「みなさん、集まってくださいまし! 世界名『サムライエンパイア』にオブリビオンが出現しましたの!」
ミレナリィドールの破戒僧、千手院・ソワカが声を上げて皆を呼び集める。
「この世界はえっと‥‥江戸幕府の長、徳川家光公が治めている島国『エンパイア』のある世界ですわね。江戸、大名、武士‥‥こういった言葉に馴染みのある猟兵の方もいるのではないでしょうか?」
ソワカが皆を見て微笑む。が、オブリビオンの話に戻ればすぐに表情を引き締め。
「場所は江戸からかなり北東に位置する、とある山岳地域になりますの。この一帯は狩猟や農業で生計を立てる方が暮らす平和な地域だったのですが‥‥」
一呼吸おいて、口を開く。
「ある日突然、山の頂上に城が出来上がっていた、との事ですわ」
一夜城、そうソワカが呟いて皆を見回した。
「あまりに唐突なオブリビオンの出現に、周辺の村は一気に制圧されてしまいましたの。その侵攻速度のせいで逆に死者は出ていない状況ですが、放置はできませんわ。なぜならば‥‥」
言葉にするのもはばかられるのか、少しうつむいて躊躇するように目を泳がせる。が、意を決したように視線を上げて口を開き。
「‥‥そのオブリビオンの名は、"斬撃公・悪武彦(ざんげきこう・あくたけひこ)"。
戦国大名であった生前の趣味は‥‥"生き試し"」
"生き試し"。つまり、刀の切れ味を試すためだけに、生きた人間で"試して"確認していたのだ。
「よほど剣の腕前には自信があるのでしょう。彼は常に甲冑を身に纏い、必ず大太刀を手元に置いているようですわね」
逆に言えば、それだけ臆病という事でしょうけどね、と皮肉交じりに片目を閉じて頬を掻く。
「ともあれ、今はまだ周囲の住民の方を城内の雑用や城の増改築に使っているだけで済んでいますけれども、いつまた生前の悪癖が再発するかわからない状況ですの。これ以上の被害が出る前に、我々で何としてでも食い止めねばなりませんわ」
ぐっ、と静かに拳を握り、口を強く横に結ぶ。真っすぐな瞳で皆に訴え。
「山の上という地の利は相手にありますが、いまだに工事が続いている事から、まだ城の防御は完璧ではないはずですの。そこを突けばうまく城に潜入できるでしょう」
ですが、と言葉を続けながら。
「城内に入った後も気を付けてくださいまし。悪武彦は配下に忍者を従えているとの事です。非人間的な修行による殺し合いと人体改造で‥心が壊れた者たちを忍と呼んでよいのかはわかりませんけれど‥‥。
せめて彼らを戦いの中で倒してあげて下さいまし。それが彼らへの、救いにもなるはずですの」
ゆっくりと皆を見回して首を垂れ、頭を上げた。ソワカの顔はひどく真剣だった。
「さあ行きましょう、イェーガー。狙うは大将首、城攻めの時間ですわ」
アサソバ
はじめまして。三度の飯より蕎麦が好き、アサソバです。
未だ至らぬ身ではございますが、リプレイは熱く、判定は冷静に。
どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 冒険
『オブリビオン城への潜入』
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POW : 門を破るなどして無理やり潜入する
SPD : 潜入口を探す、夜陰に紛れ城壁を越える
WIZ : 門番など働かされた人々を説得・買収する
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指切・お鈴
まずは潜入とな。よかろう。
城の増改築にこき使われておる人間たちを懐柔しようではないか。
お鈴さんは人間を「誘惑」するのが割と得意じゃ。
このような地で無理を強いられているのは酷なことじゃて、お鈴さんが順番によしよししてやろう。もふもふがよいか?ぱふぱふがよいか?故郷の母を思い出してもよいぞ。ああ、ああ、すぐに解放してやるからのう。待っておれ。
さあ、どうか道を開けておくれ。我に道を開いておくれ。
必ずやあの大名の首を取ってくるからのう。
太陽が地平線にかかり、空が薄紫色に変わる頃。山の斜面でかこん、かこん、と大きな杉の木を刻む音が響く。
やがて木はバキバキと倒れ、カラスが数羽、空に飛ぶ。
「っはぁ‥‥っ‥‥っ。これを、城に納めれば今日の分は終わりかぁ?」
どこぞの村から駆り出されたのか、痩せこけた男が肩で息をしながら手ぬぐいで汗をぬぐう。
「ああ。こンだけやりゃあ、斬るしか能のねえ"斬撃公"も大層ご満悦だろうよ」
切り株に腰を掛けた別の村人がつばを吐くように言い捨てる。慌てて痩せこけた男が声を上げて。
「ばっ…おめぇ聞かれたらどうすんだ!! 真っ二つにされンぞ!?」
「けっ! そンならそれでいいじゃあねえか。やれるモンならやってみやがれってんだばーろぉ!」
半ばヤケになって悪態をつく男を必死に痩せこけた男がなだめる。日常であれば、結局そのまま木を切り分けてトボトボと城まで運び入れ、そしてまた苦しい明日が始まる。
はず、だった。
「おお、おお‥‥酷なことじゃて。なんじゃ、彼奴は随分と民草を虐げておるようじゃのう?」
「‥‥ひぇっ!!?」
いつからそこにいたのか。妖狐のブレイズキャリバー、指切・お鈴(指切様・f03343)が暮れなずむ夕日を背にゆらりと佇んでいる。村人2人はまさに"狐につままれたような"顔で大口を開いてぽかんとその姿を眺めて固まっていた。
お鈴の細い指が痩せこけた村人の頬をすらりと撫でる。真っ赤になって村人が後ずさりして尻もちをついた。
「解放の時じゃ。あの大名は我らが討つ」
柔和な笑みのまま語るお鈴の物騒な言葉に、ごくり、と村人の喉が鳴る。
「どうか我に道を開いておくれ。必ずやあの大名の首を取ってくるからのう」
村人2人は顔を見合わせて、頷く。
「俺たちみてぇな木こりが木材を城に納めるための道がごぜえます。こっちです!」
「おお、くるしゅうない。後で"もふもふ"してやろう」
「も、"もふもふ"‥‥で、ございますか」
村人2人の心がその日一番小躍りしたのは言うまでもない。
成功
🔵🔵🔴
神宮寺・絵里香
説得だなんだのはオレの好みじゃないんだが、潜入する前にデカい音を
出して無駄に大騒ぎにするのもアホだな。まあ説得して駄目ならば、
灰燼拳で無理矢理門を突破で良いだろう。
『WIZ』門番を説得。
「猟兵の神宮寺だ。今からここの城主のオブリビオンをぶちのめし
に行く。まあそういう訳だから門を開けてくれ。
お前たちも嫌だろう、試し斬りが趣味なオブリビオンに好き勝手されるのは。城主に対する義理もあるまい。それに・・ダメだと言っても無理矢理
門を砕いて突破するからな、どのみち一緒だ。ま、オレに賭けてみな。
多分、損はさせねーよ。」
『POW』説得に失敗した場合は灰燼拳で門を砕く。
新納・景久
「話ん寄らあば、城は未だ未完。なあば、必ず突破口あり」
「じゃっどん、策ば巡らすんは俺ん仕事でなか。そげんこつは、脳のある者に任せれば良かじゃ」
「じゃで……。俺は未来の親指武蔵! こん名、地獄の閻魔に伝えちょれ! 鬼が行くぞと震わせい! 新納・景久、ひっ飛ぶどッ!!」
妖刀を大上段(蜻蛉の構え)に、門へ突撃
門番は当身で散らし、羅刹旋風で門に刀を叩きつける
全ては大将首を獲らんが為
そして後に続く道を作らんが為
門の破壊に全身全霊を賭ける
「邪魔すっなあば切捨てっど! 命惜しくば、退けェいッ!!」
「待っちょれ大将首!!」
「‥‥説得だなんだのはオレの好みじゃないんだがなあ」
人間の戦巫女、神宮寺・絵里香(雨冠乃巫女・f03667)が松明の灯る城の門前に現れる。
門の前にはやはり強制的に駆り出されたのか、槍で武装した男達が警護をしている。見慣れぬ訪問者の姿に驚いたのか、全員が神宮寺へ槍を向けて警戒する。
「止まれ!! なんだお前は!!? この城をどなたの者と心得‥‥」
「猟兵の神宮寺だ。今からここの城主のオブリビオンをぶちのめしに行く。門を開けてくれ」
言葉の右ストレートといって差し支えない程に、単刀直入に用件を述べる。あまりに予想外の言葉だったのか、思考が停止して門番たちの槍の切っ先がふらふらと宙を泳ぐ。
「お前たちも嫌だろう? 試し斬りが趣味なオブリビオンに好き勝手されるのは」
「‥‥っ」
核心を突かれたのか。門番の長と思しきものが苦々しい顔で口を紡ぎ、俯く。
「ここの城主に対する義理もあるまい?」
「不審な奴をそのまま通せば、それはそれで"悪武彦"に斬られちまう!!」
震える手で、槍の先を神宮寺に向けて抵抗をする門番。まさに一触即発。その状況を変えたのは‥‥。
―――別門からの轟音。新納・景久(未来の親指武蔵・f02698)の仕業なり。
「何の騒ぎだ!?」
ざわつく門番たちをのんびり眺めながら、どうも他の猟兵たちも動き出しているらしいと神宮寺は悟る。
「まあ、そういう事なんだ。既に"戦(いくさ)"は始まってるのさ。だから最後にもう一度言う。
"門を開けてくれ"」
「‥‥‥っ」
最後通告、とばかりに神宮寺がゆっくりと門に向かって歩き始める。
「‥‥まあダメだと言っても無理矢理、門を砕いて突破するんだけどな」
静かに拳を固め、構える。そして。
「通ってくだせえ!!」
門番が叫んだ。調子を外されたように神宮寺は目をぱちくりと瞬かせる。
「あっちで騒ぎがあるってンなら、こっちは逆に静かな方が奥まで切り込みやすい。‥‥行ってくれ」
槍を捨て、門の脇戸をこっそりと開ける門番たち。
「城じゃあ家内たちも働かされてんだ‥‥どうか‥‥っ!」
「ま、オレに賭けてみな。多分、損はさせねーよ」
神宮寺は息を吐いて漆黒の髪をかき上げる。空を見れば、今日は星がきれいだった。
―――時は轟音響くタイミングまで遡る
「うわぁぁぁ!!? なんだこいつッ!!?」
「女一人に何を手こずって‥‥ひっと捕らえわぁぁぁッッッ!!?」
もはや乱闘の様相を呈する大騒ぎとなった門前で、新納の大立ち回りが続く。
組み付かれれば地に叩き伏せ、持ち上げられそうになれば逆に首根っこを掴んでぶっ転がす。男たちをものともせずに大きく息を吸って呼吸を整える余裕さえ見せている。
「このアマッ
‥‥!!」
「邪魔すっなあば切捨てっど! 命惜しくば、退けェいッッ!!」
闘牛のような勢いの新納の当身が門番に当たると、大の男が玩具のように宙を舞った。
「ヒィィッ! なっ、なんなんだお前はぁぁぁッ!!?」
腰を抜かして叫ぶ門番の声に、新納は振り返って悪鬼羅刹の如く笑って見せた。
「‥‥地獄の閻魔に伝えちょれ。俺は未来の親指武蔵!」
刀を肩に担ぐような大上段、いわゆる"蜻蛉の構え"。
全ては大将首を獲らんが為、そして後に続く者の道を作らんが為。一切の迷いを捨てた視線が門に注がれる。
「鬼が行くぞと震わせい! 新納・景久、ひっ飛ぶどッ!!」
獣のような叫び声を上げながら文字通り新納が一直線に跳んで間合いを詰め、そして。
再び、轟音と振動が空に響いた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
エルネスト・ポラリス
ふぅむ、一夜城……またとんでもないものが出てきましたねぇ。
とはいえ、城は人間の侵入を想定して建てるのが普通です。ここは、狼の姿で、【SPD】を活かした侵入を試みましょうか!
まずは城壁の観察。見張りの人がいるようなら、自慢の『逃げ足』の出番ですね!
上手く人気のないとこを見つけられたら、狼の姿で一気に大ジャンプ!結構凄いんですよ?狼の跳躍力って。
あ、普通にやって飛び越えられないなら、人間の姿に戻って、フック付きワイヤーひっかけて登りまーす。
狼の力?後で使うよ、多分。
……この地の人たちは、今も怯えているんです。格好つける暇があれば、さっさと落城させてやりましょう!
「ふぅむ、一夜城‥‥またとんでもないものが出てきましたねぇ」
人狼の探索者、エルネスト・ポラリス(『シアワセ』の探索者・f00066)が狼の姿で城壁の前をトコトコ歩く。既に門の一部では騒ぎが始まっており、それがいい塩梅に彼の隠れ蓑となっているのだ。これならばじっくりと城壁を見渡し、観察ができる。
目を細め、ふむと頷き。
「かなり、"荒い"作りですね。最低限防衛の機能は果たしそうですが、まだ‥‥む」
ガチャガチャと甲冑の音が聞こえる。反射的に四つ足のしなやかな動きで茂みの方へと移動すると、身を潜めて音の主を待つ。
駆り出されたと思しき警護の者がさっきまでエルネストのいた場所に立つ。かがり火を手に周囲を見回すも、はてなと首をかしげていた。
それを追いかけるように、別の兵士が現れる。
「おい! どうした!?」
「いやなンでもねえ。多分、野犬かなんかだろ」
(「狼ですよ失敬な
!!?」)
叫びたくなるのをぐっ、と我慢する。エルネストは警護の兵が立ち去るのを見届けると、壁に向かって駆け出し跳躍。軽業師のような身のこなしで一気に壁を乗り越えた。
「‥‥この地の人たちは、今も怯えている。さっさと落城させてやりましょう!」
成功
🔵🔵🔴
デブラ・ヘックシュバイン
聞きしに勝る暗君っぷり、
これあひょっとすると良い死に場所かもしれませんねえ。
ひとつ蔭腹でも召して…
はっはぁ、既にドンパチ始まっちゃってますね!?
POW:援護射撃に徹する
それそれ、道を空けろってンだよー!
進むも退くも、守るも攻めるも道次第ってなァ!
既にカチコミかけてる猟兵(おなかま)が居る様子だはんで、
その退路を確保しときましょうか!
首尾よく大将首を取って来るのを迎えるのも良し、
果たしてお城が静かになっちまったらドン尻をあげて突っ込むも良し…
なんなら私が大将首狙っちまいますかねェ?
とりあえずは、それまで腰を据えて撃ちまくりだァ!!
もっと、もっと!
世界には命を捨てるに相応しい場所があるはずなンだ!
鬼雨・雷月
「あれが目標の城か」
そんなことを呟きながら城へと走っていく、まっ、細かい事は得意じゃねぇしシンプルに行くとするさ。
「既に動いてる猟兵が居るようだな」
城に近づいて聞こえた轟音から判断したが、派手に行ったなまた。
遅ればせながら門に攻撃をしにいこう、到着した時に門がまだ壊れて居なければ。
「俺も手伝わせて貰おう、サイコキネシス!」
そう門を攻撃している新納に声をかけると同時にサイコキネシスをぶっ放す。
門が破壊出来ていた場合は既に城に突入してるだろうから。
「こんだけ派手にやればまぁ目立つわな」
そんな事を呟きながら城に突入していく。
門の破壊を手伝った場合は初対面故に軽く名を名乗ってから共闘を提案しておくぜ
「既に動いてる猟兵が居るようだな。また随分と派手に行ったもんだ」
門前の騒ぎを聞きつけて集まるのは城を守る兵士だけではない、羅刹のフォースナイト、鬼雨・雷月(羅刹のフォースナイト・f04378)もまた同様に騒乱の中へと突撃していく。
「うわっ!? なんだお前は!!?」
「手伝いに来たんだよ。猟兵の方をな!」
侵入者だ、そう思い門番が槍を向けた瞬間。
「っ!!? えっあれ‥‥えっ!!?」
次の瞬間には、得物を叩き落されていた。遅れて骨の髄まで響く衝撃が兵士の両手にじんわりと広がる。鬼雨の一撃が、彼には見えなかったのだ。
「悪いな‥‥"通るぜ"?」
「どっどどどどうぞお通り下せえッッ!!」
ギラリと獣のように笑う鬼雨の気迫に押され、兵士が後ずさりして道を譲る。身長約184cmのが武器を手に凄んできた場合、抵抗しろという方が無理である。それが強制的な兵役の中での出来事ともなれば、なお当然の結果であった。
「こっちの門はもうぶっ壊れてるか。俺もやりたかったんだが、おっと‥‥」
鬼雨がすっと体をずらすと、人狼の戦場傭兵、デブラ・ヘックシュバイン(捨てがまれず・f03111)の援護射撃が始まった。
壊れて開いていた城門の風通しが、更によくなっていく。
「それそれ、道を空けろってンだよー! 逃げないとケツに当てちまうぞコラッ!!」
銃声をかき消す程の大声で叫ぶデブラに、鉄砲だー! と兵士たちが雲の子を散らすように逃げ出す。
「あんたもまあ派手なこった」
「進むも退くも、守るも攻めるも道次第ってなァ。退路の確保ってのは、いつでも重要なモンさ」
ニヤリと笑い話しかけてくる鬼雨に、銃の再装填をしながらデブラが口の端を吊り上げる。
「大将首を取って来るんだろう? 行ってきなよ」
鼻歌を歌いながら周囲を斉射するデブラに、おうよ、と鬼雨がひらりと手を上げて答える。そのまま迷いなく城内へと突撃していった。
一人になったデブラが空を見上げる。
「‥‥ひょっとすると良い死に場所かも、と思った」
熱を帯びた砲身から煙がある。嗅ぎなれた匂い。
「が、止めだ。もっともっと世界には命を捨てるに相応しい場所があるはずなンだ!」
かくして退路は確保され、猟兵は城内へと各々の方法で潜入を果たし。場面は移る。
成功
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第2章 集団戦
『妖魔忍者』
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POW : 忍法瞬断
【忍者刀】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : 忍法鎌鼬
自身に【特殊な気流】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : 忍法鬼火
レベル×1個の【鬼火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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――場所は城内へと移る
組みかけの物見やぐら、庭の木々、縁側の下。城内に点在する様々な薄暗い場所。そこにいつから潜伏していたのか。
「‥‥」
忍び装束を身に纏った男たちが、昆虫のような奇怪な動きで、ぞるりとはい出てくる。
何人かで集まると、擦れるような囁き声でヒソヒソとコミュニケーションをとる。
「‥‥抹殺スベシ。抹殺スベシ」
「オ館様ヲ煩ワス者 打チ首ニスベシ」
およそ人からかけ離れた異常すぎる光景に、それを目撃してしまった女中が恐怖でへなりと崩れ落ちる。
「散ッ!!」
黒い影達は再び夜の城内へと散っていく。侵入者の抹殺、彼らの頭にはそれしかない。
指切・お鈴
心を失った哀れな忍びどもよ……せめて我が浄土へ送ってやろう。
基本は一体ずつ相手じゃな。フォックスファイアの火を合体させて見舞ってやろう。
あちらの数が多く囲まれそうになった場合は火を個別に動かして蹴散らしたのち、距離を取ってまた一体一体に合体した狐火でじりじりと焼いてゆくぞ。
「さあ、貴様の鬼火と我の狐火、どちらが強いか勝負とゆこう」
鬼雨・雷月
城内に入ると同時に力を開放して背中から2本、両方の肩から2本の角が生えた姿へと変じ、警戒しながら城内を進むぜ。
「ん~?、城内の空気がピリついた…流石に気が付くか。近くにいやがるな…他の猟兵に割いてるだろうが数までは解らんからな」
右手にフォースセイバーを、左手に持ったリボルバー型のアサルトウエポンをクルクルと回しながら走りから歩きに変えるぜ。
「他の猟兵と合流してと思ったがそうは問屋が卸さんってかぁ?」
ちらほらと交戦音が聞こえてきてんがな、ちっとは数減らさんとな。
「掛かってこいや!!、ダメージなんざくれてやる!。その代わりに命貰うぞ妖魔共!」
当て辛いなら肉を切らせて骨を断てば良い、ぶっこんでやらぁ
妖狐のブレイズキャリバー、指切・お鈴(指切様・f03343)は村人達の手引きによって裏手の材木置き場から潜入した。
ふむと軽く周囲を見回した段階で、何かが這いずる音。
「早いのう‥‥随分と仕事熱心な事じゃて」
材木の陰から、芋虫のように一体の忍びが這いずり出てくる。ごき、と肩を鳴らして刃を抜くと、ひどく無機質な眼光でお鈴に対峙する。忍びは叫んだり吠えたりは一切しないが、ただ異常な殺気だけをギラギラと放っていた。
「ひぃぃっ‥‥! おっおおたっ‥‥お助けぇ!」
「下がっておれ。これより先は大立ち回りになるでの」
震えあがる村の男たちに下がるよう手で合図すると、お鈴が一歩前に出る。ふわり、と彼女の周りに狐火が漂い始めた。
「‥‥打チ首ニスベシ」
「それしか言えんのか? ‥‥いや」
言えなくなってしまったのか。直線的に突撃してくる忍者を、お鈴の周囲を旋回する狐火が迎撃した。
ばっ、と真っ赤な火の粉が辺りに飛び散る。
「グォァァァァッッ!!!」
「心を失った哀れな忍びどもよ‥‥せめて我が浄土へ送ってやろう」
燃え上がり絶叫する忍者、世の理から外れた者とはいえ、もはや戦闘を継続する事などできない。
忍びに鬼火を出させるまでもなく、お鈴の狐火は敵を丸ごと焼き尽くした。
――場面は城内の中庭へと移る
「他の猟兵と合流してと思ったが‥‥。そうは問屋が卸さんってかぁ?」
のんびりと夜空を眺めていた羅刹のフォースナイト、鬼雨・雷月(羅刹のフォースナイト・f04378)が視線を周囲に戻す。
既に数体の忍びが、鬼雨を取り囲むように構えている。
「ひぃ、ふぅ、みぃ‥‥。ちと数が少ねぇんじゃねえのか? ええ、おい?」
真の姿となって背中と両肩から角を生やした鬼雨は悠然と忍びの数を数える。にじり寄る忍び。
「シャァァァァッッ
!!!!」
「遅ぇぇッッ!!」
リボルバー型のアサルトウエポンが火を噴く。飛び掛かった忍者は宙でバランスを崩すと、そまま地に転がって動かなくなった。
ユーベルコード"羅刹旋風"が見事に炸裂し、忍者を一体仕留める。が。
「誅殺スベシ‥‥!」
「っ! この野郎‥‥ッ!」
当てる事に集中しすぎた為か、もう一体の忍びが影のように跳んでくるのに対応できず、斬撃をくらってしまう。
ぼたり、と脇腹から出血し、庭が赤く染まっていく。
だが別に仔細なし。なぜならば。
「上等ォ‥‥掛かってこいやァッ!!」
最初から肉を切らせて骨を断ってやると、"覚悟"をしている者にとって、これしきの一撃など致命傷足りえない。
俄然元気になった鬼雨はフォースセイバーを握りなおし。
「ダメージなんざくれてやる! その代わりに命貰うぞ妖魔共!!」
啖呵を切って再び忍び達と激突した。
成功
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新納・景久
「待っちょれ大将首ィッ!」
「鬼の新納がお通りじゃァッ!!」
「チィェェエエエエッ!!」
猿のような奇声を上げ、妖刀を蜻蛉の構えに、足を止めずに天守閣目指して賭ける
此の期に及んで邪魔に入る者は、人ならざる者だと判断
「人なら退けぃ。俺ん道ば塞ぐなあば、そん首貰い受けっど!」
被弾も傷も気にしない
むしろ邪魔が入ることすらも楽しむように、ただ切り捨て、ひたら前へ
「こん戦が一番槍、親指武蔵新納・景久が獲ったどォッ!!」
疲れが見えてきたら、羅刹旋風で力を上げ、己を鼓舞する
派手に突っ込む理由もある
注意を自分に引きつけるため
もちろん、己の武名を上げるのが一番ではあるが
「人なら退けぃ。俺ん道ば塞ぐなあば、そん首貰い受けっど!」
羅刹の妖剣士、新納・景久(未来の親指武蔵・f02698)が道を塞ぐ忍びの群れと対峙する。
ギチギチと囁くような声を上げて集まってくる忍びを見て、いいぞと内心ほくそ笑む。
(「これでよか。他の猟兵連中も動きやすうなっじゃろ」)
「‥‥誅サ」
「チィェェエエエエェェェッッ!!」
忍びが何かを言い終えるよりも早く、猿のような奇声を上げて新納が突進する。
「‥‥ッ!!」
防御が一切考慮されていない強引な突撃に忍びの一体が思わず飛び退く。が、受け、回避、全てが間に合わない。閃光が走った。
「ガ‥‥ゴボ‥‥ッッ!!」
忍びの景色が"2つ"に割れる。己が真っ二つに切断されたと理解したのは崩れ落ちてからだ。
ヒュン、と血糊をふるい落とし新納が妖刀を構え直す。太ももに突き刺さった忍者刀にまったく気を払う様子もなく、ただ新たな標的を定める。
「‥‥二の太刀は必要なかァ」
鬼気迫る、という言葉すら生ぬるい。常軌を逸脱した気迫に押し込まれたのか、忍び達が思わず後ずさりして間合いを離す。
「おっ!? なんじゃそういう知恵は働くんか」
忍び達が鬼火、鎌鼬を発生させたのを見て、ニヤッと口の端を吊り上げ新納が笑う。
尋常であれば間合いを離されるのは剣士が最も嫌う事である。が、彼女はそれを全く意に介さない。なぜならば。
「じゃっとぉ‥‥そこまで俺ん"間合い"じゃ」
――新納が、跳んだ。
「チィェェエエエエッッッ!!」
再びの大気を切り裂くような猿叫と同時、別の忍者が両断されてぶっ飛んでいく。血煙を纏いながら、一切の迷いなく進軍する新納。
「待っちょれ大将首ィッ! 鬼の新納がお通りじゃァッ!!」
苦戦
🔵🔴🔴
蘇芳・薊
まずは城内に複数いるであろう敵の位置を『影の追跡者の召喚』で割り出す事、
分かり次第付近に仲間がいるなら情報共有します。
皆さんがスマートフォンでも持っていれば良いんですけど、そうも行かないでしょうからあくまで可能な限りです。
こちらが先に敵を補足したなら暗殺技能で先手を取ります。
この時一対一以上のこちらが有利な形で戦闘が始められる様に心掛ける事、決して私は強くは無い事を忘れてはいけません。
もしも多対一や後手になってしまったら……
その時は捨て身の一撃技能を使ってでも戦って、少しでも敵に損害を与えます!
追い込まれているのでは無く、私が囮になって味方のサポートをしているのだとポジティブに行きましょう。
神宮寺・絵里香
派手に暴れた連中のおかげで上手い事潜入できたな。
忍相手だとアンブッシュが怖いが連中が暴れている
お蔭で注意がそちらに向かっている筈。
これならば逆に不意打ちを狙うことも可能だろう。
【作戦】
城門を壊し派手に大立ち回りをしている連中を狙う忍者を
逆に不意打ちする。
目指すは一撃必殺。集中をして力を溜め、限界まで魔力を
込めた雷属性の灰燼拳をぶち込む。
派手に暴れた連中の下へ移動する敵に出くわさないように
一呼吸を置いてから移動を開始する。
不意討ちをする自分が不意討ちされないよう最大限の警戒をする。
薙刀が使える広い場所では薙刀。
狭い所では素手で戦闘。
使用技能:グラップル1、属性攻撃1、力を溜め1
「よし‥‥行って」
散発的な戦闘音が響く城内の一角、静かな暗がりで人間のグールドライバー、蘇芳・薊(人間のグールドライバー・f01370)がユーベルコード"影の追跡者の召喚"を発動させる。
複数の監視カメラを同時に見ているような感覚の中、対象の存在はすぐに見つかった。もっとも近い対象まで、身をかがめて小走りで移動する。
「‥‥見つけた」
庭の木々に擬態して、見当違いの方向を監視している忍者がいる。今ならば。
「えいっッ!!」
「‥‥ゴアッ!?」
そっと接近してからの首元を狙った致命の一撃。忍びの男が膝をついて崩れ落ちる。後はこれを繰り返せばいいだけだ。しかし。
「侵入者、打チ首ニスベシッ!!」
「うそっ、もう!?」
すぐに異変に気が付いたのか、別の忍者が蘇芳の前に飛び出してきた。ユーベルコード"忍法鬼火"が発動し、辺りが炎に包まれる!
「うわっ、と‥‥きゃあっ!!?」
転がりながら火を回避する。少し焦げた気がするが、なりふり構っていられない。一たび騒ぎになれば、わらわらと侵入者を排除すべく集まってくるのがここの忍び達である。
「‥‥抹殺スベシ!」
「首ヲ切リ落トスベシ!」
任務を達成できる事が嬉しいのか、蘇芳を取り囲むように勝ち誇る忍び達。
いよいよとなれば、そう肩で息をしながら腹をくくる蘇芳。絶対の窮地という奴である。
もっとも、その窮地は忍び達にとっての話だが。
「皆さんが、スマートフォンでも持っていれば‥‥って思ってました」
「‥‥ッ!?」
「そうすればあなた達の位置をみんなに伝えられるのに、って。でももう大丈夫ですね。鬼火のおかげで、"良く見えますから"」
蘇芳が空を指さす。彼女の追跡の成果は今、完璧に実った。
――月光を背に、人間の戦巫女、神宮寺・絵里香(雨冠乃巫女・f03667)が空を舞う。
「30cm以内だ‥‥30cmまで、近づく必要がある」
薙刀をブン投げて、まずは一体。忍びが崩れるのと同時に着地。機を逃さずに蘇芳が反射的に飛び出し、捨て身の一撃で更に一体。
不意を突かれて連携を崩す忍び達のその隙を、猟兵達は決して逃しはしない。
「だがこの状況なら、距離に悩む必要はないな。おかげ様で、思い切り近づくことができた」
忍者刀の斬撃を踊るようなフットワークで回避しながら、だん、とさらに一歩間合いを詰めて完全に忍びの懐へと潜り込む。
「‥‥この距離なら、オレの拳の方が速いぞ」
底冷えするような気迫のこもった神宮寺の声に、忍者が数瞬戸惑う。
「‥‥っ」
コンマ数秒の静寂。
「抹殺ス
‥‥!!」
「ハァァァァァァッッ
!!!!」
一閃。神宮寺のユーベルコード"灰燼拳"が炸裂した。稲妻のような轟音と衝撃で庭が揺れ。土煙が空に上がる。
拳を叩き込まれた忍者は、バラバラに吹き飛んでしまったのか欠片さえ見当たらない。
「よし、粗方片づけたか!」
服についた埃を払い、絵里香は堂々と胸を張った。天守閣の方を見上げる。
大成功
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第3章 ボス戦
『戦国武将』
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POW : 合戦具足
無機物と合体し、自身の身長の2倍のロボに変形する。特に【自分の城の一部もしくは武者鎧】と合体した時に最大の効果を発揮する。
SPD : 乱世斬
【日本刀による衝撃波を伴う斬撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : 戦国兵団
【自分に従う兵士達】の霊を召喚する。これは【火縄銃】や【弓矢】で攻撃する能力を持つ。
👑17
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「役に立たぬ忍びどもが
‥‥!!」
天守閣は大広間が一室にて、オブリビオン"斬撃公・悪武彦(ざんげきこう・あくたけひこ)"が一人悪態をつく。
甲冑姿に大太刀、いかにも戦国の武将といった格好の大男は、配下の忍びをただ"使えぬ"と吐き捨ててみせた。
「これはワシの城だ‥‥。誰にも、誰にも! 絶ッッッ対に落とさせはせんッ!!」
オブリビオンはそう息巻いて膝を叩くと、侵入してきた猟兵達を蹴散らすべくゆらりと立ち上がった。
新納・景久
「おう、大将首。大人しう待っちょったが?」
「おまんの部下は良か兵子じゃ。皆、おまんが為ん命捨てがまったど」
正面から対峙
妖剣を置き、どかりと胡坐を掻き、両拳を床について軽く頭を下げる
「名のある将と見受けもした。俺はサムライエンパイアが未来ん親指武蔵、新納・景久ち申しもす」
「こん戦、本丸まで攻められたんはおまんの負け戦。城ば開け渡さば命ば獲らん……ち、言うとこだども」
「オブリビオンは人が仇! そっ首、貰い受けっど!!」
妖剣を拾うと同時に、壁沿いに駆け出す
妖剣解放を以て速度を増し、撃てる限りの斬撃を主に顔面めがけて飛ばす
もし背面を取れたら、首を掻きに飛び出す
「首置いてけッ!! チェエエストォォッ!」
どかどかと近づいてくる複数の足音、猟兵の気配。オブリビオン"斬撃公・悪武彦"が最初に相まみえたのは、羅刹の妖剣士、新納・景久(未来の親指武蔵・f02698)だ。
「おう、大将首。大人しう待っちょったが?」
「頭が高いぞ下郎! 名を名乗れィ!!」
「サムライエンパイアが未来ん親指武蔵、新納・景久ち申しもす!!」
どかりと胡坐を掻き、両拳を床について軽く頭を下げる新納。大太刀の柄にかけた手が悪武彦の手が、ほんの一瞬、止まった。
「我が城に土足で上がり込む無礼者にしては殊勝な態度だ。要件を言え!」
「こん戦、本丸まで攻められたんはおまんの負け戦! 城ば開け渡さば命ば‥‥」
「負けてなどおらぬ! みよ!!」
悪武彦が左腕を横に振るう。すると畳から染み出るように、白いもやが吹き出して、やがて具足を纏った兵士へと変わっていく。火縄銃の銃口が、一斉に新納へと向けられた。
「ヌッハハハ! ほうれこの通り、我が軍は未だ大健在なり!!」
「‥‥もうよか、わかりもした。オブリビオンは人が仇!」
すっくと立ちあがり、構える新納。ぶわりと自身の妖刀から吹き出した怨念を身にまとうと、攻撃態勢に入る。
「かかってこい、小娘ッ!! 叩き斬ってやる!」
大太刀の鞘を捨て、悪武彦も構える。真っ向勝負。
一切迷いのない伸びるような加速から新納が跳躍、ユーベルコード"妖剣解放"を発動させた!
「チェェェエエストォォッ!!!」
「ウォォォラァァァッッッ!!!」
激しく激突する一撃に大気が震える。押し負けたのは、悪武彦。
「~~ッ! その体のッ‥‥どこにそんな力を!」
彼の鎧に刻み込まれた斬撃から、煙が上がっていた。
「"斬撃公・悪武彦"‥‥首置いてけッ!!」
「抜かせ下郎ッ!! とれるものならとってみいッ!!」
この一撃を皮切りに、いよいよ戦が佳境へと突入する。
成功
🔵🔵🔴
エルネスト・ポラリス
さて、敵の首領……いえ、真打登場とでも言った方がいいのでしょうか?
敵とはいえ、果敢に戦った部下にあの言葉、仲良くはできなさそうですね。
具足に刀、そして霊の兵団が相手の持ち札……いずれにせよ、生半可な攻撃では、押し負けてしまいますね。とはいえ、どんなに手札が多かろうと、それを振るう斬撃公が一人なのには変わりありません。
ここは、狼の姿のまま、素早さを活かして敵の背後に回り込むような動きを心掛けていきましょうか。
そのまま、注意が分散するならそれでよし。
強引に蹴散らそうというのなら、【人狼咆哮】で迎え撃ちましょう!
ここにはもう、貴方の刀を試す相手などいませんよ、悪武彦!
デブラ・ヘックシュバイン
真の姿ったって、まだまだどんなものかねェ、わかりゃしませんよ!
とりあえず…脱いどきますか?
さあて、大将首だ。
例の新納どんも生き残っておられたようですし、
ここはやっぱりヘックシュバインの本懐と行きましょうか…
すなわち、援護射撃っす!
通常射撃で「戦国兵団」の怨霊どもを撃ちまくりっすよ!
しかもこっちは動かねえ!
おらおらァ、木端ども! 首が転がってンぞお、獲りに来いやァ!
こン首とって、悪武彦に見せよやァ!
漏らすな者ども、逃がすな若党!
そうそう、そうやって私に傷をつけりゃァ…
ここの亡霊さんが味方してくれるってわけさァ!
そおれ、デブの血はうめェかよ!
形は貸してやる、力を寄越しやがれ、亡霊ども!
鬼雨・雷月
「ふぃ、もう少し速度鍛えるかねぇ?」
忍を片付けた後に呟きつつ天守閣に向かうぜ、さっきより力が増してやがるからな、受けたダメージなんざへでもねぇな。
辿り着く頃には誰かしら猟兵が大将とやりってるだろうけどな、天守にたどり着いて俺から大将までの射線に猟兵が居なかった場合は大将目掛けて紫電砲をぶっぱなしてから突入する。
射線に他の猟兵が居た場合は即座に突入してフォースセイバーを手にして大将に攻撃を仕掛ける、敵の攻撃は防御重視にする。
こっちの場合は敵が具足でロボになったのを見てから。
「ロボかよ!!、まぁ良い。とりあえず食らっとけ、紫電砲!!」
盛大にぶっ放すとする
人狼の戦場傭兵、デブラ・ヘックシュバイン(捨てがまれず・f03111)が襖を蹴り倒し突入すれば、既に闘いは始まっていた。断続的な衝撃音と振動が辺りに響く。
「あーあーあー、もうパーティー始まってら‥‥って」
唯一、予想外だったのは。
「‥‥わぁーお」
既に悪武彦のユーベルコード"戦国兵団"が発動し、火縄銃の銃口がこっちを向いていたという事だが。
「鉄砲隊、放てぃッッ!!!」
火砲の轟音、吹き飛ぶデブラ。転がりながら数発撃ち返すも、その間に火縄銃による第2陣の射撃が倍近い物量で返ってきた。
「げっほ‥‥い゛でぇぇ~~ッ! チクショー! いッてーなゲッホ
‥‥!!」
「ウッハハハ!! どうだ我が鉄砲隊の威力は、"恐れ入ったか"!!」
大量に血を流して悶え苦しむデブラ見て、悪武彦が肩を揺らして笑う。
――次の瞬間、戦国兵団に猛烈な量の弾丸が浴びせられた。
「な‥‥にィ?」
崩れていく己の戦国兵団の姿に驚愕する悪武彦を見ながら、デブラが口元の血を拭ってニヤリと笑う。
「おい? "恐れ入ったか"、大将首さんよぉ?
ヘックシュバインの本懐は援護射撃だ。ゲホッ‥‥いてて」
デブラのユーベルコード"戦場の亡霊"の発動条件は"自身が戦闘で瀕死になると"。故にこの状況は、むしろ。
「こうやって私に傷をつけりゃァ‥‥素敵な亡霊さんが援護射撃してくれるってわけさァ! そぉれ撃ちまくれ亡霊ども、デブの血はうめェかよ!?」
「キッ‥‥貴様ァァァッ!」
ならば直接切り捨てるまで。瀕死の猟兵一人、何の事やあらん。そんな慢心が。
「やはりね。どんなに手札が多かろうと、それを振るう存在は一人‥‥」
「ムッ!!?」
人狼の探索者、エルネスト・ポラリス(『シアワセ』の探索者・f00066)が悪武彦の背後をとり、首元に一撃。たまらず暴れる悪武彦の斬撃を狼の姿で飛び跳ねるようにかわすと、口を開いた。
「注意が分散されている。随分とやりやすかったですよ、今のはね」
「こンの犬めが‥‥!! 切り刻んでくれる!!」
ギラリと大太刀を構え、にじり寄る悪武彦。重心を落として低く構えるエルネスト。
「ここにはもう、貴方の刀を試す相手などいませんよ、悪武彦ッ!」
「抜かせぇぇぇッッイ!!!」
悪武彦の"乱世斬"とエルネストの"人狼咆哮"2つのユーベルコードが真正面から激突し、衝撃波があたりに吹き荒れる。
「‥‥ッ!!」
ぼた、とエルネストの左前脚から血が流れる。面の奥でほくそ笑む悪武彦。
「とったぞ! その自慢の脚力もそれでは活かせまい!」
「ええ、ええ。"危ないので"もう速度は必要ありませんね」
すっと、伏せるエルネスト。
「何ィ
‥‥!?」
「あなたの兵団をどう処理したものかと気にしていましたが、これで解決しました。ええ。だからもう、私に速度は必要ないんですよ」
反射的に悪武彦が周囲を見渡す。戦国兵団が、今の激突で吹き飛んでしまったらしい。あとは血だまりの中に座り込むデブラ。そして。
「理想的な射線だぜ‥‥」
羅刹のフォースナイト、鬼雨・雷月(羅刹のフォースナイト・f04378)が既に攻撃の準備に入っていた。口から紫の雷がバチバチと漏れ出すように瞬いている。
「ッ!! この‥‥雑兵どもが
‥‥!!」
焦る悪武彦が動き出そうとすれば、前門と後門の狼、それぞれが妨害を行う。
「あんたのトコの忍びをぶちのめしてきたせいかねえ? さっきより力が増してやがるんだよ」
重心を落とし前屈みになって拳を握り締める鬼雨。ごきりと首を鳴らし。
「この力、いい機会だ。あんたで思いっきり試してみるぜ」
「ウォォォッッッ!!?」
「痺れる一撃ぶっこんでやるよッッ!!!」
鬼雨の絶叫を合図に、ユーベルコード、"紫雷砲(シライホウ)"が炸裂した。天守閣をぶち抜いて、夜空に一筋の閃光が走る。
「ふぃ、もう少し速度も鍛えるかねぇ?」
喉を軽くさすりながら呼吸を整える鬼雨。気を抜くことなく、煙を前に構えていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
指切・お鈴
配下を道具のように扱い、人間を"生き試し"する悪趣味な輩めが……
骸の海へ舞い戻るがよい!
まずはその目障りな甲冑、砕いてくれよう!
「鎧砕き1」の力をもつ武具で叩き斬るぞ。
ああ、ああ、斯様な鎧を纏わねば戦もできぬ臆病者が、粋がるでないぞ。
弱さを隠すための鎧など、我の前では無意味としるがよい!
「鎧無視攻撃1」を持つ武具でも攻撃を重ねるぞ。ダメージを与えることが狙いではない。どちらかといえば精神攻撃じゃな。
その魂ごと、我の炎で燃やしてやろう!
「フォックスファイア」で狐火を呼び、合体させて放つぞ。
神宮寺・絵里香
さて、いよいよ大物獲りだ。門番に言った言葉を噓にするわけにも
いくまい。確実にぶちのめさせてもらおうか。
生臭だがこれでも神宮寺は巫女にして僧だ。死んだら経をくれてやる。
生き試しが趣味だか知らんが、斬られるのは貴様だ。覚悟しておけ
ボス相手に出し惜しみは愚策だが、最初からユーべルコートを
全開にして息切れしても仕方ない。見切りの技能を駆使して
攻撃をいなしつつ、時機を見計らい巫覡載霊の舞を使用して
一気に勝負をかける。攻撃を見切りつつ力を溜め渾身の水属性
の薙ぎ払いを見舞う。敵が逃げようとしてもダッシュで距離を
詰めていく。
使用技能:力溜め1、なぎ払い1、属性攻撃2、見切り1、ダッシュ1
蘇芳・薊
恐らく悪武彦自体は皆さんが攻撃してくれるでしょうから、私はその補助に回ります。
敵は城や武者鎧と合体して巨大化すると言う事なので、恐らく周囲にあるであろう鎧を『ブラッド・ガイスト』を使った力強い攻撃で片っ端から壊して妨害を試みます。
また兵士達の霊を召喚された場合はそちらへ向かう事で味方が悪武彦への攻撃に集中出来る様にします!
誰だって横槍が入る状態よりも、目の前の目標に集中するだけで良い状態の方がやりやすいでしょうから。
この時味方や悪武彦に兵士達が集中して隙が出来ていれば暗殺を試みます。
どうなるにせよ味方に対しコミュ力を使う事で上手く連携が取れる様に努力します!
「なぁぁめぇぇるぅなぁぁぁぁッッ!!!」
猟兵達の猛攻を受け、一度は膝をついた悪武彦が雄叫びと共に立ち上がる。自慢の甲冑も斬られ、撃たれ、叩きのめされ、ひどくボロボロになっている。それでもなお、このオブリビオンは立ち上がった。大太刀を手に突進する。
「まだ立つか!」
人間の戦巫女、神宮寺・絵里香(雨冠乃巫女・f03667)が身をかわしながら思わずそう口を開く。
悪武彦の斬撃を紙一重で回避して、ユーベルコード"巫覡載霊の舞"を発動させる。
「生き試しが趣味だか知らんが、斬られるのは貴様だ。覚悟しろッ!」
流れるような薙刀さばきで大太刀相手に切り返し、ターン、ステップ。まさに舞踏のような動きで一気に畳みかける。
「グッ! ガァァァッ!!!」
――悪武彦が両ひざをついて崩れた。
「ここまでだ、観念しろ悪武彦!!」
「まだだ! まだ負けておらん!!」
なんと往生際が悪いのか。この状況でなお、まだ"負けてない"と豪語する悪武彦に神宮寺が思わず閉口する。
満身創痍のオブリビオンは、大太刀を神宮寺へ投げ捨てて後方へ飛ぶ。
「‥‥ッ!!? 何を!」
「ワシも! この城も! 我が軍も! 絶対に死なんのだぁぁぁぁッッ!!!」
己の両拳をぶつけあい、仁王立ちする悪武彦。腹に力をこめて叫ぶは、合戦前の口上であった。
「我こそが総大将、不死身の悪武彦なり!!! 猟兵どもめ、目にもの見せてくれようぞ! 今こそ我が身に集えい、"合戦具足"ッッ!!」
めりっ、と城の柱がきしみ、屋根瓦が宙を舞う。
「ユーベルコード‥‥!」
「然り! 覚悟せい猟兵ども! この力で貴様らを‥‥」
これで大逆転なり。思わずほくそ笑む悪武彦。しかし。
目の前で自分と合体するはずのパーツが、バラバラに吹き飛ぶ。
「な‥‥」
人間のグールドライバ、蘇芳・薊(人間のグールドライバー・f01370)が戦場に躍り出ると、滑るように着地した。
「あなたのその力‥‥自分の城と合体する力なんですね?」
ユーベルコード"ブラッド・ガイスト"は既に発動している。自身の血液を代償にするその能力、負荷は決して軽くない。肩で息をしながらも、努めて呼吸を整えながら、己の倍以上の身長にまでに膨れ上がりつつある甲冑の大男と対峙する。
「だからもしそれを壊されたら、あなた"とっても"困りますよね?」
その優しい顔とは正反対に、獣のような俊敏さで蘇芳が走る。縦横無尽に大広間をはね跳んでは合体の材料になりそうなもの片っ端から破壊していく。
徹底的に、執拗に繰り返されるその行為にたまらず悪武彦が叫んだ。
「愚か者が!! そんな程度でワシの合体が止まるものか!!」
「やってみなければ分からないッ!」
「小癪なぁぁぁッッッ!!!」
こうなるともはや我慢比べだ。悪武彦が合体を諦めるか、それとも蘇芳が己の血全てを代償に捧げて命果てるか。
一呼吸のインターバルすら惜しまれるほどの高速の駆け引き。濃密な攻防が続くこと数秒。
「‥‥ハッあ!」
先に蘇芳がもつれるように膝をついた。明らかに呼吸が乱れ、顔色が悪い。
「勝った!! ワシの勝ちじゃ!! ウッハハハ! 今度こそ、今度こそ!」
「いいや、ダメじゃ」
――悪武彦の顔の横を、ふわりと狐火が通りすぎた。
ぞくり、と悪武彦に悪寒が走る。
「‥‥ッ!」
「ダメじゃ。配下を道具のように扱い、人間を"生き試し"する悪趣味な輩に勝利など‥‥決して与えぬ」
妖狐のブレイズキャリバー、指切・お鈴(指切様・f03343)が目にもとまらぬ速さで悪武彦の甲冑に重い一撃を叩き込む。
不完全な合体による甲冑、びしりと大きな亀裂が入る。
「馬鹿な! ワシの鎧が‥‥! ああ鎧がぁぁ!」
「斯様な鎧を纏わねば戦もできぬ臆病者が、粋がるでないぞ」
そのヒビが致命的だったのか、もはや甲冑はその機能を果たさない。お鈴のユーベルコード"フォックスファイア"が発動すると、悪武彦は火に包まれる。
「グゥォァァァァァアアアッッッッ!! こぉんなぁぁ奴らぁぁぁにぃぃッッ!!!」
「たわけ。弱さを隠すための鎧など、我の前では無意味としれ! 骸の海へ舞い戻るがよいッ!」
猟兵達を呪うような断末魔の後、オブリビオンは塵となって燃え尽きた。
――戦いは終わった。朝焼けの美しい空が猟兵達の勝利を祝福する。
おそらくこの後は、捕まっていた周辺の村人達も開放されて、全てが元の平穏な状態へと戻っていくのであろう。
主を失った城はどうなるかわからないが、戦闘での損傷が激しい。後は幕府が処理をするものと思われる。
「あんれ? 何されてるんですか?」
村人の一人がとある猟兵に気が付いたのか、声をかける。
「ん? ああ、生臭だがこれでも神宮寺は巫女にして僧だ。死んだ相手に経くらいはあげてやらんとな」
大成功
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