アースクライシス2019②〜裏返りのヒーロー
アメリカ、ロサンゼルス。
「これ以上、誰かを傷つけさせたくはないので…」
そんなことを言いながらも、その台詞とは矛盾するように誰かを傷つけるような力を揮う、オブリビオンの指揮官。
揮われた力は種族も思想も超えて共闘するヒーローやヴィラン達をその場に倒れさせた。
「皆、早急にヒーローズアースのロサンゼルスに行って欲しいのっ」
ユキノ・サーメッティア(空白・f00911)が急ぎ、向かって欲しいと告げる。
今、ヒーローズアースでは世界中のあちらこちらで侵略が起こっており、今回のはロサンゼルスが攻められているという。
そこでは、その地に住むヒーロー達やヴィラン達、そして軍が防衛軍を結成して対処しているが、一部の地域の防衛線が攻められているそうだ。
「ただ、この侵攻部隊の指揮官はオブリビオンみたいだから、現地のヒーローやヴィランでは対処するのは難しいみたい」
現状、現地の防衛軍では足止めするのが手一杯であり、その足止めも長くは続きそうにないのだ。
「この指揮官さえ倒せれば、頭を失った存在なんてのは烏合の衆になるだけであり、その後ならば現地の人達でも対処することが出来るようになるよ」
そのために、防衛線が破られる前に、至急向かい、オブリビオンを討ち取ってほしい。
しかし、指揮官が前線に出ているということは、指揮官のオブリビオンを相手するのにも飛んでくる銃弾や砲弾、ユーベルコードや雑兵の攻撃などと、それが飛び交う中で戦わなければいけないのだ。
それはさながら弾幕シューティングのようでもあるので、どうにか避けながら戦う必要がありそうだけど。
にゃんさん。
ロサンゼルスでの防衛線です。
前線故に激しい攻撃にさらされてる中での戦いになりますので、『飛び交う砲弾やユーベルコード、雑兵の攻撃をかわす』などして戦いましょう。
なお、上記の『』内の対処法を示せばプレイングボーナスが発生します。
侵攻を食い止めてくださいね。
第1章 ボス戦
『テンダーネス・ガール』
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POW : 約束して、もう誰も傷つけないって…
【光球】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
SPD : 私たち仲良くなれると思わない?
技能名「【優しさ】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : 私はあなたにこれ以上罪を犯させない!
自身からレベルm半径内の無機物を【無数の光球】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑11
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ユウキ・スズキ
傷付けたくないから殺す?
「はは、上等だ。少しは人間らしい考えが出来るじゃないか死に損ない」
UC起動
【地形を利用】をしつつUCで底上げした反応速度と左手のアンカーショットで【空中戦】の立体起動をしつつ接敵する。
「俺達が仲良くなれるかって?あぁもちろん。仲良くなれるさ、だから仲良く虐殺しようぜ、今のお前のように」
おそらく、誰かを傷つけたくない、傷付けさせたくないという優しさの暴走がこの結果なんだろう。
ならば、それを利用させて貰う。
「分かってるんだろ?どんな綺麗事を並べようが、結局は殺すしかない。人間は、そうしなきゃ止まらない。今のお前のようにな?」
挑発しながら武器を乱射。
ダメージを蓄積させる。
尾崎・ナオ
アドリブ、連携歓迎。
ナオちゃん攪乱とか隙作るの得意なタイプ。
【指定UC】+挑発技能
「優しさで攻撃するだなんて、いや~狂った聖職者っぽい!さては中二病ですね☆」
「ナオちゃんみたいに可愛さだけじゃなく美しさと度量も備えてないと、キャラ付けに埋もれちゃいますよぉ?」
「さてはお前バカだな?人の話一切聞かない自己中なんかと仲良くなれるわけねえだろボケが」
(UCの為に仕方なく、そう仕方なく!)暴言を吐き、スピードと反応速度が爆発的に増大。
『飛び交う砲弾やユーベルコード、雑兵の攻撃をかわし』ながら接近しヘイトを溜める。
その速度でクイックドロウ161
高速早撃ちで敵の動きを止め、連携がいるなら大技前に早業で回避
鷹司・かれん
人格:花音
やれやれ、彼女は自身の行動が理解できていないのかな?
君が人を傷つけているという事実、探偵として突きつけてあげよう
まずは戦場を事前観察
僕の頭に、この辺りのヒーロー、ヴィラン、そして敵の位置や攻撃手段をデータとして入力
あとは推理と計算で、安全地帯も導き出せる
初歩的なことだよ?
