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アースクライシス2019⑨~空飛ぶブルマソルジャー

#ヒーローズアース #戦争 #アースクライシス2019 #ラグランジュポイント


「……もう、うざったいなぁ」
 一人の娘が、そうつぶやく。その名は、イエローブルマソルジャー。その名前のままに黄色いブルマを装備している娘のその眉間には、何やら一本のレーザーのような物が照射されている。眉間に映る一つの点は、その娘を苛つかせるのに十分であった。
「もー、面倒くさいことしてくれてもう」
 その腹筋を輝かせ、空中を浮遊しながらその身を翻す。健康的なその太ももが、空中を泳ぐように動き、太陽光が反射する。ふと、音がするところを向くと、戦闘機が飛び込んでくる。自分と同じぐらいの大きさだろうか、黄色のブルマに包まれたヒップをその戦闘機にぶつけると、いとも簡単にその戦闘機は黒い煙を吐きながら大地に引き寄せられるのであった。

「女の子のシックスパックはなんかいいよ! ね!」
 長峰・モカ(リアルにvirtualなアイドル芸人?・f16136)はそのお腹を少しつまみながらそう告げる。秋だし。食欲の秋だし。
「まぁ、巫山戯てる場合じゃ無いんだけど。まさかあんなに巨大化するなんてねぇ」
 正式名称、形式番号022・イエローブルマソルジャー。極々普通のエリート強化兵士だったのだが、その身を体長20mまで巨大化しているのである。
「もともと力に自信があって、正面から攻めてくるような娘なんだけど、巨大化することでより攻撃力が上がっていってるみたいなのよね。戦闘機ぐらいは一撃で撃ち落とすぐらいだと考えておいて問題無いかと」
 軽装の中で見えるシックスパックに、引き締まった太ももと腕、ほどよく焼けた肌とその鍛え上げた身体には自身を持っているのだろう。それを見せつけるかのような服装である。ブルマだし。
「その代わり、小回りはきかなくなってるわ。まぁ、巨大化の弊害よね。だから、華麗な空中戦を展開することが出来れば……。一人用UFOは、さっき奪取したよね?」
 一人に1機ずつ、先ほど奪取した一人用UFOが支給される。もちろんUFOを使わないと言う選択肢もあるが、空中を浮遊している事もあり、自力で飛べる、自分で飛行する方法を用意出来る人で無ければ支給された物を使うのが良いだろう。因みに、どんな形のUFOも用意されているので、自分の欲しいものを使うことが出来そうだ。
「まぁ、きちんと空中戦を仕掛けることが出来れば勝機はある戦いだと思うわ。あとはガッツ!」
 そう言って見送るモカは、ずっとそのお腹をつまんでいたのだった。


おじやしげき
 どうも、世間的には運動の秋とか何でしょうか。おじやしげきです。もう冬かも知れません。

 ということで。『アースクライシス2019』の戦争シナリオでございます。今回は巨大化し、空中を浮遊している黄色ブルマな強化兵士をぶっ倒して頂きます。華麗な空中戦を展開することが出来れば、この戦いは有利に進めることが出来るでしょう。もちろん、ここまでの戦いで手に入れている1人用UFOを使っても良し、自前のツールを使って飛ぶのも大歓迎でございます。

 また、この強化兵士、形式番号022・イエローブルマソルジャーはかなり力に自信のある、真っ向勝負を好むタイプでございます。体長20mまで巨大化した事もあり、その力は相当です。そこへの対処も重要になってくるでしょう。

 それでは、皆様宜しくお願い致します。
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第1章 ボス戦 『形式番号022・イエローブルマソルジャー』

POW   :    イエローマッスルブルマニオンバスター
【掴みかかり】が命中した対象に対し、高威力高命中の【投げ技】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    イエローマッスルベアハッグ
【相手を掴んで】から【怪力によるベアハッグ】を放ち、【自身の豊かなバストへの渾身の押し付け】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    イエローマッスルヒップアタック
単純で重い【ブルマを見せつけるようなヒップアタック】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。

イラスト:東堂

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フォルセティ・ソルレスティア
【ペア/f00964】【WIZ】(連携・アドリブ可)
「うわー、おっきいー」
フィオ姉ちゃんとブルマソルジャーを華麗な空中戦でやっつけるんだ
【行動】()内は技能
「じゃじゃーん、ボク達の新兵器だよ」
(武器改造)や(メカニック)でFlying Broom GTSとUFOをドッキング
更にフォルマ・ベンダバールでバイクをウイング状に変形させて戦闘機みたいなUFOに!?
「そんな攻撃当たらないよーだ」
巧みに(操縦)しながらヒップアタックに対して、(ダッシュ)加速しながら(フェイント)でかわすんだ。
「空中戦は任せてよね」
さらに背後に抜けてからの急旋回で無数のロンギヌスの槍をブルマソルジャーの顔に浴びせるよ


フィオリナ・ソルレスティア
【ペア/f05803】【WIZ】(連携・アドリブ可)
「大きければいいってものじゃないわ」
『大きい』を強調しつつ闘志を燃やして戦場へ
■行動
「意外と普通に操縦できるものね」
【ペガサスの翼】でFlying Broom GTRを変形させ[メカニック]でUFOと合体
高速の戦闘機形態になってブルマソルジャーに挑む
「ワザとスピードを落として接近するわよ」
ブルマソルジャーに高速で接近すると見せかけて、相手の攻撃を[見切り]つつ、一気に最高速へ
軽くバンクしながら[ダッシュ]で背後へすり抜け急旋回からの反撃を繰り出す
「的が大きくて助かるわ」
ブルマソルジャーの胸部を狙って[全力魔法]で【ロンギヌスの槍】を浴びせる



「うわー、おっきいー」
「大きければいいってものじゃないわ」
 無邪気にそう話すフォルセティ・ソルレスティア(星海の王子様・f05803)に対して、少々下唇を噛むフィオリナ・ソルレスティア(サイバープリンセス・f00964)。その目は若干、いやそれ以上の敵意を露わにしている。なんで怒ってるんだろう? おっきいだけなのに。と首を傾げているフォルセティを余所に、フィオリナは広場に出るのであった。あれかな? おっきくなりたいのかな?
「じゃじゃーん、ボク達の新兵器だよ!」
「結構良いUFOがあって良かったわね」
 二人は、自分の持つバイク、Flying Broom GTRと用意されているUFOを改造していく。流線型の、空を飛ぶ箒をイメージしたそのバイクにUFOが組み上がり、一体になっていく。あっという間に各々が乗る戦闘機型UFOの完成である。
「意外と普通に操縦できるものね……」
 自分で合体させた物とはいえ、戦闘機形態になっているUFOである。操縦が難しいのかと思ったら案外普通に操縦できている。
「ほらほらー! こんなことも出来るよー!」
 フォルセティも、その戦闘機UFOを自分の身体のように使いこなす。そう言いながら戦闘機を宙返りさせてその証明をする。下手な曲乗りよりも上手である。
「……さぁ、見えてきたわよ」
 少しずつ、しかし全力でその戦闘機を進めていたとき。その視線の先に黄色の丘……のような物が見えてくる。その黄色い丘は少しずつ小刻みに動き出し。
「……へぇ、遊んで欲しいんだ?」
 飛んでくる戦闘機に気づいたイエローブルマソルジャーは、ニヤリと黒い笑みを浮かべる。遊び道具が自分から飛んできたのだ。20mの巨体をすっくと立ち上げ、そのブルマを飛んでくる戦闘機に向けている。
「そーれっと!」
 そのまま、その引き締まった太ももからその臀部を戦闘機に突貫させる。全体重をかけたその臀部を、戦闘機は紙一重の所をすり抜けてその背後を取る。
「そんな攻撃当たらないよーだ!」
 フォルセティはその操縦桿を繊細な操縦で回避を続ける。その速度は徐々に上がっていく。
「次はこっちかな? えーい!」
 イエローブルマソルジャーが次に迫ってくる戦闘機に対してそのブルマを向けていく。ヒップアタックの発射態勢である。
「ワザとスピードを落として接近するわよ」
 ヒップアタックを発した次の瞬間に、その戦闘機の速度が急激に落ちたことに気づくソルジャー。しかし、ヒップアタックは急に止まれない。そのままヒップが空を切る中、一気に最高速まで持っていった戦闘機はバンクしながらその背後を取る。その間、若干の殺意が感じられた。なぜだ。
「空中戦は、任せてよね!」
 上手く合流した二人。二人は並行してイエローブルマソルジャーに向かってその戦闘機を進めていく。
「ちっ、ちょこまかとっ! こらっ、止まれっ!」
 ちょこまかと動き回る二台の戦闘機を捕まえようとその手を振り回し、ヒップアタックを加えようとするがすんでの所でするりとすり抜ける。この細かい動きに少々イラつきながら、しかし一行に捕まえることが出来ない。
「フォルセティ、行くわよ!」
「フィオ姉ちゃん、任せて!」
「「全てを貫け、ロンギヌスの槍よ!」」
 二人の声がシンクロするとき、各々の戦闘機から放出されるのは、305本の氷の槍と、雷の槍。その槍が向いている場所は少々違う気がするが、まぁ強いて言えば全身に向けられている。少々動きが鈍っているイエローブルマソルジャーは即座にその対応をすることが出来ない。
「「いっけー!」」
 槍が直撃するそのソルジャーの顔は氷で冷え固まり、その胸は雷で感電してしまう。
「的が大きくて助かるわ」
 冷静に、しかし少しはスッキリしたようにフィオリナはそう語った。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ラモート・レーパー
「ぬーすんだゆーふぉで、あっやべ……(機械音痴と音程雑)」
UFOを使いUCを発動して、出落ちと爆破落ちします。
「またダメだったよ」



「ふんふふふふふんふふふんふふ♪」
 ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)はなにやら鼻歌を歌いながらそのUFOを用意していた。何やら盗んだのか? と思われそうなUFOであるが、あくまでも用意してもらった物である。ちゃんとしているのである。
「痛たたた…… 胸狙うのは反則だよー……」
 一方その頃。先ほど槍が突きつけられたイエローブルマソルジャーは、その胸と顔をさすっている。明らかに過剰に狙われたその胸は少々痛そうである。
「よーし、ターゲット発見! いっけー!」
 イエローブルマソルジャーの視線の先には、意気揚々と向かってくる1体のUFO。何やら鼻歌を歌っているようだがその音程はすごい雑である。
「おっ、新しい遊び相手かな?」
 少々痛みは残っている物の、新しい相手が来ることは楽しい。こうして待ち構えているのだが。
「お、おろろろろろ……?」
 これから来ると思っていたUFOが、何やら黒い煙を吐いている。明らかに危ない雰囲気を纏っている。UFOはそのままふらふらとその高度を徐々に下げていき……。
 ドカンと大きい音がする。その音と同時に、何やら爆発が起きたようだが、それをすんでの所で脱出しているレーパー。
「またダメだったよ」
 海に浮かびながら、一言そうつぶやくのだった。

大失敗[評価なし]

鈴木・志乃
真っ向勝負なんてする訳あるかあんなシックスパック相手に真正面から挑むほど体力ねーわ!!!(叫)

オーラ防御展開
UC発動
やってられっか戦争なんてーーーーッッ!!
最初は全力魔法の衝撃波を活かしガンガン速度を上げていくよ
第六感で相手の攻撃を見切り、念動力で小回りをきかせる!

さーてさてさて全武器に毒は仕込みましたからね
肌色多いなあ、浮き出た血管に針刺しますよ
頭上通ったら炭酸水を目玉と口向かって投げて目潰し&毒攻撃(毒入り)
光の鎖を髪の毛に絡ませ根本から引っ張り、延髄や耳を鎧砕きも出来る魔改造ピコハンで連続でぶっ叩く。骨割れろ。

バカンス!バカンス!
私に!休みを!よこせこのブルマああああああああ!!


水鏡・怜悧
詠唱改変省略可
人格:ロキ
全長20mと言うことは口のサイズは50cmくらいでしょうか
なんとかなりそうですね

魔銃から風属性をUDCに取込み、圧縮空気の足場を作って空中を駆けます

掴みかかりが来たらあえて足場を消して落ちることにより回避
再び駆け上がり、顔の前へたどり着くと身体をUDC化しながら口内へ飛び込みます

すぐに吐き出されないよう注意しつつ溶かされないよう自分自身(UDC)に風属性を取込み空気の膜を作って酸から身体を守ります

胃に着いたら内壁に触手を突き刺して吐き出されないように身体を固定しつつ、鋭く変化させた触手で胃壁を攻撃します

(ふふ、理性を喰らう触手ちゃんです、存分に味わって下さいね)



「真っ向勝負なんてする訳あるかあんなシックスパック相手に真正面から挑むほど体力ねーわ!!!」
 鈴木・志乃(ブラック・f12101)の叫び声が響き渡る。まさにお冠である。それでも、きちんと仕事の準備をきっちりしていることを見るとさっさと終わらせてしまおうという事なのだろう。きっちりしている。
「だ、大丈夫ですか……?」
 その横には、水鏡・怜悧(ヒトを目指す者・f21278)が少々苦笑いしながら心配している。ロキとしては、目の前にいるであろう巨大ソルジャーについて冷静に考察を重ねる。
「ええと、全長が20mと言うことは口のサイズが50cmぐらいだとして…… うん、なんとかなりそうかなぁ」
 これからエンカウントするであろう敵に対して、シミュレーションを繰り返す。作戦に穴は無い。後は実行するだけである。
「来たぞー!」
 二人の視界に、巨大なシックスパックが入ってくる。正確にはその近くにお山もあるし、黄色いブルマも見えているのだが。

「やってられっか戦争なんてーーーーッッ!!」
 その全身を光の思念体と化した志乃が突き進んでいく。そのスピードは全力の衝撃波を生かすことで一瞬でトップスピード。普通の人にはそれを目で追うことも難しいであろう。
「あ、遊び相手みーっけっと!」
 光り輝くその球体を見つけたイエローブルマソルジャーは、新しいおもちゃを掴むように高速で動く志乃に手を掛ける。
 ……が。念動力で急旋回。掴みかかろうとする巨大な手の、指の間をするりとすり抜ける。ムキになって何度も掴みかかろうとするが、第六感によりその動きを見切っている上に念動力で小回りをきかせて動くその光りの球は何度もその手からこぼれ落ちていく。
「よしよし」
 イエローブルマソルジャーが、志乃を捕まえようと四苦八苦しているそのとき、水鏡はその魔銃から圧縮空気の足場を放出していた。テンポ良く圧縮空気階段が出来ていき、ひょいひょいとその身をドンドン上に上げていく。志乃が上手くイエローブルマソルジャーの視線を集中させ、かつその動きを止めているおかげで、イエローブルマソルジャーがその存在に気づくのは自分の真上まで水鏡が到達したときであった。
「おっと、新しい遊び相手かな? よっと!」
 その巨大な手は、自分の真上にいる人間に伸びていく。20mの巨体に対して1.5mの小さな身体に向かってその手が伸びていく事を確認した水鏡の身体は急に重力に従い下に落ちていく。水鏡の足下にあるはずだった圧縮空気は消えて無くなり。自分を支えていた物が無くなった身体は自由落下をして行く。
 そのとき、ちょうど見上げる形で見ていたイエローブルマソルジャーの口にホールインワン。その次の瞬間には、水鏡の姿はUGC……黒く玉虫色に光る液体金属にその身を変え。ヌルリと口の中から喉、食道とイエローブルマソルジャーの体内に潜入していく。
「んー! んー! 何か口に入っちゃった!」
 口の中に何かが飛び込んで来たイエローブルマソルジャーはその口の中にある物を吐き出そうとするものの、自らが溶かされないように自身を空気の膜で覆う水鏡はそう簡単には出てこない。
「ふふ、理性を喰らう触手ちゃんです、存分に味わって下さいね」
「……ー!」
 声にならない声、というのはこういう事を言うのだろうか。ちょうど胃、ぐらいだろうか。何かが突き刺さったような痛みを感じる。水鏡から伸びる鋭利な触手は幾重にもその胃に穴を開ける。
「……と、そっちばっかり意識して大丈夫?」
 中から責め立てられ悶絶するイエローブルマソルジャーの目の前に、光の思念体が改めて飛び込んでくる。一瞬でも受身を取ろうとその腕で防御をするが、その腕に槍が刺さる。突き刺さる槍など自体は小さく、血管をピンポイントにねらったその槍は、その身に付着している毒でイエローブルマソルジャーを蝕む。
「こんのくそだぼがぁ!」
 内外から責め立てられ、悶絶しつつもその怒りを動力として志乃を掴みかかろうとするが、その次の瞬間には目に衝撃が走る。唐辛子のような、辛みのような刺激を加えた炭酸水がその目に襲いかかる。目を潰されたイエローブルマソルジャーはその手を振り回すことしか出来ない。
「私に! 休みを! よこせこのブルマああああああああ!!」
 その髪の毛に光の鎖を絡みつかせ。根元から引っ張っても抜ける気配は無く。その巨体に降り立った志乃は、その手に持ったピコピコハンマーで耳や延髄をピコピコする。ピコピコする、と書くとすごい可愛らしいが鎧を砕くレベルの衝撃がイエローブルマソルジャーの身体に走る。
 水鏡も、胃を責め立てつつその衝撃を使い外に脱出する。
「バッカンス! バッカンス!」
 これからもらえるであろうバカンスに対して少し期待をしながら、イエローブルマソルジャーの身をずっとピコピコしているのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

デュナ・ヴァーシャ
ふむ、強化されたとはいえなかなか見事な肉体よ。オブリビオンであると言うのが勿体ない事だ。
だが、我が前に立ちはだかると言うのであればやむを得まい……ここで叩き潰してくれよう。

権能を発動して奴と同じ大きさまで巨大化し、自力飛行しよう。そら、これでそちらの優位はなくなったぞ。
奴が尻をぶつけてくるなら我も尻をぶつけ返してやろう。
まあ……上空に来て巨大化してやる事が尻相撲と言うのはどうかと思うが……、肉体の女神として、肉体を誇るなら真っ向からどちらが上か思い知らせてやらねばならんのでな。
我のこの尻に加え、強靭な下半身の力や、飛行技術を生かした様々な方向からの尻撃で、奴の尻を真っ向から打ち砕いてやろう。


栗花落・澪
窓だけ全開にした通常型UFOでの【空中戦】
敵の動作時生じる僅かな風切り音や風の揺らぎを
【聞き耳】や全身で感知し【見切り】
攻撃してきたら反射レベルでの速やかな回避行動

常に敵の胸元から上の高さを飛行
背後を取ったりたまにフェイントかけたり
効かないだろうけどUFOから放出する光線で攻撃
油断した頃に雷の【高速詠唱、属性攻撃】

誰もビームしか使わないとは言ってないもーん

UCの兆候が出ても
上向きのヒップアタックは出せたとしてもすぐには無理でしょ
準備が必要な筈
その隙に一時的にUFOを離脱
敢えて敵の肩に飛び乗り超至近距離で【指定UC】
【催眠歌唱】で操る【破魔】の花弁の斬撃【範囲攻撃】

終わったらUFOに即退避ー!



「ふむ、強化されたとはいえなかなか見事な肉体よ。オブリビオンであると言うのが勿体ない事だ」
 デュナ・ヴァーシャ(極躰の女神・f16786)は、その遠くに浮かんでいるイエローブルマソルジャーを眺めながらそうつぶやいた。肉体を司る女神として、腹部に佇むシックスパックに、豊満な胸部。まさに恵まれたボディである。
「……だが、我が前に立ちはだかると言うのであればやむを得まい……。ここで叩き潰してくれよう」
 しかし、その対峙する相手とも劣らないボディで、そうつぶやくのだった。
「さーて、行こうかな」
 窓のみを全開にした通常のUFOに乗り、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)はその全神経をその風に集中していた。風のゆらぎ、風切り音、その全てを感じ取る。

「何だったのさっきの……?」
 目の前に遊び相手がきたと思ったら黒い煙を吐いて墜落していったUFOを見て頭をかいているイエローブルマソルジャー。本当に一瞬の出来事だったこともあり、少々困惑の表情を浮かべていたのだが。
「……ふぅん、また遊び相手が来てくれたのね」
 まだ、その存在が点として見えるか見えないか、そのときにイエローブルマソルジャーはファイティングポーズを構える。端から見るとなにも無い状況でファイティングポーズを構えている形になるのだが、その次の瞬間にはその点は面になり、その形がUFOであることが明らかになってくる。
 ……と同時に、細かく動くUFOに乗る栗花落もその存在を確認する。射程距離に入るのは一瞬。速度を上げて急接近。そのスピードに対応するようにイエローブルマソルジャーもそのブルマをスタンバイ。その身を上に持ち上げ、ブルマがUFOを捉えようとしたその瞬間、その黄色いブルマのすんでのところをUFOがかすり飛ぶ。急旋回に急降下、急上昇を繰り返すUFOを一度も捉えること無く繰り返されるヒップアタックに、その足に疲れが見え始める。
「ほらほら、こういうのはどうかな?」
 UFOに標準装備されているのであろうビームのような物でチュンチュンと巨体を攻めていく。と言っても、一人乗りのUFOから発せられるビームにそこまでのパワーがあるはずも無く、少し安全ピンが親指に刺さったかそのぐらいの痛みぐらいにしか感じない。しかし、そう言うダメージもちりも積もればウザくなる。細かい細かいダメージに対して若干の青筋を浮かべるイエローブルマソルジャーが、その腕をぶんぶん振り回したりヒップアタックを繰り返していく。
「もう、ちょっと、ちょこまかと、うざったいなぁ!」
 ムキー!
 となっているなか。一瞬だがそのUFOの速度が落ちる。もちろん、それを見逃すはずは無く、そのUFOにめがけそのヒップをぶつけようとしたその瞬間。
 ゴロゴロゴロゴロ、と雷がイエローブルマソルジャーの身にふりかかる。先ほどのチクチクとは比べものにならない衝撃がその身を襲う。それは、先ほどその胸に受けた衝撃と少しにている物だった。

 空を見ろ、鳥だ、飛行機だ、いやあれは、デュナ・ヴァーシャだ! という言葉がしっくりくる形でヴァーシャはイエローブルマソルジャーの元へ向かっていた。そのサイズはイエローブルマソルジャーを同じく20m。神の力によって260km/hの最高速で、イエローブルマソルジャーの前に立ちはだかる。その身に雷撃を受け、少し痺れていたタイミングである。
「ふむ、改めて見ても汝はなかなか見事な肉体をしているな」
「え、なに…… これは褒められてるの……?」
 目の前に。自分と同じサイズの人が出てきた事、そして褒められたことに少々困惑しつつも褒められた事実には変わりは無く少々嬉しそうにしている。
「……まぁ、肉体を司る女神である我には叶わないがな」
 カチッ。
 自分の綺麗に割れたシックスパックに綺麗に整わせたバスト。強化された物ではあるものの、自分に自信のあった部分をディスられた気分になったイエローブルマソルジャー。ヴァーシャを敵だと認識したようで、キッと鋭い視線をぶつける。
「ほぉ、我に喧嘩を売るというのか? 汝の得意ジャンルでやってやっても良いぞ?」
 ……なかなかに異様な光景である。上空、体長20mの巨女性が二人、背中合わせでスタンバイしている。お互いその視線を感じることは無いものの、二人の間にはなかなかの殺気が感じられる。この尻相撲で、その全てが決まる。その迫力が感じられた。尻相撲だけど。
 ……一瞬で決まる。それは二人とも直感的に感じ取っていた。押すか押さないか。押すか引くか。その駆け引きが無言の中繰り広げられている。尻相撲だけど。
 それは、一瞬のことだった。ほぼ同時に放たれたヒップアタックはお互いに衝撃を与え合うがその力はほぼ同じ。しかし、その強靱な下半身の力はヴァーシャの方に軍配が上がったのだった。一瞬バランスを崩したところに乱発されるヒップアタックがそのバランスを確実に奪っていく。
「……よっと」
 その頃、栗花落はUFOから飛び降りる。その落下予想地点はイエローブルマソルジャーの肩。二人の世界になっている今のうちに、その肩に花弁の刃が襲いかかる。耳元で催眠歌唱を行いつつ、その歌唱で操られる破魔の花弁はイエローブルマソルジャーの全身に襲いかかる。
「……幸せのままに眠れ」
 巨大化している相手に対しては少々骨が折れたが、バランスを崩し倒れるところに全身を花弁に包まれたイエローブルマソルジャーは悶絶の中消滅していくのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年11月16日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はシャーロット・キャロルです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト