないし誇りにも思っているが、それはそれである。
そんな思いのこもった突っ込みと同時に放たれた冷気はリカルドを貫いたに思えたが、当たった瞬間にゆらり揺らめき霧散してしまう。
「なっ、分身、しかも、これは
……!?」
「ほらほら、どうしたんっすかー?」
後ろからの声に振り向こうとするも既にリカルドは組み付いていた。
いや、違う、これもまた分身だ、分身ではあるのだが。
「あ、あつい、あついあついあっつい!?」
リカルドが作り出していた分身は炎の擬態である。
そしてそれは人の形をとっていようが炎であることに変わりない。
そんなものに組み付かれてしまえば暖かいなどというものではすむわけもない、ということは今絶賛組みつかれ中の雪うさぎリーダーを見れば一目瞭然だった。
「やっぱ、氷属性は炎に屈しちゃうっすか?」
「絶対炎属性になんか、負けたりしないのだわ……ってやっぱりむりなのだわあああああ!?」
何とか炎を消さなければと組み付かれながらもスライムの中へと突撃していく雪うさぎ。
確かに今組み付いている分身はそれで消える。
しかし、炎によって身を守るサラシが減少した上、謎の液体という寒さをダイレクトに伝えるものが体を覆ったことによる影響でさらに動きは精彩を欠くこととなってしまった。
「もうやだぁ、雪兎王うううう!」
悲痛な叫びとともに現れたのは同じくボロボロになった姿のままではあるものの、氷の杵をふんすと構え、堂々と現れた雪うさぎのそっくりの戦士。
「ってあ、だめ、もっとちゃんと隠して、あぶない、あぶないから」
そして、堂々としすぎていた為に思わぬ事態に陥っていた雪兎王を思わず正面から抱きしめる形で隠そうとする雪うさぎリーダー。
そんな自分で自分の首を絞めようとしている雪うさぎの肩に、ぽんと置かれる熱い掌。
「そんなことしてると……やっちゃうっすよ?」
「……へっ?」
次の瞬間、ものすごい勢いでスライムへと投げつけられる一塊になったままの雪うさぎーズ。
「「ひょわわわわ!?」」
そのスライムの弾力はロープもかくやという勢いで彼女たちを空中へと跳ね飛ばす。そこに飛びついてきたのは二体の分身リカルド。
一方は頭を、もう一方は足元を固め動きを封じられた雪うさぎたちの、目前に迫るは固い地面。
「す、ストおおおおおおっぷうううううう!?」
「こいつで、フィニッシュっす!」
悲痛な叫びは届かない。
重力に炎による勢いが加わった一撃によりなすすべなく地面へと叩きつけられた彼女たちは、そのまま起き上がることなく力尽きるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
彩波・いちご
【恋華荘】
「こ、この寒い中で、服を脱ぎたくなるなんて……」
それでもスライムの精神汚染に抗えず、まゆさんと一緒に服を脱いでいきます
…まゆさんをなるべく直視しないように
見るの初めてでもないですが、慣れるようなものでもないんですよぅ(赤面
※下着も女物の男の娘、ブラも付けてます
下着になったら当然寒いっ?!
暖をとるために狐火召喚しようと思ったら…まゆさんに抱きつかれて
「まゆさんっ?!」
そりゃ抱き合ってたら温かいですけどっ
雪山遭難の定番ですし…
でも今は戦わないとっ?!
抱きつかれながらフォックスファイア…いえ、それ以上に強力な【異界の深焔】で炎攻撃です!
あの、まゆさん、いつまで抱きついているのでしょう…?
白雪・まゆ
【恋華荘】
おねーちゃんと冬デートのつもりだったのですけど、
想像以上に寒い……のに? あれ?
寒いけど脱ぎたい、という不思議状態にとまどいつつも、
精神汚染には抗えず、下着姿になっていきます。
ちらっとおねーちゃんを見ると、
……真っ赤になってます?
わたしの裸(下着姿ですが)なんて。はじめてじゃないですのに、
こういうときのおねーちゃんは、ちょっと可愛いのです。
ので!
