アースクライシス2019⑥~波に命を賭ける者達
●掲示板
アトランティスの、レディ・オーシャンが、世界を滅ぼす「大海嘯」の儀式を開始しました。
儀式の開始と同時に、ハワイ沖では「大海嘯」の前兆であるビッグウェーブが発生しており、アメリカ第七艦隊を初めとした国連軍やヒーロー・ヴィラン連合軍は、近づく事すら出来ません。
このビッグウェーブを乗り越えて「大海嘯」を破壊する為には、ハワイの古代部族に伝わる「サーフィン魔法」が必要です。
猟兵達は、付け焼き刃でこの魔法を教わり、部族の祈りが籠められたサーフボードを借り受け、ハワイ沖へと向かいましょう。
●グリモアベース
「皆さんはサーフィンをした事、ありますか?」
集まった猟兵達に向かい問い掛けるのはトレンチコートに黒い中折帽を被った男、芦屋・晴久。
「今回の戦場はハワイ……掲示板を御覧になって頂いた通りですが、目的は儀式の破壊の為にハワイ沖へ向かって頂きたく。道中の高波をサーフィン魔法なる物を利用し掻い潜ってもらう必要がありますね。やっかいな事にオブリビオンの迎撃もあるでしょう。戦闘は避けられないかと」
猟兵達もオブリビオン側もサーフボードに乗って戦うという特殊な戦闘。サーフィン魔法の効果で、どれだけビッグウェーブを乗りこなしたかによって波の勢いが変わるらしい。
「オブリビオンもこの知識を奪う事で波に乗ってきます、故に肝となるのは……」
オブリビオンより上手く波に乗り、ビッグウェーブを鎮めながら、且つ、相手の頭上を取り、有利を此方に持ちながら戦う事。
「敵は…………蝋燭……。なんだってここまで自信満々なのかわかりませんが蝋燭兵の部隊が迎撃してくるらしいです。弱点が剥き出しになっているからこそのサーフ技術なのか……」
ともかく……と、咳払いをしつつ纏めにかかる。
「儀式の破壊の為にハワイ沖へ、サーフィン魔法を用いて高波を攻略しながら迎撃してくるオブリビオンを撃退してください」
ゲートを開きながら。
「あ、濡れても問題無い格好にしておくのですよ?」
今それを言うのか……親か……みたいな言葉を華麗に無視して見送っていくのだ。
グラサンマン
はい、グラサンマンです。
今回は⑥、ハワイ沖を目指してサーフィンです。
一章構成でーすよー。
プレイングボーナスは此方。
『ビッグウェーブをサーフィンしながら戦う』
飛んで行くぜ!!してもボーナスはつきませんのでご注意を。サーフィンで波に乗ることにより高波の地形変化を緩やかに出来るということですね。
後、敵の弱点は水です。
シナリオの雰囲気は多分コミカルな感じになるかと思います。
今回も成功判定により流してしまう可能性がある事をご了承くださいませ。
それでは皆様の格好良いプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『蝋燭兵士『キャンドルソルジャー』』
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POW : 広域蝋散布
【身体中の溶けた蝋】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 抱擁蝋漬け
【抱き着き】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象の全身が見えなくなるほどの大量の蝋液】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 集中蝋液散布
【両手】から【溶けた蝋】を放ち、【ドロドロ蝋固め】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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クトゥルティア・ドラグノフ
※アドリブ共闘大歓迎
えっと、蝋燭さん大丈夫なの?
落ちたら即死しそうな見た目してるけど……
まあいいや!
せっかく昔お父さんと一緒にやったサーフィンが出来るんだ!
気合い入れるよ!
こういう【パフォーマンス】は得意だよ!
チューブを潜ったり、厚い波だってお手の物!
波の良さ、もしくは危険さを【野生の勘】で【見切り】つつ、自分の出せる全てを表現するよ!
と、懐かしみ楽しむだけじゃダメだよね!
鋭槍月光を使って、向かってくる敵さんへ槍を【投擲】、【串刺し】にして爆破した後まだ生きてたら、そのまま高い波に叩きつけてあげる!
海のアクティビティは大得意なんだよね!
ビックウェーブに乗れないなら、溺れるだけだよ!
アリエル・ポラリス
サーフィンだわ! 楽しいわ!!
はわいの人達は親切ねぇ、こんな面白いもの教えてくれるなんて!
えっオブリビオン? なるほど、ご教授のお礼はしなくちゃね!
『恩返し』サーフィン、始めるわよ!
波間をぴょんぴょん跳ねるのよ! 私は空中で回るのが気に入ったの、だからどんどんジャンプするのよ!
……あら? 空中だとオブリビオンを躱せないわね? このままでは敵UCと正面衝突!!
……いいえ! 「波を選ぶのではない、行きたい方向に乗るべき波を見出すのがサーファー」
カメハメハ師匠もそうおっしゃったわ……!
私のUCで炎の波を創ってやるわ!
退かないなら皆まとめてフレイムサーフィンで融かしちゃうんだから!!
アドリブ連携歓迎
弓塚・紀昌
かかっ、面白いものが世の中にゃありやすな!サーフィンなんざしたことありやせんでしたがこいつは楽しいねぇ!
ん?遠くから大波が来てる?
かかっ!なら乗るしかない、このビックウェーブに。
だから蝋燭の旦那ぁ、波が来る前に終わらせやすよ!
ばかすかUCを撃ちこみやす。相手の攻撃もドカンと壊しちまえばいいんでさ
さて、攻撃の狙いは蝋燭本体…じゃあありやせん
狙うは海!それも蝋燭の近くの海面!くくく……避けたと思ったら突然襲う水飛沫。ジュッと消える頭の炎!怖ろしいでありやしょう?怖いでありやしょう?
かかかっ!ほらほら逃げなせぇ!逃げなせぇ!!矢はまだまだたらふくありやすぜぇ!
あ、苛めるのに夢中で大波きてるの忘れ……
蝋燭達の命を賭した戦いが……ここに幕を開ける。
「えっと、蝋燭さん大丈夫なの?落ちたら即死しそうな見た目してるけど……」
「大丈夫よ!」
「アリエルさん……」
「大丈夫
!!!!」
「……そうね!大丈夫!せっかく昔お父さんと一緒にやったサーフィンが出来るんだ!気合い入れるよ!」
「ゴリ押しで納得させるたぁ、やりやすなぁ……」
●クトゥルティア・ドラグノフ(無垢なる月光・f14438)
「こういうパフォーマンスは得意だよ!」
クトゥルティアは漁村で育ってきた。かつて父と遊んだサーフィンは今ここでその真価を発揮する。
「さぁ、先手は貰った!」
アップスダウンでボードを加速させていく。キャンドルソルジャーも負けじと追いかけるが、そもそも重心制御がままならないので中々追いつけない。
「運が良い……早速きたね!」
厚い波が、ウェーブが流れる!クトゥルティアは勢いのままにボードを繰り波に乗り、カットバックで更に昇っていく。
「……っと、ついつい楽しんじゃったけど……」
手の中に顕現させしはサイキックオーラで生成させた槍、四苦八苦させながら波に乗ろうとしているキャンドルソルジャーに向かい。
「───懐かしむだけじゃだめよね!!」
ドォン!!!
槍がボードに突き刺さりそのまま爆破、制御が効かなくなりひっくり返るキャンドルソルジャー。頭の灯火が消える直前、泣きそうな顔をしていたが何故お前この戦場に来たのか。
「ふふふ!軽い軽い!」
●アリエル・ポラリス(慈愛の結実・f20265)
「サーフィン楽しいわ!はわいの人達は親切ねぇ、こんな面白いもの教えてくれるなんて!」
何処かぎこちないながらもサーフィン魔法の補助によって通常以上に上手く乗りこなせている。
「オブリビオン……ここは御教授のお礼はしなくちゃね!」
ぴちゃぴちゃ
「恩返しのサーフィン……始めるわよ!!」
「アリエルさん頑張ってー!」
キッ!とした表情を見せながらテイクオフしていく姿をクトゥルティアが応援していた。
蝋燭ソルジャーは思う。何故目の前の猟兵はひたすら飛び跳ねているのだろう、と。凄い楽しそうなオーラをだしながらぴょんぴょん波の上を跳ねている。まぁ好都合だ、此方のUCを仕掛けてやる!とソルジャーは狙いを定める。
「楽しいわ!!この飛ぶ奴楽しいわ……あら……このままだと正面衝突ね?」
あら、ではない。サーフィンに夢中になっていた事が伺えるがこれで慌てるアリエルでも無いのだ。
「カメハメハ師匠はおっしゃったわ……波を選ぶのではない……行きたい方向に乗るべき波を見出すのがサーファーとね!!!」
おっしゃってない。
「クトゥルティアさんの波乗り技術は見たわ!後はそれを実践するまで!行くわ!!」
繰り出すのはクレマシオン、炎の波が蝋燭ソルジャーを襲う。得意げな顔で波に乗るアリエルに放った蝋は届かず、直前で炎に溶かされてしまう。
上からは溶かされ、下に潜れば灯火が消える。逃げ場が無くなった蝋燭ソルジャーは何処か泣きそうな表情で呑まれていくのであった。
●弓塚・紀昌(サスライビト・f16943)
「かかっ!面白いものが世の中にゃありやすな!サーフィンなんざしたことありやせんでしたがこいつは楽しいねぇ!」
初めて経験するサーフィン、魔法のお陰もあるが確かにこれは楽しい。風を切る感覚、波を乗りこなした快感は気持ち良いものだろう。
「あ!弓塚さん、来てる!来てるわ!!」
アリエルの声に反応し見てみると、大きな波がこちらに向かってきているのが確認できた。
「かかっ!こりゃ良い!乗るしかねぇこのビッグウェーブに!蝋燭の旦那ァ!波が来る前に終わらせやすよ!!」
受けて立つ、と言わんばかりにソルジャーが蝋を放ってくる。慌てる事なぞ無い、矢を番え狙いを済まし……撃つ!風巻の重い一矢は蝋に巻き込み海へと落としていく。
「ほらほらほら!どんどん行きやすよ!逃げなせぇ逃げなせぇ!!」
撃ち込むスピードを上げ、弾道を読ませぬまま矢を放つ。力を込めた風巻を本体目掛けて撃つ!
だがやられっぱなしでは無い、気力で避けた蝋燭ソルジャーはニヤっと紀昌を睨めつける。だがおかしい……なぜ笑ってられる……?
「良いんでやすかい?上……来ておりやすよ?」
海面に当たった風巻が上げた水しぶき、そうだ……自分……蝋燭だった。
ジュッ!と灯火が消えて海の底へと落ちる蝋燭ソルジャー。無事に勝利した、後は先へと進むだけという時に、二人の声を聞く。
「「弓塚さん!!!!前ー!!前!!」」
「あ……忘れてた……」
大波という自然の壁を見上げ、頬を引くつかせた紀昌の未来は如何に。
大成功
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セゲル・スヴェアボルグ
サーフボードは燭台だったのか……いや、そんな訳はないだろう。
借り物のサーフボードではあるが、ちょっと細工をさせてもらう。
小型化した槍をボード後方に括り付けた板に刺す。
この状態でUCを使えば、即席のジェットサーフボードになるというわけだ。
減速は翼をエアブレーキ代わりにすればいい。
スピードで翻弄すれば、普通に波乗りをしているロウソクには追いつけまい。
蝋がかかっても気にはせんが、
距離を十分に取っていれば、抱きつかれる心配もないな。
あとはヤツの火を消してやればいい。
頭部でもボードでもどこでもいい。
槍を投げてどこかしらに突き刺されば、あとは水がやつを飲み込むからな。
刺さるまで投げっけるのみよ。
羽堤・夏
アドリブ、絡み歓迎
さ、サーフィン?
あたし、水泳苦手なんだけど…ってか、羽が…
……閃いた!
【動物使い】ハムハムスクワッドに協力を求めて
ハムスター軍団一致団結、サーフボードに引っ付いてもらって…ぃよしバランス安定!いやっふ―!あ、落ちる怖い…
(サーフボードの淵の方でハムスター達がダバダバ水かきしてます)
落ちるのは怖いけど…何とか安定してるから
日輪丸を放り投げコード使用
日輪丸の向日葵を模した刃をコードの力で鈴蘭の花弁に変え
蝋燭兵士も溶けた蝋も全員まとめて切り裂いてやる!
こっちは落ちるの怖いんだ来るなこんにゃろ―!!
プルプル震えつつ【怪力】で相手に向けて波を起こしては水をかけて火を消してやるー…
月宮・ユイ
*器に<誘惑の呪詛>宿す呪:呪詛操るヤドリガミ
*アドバイスに従い水着にパーカー
経験不足は<学習力と知識>で補います。
のんびり待つ余裕は無い為、邪道だが
<念動力>と[コスモス:パーカー型]の力で飛行
波に近づき落下の勢いで初速確保波に乗る。
念動力を体勢維持にも使用
<第六感>含め知覚研ぎ波のスピードとウネリを見極める
波が大きい分、乗れさえすれば動き易い、はず
《不死鳥》<属性攻撃:炎>付与し熱量増加
波の見極めと共に柔軟に対処する為の姿勢も重要
遠距離攻撃で体勢崩させ、
或いは波に当て波乱し、水飛沫生み水被せる。
敵の攻撃は<オーラ>で肌護り、選別活かし炎で固まるのを防ぐ。
どう見ても海には、向かない敵ですよね
「サーフボードは燭台だったのか……いや、そんな訳ないだろう……」
「いや、蝋燭もツッコミ所だけどあたし水泳苦手なんだけど……!羽が……」
「私も経験不足の部門ではありますが、知識と外部……サーフィン魔法への学習力で補います」
「……外部……それだ!閃いた!」
「大丈夫だろうか……」
●セゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)
「借り物のサーフボードではあるが、ちょっと細工をさせてもらうぞ」
そう言いながら取り付けたのは小型の槍。この状態で彼のUC、トルカ・ホーブストロームを使用すれば、湧き出る水の力の作用で即席のジェットサーフボードとなるのだ。
「でもブレーキとか大丈夫なのー?」
と夏が聞けば。
「減速は翼をエアブレーキ代わりにすれば良いさ」
種属特性を上手く使った策である。
「さぁ、先に行ってるぞ」
調整したジェット噴射で勢い強めにスタート。重心を上手く制御し、大きめな波でも問題なく乗っている。此方を追いかける形となっている蝋燭ソルジャーはそもそも体勢を整えるにも四苦八苦しているという状態だ。なぜこの依頼に登場したのか。
「このまま速度で翻弄すれば追いつけないだろうが……ふむ」
蝋燭ソルジャーも抱き着いて蝋で固めたくとも追いつけないのだ。波に乗り切る事で穏やかになっていく海、スピードが上がる要素がソルジャーには消えていく。引き離され更に躍起になって追いかけようとするが……
「いや、ほんと何故サーフィンしようと思ったのだ……」
セゲルがカットバックで反転、それに反応して同じく反転しようとした蝋燭ソルジャーに向かい槍を投げると。
コンッ!!
良い音と共にソルジャーのサーフボードに槍が当たり、槍から水が噴射される。
『……!!!!!!!』
ジュッ!と消えていく蝋燭の火、ぶくぶくとその身を海へと沈めていくのであった。
●羽堤・夏(防人たる向日葵娘・f19610)
「来い!ハムハムスクワッド!」
呼び出すはハムスター軍団、サーフボードの淵に捕まってもらいダバダバ水かきをしている。
「ぃよぉし!バランス安定!いやっふー!」
「あ、波が来ております」
「え?あ、落ちるの怖い……」
取り戻した元気がユイの一言で再度震えていく。
「お、落ちるのは怖いけどなんとか安定してるし……!か、かかってこいやぁ!」
一抹の不安を残しながらもハムちゃんズの力を借りて出発。蝋燭ソルジャーが出待ちしていたかのように此方の動きと共に行動し始めてくる。
「相手の蝋に当たるなよ!身動きが取れなくなる!!」
「わかってるぅー!」
セゲルの声に頷きながらテイクオフ、翼に掛からないように庇いながらなんとか波に乗る事ができた。飛ばしてくる蝋をハムちゃんズの軌道修正でなんとか躱し、夏が日輪丸、向日葵を模した盾を投げつける。蝋に当たり、ソルジャーに当たる前に落下しそうになるがそれこそが狙い。
「蝋燭本体も溶けた蝋もまとめて引き裂いてやるー!落ちるのが怖いんだ来るなこんにゃろー!!」
鈴蘭の嵐が日輪丸の刃を花弁へと変えて舞い踊る。蝋を裂き、ソルジャーの本体を襲う。避けようにも安定等取れるはずもなく真っ逆さまにひっくり返り……
「「「あ
…………」」」
思わず他の二人も声を上げてしまう程、その時のソルジャーの顔が悲しそうな表情をしていたと……後にハムスターは語ったと言う……
●月宮・ユイ(捕喰連星・f02933)
「ハムスターって……凄いですね……」
夏を見ながら生命の神秘に思いを巡らすユイ。
「のんびりと待つ余裕はありません、邪道ではあるかもしれませんが」
彼女が持つ技能、念動力に飛行能力を付与するコスモス【パーカー形態】の力で飛行。魔法の恩恵も得る為に飛び越えるのではなく、波に近づき落下の勢いを利用した初速確保を行う。
「丁度良い……来ましたね」
第六感、研ぎ澄ました知覚でスピードとウネリを見極め、波乗りを開始する。
ソルジャーの蝋飛ばしをオーラで薄い膜を張り最低限の被弾に収める。初速のお陰もあり距離に開きが出来始め、波も落ち着き始め此方の利としている。
「舞え……」
フェニックス、ユイの出した炎が蝋を溶かし勢いよく海面へと叩きつけられる。消えぬ炎がソルジャーの横、一部分のみ波乱すれば立ち上がる水飛沫、小型の波となって蝋燭を飲み込もうと。
「どう見ても」
小さく嘆息しながら結末を一瞥。
「海には向かない敵ですよね」
「あぁ」
「うん」
最もは一言にセゲルと夏も同意し、三人は先へと進むのであった。
大成功
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栗花落・澪
サーフィンは友達が好きで知識はあるんだよね
体幹は【ダンス】で結構あるつもりだし
なにより…自然を操れるのはこっちも同じ
風魔法で体を支えバランスを安定させる
さ、やろうか?…ちょっと可哀想だけど
体重の使い方を工夫し大波の中でもスムーズな移動や方向転換
時折くるっと宙返りしてみせたり
足を置く位置さえ気をつければボード上でのダンス【パフォーマンス】も出来るよ
勿論合間に水の【高速詠唱、属性攻撃】で遊んであげ…こほん
妨害も忘れずに
攻撃は当たらなきゃいいんだもんね
敵の動きをしっかり【見切り】ながら波に乗って一定距離を保ち
【指定UC】…からの水の【全力魔法、範囲攻撃】で追撃
オーバーキルだった?
シノギ・リンダリンダリンダ
大海での仕事?
波を乗りこなす依頼?
36の海を統べる大海賊シノギ・リンダリンダリンダを前に、世界を滅ぼす大海嘯?
面白いです。大海賊なりのサーフィンで分からせてあげましょう。
海を乗りこなす。という事を。
『幽玄な溟海の蝗害』でガレオン船を召喚
その船体の先に貰ったサーフィンを括り付けます
これでこの海賊船もサーフィン魔法の効果がありますね!
使い慣れている海賊船ならこんな大波赤子の手をひねるようなものです
無敵の海賊船による、海賊のサーフィン見せてあげましょう!
船で波を乗りこなしながら、自らの銃、船から発射される砲弾で敵を攻撃します
さぁ、略奪と蹂躙の時間ですよっ!!!
オリヴィア・ローゼンタール
敢えて死地に挑む覚悟……というわけでもなさそうですね
あの自信は一体どこから来るのでしょう……
濡れても大丈夫なように水着に着替える
【属性攻撃】【トリニティ・エンハンス】で聖槍とサーフボードに聖なる水の加護を得る
これで私と槍とボードは一心同体です
サーフボードに【騎乗】し、波に乗る
ボードごと宙に【ジャンプ】したり、回転したりして技を決める
なかなか楽しいですね、これはっ
溶けた蝋を放たれたら、ターンを決めて水飛沫を起こして蝋を冷やして落水させる
……あわよくば、巻き添えで敵の頭上の炎にも
【怪力】で聖槍を水面に叩きつけ、【衝撃波】で波を起こして敵を飲み込む
剥き出しの弱点、遠慮なく狙わせていただきます!
「大海での仕事?波を乗りこなす依頼?36の海を統べる大海賊シノギ・リンダリンダリンダを前に、世界を滅ぼす大海嘯?面白いです。大海賊なりのサーフィンで分からせてあげましょう……海を乗りこなす。という事を」
「海賊……確かに今回の依頼にはうってつけだ……僕もサーフィンは友達が好きで知識はあるんだよね。それに自然を操れるのはこっちも同じ……さ、やろうか」
「お二人共張り切っておりますね、私も負けていられません。それにしても敢えて死地に挑む覚悟……というわけでもなさそうですね。あの自身は一体どこから来るのでしょう……」
●栗花落・澪(泡沫の花・f03165)
「知識と魔法はあれど油断はしない……」
風魔法を用いて体のバランスを取る。支えを魔法で補助させる事により、自身は体重の掛け方に集中、大波の中でも移動やパフォーマンスに思考を割くことができるのだ。
「さぁ来てごらん!僕はこっちだよ!」
蝋燭ソルジャーに向けて挑発しながら此方に視線を集める。あくまで依頼、あくまで目的は障害の排除。風魔法の補助でテイクオフをせずにスピードを上げて海を進んでいく。遊びじゃないのだ。
「弱点は突かせてもらうよ、水の呪法で遊んであげ……こほん!!妨害してあげる」
澪さん?
「攻撃は当たらなきゃいいんだもんね」
ソルジャーとの距離を一定に保ち、その蝋に当たらない位置を継続しながら水魔法で妨害。投げつけられる蝋もボード上でダンスをする様な身のこなしで避ける。波の終わりも近い、カットバックで反転し、ソルジャーとすれ違うという瞬間にFiat luxを発動。全身から放射される光が蝋燭を包み込み……頭の灯火を消し去っていく。
「オーバーキルだった?」
●オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)
「なるほど……濡れても良いように水着に着替えたのは正解でしたね」
聖槍とサーフボードにトリニティ・エンハンスで聖なる水の加護を付与させる。
「これで私と槍、ボードは一心同体……」
澪が風魔法で外部の力として自身を補助させたのならオリヴィアは道具と同体となる事でその力の最大限を引き出す。似た力を得るにしても違うアプローチがあるというのを見せてくれた。
「なかなか楽しいですね……これはっ」
サーフボードに騎乗、波に乗りながら重心を調整していく。ソルジャーの蝋投げには聖槍で弾きながら対応。次第に慣れてきたのかジャンプ、スピン等、持ち前の運動神経の高さを見せる。着水時やターンの水飛沫で飛んでくる蝋を冷やして落水させる事で被弾を防ぐ。
「剥き出しの弱点……遠慮なく狙わせて頂きます!」
ボードごと宙へ跳ね……振りかぶった聖槍を着水と同時に海面へ叩きつける。剛腕怪力から繰り出される衝撃で海水が高く上がり小規模……否、中規模の波と化す。ソルジャーは
え……そんなの聞いてない……と呟きながら抵抗も出来ずに波へと飲み込まれ、ボードだけがぷかぷかと浮かび上がってきた。
「オーバーキル……でしょうか?」
●シノギ・リンダリンダリンダ(強欲の溟海・f03214)
「さぁ海賊の時間です。36の海を駆けましょう、略奪の限りを尽くしましょう!!海賊団しゃにむにー、出航です!」
何をやってるんだ。
「船体の先に貰ったサーフィンを……っと。これでこの、海賊船もサーフィン魔法の効果がありますね
!!!!!!!」
呼び出した船の先端にサーフィンを括りつけてキラキラとした笑顔で名案だとばかりにふんぞり返る。
「めちゃくちゃだぁ……」
「発想の逆転……ですかね」
乗せてもらった澪とオリヴィアのツッコミにもなんのその。
「大海賊の面子を潰しにきたというのならば此方も相応のやり方で返さないといけませんから。無敵の海賊船による。サーフィンを見せてあげましょう!」
サーフィンとはなんなのか、蝋燭ソルジャーは思う。我等命を賭して弱点を剥き出しにしながらもサーフボードに接着してここまで頑張ってきたのだ。ところがなんだ、海賊船て、海賊船て!!
「波に乗ってきましたよ!テイクオフ!!」
どう立ち上がるというのか。しかもあの海賊、砲弾でまで撃ち込んで来るではないか。
此方も只では死ねない、溶けた蝋を放ち逆転を狙う!……ぺちょ、と船の底に蝋が着くも海水に流されてしまう。わかっていた、サイズ差でこうなるのはわかっていたのだ……
「さぁ!略奪と蹂躙の時間ですよっ!!!」
蝋燭ソルジャーの最期の言葉は、サーフィンはどうした……であったとさ。
「オーバーキルですかね?」
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
アーサー・ツヴァイク
※何でも歓迎、🔵過多なら不採用可
今回はサムエン仕様の【キングオブブレイド】フォームで参戦だ。…敢えて苦手な所を担当しようとする心意気…俺には解るぜ、奴らは海を越えてやって来たSAMURAIさ…。
だったら俺も武士として立ち向かわなきゃ…だろ!
ああ、サーフィンは今覚えたばっかだが【気合い】で乗りこなすぜ! あと【騎乗】で
気合いで接近したら、俺の脚を使って【サウザンド・フラッシュエッジ】を叩き込む!
当たれば蝋燭野郎をぶったぎるからよし! 外れても剣刃が海面や波に向かえば、水をぶったぎって水飛沫になるから問題ねえな!
フェルト・ユメノアール
キャンドルがサーフィンなんて何かの冗談かな?
ボクがサーフィン初心者だからって馬鹿にしないでよね!
絶対負けないんだから!
いつも『パフォーマンス』でやる綱渡りの要領で左右のバランスを取りながら
勢いをつけて斜めに波を切るようにテイクオフ!
さらに、ボクは手札からスペシャルゲストをご招待!
カモン!【SPアクロバット】!
アクロバットにロープを『投擲』ウィンドサーフィンの要領で
風力と波力、二つの力を融合させて推力をアップ!
一気に速度を上げ、相手の頭上、波の天辺に移動し
そして、『トリックスターを投擲』して敵とそれが乗るボードを攻撃して相手を海に叩き落とす
そのまま海に沈んじゃえ!
鬼柳・雄
※アドリブ絡み歓迎
海で蝋燭がサーフィン……オブリビオンの考えることは訳わかんねえ。
あれか、わざと危ない事してハートの強さを示そうってやつか?俺もセーガクん時はワカゲの至りでそーゆーことやったけどさ。海に向かってチキンレースとか。
「海に落ちるイズ敗北ネ!」とかほざいてた外人、見事にミスって空飛んでたなぁ。
さておき。
今回はその外人よろしく蝋燭を海に叩き落とせばいいんだな。
サーフィンは習った通りに基本を守って、おお上手く乗るとコースがこっちに都合良い様に変わるじゃん!おもしれ―!
来いよローソク野郎!文字通りテメェの熱いライドを俺に見せてみやがれ!
と、相手が乗ったところで悪魔に横から張り飛ばさせる。
フーカ・シャークライト
🦈アドリブ・絡み超歓迎🦈
【SPD選択】
フカカカカ! 海だぜ! オレだぜ! フーカちゃんだ!
波に乗るのに板なんざ必要ないんだよ!(サーフボードを投げ捨てる音)
鮫の泳ぎを見せてやるぜ!
◆行動◆
UCを発動したフーカは「アクアジェット」を駆使して【水泳】で波に乗り、キャンドルソルジャーに接近し、「ハイドロバッシャー」の放水砲で【零距離射撃】を行なう。
「キャンドルがサーフィンなんて何かの冗談かな?」
「でもよぉ、敢えて苦手な所を担当しようとする心意気…俺には解るぜ、奴らは海を越えてやって来たSAMURAIさ……だったら俺も武士として立ち向かわなきゃ…だろ!」
「あいつらにそんな思考あんのかね、俺もセーガクん時はワカゲの至りでそーゆーことやったけどさ。海に向かってチキンレースとか……」
「フカカカカ!!だとしても奴等のチキンレースは失敗だな!オレ達に会っちまったんだからな!!」
●アーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)
サーフィンのご経験は?
「サーフィン?あぁ、今覚えたばっかだが気合いで乗りこなすぜ!!」
心強いのか不安を感じさせるのかイマイチ判別がつかないが、覚えた、と言うのなら問題無く送り出されたのだろう。
「よし!行くぞ!!」
サムライエンパイア仕様のキングオブブレイドフォームを身に包みバドリングを開始する。運動神経の高さもあり、突貫で教えられた、という割にはフォームも綺麗でしっかりと進んでいく。一足先に奥で待ち構えていた熟練の蝋燭ソルジャーは、やるか……あいつ……と警戒レベルを引き上げた。蝋燭になって早ウン十年、何が来ても決して焦らないソルジャーの貫禄は蝋燭にしておくには惜しいと後にアーサーに言わしめた程である。
「勝負だSAMURAI!俺は負けねぇ!」
水を漕ぐ腕を更に速め、速め……尋常では無い速さで漕いでいく姿に熟練の蝋燭も少し焦る。早すぎる……魔法か……?と蝋燭も速度をあげるが。
「気合いだっ!!」
気合いだった。テイクオフと同時、波に乗り蝋燭の上を取ると、ボードと共にジャンプし、脚からサウザンド・フラッシュエッジを繰り出す。無数の光刃が蝋燭を刻み、海面に衝撃を与える。上がる水飛沫に飲み込まれ灯火が消える……
「ようし!この調子で行くぜ!」
沈むボードを通り過ぎ、アーサーは先へと進む。
●フェルト・ユメノアール(夢と笑顔の道化師・f04735)
「むむぅ、ボクがサーフィン初心者だからって馬鹿にしないでよね!絶対負けないんだから!」
蝋燭ソルジャーを睨みつけぷんすこ怒るフェルト。対して向こうは此方を挑発する様に波立たせ笑いながらボードごと動いている。
「今回はサーフィンの勝負じゃない」
何時もパフォーマンスで披露する綱渡りの要領でバランスを取りながら速度を上げてのテイクオフ。芸をする身としての体幹バランスは抜群の少女。アーサーが運動神経でカバーする者とするならばフェルトは培った経験を引き出して動く者。
「ボクは手札からスペシャルゲストをご招待!」
ソリッドディスクにカードをセット!
「カモン!SPアクロバット!」
色鮮やかな蝙蝠を顕現させ、更にロープを投擲。アクロバットにロープを引っ張ってもらい、擬似的なウインドサーフィンを完成させる。離れていた距離を一気に詰めて追い越す。勢いのままに波の天辺にまで乗れば、見下げるはソルジャーの灯火。相手はその速度に対応出来ていない……トリックスター、ダガーを蝋燭ソルジャーのボード目掛けて投擲。
「そのまま沈んじゃえ!」
命中したボードがそのままひっくり返り海へと放り出される。弱点を剥き出しにしている弊害。溺れる、という事もせずにただただ沈んでいった。
●鬼柳・雄(チンピラサマナー・f22507)
「その後どうなったの?」
フェルトが聞いてみれば。
「あん?あぁ、『海に落ちるイズ敗北ネ!』とかほざいてた外人、見事にミスって空飛んでたな……」
「どういう状況なんだ……?」
さぁな、とアーサーに返しつつ閑話休題を終わらせる。
「今回はその外人よろしく蝋燭を海に叩き落とせば良い訳か」
雄もサーフィン自体は知っていたが今回が初めての経験、教えて貰った通りに基本を守ってバドリングを始めていく。待ち構えるソルジャーが蝋を投げつけてくる、ここは我慢の時、なんとかやり過ごしながら波がやってくる。バドリングからテイクオフへ移行しボードの上でバランスをとりながら波に乗っていくと、次第に波……コースの起伏が穏やかに、丁度良い高さに変化していき。
「おぉ、こりゃおもしれー!上手く乗るとこうなんのか、実際やんねぇとわかんねぇなこーいうのは!」
蝋を投げるばかりで止まっていた蝋燭ソルジャーに不遜な笑みを向けて。
「来いよローソク野郎!文字通りテメェの熱いライドを見せてみやがれ!!できなきゃテメェはただの蝋燭だ!!」
カッチーン!蝋燭キレる……っ!自分がただの蝋燭ではない所を見せてやるのだ!と追いかける。
もう少しだ……!もう少しで追いつく……!その生意気な口を蝋で固めてやる……!手?を伸ばした所で───
「マルコシアス!!」
え?
横から突然少女の姿をしたナニカが現れ張り飛ばされていく。蝋燭が知る由もないが、雄は悪魔召喚士。ここまで疑いもせずに相手の挑発に乗るだけ乗ったソルジャーはそのまま海の藻屑となり消えるのであった……
●フーカ・シャークライト(ウォーマシンの鎧装騎兵・f21308)
「波に乗るのに板なんざ必要ないんだよ
!!!!!!!」
サーフボードを投げ捨てる、捨てるな。
「いや、使えよ……サーフィン魔法ってんだから……」
「仕方ねーなー」
雄の最も過ぎるツッコミに不承不承サーフボードを拾い、背にくっつける。
「フカカカカ!!んじゃあ行ってくるぜー!」
背にボードをくっつけたまま海へ突っ込むフーカ、サメ型のロボットパーツは伊達じゃなく、スイミングマスターで海水の潮もなんてことないように泳ぎ進める。アクアジェットで速度を上げながら波にのる。
ここでフーカが想定していたのかは分からないが、蝋燭ソルジャーは焦っていた。そう、攻撃が出来ないのである。蝋を投げても水中では効果も薄く、直接蝋の身体で抱きつこうにも、そもそも抱きついたら濡れて自分が傷ついてしまうのだ。
「…………泳ぎ上手いなっ!」
「あーいう手もあるんだね!」
「いや、ボード………」
三者三様の反応だが雄は間違ってない。ボード使お?
「フカカカカ!!一発で終わらせるぞ!!」
水中から飛び上がり、蝋燭ソルジャーの目の前に現れる。奇襲か!?ソルジャーは突然現れたフーカへ反応が僅かに遅れ……
「ハァァイドロバッシャァァァ!!!」
零距離で放水砲が発射される。ただでさえ海上でバランスも取りづらく、頭には弱点が晒されているのだ。
悟りを開いた様な表情を浮かべながらソルジャーは水圧によってはるか遠くまで吹き飛ばされるのであった。
「フカカカカ!!あ、水柱」
彼方に上がる水柱を眺め、彼等は先へと進むのであった。
大成功
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ユーフィ・バウム
※アドリブ・連携歓迎
事前に【世界知識】にてサーフィンについて学習
水着になり【勇気】と【覚悟】を持ち、
サーフボードに乗って波乗りをしつつ勝負
事前学習に天性の【野生の勘】、戦闘で鍛えた体捌きで
乗りこなしますよ
風の【属性攻撃】を武器に込め、程よく振るうことで
バランスを取りつつ、波を蝋燭兵士のほうに向かい
弾き飛ばせば、敵のダメージにもなるでしょうか
戦闘では、敵の攻撃を【見切り】巧みに波に乗って回避
避けきれずとも【オーラ防御】で凌ぎますよ!
攻撃時は【属性攻撃】を水に切り換え、打ち込んで弱らせます
好機にはサーフボードを近づけ、《トランスクラッシュ》!
闘気篭る体を浴びせ、倒した後は自分のボードに戻りましょう
河津・跳太郎
「……きみたちなんでここにいるのかな?」(思わず素の口調で)
(気を取り直して水着コンの恰好で)
「吾輩、フロッギーヒーローのぴょん太であります。
大海を知った蛙(かわず)は天に昇って龍になるでありますよ!」
サーフボードに吸盤で足を張り付けて固定
波を飛び越えながら頂点でエアトリックを決める
UC使用して空中を踏み、通常360度が限界のサーフィンで
スノボ並みの360度×3回転、1080度の横回転をして見せる
「これぞ1080°(サウザンドエイティ)ドラゴンであります!」
頭上を飛び越して波の主導権を握り
チューブ状になった波をすり抜けながらライド
残された相手を波に呑ませて水びたしにする
「……きみたちなんでここにいるのかな?」
「あれ、口調……」
「き、気のせいであります!吾輩はフロッギーヒーローのぴょん太であります。大海を知った蛙は天に昇って龍になるでありますよ!」
「サーフィン、ここに来る前に一通り覚えてきました、指導してもらった事も踏まえてこの大波を制しますっ!」
●ユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)
豹柄の水着に身を包みサーフボードに乗るユーフィ。サーフィンは初めての体験ではあるが勇気を出して挑戦、鍛え抜かれた身体能力は裏切らない。ここまで培ってきた勘……野生の勘とでも言うべきか、海上の不安定さにも億さずにテイクオフ。追ってくる蝋燭ソルジャーを一瞥し抱えていた大剣、ディアボロスに風の属性を付与させ、海面を巻き込むように振りあげれば風に飛沫が纏い水流の様な螺旋風がソルジャーを襲う。
頭の灯火を庇うように固めた蝋を盾にするが攻め手を封じられボードのバランスを保つ事で精一杯のようだ。
「この調子で……!」
波を制すために追撃では無く敢えて高波にボードを進める事を選ぶ。ソルジャーは先程の攻撃で警戒しているのか遠距離から蝋を飛ばすだけ。
「仕掛けます!」
波のトップまで来た所でターン。そのまま速度を保ち蝋燭ソルジャーの元へ突撃する。真正面からの接敵、当然向こうは溶けた蝋を投げてくる。
「避けきれずとも!」
回避より速さを優先、被弾は最低限に上体を逸らし避けながらオーラ防御で受ける。ディアボロスに水属性を付与させてソルジャーに袈裟斬りを放つ。咄嗟に防御することで此方への意識を逸らした今こそが本命。ユーフィはその場から跳躍しソルジャーの真上で急降下!必殺のトランスクラッシュをぶつける。闘気を纏ったヒップは灯火の火はおろか、蝋で固めたボディさえも軽々と粉砕するのだ。
「やりました!」
シュバッとボードへ戻り、共に来ていた仲間の様子を見に行くのであった。
●河津・跳太郎(🐸負けるなピョン太ここにあり・f18965)
「行くでありますよー!」
その身体特性を利用してサーフボードに足の吸盤を張り付けて固定。狙うはサーフィン対決からの波の抑制とそれに乗じたオブリビオンの撃破。
「ほんとなんでこの戦場に来たのか分からないでありますが弱点とあらば突かない理由は無いであります……!」
至極最もな疑問であったがそれを語る者は居ないのだ。
ソルジャーの抱き着きを小回りを効かせた回避でやりすごし波を昇っていく。天辺まで辿り着いた所で勢いよくエアリバース。360度の回転から着水、速度を保ちアーリーウープで逆回転を決める。上手く波に戻りパフォーマンスを決める姿に。
「おぉ……かっこいいです……」
戻ってきていたユーフィがボード上で拍手する。
「波も穏やかになってきているでありますな!それでは大技いくであります!」
蝋燭ソルジャーも負けじとターンを決めたりと技を出していくが如何せんボードと蝋が固定されているので着水時の重心操作にどうしても無理が出てくる。再度空を舞い回転……ここでUCであるカエル跳びを発動!空中を蹴り回り。
「これが……!」
360度回転の限界を越えた……
「これぞ1080°(サウザンドエイティ)ドラゴンであります!」
ソルジャーの頭上を越えて波へライド、魔法により巻き起こる波に乗り、蝋燭ソルジャーと視線を交差させ、すれ違う。跳太郎のライドに引っ張られた波がオブリビオンを呑み込んでいく。
最後、ピョン太が見たソルジャーの顔、それはやり遂げた、後悔は無いという充足とした表情であった。
「いや、満足する理由無くない……?」
「あれ、口調……」
「な、なんでもないであります!」
こうして一つの戦場は終わった。まだ戦争は始まったばかり、猟兵達の戦いは続く……
大成功
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