イルミネイト・ナイト
●イルミネイト・ナイト
クリスマス――ヒーローズアースでのそれもまた賑やかなものだ。
町中にイルミネーションが施され、人々は楽しそうに過ごす。クリスマスソングなんてものも、常に流れているものだ。
そしてアースクライシス2019での勝利を祝う事もあり、今年行われる各所でのクリスマスパーティーは派手なものが多い。
それはとあるホテルでも同じ。
空中庭園が目玉であるというその高級ホテルでは冬の間、イルミネーションが飾られる。
その庭園の各所には屋外バーがあり、温かい飲み物などを提供してくれるようだ。
それらを手に光り輝く庭園を巡ったり、ベンチに座って夜景を見下ろしたりと楽しみ方は様々。
そして、クリスマスのその日には勝利の祝いと、そしてその戦いに参加した者達への感謝をもって盛大なパーティーが開かれるという。
ホテルの宴会場をすべて使ってのそれは、色々な料理が楽しめるのだ。
例えば最初に出迎えてくれるのは何段重ねられているのだろうか、シャンパンタワーだ。
できたてのローストビーフ、ローストポーク、ローストチキン等の振る舞われる飲食スペース。スープも何種類も用意されており好きなものを選べる。
その一角には寿司や天ぷらのカウンターが用意されており、腕のいい職人が目の前でつくって提供してくれる。
ブッフェ形式の場所には様々な国の料理が次々と運ばれてくるのだ。
それからデザートブースも勢の限りを尽くされている。ショートケーキやチョコレートケーキをはじめ、杏仁豆腐やプリン。他にもさまざまなスイーツが並んでいる。
目を引くのは白と黒、そしてピンクのチョコレートファウンテンだろうか。
そこには常に人が集い、苺などのフルーツ。それからマシュマロやクッキーといったものを潜らせて楽しそうにしている。
と、もちろんクリスマスらしいデザートもある。小さなクロカンブッシュの上には星を象ったチョコが飾ってあった。
そして、人の多い場所でわいわいするのは、と思うなら。持ち帰り用のパックがあるのでそれに好きなものを詰めて。空中庭園で楽しむ、というのもできるようだ。
人々をもてなす為の心遣いはきっと他にもあるのだろう。
クリスマスの夜を楽しく過ごしてもらうために。
●案内
「戦いの礼もかねて招待状もらったんだよ」
と、言うのは英比良・與儀(ラディカロジカ・f16671)だ。
ヒーローズアースの出である與儀曰く、アースクライシス2019の勝利を祝い、それに貢献してくれた者達への礼も兼ねたものなのだと。
場所は高級ホテル。
空中庭園が目玉で、今はそこもイルミネーションで飾られひとびとが良く訪れるスポットなのだという。
それに加えて、ホテルの宴会場を全て使って美味しい物を振る舞ってくれるのだとか。
「宴会場の料理を詰め合わせてもらって、空中庭園で楽しむなんでのもいいらしい。庭園には座れる場所もあるし、バーもあって飲物なんかも用意されてるらしいからな」
宴会場で料理を楽しむのも良い。
空中庭園でちょっとばかり静かに、仲の良いものと過ごす時間も良いんじゃねェかといって與儀はその場所を猟兵たちへと告げる。
それぞれの佳い夜を、過ごしてくれと言って。
志羽
お目通しありがとうございます、志羽です。
プレイング締め切りなどのタイミングはお手数ですがマスターページの【簡易連絡】をご確認ください。
場合によっては再送をお願いすることもあるかもしれません。
一章まるっと楽しいクリスマスです。
できることは『イルミネーションな空中庭園での時間』『パーティー! ごはん! 楽しい!』という感じになると思います。
パーティーで提供される食事などに関しては、ご自由になさってください。
またパーティーにはいろいろな人が参加しているので、声を掛けられることなどもあるかもしれません。
空中庭園も、広いので色々な場所があると思います。こちらは少人数でゆっくりしたい、といった人向けかと思います。
フラグメントのPSWについては無視していただいて大丈夫です。
ただ、行動はある程度絞った方が良いかな、と思います。ご自由に、できそうなことをお楽しみください。
公序良俗に反しない。また他の方に迷惑のかからない内容でしたら問題ありません。
当然の事ながら、未成年の飲酒喫煙については絶対禁止です。(なお見た目年齢で判断致します)
グループ参加などの場合は、ご一緒する方がわかるように【グループ名】や【ID】を記入していただけると助かります。また、失効日が同じになるように調整していただけると非常に助かります。
お声がけあれば志羽のグリモア猟兵も遊びに参ります。
以上です。
ご参加お待ちしております。
第1章 日常
『ヒーローズアースでクリスマス』
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POW : 派手なイベントに参加したり、振る舞われる料理を食べたりする
SPD : 主催者に挨拶したり、パーティーの主賓に相応しい楽しみ方をする
WIZ : 恋人や友人たちと、賑やかなパーティーをプライベートに楽しむ
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高級ホテルの宴会場――その全てが贅沢に彩られていた。
出迎えのシャンパンタワーの前。注がれる琥珀色に人々は声あげて、それが大人たちに振る舞われる。
ホールを何人もの給仕が飲物を手に歩き回り、人々を困らせる事はない。
ふわりと良い匂いは――出来上がったばかりのローストチキン。それを目の前でお好みの量を切り分けて提供してくれる。
同じようにローストビーフとローストポーク。それぞれソースも色々、お好みで。
できたて、つくりたてを提供してくれるものは他にもある。
寿司屋の構えのような一角では、カウンターが用意されその中で職人が寿司を握る。
たまご、いか、たこ、サーモン、鯛、鮪――どのネタも新鮮だ。お好みであぶりなんかもしてくれ、創作寿司も色々とある様子。
その隣では天ぷらがあげられている。
こちらは海老、季節の野菜、それから魚介類にかき揚げ。他にも色々あるようで尋ねてみるのも良いだろう。
塩でも、てんつゆでも。お願いしてどんぶりにしてもらうのもありだ。
もっといろいろなものを食べたければブッフェコーナーがある。
ドリンクも色々だ。美味しいお酒が飲みたければバーテンがいる場所へ行けばきっと好みの酒を出してくれる。
自分で注ぐビールサーバーやドリンクも色々、ボタン一つでてくるコーナーもある様子。
飲物の用意が終わったら、次は料理。
新鮮な野菜。それらを好きに彩って、好みのドレッシングをかけるサラダコーナー。
その近くは前菜だ。スモークサーモンが美しく並べられ、オニオンもたっぷり。もちろんハムなどもその傍に。
一口サイズで食べれるクリームチーズ、オリーブなども規則正しく並んでいる。
他にもテリーヌなども多種並んでいた。きのこと白身魚、サーモンとチーズ、ピスタチオと豚肉など色々な種類だ。
アヒージョもきのこやかき、えびと色々な種類が少しずつ並んでおり、その他にもさまざまな軽く一口で食べれるものが並んでいた。
前菜で軽くお腹を満たしたらメインとなるものをさがしてもいい。フライドポテト、からあげ、豚の角煮、魚介の炒め物など、様々なジャンルの料理がある様子。
やきそば、パスタ、ピラフやチャーハン。そばやうどんといった物もあるようだ。
そして一番賑わっているのはデザートブースだろうか。
一口サイズのショートケーキやチョコレートケーキ。他にもマカロンやプリンなど、さまざまな菓子が並んでいる。
クリスマスっぽい、といえば小さなクロカンブッシュだろうか。その頂には星型のチョコレートが添えられていた。
けれど一番の人だかりはチョコレートファウンテン。
チョコ、ホワイト、ストロベリーのチョコレートがとめどなく流れつづけている。
そこに潜らせるのは様々なフルーツ、マシュマロやパウンドケーキなどお好みで。
自分でやるのはとても楽しいものだろう。
料理を楽しんだら――空中庭園へと足を延ばしてみるのも良い。
ホテルの屋上にあるその庭園は、冬の間はライトアップが施されている。
イルミネーションを纏う木々が音楽に合わせて光り輝き人々の目を楽しませていた。
庭園にはベンチなどもあり休む場所もある。人の多い場所は、と思うなら宴会場から料理を少しもらってきてそこで楽しむのもありだろう。
庭園内にはバーも用意され、そこで飲物なども振る舞ってくれるようだ。
温かい飲み物を手に、庭園を歩くのも良いしそっと腰を落ち着けられる場所をみつけるのも良いだろう。
庭園のイルミネーションも見事なものだが、見下ろす街の輝きもまた冬の彩。
きっと素敵な光景が、待っているだろうから。
月舘・夜彦
【華禱】
御馳走が沢山ですね
見知らぬ料理も多く、どれも興味深いです
賑やかな所も好きですよ
今はクリスマスという大きな催しなのですから
楽しまない方が損というものではないでしょうか
疲れたのは……人の多さに圧倒されたのもあるかもしれませんね
頬を触れる手の甲が少し擽ったい
お酒を受け取りましたら景色の良い所を探して頂きましょう
温かいお酒は体が温まるのも早いです
倫太郎殿の気遣いもあって、出して頂いたお酒は果実酒らしく
飲み易いのですが飲み過ぎに注意しなくては
人が作り上げた灯りに、見上げれば美しい星空
地上と空の堺が判らなくなる程の煌めき
隣に座る彼も嬉しそうに微笑む様子に目を細めて
……一番眩しいのは、貴方
篝・倫太郎
【華禱】
料理、絶対に美味いと思う……
でものんびり過ごすにはちょっと不向きみたいだから
だってほら、あんた、少し疲れた顔してっから
(夜彦の頬をそっと手の甲で撫でて)
折角だし、ホットのアルコール
出来れば甘めでお薦めのをこの人(夜彦を示し)に
俺は……一番のお薦めで
受け取ったら、夜景も足元の街灯りも、イルミネーションも
全部楽しめる場所で過ごす
ん、美味い……
一番のお薦めだけあって美味い
頭上にも同じ目線にも足元にも……
どこ見ても星しかないみたいでさ?
中々に贅沢だろ?
尤も、替えの利かない俺だけの星、いや花簪だけど……は
隣で美味そうに酒、飲んでるけどさ
なんて柄でもないから口には出さず
寄り添って夜景を満喫しとこう
宴会場には人がたくさんだ。
出来立ての料理が運ばれていく様を月舘・夜彦(宵待ノ簪・f01521)はその目で追う。
「御馳走が沢山ですね。見知らぬ料理も多く、どれも興味深いです」
「料理、絶対に美味いと思う……」
と、良い匂いに篝・倫太郎(災禍狩り・f07291)の鼻先はくすぐられる。
あれは何でしょう、倫太郎殿と夜彦が訊ねるのは、どこかの国の郷土料理の様だ。
ちょっとだけ食べてみるかと二人でそれを。
思った通り、口に広がる味。それは辛みが少し強いものの、複雑な味。それに食感もとても良い。
「美味い。でものんびり過ごすにはちょっと不向きみたいだから」
そういう倫太郎に夜彦は瞬いて。
「賑やかな所も好きですよ。今はクリスマスという大きな催しなのですから」
楽しまない方が損というものではないでしょうかと紡げば倫太郎は苦笑を零す。
まぁそれもそうなんだけどな、と倫太郎は手を伸ばして。
「だってほら、あんた、少し疲れた顔してっから」
そっと、手の甲で夜彦の頬を撫でていく。夜彦は倫太郎の気遣いにふと息を吐いた。
「疲れたのは……人の多さに圧倒されたのもあるかもしれませんね」
頬を触れる手の甲が少し擽ったく夜彦は笑い零す。
そこで人の多い宴会場から、二人は空中庭園へと向かう。
空中庭園の入り口では簡易のバーカウンターが設置されていた。
折角だしと倫太郎はホットのアルコールを何か、と頼む。
「出来れば甘めでお薦めのをこの人に」
と、夜彦を指さして。
「俺は……一番のお薦めで」
わかりましたと店員はすぐに取り掛かる。夜彦には杏のリキュールを使ったホットカクテル。それと紅茶を合わせたものは甘さが広がるものだ。
倫太郎にはお湯割りのウイスキーにはちみつとスパイスを加えたカクテル。体も温まるものだ。
それを受け取ったら、景色の良い所を探して二人歩きはじめる。
温かいお酒は体の内から二人を温めていく。
一口飲んでふふと夜彦は笑い零した。それにどうしたと倫太郎は問いかける。
「いえ、飲み易いのですが飲み過ぎに注意しなくてはと思って」
なるほどと笑って倫太郎も口にする。
「ん、美味い……一番のお薦めだけあって美味い」
そして――ここが良いと倫太郎は足を止めた。
少し奥まった場所にベンチがある。そこに座れば、その先に広がるのは夜の街だ。
きらきらと輝くそれは宝石箱をひっくり返したような光景。そして視線を上げれば星々がさえた夜空でその命の灯を輝かせている。
「頭上にも同じ目線にも足元にも……どこ見ても星しかないみたいでさ?」
人が作り上げた灯りに、見上げれば美しい星空と夜彦は瞳細める。
地上と空の堺が分からなくなる程の煌めきに夜彦も笑み零す。
「中々に贅沢だろ?」
「ええ」
しばし、二人何も話さずその光景を見つめる。きらきらと周囲のイルミネーションが控えめに流れるクリスマスソングに合わせて輝いていた。
周囲のイルミネーションも、眼下の煌めきも、頭上の灯も美しい。
けれど。
(「尤も、替えの利かない俺だけの星、いや花簪だけど……は」)
隣で美味そうに酒、飲んでるけどさと思うにとどめる。
柄でもないから思ったことを口には出さない。倫太郎はただ傍にいるだけでも楽しそうに、幸せそうに笑み零す。
隣に座る倫太郎のその微笑みに夜彦もそっと瞳を細め。
「……一番眩しいのは、貴方」
「? なんか言ったか?」
「眩しいですね、倫太郎殿」
「ん? ああ、そだな」
眩しくて綺麗だなと倫太郎も笑い返し、夜彦もええと柔らかに微笑む。
言葉少なくとも、二人で寄り添って過ごす夜は穏やかで――互いに互いの輝きを見つめる幸せがあった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
浮世・綾華
部屋の中からみるのも勿体ないから
あっ、いたいた嵐吾さん
一緒に外、いきません?
ちょっと寒いでしょうケド、あったかい飲み物でも持って
おすすめのがあったらその食べ物も持ってきたい
寒いのは嫌だケド
綺麗な景色がみれんなら我慢できちゃうな
イルミネーションすげー!
あ、嵐吾さん、みてみて猫
すげぇ、イルミネーションが猫のかたちになってる
かわいーなあれ
もっと他の動物も隠れてるかも?
男同士でイルミネーションっつーのもどーかと思うが
嵐吾さんと一緒にのんびりするのは好きだから問題ない
素直に甘えられる人のひとり
彼といると、何故か心和む
今年、色々遊べてめっちゃ楽しかった
――来年も一緒に遊んでくださいネ
やった、絶対ですよ!
賑わいの中も楽しく。けれど外のきらきらとした輝きも気になる。
そしてそれは、部屋の中からみるのも勿体ないと浮世・綾華(千日紅・f01194)が探していたのは。
「あっ、いたいた嵐吾さん。一緒に外、いきません?」
「おや、綾くん。メリークリスマスなんじゃよ」
と、終夜・嵐吾(灰青・f05366)はふにゃりと微笑んで。綾華も笑って、メリークリスマスと。
「で、外じゃったな!」
「ちょっと寒いでしょうケド、あったかい飲み物でも持って」
「それなら、わしさっき見たんじゃけど」
あそこの出来立てローストビーフをサンドイッチにしてくれるようじゃ、と嵐吾は言う。綾華はいいですねと笑って二人分を。
賑やかな宴会場を出て空中庭園へ。
庭園の入り口にはバーカウンターがあった。そこであたたかな飲み物を。
はぁ、と吐き出した息は白い。
寒いのは嫌だケド、と綾華は思うのだが今日はそれも我慢できる。
「イルミネーションすげー」
「ほんとじゃな。きらきら輝いておる……」
庭園すべてに飾り付けをして、手がこんでおるねと嵐吾は言う。
入口のアーチできらきら音楽に合わせて波打つイルミネーション。
その先には物語の世界が広がっていた。
硝子の靴、南瓜の馬車、ねずみたちが馬へと変わっていく様子。それは有名なおとぎ話だ。
そしてその先には長靴――そして。
「あ、嵐吾さん、みてみて猫」
「その先で長靴はいて騎士しとるの」
その先には二足歩行の猫。きらきら輝いているのにそれは猫だとわかる。
「すげぇ、イルミネーションが猫のかたちになってる」
かわいーなあれ、と綾華は言って他の動物も隠れてるかもと視線巡らせる。
すると、先を覗き込んでいた嵐吾がおおと声をあげ。
「綾くん、この先もっとすごいのがあるんじゃよ」
と、その先を覗き込めば――馬、犬、猫、鶏が重なっている。
それを見上げて綾華もスゲーと零し、この先進むのもまた楽しみになってくる。
物語の世界の先は、光のシャワー降り注ぐ場所だ。そこは少しばかり、しっとりとした雰囲気。
「……」
「……綾くん、このへんは恋人同士でくるとこのようじゃな」
「ソーデスネ」
周囲をみればいちゃいちゃしているカップルの姿も見える。
流石に居辛いとそーっと彼らの邪魔をしないように二人して気配を消し、賑やかな場所へ。
そこは家族連れもおり、座ってゆっくりできる場所もある。
この賑やかさにほっとして、二人視線合えば笑い合う。開いているベンチを見つけ腰を下ろせばその先には輝きを変えていくイルミネーション。そして、街の煌めきと星の輝き。
「ふふ、綺麗じゃね。さてちょっと腹ごしらえしよ」
温かい飲み物と、貰ってきた料理。それを食べつつするのは他愛ない話ばかりだ。
(「男同士でイルミネーションっつーのもどーかと思うが」)
嵐吾さんと一緒にのんびりするのは好きだから問題ないと、綾華は思う。ふにゃりと相好崩す楽しそうな表情につられて笑い零して。
素直に甘えられる人のひとり――何故か心和む。そんな相手である嵐吾がマスタード強いが美味いという。綾華も同じものを口にして本当だと一言。
「もうあとちょっとで年も終わるのー」
「今年、色々遊べてめっちゃ楽しかった――来年も一緒に遊んでくださいネ」
「もちろん。手始めにどこ行こうかの」
「やった、絶対ですよ!」
「わしかまくらとかやりたいんよね」
じゃあ雪山にでもいってみマスカと綾華は笑う。
煌めく夜にもうすぐ訪れる新年の計画を立てるのは楽しいもの。笑い合えば寒い夜も、温かくなる。
大成功
🔵🔵🔵
筧・清史郎
【雅嵐虹】
まずは宴会場で料理や甘味をいただこう
シャンパンタワーか、いただけるならシャンパンをいただいて
らんらん、乾杯しようか
たまにはシャンパンも良いな
らんらんグラスが空いているな、もう1杯どうだ?(微笑み
食事を取った後はやはり甘味だな
有難く全種類いただこう
その後は、らんらんと空中庭園へ行ってみようか
屋外バーで、酒があればらんらんと楽しもう
なければ甘い飲み物を
バーで與儀を見かければ、声を掛けよう(微笑み
京杜と話していたのだのだが、今度皆で鍋でも囲もう
光り輝く庭園のベンチに座り、改めてらんらんと乾杯
夜景を眺めながら語り合おう
らんらん、少し飲みすぎたか?
まぁ今宵はクリスマス、たまには良いのではないか
姫城・京杜
【雅嵐虹】
すげーな、美味そうなもの沢山だな
與儀の分まず取ろうと思うけど、分かってるぞ!
與儀の好きな物少量ずつ綺麗に皿に盛って
與儀の食事終わったタイミングで珈琲を
俺が淹れたのじゃねーけど、食後の珈琲はいるだろ?
與儀、俺、空中庭園行きたい!
イルミネーションピカピカしてるんだろ?(わくそわ
その前に屋外バーで温かい飲物調達
…ん?與儀と清史郎って仲良いのか!知らなかったぞ
そうそう、今度鍋でもって話してたんだ(にこにこ
飲物調達したら一番夜景が綺麗な場所見つけて座る!
すげー綺麗だなっ
今日はクリスマスだから、サンタさん空飛んでないかなー?
與儀は何か欲しいもんあるか?
俺の欲しい物…鍋くらいしか思いつかねェけどな
「や、せーちゃん。きとったんじゃね~」
と、ご機嫌で友の、筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)の姿を見つけた嵐吾はふにゃりと笑って寄ってくる。
「ああ、らんらん」
「ところで」
と、視線を向ける。その先にはシャンパンタワーだ。高く掲げられたグラスに、巨大サイズのシャンパンをもって上から注がれていく。その様に人々の歓声があがる。
そして琥珀色のシャンパンが満たされたグラスが振舞われ始めた。
どうぞ、と差し出されるそれを清史郎はふたつ貰って。
「らんらん、乾杯しようか」
「乾杯、しよ!」
カチンと軽くグラスを合わせて乾杯。
美味い、ときゅーっと飲み干す様を清史郎はにこにこ見つめ、もう一杯どうだ? と勧めると嵐吾はもらうともう一杯。
「たまにはシャンパンも良いな」
「せーちゃんこれ高いシャンパンじゃから美味いんじゃよ。あ、料理も色々あったよ」
「ではらんらんのおすすめはどれだろうか」
それはなと楽し気に尾を揺らし嵐吾はあれこれと告げる。美味しい料理も楽しんで――そして。
「最後はやっぱりここにくるんじゃよね、せーちゃんは」
「食事を取った後はやはり甘味だな」
色々なものがあるなと清史郎は並ぶスイーツを見回す。見たことのない菓子もあると清史郎の瞳は僅かに輝いていた。
「有難く全種類いただこう」
「そいじゃわしも手伝ってあげよ。お皿もつのを」
一皿にはのりきらない。清史郎が一つずつスイーツを取っていくのを嵐吾もお手伝い。
「らんらん、これを食べたら空中庭園へ行ってみようか」
「お、ええよ! さっき探検してきたから案内してあげよ」
「それは楽しみだな」
猫さんとかいっぱいおったよ、と話しつつスイーツ確保は終わらない。
その頃――姫城・京杜(紅い焔神・f17071)は主である英比良・與儀(ラディカロジカ・f16671)の世話をしていた。
「すげーな、美味そうなもの沢山だな」
「おい、ヒメ。俺はあんまり」
「分かってるぞ!」
與儀の好きなものを少量ずつ、綺麗に皿に盛っていく京杜。
その様子を與儀は少し離れた場所で椅子に座り眺めて。そしてほら! と持ってきたのを受け取る。
「このくらいだろ!」
與儀は笑って、そうだよという。それだけで京杜は嬉しくて笑み零すばかりだ。
人が多いだとか、あの辺近寄ると面倒くさそうだなァとか。
與儀の言葉に京杜は頷きつつ食事をしている最中、ちょっと取ってくると京杜は席を立つ。
子供でもない。與儀はおうと言ってその背中を見送った。
しばらくすると、京杜が戻ってくる。その手には珈琲があり、差し出された與儀は瞬く。
「俺が淹れたのじゃねーけど、食後の珈琲はいるだろ?」
「ああ、サンキュ」
一口飲んで、お前が淹れたのじゃねーけど良い豆使ってるなと與儀は言う。すると京杜は豆の種類聞いてくると立ち上がりかけた。
けれどそこまでしなくていいと與儀は呆れ半分に笑う。
「さて、飯も食ったし帰……ヒメ?」
と、そわそわしている京杜に気付いてどうしたと與儀は問う。すると。
「與儀、俺、空中庭園行きたい! イルミネーションピカピカしてるんだろ?」
「……ああ、お前好きそうだよなァ」
今日はクリスマス。特別な日だ。仕方ねェ、付き合ってやるよと與儀は言う。その瞬間、京杜は見えぬ耳をぴこりとたて尻尾をふって喜んだ。
「長居はしねーからな」
「わかってる! あ、與儀。バーがある、なんか温かい飲物いるだろ!」
「んー、じゃあなんか……甘くないやつ」
任せとけ! と京杜が注文をかけているとだ。
「おお、與儀。與儀も散歩か?」
「せーちゃん知り合いか?」
「ああ、友だ」
「友じゃねェよ……顔見知りくらいだろ」
甘味タイムを終え、空中庭園へと足を運んだ清史郎と嵐吾。
そこに丁度與儀の姿を見つけ、涼やかに笑ってみせた清史郎になるほど、と嵐吾も挨拶一つ。そういえばここに導いてくれたものだったかとふにゃりと笑った。
その顔はふにゃふにゃ赤らんでおり、酒を相当いれてるなと與儀は思うのだ。
「與儀、ほらあったかいの……って清史郎」
メリークリスマスと京杜は紡ぐ。そしてはたと、與儀と清史郎を見て。
「……ん? 與儀と清史郎って仲良いのか! 知らなかったぞ」
「ああ、俺と與儀は仲良しだ」
「仲良しじゃねーよ……」
勝手を言うなと呆れたような。けれど何を言っても通じないことをわかっているのか與儀は投げやりだ。
そんな與儀へと清史郎は話を振る。
「京杜と話していたのだのだが、今度皆で鍋でも囲もう」
「そうそう、今度鍋でもって話してたんだ」
そしてそれに京杜もにこにこと笑って、楽しみだなと言う。
もうすでに鍋をするつもりらしい。與儀は都合があえばなと言って、合わさないつもりだった。
「らんらんも一緒に鍋をしよう」
「んー? わしもお邪魔してええなら」
「鍋は大人数ですると美味しいもんな!」
わくわく楽しみというのが目に見えて明らかな京杜。與儀は、このメンツでやるのかと少しばかり頭を抱えたい気持ちだった。
「おい、ヒメ。行くぞ、ここに居たら他の客の邪魔になる」
「そうだな! じゃあまた」
行くぞと與儀は言って先に庭園の中へ。京杜もその後をついていく。
それを見送って、清史郎は嵐吾へと微笑んだ。
「さてらんらん、俺たちはどうする?」
「酒のも。ホットワインあるからそれにしよかな」
「では俺もそれを」
ホットワインを手に、輝く庭園を歩む。
先ほど訪れた場所を案内しながら楽し気に。そしてあっちに座れるところがあると嵐吾は清史郎を連れていく。
「らんらん、少し飲みすぎたか?」
「ん~? そんなことないよ、まだのめる~」
頬を赤らめふにゃりと笑う嵐吾。清史郎はそうか、と言いつつ大分酔っているなと微笑む。
「まぁ今宵はクリスマス、たまには良いのではないか」
「そうじゃね。クリスマスじゃから楽しく飲むのは大事じゃよ」
かんぱーいと、ホットワインでまたして。夜景を見つつ二人で語り合う。
語り合うことはどこでもできるのだけれども、こうして冬の特別な景色の中はまた楽しい。
それはきっとここを訪れた誰もがそうなのだろう。
きらきら輝く特大のイルミネーション。その向こうに広がる景色にも瞳輝かせ京杜は柵まで走り寄る。
「すげー綺麗だなっ」
そして京杜は夜空を見上げる。きらきら輝く夜空をきょろきょろと。與儀が何してんだと問えば。
「今日はクリスマスだから、サンタさん空飛んでないかなー?」
その答えにどうだかなァと與儀は苦笑しながら隣に立った。
「與儀は何か欲しいもんあるか?」
「内緒。お前は?」
「俺の欲しい物……鍋くらいしか思いつかねェけどな」
「それくらいいつでも買えよ」
でもまだ使えるしと唸る京杜に與儀は小さく笑って好きにしろよと一言向けるのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
エール・ホーン
リグリグ(f10093)と
ボク、お野菜が好きなんだっ
あっちこっちはわぁと涎がたれそうになるのをぐっと抑え
大きめのお皿にお野菜をてんこ盛りでにっこり
わ、きれいっ
野菜のテリーヌ?おいしそう…!
みてリグリグっ
ねっ、きれいきれい
どんな味がするのかなっ
バランスよく…!えらいー!
ボクもお肉も食べよっと!
七面鳥美味しそうだねぇ
とってくるっ
わああっ、すごいっ
ボクたちも食べよー!
大好きなチョコレートにおおはしゃぎ
あっ、ごはんを食べ終わったら
これをお皿に盛って空中庭園の方に行かない?
クリスマスだもの
きらきらもみながら美味しいもの、食べちゃおうっ
ほっとちょこ、ほっとちょこ♪
ねえリグリグ
来年もいっぱい思い出、作ろうね
リグ・アシュリーズ
エルル(f01626)と
ほわああ!おいしそうな料理がいっぱい!
私、まずは七面鳥を頂こうかしら!
エルル、何か食べたいものある?
ふふ、お野菜は体にいいものね!
スープ、バケット、サラダとバランスよくお皿に盛り。
エルルの見つけた料理にも興味津々。
これ、お野菜を固めてできてるの?おしゃれ……!
お皿山盛りで席へ戻る時、チョコの噴水が目に入り。
どうやって食べるのかしら?
……!エルル!(目の前で盛る人を見て大興奮で手招き)
空中庭園!ぜひ行きましょ!
チョコでひたひたの甘い物と、ホットチョコ片手に見る夜景。
きっと忘れられない夜になるわ!
もちろん!エルルと一緒なら、来年もその先も、
いっぱい楽しい事が待ってるもの!
次々と運ばれていく料理。
温かいものも冷たいものも、どれもこれも――美味しそう。
良い香りが鼻を擽って誘いをかけてくるばかりだ。
「ほわああ! おいしそうな料理がいっぱい!」
と、リグ・アシュリーズ(風舞う道行き・f10093)の前を通っていくのは焼き立ての、七面鳥。
ごくり、とリグの喉が鳴る。
そして、あれはっ! とエール・ホーン(ドリームキャスト・f01626)も瞳輝かせごくり。あっちこっちはわぁと涎が垂れそうになるのをぐっと抑えて。
「私、まずは七面鳥を頂こうかしら! エルル、何か食べたいものある?」
「ボク、お野菜が好きなんだっ」
「ふふ、お野菜は体にいいものね!」
まずは、とエールはみずみずしいサラダの前へ。そして新鮮な野菜をこんもりとお皿へ。
他にも何か――と視線巡らせると。
「わ、きれいっ」
これはとエールは瞳叩かせる。
外側はキャベツだ。ブロッコリー、赤と黄色のパプリカに人参、そしてインゲンとミニトマトが綺麗な層を作っている。
「野菜のテリーヌ? おいしそう……!」
みてリグリグっ、とエールは声かける。
何をみつけたのとリグもそこへ視線向けると――そこには様々な野菜が綺麗に重なるテリーヌだ。
「これ、お野菜を固めてできてるの? おしゃれ……!」
「ねっ、きれいきれい。どんな味がするのかなっ」
その前に、テリーヌは切り分けられておらずまだ一本のまま。
これ全部を、というのはできない。
どうしようかとお野菜一杯のそれを見ていると、どのくらい召し上がりますかと給仕が声をかける。
「私は、普通に!」
「ボク、多め!」
切り分けてもらったテリーヌにはソースが添えられた。それを食べるのも楽しみだがまだほかにも、色々な料理が次々と運ばれていた。
リグもさきほど気になった七面鳥を切り分けてもらう。
その手にはスープにバケット、サラダとバランスよく。
「バランスよく……! えらいー!」
そして、リグの七面鳥を見てエールもそれがちょっと食べたくなる。
「ボクもお肉も食べよっと! 七面鳥美味しそうだねぇ、とってくるっ」
と、ふたりで美味しそう! と思ったものをお皿の上に。
そしてこのくらいで、席にいこうと笑い合う時――ふたりの目にそれは飛び込んできた。
それはチョコの噴水。
ミルク、ホワイト、ストロベリーと三色のチョコレートファウンテンだ。
「どうやって食べるのかしら?」
と、リグが見ていると。近くにいた少女たちがきゃっきゃと楽しそうにフルーツを串に刺して流れ落ちるチョコを絡ませていく。
「……! エルル!」
「わああっ、すごいっ」
好きなフルーツでも、スイーツでも。チョコレートを絡めるのはお好みで。
すぃ、と流れ落ちるチョコレートにくぐらせる瞬間は心躍るようだ。
「ボクたちも食べよー!」
このご飯を食べて、その後に。
大好きなチョコレートの存在にエールはおおはしゃぎだ。リグもええ! と頷く。
フルーツはどれにしようかと迷って、マシュマロもはずせない。
チョコレートにくぐらせながら、そうだとエールはリグに提案を。
「あっ、ごはんを食べ終わったらこれをお皿に盛って空中庭園の方に行かない?」
クリスマスだもの。きらきらもみながら美味しいもの、食べちゃおうっと楽し気に。
「空中庭園! ぜひ行きましょ!」
チョコでひたひたの甘い物と、ホットチョコ片手に見る夜景――それは。
「きっと忘れられない夜になるわ!」
「ほっとちょこ、ほっとちょこ♪」
それも美味しい、楽しみとエールの笑みは深まるばかりだ。
甘い甘い夜のひと時はきっと素敵な時間になる。そしてエールはリグに視線向け。
「ねえリグリグ、来年もいっぱい思い出、作ろうね」
「もちろん! エルルと一緒なら、来年もその先も、いっぱい楽しい事が待ってるもの!」
今年は――美味しくて、甘くて。きらきら輝く素敵な夜を。
来年の夜ははてさて、どんなクリスマスになるのかも楽しみ。
大成功
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チガヤ・シフレット
【狼の巣】で参加だ
クリスマスか。一人でひっそり……かと思っていたが、こういうのも悪くはないなぁ。
ドレス……とまではいかないが、多少めかしていくとするか。
「メリクリだな。もちろん楽しんでいるとも」
せっかくだシャンパンかワインで乾杯と行こうじゃないか。
「乾杯。今日は付き合ってくれて助かった。流石に独りは寂しい日だからなぁ」
「って、ちょっと待て、柄ではないが、流石の私も照れるというのはあるんだぞ!? くぅう……!」
パクリと食いつきつつ……くぅ、何やら辱めを受けた気がする
「エスコートは嬉しいが、さっきみたいのはもう勘弁だぞー」
笑い返してつつ
「メリークリスマス、ザザ。よい夜を楽しもうじゃないか」
ザザ・クライスト
【狼の巣】
「メリクリ、プロージット!」
ローストチキンにかぶりつき、生のジョッキで乾杯
「楽しンでるか? リィや少佐も呼べば良かったカモなァ」
チキンをペロリと平らげつつ、
「曹長に誰も声をかけないとはな。世の男どもは見る目がないぜ」
ドレス姿を似合ってると自然に褒める
更に、
「ホレ、サンタ人形付きだぜ?」
フォークで器用に乗せたケーキに赤い奴が仁王立ち
アーンだアーン、照れるガラじゃないだろ?
曹長の反応に少し笑って、
「今宵は最後までエスコートさせて貰いましょう、フラウ」
大袈裟なジェスチャーだが、そういうのもいいンじゃねェか
お互い相手もいないよォだしな
「メリークリスマス、チガヤ」
ニッと笑う
夜はこれからだぜ?
宴会の、この賑やかさはどこまでも終わることがない。
人の流れは変わることはあっても、途切れることはない。
クリスマスか、とチガヤ・シフレット(バッドメタル・f04538)は零す。
一人でひっそり……かと思っていたが。
己の目の前では多くの人々が楽しそうに談笑し、そして多くの料理が運ばれ続けている。
こういうのも悪くはないなぁとチガヤは僅かに笑み零す。
そしてばっちりきめたロングドレス――とまではいかないが多少めかしてきてよかったと思うのだ。
というのも、この場にいる者達はクリスマスの浮かれた気持ち故か、それぞれ好きに着飾っている者がほとんどだ。
そんな中で、明るい声が響く。
「メリクリ、プロージット!」
その声はザザ・クライスト(人狼騎士第六席・f07677)のものだった。ザザの手にはローストチキンと生のジョッキ。
乾杯しようぜ、とジョッキを掲げてザザはチガヤへと笑いかけ。
「楽しンでるか? リィや少佐も呼べば良かったカモなァ」
そして、持っていたチキンをぺろりと平らげて、ザザは口端をあげた。
チガヤはああと頷く。
「メリクリだな。もちろん楽しんでいるとも」
チガヤは折角だと、シャンパンを受け取ってザザのジョッキと合わせた。
「乾杯。今日は付き合ってくれて助かった。流石に独りは寂しい日だからなぁ」
そういって、シャンパンを喉へ落とし込む。上質な泡――その感覚にチガヤは美味しいと満足。他にも美味しい酒があるに違いないと思うに十分だ。
次はワインでも乾杯するかとチガヤは笑う。
ザザはそれもいいなと笑うが、まずはジョッキをからにするのが先。
それを飲み干して、しかしとチガヤの姿を改めて、上から下へと眺めるザザ。
どうした、何かついているかとチガヤが問うといいやとザザは首を振る。
「曹長に誰も声をかけないとはな。世の男どもは見る目がないぜ」
ドレス姿似合ってるとごくごく自然にザザはさらりと、それを言って当たり前というように、何の含みもなく褒めた。
その言葉をチガヤがかみ砕いて理解する前に、ザザはその手に皿を一つ。
「ホレ、サンタ人形付きだぜ?」
フォークでひとすくい。ケーキの上には赤い服をきたサンタが乗っている。ほらほら、とそれはチガヤの口元へと運ばれて。
「アーンだアーン、照れるガラじゃないだろ?」
「って、ちょっと待て、柄ではないが、流石の私も照れるというのはあるんだぞ!? くぅう……!」
かすかにチガヤの頬は朱に染まっている。
けれどこのままでは、とチガヤはパクリとケーキへと食いついた。
(「……くぅ、何やら辱めを受けた気がする」)
美味しいという気持ちと、そんな気持ち込めた視線を向けていると、ザザは少し笑って。
改めて、と言うように優雅に礼をひとつ。
「今宵は最後までエスコートさせて貰いましょう、フラウ」
「エスコートは嬉しいが、さっきみたいのはもう勘弁だぞー」
大きなジェスチャーでの礼。ザザはそういうのもいいンじゃねェかと、お互い相手もいないよォだしなと笑ってみせた。
それに、チガヤも笑って返す。
「メリークリスマス、チガヤ」
「メリークリスマス、ザザ。よい夜を楽しもうじゃないか」
手を差し出して、そしてその手を取る。
ザザはもちろん、とニッと笑ってみせた。
「夜はこれからだぜ?」
クリスマスの夜はまだ始まったばかり。酒も料理も、次々と。あふれるばかりに用意されている。
そして人の賑わいも今夜は絶えることはない。
ザザとチガヤも気の赴くままに、クリスマスの夜を楽しむのだった。
大成功
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