●晴天の霹靂
まだ少しだけお正月気分を少し引きずった、1月中旬の日曜日。
ここ浅草は、いつもの週末と変わらぬ賑わいを見せていた。
冬のバカンスを楽しむ外国人に、ツアーガイドに連れられた団体客。
人力車は忙しく走り回り、食べ歩きグルメの店には行列が絶えない。
そんないつも通りの光景を、品定めするように眺める一人の男の姿があった。
「素晴らしい。これだけ人がいるならば、どんな生贄でも難なく用意できるじゃないか」
誰を狙おうかと周囲を見渡しながら、人がごった返す広場の中心へと歩く姿は、異様なまでに何の特徴もない群衆の一員そのもの。
あまりに怪しさを感じぬ佇まいだからこそ、その直前まで周囲の人々は気付かなかった。
その男が怪しい小壜を取り出したことに。
その小壜が、この世ならざる存在を召喚するための祭具であるということに。
●雷よりも迅く
「みんな、大変大変! 急いでUDCアースに向かって!」
フォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)が、焦った様子で猟兵達に呼びかける。
「邪神の信者が、観光地の真ん中で復活の儀式を始めようとしちゃうらしいの。このままじゃ、たくさんの人が犠牲になっちゃう!」
予知によると、邪神の信者が浅草・雷門広場の中心で祭具を用い、多数の眷属を召喚してしまうらしい。
その場で生贄を大量に調達し、より強力な姿で邪神を顕現させようという心算なのだろう。
「その事件が起こるのが、今から10分くらい後のことなの。急いで行かなきゃ犠牲者が出ちゃう!」
必死に訴えかけながら、ゲートを展開し始めるフォンミィ。
ゲートが開き次第すぐ突入すれば、眷属達が一般人を襲撃する直前に介入することができるだろう。
「あ、一般人さん達の避難とか記憶処理はUDCエージェントの人たちがやってくれるよ。だから、みんなは戦闘にだけ集中してくれるので大丈夫!」
今回事件を起こす信者は、前々から怪しい行動を繰り返していたためUDCエージェントに監視されていた人物だという。
行動を起こすならば派手に人混みで行うだろうというUDCエージェント側の予想が、幸か不幸か大当たりしてしまった……というわけだ。
「と、ゆーわけで! 今回のみんなのミッションは、邪神復活儀式の阻止と、浅草でめいっぱい観光してくること!」
観光……?と首を傾げる猟兵達を、フォンミィは、
「UDCエージェントの人たちは、今回のUDCのことを『観光客が通り魔を取り押さえた』ってことにして隠すつもりなんだって。だから、UDCをやっつけた後は、思いっきり観光を楽しんでほしいの。お仕事後のご褒美も兼ねてって、ね!」
と送り出すのだった。
椿初兎
椿初兎です。
よろしくお願いします。
●状況
OPの直後、信者が「嘲笑う翼怪」を召喚したタイミングで介入することができます。
避難誘導や事後処理は現地UDCエージェントがすべて行うので、細かいことは気にせず戦闘に専念してしまって大丈夫です。
●観光パートについて
お誘いいただいたときのみ、フォンミィも同行いたします。
実在の店舗名や商標名などはマスタリングさせていただきますのでご了承ください。
皆様のプレイングをお待ちしております!
第1章 集団戦
『嘲笑う翼怪』
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POW : 組みつく怪腕
【羽毛に覆われた手足】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 邪神の加護
【邪神の呪い】【喰らった子供の怨念】【夜の闇】を宿し超強化する。強力だが、自身は呪縛、流血、毒のいずれかの代償を受ける。
WIZ : 断末魔模倣
【不気味に笑う口】から【最後に喰らった子供の悲鳴】を放ち、【恐怖と狂気】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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サリー・オーガスティン
げ?参拝客が非常に多いから、ジェイクを駆け抜けさせるのはまずいかも…
ここはフルバーストマキシマムで、羽根を焼くか!
●
男が手にした小壜から黒い霧が立ち上り、無数の翼が生える。
やがて分裂し怪物となった霧達が、人々めがけて飛び回り始めた。
「させないよ!」
逃げ惑う観光客を庇うように、サリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)が愛馬ジェイクと共に鳥達の前に立ちはだかった。
「突っ込んで蹴散らしてやる……のは、ちょっとまずいかな」
まだ避難誘導は始まったばかり。あまり派手に吹っ飛ばしてしまっては被害が拡大する恐れがあるだろう。
「それなら……こうするかな!」
群れの間を器用に縫うように、中心部めがけて駆け抜ける。
襲い来る翼の打撃を避けながら、サリーは広場の真ん中で立ち止まった。
「よし、ここなら一般人を巻き込まないね。それじゃあ……いくよ!」
サリーの右手に、熱いエネルギーが集まってくる。
「その羽根、焼き尽くしてやる!」
叫びと共に、サリーの周囲が弾の嵐と化す。
その動きを察知し逃げようとした鳥達は、しかし逃げることは叶わず撃ち落とされていくのであった。
大成功
🔵🔵🔵
ソフィア・テレンティア
ミレナリィドール相手に精神攻撃とは、笑止、でございます。相手がこちらの精神を揺さぶるというのであれば
ソフィアはそれに対応し、味方の方々の心を癒す事に致しましょう。
【蒸気駆動式機関銃・冥土式】で射撃攻撃を行いつつ、
●断末魔模倣に対抗するように【歌唱】し、UC【シンフォニック・キュア】で味方の猟兵の方々を回復します。
さて、その耳障りなノイズを止めて差し上げましょう。
●
『ヤメテ、コワイヨ、イタイヨ』
子供の声音で鳥が泣き喚く。それを聞いた人々が動揺して足を止める。
その様子を、ソフィア・テレンティア(ミレナリィドールのシンフォニア・f02643)は冷ややかな目で見据えていた。
「ミレナリィドール相手に精神攻撃とは、笑止、でございます」
その程度で揺さぶりをかけられるソフィアではない。寧ろその行いを見て、改めてこの怪物を早く排除すべきと意志を固めた。
まずは鳥の泣き声に足を止めた味方を癒やすべく、息を大きく吸い込んだ。
「~~♪」
清らかな歌声が、この戦場に釣り合わぬほど高く住ん空に響く。
その歌声に正気を取り戻した一般人たちが、逃げなければと足を進める。
獲物を取られたと思ったか、鳥の群れがソフィアめがけて焦点を合わせた。
「っ……! そちらがその気ならば、殲滅を優先いたします」
蒸気式機関銃の安全装置をアンロックし弾倉をセット。鳥達が飛ぶ高さへと、銃口を向ける。
「さて、その耳障りなノイズを止めて差し上げましょう」
泣き声をかき消すほどに激しい射撃音が響き、鳥怪を次々と撃ち落とす。
その音が鳴り止む時、泣き声もまた聞こえなくなっていた。
成功
🔵🔵🔴
セレヴィス・デュラクシード
■心情
邪神とかしゅーきょーとか良く分からないけど、悪さするなら覚悟して貰うんだよ!
何か現場が混沌としてて目が回る〜(色々な意味で
■行動/SPD戦闘
・集中!(頬叩き)
・敵の行動が良く分からないけど強化系なら攻撃に転じられる前に速攻あるのみなんだよっ!
・他に戦闘中の仲間の肩を借りて飛び越え頭上から踏ん付け、【疾風斬鉄脚】での踵落としを叩き込むよー
・その後は【狐百まで踊りは忘れぬ】で地面と空を蹴って立体的移動をしながら隙を見て仕掛けるようにするよ
■使えそうな技能
[二回攻撃/ジャンプ/空中戦/ダッシュ/踏み付け/見切り]
■特徴
歩く際は腕大振りで靴から効果音出そうな雰囲気
「にゃはは」と笑う気楽な元気娘
●
怪物が翼を広げると、辺りに暗夜のような闇が差す。
「昼? 夜? 何か混沌としてて目が回る〜」
その術にセレヴィス・デュラクシード(今は亡き幻想の狐姫・f04842)は一瞬目を白黒させ、すぐにぱんと自らの頬を叩いて気合いを入れた。
「邪神とかしゅーきょーとか良く分からないけど、悪さするなら覚悟して貰うんだよ!」
この闇を払うために。平和を取り戻すために。
セレヴィスは、敵前に大きく踏み出した。
怨念を纏った鳥を、セレヴィスが先手必勝とばかりに蹴り落とす。
「させないよ! 速攻あるのみ!」
敵が強化に時間をとられるなら、その隙をつけば良い。
強化の構えをとる鳥に狙いを定め、確実な打撃を叩き込んでいく。
「ちょっと肩貸してね」
呪いを纏った鳥が空へ逃げれば、
「ボクの全力! 勝負だよ!」
鳥達より高く跳び上がり、踵落としで蹴り落とす。
「空に逃げたって無駄なんだよ!」
物理法則を無視した多段ジャンプで空を翔ければ、宙へ逃げた鳥を素早い蹴撃で撃ち落としていく。
天には蹴撃、地には銃撃。
逃げ場を失った鳥達は、次々とその姿を塵へと変えていくのであった。
成功
🔵🔵🔴
アインス・ツヴェルフ
まったく、こんなにお手軽に邪神召喚して…!
