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君はベストフレンド

#ダークセイヴァー



 少女は笑う。
 人々に囲まれながら、幸せそうに。
 人々は少女の友人だという。
 少年から、青年から、主婦から、老婆まで。
 その全ての人が友人だという。
 そう、少女は皆の一番の友人なのだ。
 君の友人でさえ、ある。

 そう、君のベストフレンド。


「なんだか面倒そうな敵がいたもんだ」
 猟兵たちの前で面倒そうに溜息をつくのは、3m近くの巨躯を誇るグリモア猟兵、ゴリ・ゴリ(ミュータント・ゴリラーズ・f18193)だ。
 ゴリによれば事件が起こるのは、ダークセイヴァー。
 オブリビオンに支配されるとある村に猟兵たちは向かう必要があるらしい。

「どういう理屈かは正直分からんが、その少女の見た目をしたオブリビオンは、彼女を相手の大切な友人だと認識させる力を持っているらしい」
 その村で支配されている村人たちは、一見幸せに見えるという。
 しかしそれは、村人たちが少女を自身の大切な友人として認識しているが故だ。
 実態は村人たちがオブリビオンに管理されており、そして他のオブリビオンの餌として定期的に出荷されているようだ。

「普段はその村人たちに大事に大事に守られてやがるからな、手出しがし辛いんだが……ラッキーなことに予知の日は村総出で祭りの準備の為に村人が出払っているみたいだぜ」
 普段は少女が住まう領主の館の中にも多くの村人が滞在し、彼女を守っているという。
 故に村人を傷つけるわけにはいかない猟兵にとって手が出し辛いのだ。
 しかし予知によれば村は大きな祭りの準備でこれから忙しくなり、その期間の間だけであれば館から人気が消えるそうだ。

「村人がいないとはいえ、その館の周りには面倒な番犬がいやがる。そいつらは倒さなきゃいかねぇな」
 村人が館からいなくなっている間でも、その周囲は獣型オブリビオンにより守られているという。
 猟兵たちはまずはその番犬を倒す必要があるだろう。
 もちろん村人と違い、配慮は必要無い。

「番犬を倒したのなら、館の主人である少女の外見をしたオブリビオンの番だな」
 番犬を倒した後現れるのは、館の主人であるオブリビオン。
 先に述べた通り、彼女を見た者は彼女のことを己が大切な友人として認識してしまうという。
 その効果は、友人を大切にする人間ほど強いものとなるだろう。
 彼女を倒す為には、その幻覚に打ち勝つ必要があるのだ。

「まぁ、良いか悪いか祭りの直前っていうタイミングだ。事件を無事解決出来たなら、村の祭りを楽しむのも良いんじゃないか?」
 事件を無事解決出来たのであれば、村人たちは正気に戻り、オブリビオンに操られていたことを理解するだろう。
 彼らは好意的に君たちを受け入れるはずだ、その好意に甘え、祭りを楽しむくらいは役得として受け入れても良いのではないだろうか。

「とはいえ、まずは無事事件の解決を目指してくれ。気を付けてな!」
 猟兵たちは巨大なゴリラに送り出される。
 その手に渡されたリンゴを握りしめながら。


きみはる

 お世話になります、きみはるです。
 戦闘依頼が続いていたので、心情系依頼を出したいと思い、こんな感じになりました。
 ボスは直接戦闘力が高いタイプでは御座いません。
 友人であるという認識を持ったまま、でも道を正す為に悩みながら戦うのか。
 他の友人を思い出しながら、彼女が親友であるという幻覚に打ち勝つのか。
 皆さんの葛藤の心情が詰まったプレイングをお待ちしております。
 サイコパス系キャラさんは悦びながら普通に殴るでも構いません(笑)

●プレイングについて
 一章は8月27日(水)8時30分~募集開始致します。
 それ以降は別途MSページにてお伝えさせて頂きますので、適時ご確認下さい。

 それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
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第1章 集団戦 『暗闇の獣』

POW   :    魔獣の一撃
単純で重い【血塗られた爪】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    暗闇の咆哮
【血に餓えた叫び】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ   :    見えざる狩猟者
自身と自身の装備、【自身と接触している】対象1体が透明になる。ただし解除するまで毎秒疲労する。物音や体温は消せない。
👑11
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紗我楽・万鬼
碌に行った事の無い世界に友人が居ると聞いて!
林檎で腹拵えしながらいきましょうね!

嗚呼ーお宅の番犬吠えてますよ
友人が訪ねて来たってぇのに不躾ですね
嗚っ此れ歓迎ですかね!受けて立ちますよ!

喧しく叫ぶし透明になってじゃれ付くとかアクティヴな犬ですねぇ
あっしの御犬様と遊んで下さいよ、犬同士友達になれますよ
まぁ犬っぽい怪異ですけどね!

のらりくらりと牙避けながら
犬共だけを焼き尽くす炎で豪快に焼きましょうね
あっしは熱くないですし遠慮は要りませんね!
熱くて上手く叫べません?
透明も火中で動けば炎の揺れでバレますよ
散々炙ったらそろそろ遊びは終いとしやしょうか
照らした影に千破夜潜ませ捕えましょ
後は禍槍で急所一突き!




「嗚呼ーお宅の番犬吠えてますよ……友人が訪ねて来たってぇのに不躾ですね」
 紗我楽・万鬼(楽園乃鬼・f18596)は嗤う。
 万鬼が立つのは、領主――認識を操る能力を持つという少女の姿をしたオブリビオンの住まう館……その庭先の木の上だ。
 彼の眼下には番犬として飼われている数体の獣型オブリビオンの姿があった。
 オブリビオンたちは大して隠れる気もない万鬼の姿を認識すると狂ったように涎をまき散らしながら吼え続ける。
 それはまさしく、侵入者に対する正しい反応だ。

「嗚っ此れ歓迎ですかね!受けて立ちますよ!」
 館の主人であるオブリビオンが本当に彼の友人であり自身が客であるならば、大したお出迎えと言えよう。
 だが、そう言い放った本人はへらへらと笑い、気を悪くした様子も無かった。
 それも当然と言えよう、彼にはこの館に住まう友人など欠片も心当たりが無いのだから。
 神経を逆なでするかのような笑みを浮かべながら食べ残した林檎の芯を投げつけると、万鬼は一息に地面へと飛び降りた。

「此れより語るは、鬼と共存する地獄を宿した番犬の御噺」
 万鬼が招き語れば、彼の眼前へと炎が舞う。
 彼が召喚せし異形の名は千破夜。
 その獄炎を纏いし巨大な黒犬は眼前の獣を視界に収めると、威嚇するかのように唸り声をあげた。
「さぁて、あっしの御犬様と遊んで下さいよ!」
 今、鬼と犬の円舞曲が奏でられる。
 番犬の爪をゆったりと踊るように、のらりくらりと身を躱す万鬼。
 千破夜が炎を吐き出せば、獣たちもまた狂ったように踊り出す。
 姿を消した獣が炎を揺らせば、その幻想的な光景は煌々と辺りを照らす。

 鬼は嗤う。
 炎の中で、踊りながら。
 喉を焼かれ、叫ぶことも出来ずにのたうつ獣へ、止めを刺しながら。

 鬼は嗤う。

成功 🔵​🔵​🔴​

白鳥・深菜
「友、ねえ……正直馴染みが薄い感覚なのよね。
まあいいわ。オブリビオンは狩るだけよ」


そも、全く関係ない方向を見ながらの戦いは困難なはず。
そして自分自身が透明なら、その視線は相手を向ける他ない。
よって相手の注目は自身に自然と向けられる。

故に起動するは【東雲の斧の魔神】!
透明になっている相手に攻撃させ、『オーラ防御』で受ける。
それで相手の位置が予測できるので、
そこに『範囲攻撃』で広く『カウンター』を入れる。
被弾前提なのは生命力吸収能力を以て補う。


「私は猟兵。オブリビオンを狩る者。生命の埒外。
世界から選ばれたた、数多の生命とは、異なる存在。
故に友に求めるものは――私と同質の――」




「友、ねえ……正直馴染みが薄い感覚なのよね。まあいいわ、オブリビオンは狩るだけよ」
 白鳥・深菜(知る人ぞ知るエレファン芸人・f04881)は後に会敵するであろう館の主を思い浮かべながら、ゆっくりと歩を進める。
 友、という単語には正直馴染みが薄い。
 そんな自分でも、彼女の術には嵌まるのだろうかと。

 ふと気づけば、視線の先で周囲の草むらがごそごそと揺れる。
 彼女は何も視認することが出来ない……だが確かな気配と敵意に満ちた視線を、深菜の肌ピリピリと感じていた。
 不可視の獣が、こちらを伺うように取り囲んでいるのだ。
 で、あるならば……

「大地を拓け得物、獲物は俎上にあり」
 彼女が放つは『東雲の斧の魔神』――彼女が纏うは橙色の魔装。
 彼女の異能を理解出来ずとも、獣は彼女が戦闘へと備えたことをその少ない脳により理解した。
 故に隠密は不要となり、不可視の獣は牙を剥く。
 深菜は迫り来る不可視の獣の存在を、風の瞬きにより肌で感じる。
 しかしその牙は、決して彼女の柔肌を斬り裂くことは無かった。
 彼女が纏う不可視の盾により、遮られたが故に。

「位置が丸わかりよ」
 周囲をぐるりと囲う不可視の盾が受けた衝撃により、深菜は獣の位置を特定していた。
 彼女が腕を薙ぐように纏う刃を大きく振るえば、何も映さぬ彼女の周囲に次々と紅の花が咲く。
 舞う血の花弁が宙を漂うと、一枚一枚の花弁はゆっくりと崩れていった。
 滴り落ちる赤き雫は深菜へと吸い寄せられ、彼女が纏いし鎧を紅に染めていく。

「私は猟兵。オブリビオンを狩る者。生命の埒外。世界から選ばれたた、数多の生命とは、異なる存在。故に友に求めるものは――私と同質の――」

 深菜はゆっくりと歩を進める。
 これから戦うであろう敵を警戒しながら。
 その会敵を、少しだけ楽しみにしながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

紬雁・紅葉
まあまあ?友…
ではお会いしてお話を

羅刹紋を顕わに戦笑み
先制でUCに破魔雷属性を宿して範囲展開
強化効果を味方にも付与

九曜(剣)と巴を主に使用

戦場をゆるゆると忍び足で進み
敵の攻撃を見切り
躱せるなら残像などで躱し
そうでなければ破魔衝撃波オーラ防御武器受け等で受ける
いずれも咄嗟のカウンター破魔雷属性衝撃波UCを以て範囲ごと薙ぎ払う

窮地の仲間は積極的にかばい援護射撃

姿を消すならば周囲ごと打てば良いだけ
それに自ら摺り寄って来てくれる…
こんなに楽な猟で良いのでしょうか?

さぁさぁ
お前たちの主に用があるのです
案内するか
連れてきておくれ?
(戯れ)

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※




「まあまあ?友……ではお会いしてお話を」
 紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)は羅刹紋を顕わに笑みを浮かべる。
 未だ見ぬ友との邂逅を楽しみにしながら。
 その口元は緩められているものの、その目元は決して笑ってはいなかった。
 彼女は面白くて笑っているのでは無い。
 唯々、戦への期待に心を躍らせているのだ。
「八雲立つ、出雲……!」
 紅葉が放つは、叢雲が象りし九本の剣。
 しかしその刃は、周囲を伺う獣へ向けられたものでは無かった。
 放たれた刃が地面に刺されば、不思議と地面は光り、巨大な九曜紋を描き出す。

 紅葉は歩む、ゆらゆらと。
 一見その歩行は隙だらけのようだが……一切音を立てていないという事実が、彼女の実力を物語っていた。
 陣地を張るように描かれた九曜紋へと飛び込んだ不可視の獣が草花を揺らす。
 描き出された九曜紋により強化された彼女の五感は、そのわずかな花弁の揺らぎを、草の擦れる音を感じ取っていた。
 唸り声と共に剥かれる不可視の牙。
 しかし紅葉は身を躱すと、すれ違う勢いのまま撫で斬りに処した。

「自ら摺り寄って来てくれるなんて……こんなに楽な猟で良いのでしょうか?」
 仲間の一体が討ち取られた獣たちは、猛り雄叫びをあげる。
 紅葉の言葉の通り、獣たちは引く様子は無いようだ。
 何故なら彼らは番犬……故に彼らに撤退の二文字は無く、警戒すべき相手である紅葉に対しても行なえるのは、周囲を囲っての同時攻撃だけ。
 しかし、その程度の攻撃は彼女には無意味。
 無銘の業物――手に握る薙刀『巴』をくるりと振れば、九曜紋が血に染まる。

「さぁさぁ、お前たちの主に用があるのです……案内するか、連れてきておくれ?」
 鬼の少女は嗤う。
 次なる会敵に、心躍らせながら。

成功 🔵​🔵​🔴​

忌場・了
友人ね
ずうっと過去にしか存在しねえと思っていたが
そうでも無いのだろうな
いつかの日々への焦がれる様な憧憬を胸に仕舞うと煙草をふかし
思い浮かべるのは近頃つるんでいる友人の顔
大丈夫、何が来ようときっと迷いやしねえさ

攻撃が届き難い見晴らしが良い場所に陣取って番犬共を狼煙で狙撃
確実に仕留める為狙いは急所
向かって来たら出来るだけ他から離れた個体を撃ち抜き
一纏めになる様におびき寄せていく
これなら透明になっても多少攻撃し易いだろ

近場に来たらアサルトライフルの壱式で纏めて撃ち抜き応戦
攻撃は銃身で受け負傷は最小限に

どうにも喧しい犬共だ
口を開くなら片っ端から其処へ鉛玉をくれてやるさ
これでちったあ静かになるか?




「友人ね、ずうっと過去にしか存在しねえと思っていたが……そうでも無いのだろうな」
 忌場・了(燻る・f18482)は過去へと想いを馳せる……いつかの日々への焦がれる様な憧憬を胸に仕舞いながら。
 了がゆっくりと紫煙を吐き出しながら想い浮かべるのは、最近になってつるんでいる友人たち。
 彼らの顔を思い出せば、不思議と了の中の不安が消えていった。
 大丈夫、何が来ようと……決して迷いはしないと。

「どうにも喧しい犬共だ……」
 彼が狙撃用ライフル『弐式』のスコープから覗き込んだ先では、仲間が狙撃されたことにより、吼え散らかす獣たちの姿が映っていた。
 一体、また一体と『狼烟』により脳天を撃ち抜かれていく獣たち。
 その射撃音と庭に広がる紫煙の香りから居場所を察知されても、彼は焦らなかった。
 了は淡々と仕事をこなす。
 広がる集団を纏めるように、広がろうとする獣から順にその命の脈動を止める。
 その庭では、乾いた音が鳴る度に、死体が積み上がっていた。

「口を開くなら片っ端から其処へ鉛玉をくれてやるさ」
 ついに了を視認した獣たちが、涎をまき散らしながら駆け続ける。
 目視でも確認できる距離へと近づいた獣たちへと、新たに彼が向けたのはアサルトライフルである『壱式』
 彼の狙撃により一纏めにされた獣の群れを、フルオートで薙ぎ払った。
 瞬くマズルフラッシュ。
 連続して響き続ける銃声。
 了が立て続けに吐き出した薬莢が山を作るころには、そこには動く者は存在しなかった。

「これでちったあ静かになるか?」
 了は懐をまさぐると、愛用している銘柄の煙草を取り出す。

 静寂が生まれたその庭では、ゆっくりと……微かな呼吸音だけが響いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

レイナ・オトゥール
想いが一方通行だったりするのは
友達っていうのとは違うと思うんですよね
(頂いたリンゴをドラゴンランスのドラゴンさん達と分けつつ)


さて、まずは番犬さんですね

攻撃は見てる限りですと基本は近接攻撃のようですし
【精霊竜召喚】で風の精霊竜さんに来てもらって
同じ属性の風竜「ディーナ」の弓に纏わせパワーアップ!
衝撃波と風の刃を伴う矢ををお見舞いしますよー!

番犬さん達の一撃はクリスティアで「盾受け」します!
正面から受け止めるよりは
「怪力」を以って敵の腕を横にぶっ叩いて軌道を反らす感じです!

また番犬さん透明になれるようですし
「情報収集」で戦場の地面の情報や物音等に留意
あとは自身の「第六感」を信じます!

アドリブ歓迎




「想いが一方通行だったりするのは、友達っていうのとは違うと思うんですよね」
 友人であるドラゴンたちにリンゴを分け与えながらそう零すのは、レイナ・オトゥール(竜と共に・f11986)だ。
 敵の能力に嫌悪感を抱きながら、レイナは館の敷地内へと足を踏み込んだ。

「自然を司りし偉大なる竜の王に願い乞う。我が魔力と想いを糧に御身の力の欠片を貸し与え賜え――現出せよ精霊竜」
 レイナが願えば、彼女の魔力を糧に風の精霊竜が姿を現す。
 彼女は精霊竜の力を、弓へと姿を変えたドラゴンのディーナへと纏わせた。
 精霊竜の魔力を矢へと変え、彼女は弓へとゆっくりと番える。
「さて、まずは番犬さんですね」
 レイナはこちらの存在に気付き向かっている獣たちへと狙いをつけた。
 その表情に、焦りの色は一切浮かんでいない。
 彼女の指先から離れた矢は風の刃を纏い、空気を切り裂く。
 逆風に煽られること無くぐんぐんとその飛距離を伸ばした一射が、未だ距離がある獣へと突き刺ささる。
 その瞬間、空気が破裂するかのような轟音が響いた。
 彼女が放ったのは矢――だが、風の魔力を圧縮して作られた矢なのだ。
 獣へと突き刺さったその矢は風へと姿を戻し、その勢いは衝撃波さえ生み出す。
 結果として、彼女が放ったたった一射が、数体の獣を巻き込み肉塊へと変えた。

 仲間の命を奪われた獣が、怒り狂い牙を剥く。
 レイナへの眼前へと辿り着いた一体が、その膂力で以て凶悪な爪を振るう。
「接近戦だって得意なんですよ!」
 獣と接敵したレイナの手には既に弓の姿は無く、その手には煌く水晶で出来た盾が握られていた。
 先ほどの弓と同じく、ドラゴンのクリスティアが姿を変えたものだ。
 可愛らしい少女であるレイナ、しかし彼女もまた歴戦の猟兵。
 怪力で以て獣の一撃を横から殴りつけると、そのままするりと懐へと滑り込み、全力でその盾を顔面へと叩きつけた。
 透明感溢れる盾が赤黒く染まり、獣の巨体が地面を揺らす。

「ドラゴンさんたち、力を貸してください!」
 彼女の周りは未だ獣が取り囲んでいた。
 しかし彼女は、己が勝利を疑ってはいなかった。
 何故なら、友であるドラゴンたちが自分にはついているのだから。

成功 🔵​🔵​🔴​

加賀宮・識
今までとはタイプが違う敵、だが、やっている事は同じ…いや最悪すぎる。

先の大戦で負った傷が自分が思ったより、影響しているらしい
速攻でいく

POW

【血統覚醒】で全体の戦闘力を上げ、すかさず暗月鎖で【鎧無視】【鎧砕き】
攻撃と同時に【生命力吸収】で足りない部分は補う

敵の攻撃には【野性の勘】【第六感】で注意する
地形が破壊されたなら素早く飛び上がり足場確認しながら距離をとり、再び反撃にでる

友…か、今の私には縁遠い気がするな。




「今までとはタイプが違う敵、だが、やっている事は同じ……いや最悪すぎる」
 加賀宮・識(焔術師・f10999)はこの世界で、これまで幾度となくオブリビオンと戦ってきた。
 その誰もが恐怖と力で以て、人々を支配していたのだ。
 今回のオブリビオンは、彼らとは一味違う存在……だが、結局は人々を搾取しており、その命を弄んでいるのだ。
 故に彼女が戦うことに代わりは無い、この世界からオブリビオンが一掃されるまでは。

「速攻でいく」
 識の両目が、怪しく紅に染まる。
 彼女の表情には、僅かな苦悶の色が浮かんでいた。
 彼女もまた、先の別世界における大戦で戦っていた。
 その傷は未だ癒えておらず、体調は万全とは言えない。
 しかし彼女にとって、それは戦いから目を逸らす理由には成り得ないのだ。

 識の姿に気付いた獣たちが、狂ったように吼え猛る。
 しかし彼女は、その姿に気圧されることは……無い。
 識が振るうは、漆黒の鉄塊剣『暗月鎖』
 その鉄の塊が振るわれれば、獣は容易く肉塊へと姿を変えた。
 舞い散る血しぶきが、治り切っていなかった傷を癒していく。
 戦えば戦うほど、己が身体の動きが良くなっていくのが分かる。

 識を囲う獣たちは、その狩猟本能により連携をとる。
 彼女の死角を攻めるように、背後に立つ一体が爪を振るった。
「甘いな」
 しかし彼女のヴァンパイアとして覚醒した五感が、その空気の震えを容易に捉える。
 獣の重い一撃が地面を破壊したその時には、彼女は獣たちの背後に立っていた。
 再び振るわれる鉄塊が、一体、また一体と獣の息の根を止める。

 剣戟の音が止んだ時、そこには頬へと飛んだ返り血を拭う識だけが立っていた。
「友……か、今の私には縁遠い気がするな」
 休む間も無く、識は館の中へと足を踏み入れる。
 次なる敵に想いを馳せながら。 

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『シラナイトモダチ』

POW   :    花冠
自身の装備武器を無数の【貴方を求める花(イオノプシス)】の花びらに変え、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    ゲイザーアイ
【貴方の知らない面影(視線)】を向けた対象に、【不可視の絞めつけ】でダメージを与える。命中率が高い。
WIZ   :    メモリージャック
全身を【貴方の大切に思う面影(幻影)】で覆い、自身が敵から受けた【感情】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
👑11
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「あら、私の可愛いワンちゃんを虐めるなんて、悪い子たち……」
 猟兵たちの前に現れたのは、可愛らしい外見の少女だ。
 しかし、猟兵達は感じていた……その少女から禍々しい気配を。
 彼女こそが、この館の主人であるオブリビオンだ。

「でも、直ぐに良い子になるわ……だって、私たち……お友達でしょう?」
 彼女が微笑みを浮かべながら言葉を綴れば、猟兵たちの意識は朦朧とする。
 言葉を聞くたび、猟兵の中の何かが変わる。
 そう、彼女は己が大切な友人なのだ……名前すら知らない彼女が。
 名前すら知らないのに、友人?
「私の名前は●●、知ってるでしょう?だって、私たちお友達だもの」
 名前の部分だけがノイズがかかったように、上手く聞き取ることが出来ない。
 だが、そうした疑問は、露へと消える。
 そう、●●は自身の大切な友人なのだと。
 ただそれだけが猟兵たちの意識を支配する。

 少女は、優しい笑みを浮かべる。
 友人である猟兵たちを迎え入れるように、ゆっくりと両手を広げながら。
レイナ・オトゥール
●●は私の友達……
ウィルやドラゴンさん達より大切な……

あ、れ?

一緒に川で水遊びをしたり
イチゴ狩りで一緒にイチゴを食べたり
スイーツビッフェで美味しいものを沢山食べたり
一緒にオブリビオンさんたちと戦ったり

そんなドラゴンさん達より?

彼女が大事な友達になったのはいつだったでしょう?
積み上げてきた想い出が思い出せません…!
本当に私と貴女が友達なら
一緒に過ごした時間があるはずなのに!

それに……仮に本当の友達でも
悪い事をしてるなら全力で止めます
それがドラゴンさん達であっても!

力を、貸してくださいドラゴンさん達

【竜装召喚】!!

飛翔能力による全速力を乗せたウィルの斧槍で体当たりするように貫きます!


アドリブ歓迎




「●●は私の友達……」
 レイナ・オトゥール(竜と共に・f11986)は朦朧とした頭で思考する。
 目の前の少女は、彼女にとって大事な友達。
 そう、それこそ彼女が大好きなウィルや他のドラゴンたちよりも。
「あ、れ?」
 目の前の少女について何ら疑問を感じなかったレイナ。
 しかし、何よりも大切なドラゴンたちを思い浮かべたその時、何か引っ掛かりを感じたのだ。

 この一年の、様々な思い出がレイナの脳裏を駆け巡る。
 一緒に川で水遊びをした夏の思い出。
 イチゴ狩りで一緒にイチゴを食べたり、スイーツビッフェで美味しいものを沢山食べた思い出。
 そして何のり、一緒にオブリビオンとの死闘を乗り越えてきた思い出。
 そんな、戦友であり家族でもあるドラゴンたちよりも大切な友人など、いるのだろうか?

「本当に私と貴女が友達なら、一緒に過ごした時間があるはずなのに!」
 急激にレイナの中で疑問が大きくなっていく。
 何故友人であるはずの目の前の少女との思い出が、何一つ思い出せないのかと。
「想い繋がりし竜達よ、我が声に応え、敵穿つ力を貸し与え給え――我が身を覆え竜の気よ」
 彼女は『竜装召喚』により竜のオーラを纏う。
 ドラゴンたちと紡いできた絆が彼女に力を与えているのだ。
 大切なドラゴンたちを想えば想うほど、眼前の少女との関係性が希薄であることを確信していく。
 そして何より……
「それに……仮に本当の友達でも、悪い事をしてるなら全力で止めます! それがドラゴンさん達であっても!」
 彼女は友人であっても、いや友人だからこそ、悪事に手を染めているならば止めねばならないと信じている。

「力を、貸してくださいドラゴンさん達!」
 竜のオーラは鎧を形どり、宙へと飛翔したレイラは相棒であるウィル――斧槍を構える。
 気高さ竜の戦女神が、全速力で悪の華へと突撃した。 

大成功 🔵​🔵​🔵​

忌場・了
ノイズにかき消されたその名前を知っている気がした
彼女とは遠い昔に笑い合い共に過ごした…それで?
それでアレとはどんな言葉を交わした?
分からない、けれどとても大切で暖かな記憶

濁った意識の中、不意に響くは先の大きな戦いで誰かが奏でた「前奏曲」
あの時道を拓いてくれた「音」
戦意を取り戻すには十分で

こんな腑抜けた所、見せらんねえわな

不在の友を想い参式を抜く

纏の赤の焔で攻撃強化
降り注ぐ懐かしく思えた花弁を払う様に撃ち抜いて迎撃
そのまま接近すれば銃口は偽りの友人を捉えて

悪いが俺には他に友人がいてさ
お前とはつるめそうにねえ

未練に似た苦々しさを振り払い引き金を引く
狙いは確実に命を奪える位置

さあ茶番は終いにしよう




 忌場・了(燻る・f18482)は想う。
 何故か聞き取れない、そのノイズ塗れの少女の名を、彼は聞いたことがある気がした。
 彼女とは遠い昔に笑い合い共に過ごしたのだろうか?
 だが……それで?
 それで彼女とは、どんな言葉を交わしたのだろうか?
 分からない、だがそれは……とても大切で暖かな記憶のはずだ。
 濁った意識の中、了の意識の中で不意に響いたのは、先の大きな戦いで誰かが奏でた“前奏曲”
 戦場で勇ましく道を拓いてくれた“音”
 その友が奏でてくれた音楽の記憶は、了の戦意を取り戻すには十分なものだった。

「こんな腑抜けた所、見せらんねえわな」
 不在の友を想いながら、了は懐から黒光りしたハンドガン――参式を取り出した。
「燃えて、綻び、尽きて灰に塗れろ」
 彼が纏うは、赤き焔。
 了が放った炎の弾丸は、迫り来る――何処か懐かしさを感じる花弁を撃ち落とした。

「……何故?」
 目の前の少女は……先ほどまでの穏やかな、慈愛に満ちた笑顔を消していた。
 その表情は、一切の感情を感じさせない無機質なものだ。
 了が向ける銃口を、信じられないとばかりにねめつけている。
「悪いが俺には他に友人がいてさ、お前とはつるめそうにねぇ」
 そう答える了の表情には、まるで告白を断った青年のような、煮え切らない苦々しさが浮かんでいた。
 だが、直ぐにそんな色も彼の表情から消え去る。
 もう彼は悩まない。
 まるで命の終わりを告げる死神のように、無機質な銃口を少女の額へと向けていた。

「さあ茶番は終いにしよう」
 空気を裂くような破裂音が、辺りに響いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

白鳥・深菜
「なるほど、確かに貴方は私の友人である、と」

――細剣と短剣を抜く。

「では、貴方はやはり、優秀な狩り手なのかしら?」

――魔力を込める。そう、これはいつも猟団でやっている事。

「まあ、言葉は不要ね。剣で聞けばいいのよ」

――カメラは用意してないけど。折角だから、楽しみましょう?

「さあ、友よ。楽しい楽しい『模擬戦』よ!」

(※よく分からないけど自身の友人だし「やべーやつ」だよね?
ではそれを戦いの中で確かめよう、という理屈で「模擬戦」を仕掛けます。
「模擬戦」ですので急所こそ狙いませんが、戦意を奪う為に本気で攻撃はします。
なおコードは「風の魔力」で「防御力」を強化し、攻撃を受け流しカウンターで反撃を狙います)




「なるほど、確かに貴方は私の友人である、と」
 白鳥・深菜(知る人ぞ知るエレファン芸人・f04881)は優雅な笑みを浮かべる。
 視線の先に立つ少女を深菜が認識した時、確かに少女は彼女の友人であると腑に落ちたのだ。
「そう、私は貴方の友達よ」
 猟兵たちに牙を剥かれ負傷し、苦痛に顔を歪めていた少女は深菜の言葉にホッとしたような笑みを浮かべた。
「では、貴方はやはり、優秀な狩り手なのかしら?」
 しかしその笑みは、すぐに氷り付くことになる。
 何故なら友人と認めた深菜が何ら躊躇う事無く、そして何ら悪びれること無く、帯剣していた細剣と短剣を引き抜いた為だ。

「何をしているの?私たち、友達でしょう?」
 何故友人に向かい刃を向けるのかと、少女は説得にかかる。
 しかしその問は、深菜にとって愚問だ。
 何故なら彼女にとって友人と刃を交えることに、なんら不思議なんて無いのだから。
 名も分からぬ少女、だが確かに彼女は深菜にとって友人である。
 であるならば……
「言葉は不要ね。剣で聞けばいいのよ」
 ならば刃を交え、互いの理解を深めるのみ。
 そこに会話など、無粋なものは要らない。
 これまでだって、そうやって他の猟兵と絆を深めて来たのだ。

「さあ、友よ。楽しい楽しい模擬戦よ!」
 深菜は嬉々として刃を振るう。
 その刃の鋭さから、もはや説得は不可能と判断した少女もまた、攻撃を放つ。
 放たれた無数の花びらが深菜を取り囲むように宙を舞い、刃と化して切り刻まんと飛来する。
 しかしその刃は、深菜を取り巻くように渦を巻く、風の魔力を貫くことは出来なかった。

「ふふっ!」
 少女は笑う、楽しそうに。
 友との戯れを楽しみながら、刃を振るいながら。

大成功 🔵​🔵​🔵​

紗我楽・万鬼
多頭飼でも躾きちんとして下さいよ
嗚呼どうも御友人始めまして!
本当初めて見る大事な友ですね!

でもねぇお前さん
友人でもオブリビオンなんでしょ?
成らば此処で逢ったが万年目
丁重に躯の海へお還ししましょう!
なぁに任せて下さいよ
友人ですからね!

躯の海へ送るなら乗り物必要ですよね
でしたら今な噺は如何ですかい?
見覚え無い御友人を御迎えに
八本足の立派な軍馬が率いる巨大な鋼鉄の馬車が駆けつける
花弁も幻影も跳ね除けて、黄泉が招いた冒涜の超特急
但し勢い良すぎて止まれませんけどね!

まぁもし締め付けられてもあっし口動けばいいんで
動けずとも騙り続けますね

嗚呼大変撥ねられました?
何方にせよ逝き先変わりませんし問題ないですね!




「嗚呼どうも御友人始めまして!」
 紅き瞳の羅刹の男――紗我楽・万鬼(楽園乃鬼・f18596)は、館の扉を乱暴に開け放ちながら現れた。
 突然の乱入者に対し、警戒を強める少女。
 何故ならその男は、今までの彼女の友人たちとは違った雰囲気を纏っていた為だ。
「本当初めて見る大事な友ですね!」
 男の声は楽しそうに、本当に楽しそうに笑い響く。
 捲くし立てる男の爛々と紅く輝く瞳を覗き込んだその時、少女は違和感の正体を理解した。
 この男は、狂っているのだと。

 口角は通常以上に吊り上がり、その声色は楽しそうだ。
 だがその目は、欠片も笑ってはいなかった。
 彼は他の猟兵たちと変わらず、少女の術中へと嵌まっている。
 しかし彼の価値観において、友人とは一般人の指す“それ”とは同じ意味を示さないのだ。
「でもねぇお前さん、友人でもオブリビオンなんでしょ? 成らば此処で逢ったが万年目、丁重に躯の海へお還ししましょう! なぁに任せて下さいよ、友人ですからね!」
 敵は殺す。
 オブリビオンであれば尚のこと殺す。
 友人であっても、親友であっても、恋人であっても、家族であっても。
 友人だと少女を認める万鬼の目には、情愛や慈愛といった温かみのある色は映っていなかった。

「躯の海へ送るなら乗り物必要ですよね、でしたら今な噺は如何ですかい?」
 万鬼の言葉と共に駆け抜けるは異形の怪物。
 その怪物は物々しい鋼鉄の箱を引いていた。
 全ては目の前の友の為に……彼女へ、素敵な黄泉の旅路をプレゼントする為に。
 その異形は足を止めること無く、少女の元へと飛び込んだ。

「嗚呼大変撥ねられました? 何方にせよ逝き先変わりませんし問題ないですね!」
 鬼は嗤う、けらけらと。
 そこに慈しみの色は無く、唯々嘲りの色だけが浮かんでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

加賀宮・識
思考に霞みがかかる

大切な…友、昔からの…?

昔、から…だと?

瞬間、暗月鎖に腕を滑らせ
焔を立ち上らせる

ふざけるな
腸が煮えくり返りそうだ

私の友だと?
友なら今、目の前に、いるわけがない

感情と共に火柱が上がり
ブレイズフレイムを発動
相手を逃さない

相手の攻撃には
ブレイズフレイムを盾代わりに花弁を焼き払う
焔を逃れた花弁には【野性の勘】を働かせ暗月鎖で【なぎ払う】

お前の言の葉は私には届かない

(アドリブ、共闘大歓迎です)




「私たち、お友達よね?」
 そう語り掛ける少女は、加賀宮・識(焔術師・f10999)へと語り掛ける。
 少女の全身は血に塗れ、当初浮かべていた余裕の表情は、見る影も無いほどの必死の形相へと変わっていた。
「私の、友……」
 対し、識の表情はぼおっとしたものであった。
 術のかかっている様子に、一息ついた少女はゆっくりと識の顔を覗き込む。
「そうよ、お友達……ずっと昔からの、大切なね」
 そう笑いかける少女の笑みは、邪悪なものであった。
 しかし識は気づけない。
 その思考は靄がかかったようにはっきりせず、目の焦点もしっかりと合ってはいない様子だ。
「大切な……友、昔からの……?」
 識はその重くなった頭で必死に考える。
 何か大きな違和感を見逃している気がするのだ。
 それも……彼女にとって、とても大切な違和感を。

「昔、から……だと?」
 突如、識の思考が怒りに染まる。
 反射的に暗月鎖を握りしめ、その全身から禍々しい炎を吹き出ている。
「ふざけるな」
 腸が煮えくり返る思いだとばかりに、憎しみの視線を少女へと向ける識。
 彼女にとって……昔からの友とは、壊滅した己が里の仲間を指す言葉。
「私の友だと? 友なら今、目の前に、いるわけがない」
 一語一語かみしめるように吐き出し、歩を進める識。
 彼女が歩を進める度に、纏う炎は荒々しく燃え滾る。
 まるで彼女の怒りを、示すかのように。

「近づかないで!」
 必死の形相で刃と化した花弁を放つ少女。
 しかしその刃は、彼女が纏う炎に根こそぎ焼き払われた。
 声にならな悲鳴をあげ腰を抜かす少女へと、黒き鉄塊が振り上げれる。

「お前の言の葉は私には届かない」
 もう、惑わされない。
 気高き少女の鉄槌が振り下ろされた後、そこには血だまりだけが残った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『ささやかな華やぎ』

POW   :    料理をいただく

SPD   :    会場作りを手伝う

WIZ   :    様子に想いを馳せる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​


 その館は戦いの余波により燃え上がった。
 だが、それも良いだろう。
 なぜならばそこが、村人たちにとって苦痛と後悔の記憶が渦巻く象徴であるが故に。

 オブリビオンの少女が倒れ、正気を取り戻した村人たちは悲しみに暮れた。
 これまで隣人たちを笑顔で地獄へと送り出していた記憶が残っている為だ。
 だが彼らは、一日もすれば普段の生活へと戻っていく。
 ダークセイヴァーの人々は逞しい。
 何故ならば、そうでなければ生き残れない世界だからだ。

 人々は当初の予定通り祭りを開催し、礼を兼ねて猟兵たちを招待した。
 貧しい生活を過ごす村人たちには、その程度の礼が限界だったのだ。

 祭り当日、炊き出しのように大鍋で作られたスープが配られる。
 男たちは酒と共に串に刺された肉を喰らい、陽気になった人々は輪になって踊り出す。
 小さな露店もいくつか出され、広場は大きな盛り上がりを見せるのだ。
 質素だが、幸せを感じさせる祭り。

 そんな祭りの当日がやってきた。
忌場・了
リッキー(f09225)と祭の喧噪の片隅で合流

今回は無茶してねえって

痛い所を突かれればバツが悪くなるも悪い気はせず

露店か、何売ってんだろ特産品とか気になるな
どんな村か折角だからちゃんと覚えていきたい
あ、あっちから良い匂いする

回る最中ふと荷物に入ったままの林檎を思い出す
過るのはいつか覚えた花言葉
誘惑、或いは後悔
その響きは過去への未練と共に葬った見知らぬ友の面影と似て

リッキー、これ

大分呼び慣れた愛称と共に紅玉を投げる
乗せた言葉は覚えていた最後の一つ「選択」
迷いを振り払い共に在る幸いを選べた事への細やかな礼

あのさ
上手くは言葉が纏まらんのだけど
今、結構楽しいや

だからこれからも宜しく頼むわ―――相棒


デリック・アディントン
了(f18482と)

喧噪の中に最近見慣れた背を見つけた

お疲れさま、了
また特攻して怪我してないかい?
軽口を叩いて労われるのも友が故

露店を見てみたいんだ、いいかな
ああ、折角縁が出来た場所のことを覚えておきたいのはよく分かる
…はは、一仕事のあとは食い気が勝つね
行ってみよう、私もお腹が空いてきたよ

少し先に歩を進めると聞こえた友の呼びかけに振り返って
投げて寄越されたソレを条件反射で受け取る

…林檎?

続く友の言葉に嬉しくなって
最後発せられた単語に胸が一杯になる
馬鹿な事も真剣な事も思い切り楽しめるのは彼だからだろうから

私もとても楽しいよ
こちらこそ宜しく頼むね、相棒




 夜の帳も降りる頃、辺りは星空が煌々と輝きながらも、村の中では焚き火が辺りを照らし続け、普段の静寂が訪れることなく喧騒が響いている。
 そんな人々が行きかう祭りの中、デリック・アディントン(静寂の調律師・f09225)は相棒である忌場・了(燻る・f18482)の背中を見つけた。

「お疲れさま、了……また特攻して怪我してないかい?」
 デリックが思い浮かべるのは、先の戦争による了の負傷。
 軽口のように投げかける労いの言葉は、茶化し半分、心配半分だ。
「今回は無茶してねえって」
 対し、背後からの声に振り向いた了の表情はバツの悪そうな者。
 今回は大きな負傷はしていないものの前回の無茶は記憶に新しく、そうした心配の声を切って捨てることは出来なかった。
 茶化した言い方に対しても了の表情には気を悪くした様子は無いのは、その軽口が親密さ故と理解してるが為だ。

「露店を見てみたいんだ、いいかな」
 合流した二人はデリックの言葉を切っ掛けに、祭りの喧騒の中を練り歩く。
 既に村人たちの祭りは佳境を迎えており、人々は顔を赤らめながら大声で語り合う。
 それは辛い想い出を洗い流すよう。
 人々がまた明日から前を向いて歩く為に、必要な時間だ。
 そんな人々の様子を、二人は眺めながら歩く……それはまるで、しっかりと記憶に刻む為かのように、ゆっくりとした歩みだった。
 今回の事件を忘れぬように、そして強く生きる人々を忘れぬように。

「あ、あっちから良い匂いする」
 ふと、了の口から気の抜けた声がする。
 二人の視線の先には炊き出しと共に、食べ歩きに適した料理やアルコールもまた振舞われていた。
 その少年のような素朴な独り言に、思わずデリックは笑顔を零す。
「はは、一仕事のあとは食い気が勝つね……行ってみよう、私もお腹が空いてきたよ」
 その笑い声に相棒は怒っているだろうか、恥ずかしがっているだろうか。
 あえて表情を確認せずに先に歩くデリック。
 村人たちと同じように肉を喰らい、酒を飲みながら無作法に歩く。
 周囲の喧騒だけが二人の耳に残り、二人は言葉を交わさずに時を過ごす。
 そんなゆっくりとした時間が心地よく、何を言うわけでも無くとも、二人は小さな笑顔を浮かべた。

「リッキー、これ」
 ふと了は己が荷物に残されていた、熟れた果実の存在を思い出した。
 何気なしに、先を歩く相棒へと投げる了。
 気付けば呼ばれ慣れていた愛称に反応したデリックは反射的に受け止めると、不思議そうな顔をしながら果実を眺めた。
「……林檎?」
 そんなデリックの表情を眺めていると、了の中に様々な感情が渦巻く。
 過去を想い、今を想ふ。
 その思考に掻き立てられるように溢れだす身を焦がすようなこの想いは、一言どころか――どんな言葉でも、十全には言い表すことは出来ないだろう。
 それでも……どうしても了には、言葉にしておきたい想いがあった。
「あのさ、上手くは言葉が纏まらんのだけど……」

 ただ一つ胸を張って言えるのは、今が幸せだということ。

「今、結構楽しいや……だからこれからも宜しく頼むわ、相棒」
「私もとても楽しいよ……こちらこそ宜しく頼むね、相棒」

 夜の帳が下りる頃、祭りはまだまだ終わりを見せない。
 そんな祭りを楽しむ二人の関係も、まだまだ終わりを見せないだろう。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

白鳥・深菜
「……ん、何とかうまくやれたのかしらね。
 さて、折角だから祭りを楽しみましょうか……」


私は猟兵。
世界に選ばれた、生命の埒外。
生命によって創られる、世界の外にある者。
故に、私のあるべき姿とは。
その世界に無暗には肩入れしすぎず。
しかし、世界に害するモノ(オブリビオン)を狩――

「……え?ああ。ごめんなさい。
 今ね、ちょっと考え事をしていただけなのよ。
 どうすれば、この世界がよくなるかって――」

まあ、今は祭りの時。考え過ぎもよくないわね。

それじゃあ、私は吟遊詩人ではないのだけれど。
何か体験談でもしましょうか。
数多の世界を飛び回る、猟兵達の冒険譚を――




「……ん、何とかうまくやれたのかしらね。さて、折角だから祭りを楽しみましょうか……」
 白鳥・深菜(知る人ぞ知るエレファン芸人・f04881)は、村人たちの喧騒を眺める。
 事件後は村人たちも悲しみに暮れており、事件を解決したとは言い難い雰囲気であった村。
 こうして笑顔を見たことで……深菜は改めて平和が訪れたのだと、事件が解決出来たのだと実感出来たのであった。

 気を取り直して祭りを楽しもうと歩き始める深菜。
 しかし、こうした催しに馴染みの薄い彼女は楽しみ方がピンと来ず、ついつい思考の海へと潜ってしまう。
(私は猟兵。世界に選ばれた、生命の埒外。生命によって創られる、世界の外にある者。故に、私のあるべき姿とは。その世界に無暗には肩入れしすぎず。しかし、世界に害するモノを狩)

「おい嬢ちゃん、大丈夫か!?」
 耳元で響く大声に思考の海から意識を引き上げれば、目の前には酒精により顔を赤らめた男の姿。
 周囲を見れば小さな人だかりが出来ており、どうやら往来のど真ん中で足を止め、思考にふける深菜の様子を心配した人々が集まってしまったようだ。

「……え?ああ。ごめんなさい。今ね、ちょっと考え事をしていただけなのよ。どうすれば、この世界がよくなるかって」
 深菜の回答は、彼女にとって大真面目なもの。
 しかしながら、周囲の人々は失敗か何かを誤魔化す為の冗談だと受け止めたようだ。
「何だ、随分と面白ぇ嬢ちゃんだな!」
 汚い笑い方で、しかし決して不快では無い笑い方で笑う男たちを眺め、こんな祭の日に考えすぎても仕方がないと思い直す。

「それじゃあ、私は吟遊詩人ではないのだけれど。何か体験談でもしましょうか。数多の世界を飛び回る、猟兵達の冒険譚を……」
 少女は言葉を紡ぐ。
 人々と言葉を交わす為に。
 それは世界の理の外側の存在であると自認する彼女にとっても、必要な時間なのだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

加賀宮・識
WIZ

良かった…皆、無事正気に戻ったようだ

ではお言葉に甘えて、祭りに呼ばれよう
配られていたスープをもらい、皆に挨拶をしながら歩み、広場の隅に腰かける

楽しそうな村の皆を眺めながらふと思い出す

こんな時も、あったのだろうな

少し切なさが胸をよぎったが
頭を振り、広場の村人を見る

間に合って良かった
どうか、逞しく生き延びて欲しい

きっと、闇夜は晴れるはずだから


(アレンジ、絡み大歓迎です)




「いや、さすがにタダというわけには……」
 加賀宮・識(焔術師・f10999)はスープを配っていた恰幅の好い婦人から食事を受け取る際、料金は要らないと言われ悩んでいた。
 祭りだから、無料で配っているのだと。
 それこそ、村の恩人から受け取るわけにはいかないと。
 ダークセイヴァーで過ごすことの多い彼女だからこそ……この世界の生活の大変さを知っているからこそ、配られる料理を無料で受け取ることに抵抗を覚えたのだ。
「……ではお言葉に甘えて」
 だが、そうして彼女が固辞することが、村人たちが祭りを楽しむことの邪魔になってしまうこともまた事実。
 少し悩んだ彼女も結果としてスープを受け取り、炊き出しに参加している者や、後ろに並んでいる者たちへと挨拶をしながら、祭りの中心である広場へと向かった。

 広場には露店が並び、また中央では酒精で気を良くした大人たちが音楽に乗りながら踊りを踊っていた。
 舞踊のように、技術を以て行なわれるものでは無い。
 村に古くから伝わる、大まかな動きだけが決められた大雑把なもの。
 少し見ていれば知らぬ者でも輪に入れる、祭りの為の踊りだ。
「こんな時も、あったのだろうな……」
 賑やかな村人たちを眺めていると、ふと思い出してしまう。
 既に滅んでしまった己が故郷にも、こんな穏やかな日常があったのだろうかと。
 少し切なさに胸が苦しくなるも……頭を振り、気持ちを切り替えて受け取ったスープを掻き込んだ。

(間に合って良かった)
 心の底から、この平和と幸せの味を守れたことを、誇らしく感じる。
 そして目の前の彼らが、これからも逞しく生きることを祈る。

 でも、きっと大丈夫なはずだ。
 何故なら……
「きっと、闇夜は晴れるはずだから」

大成功 🔵​🔵​🔵​

レイナ・オトゥール
農家の娘として働かざるもの食うべからず!
お祭りの本番で、戦闘に力を貸してくれたドラゴンさんたちにも美味しいものを頂けるようにここは私が頑張ります!
まずは、「怪力」で会場の設営をお手伝いしますよー!
こう見えても私けっこう力持ちなのですよー!
人手は少しでもいた方がいいと思うのです!
それと「ジャンプ」もあるので高いところの飾りつけとかもお任せください!

そのあとの祭りの本番では
ウィルたち(ドラゴンランスの7匹の竜)ドラゴンさんと一緒に楽しませていただきます!
皆で別けて食べれるようなのをシェアしたりと楽しませていただきますよー!
あ~~んてドラゴンさんたちに食べさせてあげるのは私のひそかな楽しみなのです!




「農家の娘として働かざるもの食うべからず! ですから」
 レイナ・オトゥール(竜と共に・f11986)は、無事開催された祭りを眺めながら、満足そうに一人言葉を零す。
 農家の娘として、村人たちの生活の大変さが十二分に理解が出来たレイナは、ドラゴンたちの力を借りながらも、猟兵としての常人離れした身体能力を活かし、村人たちと共に祭りの設営を手伝ったのだ。
 最初は少女であると共に恩人でもあるレイナに手伝わせることを断ろうとしていた村人たちであったが、成人男性でも苦労する木材を目の前で軽々と持ち上げられてしまっては諫めるのも難しく、結果として八面六臂の大活躍を見せたのであった。
 故に、猟兵の一人として取り戻した村の平和を、そして祭りの準備を共に行った一人として、無事開催された祭りを眺めていたレイナの感動もひとしおであった。

 楽しそうに祭りを練りあるくレイナの周囲には、7匹のドラゴンが楽しそうに宙を舞う。
 その派手派手しくも楽しそうな様相に、すれ違う村の人々は一度は驚きの表情を浮かべながらも直ぐにその相貌を崩す。
 ドラゴンたちにどうかと、村の恩人の一人である彼女の両手には、果物や肉、焼いた魚など、村人たちから押し付けられた食べ物で溢れかえっていた。
「ほら、あ~ん」
 奪い合いを始めそうなドラゴンたちをなだめ、1匹1匹へと食べ物を食べさせていくレイナ。
 そうした大切なドラゴンたちと過ごす時間は、彼女にとって掛け替えのないものだ。

 少女と7匹のドラゴンは、祭りを楽しみながら喧騒の中を進む。
 彼女らを眺める人々の顔にもまた、自然と笑顔が浮かんでいた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

紗我楽・万鬼
焼却処分完了ですかい?
では祭りですね!

この噺屋口は早く手も中々の物ですよ
手伝いに鬼の手も必要ならば喜んで!
大丈夫なら盛り上がりに一席伺いますよ
敵は村人方の悲しみとしまして、万物語さぁ開演
今な噺は如何ですかい

『鎮魂』何て死者の魂を慰める言葉が在りますね
元々は生者の魂を体に鎮める儀式なんですよ
今宵2つの意味を祭りで行いましょうや
ええ皆様方は逞しいですよ
でも心の奥底に少しの苦しみが残るのなら
きっと亡くなった方々だって心苦しいでしょうから

ほら皆様方の周りから湧き出る淡い光
今夜苦しみから開放された方々が皆様の前に現れやした
是非、最期の御別れを

…とまァそんな幻影を騙り尽くして
最後は天に還る光にしましょうか




 紗我楽・万鬼(楽園乃鬼・f18596)は逞しく前を向き、騒ぐ人々を楽しそうに眺めた。
 万鬼は丘の上から村を眺めながら考える――彼らは無力だと。
 自分たち猟兵たちが来なければ、いつ生を終えるとも知れない生活を続けていただろう村人たち。
 だが、それでも彼らは強いと万鬼は感じた。
 愛する隣人の死を乗り越えようとし、毎日を生きる。
 そうした心の強さは、自分たち猟兵よりも強いのでは無いかと。
 だが、万鬼は知っている。
 どんなに強い人間であろうとも、心の傷は辛いものだと。
 身体の傷と違い、完全には癒えることなど無いのだと。
「敵は村人方の悲しみとしまして、万物語さぁ開演……今な噺は如何ですかい?」
 であるなら、せめて彼らの心の整理の手助けをしたいのだ。

 人々の足元から、ゆっくりと淡い光が立ち上る。
 その光が人々の視線へと昇ったとき、淡い光は人型を形どった。
 そうした光は全て、万鬼の生み出した幻影によるもの。
 模した人々も、己を騙られることを恨みはしないだろう。
 残された人々が苦しむことになれば……
「きっと亡くなった方々だって心苦しいでしょうから」

 彼らの死後の世界の価値観は、文化は分からないけれども。
 それでも失った知人が苦しんではいないと、そう感じて貰えれば心の重荷は少しでも軽くなるはず。
「“鎮魂”何て死者の魂を慰める言葉が在りますがね、元々は生者の魂を体に鎮める儀式なんですよ」
 死者を弔う儀式は……生き残った人々の心の整理の為にこそ、必要なものだ。

「是非、最期の御別れを」
 人型の光が泡へと変わり、天へと昇っていく。
 涙を流す人々を眺め、万鬼は彼らの心が少しでも軽くなることを願う。

 鬼もまた、静かに黙祷を捧げた。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年09月14日


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#ダークセイヴァー


30




種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠弦月・宵です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト