エンパイアウォー㉚~仲間呼びの財宝を破壊せよ
●グリモアベースにて
「皆様お疲れ様です。戦争も佳境となりましたがここで新たな予知です」
そういって猟兵たちを迎えたのはアマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)。今回の新しい予知は猟兵たちのここまでの活躍により現れたモノらしい。
「魔軍将・侵略渡来人『コルテス』は、骸の海から渡来人を呼び寄せる、幾つかの財宝を所持していた事が判明しました。一定時間ごとに新たな渡来人を召喚し続ける、これらの財宝は、かつて、コルテスが侵略した文明から略奪した『血塗れの財宝』と言えるでしょう。そして現在も新たな渡来人を呼び出し続け信長軍の戦力を増やしています。これらの『血塗れ財宝』を撃破する事が出来れば、魔空安土城の信長軍の戦力を減少させる事ができるでしょう」
その財宝が隠されている場所も既に判明してる。アマータが背後のホワイトボードに描かれた山陽地方の地図に赤い丸をつけ話を続ける。
「コルテスの血塗れ財宝は、山陽地方の神社仏閣などの『パワースポット』に設置されており、一定時間ごとに、同じ種類の集団敵を骸の海から召喚し続けます。自分は一切手をかけずに、自動で戦力を補充し続ける、コルテスらしい仕掛けと言えるでしょう。皆様はここへ赴き血濡れの財宝を撃破してください。召喚されたオブリビオン達は、ある程度数が集まったら、魔空安土城に向けて移動していくようですが、財宝の周囲には常に10体~20体のオブリビオンが財宝を守る為に居残るようです。つまり召喚されたオブリビオンが20体となると、半数の10体が移動する……というわけです。ですから今回はどのタイミングで攻撃を仕掛けるかも重要となります。先陣を切る方が攻撃を仕掛ければ召喚は止まるでしょう。もちろん敵の数を減らせば、戦闘は有利になります。しかし敵の数を多くすればその分だけ多少なりと敵の戦力を削る事になるので挑戦しても良いかもしれません」
マーカーにキャップを戻すとアマータは猟兵たちの方を再度向き。
「これは次へとつながる戦い。どうか皆様ご武運を」
カーテシーと共に猟兵たちの転移が開始された。
灰色幽霊
このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
どうも、灰色幽霊です。
今回は新たに発生したボーナスシナリオとなります。ええ、そうですコルテスの財宝です。どうぞぶっ壊しちゃってください。
このシナリオでは、最初にリプレイに登場するキャラクターは『敵が何体の時に攻撃を仕掛ける』かを決める事が出来ます。 敵の数によって戦闘の難易度が変わるので、最初のプレイングが重要となります。
基本的には一番最初に投げていただいたプレイングに書かれていた数で執筆する予定です。プレイングの採用率も参加者が7人以上ですと採用率が低くなりますのでご了承ください。
それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『万能従者型・渡来の天使』
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POW : 天使の一撃
単純で重い【天使の斧】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : くるくる回る天使の輪
自身が装備する【天使の車輪】をレベル×1個複製し、念力で全てばらばらに操作する。
WIZ : 兄弟の危機を見過ごせない!
自身が戦闘で瀕死になると【新たな別の渡来の天使】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
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二天堂・たま
時間が進むごとに敵が増えるのか、あの血濡れの財宝とやらは。
見つけ次第早急に破壊したいが…確実に、それでいて少ないダメージで破壊すれば他の血濡れの財宝とやらを壊しに行く機会が増えると思うのだよな。
ここは敵が移動した直後、最も敵の少ない時点で攻撃を仕掛けたいところだ。
まずは連中が守っている財宝とやらにダッシュ、あの財宝の周辺を戦場とすることで敵の攻撃を鈍らせる。
あの天使の斧による攻撃で、財宝が壊れやすくなるやもしれんし。
フェイントや残像で攻撃をかわしつつ、UC:ケットシーインパクトで1体ずつ、確実に無力化していく。
天使が使える相手が第六天“魔王”とはな…なんとも皮肉めいたハナシだ。
●猫の手も借りたいそんな時
「ここは敵が移動した直後、最も敵が少ない時に攻撃を仕掛けるのがベストだろう」
二天堂・たま(神速の料理人・f14723)は山陽地方のパワースポットの一つ、吉備津神社へと転移を行い血濡れの財宝を破壊する機会を伺っていた。先程召喚されたオブリビオンを合わせれば今ここにいるのは20体。つまり予知の情報が正しければこれから半数が魔空安土城へと進行を開始する筈。たまは財宝の警備が最も薄くなるその瞬間を今か今かと待ちわびていた。
「じゃあ行ってらっしゃい兄弟。僕たちはここで兄弟を呼ぶ財宝を護るよ」
「うん、行ってくるよ兄弟。護りはよろしくね」
天使を模したオブリビオンたちが同じ姿をしたオブリビオンたちから離れ、残ったのは半数の10体。ここまでは予知通り。つまり今が攻撃を仕掛ける絶好の機会と言うことだ。
たまは離れて行ったオブリビオンたちが視界から消えることを確認し残ったオブリビオンたちが護る財宝へと全力で駆けだした。
「誰だ!」
如何にケットシーの小さな体躯とはいえ警戒していたオブリビオンには即座に見つかってしまう。
だがたまにとってはそれでよかった。その小さな体躯を活かしたまは財宝の入っているであろう宝箱の周りを駆けまわり時折フェイントをかけてオブリビオンの振るう斧を避ける。
「危ない!」
「ふむ、惜しかったな」
斧の刃が財宝へと落ちる直前、また別のオブリビオンがなんとか受け止める。縦横無尽に駆けまわるたまを捕えるにはオブリビオンたちの持つ斧は巨大にして鈍重過ぎた。財宝を壊さぬように振るわれる斧ではたまを捕えることはできず逆にたまに懐に入られることになる。
「ぐれいとぉ!」
その中の一体にたまの肉球の一撃が炸裂する。それは鎧の上からでも負の感情を浄化するたまの肉球による一撃。ぷにっと肉球が命中したオブリビオンは弾き飛ばされ壁へと叩きつけられその身を塵へと還していく。
「天使が使える相手が第六天“魔王”とはな…なんとも皮肉めいたハナシだ」
―――財宝を護るオブリビオンはあと9体
大成功
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ウィルトス・ユビキタス
敵の数がなんだって?
人数の多寡は問題にはならない! 立ちふさがる全てをまとめて焼き払うだけのことだ。
射程に入り次第UCを仕様し【全力魔法】で炎の竜巻を起こし【範囲攻撃】で敵の軍勢を焼き払う。
別の天使が召喚されようがお構いなしだ、召喚される場所、というより味方以外の場所に炎の竜巻を置いてリスキルする。
飛んで火に入る夏の虫ってな!
炎を扱う時ってテンション上がるよなあ!
後で焼き払った神社仏閣の債権費用を寄付します。
ステラ・テルキーネス
なるほど、如何にどれだけの数を撃破するかが悩みどころですねー。
ただ、ボクはそんなに強くないから確実性を求めようと思いますね。
●戦闘
数が多すぎるとボクの実力では対処しきれる自信がないです。
なので10体が移動した直後を襲撃します。
20体は相手する自信無いですごめんなさい。
対集団戦での戦闘ノウハウはこの戦争で沢山学びました。
ユーベルコード天瞳魔人重石で重圧を与え、動きを封じたオブビリオンに自慢の<ステラ・テルキーネスの長い髪の毛>で『2回攻撃』『なぎ払い』『吹き飛ばし』します。
ボクの髪の毛を甘く見たのがあなたたちの敗因ですよー
●アドリブ
歓迎します。
カーバンクル・スカルン
車輪使いが相手なら、私も参加しないわけにいかないね!
【高速組立】で大量に作ったカタリナの車輪の山を天使達が集まった所に一斉に突撃!
あんたが作った天使の車輪とやらと私の車輪、どっちが強いかここではっきりさせましょうやー! どれだけ自力で増えようと財宝の力で増えようと関係なしに全部轢き飛ばせ車輪!
車輪でオブリビオンを一掃できたら、財宝を地べたにまで引きずり出してこの金槌でしっかり粉砕します!
●重石の魔眼とくるくる車輪と焼き討ちファイアー
残る9体の天使型オブリビオンの前に現れたのはウィルトス・ユビキタス(武闘派デスクワーカー・f01772)、ステラ・テルキーネス(バイオモンスターのミュータントヒーロー・f19520)、カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)の3人は先手を打たれ動揺しているオブリビオンへと突貫し、彼らが守る財宝を破壊すべく行動を開始する。
「敵が多すぎなくてよかったです」
「敵の数がなんだって? 人数の多寡は問題にはならない! 立ちふさがる全てをまとめて焼き払うだけのことだ」
「そうそう、どれだけいようと轢き飛ばすだけ!」
敵の数が少ないことに安堵するステラを余所に人数なんて関係ないとばかりに突っ込んでいくウィルトスとカーバンクルの2人。
「まずは動きを止めますね。君たちに教えてあげる。ボクの瞳から逃れられない!」
先制をとったのはステラ。その赤く輝く両眼がオブリビオンたちを捉える。【天瞳魔人重石】から放たれる超重力波は財宝を守るオブリビオンたちを纏めて圧し潰しその羽根で飛ぶことはおろか身体を動かすことすら許さない。そこへ迫るのはステラ自身の長い髪『ステラ・テルキーネスの長い髪の毛』、バイオモンスターであるステラは自身のその美しく長い髪の毛を自在に操ることができるのだ。
身動きのとれぬオブリビオンに絡みつくステラの髪の毛。そのまま2体のオブリビオンを掴み上げると力任せに振り回し壁へと叩きつける。重圧と髪の毛から解放されたオブリビオンはその身を塵へと還しこの場から消えていく。
「ボクの髪の毛を甘く見たのがあなたたちの敗因ですよー」
―――残るオブリビオンはあと7体。
「動かないなら都合がいいね!」
カーバンクルはステラが敵の動きを止めている間に自身の準備も終えていた。【高速組み立】によりカーバンクルの背後に大量に積みあがる針があちこちについた巨大な車輪『カタリナの車輪』。その数多の車輪たちが身動きのとれぬオブリビオンたちの元へ殺到する。オブリビオンも必死の抵抗を試み、なんとかその背の車輪を放つがカーバンクルの放つ車輪の数と威力に圧倒され砕け散る。そのまま車輪はオブリビオンを轢殺し蹂躙する。
「どれだけ自力で増えようと財宝の力で増えようと関係ない! 全部轢き飛ばせ車輪!」
その身体を車輪に轢かれたオブリビオンは塵となり消えていく。
―――残るオブリビオンはあと4体。
「不条理を以て不条理を覆せ。さぁ燃えろ!」
残りあとわずかとなった財宝を守るオブリビオン、そこへウィルトスが全壊の火力を以って【エレメンタルコード】により炎の竜巻を巻き起こす。それは身動きのとれぬオブリビオンたちのいる場所だけでなく、財宝の安置されている部屋の中、味方のいない場所全てに配置される。これによりもし新たにオブリビオンが召喚されようと即座に焼き殺され、もし引き返してきたオブリビオンがいようと邪魔されず財宝を破壊することができる。
「飛んで火に入る夏の虫ってな! 炎を扱う時ってテンション上がるよなあ!」
もちろんこれだけの火力、この吉備津神社もただでは済まない。燃え盛る炎の竜巻から引火し建物自体も燃え始める。しかしそんなことはお構いなしにウィルトスはまだまだ火力をあげていく。
「燃え尽きろ!」
部屋を埋め尽くす炎の竜巻が一つに合わさり、最後に残っていた4体のオブリビオンを燃やし尽くし塵へと還していく。
―――残るオブリビオンはあと0体。
財宝を守るオブリビオンがいなくなったことでついに猟兵たちの手が宝箱へと届く。とはいえ神社は家事の真っ最中。財宝の入った宝箱だけステラが回収し猟兵たちはひとまず神社の外へと出ることにした。
「中身はなんなんでしょうねー」
「わからん。が、気にすることはないだろ。壊せばいいだけだ」
「そういうことだね! はーい、危ないから退いた退いた!」
神社の庭に置かれた宝箱。中身も気になるところではあるが今は破壊が最優先。カーバンクルが自身の背丈ほどある巨大な金槌『超巨大金槌』を振りかぶり全力で宝箱へと振り下ろす。
砕け散った宝箱の中身は確認する暇もなく塵へと還り詳細は不明となってしまった。しかしこれで渡来人を呼ぶ血濡れの財宝は破壊された。これで新たに戦力が増強されることはないだろう。
「……それで…これはどうしましょー」
「……再建費用は寄付するさ」
ウィルトスの放った炎により見事に焼け落ちた吉備津神社の別棟。幸い人的被害はないがそれでも少なくない金銭が必要だろう。
こうして猟兵たちの活躍により信長軍の戦力は確かに削ることができた。しかし本命は未だ先。猟兵たちは次なる戦場へと向かっていった。
余談だがウィルトスは再建費用の寄付でしばらくの間、食事のおかずが一品減ったらしい。
大成功
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