僕はUDCアースが拠点だけど実はまだ浅草観光してないんだよ!
邪神に好き勝手にされてたまるかっての!
一般人の避難はやって貰うって事だから思いっきり暴れようか
ぼやきながらも邪神に立ち向かうべく
サイコソード二刀起動しつつ駆け出す
敵の攻撃には【呪詛耐性】で耐えつつ
【サイキックブラスト】を放ち敵の動きを一時的に封じ間合いを図る
近接が可能になったら【2回攻撃】【戦闘知識】を駆使してサイコソードで攻撃を仕掛ける
【サイコランス】を作成
敵の隙をついて一斉に可視化出来ない槍を放つ
「穿て!サイコランス!」
僕の浅草観光を守る!…じゃなかった、皆を守る!!
●
「まったく、こんなにお手軽に邪神召喚して……!」
呆れたようにぼやきながらも、アインス・ツヴェルフ(サイキッカー・f00671)は両手にサイコソードを構える。
UDCアース出身のアインスだが、実は浅草に来るのは初めてだ。観光だってまだしてないのに。
そんな憤りを込めつつ、アインスは怪物の群れに立ち向かった。
「さぁ、思いっきり暴れようか!」
子供の声で泣き喚く鳥めがけて、高圧電流を放つ。
「そんな揺さぶり、通じないよ!」
一気に間合いを詰め、二刀で一気に止めを刺す。
その後ろから飛び出したもう一匹の爪を左手の剣で受け止め、右手の剣で斬り伏せた。
その派手な二刀の立ち回りを脅威と感じてか、気付けば周囲をぐるりと囲まれていた。
だが、それこそアインスの策通り。
「かかったな!」
突如、一匹の鳥が血を噴いて墜落する。
アインスの仕掛けた不可視の槍だ。
「穿て! サイコランス!」
その声に呼応するように、見えない槍が鳥達を狙い暴れ狂う。
「僕の浅草観光を守る! ……じゃなかった、皆を守る!!」
槍の猛攻が終わる頃には、鳥怪の姿は片手で数えられる程に減っていた。
成功
🔵🔵🔴
結城・蓮
やれやれ、邪教というのはどこも度し難いものだね。
まして、子供を喰らうなど許せようはずもないな。
良いだろう、一匹残らず焼き鳥にしてあげようじゃないか。
《炎熱の手札》をばら撒いて、鳥達を追い込んで行こう。
必要以上に無駄撃ちしないようには気をつけないといけないけどね。
「さぁ、ショウタイムだ!」
周囲から中心部に追い立てる様に炎を操作していこう。
敵を集めたところで炎を一同に集めて大火力で焼き切るよ。
炎熱の手札を打ち終えてなお、炎に巻かれず逸れている敵がいるなら、無明の弦で搦め捕ろう。
一匹たりとも逃すわけにはいかないのでね。
●
「やれやれ、邪教というのはどこも度し難いものだね」
呆れと怒りの入り混じった表情で、結城・蓮(チキチータ・マジシャン・REN・f10083)はカードに火を灯した。
「さぁ、ショウタイムだ!」
トランプを炎の弾に変え、蓮は華やかな仕草で空へ放った。
『イヤダ、イタイヨ、イタイヨ』
『シニタクナイ、タスケテ』
炎に追われた鳥達が、子供を模した声を挙げる。
その泣き声が、蓮の怒りに火をつけた。
「そうか、もうキミ達は子供を喰らったんだね」
その所業を責めるように、炎でじりじりと追い詰める。
「良いだろう、一匹残らず焼き鳥にしてあげようじゃないか」
一箇所に追い込んだ鳥達を、19枚のトランプが檻のように取り巻いている。
「とどめだ!」
炎が集まり合体し、残りの鳥を一度に焼き尽くす豪炎へと姿を変える。
命からがら逃げようとする鳥の脚に、蓮の放つワイヤーが絡みついた。
「一匹たりとも逃すわけにはいかないんだよ」
ワイヤーを引き、そのまま炎の中に引きずり込む。
「全滅完了……っと」
鳥達を焼き尽くした後には、小壜を持った男だけが立ち尽くしていた。
成功
🔵🔵🔴
第2章 ボス戦
『膨らむ頭の人間』
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POW : 異形なる影の降臨
自身が戦闘で瀕死になると【おぞましい輪郭の影】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
SPD : 慈悲深き邪神の御使い
いま戦っている対象に有効な【邪神の落とし子】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ : 侵食する狂気の炎
対象の攻撃を軽減する【邪なる炎をまとった異形】に変身しつつ、【教典から放つ炎】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑17
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●
「畜生……っ! 全部、全部完璧だったのに!」
眷属を失い窮地に立たされた男が地団駄を踏み、猟兵達を睨みつける。
「そうだ……俺自身が生贄になれば……」
虚ろな目で、男は小壜の中身を飲み干した。
直後、異形へと変容し始める男の頭。
「許さない……ユルサナイ……」
自我を失った声音で、膨張した頭をゆらりと持ち上げる。
完全な異形へと生まれ変わった男が、猟兵達へと牙を向けた。
結城・蓮
【恋華荘】のいちごさんに手伝ってもらうよ。
よろしく、いちごさん。サポートはお願いするね!
ふん、自分を犠牲にする辺りホント狂ってるよね。
しかも、それで出来たのがどう見ても出来損ないの頭でっかちなんだろう?
人目に晒すのも忍びない。すぐにカタをつけてあげるよ。
真の姿を開放して《泡沫の鏡像》で鏡像を生み出し、仕込み杖で連携攻撃を仕掛けよう。
いちごさんが拘束してくれたところに【フェイント】を織り交ぜながら切り掛かるよ。
……いちごさんの触手は暴走が酷いと聞くからそれだけは心配だけど。
「OK、任せておくれ。暴走させないでよ?さあ、それじゃあ……「ショウタイムの続きだ!」」
彩波・いちご
【恋華荘】の蓮さんと一緒に
「憐れですね……でも人をやめてしまったのならもう容赦はしません!」
蓮さんと協力して敵に攻撃です
同じように邪神の力を宿す私ですが、私はこの力、暴走させずに使いこなしてみせます!
狂気のまま人をやめたあれとは違うんですから!
「蓮さん、私があいつを拘束するので、そこを狙ってください!」
【異界の抱擁】の触手を呼び出して、敵を牽制、絡みついて拘束して蓮さんの攻撃に繋げます
……触手、暴走して蓮さんを巻き込んだりしませんように……
「蓮さん、気をつけて!」
私と蓮さんとショウタイム、最後まで触手を暴走させず、蓮さんを巻き込んだりせずに、やりきってみせます!(たぶん
●
「ふん、自分を犠牲にする辺りホント狂ってるよね」
真の姿を解放しながら、結城・蓮(チキチータ・マジシャン・REN・f10083)が呆れたように吐き捨てる。
「憐れですね……でも人をやめてしまったのならもう容赦はしません!」
蓮をサポートするように並び立つ彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)もまた、邪神人間を倒さんと闘志を向けた。
いちごもまた邪神の力をその身に宿し、しかし悪を糺すために戦う者。
平和を乱して邪神を蘇らせようとするなんて、ましてや自らを贄に捧げ暴走する者など、決して自分と同類などと認めはしない。
「あんな出来損ないの頭でっかち、すぐカタをつけてやろう」
張りつめた表情のいちごを安心させるように、蓮が声をかける。
「サポートはお願いするね」
そう言うと、蓮が邪神人間へと駆けた。
邪神人間に真っ向から立ち向かい、杖を振りかぶる蓮の姿。
あまりにも愚直なその姿を貫こうと触手を伸ばすと、鏡が割れるように蓮の姿が四散する。
「ざーんねん、そっちは偽物でした」
すぐ側に、本物の蓮が迫っていた。
仕込み杖を抜刀し、邪神人間の首を狙って切りかかる。
負けじと召喚した邪神人間の触手が、蓮に伸ばされることはなかった。
「この力、使いこなしてみせます!」
いちごが呼び出した触手が、邪神人間のそれを押さえつけていたのだ。
「蓮さん、私があいつを拘束するので、そこを狙ってください!」
いちごが名状しがたき呪文を唱えると、邪神人間の足元に更に触手が無数に生える。
「星海の館にて微睡む我が眷属よ!」
いちごの呼び声に応えるように邪神人間を拘束する触手。
「OK、任せておくれ。暴走させないでよ?」
いちごの触手が大人しくしているうちにと、蓮が邪神人間へ刃を向ける。
「さぁ、ショウタイムの続きだ!」
蓮が杖を掲げると、再び鏡像が姿を表す。
一切の抵抗を封じられた邪神人間を、ぴったりと息の合った二閃が襲った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アインス・ツヴェルフ
くっ、まさか自分自らを生贄にするなんて…!
まったくこの造られた命の僕でさえ理解不能だ
なぜ滅びの道を選ぼうとする…
ま、問うても答えは得られないだろうし、答えて貰ってもやはり理解できないものなんだろうな
サイコソード二刀を再び握り締め再び戦闘態勢に入る
先ほどの戦闘の流れそのままに一気に畳みかけるように斬りかかる
【サイキックブラスト】を放ち敵の動き封じを試しつつ間合いを図る
ここには人々の楽しいや嬉しい気持ちが溢れている
その気持ちを利用しようとした上にその命まで奪う行為…絶対に許さない!