あまりの寒さ(を言い訳)に、おねーちゃんに抱きつきます。
「おねーちゃん、あったかいのです♪」
寒くもあるのですが、
抱きつく理由ができた方が嬉しいですねっ。
え?雪うさぎ?
おねーちゃんとの邪魔したら焼きますよ?
(指先噛みきって、ブレイズフレイム)
●寒くなくても凍らせることはできるから
「あ、あれ……なんだか、想像以上に……寒い?」
「こ、この寒い中で、服を脱ぎたくなるなんて……」
白雪・まゆ(f25357)と、彩波・いちご(f00301)が比較的軽い気持ちでやってきたスライムプールは、わりと本気で極寒だった。
しかし、それでも当たりに撒き散らされている粘液は二人に怪しい影響を与えていく。寒ければ着込もうとするはずの理性は麻痺し、衣服を脱ぎ捨てるためにその手を動かしてしまっていた。
そんな中でも、なるべくまゆのことを視界に入れないでいようと顔を赤ながらもそらそうとするいちご。だが、その様子を見たまゆは楽しそうに笑みを浮かべながらすり寄って行く。
「こんなに寒いと、あったまらないといけないのです」
「まゆさんっ?!」
ぎゅむり、と自分の体を押し付け始めるまゆに、戸惑いの声を上げ、さらに顔を赤らめるいちご。
「おねーちゃん、あったかいのです♪」
どこからどう見ても可愛らしい女の子同士——実際の性別はともかくとして——が抱き合うようにしか見えない状況が、極寒のスライムプールで展開されていた。
「……えっと、えっと?」
一方、雪うさぎリーダーは光を失った瞳でその様子を眺めていた。
心が冷える。
私はこんなに寒いのを我慢しているのにこの猟兵たちは一体何をしているのだろうと。
いや、寒くしているのは自分だし、サラシ姿でこんなところにいる自分が悪いのはわかっているのだが自分だって脱ぎたくてしかたなかったから仕方ないのである。
なんとかしようと仲間の雪うさぎを抱きしめてみるもどちらかというとひんやりしているので逆効果だった。
ならば少しでも早くこの猟兵たちを極寒の世界に埋もれさせるしかないのだが。
「ほらほら、もっと寒くなってきたのです、もっとくっつくのです」
「そ、そんなにくっつくとうごけな、た、戦わないと!?」
いや、一応戦おうという気配は感じ取った、ならばこちらからあの二人をここが戦場だということを思い知らせて……。
——ゾクリ。
背筋が凍りつくような思いというのはこのことだろうか。たしかに今は寒い、寒いがこれはまた、異質の寒さである。
猟兵の一人と視線が合う。
——おねーちゃんとの邪魔したら、焼きますよ?
目を見ただけで、言葉ってわかるものなのだな、と、どこか遠い気持ちを抱きながら、雪うさぎリーダーは自らその役職を放棄する。
そして、いろんなものに震えながらも、目の前の二人がくっつかざるをえない程度の自然な寒さを辺りに演出し、延命を図ることにしたのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
●三匹目の子兎
極寒の地には、その土地に適応した動物たちが逞しく生活しているものだ。
雪うさぎもそうであるし、白熊やペンギンもそうだろう。
そして今極寒のスライムプールを走り回っている大神・零児(f01283)もまた、狼の姿となってこの極寒の地に適応していた。
「あぁ〜」
物凄い勢いで滑っているはきっと気のせいである。どこか楽しそうだからあれはあれできっと順応しているのだ。
「ってうそ、ほんとにこっちに来てる!?」
気の抜ける声をだして滑っていた狼がこちらに向かっている。
そう気がついたときにはすでに雪うさぎは射程距離に捕捉されていた。
そして、近くで見たらでかい、想像以上にでかい。自分や仲間たちが丸呑みにされてしまうのではないかと思う程に、でかい。
「お嬢さん、寒いでしょう。毛皮はいかがかな?」
「あ、はい、ほんとにあったかそう……って、え、うそ、これって」
唐突に声をかけてきた狼にあっけにとられ、ふらふらと近寄っていった雪うさぎが感じとった気配。
それは、他の仲間たちの残滓。
