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それは母の愛、此処は闇の庭園

#サクラミラージュ #逢魔が辻

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#サクラミラージュ
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#逢魔が辻


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●黄昏の庭園
 古びた庭園、そこには桜の色と同じ鎧を纏ったサムライがガシャンと音を鳴らしながら歩き彷徨っている。
「―――ッ……」
 光る瞳が残像を残しながらゆらゆら、と揺れてただ古びた庭園から出る様子はない。
「たすけて……助けて……」
 母親にすがる様に幼い子供が女性を抱きしめていた。
「はい、はい……ここにいる子は皆、私の可愛い子……」
 優しい瞳を幼い子供に向け、柔らかな髪を優しく撫でる。
 一見、何処かの名家が所有している庭園で家族がのんびりしているかのように見えるが、古びた庭園の周囲には他に人の気配はない。


●グリモアベース
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。サクラミラージュに“逢魔が辻”という場所を予知しました」
 優しい笑みを浮かべながらクラト・ディールア(黎明の黒龍・f00868)は、集まった猟兵達を見まわしながら言った。
「“逢魔が辻”とは、影朧の大量発生により、帝都桜學府でも対処できずに放棄してしまった「逢魔が辻」と呼ばれる場所がこの世界に存在するのです。簡単に言えば“影朧の巣窟”となりますので、しっかりと準備してから向かって欲しいです」
 そう説明しながら、クラトは着物の裾を揺らしながら画面に映し出されたサクラミラージュの地図を指しながら言う。
「“逢魔が辻”は古い庭園となりますが、常に夜の帳りで覆われている間のみにしか出現しませんので注意して下さい。一人では難しいかもしれない時には、他の猟兵を頼る事もしてくださいね。それでは、皆さん……ご武運を」
 そう言ってクラトは猟兵をサクラミラージュへ転移させる。


龍真 神
 オープニングに目を通して頂きありがとうございます。
 龍真 神(タツマ シン)と申します。
 よろしくお願いします。

 全章とも戦闘シナリオとなっております。
 最低限の文字数でも、ステータスシートを見ながら書かせていただきますので、『まだよく分からないけど、シナリオ参加したい!』という方でも遠慮せずにご自身の文で書いて送って下さい。
 それでは、皆さんのプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『朧侍』

POW   :    桜花行進
【霊力を流し込んだ刀を構えながらの】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【連携を行っている同型機】の協力があれば威力が倍増する。
SPD   :    桜華狂騒
【影朧に取り憑かれ、霊力機関が暴走した状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
WIZ   :    桜香前線
【幻朧桜を介した霊力通信】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【通信を行った同型機との一糸乱れぬ連携】で攻撃する。
👑11
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ルード・シリウス
夜の間だけに出現する影朧の巣窟か…随分と興味深いな
折角だ、その巣窟に居る影朧…喰らい尽くしに行ってみようか
存外、珍しいモノが見つかるかもしれないしな…

◆行動
入る前に血晶飴を一つ口に放り込んで正面から乗り込む
敵が現れたら、暴食剣・呪詛剣構えて開戦を告げる合図代わりに血晶飴を噛み砕く
敵が接近してくるのに合わせて、自身も敵陣真っ只中へ飛び込む様に接近。敵の攻撃を残像も駆使して見切りながら、一体でも多く包囲してくる状況を作りだす
上手くその状況に持ち込めたら【黒獣爪牙】で暴食する様に攻撃。以降は二刀による連撃で一体ずつ斬り伏せ、同時に(生命力吸収&吸血で)捕食していく

お前等の命、残らず貰うぜ


宇冠・龍
由(f01211)と連携

オブリビオンの巣窟となった庭園
もしまだ、万が一取り残された一般人がいるのなら、すぐにでも救助しないといけませんね

相手は霊力に自信がある様子
霊を使う私では、直接ぶつかり合うと聊か不利
ならばこちらも連携しましょう

愛娘の肩に乗り、戦場を俯瞰しながら戦闘を行います
相手が味方を踏み台にして昇ってこないとも限りませんし注意しながら戦いましょう

相手の連携は流石の一言
しかし逆を言えば連携さえ崩せればこちらにも分があるということ
【魚質竜文】で召喚した不可視の霊に雷属性を帯びさせ突進
霊探知もあると仮定すれば、逆に斬られてしまうかもしれませんが、電流を流して制御異常を起こして無力化させます


宇冠・由
お母様(f00173)と連携

(夜の帳で覆われていないと屋敷は出現しない。つまり七草仏ノ座を使い過ぎるとリスクも高くなるかもしれません)
私は全身が地獄の炎で燃えております
光源として役に立つことが多いですけれど、今回は火力に十分に注意を払いましょう
屋敷も燃やしたくないですしね

私は皆様の盾
【七草仏ノ座】で30Mの大鬼に変身し、存分に大立ち回りをして朧侍をおびき寄せます
私が朧侍を引き付ければ引き付けるほど、屋敷の他が手薄になりますし他猟兵の方々も動きやすくなります
剣で斬られても地獄の炎の身体は傷ついてもすぐさま再生
時間経過と共に力を増していきますが、明るくなり過ぎるようなら一旦解除も視野にしれます


西院鬼・織久
このような場所に、しかも夜に子連れとは。警戒はしておきましょう
先ずは目の前の敵を
二兎を追って逃すは我等の恥よ

【行動】
「戦闘知識」を活かす為五感と「暗視」で周囲を把握し「第六感+野生の勘」で不測の事態に備える
親子に異変が合った時に即対処できるよう念頭に置いておく

集団相手には「先制攻撃+範囲攻撃+UC」で牽制し、最も隙が大きい一体を「夜砥」で拘束
「怪力」で引き寄せると同時に「ダッシュ+串刺し」
他が追い付いてきた所に振り回して「なぎ払い」素早く「二回攻撃」で纏めた敵ごと「UC+範囲攻撃で「傷口をえぐる」
その間に来た敵は「なぎ払い+衝撃波」で跳ね除けるか攻撃を「見切り」武器で受け流して「カウンター」


カンナ・プティブラン
ふむ・・・此の庭園に居るかもしれんのか・・・
妾が幼き頃故、最早殆ど覚えておらぬが・・・迷うてしもうたのならば嘗て主だった
者として止めてやらねば白状にも程があるしのう

まして妾はあの者が命を賭して守ってくれたお蔭で命を拾うた身、お蔭で生き延びる
事が出来たと礼も言わんと、じゃしの

何れにしてもまあ、先ずはあの機械仕掛けの侍をどうにかせんと、じゃがな


庭園という洋風和風、どちらであれ庭木等の隠れる物が幾つかある『地形を利用』し
『迷彩』で敵に視認されにくい様行動

UCによる鈴蘭による『目潰し』で敵の視線を塞ぎつつ『衝撃波』を交えつつ攻撃
此方に攻撃してきたら『地形を利用』し庭木等を盾にしつつ『オーラ防御』で対応


天星・暁音
逢魔が辻…ね。
巣窟ともなれば敵の数は多そうだね。
援護もするけど数を減らす方が大切、相手が早く倒れればこちらの被害は勿論、態勢を立て直す暇もある筈だからね。
まあ、それでも俺の本業は支援だからね。
夜だし明かりが必要になったらドリームコンツェルトで舞台ライト使おうかな。

銀糸で接近を阻みUCや銃で攻撃。近づかれれば杖に寄る杖術や、神祭具の鈴の音に力を込めて弾き飛ばしたりでの接近戦も行いますが、味方の支援、援護、回復重視しつつ可能な限り攻撃します。
危ない味方がいれば庇います。


所持アイテム・UC・スキルと好きにお使いください。
アドリブ・共闘可



●親子の絆
(夜の帳で覆われていないと屋敷は出現しない。つまり七草仏ノ座を使い過ぎるとリスクも高くなるかもしれません)
 その身は炎で出来ている宇冠・由(宙に浮く焔盾・f01211)は、自身の炎で辺りを照らしながら周囲を見渡す。
「オブリビオンの巣窟となった庭園。もしまだ、万が一取り残された一般人がいるのなら、すぐにでも救助しないといけませんね」
 暗く、先の見えない庭園を見つめながら宇冠・龍(過去に生きる未亡人・f00173)は、耳をすまして人の声を探そうとする、が。
 重厚な鎧の音と共に“朧侍”と呼ばれている影朧に取りつかれた鎧は、桜を模った瞳を光らせながら猟兵達を見付けるや否や白刃を煌めかせた。
「お母様! 私の背後へ隠れて下さい。手加減は致しませんよ」
 由が素早く龍の前に立つと身体の炎は更に燃え上り、30mもの巨大な鬼の形へと変貌して咆哮を上げると朧侍達の気を引き付ける。
「先ずは目の前の敵を、二兎を追って逃すは我等の恥よ」
 濡れ鴉の様な髪を靡かせ、殺意と狂気に染まったルビーの様な瞳を輝かせながら西院鬼・織久(西院鬼一門・f10350)は、由が囮兼光源となっているお陰で近場は目視出来る程だが油断せずに五感を研ぎ澄ませ、朧侍達の数を気配だけで確認すると眼前に迫ってきた影朧を睨んだ。
「我等が怨念尽きる事なし」
 静かに言うと、怨念と殺意の炎が燃え上がり織久はソレを朧侍達を囲み突破されるまえに、大きく燃え上げさせて原形が無くなるまで炎は延焼し続ける。
 その中で、水晶の様に透明感があり青き少女カンナ・プティブラン(シャーマンズゴーストに育てられたオラトリオ・f10019)は、依頼の説明で聞いた庭園に居るとされる影朧にどころ心当たりがある様子で庭園を見据えた。
「ふむ、此の庭園に居るかもしれんのか……」
 そう呟くカンナに対し龍は、そっと肩に腕を回して抱き締める。
「その、探している方は……どの様な関係なのでしょうか?」
「妾はあの者が命を賭して守ってくれたお蔭で命を拾うた身、お蔭で生き延びる。事が出来たと礼も言わんと、じゃしの」
 カンナの手に握られていた媒介道具が、白く柔らかな鈴蘭の花びらと変わって桜の花びらと一緒に舞う光景は美しい。
「妾が幼き頃故、最早殆ど覚えておらぬが……迷うてしもうたのならば嘗て主だった。者として止めてやらねば薄情にも程があるしのう」
 そうカンナは少し悲しげに言うが、直ぐに真剣な表情に戻すと朧侍達をそのブルーダイアモンドの様な瞳に映す。
「何れにしてもまあ、先ずはあの機械仕掛けの侍をどうにかせんと、じゃがな」
 祈る様に胸元で両手を握り締めると、花びらを操り視界を奪うい朧侍達の装甲は衝撃波が込められた花びらによって紙の様にあっさりと切り裂かれた。


「夜の間だけに出現する影朧の巣窟か……随分と興味深いな。折角だ、その巣窟に居る影朧……喰らい尽くしに行ってみようか。
 存外、珍しいモノが見つかるかもしれないしな……」
 血晶飴を口に放り込むとルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)は、鎧を裂き命を喰らう呪いを秘めている“暴食剣「神喰」”を背中から引き抜くと、ガリッと奥歯で口にしていた飴を噛み砕いた。
「逢魔が辻……ね。巣窟ともなれば敵の数は多そうだね」
 幼く無邪気な笑顔が似合うであろう天星・暁音(貫く想い・f02508)は、真剣な横顔はどこか大人っぽくってシュルリと“聖なる銀糸”を張り巡らして迫り来る朧侍を拒む。
「導きの星よ。数多の希望という薄明かりを、夢という心の剣を集いて固め成せ。須らく暗闇切り裂いて、我が紡ぐは星命の旋律!」
 ドリームコンツェルトの照明で照らされた暁音は、声高らかに言うと手にしていた“星麗扇”は人々の夢と希望を集め星光で七色に輝く水晶の花びらとなり、魔力を全力で込めた花びらは朧侍達の回りで渦を巻いて切り裂いた。
「お前、運が悪いな……そこは俺の領域だ」
 ルードが暴食剣「神喰」を地面に突き立てて、縦横無尽に走る黒い斬撃が朧侍達の身体を呑み込みそうな勢いで放たれると、影朧達はそれを気にせずに数で押そうと抜刀すると駈け出した。

 だが、それは無謀――

 運よく抜け、ルードの傍に行けたとしても、彼は暴食剣「神喰」と“紅刃「血狂」”の二振りが朧侍の身体を切り刻む。
「お前等の命、残らず貰うぜ」
 二振りの剣は名の通り、朧侍達の活動が出来なくなるまで生命力と血を貪る。
 だが、此処は「逢魔が辻」と呼ばれる場所――帝都桜學府でも対処できずに放棄する程の戦力があるとはいえ、ルードは口もとに笑みを作り地面を蹴って弾丸の様に駈け出す。
 まだ、戦える、と。


「由、お願いしますね」
「はい、お母様」
 炎で形成された巨大な鬼の姿をした由は、足元を刀で攻撃されようが炎なので本体であるマスクに攻撃されなければ問題は無い。
「死海に還りし息吹達、視界を寡黙に泳がれよ」
 龍が呼びだした見えない浮遊する十匹の魚の霊に雷を纏わせると、朧侍達に向かって夜という名の海を泳ぐ。
 それを斬り落そうと朧侍は、霊力を流し込んだ刀を構えながら突進して撃退しようと心みるが――剣先が触れた瞬間、バチバチと音を立てながら放電されると回路がショートしてしまい力無くその場に倒れた。
「申し訳ないですわ……お母様。これ以上は制御が」
「ええ、一度解除してからもう一度、お願いします」
 由は勢いが増す自身の炎を抑えるべく、一旦元の姿に戻ると再び巨大な鬼へと姿を変えると明る過ぎないように自身の炎の加減を調整する。
「コチラは任せて下さい」
 間髪入れずに迫りくる朧侍を織久は、無念の死を遂げた者の髪と血を撚り合わせて加工し砥上げた超極細の糸“夜砥”で捕縛して、細い腕から想像出来ない程の力を込めて自身の方に引き寄せる。
 瞬間――素早く接近すると赤黒い槍“百貌”が、朧侍の装甲を突き破る程の力で突いてその身を穿つ。
 休む暇も与えずに朧侍は霊力を流し込んだ刀を手にすると、織久に向かって突進するが“闇焔”で牽制しつつ自身に宿る怨念と殺意の炎が燃え上がった。
「――――ウォォォッ!!!」
 燃やされようが、憑依しているだけの影朧には痛覚など、ない――
 身体はチリチリと延焼で燃えている最中であれ、朧侍は再び突進してくるが織久は動きを見切ると武器で受け流し、カウンターで横一閃になぎ払った。
「これで庭園を守っている影朧達は倒せましたね」
 仲間の支援をしていた暁音は、感覚を研ぎ澄ませながら残党が居ないか確認した後に合流しながら言った。
「参ろう……言いたい事は沢山あるのじゃが、それを言えぬまま終わらせとうない」
 カンナは静かに深呼吸をして、決意を新たにすると古びた庭園へ足を踏み入れた。

 困難があろうとも、この先に待っている彼女の為に行かねば――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『人々の心に潜む小さな影朧』

POW   :    おともだち
自身からレベルm半径内の無機物を【不安を掻き立てる異形の人形】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD   :    いないいない
見えない【エクトプラズム】を放ち、遠距離の対象を攻撃する。遠隔地の物を掴んで動かしたり、精密に操作する事も可能。
WIZ   :    こんにちは
【みなさんの傍ら】から【無限に増殖する不安】を放ち、【圧倒的な絶望】により対象の動きを一時的に封じる。
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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●求めたモノ
「こんにちは……あなた、だぁれ?」
 黒いうさぎのぬいぐるみを抱きしめたまま少年とも、少女とも見える“人々の心に潜む小さな影朧”は、じっと猟兵を見上げながら呟いた。
「助けてくれなかったじゃないのよ!」
「何故、何故……っ!」
「きらいっ! ばけものぉ!! かえしてよぉ!!」
 ふと、人々の心に潜む小さな影朧の口から様々な人の声色と言葉が発せられた。
「あのね、こころにひそんだら、こんなことばしか……でなかったの。どうして?」
 顔を俯かせ、涙で頬を濡らす人々の心に潜む小さな影朧から、猟兵達に向けて“不安”という感情が波の様に襲ってきた。
「たすけて……助けて……怖いよぉ」
 ぽろぽろと大粒の涙は子供の頬を濡らし、嗚咽を漏らしながらか細い鳴き声を出した。
ルード・シリウス
無間に増殖する不安とそれに伴う絶望を放つ影朧に向け、それらを一蹴する様に暴食剣と呪詛剣による【暴食呪刃】の一撃を放つ
それで絶望を煽ったつもりか…?それで俺の心が揺らぐとでも?と告げる様に、嗤う様に

続けざまに二刀による連撃で暴食する様に、蹂躙する様に、暴食剣で一刀の下に斬り伏せ、或いは呪詛剣で叩き斬る
不安を、それに伴う絶望を掃う為ではない。寧ろそれ等を、それを齎す影朧を喰らい尽くすべく

影朧の少女の涙など眼中に無い、嗚咽の言葉など一切頓着しない
他者の情など知らねぇし分からねぇ。…いや、正しくはコイツ等のそれ等など端から“興味が無い”

不安には狂気を、絶望には憎悪を…
眼前の敵総てを喰らい尽くすだけだ


西院鬼・織久
例えどのような姿でも我等が敵に変わりなし
嘆くならば抗うがいい
その嘆きもまた我等が怨念の糧となる

【行動】
不安は西院鬼の怨念(呪詛+殺意+覚悟+気合い)で塗り潰し武器も怨念の炎で覆い無機物判定を困難にする
「戦闘知識」を活かす為五感と「暗視」「第六感+野生の勘」を活かし不測の事態に備える

「先制攻撃+範囲攻撃+UC」の牽制からUCに潜ませた「夜砥+毒+マヒ」で本体を拘束。「怪力」で引き寄せ「ダッシュ+串刺し」
「早業+二回攻撃」で敵が対処する前に武器にUCを伝わせ爆破し「傷口をえぐる」
人形が邪魔なら「UC+範囲攻撃+衝撃波」で「なぎ払い」爆炎を目晦ましに「ダッシュ+残像」。残像で注意を引きつけ「暗殺」


天星・暁音
そうだね…助けて何かくれなかった。
本当に…どうしてだろうね。
嫌いでも化け物でもいいよ。
でも君たちに返せるものはないんだ。
助けになるかどうかなんて分からないけれど君たちの痛みも悲しみも共苦が教えてこの身に刻んでくれるからちゃんと感じて覚えてるよ。
怖くないように…眠らせてあげる。

助けてくれなかった…か…きっと一人でいたら俺もそういう気持ちでいたのかもしれないね。


【引き続き銀糸や銃で接近を阻み攻撃、必要があれば回復支援を行います。】
明かりが必要なら変わらず舞台ライトで照明の確保も行います。
所持UC、アイテム、スキル自由にお使いください。
アドリブ、共闘可



●小さき影朧に牙を向けなければならぬ
 眼前でまるで作られた人形の様な金の髪に少し高価そうな服を着た幼い“人々の心に潜む小さな影朧”を黒い斬撃が古びた庭園を走り、まるで生き物の様に先の見えない闇が広がる口を開けて捕食した。
「れで絶望を煽ったつもりか……? それで俺の心が揺らぐとでも?」
 ルードが鼻で嗤いながら、様々な言葉を口にする小さな影朧たちに向けて言い放つと両手に握られた“暴食剣「神喰」”と“呪詛剣「無愧」”の二振りの剣から再び黒い斬撃が放たれる。
 ただただ、小さな口からは無限に増殖する不安の言葉を紡ぐだけで、捕食の呪いが込められた斬撃に抵抗するヒマも与えないまま小さな影朧たちは食われていった。
 手入れされずに月日が経っている庭園は、お世辞にも走り心地は良いと言えない程に雑草が伸びたり枯れて腐ってゆく花のニオイがツンとした臭いを放つ中を駈け出し、ルードは視界に入った小さな影朧達をただ暴食剣「神喰」で蹂躙するかの様に斬り捨て、呪詛剣「無愧」で小さな頭部を叩き斬る。
 血で汚れた頬を拭い、血に濡れた剣は振って血を飛ばすとベチャリとイヤな臭いを放つ腐った花達に掛るがルードは、そんな事を気にせずに庭園内で喚き、泣いて、悲鳴を上げる小さな影朧を“そういうモノ”としか認識していない。

 “興味が無い”と、言えば敵に対して戦うべきである猟兵としての聞こえはいいだろう。

 だがルードは、本当に興味がないからこそだろう。

 涙を流しながら助けを求める子供の影朧であろうとも――呪詛剣「無愧」でグシャリ、と叩き潰しながら斬るのだ。
「不安には狂気を、絶望には憎悪を……」
 此処は“逢魔が辻”だ、瞳に映るのは人の皮を被った敵でしかないから、全てを喰らい尽くすだけだ


●それは糧、お前も糧
「例えどのような姿でも我等が敵に変わりなし。
 嘆くならば抗うがいい。
 その嘆きもまた我等が怨念の糧となる」
 言葉に一切耳を貸さない織久は、ザクロの様に赤い瞳を細めると西院鬼の念が宿る柘榴石“禍魂”で所持している武器が怨念の炎を纏わせた。
 庭園に転がるオブジェだったモノ、鉢植え等の園芸道具が小さな影朧によって不安を掻き立てる異形の人形に変えられると、異形の人形達は不気味な笑い声を上げながら織久の方へ飛んでゆく。
「何人たりとも死の影より逃れる事能わず」
 そう織久が呟くと、闇に覆われている“逢魔が辻”と呼ばれている場所になってしまった古びた庭園に黒い影が放たれ、爆破する轟音と共に小さな影朧たちを影の腕と繋いだだけではなかった。
 髪の毛と血で出来た目視出来ない程の細い“夜砥”をユーベルコードに気を取られている間に束縛し、更に糸の全体に仕込んであった毒の類で身体をマヒさせてじっくりと蝕んでゆく。
 グッと細い腕からは想像出来ない怪力で糸を引きよせながら駈け出すと、赤黒い槍“百貌”でその小さな体を纏めて串刺しにしてしまう。
 異形の人形を操るどころか、小さな影朧たちが次々と地面に倒れて消えると異形の人形も元の無機物に戻る。
「また、人形にされると邪魔だ。操っているお前等を全て――」
 織久は素早く眼前に居る小さな影朧を百貌で穿つと、槍を侵食していくかの様に黒い影が伝い影朧に触れると爆破して小さな身体は四散して暗闇に飲み込まれる様に消えた。


●何も無くても――
「そうだね……助けて何かくれなかった。
 本当に……どうしてだろうね。
 嫌いでも化け物でもいいよ。
 でも君たちに返せるものはないんだ」
 静かに首を振りながら暁音は、小さな影朧たちが人々の怨み、嫉み、苛立ち等の負の感情が篭った言葉を発せられているのを見ているだけで苦しくなる。
 暁音自身が心の奥底にある過去もあり、年齢が近い姿をしている小さな影朧たちに向ける笑みを消して正面から気持ちを受けとめた。
「でも君たちに返せるものはないんだ。
 助けになるかどうかなんて分からないけれど君たちの痛みも悲しみも共苦が教えてこの身に刻んでくれるからちゃんと感じて覚えてるよ」
 自身とあまり変わらない大きさの手を取ると、涙を拭いてあげると小さな影朧は顔を上げた。
「怖くないように……眠らせてあげる」
 くしゃり、と大きな頭を撫でながら暁音が笑顔で優しい声色で言った。
 舞台ライトが古びた庭園内を明るく照らし、突然に明るくなったので小さな影朧たちは眩しくて思わず目を閉じたり、両手で目を覆ってしまう。
「導きの星よ。数多の希望という薄明かりを、夢という心の剣を集いて固め成せ。須らく暗闇切り裂いて、我が紡ぐは星命の旋律!」
 暁音が声高らかに言うと、手にしていた“星杖シュテルシア”は人々の夢と希望を集め星光で七色に輝く水晶という無数の花びらに変え、周囲にいる小さな影朧たちを過去から解放させる為にキラキラと輝きながら身体を包み込んだ。
 ふわり、と再び水晶の花びらが宙に舞うと、そこにはもう小さな影朧は跡形もなく消えていた。
 ふと、星も無い“逢魔が辻”の空を見上げた。
(助けてくれなかった……か……きっと一人でいたら俺もそういう気持ちでいたのかもしれないね)
 手を伸ばして星を飾ろうとしても、水晶の花びらで彩ろうとしても、ただの闇色の空が変わらないのを見つめながら暁音は、脳裏にあの時の記憶を映しながら胸の中で自問自答する。
 過去を考えても変えられないが、今は先を見つめれば変える事はできる。
 前を向くと暁音は、星と闇の2丁銃“エトワール&ノワール”を手にすると他の猟兵を援護すべく駈け出した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

宇冠・龍
由(f01211)と参加

人間だれしも喜怒哀楽があります
濃淡や希薄の差異はあれど、必ずどんな人にも憎しみや悲しみはあるんです
だからこそ、喜びや嬉しいという感情もゼロということはありません

子供が恐怖に怯えているのなら、大人はただただ抱きしめましょう
恐怖を緩和し、心を癒して元気が出るおまじない
両腕に【祈りの聖火】を宿し、小さな影朧達を力いっぱい抱きしめ、頭を撫でます
「大丈夫です、嫌も辛いも全部吐き出してください」
不安なんてそれこそ日常から尽きません。大事なのは、それをどう解決できるか
自分の中でダメなら、他人に頼ってもいいんです

子供なら尚のこと
大人になると頼りづらくなってしまいますからね


宇冠・由
お母様(f00173)と参加

(いいなぁ……)
お母様の抱擁羨ましいですわ

私の身体は仮面以外は炎ですから、お母様みたいにぎゅっと抱きしめることは叶いません
ですけど癒す術は持っております
【智天使の抱擁】で屋敷を照らし修復しながら、小さな影朧たちの不安を和らげていきます

ふふっ、幽霊はいつも見慣れておりますから、エクトプラズムにも驚いたりしません
私も夜ですと時たま鬼火と間違えられたりすることありますし、逆に親近感すらあります

助けるのは他人でも、助かるのはいつだって自分自身
愚痴でもこぼして満足すれば、きっと不安だって少しは吹き飛びますわ
「私でよければ、聞く相手になりましょうか?」


カンナ・プティブラン
猟兵が助けられなかった者、或いは助けられたが誰かを喪った者、かの
斯様な子等ならば放って置けぬじゃろうなあ

ならば、此の子等の不安を和らげる為に妾なりに、じゃな

でなければ此の先にいるあの者を救う事も出来はせぬ

『地形を利用』しUCで召喚した兵が守りやすい位置に陣取り彼と『オーラ防御』で
攻撃は凌ぎ己を『鼓舞』して彼らの不安が少しでも紛れる様にと歌を歌う

せめて彼らが少しでも不安を紛れて逝ける様に、と

不安を落ち着かせ『鼓舞』する様な『優しさ』と『祈り』を込めた彼らを
『慰め』る歌を竪琴で『楽器演奏』しつつ『歌唱』

歌は幼い頃に此の先にいる彼女が自身に歌った、目の前にいる彼らを慰める為に
謳ったかもしれない子守唄



●母の愛、子達の想い
「人間だれしも喜怒哀楽があります」
 戦う事を選んだ猟兵達中で龍は、優しい笑みと慈悲深い瞳を小さな影朧たちに向けると優しい声色で言った。
「濃淡や希薄の差異はあれど、必ずどんな人にも憎しみや悲しみはあるんです。
 だからこそ、喜びや嬉しいという感情もゼロということはありません」
 目線を合わせる様に膝を折って地面に付けると、龍は小さな影朧を優しく抱擁して母の愛で冷たい身体を温める。
「私は光を肯んずる」
 龍が呟くと、善を助け、悪を退ける聖火が召喚されると、それをみた小さな影朧たちは笑みを浮かべると“ありがとう”と声にならないが口を動かしてそう言って消えた。
「大丈夫です、嫌も辛いも全部吐き出してください」
 それでも未だに龍の回りに居る影朧たちを抱きしめ、母として母を知らぬ小さな子が背負わされたモノから救おうと言う。
 この子たちは転生出来ない、とグリモア猟兵や出身の猟兵は言うがそれでも、人々の心に潜んだ結果こうなってしまったのは日常に不安を抱えた人が多いからだ。
 だから龍は、小さな影朧たちが口々にする言葉を抱きしめながら、ただ聞いてあげる。
(いいなぁ……)
 義理とはいえ娘である由は、その光景を見つめながら自身の本体であるマスク以外の部分は炎で出来ている故に、抱きしめることが出来ないのをただ、小さな影朧を羨ましそうに思う。
 でも、由は自分が出来る事をする術はあると、顔を闇色に染まっている空を見上げた。
「抱き締める事は出来ませんが、癒す術は持っております」
 凛とした声で言うと由は、古びた庭園を光で満たすと仲間の傷や小さな影朧たちをも癒す。
 ふと、聞こえなくなった嫉み、怨み等の言葉に目を丸くして驚きながら、眩しそうな光から隠れる様に木々や垣根に逃げ込んだ。
「大丈夫ですわ。あなた達を癒す光で、直ぐに消えますが……その前にしっかりとお顔を見て話してくれませんか?」
 うさぎのマスクに燃える身体、それを見て小さな影朧たちは思わず足を一歩だけ後ろに下げてしまう。
「ふふっ、幽霊はいつも見慣れておりますから、エクトプラズムにも驚いたりしません。
 私も夜ですと時たま鬼火と間違えられたりすることありますし、逆に親近感すらあります」
 うさぎのマスクを頬の部分を両手で上げると由は、笑みを作らせると小さな影朧たちに首を小さく傾げながら言った。
「私でよければ、聞く相手になりましょうか?」
 助けるのは他人でも、助かるのはいつだって自分自身である事を思いながら小さな影朧たちの胸に仕舞われて、人々の言葉をただ言うのは違う。
 今、小さな影朧たちが思っている事を言って欲しいと思って由は言ったのだ。
 吐き出すものは吐き出して満足すれば、もしかすると不安は吹き飛ぶだろうと思いながら目の前の子たちを見つめた。

「猟兵が助けられなかった者、或いは助けられたが誰かを喪った者、かの?
 斯様な子等ならば放って置けぬじゃろうなあ」
 龍や由が放ったユーベルコードによって明るくなった庭園は、その効果であろうか植物も元気を取り戻しているかのように見えた。
 しかし、小さな影朧たちの問題は解決していないが、この子たちを放って置けなかった心優しき人物を思い出し、カンナは思わず笑みを溢す。
「ならば、此の子等の不安を和らげる為に妾なりに、じゃな」
 きっと彼女の事だ、この子たちをどうにかしないと救う事も叶わないであろう、とカンナは思うと古代の戦士を召喚していざという時の為に守りやすい位置を陣取ってもらう。
 小さな影朧から放たれる無限に増殖する不安、猟兵に向けられた絶望をオーラ防御で防ぎながら自身を鼓舞させると、美しい旋律を奏でながら歌う。
(せめて彼らが少しでも不安を紛れて逝ける様に――)
 カンナは木製の竪琴を手にすると、弦を弾いて美しい旋律を響かせながら優しい声色で祈る様に歌い始めた。

 彼女の口から紡ぎだされる歌の歌詞は慰める想いを込めながら、その歌は――

 幼い頃に此の先にいる彼女がカンナに歌った、目の前にいる彼らを慰める為に

 謳ったかもしれない子守唄。

(嗚呼、解放されてゆくのじゃな……)
 力や武器を使わず、ただ龍の母の想いと温もりが、由の炎の様に暖かい優しさが、そしてカンナが大切な人から受け継いだ子守唄が小さな影朧小たちをしがらみから解放して、あるべき場所へ帰って行く。
 子供の声が響いていた古びた庭園は、夜の静けさを取り戻すとカンナの耳に懐かしい声が聞こえた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『暴走せし母性マルコ・シアス』

POW   :    獣に堕ちようと今度は守り抜く!姫様の時とは違う!
【蛇の尾を持つ有翼の狼 】に変身し、武器「【炎のブレス】」の威力増強と、【背中の羽】によるレベル×5km/hの飛翔能力を得る。
SPD   :    守る守る守る守る守る守る守る守る守る!!!!!!
自身が【伴う少女に害なす者でないかと言う猜疑心 】を感じると、レベル×1体の【有翼の狼】が召喚される。有翼の狼は伴う少女に害なす者でないかと言う猜疑心 を与えた対象を追跡し、攻撃する。
WIZ   :    いと強きお方、蛇之尾を持ちし有翼の狼よ我に力を!
【自身の胸元に隠された魔方陣 】から、【炎の氷柱】の術を操る悪魔「【マルコシアス】」を召喚する。ただし命令に従わせるには、強さに応じた交渉が必要。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠カンナ・プティブランです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


●失くしたモノを求める
 古びた庭園の中央に猟兵達は足を踏み入れた瞬間――
「どこ! 庭園から出てはダメ! もし、また……!!」
 人狼の女性“暴走せし母性マルコ・シアス”が消えた小さな影朧を探して、木製のベンチの周囲をその姿を探している。
「また、また……同じ事が起きたら――」
 マルコの身体は失う恐怖で震えながら、瞳を見開くとやってきた猟兵を見て驚きの表情を見せた。
「あ、あぁ……姫……いえ、姫は……姫は!!」
 首を振ってオブリビオンとして甦った彼女の記憶は曖昧で、肝心な分は全て黒く塗りつぶされている。
 そして、此処は“逢魔が辻”という名の場所でマルコはそこの主だ。

 猟兵に与えられた道は、影朧として倒すか? 転生を望んで倒すか?
西院鬼・織久
我等は守らぬ、救わぬ
我等が求めるは敵の血肉のみ
救いを求めるならば抗うがいい

【行動】
説得等は他に任せて攻撃に専念
五感と「暗視」「第六感+野生の勘」を働かせ行動前兆を捉える
敵の攻撃は「見切り」回避か「武器受け」。体術も利用した「早業」で「カウンター」
武器の「呪詛+殺意+生命力吸収」の炎で敵を弱らせながら戦う

初撃の「先制攻撃+UC」を防御するなら「ダッシュ+串刺し」で守りを崩し、「二回攻撃+早業」の「なぎ払い+傷口を抉る」
回避なら「早業」で「夜砥」を放ち拘束。飛翔しても「怪力」で地面に叩きつけ「なぎ払い」で追撃
先に飛翔されたら影面を足場に「空中戦+ジャンプ」。「なぎ払い+衝撃波」で地面に落とす


ルード・シリウス
成程…コイツが“逢魔が辻”の主か…
ったく、コイツも“奪われた”側か。どうにもこの手合いとかち当たるな
…胸糞悪いぜ

コイツの言う姫とやらが誰かは知らねぇ…だが、さっき喰い殺したあのガキ共じゃねぇ筈だ。が、あの様子じゃそんな区別もねぇだろうさ
なら…アイツの絶望と憎悪を貰っていく。その為に、アイツの憎悪と絶望を煽って俺の方に意識を向けさせる
上手くこっちに向けさせる事が出来たら、【刻印解放】を発動し、暴食剣・呪詛剣を携えて接近戦を仕掛ける
互いの攻撃で自身の能力を強化し、受けた傷は捕食能力(吸血&生命力吸収)で癒しながら二刀による攻撃で押していく


その為に、お前の憎悪と絶望は貰う
…今度は大事なもの喪うなよ



●戦う道を選ぶ者
「我等は守らぬ、救わぬ
我等が求めるは敵の血肉のみ
救いを求めるならば抗うがいい」
 淡々とした口調で織久は、暗闇の中で立ちすくむマルコから視線を逸らさずに言う。
 鮮明ではなくとも姿は捉えていると、彼女の背から翼が生えると羽ばたいた時に起きた風圧が起きようとも手にしている“闇焔”は、血の様に紅の炎は怨念の叫び声の様な音を響かせる。
「成程……コイツが“逢魔が辻”の主か……ったく、コイツも“奪われた”側か。どうにもこの手合いとかち当たるな……胸糞悪いぜ」
 その隣でルードが苦々しい表情で呟くと、手にしている“暴食剣「神喰」”と“呪詛剣「無愧」”の二振りをしっかりと握り締めなおすと跳躍した。
「姫とやらは知らないが、喰い殺したガキ共はお前の探している姫でない事は分かる」
 狼の歯の間からちろちろと炎が漏れているのを印に接近し、オブリビオンとして甦って記憶の無いマルコに向かって事実を伝える。
「俺の持てる総てを以てお前を喰らうと決めた。だから……俺の内に渦巻く憎悪と狂気、そして衝動を開放する」
 ルードの身体が漆黒の炎と身体に刻まれた呪詛の刻印で覆われると同時にマルコのブレスが放たれ、その中を突き抜けると二振りの剣で狼の身体を斬り刻む。
「何人たりとも死の影より逃れる事能わず」
 織久から黒い影が放たれ、彼女に救済の腕ではなくただ餓えた獣の様に血肉を欲するだけの腕は、爆破と共にガシッと狼の姿をしたマルコの四肢を掴んで繋ぎとめる。
 影の腕はグッと四肢に指がめりこむ位に力を入れ、そのまま古びた庭園の地面に叩きつけた。
 闇から赤黒い斬撃がマルコを襲う――織久が闇焔を横に振ってなぎ払ったのだ。
「ウゥゥッ!!」
 キズだらけの四肢で立ち上がるとぼたぼたっと地面に黒い溜まりができ、マルコは金色に光る瞳をルードと織久に向けながら唸る。
 そう、先ほどブレスで焼いたハズのルードは無傷で、闇に紛れるかの様な全身が黒い織久から伸びる影の腕により動きが制限されている。
「その為に、お前の憎悪と絶望は貰う……今度は大事なもの喪うなよ」
 手を伸ばしても彼女を求めている姫の所在は分からない故にルードは、彼なりに出来る精一杯の優しさであった。
 マルコの身体を呪詛が、怨念が、ヘビが獲物に喰らいついて毒と自身の身体で締め付けてじっくりと殺すかの様に、蝕まれて苦しむのであれば早く楽にさせる為にルードの暴食剣「神喰」で穿つ。
「あ、あぁ! 姫、姫!!」
 金色の瞳をカッと見開くマルコを見て織久は、再び炎をゴウゴウと唸らせながら闇焔を振るおうとしたがルードが腕を彼の前に伸ばして制止させた。
 傷付いた身体を揺らし、マルコは一心不乱に後から来た猟兵の元へ歩む。
 呪詛で苦しくとも、怨念で身体が喰われていこうとしていても、ただただ母としての想いだけで彼女を動かしていた。
「どういう事だ」
「多分、あの子が……」
 釈然としない様子で織久が言うと、ルードは彼女が死してもなお探し続けている“姫”だという事を察した様子で、マルコの視線の先にいる人物へ視線を向けた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
【ソロ希望・SPD】
……私の母も、守ってくれたわ。
半吸血鬼というだけで石を投げられた私を

『無情なる刻』で11秒の時間停止。
彼女を抱きしめ、濃厚なキスで【呪詛】を注ぎ
時が動き出したら【誘惑・催眠術】をかけ
母性本能をくすぐるように甘えるわ

温もりが欲しいの……

彼女の精神と記憶を塗り替え
私が彼女の守るべき対象に成り代わり
猜疑心から発動するUCを封じる狙いよ。
彼女の記憶が曖昧なのも幸いね

ああ、温かい……
昔の私に今の半分でも力があれば
ママを守る事も、永遠にする事も出来たのに……

どこにも行かないで……
ずっと傍にいて……

亡き母を想い、涙を流しながらも
心の空白を埋め合うように
肌の温もりを分かち合い【生命力吸収】



●伝わらない想い
 瞳に生気が戻り、キズだらけの身体を引きずりながら歩くマルコの前に小さな影が現れた。
「温もりが欲しいの……」
 そう言いながら時間操作の魔力を宿したドレスを纏ったドゥルール・ブラッドティアーズ(狂愛の吸血姫・f10671)は、傷付いたマルコを抱き締めると熱を帯びた瞳で見つめながら口付けを交わす。
「ああ、温かい……」
 その温もりに甘えるようにドゥルールは、彼女が幼い時に迫害されて虐められてた時に守ってくれた亡き母を思い出しながら。
 あの時、猟兵の力が半分でもあれば守る事が出来たかもしれない、永遠にする事も出来たのに、と思いながら抱き締める。
「どこにも行かないで……ずっと傍にいて……」
「ひ、……いえ、違う……違うっ!!」
 ドゥルールを突き放したマルコは、塗りかえられそうな記憶の片隅で違和感を感じながら叫ぶ。
 その瞬間、複数の羽ばたき音と共に低く唸る声が闇の庭園に響き渡る――マルコが召喚した有翼の狼たちの鳴き声だ。
「……えっ」
 涙で頬を濡らしながらドゥルールは、突然の出来事に唖然とした様子で黒曜石の様な瞳に映るのは、牙を剥いて唸るマルコと翼を生やした狼たち。
「姫、姫は何処! 邪魔しないで!」
 マルコが叫ぶと同時に狼たちがドゥルールに噛みつき、白い肌に牙を立てて鮮血が身体を濡らす。
「ママ……ママっ!」
 手を必死に伸ばすドゥルール、しかしマルコはそれを無視して駈け出すと闇の中に消えていった。

 あぁ、伝わらないなんて……

 虚しく手は闇を掴み、群がる狼たちを手にした“悲愴の剣”から放たれる衝撃波で切り刻むと、胸に穴が空いた様な喪失感を感じながらその場に座り込んだ。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

宇冠・龍
由(f01211)と参加
私たち親子は援護に回ります
この庭園の出現は夜のみ。あまり時間をかけすぎると時間切れになってしまうかも

【画竜点睛】で屋敷中から腕を出現させ、呪詛と共に悪魔マルコシアスの動きを封じ込めます。炎も氷も弱体化させ、本体までの道を作りましょう
そして契約で繋がっているなら、本体にも拘束効果が現れるかもしれません
「進んでください」

この庭園自体が揺り籠だったのかもしれませんね
子を思う気持ちは分かります
けれど子供が成長していくように、親という存在もまた成長していかなければならないもの
揺り籠から飛び出した過去は、いつかきっと子供とまた巡り合えると信じています
だから、どうか恐れずに――


宇冠・由
お母様(f00173)と参加
狼たちを相手取り、本体までの道を切り開き援護しますわ

大量に召喚された有翼の狼たち
空中戦は私も得意です。火炎剣を宙に舞わせ、百火繚乱で盾の如く操りながら攻撃をかばい、他の皆様が動きやすいように
害なす者を追跡するというなら、全身炎の私は目立って良い標的でしょう
夜の戦場を百の炎で彩り明るく照らして差し上げます
「進んでください」
先を行かせて時間を稼ぎましょう

母子の絆は経っても断ち切れるものではありません
目に見えない何かで繋がっていると思うんです
そして親が心配しているよりも、子供はずっとずっと強いんです
ですから、どうか心配しないで


カンナ・プティブラン
久しいのうマルコ
と言うても判らぬか

じゃが、この歌は覚えておらぬか?
妾の乳母じゃった其方が妾を寝かしつける時に歌ってくれた曲じゃ

其方は守れなかったのではない
確かに其方は奴等に殺されてしもうた
じゃが妾は其方が守ろうと最後迄足掻いてくれたお蔭で殺される直前
神隠しに遭い生き延びれた

判るか?
其方は守り抜いたのじゃ

プティブラン、白き月の一族の生き残りとして、そして其方に育てられた
子として其方を母を救おう!


変装を解き本来の白髪紅眼に
『優しさ』と『祈り』を込めた『歌唱』でマルコの心を『慰め』様とする
言葉をかけ自身の家と共にあったアモンをUCで呼び己の血を贄に捧げ彼女を
輪廻の輪に還す為手を貸してほしいと頼み戦う


天星・暁音
…哀れだね
亡くしたことに囚われて、妄執のように縛り付けて…それでもまだ亡くすことに怯えて…
亡くすことは悲しいことだけど…そこに囚われちゃダメなんだ…
君が転生するかしないかはどうでもいいことだけど、願わくばそうできるといいね。
最も俺にとって一番大事なのは、こうして妄執に囚われているくらいなら滅して解放してあげることだけど…
まあ、皆の回復が最優先事項だからね
共苦が伝える痛みは強い。この人は行き過ぎてしまってるけど母親ってのはこういうものなんだろうね


仲間達の回復支援を中心に行動し必要があれば攻撃にも参加しますが基本は銃や糸による援護を行います

スキルUCアイテムと自由にお使いください
アドリブ共闘可



●母から受け継いだ唄と優しき力は、悪魔が口付けを投げる程に
「…………っ!」
 己の身を呈して、誘惑にも、痛みにも、耐えながら駆け抜けた先には見覚えのある姿がマルコの金色の瞳に映る。
「久しいのうマルコ。と言うても判らぬか?」
 そう優しい声色と無邪気な笑みを向けながらカンナが彼女に歩み寄り、顔を上げて海の様に青く果てしなく感じる瞳で忘れぬ事はなかった

顔を見つめる。
「じゃが、この歌は覚えておらぬか?」
 白き翼を広げるとカンナは、聞きなれた歌の旋律を紡ぎ出すとマルコの目尻から涙が流れて頬を濡らすと、嗚咽を漏らしながら笑みを浮か

べる。
「あ、あぁ……姫」
「妾の乳母じゃった其方が妾を寝かしつける時に歌ってくれた曲じゃ」
 がっくり、とマルコが地面に座り込むと、カンナは涙で濡らしている頬を拭いながら言う。

「これで、これで良いのですよね。お母様」
 ただ二人を見つめていた由は、身体の関係で触れる事も抱き締めてもらう事も出来ないが心で手を握って貰っている様な気持で、横に居る

母である龍に視線を向けた。
「ええ、我を忘れて暴れるようならば……と思いましたが、彼女もまた形は違うけれども“母”なのですから」
 龍が胸を撫で下ろしながら、娘である由を優しい眼差しで見つめながら本体であるマスクの部分を撫でるそぶりを見せる。
「祈りを此処に、妙なる光よ。命の新星を持ちて、立ち向かう者達に闇祓う祝福の抱擁を……傷ついた翼に再び力を!」
 どうにかしてあげたい、と思いながらもどうすれば解放出来るか悩んでいた暁音は、傷付いていた仲間を神聖なる光で癒すと二人に駆け寄

った。
「亡くしたことに囚われて、妄執のように縛り付けて……それでもまだ亡くすことに怯えて……亡くすことは悲しいことだけど……そこに囚

われちゃダメなんだ……」
「で、でもっ! 守れなったの! でも、姫は目の前にいて……偽モノかもしれ……ううん」
 暁音はマルコの肩に手を置くと、真剣な眼差しを向けながら優しくもあり、厳しい言葉で受け入れる様に言うも彼女は首を横に振る。
「其方は守れなかったのではない」
 混乱しているマルコを見てカンナは、ぎゅっと抱きしめると彼女と自分自身の過去にあった事を話し始めた。
「確かに其方は奴等に殺されてしもうた
じゃが妾は其方が守ろうと最後迄足掻いてくれたお蔭で殺される直前
神隠しに遭い生き延びれた」
 家族が殺された凄惨な光景が脳裏に甦るが、それ以前の過去は思い出せないけれどカンナにとって忘れ難い過去だ。
 マルコは顔を上げると、言葉にならない声を出しながらカンナを確かめる為に両手であの時よりも大きくなった頬を包む。
「判るか? 其方は守り抜いたのじゃ」
「え、ええ! 姫、ここまでご成育なされて」
 カンナは頬笑みを崩さず頬を包む少し小さく感じる手に自身の手を重ねながら言うと、マルコは口もとを上げて笑みを浮かべながら力強く頷きながら見る事さえ叶わないと思っていた大きくなった姫の姿を見れて、感涙しながら答える。
「プティブラン、白き月の一族の生き残りとして、そして其方に育てられた。子として其方を母を救おう!」
 声高らかにカンナが言うと、変装を解いて白き髪とルビーの様に赤い瞳に変わって歌声を響かせた。
「由、私たちも参りましょう」
「はい、お母様」
 手と手は取れないけれども、血の繋がりは無いけれども、龍と由はしっかりと紡がれた絆で繋がった“家族”であるが故にカンナとマルコを支えるべく手を差し伸ばす。
「咲けよ徒花、一つ二つと首垂らせ」
 龍が凛とした声で言うと、地面から怨霊の腕が伸ばされてマルコを拘束する。
「子を思う気持ちは分かります。けれど子供が成長していくように、親という存在もまた成長していかなければならないもの」
 龍自身がその手を握り返しても、過去の存在であるマルコをどうにか出来るワケではないが――母として子を想う気持ちを伝える。
「母子の絆は経っても断ち切れるものではありません。目に見えない何かで繋がっていると思うんです」
 100もの火炎剣を盾として多重展開して翼を広げながら迫りくる狼たちを防ぎながら由は、子だからこそ母を想う気持ちをマルコに伝える。
「だから……」
 暁音は“エトワール&ノワール”をホルスターから引き抜き、銃口をマルコの方へ向けた。
「揺り籠から飛び出した過去は、いつかきっと再び子供とまた巡り合えると信じています。だから、どうか恐れずに――」
「そして親が心配しているよりも、子供はずっとずっと強いんです。ですから、どうか心配しないで」
 龍と由は、ただ乳母であろうとも“母”であるマルコに転生して歩んで行ける様に未来を――決して過去に捕らわれない様に道を指す。
「猛き者、強靭なる者、友の為、強大なる神々の軍勢にも立ち向かいし炎の公爵。最も妾が信ずる友よ! 妾の呼び掛けに応えいざ参られよ!」
 カンナが手にしている錫杖から、魔神アモンが呼び出されると悪魔は何も言わずに炎と雷鳴の術をマルコに向けて放った。
「来世……いや、此処では転生だったね。転生したら、もう道を間違えて捕らわれないでね……マルコの子であるカンナは、転生しても道を正してくれるだろうけどね」
 躊躇いも無く、マルコが再び捕らわれぬように願いながらエトワール&ノワールの引き金を引き、銃弾は彼女を貫くとふわりと桜の花びらに変わって夜空へ舞い上がった。
「会える……じゃろうか?」
「会えるよ。望めば」
 じっとマルコだった桜の花びらが消えた夜空を見上げながらカンナが呟くと、暁音はエトワール&ノワールをホルスターに仕舞いながら笑顔で答えた。
「そうです。カンナ様とマルコ様の親子の“絆”を信じていれば必ず」
 由が龍と今は亡き彼女の旦那に保護されて名前を与えられた以来、家族同然に暮らしてたのに父親と兄弟になるハズだった子を失って来た過去があるから今の自分がいる。
「ええ、全てを忘れずに強く願っていれば必ず、紡がれた“絆”の先にマルコさんは居ます」
 女性としても、母親としても、失った事がある龍は、母親の目線で子を想う気持ちを理解している自身だからこそカンナに可能性を示す。
「そうじゃな、妾しか家族がいないのじゃから……笑顔で出迎えてやらないとのう」
 笑みを浮かべながらカンナは、何時か転生したマルコに出会える事を願いながら彼女が歌っていた子守唄を“逢魔が辻”だった場所で歌う。

 眩しい程の優しさに悪魔が口付けを飛ばして服従し、唄は消えて逝った小さな影朧を鎮める為に――

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年10月24日
宿敵 『暴走せし母性マルコ・シアス』 を撃破!


挿絵イラスト