エンパイアウォー⑩~水軍旗を奪取せよ!
「みんな、戦争を頑張ってくれていてありがとう!」
フィーナ・ルリス(陽だまり・f04597)は、まず猟兵達に礼を告げる。
「でも、まだまだ、みんなの力が必要なんだ! 相手は『村上怨霊水軍』。海の上での戦闘の猛者達だよ! みんなには『村上怨霊水軍』が乗っている、『日野富子』が作り上げた『超巨大鉄甲船』の大船団を建造したの! 『超巨大鉄甲船』に何とかして乗り込んで貰って、そこで『村上水軍旗』を引きずりおろして欲しいんだ。船の中には10人の水軍がいるけど、『村上水軍旗』を引きずりおろさなければ敵は負けない。逆に『村上水軍旗』さえ引きずりおろしてしまえば、水軍もいなくなって勝利出来るんだよ」
フィーナは猟兵達に向かって、強く話しかける。
「今回の戦いで大事なのは、まず『超巨大鉄甲船』に乗り込む事。まずは、乗り込まなければ何も出来ないからね。とにかく、どうにかして、船に乗り込んで欲しいの! 次に『村上水軍旗』を引きずりおろす! これが出来なければ勝利できないんだ。勿論、船にいる村上水軍兵も攻撃してくるだろうけど、それよりも『超巨大鉄甲船』を引きずりおろす事の方が大事なんだよ! 『村上水軍旗』さえ引きずりおろす事が出来れば、村上水軍も骸の海に還っていくから。逆に、水兵を攻撃しても余り意味が無いんだ。大事なのは2点。何とかして乗り込む事、そして旗を引きずりおろす事。これが勝利条件だよ! みんななら、出来るって信じているからね!」
白鳥美鳥
白鳥美鳥です。初めての戦争参加です。宜しくお願い致します。
今回の戦い方は、2段階になっています。
1.『超巨大鉄甲船』に、どうにかして乗り込む事。
2.無事に船に乗り込んだら、『村上水軍旗』を引きずりおろす事。
まずは、船に乗り込み、それから『村上水軍旗』を引きずりおろして下さい。旗を引きずりおろす事が勝利条件なので、水軍兵もいますが、勝利条件を満たす事を一番に考えてください。
少々、頭を使うシナリオになります。戦うよりも作戦が全てを握っています。
なお、このシナリオは20日までに達成する必要があります。
私も出来る限り頑張りますので、皆様のご協力、宜しくお願い致します。
第1章 集団戦
『異国の少女剣士』
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POW : 跳躍飛翔
空中をレベル回まで蹴ってジャンプできる。
SPD : 縮地法
【瞬間移動】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【至近距離からの斬撃】で攻撃する。
WIZ : 憑呪宿奪
対象のユーベルコードに対し【その属性や特性を奪い取る斬撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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「あの船ですね」
シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)海上には超巨大鉄甲船を見つめて、そう呟く。確かに、財力を作って作っただけに見事な船だ。ただ、乗組員がおらず、あの船上には村上怨霊水軍が操る事になっているのだが、今回の戦いの目的はその村上怨霊水軍兵との戦いではない。船になびく村上水軍旗を引きずりおろす事が目的であり勝利条件なのだ。
「制海権を渡すわけに行かねぇんでな。それにテメェ等を組織した日野富子も既に滅んでる……この辺で年貢の納め時にしときな!」
ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は、強い口調でそう言った。
今回の戦いに挑むのは、デナイル・ヒステリカル(架空存在の電脳魔術士・f03357)、迎・青(アオイトリ・f01507)、ガルディエ、コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)、そしてシリン・カービンの5人だ。
デナイルは自身に蒼い稲妻を纏い雷速で船の甲板に辿り着き、青は青く輝く風を自身と振り絞った勇気を覆って飛翔していく。ガルディエも自らを強化しながら飛翔する能力を使っていき、コトトも黒猫耳尻尾と天使の翼が生やして飛び立つ。一方、シリンは水面を蹴って甲板を目指した。
5人全員が無事に敵の甲板に辿り着き、お互いにメンバーを確認する。
「水兵を相手にするメンバーと、旗を狙うメンバーに別れよう」
デナイルの言葉に、皆は頷く。その方が、圧倒的に効率が良いからだ。
「僕は水兵の相手をしよう。攪乱なら任せてくれ」
「俺も空中戦で、飛び上がってくる水兵達を相手に戦って、支援するぜ」
「ぼくも戦って支援に徹しますにゃ!」
デナイル、ガルディエ、コトトが、旗を奪う間の水兵の相手をする役に名乗り出る。
「ボクは、空の上から旗を狙いにいくよ。……頑張るっ!」
「私は甲板から空中を蹴り上がって旗を狙うわ。旗は上下から、水兵の相手も上下から……分配的には問題無さそうね」
攻撃役のデナイル、ガルディエ、コトトの3名は水兵達を攪乱して、旗から注意を反らす。青とシリンの2名は旗を狙う事に集中する事になった。水兵の数も10体であり、そう多くは無い。更に、倒す事がメインでは無いので十分事足りるだろう。
「よし、いくぞ!」
ガルディエは全身を遠距離攻撃にも使える不可視の巨大な念動力で覆い、戦闘力の強化をすると、飛翔能力を使って飛び上がる。同じように水兵達も彼を追いかけるように飛び上がり攻撃を繰り出すが、ガルディエは愛用の魔槍斧ジレイザと魔剣レギアの二刀流を使い、力強い攻撃を降りおろし、複数の相手に対しては薙ぎ払いで対応していく。
甲板ではデナイルが青い稲妻を纏い、雷速となって、相手を視認し瞬間移動をしてくる水兵を相手に対して、視認できないような速度を出しながら水兵達を攪乱していった。
コトトは相手の攻撃を読んで起こる相殺攻撃を受けつつも、残像を残して飛び上がりメイスによる気絶攻撃を積極的に行っていった。
一方で、旗を降ろす担当の青とシリンは上空と甲板からお互いの位置の確認をする。
「シリンさん、ボクは急降下で下ろしにかかるよぅ」
「私は下から引きずり下ろすわ」
青とシリンはお互いに確認し合うと、甲板上や空中で水兵と戦い気を引いている仲間達の間を縫って、まずは青が旗の位置を確認し、上空から一気に旗の引き下ろしにかかる。上空からの落下の勢いを使って下ろしていくが、旗は旗で大きいので、それだけでは下ろしきれない。それを下方からシリンが空中を跳んで駆け上がり、旗の引き下げに協力していく。
勿論、勝利条件となっている旗は、水兵達にとっても大事なものなので、当然守りに行きたいのだが、ガルディエの空中攻撃、デナイルの高速に依る攪乱。そしてコトトの気絶をメインにした攻撃を受けている為に、旗への戦力が割けない状態だった。だからこそ、青とシリンは旗を引きずり下ろす事に安心して専念する事が出来る。二人は協力し合いながら旗を降ろしていく。旗の大きさは中々のものだが、2人がかりなら何とかなる範囲だ。慎重に旗を降ろしていく。水兵達を相手にしている3人も、水兵達が旗の方に向かわない様に、上手くタイミングを合せて、錯乱に努める。十分な時間稼ぎを得るために。
3人の援護を受けながら、青とシリンが旗を引きずりおろした瞬間、水兵達の姿が一斉に消えた。恐らく骸の海に還ったのだろう。旗が水軍の兵士達の生命線だった様だ。だからこそ、旗を引きずりおろす事が重要だったのだと、猟兵達は改めて思う。
今回の戦いは、上手くいった方だろう。上手く兵力の分散が出来たから、旗も無事に引きずりおろす事に成功したのだ。
これで、海による一つの戦いは、無事に成功を収めた。超巨大鉄甲船を作る為に財力を注ぎ込んだ張本人である日野富子は倒れているので、この海軍が無事に殲滅できれば、正式に倒す事が出来るだろう。駆り出された村上怨霊水兵達の殲滅。この戦いが終わるまでには後、もう少しだ――。
デナイル・ヒステリカル
軍旗を基点に発生しているのでしょうか?
仮に情報のない状態で遭遇したのであれば、驚異的な相手だったのでしょう。
しかし弱点が予知されているのならば攻略は容易です。
先ず必要な事は接近する手段。
これは各猟兵ごとに策があるはず。
次に軍旗へのアプローチ。
周囲の敵の存在を考えると、初動でこちらを重視するのはあまり効率的ではない。
ならば僕はいち早く甲板へと乗り込み、敵戦力を撹乱して後続へのサポートを実行しましょう。
UC:オーバークロックを始動
蒼い稲妻を纏って自身を強化
雷速となって敵の迎撃よりも早く空中を駆け、乗り込みます
視認した対象への瞬間移動は強力なUCです
しかしこの状態の僕を視界に捉えることが出来ますか?
迎・青
(他猟兵との連携・アドリブ歓迎です)
…ええと、旗?をとっちゃえばいい、んだよね?
やっつけなくていい、なら、ちょっとはコワくない…かなぁ?
…うん、やってみるよぅ!
【B.B.B.】使用で、超巨大鉄甲船まで飛んで行って乗り込む
敵に見つからないよう、高度に注意。飛行時はできれば太陽を背にする
上空から旗の位置を確認し急降下、引きずりおろしにかかる
見つからない場合は、敵の少なそうなところに降りて探す
敵からは基本、飛翔と【逃げ足】で逃げ回る
戦う必要がある時は、所持する杖から青い光を放って、目くらましを兼ねた攻撃(【属性魔法】【全力魔法】)
ガルディエ・ワールレイド
まぁ制海権を渡すわけに行かねぇんでな
それにテメェ等を組織した日野富子も既に滅んでる……この辺で年貢の納め時にしときな!
◆戦闘
竜神領域を使用して《空中戦》で戦うぜ
超巨大鉄甲船にも飛んで乗り込むと言うか、船の上空位置を取る
大前提として、機会が有れば村上水軍旗を斬って下へ落とすぜ
敵も【跳躍飛翔】で妨害してくるだろうから、叩き落としたりしつつ隙を伺うぜ
武装は《怪力/2回攻撃》を活かす魔槍斧ジレイザと魔剣レギアの二刀流
複数の敵が間合いに入れば《なぎ払い》
《念動力/範囲攻撃》で吹き飛ばす
相手のジャンプ可能回数は数えておき、隙を伺う一考とする
場合によっては《捨て身の一撃》で、敵から被弾しつつ旗を狙うぜ
コトト・スターチス
今日もしゅつげきをがんばるコトトです!
ねこへんしんして、空から船にむかいます!
(黒猫耳尻尾と天使の翼が生える)
【空中戦】で矢や大砲を【見切り】ながら、上空から【情報収集】して敵の動きや旗の場所を要チェック
旗へ向かう最も適したルートを分析し終えたら、太陽を背にして最大速度で突撃しますにゃーっ!
必要なら皆さんが船にあがる支援もしますにゃ
乗船後は、旗を狙う方の支援を中心に行いますにゃっ
(誰も居なければ僕が突撃します)
敵の斬撃は【残像】を残し飛び上がって避け、お返しにメイスでがつんと【吹き飛ばし】て【気絶攻撃】を行い、倒さずに無力化を優先しますにゃー!
「旗を降ろすと勝つのは、ゲームみたいですにゃー?」
シリン・カービン
今回はスピード勝負。
私と似た様なUCを使う相手は先手を取ることが重要です。
「あの船ですね」
小舟で接近後は【シルフィード・ダンス】で水面を蹴って疾走。
そのまま空中を駆け上がり、甲板へ着地してUCをリセット。
旗を視認したら続けて跳躍します。
と、ここまで来れば敵もいい加減狙いに気づくでしょう。
旗に跳ぶと見せかけて、上空から甲板上の少女剣士の
位置を捕捉。
【縮地法】の挙動を見せたらすかさず回避のステップ。
瞬間移動してきた少女剣士には残像を切らせて
背後から精霊猟刀で斬りつけます。
他の猟兵がいるなら殺到されることはないでしょう。
数人相手にしたら大きく跳んで旗を掴みます。
「これで、詰みです」
アドリブ・連携可。
「あの船ですね」
シリン・カービン(緑の狩り人・f04146)海上には超巨大鉄甲船を見つめて、そう呟く。確かに、財力を作って作っただけに見事な船だ。ただ、乗組員がおらず、あの船上には村上怨霊水軍が操る事になっているのだが、今回の戦いの目的はその村上怨霊水軍兵との戦いではない。船になびく村上水軍旗を引きずりおろす事が目的であり勝利条件なのだ。
「制海権を渡すわけに行かねぇんでな。それにテメェ等を組織した日野富子も既に滅んでる……この辺で年貢の納め時にしときな!」
ガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は、強い口調でそう言った。
今回の戦いに挑むのは、デナイル・ヒステリカル(架空存在の電脳魔術士・f03357)、迎・青(アオイトリ・f01507)、ガルディエ、コトト・スターチス(バーチャルネット辻ヒーラー・f04869)、そしてシリン・カービンの5人だ。
デナイルは自身に蒼い稲妻を纏い雷速で船の甲板に辿り着き、青は青く輝く風を自身と振り絞った勇気を覆って飛翔していく。ガルディエも自らを強化しながら飛翔する能力を使っていき、コトトも黒猫耳尻尾と天使の翼が生やして飛び立つ。一方、シリンは水面を蹴って甲板を目指した。
5人全員が無事に敵の甲板に辿り着き、お互いにメンバーを確認する。
「水兵を相手にするメンバーと、旗を狙うメンバーに別れよう」
デナイルの言葉に、皆は頷く。その方が、圧倒的に効率が良いからだ。
「僕は水兵の相手をしよう。攪乱なら任せてくれ」
「俺も空中戦で、飛び上がってくる水兵達を相手に戦って、支援するぜ」
「ぼくも戦って支援に徹しますにゃ!」
デナイル、ガルディエ、コトトが、旗を奪う間の水兵の相手をする役に名乗り出る。
「ボクは、空の上から旗を狙いにいくよ。……頑張るっ!」
「私は甲板から空中を蹴り上がって旗を狙うわ。旗は上下から、水兵の相手も上下から……分配的には問題無さそうね」
攻撃役のデナイル、ガルディエ、コトトの3名は水兵達を攪乱して、旗から注意を反らす。青とシリンの2名は旗を狙う事に集中する事になった。水兵の数も10体であり、そう多くは無い。更に、倒す事がメインでは無いので十分事足りるだろう。
「よし、いくぞ!」
ガルディエは全身を遠距離攻撃にも使える不可視の巨大な念動力で覆い、戦闘力の強化をすると、飛翔能力を使って飛び上がる。同じように水兵達も彼を追いかけるように飛び上がり攻撃を繰り出すが、ガルディエは愛用の魔槍斧ジレイザと魔剣レギアの二刀流を使い、力強い攻撃を降りおろし、複数の相手に対しては薙ぎ払いで対応していく。
甲板ではデナイルが青い稲妻を纏い、雷速となって、相手を視認し瞬間移動をしてくる水兵を相手に対して、視認できないような速度を出しながら水兵達を攪乱していった。
コトトは相手の攻撃を読んで起こる相殺攻撃を受けつつも、残像を残して飛び上がりメイスによる気絶攻撃を積極的に行っていった。
一方で、旗を降ろす担当の青とシリンは上空と甲板からお互いの位置の確認をする。
「シリンさん、ボクは急降下で下ろしにかかるよぅ」
「私は下から引きずり下ろすわ」
青とシリンはお互いに確認し合うと、甲板上や空中で水兵と戦い気を引いている仲間達の間を縫って、まずは青が旗の位置を確認し、上空から一気に旗の引き下ろしにかかる。上空からの落下の勢いを使って下ろしていくが、旗は旗で大きいので、それだけでは下ろしきれない。それを下方からシリンが空中を跳んで駆け上がり、旗の引き下げに協力していく。
勿論、勝利条件となっている旗は、水兵達にとっても大事なものなので、当然守りに行きたいのだが、ガルディエの空中攻撃、デナイルの高速に依る攪乱。そしてコトトの気絶をメインにした攻撃を受けている為に、旗への戦力が割けない状態だった。だからこそ、青とシリンは旗を引きずり下ろす事に安心して専念する事が出来る。二人は協力し合いながら旗を降ろしていく。旗の大きさは中々のものだが、2人がかりなら何とかなる範囲だ。慎重に旗を降ろしていく。水兵達を相手にしている3人も、水兵達が旗の方に向かわない様に、上手くタイミングを合せて、錯乱に努める。十分な時間稼ぎを得るために。
3人の援護を受けながら、青とシリンが旗を引きずりおろした瞬間、水兵達の姿が一斉に消えた。恐らく骸の海に還ったのだろう。旗が水軍の兵士達の生命線だった様だ。だからこそ、旗を引きずりおろす事が重要だったのだと、猟兵達は改めて思う。
今回の戦いは、上手くいった方だろう。上手く兵力の分散が出来たから、旗も無事に引きずりおろす事に成功したのだ。
これで、海による一つの戦いは、無事に成功を収めた。超巨大鉄甲船を作る為に財力を注ぎ込んだ張本人である日野富子は倒れているので、この海軍が無事に殲滅できれば、正式に倒す事が出来るだろう。駆り出された村上怨霊水兵達の殲滅。この戦いが終わるまでには後、もう少しだ――。
大成功
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