もしかすると、このプールにいたほかの仲間たちは、すでにこの狼の腹の中に収められているとでも言うのだろうか。
ああでも、そうか、すぐにわかるのだ。何せ今、大きく口を開けているこの狼は、きっと次の瞬間には私を飲み込んでいるのだから。
大神・零児
よし
出発前に脱ごう(狼姿に変身)
もぞもぞして服(装備品)を脱ぎただの獣な格好に(毛皮モフモフ)
俺の氣と融合している鮮血の氣以外の装備品はC-BAに預けた
C-BAと魂喰はベースでお留守番
氷結耐性とオーラ防御と毛皮で寒くない
愛想振り撒く犬のような演技で毛皮のモフモフを強調
凍結して滑る理由は表面の水分が原因
犬や狼の肉球がざらざらなのはスパイクなどやスタッドレスタイヤのような機能のためだ
だからそうそう滑らな
あぁ~(念動力スライディングで自分の滑りをコントロールし敵の前へ)
お嬢さん、寒いでしょう。毛皮はいかがかな?(モフモフ毛皮と愛想振り撒く演技で催眠術誘惑)
敵が引っかかたらUCでハッスル
アドリブ共闘可
●三匹目の子兎
極寒の地には、その土地に適応した動物たちが逞しく生活しているものだ。
雪うさぎもそうであるし、白熊やペンギンもそうだろう。
そして今極寒のスライムプールを走り回っている大神・零児(f01283)もまた、狼の姿となってこの極寒の地に適応していた。
「あぁ〜」
物凄い勢いで滑っているはきっと気のせいである。どこか楽しそうだからあれはあれできっと順応しているのだ。
「ってうそ、ほんとにこっちに来てる!?」
気の抜ける声をだして滑っていた狼がこちらに向かっている。
そう気がついたときにはすでに雪うさぎは射程距離に捕捉されていた。
そして、近くで見たらでかい、想像以上にでかい。自分や仲間たちが丸呑みにされてしまうのではないかと思う程に、でかい。
「お嬢さん、寒いでしょう。毛皮はいかがかな?」
「あ、はい、ほんとにあったかそう……って、え、うそ、これって」
唐突に声をかけてきた狼にあっけにとられ、ふらふらと近寄っていった雪うさぎが感じとった気配。
それは、他の仲間たちの残滓。
もしかすると、このプールにいたほかの仲間たちは、すでにこの狼の腹の中に収められているとでも言うのだろうか。
ああでも、そうか、すぐにわかるのだ。何せ今、大きく口を開けているこの狼は、きっと次の瞬間には私を飲み込んでいるのだから。
大成功
🔵🔵🔵
秋山・軍犬
くっ…まだ、素顔の設定を考えてはいるが
完全には決めかねている感じの事情の自分には
画面外でかまくらを作ったり七輪や火鉢を持ち込んで
スライム鍋や焼きスライムを作ることぐらいしかッ!
かつてないピンチ、一体どうすれば~(チラ)
焔「ひっひゃっはー! やればいいんだろやれば!」
つーか、あたいだって女の子だから下着姿とか
超恥ずかしいんですけどぉ!(//Д//)
今後、こんな事が無いように早く完全に設定決めて
絵師様見つけてグリカ発注してよね!
つー訳で
お前はもう燃えている!
爆炎と喧嘩は世紀末の華!
この世紀末の炎の申し子
焔様が相手だ雪うさぎ!
受けてみろ伝説の精霊拳法 爆炎百裂拳!
軍犬「天ぷらも作っとくから頑張れ~」
●氷の聖兎
「くっ、だからまだ準備ができてないって言ってるのに……!」
真剣なに苦悶の声を上げながら、プールの近くでかまくらの中に引きこもっている一人の猟兵の姿があった。
中は七輪が設置され、その上で鍋がぐつぐつとに立っていてとても暖かそうである。
やはり寒い時には鍋に限る。
「自分にはこれだけしかできないのが本当に心苦しいっす……かつてないピンチ、一体どうすれば~」
わざとらしい声を上げ、チラッ、と目線を送るのは何かと騒がしく突っ張っている炎の妖精焔さん。
「ひっひゃっはー! やればいいんだろやれば!」
たとえ異界に来ても、その本質は変わらない。
いや、焔さんからすればこのアルダワこそが生まれ育った故郷というのが正しいのではあるが、初召喚の場所というのは何かとても特別な影響を受けてしまうらしい。
だがそんな焔さん、実は割と乙女である。
――つーか、あたいだって女の子だから下着姿とか超恥ずかしいんですけどぉ!
精霊に衣服的概念ってどうなのという話はあるのだが、ヌギンヌギン液の効力がそれだけ強力だということなのだろうか。
なにかとても薄着っぽい姿になりたくてなりたくてならなければならない気がして止まらないのだ。
恥ずかしい、恥ずかしいけど薄着になりたくてたまらない。
なにか、新しい何かに目覚めそうな体が燃えてしまいそうな感覚に焔は戸惑う。
「……ってあたいは元から燃えているんだよ! 爆炎と喧嘩は世紀末の華! この世紀末の炎の申し子、焔様が相手だ雪うさぎ!」
「わかってはいたけど愚かな炎属性の使い手ね! 氷こそが最強で最高だってことわからせてあげ……」
「受けてみろ! 問答無用の伝説の精霊拳法、爆炎百裂拳!」
「ってあばばばばば!?」
雪うさぎはなんかかっこいいからと思って、相手の口上に付き合っている場合ではなかったのだ。
相手は世紀末の住人。敵が言葉をしゃべりだしたらその時は既に終わりが確定しているに等しい。
「お前はもう、燃えている!!」
「ひょぇ? で、でも残念ね、私の体には秘孔を封じる秘密がっあっついいいいい!?」
「いや、その、これ燃えるから秘孔とか関係なくて」
「私の生存フラグはどこなのだわああああああ!?」
なにかワイワイガヤガヤと楽しそうな声を聴きながら、軍犬は油の入った鍋を七輪に乗せ換える。
「天ぷらも作っとくから頑張れ~」
「唐揚げも追加で!!」
「あついのだわああああああ!」
まだ戦いは当分続きそうであった。
大成功
🔵🔵🔵
山梨・玄信
これは本当に厄介な相手じゃのう。
この戦場では最悪の相手じゃ…。
【SPDを使用】
寒さは氷結耐性で我慢しつつ、褌の中に使い捨てカイロを入れておいて、少しでも凌ぐのじゃ。
そして、出来るだけ動き回るぞい。
褌一丁なので、最初からフルスピードで動くぞい。
見切りと第六感で小型ウサギや本体の動きを読み、UCのスピードで躱すのじゃ。
避けられなければ、オーラ防御で受け止めるぞい。
小型ウサギと本体を巻き込むように気の放出(範囲攻撃+鎧無視攻撃)で攻撃。
小型ウサギが全滅したら、気を込めた拳(グラップル+鎧無視攻撃)の2回攻撃で本体を攻撃するぞい。
「頭の回るオブリビオンじゃな。じゃが、対策は色々あるぞい」
アドリブ歓迎。
●迫り来る褌の恐怖
「これは本当に厄介な相手じゃのう……」
人は進化の過程で全身を覆う体毛を失った。
寒さや外敵から身を守るため、進歩したのが衣服を作成し、身にまとう技術と文化である。
つまり今この状態は文化的な逆行、極寒の日々にどうすることもできないでいたはるかな昔の再現ともいえる。
だからと言って脱ぐことを止められるわけはない。
心の奥底から湧き出てくる脱ぎたいという衝動と思いを裏切ることができる人間は、猟兵と言えど存在しないだろう。
もはや身を守るのは褌のみとなった山梨・玄信(f06912)は、褌の中から伝わってくる懐炉の仄かな温もりを頼りに戦場に立つ。
環境的には最悪。しかし、玄信の能力としては最高の状態という二律背反。
ならば、この最高の状態を生かして短期間に終わらせるほかない。
「え、ちょっと、なんで筋肉な褌がマッスルで高速移動なの?!」
ものすごい勢いでやってきた玄信は、雪うさぎリーダーを恐怖へと陥らせるには十分なインパクトを誇っている。
恐怖のあまりに仲間の雪うさぎを大量に呼び出して距離を取ろうとするも、これが褌の力とでもいうのだろうか。
激しい踏み込みと共に放たれた、誰にも当たらないはずだった拳は、巻き起こるはずだった冷気ごと雪うさぎたちをリーダーもろとも吹き飛ばす。
衝撃を少しでも弱めようとあえて体を浮かし、わざと飛ばされようとした雪うさぎリーダーはしかし、妙に弾力のある存在によって弾き飛ばされる。
スライムだ。
冷気によって適度な弾力を得たスライムが、雪うさぎリーダーを再び玄信のもとへと飛ばしてしまったのだ。
「環境を利用した、なかなかに頭の回るオブリビオンじゃったようじゃが、対策は色々あるぞい」
だんだんと近づいてくるふんどし姿の男、いや、こちらが近づいているのではあるが、今の自分では止めることもできず。
裂ぱくの気合を込められた拳は、容赦な彼女を海へと誘ったのである。
大成功
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ポーラリア・ベル
うさぎさんだ!うさぎさんだわ!
3羽みぃんな、可愛くて。冬に元気に飛び跳ねてるの。
ポーラも混ざるー!
最低限の場所を白い雪で隠してる状態
そうね!そうだわ!全てを包み込んで何もできないように固めちゃう、雪と氷はとっても最強なの!
一緒に凍らせ合いっこしよー♪
基本【属性攻撃】氷で対抗
雪うさぎお姉ちゃんの冷気は【氷結耐性】で耐えるよ!
つるっつるの氷にされて、あちこち押し滑らされても平気!
【怪力】で戻るか、雪うさぎお姉ちゃんに滑り戻ってきたら
【眠れる氷の女王様】で滑り止め。くっついてカチコチにするよ!
今度はお姉ちゃんが滑る番ー♪(押し滑らせようと)
もし倒せたら【フリーズコレクション】に加えたいの!
●雪の妖精には手を出すな〜雪の兎の最後の言葉〜
「うさぎさんだ! うさぎさんだわ!」
ポーラリア・ベル(f06947)は無邪気な声をあげながら雪うさぎへと飛んでいく。
通常ならばほほえましいはずのその光景だが、今ポーラは非常に危険な状態だった。
謎の光ならぬ、ディフェンスに定評のある強靭な白い雪によりギリギリ放送事故は免れているが、どこをどう見てもアウトな状態なのは間違いない。
「そうね! そうだわ! 全てを包み込んで何もできないように固めちゃう、雪と氷はとっても最強なの!」
だが冬の妖精ともいえる彼女はそんな姿でも寒そうなそぶりを全く見せず、恥ずかしがることもなく舞い踊る。
「一緒に凍らせ合いっこしよー♪」
そう言ってほほ笑むポーラをみて、雪うさぎは同志の登場に心を熱くした。
しかしそれと同時に、自分以上の危険性をもった氷属性使いの登場に肝を冷やしていた。
自分も氷雪系の技を使うものとして、ある程度の耐性はもちろんある。
だが、自分が同じように、氷の技を受けながらも笑顔のままでいられるかと言われると、決してそんなことはない。
恐怖心の混ざった全力の冷気はポーラを氷像へと変える。
だが、その瞬間に雪うさぎは察した。
手を出していい相手ではなかったのだと。
笑っていたのだ。
笑顔のまま凍ったなどという意味ではない。凍りながらでも笑ってる、楽しんでいるのだと雪うさぎは理解した。
そして氷の妖精は動き出す。はじめはゆっくりゆるやかに、だんだんだんだん速度を上げて、向かうは震える雪うさぎ。
「なんで、なんでこっちに来れるの!?」
それは偶然だったのだろう、ポーラはそこまで計算をしたわけではない。
だからこそ、偶然だったからこその恐怖というものもある。
偶然が重なった結果に迷信が生まれ、風習や伝説となることも多い。
そして今ここに、手を出すと呪われ、氷漬けにされてしまうという妖精の伝説が、アルダワのウサギたちの中で誕生したのである。
飛び込んできた氷像のポーラを受け止めると同時に、急激に冷え込む氷のうさぎは、自らも使い手である故に悟った。
自分は、一生を氷の中で過ごすのだと。
大成功
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