アニマルビーチで遊びましょ
●こんなリゾートがあったっていいじゃないか
輝く太陽!
白い砂浜!
引いては押し寄せる波!
海の中を自由に泳ぐ色とりどりの魚たち!
青空を飛ぶウミネコ!
日向ぼっこするゾウアザラシ!
通りすがりのウミガメ!
砂浜を行進するペンギンたち!
海の家の日陰で涼む犬&猫!
あとなんかヤドカリとか貝とか!
とにかくここはそういうビーチなのである。
生態系とか気にすんな!
●動物と水着が両方そなわり最強に見える
「ミンナはドウブツすき?むぎはとってもすきなのよ!」
ふんす、と鼻息が聞こえそうな勢いで石籠・むぎ(白銀稲荷・f02944)は喋りだした。戸惑う猟兵達置いてけぼりである。
「あのね、海にドウブツさんたちがタクサンいるの。そこでミンナであそべるの」
語彙力の足らないまま喋る彼女の言葉を補うように、相棒であるシロハヤブサがフリップをくわえて持ってきた。
・今回紹介するリゾート船は動物がいっぱい。鳥もお魚もいっぱい。
・水着で海を普通に楽しむも良し。動物たちとふれあうも良し。
・海の家もあるから、そこで飲食も楽しめるよ。魚もそこで焼けるよ。
・動物の連れ込みも可。元から船にいる動物は連れ出さないでね。
猟兵達がフリップを読んでる間に相棒に突かれて落ち着いたむぎは、若干涙目になりつつも頭を擦り。
「まだイタイ……じゃなくて、せっかくのナツだからミンナでいっぱいあそびたいのよ!よろしくおねがいするの」
そう言って彼女はペコリとお辞儀をした。
もふ丸
はじめまして、もふ丸です。初シナリオだよドッキドキ☆
このシナリオは【日常】の章のみでオブリビオンとの戦闘が発生しないため、獲得EXP・WPが少なめとなります。
それと、一章で終わります。
オープニングには出てない動物や鳥・魚を出してもらってかまいません。ただし、周りに危害を加えそうなのはマスタリングします。
迷子予防に一緒に行動したい人のIDやグループ名を【】で囲んで書いておいてください。
場合によっては他の方と一緒にさせてもらうかもしれないので、一人がいい人はそのように明記してください。
石籠・むぎ(白銀稲荷・f02944)もご一緒させていただきます。声がかからない限りはペンギンの行進を追いかけてると思います。
皆さんの楽しい夏の一ページを書かせていただけるよう頑張ります。
第1章 日常
『猟兵達の夏休み』
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POW : 海で思いっきり遊ぶ
SPD : 釣りや素潜りに勤しむ
WIZ : 砂浜でセンスを発揮する
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神凪・狐毬
【心情】
いやぁ、水着は初めてですが、なかならよいものですね。
海で遊び機会はなかったですから、この機会にめいいっぱい遊ばせていただきます!
【行動】
せっかくビーチボールを持っていますし、これで遊びましょう!
ゾウアザラシなら、こういうのをバレーのトスのように上げられますよね。ならば、このボールを使って、落とさないようにしあいましょうか。
「そこのみなさん、せっかくの機会ですし、ちょっと遊びませんか?」
もちろん、むぎさんも誘いますよ!人数は多い方が楽しいでしょうし。ほかにも遊びたい人がいれば、その方も混ぜて遊びましょう!
「さぁ、いっきますよー!」
ルナ・ステラ
わたしも動物さん好きです!
海の動物さんたちとたくさん遊びたいですね♪
それに、動物さんの連れ込みも可能なら、普段お世話になっている狼さんたちと一緒に楽しみましょうか!
水着変じゃないでしょうか...?
なかなか着る機会がないのでちょっと心配です...
でも、折角の海です勇気を出して!
むぎさんでしたっけ?
むぎさんも動物が好きなら一緒に楽しみましょう!
【動物と話す】ことをしたり、一緒に【楽器演奏】をしたりしましょうか?
海でみんなと一緒に遊んでしっかり楽しみましょう♪
狼さんたちもリフレッシュできるといいな!
※アドリブ&絡み等歓迎です!
●女三人に動物も寄れば……?
遠く、ウミネコ達の声が青空に響く。その声に対抗するかのように時折大きな音を立てる波。
燦燦と照り付ける太陽の下、動物たちは今日もマイペースにくつろぐ。
たとえ今日のようにお客さんが来たとしても、それが彼らの流儀なのだ。
(わたしも動物さん好きです!)
このビーチへの誘いの言葉を思い出し、強く共感したのはルナ・ステラ(星と月の魔女っ子・f05304)だった。
彼女の目的は海の動物たちとのふれあいと、いつもお世話になってる狼たちのリフレッシュである。
「むぎさんでしたっけ? むぎさんも動物が好きなら一緒に楽しみましょう!」
このビーチの案内をしたグリモア猟兵の石籠・むぎ(白銀稲荷・f02944)に声をかけると、彼女は勢いよく返事をした。
「うん、むぎも楽しむのよ! ……わあ、カッコイイおおかみさんたちなのね」
ルナに目線を向け、次いで隣にいる二匹の狼が視界に入ったようで目をキラキラさせる。その様子にルナは小さく笑みを漏らし狼達を紹介し始めた。
行儀よくおすわりしている灰色と白色の狼に、むぎはお辞儀をすると自らの相棒のシロハヤブサを紹介し返す。
「そこのみなさん、せっかくの機会ですし、ちょっと遊びませんか?」
動物を交えてのお喋りをしていると声が掛かった。
目を向けると神凪・狐毬(巫女の姿をした小悪党薬師・f00559)がビーチボールを持って立っている。
聞けば、ゾウアザラシとこのボールを使ってバレーのようにトスを上げ続けて遊ぶと言うのだ。人数が多い方が楽しいでしょうし、と笑う彼女にルナとむぎは顔を見合わせて頷いた。
「さぁ、いっきますよー!」
青空にビーチボールが吸い込まれるように高く上がった。
トス合戦は意外と長く続いた。
女三人、更に言うなら二人は少女だが、そこにゾウアザラシと狼二匹。大きく外れそうになったらフォローするようにシロハヤブサもボールを軌道修正するのだ。
少し休もうと言い出したのは誰からだったか、今は各々砂浜に座って潮風に火照った肌を冷やしてもらっている。
「いやぁ、水着は初めてですが、なかならよいものですね」
そう言いだした狐毬の水着は、巫女服モチーフのビキニタイプ。普段着ている巫女服と似ているが水着仕様になっているため、どこか大人の色気を感じる。
その姿を見たルナは自らの水着を改めて確認し。
「水着変じゃないでしょうか……?」
そう呟いた彼女が着ているのは、フリルの付いた水色のワンピースである。星と月のアクセントが入っており、彼女の清楚さを際立たせている。
「ルナちゃんのミズギ、とってもかわいいのよ!」
ピンクの水着姿のむぎは両手をグッと握って大丈夫だと断言する。
「狐毬ちゃんのミズギは大人っぽくてステキなのよ」
「ええ、わたしもそう思います」
少女二人の視線に苦笑し、「ありがとうございます、二人とも可愛いですよ」と返す。
大人に憧れるような視線がくすぐったく、狐毬は目を海の向こうへと向ける。太陽の光を反射した波がキラキラと眩しい。
さっきまで水着の話をしていたと思ったら、二人は今度は楽器演奏の話を始めている。
休憩の時間はまだまだ長そうですねぇと大きく伸びをすると、視線の先でイルカが大きくジャンプしているのが見えた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルーク・アルカード
・【やすらぎの館】の皆と参加。
・判定
POW
・心情
しょっぱくておっきな水たまりはいつ見てもすごいな。
ザザーンって音がして水がくるし、いろんなお魚さんがいるもの。
・行動
泳げないから浮き輪とかをつけて行動。
透明ゴムボードの底のお魚さんを夢中で見てる。
見たことないのいっぱいで楽しい。
テレビでみたお魚もたくさん。
ゴムボート遊びが終わったら、見たお魚さんをお絵描き。
お絵描き楽しい。いっぱい描いちゃお。
※画力は園児なみです。
アドリブ歓迎。
ルク・フッシー
思い切って【やすらぎの館】の皆さんを誘ってみました
(2人とも、水着がよく似合ってます…!か、描きたい…!でも、素敵すぎてなんだか落ち着かない気もしますぅ…)
えっと…きょ、今日はその…たくさん遊びたい、ですねっ(精一杯ほほえむ)
せっかくですから、海の生き物と触れ合いたいです
ルークさんが泳げないとの事なので、大きな透明ゴムボートを借りることにしました
これなら海に入らなくても、水中のお魚の様子がよく見えるハズです
ゴムボートを降りてからは、ルークさんや御空さん、海の生き物達の絵を沢山描きたいです
イルカさんやクジラさんに会えたら、言うことナシなんですが…
…皆さん、その。
楽しい…ですか?
アドリブ歓迎
剣堂・御空
【やすらぎの館】で参加。
夏はあまり好きじゃないんだけど…誘い断るのは嫌だったからな。まぁ、やすらぎの館のみんななら俺がどんな水着でも大丈夫だろ。(アロハシャツを着た男性用水着です。)
さて何をするか。…どうせならゴムボートに乗るとかどうだ?水面眺めてたら魚とかウミガメとかイルカとかに会えると思うし、二人がのんびりするの好きならうってつけだと思うんだ。
(ボートを降りて)よし、ルクが絵が好きみたいだし海の動物を書いてみるか…。道具持ってきておいて良かったぜ。俺が書きたいのはウミガメかな。なんかウミガメは歩き方が可愛いんだよな。
…?なんか身体の縮尺が変だけど…ま、絵書くの楽しかったし別にいいか。
●嬉しい事も楽しい事も皆が一緒なら……
コポコポと空気の泡が舞い上がる。
海の中はお空よりかは暗くて、それでも太陽の光が泳ぐ魚や珊瑚を照らし出す。
恥ずかしがり屋は海藻の中に隠れちゃうから、
そーっと、そーっと挨拶してね。
【やすらぎの館】一行はルク・フッシー(つるぷに竜のサマーペインター・f14346)に誘われて砂浜に集まっていた。
(2人とも、水着がよく似合ってます……! か、描きたい……! でも、素敵すぎてなんだか落ち着かない気もしますぅ……)
「えっと……きょ、今日はその……たくさん遊びたい、ですねっ」
憤る心を抑えて精いっぱい微笑むルク。
そういう彼も青やオレンジを配したカラフルな水着姿だ。サンダル等の装飾品と合わせてオシャレな印象を受ける。
「しょっぱくておっきな水たまりはいつ見てもすごいな。 ザザーンって音がして水がくるし、いろんなお魚さんがいるもの」
海を眺めながら言うルーク・アルカード(小さな狩人・f06946)も真っ白な体にカラフルなサーフパンツ。薄い星柄と腰のリボンが可愛らしくもある。
さらに本日はそれに加えて浮き輪も着用済みである。
「……どうせならゴムボートに乗るとかどうだ? 水面眺めてたら魚とかウミガメとかイルカとかに会えると思うし、二人がのんびりするの好きならうってつけだと思うんだ」
そう提案したのは剣堂・御空(猟兵騙しの黒礼装・f17701)だった。
彼はアロハシャツに男性水着という装いである。普段着ているものとはかけ離れた姿だが、それでも自身の中性的な魅力を引き出している。
御空の言葉に従い、海の家で底が透明になっているゴムボートを借りた三人は早速沖へと出発した。
砂浜から浅瀬、更に足がつかなくなる沖まで波に揺れながら出ると、ボートの底から見える景色が変わり始める。海藻や珊瑚、群れを作って泳ぐ小さな魚たち、ふわふわと浮かぶクラゲ。
「見たことないのいっぱいで楽しい。 テレビでみたお魚もたくさん」
ルークはそれらを夢中で見ている。泳げない彼にとっては間近でそれらを見ることが出来るのがとても嬉しいのだろう。
「お、ウミガメだ。 さっき砂浜で歩いてるの見たけど、海中だとあんな風に泳ぐんだな」
御空は歩き方が可愛くて気になっていたウミガメを発見し、その姿をじっと見る。
(イルカさんやクジラさんに会えたら、言うことナシなんですが……)
流石にボートで行ける距離では見るのは難しいかとルクは残念に思いながらも海の中の景色を楽しむ。
「アッチ、なんかいるな」
ウミガメが泳いでいった方角を見ていた御空が示した方へ他の二人が視線を向けた瞬間。さっきから見ていたのよりも大きな魚影が海上へと飛び出した。
海から戻って来た三人は、今度はお絵かきに挑戦する。
先程見てきたばかりの海の生き物がテーマだ。
ルークは海の中で沢山泳いでいた魚たちを拙いながらも楽し気に描いている。
御空はウミガメを。縮尺がおかしくなったがまあいいか、とこちらも満足げ。
ルクは嬉しそうに魚やクラゲ、ジャンプしていたイルカ、更にルークと御空の姿を描き出す。
「…皆さん、その。 楽しい…ですか?」
誘ったのは自分なのに自分一人だけが楽しい思いをしているんじゃないかと、ふと考えたルクは尋ねるが、その答えは二人の雰囲気が語っていた。
大成功
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ルーヴェニア・サンテチエンヌ
【ガルディエさま(f11085)と一緒】
水着姿で!
かわいいと言われると、なんだか…頬がほてってきますの…
「うれしいの……ガルディエさまの水着もおしゃれさんでかっこいいのですわ…!」
浮き輪で浮かびながら空を見上げれば、ウミネコが飛んでいて、なんだか気持ちが良さそう。空を飛べるって、どんな気持ちなんだろう。
「あなたさまとのんびりできてうれしいですわ…」しっかり伝えたかったけど、小声になってしまって。しょんぼりして……、ひょっとして、気づいてもらえたの?
浮き輪を回されて「きゃー」
全部忘れてはしゃいでしまいますの!
いつまでもこうしていられたらいいのにな、なんて…
ガルディエ・ワールレイド
【ルーヴェニア(f13108)と一緒に参加】
水着を着用
「水着コンテストでも思ったが、本当に可愛い水着姿だな。似合ってるぜ」
浅瀬の海を歩きながらウミネコを見上げる
隣には浮き輪で浮かぶルーヴェニア
「こうやって、のんびりするのも悪く無ぇな。ウミネコ達の声も良いコーラスだ」
ルーヴェニアの返事は小声でも不思議と聞こえて、合わせるように静かに返事を返す
「ありがとよ」
しんみりするのも柄じゃねぇし少し賑やかに行こう。ってことで、ルーヴェニアの浮き輪を押したり回したりして遊ぶ
「そらよ。こっちも空へ笑い声を届けてやろうぜ」
楽しそうなルーヴェニアを見ていると、俺も嬉しくなる
こんな光景をずっと続けていきたいところだ
●キミとの時間は笑顔が一番!
青い空と一体になったかのように広がる海。
時折吹く風が日差しの熱さをやわらげる。
風を受けて海上を高く羽ばたく鳥の声。
たまにはこんな穏やかな時間もいいよね……。
「水着コンテストでも思ったが、本当に可愛い水着姿だな。 似合ってるぜ」
「うれしいの……ガルディエさまの水着もおしゃれさんでかっこいいのですわ……!」
褒められたルーヴェニア・サンテチエンヌ(人と狼の狭間が産むのは・f13108)は頬を火照らせる。
薄い水色に濃い水色のフリル、青いリボンとブルー系に揃えた水着は彼女の色黒な肌を包み可愛らしさを引き立てていた。
対するガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)は黒を基調としたサーフパンツに同じように黒いマントを羽織っている。
裾に入った金色の飾りや模様から気品を感じられる。
二人は浅瀬の海をゆったり進む。ガルディエは普通に歩いているがルーヴェニアはピンクの浮き輪で浮かびながらだ。
「こうやって、のんびりするのも悪く無ぇな。 ウミネコ達の声も良いコーラスだ」
ガルディエの言葉に空を行くウミネコを見上げたルーヴェニアは、空を飛べるってどんな気持ちだろうかと思考を飛ばす。
暫く、波の音とウミネコの鳴き声が二人の間を繋いだ。
「あなたさまとのんびりできてうれしいですわ……」
伝えたかった言葉は自分で思っていたよりも小さく。
鳥の鳴き声や波音にかき消されてしまったかも、とうつむいてしまったルーヴェニアの耳に届いた「ありがとよ」の言葉。
(ひょっとして、気づいてもらえたの?)
そうルーヴェニアが実感する間もなく、ガルディエは彼女の浮き輪に手をかける。
「そらよ。 こっちも空へ笑い声を届けてやろうぜ」
しんみりした空気にしたくなくて浮き輪ごとルーヴェニアを押したり回したりすると、彼女は「きゃー」と楽し気な声を出す。
笑顔になったルーヴェニアにガルディエも嬉しそうに顔を緩ませた。
ウミネコたちの声に負けじと笑い声が青空に響く。
二人、密かにこの時間の大切さを思いながら……。
大成功
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ヒメル・ヴィーゼ
※アドリブ、他の方との絡み:歓迎
わああ……!
リゾート船は色々あるけれど、ホログラムじゃない、本物の動物がこんなに多いビーチで遊べるなんて!
あ、騒いだら動物達を驚かせちゃうわね。
落ち着いて楽しみましょう。
せっかく水着も新調したんだし、動物達と海中で一緒できたら嬉しいわね。
ウミガメさんとゆっくり漂うのも素敵だし。
イルカさんは遊び好きだって聞くから、頑張って潜って一緒に泳ぐのもきっと楽しいわ。
きっと遊び終わったら、クタクタになっちゃってるでしょうね。
でも、すごく楽しめたでしょうし、これからも頑張ろうって思えるわ。
私はこういう場所を守ったり、こういう惑星を見つけたいから頑張ってるんだもの。
●アニマルビーチへようこそ
キラキラ、キラキラ。
太陽が光り波も光る。
砂浜の熱に日陰や水の中を求める動物たち。
ここに住んでるとはいえ、やっぱり暑いものは暑い。
「わああ……! リゾート船は色々あるけれど、ホログラムじゃない、本物の動物がこんなに多いビーチで遊べるなんて!」
ヒメル・ヴィーゼ(草原と空の夢を見る・f04279)は感動の言葉を漏らした。
白くフリフリした水着と頭につけた鈴が揺れる。その姿はまさに愛らしいの一言だ。
「あ、騒いだら動物達を驚かせちゃうわね。 落ち着いて楽しみましょう」
先程より声のトーンを落としたヒメルは、早速海へと足を向けた。
海の中に潜ったヒメルはまずウミガメとゆっくり波間を漂った。
「海の中からだと、海面のキラキラがとってもキレイ……。 あなたはいつもこんな景色を見てるのね」
共におよぐウミガメに話しかけながら海中の景色を堪能する。
沖へ沖へと向かう途中でイルカに遭遇したので、ウミガメに別れを告げてから今度はイルカと遊ぶことにした。
「さあ、イルカさん。 一緒に泳ぎましょ?」
イルカはここまで客が来る事が珍しいと鼻先をヒメルに近づけた後、言葉を理解したように泳ぎだす。
「ちょっと、置いて行かないでよ~!」
やはりイルカは速く、途中からスピードを落としてもらう事になった。
「楽しかった~」
砂浜に戻ってきたヒメルはふぅ、と腰を落ち着ける。散々泳ぎ回ってくたくただ。
体にダルさを覚えながらビーチを見回す。
さっきまでいた海、砂浜、空。生き物がいっぱいだ。
(私はこういう場所を守ったり、こういう惑星を見つけたいから頑張ってるんだもの)
改めて頑張ろう、そう彼女は心に強く思った。
大成功
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