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エンパイアウォー⑩~海の要塞を突破せよ

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー


 エンパイアウォーは今、幕府軍が順調に進軍し支援する猟兵は陸路の版図を拡げている。
 だがそこには一点見逃しているものがある。それは海路。物流の多くを占める海路こそ、最も物も人も多く運ぶ事ができる重要なルートだ。そんな場所に魔の手が伸びようとしていた。

 南海道の海路を順調に進む幕府軍の船団。だがその行く手を塞ぐように甲板からでも見上げなくてはならない、超巨大鉄甲船の大船団が陣取っていた。
 それはまるで城壁の如く、ここより先には誰も通さないと威圧感を放つ。
『お頭ぁ! 獲物がのこのことやってきやしたぜ!』
『砲の用意をしろぉ! まず出足にぶち込んで足を止めたら、次は船体に穴をあけて皆殺しだ!』
 血の気の無い透き通った身体を持つ船乗りたちが忙しなく甲板を動き回る。鉄甲船を操るのは『村上水軍』の怨霊たちだった。
『旦那、準備はいいですね?』
 怨霊の船長が振り返り、金で雇った用心棒たちに視線を向けた。
「くっくっく、任せておくタコ。海は安全と思い込んでる間抜けどもは、俺たちの触手にかけて倒してやるタコ!」
「海の藻屑にしてやるタコよ~」
 用心棒として雇われたのは、近海を荒らしていた巨大なタコの姿をした妖怪たちだった。
『お頭ぁ、あいつら大丈夫なんですかい?』
『見た目はともかく、実力は確かだ。金の分は働いもらうさ。俺達は俺達の仕事をするぞ!』
『へい!』
『もう一度こうして船に乗れるんだ、どんな仕事だろうとやり遂げてやるぜ!』
 怨霊は士気高く、村上水軍の軍旗を掲げる鉄甲船の針路を幕府軍の船へと向けた。


「敵は南海道の海路を封鎖し、幕府軍の船団を壊滅させるつもりだ」
 海の映像を映し出すグリモアベースでバルモア・グレンブレア(人間の戦場傭兵・f02136)が猟兵を出迎え、新たな任務について説明を始める。
「諸君にはこの敵の迎撃に出向いてもらいたい。ここに居る者で一隻の超巨大鉄甲船を攻略することとなる」
 このままでは幕府軍の船団は為す術もなく壊滅してしまうだろう。

「敵は『日野富子』の建造した『超巨大鉄甲船』の大船団を用いている。その船員は大海賊『村上水軍』の怨霊を呼び出して使役しているようだ」
 最強の水軍と呼ばれた者たちだ、怨霊たちは直接戦闘はせず、船の操縦に専念するようだが、その技術だけでも幕府軍の上をいく。
「厄介なことに鉄甲船は傷つけても、怨霊の力ですぐに復元してしまう。なので怨霊を消滅させる為に、船に乗り込んで帆柱に掲げられた村上水軍旗を引きずり降ろさなくてはならない」
 怨霊の源である村上水軍旗を船から外せば、怨霊たちは力を失い消滅してしまう。
「だが相手もそのことは承知している。なので用心棒を雇っているようだ。その敵は巨大蛸の姿をした妖怪のようだ。数は10体ほど、蛸らしい特殊能力で戦うようなので気を付けなければ、余計な不覚をとるかもしれん」
 見た目はタコだが、オブリビオンの群れなのは間違いない。油断せずに戦うべきだろう。

「多くの者には慣れぬ船の上での戦いだ、巨大な船に乗り込むだけでも一苦労だろうが、この超巨大鉄甲船を撃破せねば海路が阻まれ、多くの被害が出てしまう。諸君の力でこの海の要塞を攻略して海路を確保するのだ」
 バルモアが海路を行く幕府軍の船団に通じる道を作り出し、猟兵は海上の戦いへと向かった。


天木一
 こんにちは天木一です。今回は海上戦です。海路を封鎖する超巨大鉄甲船の一隻に乗り込んで、軍旗を奪い取りましょう!


 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。


 巨大鉄甲船は、全長200mくらい、全幅30mくらいのサイズです。
 巨大鉄甲船には幕府軍の船で近づけますが、高さが違うので乗り込む時に気をつけてください。それぞれの得意な方法で乗り込むと上手くいくでしょう。
 それでは海上戦です。海賊相手に海賊の流儀に従って襲撃しましょう!
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第1章 集団戦 『骨抜き妖怪『衣蛸』』

POW   :    随分と凝ってるタコ~。俺たちのようにほぐすタコ!
【タコの保護色能力で全身を迷彩して接近し】【筋肉の塊である8本の触手で相手を捕まえ、】【マッサージで弱らせてからの絞めつけ攻撃】で自身を強化する。攻撃力、防御力、状態異常力のどれを重視するか選べる。
SPD   :    カッピングもやってますタコ~。血流良くなるタコ!
【タコの保護色能力で全身を迷彩して接近し】【非常に強力な吸盤で相手を捕まえて、】【カッピングで生気を吸い取り弱らせる攻撃】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
WIZ   :    運動不足じゃないかタコ~?ヨガは身体に良いタコ!
【再生能力を活かして非常にしぶとく接近して】から【筋肉の塊の触手と強力吸盤で相手へ捕縛攻撃】を放ち、【操り人形のように強制的にヨガをさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
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レクス・マグヌス
【心情】
サムライエンパイアで最悪の魔人として知られる織田信長、か
動いたのであればむしろ好機
ここで、この世界の戦いも終わらせよう

今回は水軍が相手か
こちらも海賊らしくやらせてもらうとしよう
「聞くがいい! 我が名はレクス・マグヌス! 滅びし都の最後の王!」
【戦闘】
「妖剣解放」で自身の速度を上げてその速度で相手の攻撃を回避しながら攻撃を行う

「聞き耳」「失せ者探し」で敵の接近に警戒し回避には「残像」を用いる
攻撃の間隙を突きながら立ち回り敵を切りつけていく

「そう簡単に僕を捕らえられると思うな」

敵が減ったら「ジャンプ」からの「空中戦」で海賊旗を奪い取る
「これであれば、勝負がどうなったかは明らかでしょう」


黒鵺・瑞樹
アレンジ連携OK
右手に胡、左手に黒鵺の二刀流

UC空翔で飛び移るのでそこそこの距離まで船を出して貰う。
向こうからの被弾の可能性があるのであればさらに手前まででいい。空翔で繰り返し跳べばいいからな。
飛び移る時は【存在感】を消し【目立たない】ように一気に移る。

そのまま蛸に【先制攻撃】で【奇襲】【暗殺】の攻撃。
さらに動きの制限【マヒ攻撃】、かつ【傷口をえぐる】でよりダメージ増を狙う。
迷彩とか俺と似たような攻撃で厄介だし先手必勝だ。
相手の攻撃は【第六感】【見切り】で回避専念。可能なら【カウンター】を叩き込む。
捕まったら【ロープワーク】応用の縄抜けで締め付けからの脱出を試みる。
足手纏いになるのはごめんだ。



●超巨大鉄甲船
「サムライエンパイアで最悪の魔人として知られる織田信長、か」
 潮風を感じながら船首に立つレクス・マグヌス(嵐をもたらすもの・f07818)は、戦争を始めた敵の総大将に思いを巡らせる。
「動いたのであればむしろ好機。ここで、この世界の戦いも終わらせよう」
 戦乱が起きてしまったのであれば、倒して終わらせてしまえばいいとシンプルに考える。

「その為にもまずは目の前の敵を倒さなくてはな」
 その視線に今乗っている船の何倍も大きく、鉄板や大砲でしっかりと武装された鉄甲船が映る。
「今回は水軍が相手か。こちらも海賊らしくやらせてもらうとしよう」
 こちらも海の流儀に従って乗り込んでやろうと、レクスは勇ましく笑みを浮かべた。

「聞くがいい! 我が名はレクス・マグヌス! 滅びし都の最後の王!」
 レクスが堂々と名乗りを上げ、魔剣を引き抜く。すると怨念が放たれその身に纏う。そして後ろに飛び下がり、飛んで来た矢を避けると、助走をつけて地を蹴り、敵の船へと飛び移った。
「一番乗りだ!」
『敵が乗り込んできたぞ!』
『旦那! 頼みやしたぜ!』
 レクスの姿を見ると、怨霊の船乗りたちが引き、代わりににゅるっと現れたのは人よりも大きな蛸の化け物だった。
「俺たちの乗っている船に乗り込むなんて間抜けな奴タコ」
「その通りタコ、我等タコ地獄に落としてやるタコ!」
 ぬうっと太い触手が叩きつけられる。それをレクスは横に跳んで躱した。だがもう一匹のタコがその着地を狙って飛び掛かろうとする。


「こっちのタコには俺の相手をしてもらおうかな」
 だがその直前、空から何かが落ちてくると、タコの足が斬り飛ばされ、跳ぼうとしていたタコはべちゃっと顔から床に突っ込んだ。
「何者タコ!?」
 タコが顔を上げると、そこには黒い刀身の大振りなナイフを手にした黒鵺・瑞樹(辰星月影写す・f17491)の姿があった。
「何者っていわれてもな、今回は船を襲う海賊みたいなものかな」
 ナイフをくるっと回して逆手に持つと、駆けてタコの横を駆け抜けながら斬りつけた。
「ぬあっよくもやってくれたな! 自慢の足で捕まえて八つ裂きにしてくれるわ!」
「自慢するほどのものじゃないと思うけど、捕まえれるものなら捕まえてみな」
 タコがうねうねと触手を動かし、挑発する瑞樹を追いかける。
「このタコは俺に任せてくれ」
 そう言い残して瑞樹はタコを一匹引き離して場所を移動した。


「なかなか素早いタコ。だがタコの足は8本あるタコ!」
 一斉に触手が伸びてレクスを捕まえようとする。
「そう簡単に僕を捕らえられると思うな」
 素早く飛び退き、次々と船を移動しながらレクスは魔剣を振るってタコ足を斬り捨てる。だが足はまたにょきっと生えて襲い掛かって来た。
「ちょこまかとすばしっこいタコ。」
 ならばとタコが変色し、周りの風景と同化して姿を消した。

「消えた?」
 レクスは目を閉じ意識を耳に集中して、辺りの音を探る。すると背後でびちゃっと粘着性のある水の音が聞こえた。
「捕まえたタコォ!」
 ガバッと姿を表したタコが包み込むようにレクスを抱きしめ強力な吸盤で拘束する。
「ヌハハッこれでもう逃げられない……タコ?」
 捕まえたはずのレクスが姿を消していた。

「それは残像だよ」
 声が上から聴こえる。見上げれば太陽を背にして高く跳躍したレクスの姿があった。そしてタコが反応する前に落下しながら魔剣を振り下ろし、タコの身体を両断した。
「そんなタコ……」
 墨を垂らしながらタコは真っ二つになって息絶える。
 そんな姿を見向きもせず、レクスは次の敵を倒さんと駆け出した。


「ここら辺でいいかな」
 甲板の広い場所で瑞樹は足を止め振り返る。
「ここがお前の墓場タコ!」
 追いついたタコが飛びついて襲い掛かって来る。
「いいや、ここでお前がタコ刺になるんだ」
 飛び退きながら瑞樹がナイフを振るい、触手を切断する。だがすぐに触手がじゅるんと生え、また瑞樹はナイフで切り捨てる。

「ふはははっどうしたどうした! 俺のタコ足は何度でも生えてくるぞ!」
 高笑いしながらタコが何度も触手を叩きつけて来る。
「こんなところで用心棒なんてやらずに、料理屋で足を売ったらどうだ」
 軽口を叩きながら瑞樹は攻撃を避ける。
「ちっ逃げ足の速い。それならばこれでどうだ!」
 タコが保護色となって船の風景と同化する。そして姿を消して忍び寄ってくる。

「迷彩か、俺と似たような攻撃で厄介だな」
 神経を研ぎ澄まし、瑞樹はじっとして敵の攻撃を待つ。その時、背筋に電気が走ったように感じ、前へと飛び出した。すると立っていた場所に触手が張り付く。
「避けたタコ?」
「勘も結構当たるものだな」
 驚くタコに瑞樹が反撃のナイフを走らせ、触手をズダズダに切り裂いた。
「何度やっても無駄タコ! このくらい……ん? 再生が遅いタコ?」
 すぐに再生していた足がなかなか生えず、タコが頭を傾げて傷口を見た。

「ようやく効いてきたか。麻痺毒を傷口から入れさせてもらった」
 ナイフ攻撃の副効果がようやく効き始めていた。
「このくらいどうってことないタコ!」
 ふらつきながらタコが襲い掛かって来ると、その触手の隙間を通って瑞樹は懐に入り、縦横無尽にナイフを振るってタコを細切れに分割した。
「これだけやればもう再生もできないだろ」
 バラバラになったタコを見下ろし、再生しないのを確認した瑞樹は空気を蹴って空を跳躍し、次の敵を探す。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

明石・真多子
おお~タコ仲間に遭えるんだ!
マッサージが得意なんて変わったタコだね!ちょっと試してもらおうかな~。

まずは船に近付くことからだね。
船で近付くと警戒されそうだし[水泳]で船に取り付こうかな。蛸アピールできれば仲間意識持ってくれそうだし!
船も吸盤で[クライミング]してスイスイ登れば到着!
みんなこんにちわ~。他の世界のタコ代表であいさつに来たよ~!

せっかくだし自慢のマッサージを先にしてもらおうかな。泳いできたから腕も脚もくたくた~。
次はカッピング?残念!タコ同士はくっつかないんだよ!
接近させたのは作戦の内!タコ仲間でも悪い奴は許さないよ!
【軟体忍法タコ殴りの術】で船外へまとめて殴り飛ばしちゃえ!


ヒルデガルト・アオスライセン
※諸々ご自由に

火に対して強い船と聞いています、想像より豪壮な佇まいでしたね
絶えず復活する砲と組み技が10体
この際被弾と衣装汚れは目を瞑りましょう

銀靴のスラスターで空を飛びながら光弾を放ち、タコの気を引きます

その砲を利用します
カッピング3択のうち、封印条件の3に到達しないように
まず先程の光弾で長時間残る、輝く十字の紋章を付けます
察知出来ず掴まれたタコには身代わりで一度だけ回避します

船側面付近にいるタコに自分から接近し、敢えて掴ませてから
砲撃が始まりそうな砲門に全速力で詰め込んで
砲圧力と合わせて、添えた拳か蹴りで粉砕します。これならばリベンジ印がなくても、攻撃力が落ちていてもきっと問題ありません。



●タコ流マッサージ術
「おお~タコ仲間に遭えるんだ! マッサージが得意なんて変わったタコだね!ちょっと試してもらおうかな~」
 同じタコ仲間としては会わずにはいられないと、明石・真多子(軟体魔忍マダコ・f00079)は機嫌よく海をタコのようにスイスイと泳いでいた。
「よし、警戒されずにこれたね、それじゃあ次は登ってと……」
 そして巨大船の元までやってきた真多子は、タコ足の吸盤を使って張り付いて船の側面をスイスイと登り、甲板へと到着した。

「みんなこんにちわ~。他の世界のタコ代表であいさつに来たよ~!」
 タコ足をうねうねさせながら笑顔で真多子が挨拶すると、タコの妖怪が驚いた顔を見せる。
「ほ~、お仲間タコ! どこの生まれか知らないが、そのタコの足はまさに我等が同じタコ仲間だと教えてくれるタコ!」
 タコもまた嬉しそうに触手をうねうねさせて挨拶を返す。

「せっかくだし自慢のマッサージを先にしてもらおうかな。泳いできたから腕も脚もくたくた~」
 疲れたとアピールするように、真多子はぐったりしたポーズをとる。
「そりゃ大変タコ! すぐにマッサージして楽にしてやるタコ~」
 任せておけと顔を叩いたタコがうねうね動く触手で、ベテランマッサージ師のように真多子の凝りをほぐす。
「軟体になっちゃいそうなくらい気持ちいいよ~」
「タコは元々軟体タコ! それじゃあそろそろカッピングするタコ~」
 真多子のボケにツッコみを入れながら、タコは吸盤を張り付けて肉を吸い上げるカッピングに移ろうとする。だが吸盤が上手く張り付かずにタコは頭を傾げた。

「次はカッピング? 残念! タコ同士はくっつかないんだよ!」
 バッとマッサージしていた触手を弾いた真多子は、両腕と4本の触手による怒涛のパンチを浴びせてタコを船外へと飛ばして海に落とした。
「うわぁああ!」
 ざぶんと大きな飛沫が上がりタコが海に帰った。
「接近させたのは作戦の内! タコ仲間でも悪い奴は許さないよ!」
 ビシッと真多子がタコ足を突き付けて宣言する。

「貴様! タコのくせに裏切るつもりか!」
 新たなタコが真多子に詰め寄ると、容赦なく真多子はそのタコにも拳のラッシュを叩き込んで海へと吹き飛ばす。
「裏切りじゃないよ! タコが悪い事をしたらこっちまで風評被害が出ちゃうんだよ!! だから悪いタコは正義のタコがやっつけるんだよ!」
 真多子が海を見下ろすと、落ちたタコ達が船に吸盤をつけて這い上って来る姿が見えた。そこへ真多子は飛び降りて上から殴りつけ、また海に叩き落とした。

「悪いタコが改心するまで殴るのをやめないよ!」
 そして自らも海に飛び込み、タコを殴り倒して二度と悪さをする気になれなくなるまで殴り倒した。


『敵が近づいてるぞ! これ以上乗り込ませるな! 撃て撃て!』
 怨霊の船長の指示に従い、船員の怨霊たちは大砲を海に撃ち込み、幕府軍の船を近づけないように牽制する。

「火に対して強い船と聞いていましたが、想像より豪壮な佇まいでしたね」
 一般的な幕府軍の船から、ヒルデガルト・アオスライセン(リベリアス・f15994)は巨大な船を見上げてその大きさに驚く。
「絶えず復活する砲と組み技が10体。この際被弾と衣装汚れは目を瞑りましょう」
 船はこれ以上近づけないとみて、ヒルデガルトは弾幕の中を銀靴のスラスターを吹かして空へと舞い上がる。
 それを狙って大砲が撃ち出されるが、元より対船用の大砲が小さな飛ぶ的に当てるのは難しく、ヒルデガルトは無事に巨大船へと近づく。

「あれがタコの妖怪ですか、少し数が減っているようですが、まだまだ健在のようです」
 甲板や海で仲間と戦っているタコを見おろす。そしてまだ戦いに加わっていないタコへと視線を向けてスラスターで空中制御し、ヒルデガルトは気を引こうと光弾をタコに向けて放った。
「痛っ! 頭に何か落ちてきタコ!? あれは……侵入者タコね! 多く倒したらボーナスが出るタコ! やってやるタコ!」
 保護色となり姿を消したタコがにゅるにゅると柱を登る。だがその頭には先ほど撃ち込まれた輝く十字の紋章が付いていた。
「丸見えです」
 ヒルデガルトがそこへ光弾を撃ち込み、甲板へ叩き落とした。それと同時に船が大砲を撃ち、揺れと共に水面に大きな水飛沫が起きる。

「大砲があると船が近づけません。まずは大砲をどうにかしましょう」
 降下したヒルデガルトは船の側面へと回る。するとそこにもへばりついたタコが大砲を守るように陣取っていた。
「邪魔しに来る奴がいると思ってタコ! 俺って頭いいタコ!」
 己が策が当たったと、タコが笑みを浮かべヒルデガルトへと跳び掛かり、べたっと抱き着いて吸盤を張り付けた。
「このままタコ流マッサージ術を味わわせてやるタコ! カッピングでダイエットまでしてやるタコ!」
 張り付いたタコがもう離さないと吸盤の吸う力を強くする。

「そのまま大人しくしていてください」
 構わずヒルデガルトはタコを張り付けたまま砲門へと突っ込む。ちょうど発射される弾がタコに辺り爆発を起こす。
「痛ったーいタコよ!!」
 悲鳴を上げるタコを盾にしてヒルデガルトは砲門に飛び込み、砲にタコをぶつけて壁に叩きつけた。するとタコの力が緩む。

「纏めて粉砕します」
 ヒルデガルトはタコを殴って砲にへばりつかせ、そこへスラスターを全開にして飛び蹴りを打ち込んだ。タコがぐにゃりと潰れて破裂し、一緒に砲も折れて砕けた。その騒ぎに怨霊たちは逃げ出す。
「こちら側の砲は全て破壊してしまいましょう」
 タコの妨害がない内にとヒルデガルトは並ぶ大砲を破壊していった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アストレア・ゼノ
◆SPD/アドリブ歓迎
船を寄せてくれるって言うなら話は早い

手持ちの【フック付きロープ】を使って
味方の船のマストから敵船の甲板に
【ロープワーク】で乗り込むついでに、
敵の一匹に振り子の勢いで蹴りを入れてやろう

着地と同時に槍へと姿を変えたグウェンを手に取り、
【なぎ払い】【見切り】【カウンター】で
蛸達を相手に大立ち回りだ

不覚にも蛸の吸盤に捕まってしまった時は、
【竜言語・限定竜化】で皮膚を毒竜の粘膜へと変え
【毒使い】で逆に相手を弱らせてやろう

そんなに吸いたきゃ吸わせてやるよ、存分に喰らえ!

敵が慌てて触手を緩めた所を、
槍の【串刺し】でとどめの一撃だ


闇之雲・夜太狼
アドリブ・連携OK

海賊相手には、海賊式で乗り込まなくちゃね!
MAGで船のへりを掴んで、巻き取る勢いそのままにいざ突撃!

乗り込んでから、MAGで手近なタコを引っ叩いてちょっかい出して【おびき寄せ】
タコちゃんこちら、手の鳴る方へ♪てね
そういえばさ、手が足りないからタコを雇ったの?
頭足類なんだから、俺的にはウネウネは足だと思うんだけどね~

適当に挑発して、少し逃げ回ったらわざと捕まるよ
掴まったら、自分を取り囲むようにCALL:RHW発動!
そしたら火群狼たちを、自分ごと焼くように集束させよう
逃げようとしたらユラリマントを絡めて拘束
逃がすわけないじゃん?捕まえたのはこっちなんだからさ

旗はMAGで狙うよ!



●海賊流の襲撃
「そのまま寄せてくれ!」
 肩に竜のグウェンを乗せ、マストに登って指示を出すアストレア・ゼノ(眩き槍の騎士・f01276)に従い、船乗りが船を動かし敵の超巨大鉄甲船に近づけた。先行した仲間が暴れているお蔭で、妨害らしいものもなく傍に寄せられた。

「いいぞ! 乗り移ったら巻き込まれないように離れてろ!」
 フック付きロープを振り回して高々と投げ、鉄甲船のマストに引っかけた。そして避難するよう言い残したアストレアはロープを掴んで跳躍し、振り子の勢いで敵船の甲板に乗り込んだ。そして近くにいたタコに向かってその勢いのまま飛び蹴りを浴びせる。
「ぷぎゃダコ!?」
 顔を変形させてタコが吹き飛び柱にぶつかる。
「な、何が起こったタコ?」
 タコが顔を上げると、そこには着地すると同時に、グウェンを竜槍に変えて構えるアストレアの姿が目に入る。

「この船を乗っ取らせてもらう」
 アストレアが竜槍を薙ぎ払うと、タコは触手で防ごうとして何本もの足が飛んだ。
「タコォ!? 自慢の足がこんなに簡単に切断されるとは! だが2、3本切ったからとてタコ足はまだまだある!」
 うねうねと触手を動かし、アストレアを捕まえようと四方から迫って来る。
「気持ち悪い動きだな、それにねばねばしてそうだ」
 触れられる前に斬り落とそうと、アストレアは竜槍を振るい、近づく触手を切断していく。
「気持ち悪くないタコ! このねばねばがやみつきになるタコよ! タコ流マッサージをお見舞いしてやるタコ!」
 斬られても触手を再生しながらタコが圧力をかけるように近づく。

「遠慮しておこう」
 跳躍したアストレアは、こちらに乗り込む時に使ったまだ大きく揺れるロープを掴み、振り子の動きでタコの背後へと着地する。そして脇の下から竜槍を背後に突き出し、タコの後頭部に刺した。
「大人しくするタコ!」
 背後に触手を伸ばして竜槍を掴もうとするが、先にアストレアは引き抜いて下がった。
「ならこれでどうタコ!」
 保護色となったタコは姿を消す。アストレアは先ほどまでタコの居た場所に竜槍を振るうが空を切った。

「見えなくなったか、厄介だな」
 周囲をアストレアが見渡すが、それらしい変化は見えない。そこへぬうっと頭上から見えぬ触手が伸び、アストレアの身体に巻き付いた。
「掛かったタコ!」
 保護色が解け、柱に巻き付いたタコが姿を現した。
「カッピングで血流を良くしてやるタコ! 極楽気分を味わって昇天させてやるタコよ!」
 触手の吸盤がしっかりと吸い付いてアストレアを拘束し、一流マッサージ師のように体の凝りをほぐし生気を吸い戦闘意欲も奪おうとする。

「そんなに吸いたきゃ吸わせてやるよ、存分に喰らえ!」
 力を失う前にアストレアは皮膚を毒竜の粘膜へと変え、敵に毒を吸わせる。
「うーん、なんだか変な感じタコ……力が出ない……タコ」
 毒が回るとタコの吸盤が弱まり、アストレアは拘束を解いた。
「毒をたっぷり喰らったようだな、最後はこれをくれてやる!」
 アストレアが竜槍を突き入れ、タコの顔を貫いて穂先が後頭部に突き出た。後頭部の開いた穴からタコ墨が噴き出し、タコの身体が萎んで朽ちた。


「海賊相手には、海賊式で乗り込まなくちゃね!」
 楽しそうに闇之雲・夜太狼(クライウルフ・f07230)は幕府軍の船から敵の巨大船に乗り込もうと、銃を構えその先端についた手型パーツを発射する。するとワイヤーが伸びて飛んで行き、巨大船のへりを掴んだ。
「それじゃあ行ってくるね! いざ突撃!」
 周りの船乗りに声をかけ、夜太狼は銃のスイッチを押しワイヤーを勢いよく巻き取って巨大船へと乗り込む。

「大きなタコがいっぱいいるね。相手をしてもらおうかな!」
 夜太狼は銃を向け、また手型パーツを発射し、背中を向けているタコの頭を張り手するように叩いた。
「痛いタコ! なにをするタコ!」
 振り向いたタコが夜太狼を睨みつける。そして狼藉者を捕えようと触手を伸ばしてきた。

「タコちゃんこちら、手の鳴る方へ♪ てね」
 からかいながら夜太狼は触手を右に左に躱してゆく。
「大人しく捕まるタコ!」
 頭に血を上らせてタコが無我夢中で追いかけるが、夜太狼は遊んでいるように甲板を駆ける。
「そういえばさ、手が足りないからタコを雇ったの? 頭足類なんだから、俺的にはウネウネは足だと思うんだけどね~」
「そんなことはどうでもいいタコ! タコを舐めるのも大概にするタコよ!」
 突進するような勢いで突撃したタコは、ようやく夜太狼を触手で捕まえた。

「ふふんっタコをからかう奴は、ヨガでもして反省してもらうタコ。24時間ヨガの計タコ~!」
 タコが操り人形のように夜太狼の身体を動かそうとする。
「残念だけど、こっちが捕まったんじゃなくて、そっちが捕まったんだよね♪」
 余裕の表情を崩さぬ夜太狼がユーベルコードを発動する。すると周囲に狼型の炎の群れが現れ取り囲んだ。
「暑いタコッ! タコを火で炙ってはいけないと教わらなかっタコ!?」
 ぶわっとタコが汗のように水分を垂らし、逃げ出そうとする。だがその身体は夜太狼のマントによって逆に絡めとられていた。

「逃がすわけないじゃん? 捕まえたのはこっちなんだからさ」
 悪戯っぽく夜太狼が笑うと、タコが顔を引きつらせて暴れ出した。
「止めるタコ! タコは焼いても美味しくないタコよ! ほんとタコ!」
「大丈夫、俺は別にタコは苦手じゃないから」
 みっともなくタコが命乞いすると、夜太狼は笑顔のまま火群狼たちをけしかけた。
「止めるタコーーーー! タコ焼きになってしまうタコォオオ!!」
 火群狼たちが燃やし食い千切り、タコは黒焦げになって倒れた。

「ちょっと焼き過ぎたかな? これじゃあ食べられないね。お腹も空いてきたし、そろそろ終わらせようか!」
 香ばしい焼きダコの香りにお腹を空かせながら、夜太狼は戦いを終わらせようと旗に向かって銃を構え、手型パーツを発射を発射した。だが手型パーツは旗の前の見えない何かにぶつかって弾かれる。
「やらせないタコー! これだけ被害を出して金も貰えなくなるとか大損タコー!」
 そこには保護色のタコが立ち塞がっていた。それを狙い火群狼たちが駆け上がると、タコは慌てて逃げ出した。
「フィニッシュを邪魔されると腹が立つよね?」
 絶対に許さないと狂暴な笑みを浮かべ、夜太狼がその後を追い、タコの断末魔が船中に響いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

飛鳥井・藤彦
天衣無縫で呼び出した龍に乗って水軍旗狙いにいくで。

蛸は絵でも結構人気ある題材なんやけど、実際触手と吸盤に絡まれるのは勘弁やわぁ。

龍に乗った状態で大筆、輝紅篠画を構えて蛸の触手を薙ぎ払い。
天衣無縫で強化した一撃に吹き飛ばしと衝撃波の力を込めておけば、旗への道をこじ開けられるんとちゃうかなぁ。
それに属性攻撃で火属性付与しとけば、香ばしいええ匂いがしてきそうや。

「僕はたこ焼きよりイカ焼きの方が好きやけどね」

挑発めいた冗談を口にしつつ、水軍旗に近づけたら大筆を引っ掛けて柱から旗を外させて貰いましょ。

「悪くない旗やけど、僕やったらもっとええ感じの色と意匠を入れた旗にするわ」


ユーフィ・バウム
海上戦ですので水着姿にて参加

幕府軍の船で近付き、乗り込む際は
【ダッシュ】と勢いをつけた跳躍(【空中戦】)にて
飛び移りましょう
この程度の高さの差っ

タコ達の保護色での迷彩は【見切り】、絡まれないようにして
【衝撃波】【なぎ払い】で倒して行きます
万一絡まれた場合は【力溜め】た【怪力】で一気に振り払います
鍛錬は間に合ってます
妖怪のまっさぁじ等は興味ないですね

囲まれないよう立ち位置に気をつけ攻撃
纏うオーラを雷属性に転化。【属性攻撃】の攻撃でダメージを与え
《トランスクラッシュ》で体を叩きつけます
オーラ纏うお尻で、ぺっちゃんこっ

敵を逃がさないよう注意
戦闘が終わったら、なんだか焼きタコでも食べたくなってきますね



●村上水軍旗
「海上戦ですので、これなら濡れても大丈夫です!」
 水着姿のユーフィ・バウム(セイヴァー・f14574)は準備万端と幕府軍の船の上を船尾から船首に向けてダッシュする。そして大きく跳躍し飛び移ろうとする。だが僅かに高さが足りず、巨大船の側面にぶつかる軌道となっていた。
「この程度の高さの差っ」
 ユーフィは船の側面を蹴り上がり、無事に甲板へと着地した。

「どうなってるタコ! こんなに襲われるならもっと高い金を求めておいても良かったタコ!」
 そこへ悪態をつきながら傷ついたタコが迎撃に現れ、8本の触手をうねうねさせながら飛びついてくる。
「絡まれたら外すのが大変そうですね」
 なら絡まれないようにすればいいと、ユーフィは飛び退きながら衝撃波を放ち、タコを押し戻した。
「ふふんっタコが俺だけだと思っタコか!」
 背後の気配に気付いたユーフィが逃げようとするが、その足に保護色の触手が巻き付いた。
「丹念にマッサージしてやろうタコ!」
 ユーフィの脚に吸盤が張り付き、身体にも巻き付けようと触手が伸びてくる。
「妖怪のまっさぁじ等は興味ないです」
 ユーフィは思い切り力を込めて脚に付いた触手を引き剥がし、逆に触手を引っ張って回転し、タコを放り投げ、もう一匹のタコにぶつけた。

「ぐあっ」
「邪魔だ離れろタコ!」
 絡むタコと距離を開け、ユーフィは纏うオーラを雷属性へと転化する。
「海に住む水気の多いタコなら、雷がよく効くでしょう」
 ユーフィは雷を宿す衝撃波を放ち、タコを纏めて薙ぎ払った。
「ここんんなな、ものものかかかタタタコココ……」
 吹き飛んだタコが感電し、動きを鈍くしているところへユーフィが駆け寄る。
「いいえ、これが本気の一撃ですっ!」
 高く跳躍したユーフィは反転して背を向けて落下する。お尻に雷のオーラを纏い、ヒップアタックをタコの頭に叩き込んだ。まるで鉄塊でも落ちたようにぐちゃりとタコが潰れ、雷が体内を走り内部を隅々まで破壊した。

「これは給料に仕事が釣り合ってないタコ!」
 タコが慌てて逃げ出そうと海を目指して動き出す。
「逃がしません!」
 そこへもう一度跳んだユーフィが迫り、ヒップアタックが叩き込まれ、タコはぺっちゃんこになった。


「蛸は絵でも結構人気ある題材なんやけど、実際触手と吸盤に絡まれるのは勘弁やわぁ」
 あんなものに絡まれたらべとべとして気持ち悪いと、飛鳥井・藤彦(浮世絵師・藤春・f14531)は想像するだけでぞっとする。
「なら絡まれないように飛んで行けばええよね」
 豪華絢爛な神絵師の姿となった藤彦は、龍を描いて実体化しその背に乗った。

「タツノオトシゴに乗ってるタコ? それなら食ってやるタコよ!」
 龍は飛翔し超巨大鉄甲船の甲板へと出る。そこでマストに登っていたタコが上から飛び掛かってきた。
「タコに美的センスを求めるのも酷やけど、いくらなんでも龍とタツノオトシゴは間違わへんよねぇ」
 呆れながらも龍に騎乗したまま、藤彦は身の丈ほどある青い大筆を振るい、放たれる衝撃波がタコを薙ぎ払う。空中でバランスを崩したタコは頭から甲板に落下した。
「よくも自慢の顔を傷つけてくれたタコ! その生っ白い顔を高貴なタコの赤に染めてやるタコ」
 顔を上げたタコは起こって触手をバネのように使って跳躍し、マストに飛び移ってもう一度襲い掛かってくる。
「それは遠慮させてもらうわぁ」
 対して藤彦は大筆に炎を纏わせ、燃え上がる衝撃波をタコに叩き込んで追い返した。

「あちっあちち! タコ焼きになっちまう!」
 タコは墨を上に吐いて自分に浴びせ、燃え移った火を鎮火してタコ焼きになるのを逃れる。
「香ばしいええ匂いがしてきたわ」
 タコの香ばしく焼ける匂いはなかなか食欲の湧くものだった。
「ふざけるな! タコが喰われてばかりだと思うなよ!」
 怒り狂ったタコが墨を飛ばしながら飛び掛かる。

「僕はたこ焼きよりイカ焼きの方が好きやけどね」
 挑発めいた冗談を口にしながら、藤彦はもう一度炎の衝撃波を放ち、タコの全身を丸焼けにして完全に火の通ったタコ焼きを作り出した。
「そんなら旗を外させて貰いましょ」
 龍に乗って水軍旗に近づいた藤彦は、大筆を旗に向かって伸ばす。
「この旗を守れば大金が手に入るタコ、立派な蛸壺を買う為にお前等には死んでもらうタコ!」
 すると新たなタコが柱の陰から現れて不意打ちを仕掛ける。

「残念ですが、もうお金が手に入ることはないと思います」
 そこへユーフィが割り込み、横からヒップアタックでタコを吹き飛ばした。

 そうして仲間が戦っている間に、藤彦が大筆に引っかけて旗を奪い取った。
「悪くない旗やけど、僕やったらもっとええ感じの色と意匠を入れた旗にするわ」
 旗を手にした藤彦は浮世絵師としての目でついついデザインを考えてしまっていた。


 村上水軍旗が失われると、その力によって維持されていた船乗りの怨霊達が消えていく。やがて船を操作する者が誰も居なくなると、大きな船はただ海を漂うだけの玩具となる。
 作戦が成功したと猟兵達は幕府軍に報せ、敵の居なくなった船の後始末を頼む。

「なんだか焼きタコでも食べたくなってきますね」
 一息ついたユーフィがじーっと焼けるタコへと視線を向けた。
「そうやねぇ、僕はイカ焼きが食べたいわ。海やし魚介類は豊富やろし、みんなで食べにいきましょ」
 藤彦が頷き、戦いを終えた猟兵達が集まると腹ごしらえに向かうことにする。

 海を封鎖する一画を潰せたが、まだ巨大な船はあちこちに見える。だがそれが落ちるのも時間の問題だろう。潮風に乗りどの船からも響いていた戦いの音が、少しずつ小さくなっているようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月19日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト