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エンパイアウォー⑨~山陽道に怨炎燃ゆ

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー


●炎熱の罠
 ついに関が原に集結した徳川幕府軍は、関ヶ原で待ち受ける信長軍を突破し山陽道、山陰道、南海道の3手に別れて進軍することとなる。
 だが、山陽道で待ち受ける『侵略渡来人・コルテス』の軍勢が仕掛けた迎撃作戦は、あまりに非道なものであった。

「今年の夏は暑いなぁ……」
「おい、どうなってるんだ? 夜だってのにカンカン照りの昼間みたいに暑いぞ」
 異常なまでの暑さに、幕府軍の武士たちが一人またひとりと倒れていく。
 残った武士も謎の疫病に身体をやられており、これ以上の進軍は叶わぬことだろう。
 そう、これこそがコルテスの策、『熱波地獄』である。

●霊玉を破壊せよ
「みんな、連日の戦いお疲れ様! おかげで幕府軍の人たちが関ヶ原に集まることができたよ」
 そう言うフォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)の表情には、心配と焦りの色がありありと透けて見えていた。
「でもね……信長軍も、すごくひどい作戦で幕府軍を迎え撃とうとしてるの。お願い、この作戦を阻止してきて!」
 その作戦とは、『山陽道周辺の気温を極限まで上昇させ、進軍してくる幕府軍を、熱波によって茹で殺す』という非道なものである。
 殺人的な気温とともに南米原産の風土病を蔓延させ、山陽道を進む幕府軍を皆殺しにしようとしているのだ。
「この熱波は、オブリビオンたちが持ってる『富士の噴火のエネルギーを蓄えた霊玉』から生み出されてるんだよ。だから、オブリビオンたちを倒して霊玉を壊すことが今回の目的だよ!」
 オブリビオンたちはこの霊玉を用い、気温上昇のための儀式を行っている。
 既に周辺の気温は夜でも35度を超えるほどで、このまま儀式が進めば50度をゆうに超える殺人的な暑さとなることだろう。
「このオブリビオンたちも、長州のお侍さんたちを生贄にして呼び出されたんだって。ほんと、どこまでも人を人として見てないっていうか……許せない! こんなひどい作戦、絶対ぜったい阻止しなきゃだよ!」
 力強く叫ぶと、フォンミィは猟兵たちを山陽道へ送り出すのだった。


椿初兎
 椿初兎です。
 よろしくお願いします。

 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。

●成功条件
 オブリビオンたちを撃破した後、霊玉を破壊する。
 特に複雑なギミックや地形ペナルティなどはないので、全力で戦闘に専念していただいて大丈夫です。

 プレイングお待ちしております!
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第1章 集団戦 『怨霊女武者』

POW   :    局流薙刀術
【薙刀】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    局流早射ち
レベル分の1秒で【矢】を発射できる。
WIZ   :    落武者呼び
【鎧武者】の霊を召喚する。これは【槍】や【弓】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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アルトリウス・セレスタイト
霊玉も破壊で良いのなら、殲滅戦で構わないか

破天で掃討
高速詠唱と2回攻撃で限りなく間隔を無とし、全力魔法と鎧無視攻撃で損害を最大化
爆ぜる魔弾の嵐で蹂躙する面制圧飽和攻撃

周囲一帯を纏めて吹き飛ばし回避の余地を与えず、攻撃の密度速度で反撃の機を与えず

纏う原理――顕理輝光『再帰』で一連の手順を循環させ一切の中断無しに攻撃を継続
必要な魔力は『超克』にて“外”から汲み上げ供給

敵群の動きや無理矢理に向けられる攻撃は『天光』にて見切り諸共に攻撃で飲み込んで対処

攻撃の物量で全て圧殺する



 先陣を切ったのは、アルトリウス・セレスタイト(忘却者・f01410)であった。
「霊玉も破壊で良いのなら、殲滅戦で構わないか」
 全身に魔力を漲らせ、周囲に無数の魔弾を生成していく。
 その動きに応じるように、女武者たちが一斉に天へ手を向けた。
「……行き止まりだ」
 死の原理で存在根源を直に砕く、青の魔弾。
 しかし、その魔弾は女武者に届くことなく、何者かに食い止められた。
「なるほど、援軍というわけか」
 アルトリウスの目の前には、女武者たちと丁度同じ人数の鎧姿の男たちが立っていた。
 女武者の呼び声に応じ召喚された、落武者の霊であった。
「まぁ良いか。何体増えようが同じこと」
 表情ひとつ変えず、アルトリウスは魔弾の弾幕を放ち続けた。
 刀は折れ、射られた矢は焼き払われ相殺し、鎧には弾痕が刻まれ。
 女武者の盾となるように立ちはだかっていた落武者たちは、次第にその数を減らしていった。
「次はお前たちの番だ」
 最後の落武者が倒れ、間髪入れずアルトリウスはその後ろにたつ女武者へ弾幕を降らせる。
 無限とも思える圧倒的な攻撃密度に、女武者たちは手も足も出ないのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

峰谷・恵
「火山のエネルギーと人を燃料にして作られた灼熱地獄か。悪趣味なものを作るね」

霊玉を守る敵集団に可能な限り早く接近(敵の弓矢早射ちはダークミストシールドで防ぐ)、可能な限り多くの敵を巻き込んで全射撃武器によるフルバースト・マキシマムを発動、一掃する。
その後は落武者呼びする敵から優先してMCフォートと熱線銃の連射(誘導弾+鎧無視攻撃+2回攻撃)で撃破しながら、霊玉を持っている敵を発見したらアームドフォートの砲撃を叩き込む。
敵の攻撃はなるべく回避。避けきれないものは、薙刀の攻撃はダークミストシールドで、矢はオーラ防御で防ぐ。

「骸の海から這い上がってきた亡者は亡者仲間を欲しがるものなのかもね」


パラス・アテナ
連携可

暑いね
夏は暑いと相場は決まっているが、この暑さは異常だね
しかも疫病の蔓延
ジャングルのゲリラ戦を思い出して胸糞悪い
さっさと片付けるよ

女武者の得物は薙刀か
なら近寄らせなけりゃいいんだよ
女武者に向けて弾幕を張る
2回攻撃と一斉発射、鎧無視攻撃も併用して、こちらには近寄らせないよ
手が空いたら他の猟兵の援護射撃
万が一抜かれたら、第六感と見切りで回避
カウンターで近寄って鎧無視の零距離射撃で片付けるよ
痛みなんざ、耐性で無視

長州の侍達も、まさかこんなことになるとは思ってもいなかっただろうね
アンタ達を救うことはできないけどね
これ以上犠牲者を出さないためにも、骸の海へお還り


清川・シャル
わー…シャルは夏の暑さは嫌いじゃないけど、この暑いのはやだなぁ。
しかも病気とか恐ろし!
阻止です、阻止!
戦いやすいように、全力魔法で氷のミストをばらまきましょうか
櫻鬼のジェットで空中浮遊しながら上からばらまけば一時的にいい感じですよ
暑い。

さて!生贄さんなのでしょうが、致し方ないです。
骸の海へお帰りなさいまし。
せめて痛くないように
修羅櫻を抜刀してUC
2回攻撃でなぎ払い、串刺し狙い
敵攻撃には見切り、残像、カウンターを
無事倒せたなら、SoulVANISHで霊玉をぶち壊しましょ
破魔とか使えるかなぁ?
なんかこう、気持ち的に祈りで祈っておきましょうか
おやすみなさいね


チェリカ・ロンド
全力で戦闘に専念していいのね!任せて、フォンミィ!

オブリビオンがどうしようもない奴らってのは知ってたけど、相変わらず胸糞悪いわね。ボコボコにするわ!

相手が薙刀で来るっていうなら、私も聖光剣(でかい)で対抗よ!
魔法バカで接近戦はダメダメなんて思われるの、嫌だもの。秘伝・聖女剣術(我流)で思いっきり暴れてやるわよ!

攻撃力重視で仕掛けてきたら、こっちも【怪力】で押し切ってやるわ。
ただ、確実性や手数で攻めてきた時が厄介ね。まぁでも、複数に囲まれでもしなければ余裕よ、よゆー!

……囲まれたわ!
チクチクと鬱陶しい! もー接近戦なんてやってらんない!

【全力魔法】の【超チェリカ砲】で、まとめて吹き飛べぇぇぇっ!



「暑いね。夏は暑いと相場は決まっているが、この暑さは異常だね」
 パラス・アテナ(都市防衛の死神・f10709)の脳裏に浮かぶのは、傭兵時代に体験したジャングルのゲリラ戦。
 死の匂いが蔓延する戦場を思い起こし、パラスは不快そうに額の汗を拭った。
「しかも病気とか恐ろし! 阻止です、阻止!」
 清川・シャル(ピュアアイビー・f01440)が魔力ジェットで低空を浮遊しながら氷のミストで戦場を冷やす。
 夏の暑さは嫌いじゃないけど、オブリビオンの儀式によって生み出された熱帯気候なんてお断りだ。
「火山のエネルギーと人を燃料にして作られた灼熱地獄か。悪趣味なものを作るね」
 峰谷・恵(神葬騎・f03180)が苦々しげに吐き捨てれば、それを合図とばかりに女武者たちが薙刀を構える。
 どうやら、敵はきっちり陣形を組んだ正攻法で攻めるつもりらしい。
「オブリビオンがどうしようもない奴らってのは知ってたけど、相変わらず胸糞悪いわね。ボコボコにするわ!」
 チェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)の叫びを皮切りに、戦の幕が上がった。

「そっちの武器は薙刀か。なら近寄らせなきゃいいんだよ」
 両手の銃から一斉に弾を発射し、パラスが弾幕を張る。
 細やかな連撃と高威力の大口径弾が、敵を翻弄するように戦場に降り注いだ。
 エンパイア外の銃火器など知るはずもない過去の亡霊たちは激しい弾雨に怯み、完全にその歩みを止めてしまっていた。
「さて! 貴女たちにも可哀想な事情があるのでしょうが、致し方ないです」
 攻めあぐねていた女武者の前に、二振りの刀を携えたシャルが躍り出る。
 大振りに斬り込む女武者たちの斬撃を素早い身のこなしで躱し、返す刀で二人まとめて薙ぎ払い。
 せめて痛み苦しむことがないようにと、正確に急所を狙う突きを繰り出していった。
「あたしも全力でいくわ! 任せて!」
 弾幕から逃れようとする敵を足止めするように、チェリカが巨大な聖光剣の切っ先を向けた。
 接近戦もできるのだということを全身で誇示するように、身の丈の超える刀身を振りかぶる。
 我流の聖女剣術で振り回される大剣が受け身をとる女武者の薙刀をへし折り、その勢いで持ち主ごと叩き切った。
「おっと、真ん中がお留守だよ」
 シャルとチェリカが敵前衛を引き付けている隙に、恵が陣の中へ飛び込んでいた。
 より多くの敵を射程に捉えてしまえば、あとはこちらのもの。
 手持ちの全射撃武器から一気に砲弾とビームを放ち、射程内の女武者を一掃していった。
 猟兵たちの猛攻の前に、女武者たちは手も足も出ない、かのように見えた。

 がさり。
 猟兵たちの背後で、いくつかの足音が鳴る。
「囲まれたわ!?」
 チェリカが驚きの声を上げる。
 猛攻を命からがら逃れた女武者たちが、弾幕と砂埃に紛れこっそりと猟兵たちの背後をとっていたのだ。
「そんな策で勝てるとでも思ったかい?」
 真っ先に狙われたパラスが、素早く振り向き女武者へ銃口を向ける。
 肩を掠めた斬撃の痛みなど気にしない様子で、敵の額めがけ引き金を引いた。
「これ以上犠牲者を出さないためにも、骸の海へお還り」
 一方、恵は正面の敵を各個撃破すべく両手の銃を敵陣へ向けていた。
「さぁ、誰が霊玉を持っているのかな?」
 怪しい動きを見せる敵から狙いを定め、ビームと砲弾で確実に撃破。
 黒霧状の盾で薙刀の刃を食い止めながら、その胴体に砲撃を叩き込む。
「チクチクと鬱陶しい! もー接近戦なんてやってらんない!」
 聖光剣を地面に突き立て、チェリカが全身に溜めた力を一気に放出した。
 もはや破壊の奔流と化した極大の聖なる光が、地面を抉りながら女武者たちを焼き払っていく。
 その光を反射するように、キラリと光る珠があった。
「やっと見つけたよ」
 その反射光を目印に、恵がアームドフォートの砲撃を撃ち込む。
 女武者の身体が派手に吹っ飛び、手から霊玉が転げ落ちた。
「これで終わりです。おやすみなさいね、怨霊さんたち」
 霊玉を追いかけ、シャルが袖の下に仕込んだパイルバンカーを覗かせる。
 派手な破砕音と共に珠が砕け散ると、一陣の涼風が戦場に吹き抜けたのだった。

 こうして儀式は食い止められ、この一帯の気温も正しいものへと戻っていった。
 万が一既に病原菌が撒かれていたとしても、この気温ならば直に死滅してしまうだろう。
 犠牲になった長州藩士への祈りを胸に、猟兵たちは街道を後にするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月13日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト