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アースクライシス2019⑧~イッツアスモールワールド

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #センターオブジアース


●グリモアベースにて
「皆様お疲れ様です。皆様の活躍により戦況は優位に進んでおりますがまだまだ予断は許しません。今回も新しい予知です」
 グリモアベースで猟兵たちを出迎えたのはアマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)。アマータは新たに発見された戦場の説明を始める。
「皆様が神鋼の鎧を纏った強敵を撃破し、モニュメントバレーを制圧に成功しました。それによりオブリビオン達が現れた洞窟を調査した結果、洞窟の奥がパンゲア大空洞に繋がっている事を突き止めました。パンゲア大空洞は、巨大植物が生い茂り恐竜が住まう地底の大空洞です。このパンゲア大空洞を探索し、センターオブジアースに繋がる『鍵の石版』を探してください。必要数の『鍵の石版』を集める事で、センターオブジアースへの道が開かれるでしょう」
 ここまでは以前と同じパンゲア大空洞で石板を探せという依頼。つまり説明には続きがある。
「今回発見されたパンゲア大空洞の一角では一部の植物が巨大化して行く手を阻んでおります。ただでさえ大きな植物がさらに巨大化しているとなると恐らく『鍵の石板』の魔力による影響でしょう。それに加えパンゲア大空洞は恐竜が闊歩する広大な洞窟ですので、何をするにしても恐竜が邪魔をしてきますので、その対策もしなければなりません」
 恐竜の相手に加え探索を邪魔する巨大な植物の数々。今回の探索も一筋縄ではいかないようだ。
「『鍵の石板』は十戒の石板の様な形状でパンゲア大空洞の至る所に隠されているようです。そして『鍵の石板』は不思議な魔力を持っている様で植物の巨大化もその魔力によるものの様です。今回は皆様にそれを見つけて来ていただきたい、というのが今回の依頼の全貌となります」
 それと最後に、とアマータは猟兵たちを呼び止めた。
「今回の依頼も皆様でしたらきっと成功に導いていただけると信じております。濃霧と恐竜、そのどちらもお気をつけください。それではご武運を」

 こうしてカーテシーと共に猟兵たちの転移が開始された。


灰色幽霊
 どうも、灰色幽霊です。
 今回も洞窟の中で石板探しです。

 今回も例の如く恐竜を無力化する/仲間にする。ことでプレイングボーナスが発生します。
 恐竜は3~30mほどでオブリビオンではありませんが、自分のテリトリーに入ってきた異物を好ましく思わず襲い掛かってきます。野生動物なので、力の差を見せつけるか、ある程度ダメージを与えれば、逃走させる事は可能です。

 今回も判定順で執筆し、規定数に達するか大成功分を書ききったところで打ち切らせていただきますのでご承知ください。
 注意事項などはMSページもご覧ください。
 それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『パンゲア大空洞の大冒険』

POW   :    探索の妨害となる恐竜を力づくで排除しつつ、正面から探索する

SPD   :    見つからないように移動するなどして恐竜に邪魔させず、周囲の状況を良く確認し、探索を有利に進める

WIZ   :    知恵を駆使して恐竜を懐柔あるいは排除し、探索の為の作戦を考案する

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●それはまるで小人の世界

 恐竜たちも覆い隠すほどに超巨大な植物たち。そこでは猟兵たちは小人のようなもの。こうも周囲が巨大ではどこに何があるかわからない。木の実一つでも直撃すれば無事では済まない。探索も一筋縄ではいかないだろう。この巨大な植物たちをどうにかしなければ満足に石板探しも行えない。

 大きさには大きさで対抗するか。
 小さくとも頭を使い対抗するか。

 ———全てはきっと猟兵次第。
フランチェスカ・ヴァレンタイン
この大空洞の中にどれだけの環境が混在してるんでしょうねえ…

匍匐飛行をしつつ(空中戦)UCを最大出力で展開、斧槍に巨大な光刃を纏わせて超巨大植物をなぎ払って進むと致しましょうか
石版の探索は野生の勘なり第六感に頼るしかありませんが… まあ何とかなるでしょう、と

伐採の騒音で、恐竜たちも寄ってきますかしら?
恐竜よりも大きな植物を一振りで斬り倒すのを目の当たりにすれば、そもそも襲いかかってこないかもしれませんけれども
襲ってくる場合は羽ばたきで頭上へ舞い、脳天への踵落としで”伏せ”やら”お座り”ですね、ええ

威圧めいたナニカ(存在感?)で意思疎通を図れば、中には石板に心当たりのあるコがいるかもしれません?



●戦乙女の躾方

「この大空洞の中にどれだけの環境が混在してるんでしょうねえ……」
 周囲の巨大な植物たちを見回しながらフランチェスカ・ヴァレンタイン(九天華めき舞い穿つもの・f04189)は呟いた。フランチェスカが知っているだけでも複数存在する環境。どれもこれもおかしなものばかりだが石板を見つけなければいけない。
 フランチェスカは匍匐飛行を行いながら【九天遍く 裂き断つもの】を使い『ヴァルフレイア・ハルバード』の穂先と斧刃に創り出した光刃で立ち塞がる植物たちを切り払い進んでいく。これといって目的地に心当たりもないフランチェスカの進む方向は当てずっぽうで。

 どんどん進んでいくフランチェスカだが自身の周囲に集まる気配が先ほどよりも増えていることに気づく。恐らくは伐採の騒音に寄ってきた恐竜たちだろう。こちらの邪魔をしなければわざわざ相手をすることはない。

 ———そう思っていたのだが。

 そうは問屋が卸さずフランチェスカの前へ姿を現す一体の恐竜。風貌からして肉食恐竜なのだろうが何故出てきたのかはわからない。他の恐竜たちは自分たちより大きな植物を次々となぎ倒していく自分たちより小さき者に恐怖を抱きそもそも姿を現さない。つまりこの肉食恐竜はまだ幼く恐怖感が薄かったのだろう。
 しかしフランチェスカにそんなことは関係ない。立ち塞がる肉食恐竜の頭上へ即座に移動するとそのまま回転と共に放たれる踵落としが恐竜の脳天へ叩き込まれる。
「これが伏せです」
 調子に乗った肉食恐竜はその衝撃で意識を失いダウンしているが周囲にいる恐竜たちはそうではない。邪魔をしてはいけない。それが全員の総意だった。
「こんな形をした石を知りませんか?」
 そんな相手が質問してくれば答えないわけにはいかない。全員が指示したのはさらに奥。巨大植物たちの中心に当たる方向だった。
「ありがとうございます」


 こうしてフランチェスカが恐竜たちの指し示すさらに奥へと進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
パンゲア大空洞には何度か赴きましたが、この一角は全てが凄まじい大きさですね…
濃霧で視界が効かない以上、センサーでの動体や熱源への●情報収集は厳にして恐竜との接触は避けて探索を行いたいものです

SSWでは貴重なので自然を無暗に荒らしたくは無いのですが、この規模だとそうも言っていられませんね
UCで大盾をハンマー代わりにして地形を破壊して進みましょう

巨大な恐竜と遭遇したら周囲の巨大な木をUCで眼前に倒してみせて脅かしましょう
●破壊工作の知識で何処をどう壊せば倒れる向きを制御できるかは●見切れる筈

逃げ出す可能性が低くそうな超巨大な相手には
脅かした後で●防具改造で装備した●煙幕発生装置で●目潰しして逃走



●鋼の騎士道

「これは……」
 トリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)もまた周囲の植物たちに言葉を失っていた。巨大な植物と共に発生している濃霧がさらに視界を奪う。tリテレイアはセンサーを画像識別から熱源探知に切り替え探索を進める。
 自身の生まれ故郷スペースシップワールドではもはや見ることのできない、いやこの古代の植物たちは他の世界でも見ることはできそうにないが。とはいえこのまま放っておいても探索の邪魔にしかならない。
「格納銃器強制排除、リミット解除、超過駆動開始」
 今回使えそうにない格納武器をパージしトリテレイアは自身の身体を近接戦闘形態へと変更する。そのまま自身の背丈ほどある大型盾『重質量大型シールド』をハンマーの如く振り回し眼前に広がる巨大植物たちをなぎ倒し進む。

 しかしトリテレイアの行く手を阻むのは巨大植物だけでなく、恐竜たちもトリテレイアの前に立ち塞がる。こちらを襲ってくる様子はないが退いてもらわなければ先へは進めない。だが闇雲に生き物を傷つけるのはトリテレイアの騎士道に反する。ここはできるだけ穏便に誰も傷つけることのない方法で切り抜ける。
「この木がよさそうですね」
 トリテレイアは周囲に聳え立つ木々を見渡すとここから恐竜への距離と視覚に映る木々の幹の太さからそれぞれの木の全長を導き出す。その中からギリギリ恐竜に当たらない長さの木を選ぶとハンマー代わりの盾を叩きつけた。大きな音を立てて倒れる始める巨木だがその方向は打撃を打ち込む角度で調整済み。そのまま木は恐竜の眼前へと倒れこむ。
 急に倒れてきた木に驚き恐竜はどこかへ逃げだした。

障害のなくなったトリテレイアは巨大植物生い茂る森をさらに奥へと進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
恐竜達はここで暮らしてるなら
多分ある程度は地形も把握してるよね
巨大植物に邪魔されない道
隠れた抜け穴

一度植物の影に身を潜め
【聞き耳】で周囲の状況、足音に注意
1匹だけ…狙えそうなタイミングで★Candy popの蓋を開け
風魔法で運ぶ甘い香りの【誘惑】で【おびき寄せ】

近づいて来たら即座に飛び出し
【空中戦】の機動力で恐竜さんの背中か…首長竜なら後頭部にくっつきます
多分暴れるだろうし、脅かしてごめんねの気持ちも込めて
寝かせない程度の【優しい催眠歌唱】と【指定UC】の癒しで宥める

ごめんね、これお詫び
許してくれたら飴を好きなだけ与え
探したいものがあるんだ
君この辺詳しそうだから…手伝ってくれると嬉しいんだけど



●天使のお願い

 巨大な植物の影に身を潜め聞き耳を立てるのは栗花落・澪(泡沫の花・f03165)。どうしてこんなことをしているのか。それはここにいる恐竜たちにあるお願いをするため。植物が巨大化してからも恐竜たちはここで暮らしていたはず。ならば彼らはある程度はここの地形を把握しているだろうと澪は考えた。
 とはいえ集団を相手にするのは危険が伴う。だから一匹だけを狙えそうなタイミングをここで姿を隠し待っていたのだ。
「あの子がいいかな……」
 一匹だけで草を頬張る草食恐竜に狙いを定め、澪は魔力の込められた飴玉『Candy pop』の入った瓶の蓋を開け、唱えた風の魔法でその甘い香りを恐竜の元まで届けていく。嗅いだことのない不思議な香りに恐竜は釘付けになりふらふらと匂いの元へと近づいてくる。
「えいっ!」
 逃げ出さない距離まで近づいてきた瞬間に澪は飛び出し恐竜の後頭部にくっついた。急に何かがくっついた恐竜は驚き暴れまわるが澪はお詫びの気持ちを込めて聖者としての【生まれながら光】と歌声で恐竜を窘める。
「ごめんね、驚かせちゃったね。これはお詫び」
 それだけでなく飴も恐竜へ分け与える。
 澪の気持ちが伝わったのか恐竜は暴れるのを止め澪の言葉に耳を傾ける。
「探したいものがあるんだ。君この辺詳しそうだから……手伝ってくれると嬉しいんだけど」
 澪が探しているのはもちろん石板。植物が巨大化してからこれまでもここにいたであろうこの恐竜ならきっと巨大植物に邪魔されない道や隠れた抜け穴も知っているかもしれない。
 恐竜はしばし動きを止め考える。心当たりの場所に案内するのは少々手間だがさっきの甘いあれがもらえるならやってもいいかもしれない。そんな考えが頭によぎり、恐竜は澪を乗せたまま歩き出した。


 こうして澪は優しい恐竜と共に心当たりの場所へと進んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィロメーラ・アステール
「小さいのには慣れっこだぞ!」
でも、ただ大きいだけじゃなさそう!
油断せずに探索だー!

【聞き耳】で生物の気配を探る!
さらに【第六感】の超感覚を活用し【情報収集】だ!
特に、魔力の流れを感じ取りながら行くぞ!
そしたら魔力の出所の石版が見つかるはず!

飛行で見通しのいい上まで出るのは危険かな?
【空中浮遊】は移動速度を高めたり、障害物を越えたりする使い方に留めておこう!
木々に紛れる方が【迷彩】魔法の効果も高まりそう!
姿を隠し、恐竜の目を掻い潜るぞ!

いざと言う時は!
【煌天つまびく無窮の星琴】を活用!
【オーラ防御】の力で補強した光の糸で【グラップル】して恐竜の動きを封じたり、登れない仲間を引き上げたりする!



●ぱーっと瞬く流れ星

「小さいのには慣れっこだぞ!」
 そんなことを言いながら小さな身体を存分に使い、宙を駆けるのはフィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)。フェアリーであるフィロメーラは常に回りが大きなものだった。その経験を活かしフィロメーラはこの巨大植物が跋扈する森の中を進んでいく。
 まずはフィロメーラ自身の勘に従いあっちへこっちへ。時折聞き耳を立てて周りに生き物がいないか探っていく。特に石板が発しているという魔力に関してはアンテナを高くして探索続行。
 飛行の高度は最小限に。見通しのいい場所で恐竜たちに襲われてしまえば体力的にも時間的にもロスになる。故にフィロメーラは木々の間や巨大植物の葉の影に隠れながら恐竜たちの目を掻い潜る。

 恐竜たちをできるだけ避け感じ取った魔力の残滓を追って森の中を進んできたフィロメーラだったがここにきて避けることのできない場面に直面する。
「むむむ」
 葉っぱで身を隠すフィロメーラの視線の先には小型肉食恐竜の群れ。小型とはいえ恐竜の中で、という話なのでフィロメーラにとっては十分脅威となり得るサイズだった。飛んで逃げようにも群れの中の一匹には気づかれてしまう。迂回をしようにも魔力の残滓はこの先へと続いている。こうなってしまっては仕方がない。フィロメーラは覚悟を決めた。
「とおー!」
 フィロメーラは【煌天つまびく無窮の星琴】により紡がれた光の糸を恐竜たちの群れを囲うようにその手から放つ。ぐるりと一周して返ってきた先端を開いた手で握りフィロメーラは両端を即座に縛り上げた。これにより群れは一纏めに束ねられ動くことも叶わない。その隙をついてフィロメーラは群れの隣をすり抜けていく。
「あとでほどいてやるぞ!」


 こうして障害を乗り越えたフィロメーラは魔力の残滓を追ってさらに先へと向かっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

響・夜姫
「恐竜のお肉が食べられると聞いて」
違う?……残念。

恐竜遭遇時は【動物と話す】
「……食べるよ?」違った。
危害は加えない。安全。おーけー?
だめ?だめかー。じゃあ、野生の【礼儀作法】。
「ふぁいやー」華焔を連射。
「逃げる。食べられる。従う。選ぶまで、撃つのを、やめないー」
逃げるならよし。戦うなら、上手に焼いて美味しく頂く。

従うなら【動物使い/騎乗】技能使用。
一緒にご飯を狩ったり食べたりしながら探索。
「巨大植物の近くにあるっぽい、石板を探してる。心当たりある?じゃあ、ごー」
ブラック労働はさせず、探索後はきちんとお別れ。

……通った後は焼け野原とか。そんなことはない。……たぶん。
でも。植物は、よく燃える。



●これが野生の礼儀作法?

「恐竜のお肉が食べられると聞いて」
 どこからそんな話を聞いてきたのか響・夜姫(真冬の月の夢・f11389)はお腹を空かせてこの大空洞へとやってきた。しかし今回は恐竜をどうにかする依頼ではなく石板を探してほしいというもの。つまりこのままでは恐竜のお肉は食べられない。ちょっぴり残念だが仕方がない。夜姫は頼まれたお仕事を開始する。とはいえ心当たりがあるわけもなくふらふら森の中を進んでいく。

「あ」
 そんな夜姫の前に現れたのはこちらもお腹を空かせた肉食恐竜。そんな一人と一匹の目が合った。
「……食べるよ?」
「ガウッ!?」
邂逅一番のバッドコミュニケーション。
危害は加えない。安全。おーけー?
夜姫も身振り手振りでなんとか危害を加えないと伝えようとするが恐竜には伝わらない。
だめ?だめかー。
伝わらないのならば仕方がない。ここからは野生の礼儀作法に夜姫は従うことにした。
「ふぁいやー」
 【華焔】により放たれる焔の華を纏った銃弾。連射された焔の華は全て恐竜へと向かっていく。
「逃げる。食べられる。従う。選ぶまで、撃つのを、やめないー」
 選択を迫られ恐竜が選んだ決断は。


「巨大植物の近くにあるっぽい、石板を探してる。心当たりある?じゃあ、ごー」
「がーう!」
 それは夜姫に従うことだった。見たこともないよくわからないことをしてくる相手から逃げるのは無理そうだし食べられるのはもっといや。ならば従うしか選択肢は残っていなかった。探索のおまけで狩りを手伝ってもらえたのはラッキーだったが。

 一人と一匹が通ったあとは所々が焼け焦げ炭化しているところもちらほらあった。焼け野原になることは避けられたようだが植物はよく燃えるらしい。

大成功 🔵​🔵​🔵​

デナイル・ヒステリカル
この異様な空間の中、石板入手のため調査を進める事は困難です。
他の猟兵とも協力するべきですね。

そういえば動物の巨大化には個体差があります。
これは石板からの影響をより強く受けた個体が大きく変化したと考えるのが妥当です。

彼らの行動範囲を精査して周辺地形と重ね合わせ、同じ依頼を遂行する猟兵の方へ情報を共有しましょう。

そのために、先ずは目前の脅威を払わなければなりませんね……

UC:レギオンを召喚
野生を持った動物ならば自分よりも大きい生き物には手を出さないと判断します

レギオンたちを一塊に配置し巨大な生物の様に見せ掛けます

ついでレギオンたちの羽ばたきで濃霧を吹き飛ばしてもらいましょうか
情報取得も捗ります



●使命を全うする者

 あらゆるものが巨大化しているこの空間で情報を集め一人この空間を解析しようと試みる者がいた試みる者がいた。それはデナイル・ヒステリカル(架空存在の電脳魔術士・f03357)。デナイルはこれまでにこの区画へ侵入した他の猟兵たちから得た情報を解析。そこから巨大化には個体差があることを導きだした。そしてその個体差は石板からの影響の強さに左右されるものだと仮定し一段とサイズの巨大化している動物の行動範囲を重点的に精査する。
 さらにここまで得た情報を他の猟兵へ共有することで他の猟兵たちの調査の精度も向上する。そしてまた再び他の猟兵たちからデナイルへ情報が受け渡され解析が行われる。
 これを繰り返すことによって猟兵たちの調査は徐々に答えへと近づいていく。

 しかし近づいたとしても辿り着くには目前の脅威を払うわなければならない。つまり、今デナイルの視線の先にいる巨大な恐竜を退ける必要があるということだ。
「さぁ、状況開始だ」
 【疲れ知らずの僚属たち】により呼び出されたのは視界を埋め尽くすほどの小型電子精霊たちそれぞれが今回持つのは武器ではなく光学兵器。それはただ映像を写すだけのモノだが使い方次第ではどんな兵器にも勝る。
 デナイルの指示により編隊を組む電子精霊たち。その群体が形作るのは巨大なドラゴン。しかし現状ではただ形を作りあげただけに過ぎないがここで光学兵器により映像が映し出される。各自が決められた色を配色し、モンタージュによりドラゴンのガワを描きだす。

 集いし電子精霊により大空洞に一体のドラゴンが顕現する。

 見たこともない自分たちより巨大なナニカ。そんな恐怖の対象に恐竜たちが近づく筈がなく周囲にいた恐竜たちはどこかへ逃げていく。そして架空の竜は最後とばかりに大きく羽ばたきこの一帯の濃霧を吹き飛ばしてから光となり消え去った。


 こうして情報は集積され調査は進歩する。
 『鍵の石板』はもう目の前。

大成功 🔵​🔵​🔵​

水鏡・怜悧
詠唱改変省略可
人格:ロキ
植物、恐竜、…濃霧?
見通すのは難しいでしょうか
まずは大雑把な見当をつけてみましょう

UDCの空中浮遊で浮き上がり
巨大植物の中心を探します
飛竜がきた場合はUDC触手に雷属性を取込み、なるべく当てないように電撃を放ち殺気も混ぜて威嚇します
引かない場合は電撃を当て、マヒ攻撃で撃ち落とします

濃霧の場合は風と火属性で熱風の竜巻を作り気温を上げて霧を晴らします
森林火災にならないよう温度には注意します

巨大植物の中心を把握したらそこへ降り、土属性の触手を地面に刺して不思議な石の塊がないか探します
あまり遠距離は探せませんが、植物が繁る中で目視するよりはマシですね
運良く見つかると良いのですが



●うねるなにかに導かれ

 巨大な植物の跋扈する森の上空。そこにいたのは水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)と呼ばれる一人の猟兵。3種の人格を宿す怜悧の身体を今使っているのはとある狂人の人格と記憶のプログラム化により生み出されたロキと呼称される人格。ロキは『UDC-黒く玉虫色に光る液体金属』を翼のように広げ上空から森を観察していた。
 他の猟兵の話によると石板の影響を受けるほど巨大化は進む。石板が動かないとすればこの森の中心にそれはある筈。そう仮定し中心を探すロキだったが如何せん植物が大きすぎる。上へ上へ行かなければ森全てを視界に納めることがそもそもできない。故に上空へと上がったのだが上空にも邪魔をするものはいる。
「クケーッ!」
 こちらへ飛翔してくる翼竜の群れ。放っておいても邪魔をされるのならここで追い払うのが得策だろう。ロキは『銃型魔導兵器-オムニバス』から雷の属性を取り込んだ触手を腕に巻きつけ直撃はしないように殺気を混ぜながら電撃を放つ。突如として現れた雷に大多数の翼竜は恐れを為して逃げていくが極一部は構わずロキへと突っ込んでくる。
「……仕方ないですね」
 こちらとて邪魔をされる訳にはいかない。身体を痺れさせる程度に調整した電撃を迫る翼竜へと放射する。わざと外した先程と違い今回の電撃は翼竜に直撃しその身体を硬直させ、羽ばたけなくなった翼竜は大地へ落下する。
「あそこが中心の様ですね」

 巨大植物たちの中心を発見したロキはそのままそこへ降りたった。掌を大地へ翳すとそこから土属性の触手を伸ばし大地の中を探索する。
 しばし触手が土の中を探り回ると不思議な魔力を発するナニカを探り当てた。そこへ向け触手の力で掘り進めると出てきたのは説明された通りの石板の姿。予想は当たり、この森の中心に眠っていた様だ。


 ロキは石板を回収したことを他の猟兵たちにも連絡しこの大空洞を後にした。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年11月14日


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト