アースクライシス2019④〜クローン襲来!!
「新しいオブリビオンのお出ましたぜ」
堂崎・獣明(整備係・f15021)はグリモアベースに集った猟兵たちに告げる。
ヒーローズアースでは、次から次へとオブリビオンの侵攻を受けている。
「オブリビオンの出現ポイントは、ユタ州のモニュメントバレーだ。でてきたのは、ドクター・アトランティス……のクローンらしい」
ドクター・アトランティスといえば高度な海底文明世界の天才科学者である。今回も、オブリビオンのクローンを生み出す装置を提供しているとの予告が感知されている。
モニュメント・バレーには、いくつもの洞窟が出現し、そのひとつから出現したのだ。
「クローンの戦闘力は本人に及ぶものじゃないと思われるが、こいつは神鋼の鎧を着込んでやがる。この鎧は、モニュメントバレー内にいるうちは、あらゆる攻撃への耐性を持っているってことだ。精神攻撃も毒も効かねえときてやがる。厄介な話だぜ」
獣明のグリモアが神鋼の鎧の資料を投影する。
グリモア猟兵に寄せられた予知からの情報を解析し、再現したCG動画である。
神鋼の鎧は、ドクターアトランティスのクローンを余すところなく覆う装甲だ。
しかし、このDG動画で判明したことだが、ドクター・アトランティスのクローンが攻撃のモーションに移行する際、左胸部の装甲にわずかな隙間ができる。
映像がストップモーションで再生され、攻撃のモーション時に発生する隙を示した。
「このとおり、予知再現動画で判明したことだが、神鋼の鎧の弱点は左胸部装甲だ。装着者の動きを確保するためのもんだろうが、そのつなぎ目に必ず隙間ができる。狙うなら、ここだ。特に、攻撃のタイミングで動いた際に大きくなる」
獣明は説明を終えると、猟兵たちの転送準備にかかる。
猟兵たちを送り出し、オブリビオンの侵攻に一矢報いるために。
「それじゃあ、頼んだぜ!」
丹藤武敏
どうも丹藤です。戦争シナリオのオープニングを執筆させていただきました。
モニュメントバレーに現れたドクター・アトランティスのクローンを倒しましょう。
一章構成でボスとの戦闘のみのシナリオです。
しかし、神鋼の鎧を着ているので通常の攻撃ではダメージは入りません。
そこで、今回は以下のプレイングボーナスがあります。
プレイングボーナス……どこかにある「鎧の隙間」を狙う。
うまく攻撃を誘うと、なおいいです。
このことを踏まえて攻略してください。
それでは、どーんといらっしゃってください。
第1章 ボス戦
『ドクター・アトランティスのクローン』
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POW : オリハルコン・アーマー
全身を【自らが発明した超金属のスーツ】で覆い、自身の【科学力】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
SPD : イビルインテリジェンス
対象への質問と共に、【マントの下】から【敵にはりつくフジツボ型生命体】を召喚する。満足な答えを得るまで、敵にはりつくフジツボ型生命体は対象を【吸血と超重力】で攻撃する。
WIZ : ヒーローズブートレグ
【海底都市アトランティスの実験室】から【召喚した、敵の力を模倣する海賊ロボ】を放ち、【敵の能力とユーベルコードで戦わせること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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神羅・アマミ
いずれ出てくる本体の前に腕試しといこうか!
クローンとは言え油断は禁物。
敵の攻撃を確実に誘い弱点を狙うならば、奴を焦らし苛立たせることが肝要!
コード『操演』にて蜘蛛型ドローンのオクタビアスくんを召喚、背負った形で戦うぞ!
この時、妾が操作する一体型兵器であると思い込ませなければならぬ。
フジツボを叩き伏せ、回避し続けてもいつかは捕まるじゃろうが…そこは敢えて甘んじて受け入れる(その直前にドローンを分離)。
後は妾はひたすら耐えるのみ!
ぜって~質問には答えてやんねー!
その上でもし奴自身が焦れ、トドメの一撃を加えようと矛を振り上げたなら…後ろに控えたオクタビアスくんが蜂ならぬ蜘蛛の一刺しというわけじゃよ!
ヨナルデ・パズトーリ
ほんに敵も手を変え品を変え、やってくるものよ
じゃが、猟兵でもない人の子等が頑張っている現状じゃ
妾も頑張らねば神が廃るというもの
全力で叩き潰し未来を掴み取らせて貰うと致そうぞ!
戦闘の際に敵の動きの『情報収集』をしつつ僅かな隙が有る様に偽の隙の『存在感』を不自然でない様に敵を『誘惑』
攻撃を誘う
フジツボの動きは『野生の勘』で『見切り』『残像』で回避
当たりそうなら『オーラ防御』
その上で『野生の勘』と『第六感』を駆使し敵本体の動きを『見切り』『空中戦』で肉薄
『高速詠唱』の『全力魔法』を左胸に『零距離射撃』で『傷口をえぐる』様に『部位破壊』の『二回攻撃』で叩き込む『カウンター』を叩き込む
「いずれ出てくる本体の前に腕試しといこうか!クローンとはいえ油断は禁物」
「クローンに神鋼の鎧とは、ほんに敵も手を変え品を変え、やってくるものよ。じゃが、猟兵でもない人の子らが頑張っている現状じゃ。妾も頑張らねば神が廃るというもの」
神羅・アマミ(凡テ一太刀ニテ征ク・f00889)とヨナルデ・パズトーリ(テスカトリポカにしてケツァルペトラトル・f16451)がまず、ドクター・アトランティスに向かった。
「ほほう、猟兵の登場か。む? どちらもロリっ子かね。ならは、溢れるインテリジェンスで返り討ちにしてやろうではないか」
ドクター・アトランティスは、やってきた猟兵ふたりをロリっ子と侮った。
お子様の知性が、栄えある海底文明の中でも天才科学者として名を知られた自分(そのクローンであっても)に叶うわけがない、そのように決めつけていた。
無敵の神鋼の鎧があればこその油断であったかもしれない。
「おい、あいつなんか頭いいキャラ気取ってんぞ」
「創作の中では妾は知恵者であったのじゃ。これは負けられぬ」
ふたりとも、外見はお子様であるが中身は違う。
作戦は巧妙かつ狡猾、精緻に練り上げている。
「ロリキャラでも、妾って天才ドローン使いなんで」
アマミはさっそくユーベルコード【操演】によって蜘蛛型ドローンのオクタヴィアスヌでドクター・アトランティスを背負い、戦闘の構えに入る。
そこに敵が増殖させたフジツボが貼りついてくる。
気を許したら、膝の裏にまで侵蝕してこよう。
一方、ヨナルデは俊敏な動きと野生で培った鋭い勘を活かして回避していく。
「では、質問だ、そこの鬼っ子。キミたち、ふたりとも“妾”なロリキャラだが、お互いにどう思っているのかな?」
「そんなもん、ぜって答えてやんね―!」
悪辣な質問に、アマミは耐えることを選んだ。
この問いに答えさせることで、分断を狙っている。
このフジツボはナノマシンであり、満足に回答するまで対象から吸血し、超重量で攻撃する。
「愚かな問いじゃ、猟兵とはそれぞれが超個性の持ち主である。本質が見えぬようじゃな」
「ほんとそれな。その程度わかんねーインテリジェンスとかありえんじゃろ」
「ならば、ふたりまとめて死にたまえ!」
ヨナルデとアマミの挑発が効いたのか、ドクターアトランティスが向かってくる。
やはり、であった――。
攻撃に移る瞬間、胸部装甲の隙ができる。
アマミの操るオクタヴィアヌスのアームがそこに一刺しし、ユーベルコード【今は亡き対なす神の残り香(ナワールケツァルコアトル)】によって超高速化したヨナルデのカウンターが決まった。
「ぐ、おのれ……」
まずはさきがけのふたりが効果的な一撃を与えた。
大成功
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栗花落・澪
翼と風魔法を宿した★Venti Alaによる【空中浮遊、空中戦】で
本来の機動力に風魔法によるブーストをかけ特攻
一定距離を保ちつつ素早く動き回り
敵の動きを注視する事で敵の癖を【見切る】
炎の【高速詠唱、属性攻撃】で
敢えて弱点は狙いつつも通常攻撃の繰り返し
うっ…マズいな、水と炎じゃ相性が…
などと、相手にもギリギリ聞こえる程度の声量で
焦ったように呟く【演技】
こうなったらこれで決めるしか…!
【指定UC】発動
相手の模倣技から逃げるように“直線に”回避
こちらの技は敢えて敵から逸らし
外した…!と敵のUCを慌てて炎魔法で相殺する事で隙を見せ
敵の追撃行動を狙い
実は追尾技でしたっとUターンしてきた花弁で弱点狙い
中村・裕美
「……本番までの練習台にでも……させてもらおうかしら」
相手がこちら攻撃をコピーするのであれば、逆にそれを利用させてもらう。
【エレクトレギオン】を召喚し、向こうもレギオンを出してきたら、【ハッキング】【早業】【範囲攻撃】で向こうのレギオンの支配権を奪いにかかる。あとは海賊ロボがどれだけこちらのハッキング能力を再現できている次第かだけど。相手がなかなかやるようであれば、海賊ロボ自体もハッキング
「……色々と……利用させてもらうわ」
支配権を奪ったら、それらも使い、ドクターを攻撃。自身は【目立たない】ようにしつつ、相手の反撃で隙間が生まれればドラゴンランスで【部位破壊】の【串刺し】
「……むう、だがさすが神鋼の鎧だ。なんともない」
猟兵ふたりの攻撃を喰らったものの、まだ損傷は軽微でしかない。そのように判断して立て直す。
しかし、無敵であったはずのその鎧にわすかに亀裂が生じていたことに、ドクター・アトランティスのクローンは気が付かなった。
そして、空中に現れた猟兵に気づいた。
翼と風魔法を宿した靴Venti Alaで舞う、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)だ。
「……本番までの練習台にでも……させてもらおうかしら」
もうひとりは、中村・裕美(捻じくれクラッカー・f01705)である。
「新手か。だがね、残念だがこの鎧を破ることはできんよ。それに――」
言って、アトランティスクローンが海賊ロボを出現させる。
「この天才頭脳が生み出したこのロボがいる限りね!」
悪の天才科学者といえば、ロボを開発するもの。
アトランティスクローンも、ご多分に漏れずロボを登場させた。
「うっ……マズいな、水と炎じゃ相性が……」
「フッ、そうであろう」
しかし、これは攻撃を誘う澪の演技であった。
さっそく海賊ロボに攻撃を命じる。
「……いろいろと……利用させてもらうわ」
裕美は、ユーベルコード【エレクトロレギオン】によって、実に二九〇体のレギオンを召喚する。
ハッキングによって、その支配権を奪う。
「うまくいったね!」
「……ええ、向こうもレギオンを出してくれた」
そうなれば、今のうちに攻撃である。
澪は、ユーベルコード【Orage de fleurs(オラージュ・ドゥ・フレア)】で指先から花嵐を発生させる。
ハッキングを免れた海賊ロボが、これを模倣して花弁を発生させる。
「ふはは、君のユーベルコード程度なら、こうして模倣できるのだよ」
「外した……!」
そう言って炎魔法で花弁を焼き払いながら、一直線に逃げていく。
「逃げても無駄だ、君の攻撃は自動追尾するはずだね」
「そう、僕の【Orage de fleurs】は、どこまでも追ってくる。こんなふうに――」
「なに!?」
澪は、複製された花弁を引き連れながら、アトランティスクローンに接近する。
花弁もそれ追ってきたところで、すれすれのUターンを決めた。
追尾しきれない花弁が、次々とアトランティスクローンに命中していく。
「ぐ、おのれ……!」
「……その隙……待ってた」
目立たずに潜んでいた裕美が、ドラゴンランスを突き込んだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
アルドユガ・フラルフラル
【覚悟】分身といえど一軍の将
王の雛たる余が血を流すこと怖れるわけにはゆかぬのである!
UC+【空中戦】敵POWに対しまずは地上スレスレ高速飛翔
不利と引き換えに攻撃動作の限定誘導
【地形の利用】【見切り】【武器受け】隆起も利用し致命傷回避
「己のカガクの鎧をむざと錆びさせ与えられた神の鎧に縋るなぞカガク者の名折れぞ!」
挑発ではなく本音
オリハルコン・アーマーの方が格好いい
【空中戦】【見切り】【捨て身の一撃】隙間ができたら最速急上昇で剣を突き立てる!
【部位破壊】つなぎ目はこじ開けたまま固定
剣除去に一手割くならなお好機
命の限り「今ぞ!」と【鼓舞】し猟兵勝利へ繋げる
民のため率先して血を流してこそ王なのである!
羽堤・夏
アドリブ、絡み歓迎
…ヴィランってやつなんだろうけど、すげぇなそれ。
発明品ってやつ?堅そうじゃん。
だったら…お日様の力蓄えたこの太陽の盾、日輪丸とどっちが固いか勝負してもらおうじゃねぇか!
上記の【恫喝】じみた挑戦を叩き付け日輪丸を構える
狙いは一つ、カウンター。
相手が超金属のスーツを身に纏うのを見届け、構えた状態で真正面から仁王立ち
感覚を集中させ【覚悟】を決め【武器受け】で受ける
支える腕がしびれようと、どうなろうと【激痛耐性】で耐えるさ…自信があるなら、来てみやがれ!!
そして攻撃を受けて…【捨て身の一撃】例の大きくなった隙間に
【怪力】で無理やり動かしたコードの拳骨を叩き込む
その隙間…焼き尽くす!
ティエル・ティエリエル
SPDで判定
背中の翅を羽ばたいて「空中浮遊」からの「空中戦」を展開するね♪
空中をびゅんびゅんと飛び回ってフジツボが貼り付けないように「見切り」で避けちゃうよ♪
こっちから攻撃はせず、嫌がらせのように回りを飛び回って相手を苛立たせるよ!
蝶のようにひらりひらりと舞い踊るよ!ハエとか蚊じゃないからね!プンプン!
鬱陶しがって雑な攻撃をしてきたら反撃のチャンス☆
鎧の隙間目掛けて、「カウンター」での【妖精の一刺し】を突き刺してやるよ!
攻撃の時は蜂のような鋭い動きを披露だね♪
※アドリブや他の方との連携も大歓迎です
「分身といえど一軍の将。王の雛たる余が血を流すこと怖れるわけにはゆかぬのである!」
「ほう、堂々たる物言いだな。隠れておらずにでてくるがいい!」
アトランティスクローンはその声の主を探したが、視線には入ってこない。
「余は逃げも隠れもせん、ここだ!」
クローンは、視線を下に落とした。
そこには、お子様なエルフがいた。
アルドユガ・フラルフラル(とっとこ冒険道・f18741)である。
「お、おう、そうか……」
「むっ、余が幼いと侮るか! 後悔することになろう」
アルドユガはユーベルコード【スーパー・ジャスティス】によって黄金のオーラをまとい、地上すれすれを飛行して突っ込んでいく。
そんなアルドユガと、ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)が並んで飛ぶ。
こちらも、まだ8歳児のフェアリーである。
「蚊トンボが加わったようだな」
「む! ボク、ハエとか蚊じゃないからね! ぷんぷん!」
実際、翅はあるがその華麗に舞うスピードは、とてもハエや蚊の動きではない。
アトランティスクローンが発したフジツボの群れも華麗に見切っていく。
「ええい、ちょこまかと!」
翻弄されるアトランティスクローンが攻撃に移ることろを見計らって、ユーベルコード【妖精の一刺し(フェアリー・ストライク)】を決めた。
左胸の胸部装甲にできた隙はわずかなものであったが、ティエルからすれば相対的に大きい。
細いレイピアが蜂の一刺しのように突き刺さる。
「己のカガクの鎧をむざと錆びさせ与えられた神の鎧に縋るなぞカガク者の名折れぞ!」
続いて、アルドユガが剣を突き立てて突進し、さらに装甲をこじ開けた。アルドユガ的には、神鋼の鎧より、カガクのギミックが満載されたオリハルコン・アーマーのほうが格好いいのだ。
「すげぇなそれ。発明品ってやつ? 堅そうじゃん」
猟兵たちふたりの攻撃にも持ち堪えている神鋼の鎧に対し、羽堤・夏(防人たる向日葵娘・f19610)は率直に感想を述べた。
しかし、怯んだわけではない。
なにより、彼女にはお日様の力蓄えたこの太陽の盾、日輪丸があるのだ。
「どっちが硬いか勝負してもらおうじゃねえか!」
「よかろう、海底文明の偉大さを示してくれる」
オリハルコン・アーマーによって筋力を増幅し、夏の構えた日輪丸めがけてパンチを叩き込む。
金属音が大音声でモニュメントバレーに響いた。
「くううう、いってぇ……!」
全身に痺れるような感覚が残るが、耐えきったことは確かだ。
そして、耐え切った夏にはご褒美のように、装甲の隙間がまじまじと見える。
ユーベルコード【アライズ・サンシャイン】――。
固めた拳骨に極小の太陽を乗せて、アトランティスクローンにハートブレイクショットを放った。
「お……ぐおっ、な、なんという、力だ……」
無敵の神鋼の鎧も、この大きな隙は庇い切れない。
思わず後ずさるアトランティスクローンであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
宇冠・龍
由(f01211)と連携
攻撃の際のカウンターが有効、ですか……
中々に強敵で、かつ強か
まず私が動き、攻撃を受けて、由への反撃に繋げましょう
【竜吟虎嘯】で植物霊を召喚、クローンを包囲し拘束のために放ちます
向こうも私と同じ技を使うということであれば、同じ植物霊が召喚されるでしょう
この植物霊は悪意に反応し、霊体を餌にして成長します。敵の悪意に反応して敵のみを襲ってくれるかもしれませんし、お互い戦場に根を張り蔦を伸ばして食い合うかもしれません
どちらにせよ、戦場には無数の植物が生い茂り、相手の動きを幾分か鈍らせるはず
そして娘の由は炎
きっとこの戦場をうまく活用してくれます
宇冠・由
お母様(f00173)と連携
お母様が植物で敵を拘束し動きを止めている間が好機
二振りの火炎剣、【百火繚乱】の技で火力を増幅
空中戦で急速接近し、攻撃時の隙間を狙います
もちろん相手は強敵、拘束を振りほどくことも、私の対となる水を用いてくることも想定しなければ
水流で迎撃してくるなら海底すら蒸発させる熱で気化させ、その蒸気を隠れ蓑に接近
拘束を振りほどく前に胸元の弱点を狙います
相手はスーツで弱点をカバーしてくるでしょうけど、こちらは炎の塊
金属は熱を通しますわ
そしてこの場には植物が生い茂っております
空中に逃げるなら、周囲の植物を燃やして火力向上
それを以て追跡し、相手攻撃時に弱点を狙います
「馬鹿ば、無敵の鎧のはずが、何故だ……」
ダメージを受けながらも、アトランティスクローンはまだ戦闘能力を有している。
すぐに回復し、体勢を立て直した。
「攻撃の際のカウンターが有効、ですか……。中々に強敵ですね」
「連携しなければダメージすら通らないでしょう。頼みましたわ、お母様」
「ええ、引き受けましょう」
宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)と宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)の親子がアトランティスクローンに挑む。
まずは、龍がユーベルコード【竜吟虎嘯】を発して、植物霊を召喚した。
「いいユーベルコードだ。さっそく使わせてもらおう」
アトランティスクローンは、海賊ロボにコマンドを送って龍のユーベルコードを映してみせた。
「この植物霊を操れると思っているのでしたら、考えを改めることです」
「なんだと……?」
海賊ロボと龍が召喚した植物霊が、お互いに絡み合う。互角に見えたかと思ったが、植物霊はそのままアトランティスクローンに蔦を向けた。
「なんだ、これは……!? どういうことだ!」
「植物霊は、悪意に反応し、霊体を餌にします。あなたは、悪意を捨てきっていないから」
「貴様は、私に悪意を抱かぬというのかね?」
「はい――」
戦いに及んで龍の胸に過るのは、悪意ではなく悲しみ。
だからこそ、植物例の餌食にはならない。
「お母様の植物が拘束している今こそ、好機――」
由は、二刀の火炎剣を構えて間合いを詰める。
構えた火炎剣ふたつを、ひとつの大剣として合わせて振り下した。
ユーベルコード【百火繚乱《海底摸月》】の効果だ。
「その炎の剣、消してやろう!」
アトランティスクローンは端末を操作する
すると、モニュメントバレーに出現した洞窟から海水が流れ出てくる。
焼け石に水とは、まさにこのことであろう。
返って海水が蒸発し、濛々と湯気が立ち込めてしまった。
「ご免あそばせ、隙ができたのですから打ち込させていただきますわ」
クローンの攻撃は、いまや蔦に阻まれている。
攻撃の体勢を崩したところで、なんとか取り戻す。
由は、容赦なく大剣を振るって左胸部装甲を吹き飛ばした。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
緋翠・華乃音
クローンとはいえ油断出来る相手では無さそうだな。
戦闘に使う武装はダガーナイフと拳銃。戦況に合わせて使い分ける。
基本的な戦術は速度や手数を生かしたヒット&アウェイ。
至近距離ではダガーによる斬撃・刺突、
近~中距離では拳銃による銃撃をメインに。
優れた五感や直感を研ぎ澄ませて敵の行動パターンや戦術、UCを見切りつつ戦闘。
重視するのは一撃の威力よりも手数と技巧と速度。
虚実を織り交ぜ変幻自在。敵の知覚を凌駕するように戦い、常に味方と共闘する事を想定した位置取りを心掛ける。
ある程度消耗させた後、敵が弱点を露出する一瞬の隙を突いてUCを使用。
確実に動きを止めてから攻撃を行う。
アネモネ・ネモローサ
※アドリブ連携大歓迎
なに?精神攻撃が効かないとな。しかも物理攻撃は精度の高い物が要求されると。
ふむ……私からしたら相性最悪だな。
為す術がない。
ので、基本的には持ってるヴェールを硬くして、[かばう][盾受け]で他の者への攻撃を代わりに受けよう。
防戦一方というのも辛いばかりだが、私さえ耐えれば、きっとなんとか──
ふ、ドクター・アトランティス。
今、私を侮り"油断"をしたな?
UC【猫の忍者は紫煙の如く】を使用。油断をした者を執拗につけ狙う猫の忍者を召喚する。
さて、ちょうど疲弊していた私目掛けて大きく槍を振りかぶってくれたところだ。猫ちゃん、どうか左胸の隙間目掛けてザクッとやってしまってくれ。
ブイバル・ブランドー
連携アドリブ歓迎です
「天才様が自分を量産するとはなぁ。ケツに火が付いてんじゃねぇのか?」
今回はカウンター主体の戦法でいかせてもらうか。UCを発動して、敵の動きを観察しオレの攻撃精度を向上させる。有効打が与えられる範囲に達するまでは徹底的に防御に徹する。
どんなに早く動こうが動きを見抜いちまえばこっちのもんだ。それに、常に最大速度で動ける訳でもあるまい?どんな便利な物も限界点は存在するんだからよぉ
クローン野郎が攻撃を仕掛けた瞬間に【タイラントヴァイパー】を隙間に全力でぶっ刺してやるぜ。
そんで毒で弱った時、怪力で鎧の隙間をこじ開けて蹴りを叩き込む
度重なる神鋼の鎧への攻撃によって、左胸部装甲部分の破損は明らかとなった。
「し、神鋼の鎧が、破損した、だと……?」
動揺の色は隠せないが、彼もまたスーパーヴィランのクローンである。猟兵たちを待ち受け、戦かおうという気概を失ってはいない。
「クローンとはいえ、油断できる相手ではなさそうだな」
続いてかかる緋翠・華乃音(終ノ蝶・f03169)が呟く。
本来のドクター・アトランティスがどれほどのものかは未知数だが、その戦闘力はまだ侮れない。
「天才様が自分を量産するとはなぁ。ケツに火が付いてんじゃねぇのか?」
ブイバル・ブランドー(ヴェノムタイラント・f05082)は、敵情について述べた。
天才とは唯一性こそがそのあり方であったはずだが、複製するとなるとその個性を失うことになるはずだ。
だというのに、量産しようとは、つまるところ、手が成りないのだ。
「精神攻撃が効かないとな。しかも、物理攻撃は精度の高い物が要求されると。ふむ……私からしたら相性最悪だな」
破損しようとも、神鋼の鎧はいまだ健在である。
アネモネ・ネモローサ(人に憧れし黒き彩喰み・f21338)は、その防御能力との相性の悪さに方策を練らねばならなかった。
「だが、私にはこの海賊ロボがある。これまで諸君との戦いでさまざまに学ばせてもらったからね!」
海賊ロボは、猟兵たちとの戦いで使用されたユーベルコードを模倣している。
その技を、3人に目掛けて放ってきた。
アネモネは、ヴェールを硬化してその猛攻を防いだ。
猟兵たちを守る盾の役割を果たす。
「防戦一方というのも辛いばかりだが、私さえ耐えれば、きっとなんとか──」
「さて、それもいつまで耐えられるかな?」
狙いすました蜂の一刺しや、太陽を握り込んだような拳、ハッキングまで駆使してくる。
次々と繰り出される技を、耐えるしかない。
が、華乃音はこれに対し、装備した拳銃で応戦する。
「ほお、前に出てきたか」
牽制しながら、スピードを生かして攻撃を繰り出す華乃音に、アトランティスクローンは海賊ロボを差し向ける。
模倣されたユーベルコードが、華乃音を襲う。
しかし、彼が研ぎ澄まされた五感と直感、これによって行動をパターンを分析していた。
それは、防御に徹していたブイバルも同じ。
ユーベルコード【Fighting on Analyze!(ファイティングオンアナライズ)】で解析を完了する。
「……ありがとよ、アネモネ。あんたのおかげで向こうのパターンは見切れた。どんなに早く動こうが、動きを見抜いちまえばこっちのもんだ」
アネモネのヴェールによって防御に徹することができたブイバルは、礼を言って胸部からタイラントドライバーを展開し、アトランティスクローンに向かう。
事前情報通り、その弱点である左胸部装甲にこれを撃ち込んだ。
「こちらの動きを読んでいたのか……!」
「そういうことよ!」
怪力で装甲をこじ開け、蹴りを叩き込んで離脱する。
その消耗と弱点の露出を、華乃音は見逃さない。ユーベルコード【静謐の境界線(エル・リグレット)】によって必中の弾丸を打ち込む。
瞬間、アトランティスクローンの刻が静止した。
そのまま、命の刻みも止まるかに見えた。
「こ、こうなったら、あのブラックタールだけでも」
ヴェールによって防戦に徹した猟兵なら、仕留められるはずと、アトランティスクローンは油断した。
「ふ、ドクター・アトランティス。今、私を侮り"油断"をしたな?」
アネモネのユーベルコードは、【猫の忍者は紫煙の如く(ディステーキ)】。
油断した相手を、執拗に狙う猫の忍者が出現する。
「ぐっ、この
……!?」
猫は、神鋼の鎧の弱点を徹底的に狙った。
ギザギザの刃が、装甲の隙間に何度も差し込まれる。
「バカなァァァァァァァ!! ……だ、だが、必ず私のオリジナルが、仇をとってくれよう……」
無敵の鎧を無効化され、アトランティスクローンは落ちていった。
しかし、それは新たな戦いを予感させるものであった。
成功
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