計算通り、紙一重の最小限の動きで飛び交う攻撃を避け、彼女の元に行く
「君の矛盾、解き明かそう」
彼女の心情を推理
君が傷つけたくないのは、自分の心だけ
だから相手のせいにしている
そう指摘しつつ、メイド式格闘銃術での近接戦闘
「僕は君の友達にはなれない、すまないね?」
最後は零距離から銃弾叩き込みつつ、回し蹴り一閃でトドメといこう
フィランサ・ロセウス
まずは瓦礫や破壊された建物を遮蔽物として【地形を利用】して、なるべく【目立たない】、攻撃を受けないように移動
更にクロックアップ・スピードを発動してスピードと反応速度を強化することで、攻撃が来てもすぐに反応して回避できるようにするわ
指揮官には優しさに絆されたと見せかけての【だまし討ち】
再びUCを発動して高速の一撃を浴びせてあげる
私達、きっと仲良くなれるわ!
だって私、貴女のことが“好き”になれそうだから♥️
だから私の破壊衝動(あいじょう)、しっかり受け止めてね♥️
アレク・アドレーヌ
一方的な善意も時として十二分な悪意ではある
こう言うのをなんか言ったな 大きなお世話だったか?
まぁだからこっちも一方的な善意でもぶち込みますか
とは言えこの戦場、銃弾が飛び交いまくってる中本丸めがけて進むにも一苦労という所はあるので圧倒的速さでもって駆け抜けるのもいいが
敢えて【念動力】で飛び交う銃弾、襲い掛かる雑魚どもの攻撃、その全てを念動力でもって流れる方向をずらしながら往来するとしよう
相手の【優しさ】に対しては優しさからくる暴力で解決。要するに仲良くなれるからとりあえず死ねということですねハイ
フクス・クルーガー
【SPD】
さてと、この世界に平和を届けに行こうか。
やることは単純、アタシのトラックで駆け抜けて敵に体当たりするだけ。ただし、大型だから速度も馬力も質量も大違い。それだけでもUCに匹敵するくらの威力だよ。
『【運転】技術でとにかく攻撃を躱して、そこらの雑兵はトラックの質量を生かしてそのまま押し通り、どうしても避けれそうもない攻撃はトラックの装甲を複製、あるいはパージして壁にするよ』
確かに誰も傷つけない心は尊いものだけど、オブリビオンになって誰かを傷つけちゃ本末転倒だね。だからこそ骸の海に帰さなきゃ。
誰かを護るために力を行使するということ、それはその力でもって他の誰かを傷つける行為であろう。
「やれやれ、彼女は自分が誰かを傷つけていることに気づいているのか?」
鷹司・かれん(メイド探偵が見ています・f22762)はオブリビオンの少女の力の使い方に、言ってることとやってることが矛盾してるだろうと、頭を振りながらも、周囲の地形や安全そうな場所を瞬時に見分けていた。
「一方的な善意も時には十二分な悪意になるってことだろ…こういうのなんて言ったか?大きなお世話、だったか?」
かれんが指摘した矛盾にアレク・アドレーヌ(仮面の英雄・f17347)はなんであれ、あれはただの大きなお世話であろうと斬り捨てる。
「はは、上等だ。少しは人間らしい考えが出来るじゃないか死に損ない」
誰かを傷つけたくないからと、それを為せる者達を殺す。
ユウキ・スズキ((元米国陸軍)少尉 不審者さん・f07020)も少女の狂ったようなその在り方に、ならば自分もそのようにしてやろうとしていた。
「優しさで攻撃するだなんて、いや~狂った聖職者っぽい!さては中二病ですね☆」
なんとなく、イラッとするとような口調で話す尾崎・ナオ(ウザイは褒め言葉・f14041)だ。
「ナオちゃんみたいに可愛さだけじゃなく美しさと度量も備えてないと、キャラ付けに埋もれちゃいますよぉ?」
ナオは続けて少女を煽るように語りかける。
『狂う?なぜ私が狂ってると?』
心底分からないといった風にきょとんとする少女、自分のしてることが何であるかも判っていないのであろう。
『私はただ、皆と仲良くしたいだけ』
力を揮い、他者を虐げながらもその口から紡がれるのは、仲良くしたいとの言葉だ。
「さてはお前バカだな?人の話一切聞かない自己中なんかと仲良くなれるわけねえだろボケが」
流石に少女を煽ろうとしていたナオもその自分勝手な言動に口悪く返すのだが。
「えぇっ!私達、仲良くなれると思うわ!」
唐突にフィランサ・ロセウス(危険な好意・f16445)が少女に共感したよと近づくと、少女のその両手を握りこむ。
『わかってくれてうれしい』
「貴女のこと、好きになれそう…ね、私の想い、受け止めてくれるよね?」
自分に共感してくれる存在に心から嬉しそうにするが、フィランサからは不穏な空気が漂い始めて…。
不意に、フィランサが手にした凶器でもって少女を殴りつける。
『な、なんで…!?』
だまし討ちのように受けた一撃は少女を軽く吹き飛ばしたのであった。
『な、なにを…?』
「受け止めてくれるんでしょう?私の破壊衝動(あいじょう)」
殴り飛ばして起きながら、フィランサの顔に浮かぶのは満面の笑み。
壊すことを愛情や好きとしているフィランサの精神は破綻していたのだが、オブリビオンの少女とフィランサ、その狂った度合いは写し身とも言えるかもしれない。
ともあれ、戦端は開かれた。
『システム直結…対象認識に問題無し…もって3分…駄目だな…寿命なんざくれてやる…俺を蝕め【Walküre】奴を殺す力を寄越せ!!』
ユウキは自分の身体にかかる負担も気にせずに脳を機械化させている部分へと直結させて反応速度を上げる。
そうすることで跳ね上げた反射神経と左手の義手に仕込まれたアンカーショットによってユウキは空中を立体的に移動することによって、飛び交う砲弾や銃弾の何物にも自らを捉えさせない。
『どうして、どうして!皆が仲良くなれば誰も傷つけなくてもいいのに!』
なぜと、激昂する少女にユウキは。
「分かってるんだろ?どんな綺麗事を並べようが、結局は殺すしかない。人間は、そうしなきゃ止まらない」
―今のお前のようにな?
たとえどんな事を言おうとも、お前は人を傷つけてることに変わらないと、その現実を突きつける。
『違う…違う…私は、誰も…』
「いいえ、貴女は沢山の人を傷つけようとしてる人だよ」
少女が班狼しようとするところに、かれんはそれに被せるようにして言う。
「貴方の矛盾、解き明かそう」
ここにやってきてすぐに地形を見ていたかれんは、アレクによる念道力で雑兵や飛んでくる砲弾も鈍らせていたこともあって、その中を縫うように進み、少女の元へとやってきていたのだ。
少女は狼狽える。
かれんによって傷つけるのだと断じられたのだから。
「君が本当に守りたいのは自分の心だろう?」
そもそもとして、少女の侵攻はこのロサンゼルスの地を海の底へと沈めることに繋がる、それを為すために行動することが誰かを傷つけたくないと言えるべきなのだろうか?
だから、人のせいにして、それが正しいと思いこむ。
いや、オブリビオンになったからこそ、それこそが当然と思うようになったのかもしれない。
『…貴女は…意地悪な人…』
かれんに突きつけられた、今の行動とそれが齎す結果を突き付けられた少女は、しかし、それでもなお当初と変わらずにいるのは、一度、躯の海に還った存在だからか。
「さっきの返事だけど…僕は君の友達にはなれない、すまないね?」
少女を拒絶するように零距離で銃を撃ち込み、回し蹴りで距離を離すかれん。
『私は…私は…』
壊れたようにブツブツと呟く少女をそれぞれが見つめている中、戦場の彼方から聞こえ始める轟音。
それはだんだんと近づいており、その音がどんな音よりも大きくなる頃にはその音の正体も見えていた。
その音の正体は…トラックだった。
「さ~て、この世界に平和をお届けしましょうか」
この爆走しているトラック自体がフクス・クルーガー(何処でもお届け! 安心のクルーガー運送!・f2229)であり、その進路はどう見ても少女を狙ってるとしか思えなかった。
トラックという大質量によるアタックである、その一撃は相当に重いことはここに居わせた誰もが分ることである。
しかしながら、少女をうずくまったままで、指揮官を守ろうとしたのか雑兵にするトラックへの攻撃が散発的とはいえ飛んでくるが、トラックはその装甲をパージさせて飛んでくる攻撃を防ぎつつも、その速度は緩むことはない。
トラックその物による大質量アタックという暴力の体現に、少女は吹き飛ばされて転がされた。
『こんなこと、あっちゃだめなのに…』
「まぁなんだ、こっちも一方的な善意をぶち込んでやるよ」
向こうがいつまでも優しさで暴力を振るうなら、こちらも優しさからくる暴力を振るうだけだとアレクは、向こうがしてることと同じように返すだけだと。
ただ、それを理解してるかしていないかの違いだけ。
「要するに仲良くなれるならとりあえず死ねってことだ」
アレクの攻撃は確かに少女に叩き込まれたのであった。
大成功
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山鹿市・かさみ
こいつ言ってることがめちゃくちゃッス!?
言ってることとやってることが違って許されるのは戦隊ヒーローのツンデレブラックだけッス!
「守るために傷つける女」大音帝ヤカマシャー!
強行突破させてもらうッスよ!
カサミがやることは至極簡単、まっすぐいってぶっとばす!
【怪力】と選択UCでパワーとスピードを向上しつつ飛翔、
放置されてるトラックなどの大型車両を掴んで盾にしながらまっすぐ突っ込むッス!
近づければあとはそのトラックを思いっきり相手にブン投げるだけッス。
正義のために敵とトラックの持ち主には傷ついてもらうッス・・・あとでごめんなさいするッス・・・
白石・明日香
絵にかいたような矛盾。これがオブリビオンと化すということか・・・
ま、分かっていたことだが。
せっかく手に入れた宇宙バイクはこんな時のためにある!
バイクに騎乗してダッシュで接近、飛び交う砲弾やらなんやかんやは
戦闘知識を生かして見切ったり、武器受けで受け流して躱す。
敵はロリか?遠慮はしないけど!
奴には残像で攪乱しながらダッシュで接近、光球受けるのは厄介だから軌道を見切り躱すとしよう。そして間合いに入ったら怪力、2回攻撃、属性攻撃、鎧無視攻撃で叩き切る!
もし食らったら受けるダメージは気合で耐えるとしよう。お前の敷いたルールなど知らぬ。オレはオレのルールに従うので!
ネメシス・インフィニー
【心境】
「ロサンゼルス…カジノあとにいってみよーかな…。」
え?未成年お断りー残念無念。
【行動】
●戦場
弾丸の雨を駆け抜けるのはもう慣れたさー。
『存在感』を消しつつ、弾丸の下を匍匐前進うさ~。
あ、流れユーベルコードうさ~…とぅー。前転回避うさ~。
●戦闘
オブビリオンみっけー。
ここでおいらがデッドエンド~。
『存在感』ある『残像』で翻弄し攻撃を回避しつつ、こっそりうっさり接近してユーベルコード:『ウサギの腕は世界を狩る』うさ~。
そのいけない右腕いただきうさ~。
悪人はいねーか。悪いオブビリオンいねーかー。
その頸獲っちゃうぞー。
【その他】
他猟兵との絡みやアドリブはOKです。
御形・菘
身を伏せ身体を低くし、這って素早く移動していくぞ
それにビルの壁面も凸凹が多くて十分足場になるしな、ヒト型の者たちは不便であるの~
ビルの窓から攻撃でもしておらん限り、そうそう流れ弾も無く狙われもするまい!
お主の優しい心根は実に素晴らしい!
妾がボコってきた怪人どもの中でもレアケースであった、という栄誉を与えてやろう!
右手で眼前の空間をコンコンコンっと
はーっはっはっは! 正義と悪がぶつかり合う、普段以上に素晴らしい決戦の構図であるな!
光球など避ける気はない、好きにルールを宣告せい!
そんなものは知ったことか、妾の左腕は止まりはせん!
妾を落とせるほどのダメージが与えられるなら、正義の勝利と誇るがよい!
「こいつ、言ってることとやってることがめちゃくちゃっス!?」
オブリビオンの少女の言動に、山鹿市・かさみ(大音帝ヤカマシャー・f01162)が少女の言動にドン引きしていた。
「そんなことが許されるのは戦隊ヒーローのツンデレブラックだけッス!」
『ツンデレ…?え、なに?』
ドン引きついでに何かずれた事を叫びながらのたまうかさみ、流石は近所から『頼もしいけどうるさい』と評されるだけはある。
少女も若干押され気味であった。
君の口はマシンガンか?と言いたくなるぐらいには騒いでるかさみとは別に、オブリビオンと化した少女を一瞥して、白石・明日香(十字卿の末裔・f00254)は生前の志を忘れたかのように矛盾を孕んだ言動を振る舞うことに、オブリビオン化するとはどういうことなのかと見せつけられたような気がしていた。
「ま、分ってはいたことだけどな」
そういう存在になり果てただけだろうと結論づける。
少女に対峙している2人とは別にネメシス・インフィニー(ヴォーパルバニー・f21907)は、ここがロサンゼルスの地であるからと、別の事に興味があった様子。
「ロサンゼルス…カジノあとにいってみよーかな…」
カジノのならばラスベガスではないのだろうか?それと、未成年者がカジノに入れるかは疑問である。
そんな四者を倒壊しかかっているビルの壁から睥睨している邪神様(動画配信用設定)が一人。
地を這い、壁を這いあがって気づかれずに見下ろすように位置取りをした御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)であった。
もしも、ここを動画などで見ることが出来たのなら、黒幕のような位置取りである。
なんだか、シリアスとシリアルとのんびりが混ざり合ったような珍妙な空間であるが、イェーガーとオブリビオンがそこにいるのだ、何が起きるのかは想像するまでもないことだ。
先に動いたのはかさみ。
「ただただ、まっすぐ行くだけッスー!」
自分がやれることはただ、強行突破のみ!と、激しく攻撃が飛び交う中を途中にあったトラックを引っ掴んでそれを盾にしながら、真正面から突っ切ろうと飛び出す。
トラックを掴んだ際に何か声が聞こえたような気がしたが…。
次いで、そんなかさみに触発されたのか、明日香はバイクに跨ってかさみを追い越した。
「行くぞ!ベトゥラー!」
バイクで走ったために、飛び交う弾雨の中もなんのその。
自分に届きそうなものは手にした得物で叩き落としながらも少女へと肉薄する。
先に行った2人に注目が集まってる中、自分の存在を消して地面を匍匐するように這いながらネメシスはゆっくりと進んでいく。
先の方で攻撃が激しくなってるとはいえ、ネメシスが居る場所にも攻撃はとんでくるがのだが。
「弾雨の中を進むのはもう慣れたうさ~」
既に何度も今の状況のような戦場を経験したことで、その動きには迷うが無い。
「おっと、流れ弾うさ~」
だが油断は出来ず、ネメシスへの直撃コースを取った流れ弾が飛んできたが、ネメシスは慌てることなく前転して回避する。
丸に近いボディのせいで、前転というより転がったようにしか見えないけど…。
明日香が少女の元に辿り着くと同時に、菘もまた少女の元へと落ちてくる。
まだ存在を気取られていなかったので、難なく降りてこれたようだ。
「お前の優しい心根は実に素晴らしい!」
そう言いつつも、目の前の空間をコンコンコン。
目の前に落ちてから少女を喝采をおくる菘。
『貴女は…わかってくれるのね!』
自分を肯定するような事を言う菘に喜色を浮かべる少女だが、次の菘が放つ台詞によって、足元が崩れるような錯覚を起こさせた。
「妾がボコってきた怪人どもの中でもレアケースであった、という栄誉を与えてやろう!」
そう宣言してる合間にも、戦場には似つかわしくない花が咲き誇る空間へと変貌していった。
傷つけない、それを否定するようなボコったのワード。
少女に、菘が相いれない存在だと分からせるには十分だったようだ。
突然に戦場が塗り替わったことで、防衛軍も侵略軍も戸惑ったのか、一時の間攻撃が止む。
「はーっはっはっは! 正義と悪がぶつかり合う、普段以上に素晴らしい決戦の構図であるな!」
この花々が咲き誇る空間は、先にキマイラフューチャーの戦いを経験し、その戦いを聞いた者ならば、システム・フラワーズの一端だと勘ぐれたであろう。
だが、それを知らぬヒーローズアースの者達にとっては戦場が突然に塗り替わるのは戸惑いを生む。
その変化を産んだ存在が、高笑いする菘だと理解してそちらに目を向けるが、もう一度言うが、明日香もまた少女に肉薄していたのだ。
「余所見する余裕があるのか?」
例え、相手が幼さを残していても、遠慮するつもりはない。
『…ッ!約束して、もう誰も傷つけないって…ッ!』
明日香に気づくももう遅いが、咄嗟に光球を放ったのは指揮官としての意地か。
その光球は明日香と菘に当たり、ルールを宣告するも…。
「ルールなど知ったことか!己のルールに従うまで!」
「ルールなぞ、好きに宣告せい!」
片やルールは自分で決めると、片やそんなルールは知らんと、2人はまったく止まらずに少女に攻撃を届かせた。
ルールの宣告を無視した代償を受けた物の、その代償は明日香は気合いで耐え、そも、痛みを宇宙の彼方に放り捨ててるかように普段通りに振る舞う菘。
『どうして?そんな簡単に…』
誰かを傷つけられるのか?
そう問いかけようとするが、少女が顔を上げたその先に見えるのは…。
「私が居るのも忘れてもらっちゃ困るっス!」
トラックを担いだかさみの姿が。
十分に近づけたことで、フルスイングのフォームをとると、トラックぶん回して少女を打ち飛ばして、そのままトラックを放り投げた。
なんとも豪快な一撃であった。
「正義のために敵さんもだけど、トラックの持ち主にも傷付いてもらったっス」
そんな自分は守るために傷つける女っスと思いながらも、後でごめんなさいしておこうと心に決めるかさみだった。
…多分であるが、かさみがブン投げたトラックはヤドリガミの人だと思われるのだが。
『なんだったの?今のは!?』
トラックに轢かれるではなく、というかそれは既に受けている、トラックで打たれるなどまず経験しないことを体験させられた少女であったが、その傍に近寄る者。
「オブリビオンみっけー、ここでおいらがデッドエンド~」
先ほど存在感を消して居たときとは逆に、少女に目を付けられるためにとネメシスは惹き付けるほどに存在を露わにしていた。
『貴方もっ!?』
ここに居るのは既に敵であるとの認識なのか、ネメシスを手にして杖で咄嗟に叩こうとするも、ネメシスはヒラリヒラリと避けていく。
避けられていく内に、業を煮やした少女は、先に何も出来なくさせてしまえばと光球を飛ばし、しかし、それをネメシスは避けようとせずに受けそうになったのだが…。
光球はネメシスを捉えはしたが、するりとネメシスを通り過ぎる。
『…えっ!?』
ありえない光景に驚きの声を上げてしまう少女に、いつの間にかネメシスが忍び寄っていた。
実は少女が相手にしていたネメシスは残像であり、存在を見せつけられたことで本物と思いこまされていたのだ。
「悪人はいね~か?悪いオブビリオンいね~か~?その頸獲っちゃうぞー」
背後から不意に聞こえる声に少女は急いで振り返るが。
「そのいけない右腕いただきうさ~」
振り返る間もなく、ネメシスの一撃は致命的な物となり、それを受けた少女は右腕を上げようとするのだが、その意志に反して右腕は動かない。
それでも立ち上がろうとするのは生前に持っていた志のお陰であろうが、だがオブリビオンと化したことで、その志すらもはや歪になっている。
まだ、少女の意志は折れていないようだ。
大成功
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オルカ・ディウス
■心情
誰かを傷つけさせたくはない、か
そなたがヒーロー等であれば、尊き信念だったろうな?
だが、オブリビオンとなってその行いがより多くの命を傷つけることになるのならば、この我が止めようではないか
そなたこそが、より多くの罪を抱えなくてすむようにな
■戦闘
ユーベルコードによって超次元海域を周囲に展開し、操る海水をもって銃弾やユーベルコード等を防ぐ
それでも防ぎきれぬものは【第六感】や【念動力】を駆使しよう
敵の光弾に対しても、超次元海域による海水で防御し、攻撃に転じよう
■その他
アドリブ等は大歓迎だ
天星・零
装備enigmaで別人格夕夜と一緒
常に【戦闘知識+世界知識+情報収集+追跡+第六感】で戦況と敵の弱点や死角を把握警戒
零
十の死(A)、Ø(B)、グレイヴ・ロウ(C)、星天の書-零-(D)
Aを戦況に合わせて使い分け臨機応変に対応し、Cを敵の死角から出して一撃など、地形や武器による副効果を組み合わせて攻撃を常に変化させ攻撃
防御はDで【オーラ防御】、Cを自身の地面から突き出して自分にぶつける事で一気に距離をとって回避なども試みる
夕夜
PunishmentとB、指定UCを使い戦闘
指定UCで攻撃範囲に敵を移動させたり、壁や地面に叩きつけたりする
また、零や自分に対して使い攻撃範囲外から移動させて回避
口調ステシ
片腕は上がらず、満身創痍となってもなお、立ち上がろうとするオブリビオンの少女の姿は、自分にとっての信念や志を曲げないヒーローとして見ることもできたかもしれない。
実際に、少女の生前はヒーローとして活動していたようであるが。
「…誰かを傷つけたくない、か」
そんな姿をみせる相手に、オルカ・ディウス(神海戦姫・f16905)はぽつりと呟く。
だが、例え生前にヒーローとして活動していても、一度躯の海に還り、そこから現れた以上はなんであれ、その根底は世界の破滅を求めるオブリビオンだ。
「生きておればそれはさぞ尊き信念であったのだろうな?」
既に滅びた古代都市の守護神をしていたオルカには、手段はどうあれ、守る意志に共感を覚えるが、それがオブリビオンと化したことで、その思いを抱えなが矛盾する言動を取る存在になってしまったことへ、憐憫にもに似た思いを起させる。
『こうなっちまったら、もう、どうにもならんだろ』
オルカの憐憫に似た情に、銀髪で2種類の瞳の色をした少年が昔は昔で、今は戦う相手なのだとそう言い放つ。
「夕夜、人には人の…まぁ、色々と思うことがあるってことなんだよ、きっと」
銀髪の少年を夕夜と呼んだ、先の少年とは持つ色が反転しているかのような、金の髪に左右の瞳で色が違う少年、天星・零(多重人格の霊園の管理人・f02413)が窘めながら並び立つ。
瓜二つな容姿の2人の少年は、軽口を叩き合いながらも、しかし、状況を把握するべく油断なく辺りに視線を彷徨わせていた。
少女は、辛うじて立ち上がり、荒い息を吐きながらも3人を見据えた。
『私は!これ以上貴方達に罪を重ねて欲しくはっ!』
自分が何を仕出かしてるのかも理解していないようなことを叫ぶ少女に、オルカは。
「せめて、これ以上罪を抱えなくてもすむようにしてやるぞよ」
ここで討ち果たしてしまうのが優しさかもしれないと、オルカのその声によって、少女を相手にまた戦いが切って落とされる。
「ここに無粋な輩の手は必要ではないぞ!」
『これよりここは我が神域!荒ぶる海よ、吠えたてろ!』
邪魔が入れさせてなるかと、防衛軍や侵略軍達から続いた戦闘で転がっていた瓦瓦礫の山を、オルカは超次元の津波に変化させた。
荒れ狂う津波は、足を止めようと降り注ぐように襲ってくる激しい攻撃の尽くを飲みこんで、それを届かせない。
『こいつはチャンスってやつだろうな!行くぞ!零!』
夕夜は、煩わしい攻撃が届かない今の内に少女を叩き落とそうとするが、少女はまだ攻撃する術を失ったわけでもない。
『これ以上は貴方に罪を重ねて欲しくないのにっ!』
先に周りにあった無機物が、先にほとんど津波に変えられたとはいえ、効果の及ぼされていない場所もある、少女の言葉で周囲を守るように幾つかの光球が漂わせる。
キッ!っと、少女が夕夜を睨みつけると、漂わせた光球達を夕夜に解き放とうとするが、少女のすぐ目の前に墓石がせり出してきて放たれた光球を受け止めさせた。
『わりぃ、ちょっとはやっちまった』
「もう、油断しちゃダメだよ、夕夜」
零が、墓石を出して守られたことで、それに罰が悪そうにして短く謝罪と礼を言う夕夜。
その短いやり取りの間にも、少女は残った光球を向けてくるが、それが届くよりも、横合いからその光球をはたき落とす津波。
「どうも向こうは待ってはくれぬようであるぞ」
飛んでくる攻撃を対処してはいたが、少女から目を離したわけでもないオルカが、今も操る津波によって光球を防いだのだ。
「これは…僕も夕夜のこと言えないみたいですね…」
『これからだ、これから…おい!俺と楽しい時間を過ごそうぜ!お前には最悪だろうがな!』
ちょっとした失敗を取り返そうと、夕夜が指先を少女に指先を向けると、途端、少女が自分の身体が意に反するようになったことに驚く。
『か、身体が!?』
夕夜が仕掛けたのは、罪を犯した者にはどうしようも無い物である。
罪を犯さずに生きていくことはまず無理であり、まして喰らわせた相手はオブリビオンである、その効果は目を張るものであった。
少女は自分の身体の自由を奪われ、それを為した夕夜によって空に運ばれると、そのまま勢いをつけて地面へと叩き付けられた。
地面に勢いよく叩き付けられ、身体が千切れるのかと錯覚するほどの痛みを受けて、無理矢理にでも顔を上げれば、そこには操る津波を束ねたオルカが居た。
「もういいじゃろう?もう休むがよい」
諭すように、もう無理する必要はないとオルカは優しく語りかけ、その束ねた津波を少女に向けた。
『まだまだ…よ…』
しかし、無数の攻撃をその身に受けたにも関わらず、それでもなお、少女は戦う意志を見せていた。
大成功
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ドゥルール・ブラッドティアーズ
共闘NG
グロNG
WIZ
守護霊の憑依【ドーピング】で戦闘力を高め
【催眠術・全力魔法】で出来るだけ多くの雑兵を魅了し
他の雑兵のUCや砲弾を相殺してもらうわ
誰も傷つけさせない為に傷つける……まるで猟兵ね。
それとも、真の救済というものを知らないのかしら?
『狂愛』で58体に分裂し、夜魔の翼で【空中戦】
無数の【残像】と共に指揮官に飛びかかるわ。
無数の光球で迎撃してくるだろうけど【見切り】で避けたり
【オーラ防御・激痛耐性】で耐えたりしつつ接近
お返しとばかりに【属性攻撃】の光で目をくらませて
彼女のスカートの中に侵入し【生命力吸収】よ❤
永遠の愛、不変不朽の美、無限の快楽こそが真の救済。
体の隅々まで教えてあげる❤
いまだ心折れずに、立ち上がろうとする少女のその姿、そしてそこに宿るオブリビオンとなる前に宿していたであろう、そのあり様を見た ドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は、近しい者の存在を想起していた。
「誰も傷つけさせない為に、傷つける……まるで猟兵ね」
破滅を望む者と、それを阻止する者、それ故に互いが相容れずに戦う…。
確かに、猟兵がオブリビオンと戦うのと、少女がしていたことは似ているのかもしれないが、ただ、それを理解しているかどうかという違いが有るだけなのだろうか?
ドゥルールの呟いたような声が聞こえたのか、少女は痛みを訴える体を無理して立ち上がろうとするも、身体中に走る痛みはその行動を許さないというようにうまく行かない。
そうしようとしてる少女を守るようにか、少女の配下達はドゥルールに向けて攻撃を仕掛け、それに対応するように、防衛軍もまた迎撃し始めたことで、互いの間に物理的な火花が散る。
「あら…これはちょっと激しいわね?」
そう言って、ドゥルールは少女の配下達を一瞥した。
『…え!?どうして…!?』
少女は信じられない光景を見たと言わんばかりに、動揺した声をあげる。
それもそのはずで、先ほどまで少女を守るようにしていたのにも関わらず、ドゥルールに一瞥された配下の一部は、今度はドゥルールを守るような行動を取り始めたからだ。
悠々とし、少女へと近づいていくドゥルール。
『う、くぅ…こんなところで、倒れてるわけには行かないのっ…!』
余裕もなく、身体に鞭を打って立ち上がり、その気丈な姿を見せて立つ少女に、ドゥルールは我慢の限界を迎えたようだ。
『あぁん、もう我慢できない!!』
叫び、ドゥルールは2頭身の愛くるしい分身へと変わった。
その数は、数える気がおきないくらいにはいそうであった。
そのすべてが、身に付けていたマントをコウモリの翼に変えて一斉に少女へと雪崩れ込んでいく。
『ひっ、あっ!』
一斉に来たことで、ちょっとだけ怯んだ少女であるが、思い出したように辺りのにある物体を光球に変えて迎撃させるために解きはなった。
しかし、分身体に変化したときに、残像も産みだしていたために、紛れた何人かの残像のドゥルールに当たると、その光球は透過していき、そして光球を透過した残像は役目を果たしたとでもいうように消え去っていく。
そうして、止められることのなかったドゥルールは、お返しとばかりに強い光を少女に向けたのだった。
『きゃ!…これって…目くらまし!?』
強い光から目を守ろうと、反射的に顔を背け、目を閉じてしまうが、それが目くらましだと気づいて、すぐさま前を見据えたが、その見据えた先にいたドゥルールは、信じられないことに、スカートの中へと侵入していたのであった。
『ええっ!?ちょ、ちょっと!どこに入ってるの!?』
流石に予想外の場所に取りつかれて、咄嗟にそれ以上の侵入を許すまいと、思わずスカートを抑える少女。
とはいえ、片手が動かないままだったので、侵入は容易くされていったが。
ドゥルールのこの行動は、防衛軍も侵略者達も予想外であったらしく、戦場に一時の静寂を作り上げたほどであった。
「貴女は真の救済を知らないでしょう?」
『変な所で喋らないで~!!』
数十の2頭身ドゥルールがスカートの中で思い思いに喋るものだから、吐息が素肌にあたって、こそばゆい感覚を引き起こされていく少女。
もう身体が痛いとかを考えている余裕はなくなっていた。
永遠の愛、不変不朽の美、無限の快楽こそが真の救済、それこそがドゥルールにとっての真の救済である。
『こんなの救済じゃありません!ありませんったら!だからやめてー!』
少女の否定をドゥルールもまだ否定するように、それならそれを与えてあげようと、ドゥルールは無情にも少女の肌に好き勝手に吸い付いていていき、そして…少女のとっての芯にすらも口付ける。
『やぁ!そこはダメ!ダメですから!』
防衛軍と配下達が周りにいる、この衆人環視の中で、ドゥルールは少女の服の中を這いあがるようにして少女の柔肌に無数のリップ跡をつけ続けていき、跡が一つ増えるごとにびくりびくりと少女の身体が震えた。
『もっ、ひぅっ…やめぇ…くださぃい…』
そんなオブリビオンの少女の恥ずかしい姿を、ガン見するヒーローだとか、紳士的に顔を背けるヴィランだとか、見ないように顔を手で覆いながらも指の隙間からバッチリ見てる女性だとか、恥ずかしいことをされてしまっているのを周りの者達にしっかりと見られていたのであった。
「どうだったかしら、私の救済は」
2頭身の状態から元に戻ったドゥルール、その顔はとても満足そうで、肌も心なしか艶々しているようであった。
『違う…違う…私…こんなのじゃない…』
そんなドゥルールとは対照的に、吸い続けられた少女は焦点の定まらない、光を無くした瞳で虚空を見つめながらブツブツと囁いていた。
吸われている途中で、自分のあられもない姿を周りに見られていることに気づいてしまい、どんな目で見られているのかを理解したせいで、それで心が折れたようである。
とにかくも、指揮官が戦える状態ではなくなったことで、残ったオブリビオンの配下達の対処は防衛軍に任せてもいいだろう。
…互いに戦うには微妙な空気になっていたと最後に記すが。
大成功
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