【サイコランス】を作れる最大限まで作成
先ほどとは違い怒りの感情さえ込め敵に穿つ
サリー・オーガスティン
出ましたか。首魁。
じゃあここは、定石どおり、まずは羽根を焼いておいて、仲間にトドメをお願いしよう!
ヴァリアブル・ウエポンで、命中率優先で焼くよ!
●
「くっ、まさか自分自らを生贄にするなんて……!」
先程まで人間だったモノと対峙し、アインス・ツヴェルフ(サイキッカー・f00671)は強い衝撃を受けた。
造られた命の自分でさえ。否、造られた命だからこそ、自ら滅びへ向かうその在り方は理解できない。
「なぜ滅びの道を選ぼうとする……」
答えの出ない問いが、思わず口をついて溢れる。
「……今はあいつを倒すことだけを考えよう」 かつて事故に遭い瀕死の重傷から生還したサリー・オーガスティン(鉄馬の半身・f02199)にとっても、軽々しく命を犠牲にする敵の姿には思うところがあるのだろう。
生きる歓びを捨ててまで邪神に身を捧げるほどの何かが、果たしてどのように彼の中に芽生えたのだろうか。
だが、どんな事情があろうが、人々を脅かす敵には違いない。
邪神と化した者を倒し平和を取り戻すため、アインスとサリーはお互いの武器にエネルギーを装填した。
「くらえ!」
強い怒りを込めて、アインスが両手のサイコソードを振るった。
身を守るように男が翼怪を召喚する。
喚ばれた怪物がアインスへ鉤爪を伸ばした刹那、力を失いどさりと墜落する。
「手下は僕が始末するよ」
サリーが右腕の仕込み武器から放った援護射撃が、翼怪の心臓を的確に貫いていた。
「さぁ、今のうちにトドメを」
「任せろ!」
アインスの手の中に高圧電流の鎖が表れ、男の身動きを封じた。
せめてもの抵抗にと男が喚び出す怪物達は、その力を発揮することなくサリーの砲撃の前に倒れていく。
「人々の楽しいや嬉しい気持ちを利用しようとした上にその命まで奪う行為……絶対に、絶対に許さない!」
アインスの周囲の空気が歪み揺らめき、何かが男を包囲する。
「これが僕の全力だ!」
男を取り囲んだ空気が、一斉に牙を剥く。
「穿て!」
無数の不可視の槍が、男の身体を全包囲から貫いた。
「やったか……?」
アインスとサリーが、慎重に男の様子を確認する。
息も絶え絶えの男に、最後のトドメを刺そうとしたその瞬間。
悍ましい輪郭をした影が表れ、猟兵達の前に立ちはだかった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
久留米・圓太郎
やれやれ。ハツモウデとやらをやってみようとは思ったけど、事件が予想以上に厳しそうだな、これは。
じゃいっちょ動くぜ。
サモニングガイストで、足止めをするぜ。頼むよ、古代戦士たち!
セレヴィス・デュラクシード
■心情
んにゃ!?
ああ…もうっ!後味悪いの嫌いなんだって
■行動/SPD戦
・ボクに有効な邪神の落とし子って何だろ?
怖いのはお爺ちゃんのカミナリくらいなんだけど……
・【狐の威を借る狐】でボクにそっくりなボクを呼び出して2人で前回に引き続き立体移動で撹乱しつつ接近【武道着を脱いで動き易くした疾風斬鉄脚】で召喚されたって言う何かを攻撃するよ
余力があるなら生贄になった男の頭に一撃食らわせてお仕置きしちゃうんだよっ♫
頭でっかちな癖にやる事短絡的過ぎるよ…
■使えそうな技能
[二回攻撃/ジャンプ/空中戦/ダッシュ/踏み付け/見切り]
●
「んにゃ!?」
最後のトドメを刺そうと男に蹴り込んだセレヴィス・デュラクシード(今は亡き幻想の狐姫・f04842)は、彼の身体から立ち上った影に驚き飛び退いた。
この影こそがこの召喚術の本質。男が自らの身に宿した邪神の魂そのものなのであった。
「やれやれ。予想以上に厳しい状況だな」
久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)もまた、その悍ましい影を見て溜息をつく。
予知で言っていた翼怪とやらをやっつければ、後はハツモウデとやらをやってみるだけと思っていたのに。
「ああ……もうっ! 後味悪いなぁ!」
影に吸収されていく男の姿。殉教した信徒すら贄として利用するその在り方に気味悪さを覚える二人。
この名状しがたき光景を終わらせるべく、セレヴィスが影めがけて踏み込んだ。
「ボクらの力を見せてあげるんだよっ!」
セレヴィスの姿が分身し、影の両サイドに回り込む。
左右から蹴り上げようとしたとき、影がばらりと解れ蛸のような異形が顕現した。
「わわっ!? 何これ気持ち悪い!」
蛸の脚が、二人のセレヴィスを絡め取る。
そのまま喉を絞めようとした触手が、その寸前で動きを止めた。
「大丈夫か?」
圓太郎が召喚した戦士の放った炎が、蛸の本体を焼き払っていたのだ。
「援護は俺たちに任せてくれ。頼むよ!」
圓太郎に応えるように戦士が槍を振り上げ、蛸を挑発する。
挑発に乗り、標的を戦士へと変える蛸。
「今のうちに!」
「うんっ! ありがとう。それじゃあ、いっくよー!」
セレヴィスが飛び上がり、分身もそれに続く。
「ボクを止めたかったら、もっと怖いものを呼ぶんだったね♪」
それこそ、怒ったお爺ちゃんのカミナリくらい怖くないと。
セレヴィスが、空中で武道着を脱ぎ捨てる。身軽になった姿に、もう一人のセレヴィスが吸い込まれ一条の矢になる。
「ボクの全力、くらえっ!」
まるで二人分を重ね合わせたような重い一撃が、影の頭にクリーンヒットした。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
セレヴィス・デュラクシード
■心情
流石に…少し疲れたかな(溜息
いい加減しつこいんだよッ!
■行動/SPD戦
足元の武道着を羽織りつつ
また【狐の威を借る狐】で2人に別れて左右から同時に仕掛けるよ、分身にフェイントさせつつスライディングで足元狙い、ボクは【狐百まで踊り忘れず】で空中をジャンプとダッシュと併用させて飛び回りながら飛び掛かるんだよ
最後の…奥の手だよ、相手の足元まで一気に詰めて丹田目掛け打ち上げる感じで【千里狐跳ね】(緑の瞳、透けて見える狐耳姿な擬似真の姿)の蹴撃ラッシュを叩き込むよ!
武道着バサバサたなびかせ
飾り鈴シャンシャン鳴り響く
■使えそうな技能
[スライディング/ジャンプ/空中戦/ダッシュ/2回攻撃/見切り]
●
武道着を羽織り直しながら、セレヴィスは振り返り男の影を見た。
攻撃を受けて多少は削れたものの、まだ余裕を感じさせる影の姿。
「いい加減しつこいんだよッ!」
流石に少し疲れたが、影を倒すまで戦いは終わらない。
平和を取り戻すため、再びセレヴィスが駆けた。
分身を生成し左右から接敵する。
「足元がお留守だよっ!」
分身が手薄な足元をスライディングで蹴り飛ばせば、
「頭上も気を付けないとねっ!」
軽やかに多段ジャンプしたセレヴィスが影の頭部に飛び蹴りを浴びせかける。
分身だからこその、息の合ったコンビネーション攻撃。
だが、それを二度も許す影ではなかった。
吠えるように影が震えると巨大な一対の掌が現れ、セレヴィスと分身を地面へ叩きつけた。
「さすがに同じ手は通じないかぁ。じゃあ、これしかないかな」
掌を跳ねのけたセレヴィスの瞳が、緑色に輝く。
うすら透ける狐耳を生やした姿で、弾丸のように至近距離まで詰め寄る。
「最後の……奥の手だよ」
丹田めがけ打ち上げるように、疾風怒濤の蹴撃を重ねる。
武道着をたなびかせ、飾り鈴をシャンシャンと鳴り響かせながら戦うその姿は、演武よりも美しく。
「これで、終わりだよっ!」
最後の一撃が決まった瞬間、煙のように影が霧散する。
全て終わったのだと確信すると、セレヴィスはぺたりとその場に座り込んだ。
「ふぅ……全力、出し切ったぁ……」
こうして、休日の浅草を襲ったオブリビオンは討伐された。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『カバーストーリー』
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POW : パッションで演技。力仕事で裏方など。
SPD : テクニカルな演技。技術で裏方など。
WIZ : ムーディーに演技。魔法で裏方など。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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●
この場に居合わせた一般人の記憶は、UDCエージェントによって「通り魔事件」として処理されることとなった。
入念な隠蔽工作により、明日の新聞の一面にはこのような文面が躍ることになるだろう。
『お手柄観光客、通り魔を取り押さえる』
『被害者ゼロ、浅草の奇跡』
『浅草に現れたヒーロー!?』
●
さて、今回の一件は「通り魔を観光客が取り押さえた」というカバーストーリーを作ることまでがミッションのうち。
つまり、めいっぱい浅草で遊ぶことも仕事なのである。
細かい事後処理はUDCエージェントに丸投げして、平和を取り戻した浅草を楽しもう!
セレヴィス・デュラクシード
焼きたてメロンパン齧りながら初めて来た浅草を散策・・・したいんだけど眠いんだよねぇ
エージェントの人には悪いけど、浅草寺内の植え込み石に座ってお腹膨らませたらお昼寝するんだよっ♪(猫風に丸くなり
「あ~・・・・太陽が気持ちいぃ~」
久留米・圓太郎
よし、それでは最初に宣告したとおり、ハツモウデとやらをやってみようではないか!
尻尾と脚は隠して、耳は…パーカーのフード被っておけば良いか!
とはいえ、作法が俺にはなぁ…それに、ここは「師匠」共々お参りとやらをするのも悪くはないな!うん!
(【師匠召喚】発動)
師匠、俺と一緒にお参りをしたいんだが…作法を教えてくれないか?
(軽く苦笑いするも、結局丁寧にレクチャーする、師匠の幻影)
よーし!今年は良いことが有ると良いな!
●
やがて現場には避難していた人々が戻り、周辺の店舗も次々と営業を再開し始めた。
「ふわぁ~。なんか疲れちゃったなぁ~」
眠たげな眼をこすりながら、セレヴィス・デュラクシード(今は亡き幻想の狐姫・f04842)は平和を取り戻した仲見世通りを歩いていた。
疑似的なものとはいえ、真の力を解放した後は激しく体力を消耗する。
疲れきった身体に、さくさくふわふわメロンパンの優しい甘味が心地よい。
「それにしても、のどかだなぁ。あんな事件の後とは思えないくらい」
街はすっかり落ち着きを取り戻し、人々の表情に不安の色はもうない。
さすがに観光客は多少減っているのだろうけれど、初めて浅草に来るセレヴィスにとってはこのくらいの人混みがちょうど良い。
アーケードを抜けると、浅草寺の境内にはぽかぽかと暖かな日が差していた。
「いいとこみっけ♪」
ひときわ陽が当たり暖かそうな植え込み石に座り、残りのメロンパンを完食する。
「あ~……太陽が気持ちいぃ~……」
お腹がいっぱいになったセレヴィスは、猫のように丸くなりすやすやとお昼寝を始めた。
これも立派な、平和で幸福なひとときの過ごし方である。
「お腹出して寝てると風邪ひくぞー?」
いつの間にか風でめくれあがったセレヴィスの道着を、同じく浅草寺に来た久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)がかけ直した。
話に聞いた時から楽しみにしていた、UDCアース流のハツモウデ。
耳を隠すようにフードをかぶり、参拝列に並んだ。
「えーと、手を叩いてお辞儀だっけ? というかあの水場と煙は何なんだ?」
せっかくだからきちんとやろうと思い、圓太郎は「師匠」に教わることにした。
「師匠、俺と一緒にお参りをしたいんだが……作法を教えてくれないか?」
呼び出された師匠は、軽く苦笑しつつも作法を教えるように目の前で実践してみせ、圓太郎もそれに倣う。
本堂に、二人分の気持ちよい拍手が響いた。
最後に一礼し顔を上げた圓太郎は、とても晴れやかな表情をしていた。
「よーし! 今年は良いことが有ると良いな!」
大成功
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アインス・ツヴェルフ
ふぅ、なんとか倒せたみたいで良かった
これで心置きなく浅草観光が出来る
実際戦闘が終わったらぜひとも浅草観光したいと思っていたから自分にとってはカバーストーリーというより本気の観光だね
とはいえ下調べをしてこなかったのがしくじった
フォンミィちゃん、もし良ければお付き合い願えるかな?
それが無理ならおすすめのお店を教えて欲しいな
とこんな感じで食べるのも良し見るの良しな観光スポットを回って浅草を全力で観光
<アドリブ歓迎><他の人との絡みOK>
●
「ふぅ、なんとか倒せて良かった」
自分たちの手で取り戻した平和を噛みしめるように、アインス・ツヴェルフ(サイキッカー・f00671)は辺りを見回した。
周辺の店舗には再び行列ができ始め、人力車の呼び込みも聞こえ始めた。
「さぁ、観光しよう! まずはどこに行こうかな……」
見渡す街は何もかも魅力的で、目移りしてしまいそう。
「もう少し下調べをしてくるんだったかな。フォンミィちゃん、おすすめのスポットを教えてくれるかな?」
「まかせて! アインスくん、浅草は初めて?」
誘いに応じ、フォンミィが周辺スポットを案内することにした。
行列のできる食べ歩きグルメを心ゆくまで楽しんだ後は、新仲見世通りでショッピング。
和の香りを色濃く残したお土産の数々に、アインスは次々と目を奪われていた。
そんな中、アインスはある布小物屋の前で足を止めた。
「これ……」
「わぁ、かっこいい柄! 何の鳥だろ?」
そう、アインスの目に留まったのは、空高く飛ぶコウノトリを染め抜いた藍染めの手ぬぐい。
彼が率いる猟兵組織の名にもなった鳥の姿に不思議な縁を感じ、アインスは手ぬぐいを手に取った。
「みんなへのお土産に、お揃いで買って行こうかな」
今日の勝利と浅草の思い出を、形に残るもので分かち合おう。
お土産袋を提げ、アインスはこの後もフォンミィと共に観光を楽しむのだった。
大成功
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彩波・いちご
【恋華荘】の蓮さんと
浅草観光も任務の一環ですから、せっかくですし目いっぱい楽しみましょう
蓮さんはどこか行きたいところあります?
目的地はあるみたいなので、行先はお任せして
「デートみたいなものですし、腕でも組みます?」
なんて(くすっ
…別に冗談のつもりでもないんですよ?
と、そっと腕を組みますね
やってきたのは和柄なアクセサリのあるお店
え、私にプレゼントですか?
「嬉しいです。ありがとうございます♪」
私からもプレゼントしてお揃いにするのもいいかも?
寮の皆さんにお土産は…名物の芋羊羹とかいいかも?
あ、名物といえば、有名なメロンパンあるんですよね
寮のみんなには内緒で、私達だけで食べ歩きと行きましょう(にこっ
結城・蓮
【恋華荘】のいちごさんと
平穏を取り戻した浅草の街をいちごさんと歩こう
繁華街を歩くって言うのはあんまりなかったからね
さて、こういう所は歩き慣れないけれど、目的地はあるんだよね
折角観光地に来たんだから、何か思い出を残しておきたいな…って
「で、でででデートっ!?い、いや、嫌じゃないけどっ」
なんだ、冗談だった…って!?
…いちごさんは意地悪だ
和柄のキーホルダーを手にとって
こういうの、可愛くていちごさんに似合いそうだよね
お世話になってるし、プレゼントさせてもらえないかな?
お揃いは少し照れるけど、でも嬉しいかな
後は、寮の皆にもお土産を買っていこうか
メロンパンが有名らしいんだよね
ふふ、二人だけの秘密、だね?
●
彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)と結城・蓮(チキチータ・マジシャン・REN・f10083)は、土産物屋が立ち並ぶアーケード街を歩いていた。
「蓮さんはどこか行きたいところあります?」
小首を傾げ問いかけるいちご。
これも任務の一環とはいえ、せっかくだから観光を堪能したい。蓮から何か提案があれば、一緒に目いっぱい楽しみたい。
そんないちごに、蓮は楽しげな笑顔で頷くと、
「折角観光地に来たんだから、何か思い出を残しておきたいな……って」
と目的の場所の方向へ促す。
繁華街は歩き慣れないけれど、二人で行きたい場所への道はばっちり下調べ済みだ。
「デートみたいなものですし、腕でも組みます?」
「で、でででデートっ!? い、いや、嫌じゃないけどっ」
真っ赤になって慌てる蓮に、悪戯っぽくくすくすと笑ういちご。
なんだ冗談かと息を整える蓮の腕に、不意にいちごの腕が絡まる。
「……別に冗談のつもりでもないんですよ?」
「……いちごさんは意地悪だ」
目的地に着くまで、仄暖かな沈黙が二人を包んでいた。
やがて蓮が足を止めたのは、和柄のアクセサリーを専門に取り扱う店の前。
「こういうの、可愛くていちごさんに似合いそうだよね」
蓮が手に取ったのは、空色の花柄で彩られた貝ちりめんのキーホルダー。
「お世話になってるし、プレゼントさせてもらえないかな?」
「嬉しいです。ありがとうございます♪」
柔らかく微笑み、いちごも同じキーホルダーを手に取る。
「私からも、プレゼントです」
「お揃いかぁ。少し照れるな」
でも嬉しい、と小声で付け加える。
二人の手の中で、キーホルダーの鈴がちりんと揺れた。
買い物を楽しんだ二人は、帰りに寮の皆へお土産を買って帰ることにした。
「お土産は……名物の芋羊羹とかいいかも?」
「名物といえば……」
『メロンパン!』
意識せずハモった声に、二人で笑ってしまう。
二人だけの秘密だよ、と微笑み合って、蓮といちごはメロンパン屋へと向かったのだった。
大成功
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