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深緑のオベリスク守護兵団

#アックス&ウィザーズ #群竜大陸 #クラウドオベリスク


●木陰に紛れる精鋭部隊
 アックス&ウィザーズ。ある山賊たちのグループは略奪に成功し、金品を手に森林の中でキャンプを張ることにした。
「おう、悪くない稼ぎだな」
 今日の成果を数えながらリンゴなどをかじろうとすると、リンゴは手を離れて矢に貫かれ、樹木へと突き刺さった。
「これは威嚇だ。貴様達は包囲されている。下手に動けば次は殺す」
 森に紛れる迷彩色の外套を着た女が現れる。山賊は威勢よく立ち上がったが……。
「てめえ、いい度胸してんじゃ……」
「これより先は我々の領域だ、侵入者は排除せねばならない」
 山賊の周囲を軍服と思しき衣類に身を包んだ兵隊が囲んでいる。兵隊は拳銃を構えて次々と山賊に歩み寄った。
「どうする。抗って死ぬか、おとなしく引き下がるか」
「あ、逃げさせてもらいます……」
 山賊はすごすごと森を立ち去った。そして兵隊たちは森林に紛れるよう消える。

●オベリスクの守護者達
 グリモア猟兵のニナ・サルメライネン(ちいさな鼓動・f19426)は集まった猟兵たちに自身を乗せた車椅子を旋回させた。
「ゴホッ。ニナ・サルメライネンだ。生まれつき身体が弱いのでグリモア猟兵を専門的にやらせてもらっている」
 彼女は手短に自己紹介を済ませると、今回の任務について説明を始めた。
「群龍大陸の所在を隠す、クラウドオベリスク。その存在が発見されてしばらく経過した。この度、一柱を見つける事が出来たので破壊を頼みたい。そうだな……大森林の中心にあるので、今回のクラウドオベリスクは『深緑のオベリスク』と呼ぶか」
 事は簡単だ。ニナが予知した先へ赴いて、深緑のオベリスクを破壊するだけ。
「簡単な任務だが、クラウドオベリスクというものはオブリビオンによる守護の下に置かれている。もちろん御多分に漏れず深緑のオベリスクも、だ。今回は……魔獣の類は一切居ないようだが」
 オブリビオンの精鋭部隊が深緑のオベリスクを守護するよう、森林のあちこちに潜んでいる。とのこと。
「まず斥候、次に兵隊、そして指揮官。連戦になる。近付く者には容赦しないようだな。こちらも容赦は無用だ。なにせ敵はオブリビオンだ、倒したところで蘇る」
 とてもシンプル。森を守護する兵隊達を倒し、安全を確保してから深緑のオベリスクを破壊。以上が作戦概要。
 なお、オブリビオン達は意思の疎通が取れるが、群龍大陸についての情報は得られない。何も知らないのだ。深緑のオベリスク自体も「自分たち森林暮らしのテリトリーにあるから」という理由で守っている。有益な情報は得られない。
「では、アックス&ウィザーズに向かうぞ。森で迷子になるなよ」
 そう言って笑うと、ニナは大森林への転移を始めた。


JUNK.O
 どうも!幼い頃に「赤ちゃんのお前を森で拾ってきた」と親に言われて結構長いこと信じてたほうのJUNK.Oです!
 今回はクラウドオベリスク破壊作戦です。三連戦のとてもシンプルな、障害の排除だけが目的のシナリオになります。
 今回は物語らしいストーリー性もありません。申し訳ない。戦うだけなんだ。
 ボス戦・集団戦・ボス戦の構成となります。もちろん森という地形を活かした戦いも良いと思いますね。
 では、プレイングお待ちしておりますのでヨロシクオネガイシマス!
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第1章 ボス戦 『テリトリー・メイド』

POW   :    守護の花よ、牙を剥け
自身からレベルm半径内の無機物を【毒を帯びた棘持つ蔦と花弁】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
SPD   :    かすり傷でも十分なのよ
【クロスボウから放った矢】が命中した対象に対し、高威力高命中の【体を蝕む呪詛に等しい毒の散弾】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ   :    すり抜けるわ
【緑の外套を脱ぎ去る】事で【高速戦闘モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
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ニトロ・トリニィ
アドリブ・協力歓迎です!

まずは敵の斥候が相手か…
森の中での戦いに特化しているなら厄介だね…

〈地形の利用〉で上手く移動しながら対物狙撃銃【血煙丸】で狙撃をしたいね。
ただ、ここは森だから遮蔽物が多い… それに相手も素早いからな…
危険な毒矢は回避したいところだけど、攻撃する瞬間は無防備になるはず…
そこを《第七感》で予知して狙撃かな?
相撃ちも覚悟してるよ。
もし毒矢を食らったとしても、〈毒耐性/激痛耐性〉があるから何とかなるかな?


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・共闘・支援は可能な範囲で

「オベリスクまであと少し、ミンナ頑張ろうね!☆」と精霊・聖霊に注意して応援します☆
『クリスタライズ』で姿を隠しながら『エレメンタル・ミューテーション』で上位精霊/真神聖霊と化して「目的は何ですか?」と聞いて敵意や攻撃を受けたら『神罰の聖矢』聖攻撃『エレメンタル・ピクシィーズ』光/風(雷)で属性攻撃を仕掛けます♪
見付り攻撃を避けれない様なら『月世界の英霊』で距離を開けます☆

<祈り/歌唱/鼓舞/属性攻撃/勇気/第六感/手をつなぐ/オーラ防御>を使います☆
猟兵には『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します



●森林の威力偵察
 大森林を駆ける記憶喪失だが楽観的な旅人、ニトロ・トリニィ(楽観的な自称旅人・f07375)が兵団の猟兵に立ち入った。
「オベリスクまであと少し、ミンナ頑張ろうね!☆」
 ニトロの懐から聞こえる声。ユーベルコード【クリスタライズ】で身体を透明化したフェアリー、祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が精霊たちとニトロを鼓舞する。
 彼女も守護兵団と同じく森を故郷に持つ守護者。森林は得意なフィールドだ。彼女は抱きしめたニトロを透明化させている。ニトロはテリトリー・メイドに接近。
 透明になっても物音は消せないユーベルコード。斥候であるテリトリー・メイドは森林を移動する二人の気配を捉えた。
「これより先は我々の領域!迷いなく突っ込んでくるのなら、容赦せずに貴様らを掃討する!」
 ニトロは丸太の後ろに遮蔽を取ると、対物狙撃銃『血煙丸』を設置して狙撃につとめることとした。彼の透明化が途絶える。
 丸太の下から飛び出すティファーナ。上位精霊に化身した彼女は、その身の小ささに反する大きな勇気でテリトリー・メイドに問いかける。
「あなたの目的は何ですか?」
「領域の守護、それ以外にない。近付く者は排除するわ」
 テリトリー・メイドは外套を脱ぎ捨て、高速戦闘モードに変身。スピードと反応速度が爆発的に増大!
 敵意を感じたティファーナは聖なる光の属性攻撃を連続で放ち、テリトリー・メイドを攻撃する。うちいくつかは回避されてしまうが、雷の矢が敵を貫いた。
「くっ……」
 反撃にクロスボウを放つも23センチ弱のティファーナを撃ち抜くのは困難!武器をナイフに持ち替えて直接斬りかかる。
「世界を巡りし英霊よ……蘇ノ能力を現わせ……!☆」
 ティファーナは瞬間移動。ニトロのもとに英霊を伴ってテレポーテーションした。ティファーナが消えたのを見て、テリトリー・メイドは木々を背に遮蔽を取る。
「遮蔽を取るだろうと思ったよ、っと!」
 一方のニトロはユーベルコード【第七感】で10秒先を予測、大口径の狙撃銃はテリトリー・メイドが遮蔽を取った木を貫く。しかしテリトリー・メイドもカウンターに毒矢を射撃。毒矢を身に受ける。
「いまのは痛い……っ!」
「待って、いま治療するからね!☆」
 双方ともに傷を負ったが、ティファーナはユーベルコードでニトロに付与された毒を取り除いて傷を治療した。
「ありがとう、助かったよ!」
 ニトロはティファーナに礼を言うと再度、抱きついてもらうことで透明化して丸太の後ろに隠れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イーファ・リャナンシー
静かに暮らしてたところ悪いけど、深緑のオベリスクは壊さなきゃいけないの
言っとくけど、動きが早いのはあんただけじゃないんだから
地の利が向こうにあっても、空の利はこっちにあるわ

【フラッシュ・フライト】を使って時速250kmで飛び回りつつ、敵を撹乱するつもりよ
私が通り抜けられる狭さでも敵の体の大きさじゃ物理的に通り抜けられない場所や、高すぎて届かない場所だってあるはずよ
そこが狙い目よ
あとは私自身、他のみんなに比べて体はかなり小さい方だし、わざと姿を見失わせたりしてその辺りの強みも生かしつつ、死角方向から攻めていくつもりだったり
ここぞという場面になったら、【全力魔法516】も容赦なく使っていくつもりよ


ベアトリス・アールエル
◆アドリブ連携台詞等歓迎

WIZ



◆作戦

UCで

目立たないよう周囲の木に似せて
創造物の大木に生命を繁殖力重視で与え

察知されないよう
地底に根を広範囲に張り巡らせておく


相手を絡めとったり
居場所を察知して迎撃できるようにする


詠唱は囁くように
「アールエルエルアールエル・・大木よ、あたし達の助けになっておくれ」



◆戦闘

大口径の2丁拳銃でUCや野生の勘で察知した敵を
早業の2回攻撃で銃撃

距離を詰められたら
肉弾戦や尻尾で怪力の咄嗟の一撃
気合のカウンターで吹き飛ばし

ピンチの仲間がいれば援護射撃して時間稼ぎ



◆防御

怪力で武器受けしたり
オーラ防御で致命傷を防ぐ

回避は野生の勘と見切り活用し
装備のワイヤーや体捌きで緊急回避


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・共闘・支援は可能な範囲で

「越えないと先に進めないのですね…☆」
猟兵と話しながら『クリスタライズ』で姿を隠して先の敵の速度系のUCを伝えます♪ 同時に毒矢を使う事も☆
『エレメンタル・ミューテーション』で上位精霊/真神聖霊と化して『神罰の聖矢』と『エレメンタル・ピクシィーズ』風(雷)で攻撃し、敵のUCは必要に応じて『月霊覚醒』で封じ速い攻撃は『月世界の英霊』で避けます☆

<祈り/歌唱/鼓舞/属性攻撃/勇気/優しさ/第六感/手をつなぐ/オーラ防御>で協力し頑張ります♪
「いつもありがとうね♪」と金平糖を精霊・聖霊・月霊に配り、猟兵にも「どうぞ☆」と渡します☆

「さ、頑張るぞ!☆」



●二重に舞う妖精と根を張る大樹
「静かに暮らしてたところ悪いけど、深緑のオベリスクは壊さなきゃいけないの」
「オベリスク?あの柱のことかしら。だけど今は外敵の排除……そう、貴方達よ」
 記憶喪失のフェアリー、イーファ・リャナンシー(忘都の妖精・f18649)が透き通る翅を広げ、時速250kmで飛び回る。
「言っとくけど、動きが早いのはあんただけじゃないんだから」
 外套を脱ぎ捨て加速したテリトリー・メイドだが、ユーベルコード【フラッシュ・フライト】による撹乱の軌道に追いつくことができない。イーファは燐光を漂わせ、高貴なドレス姿。
 木の隙間を縫うように飛び交い、敵に届かない上空を舞う。地の利がテリトリー・メイドにあらば、空の利はイーファにあり。
「やっぱり、超えないと先に進めないのですね……☆」
 イーファの撹乱は陽動。先にテリトリー・メイドと戦っている祝聖嬢・ティファーナはベアトリス・アールエル(ツーヘッドドラゴン・f18089)に抱きついて、ユーベルコード【クリスタライズ】で彼女の姿を隠した。
「さっきやりあった時に敵は素早く動くユーベルコードを使ったよっ!☆」
「ありがとね。素早く動くなら、脚を止めるとしようか。アールエルエルアールエル……大木よ、あたし達の助けになっておくれ……!」
 ベアトリスは周囲の木と同種の樹木を生み出すよう呪文を囁いた。ユーベルコードにより透明化した二人はテリトリー・メイドの知覚の外。詠唱などの下準備が捗る。
「……さあ、起きな。あんたの出番だよ」
 生み出す大樹の繁殖力は、人間のそれを遥かに越えて樹齢をかけねばいけない成長をまたたく間に遂げる。ベアトリスのユーベルコード【ラビット・サン】は創造物に生命を与える。しかも生み出した生物は何か「人間以上」の能力を持つ。
「チッ、すばしっこい羽虫ね!……何っ!?」
 テリトリー・メイドの意識はいまだにイーファに向いたままだ。加速していたテリトリー・メイドは突如つんのめって前に転倒。
「これは……樹の根!?」
「いまだよ!あんたたち、一気に決めな!」
 ベアトリスが生み出した大樹は地底に広く根を張り、猟兵たちに有利な戦場を作り出していた。大口径の2丁拳銃から銃撃を放ち、仲間に号令をかける。ティファーナはクリスタライズを解除。ユーベルコードにより上位・真神精霊と化した彼女は指をテリトリー・メイドへと突き付け、雷を帯びた天からの光を降らせる。攻撃は大樹を避け的確にテリトリー・メイドに降り注ぐ。
「素ノ源ヨリ来タレリ……悔い改めなさい!」
「避け……られないっ!」
 ティファーナのユーベルコードがテリトリー・メイドの身を焼く。そしてイーファの周囲を漂っていた10の燐光は彼女の目の前で回転。魔力を操る触媒、花の腕輪から螺旋を描きながら光を放つ。
「全力の魔法……受けなさい!」
 イーファが向けた腕からは炎の矢が放たれた。フェアリーの小さな体から放たれる身の丈を遥かに超える火炎の矢。しかもそれが数百本。勢いよく速射される。
「ここまでか……!」
 焼け焦げたテリトリー・メイドは倒れ、完全に沈黙。
「ふう……みんなお疲れ様っ、どうぞ☆」
 ティファーナはコンペイトウを猟兵に配り、精霊たちにもお礼のコンペイトウを与えて助力への感謝を告げた。
「連戦ね。この先、オベリスクまでにまだ敵の妨害があるもの。あ、これ。ありがとう」
 イーファはティファーナに礼をいいながら、コンペイトウを口に含んだ。猟兵達は深緑のオベリスクを目指し先を進む。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『謎の精兵』

POW   :    防衛陣形
対象のユーベルコードに対し【防衛の陣形になって銃弾 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD   :    弾幕攻撃
レベル分の1秒で【初期型の銃 】を発射できる。
WIZ   :    妖精の怒り
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
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ベアトリス・アールエル
◆アドリブ連携台詞歓迎

POW

連携して頂いた仲間がいれば
礼を言って再び一緒に



◆戦闘

UCで「見えない魔法力で創造した大きさ自在の手」を複数放ち遠距離攻撃
敵を投げたり攻撃したり

敵銃弾にはUCを地形の利用で周辺の木をなぎ倒し
攻撃・索敵・防御に使う


詠唱は指揮者のように手を振って集中し囁きUC発動
「・・アールエルエルアールエル。あたしははちょっと手癖が悪いよ?」


UCを抜けてきた敵には
2丁拳銃で早業の咄嗟の一撃

距離を詰められたら
肉弾戦や尻尾で怪力のカウンターで吹き飛ばし

ピンチの仲間がいれば援護射撃やUCでサポート



◆防御

攻撃は武器受けやオーラ防御
体捌きで致命傷を防ぐ

回避は野生の勘と見切り
装備のワイヤーで回避


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・共闘・支援は可能な範囲で

敵の様子を見つつ『クリスタライズ』で姿を隠しながら『エレメンタル・ミューテーション』で上位精霊/真神聖霊と化して攻撃をされたら『神罰の聖矢』で聖属性『エレメンタル・ピクシィーズ』で風(雷)属性で攻撃を仕掛けます☆
激しい攻撃や不利な状態になったら『月世界の英霊』で緊急回避します♪

<祈り/歌唱/鼓舞/属性攻撃/勇気/第六感/優しさ/手をつなぐ/オーラ防御>を使います☆

猟兵には『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します♪

「皆様、一緒に頑張りましょう!ボクも精一杯頑張りますから!☆」
「精霊・聖霊・月霊もね」



●見えざる攻撃
 ベアトリス・アールエルは自らを抱きしめる祝聖嬢・ティファーナに礼を告げた。
「姿を消してくれるユーベルコード、ありがたいねぇ。詠唱中や操作中はどうしても隙が生まれるから助かるよ♪」
「これくらいどうしたことないです☆ クリスタライズは準備が必要なユーベルコードとは相性が良さそうですね♪」
 二人は先を進む。大森林もだいぶ奥深くまで来た。ベアトリスは帰り道への目印を忘れずに付けながら前進。
 見える範囲に歩哨が複数。斥候が戻ってこないため警戒態勢を強めたようだ。
「ウフフ、気付かれてないようだからこのまま奇襲してしまうかい?」
「賛成!機先を切っちゃいましょう☆」
 ティファーナはベアトリスの詠唱中、抱きしめることでお互いの姿を隠す。抱きしめた相手を含んで透明化するユーベルコード【クリスタライズ】は、身体の小さなフェアリーが使えば高い有用性を発揮する。
「……アールエルエルアールエル。あたしははちょっと手癖が悪いよ?」
 ベアトリスが囁きながら指揮者のように手を振る。唐突に宙に弾き飛ばされる精兵!ベアトリスのユーベルコード【ハンズ・オブ・グロリアス】は見えない手を生み出し、操作する魔法。
「敵襲!敵襲!敵の姿が見えない!」
 叫ぶ精兵。混乱する彼らは集結して倒れた巨木を遮蔽に初期型の拳銃を構えた。しかし攻撃の正体がつかめない。見えない敵が見えない攻撃をしてくる。しまいには遮蔽に使っていた巨木すら見えざる手が持ち上げた。
 まとまっているところを一網打尽にしよう。ティファーナは上位精霊・真聖精霊に変化し、ベアトリスから離れる。透明化が解除されると敵の目に移るのは手を振ってユーベルコードの指揮を行うベアトリスの姿。
「いたぞ!女が一人……いや、フェアリーも含め二人だ!密集陣形、撃ち方始め!」
 ティファーナは銃弾をすり抜けるように飛び、雷の属性を込めた光を放つ。密集していた精兵たちは一斉に身を焼かれるも、銃弾を受けベアトリスは右肩を負傷。指揮の手が止まる。
 銃撃は止んでいる。ティファーナの攻撃、そしてベアトリスが指揮を止めた事で落下した巨木の下敷きになったため。
「一緒に頑張りましょう!ボクも精一杯頑張りますから!☆」
「ふう、重ね重ねありがとうね」
 ティファーナはベアトリスの治療を行い。精霊たちに礼を告げた。
「精霊・聖霊・月霊もありがとう。まだ頑張ろう!」
 しかし、今の攻撃が騒ぎのきっかけになった。大森林を散り散りに警戒していた守護兵団の精鋭兵士たちが集まりつつある。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ニトロ・トリニィ
アドリブ歓迎です!

あの兵隊達も銃を使うのか…
見た感じは旧式みたいだけど、大事なのは性能では無く扱う技術だからね。
その銃でどう戦うのか… 見せてもらうよ!

【行動】
先程の戦いと同じく、対物狙撃銃【血煙丸】を使って敵を狙撃しようかな。
場所がバレないように〈目立たない/忍び足〉で気配を消しながら、〈情報収集〉で敵の位置を確認しよう。

数が多いけど、《指定UC》で【血煙丸】を増やして対抗すればどうにかなるかな?

敵が木の影に隠れてたとしたら、使用する20mm口径弾に〈鎧無視攻撃/鎧砕き〉を合わせて貫通力を強化した物を使おう!
これなら木を貫いて攻撃出来るはず!


アルバート・グランツ
【POW】連携アドリブ歓迎

貴公らに恨みはないが、仕事だ。
ふむ、銃兵か…正面から行くぞ、止めてみせるが良いわ!

盾を構えて正面から突っ込む。
盾と鎧の防御力、「激痛耐性」を以て攻撃に怯まず、フランキスカを「投擲」したなら剣を抜き放ち混戦に持ち込む。

銃兵故、剣での打ち合いは不得手だなどと侮るつもりはない。
剣による打ち合いと身を削る戦い、これこそ闘争よ。
精兵の名の通り、技量が高いのなら尚良し!

混戦に持ち込んだなら盾は要らぬ。
盾を投げ付け剣を然り握りしめ、剣術と重量を活かして防ぎ、受け、圧し掛かる。

こちらとて、素人ではないのでな!

隙あらばUC【二連撃】を見舞ってくれよう。



●銃に銃を、剣に剣を
 対物狙撃銃・血煙丸を抱えたニトロ・トリニィは丸太の陰に身を潜める。気配を殺し、木々のざわめきから敵の位置を探る。
 伝統的な鎧、伝統的なバケツ兜に身を包んだ傭兵、アルバート・グランツ(遍歴の兵・f20074)がニトロの肩に手を置いた。
「後衛は任せた。突っ込んでくる」
「ええっ、正面から!?」
「注意を向けたほうが狙撃もやりやすかろう。誤射に注意してくれ、その銃は貫通性が高いのだろう?」
「気をつけるよ……」
 傷だらけの竜の紋が描かれた金属盾を構え、アルバートは精兵の一人に直進。銃撃による足止めを試みる兵士。技術水準の低い拳銃はアルバートの盾を貫く事は出来なかった。
「敵を発見!防衛陣形!」
「止めてみせるが良いわ!!」
 体当たりにより弾き飛ばされる精兵。遠方より銃を構えた兵士には投擲に適した手斧を投げつける。
 集合して取り囲む兵士たちは剣を抜いて接近戦に挑んだ。混戦の様相を呈した戦場。
「これこそ、これこそが闘争よ!さあ、貴様らの技量を見せてみろ!」
「弾幕射撃開始!」
「手ぬるいわ!」
 戦場に身をやつす猟兵は、盾で銃弾を防ぐと精兵に盾を投げつけた。剣を両腕で握りしめるアルバートは最前線で孤軍奮闘。8人の精兵に対して1人で大立ち回りを演じる。
「うわー、派手にやるなぁ。こっちも増兵に留意しよう!」
 ニトロはアルバートの攻防を眺め、混戦になっている状況で対物狙撃銃を放つのは危険と判断。そうなれば敵の援軍を叩くのが得策。
 ユーベルコード【複製武器ノ召喚】により召喚した大量の対物狙撃銃。それら全てを念動力で操る。貫通性の高い20mm口径弾が木を貫く。衝撃音で飛び立つ鳥たち。増援は手数の多いニトロの銃撃で次々と戦闘不能に陥る。
 対物狙撃銃の一撃を受けた精兵がどういった感じに戦闘不能になったかは、少々グロテスクが過ぎるので描写を割愛させて頂く。
 まさに八面六臂の接近戦で剣を横に薙ぐアルバートの姿は古式ゆかしい剣士そのもの。身を包む鎧は剣に対しては特に高い耐刃性を発揮。なにしろ剣と戦うための騎士甲冑だ。多少の傷を負っても深手には至らず痛みを耐える。
「息の根を止めてくれる!」
 アルバートは横にスイングした剣を構え直し、上段から振り下ろす。研鑽を積んだ技量からくるユーベルコード【二連撃】により兵士は十字に斬り裂かれた。
「真っ向勝負、死合いの渦中でこそ命は輝く!さあ、何処からでもかかってくるがいい!」
 ニトロはアルバートが戦いを楽しめるように敢えて何名かの増兵を取りこぼした。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・共闘・支援は可能な範囲で

守護兵団が集まるのを警戒しつつ生命の精霊に近付く存在を教えてもらいます☆
「さ、たくさん来ちゃうから頑張らなくちゃね!♪」
『クリスタライズ』で姿を隠しながら『神罰の聖矢』で聖攻撃をして敵の防御>攻撃のUCに『月霊覚醒』で封じてから『エレメンタル・ピクシィーズ』で風(雷)属性攻撃を仕掛けます☆
数が増え過ぎたり勢いが止まらなければ『月世界の英霊』で距離を開けます♪

猟兵には『祝聖嬢なる光輝精』で怪我を治し『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆
<祈り/歌唱/鼓舞/属性攻撃/勇気/優しさ/第六感/手をつなぐ>を使って頑張ります!☆


イーファ・リャナンシー
えーっと、今度はあの人達を何とかしなきゃいけないみたいね
敵が多い時は…そう、分断しちゃうのが一番ね
地の利を活かした戦いなんてさせないんだから!

【フェアリー・ランド】を使って敵を分断しつつ、記憶の迷宮に閉じ込めるわ
魔力も物理も受け付けないこの迷宮なら、「属性」でも「自然現象」でも壊せないはずよ
敵が迷宮を攻略して出てきたところを出口のすぐ外で待ち伏せして攻撃するわ
攻撃する時は【全力魔法528】を容赦なく使っていくつもり使っていくつもり

【フェアリー・ランド】を使わないで何とかなりそうな数なら、小さな体を活かした死角からの攻撃で対処するわ
迷宮に閉じ込めたまま突破の線がありなら早さ重視でそれも検討するわ



●妖精&妖精VS妖精
祝聖嬢・ティファーナは引き続き増援が現れる兵隊から姿を隠す。ユーベルコード【クリスタライズ】で大森林の風景と同化。
「さ、たくさん来ちゃうから頑張らなくちゃね!♪」
 森の上空からは聖なる光が降り注ぎ、兵隊に痛手を与える。聖なる光は回避が困難だ。
「フェアリーだ、先よりフェアリーからの攻撃が報告されている!」
「ならば我々もこちらの領域の妖精を頼るか……!」
 守護兵団の兵士達は大森林に住まう妖精と共存している。大森林の妖精たちは突風を巻き起こし、小柄なフェアリーを吹き飛ばそうと試みる。
 ティファーナは月霊の加護で封じようとするが、敵の使役する妖精に攻撃封じのユーベルコードを当てる事は困難だった。巻き起こる突風。ティファーナが吹き飛ばされそうになったその時だ。
「魔力も物理も受け付けない、記憶の迷宮!しばらく遊んできなさいよ!」
 イーファ・リャナンシーがユーベルコード【フェアリー・ランド】で記憶の渦から作られる迷路を森林に張り巡らせた。
「敵が多い時は分断!敵に地の利があるなら崩すのがベストね!」
「助かったよ……!☆」
 属性攻撃、物理攻撃、いずれの干渉も受け付けない迷路は戦場である大森林全体に広がる。干渉を受けないのは自然現象とて同じこと。
 イーファとティファーナの二人は迷宮の外。兵隊たちは途方もなく広大な迷路を、出口を探してさまよっていた。何しろ天然の迷宮に重ねるように記憶の迷宮が作られたもので、突破まではだいぶ時間がかかる。
「……これだけ時間がかかるなら、継戦の準備も整えられそうね」
「傷を負った人はいますかー?」
 ティファーナは手持ち無沙汰気味だったので手負いの猟兵を癒やした。
「これまでの兵士達には通じたけれど、彼らの指揮官にも今までと同様の手段が通じるかはわからないわね」
 イーファは出口前でしばらく待ちながら呟いた。今回の戦闘は斥候、兵隊、その次は指揮官だ。指揮官を撃破せねば深緑のオベリスクまではたどり着けない。
 指揮官はおそらく部下からこれまでの報告を受け、対策を講じていると考えられる。
「あ、出てきた」
 フェアリーの二人は出口を抜けてきた兵隊にそれぞれの魔法を行使して一名、また一名と撃破していくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『謎の軍団妖精突撃隊長『ハル・バートン』』

POW   :    地べたに這いつくばるがいい!
単純で重い【足での踏みつけ】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD   :    我が肉体に傷を付けられるかね
全身を【堂々と立ちながら超防御体勢】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    遠距離や召喚やバフ・デバフに頼るんじゃねぇーぞ!
技能名「【範囲攻撃/恐怖を与える/衝撃波/気絶攻撃】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
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●兵団の指揮官
 猟兵達はあらかた兵隊を始末した。ついには業を煮やした突撃隊長のハル・バートンが姿を現す。
「随分と派手に荒らし回ってくれたな!おかげで我が部下たちは全滅だ……!」
 バートンは手に握りしめたハルバードを地面に突き立てる。
「このツケは高く付くぞ、生きて帰れると思うな!」
 指揮官だけあってこれまでの敵に比べると流石に迫力が違う。隊長自ら戦場に出てくるという事は深緑のオベリスクも近いのだろう。
ニトロ・トリニィ
アドリブ歓迎!

隊長自らが出てくるとは…
君の部下達はとても勇敢だったよ。
狙撃手が居ても怯まずに戦い続けたから… 敬意を払う。
そして彼等を指揮していた君も凄いと思うよ。
だから… 君の部下達と同じ所に送ってあげる!

今回は正々堂々と戦おうかな。
腰から生やした蒼き灼熱刃で〈2回攻撃/鎧砕き〉を発動して攻撃してみるよ。

踏み付け攻撃はあえて避けずに受けようかな。
これは、僕らブレイズキャリバーが持っている炎を物質化する能力で《指定UC》から生み出した蒼炎でスパイクの付いた盾を作り出して硬質化!
これで反撃するのが狙いだよ。
〈盾受け/オーラ防御/激痛耐性〉を合わせればどうにか防げるかな?

… 盾、砕かれないよね?



●蒼炎の盾
「隊長自ら出てきたね。君の部下達はとても勇敢だったよ。狙撃手が居ても怯まずに戦い続けた。……敬意を払う」
「……そうか、部下はよくやってくれたか。その無念はここで晴らす」
 ニトロ・トリニィは正面を切ってバートンに立ち向かう。腰からは物質化した斬撃用の触手、蒼き灼熱刃。
 鞭のように振るう蒼い炎がバートンを斬りつけ、敵はこれをハルバートの刃で受ける。
「ぬう、炎の刃か!」
 二撃目がバートンの腹部をかすめ、燃える軍服を脱ぎ捨てると内側には軽鎧を着用しているのがあらわになる。
 かたやハルバート、かたや触手刃。お互いの間合いは至近と行かずとも届く。巻きつけられたら危険と判断したバートンはむしろ灼熱刃を操りにくいであろう至近距離まで接敵。
 ハルバートを巧みに用いてニトロを足払いし、転倒を促す。ニトロは触手を使って体勢を立て直す事も出来たが、敢えての転倒。
「地べたに這いつくばるがいい!」
 バートンがニトロを踏みつける。彼を起点として周辺地形を破壊するほどの踏みつけ攻撃だが、ニトロにも狙いがある。
「僕の炎は、一味も二味も違うよ?」
 ユーベルコード【蒼炎ノ一撃】による物質化した蒼い炎。硬質化した蒼炎はスパイクシールドとなってバートンの足に突き刺さる。
「ぐあッ!熱ッ!」
 しかし踏み込んだ足は止まらない。重い一撃がニトロの作り出したスパイクシールドごと周辺地形を砕く。亀裂を伴い地面は粉砕。盾の維持は困難、そのまま踏み抜かれるニトロは全身にオーラを纏い痛みに耐える。
「痛ゥ……ッ」
 盾が砕かれなければ、というニトロの嫌な予感が当たってしまった。しかし敵も足を貫かれて傷を負っている。痛み分けといったところか。
「さすが彼らの指揮官。凄いと言わざるを得ないね……!」

成功 🔵​🔵​🔴​

ベアトリス・アールエル
◆アドリブ連携台詞歓迎

POW

ティファーナ(f02580)と再び共闘


◆戦闘

地面に片膝をつき魔法陣を描き
UC「ラビット・サン」発動

「ベアトリスの名において命じる。
アイツと力比べしておいで。相手の大きな斧に注意するんだよ」

「大きな森の主のようなイノシシ」を筋力重視で創造
地形の利用で周辺の木をなぎ倒させ
攻撃と時間稼ぎに使い手数を増やす


その後敵に突撃させながら
それに被せ
UC「D・インフェルノ」で銃撃


距離を詰められたら
肉弾戦や尻尾で怪力のカウンター

ピンチの仲間がいれば
援護射撃やUC
かばうでサポート


◆防御

攻撃は武器受けやオーラ防御
体捌きで致命傷を防ぐ

回避は野生の勘と見切り
装備のワイヤーで回避


祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・(ベアトリス・f02580)共闘・支援が可能な範囲で

ベアトリスにくっ付き『クリスタライズ』で姿を隠し、『エレメンタル・ミューテーション』で上位精霊/真神聖霊と化してサポートを精霊と協力します♪
危険や窮地には『月霊覚醒』で敵のUC(WIZ)を封じて『』月世界の英霊』で距離を取ります☆
『神罰の聖矢』で聖攻撃『エレメンタル・ピクシィーズ』で土/水精霊に“泥”にしてもらい風(雷)で攻撃します☆
怪我には『祝聖嬢なる光輝精』で治し状態異常には『シンフォニック・メディカルヒール』で癒します♪

<祈り/歌唱/鼓舞/勇気/属性攻撃/手をつなぐ/第六感/優しさ/オーラ防御>を使います☆



●指揮官の奮迅
 ベアトリス・アールエルを抱きしめる祝聖嬢・ティファーナ。
 ティファーナはこれまで通りにユーベルコード【クリスタライズ】を用いてベアトリスの姿を隠す。現在、バートンは接近戦を立ち回っている。魔法の準備を行うなら今が好機。
 地面に片膝をついたベアトリスは魔法陣を描いて森のヌシかのように巨大なイノシシを創造する。作り出したイノシシは筋力に優れる。
「ベアトリスの名において命じる。アイツと力比べしておいで。相手の大きな斧に注意するんだよ」
「グモーッ!」
 イノシシは鼻を鳴らすと地面を数回蹴って、バートンに向かい突撃。さらにベアトリスはユーベルコード【D・インフェルノ】で追撃の乱れ撃ちを向ける。しかし、バートンは横目を向けてイノシシの存在を知覚。
「遠距離や召喚に頼るんじゃねぇーぞ!!」
 迫るイノシシ、鼻先まで近付いたところでバートンは地面を踏み抜く。猪突猛進、直線に走るイノシシは範囲が拡大された踏み抜きユーベルコードの衝撃波を受けて宙に浮き上がった。
「グモーッ!」
 無念、イノシシに命中するベアトリスの銃弾。ティファーナのユーベルコード封じも間に合わなかった。
 ティファーナは聖霊の矢を土と水の精霊に頼み泥の矢に変化させ、雷を纏わせて放つもバートンはハルバートを回転させて弾く。
「見つけたぞ、姿を消していた猟兵……!」
「見つかっちゃった!」
 二人を発見したバートンは前進、まずはベアトリスに距離を詰める。
「チッ、やっぱり指揮官になると今までより遥かに強いねぇ!」
 バートンに尾を振り拳を放ち応戦するベアトリスだが、ハルバートに薙がれて守勢を否応なくされる。
「そこのフェアリー、貴様を放っておくのは危険だな……!」
 ベアトリスへの回復を図るティファーナもハルバートを振り下ろす事で発生された衝撃波で弾き飛ばされ、樹木に叩きつけられてしまった。
「強い……けど、みんな頑張って!☆」
 立ち上がったティファーナは猟兵へ声援を送った。敵の指揮官、攻撃の間合いは近距離だが遠距離への対策も怠らない。搦め手より真っ向勝負をよしとするタイプのようだ。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

アルバート・グランツ
【POW】
アドリブ、連携歓迎

貴公、相当の手練か。
ならばこそ小細工は要らぬ、死合おうぞ。

策は練らず正面から勝負を挑もう。
奇策を弄するほど器用ではない故。
こちらは剣を用いる故、リーチでは奴が上か。
ならばまず初撃を剣で受け、ハルバードを跳ね除けられたなら懐に潜り一撃斬り払ってくれよう。
後は[なぎ払い][武器受け][2回攻撃]等で斬撃の応酬だ。
[激痛耐性]で攻撃を受けても怯まず、時には拳による殴打、投げ落としも駆使して一戦交えよう。
指揮官に隙が出来たならば再び懐に潜り込みながらUC【二連撃】を使用する。

貴公、これしきでは終わらぬのだろう。



●正々堂々真っ向勝負!
 伝統的なアックス&ウィザーズ装備で武装したアルバート・グランツ、バートンに正面を切って突貫!
「貴公、相当の手練か。ならばこそ小細工は要らぬ、死合おうぞ」
 リーチの差を活かしてハルバートを突き、その金属鎧の防護が薄い関節にあたる部分を狙うバートン。アルバートは剣を縦に構えて受ける事で突き攻撃を受け流した。
 狙いを逸らされ勢いの落ちた突きはアルバートの左腕をかすめ、すぐさま使い込まれた剣を構え直し、バートンの脇腹をなぎ払う!
 バートンはハルバードを持ち替えてこれを受けようとするが、いかんせん長物であるが故に防御姿勢を取るのが間に合わない。右脇腹に傷を負う敵指揮官。
「ほう!貴様も相当なモノノフと見受けられる!我々は似た者ということか、楽しませてもらえそうだ。行くぞ!」
 敵は長斧の上部を握り直して至近での戦いに備えた。アルバート、バートン、互いに接触するかしないかの距離で鍔迫合う。
 バートンの狙いは読めた。鍔迫り合い後、転倒させてからの踏みつけによる攻撃。それならば。
 アルバートは両腕で握っていた剣から右手を離す。すると剣に入る力は加減されて押し負ける。ここで敢えてバートンの勢いを利用、前方に脚を踏み出した敵に向けて空いた右腕から腹部への殴打。
「後の先だ」
「ゴフッ……重装に見合わず良い動きをしている」
 拳を受けて半歩退くバートン。この機に乗じてアルバートは横一閃、ユーベルコード【二連撃】を繰り出す。
「ぬおお……ッ!?」
 横薙ぎの初撃はバートンの腕に食い込み、ひねるよう構え直した剣を上段からの振り下ろしに切り替える。アルバートの剣技が見事、バートンを斬り裂いた。
「貴公、これしきでは終わらぬのだろう」
 深手を負った敵指揮官ではあるが、未だ健在。
「我が部下達の犠牲は無駄に出来ぬ……!この森は我らがテリトリー、外敵は排除するのが我々の流儀ィッ!」
「貴公の健闘、敵ながら称賛を送る」
 アルバートは剣の血を払い、バートンの腕前を認めた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ベアトリス・アールエル
◆アドリブ連携台詞歓迎
POW
ティファーナ(f02580)と共闘


◆攻撃
叩きつけられたティファーナを見て怒り
UC「エンリル」を高速詠唱で発動

力を解放して翼や尻尾に身体がひと回り程大きくなる
怒りながらも冷静に真っ向勝負を挑む

全力魔法で暴風をバリヤーのようにまとい
大きな翼を広げ空中浮遊

森林を地形の利用
見えにくいタイミングで高速滑空
気合いを乗せた捨て身の一撃

立派な尻尾逞しい手足銃撃で
怪力・2回攻撃・吹き飛ばしで連続空中戦攻撃
嵐のような勢いで猛攻
相手に考える・他の仲間を攻撃する余裕を与えない


◆防御
暴風とオーラ防御併用

防御後カウンター攻撃

野生の勘・見切り・体捌きで致命傷を防ぎ回避

ピンチの仲間はかばう


祝聖嬢・ティファーナ
f18089と
*アドリブ・共闘・支援は可能な範囲で

怒ってしまったベアトリスさん(18089f)に「だ、大丈夫ですから!☆」と慌てて伝えます♪
自らに生命の精霊の力で回復します☆
死霊に『エレメンタル・ピクシィーズ』で「キミを解放します!敵をお願い!」としっかり伝えます♪
『祝聖嬢なる光輝精』で癒し『シンフォニック・メディカルヒール』で治します☆

前と同じ状態体制を維持します♪

『神罰の聖矢』で聖攻撃し、ベアトリスに気を取られている間に『クリスタライズ』で姿を隠して『月霊覚醒』で敵UCを封じます☆
ベアトリスが怪我したら『月世界の英霊』で連れて一緒に緊急避難します♪

「敗けない!ボクたちは猟兵何だから!☆」



 祝聖嬢・ティファーナは今しがた弾き飛ばされた傷を癒やしている。
 生命の精霊の力を借りて、傷の手当て。そんなティファーナの姿を見て怒れるベアトリス・アールエル。
 手負いのハル・バートンに向かい、全身に暴風を纏いながら駆け出した。
「アンタ、小さい娘になんてことするんだい!」
「だ、大丈夫ですから!☆」
 自分の無事を伝えるティファーナだが、ベアトリスは止まらない。ドラゴニアンの翼、尾、身体が一回り大きくなった。ユーベルコード【エンリル】による戦闘力増強。意志の強さがベアトリスに味方する。怒りに任せて猛進しているようにも見えるが、戦術には冷静な判断を下す。
「向かってくるか!?」
 バートンはハルバートを携えて攻撃に備える。翼を広げて宙を舞うベアトリス、木々の枝葉を抜けて森林の上空へ飛翔。
「歌唱う、我らが精霊・聖霊・月霊よ♪ 歌い、踊り、唄い、舞踏れ♪」
 一方でティファーナは戦場の死霊をユーベルコード【エレメンタル・ピクシィーズ】の矢へと変える。
「キミを解放します!敵をお願い!」
「通用しないと言っておろうがァ!」
 バートンはハルバートから放つ衝撃波で魔法攻撃はかき消す、はずだった。死霊の属性が込められた矢は緩慢な動きだが衝撃波を避けるように揺れ動き、バートンを取り囲む!
「なァにィーーーーッ!!」
「敗けない!ボクたちは猟兵何だから!☆」
 霊の矢が直撃すると同時に、高速で滑空してくるベアトリス。捨て身の一撃で怪力を奮い、バートンを空中にリフティングするかの如く弾き飛ばす!
「飛ばしていくよ!!」
「ウオアアアアッ!!」
 木を蹴り、飛翔し、滑空す。他の猟兵の追随をも許さない連続攻撃にバートンはお手玉じみて宙を跳ねる!蹴り飛ばされたら次は銃撃、銃撃を受けたら今度は尾で掴まれ大木に叩きつけられ、落下する前にアッパー。
 猛攻を受けるバートンはさながら風に巻き上げられたボロ雑巾だろうか。
「トドメだよッ!」
「わかりました!☆」
 ベアトリスが二丁の拳銃連射お撃ち、ティファーナの聖なる光が貫く。落下したバートンは最期に一言残した。
「……貴様たち、の目的が。あの柱ということは、わかった。だが……森林暮らしの民は、そっとしておいてくれ……」
「ああ、最初からひっそり暮らす人々に害をなすつもりはないね」
「ボクたちの目的はあくまで深緑のオベリスクですから☆」
「そうか……その言葉、信じるぞ」
 そう言って守護兵団の指揮官は骸の海へと消えていく。

●深緑のオベリスク破壊成功
 周囲に新たな敵影がないか、精霊達の声を頼りにティファーナは先を進む。あった。エメラルド色に輝くクラウドオベリスク。
 この柱を破壊すれば作戦は終了。ベアトリスは怪力頼りに尾を振り、オベリスクの根本を砕く。
「ふう、これで指示通り。骨の折れる仕事だったよ」
「ええ、群龍大陸への道がまた拓けそうですね☆」
 目標達成。ティファーナは飛翔するベアトリスに掴まる。二人は大空から大森林を去っていくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月19日


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🔒
#アックス&ウィザーズ
🔒
#群竜大陸
🔒
#クラウドオベリスク


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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠椎宮・司です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


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 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
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 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠純・ハイトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト