8
なつだよ! もふフェス!

#キマイラフューチャー #戦後


●キマイラフューチャーの夏
 なんやかんやあってえらいことになったけど、なんやかんやで救われたキマイラフューチャー。
 住人達は、相変わらず、楽しい事が好きだ。喧嘩したりもめ事になったりすると楽しさが減少するので、世界は基本的に平和だ。
 だが、怪人達は違う。そしてえらい事になった後も、怪人達はこっそり生き残っていたりする。
 とある大きなイベントホール。年がら年中、何かしらのイベントが開かれている賑やかスポットだ。
 さてさて、現在開催中のイベントは、というと。
「もっふもふ~!」
 わんこ。にゃんこ。ライオン。フクロウ。
 様々なもふもふ系キマイラ達が、大集合している。もふもふ系ペットとご一緒しているキマイラもいる。
 なぜならばこれは、「夏だ! 暑いぞ! もふもふサマーフェスティバル」だからだ。
 自分自身や友人知人、そしてペット。自分の推すもふもふをアピールしまくり、誰がどれだけもふもふかを競うイベントなのだ! 夏だからちょっと暑そうだけど! 冷房効いてるから大丈夫!
「いいもふですなー」
「そちらのもふこそ」
「ああ~この手触り~ふかふか~……」
 もふもふと、もふもふを愛する人々の発するまったりムードが、会場を満たしている。
 だが、そんな平和成分100%のフェスを、陰から見つめる怪人達の姿があった……。

●グリモアベースの夏
 夏。
 ヴェルタール・バトラー(ウォーマシンの鎧装騎兵・f05099)は、猟兵達をもふフェスへと誘おうとしていた。
「キマイラフューチャーで開催される、もふもふサマーフェス。このイベントが、怪人達に狙われる事が予知されました」
 敵の正体は、クマちゃんワンちゃんウサちゃんからなる、怪人トリオ軍団だ。
 奴等がイベントを襲うのに、特に理由はない。悪事を為して目立つのが、とにかく怪人のアイデンティティなのだろう。
「それに加え、自分達ももふもふでは負けていないぞ、という事でございましょうか。ともあれ、皆様はフェスの参加者として紛れ込み、敵の襲来に備えてくださいませ」
 フェスの内容は、とにかく「もふもふをアピールする事」だ。自分がもふもふなら自分を。相棒やペットがもふもふならそちらを。
「どちらでもないのなら、一般審査員となって、キマイラ達やそのペットなど、他のもふもふを愛でてくださいませ。様々なもふもふが集まっているようですので、きっとお好みのもふもふとも出会える事でしょう」
 なお、会場は大きなホール内だが、涼し気な環境が整えられているので快適だ。
 フェスを楽しんでいれば、やがてアニマルズが襲来する。それを撃退するのだ。
 アニマルズを全て追い払う事ができれば、今回の襲撃事件を指揮するボス怪人が姿を現わすだろう。
「ボスは、もふもふ、そして夏要素を兼ね備えた強力な怪人でございます。くれぐれも油断なきよう」
 だが、たとえどのようなオブリビオンであろうとも、キマイラ達の楽しいフェスを妨害する事は許されない。追い払うのだ。ヴェルタール流に言うと、バーン、と!


七尾マサムネ
 もふもふ! 夏のもふもふ!

●一章
 もふもふサマーフェスを楽しみます。
 ご自身がもふもふな場合、自分のもふもふの素晴らしさをアピールしてください。
 もしくは、お連れ様やペット、相棒など、もふもふな存在をアピールしてください。
 いずれでもない場合は、他のもふもふを愛でまくってください。(プレイングでこんなもふもふを愛でる! とリクエストしてください)

●二章
 フェスに襲来する怪人集団、『つよくてかわいいアニマルズ』を撃退してください。
 怪人もそこそこもふもふしています。

●三章
 怪人のボス『アルパカスプラッシュ』と戦います。
 なお、怪人襲来の影響で、フェスの開催時間が押しています。『一章に参加してアピールを行っていた』場合、ドサクサ紛れに何らかの賞が贈られるかもしれません。

 それでは、よろしくお願いしもふ。
125




第1章 日常 『毛並み自慢コンテスト(通称:もふフェス)』

POW   :    自分のもふもふをアピール

SPD   :    ペット・相棒のもふもふをアピール

WIZ   :    とにかくもふもふさせろー!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
霧城・ちさ
もふもふがいっぱいなら参加しないわけにはいきませんわね。参加のもふもふはもちろん触らせて戴きますの。
私からは家族である黒猫のエクレアを参加させますわっ。見事な毛並みの猫さんを皆様に見てほしいですの
エクレアはなかなか出場してくれませんでしたがこの何かを悟ったような顔も可愛いので見てほしいですわね。
いっぱいのもふもふを写真に撮れたら嬉しいですの。気を引くおもちゃやおやつの準備もしっかりしてますわっ


夢ヶ枝・るこる
■方針
・【WIZ】使用
・アド/絡◎

■行動
とても、素敵なイベントですぅ。
楽しんで参りましょう。

【指定UC】で強化した[料理]を用いて、お土産の『スイーツ』と『茹でささみ』を御用意して参りますぅ。
『スイーツ』は、『人&キマイラ用』を幾つかと、わんこさんやねこさんが食べられる『おから』を使用した『マドレーヌ』が良いでしょうかぁ。

わんこさんもねこさんも、とても可愛いですぅ。
種類や大きさを問わず、楽しくもふもふさせていただきますねぇ。
飼い主様の許可が得られましたら、『ささみ』や『マドレーヌ』を差し上げましょう。
飼い主の方々にお話を聞きつつ、一緒に『スイーツ』をいただいて『もふもふ談義』したいですねぇ。


エルカ・エーネ
もふ……もふ……
んーもふもふいっぱいで癒し空間だよう! こんなに暑くなければもっとよかったのにぃー……

わたしはうちの猫を一番に推せるよう!
しっかり者で出来る猫!
美人さんでもあるんだよぉーっ
ねっプリムラ!
あっ足りなかったらたぬき! たぬきもいるよ!?
ほらほらおいできくりーあっ逃げるなぁー!


ティエル・ティエリエル
SPDで判定

「なつだー! もふフェスだー!」
楽しいイベントがあると聞いて飛び込んでいくよ☆

【ライオンライド】で相棒のライオンくん(体長40cmほどの子ライオン)を呼び出してもふもふ自慢をするよ!
立派な鬣がもふもふだよ♪

呼び出したライオンくんはボクを乗せたまま会場をうろうろして一番涼しい場所でごろんと横になるよ!
ライオンくんも涼しい場所を見つけるのが得意なんだね!

横になったら「動物と話す」、「動物使い」を使ってライオンくんにはもふもふされてる間じっとしてもらえるようにお願いしておくね♪
もふもふが終わったら美味しいお肉をいっぱい用意してあげるからね!

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


ルー・カンガ
アドリブ・合流歓迎
やぁ、おれ、カンガルーのルー・カンガ。
なんか、モフモフ披露と言ってるけど、そういうことなら、オレも負けてられねぇな。
この大きな体、この独特な身体つき、この魅力的な姿に、みんな、メロメロになると思おうんだな。
なんか、誰かが邪魔するって話だけど、こんなことは、俺達がさせるわけにはいかないんだな。
この大きな耳で警戒しながら、この企画を楽しんでこようなって思うんだな。
「まぁ、そこら辺にある野菜を食べながらしっかり腹ごしらえでもするんだな。おれは草食だからな」



 楽しいイベントがあると聞きつけては、ティエル・ティエリエル(おてんば妖精姫・f01244)はいてもたってもいられない。
 たまらずキマイラフューチャー、そして会場に飛び込んだ。
「なつだー! もふフェスだー!」
 ティエルを迎えたのは、会場じゅうに溢れるもふもふ、そしてもふもふ愛。
「素敵なフェスですわね!」
 会場にあふれるたくさんのもふもふを前にして、霧城・ちさ(夢見るお嬢様・f05540)は、気合を入れ直した。小さな拳を、ぎゅっ。
 聞いた話だけでも、もふもふがいっぱいなのだ。参加しないという選択は、ちさにはなかった。そして現実に、もふもふはいっぱいだった。
 キマイラ、あるいはその相棒。
 そして猟兵、あるいはその相棒。
「もふもふ……とても、素敵なイベントですぅ。楽しんで参りましょう」
 期待に胸を弾ませ、軽い足取りで会場を行く夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。
 外見がもふもふしていなくても、心がもふもふしてくる。
「わんこさんもねこさんも、とても可愛いですぅ」
 るこるが、ざっと見ただけでも、さまざまなもふもふがいる。見た目だけで既に可愛い。ずるい。
 そんな、もふもふが押し寄せる会場の一角で、エルカ・エーネ(草原の家主・f01204)が立ち尽くしていた。もちろん、迷子ではない。
「もふ……もふ……」
 行き交うもふもふ。褒め合うもふもふ。素敵もふもふ。
 見惚れるエルカ。既に幸せいっぱいなのだった。
「んーもふもふいっぱいで癒し空間だよう!」
 ぽふん。
 エルカが1人のカンガルーにぶつかった。
 同じ猟兵の、ルー・カンガ(カンガルーボクサー・f16514)だった。
「あっ、ごめんなさい! ぼーっとしててーっ」
「気にする事ないんだな。こんなにもふもふだらけな場所なら、目移りするのも当たり前なんだな」
 軽く手を振って、ぽてぽてと去っていくルー。
 その背中はたくましい一方、もふもふだったのでぶつかっても痛くなかった。
 もふもふとは何と優しい存在なのだろうか。エルカはますますもふもふが好きになった。
「に、しても、ホントにもふもふだらけなんだな」
 右を見てももふもふ。左をみてももふもふ。そしてルー自身も。
「モフモフ披露なら、オレも負けてられねぇな」
 この大きな体、この独特な身体つき、そして何より、この魅力的な姿。みんながメロメロになるはずだ。現に、エルカは既にメロメロになっている。
「なんか、誰かが邪魔するって話だけど、こんなことは、俺達がさせるわけにはいかないんだな」
 立派な大きな耳で警戒しながら、会場を散策するルーである。
 行き交うもふもふの中にあって、ティエル自身は、もふもふではない。だけどもふもふは大好きだし、何よりもふもふの相棒がいる。
「れっつ、ライオンライド!」
 らいおーん!
 相棒のライオンが現れた。がおー。
 ……小さめ。40cmほどだ。子ライオン。しかし、もふもふとはサイズではない。というか、小さいのは有利では……!
 背中にティエルを乗せたライオンくんが、会場を闊歩する。大きさなんて関係ない。もふもふの気配があれば、すぐに気づく。それがモフリスト……!
 もふもふでなら負けていられない。エルカが自慢の猫、プリムラを抱っこした。
「しっかり者で出来る猫! 美人さんでもあるんだよぉーっ。ねっプリムラ!」
 こくん、とうなずいて一鳴きするプリムラ。確かにしっかり者さんだ。
 ちさは、家族である黒猫のエクレアをエントリー。見事な毛並みを、もふもふ好きの皆さんにご披露するこの上ないチャンス!
 ねこさんは、キマイラフューチャーでも人気らしい。気配を察知し、周りにキマイラ達が集まって来る。その中には、るこるの姿もいた。
 さっそく、許可をもらってなでなで、もふもふ。
 同じ猫でも毛並みや触り心地が違う。
「プリムラちゃん、美人さんですぅ。エクレアちゃんのお顔も素敵ですよぅ」
 るこるに褒められるエクレアは、正直、いい笑顔だったりするわけではない。というのも、エクレアは、なかなか今回の出場にOKをくれなかったからだ。
 にもかかわらず、今のこの何かを悟ったような顔。なぜか人を惹きつける魅力に満ちている。
 そう、ネコチャンは何をしたって可愛い。むしろ従順だとつまらないくらいだ。だから、エクレアへの言葉もお世辞なんかではない。本気なのだ!
 そこに、ティエル達がやってきた。
 ライオンくんには、もふもふされている間じっとしてもらえるよう頼んでおいた。
「もふもふが終わったら美味しいお肉をいっぱい用意してあげるからね!」
「!」
 ティエルの魅惑的な提案に、ライオンくんは頑張ってじっとしている事にしたようだ。
 もふもふには、更なるもふもふを呼びよせる引力があるらしい。もふもふキマイラ達が、集まって来る。どんどん。
 ティエルも、もふもふさせてもらう。もふもふ達の方でも、興味津々。
 お連れのもふもふ達を思うさまもふもふして魅了されたるこるは、もふもふのご主人さまにたずねてみる。
「ご飯差し上げてもよいですかぁ?」
 るこるは事前に、豊穣の女神の力を借りて、『お土産』を準備していたのだ。
 スイーツは、人&キマイラ用の種類を幾つか。わんこさんやねこさんも食べられるよう、おからを使用したマドレーヌもある。他には、茹でささみも。
「もふもふさせてもらったお礼ですぅ」
 はむはむ……。
 「ありがとう!」と無邪気に食べるもふもふもいれば、「よきにはからえ」とちょっと尊大なもふもふもいる。
 どの子も可愛いですぅ、とるこるは笑顔で見つめる。ずっと見ていられる。もふもふ凄い。
 ちさも、エクレアをアピールするばかりではない。積極的にもふもふに飛び込み、アピールされにいく。気を惹くおもちゃやおやつも両手に装備して!
「プリムラちゃん、美人ですわね……あっ、あちらにもねこちゃん! こちらのカピバラさんもステキですわね!」
 あまりのもふもふに、ちさもくらくらしてしまいそう。いや踏みとどまらないと。
 そんなちさやエルカ、ティエルと、もふもふ談義に花を咲かせるるこる。スイーツを味わいながら。
「心がもふもふしていくのを感じますわ」
「プリムラが一番だと思ってたけど、どのもふもふも癒されるよぅー……」
「これがもふフェスなんだね!」
 エルカなど、もはやとろけそうになっている。癒しレベルが限界を突破してしまったのだ。
「確かに、一口にもふもふと言っても、様々なもふもふがいるんだな……ん?」
 いつの間にか、ちさ達のもふもふの輪を眺めて感心していたルーを、猟兵達が囲む。
「凄く立派なもふもふボディですぅ」
「写真を撮らせてほしいですわ!」
 囲まれるルーは、キマイラ達の目にも留まるわけで。
「うわあ、立派なキマイラさん……キマイラさん?」
「やぁ、おれ、カンガルーのルー・カンガ」
 ルーの周りに、もふもふ大好きな子ども達も集まって来る。
 見た目はもちろん、気さくな性格のルーは、すぐに人気者になった。
 ちさも、たくさんのもふもふを写真に収めていく。もちろん、ご本人や飼い主さんに許可を得て。というかむしろ皆さん大歓迎だった。
「あっそうだたぬき! たぬきもいるよ!?」
 エルカが両手を広げると、ぽこん、とたぬきが召喚された。
 1、2、3……沢山!
「ほらほらおいできくりーって、あっ逃げるなぁー!」
 ぴょこぴょこ。みんなが好き勝手に歩き回り始めたからさあ大変!
 慌ててエルカが追いかけ始めるより早く、プリムラが駆けだしていた。しっかり者……!
 その場に居合わせた皆で、たぬきさんを追いかける。そのかいあって、たぬきさんが無事再集合した。
「ふう、みんな、ありがとう~」
 エルカの元に集まるたぬきさん。さすがにちょっと暑い。
 一仕事終えたライオンくんは、特別涼しげな場所を見つけると、ごろんと横になった。
「ライオンくんも涼しい場所を見つけるのが得意なんだね!」
 ひとところに留まったと見るや、ティエルとライオンさんの元に、キマイラ達が集まって来る。
「どう? 立派な鬣がもふもふだよ♪」
「もふもふさせてもらってよいですか?」
「もちろん♪」
 そうしてしばらく交流を楽しんだ後、ルーは休憩スペースに腰を落ち着けた。幸い、まだ怪人は現れないようだ。
「ふう。今のうちに腹ごしらえでもするんだな」
 こんこん。壁をノックすると、野菜が現れた。むしゃり、と食べる。
 何せルーは草食だから。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

紅狼・ノア
*アドリブ・絡み大歓迎

もふフェスかぁ~僕も参加しよう~
初めてだからよう分からんか、自分か相棒のモフモフアピールすればいいんだよね?

ん?モフアピは僕かって?違うよ
モフアピするのは…相棒のガルムだよ‼(ガルムは?で顔をしている)

毎日欠かさずブラシ掛けやシャンプーなどしているからね、サラサラでモフモフ!
(羽ももちろんお手入れしてるよ)

僕より何倍も大きい姿なので抱き着くとぬくもりと羽毛布団のようにふんわり包まれる感触…冬にはたまらん‼

疑う者は実際触って見よ‼
(ガルム暴れるなよっと視線を送る)
(ガルムの耳が垂れる、ガーン!)


コノハ・ライゼ
たぬちゃん(f03797)と

わーあ、右を向いてももっふもふ左を向いてももっふもふ
空調まで整って快適、天国かなココは

ケドやっぱりこのコの愛らしさは他にはないでしょう、と
親バカのごとくドヤ顔で相方を示す

手入れ(自前)の行き届いたもふさらの毛並み!
丸すぎも細すぎもしない均整の取れたもふスタイル!
小さな足先が良い味出してる愛嬌あるもふ仕草!
大きいお耳にもっふもふ尻尾は嬉しさも悲しさも一目でわかる表情の豊かさ!
特に尻尾は無限もふもふできちゃうコト間違いなし!
こんなに愛らしいもふ仔狸は居なくてよ!!

保護者(違います)としては子(違います)が自慢できて満足満足
スッキリしたら他のもふもふサン達愛でに行きましょ


火狸・さつま
コノf03130と

狸っぽい色合いの狐姿にて参加
夏毛になれども自慢のもふもふ毛並み
人語会話出来ずともコノには何となく通じる


きゅ……(ここ、涼しい)
コノちゃん、めちゃきょろきょろしてる、ね?
何か、幸せそ…
相方の様子に、善き善きと
ほんわかのんびり空調のきいた部屋で寛ぎ、毛繕い毛繕い
身だしなみ、大事

ゆったりしていたら突如始まるアピール
え?なに?と、きょろきょろ
怒涛のベタ褒めに
思わず両前足でおめめ覆うも
おみみぴこぴこ(=ちゃんと聞いてる)
正直しっぽぶんぶか振り振り(=自慢の毛並み褒められ嬉し)
…きゅ!(え、いま、何て?!)
きゅヤーん、こ、こヤぁあん!(きつねきつねー!)


もふもふサンと交流!したいしたい!



 もふフェス。
 紅狼・ノア(捨て子だった人狼・f18562)は、こういうイベントに参加するのは初めてだ。
 しかし、周りの参加者を見ていれば、何をすればいいかはすぐに飲み込めた。
 なるほど、とにかくもふもふをアピールしまくればいいのだ。心の赴くままに!
 コノハ・ライゼ(空々・f03130)も、青の瞳をきらきら輝かせている。
「わーあ」
 右を向いてももっふもふ。左を向いてももっふもふ。
 楽し気なコノハの様子に、善き善きと、目を細める可愛い狸さんがいる。
(「コノちゃん、めちゃきょろきょろしてる、ね? 何か、幸せそ……」)
 いや、狸っぽい色合いではあるが、狐だ。火狸・さつま(タヌキツネ・f03797)の狐姿だ。
「きゅ……(ここ、涼しい)」
 さつまが、会場を流れる涼やかな風に、身をゆだねる。
 そう、きっちり空調まで整って快適空間。
 コノハの口から、思わず魂のつぶやきがこぼれ出る。
「天国かなココは」
 いやもう本当に天国でいいんじゃないかな。
 さて、天国的もふフェス会場は、もふもふで賑やかだが、騒々しくはない。ほんわかのんびり、空調のきいた屋内で寛ぎ、毛繕いを始めるさつま狐。
 季節は夏。夏毛になれども自慢の毛並みはもふもふなのだ。
(「身だしなみ、大事」)
 なんて、さつまがゆったりしていたら。
 どのもふもふも可愛いし柔らかそう。しかしコノハがドヤ顔で示したのは……。
「ケドやっぱりこのコの愛らしさは他にはないでしょう」
 相方、さつま!
 突如始まるコノハによるアピール。え? なに? なにがはじまったの? と、さつま、きょろきょろ。
「手入れ(自前)の行き届いたもふさらの毛並み!」
 ばーん!
「丸すぎも細すぎもしない均整の取れたもふスタイル!」
 どーん!
「小さな足先が良い味出してる愛嬌あるもふ仕草!」
 ぴしゃーん!
 怒涛のもふアピに、もふもふ大好きキマイラ達が、みるみる引き寄せられてくる。これぞ、もふ引力。
「かわいい!」
「もふもふ!」
「~~~~っ!!」
 コノハのベタ褒めと、周りの注目の視線。
 さつまは恥ずかしくなって、思わず両前足でおめめを覆った。それでも、可愛いおみみはぴこぴこ。ちゃんと全部聞いてるよ。
「そして大きいお耳にもっふもふ尻尾は嬉しさも悲しさも一目でわかる表情の豊かさ!」
 もふーん!
 そんなこと、ないー! とさつまが照れまくるものの、しっぽは正直で。ぶんぶか振り振り、風が起きる勢い。
「特に尻尾は無限もふもふできちゃうコト間違いなし! こんなに愛らしいもふ仔狸は居なくてよ!!」
「……きゅ!(え、いま、何て?!)」
 さつまが相方を二度見した。
「きゅヤーん、こ、こヤぁあん!(きつねきつねー!)」
 さつまから訂正が入った。けれど、周りの皆様には伝わっていないようで。
「凄い!」
「もふい!」
「たぬき!」
「きゅー!(きつねー!)」
 さつま狐、大盛況!
 保護者(違います)としては子(違います)が自慢できて、コノハ、大満足。
「はースッキリした!」
 ひとしきり思いの丈を解放できたコノハは、実に晴れやかな笑顔で、他のもふもふ達を愛でに行くことにした。
(「あっ、もふもふサンと交流! したいしたい!」)
 とっとこ、コノハについてくさつま。
 さて、会場にはやっぱり色々なもふもふがいる。
 もふもふにはのんびりさんが多めなイメージがあるが、実際、会場を包むのは、まったりムード。
「あっ、狼さんだ」
 もふもふキマイラ達が、目ざとくノアを見つけ、近寄って来る。
「可愛いもふもふの耳。もふアピールですね?」
「ん? 違うよ。モフアピするのはこちら……相棒のガルムだよ!!」
 ばばーん!
 ノアがご紹介したのは、ご自慢のバディ、漆黒の大狼。
 毛並みもふもふ、翼も生えて。まさにもふもふの化身。
 ギャラリーの羨望の眼差しが、ガルムに注がれる。もふりたい、と。
 ……が、当のガルムは、「?」って顔だった。
 構わず、ノアがガルムをアピール。
「どう、この毛並み! 毎日欠かさずブラシ掛けやシャンプーなどしているからね、サラサラでモフモフ! この羽ももちろんお手入れしてるよ!」
 おおっ、と観客からのどよめきに気をよくしたノアが、ご紹介を加速させる。
「僕より何倍も大きい姿なので抱き着くとぬくもりと羽毛布団のようにふんわり包まれる感触……冬にはたまらん!! 夏もよし!!」
 ノア、怒涛の猛アピール!
 釣られてやってきたのは、様々なもふもふを堪能してきたコノハ達。
 さつまとガルム、ご対面。狐と狼だけど、なんだか言葉が通じそう、とさつまは親近感。
「さあさあ、疑う者は実際触って見よ!!」
「わあ、もふもふさせてもらっても?」
「もちろん! 百聞は一もふに如かず!」
 お言葉に甘えて、コノハがわきわき、手を伸ばす。ガルム暴れるなよっ、と、ちらっと視線を送るノア。
 コノハが、ガルムを、もふっ。翼も、もふっ。
「あああ~ステキ~!!」
 優しくもふもふされて嬉しそうに耳を垂らすガルムを見て、ノアは割とショックだった。
「ガルムぅ……なんか僕より懐いてない?」
 後でめっちゃなでなでしてやろう。そう心に決めるノアだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

木元・杏
バーン!(やる気)

でもその前にもふフェス
(まつりん(祭莉・f16554)と手を繋ぎ)
そう
わたしのもふもふ、誰よりもふもふな事を皆に知ってもらいたい
ベスト・オブ・もふ
(繋いだまつりんの手を上げて)

チャームぽいんとはこのふわ耳
手のひらで包めば、あったかでふわふわ(ふわっと撫でて)
そして、しっぽ
毎朝ブラッシングを怠らない、極上のもふもふ(さらっとブラッシング)
そして何より

【Shall we Dance?】発動

ん、まつりん踊ろ?

ダンスしたらふわっと揺れてぴゅんと跳ねるふわ耳ともふしっぽ
そして、まつりんのひまわり笑顔

全部揃えば気持ちもふわっとして
皆を元気にするもふの魔法(うれしそうに)

皆も、一緒に踊ろ?


木元・祭莉
アンちゃん(f16565)と!

うわー。みんな、もふもふだね!
さすが、キマフュー!!

えーと、おいらは、チェンジの術を披露しまっす。
まずは!(ばさっと笠と蓑を脱ぎ捨て)
このヒマワリ着ぐるみ!
(もっふもっふというか、ばっさばっさとダンスアピール♪)

あ、素材はどんな水をも弾く、超ナノファイバー製でね!
さわってごらんー♪ ホラ、つるんつるんのふっわふわ!
ニッコニコで、るんたっただよー♪

っと、これで終わりと思うなー♪
おいら、脱いでもスゴいんだぞっと☆
(ばばっと着ぐるみから抜け出し)

そう!
おいら……うわあ!
(以降、アンちゃんぷろでゅーす☆)

リズムと音程、ステップにも自信あるよー♪
さあ、みなさんご一緒にーっ♪


織部・樒
ザフェルさん(f10233)と参加
アドリブOK

【WIZ】
周りに憚ることなくもふもふと戯れる事が出来るなんて
とても素晴らしい催しですね

表情にはあまり出ないかもしれませんが
かなり期待が高まってわくわくしています(可愛い物好き)
会場に向かう際は心なしか競歩のように速足で

会場に足を踏み入れた際は
ああ、極楽は此処にあったのですね、と感無量な感じ

さあどの子をもふりましょうか
会場中のもふもふを須らくもふりたいものですが
時間の都合で残念ですが幾らか選ばなくてはなりません
流石に後で気まずくなりそうですからキマイラの皆さんは
選択から除外しましょう
選び難いですが、出来れば大型犬に抱き着いて
心行くまでもふりたいですね


ザフェル・エジェデルハ
樒(f10234)と参加
他参加者との連携・アドリブ歓迎

【WIZ】ひたすらもふりたい
なぜって、そこにもふもふがいるから
たまには癒されてぇんだよ!

まあでも樒のもふ愛には負けるけどな
今日もあんなに目を輝かせて…って、なんかいつもより
足取りが軽いのは気のせいじゃないよな多分
置いて行かれないよう気をつけよう

特にもふりたいのは『大型の動物』。大型犬とかいいよな
また普段見ないような変わった動物がいるなら
それも絶対もふりたい
ただしキマイラなどの人型種族をもふるのは我慢する
俺がやると色々ヤバい気がするからな…

それにしても涼しい所でひたすらもふれるって、天国かよここは!!
怪人共からこの幸せ空間を守らねぇとな



 ザフェル・エジェデルハ(流離う竜・f10233)は、もふりたい。ひたすら。
 なぜか?
 愚問だ。そこにもふもふがいるからだ!
「たまには癒されてぇんだよ!」
 魂の叫び。
「まあでも樒のもふ愛には負けるけどな」
 ちらり。ザフェルが傍らに目をやれば、織部・樒(九鼎大呂・f10234)がいた。
「今日もあんなに目を輝かせて」
 表情にこそあまり表れていないかもしれないが、ザフェルには分かる。
 実際、樒は期待に胸躍らせていた。とても。周りに憚ることなくもふもふと戯れる事が出来るなんて、とても素晴らしい催しではないか。
 その気持ちが原動力となってか、樒の足取りはいつもより軽い。という速足だ。ザフェルの気のせいじゃない。
 もはや、競歩のよう。置いて行かれないよう気をつけるザフェルである。
「ああ、極楽は此処にあったのですね」
 そうしていよいよ会場に足を踏み入れた樒は、感無量。
 少し遅れて追いついたザフェルの視界には、もふもふ、もふもふ。
 話には聞いていたが、様々なもふもふ動物がいる。そして、様々なもふもふの特徴を兼ね備えたキマイラは、実に個性豊かだ。
 さあどの子をもふりましょうか。樒の視線が会場をさまよう。
 いっそ会場中のもふもふを残らずもふりたい。とは言え、時間は有限だ。選ばなくては。
 しかも、ペットの類だけでなく、自身のもふもふをアピールするキマイラ達もいる。もふっていいのならもふりたい。だが、樒は耐えた。ちょっと後で気まずくなりそう。
「樒、あのもふもふは、すげぇぜ……!」
 ザフェルは見つけた。ひときわ大きく、もふもふな犬を。2人共通のもふりたいリストの筆頭だ。
「わふぅ」
 大型犬が、味のある吠え方をした。
 炎天下では暑そうだが、幸い、室内は空調完備。もふもふにとっては最適に快適な環境なのでしょう、と樒は思う。
 大型犬の傍らには、ご主人様なのだろう、もふもふしたわんこ耳キマイラがいたが、そちらをもふもふするのは我慢した。やっぱりザフェルも絵面的にヤバいきがした。
 樒が、ずいっ、と大型犬と対面する。ご主人に問う。
「もふっ、とさせていただいてよろしいでしょうか」
「あなたに、もふを愛する心があるのなら」
 許可が出た。
 ザフェルに順番を譲られた樒が、大型犬に抱き着いた。
 心行くまでもふる。もふる……!!
 そして、ザフェルもまた。もふっ。
「癒される……!」
 そんなわんこもふもふを、そばで眺めている少女がいた。
 バーン! とやって来た木元・杏(微睡み兎・f16565)である。こちらもやる気MAX。悪い怪人は退治しなければならない。
 と、その前に。せっかくなのだ。杏もフェスを楽しみたい。
 木元・祭莉(サムシングライクテンダネスハーフ・f16554)と繋いだ手に、力がこもる。
「みんな、もふもふだね! さすが、キマフュー!!」
 祭莉も、これには負けていられない。
「チェンジ! ヒマワリ!」
 ばさっ、と、笠と蓑を脱ぎ捨てると、下から現れたのは、
「ヒマワリ着ぐるみ!」
 ずどーん!
 思わぬ変化球に、周りのギャラリーやもふもふが戸惑う。しかし、みんなの視線は釘付けだ!
「さわってごらんー♪ ホラ、つるんつるんのふっわふわ!」
 着ぐるみの素材は、どんな水をも弾く、超ナノファイバー! にわか雨でも大丈夫! 屋内だけど!
 さっそく、キマイラ達がさわさわしに来てくれた。ここぞとばかり、祭莉、ダンスアピール!
「ニッコニコで、るんたっただよー♪」
 踊るヒマワリ。
 もっふもっふというか、ばっさばっさ。
 ご機嫌な祭莉のヒマワリダンスに、杏が合いの手を入れる。
「っと、これで終わりと思うなー♪ おいら、脱いでもスゴいんだぞっと☆」
 ばばっ、と着ぐるみから抜け出す祭莉。
 しゅたっ、と床に降り立ったのは……もっふりお耳と尻尾をもった少年だ!
「わたしのもふもふ、誰よりもふもふな事を皆に知ってもらいたい」
 ずいっ。杏が、キマイラ達の前に進み出た。満を持して。
 杏の推す、ベスト・オブ・もふとは……。
「もふ、お披露目」
 繋いだ祭莉の手を挙げた。
「そう! おいら……うわあ!」
 驚く祭莉を尻目に、杏の推しもふアピールが始まる。
 ここからのプレゼンは、杏プロデュース!
「チャームぽいんとはこのふわ耳」
 ぽむっ。
「手のひらで包めば、あったかでふわふわ」
 ふわっと撫でて。
「そして、このしっぽ。毎朝ブラッシングを怠らない、極上のもふもふ」
 さらっとブラッシング。
 ……もふりたい。
 一連の流れを見ていたザフェルと樒は、同時に思った。でも男の子をわんこみたいにもふもふしちゃうのはいかがなものか、とも。
 2人が煩悶する間に、無邪気なキマイラ達は、祭莉に首ったけだ。
 そして、杏の肩に鎮座していたうさみみメイドさんがひょいっ、と踊り始めた。
「ん、まつりん踊ろ?」
「しゃる・うぃー・だんす?」
 杏と一緒に舞う祭莉。
 ふわっと揺れてぴゅんと跳ねる、ふわ耳ともふしっぽ。
 そして何より、祭莉の、ひまわり笑顔。夏パワー!
「全部揃えば気持ちもふわっとして、皆を元気にするもふの魔法」
 杏、うれしそう。周りのみんなもつられて楽しそう。
 それから杏は、観客の方に手を差し伸べて。
「皆も、一緒に踊ろ?」
「リズムと音程、ステップにも自信あるよー♪ さあ、みなさんご一緒にーっ♪」
 2人につられるようにして、観客の皆さんも踊り始める。
 もっふもっふ。
 もふフェスが、いっとき、ダンスフェスに変わった。
「これは……」
「すげぇな」
 樒とザフェルが言葉を失うのも無理はない。
 もふもふが、一斉に踊っている。尻尾や羽根、耳をふりふり。うさみみメイドさんも、ダンス、ダンス!
 もふもふ達の織りなすなかなかレアな光景に、ザフェルと樒は、ダンスに混じるのも忘れて、見入っていた。
「みんな、ありがとー♪」
 アピールを終えてご挨拶の祭莉に、惜しみない拍手が送られた。
 こくり。プロデューサー杏が、やり切った表情で、うなずいた。とても、とてもしみじみと。
 そうして予想外のもふもふダンスを観賞したザフェルと樒は、不思議な気持ちのまま、もふもふ行脚を続けた。
 パンダなど、あまりお目にかかる機会のないもふもふももふもふした後、ザフェル達は、休憩スペースに腰を落ち着けた。
「はー、涼しい所でひたすらもふれるって、天国かよここは!!」
 出店で提供しているドリンクを飲みながら、ザフェルが言った。
「怪人共からこの幸せ空間を守らねぇとな」
「そうですね……!」
 樒もうなずいた。力強く。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『つよくてかわいいアニマルズ』

POW   :    丸太クマさん怪人・ウェポン
【丸太兵器 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    鉄球ワンちゃん怪人・ジェノサイド
【鉄球攻撃 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ピコハンウサちゃん怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ピコハン 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「アルパカスプラッシュ様の命により、フェスを邪魔するクマ!」
 ざっざっざっ。
 もふフェス会場の入り口に、アニマル系怪人の集団が出現した。
「あっ、参加者様ですか? みなさん、もふもふですね~」
 入り口の受付のキマイラ女性(もちろんもふもふ)に止められた。
「自分達は怪人で」
「ご自分をアピールされるんですね? 今回はレベルが高いみたいですから頑張ってくださいね!」
「いや怪人……」
 普通に会場に通された怪人達は、戸惑いを隠せなかった。
「思ってたのと違うクマ」
「もっと恐怖におののいてくれるのを期待してたワン」
「いやこう考えるウサ。警備がザルすぎて助かったウサ、と」
 止められたら止められたで、どうせ暴力に訴えていたので、むしろ助かったのはキマイラの方ではないだろうか。
 ともかく、まんまと会場内に侵入した怪人達は、早速武器を手に、暴れはじめた。
 クマさん怪人の丸太が、ふれあいコーナーを砕き!
 ワンちゃん怪人の鉄球が、休憩ブースを破壊し!
 そしてウサちゃん怪人のピコハンが、もふもふを狙う!
 ……つもりだ。
 もふもふでまったりな素敵空間を粉砕せしめんとする怪人達の行動は、許されざるものである。
 今こそ猟兵の出番。被害が出る前に、もふフェスを、守るのだ!
霧城・ちさ
うさちゃんもわんちゃんもくまさんも可愛いですわね。せっかくのもふもふが悪戯で迷惑をかけてはいけませんわっ
私は一応敵の攻撃から参加者さんや建物などを守ったりしますわね。できれば敵であっでも大人しくもふもふされて帰ってほしいですの
私は特にうさぎさんを捕まえて抑えるようにしますわっ
どうしても暴れるならもふもふはもったいないけれどお仕置きさせて頂きますわね

アドリブ等はokですわっ


エルカ・エーネ
……はっ!
新たなもふもふの気配っ
…いや気のせいか、いやでも、うーん?

(プリムラと話し)えっ気のせいじゃないって?
そっかぁーそっかぁー
もふもふでいまテンションがふわふわなんだけどぅ、やるよわたしはーっ

【wiz】
ピコピコ鳴ってるあの武器たのしそ……じゃなかったよう!
さー。さっきは逃げちゃった恥ずかしがりたぬき達だけど、今度はがんばってきてねぇー
いっぱいのたぬきが気を引くのでーっ
その間にだれかっこうげきのお願いをっしたいっなぁーっ

あっもし倒した後に触れるようなもふもふをっもふもふを触らせてねぇー?



 涼やか~な環境で。
 もふフェスを満喫してふわふわ心地なエルカ・エーネの脳裏に、キュピーンと閃きが走った。
「……はっ! 新たなもふもふの気配っ」
 振り返る。
「……いや気のせいか、いやでも、うーん?」
 プリムラが、ちょいちょいと前脚で呼んでくる。
「えっ気のせいじゃないって? そっかぁーそっかぁー」
 プリムラの示した方にエルカが目を向ければ、もふもふなアニマル怪人の皆さん。しかしてその手には、バイオレンスの塊。武器。
「もふもふでいまテンションがふわふわなんだけどぅ、やるよわたしはーっ」
 エルカが、やる気になった。プリムラには隠れていてもらって、いざ出陣!
 さて、バイオレンスが巻き起こるのを察した一部の参加者達が、怪人から逃げ始めた。
「戦場では、どんくさい奴から脱落していくウサ」
 転んだうさ耳のキマイラ少女に、ウサちゃん怪人のピコハンが振り上げられる。
 だが、吹き飛んだのは、ウサちゃん怪人の方だった。
 霧城・ちさのアタックだ。
「危ないので離れていて欲しいですわっ」
 うさ耳ガールを逃がすと、怪人達の前に立ちはだかるちさ。エクレアは、もふもふの皆さん同様離れてもらっている。
「うさちゃんもわんちゃんもくまさんも可愛いですわね。せっかくのもふもふが悪戯で迷惑をかけてはいけませんわっ」
 めっ、と、ちさの目力にさらされるアニマル怪人達。
 敵の中でも、エルカが興味を抱いたのは、ピコピコハンマーである。正確にはピコハン使いのウサちゃん怪人の集団である。
「ピコピコ鳴ってるあの武器たのしそ……わっ!?」
 ひゅんっ。繰り出されたピコピコハンマーは、エルカの頭上をかすめて空を切り、代わりに壁を叩いた。
 ぴこっ。
 どーん!
「!?!?」
壁が粉砕された。
「ちっとも楽しくなかったよう!」
 一体何で出来ているのか。エルカの中で、ピコハンがやべー奴の武器認定された。
 これは危ない。エルカは、援軍を呼んだ。先ほどは恥ずかしさのあまり逃げだしたたぬき達である。
「今度はがんばってきてねぇー」
 たぬー。
 たぬき軍団が、ウサちゃん軍団に跳びかかった。
 周りを囲んだり、尻尾で視界を遮ったり、ゴロゴロして動きを邪魔したり。
「もふもふされていれば、誰かを傷付けている暇なんてないって気づくはずですわっ。大人しくもふもふされてくださいっ」
「夏のもふもふは、我らがアルパカスプラッシュ様ただ1人で十分だウサ。他のもふもふは根絶やしだウサ」
 跳びあがってたぬきの群れから脱出したウサちゃん怪人が、そのまま、ちさに跳びかかった。さすがのジャンプ力。
 かわすのは楽ちんだが、それでは建物や、避難中のキマイラやもふもふに攻撃が当たってしまう。ちさはあえてピコハンを受けた。
「暴れるなら……もったいないけれど、お仕置きさせてもらいますわねっ」
 ぐぐっ。ピコハンを押し返すちさ。
 そこに、たぬきが、どっ、と押し寄せる。
「うっとうしいウサ」
 ぴこっ、ぴこっ。
 ウサちゃん怪人ズが、たぬき軍団を仕留めようと、ハンマーを振る。まるでもぐら叩きのよう。
 すっかりそちらに夢中になっている間に、エルカが、ちさに視線を送った。ウインク、ウインク!
 こくん。ちさはウサちゃん怪人に指先を向けた。たぬきの合間をくぐり抜け、光線が宙を走る。
 対するウサちゃん怪人は、愛用のピコハンで相殺の構え。
「打ち返してやるウサ」
 光の網VSピコハン。単純な打撃力では、後者に軍配が挙がる。
 だが。
「ウサっ!?」
 光の網は命中の直前、網のように広がってウサちゃん怪人達をまとめて包み込み、自由を奪った。ピコハンごと。
 びたーん、と床に転がるウサちゃん怪人ズ。これぞ一網打尽。
「ぴょんぴょんできないウサ……」
「わーいっやったねぇー!」
 じたばたするウサちゃん達を見て、思わず歓声を上げるエルカ。
「でっ、でも、ウサ達がやられても……」
「じゃあさっそくもふもふっとさせてねぇー」
 もふもふ。
「第二第三のウサが……」
「見た目以上にもふもふですわねっ」
 もふもふ。
 ウサちゃん怪人の口上をスルーして、エルカがその体をもふもふしていた。
 ちさも一緒になってもふもふしていた。
 めっちゃもふもふしていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
成程、確かにもふもふした方々ですねぇ。
とは言え、放置するわけにも参りませんし、お相手させていただきますぅ。

まずは、来場者の皆さんに避難してくれるよう、呼び掛けますねぇ。
その前に攻撃されそうな方が居ましたら、庇わせていただきますぅ。
幸いなことに、相手に『遠距離武器』をお持ちの方は居ないようですので、或る程度皆さんが離れましたら、御仕置させていただきますぅ。

【指定UC】を用いた『刀』を使用、『丸太』等の相手の武器の振りに[カウンター]を合わせ、武器自体を斬らせていただきますぅ。
その後は順次対処するわけですが、折角もふもふした方々ですし、御仕置に毛刈りも良さそうでしょうかぁ?


紅狼・ノア
*アドリブ・絡み歓迎

ガルムのバカ…いいもん!この狸をモフモフするってめちゃいい!(モフモフ)
ん?なんかいる…動物の…怪人?…しかも暴れ始めたんだけど(遠い所から見つける)
面倒くさ…けどもふフェスを台無しにされるのは嫌だからさっさと片付けるよガルム

さでどいつから狩ろうかねぇ~
どちらにしようかな神様の言う通り…アイツに決まり(お任せ)

【オーラ防御・第六感・野生の勘】を駆使しガルムとの【仲間の連係】で瞬殺してやろう
ガルムが引き付けてもらい敵の背後から【目立たない・忍び足】で【暗殺】
か【部位破壊・怪力】で敵の武器を壊す
武器がないと倒すのは簡単だね(笑)

んじゃあとはガルムとの神速連携プレーと行きますかね



 他の参加者がそうであるように。
 ティエル・ティエリエルは、もふもふ天国の真っただ中にいた。
「ようし! ボクももっともふもふを堪能するぞー♪」
 まったりモードのライオンくんの背中から、ティエルは、ひらりと飛翔。高い位置から会場を見渡した。
 背中の翅で羽ばたき、探し求めるのは……もちろん、いいもふもふ!
「むむむ!」
 ティエルアイが発見したのは、妙にゆるかわいい、ワンちゃん達の集団だった。
「ようし、あのわんちゃんにもふもふさせてもらうぞー!」
 ティエル、突撃! まっしぐら!
 その頃、紅狼・ノアは、すねていた。
 ガルムは、ちょっと困っていた。
「ガルムのバカ……いいもん! この狸をモフモフする……ってめちゃいい!」
 もふもふ。
 まだいた子タヌキ? を、ガルムに見せつけるように、もふもふする。
 そうやってノアが、もふもふ逃避していると。
「ん? なんかいる……」
 遠目に、わちゃわちゃしている何かの集団が見えた。
「動物の……怪人? ……しかも暴れ始めたんだけど」
 ノアは、遠くから聞こえてくる怪人の主張に、思わず半目になった。
「アルパカスプラッシュ様以外のもふもふは撃退するウサ」
「アルパカスプラッシュ様以外のもふもふを管理するクマ」
「面倒くさ……けどもふフェスを台無しにされるのは嫌だから、さっさと片付けるよガルム」
 重い腰を上げて、2人が行く。
「さて、どいつから狩ろうかねぇ~」
 怪人集団は、三種の怪人から構成されている。クマさん、ワンちゃん、ウサちゃんだ。
「どれにしようかな神様の言う通り……アイツに決まり」
 ノアの指が止まったのは、鉄球ぶんぶん、ワンちゃん怪人ズだった。
 ガルムが床を蹴る。狼がわんこに負けてはいられない。
「狼なんかに負けないワン」
 ぶぅん!
 ワンちゃん怪人が、虎の子の鉄球を振り回した。犬だけど虎。
 その頼りなさげな体つきからは想像できない腕力で鎖を操り、鉄球が唸りを上げる。
 一撃をかわしても、すぐさま別のワンちゃんから、次の攻撃が来る。ガルム、防戦一方。
「これがイヌの実力だワン」
 その頭上に、きらり光るなにかをノアは見た。妖精さん……ティエルだ。
「うわーいもふもふだー……あれ?」
 急降下していくティエル。だが、次第に違和感を覚えた。
 近づいていくとその正体は……。
「オブリビオン!」
「何か妖精さんが降ってくるワン」
 ワンちゃん怪人の方でも、ティエルに気づいたらしい。
 ぶぅん、と鉄球を振り回して、飛び込んでくるティエルを迎撃の構え!
 このままでは鉄球顔面直撃。ティエルは、もふもふとは無縁のバッドエンドを迎えてしまう……!
「えーい、それなら!」
 ティエルの切り替えは早かった。
 勢いで飛び込んだのなら、その勢いを武器に変えてしまえばいいのだ。
 しゃきんっ、とレイピアを抜き、突き出す。これぞ必殺、妖精の一刺し!
 ノアとガルムの前で、激突するティエルとワンちゃん怪人。
 元々もふもふするつもりだったティエルは、防御など考えていない。それが功を奏した。
 加速力を全て攻撃力に変えたティエルは、鉄球を突破、ワンちゃん怪人を貫いた! しかも、その勢いは一匹だけでは止まらず、何匹も。
 意外な伏兵の登場に、ワンちゃん怪人達は浮足立つ。
「今だよ!」
 くるり、空中で反転したティエルが、ノアに声を飛ばす。
「まだだワン!」
 辛くも撃破を免れたワンちゃん怪人の一匹が、根性で鉄球を振り直した。
 だが、ガルムに直撃するより早く、硬質の音を立てて鉄球が、粉砕された。
 静かに忍び寄っていたノアが、武器破壊を仕掛けたのだ。
「すごい!」
 ティエルが歓声を上げる。
 次々と砕け散る鉄球の欠片を突っ切り、ガルムがワンちゃん怪人に飛びかかる。
 鎖を持つ手を、容赦なく噛み、ちぎる。救援に入ろうとしたワンちゃんは、不意に、ノアの気配を背後に感じた。
 二振りのダガーが、続けて閃く。白くてモフモフの毛並みが、鮮血で赤く染められる。
 武器を失ったワンちゃん怪人など、ただのワンちゃんだ。
「やっぱりガルムと最高の連携が出来るのはボクだよね」
 連鎖的に敵を討ち取り、ノアが胸を張った。ドヤ顔だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ティエル・ティエリエル
SPDで判定

「ようし!ボクももっともふもふを堪能するぞー♪」

背中の翅で羽ばたいて「空中浮遊」して、何かいいもふもふがいないか探して回るぞー!
むむむ!何か鉄球もったわんちゃんがいるよ!ようし、ボク、あのわんちゃんにもふもふさせてもらうぞ、それ突撃ー!
もふもふだーと近づいていくと途中でオブリビオンだって気付いちゃうよ!
しょうがない!突撃の勢いをそのままに【妖精の一刺し】で攻撃だー☆

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です


織部・樒
引き続きザフェルさん(f10233)と参加
連携・アドリブOK

【SPD】
何という事でしょう
私の、いえ私たちの極楽を壊すなど、幾らもふもふでも許しません

破壊を楽しんでいる怪人の邪魔をすべく
もふ獣の王(ライオン)に乗って颯爽と登場します
近くに一般人(一般もふ)がいる場合は、出来るなら
怪人との間に入るように位置取り
取り敢えず体当たりでバランスを崩して踏みつけ、或いは
押さえつけましょうか
必要なら唸り声或いは咆哮で威嚇も行います
鉄球攻撃が来る可能性を考え怪人の言動には注意し
来たら飛び退くなどして回避
もしかしてザフェルさんが対峙するクマの流れ弾が
来るかもしれませんのでそちらにも気を付けます


ザフェル・エジェデルハ
樒(f10234)と共闘
他参加者との連携・アドリブ歓迎

出やがったな怪人!!
見た目もふもふなのに、お前らにはもふを愛する心はねぇのか!
あ、でもよく見ると微妙にムキっとしてんなお前ら。エセもふか!!

参加者の近くに敵がいる場合は【吹き飛ばし】て敵を遠ざける
また、参加者と敵の間を隔てる位置取りを心がける

攻撃は【力溜め】しつつ【グラウンドクラッシャー】を撃ち込む
敵が樒の獅子に気を取られるなどの隙を見せた場合は
確実にものにする

敵の攻撃は回避の他、【武器受け】も試みる
また攻撃を受けた場合は【カウンター】を狙う

この素敵空間をお前らの好きにはさせないぜ!!



 暴れ出す怪人集団を目の当たりにして、織部・樒は、穏やかだった心が波立つのを感じた。
「何という事でしょう。私の、いえ私たちの極楽を壊すなど、幾らもふもふでも許しません」
「行こうぜ、樒!」
 樒と共に、ザフェル・エジェデルハが、怪人退治に乗り出した。
「出やがったな怪人!!」
 注目を惹きつけるように、丸太を担いだクマさん怪人達の前に、躍り出るザフェル。まだ会場に残っている人々をかばうためでもある。
「結構いるな……おい! 見た目もふもふなのに、お前らにはもふを愛する心はねぇのか!」
「ないクマ!」
 断言された。
「即答かよ。でもよく見ると微妙にムキっとしてんなお前ら。エセもふか!!」
「いやお腹のこの辺とかもふもふクマ」
 自慢された。
「そしてお腹もふもふからの……丸太アタックだクマ!」
「生意気に不意打ちだぁ!?」
 が、ザフェルは反射的にクマさん怪人を吹き飛ばし、参加者達から遠ざけた。
「もふもふの皆さん、安全な場所はあちらですよぅ」
 怪人の注意が逸れている間に、夢ヶ枝・るこるが、来場者達の避難を促す。
 手にした武器からして、怪人達は近接戦闘を得意とする様子。ある程度距離を取れば、被害は留められそうだ。
 だが、逃げ遅れたカピバラキマイラが、ワンちゃん怪人にロックオンされた。
 もはやすっかり破壊を楽しんでいる怪人達。その暴力の矛先がもふもふを傷つけてしまう直前……大きな影が、颯爽と現れた。
 金色なるもふ獣の王……ライオンの背に乗った樒だ。
「心を鬼にして、いきますよ」
 駆けるライオン。
 迫りくる鉄球をかわして、相手へ接近。ワンちゃん怪人達を体当たりで蹴散らし、そのまま四肢で踏みつける。
 新たに跳びかかって来た怪人へは、咆哮を叩きつけ、簡単には寄せ付けない。まさに獅子奮迅。
「あのもふもふやべークマ!」
 クマさん怪人が樒の方に気を取られたのを、見逃すザフェルではない。
「余所見してる余裕はないぜ!」
 戦斧で、胴を両断する。先ほどもふもふだと自己申告した腹の辺りを。
 会場内の安全を確認したるこるも、ザフェルに加勢する。
「成程、確かにもふもふした方々ですねぇ」
 手持ちの武器はだいたい物騒だが、怪人というにはあまりに愛らしく、何より、もふもふしている。
「とは言え、放置するわけにも参りませんし、お相手させていただきますぅ」
 るこるのお仕置きタイムが始まった。
 刀を抜き、クマさん怪人達の集団へと切り込む。
「『とんで火にいる夏の猟兵』だクマ」
「お上手ですぅ。……ところでクマだけどうして『さん』付けなんでしょう?」
 疑問を差し挟みつつ、るこるは突き出された丸太をかわした。
 るこるが丸太を引き付けている間に、ザフェルが力を溜めた。
「代わるぜ!」
 たっぷりの力を蓄えた戦斧『Evren』を、思い切り振り下ろす。生じたのは、単純な打撃。しかしそこには、ザフェルの技巧と経験が込められている。
 蓄積された力が、一気に解放される。その威力により、床がめくれ上がり、その上にいたクマさん怪人達も、宙を舞う。
「クマー」
 クマさん怪人の悲鳴を背に聞く樒を、ワンちゃん達がじりじりと取り囲む。
「ちょっと立派なたてがみだからっていい気になるなワン。ワン達が潰してやるワン」
「一匹のワンちゃんはたくさんのワンちゃんのために。たくさんのワンちゃんは一匹のワンちゃんのために。これぞワン・フォー・ワン」
「何を言ってるんでしょう……」
 樒のつぶやきは、鉄球の風切り音によって掻き消された。
 複数のワンちゃんが、同時に樒に襲い掛かった。
 ぐおっ、と左右から迫る敵の高速攻撃を、もふ獣の王は、的確な動きで回避。
 一方、クマさん怪人も徹底抗戦の構え。一本、二本と、ザフェル目がけ、丸太が突き出されてくる。
 だがザフェルは、丸太をかわし、あるいは戦斧で受け止める。あえて引いて相手の力を崩すと、ザフェルは体を回した。遠心力を加えた一撃が、クマさん怪人を仕留めた。
「この素敵空間をお前らの好きにはさせないぜ!!」
 ザフェルの勇猛な戦いぶりに、クマさん怪人達はおののいた。
「あの丸太には気を付けろよ」
「はいですぅ」
 ザフェルに応じるるこる。
 ユーベルコードで強化されたとはいえ、丸太は丸太。もしかしたら骸の海にまつわる特別製なのかもしれないが、丸太は丸太だ。
 複数の丸太が、るこるをも狙う。るこるは瞬時にその軌道を見極めると、刀を繰りだした。狙いは……丸太そのもの!
「クマー!?」
 るこるの気合と怪人の悲鳴。
 丸太が2本になった。更に、続く斬撃に輪切りにされ、武器は木材へと成り果てた。
「武器が無ければ、ただの可愛いクマさんですぅ」
「クマっ。まだ丸太は残ってるクマっ」
 ぶぅん!
 ワンちゃんを片付け、ザフェルの元に駆け付けようとした樒の方へ、突如、丸太が飛来する。
 流れ丸太の被弾を避けるべく、とっさにライオンは姿勢を低くした。
 標的を失った丸太は、運悪く立っていたワンちゃん怪人にヒット。犬も歩けば棒に当たるとはまさにこの事であった。
 樒とライオンが跳ぶたび、一体、また一体と、ワンちゃん怪人群が撃破されていく。
 そうして、三人と一匹の活躍により、怪人達は大分無力化された。
「さあ、お仕置きですぅ」
 再び、るこるの刀が閃いた。芸術的ですらあるその技が披露された後には、見事に毛刈りされたクマさんやワンちゃん達の姿があった。
「恥ずかしいクマー」
「お嫁にいけないワン」
 もはやもふもふでもなんでもない。怪人の圧倒的敗北だった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

木元・杏
まだまだぷろでゅーす続けて、色んな所で皆ともふダンス楽しんでる

まつりん、次はここ
クマ、ワン、ウサのあにまるトリオに向かい合う

……ん、いいもふ(こくり)
T(つよくて)K(かわいい)A(あにまる)3(すりー)
でもわたし達も負けない
もふのためならユニット組むのもやぶさかではない
やぶさか2(つー)!
(くるんと回って、まつりんと決めっ☆)

メイドさん、そわそわしてる?
…ん、うさみみのプライドに賭けて負けられないね
GO
ウサちゃんに向けて【華灯の舞】
ピコハンする隙をついて、メイドさんダッシュで近接してジャンプ→顔目掛けて回し蹴り&目潰し

ん、もう見えないね
もう一度指を向けてえいっ


木元・祭莉
引き続き、プロデューサー・アンちゃん(f16565)と!

あー。
キミたち、もふもふ攻撃したね?
ぶー、失格でっす!
もふフェスで他もふに手を出したもふは、もうもふには戻れない……
(沈痛な顔でテキトーなコトを)
さあ、尋常にお縄に付けーい!(びしいっ)

ふふーん、おいらたちもユニット組んだんだからねー♪
アンちゃんにアイドル服着せるためだけど(ぽそ)

名付けて。

や・ぶ・さ・か 2!(ぱぱらー)

あれ? ついん、じゃなかったっけ?

ハイハイ、たまこ出番だよー!(コケコケ47体)
バンクは任せるね♪
おいらは、振り付けに合わせて、元気にぱーんち♪
あーんど、きーっく♪

もふの世界は、おいらたちが守る! のダっ♪(きらん☆)



 まだまだ『ぷろでゅーす』を続けて、会場のあちこちで様々な皆と、もふダンスを楽しんだ木元・杏が、次に足を向けたのは……。
「まつりん、次はここ」
 木元・祭莉の尻尾を撫でつつ、杏が指差したのは、クマ、ワン、ウサのあにまるトリオ達。
「さあもふもふども、ウサ達の前にひれ伏すウサ!」
 隠れていた参加もふもふを見つけたウサちゃん怪人が、ピコピコハンマーを振り上げた瞬間。
 ぴぴーっ、と笛の音が鳴り響いた。
「あー。キミたち、もふもふ攻撃したね? ぶー、失格でっす!」
 両腕でバッテン印を作る祭莉に、怪人達が抗議の声を上げる。
「何が失格だワン!」
「もふフェスで他もふに手を出したもふは、もうもふには戻れない……」
 そう、二度と。
 沈痛な顔で告げる祭莉に、ワンちゃん怪人は得体の知れない威圧を感じて、おののく。もちろん、テキトーな事を言ってるだけである。
「さあ、尋常にお縄に付けーい!」
 祭莉は、びしいっ、と縄っぽいものを床に叩きつけた。
「言う事なんか聞かないクマ」
「猟兵は敵だワン」
「まとめて滅ぼすウサ!」
 威勢のいいアニマル怪人を見て、杏は、うなずいた。
「……ん、いいもふ。T(つよくて)K(かわいい)A(あにまる)3(すりー)」
「ふふーん、でも、おいらたちもユニット組んだんだからねー♪ ……アンちゃんにアイドル服着せるためだけど」
 祭莉、後半は小声。
 しかし杏とて、成り行きでプロデューサー兼アイドルになったわけではない。
「もふのためならユニット組むのもやぶさかではない。そう、わたし達は……」
「おいら達は……」
「やぶさか2(つー)!」
「やぶさか2(ついん)!」
 ぱぱらー♪
 くるんと回って、杏と祭莉がそろって、決めポーズ☆
「……あれ? ついん、じゃなかったっけ?」
「細かい事は気にしない」
「そっか。まあいっかー♪」
 杏と一緒にポーズが決められたので、祭莉はそれで満足の様子。
「つーでもついんでも、数なら、ウサ達の方がずっと上だウサ!」
「それはどーかなー♪ ハイハイ、たまこ出番だよー!」
 ぽんぽんっ、と祭莉が手を叩くと、コケーっ、と卵が現れた。
 中身がぱかっと開いて変形、メカにわとりになって着地、羽根を広げて決めポーズ。
「コケーっ」
 2体目。ぱかっと開いて以下同文。
「コケーっ」
 3体目。ぱかっと以下同文。
 4体目……。
「……どれだけ出るワン!?」
 47体目でようやく出現が終わった。ずらり集結、メカたまこ47!
 一方、ウサちゃん怪人達と向き合う杏は、うさみみメイドさんの様子の変化に気づいていた。
「メイドさん、そわそわしてる?」
 メイドさんの視線は、ウサちゃん怪人をじっととらえて離さない。
 あっちはうさ耳、こっちもうさ耳。
「……ん、うさみみのプライドに賭けて負けられないね」
 言うが早いが、ウサちゃん怪人に向け、杏は銀の光を撃った。まるで桜の花弁のように可憐だが、怪人にとっては命がかかっている。
 バットの如くピコハンを構えると、迎撃のフルスイング!
 だが、攻撃の最中こそ最大の隙が生まれる瞬間。
 ダッシュをかけたうさみみメイドさんが、一気に接近、地を蹴りジャンプ。高々と跳び上がると、ウサちゃん怪人の顔目がけ、回し蹴りを決めた。
「ウサっ!?」
 倒れる怪人の陰から、別のウサちゃん怪人のピコハンが襲い来る。しかし、うさみみメイドさんは、すかさず目潰し。
「目が!」
 でたらめにピコハンを振り回すウサちゃん怪人に、杏はもう一度指を向けて、
「もう当たらないね。えいっ」
 白銀の光が、狙いたがわず命中した。ばたばたと相次いで倒れていくウサちゃん怪人ズ。
「まつりんも、ワンちゃんなんとかする」
「おっけー♪」
 祭莉は、プロデューサー杏の振り付けに合わせて、元気にぱーんち♪
 あーんど、きーっく♪
 からーのー……ニワトリアタック!
「ワォーン!?」
 文字通り、蹴散らされるワンちゃん怪人の群れ。
「もふの世界は、おいらたちが守る! のダっ♪」
 きらん☆
 ご機嫌にポーズを決める祭莉とメカたまこ47の後ろで、杏とメイドさんもちゃっかりポーズ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ルー・カンガ
あ、ついに来たな。
動物に見えるかもしれないけど、やってることからして、敵だろうな。
というわけで、一気に接近して足で踏みつけてひき逃げアタック。
まぁ、これだけで終わらせるつもりはないし。
クマには気をつけてなるべく様子を見ながら敵に急接近してカイザーナックルで殴る。
【ジャンプ】【逃げ足】【野生の勘】をフル動員しながら敵を殴ったり踏みつけたり。

あ、イヌを優先して狙いたいな。
なんせ、天敵のディンゴの感じが近いし…
それに、鉄球は重いから当たると大きいし。
【グラップル】で掴んだらカンガルーキック(UC)で腹を蹴っ飛ばす。
「モフモフなのに、もったいないよ!でも、これでも喰らえよ!」

アドリブ・連携歓迎


コノハ・ライゼ
たぬちゃん(f03797)と

あーら、また可愛らしいもふもふサンだコト(棒読み)
んー怖かわ系ってヤツかしら
でもその程度でたぬちゃん(や撫でさせてもらった子達)に挑もうだなんて
身の程知らずというモノよ

さあ、どっちが(可愛さ的に)上か見せたげましょ!
ナンて言いつつも後ろでしっかり【黒電】呼ぶわねぇ
そうそう、ウチにはこんな可愛いコ達もいてネ、と
稲妻に『マヒ攻撃』乗せ3匹に嗾けるヨ
こんな場所だからいつものは遠慮しといたげるケド
ちょっとくらいあのコ達に齧らせて『生命力吸収』するのはイイわよね?
たーっくさん遊んでもらいなさいな

やっぱたぬちゃんのが良いもふもふね、失格!
戻ったらよくできました、と撫でるわね


火狸・さつま
コノf03130と

人語会話不可
コノには何となく通じる

狸っぽい色合いの狐姿のまま
キッ!と敵見据え四肢仁王立ち
(また!あらたな!もふもふが!!きたな?!?!?!
ボフッと尻尾膨らませ『恫喝』威嚇!
しゃ…!!!(空気が抜けた音)
(次は、俺の番!の!はず!!
(横入りは赦さない


チラッとコノ見上げ
こくり頷き
『早業』一気に距離を詰め目前でジャンプ!
くるりと舞うよに空中回転【しっぽあたっく】
『2回攻撃』<雷火>の雷撃落とす『範囲攻撃』


さっと離れれば二本足立ち
両手広げ身体を大きくみせ(万歳?)
再度!恫喝威嚇
(そう!だて、俺…まだ、もふもふしてもらってない!!!



『見切り』で躱し
『オーラ防御』防ぎ
『激痛耐性』にて我慢



「あいつら、動物に見えるかもしれないけど、やってることからして、敵だろうな」
 突如ゃってきた怪人達から来場者、参加者を守っていたのは、ルー・カンガも同じである。
 凶器を振り回しているもふもふが、参加者であるはずがない。もふもふ秩序を乱す怪人で間違いない。
 周りに猟兵以外の人気は無い。ルーは床を蹴った。怪人達の密集エリアに突撃。
「なんだウサ?」
 敵が振り返った時にはもう遅い。
 ルーの足が、視界を塞ぐ。顔面を踏みつけられたクマさん怪人は、そのままひき逃げされた。
 仲間をやられ、丸太で威嚇するクマさん怪人ズを見て、コノハ・ライゼは、口の端を持ち上げた。
「あーら、また可愛らしいもふもふサンだコト」
 棒読みである。
「んー怖かわ系ってヤツかしら。でもその程度でたぬちゃんや撫でさせてもらった子達に挑もうだなんて、身の程知らずというモノよ」
 コノハがちらり、と火狸・さつまを見て微笑む。
「さあ、どっちが上か見せたげましょ!」
 可愛さ的に。
 コノハと並んださつまは、キッ!と敵を見据え、四肢仁王立ち。……先ほどまで同様、狸っぽい色合いの狐姿のまま。
「きゅー!!(また! あらたな! もふもふが!! きたな?!?!?!)」
 ボフッ!と尻尾を膨らませ、クマさんを威嚇するさつま。敵意丸出しである。
「こいつ、出来る奴だクマ……!」
 さつまからトゲトゲしいオーラを感じて、たじろぐクマさん怪人達。
 しゃ……!!!
「今の音は何だクマ?」
「きゅっ!(空気が抜けた音!!)」
 確かに、尻尾がしぼんでいる。
(「次は、次こそは、俺の番! の! はず!!」)
 自分だってもふもふされたい。これ以上の横入りは赦さない所存のさつまである。
 チラッとコノハを見上げ、こくりと頷く。
 するとコノハの背後の影が、動き出した。それは狐の形となって、雷をまとう。
「そうそう、ウチにはこんな可愛いコ達もいてネ、と」
 手や肩に影狐を乗せ、ご紹介を終えると、コノハは3匹をクマちゃん怪人達にけしかけた。
 虚空を駆け抜ける影の狐。通った後には、光の軌跡。
「こっちくんなクマ」
「うあああ」
 ばちばちと、雷のもてなしを受けたクマちゃん怪人達は、次々と体を痺れさせ、動きを止めた。その手から、丸太が滑り落ちていく。
「こんな場所だからいつものは遠慮しといたげるケド。ちょっとくらい『ごちそう』をいただいちゃうくらいはイイわよね?」
 コノハの言葉の意味をはかりかねたクマちゃん怪人だったが、すぐにその身をもって理解することになった。
 かぷり。かぷり。
「クマっ!?」
 影狐がクマちゃん怪人達をかじる。活力を奪い、ご飯にしたのだ。
 ひとしきり『食事』を終えたら、次の『ご飯』に食いついていく。
「あら、あのカンガルーさんも強いのね」
 コノハがちらり、目をやる。
 丸太を手に、クマちゃん怪人が、ルーの行く手を阻もうとしている。
 しばし、にらみ合うもふもふ。
 先に沈黙を破ったのは、ルーだった。敵陣に急接近すると、一体にカイザーナックルを浴びせた。
 倒れ行く敵には構わず、ルーはそのままジャンプ。反撃しようとするクマちゃんを丸太ごと踏み潰す。
 そこに、わっ、と怪人達が殺到。丸太を一斉に振り下ろす。
「せーの!」
 手応えあり。だが、丸太が殴りつけたのは、ルーではなく同朋……クマちゃん怪人だった。
「逃げ足の速い奴クマ! げふっ」
 一瞬、標的を見失ったクマちゃん怪人に、ルーのパンチが炸裂。
「お前達の相手は他の仲間にしてもらうんだな」
「他の?」
 そう。
 さつまが早業で一気に距離を詰め、クマさん怪人の目前でジャンプ!
 くるりと舞うように空中で回転すると、しっぽあたっく!
 もふーん! 脳天に直撃。くらくらとふらつき、仰向けに倒れる怪人。だが、それでおしまいではない。
 さつまのもふ尻尾に、雷火の紋様が広がったかと思うと、雷撃がほとばしった。周囲のクマさん怪人へと、ジグザグを描いて、降り注いでいく。
 きゅう、と倒れるクマさん怪人。無事な怪人達が丸太を振り下ろすのを、ささっ、とかわして、さつまは二本足立ち。
 両手を広げて身体を大きく見せ、威嚇の構え。傍から見ているとバンザイポーズみたいで少し可愛い。
(「負けるもんか! だって、俺……まだ、もふもふしてもらってない!!!」
 くわっ!とさつまのつぶらな瞳が見開かれた。決意という名の炎を宿して。
 そしていよいよルーは、本命のワンちゃん怪人に迫った。なんせ、天敵のディンゴの感じが近い。それに重い鉄球は当たるとダメージが大きそうだし、さっさと始末してしまうに限る。
 え、こっち来るの?と動揺するワンちゃん怪人。慌てて鉄球を振り回すが、ルーの勢いは止まらない。
 がしっ、とワンちゃん怪人をつかむと、柔らか手触り。
「モフモフなのに、もったいないよ! でも、これでも喰らえよ!」
 必殺威力のカンガルーキックで、腹を蹴っ飛ばした。周りにいたワンちゃん怪人を巻き込んで、壁へと叩きつける。
 かくして、3人を含めた猟兵達の奮闘により、アニマル怪人達は蹴散らされた。
「やっぱたぬちゃんのが良いもふもふね、失格!」
 コノハは、もふもふの山を築く怪人達を一瞥すると、さつまの方を向いた。
 活躍したさつまを、よくできました、と撫でる。
 ルーも、強いモフモフだな、と、もふっ。
「きゅーーー!!(やったー! もふもふ! ご褒美―!!)」
 ぱたたたたっ!
 さつまのしっぽが、小竜巻を起こす勢いでぱたぱたしたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『怪人アルパカスプラッシュ』

POW   :    シンクロナイズドポージング
【量産怪人アルパカマッスルブラザーズ】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
SPD   :    水も滴るいい体
全身を【力ませて筋肉を鋼の如き硬度】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
WIZ   :    アルパカウォータースライダー
戦場全体に、【ウォータースライダー】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
👑7
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 かくして、つよくてかわいいアニマルズは撃退された。だが、すぐにもふフェス再開の準備、と言うわけにはいかない。
 しゃばーっ。
 次に会場に現れた怪人は、アニマルズより強そうで、かつもふもふだった。真打登場である。
「もふもふ!」
 しゃばーっ。
「サマー!」
 しゃばーっ。
 その怪人がポージングするたび、足元から水が噴き上がる。しゃばーっ、というのは水が噴き上がる音だ。
 アルパカの頭部を持ち、引き締まった肉体をウェットスーツに包んだ、そいつの名は。
「ア・ル・パ・カ……スプラーッシュ!!」
 しゃばばーっっ!!
 それ以上でもそれ以下でもない、まさにアルパカ。まさにスプラッシュ。
「この夏最高のもふもふがッ! この私だということをッ! 教えてやるパカッ!」
 やたらいい声による宣言とともに、怪人アルパカスプラッシュが披露したポーズは、ラットスプレッド・フロントと呼ばれるものだった。
 スプラッシュとスプレッド。……それだけだ!
 しゃばーっ。
霧城・ちさ
アルパカさん……私の知ってるアルパカさんとは違いますわね。もふもふも足りないですわっ
暴れるのであれば他のもふもふぽい方と同じように多少手荒でも大人しくして頂きますの
もちろんもふもふの部分にはやさしーくしますわっ
攻撃は接近戦だけではなく魔法攻撃も使用していきますの
ここで首謀者っぽいアルパカさんを倒してまたもふもふを見に戻りますわっ

アドリブ等はokですの


夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
うぅん。
首から上はもふもふしておりますが、首から下が?(ぷるぷる)
ともあれ、折角のフェスを邪魔されるのでしたら、御仕置ですぅ。

一応お一人に見えますが、他の下僕も出てくるでしょうし、呼び出された直後を狙って[FRS][FSS]の[一斉発射]&[範囲攻撃]による【指定UC】で一気に攻撃しましょう。
『召喚』が1回だけとも限りませんし、[2回攻撃]も乗せ、自由に呼べる隙を作らない様にしますねぇ。
『怪人』本人を狙う場合は、『毛皮』が盾にならない様、体の方を狙いましょうかぁ。

ところで、アルパカさんの毛は保温性が高いのですよねぇ?
冬場に備え、毛刈りして来場者の皆様に配りましょうかぁ。


紅狼・ノア
*アドリブ・絡み歓迎

うにゃ⁉…水?(ちらっ)
え…アルパカ?…マッチョの頭だけアルパカの怪人が出た!
最高のもふもふ?頭だけなのに?

さでどう片付けるかな~
ん?…なんか増えてる…
ガルム、闇の分身をしようか…敵と同じ数でお願いね
これでもふもふ合戦ができるね!(モフモフだらけだぁ)

【仲間との連係】発動
分身は囮にしようかな
ガルムは分身をうまく利用してブラザーズ共を片付けて
僕は【オーラ防御・第六感・野生の勘】を駆使し
この場面を利用して【目立たない・忍び足】で敵の本体に背後から近づく
素早く【暗殺】する
上手くガルムとの連係が重要

分身の数が減っても増やせる闇なので
身を隠しずつ戦う戦法で行きますぜ


ルー・カンガ
アドリブ・連携歓迎

うーん、全身がモフモフなら分かるんだけど、あんた、首から下は人型だろ?

さすがに、この会場に軍団を入れて荒らしておいて、これ以上の邪魔は許さないよ。

ここで、バイオミック・オーバーロード使用して強化
「こうなったら、もう止められないんだぜ!」
モフモフしたアルパカヘッド後頭部には打撃は効果うすそうではあるが、その口部分目掛けてアッパーをかます。
もちろん、攻撃喰らわないように避けながらヒット&アウェーでやる。
隙を見せたら背中から肩を掴んで、そこで背中にカンガルーキックを御見舞する。
アルパカマッスル軍団が出た所で、同様にに背中から攻撃して対処する。
「腹が筋肉だけど、背中の背骨攻撃するよ」


ティエル・ティエリエル
SPDで判定

「ようし、もふもふの再開って、また邪魔者が出てきたー!!」

もふフェス会場で休んでいたライオンくんを再び【ライオンライド】で呼び出して「騎乗」して戦うよ!
「動物と話す」「動物使い」の技能も使ってライオンくんとのコンビネーションはばっちり♪
アルパカの周りを駆け回ってレイピアでちくちくと攻撃していくよ!

【水も滴るいい体】を使われてちくちく攻撃が通じなくなったら動けなくなったのをいいことにもふもふの毛を刈っちゃうよ!
へへーん、これでボクのライオンくんの方がもふもふだー♪

※アドリブや他の方との連携も大歓迎です



 会場を荒らしていたアニマルズがいなくなったのを確かめて、ティエル・ティエリエルは、ふう、と一息。
「ようし、もふもふの再開って、」
「アルパカーーーーーー!」
「なんかまた邪魔者が出てきたー!!」
 しゃばーっ!
 水も滴る、いいもふもふ。だが、実際もふもふなのは顔だけ、アルパカスプラッシュのお出ましだ。
 ガルムをもふっていた紅狼・ノアは、突然の水しぶきに、思わず手をかざした。
「うにゃ!? ……水?」
 ちらりと水の飛んで来た方向を見遣れば、怪人がいた。たくましい怪人が。
「え……アルパカ? ……マッチョの頭だけアルパカの怪人が出た!」
「我こそが、最高のもふもふパカ!」
「え、最高のもふもふ? 頭だけなのに?」
「…………」
 ノアのツッコミに、怪人は、少しだけうなだれた。
 夢ヶ枝・るこるの視線も、アルパカスプラッシュの肉体ではなく、頭部にのみ注がれていた。
「うぅん。首から上はもふもふしておりますが、首から下が?」
 違和感。マッシブなボディに激しく違和感。
 るこる、思わず、ぷるぷる。
 もふもふと筋肉、どちらをアピールしたいのか。るこるは戸惑った。
「ともあれ、折角のフェスを邪魔されるのでしたら、御仕置ですぅ」
 気を取り直して、るこるは悪いもふもふとの戦いに挑む決意を固めた。
「さあ、かかってくるパカッ! もふっ! もふっ!」
 戦意を高揚させるためか、無駄にポーズを決めるアルパカスプラッシュを見て、ルー・カンガもまた、どこか釈然としない表情であった。
「うーん、全身がモフモフなら分かるんだけど、あんた、首から下は人型だろ?」
 全身カンガルーのキマイラであるルーとは大違いである。
「しかし頭はもふもふパカ。もふもふは好きじゃないのかパカ?」
「そりゃモフモフは許したいけど、さすがに、この会場に軍団を入れて荒らしておいて、これ以上の邪魔は許さないよ」
 ルーの肉体が、変貌を遂げ始めた。フェスを妨害した怪人達への怒りが、ルーに力をもたらすのだ。
 バイオミック・オーバーロード。一回り巨大に、かつ強じんさを増した肉体で、アルパカスプラッシュに鉄槌を下す時。
 個性的な外見を生かして反撃するアルパカスプラッシュに、霧城・ちさも目をぱちぱちさせていた。
「……私の知ってるアルパカさんとは違いますわね。もふもふも足りないですわっ」
「脱いだら凄いパカ」
 脱がないけど。
「いずれにしても暴れるのであれば、他のもふもふぽい方と同じように多少手荒でも大人しくして頂きますの」
 輝きの杖を振るって、怪人に立ち向かうちさ。
「フンッ、まとめてかかってくるがいいパカッ!」
「言われなくても! お願い、ライオンくん!」
 もふフェス会場で休んでいたライオンくんが、ティエルの元にはせ参じた。ティエルを背に乗せ、怪人と対面する。
 元々話の通じない怪人はともかく、動物とのコミュニケーションならお手の物。ライオンくんは、ティエルの意志をくんで、敵に立ち向かう。
 ティエルの攻撃プランは、ヒット&アウェイ。攻防のたびポーズを決めるアルパカスプラッシュの周囲を駆け回り、レイピアでちくちくと刺突を浴びせていく。
 更にそこに、秘めたる力を解放したルーが攻め込んだ。
「こうなったら、もう止められないんだぜ!」
 モフモフしたアルパカヘッド後頭部には、打撃効果が薄いかもしれない。ならば。
 ルーは、拳を作ると、敵の口元めがけ、アッパーを決める。
「パカッ!」
 反撃を喰らわぬよう、すぐさま怪人から距離を取る。そして機を見て再び接近、攻撃。
 たび重なる攻撃により、よろめくアルパカスプラッシュ。
 その隙を、ルーがしっかりつかんで離さない。背後から肩を掴むと、必殺のカンガルーキックを御見舞した。
 アルパカスプラッシュの体が、錐もみして壁へと激突した。
「いたた。ならば……カモン! マッスルブラザーズ!」
 しゃばばーっ!
 1、2、3体と、次々参上するアルパカマッスル軍団。並んでそろってポージング……している暇などなかった。
「腹が筋肉だけど、背中の背骨攻撃するよ」
「パカッ!?」
 ルーの容赦ない攻撃が、マッスルブラザーズを襲う。
「さてどう片付けるかな~」
 ノアが作戦を練っているうちに、敵はがっつり増えていた。
 マッスルブラザーズの皆さんが相手となれば、ノアも数で応じるほかない。
「ガルム、闇の分身をしようか……敵と同じ数でお願いね」
 ノアに応え、ガルムが増えた。
「これでもふもふ合戦ができるね!」
 敵も味方もモフモフだらけ。と言っても、怪人側のもふポイントは、頭部限定だが。
 闇操る獣と、限定もふの怪人達が、会場で激突する。
 分身をうまく利用して、ブラザーズ達を相手取るガルム。
 そしてノアは、敵味方入り乱れるこの状況に紛れ、こっそりと怪人本体へと近づく。
 ガルム達が上手く乱戦を引き起こしてくれたおかげで、アルパカスプラッシュも、ノアを察知する事は出来なかった。
「パカっ!?」
 背後に気配を感じた時には、既に遅い。
 ノアの赤い瞳が殺気を放つ。手加減梨の暗殺術が、アルパカスプラッシュを切り裂いた。
「ぐぐっ、まだまだいるパカッ!」
「もふもふ! マッスル! パカッ!」
 マッスルブラザーズの増援が決めポーズを披露したのをひとしきり見届けたるこるは、よきところで攻撃を仕掛けた。
 得意の一斉射……両腕の携帯型固定砲台兼制御器と、8台の浮遊移動砲台、そして浮揚型小型ビームシールド4枚の砲門からの射撃が、敵群へと放たれた。
「パカーっ」
 やられポーズまでシンクロさせ、打ち抜かれていくブラザーズ。
 そこに、るこるの射撃、第二波が来る。
 これには筋肉の鎧も形無しで、次々と倒れていくマッスルブラザーズ。
 敵の救援を排除したるこるは、本命のアルパカスプラッシュへと照準を定めた。もふもふによってダメージを軽減されぬよう、狙いはあくまでも体の方だった。
 量産怪人より強靭であるはずの筋肉をたやすく突破すると、スプラッシュを蜂の巣に変えた。
「ところで、アルパカさんの毛は保温性が高いのですよねぇ?」
「ぱ、パカ……」
 せっかくなので、るこるはブラザーズを毛刈りして、来場者の皆に配ることにした。いずれ来る冬に備えて。
 射撃がやんだのを見計らって、杖を振るうちさ。闇雲に殴打するだけでなく、もふもふの頭部にはやさしくしてあげる。ちょっとだけ。
「優しい子だパカ。スプラッシュ迷路にご招待パカ」
 しゃばーっ、と地面のあちこちから、水が溢れる。
 かと思うと、水の流れは、ちさを巻き込んで形を成し、ウォータースライダーとなった。
 だがその構造は複雑怪奇、まるで迷路。スタート台に立たされたちさが試しに叩いてみるが、半透明の滑り台はびくともしない。力ずくでの破壊は難しそうだ。
 ただし、それは今のちさならば、の話だ。
「風の精霊さん、力を貸して欲しいですの」
 ちさの願いは、確かに届いた。呼ばれて現れた風の精霊は、ちさと同化した。
 風の力は武器にまで宿り、その加護をもって、打撃する。
「フフフ、そう簡単には脱出できないパカ……なっ!?」
 封じ込めを確信し、他の猟兵の相手をしていたアルパカスプラッシュの眼前で、硬質の音が盛大に響き渡った。
 ウォータースライダーを破壊して、ちさが飛び出してきたのだ。風の魔力で着地する。少しも濡れた様子のないピンクのポニーテールを、ふわりと揺らして。
「皆さん、実にお見事」
「?」
 ルーは、怪人とは違う声を聞いて、声のした方を探った。
 すると、ちょろっ、と姿を見せたのは犬のキマイラ……もふフェスの審査員だった。彼は、ルーにトロフィーを手渡すと、再び物陰へと隠れた。
「ええと、プレートに何か書いてあるな。『ルー様・魅惑のワイルドボディに皆メロメロで賞』か」
 ルーは、照れつつも、得意げに胸を張った。
「まだまだ、こんなもんじゃないパカ。フンッ!」
 アルパカ、気合一発。
 ティエルが慌てて離れたところで、ムキッ、と、その筋肉が、一回り膨張した。こころなしかその頭部も、もふもふ度がアップした気がする。
「筋肉こそ正義! 信頼に足る相棒パカ!」
「そこはもふもふを自慢するところじゃないの?」
 レイピアを振るいつつ、ティエルがツッコミを入れた。
 たくましい筋肉には、ティエルの攻撃も通じない……しかし防御力の代償は大きかった。
 ポーズを取ったまま、アルパカは微動だにしない。いや、できないのだ。
 そこがチャンスであった。ティエルが、もふもふの頭部を狙う。一気に毛刈り、つるるーん。
「パカ~っ!?」
「へへーん、これでボクのライオンくんの方がもふもふだー♪」
 胸を張り、勝ち誇るティエル。心なしかライオンくんも得意げであった。
 そこにしゅばっとやって来たのは、キマイラ審査員。トロフィーを置くと、すぐに隠れた。
「みてみてライオンくん! 『ライオン様・まったりもふもふ、王者の風格で賞』だって!」
 ライオンくんは一見興味なさげであったが、まんざらでもないことは、ティエルにはわかっていた。
「そちらのお嬢さん、もふもふさんも、これを」
「えっ、なになに」
 ブラザーズを返り討ちにしたガルムを撫でていたノアを、物陰からもふもふの手が招く。
 そこに隠れていたもふもふ審査員キマイラが、ノアにトロフィーを手渡す。台座のプレートには『ガルム様・サラもふ羽毛布団の化身で賞』と刻まれていた。
 そして、審査員の次の表彰相手は、ちさ達だ。
「これをどうぞ。よいもふもふでした」
 ちさも、審査員が手渡してきた小さなトロフィーを受け取る。プレートには、『エクレア様・ステキフェイスな黒猫さんで賞』と刻まれていた。
「皆さん、おめでとうございますぅ」
 賞をもらうもふもふ達に、るこるが拍手を送った。どのもふもふも甲乙つけがたいのは、交流したるこるにもよくわかっている。
「そんなあなたにもコレを」
「えっ、私はもふもふしてないですよぅ?」
 るこるが審査員から手渡されたのは、一枚のしっかりとしたカード。そこには、『るこる様・お料理上手、名誉もふフェス審査員』と書かれていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

木元・杏
まつりん(祭莉・f16554)と

きゅん

(袖ひっぱり)
……ね、まつりん
アルパカせんぱい、いい声……(頬染めて)(てれ)

ん、大丈夫、まつりん
ご近所のおばさんが言ってた
こんな時は女子力でぶつかればいいって
(こくん、と頷き)
全力の女子力(物理)で、行く

そんなに身体を硬くされたら、わたしの気持ち(※主に物理)伝わらない
ね、一緒に楽しも?
【Shall we Dance?】

折角のもふフェス
最後まで盛り上がってこー(むん、と拳をあげ)
会場の皆と踊って
皆で楽しむってやっぱりいいね

……
あ、アルパカせんぱい忘れてた(放置ぷれい)

受け取って?わたしの気持ち
ぐるぐる肩を回して
大剣にした灯る陽光で渾身の一撃をお見舞いする


木元・祭莉
アンちゃん(f16565)と、やぶさか2!

わー、スプラッシュいいよねー、涼しいし!
ね、アンちゃん……声?

ラットスプレーッド!(対抗して、無駄に叫んでみる)

(耳がピンっと!)
(同じく尾っぽも、ふさあっと!)

うーん、ちょっと難しいや……ざんねんー。

まいっか。
とりあえず、アルスパさん、女子(ぶつり)力で倒すね!(にぱっ)

集い花を歌いながら、ウォータースライダーを滑り下りるー♪
方向転換は、しっぽ使ったグラップルダッシュジャンプで華麗に♪
いっそ踊りながら滑り下りるのもキマヒューらしいね!

見ーつけたー! 舞妓変身!
出口でお待ちのアルラッシュさんに、満面の笑顔で白炎照射!
隕石落としのスピードでぶっつかるゾ♪


コノハ・ライゼ
たぬちゃん(f03797)と

最高のもふもふ……失格ネ!
だってもふ分が少ないし大体筋肉関係ないし!
なにより!暑苦しい!!
ていうか増えてンじゃないわよ、と【彩雨】降らせ
しゃばーっとしてる水ごと凍らせに掛かるヨ

たぬちゃんの苛烈な攻撃に
え、問題ソコ!?とツッコミつつも倒すに異論など無し
燃やした後なら丁度イイじゃない、芯まで冷やしたげるわ

反撃のスライダーには思わず歓声
なにこれ遊んじゃダメ?えぇ~、仕方ないなぁ
スライダーの遠心力で宙に飛び敵位置確認
『空中戦』で敵目掛け氷の針降らそう
迷路は間違った道氷で塞いでけばじき只のスライダーになるかしら?
ゴール後も合わせて攻撃して、さっさと平和なもふ天国に戻りましょ


火狸・さつま
コノf03130と
引き続き狐姿参戦


お顔はもふもふだけど
全体的にアルかナイかって言えば…ナイパカ
お顔以外のもふもふ何処やった…!
もふを捨て筋肉をとったような奴には負けない!!

前足をたしたしっ!
早業・先制攻撃【燐火】炎の仔狐わらわらと嗾け
2回攻撃<雷火>の雷撃を逃げる隙間なく落とす範囲攻撃
残ったもふも焼ききってくれる!

何かわらわら出てきた…全員ナイパカ!
あ、こら!ハゲの分際でコノに触るな!
このハゲパカ…!
次々と雷撃落とす

スライダーには目輝かせ
俺も俺もーとコノにくっついて参加
楽し、ね!
出口まで満喫したら
ごーる!と飛び出した瞬間に雷火の雷撃範囲攻撃で一掃
水に濡れてもぶるんぶるんして毛繕いすれば無問題!


織部・樒
引き続きザフェルさん(f10233)と行動
アドリブ・連携OK

ふむ、確かに頭部はもふもふですが
身体がムキムキではちょっと(若干引き気味)
せめて全身もふもふであれば…

符は何時でも放てるよう準備しておき、
先ずはどのような攻撃に出るのかを見極めてみましょう
(エンパイア出身の為ウォータースライダー未経験)

所謂水の迷路、ですか…
泳ぎはあまり得意ではない(本体が陶器の為)ため
ちょっと不安なのでザフェルさんから離れないようにします
判じられるか分かりませんが、【失せ物探し】にて出口への水路へ
方向転換しつつ流されましょう
攻略に時間がかかる、乃至水流強くて自力で方向を決められないなら
七星七縛符にて迷路を封じてみます


ザフェル・エジェデルハ
樒(f10234)と共闘
いよいよ黒幕の登場か。つか、やたらいい声なのがムカつくな!!

敵を【吹き飛ばし】て周囲の一般人から引き離し、
【力溜め】をしてユーベルコード(UC)を撃ち込む
敵の攻撃は【武器受け】で防ぎ【カウンター】も試みる

もふもふじゃなくてムキムキ召還かよ!
まとめて吹っ飛ばしてやる!!

敵が樒に気を取られている隙などは逃さずUCを撃つが
…ウォータースライダーか…こう暑いとちょっと気になるな…
うっかり流されることになったら樒を頼ると共に
【地形の利用】で出口を見つけられないか試す
後はUCでぶっ壊してみるしかないか!!?

この夏最高のもふもふはお前じゃねぇって事
きっちり教えてやるぜ!!



「ベストオブもふもふ……このアルパカスプラッシュ様にこそふさわしい称号パカッ!」
 しゃばーっ!
 猟兵を蹴散らした……その実、蹴散らされたのは怪人の方であるが……アルパカスプラッシュが、ポージングを乱れ撃ちした。
 だが、その筋肉に突き刺さったのは、コノハ・ライゼの辛辣な一言であった。
「最高のもふもふ……失格ネ!」
「失敬なッ! 何がいかんというパカッ!」
「だってもふ分が少ないし大体筋肉関係ないし! なにより! 暑苦しい!!」
 頭、体、そして鼻先と、コノハが次々指差した。
 とは言え、もふもふと言い張る怪人と戦うからには、火狸・さつまも、まだまだもふもふ姿である。
「きゅ……っ(お顔はもふもふだけど、全体的にアルかナイかって言えば……ナイパカ)」
 前足で、床をたしたしっ! と叩いて、さつま、抗議の構え。
「きゅっ!!(お顔以外のもふもふ何処やった……! もふを捨て筋肉をとったような奴には負けない!!)」
「フンッ! もふもふは量じゃなく質パカ! そして筋肉は正義パカ!」
 一応会話が成立していた。さすがもふもふ同士。……いや、偶然かみ合っただけかも?
「ふむ、確かに頭部はもふもふですが、身体がムキムキではちょっと」
 他の猟兵同様、若干引き気味の織部・樒。せめて全身もふもふであれば……と残念に思わざるを得なかった。
 もふもふとムキムキの配分はどうあれ、怪人としての戦闘力に偽りはあるまい。樒は、符をいつでも放てるよう油断なく準備を怠らない。まずは、相手がどのような攻撃に出るのかを見極める構えだ。
「さあ、いつでもかかってくるパカッ!」
「そのつもりだ……ってか、やたらいい声なのがムカつくな!」
 ザフェル・エジェデルハも、その点だけは認めざるを得なかった。
「いい声の秘密を知りたいパカ?」
「いや、いい」
 ザフェルのお断りをスルーして、怪人は語り続けた。
「秘密はこのもふもふ! そして筋肉の相乗効果ッ!」
 しゃばーっ。しゃばーっ。
 木元・祭莉は、アルパカスプラッシュがポーズを取るたび噴出する水で、涼を取っていた。
「わー、スプラッシュいいよねー、涼しいし! ね、アンちゃん……」
「……まつりん。アルパカせんぱい、いい声……」
 くいくいっ、と祭莉の袖を引っ張る木元・杏の頬は、なぜだか朱色に染まっていた。
「声?」
 祭莉は耳をそばだてた。
「そう、私はパーフェクトッ! 夏の化身パカッ!」
 きゅん……。
 アルパカスプラッシュのいい声が、杏の胸を射抜いた。
 すると珍しく祭莉は難しい顔をした。かと思うと、
「ラットスプレーッド!」
「!?!?」
 祭莉の耳、ピンっ! 尾っぽ、ふさあっ!
 突然の大声に、怪人がびくっ、と震えた。対抗してみた。
「こんな感じ? うーん、ちょっと難しいや……ざんねんー」
「ん、大丈夫、まつりん。ご近所のおばさんが言ってた。こんな時は女子力でぶつかればいいって」
 こくん、と頷く杏。
「全力の女子力で、行く」
「そっかー。そういうわけだから、アルスパさん、女子力で倒すね!」
 にぱっ、と良い笑顔。祭莉の切り替えの速さは、杏も認めるところである。
 そして、猟兵達と、アルパカスプラッシュの決戦、その第二幕が始まった。
 ザフェルの見立てでは、脅威となるのはもふもふではなく、筋肉。ならばここは、戦斧の剛力に頼むとしよう。
「いくぜ!」
 ザフェルは得物に力をこめ、怪人に斬りかかった。
 カウンター気味に、怪人の拳が来る。激突する二者。
 だが、競り勝ったのは、ザフェルだった。斧を振り切り、敵の体を床にたたきつける。この一撃には、さしものマッスルボディも耐えられない。
 舞い散る床の破片を跳ね返すように、さつまが2本足で凛々しく立ち上がった。すると愛らしい仔狐の形を成した蒼炎が現れ、さつまの怒りを乗せて、怪人へと飛びかかる。
「仲間を呼ぶのは猟兵の特権じゃないパカ! カモーン、マッスルブラザーズ!」
「パカーッ!!」
 仔狐火を操るさつまに対抗すべく、アルパカスプラッシュは、援軍を呼んだ。
 量産型怪人、アルパカマッスルブラザーズのおでましだ!
 しゃばーっ、しゃばーっ、しゃばーっ。
「パカッ!」
「パカッ!」
「パカッ!」
「ってムダに増えてンじゃないわよ!」
「しかも、もふもふじゃなくてムキムキ召還かよ! まとめて吹っ飛ばしてやる!!」
 コノハとザフェルから、同時にツッコミが飛んだ。
 ザフェルは戦斧だけでなく長槍も振るい、ブラザーズを突き、切り裂き、薙ぎ払っていく。
「この夏最高のもふもふはお前じゃねぇって事、きっちり教えてやるぜ!!」
一方さつまも、一体、また一体と、確実にブラザーズを撃破していく。
「きゅっ!(全員ナイパカ!)」
 ぼふっ、ぼふっ、と、狐火が敵の頭を燃やしていく。
「ああっ、頭が、パカッ!」
 つるり、頭もふ(とうもふ)を奪われたブラザーズは、ちょっとかわいそうなビジュアルになった。
 悲嘆にくれつつ、逆襲を仕掛けてくるブラザーズ。
「まだパカ達には筋肉が残ってるパカッ!」
「マッスール!」
 あろうことか、コノハにどんどんにじり寄ってくる敵に、さつまが割って入った。
「きゅヤーん!(あ、こら! ハゲの分際でコノに触るな!)」
「え、たぬちゃん、問題ソコ!?」
 コノハは怪人より早くツッコミを入れた。
「燃やした後なら丁度イイじゃない、今度は芯まで冷やしたげるわ」
 コノハは水晶の針を手元に作り出すと、敵目がけて降らせた。
 彩雨……氷の力を宿した針の群れが、足元から溢れる水柱ごと、敵をまとめて氷結させていく。
 ぶるるっ。コノハの氷針の前には、筋肉ももふもふも、役には立たない。
 マッスルブラザーズが解散するのに、さほど時間はかからなかった。
「おおうブラザー……ならばとっておきのアトラクションを用意してやるパカッ!!」
 アルパカスプラッシュが手を掲げると、巨大なウォータースライダーがモリモリと現れた。祭莉や樒達を巻き込みながら、組みあげられていく。
「今日はサービスデーだパカ!」
 いつの間にかスタート台に押し上げられた樒が、遥か下方に怪人の声を聞いた。
「これは所謂水の迷路、ですか……」
 樒はサムライエンパイア出身であるから、こういった類の遊具……アトラクションは未経験。
 加えて、本体が陶器なのもあって、泳ぎはあまり得意ではない。コースに沿って滑っていけばいいらしいが、勝手がわからぬ。
 が、幸い、隣にはザフェルもいた。樒を助けようと、一緒に巻き込まれたのである。ザフェルとしても、ウォータースライダーはちょっと気になっていたのでむしろ幸いだった。
 幾重にも分岐したチューブは、正に迷路。材質自体も硬質で、簡単には破れない。これは、遊具の名を借りた牢獄である。そのはずなのだが……。
「~♪」
 集い花を歌いながら、うきうきとウォータースライダーを滑り下りてくるのは、一番乗りを果たした祭莉。
 しっぽを使ったグラップルダッシュジャンプで、華麗に方向転換。
 敵のトラップと言っても、針が飛び出してきたり落とし穴があったりするわけではない。祭莉も迷路を楽しむ余裕っぷり、ダンスを交えて軽やかに。……最初から楽しんでいた気もするけど。
「ゴールはどこかなー♪ わーいアンちゃん、見てるー?」
「ん、ちゃんと見てる」
 全く心配していない様子の杏に、手を振る祭莉。
「ふん、すぐに無間スライダー地獄の恐ろしさに気づくパカ」
 見上げるアルパカスプラッシュをよそに、次に滑り降りていくのは、コノハと、ひしっ、とくっつくさつまだ。
 敵がアトラクションを用意してくれるというなら、楽しむに越したことはない。コノハの口からこぼれるのは、怪人の思惑とは裏腹に、歓声ばかり。
「なーに、楽しいじゃないコレー!」
「きゅー!」
 最初はおっかなびっくりだったさつまの瞳も、きらきら輝いている。
 コノハは、スライダーの遠心力を利用して宙に飛び出すと、敵の位置を確認する。
 空中で氷針を生成すると、アルパカスプラッシュ目がけ、ゲリラ的にお見舞いした。
「きゅ!(楽し、ね!)」
 すっかり敵の罠を楽しむさつま。というか、迷路に閉じ込められる以外、実害はゼロ。
 しかも、間違った道をコノハが氷で塞いでいくことで、ほぼ普通のスライダーになっていた。
「俺らも行くか。しっかりつかまってろよ」
「お願いします、ザフェルさん」
 樒を励ましつつ、ザフェルもスタートを切った。
 しゃばーっ、と水飛沫を体に浴びつつ、滑り降りていく。思いのほかのスピード感。しかし2人を襲うのは、恐怖感ではなく爽快感。
 すると、樒達の行く手に、三叉路が現れた。
「なるほど、これが迷路の仕掛けですか」
 しかし、三つのうち一つは、先人が塞いでくれている。実質二択だ。
 ザフェルは、滑る前に把握したくねり具合からコースを予測し、正解の出口を目指していく。
 一方の樒は、目を閉じて集中。
「次はどっちだ?」
「こちら……でしょうか」
 樒は出口と思しきルートに方向を変えて進行。
 順調に進んでいくものの、迷路はくねくねと曲がりくねって、しかも、長い。樒はふと、妙案を思いついた。
 このスライダーも、元をただせばユーベルコードの産物。ならば……。
 ここぞと、隠し持っていた符を張り付ける樒。すると、途端にスライダーの一部がほどけるように分解した。宙に放り出される2人。
「迷路をそんな破り方するとか! ずるいパカ!」
 水とともに宙に舞った樒には、アルパカスプラッシュの悔し気な顔が見えた。はっきりと。
 虎の子のユーベルコードが猟兵の遊具になっているこの状況。
 杏は、うさみみメイドさんと一緒になって、スライダーを行く祭莉や猟兵達を応援する。
「がんばれー」
「がんばるー! あ、見ーつけたー! 舞妓変身!」
 いよいよゴール。スライダーの出口まで殴り飛ばされてきた怪人に、祭莉は、満面の笑顔で白炎照射!
 隕石落としのスピードで激突した。弧を描いて飛んでいく怪人。
 つづいて、スライダーの終着点から飛び出したのは、コノハとさつま。
 ごーる! と2人が飛び出した瞬間、ちょうど怪人が宙を舞っている。ここぞとばかり、コノハは針の雨を再び降らせ、さつまは雷火の雷撃範囲攻撃を浴びせた。
 怪人が無様に落下するのとは正反対に、2人は見事に着地。
 すっかりびしょぬれだが、さつまは全身をぶるんぶるん! と振るった。
 毛づくろいしていると、そこへやってきたのは審査員。
 さつまのトロフィーは『さつま様・狸っぽいけど狐だよ、ステキ尻尾で賞』。
 そしてコノハには、カードの形で『コノハ様・ベストもふ保護者で賞』が贈られたのだった。
「きゅ!(やった! そうだよキツネキツネ!)」
「あら、アタシまでもらっていいの?」
「どうぞどうぞ」
 さて、こちらも無事ゴールに到達した樒とザフェルも、怪人に一矢報いた。
 スライダーのお礼を果たした2人に、審査員がそれぞれの名前と、『もふフェス満喫、名誉もふもふ審査員』と書かれたカードを手渡した。
「もふらせてもらっただけなのに、こんなもんもらっちまっていいのかねえ」
「でも、いい記念になりましたね」
 照れつつもまんざらでもない表情をのぞかせるザフェルに、樒が微笑みかけた。
 やがて、会場が静かになった。戦いが終わったのかと参加者達がばらばらと戻って来た時、怪人が再び立ち上がった。
 ザフェルと樒が、とっさに参加者達をかばう。
「まだ立ち上がるとは、外見通りタフですね」
「もふマッスルは死なず……この肉体美を魂に刻みつけるパカっ」
 ムキッ。アルパカスプラッシュの筋肉が、膨張する。
「そんなに身体を硬くされたら、わたしの気持ち、伝わらない」
 杏の気持ち。その正体は、物理。
「ね、一緒に楽しも?」
 杏とうさみみメイドさんが、同時に手を差し出した。
「折角のもふフェス、最後まで盛り上がってこー」
 むん、と拳を掲げる杏。祭莉と並んでやぶさか2。
 そして、参加者やもふもふも加わって、会場巻き込み、ラストダンス!
「皆で楽しむってやっぱりいいね」
「そこのお2人さん」
 杏と祭莉が振り返ると、ダンスに混じっていた審査員キマイラさんが手招きしている。
「もふもふアピールありがとうございます」
 審査員が差し出したトロフィーには、『やぶさか2様・お耳もふもふ、心もふもふで賞』の文字が刻まれていた。
 わーい、とはしゃぐ祭莉。
「……自分の事を置いてけぼりにするなパカ」
杏が振り返ると、いい声の怪人がいた。
「あ、アルパカせんぱい忘れてた」
「ひどい放置プレイもあったもんだパカ」
 しゃばーっ、とポーズを決める。
「なら受け取って? わたしの気持ち」
 杏は、ぐるぐると肩を回すと、大剣にした灯る陽光で渾身の一撃をお見舞いした。
 杏の気持ち(物理)が届いた。
 水を噴き上げ、消滅していくアルパカスプラッシュ……もふもふの毛玉だけを残して。

 かくして、もふフェスは守られた。
 再びのもふもふタイム、そして正式な閉会式と賞の授与を見届けて。猟兵達は、もふもふに別れを告げた。
 あまねくもふもふと、もふもふを愛する者達に、幸いあれ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月11日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#キマイラフューチャー
🔒
#戦後


30




種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はニィ・ハンブルビーです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト