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エンパイアウォー⑯~タタミ・インクレディブル

#サムライエンパイア #戦争 #エンパイアウォー #魔軍将 #風魔小太郎


●グリモアベースにて
「配下を隕石にして落とす奴など……仕置きをせねばなるまいな?」
 集った猟兵たちの顔を見渡して、グリモア猟兵――プルート・アイスマインドは当然というような声音でそう言った。
 信長軍が擁する『第六天魔軍将』の1人、風魔小太郎の所在が割れたのだ。
「奴は風魔忍軍が持つ忍者屋敷に身を置いている。おまえたちにはそこに転移してもらい、そのまま風魔小太郎の撃破を頼みたい」
 敵の根城に乗りこみ、討つ。
 これまたわかりやすい仕事である。
 しかし相手も風魔の頭領、そうそう楽にはさせてくれないらしい。
「戦場となる忍者屋敷だが……忍者屋敷というだけにたいそうなカラクリが仕掛けてあるらしい。広々とした畳張りの間が続くのだが――」
 声のトーンを落とすプルート。
 いったいどれほどの難関が待ち受けているというのか、猟兵たちは固唾を飲んで彼の言葉を待った。
「とにかくその畳がすごい」
 TATAMIがSUGOI!?
「こう、ずどどどどって感じで畳がひっくり返る」
 ずんどこひっくり返る!?
「そしてその勢いで入り口に戻される」
 畳が返るだけで!?
 猟兵たちは想像した。畳がずどどどどってひっくり返る様子を。
 その畳一枚一枚に足元からかちあげられ、軽快な工場のラインのようにリレーされ、気づけばコロコロと門前に戻される光景を。
 どうやら風魔の忍者屋敷は一筋縄ではいかねーらしいぜ!
「ちなみに言うまでもないが、あくまで目標は風魔小太郎の撃破だからな。畳返し屋敷を突破するアトラクションではないぞ。畳は前座だ」
 あ、はい。そうですね。
「言うまでもないが風魔小太郎は強い。奴に先んじてこちらから攻撃を仕掛けることはできないだろう。まずは奴のユーベルコードに対抗できなければ土俵にも立てないということは頭に入れておいてくれ」
 ただ攻めることばかりを考えていては返り討ちになるばかりだろう、とプルートは付け加えた。屋敷はアレだがさすがに軍を率いる将、倒すのも骨が折れそうである。
「話は以上だ。風魔小太郎を倒せれば信長打倒にも大きく近づく……頼んだぞ」
 握ったグリモアを光らせながら、プルートはひとつ、猟兵らに託すように頷いた。

●TATAMI HOUSE
 静けさに満ちた林の中、そこに潜むように、忍者屋敷はあった。
「徳川の連中め……よもやこの風魔の屋敷まで嗅ぎつけるとは」
 屋敷の最奥――幽玄たる大広間に座した百面鬼『風魔小太郎』は、低い声でそうこぼす。早々と自分のもとまで戦いの火の粉が及ぼうとは、まるで考えてもいなかった。
 しかし来るのであれば、来たのであれば、すべきことはひとつ。
 小太郎が畳を蹴りつけて立ち上がり、尾のような赤い髪を振り回す。
「かかってくるがいい、命知らずどもよ。信長様の野望を阻まんとする愚かさ、この百面鬼がその身に思い知らせてくれる!! ……もっとも、この屋敷を抜けてこられるのならば、だがな」
 天にも届かん大笑いが、屋敷の静寂を打ち破る。
 ――ぽつぽつ、と門前に姿を現した猟兵たちにも、その声は聞こえていた。


星垣えん
 というわけで風魔小太郎さんです!
 こんなに忍ぶ気がしない忍はあまり見ません。

 シナリオとしては、ボス敵である風魔小太郎を撃破するというシンプルなやつです。
 畳の仕掛けは、敵のユーベルコードではなくガチで単なるギミックなので、攻略できずとも大して成否には影響しません。でもプレイングで上手い対応ができていれば結果が良くなりやすくなるでしょう。
 でもプレイングが畳に全振りとかは本末転倒だからね!
 基本は小太郎さんを倒すシナリオだからね!
 気を付けようね!

 それではプレイングお待ちしております。
 以下、本シナリオの特殊ルールとか色々です。

◆====================◆
 百鬼面・風魔小太郎は、先制攻撃を行います。
 これは、『猟兵が使うユーベルコードと同じ能力(POW・SPD・WIZ)のユーベルコード』による攻撃となります。
 彼を攻撃する為には、この先制攻撃を『どうやって防いで、反撃に繋げるか』の作戦や行動が重要となります。
 対抗策を用意せず、自分の攻撃だけを行おうとした場合は、先制攻撃で撃破され、敵にダメージを与える事はできないでしょう。
 対抗策を用意した場合も、それが不十分であれば、苦戦や失敗となる危険性があるので注意してください。
◆====================◆
 このシナリオは、「戦争シナリオ」です。
 1フラグメントで完結し、「エンパイアウォー」の戦況に影響を及ぼす、特殊なシナリオとなります。
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第1章 ボス戦 『百面鬼『風魔小太郎』』

POW   :    風魔忍法『風魔頭領面』
自身の【身に着けた『面』】を代償に、【召喚した風魔忍者の軍勢】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【忍者刀と手裏剣】で戦う。
SPD   :    風魔忍法『六道阿修羅面』
自身の【髑髏の面の瞳】が輝く間、【六本の腕で繰り出す忍具や格闘】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
WIZ   :    風魔忍法『死鬼封神面』
【歴代風魔小太郎たち】の霊を召喚する。これは【極めて優れた身体能力を持ち、手裏剣】や【鎖鎌】で攻撃する能力を持つ。
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ルード・シリウス
さてと、どういう手を使うかは何となく掴めた。
後は、色々と試行錯誤しながらやっていくだけだ。
しかし一筋縄でいかない獲物とやり合いのは悪くない…寧ろ楽しく感じる。

・対敵UCと仕掛け
忍び足と迷彩で音を殺し自身の姿を目立たなくしながら、残像で身代わり作り伏兵誘い出し。自身にくる事も踏まえて攻撃を見切りからの反撃で一人倒し、そいつを盾にして手裏剣対策。仕掛けは不意を突いてくる瞬間狙い起動させ、相手の攻撃妨害も狙い、そこから【黒獣爪牙】の斬撃で忍者軍勢と仕掛けを斬り飛ばす。

凌ぎ切れたら暴食剣、呪詛剣携え接近戦に持ち込む。
持ち込めたら、二刀の連撃と捕食能力(生命力吸収&吸血)で持久戦仕掛ける



「一筋縄ではいかない獲物か……悪くない」
 道を阻むように跳ね起きる畳をかわしながら、ルード・シリウス(暴食せし黒の凶戦士・f12362)はクールな面差しをわずか綻ばせていた。
 巻き起こる畳返しの嵐をすり抜け、最奥の間まで止まることなく駆けとおす。
 そして見えるは――百面鬼。
「ほう。罠を突破するか」
 賛辞を送る小太郎が、顔に貼りついた面のひとつを叩き割る。
 床、壁、天井――あらゆる陰から現れた風魔忍者たちが、ルードに群がった。
 しかしまず放たれたのは、手裏剣。風魔忍軍は不用意に近づかず、手裏剣で牽制を図ってきた。
 回転する刃がルードを斬りつける――こともなく空を切る。
 そこにいたはずのルードは、陽炎のように揺らいで消えた。
「残像か!」
「本体はどこだ!」
「いたぞ! あそこだ!」
「……さすがは風魔の忍ってところだな」
 部屋の隅の陰に身を隠していたルードが、迫りくる風魔忍軍を払わんと剣を構える。残像で敵の釣りだしを図ったが、さすがに敵も手練だった。
 忍者刀が、手裏剣が、ルードの体を確実に裂く。
 弾けた果実のように噴きあがる鮮血。
 しかしその身を赤く濡らしながら、ルードの眼はなお餓狼のような気迫を灯した。
「雑魚に用はないんでな……!」
「ぐぬぁっ……!」
「こ、こやつッ!?」
 ルードの黒刀――暴食剣『神喰』が忍者の1人を斬り伏せ、葬る。そして動かなくなったその屍で降りそそぐ手裏剣を防ぎながら、ルードは『神喰』を畳に突き立てた。
「失せろ!」
「ぬ……おおぉぉっ!!?」
 四方八方、暴風のような黒い斬撃が奔り、風魔忍軍を乱れ斬りにする。
「風魔の者をまとめて斬り捨てるか……!」
「次は、お前の番だ」
 歪な鋸刃――呪詛剣『無愧』を持ったルードが、二刀を携えて小太郎の懐に滑りこんだ。
 防ごうとした小太郎の巨大な腕を潜り抜け、連斬が横っ腹を斬りつける。
「ぐっ……!」
 宙を舞う己の血を見て、小太郎は低く唸っていた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

アリス・セカンドカラー
念動力衝撃波で破壊工作して畳を仕掛けごと破壊☆

自己暗示で神懸かり。脳内麻薬で痛みを忘却しリミットカット、感覚が研ぎ澄まされ体感時間が引き伸ばされる程の集中状態へと(催眠術、ドーピング、第六感、戦闘知識、時間稼ぎ、封印を解く)。
自分を含めたすべてがスローの世界の中で風魔忍者の軍勢の攻撃を凌ぎきって魅せましょう。

宮本武蔵の幻想を纏い、幻想世界で一乗寺下り松の決闘を再現するわ。
1対多の戦いを制した剣豪の戦いを解くとご覧じろ♪
自力で再現できるは先程お見せした通り、ここに武蔵の幻想が加わるのだ、ならばこの二刀、風魔小太郎に届かぬ道理はなし、いざ!


レイチェル・ノースロップ
・POW
Wow!
TATAMI HAUSU!!
修行時代のGood old daysを思い返しながら華麗な身のこなしで進みマース
スシを補給している…さては手負いね!
アイサツ前のAMBUSHにはTATAMIを使ったミガワリ・ジツで対処するデース
無事回避できたら
「ドーモ!風魔小太郎=サン。スワローテイルです」
ニンジャのイクサには欠かす事の出来ない絶対の【礼儀作法】、オジギとアイサツをしマース
オジギ終了0.2秒で忍者とニンジャのイクサ開始デース
の前に、AthleticでHungryですから私も【スシを補給する】腹ごなしをしてからデスね
終わればザンテツブレードを抜いて時空を超えたニンジャのイクサの開始よ!



 ばたん!
 ばたん!
 と返される畳たちを、レイチェル・ノースロップ(ニンジャネーム「スワローテイル」・f16433)とアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の魔少女・f05202)は颯爽と突破していた。
「Wow! TATAMI HAUSU!! 修行時代のGood old daysが思い出されマース!」
 ひょひょい、と猫のような華麗な身のこなしを披露するレイチェル。
「随分と愉快な修行をしていたのね。これだから金髪ニンジャは」
 理屈もクソもねえ念動力で畳を爆破して進むアリス。
 色々と台無しになる光景だった。
 しかし順調に屋敷内を突き進めていたのは紛れもない事実。
 気づけば、視線の先には仁王立ちする風魔小太郎の姿があった。
「おのれ後続が来るか! しかしそう簡単にこの百面鬼と刃を交わせると思うな!」
 小太郎がまたも自身の面のひとつを取り上げ、床に投げて叩き割る。
 蠢く大量の影。
 接近するレイチェルとアリスを阻むように、風魔忍者たちが横並びになる。
「小太郎様には近づけさせぬ!」
「いざ斬り伏せてくれよう!」
 それぞれ忍者刀と手裏剣を手に、一斉に2人に襲いかかる風魔忍軍。
「Oh! AMBUSHですね! ならばデース!」
「ふんっ!」
 胡散臭い声でなんか言ってたレイチェルを、風魔忍者の刀が切り裂く。
 が、よくよく見れば彼の刀が捉えていたのは――TATAMI。
「畳だと!?」
「これぞニンポー! ミガワリ・ジツ!」
「しかし隙あり!」
「Oh、Nooooo!?」
 畳から刀を引っこ抜く忍者の横でふんぞり返っていたレイチェルに、別の風魔忍者が背後から斬りかかった。その後も続々と忍者たちに群がられ、てんてこ舞いのニンジャヒーロー。
 ミガワリ・ジツで凌ぐには、敵の数が多すぎた。
 一方、アリスもまた殺到する風魔忍軍に手を焼いている。
「くっ。やるわね風魔忍者……」
「当然よ!」
「我ら風魔を、そこいらの忍と一緒にされては困る!」
 四方から肉迫する忍者刀と手裏剣が、アリスを追い詰める。自己暗示、脳内物質、それらを駆使してアリスは人外の域まで集中力を高めた状態だ。だがそれでもなお、風魔忍軍を退けるのは容易ではなかった。
 十発余りの手裏剣が、アリスの柔肌に突き立てられる。
「ぐっ……」
 アリスの片膝が畳に触れる。
 ――しかし、追撃に群がる風魔忍軍を前に、その表情は乱れてもいない。
「一乗寺下り松の決闘、というところかしら」
「なッ……ぐおおおおお!?」
 飛びかかってきた忍者たちを、アリスが流麗な動作で瞬く間に斬り伏せた。
 その両の手には、いつの間にか二振りの刀が握られている。
「我が配下を一瞬で……!」
 目前の光景に驚いた小太郎が、慌てた様子で忍者刀を抜く。
 だがすでに、アリスはその間合いの内に小太郎を捉えていた。
「武蔵の幻想を纏ったわたしの二刀、捌ききれるかしら?」
「ぬぐっ!?」
 達人の闘気を発する少女の二刀流が、小太郎を切り裂く。脚への一刀が小太郎の体を傾がせ、続く二刀目が腕を斬り、忍者刀を落とさせる。
「お、のれ……!」
「コチラにもいるのデース!」
 よろよろと数歩退いた小太郎に、背後から底抜けに明るい声。
 振り返れば、全身を傷だらけにしたレイチェルがそこにいた。周囲には風魔忍軍の体が転がっている。猛攻は何とか凌いだようだ。
「ドーモ! 風魔小太郎=サン。スワローテイルです」
「え、あ、ドーモ」
 ぺこりと会釈を交わすレイチェルと風魔小太郎。
 オジギとアイサツ――それはニンジャのイクサには欠かせない絶対の礼儀作法なのだ。
 と、レイチェルは思っている。
 だがニンジャのオジギは早い。
 頭を下げたコンマ2秒後には、レイチェルは顔を上げていた。(小太郎さんはまだ頭を下げたままです)
「今のうちにスシを補給しマース」
 もぐもぐ、と懐から抜き出した江戸前寿司を食べまくるレイチェル。
 スシを食べれば色々あって強くなる。
 それが彼女のユーベルコード『スシを補給する(スシ・アップ・ア・ニンジャ)』である!
 ちなみにニンジャのスシは早いので、小太郎が頭を上げたときにはレイチェルはスシを6貫ぐらい平らげていた。
「ではいざ尋常に――」
「ザンテツブレード、イヤーッ!」
「グワーッ!」
 ニンジャヒーローが抜いた単分子高周波ソードが、小太郎を斬って捨てたー!

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

アマニータ・ビロサ
「プルートさんの嘘つきぃ」
えぐえぐと半泣きで呟く。畳は前座だって言ったじゃん!
なんかね、奥で待ってる召喚された風魔忍者の軍勢が呆れから憐れみを過ぎてとうとう応援始めちゃったよ。
小太郎にいたっては孫が遊びにきたような感じでお土産の吟味を始める始末、心折れそう……最終的に目的が入れ替わった私は畳のギミックが解除され奥の間にたどり着いたのを歓待されお土産を渡され帰ったのでした。


期せずして先制攻撃対策。実は入り口に戻される度に胞子がばら蒔かれていました。この猛毒胞子が牙を向き寄生を始めるまで、アマニータが帰還してから後……秒



 猟兵と小太郎との激闘が始まってから、幾分か時が経った頃。
 屋敷の廊下には、未だ畳返しトラップに苦戦する金髪女の姿があった。
「プルートさんの嘘つきぃ」
 えぐえぐ……と半ば涙をこぼしながら走るのは、アマニータ・ビロサ(殺戮☆天使・f21109)である。
「前座だって……畳は前座だって言ったじゃん!」
 ふんわりドレスの裾を持ち上げて駆けるアマニータ。
「いやーっ!?」
 ばいーん、と起き上がった畳に弾かれごろごろと転がるアマニータ。
 跳ね起きる畳にぶつかっては入り口に帰され、かれこれ挑戦は20回を超える。
 だがそれでも、アマニータは諦めなかった。
 それはまるで、鉄棒の逆上がりに挑みつづける幼子のようで――。
「がんばれー!」
「負けるな! あと少しだー!」
「きみならできる! 信じるんだー!」
 なんかもう風魔忍軍たちが、声援を送ってくれていた。
 先制攻撃で召喚されてから小一時間。
 あまりにも拙い侵入者を見かねて、御覧の有様だった。
「これでもない……あれでもない……」
 小太郎に至っては、仕掛けを突破してこれた際のプライズを真剣な顔で吟味している。アマニータを振り返っては生温かい眼差しを送り、手なぞ振ってくる。
「心折れそう……」
 倒すべき敵に応援され、見守られている。
 その事実に軽く絶望するアマニータだったが、それでも脚は止めない。
 畳にぶつかっても止めない。
 すると――。
「あ、あれ?」
 沈黙したように、畳が返らなくなった。
 前を見ると、小太郎と風魔忍軍が両手を振って「今だよー」とか言ってる。
 こいつら、見るに見かねて仕掛けを解除してやがる。
「複雑な気分……」
「よく来れたな。疲れたかい?」
「頑張ったな!」
「氷菓子でも持って帰るといい。ほら出口は向こうだぞ」
 奥の間に着くや風魔忍軍に拍手で迎えられ、小太郎に土産を渡され、優しく出口まで導かれるアマニータ。
 こうして彼女の『ちゃれんじ☆風魔屋敷』は幕を閉じた。
 なおその後。
 アマニータが20回以上にも上る挑戦で屋敷中にまき散らした猛毒胞子により、小太郎や風魔忍者たちは苦しみの声をあげたらしい。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

加賀・琴
風魔小太郎ですか、織田信長公の配下になっている理由は徳川への怨みですかね?
豊臣はもうないですし

畳は天女の羽衣を纏って浮くことでどうにかできませんかね
地面に足を付けずに浮いてさえいれば畳の仕掛けは発動しないのではないかと思いますが

歴代の風魔小太郎達による先手は、どうしようもありません
予め先手を取られて攻撃を受けることを意識して急所を庇って痛みを覚悟しておくぐらいですか
先手を取られ、例え私が脱落しようが後の味方の為に【神域結界・千本鳥居】だけは攻撃を受けてもすぐ行使できるようにしておきます
忍者屋敷に鳥居の結界を敷いて仕掛けの無力化と、風魔小太郎を僅かでも惑わし味方が少しでも優位になるように繋げます


バル・マスケレード
これは伝承に聞くTATAMI-GAESHI!?
マジかよ実在してたのか!

ま、地に足つけなけりゃ関係ねェ。
伸縮自在の『久遠の《棘》』を天井に伸ばし巻き付けての移動
【ロープワーク】を駆使して畳を突破するぜ。

いざ風魔とご対面。
後手に回ってこその戦い方ってモンもあるのさ。
UCの未来視を利用し、先制攻撃はひたすら回避に徹する。
先読みした軌道に合わせて身を翻し、畳の回避と同様、時に天井へ
避け切れないなら剣を構えて【武器受け】……凌ぎ切れたなら反撃の時。

一連の動きはハナから〝視え〟てる。
狙うのは先制攻撃の終わり際、
袖の『仕込みトンファー』で【カウンター】の一撃。
ヒハハッ!
予想だにしない一撃ってのァ、効くだろ?



「まさか伝承に聞く『TATAMI-GAESHI』が実在してたとはなァ!」
「綺麗に返る畳を見ていると、少し爽快なものがありますね」
 侵入者を退けるべく猛威を振るう畳。
 それをバル・マスケレード(エンドブリンガー・f10010)と加賀・琴(羅刹の戦巫女・f02819)は、悠々と上方から眺めていた。
「ま、地に足つけなけりゃ関係ねェ」
「ええ、このまま風魔小太郎のもとまで向かいましょう」
 手から伸びる棘を器用に天井の梁に巻きつけ、中空でその身を運ぶバル。琴も身に纏う薄衣によって羽のような身軽さを獲得し、浮くような軌道で屋敷内を進んでゆく。地に足をつけぬ2人の下で、畳は虚しくひっくり返るばかりだ。
 風魔小太郎は、その様子を見て嘆息をこぼした。
「ふむ、小器用な奴らよ。まさか中空を移動してくるとはな」
「感心してられんのも今のうちだぜ! 風魔のオッサン!」
「ハッハッ! 笑止!」
 奥の間の梁に棘を取りつけ、勢いこんで仕掛けてくるバルへ、大笑を放つ小太郎。
 被る髑髏が、赤く瞳を輝かせる。
「ねじ伏せてくれるわ!」
「やってみなァ!」
 六本の腕で迎撃せんとする小太郎に対し、バルはユーベルコードを――未来視の力を発動する。憑依した女性の眼を介して、小太郎の繰り出す攻撃の軌道が空間に透けて見えた。
 忍者刀の横薙ぎをスウェーして避け、真横から飛んでくる鎖鎌の分銅を身をかがめてやり過ごす。だが続く巨腕の拳がかわせない。咄嗟に抜いた魔法剣『トリニティソード』で受けたが、吹っ飛ばされた体が壁に強く叩きつけられた。
「野、郎ォッ……!」
「その程度か、仮面の者よ!」
「バルさん、大丈夫ですか!」
 背を押さえ苦悶するバルを援護すべく、琴が『和弓・蒼月』を構える。藍色の弓をしならせ、引き絞った矢で小太郎を狙い定める。
 ――が、小太郎は赤い髪を振り回し、まるで舞台上で啖呵を切るように強く床を踏み鳴らした。
「出ずるがよい! 風魔の力をここに見せよ!!」
 発された声に応じ、そこかしこから風魔の影が顕現する。
 だが、その影が放つ威圧感は、これまで現れた風魔忍者たちのものとは一味違う。刺すような殺気が琴の白い肌を震わせるのだ。
『いざ参る』
「これは……どうしようもありませんか」
 一斉に襲いかかってくる忍者――『風魔小太郎』の冠した者たちを前にして、琴は覚悟を決めた。回避は叶わないと。
 一瞬にして手裏剣に包囲され、鎖鎌の一撃が迫りくる。
 琴は腕で首や胴を覆い隠し、体を丸めた。
 無数の刃が腕に、脚に、背中に、傷を刻む。鋭い痛みが琴の全身を奔る。
 ……しかし倒れはしなかった。
「痛みなど……覚悟を固めておけば、どうとでもなります」
 風魔小太郎たちの猛攻を耐え凌いだ琴が顔を上げる。決然とした瞳を見開き、血をこぼす腕を掲げて、ユーベルコードを発動した。
 大広間に神聖な気が満ちた――そう思った次の瞬間には、辺りは見渡す限りの鳥居で埋め尽くされていた。風魔の屋敷が一瞬で神域へと変貌する。
「これは……?」
「バルさん、今です!」
「あぁ、やらせてもらうぜ!」
「むっ!?」
 鳥居の世界を見回していた小太郎が、背後から迫っていたバルの斬撃をかろうじて防ぎ止める。琴が小太郎の気を引いている間に体力を回復していたバルは、さすがの抜け目なさである。
「だが、今の一撃で討てぬならそれまでよ!」
 小太郎の六つの腕が、蠢いてバルに襲いかかる。目にも止まらぬ速度はバルの未来視を上回り、その体に連撃を叩きこむ……はずだった。
 しかし、バルはその場で華麗に身を翻し、小太郎の腕を避けつづける。
「なにっ!?」
「悪ぃなァ。一連の動きはハナから〝視え〟てる」
 驚愕する小太郎に、意地悪く笑ってみせるバル。彼の視界には小太郎の繰り出す攻撃の予測軌道がはっきりと見えている。そしてその軌道は、ひどく窮屈だった。
 巨腕や鎖鎌を振るうには、鳥居の結界内は狭すぎた。
「こ、こやつら……!」
 焦って振るわれた小太郎の忍者刀が、かがみこんだバルの頭上を空振りする。
 そしてその伸びた腕の下から――バルは袖に仕込んだトンファーを振り上げた。カウンターの一撃が、小太郎の顎を盛大にかちあげる。
「ぬおおっ!?」
「ヒハハッ! 予想だにしない一撃ってのァ、効くだろ?」
 のけ反って倒れる小太郎の懐から、飛びのいて離脱するバル。
 だが、着地した脚はぐらりと揺らいだ。
「チッ、やっぱダメージは抜けねェか……」
「これ以上の継戦は、難しいかもしれません……」
 刀傷にまみれた琴と目を合わせ、バルがため息とともに頷く。
 風魔小太郎に手傷は負わせた――が、今は倒しきることはできない。
 そう賢明な判断を下し、2人は畳の道を戻り、忍者屋敷を脱出した。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:失敗

完成日:2019年08月13日


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト