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今年のびっくりどっきりハロウィン!

#アルダワ魔法学園 #【Q】 #お祭り2019 #ハロウィン #装魔封災戦


 ここはアルダワ魔法学園のとある研究棟。魔法と蒸気の実践的研究が行われるこの学園の中でも、殊に機械技術の研究を行う者たちが好んで在籍する一角である。
 そして、研究棟の中央に存在する大ホールにて、あるパーティーが催されていた。
「あら、あなたは技工部の。ふふ、素敵な装いですのね。うちで真似したいくらい」
「や。君は魔科研の。お褒めに預かり光栄だよ。そういう君も、とても見栄えのいい衣装じゃないか」
 優雅に挨拶を交わす美男美女。しかし、彼らの視線は、お互いの容貌より、もっと別の場所に注がれていた。
 ならば肢体だろうか。いいや、そんな下世話な話ではない。魔科研――魔導科学研究会の女性は、相手の着こなしたスーツの各所にさりげなく盛り込まれた、何かの飛び出してきそうなポケットを注視しているし、技工部――蒸気技術工学部の男性は、相手の纏うドレスに編み込まれた、流す魔力に応じて色を変える魔力糸の刺繍に夢中になっている。
 そう、彼らはお互いが纏うパーティー衣装――魔導と蒸気の粋を尽くして作られた、メカニカルドレスに注目しているのであった。
「た、大変だー!グレムリンが出たぞー!」
「なんだって!?この魔法学園で機械が不調になったらそれは彼らの仕業だと言われるあのグレムリンが!?」
「そんな!彼らにとっては、わたくし達の纏うメカニカルドレスなんて垂涎の獲物ですわ!」
 どうやら彼らは派手な衣装――さらに言うならば、機械技術が組み込まれた衣装を着込んだ者を狙う習性があるようだ。このままでは、パーティーの参加者達が危ない!


「こういった事情ですもので、皆様にお集まりいただいたのです」
 己の見た予知に説明を終えると、アルレクリア・ジャストロウは猟兵たちに一礼した。
「まずは、アルダワ魔法学園における“ハロウィン”とはどのようなものかから説明いたしましょう」
 曰く、かつての災魔との大戦の中、人類側が大きな反攻作戦を行ったそうだ。その作戦――装魔封災戦は大成功に終わり、人類はその成功と勝利を祝して、祭りを行うようになった。
「ちなみに、その作戦というのが、人類が災魔の仮装をして災魔の拠点に侵入し、大規模な奇襲を行うというものだったそうです。それにちなんで、ハロウィンパーティーでは仮装を行うようになったとか」
 文化や風俗の違う世界でも、偶然同様の催しが生まれていることを楽しむように、アルレクリアは一口紅茶を飲む。
「ですが、そのパーティーの場に、オブリビオン――いたずら妖精グレムリンが現れることがわかりました」
 どうやら、災魔たちは本能的にハロウィンを嫌う性質があるらしく、このままでは、ハロウィンを妨害すべく、パーティーの参加者が襲われかねない。そこで、猟兵たちもパーティーに参加し、囮になりつつ、グレムリンを退治してほしいというわけだ。
「魔法学園では、教師や生徒、様々な方が主催して、それぞれ特色のあるパーティを行うのですが、今回皆様に参加していただくのは、機械技術をこよなく愛する方たちのパーティーとなります」
 参加にあたってのドレスコードは、機械仕掛けのギミックを組み込んだ衣装を纏ってくること。衣装に関しては自作してもよいし、必要であれば学生たちが好みに合わせた衣装を用意してくれるという。
「そして、パーティー中皆様は、思う存分パーティーを楽しんでくださいませ。できるならば、グレムリンたちが襲ってきてからも」
 どうやら、災魔はハロウィンを嫌うあまり、ハロウィンを楽しんでいる者たちを見ると、冷静さをかき隙だらけになるようなのだ。
「グレムリンたちの注意を引く仮装をし、パーティーを楽しむ。これさえ満たしていただければ、今回の任務はそう難しいものではないでしょう。つまり……」
 依頼に乗じて、思う存分、パーティーを楽しんでこいということだ。そう伝えて、アルレクリアは猟兵たちの転送を開始した。


月光盗夜
 「ことしの」ではなく「こんねんの」とお読みいただくことをオススメします。特に理由はないです。
 というわけで、いつもお世話になっております。月光盗夜です。今回のシナリオですが、『機械仕掛けのドレスを纏い、パーティーを楽しみつつ、グレムリンを退治せよ!』というものになります。なお、本シナリオの戦闘難易度はそう高くありませんので、皆さんの着る衣装や、パーティーでの楽しみ方にプレイングの比重を置いていただくことをお勧めします。
 以下に補足をさせていただきます。

●パーティーについて
 機械技術の研究家たちの間で行われるハロウィンパーティー。会場には、給仕ゴーレムや、ミラーボールめいたガジェットだといった、魔導科学、蒸気科学それぞれ、あるいは双方を組み合わせた発明品が至る所に存在する。(会場にありそうなものは自由に考えていただいて大丈夫です)

●仮装について
 機械仕掛けの組み込まれた衣装を着ていただくことになります。オープニング冒頭のNPCのような、通常のドレスに仕掛けを組み込んだようなものでも構いませんし、スチームアーマーのように、パワードスーツ同然のものでも構いません。自由です!どんなものだろうと、酔狂な学生たちが作ってくれます!

●プレイング募集について
 本シナリオ公開時よりプレイングを受け付けいたします。
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第1章 集団戦 『グレムリン』

POW   :    スパナスマッシュ
【巨大なスパナ】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ツールボックス
いま戦っている対象に有効な【分解用の工具】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
WIZ   :    ハイドアンドシーク
自身と自身の装備、【アイコンタクトをとった】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
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ベリル・モルガナイト
あら。あら。あら
ふふ。機械仕掛けの。ドレス。なんて。私も。初めて。ですわ?

折角ですし。私も。着て。みよう。かしら
ご用意。して。頂け。ますか?

魔力で。色が。変わる。なんて。素敵だと。思い。ましたの
でしたら。色だけでなく。模様も。変わる。というのも。用意できるの。かしら
用意して。もらったのは。注いだ。魔力に。応じて。色と。柄が。変わる。ドレス
光に。照らされた。宝石が。煌めく。ように

グレムリンが。現れたら。折角の。パーティ。ですもの
一曲。付き合って。頂け。ますか?
【ダンス】を。するような。足運びで。動きながら。【盾受け】で。会場と。学生さんたちを。【かばう】わ

【アドリブ、他の方たちとの絡みは歓迎】



「まあ!あなた、とてもよくできたドレスをお召しなのね!」
「あら。あら。ありがとう。ございますね?お嬢さん。あなたの。お召し物も。とても。素敵。ですわ」
 魔科研の少女に声をかけられ、少女のように小さくはにかんで礼を返すのは、ベリル・モルガナイト(宝石の守護騎士・f09325)である。
「ふふ、自信作でしてよ!でも、あなたのもそれに劣りませんわ。美しい鎧を傷つけないように、ドレス留めに魔力が組み込まれていますわね?」
 ベリルの愛用する宝玉の鎧と、その上から纏ったドレスは、優美ながらも戦場に在る者の美しさを損なわない、絶妙なマッチングを果たしていた。
「ええ。ええ。作ってくれた。学生さんの。こだわりの。ポイント。らしいわ?でも。それだけ。では。ないの」
 そういって宝石の騎士が笑うと、ドレスがふわり、とその色を変える。黒から白、赤から青、色とりどりに。
 だが、それだけではない。黒地の時には小さな白い斑点を浮かべることで、夜空のように。青地の中に淡いもやがかかり、霧の立ち込めるように。
 注いだ魔力に応じて次々に色と模様を変えていくドレス。そして、ドレスが色を変えれば、それを纏うベリルの宝玉の髪や鎧も、きらめきを変える。ドレスと鎧、肉体が一体になった美しさは、まさしくひとつの生きた宝石と言えた。
「まあ!なんて素敵なのでしょう!もう少し詳しくお話を――きゃーっ!」
 だが、そんな楽しい歓談の最中、パーティー会場に悪戯妖精グレムリンの姿が現れる。参加者たちは戸惑い立ち竦むが、女騎士にとっては、これをこそ待っていたのである。
「ふふ。ようこそ。折角の。パーティ。ですもの。一曲。付き合って。頂け。ますか?」
 グレムリンに向かって手を差し伸べるが、勿論彼らがそれに応じることはない。スパナを手に襲いかかってくるが――。
「あら。あら。せっかちさん。ですね」
 ベリルは動じない。盾で攻撃を受け止めながら、時に押し込み、時に引き下がり、グレムリンを翻弄していく。
 仮面に半分を隠された顔に、穏やかな笑みを浮かべ、踊るようにグレムリンたちを相手取って行く様は、正しく舞踏会の花形たる騎士の様相であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ジョン・ブラウン
「へぇ、今日のドレスコードは機械仕掛け?」
「じゃあフル装備でいこうかな」

「さて、あれが例のグレムリン……グレ、ムリン……?」

「……コール・オブ・グレムリン」

『呼んだかぐれむー』
『今日の対価はポテチが良いぐれむー』
『Wじゃない方のコンソメパンチで頼むぐれむ-』

「ねぇ……だいぶビジュアル違うけど本当に君ら同族……?」

『地域差だぐれむー』
『リージョンなんちゃらだぐれむー』

「あ、ああそうなんだ……じゃあ、気を取り直して頼むよ」

『『『まかせろむー!』』』

『あ、お邪魔しますむー』
<Alright>

各種装備に自称グレムリン達がへばりつき限界を超えた性能を引き出す

「おっと!?もうちょい出力絞っ……おわぁ!?」



「ど、どうしたらいいんだ、このままでは僕らのメカニカルドレスが……!」
 グレムリンの襲来に慌てふためく学生たち。しかし、そこにどこか呑気な声が響く。
「おっと、もう始まっちゃってたか……!」
 生徒に襲い掛かろうとするグレムリンの前に、滑るように躍り出るジョン・ブラウン(ワンダーギーク・f00430)。その装いは、一見すると、不潔さこそないがどうにもパッとしないものである。そんな、如何にもなギーク然とした彼が、グレムリンを前に小さく首を傾げる。
「さて、あれが例のグレムリン……グレ、ムリン……?」
 何故か不思議そうに首を傾げたジョンは、己の前腕部に取り付けられたデバイスを、なぞるように操作する。
「……コール・オブ・グレムリン」
<CALL >> グレムリン>
 デバイスにメッセージが表示されたかと思うと眩く輝き、次の瞬間には。
『呼んだかぐれむー』
『今日の対価はポテチがいいぐれむー』
 何やら口々に好き勝手なことを述べる、白くて弾力のありそうな、ひらべったくてエラ(?)の生えた――具体的には【∈(・ω・)∋】みたいな絵文字で表されそうな感じの――群体生命体であった。
「ねぇ……だいぶビジュアル違うけど本当に君ら同族……?」
 どうやら、ジョンにとってはこの白い生命体こそが、グレムリンらしい。胡乱げな視線を向けられた白い生き物たちは、小さく飛び跳ねる。抗議しているのだろうか。
『地域差だぐれむー』
『リージョンごとにフォームは変化するんだぐれむー』
『グレムリン(アルダワのすがた)ってやつだむー』
「さりげなく君たちの方が一般的デザインだと主張する図々しさは嫌いじゃないよ」
 まあ、そういうことならいいか、と頷いて、ジョンはグレムリン(白饅頭の方)を呼び集める。
「それじゃ、気を取り直して頼むよ」

『『『まかせろむー!』』』

 グレムリンたちが一斉に頷いて、ジョンの装備に同化していく。
『あ、お邪魔しますむー』
<Alright>
 ジョンに囁く者――すなわち、高度学習型AIウィスパーとグレムリンの間で、そんなお茶目な会話が交わされたりもしつつ、グレムリンたちとの合体が完了した。
 そう、これこそが今日のジョンの“正装”。ギーク然とした見た目は重要ではない。ただのスニーカーに見えるそれは動力付きローラーシューズ。腕部デバイスの取り付けられたのとは別の腕には、ワイヤー射出機構が。ヘッドホン型のデバイスには高性能AIが搭載されている。
 アルダワ流とはやや異なる、電子寄りのものではあったが、今日のパーティーの花形にふさわしい装いだ。
『出力アップだぐれむー』
『あ、途中でポテトつまんでいきたいぐれむー』
『あっちの光るやつ気になるぐれむー』
「おっと!?ルートを好き勝手に変更しなっゔ、あいたぁ!」
 それに加えて、電子悪魔グレムリンによって大幅な出力向上を得たとなれば、アルダワのグレムリンたちの注意を引くには十分すぎた。

 ……その有り余る性能を、グレムリンたちが思い思いに振るうことによって、振り回されているジョン・ブラウンに合掌。
<囮という役割の遂行率は目標値以上と判断します――R.I.P.>
「殺さないで!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

ティアー・ロード
「どれ、乙女の作品はあるかい?」

「お、いいねいいねぇ!
……うん?私は着ないよ」

「乙女の作品を壊す訳にはいかない
さ、男子諸君
芸術品を悪魔から守る為、フルアーマーを用意して貰えるかな?」


乙女のドレス、そして着飾る乙女を護る為!
ロードマシン・ティアー、ここに推参!

パーティはアーマーを念動力で動かし参加
仮装乙女達を眺めて楽しむよ


グレムリンが襲ってきたらUC発動
目に付く悪魔を掃討するヒーローショーをお見せしよう!

「さぁ、お楽しみはこれからだ……ふ、ふふ
アーーッハッハッハ!」

例えアーマーが半壊しても笑って敵を殲滅
最終的に「破壊され中が剥き出しになり、油を垂れ流しながら暴走する機械」の仮装になるイメージだね



「やれやれ、趣向を凝らしたドレスに身を包む乙女たちを堪能できて眼福眼福――と思っていたのに!襲ってくるのが少し早くないかい?なんなら来なくてもよかった!」
 どこまで本気なのか、そんなことをまくしたてる、白い仮面―― ティアー・ロード(ヒーローマスクのグールドライバー・f00536)。
 だが、今回の彼女は、浮遊する仮面としてではなく、友や誰かに己を被せるわけでもなく――“素顔”たる、仮面の少女の姿でもない。
「乙女のドレス、そして着飾る乙女を護る為!ロードマシン・ティアー、ここに推参!」
 今の彼女は、学生たち特製の、重厚なスチームアーマー、その頭部に取り付いていた。文字通り、機械と一体化した彼女は、なかなかどうしてヒロイックな見た目である。
 その言動から察せられる通り、やはりうら若き乙女たち謹製のスチームアーマーに乗り込んでいるのだろうか……?いや、そうではない。乙女たちが真心込めて作ったドレスを戦いの中で傷つけるなどドゆるせぬ。ある意味首尾一貫した主張のもと、ティアーは己の乗り込むアーマーは男子生徒に作成させているのであった。
「さあ、女生徒諸君――あ、男子諸君も。危ないから少し離れておきたまえ!だが、こちらをよく見ておくといい。ヒーローショーをお見せしよう!」
 どこか調子に乗ったような名乗りを上げるティアー。だが、その言葉に嘘はなかった。スパナを手に次々と襲いくるグレムリンたちを、ちぎってはなげ、ちぎってはなげ――。
 だが、彼女も無敵ではない。時に敵の攻撃を喰らうこともある。それが数発も重なれば、徐々にアーマーは砕け、内部の油が漏れる。ついに、膝をついた――かに思われたその時。
「頑張って、ティアーさん!」
「仮面の騎士様ー!」
「ウォォォォ、応援の気持ちだけでも受け取ってくれぇぇぇぇ!」
 彼女の背中には、彼女を応援してくれる乙女たち(とあと男子も)がいるのだ。ならば、膝をついている暇はない。
「ハッハッハ――。アーッハッハッハッハッハ!」
 高らかに笑いながら、ボロボロになりつつあるスチームアーマーの全身を使って敵を蹴散らす。それは、さながら破壊されながらも暴虐の限りを尽くす暴走機械のような様であったが――しかし、彼女は涙の支配者、ティアー・ロード。たとえ理性を失っても、乙女を傷つけはしない。多分。男子は保障対象外です。(※ここで熱い感じの新BGMが流れる)
 こうして、ロードマシン・ティアーと化した彼女は、次々とグレムリンを蹴散らしていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード
※ハロウィンSD衣装で参加 

衣装コンセプト:レトロフューチャー系の四角い感じのロボット

がしゃーんがしゃーん
ペトロボだよ
自動でオブリビオンを倒してくれるすごいやつだよ

……敵の気を引けるように、なるべく派手な衣装って頼んだのは確かだけどさ。
ここまでやる必要は無かったんじゃないかなあ。
このドリルとか本当に必要?……絶対に必須?そっかー。
まあいいや、とりあえずグレムリンを追い払おう。

【倍増変異】で尻尾の発電器官を強化して発電して、
装甲内部の貯水タンクの水を沸騰させて蒸気に変換。
蒸気ドリルを回転させてグレムリンを攻撃するよ。
……なんか無駄が多くない?

正直、衣装を分解された方が楽に戦える気がするなあ。



「アレはなんだ……?」
「わ、わからん……!だが、凄い迫力だ……!」
 グレムリンに戸惑う学生たちが、しかしその戸惑いすらも一旦忘れて、“ソレ”を凝視していた。
 ソレは、あまりにも奇妙な存在だった。一口に言えば四角と三角で構成された、奇妙な物体。大まかにいえば人型なのだが、そのシルエットはあまりにも角ばっている。右腕は古典的なロボットアームに、左腕はドリル。脚は効率的なんだか頼りないんだからよくわからない蛇腹状であり、頭上には用途のよくわからないアンテナとランプがある。――有り体に言えば、ステレオタイプなレトロフューチャー的ロボットである。
 ――がしゃーんがしゃーん。ペトロボだよ。自動でオブリビオンを倒してくれるすごいやつだよ。などというセリフが流れてきそうな、ぎこちない動きで周囲の学生に手を振っている。
(……敵の気を引けるように、なるべく派手な衣装って頼んだのは確かだけどさ。ここまでやる必要は無かったんじゃないかなあ)
 その“中の人”。ペトニアロトゥシカ・ンゴゥワストード(混沌獣・f07620)は、まだ今ひとつ納得がいかないように、首を捻っていた。
(このドリルとか本当に必要かなぁ……?)
 ――絶対に必要です!ロボといえばドリル!ドリルといえばロボですよ!
 そっかぁ……と、先ほどの会話を思い出しつつ、呆れたような笑みをロボットの中で浮かべると、いけないいけない、と小さく顔をはたく。
(まずはグレムリンを倒さないとね。よし――倍増変異!)
 彼女がロボの中で気合を入れると、その電気鰻の如き尾が倍以上に肥大化する。無論、体積に合わせて発電機能も倍増。内部に通電された電流が、貯水槽の水を沸騰させ、爆発的に発生した水蒸気が蒸気機関のタービンを回す。蒸気タービンの回転を動力として駆動するモーターが左腕のドリルを高速回転させ、敵を貫く――。
 ――これぞ、必殺蒸気ドリルである!
 という、このコスチューム作成者の学生の熱弁通り。派手な衣装に集まってきたグレムリンにたちを、ドリルの一撃が粉砕する。
「……なんか無駄が多くない?」
 しかし、肝心のペトニアロトゥシカ本人といえば、相変わらずマイペースに不思議そうに首を捻っているのであった。
 己の生まれ持った変幻自在の体を駆使しての肉弾戦と、エスパー能力での戦闘に長けた彼女にとっては、それもやむを得ないことだったかもしれない。とはいえ、今はこのコスチュームで戦うのが仕事だ、と、ロボットらしいぎこちない動作でパフォーマンスなども挟みながら、敵を蹴散らしていくペトニアロトゥシカであった。

成功 🔵​🔵​🔴​


 こうして、時に踊るように、時に遊ぶように。猟兵たちは次々にグレムリンたちを翻弄し、撃破していくのであった。
 その活躍を見た学生たちが、そのあとどんな風に良平たちに向かって話しかけてきたから――は、きっと、語るまでも無いだろう。

 一風変わった南瓜おばけたちの夜はこうして過ぎて行ったのでした。めでたしめでたし。

最終結果:成功

完成日:2019年11月07日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト