危うし少年探偵!! 強化人間工場の秘密
●秘密工場への潜入
少年探偵を自称する高木エラリー君(10)は単身、ヴィランの秘密工場に潜入した。
この秘密では、さらった人々を戦闘用に強化人間に改造するという非道極まる作戦が行われていた。
しかし、エラリー君はヴィランたちが、これだけではなくさらなる大規模破壊計画を企んでいることを突き止めたのである。
「……このこと、早くヒーローたちに伝えなきゃ」
エラリー君は、こうしてヴィランの情報を単身調査し、ヒーローズアースのヒーローたちに伝える優秀な少年探偵(自称)である。
探偵なので、みずから危険を犯すこともままある。
さっそく、自慢の通信機(スマホ)で状況を伝える。
ヒーロー向けのSNSに、エラリー君のつぶやきが不特定多数に発信された。
『大変だよ、今ヴィランの秘密基地に潜入したんだけど、あいつらものすごい破壊計画企んでるんだ!』
『早く来て、ヒーローたち! 場所は、町外れの工場の地下なんだけど』
『今、詳しい位置情報も送るね。すぐにやってきて』
エラリー君は実際小学生とは思えぬほど優秀であり、事件を解決しようという意志と正義感、そして行動力に恵まれていた。
しかし、恵まれ過ぎているのが、かえっていけなかった。。
優秀であっても、まだ小学生である。
発信したSNSがヴィランにも読まれていたのだ。
「あれ、ひょっとしてこれヴィランにも読まれているんじゃ……?」
気づいたときには、もう遅かった。
基地内に、警報が鳴る。
「しまった
……!?」
機械鎧に身を包んだヴィラン兵士たちが、エラリー君を取り囲んでいた。
「小僧、秘密基地に潜入したのは褒めてやろう。だが、我々の計画を漏らすわけにはいかんのでな」
「悪漢どもめ、お前たちが何を企んでいようとも、正義のヒーローが必ずやってくるんだ!」
「威勢がいいのも結構だが、これだけの数に果たしてどこまで正義というものを貫けるかな? 泣いて命乞いをするなら、今のうちだぞ」
危うし、少年探偵!?
●少年探偵に迫る危機
工具箱からグリモアを取り出すと、堂崎・獣明(整備係・f15021)は予測された光景を映像として投影した。
「というわけで、ヒーローズアースの少年探偵に危機が迫っている」
つまり、ヴィランの秘密基地に潜入した一般人(?)を救出しないとならない。
少年探偵は、ヴィランの破壊計画まで入手しており、この情報が得られるのなら、さらなる被害を未然に阻止できる可能性がある。
「強化人間工場は、少年探偵の潜入を察知したことで警戒態勢が上がっているようだ。だが、さらわれた人々の救出もついでにお願いしたい」
ぱっと画面が切り替わると、少年少女たちが映し出される。
どうやら、ヴィランの戦闘員に改造するつもりのようだ。
志願した者もいれば、さらわれた者もいるというのがエラリーくんからの報告で判明している。
「無謀な少年探偵だが、優秀なことには変わりない。ここで彼の勇気に報いてやってくれ。準備ができ次第、秘密基地に転送する。それじゃ、よろしくな!」
丹藤武敏
どうも丹藤武敏です。
ヒーローズアースでヴィランの秘密基地に潜入した少年探偵を救ってあげてください。
この秘密基地では、人々を強化人間に改造する秘密工場もあります。
第一章は、秘密基地への潜入と人々の救出を行なうことになります。
人々の救出よりも、エラリー君の危機に駆けつけたいという方はプレイングに書いておいていただけると対応します。
エラリー君から大規模破壊計画を聞き出すのは、第二章以降となります。
それではどーんといらっしゃってください。
第1章 冒険
『強化人間工場から救い出せ!』
|
POW : 強行突破だ!無理やりセキュリティブチ抜いていざ救出!
SPD : 警備の網をかいくぐり、スマートかつスピーディーにレスキューだ
WIZ : 改造の影響なり、手荒く扱われてたりで弱ってる子だって居るかも。なので救護します!もう大丈夫だよー
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
オーガスト・メルト
くっくっく、いやぁなかなか無謀な少年だな。
俺は好きだがね…ま、後で説教くらいはしてやるか。
【POW】連携・アドリブ歓迎
さぁて、迅速に全速で少年の元に向かうには…まっすぐ進むのが一番だな。
基地の壁も、セキュリティのトラップも、UC【赤光一閃】で斬り裂いて進むとしよう。
もちろん、考え無しに進むつもりはない。
両肩の饅頭生物デイズとナイツには周辺警戒を頼むし、
【罠使い】の知識や【逃げ足】【見切り】による危機感知、
【蜘蛛の手甲】のフック付きワイヤーを使った【クライミング】によるショートカットも駆使しよう。
勇気と正義には正当な報いがあるべきだ。
だから、俺たちが来た。生憎とヒーローとは違うがね。
霧島・クロト
ったく、肝心の探偵が窮地に陥ってどーすんだよ。
っつーことでエラリーの救助してから順々に攫われた人々の救出に入ってくのが良いだろうなァってトコで。
警備網だろうがなんだろうが知ったこっちゃねェな。
【氷戒装法『貪狼の狩人』】で駆け抜けるぜェ。
【視力】【暗視】など活かしながらも【情報収集】。
罠とかを【見切り】したり【鍵開け】して突破しながら素早くゴー、だ。
もし戦闘の必要が有る場合は殺さない程度に
氷の波動に【マヒ攻撃】のせて【逃げ足】でとっととトンズラ。
救助や救出の方が本題だしなァ。
「――ま、探偵には何時だって助手(ワトソン)が必要だと思わねェか?」
※アドリブ・連携可
シーザー・ゴールドマン
【POW】
なかなか面白い少年探偵だね。
しかし、ヒーロー向けのSNSをヴィランもちゃんとチェックしているのはおかしみを感じるね。
情報収集という意味では正しい事ではあるが。
オド(オーラ防御)を活性化して戦闘態勢へ。
戦闘になった場合は剛柔自在の剣術でオーラセイバーを振るって戦う。
基本的には正面強行突破。
結果的に陽動となって他の猟兵達が動きやすくなるかも知れないね。
障壁などは『アララトの流星』で破壊。
少年少女を見つけたら保護。
志願者には強さを求めるのは良いが、此処はもう終わりだ。他を探したまえ、と。
「くっくっく、いやぁなかなか無謀な少年だな。俺は好きだがね……ま、後で説教くらいはしてやるか」
転送されてきたオーガスト・メルト(竜喰らいの末裔・f03147)は、少年の無謀さに思わず相好を崩した。
無謀とはいえ、その勇気と行動力には感心することしきりである。
もちろん、お説教も成長を期待してのことだ。
「確かに、なかなか面白い少年探偵だね。しかし、ヒーロー向けのSNSをヴィランもちゃんとチェックしているのはおかしみを感じるね。情報収集という意味では正しい事ではあるが」
シーザー・ゴールドマン(赤公爵・f00256)も、少年探偵に興味を示しつつ、今どきのヴィランたちの情報収集にも多少の感慨を示した。
「どうするシーザー? 迅速に全速で少年探偵の許に向かうには……まっすぐ進むのが一番だと思うが」
「私も基本的には正面突破のつもりだ。結果的に陽動となって他の猟兵たちが動きやすくなるかもしれないね」
二人の意見は一致した。
さっそく、シーザーはオドを活性化させる。
「では、デイズとナイツ。キミたちには周辺の警戒を頼もう」
オーガストの肩に止まっている、白黒対になっている饅頭めいた生物二匹が小さな翼を羽ばたかせて周囲を警戒する。
オーガスト自身は、セキュリティのトラップをユーベルコード【赤光一閃(ヒートクリムゾン)】でひと薙ぎする構えである。
侵入者を告げる警報が響くと、シーザーもオーラセイバーを抜いた。
押し寄せるガードドローンと侵入を防ごうとする降りる防犯シャッター目掛けて、【アララトの流星(デウス・ルークス)】を放った。
バッ――! と魔法弾が叩きつけられると、衝撃が広がって幾重にも重ねられたシャッターがひしゃげ、ドローンも跡形もなく吹っ飛んでいる。
「さて、いたいけな少年少女たちを救ってやるとしよう」
「そっちは任せるよ。残りを片付けて少年探偵君を救い出してやらないとね。勇気と正義には正当な報いがあるべきだ」
素体としてさらわれた少年少女たちの救出をシーザーに任せ、オーガストは駆けつけたドローンを斬り払い、フック付きワイヤーを駆使して先に進む。
「ぼ、僕は、強くなりたかったから、進んでここに来て……」
「だとしても、此処はもう終わりだ。他を探したまえ」
抑揚のない声で言い放つシーザー。
それはこの場合、慈悲なのかも知れなかったが、赤公爵の心の内など常人には測りかねるものだ。
「ったく、肝心の探偵が窮地に陥ってどーすんだよ」
霧島・クロト(機巧魔術の凍滅機人・f02330)は、少年探偵の救出を優先する判断を下している。
すでにオーガストとシーザーが正面突破を開始したことで、発動した警戒網の展開は大体が判明している。
ユーベコード【氷戒装法『貪狼の狩人』】によって、氷の魔力をまといながら、センサーや監視カメラの死角をついて疾走する。
今は、戦闘よりも、救出、救助が今回は優先されるのだ。
「――ま、探偵にはいつだって助手(ワトソン)が必要だと思わねェか?」
誰ともなく、クロトは虚空に向かって呟いた。
名探偵ホームズの影に隠れながらも、助手のワトソンもなかなかどうして歴戦の兵士である。アフガンの戦場に軍医として参戦し、名誉の負傷をするくらいには。
単身乗り込んだ無謀は別として、その勇気と行動力に免じて今回は少しばかり助手を務めてやってもいいと思うクロトであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
トレーズ・ヘマタイト
※アドリブ自由
救助者の確保は他の者に任せ、自分は退路を確保しにいくか
UCインビジブルで姿を消し、ダクトなどを通って警備システムを管理している部屋へと向かう
部屋につけば即座に制圧、警備システムへのハッキング及び運用をドゥーズに任せ、ガードドローンとシャッターを利用しヴィラン兵を封じ込め、救助者の退路誘導をさせる
更に選択UCでモブ兵隊型の幻影を複数体召喚しドゥーズや救助者の護衛、通路の爆破などでの敵の足止めをさせる
自分は護衛用の数体の幻影と共に改造関連のデータ等を回収しに向かう
既に改造されている救助者もいるかもしれん、治療に必要になる可能性もあるならば証拠隠滅される前に奪わねばならんだろうな
以上
「救助者の確保は他の者に任せ、自分は退路を確保しにいくか」
秘密基地にドロリと黒い液体のようなものが染み出し、何かを形どる。
その中に、赤い瞳のようなものがあった。
トレーズ・ヘマタイト(骸喰らい・f05071)である。
ブラックタールである彼は、わずかな隙間さえあればこうして侵入できるのだ。
赤い瞳をギョロリと動かすと、ダクトを這いずり回って周囲に気づかれることなく移動する。
そのまま、トレーズは警備システムを管理する部屋を探し当てる。
「……ん? な、なんだ!?」
警備システムを操作するヴィラン兵たちがダクトから染み出した黒い液体に気づいた。だが、もう遅かった。
その液体が、さまざまな災魔の姿となって襲いかかり、呑み込んでいく。
ユーベルコード【イリュージョン・オブリビオン】の効果だ。
「…………」
多目的女性型AI・ドゥーズがシステムをハッキングし、これを逆手に取って押し寄せるヴィランたちの足止めを開始すする。
「では、こちらは任せるぞ」
トレーズは、ふたたび這い回り人体改造に関するデータの回収に向かった。
救助者の治療に役立てることもできるだろう。
だとしたら、証拠隠滅をさせるわけにはいかない。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『機械鎧『ドミニオン』の着用兵士』
|
POW : シフト:ペネトレイトランス
技能名「【鎧砕き】【串刺し】【怪力】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
SPD : シフト:クイックスタン
技能名「【早業】【先制攻撃】【マヒ攻撃】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
WIZ : シフト:カウンタースペル
技能名「【呪詛】【ハッキング】【カウンター】」の技能レベルを「自分のレベル×10」に変更して使用する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
オーガスト・メルト
さて、雑兵共が出てきたか…
まぁ、建物やダンジョンの中ならそれなりの戦法というものがあってな。
【SPD】連携・アドリブ歓迎
敵の攻撃を【見切り】つつ、UC【竜神乱舞】で壁や天井すら足場にして敵へ襲いかかる。
【残像】を残す速度で動き、【敵を盾にする】ように動き回る。
【焔迅刀】にはナイツによる雷の【属性攻撃】を乗せて【なぎ払い】、蹴散らす。
機械の鎧なら電撃は【鎧無視攻撃】になるだろう?
さあ、デイズ、ナイツ…とっととこいつら食い潰すぞ。
『うきゅー!』『うにゃー!』
少年から話を聞くのは全部片付いてからかな…
機械鎧をまとった兵士たちが待ち受けており、侵入してきた猟兵たちの前に立ちはだかった。
「さて、雑兵どもが出てきたか……。まぁ、建物やダンジョンの中ならそれなりの戦法というものがあってな」
戦況を見ながらオーガスト・メルトはうそぶく。
「あのガキを助けに来たのか? ご苦労なことだが、秘密計画を知った以上このまま帰すわけにもいかん。貴様らもだ」
「へえ、その機械の鎧は結構な力を与えてくれるみたいだね。自信たっぷりにずいぶんな大口を叩くじゃないか」
「ふん、好きなだけ吠えるがいい。今に、この鎧の力にひれ伏すことになる」
機械鎧“ドミニオン”の力で、ヴィラン兵たちはそのスピードを通常の十倍にまで引き出すことができる。
一斉にオーガストの周囲を取り囲み、高速で円を描いた。
「どうだ、その目で追いきれるか!」
「追わなくてもなんとでもなるよ――」
オーガストは、ユーベルコード【竜神乱舞“逸炎強化法”】を発動させる。
それは、魔力効果による立体機動モードだ。
残像を引き、上下左右、天井すら足場にして超高速動き回り、撹乱する。
「な、なんだと
……!?」
「スピードというのは、使い方さ」
縦横無尽に動くオーガストに槍を突き出すも、もうそこには姿はない。
「し、しま――」
「バ、バカ、俺は味方だ……!」
ヴィラン兵たちは、同士討ちまで誘発される始末だ。
『うにゃー!』
饅頭形生物のナイツが可愛らしく吠えると、焔迅刀に雷の属性が宿る。
ひと薙ぎすれば、装甲を無視して電撃がヴィランたちにダメージを与えた。
「さあ、デイズ、ナイツ……とっととこいつら食い潰すぞ」
『うきゅー!』『うにゃー!』
二匹が吠える。少年から話を聞くのは、全てを片付けた後だ。
成功
🔵🔵🔴
シーザー・ゴールドマン
【POW】
さて、とりあえず保護した少年少女を外に出そうか。
外に出るまでUC『ラガシュの静謐』で拒否しない者は異世界で安全を保障。
拒否する者は「構わないとも」と連れて歩く。
敵に会ったら射程範囲に入り次第、『ソドムの終焉』で焼き尽くす。
「数で圧するのは正しい。だが、それだけでは足りないね」
敵POWUC対策
直感で回避と同時にカウンター
(第六感×見切り×カウンター×オーラセイバー)
「重い一撃だ。だが、当たらなければね」
少年少女を外に出したら戻って少年探偵に大規模破壊計画の事を訊ねるとしようかな。
アドリブOKです。
「さて、とりあえず保護した少年少女を外に出そうか」
敵を前にして泰然と構えるシーザー・ゴールドマンであった。
素体として連れ去られた少年少女たちを保護すべく、ユーベルコード【ラガシュの静謐】を発動させる。
赤く輝く魔法陣が浮かび上がり、それに触れた者は近未来風都市の中へと吸い込まれるという。
「お、俺は、一緒に戦うから!」
攫われた少年が、シーザーにそう告げる。
少年探偵の他にも、無謀な勇気を備えるものはいたようだ。
「構わないとも」と短く答えた。
少年の勇気は尊重する。そして赤公爵には少年少女を数名引き連れて戦うことは大した重荷ではない。
ぞろぞろと、機械鎧をまとったヴィラン兵たちが周囲を取り囲んだ。
「数で圧するのは正しい。だが、それだけでは足りないね」
囲んだヴィラン兵が、一斉に槍を突き立てる。
鎧のデータリンクは、一糸乱れぬ連携を可能とする。
しかし――。
「重い一撃だ。だが、当たらなければね」
まばゆい閃光が放たれたかと思うと、ヴィラン兵たちがその光に貫かれた。
ユーベルコード【ソドムの終焉(デウス・ラディウス)】を放ったのだ。
「おおーい! こっちこっち!」
大きく手を降っているのは、少年探偵の高木エラリー君だ。
「無事で何よりだね。さて、ヴィランたちが企てる大規模破壊計画についてだ」
「あいつら、この地下で巨大人型兵器を建造してたんだ。それを、市街地に突入させるつもりだったんだ」
今、ヴィランたちの計画が明らかとなった。
大成功
🔵🔵🔵
霧島・クロト
……地下秘密基地でロボ作ってるってそれどこの特撮だよ。
いやそもそもこの世界そんなんだった。
まぁ、腐っても中身は人体なワケだよ。
【高速詠唱】で【七天の氷製】。対象は『凍滅の顎』。
脚部や腕部を【部位破壊】するのを意識しつつ
氷の【属性攻撃】、【マヒ攻撃】【呪殺弾】による氷の魔弾を、
【フェイント】かけつつの【2回攻撃】での飽和弾幕で制圧していくぜ。
あァ、この鎧の中身はちょーっとツテで理解してんだ。
だから。【鎧砕き】【怪力】で装甲を剥いでやっても良いな。
……やばいことになってそうだがな
攻撃自体は【見切り】と【フェイント】活かしつつ捌く。
「たーく、骨董品つけてんじゃねェよ。没収だ」
※アドリブ・連携可
トレーズ・ヘマタイト
※アドリブ自由
ふむ、やはり立ち塞がるのはヴィランばかりでオブリビオンではないのか、鎧だけがオブリビオンということもあり得るが、どちらにせよヴィランは不殺にせねばならんので手間だな
ドゥーズの操作するドローンに誘導されて敵を避けてデータ回収のために奥に進んで行く
どうしても敵を避けれないならば刻印から大量の水を出し、それを素材に選択UCで使い魔を生成
通路を埋め尽くすほどの水の体で敵を押し流し、壁に叩きつけさせ、鎧の隙間から内部に侵入し、機械鎧をショートさせるなり、着用者の首を絞め気絶させるなどをさせていく
目的のデータを回収したあとは一度ドゥーズのところに戻るとしよう、他の猟兵の状況も確認したいな
以上
「……地下秘密基地でロボ作ってるってそれどこの特撮だよ」
巨大ロボ建造計画という報告に、霧島・クロト思わずツッコミを入れてしまった。
「いや、そもそもこの世界そんなんだった」
ツッコミを入れたあとで、冷静になってみればここはヒーローズアース。
特撮めいた事件は、普通に起こる世界なのだ。
そしてまた、特撮のように戦闘員たちが次々にやってくるのである。
「我々の秘密作戦を知った以上、やはり生かしては帰さん!」
これまた、取り囲んで特撮っぽいセリフを吐いた。
「……ふむ、やはり立ち塞がるのはヴィランばかりでオブリビオンではないのか、鎧だけがオブリビオンということもあり得るが、どちらにせよヴィランは不殺にせねばならんので手間だな」
天井に張り付き、様子をうかがっていたトレーズ・ヘマタイトは状況を確認する。
ドローンの誘導に従い、敵との直接の戦闘は避けて、クロトに選択した。
クロトと少年探偵エラリー君を囲んでいる敵は、【降魔錬成】によって大量の水で作り上げた使い魔を錬成し、押し流すことを命じた。
「な、なんだ、これは
……!?」
使い魔たちはみずから作り出されている。突こうが斬ろうがダメージを受けるものではない。
そのまま、機械鎧の隙間から浸透し、ショートさせる。
「おっ、こつはチャンスじゃねェか。坊主、下がってな」
「う、うん!」
エラリー君を後ろに下がらせると、クロトはユーベルコード【七天の氷製】を発動させる。
すると巨大拳銃“凍滅の顎”に氷の魔力が宿り、無数の複製がその場に出現した。
念力で操られたそれは、次々に氷の弾丸を放つ。
この弾丸が命中すると、即座にヴィラン兵を機械鎧ごと凍結させていく。
水を被った状態で凍らされていくのだから、効果は絶大であった。
「たーく、骨董品つけてんじゃねェよ。没収だ」
クロトが言った途端、凍結した機械鎧はパキパキと音を立てて砕け散った。
「ふむ、他の猟兵たちにも状況を伝えねばならんな」
トレーズはドゥーズに巨大ロボ建造計画のデータを伝達するように命じた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『鋼鉄巨人ゴーワンダー』
|
POW : 剛腕ロケットパンチ
単純で重い【ロケットパンチ】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : ワンダービーム
【額の三日月からビーム】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
WIZ : ワンダーロケットモード
全身を【ワンダーエナジーのオーバーレイ】で覆い、自身の【これまでに受けたダメージ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
そのとき、秘密基地が大きく揺れた。
地下で建造中の巨大ロボットが起動し、動き出したのである。
「あ、あいつだよ! ヴィランたちが建造していた巨大ロボは!」
猟兵たちとともになんとか避難した高木エラリー君が、秘密基地を突き破って出現したロボを指差して言った。
「あれが都市破壊用兵器、鋼鉄巨人ゴーワンダーだよ! まだ未完成で活動時間は1時間しかないはず。でも、その1時間で街まで進まれちゃったら、大変なことになっちゃう。お願い、ヒーロー! あのロボを止めて!」
オーガスト・メルト
あー、特撮ねぇ…嫌いじゃないけどな。
しかし巨大ロボ相手なら俺より義妹の方が適任だったかな?
まぁいいや。俺にだって奥の手くらいあるからな。
【POW】連携・アドリブ歓迎
さあ、デイズ、ナイツ、UC【真竜顕現】だ!
『うきゅるるるるる!』『うにゃららららら!』
真の姿に戻ったナイツに【騎乗】して、デイズと2騎で【空中戦】を仕掛ける。
竜の爪は全てを引き裂く【鎧無視攻撃】
尻尾の【なぎ払い】はどんな巨体も【吹き飛ばし】て引き下がらせる。
決め手はそれぞれの炎と雷の【属性攻撃】ブレス連発による【二回攻撃】だ。
特撮だとこういう戦いはロボが勝つのかもしれないが…今日は怪獣側が勝たせてもらうぞ。
火土金水・明
「『キリング・ロウ』・『最強無敵究極天魔城』 に次いで、三体目の巨大ロボとの戦闘ですね。」
【WIZ】で攻撃です。
攻撃は、他の方に合わせて【援護射撃】にして【高速詠唱】した【破魔】を付けた【属性攻撃】の【全力魔法】の【サンダーボルト】を『鋼鉄巨人ゴーワンダー』に対して【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「そういえば、この巨大ロボは誰が操っているのでしょうか?。小型の操縦器を持っている人物や、腕時計型コントローラーを持った人物も見当たりませんし」
アドリブや他の方との絡み等は、お任せします。
「あー、特撮ね……嫌いじゃないけどな」
建造されていた地下工場から這い出した鋼鉄巨人が、秘密基地を破壊しながら屹立する。
全長は、40メートルにも及ぼうかという巨大た。
しかし、オーガスト・メルトは見上げながらも余裕含みで呟いた。
「しかし、巨大ロボ相手なら俺より義妹の方が適任だったかな?」
「義妹……? 妹さんですか?」
「ああいや、こっちのことだよ」
傍らで訊ねてきた火土金水・明に、オーガストは答えた。
「しかし、アンタも結構落ち着いてるな。こんなデカブツでてきたっていうのに」
「キリング・ロウ、最強無敵究極天魔城に次いで巨大ロボとの戦闘ですから」
「ひょっとしてl慣れてるのか?」
「こう見えて、これで三体目ですし」
こともなげにいう明である。
数多の世界を股にかける明は、その世界で巨大ロボとして顕現したオブリビオンとの戦闘は経験済みである。
「……そういえば、この巨大ロボは誰が操っているのでしょうか? 小型の操縦器を持っている人物や、腕時計型コントローラーを持った人物も見当たりませんし」
崩壊する基地から避難しながら、明は様子をうかがう。
巨大ロボというのは、外部から小型のコントローラーで操るのが定番であったりするのだ。
良いも悪いもリモコン次第なのである。
「僕の調べによると、あいつ頭部に搭載されてるコンピュータ……つまりAI制御らしいよ」
猟兵に救出された少年探偵、高木エラリーくんによる貴重な情報提供であった。
「なるほど、頭ね。さあ、デイズ、ナイツ、ユーベルコード【真竜顕現】だ!」
『うきゅるるるるる!』『うにゃららららら!』
オーガストが合図を送ると、饅頭形生命体のデイズとナイツが陽白竜王デイズと月黒竜帝ナイツの变化する。
真竜となったナイツに騎乗し、デイズとともに後-ワンダーに向かって空中戦を挑む。
「ヴァアアアアアアアアア――!」
うめき声のような駆動音を立てて、ゴ-ワンダーは頭部に爪を立てようとするデイズとナイツを叩き落とそうとする。
急旋回し、二匹ともかろうじて躱した。
「ジェットゴーワンダー、オープンッ!」
ご-ワンダーの音声コマンドで、背中からウィングが展開し、ジェットブースターに火が入った。
その巨体を、大推力が浮遊させる。
「負けるなー、ヒーロー!」
この空中大決戦に、エラリーくんも興奮気味だ。
いつの時代も、特撮は少年少女の心を掴むものである。
「援護しますね」
明は高速詠唱でユーベルコード【サンダーボルト】を発動し、二条の雷撃を放つ。
まばゆい光が、メインカメラに焼き付きを残したようだ。
飛翔しようとしたゴーワンダーは、ふらふらと軌道が定まならない。
「特撮だとこういう戦いはロボが勝つのかもしれないが……今日は怪獣側が勝たせてもらうぞ」
オーガストは、ナイツとデイズのブレスをゴーワンダー頭部に集中させた。
そのまま、雄叫びを上げた二頭の竜が鋼鉄巨人との格闘戦に持ち込んでいった。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
シーザー・ゴールドマン
【POW】
ふむ、巨大ロボか。流石は悪の秘密組織と言うべきかな?
まあ、あまりお目に掛かれない相手だ。楽しませて貰おう。
『ウルクの黎明』を発動。
オド(オーラ防御)を活性化、飛翔して戦闘態勢へ。(空中戦)
緒戦は小手調べ的に雷(属性攻撃:雷×串刺し×投擲×鎧無視攻撃)を放って戦い、ロボの間合い、戦力を把握。
十分に把握した後は大ダメージを与えるべく、音速を超える速度で近づき、オーラセイバーを巨大化させて袈裟斬りに。
(先制攻撃×見切り×空中戦×怪力×鎧砕き×なぎ払い)
しかし、都市を破壊するのに巨大ロボは効率が悪いと思うがね。
大地を揺るがし、進撃を開始しようかという鋼鉄巨人ゴーワンダーである。
シーザー・ゴールドマンは、泰然の姿勢を改めることなくその巨体を見上げた。
「ふむ、巨大ロボか。さすがは悪の秘密組織と言うべきかな?」
荒唐無稽のヴィランの兵器に対し、シーザーにはわずかばかりの感心があった。
たとえ非効率であろうとも、様式美というものを守ろうという姿勢には多少の感慨を向けたのだ。
「まあ、あまりお目に掛かれない相手だ。楽しませて貰おう」
ユーベルコード【ウルクの黎明(デウス・ポテスタース)】を発動させる。
真紅のオーラがシーザーの長身を包むと、ふわりと浮き上がった。
そのままゴーワンダーの眼前に浮かび上がり、鋭い電撃を放つ。
「ゴオオオオワァァァァァ!?」
まとも食らったゴーワンダーが、たまらず鉄の呻きを上げた。
空中に佇むシーザーに向かって、ロケットパンチを発射する。
しかし、その途端にごおっと空気の障壁を突き破る音が響いた。
シーザーが音速を超え、ゴーワンダーに迫ったのだ。
構えたオーラセイバーが、増幅された魔力によってさらに巨大な光の刃となる。
そのまま袈裟に斬りつけると、ゴーワンダーの装甲がやすやすと切り裂かれた。
成功
🔵🔵🔴
トレーズ・ヘマタイト
※アドリブ自由
外からの攻撃は他の者に任せて、自分は内部破壊を狙ってみるか
刻印から出した20m級支援砲撃機をドゥーズに任せ、敵の行動を阻むように●援護射撃させる
更にドゥーズに掌握させていた範囲の基地の残骸で降魔錬成を行い、瓦礫の巨人を生み出し敵を攻撃させる
自分はそれらを囮に巨人から敵に飛び付き、破損した装甲から内部に侵入する
白剣の酸●属性攻撃で内部を溶かしながら道を確保し、刻印から基地爆破に使う予定で持参した爆薬を出し、周囲に設置しながら進む
ある程度進んだところで、装甲を酸で溶かして強度を弱め、カトルを●怪力を乗せて撃ち込み、●鎧砕きで装甲を壊し、そこから脱出、周囲に警告後爆破を行う
以上
大きく装甲を引き裂かれたゴーワンダーがよろめく。
合わせるように、空から速射砲が放たれる。
AIドゥーズに任せた支援砲撃機からの砲撃が命中したのだ。
砲撃が装甲を貫徹する重々しくも甲高い音が響いた。
トレーズ・ヘマタイトが刻印から出現させ、支援砲撃を行わせたのだ。
「ふむ、これだけあればよいか――」
基地の残骸にブラックタール特有の身体を伸ばし、トレーズがユーベルコード【降魔錬成】を発動した。
『積み上げし物を糧として、偽りの器を生み出し、我等が道を阻む災いを、己が力を以て討ち滅ぼせ』
すると、その瓦礫がひとりでに積み上がっていく。
そしてできあがったのは、ゴーワンダーにも匹敵しようかという瓦礫の巨人である。
巨大ロボには、巨大ロボを――。
これもまたひとつの鉄則といえた。
「ゴワァァァァァ――!!」
「ゴマァァァァァ――!!」
巨体が吠え、鉄が唸る。
その大決戦をよそに、トレーズはゴーワンダーに這い寄った。
瓦礫ロボをぶつけるのは、ゴーワンダーを倒すためではない。それはあくまでも囮である。
彼の真の目的は、ゴーワンダーを内部から破壊することにあった。
他の猟兵から食らった袈裟斬りで開いた装甲を腐食性の酸で溶解し、根幹部の機械にパイルバンカーを打ち込む。
動力部分を攻撃されたことによって、ゴーワンダーのパワーは大きく減退した。
大成功
🔵🔵🔵
セプテンバー・トリル
(オーガスト・メルト・f03147は義兄です)
義兄様からの救援要請ですわ!今こそ私の出番ですわね!
【POW】連携・アドリブ歓迎
契約重機のひとつ、隠密ヘリの【サーベイヤー】に乗って現場に駆けつけましょう。
現場に到着したら、敵ロボの眼前で飛び降りつつ、【ガイドロッド】を振って【ユンボルギーニ】と【ナックルダンパー】を召喚します。
そして、UCで3機と合体し、【重機神帝】に成りますわ!
そのまま【グラップル】、【怪力】、【鎧砕き】をフル活用して格闘戦。
一気に破壊してしまいましょう。
最後に必殺技で頭部を【部位破壊】できればいいですわね。
メルト義兄様!私、お役に立てましたか?
霧島・クロト
いやまぁ、そのなんだ。
地下秘密工場で巨大ロボット建設してたとかますます特撮――
いやこの世界だと普通だったなァ!!
目には目を、歯には歯を。ビームにはビームをって言葉がある(嘘)
つーわけで、
ビーム自体は【見切り】と【フェイント】【残像】を活かしながら躱して、
額の三日月を晒した瞬間を逃さず行くぜェ。
【高速詠唱】から【氷獄七星】。
三日月を【部位破壊】するついでに粉砕してやらァ。
氷の【属性攻撃】【マヒ攻撃】【鎧砕き】【呪殺弾】で強化。
当然【全力魔法】の必殺技だァ。しっかり喰らえよォ!?
「人間な、あと1時間なんてフラグを立てたら――
そんな野望、粉砕されるのが『様式美』って奴なのさァ」
※アドリブ・連携可
「義兄様からの救援要請ですわ! 今こそ私の出番ですわね!」
義兄オーガスト・メルトからの救援要請で、セプテンバー・トリル(ゼネコンのお姫様・f16535)が隠密ヘリのサーベイヤーで乗りつけてきた。
彼女は、ゼネコン経営一家の長女である。
都市を破壊する巨大ロボとなれば、重機も同じ。
大口インフラ復興のためにも、ここで都市を救い、アピールしなければならない。
「えーい、ですわ」
そのままヘリからダイブし、ゴーワンダーの前に立つ。
「はい、オーライ、オーライ!」
ガイドロットで、自慢の重機を召喚する。
やってきたのは、両椀型マルチビークルのユンボルギーニと無双運搬車両のナックルダンパーだ。
巨大ロボにも負けぬ重量感である。
「いきますわよ! 三つの力を螺旋に束ね、人の未来を切り拓く! 重機神帝セプテンフォーミュラ! ここに顕現――!」
なんと、三機の重機が変形合体し、ゴーワンダーにも匹敵するかという巨大ロボとなったのだ。
「か、かっこいい!! 頑張れー、セプテンフォーミュラ!」
これにはエラリーくんも我を忘れて大喜びしている。
自称少年探偵とはいえ、彼もまた健全な男子小学生である。“はたらくくるま”(ヘリ含む)が合体し、目の前で巨大なロボになったら、心を鷲掴みされるのは当然といえよう。
光る、動く、音が出る! セプテンバーの駆るセプテンフォーミュラが、ゴーワンダーとがっぷり組む。
「メルト義兄様! 私、お役に立てましたか?」
その勇姿を義兄に褒めてほしい健気な妹であった。
「いやまぁ、そのなんだ。地下秘密工場で巨大ロボット建設してたとかますます特撮――いやこの世界だと普通だったなァ!!」
すでに、現場にはゴーワンダーと瓦礫ロボ、セプテンフォーミュラの三体の巨大ロボが出現している。
これもまた、ヒーローズアースでは“よくあること”であろう。
あらためてそのことを思い知る霧島・クロトであった。
現われた巨大ロボを前に、ゴーワンダーは額のビームで一帯を薙ぎ払う。必殺のワンダービームだ。
「目には目を、歯には歯を。ビームにはビームをって言葉がある」(嘘)
巨大ロボ同士の激闘とビームの光条を縫いながら、クロトはユーベルコード【氷獄七星(ジュダス・セプテントリオン)】を発動させた。極太の冷凍ビームが、ワンダービームの発射口となる額の三日月部分を凍結させていく。
ビームを封じたところで、セプテンフォーミュラがその頭部を両手で掴み、握りつぶす。必殺のヘッドクラッシュだ。
ゴーワンダーの頭部が引き抜かれ、大地に倒れて轟音を響かせる。
ここに、猟兵たちの活躍によってヴィランの大規模破壊計画は阻止されたのだ。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