5
アースクライシス2019⑫~芸術の女神と慈愛の乙女

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #センターオブジアース


●美しき女神の愛したもの
 その神は、歌を、踊りを、絵を、彫刻を。
 全ての芸術を愛していた。
 その神は、穏やかであった。
 優しい時間を、楽しい時間を、ただただ慈しんだ。
 穏やかに微笑みを浮かべる女神像が、そのことを物語っていた。

 あぁでも大丈夫。これからは私が代わりになりましょう。

 そうして乙女は、神を祀る神殿を破壊し己の神殿で覆ったのだった。

●グリモアベース
「連日の戦い、お疲れさまです」
 太宰・寿(パステルペインター・f18704)は、猟兵たちに労いの言葉をかけながらも、申し訳なさそうに次の依頼をするべく口を開く。
「休みなく申し訳ありません。
 パンゲア大空洞で発見した『鍵の石版』の力により、センターオブジアースへの道が開かれました」
 開くスケッチブックに描き出されるのは、巨大な世界樹。
 その樹には、果実のように『神の神殿』が連なっている。
 幻想的な光景だった。
「この『神の神殿』が、世界を守護して来ました。
 ところが、この『神の神殿』の一部がオブリビオンに奪われてしまい今は姿を変えてしまっています。
 このままでは、敵に巨大なエネルギーを与え続けることになるんです」
 この『オブリビオン神殿』を破壊することが、今回の仕事となる。
「元の『神の神殿』を取り戻すために、力を貸してください」

 この『オブリビオン神殿』を破壊するには、この巨大建造物を破壊できるようなユーベルコードを使い敵と戦うか、或いは。
「破壊された神殿に祀られていた神様の力を呼び起こすような戦い方をすれば、『神の神殿』の力が蘇る事で『オブリビオン神殿』を壊すことができます。
 祀られている神は、芸術の女神。
 歌や踊り、絵など芸術に纏わるものを見せれば、きっと力を取り戻してくださると思います」
 そうして、寿は穏やかに猟兵たちを送りだす。
「今回も、どうかよろしくお願いします」

 センターオブジアースを救うため、猟兵たちは寿によって開かれた転送の門を潜るのであった。


105
●ご案内
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結する、ボス戦フラグメントとなります。

●補足
 プレイングボーナスは『敵のパワー供給源を断つ』です。

●プレイング
 11/19(火)8:31〜11/20(水)8:30受付です。
 11/20〜11/21にかけて執筆予定です。
 成功度達成+若干名(余力次第)の採用となる見込みです。
 よろしくお願いいたします。
68




第1章 ボス戦 『テンダーネス・ガール』

POW   :    約束して、もう誰も傷つけないって…
【光球】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD   :    私たち仲良くなれると思わない?
技能名「【優しさ】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ   :    私はあなたにこれ以上罪を犯させない!
自身からレベルm半径内の無機物を【無数の光球】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
ノトス・オルガノン
WIZ
アドリブ、絡み歓迎

芸術の女神、か
さぞ優美な神だったのだろうな
それを頼んでもないのに代わりになる、か
大した驕りだ
キミがやっていることはただの蹂躙だ
勘違いをするな

私の声が女神に届くのであれば、いくらでも歌おう
歌うのは白百合の白を純潔に例え、神を祀る歌
声が聴こえたのなら、どうか応えておくれ
私も貴方同様、芸術を、音楽を愛する1人だ

拡声器のPanagiaを使用し声を増強
【歌唱】【祈り】
UC:White Lilyで敵への対処と演出に
【属性魔法】【全力魔法】で風を起こし、UCを強化
自分に近付けないように【吹き飛ばし】
歌に集中するため必要以上に動かないように、自分の周りには【オーラ防御】を




 コツリ、とヒールが地面を鳴らす。
 清浄な空気を纏うその姿は、百合の女神かと見紛う如き美しい少年。
 一輪の白百合で口元を隠し、『オブリビオン神殿』を見やる表情からは、感情が読めない。

「芸術の女神、か。さぞ優美な神だったのだろうな」

 そして、薄らと目を細めて慈愛の乙女――テンダーネス・ガールに視線を移す。美しい青が冷気を帯びて、その眼差しは鋭い。
「それを頼んでもないのに代わりになる、か。大した驕りだ。キミがやっていることはただの蹂躙だ。――勘違いをするな」
 言い捨てて、少年――ノトス・オルガノン(白百合の鎮魂歌・f03612)は静かに息を吸い込む。

「あぁ、嘆かわしい。なぜ、私の優しさが理解できないのでしょう」
 テンダーネス・ガールは、悲しげに瞼を伏せる。神殿の周囲に落ちた瓦礫を光球へと変えて、自らの周囲を照らす。
 ノトスはそれに構うことなく、美しい音を響かせた。

「(私の声が女神に届くのであれば、いくらでも歌おう)」

 それは、白百合の白を純潔に例えた髪を祀る歌。
 清廉な乙女が如き歌声が、朗々と光背から清らかに響き渡る。
 その歌声に合わせて、純白の白百合が舞う。
 ひらり、ひらり、と。

 そして、ノトスの歌声に応じて時に激しく踊った。迫る光球を払い、時にテンダーネス・ガールを襲う。

「(私も貴方同様、芸術を、音楽を愛する一人だ)」

 ――だから、どうか。

「(声が聴こえたのなら、どうか、どうか応えておくれ)」

 願いの宿る歌声は世界を満たさんばかりに空気を震わせて、『オブリビオン神殿』を揺らした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

天星・暁音
芸術…ね
まあとにかく歌って躍れば良いんだね
こういう時こそこれの出番だよね
ドリームコンツェルトで舞台設置
素敵な舞台にするよ
星の船のシステムをライブモードに移行、正常移行確認、乗組員はちょっと忙しいけど頑張ってね
お人形さんたち演奏をお願い

この想い遥か彼方に届きますように!


オーブ掲げてライブステージを設置、UCステージオンで変身しつつ
舞台のライトや上空に呼び出した星の船でレーザーライトで照らしたりキラキラ輝く光の粒を舞わせて演出

お人形の演奏に合わせて歌って踊ります

コンツェルトで作ったステージや星の船の演出は他の人たちも使用可、適時最適なステージを用意します

スキルUCアイテムご自由に
アドリブ共闘可


栗花落・澪
芸術を楽しむ心は凄く大事なんだよ
それを簡単に壊せるような人に、負けるわけにはいかないね!

【指定UC】を発動
【ダンス】のように軽やかなステップで攻撃回避する【パフォーマンス】
【催眠術+歌唱】を響かせ敵の集中力を奪いあわよくば足止め
時には【空中戦】で空というステージを活かすのも忘れず
バトンのように短くした★Staff of Mariaをくるくる回しながら放つのは
【破魔】を乗せた光の魔法

攻撃も大事だけど
なにより楽しむ事に妥協しない
だって音楽って楽しいものでしょ?

神様に僕の心が、【祈り】が届くように

【優しさ】を乗せた暖かな光の【全力魔法】で
痛みは実感させずに攻撃
僕からの、精一杯の温情だよ




 目の前に建つのは、禍々しい姿をした『オブリビオン神殿』。
 きっと、そこにはもっと美しくて、きっと穏やかな神殿が建っていたのだろう。

「芸術……ね。まあとにかく歌って踊れば良いんだね」
 芸術と言われるとどこか仰々しくて。だけど、歌って踊ることは楽しいことだと思う。
 天星・暁音(貫く想い・f02508)はそんな思いと共に首を傾げて、側にいた栗花落・澪(泡沫の花・f03165)を見上げた。
 偶然居合わせた友人は、暁音に笑顔で頷いて見せる。
「うん、そうだよ! 芸術を楽しむ心は凄く大事なんだよ。それを簡単に壊せるような人に、負けるわけにはいかないね!」

「わかったよ。俺も頑張るね」
 澪の笑顔に答えるように頷いて、暁音は手にしたドリームコンツェルトに光を宿す。
「こういう時こそこれの出番だよね。ライブモードに移行、正常移行確認、乗組員はちょっと忙しいけど頑張ってね」
 水晶と見紛う美しさの宇宙船が、煌くオーブの光を浴びて瞬く間に華やかなステージへと姿を変える。
「素敵な舞台にするよ。この想い遥か彼方に届きますように!」
 人形さん達もお願いね、と声を掛けて、さぁ楽しいステージの始まり!

 上空に浮かぶ星の船は、きらきらと輝いている。そこから放たれるレーザーライトもまた、地上を華やかに彩り、踊る光の粒が星のように瞬いていた。

「澪! こっち!」

 ステージの上から差し伸べられた暁音の手を、見守っていた澪が掴む。
 ふわり、とステージに降り立って、澪は愛らしい笑顔を神殿へと向ける。

「(攻撃も大事だけど、なにより楽しむ事に妥協しない。だって音楽って楽しいものでしょ? だから――)」
「見ててね、神様!」

 くるりとテンダーネス・ガールへと向き合って、澪は軽やかにステップを踏む。
 そのたびに、琥珀色の髪が美しく広がり金蓮花が愛らしく揺れて、澪の笑顔を優しく彩る。

「(神様に僕の心が、祈りが届くように……)」

 暁音の人形たちが奏でる音色に合わせて響く二人の透き通る歌声はドルチェ。
 優しく世界を包んでテンダーネス・ガールの微睡を誘った。
 テンダーネス・ガールは穏やかな表情を僅かに歪める。よろめきながらも彼女が放つ光球を、澪は地を蹴り空で躱す。
 追尾する光球を、風を利用しながらまるで踊る様に往なしていく。その様子は、まるで光と踊る天使の様。
 手の中でくるりくるりと回転するStaff of Mariaから、光の矢がテンダーネス・ガールを襲う。

「僕からの、精一杯の温情だよ」

 痛みを感じさせないように。
 煌く華やかさの中に、ありったけの優しさを込めた破魔の光が、テンダーネス・ガールに降り注ぐ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

日向・史奈
貴女を神様の代わりになんて、させません

神様の力になれるのなら…躍りながら戦ってみましょうか
【ダンス】は不慣れですが、神様に捧げます
本来大袈裟な動きはしなくても魔法は使えるというものですが…大きく動きながら戦ったら、踊っているように見えるでしょうか

そちらが数で勝負ならこちらは…数を飲み込むような強さで挑みましょう

綺麗な土地を荒らすわけにもいかないので、出力は抑えますが…魔法で広範囲の暴風を起こして光球を吹き飛ばします
敵本体に当たるようなことがあれば鎌鼬のような荒々しさを以て、攻撃をいたしましょう


ルク・フッシー
芸術の神様…その神殿が奪われるなんて…!
…ボクの力を、神様に捧げます。誠心誠意…描きますっ!

UC【連射塗装】を使います
特大絵筆を振るい、塗料の弾丸を生み出します。誘導弾の要領で弾丸を操作、地面や壁にどんどん絵を描いていきます
絵の題材は…『人と神』
人々を見守り、案じ、称える神様と、神様を信じて、心を磨き、敬う人々の姿を描きます

気をつけなければいけないのは、オブリビオンの能力。無機物…つまり描いた絵を光球にされてしまうのは本当に厄介です…
変化される以上のスピードで絵を描き続けるしかない、ですね…!最悪の場合、有機物であるボク自身の血で絵を描きます。オブリビオンに怒る、人々と神様の姿を…!




「芸術の神様……その神殿が奪われるなんて……!」
 震える足を叱咤して、ルク・フッシー(ドラゴニアンのゴッドペインター・f14346)はぎゅっと愛用の特大絵筆を握りしめる。
「……ボクの力を、神様に捧げます。誠心誠意……描きますっ!」

「えぇ、貴女を神様の代わりになんて、させません」
 日向・史奈(ホワイトナイト・f21991)もまた、柔和な表情の奥に強い決意を滲ませて、確りと地を踏みしめた。
「神様の力になれるのなら……躍りながら戦ってみましょうか」
 叡智の杖をすっと掲げ、とん、と一歩躍り出る。
 本来魔法を使うのに、大きな動作は不要なのだが――。
「(……大きく動きながら戦ったら、踊っているように見えるでしょうか)」
 叡智の杖に光を宿して、光の弧を描くようにターンする。
 ふわりと広がる外套と袖は、まるで花が開く瞬間のように光に華やかに彩られる。

 その周囲に、鮮やかに絵具が飛ぶ。
 ルクの振った特大絵筆が生み出す大量の塗料の弾丸は、ばちゃりと音を立てて地面や壁に色を乗せる。
 色の乗った場所には、瞬く間に絵が浮かび上がる。
 そこには、人々を見守り案じ、称える神様と、その神様を信じて、心を磨き敬う人々の姿が描かれている。

「……魔法みたいですね」
 次々と浮かび上がる美しい絵に、史奈は目を丸くしながらその絵を更に彩る様に光を添える。

「あぁ、素晴らしいです。もっともっと、沢山見せてください」
 テンダーネス・ガールが優しげな笑みを浮かべて、絵を光球に変えようと杖を振るう。
「描いた絵を光球にされてしまうのは本当に厄介です……。変化される以上のスピードで絵を描き続けるしかない、ですね……!」
 次々と描き出すルクを後押しするように、史奈が杖を掲げる。
「では、私が光球を彼方へ飛ばしましょう」
 叡智の杖をテンダーネス・ガールへ向ける史奈。
「そちらが数で勝負ならこちらは……数を飲み込むような強さで挑みましょう」

 元々は女神の土地。神々の神殿連なる幻想的な景色を荒らすわけにはいかないと、出力は抑えて。
 舞いながら生みだした優しい風は、史奈の魔力が織り込まれ、やがて暴風へと変わる。
 史奈とルクを中心に暴れ回る風は光球を、外へ外へと吹き飛ばしていく。

「くっ……」
 荒々しい風は鎌鼬の如く、テンダーネス・ガールと彼女の『オブリビオン神殿』を襲った。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

セリオス・アリス
【白黒】
アドリブ◎

どーせなら
お前の一番得意な歌にしようぜ
前に聞いた歌もすげーよかったし
俺はそれが聞きたい

…やっぱすっげぇな
知ってるなかじゃ一番すげえ
だから呼んだんだ
芸術の神なんてついでかもなぁ
その歌をもう一度聞きたくて
つってただの観衆で終わる気もねぇ
リルの歌に合わせるように
口ずさむのは【囀ずる籠の鳥】
負けないよう高めた歌で身体強化
聞こえる歌の凄さに煽られたその熱を
歌に込めて敵に投げつける
挑発して、誘って引き付けて
あの人魚の歌がとまることがないように
剣に蒼い炎属性の魔力を込めて二回攻撃

はは、ただ守られるだけの野郎じゃないのは頼もしすぎるな
守る泡に破顔して
踊るように青の舞台を駆け
歌に溺れる敵を斬る


リル・ルリ
【白黒】
アドリブ歓迎

神様のお家が壊されてしまった
悲しいね

歌ったら、目覚めてくれるかな
歌ったら、微笑んでくれるかな
歌ったら、また世界を守ってくれるかな
ならば世界を守る神様を守る歌を捧げよう
たんと召し上がれ、神様

何故なら僕は歌だから
黒の鳥の君と歌う
邪を蕩かして
神の心をも揺らし動かし目覚めさせよう

さぁ
みせておくれ
歌唱に誘惑とろかせて
破魔の響きをのせたなら
嗚呼
僕は歌うために存在するのだと何時も思い知る

歌おうかセリオス

声重ね合わせて高らかに世界揺るがし響かせる
「蜜の歌」
揺らぐ尾鰭で舞い踊り
優しい歌で神侵す光を堕としてみせる

蒼炎に弾ける水泡は君を守るオーラの防御
邪魔はさせない
閉じた瞳も心も未来も開かせよう




 嗚呼、と零れる儚げなため息。硝子細工が如き美しさに悲しみの色を乗せて、そっと瞼を伏せる。
「神様のお家が壊されてしまった。悲しいね」
 リル・ルリ(想愛アクアリウム・f10762)の月光湛えるベールが、彼の動きに合わせて寂しげに揺れる。

「歌ったら、目覚めてくれるかな。
 歌ったら、微笑んでくれるかな。
 歌ったら、また世界を守ってくれるかな」

 静かに歌うように口遊む言葉に、力強い声が寄り添った。

「女神様に捧げるんだよな、芸術を。どーせなら、お前の一番得意な歌にしようぜ。
 前に聞いた歌もすげーよかったし。俺はそれが聞きたい」

 儚げな少年と対照的な強い色をその美しい青に湛えて。
 セリオス・アリス(黒歌鳥・f09573)は、勝気な笑みを浮かべてリルをみやった。
 その言葉に、リルは小さく微笑むと頷いた。

「ならば世界を守る神様を守る歌を捧げよう。たんと召し上がれ、神様」

 澄んだ眼差しを神殿に向けて、リルは手を差し出すように掲げた。
 玲瓏として響く鈴の音が如き歌声が、世界の空気を変える。
 テンダーネス・ガールの動きすらも止めるその歌声。

「(何故なら僕は歌だから。黒の鳥の君と歌う。
 邪を蕩かして、神の心をも揺らし動かし目覚めさせよう)」

「……やっぱすっげぇな。知ってるなかじゃ一番すげえ。
 だから呼んだんだ。芸術の神なんてついでかもなぁ」
 感嘆のため息を零すセリオス。ついでなんて言って罰が当たるかな、そう思いながら。

「(嗚呼、僕は歌うために存在するのだと何時も思い知る)」
「(その歌をもう一度聞きたくて)」

 きっと優しい女神様は許してくれるだろう。セリオス自身も、ただの観客で終わる気はないのだから。
 その強い眼差しを受けて、リルがおっとり笑ってみせる。

「歌おうかセリオス」
「あぁ!」

 重なる二人の歌声が、優しく力強く神秘を纏って空気を震わせ、世界を揺るがす。
 煽られた熱を込めてぶつける様に響く音に、はっと我に返ったテンダーネス・ガールが杖を構えて光球を操る。
 歌に合わせて舞い踊るリルの揺らぐ尾鰭が、美しく光を映した。
 女神に捧げる優しさに満ちた歌は、悪しき光球を寄せ付けない清浄なオーラを宿す。

 穏やかな表情に険しさを宿すテンダーネス・ガールの前に、黒い鴉が躍り出る。
 力強いステップで、光球を躱し挑発するように笑みを浮かべれば、彼女の視線はセリオスに釘づけとなる。
「リルの邪魔はさせねーよ」
 光を纏う純白の剣は、蒼い炎を纏ってテンダーネス・ガールを襲う。
 二筋の蒼い流星が奔ると同時に迫る光球を、水泡が相殺する。

「はは、ただ守られるだけの野郎じゃないのは頼もしすぎるな」
 思わず破顔して、踊る様に剣を振るう。
 舞台に、人魚の歌は響き続ける。

 ――さぁ、閉じた瞳も心も未来も開かせよう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

吉柳・祥華
◆心情
ふむ、同じ神として…
彼奴らの好きにはさせないのじゃ!

なるほどのぉ…芸術の女神とな…
(肩に乗る妖精型のバディ・ペットの『白桜』を見ながら)

この白楼も、妾が件の幻朧桜の枝から創りだしたものじゃ
そして、足元にいる朱鷺のようなこやつも、妾が自ら手で彫った木彫りから創りあげたものじゃ…

どれ…
(水を媒介にスピリットのチカラを水中に反映させて仮初の生命を創る)

あくまでも映像を投影する感じにじゃよ。実際に命を創ってしまうわけにはいかないのでのぉ

属性攻撃で『スピリットたちの色を使い』
範囲攻撃で『スピリットの色を広げ』
衝撃波で『立体的』を演出
優しさと癒しで『慈愛』的に
祈りを込めて『女神』をイメージした絵を




 踝まであろうかという銀の髪を、指先で遊びながら吉柳・祥華(吉祥天龍・f17147)は、肩に乗る白桜を見る。
「なるほどのぉ……芸術の女神とな……」
 幻朧桜の枝から作り出した妖精の姿をした白桜は、赤い瞳を瞬かせ祥華を見つめる。
「この白桜も、妾が件の幻朧桜の枝から創りだしたものじゃ。
 そして、足元にいる朱鷺もまた、妾が自ら手で彫った木彫りから創りあげたものじゃ……」
 朱鷺もまた、じっと祥華を見上げている。その視線を受けて、祥華は頷く。

「ふむ、同じ神として……彼奴らの好きにはさせないのじゃ!」

 慈愛の乙女ことテンダーネス・ガールは、神たる祥華に怯むでもなくただ優しげな笑みを浮かべている。
 そんなテンダーネス・ガールと真っ向から向き合う祥華。
「どれ……」
 すい、と宙に指先で弧を描けば水を媒介にスピリットの力を宿した仮初の生命が映し出される。
「実際に命を創ってしまうわけにはいかないのでのぉ」

 じゃが、これで十分じゃろう? そう笑い、祥華はスピリットに色を与える。
 それはじわりと絵具が広がる様に彩を撒き、生命が息吹くように優しく形を成していく。
 平面ではなく、まるでそこにあるように現れたのは慈愛の微笑みを湛えた女神の姿。

「どうじゃ、中々なものじゃろう?」
 ふふ、と得意げに笑う祥華の先には、その美しさに目を奪われたテンダーネス・ガールの姿があった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラムル・クルトア
奏汰(f11214)と同行希望
アドリブ歓迎

「人の物を勝手に自分の物にするとか、横暴が過ぎるね

穏やかで優しい女神さま
もう、目を覚ます時間だよ
一緒に居場所を取り戻そう

UCで動物達を召喚し、演奏や踊りで女神が好んだ優しい空間を演出
無数の目で敵の動きを把握し死角を補い、自身も光と闇の双剣を手に舞い踊る
動物達の演奏と踊りと自身の剣舞で女神を目覚めさせようと試みる
無数の光球(WIZ)も動きを見切って武器で受けたり回避したりで、パフォーマンスに組込むよ
敵の注意を惹きつけて奏汰の行動を支援しよう

光球(POW)は動物達が肩代わり
誰かを傷つけるつもりのない仔達だから問題ないよね
「奏汰、今だ
こんな神殿、壊してしまえ


巴・奏汰
ラムル(f10895)と同行希望
アドリブ歓迎

「随分と勝手だな」
俺は芸術はよく分からないが、この神殿がここにあるべきでないことは俺にも分かる

「いくぞ、ブラッド・ガイスト」
UCで黒剣を大きな刃に変化させ、建物を巻き込んで攻撃する
うちの団長の剣舞を邪魔させない為にも攻撃専念だ
ラムルが敵の注意を引いてくれた時はその隙を利用して武器を振る
光球(POW)は極力避ける
出来ない約束はしない主義だ
光球が当たっても構わず攻撃する

ラムルの合図に攻撃を繋げる
「女神に返してもらうぞ
全力で建物ごと薙ぎ払う




「随分と勝手だな」
 巴・奏汰(人間のグールドライバー・f11214)の紅く光る鋭い眼光は、テンダーネス・ガールを捉えていた。
「人の物を勝手に自分の物にするとか、横暴が過ぎるね」
 そんな奏汰の静かながらも苛烈な声に、穏やかな声が重なる。

 声の主、ラムル・クルトア(ヤドリガミのウィザード・f10895)は穏やかな眼差しで『オブリビオン神殿』――に押し込められた『神の神殿』を見上げた。
「穏やかで優しい女神さま。もう、目を覚ます時間だよ。一緒に居場所を取り戻そう」
「あぁ、俺は芸術はよく分からないが、この神殿がここにあるべきでないことは俺にも分かる」
「そうだね。早く力を取り戻してもらおう」

 さぁ、と声を掛けてラムルが呼び出したのは沢山の愛らしい動物たち。
 穏やかで優しい時間を好んだという女神のために、動物たちが演奏や踊りで優しい空間を作り出す。

 その光景を見ながら、奏汰は己の血を黒剣に捧げる。
「――いくぞ、ブラッド・ガイスト」
 血を吸った黒剣はその刃を大きなものへと変じ、奏汰が横へと振り抜けばテンダーネス・ガール諸共『オブリビオン神殿』を食らわんと唸る。
 その切っ先を追うように、ラムルもまたヴァイスとシュヴァルツを抜き放つ。動物たちの演奏に合わせて、女神へと捧げるのは軽やかな剣舞。
 迫り来る無数の光球すらも利用して、己の舞を彩る。
 舞えば舞うほど、躍起になったように放たれる光球を光と闇を宿す二対の剣で往なしていく。

 焦りを抱いたテンダーネス・ガールに黒い咢が迫る。
 己を狙う存在に咄嗟に放つ光球は、勢いだけで正確さを欠いた。
 奏汰は迫る光球を身を屈め躱すと、踏み込んだ勢いでテンダーネス・ガールに迫る。

「出来ない約束はしない主義だ」
 もとより当たっても攻撃を止めるつもりはないと、笑って見せる。

「奏汰、今だ! こんな神殿、壊してしまえ」
「あぁ! 女神に返してもらうぞ。全力で建物ごと薙ぎ払う」

 大きく振りかぶられた黒剣は、ゴゥ!! と唸る様な音を立ててテンダーネス・ガールを襲う。
 袈裟切りにしてもなお、その刃の勢いは止まらず彼女の背後の『オブリビオン神殿』ごと喰らって行く。

 たくさんの美しき歌声、舞い、そして描かれた己の姿が、女神の力を取り戻す力となり、黒剣によって刻まれた亀裂から光が溢れだす。
 やがて、その美しい神殿を猟兵たちの前へと表すのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月21日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#ヒーローズアース
🔒
#戦争
🔒
#アースクライシス2019
🔒
#センターオブジアース


30




種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はナナシ・ナナイです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト