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エンパイアウォー㉑~忠節は美徳なれども

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #魔軍将 #弥助アレキサンダー


「最後の魔軍将のツラもよォやッと見えたな。ンじゃブッ潰すぞ」
 グリモア猟兵の我妻・惇は心なしか目を輝かせながら、話を聞く猟兵たちを見渡す。見るからに武人的な性格を見せる相手との戦いを前に、いくらかの興奮があるようだ。

 男の言うように、猟兵たちの続く戦闘の成果として、大帝剣『弥助アレキサンダー』の所在を掴み、決戦を挑む事ができるようになった。しかしその場所、関門海峡にある強力なオブリビオンは一体だけではなく、隠し将『豊臣秀吉』も並び立っている。そのため猟兵たちは、併せてどちらもを撃破する必要があるのだ。

「しかも弥助の持ッてるメガリスとかッつーのが厄介でな。まずはそれで操られた毛利水軍をどうにかする必要がある」
 彼らはメガリス『大帝の剣』の能力によって、猟兵が敵だと思うよう洗脳されており、敵意を剥き出しにしてくる。当然一般人である彼らは恐るべき強さではないが、屈強な武士であり、洗脳が解かれれば猟兵によっては愛すべき守るべき隣人たる人々である。
「殺したッて良いが、殺さねェ方が良いな」
 江戸幕府との禍根の種となる恐れもある。殺さずに無力化するなり、出し抜いてやり過ごすなりした方が、幕府の戦力も猟兵の戦力も温存出来てより良いだろう。工夫するに越したことはない。

「抜けたら次はオブリビオンとの戦いだ。先に隠し将『豊臣秀吉』を叩く」
 秀吉は、対象を異形強化するメガリス『逆賊の十字架』の能力によって、スピードと反応速度を強化されており、関門海峡の海上をゴムマリのように飛び跳ねながら、あらゆる角度からの弥助への攻撃を超高速で受け止める。秀吉を倒さない限り弥助を攻撃することは攻撃できないようだ。

「その後はお待ちかねの、弥助アレキサンダーだ」
 弥助は、メガリス『闘神の独鈷杵』の力によって発生した『関門海峡の大渦』の中心に浮遊しながら、3つのメガリスの力を高めている。
「この大渦をうまい事なンかすりゃ、有利に使えるかもなァ」
 使い方は知らねェよ、と丸投げしつつも、グリモア猟兵は何かしら見えたのかヒントらしい所見を寄越す。

「後は…あァそォだ、言うまでもねェかも知れねェが、戦場は通して海の上だ。よっぽどじゃなきゃ陸にいたまま戦うなンてことは出来ねェし、しッかり用意して来いよ」
 まず戦うために、多くの工夫をする必要がある戦場であるが、必ずや叩く必要のある敵である。しのごの言ってはいられまい。説明を終えて、惇は例示できるような冴えた方策も思いつかない頭を恨めしげに掻きながら、できる限り手早く猟兵たちを送り出すことにした。


相良飛蔓
 お世話になっております。相良飛蔓と申します。お読みいただきありがとうございます。

 こちらのシナリオは戦争シナリオですが3章構成になります。毛利水軍の撃退と2体のボス戦とのプレイングを一度に書かないようにお願いします。

 1章、毛利水軍戦は殺さないよう工夫して手心を加えると、判定的にも手心が加わります。
 2章、豊臣秀吉は「フェン」で喋れるそうです。猟兵とも一般人とも何故か意思疎通ができます。

●注意!
 大帝剣『弥助アレキサンダー』および隠し将『豊臣秀吉』は、先制攻撃を行います。
 これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。

 それではよろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『毛利水軍を突破せよ』

POW   :    邪魔する船をひっくり返すなど、力任せに毛利水軍を突破します。

SPD   :    毛利水軍の間隙を縫うように移動し、戦う事無く突破します。

WIZ   :    毛利水軍の配置、天候、潮の流れ、指揮官の作戦などを読み取り、裏をかいて突破します。

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
ヴィリヤ・カヤラ
邪魔だけど操られてるだけなら殺さない方が良いしね、
本っ当に邪魔だけど。
大丈夫!ちゃんと殺さないように頑張るよ。

用意出来たらサングラス持って行くね。
周りに仲間がいたら少し眩しくなるから
気を付けてねって声を掛けておくね。

突破は【跳飛】で船のマストや
高い部分を足場に跳んで移動するね。
無ければ敵が少なくて足場に出来そうな所を選んで行くね。

移動を開始したら船のある一帯に【四精儀】で光の霧を発生。
目眩ましをしている間に出来るだけ移動するね。
敵に捕まりそうになったら旋刻で、
周りのものを盾にしたり、
ぶつけたりして出来るだけ殺さないように逃げるね。

少しくらいの怪我は許してもらえるよね?



「少し眩しくなるから気を付けてね」
 ヴィリヤ・カヤラ(甘味日和・f02681)は他の猟兵たちに警戒を促すよう声を掛けながら、毛利水軍の船へ向かって跳んだ。道なき道の道すがら、自身もサングラスを掛けて対策を講じ、さらに空を蹴る。
(邪魔だけど操られてるだけなら殺さない方が良いしね、本っ当に邪魔だけど)
 心の中では本音を吐いても咎める者はいない。その生い立ちからか、彼女の見知らぬ一般人への思い入れは、少なくとも平均的な猟兵に比べれば薄い。理由がなければ守る必要も殺す必要も見出しはしないだろう。
 今回は未来を繋ぐための戦いである。目的を考えれば、無為に傷つけるべきではないだろう。後に影響もしがらみも何もなければ、あるいは考える必要がなければ、もしかしたら。

 地を離れてそう時を置かずに、ヴィリヤの足は帆柱の先を踏んだ。高みを飛び続けた彼女の姿は、多くの乗員によって目撃され、迎撃すべく視線によって追跡されている。多くの注目とそれに伴うたくさんの矢に構うことなく、さらに跳んで次の船へ。繰り返して船団を翻弄しながら、オブリビオンの元へと向かう。
 その脚を、一本の矢がかすめた。振り向いてみれば、放たれる矢は無視できるほどには少なくないものとなっている。何度目か空を蹴って横っ飛びに軌道をずらしながら、帆柱を背に身を隠し。
 次にその姿を射手たちの前に現すと、すかさずその手よりユーベルコードが放たれた。四精儀によって生み出された光の霧は付近の船を呑み込んで、そこにいる多くの兵たちの目を灼く。サングラスで目を保護するヴィリヤ自身は当然さしたる影響もなく、一時的に視覚を奪われた彼らから安全に距離を取る。しかし全ての敵の動きを封じたわけではなく、当たりを付けて闇雲に撃つ者や、たまたま目を伏せた者など、幾らかの攻撃はある。そんな相手に対してヴィリヤは、船上の装備品を鋼糸・刻旋によって掴み上げ、薙ぎ払うようにしてぶつけてやった。吹き飛ばされてそれきり動かなくなった彼らの命に別状はなかろうが、決して無事と言える状態でもない。
「少しくらいの怪我は許してもらえるよね?」
 確かに、『少しくらい』であれば。ともあれヴィリヤは、それを捨て置き脱兎のごとくに跳び去って行った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ハロ・シエラ
また洗脳ですか。
相変わらずやり辛い手を使ってきますね。
とにかく、倒してしまうと言う選択は取れませんね。

となれば、私の能力で出来る最善策は全速で突っ切る事でしょう。
足場は無くともユーベルコードで飛ぶ事が出来ます。
それなりの速度が出るので、こちらも【第六感】に従ってコースを取ったりはしないといけませんが。
受ける攻撃としては矢などを射掛けられる可能性が高いでしょうか。
【空中戦】の要領で射線を【見切り】ながら避けたいですが、早くこの海域を抜けてしまいたいので、多少であれば【オーラ防御】で耐えましょう。
余裕があれば船の舵を【部位破壊】するなどしておけば追撃も減らせそうです。



「また洗脳ですか。相変わらずやり辛い手を使ってきますね」
 ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)は苦々しげに口にする。彼女は先の猟兵と違い、他人の犠牲を是としない。知らない誰かに助けられてここにある彼女には、それを否定することはできないだろう。頭に浮かんだ選択肢の一つを問答無用で切り捨てると、その勢いで少女は飛び出した。背中の黒い翼が、猛烈な速度で水上のハロを滑らせていく。

 しかしその最高速は時速にしてみれば、新幹線にも並ぶものである。人間の反射神経で制御しきれるものでもない。少女はそれを巧みに操り、第六感さえも駆使して飛翔する。
もちろんそんな速さで動くものはこの世界の人造物では類を見ず、乗員たちの肝を冷やすに充分である。それでも果敢に弓を構えるは勇気によるのか忠心によるものか、それぞれに抱えるものがあるのだろう。それも今は歪められ、良いように利用されている。
一刻も早く救うため、彼女は最短距離を最速で翔ける。僅かな回避は行うが、大きく避けるには時間が惜しい。強行突破と決め込むと、オーラを纏って矢を弾く。かすり傷など構いもせずに、吹き散らしつつ突き進む。一刻も早く、一瞬でも早く。

 最短経路に横たわる船を飛び越えようとして、ふと考え直す。早いことも重要ではあるが、そもそも守るため、助けるためのそれである。そのために、もう一つ出来ることがある。ハロは予定を変更して高度を落とし、水面すれすれを走り出す。風圧で水を切り飛沫を上げながら、ほんの少し舵を切り、眼前の船の尾部をかすめる様に擦り抜ける。そして通り抜けざまに攻撃を加え、舵板の接合部を叩き壊す。大きく揺らいだ船上は浮足立ち、その隙に距離を離した猟兵は目的の方向へと飛び去って行く。こうしておけば少なからず追跡の足は遅くなり、続く猟兵の安全も船員たちの安全も多少は守れるだろう。ほんの一瞬省みてから、ハロはまた、機動力を奪えそうな船を探しながらも全速力で進んでいく。

成功 🔵​🔵​🔴​

トリテレイア・ゼロナイン
(●防具改造で脚部にフロート(浮き)とスクリューモーターを装備し海面を水上スキーのように●スライディングしつつ)

戦いとは、自らの意志で剣を執った者が行うもの
自己の選択への誇りと責任があってこそだと私は思うのです
洗脳して戦地に赴かせるという所業は騎士として気に入りません。一刻も早く元凶の大帝の剣に対処し、毛利水軍の人々を解放しなくては……

UCの妖精ロボで上空から●情報収集、戦場の毛利水軍の配置を●見切り出来るだけ交戦を避ける様に移動

発見されたら矢を避ける為、ロボを海面スレスレを飛ぶように遠隔●操縦し船の帆や櫂に●破壊工作で小型爆弾を取りつけ起爆
機動力を削いで追撃困難に追い込み、戦線を突破します



「戦いとは、自らの意思で剣を執った者が行うもの。自己の選択への誇りと責任があってこそだと私は思うのです」
 そう、武人としての正しき在り方を語る全身鎧の男の身丈は、9尺を超えて1丈に届かんとしている。鎧の脚部にはフロートとスクリューモーターまで装着し、いかにも重い鎧姿でありながら水に入る準備は万端に見える。
 それもそのはずと言えよう。トリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)はウォーマシンであり、白銀の甲冑はその四肢と一体とも言える装甲、脱ぐの外すのというものでもない。そしてその姿と同様に、その精神も彼と離れ得ぬものである。
「洗脳して戦地に赴かせるという所業は騎士として気に入りません。一刻も早く元凶の大帝の剣に対処し、毛利水軍の人々を解放しなくては……」
 トリテレイアは頷いて、船に向かって水上を滑る。近くに寄ればモーター音は大きく響くが、船上の声に比べれば静かと言える。気付かれることなく首尾良く近付けば、その両肩より小さなロボットが何体も現れる。
「御伽噺の騎士に導き手の妖精はつきものです……これは偽物なのですが」
 騎士が偽物という鈍色の妖精たちは、そのユーベルコードによるもの。彼らは猟兵の導きを受けて上空高くに飛び上がり、それぞれに配置しては船団や人員の配置を仔細に偵察、確認していく。充分な情報を手に入れたトリテレイアは、それを以て交戦を避けるために利用する。波間に潜み、波音に潜み――。

 唯一にして最大の問題は、波間に潜むには少々大きな体躯であった。近寄る猟兵を警戒していた彼らも、いくらもの鍛錬を積んだ武人である。その目を掻い潜るのは余程でなければ難しく、ある程度進んだところで発見されてしまった。しかし逆境も騎士の常。切り抜けてこその英雄譚なれば、彼は慌てる様子も見せず、速度を上げて離脱を試みる。同時に妖精たちを海面近くに降ろすと、それぞれ別の船に目立たぬように向かわせて、帆や櫂、動力を担う部分に小型爆弾を取り付けて次々と爆破する。
 末端を狙った殺傷効果のない攻撃ではあるが、追撃を振り切るには効果的であった。動けなくなって立ち往生する船と、それに進路を阻まれる後続の船。多くの戦果を無血で勝ち取り、騎士は戦線を突破する。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シリン・カービン
【SPD】

いよいよ魔軍将も最後の一人。
手前のお猿も含めて強敵との連戦です。
そのためにもここは無傷で突破しなければ…
障害となる毛利水軍に被害を出さないためにも、
最速で駆け抜けます。

【シルフィード・ダンス】を発動。
低い姿勢のまま猛スピードで水面を駆け、
毛利水軍の船に飛び込んで跳躍数をリセット。
船上を駆け抜け、水面疾走、船上突破を繰り返します。

船からの攻撃は他の船や波を盾にしたり、
残像を生み出すことで避け、
船上ではフェイントを駆使した空中ステップで
船員を惑わせ、一気に駆け抜けます。
「先を急ぎますので、失礼」

手頃な板切れがあれば、一枚拝借していきます。

アドリブ・連携可。



「最速で駆け抜けます」
 シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)が目指すのは無傷での突破。二体の強力なオブリビオン、魔軍将を冠するそれを擁するこの戦場において、余計な被害は避けたい。それでなくとも障害となっているのは洗脳された一般人である。時間を掛けるのは望む所ではない。
「風に舞い、空に踊れ」
 ユーベルコードを発動すると、多分に漏れず水面近くを猛スピードで走るように飛び、先行する猟兵の策にかかって芋を洗うように密集する船団へと突っ込んでいく。そうしてひとつ、ふわりと跳ぶと、音もなく甲板へと着地した。
 船上では当然毛利水軍の侍たちが剣呑に出迎える。囲むように配置する彼らの射撃を、軽やかに宙を舞って回避するシリン。待ち受けたように照準を上げ、無防備な筈の上空を狙う者もある。猟兵はやはり先ほどと同様にシルフィード・ダンスで宙を蹴り、矢の軌道から容易に逃れ、次の船へと跳び移る。着地と同時に駆け出しては、狙いをつける暇を与えず、それでも粘り追い詰めるも、迫ったシリンはふつりと消えて、その実像は次の船へ。見る見るうちにその姿は囲みの外へと抜けていく。途中に彼女は身体を屈め、手に板切れをすくい上げる。船上での戦闘やいくらかの爆破を受けて破壊された、船の構造の一部である。それを小脇に抱えたままに船団の端まで駆け抜けると、シリンは振り返った。
「先を急ぎますので、失礼」
 簡単に一礼をすると、その背から海面へと倒れ込むように飛び降りる。乗員たちが駆け寄り覗き込むと、やはり海面付近を駆ける、猟兵の姿があった。幾多の矢を鮮やかに躱し、八艘と言わぬ船の甲板を駆け抜け、今また真直ぐに目的地へと向かう彼女の軌跡は、それ自体が一条の矢のようでもあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

蛇塚・レモン
<POW>
念動力で空を飛びながら戦うよっ!
(念動力+空中浮遊+空中戦)

あたいの左目は、憑依している蛇神様神通力が宿ってるよっ!
その左目の力を解放、ユーベルコードを発動っ!
不可視の霊力鎖で海賊船ごと捕縛して宙に浮かせちゃうよっ!
あたいの念動力のパワーなら、船一隻くらいも持ち上げるなんて楽勝だよ!
そのまま海賊船を引っ張って、近場の陸地まで持っていって安置
出来れば幕府軍の近くで海賊船を降ろしてお縄につけてもらいたいなっ!
これを繰り返して関門海峡をお掃除するよっ!

海賊から攻撃されても、盾受けとオーラ防御で弾きながら第六感で軌道を読んで、風属性を付与した霊力鎖でなぎ払っちゃうよっ!
おとなしくしててねっ!



 蛇塚・レモン(黄金に輝く白き蛇神オロチヒメの愛娘・f05152)は空の高みに待ち受ける。彼女の纏う黄金のオーラは、傲岸なるその威光を示すかのように輝く。
 しかし元来この戦場において、待ち受けるのは毛利水軍の方である。当然ながら弓を曳き、中天高くへ引き絞る。解き放たれた矢たちはしかし、レモンの一薙ぎで打ち払われた。手に構えるは鏡盾、あらゆる呪いも跳ね返す、伝家の神器のひとつである。届かぬ攻撃にたじろぐ兵に、目を細めては笑い返す猟兵。その左目が、赤く妖しく光った。
 と、船上の侍たちが姿勢を崩して膝を付く。水軍の名を持つ彼らがこぞって平衡を失うというのは、相当な揺れでもなければ有り得ぬことだろう。しかし波は変わらず、揺れはない。
「これが本当の蛇睨みだよっ!」
 そう、揺れはない。レモンの超霊力によって編まれた鎖で拘束された船は、今や波から引き離され、突然に一切の揺れから隔絶されたのだ。船上における感覚の変化は急激なものだろう。そのままどんどんと吊り上げられて、並んだ一隻が一葉ほどの大きさになり、眼下に見下ろすようになり。
「あたいの念動力のパワーなら、船一隻くらいも持ち上げるなんて楽勝だよ!」
 得意げに言う猟兵に向け、下方より一条の矢。天に弓引き放たれたそれは、太陽を落とす英雄のごと。そして鎖を成すに使われた力は、防御においていくらか手薄になっていた。そこに付け込み、あるいは苦肉の策か、放たれた矢は防御を抜けて、レモンに小さな傷をつける。少しむっとし見下ろすも、今は手元の船が重要である。放棄して落としては大きな被害も出よう。注意して続く矢を往なしながら、丁寧に陸地まで運んでいく。
「おとなしくしててねっ!」
 順番待ちの次の船に、しっかりと念を押してから。

 そうして丁寧なままに、陸の上に静置される船。舵も利かず漕ぐことも出来ず、風があってもびくともせずに、手も足も出ない状態となったその船を置いて、再びレモンは海へと飛んでいく。その作業は念入りに繰り返され、しばらくの後には至極安全な海路が開けることとなった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 ボス戦 『隠し将『豊臣秀吉』』

POW   :    墨俣一夜城
自身の身長の2倍の【墨俣城型ロボ】を召喚する。それは自身の動きをトレースし、自身の装備武器の巨大版で戦う。
SPD   :    猿玉变化
自身の肉体を【バウンドモード】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
WIZ   :    グレイズビーム
【腹部のスペードマーク】から【漆黒の光線】を放ち、【麻痺】により対象の動きを一時的に封じる。
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「フェン……」
 魔軍将の前へと歩を進めた猟兵たちは、その眼前に立ちはだかる黒い躯体の敵の声を聞いた。それは言葉というより鳴き声。それでもその感情は不思議と分かる。敵の来訪を忌みつつも、強者の来訪を歓待する、苦くも晴れやかな嘆息の声であった。
「フェンフェン、フェフェン」
 今にも跳び掛からんと身を沈め、耽々たる眼光でその敵を射抜く。その言葉に、視線に、強い意志を篭め、友を守り、主を守り、自らの本懐を遂げるべく。
「フェフェン…フェン!」
 隠し将『豊臣秀吉』が、名乗りをあげた。
ハロ・シエラ
見た目といい鳴き声といい、将軍と言うよりは怪物に思えますが……相当に強いに違いありません。
油断せず、このまま高速で飛びつつ戦います。

まずは光線ですが、私には避ける他に手がありません。
発射元のマークの方向を【見切り】、【空中戦】の要領で回避します。
初弾を回避できたなら、慎重にヒットアンドアウェイ戦法で次のビームを待ちます。
腹部を向けて狙いをつけるなら少しは動きも鈍るでしょう。
そのタイミングを【第六感】で察知し、【カウンター】として【早業】で大鎌を【投擲】して攻撃します。
その後はすぐに付けておいたワイヤーで武器を回収しますが、敵が健在ならワイヤーを巻き付けて【マヒ攻撃】に繋ぐのも手でしょうか。



「見た目といい鳴き声といい、将軍と言うよりは怪物に思えますが……」
 将軍であれ怪物であれ、油断など差し挟む余地はない。ハロ・シエラは船団を突破したそのままに、黒い翼を羽搏かせ、弧を描きつつ秀吉へと飛び迫る。
 頭上に回る黒い猟兵に、黒い獣が身体を逸らせ、腹の紋章を見せつける。それよりにわかに黒い光線が吐き出され、敵を捉えんと一直線に襲い掛かる。
「…ッ!」
 その到達は予想以上に早く、進路予測も恐ろしいほどに正確だ。確証のない予感に従い急速に旋回し、さらに身体を傾けて錐揉み状に回転し、翼部への照射を外させる。オブリビオンの身体を向ける動作が無ければ、あるいは自身につゆとも油断があったなら、回避はなしえなかったかもしれない。
 受ける風に嫌な汗を急速に冷やしつつ、変わらぬ高速で回り込む。描いた弧はその径を小さくしていき、ハロの射程に秀吉を収め、そしてまた敵からの攻撃も届きやすくする。

 周囲を飛び回るも攻撃を行わぬ猟兵に、獣は怪訝にフェンと唸る。これはいかなる機を待つものか。隙を探るか力を溜めるか。先を制すべきか、あるいは出方を見極めるべきか――
 思索の末の試しとて、その将は二射目の光線を放たんとして。
「ここです!」
 ハロはその機を逃さない。狙いを付けんと紋章を向けたオブリビオンへと一気に距離を詰めてのける。放たれたビームも僅かに躱し、側面を滑るようにしながら肉薄する。秀吉の見開いた眼に映ったのは、猟兵の手より投擲されて迫り来る、ワイヤー付きの大鎌。それは回避を許さず脇腹へと突き刺さった。分厚い毛皮は致命傷を阻むが、さりとて浅い傷でもない。
 獣は苦痛に呻いて引きぬくと、ワイヤーを手繰って少女を引き寄せんと力を加える。それに逆らうことなく手放すことなく、さらにワイヤーを巻き付け始めた彼女に対し、何かを察知した獣は咄嗟に手放し器用にほどき、すんでの所で跳び退って追撃を躱した。
「そこまでうまくは行きませんか」
 狙ったマヒ攻撃は不発に終わり、ハロは少し渋い顔で見下ろしながら距離を取った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ヴィリヤ・カヤラ
真の姿解放
【WIZ】
先制攻撃は敵の動きに注視して
『見切り』『第六感』で避けてみるね。

名乗られたら返すのが礼儀だよね、
ヴィリヤです、よろしくね。
じゃあ、殺すね…って言いたいけど、
簡単じゃないから一発でも入れるのが目標かな。

先制を避けられたら、
真の姿は前に飛べた事があるから飛行と、
足場が必要な時は攻撃も兼ねて
『高速詠唱』の【四精儀】で氷の津波を起こして海を凍らせるね。

敵の攻撃は『見切り』で避けて『カウンター』を狙って、
もし当たった時は『激痛耐性』と『麻痺耐性』で粘りたい。
敵が怯んだり動きが一瞬でも止まれば
『高速詠唱』の【四精儀】で雷の突風を使って、
猿玉の時には氷の津波で防御しつつ攻撃も狙ってみるね



 そしてもう一人、黒翼の猟兵が秀吉の眼前に現れる。そう近くはないが高度を下げて、軽く一礼。
「ヴィリヤです、よろしくね」
 名乗りを返すヴィリヤ・カヤラの態度に、将は少し目を細める。そしてさらに
「じゃあ、殺すね」
 友好的なように見えながらも、遠慮会釈のない猟兵の言葉が続くと、鷹揚にその身を反らして一笑した。どのような礼を尽くそうとも、どのような感情を篭めようとも、今からするのは命のやり取り以外の何物でもない。あまりにシンプルなその言葉は快いものでもあった。
「フェン!」
 笑いをすっと納めれば、ヴィリヤの姿を見据え、気合の篭った鳴き声に期待と挑発の意を乗せて、漆黒の光線を放った。敢えて意を言語として汲むのであれば――『避けてみろ』と。

 猟兵の放った言葉は、希望ではある。しかし相手が強敵であること、実現がそう容易でないことも知っている。現に迫る光線は、目にも留まらず彼女を捉えようとしていた。咄嗟に身を躱すも僅かに焼かれ、その衝撃と麻痺によって動作を阻害される感覚に眉を顰める。
「やっぱり簡単じゃないよね」
 それでも動けないわけではない、それなら何も問題はない。感覚のない翼を無理やり動かして高度を維持する。受けた傷による痛みも無視する。強敵は承知の上、容易ならざれども不可能ではない。ならばたった一撃でも。倒すは、殺すは、別に自身でなくとも良い。
「この地を構成するモノよ――」
 光線の狙いを定めたその時を狙い、高速詠唱にてユーベルコードを発動させる。海上を吹く風はその速度を猛烈に増して秀吉に叩きつけ、さらにそこには雷電を帯びる。身体の自由を奪う、軋むような感覚にいくらか驚きながらも、秀吉もまたそれを無視して跳ぶ。猟兵が倒し通らんとするのも、将が阻み通すまいとするも、いかなる障害があろうと変わらぬ目的である。

成功 🔵​🔵​🔴​

シリン・カービン
【WIZ】

言葉はわからなくとも、
一目で強敵と分かります。
ここは捨て身の大技を狙いましょう。

先ほど船団から拝借してきた板切れを海に浮かべ、
その上に立って名乗りを上げます。
「私は緑の狩り人シリン。秀吉よ、参る!」

【グレイズビーム】を撃ってきたら、
サーフボードの要領で板を立ててビームを防ぎます。
「氷の精霊、渦を巻け!」
【エレメンタル・ファンタジア】で
『氷』の『渦巻き』を自分を中心に発動。
周囲の海水を巻き上げながら凍らせ、
秀吉を巻き込んで動きを止めます。

間髪入れず精霊猟銃で狙撃を。
その忠心には感じ入るところもありますが、
「全力の戦いがお望みなのですよね」
全く容赦なく連射を叩き込みます。

アドリブ・連携可



「私は緑の狩り人シリン。秀吉よ、参る!」
 シリン・カービンは、先ほどの船団より拝借した板の上に立ち、朗々と名乗りをあげた。向き直り、敬意と戦意を示したオブリビオンは、一拍の後にさらに光線を放つ。狩人は片足で板の後ろ側に力を掛けて前方を跳ね上げ、その攻撃を阻まんとする。とはいえ強力なオブリビオンのユーベルコード、たかだか木っ端の一枚ごときで防ぎきれるものでもない。当然のようにそれは貫通し、一部を蒸発させる。
「氷の精霊、渦を巻け!」
 その後ろにあったシリンは板を盾にし囮にし、跳んで躱してユーベルコードを使用していた。エレメンタル・ファンタジアによって発動させられたのは氷の渦巻き。波を立て、敵を巻き込み凍らせて、その脚を取って動きを封じる。
 自らもその氷上に立ち、間髪入れずに得物の精霊猟銃を向ける。
「全力の戦いがお望みなのですよね」
 その忠心には感じ入るところがある。武人としてのその在り方も素晴らしく思う。しかし、否、であればこそ、もし仮に、たとえ猟兵とオブリビオンという関係でなくとも、敵同士として、あるいは命をやり取りする同士として対峙したからには、手心を加えるべきではない。手負いであろうが動けまいが、そこに遠慮も容赦も必要ない。あってはならない。シリンは躊躇なく引き金を引いた。ただの一度ではもちろんない。可能な限りの速さで、可能な限りの火力と魔力を篭めて、徹底的にその全力を撃ち込んだ。
「フェン」
 上る硝煙を漆黒の光線が吹き散らし、咄嗟に身動いだシリンの脇腹を撃ち抜いた。ほぼ同時に聞こえたその声は、丁寧で厳格な感謝の篭ったものであった。敬意には敬意を、全力には全力を。以て獣は渾身のビームを猟兵に向かって発射したのだ。
 氷の渦の制御が解かれ海面は再び水へ。傷だらけの秀吉は解放され、足場を失ったシリンは海中へと。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

蛇塚・レモン
<WIZ>
なんて素早いお猿さん……いや毛玉?

海の上:
あたいも蛇神様も念動力で空中戦

先制対策:
光線をあたいの『白蛇の鏡盾』で光を反射できないかなっ?
咄嗟の一撃+防具改造で蛇腹剣を鏡盾の周囲に巻きつけて大型化
すり鉢状に鏡盾を蛇腹剣の刃で覆うことで反射率アップ!
オーラ防御と盾受けで漆黒の光線を受け止めて反射するよっ!
反射した光が敵に当たって動きが止まるか、回避の際に隙が生まれるはず!

あたいが麻痺しても、ユーベルコードを封じられたわけじゃないっ!
ユーベルコードで蛇神様を召喚して代わりに攻撃してもらうよ!
蛇神様っ! あいつにお仕置きしちゃってっ!

あたいが動けるなら蛇腹剣の範囲攻撃なぎ払いで一閃だよっ!



 蛇塚・レモンについては、その忠心に感じ入るなどということはないようだ。意思疎通ができたって、相手はどう見たって獣で、それより何よりオブリビオンである。色々もろもろ気にすることなく、彼女は勢い突っ込んだ。
「なんて素早いお猿さん……いや毛玉?」
 念動力で加速して弾丸のように飛び出しながらも、容易く跳んで逃げられてしまった。いくつもの傷を負いながら、痺れる身体を抱えながらもなお捉えさせないその素早さに、猟兵は小さな驚きを見せる。

 減速し振り返ったレモンに向けて、秀吉は狙いを定めて光線を放つ。行動の隙を見越したその攻撃を、避ける暇はない。
「なんのっ!」
 しかし猟兵は慌てることなく、鏡の盾を光線に向ける。防ぎきるにはやや小さいが、当然対策は考えられている。さらなる神器・蛇腹剣クサナギを巻き付けてやれば、その霊力で変形させ、盾と併せて大鏡となす。光線とあらば神鏡でもって反射することもできよう。
 そしてその策は功を奏し、秀吉が放ったエネルギーをそのまま反転させて襲わせる。改造において盾をすり鉢状の凹面鏡として、さらに熱量を集約するという念の入りようである。それを危険と察せぬ将ではなく、細くなって返ってきた光線に対し、実に速やかに距離を取る。しかしそれこそが、超高火力の光線すらも囮に使った回避の隙こそが、蛇塚・レモンの狙いであった。
「蛇神様っ! あいつにお仕置きしちゃってっ!」
 とはいえ漏れ受けた麻痺の効果か、単純な高威力の衝撃のせいか、彼女の方も間髪入れぬ動作は難しい。それでもユーベルコードが封じられたわけでもなく、それであれば彼女には頼れる味方がついている。
 空間よりずるりと這い出た巨大な白蛇が黒獣を冷たく睨みつける。背筋を凍らす威圧感に、さらなる危険を覚えた秀吉は三たび跳ぼうとしたが、叶わなかった。大罪司りし蛇神が娘の敵を縛し、一切の動きを封じたのだ。
 そしてそれだけの時があれば、レモンは充分に動けた。さらなる突撃を今度は避けることができず、秀吉は元の形状に戻された蛇腹剣の一閃をまともに受けることとなった。

成功 🔵​🔵​🔴​

トリテレイア・ゼロナイン
格好を見た時は正直面食らいましたがその身に宿る忠義と、仲間への想いは本物のようですね
それに敬意を表し、全力で勝負を挑ませて頂きます

(●防具改造でフロートとスクリューモーター装備。●スライディングするように動きつつ)

墨俣城型ロボは秀吉の挙動をセンサーで●情報収集することで●見切り、攻撃を●怪力での●盾受けで受け流しつつ、ワイヤーアンカーをロボの頭頂部に発射
●ロープワークで登り、ロボを●踏みつけ飛び越え秀吉へと向かいます

格納銃器での●だまし討ち●なぎ払い掃射は反応速度の向上した相手は避けるでしょうが、それが狙い
わざと弾幕を薄くした上空へと誘い込みそこにUCの隠し腕で捕縛
引き寄せ剣で刺し貫きます



「格好を見た時は正直面食らいましたが」
 水上を滑るトリテレイア・ゼロナインは、拘束が解かれるまでは攻撃の手を伸ばすことはなかった。
「その身に宿る忠義と、仲間への想いは本物のようですね」
 彼もまた、オブリビオンの将に敬意を表し、全力で挑むものである。

 挑戦を受けるは隠し将・豊臣秀吉、差し向けたるは機動兵器。自身の身体の倍もある墨俣一夜城ロボを召喚し、猟兵の道を阻む。彼ですら見上げる程に大きな機体に、怖じることなく名乗ることなく歩みを進めた。
 ウォーマシンであるトリテレイアは、その全身の各部に搭載したセンサーによって熱や音や振動等を感知できる。その能力をフルに使い、墨俣城ロボの行動を詳細に見切るが、巨体の割に素早い攻撃は見えたからと避けられるものではない。重装甲を搭載した彼にはなおさらである。
 猟兵はその中でもひと際重い装甲である大型シールドを頭上に構え、振り下ろされるその巨腕を、巧みに逸らして受け流し、海面にぶつけて飛沫を吹きあがらせた。
 ロボが前傾したその隙に、トリテレイアはその頭部へとワイヤーアンカーを発射して、それを伝って素早く登り、踏み切り飛び越え秀吉の元へ。その際は正面からの攻撃に備え、前面に盾を構えてその身を隠しながら。

 全身鎧の白銀の騎士との邂逅に、黒い獣が幾らか心を躍らせたのは事実である。しかしその期待は、盾を脇に避けた瞬間に裏切られることとなった。
「騎士の戦法ではありませんが…」
 本人の弁の通り、おそらくどこの御伽噺を探しても、身体中に搭載した銃器でもって弾幕を展開する騎士などは登場しないであろう。秀吉は咄嗟に弾幕の薄い上空へと――
「不意を討たせて頂きます」
 その上さらにトリテレイアは装甲に隠したワイヤーアームを展開し、誘いに乗って飛び上がった秀吉の足をひっ捕らえた。高速で引き寄せられるその先には、待ち受ける騎士の剣の先。

「御伽噺の騎士のように振舞うのは難しいですね」
 トリテレイアが名乗りに応じなかったのは、その騎士らしからぬ作戦の為かもしれない。敬意を払えばこそ、どう応えるべきであったのか。その身を深々と刺し貫かれた獣を掲げ持ちながら、思う。
「フェン…」
 しかし秀吉の声には、賞賛こそあれ批難の色はなかった。無念さは見えるが、それなりに満足そうに、頷きながら消えて行った。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『大帝剣『弥助アレキサンダー』』

POW   :    大帝の剣
単純で重い【両手剣型メガリス『大帝の剣』】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    逆賊の十字架
自身の身体部位ひとつを【触れた者の闘志を奪う超巨大肉塊『視肉』】に変異させ、その特性を活かした様々な行動が可能となる。
WIZ   :    闘神の独鈷杵
自身からレベルm半径内の無機物を【無尽蔵に破壊の雷槌を放つ『闘神の渦潮』】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「やられちまったか」
 消えゆく秀吉を見届けると、大剣を携えた偉丈夫が沈痛な面持ちで呟く。彼もまたオブリビオンであるが、戦友を悼む気持ちは人間と何ら変わるものではない。
「いや、恨みごとを言うつもりはねぇ、秀吉殿は覚悟して戦ったんだ、侍としてそれを貶めるようなことはするわけにはいかねぇ」
 その男もまた、強い覚悟の見える瞳を向けて、猟兵たちを睨みつけた。
「でもな…無駄にするわけにはいかねぇ。信長様の為にも、秀吉殿の為にも」
 担いだ大剣を両手で構え、彼もまたその闘志を聢と示した。
「魔軍将が一、弥助アレキサンダー、推して参る!」
ヴィリヤ・カヤラ
真の姿解放
【WIZ】

「ダンピールのヴィリヤです、よろしくね」
挨拶は返さないと失礼って聞いたし、
それに母様も言ってたしね、
…父様は気にせず殺せって言ってたけど。

先制攻撃は…
水面に近い所を飛んでおいて
思いっきり水中に潜って避けるよ、
潜る時には敵の方向を見失わないようにするね。

雷は水中にはあまり影響しないって見たからダメ元で!
渦潮の深さが分からないのが少し心配だけど。

潜ったら直ぐに『第六感』にも頼って
敵を指して【ジャッジメント・クルセイド】で反撃して浮上。

浮上時は敵の攻撃も恐いから『第六感』と『見切り』、
それと【氷晶】を使って気を少しでも逸らせて浮上するね。
目標は秀吉と同じで一撃入れられたら良いな。



「ダンピールのヴィリヤです、よろしくね」
 ややフランクながらも本人なりに丁寧に、ヴィリヤ・カヤラは名乗ってみせる。挨拶は返さないと失礼、というのは愛する亡母の教えである。相手がオブリビオンであろうと人間であろうと、礼儀を示されれば返さなくては。対して、これから刃を交えるにしては友好的に過ぎる挨拶に、弥助は少しやりにくそうにした。
 そもそもヴィリヤにとって、オブリビオンであることは蔑ろにする理由にはならない。彼女の父はヴァンパイア――オブリビオンであり、その彼もまた大切な人。
(…父様は気にせず殺せって言ってたけど)
 両親の教えを共に遂行するべく、その背の翼を展開して、そのダンピールは低く滑るように飛び出した。表情も纏う空気もつゆと変えず、不意に。

 それでもさすがに魔軍将、先制攻撃を譲ることなく、その手に構えた闘神の独鈷杵を振りかざし、周囲の渦潮を更なるものとし破壊の雷槌を荒れ狂わせる。翔けるヴィリヤを迎え撃つようにその一条が襲い来て、その身を呑み込み焼かんとすれば、猟兵は素早く軌道を下げて、海中深くへ潜り込む。雷は海面を拡散し、さしたる被害を与えることなくその正体を失わせ、渦潮による荒波の間に消えた人影も、弥助の目から失われた。
 見えにくいのは海中からでも同様である。荒れた海面の乱反射は、弥助の影を拡散させて、ヴィリヤにその姿を捉えさせない。幾らか浮上する必要はあれど、そうすると渦の流れに捕まってあらぬ方向に流されてしまう。とはいえ呼吸にも限界はあるし、そう長くは潜っていられまい。早々に覚悟を決めた彼女は、これと感じたそれらしい影に狙いを定め、指で示してユーベルコードを行使した。
 放たれた天からの光、ジャッジメント・クルセイドは、弥助自身の操る雷光に紛れ、無防備な頭上よりその身体へ命中した。今度の不意打ちは上手く行ったようである。その隙に浮上し、念を入れて無数の氷刃を射掛けながら距離を取ろうとする。
 しかしその回避行動は他と異なる波音によって察知され、放った攻撃は雷槌に薙ぎ払われ、ヴィリヤ自身にも小さくはない被害を及ぼすこととなった。それでも難敵に見事に一矢報いることはできたのだ、上々の痛み分けと言えよう。

成功 🔵​🔵​🔴​

蛇塚・レモン
アドリブ連携歓迎
技能フル活用

弥助さん……
その覚悟と忠信は敵ながらあっぱれだよ
握り締めた互いの正義、どっちが強いか勝負だっ!

引き続き念動力+空中戦

リュックから即効性の鎮痛剤を服用
オーラ防御・激痛耐性・電撃耐性で電撃への耐性を高めた上で第六感で攻撃を予測、念動力と空中戦で被弾を最小限に抑えるよっ!
……と油断させて、本命は独鈷杵をオーラガンで渦の中へ叩き落とす武器落とし+だまし討ち!
弥助は焦って回収しに向かう筈!

そこへカウンターと咄嗟の一撃で蛇神様召喚
破壊念動波で弥助をふっ飛ばして独鈷杵の力を解除&マヒ攻撃の呪詛で捕縛
トドメは蛇神様の2回攻撃の破壊念動波と蛇腹剣の生命力吸収付き大斬撃のコンボだよっ!



 浮遊する弥助の正面へ、距離を取りつつも姿を見せる蛇塚・レモン。
「弥助さん……その覚悟と忠信は敵ながらあっぱれだよ」
 猟兵の言葉にオブリビオンはふっと笑う。それは見せつけるべきものではないし、賞賛を求めるものでもない。自らの拳の裡で自らに問い続けるべきもの。然らば。
「握り締めた互いの正義、どっちが強いか勝負だっ!」
 その拳は緩めず開かず、その敵へぶつけるのみである。

 これまでと同様に念動力で飛びながら、レモンは背負ったリュックから薬剤を取り出し服用する。それは即効性の鎮痛剤で、痛みを無視して確実に攻撃を届けるためのもの。金色のオーラを鎧とし、激痛耐性も電撃耐性もいっぱいに励起し、回避にあたって感覚も研ぎ澄まし、徹底的に防御力と突破力を高める。そうして弥助の正面から、剣を片手に突撃するように飛翔して、やって見せろと言わんばかりに向かって行った。
 対するオブリビオンは当然その金の弾丸を迎え撃たんとメガリスの力を発動させる。独鈷杵を掲げ渦潮を、雷鳴を喚び――
「そこだっ!」
 これ見よがしに固めた護り、直線的で直情的な攻撃方法。そうして我が身を囮としてから、本命の一射で狙い撃つ。その手に人差し指を立てれば、指鉄砲のオーラガン。凝縮された超霊力は、ただ一点を狙い撃つ。
「なんだと!?」
 弥助の掲げた左手は精緻な狙いで指を弾かれ、その手より得物を飛び出させる。握った拳より零れたそれは、自身の生んだ渦の中へと呑まれて行こうとしていた。
「まだまだ、蛇神様っ!」
 本日二度目の登場となる蛇神様は、敵が意識を逸らした瞬間を見逃すことなく、娘に合わせた最速のコンビネーションで破壊念動波を叩き込む。弥助が吹き飛ばされると独鈷杵の制御が外れたのか、渦は収まり、呑まれかかった宝器も容易に見つかり所有者の手へ戻ってしまう。間髪入れずに叩き込まんとしたレモンの追撃は、素早く態勢を立て直した男の、翳し持った大剣によって受け止められてしまった。迫り合いながら言葉を掛ける。
「やるね…っ!」
「やられっぱなしってワケにもいかねぇからな…!」
 再びの賞賛に対し、もはや弥助に笑みはない。ただ一人で今ここに立つ彼に、もはや敗北は許されない。

成功 🔵​🔵​🔴​

ハロ・シエラ
ついに現れましたか。
あまりサムライと言う出で立ちではありませんが……やはり武人の雰囲気を感じますね。
真の姿で勝負です。

今回は【空中浮遊】で敵の攻撃を待ち受けましょう。
巨大な剣の一撃をこのレイピアで【武器受け】しようとしている様に見せる構えを取ります。
レイピアで防御と言えばパリイングですし、真っ向勝負を誘う事も出来るでしょう。
これは敵を乗せて【おびき寄せ】るのが目的。
受けると見せるのは【フェイント】、誘った攻撃の軌道を【見切り】紙一重で回避して【カウンター】でユーベルコードを仕掛けるのが狙いです。
どこを狙うかを知り、浮遊状態で確実にカウンターする為です。
【勇気】を持って振る舞いましょう。



「あまりサムライと言う出で立ちではありませんが……やはり武人の雰囲気を感じますね」
「見た目なんかどうだっていい、来るならさっさと来いよ」
 ハロ・シエラから向けられた言葉を突っ撥ねるように応じると、弥助は大剣を正面に構え直し、その威容を見せつけるようにする。少女はたじろぐこともなく、レイピアを構えた。その頭には獣の耳が、その背には獣の尾が。魔軍の将の友ならざる黒獣は、捕食者の眼光をもって男を見据える。
「それでは…勝負です」
 今度は弥助よりの返事はない。代わりに大帝の剣を大きく振り上げ、始まりの合図とする。これ以上なく単純で明快で、されど避けるに能わぬ恐るべき一閃を予告する。
 ハロは浮遊し飛び上がり、レイピアを前方に、いわゆるパリイングの構えで待ち受ける。巨漢の振るう巨剣を前に、小柄な少女が細身の剣で受け流そうとは、蟷螂の斧も良い所であろう。猟兵やオブリビオンでもなければ、よほど想像力がない者でもなければ有り得ない愚策。さもなくばありありと見えるだろう。剣ごと断ち割られる自らの姿が。
 あるいは――何か隠した策が無ければ。

 振りかぶって跳びかかる弥助を迎え撃たんと、切り結ぶ寸前でハロは構えを変える。受けず、避けて、勢いのまま剣刃一閃を浴びせてやる。受け流すはフェイントであり、そのカウンターこそが彼女の狙い。
「そう来るよなぁ!」
 しかし相手も将であり、場数を踏んだ歴戦の勇である。その眼力はハロの行動を懐疑するに至らしめた。猟兵の急な動きに咄嗟に合わせ、刃の軌道に自らの獲物を強引にねじ込み防御とする。それでも完全には防ぎきれず、擦り抜けた刃に浅いとは言えぬ傷を負い、重きに勝る弥助の斬撃も、ハロに強烈な衝撃を与える。
 宙を転がるように吹き飛ばされた猟兵が態勢を整えてオブリビオンを睨み据えれば、その男は手元に赤い血を伝わせながら、言葉もなく、凄烈な念を湛えた瞳で彼女を睨み返していた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

トリテレイア・ゼロナイン
先に戦った秀吉は貴方と同じ忠義の元に立派に戦いました
貴方にも敬意を……と言いたいところですが、その「大帝の剣」
主君に勝利を捧げんがためとはいえ、そればかりは許容できません
これ以上の使用、阻ませて頂きます

上からの斬撃に対し、センサーでの●情報収集から移動速度、タイミングを●見切り、防具改造で脚部に装備していた装備を解除
自分の重量で急速に水面下に沈みつつ、大渦に抵抗せず流されることで移動
自分の●盾受けと大量の海水を盾とすることで、大帝の剣を防御

水中でグリモア猟兵に装備のUCを転送して貰い装着、起動、スラスタで急速浮上
大帝の剣の攻撃で上がった水飛沫を●目潰しとし、飛行し●だまし討ち斬撃を仕掛けます



「先に戦った秀吉は貴方と同じ忠義の元に立派に戦いました」
 弥助は友の心に言及するトリテレイア・ゼロナインに、ほんの僅か表情を和らげる。そうとも、彼の戦いは誉れある物であった。
「貴方にも敬意を……と言いたいところですが、その『大帝の剣』、主君に勝利を捧げんがためとはいえ、そればかりは許容できません」
 そのメガリスの権能によって、毛利水軍の侍たちは洗脳され、猟兵を敵と思い為し、望まざる戦いを強いられることとなった。そこに、大義はあるか。
「じゃあどうする」
 そう応じる弥助の表情は歪み、いかにも苦々しげで。その非道は、恐らくは問われるまでもなく、問うまでもなく、ずっと自らの心に圧し掛かってきたものではなかったか。
「これ以上の使用、阻ませて頂きます」
 忠節は美徳なれど、正義は崇高なれど、それは時に人を、自身を苦しめる。懊悩の騎士は、煩悶の武士を討たんとす。その心は怒りか、憐れみか。

 構えたトリテレイアへと、弥助は大帝剣を振り下ろす。跳びかかってのその攻撃を、センサーで精緻に瞬時に解析する。そこから打ち出した絶好のタイミングで脚部の水上用装備を解除してやると、金属の身体は当然海中に沈み行き、彼が構えた大盾と弥助の振り下ろした刃の間に膨大な量の海水が流れ込む。剣が振り下ろされれば激しい水飛沫を上げ、海面をすり鉢状に大きく穿つが、衝撃は標的までは届かず、またもとのように荒れた海が流れ込みトリテレイアの姿を隠した。

 海中を探す弥助だが、すでに脅威は頭上にあった。彼自身が上げた水飛沫を目隠しとして、転送を受けた『全世界サイボーグ連盟メカニック班謹製 追加機動装甲』を装備したトリテレイアが弥助の直上へと飛び上がったのだ。彼はその場で頭を下に、槍を手に構え、猛然と眼下の弥助へ向けて突撃した。
 火を噴くスラスタの音に気付いた弥助は、瞬時に剣を掲げあげ、それを防ごうと試みる。しかし想像を絶するその速度に対応しきれるはずもなく、軌道をずらすにとどまって、充分すぎる深手を負う。足場があれば膝を付いていたであろう男は、それでも寄る辺なく立ち続ける。己の中の悲壮な覚悟と、残酷な忠義だけを頼りに。

成功 🔵​🔵​🔴​

シリン・カービン
浮かび上がったのは、弥助から少し離れた海上。
しかしあれ程の漢なら新たに現れた猟兵を
見逃しはしないでしょう。

視肉の一撃は喰らうわけには行きません。
弥助をギリギリまで引きつけて、
攻撃される前に目の前の水面に一射。
水飛沫を盾に攻撃を躱します。

【ピクシー・シューター】で精霊猟銃を梯子の様に並べ、
自分の前に次々道が出来ていく様に跳び渡ります。

弥助の攻撃を躱しながら彼の周りをグルッと半周。
さて、最初の猟銃はどこにあったでしょう。

並べてきた猟銃が弥助の背中に斉射。
彼の注意が背後に向いた瞬間、猟銃を足場に跳躍。
続いて正面の猟銃が斉射し、
弥助が私の姿を見失っている間に
直上から急所を狙撃します。

アドリブ・連携可。



 シリン・カービンが浮かび上がったのは、弥助より少し離れた海上。渦潮より弾き出されるようにして姿を見せる。もちろん受けた傷が快癒したわけではないが、動くに支障があるわけではない。敵も手負い、丁度良かろう。
 そんな猟兵を敵将は見逃さない。見下ろした彼女へと向き直りながら、弥助は逆賊の十字架の力を行使すると、その片腕を巨大な異形の肉塊へと変え、拳を握り向かい来る。
 シリンの方でもそれを覚悟している。それの寄るを引き付け、挙動を注視し続ける。攻撃のために掲げた拳に力をこめるその瞬間に、その猟銃の一射を水面に向けて撃ち込んだ。正しく弾丸でないそれは静かに水中に潜り込むでなく、精霊の力によるものか過剰なほどの水飛沫を飛び散らせる。猟兵はそれを目くらましに、退って躱し反撃の糸口とする。
 姿を隠した一瞬の後、飛沫の収まった海上に弥助と対峙し現れたのは、今まさに自身を謀ってのけた、シリンの得物である精霊猟銃の銃口であった。射手はなく、その一挺だけで浮遊している。視線を移せばすぐ横にも同じ銃、さらにその隣にも。
 そのような調子で一様に自身に向いた猟銃を弥助が順に目で追って行けば、丁度真後ろに向いたところで、その銃を足場に宙に立つ猟兵の姿を見つけた。なるほど翼やスラスタを持たない彼女には、水から上がるに足場が必要であったろう。そう思いながら向き直り、次撃を用意する彼に向けて、シリンは一つの問いを投げかける。
「さて、最初の猟銃はどこにあったでしょう」
 弥助が答える間もなく――恐らくは戯言に付き合う気はないであろうし、シリンもそれを求めてもいないだろうが――間髪もなく男の視界の外の猟銃たちが火を噴いた。ユーベルコードによりそれぞれに操作された猟銃たちは、引鉄をひく主を必要としない。小さな羽根妖精たちは、悪戯でもするかのようにオブリビオンの将を翻弄する。
 被弾に気を取られ、背後に意識を向ければ今度は『その』背後から。こちらからは猟兵自身による本命の攻撃がくるかもしれない。さらに振り返ると――

 半円状に配置された猟銃による斉射を受け、払い除けながら、身に受けて血を流しながらも、弥助は姿を消した敵の姿を求める。飛び上がった頭上からそれを見下ろすシリンの目には、懸命なその姿が映っている。彼女はそれを憐れむでも嗤うでもなく、ただ静かに、銃口を向けて引鉄をひく。複製元である『最初の猟銃』から吐き出された一撃は、過たずにその頭頂を撃ち抜き、男を斃し海中へと沈めた。独鈷杵の制御が切れて渦潮が収まって後も、その亡骸が浮上することはなく。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年08月24日


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🔒
#サムライエンパイア
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#戦争
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#エンパイアウォー
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#魔軍将
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#弥助アレキサンダー


30




種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト