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悪徳の奴隷市場

#アックス&ウィザーズ

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●夜闇の市
 市場。そこは数多の商品が集まり、それを求める客達で賑わう、活気と希望に満ち溢れた都市の中心である。
 だが、この『市場』に希望は無い。商品が集まり、客が集まる、それは同じだ。しかし、太陽が落ちた夜、飾り気がなく目立たない建物の中に満ちた、後ろ暗さを秘めた静かなざわめきからは、ただ悪徳と退廃の匂いしか感じない。
「どうだい、ご禁制の貴重な薬だ……キメれば一発でトンじまうぜ、試してくかい?」
「古代帝国産の貴重なマジックアイテム、盗掘品なんで安くしとくよ」
 違法な商品が集まった、ブラックマーケット。どこの国にもこういった『闇』は少なからず存在するが、このマーケットは、王国や商人ギルドの執拗な摘発を巧妙に掻い潜り続け、近隣諸国のありとあらゆる『闇』が集まった、巨大マーケットとなっていた。
「聞いたかい、最近マーカスのバカが捕まったってよ」
「ああ、全くドジ踏んだもんだぜ、せっかく大口の取引を掴んだってのに」
 こうした場所でやり取りされるのは商品だけではなく、情報もだ。今日集まった者達の間では、とある大手の奴隷商が逮捕された、と言う噂がひっきりなしにやり取りされていた。
「ったく、これじゃあ奴隷が値上がりしちまって、たまったもんじゃないぜ」
「いやいや、考えようによっちゃ、今が商機だろ。どっかから上玉を捕まえてくりゃ、一財産になるどころか、上手くいきゃ……」
 悪徳の夜はなおも更けていく。その闇が晴れる気配はない――。

●グリモアベースにて
「皆さん、召集に応じてくださり、感謝します」
 グリモアベースに集まった猟兵達を、万将・紅奈(呪われし蛮狐・f12157)は無表情な視線で見回し、丁寧に頭を下げる。
「今回、皆さんには、アックス&ウィザーズに存在するブラックマーケットに潜入し、奴隷取引の阻止と摘発を行ってもらいます」
 近隣の国々からありとあらゆる裏の商品が集まる、ブラックマーケット。王国の騎士団や商人ギルドの情報網から巧妙に逃れ続けて成長したこのマーケットの裏には、とあるオブリビオンが関わっている……と言う事実が、グリモアによって予知された。
 逆に言えば、グリモアの予知がなければこれからもずっと摘発の手を逃れ続けていたであろう、極めて巧妙な相手である。
「そのオブリビオンは近々、マーケットから大量の奴隷を買い上げる予定です。そこで、その奴隷取引の場に踏み込んでいただく事になるのです、が……この取引が行われるのは、地図にも乗っていない無人島。場所の完全な特定は、予知でも不可能でした」
 非常に慎重なオブリビオンだ。その尻尾を掴むにはいくつかの段階を踏む必要がある。

「まず最初に、ブラックマーケットに潜入し、何らかの方法で、奴隷取引に参加する商人に繋ぎを取って貰います」
 奴隷の売買を一手に行っていた大商人が逮捕された事で、今は多くの商人が自らの奴隷を取引に売り込もうとしている。奴隷の数を集める事が優先されているため、警戒が薄い。
 自分も新参の商人として取引参加を申し出る、商人の護衛として雇ってもらう、脅して情報を奪い取るなどの方法で、
「ただし、気をつけてください、相手は海千山千の裏商人です、気を抜けば逆に出し抜かれかねません。無論戦闘力は皆さんに遠く及びませんが、禁制の薬やマジックアイテムなどで行動の自由を奪われ、捕まってしまうような事もあり得ます」
 もしそうなれば、自分が奴隷として売られる事になってしまう。
「まあ最悪、商品として取引の場に向かう……と言う事も十分に可能な訳ですが」
 ただ、奴隷に人権などない。奴隷になるなら、手酷い扱いを覚悟する必要がある。

「ともあれ、取引への参加に成功するにせよ、あるいは失敗して奴隷になるにせよ……取引の場には、奴隷船で向かう事になります」
 そのまま船に乗っていれば、特に何もせずとも、およそ一日で取引の場に到着する事になる。ただ、奴隷として捕まっている者達と接触して解放する準備を整えたり、オブリビオンの情報などを調べたりと言った行動を行う事は可能だ。
 もちろん騒ぎを起こしたり怪しまれたりすれば、逃げ場のない船の上、捕まって酷い目に合う可能性はある。怪しまれない事に専念する、と言うのも一つの手段である。
 奴隷として船に載せられた場合は、そもそも考える必要はない。船に付くまでの間、奴隷としての扱いを受け続ける。ただただ、それに耐えるしかない。

「ここまで来てようやく、オブリビオンと会う事ができます。『ミスティ・ブルー』……怪しい予言と美貌で人心を掌握する、半蛇の怪物です」
 怪物でありながら見惚れざるを得ない美貌と、その身から溢れる甘い香りは、人間の理性を奪う。艶やかな口から紡がれる予言は、信じざるを得ない不思議な説得力に溢れている。さらに、その鱗には様々な毒が仕込まれている。また、虜にした戦士達を護衛として連れており、いざとなれば躊躇わず肉の盾として使ってくる。
「搦め手を得意とする、非常に厄介なオブリビオンです。その術を掻い潜るのはなかなかに難しいでしょう」
 その力でこれまでブラックマーケットに影から影響力を行使する事で巨大な市場として成長させて来た、別の意味でも『怪物』と言える存在だ。
 だが、彼女を倒し、その場に集まった奴隷商達を捕らえる事に成功すれば、有力者を失ったブラックマーケットは自然崩壊する筈である。

「危険な任務です。ですが放置すれば、数多くの人々が奴隷として売られ、その人生を閉ざされる事でしょう。それだけは阻止しなくてはなりません」
 そう言って、紅奈は猟兵達に頭を下げる。
「では、ご無事のお帰りをお待ちしています。いってらっしゃいませ」


一二三四五六
 ブラックマーケットって、なんだか背徳的な響きですよね。

 ごきげんよう。奴隷売買はファンタジーのお約束。一二三四五六です。

 まずいつもの注意書き。
 ひどい目にあうプレイングを書いてその通りにひどい目にあうだけでも、🔵は獲得出来るし、依頼は進みます。遠慮なく酷い目に遭いましょう。もちろんガチ攻略しても大丈夫です。リプレイに書いてほしいようにどうぞ。
 ひどい目にあう場合、プレイングに書いてある以上の事はされません。曖昧な場合は基本的には安全な方に取りますが、心配な場合は、「これくらいまで希望」とか「これ以上NG」とか書いといても良いです。
 あまりに行き過ぎたエログロ行為は描写は出来ません。一二三的な基準は『直接的な言葉は使わず隠語でごまかす』『あまりに危険なシーンからはなんとなくカメラを逸らす』『読み方次第ではセウトと言い張れる』と言う感じです。

 第一章の冒険『ブラックマーケット潜入』はアヤカ・ホワイトケープ(ロストイノセント・f00740)さん、第二章の冒険『奴隷船の行く先は』はセゲル・スヴェアボルグ(豪放磊落・f00533)さん、第三章のボス戦『ミスティ・ブルー』はウラン・ラジオアイソトープ(RDD・f06301)の投稿です。ありがとうございます。

 補足。
 まあなんのかんのと、さっくり捕まって奴隷にされちゃっても構いません。と言うか、そっちの方が多そうだなーとなんとなく予測はしています。でもちゃんとガチに潜入しても構いません。
 ボス戦も、その搦め手に嵌ってボロボロにされても構いませんし、ガチに倒しにいっても構いません。どうなるかは全てプレイング次第。まあ最終的には多分誰かが倒してくれます。

 商人は男性も女性もいます。商人によっては傭兵とかならず者とか雇ってたり、危険な薬を持ってたり、なんか怪しい効果のマジックアイテムを使って来たりします。どんな感じの商人と接触するのかも、プレイングで指定してください。
 ボス以外は全員、人間(もしくはフェアリーやエルフ、ドワーフ等)です、オブリビオンではありません。まあ悪徳商人どもなので、『なるべく生かして捕まえた方が良いが、殺してしまっても構わない』ぐらいの扱いです。

 それでは、皆様のプレイングを楽しみにお待ちしています。
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第1章 冒険 『ブラックマーケット潜入』

POW   :    とにかく片っ端からあちこち当たってみる

SPD   :    自分の足で情報などを集め、探す範囲を特定する

WIZ   :    自ら客として交渉などを行い、目標物に近付けるよう試みる

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

タビーキャット・シュシュ
私も昔は奴隷みたいな扱いされてたから、トラウマと怒りで燃えちゃう!
奴隷取引なんて許せない!絶対にぶっ潰すよ!
まだ鎖付いてるけど私は奴隷じゃないからね!奴隷呼ばわりされたらぶん殴ってやる!

ヒーローアースなノリで明らかに怪しそうな裏商人に突撃
首根っこを掴んで奴隷を開放しろと脅すよ!
あと、取引の場所も教えないとひどいことになるよ!って商人をブンブン振り回して脅しちゃう!
相手はただの人間だし手加減しないとね。
これだけやればきっとビビって教えてくれるでしょ!
(無警戒で変なマジックアイテムを食らって)
えっ…な、なにこれ…!こんなのずるいよ…!
ご、ごめんなさい…怒らないで…
(不利になると怯える)


グァーネッツォ・リトゥルスムィス
闇市も奴隷も大嫌いだ、人として間違ってる
きっちり阻止しないとな

無人島に向かう船に乗る予定の奴隷商人を片っ端から探すぜ
目的の奴隷商人以外の悪い商人も護衛も殺しはしないがボコボコ無力化、奴隷達も解放するぞ
目的の商人からはUCで嘘をつかせない様にして奴隷船の情報を搾り取るぜ

船がわかったから後は船に潜入するだけ、
『乗りたいなら奴隷として乗せてあげるわ』
な、お前はさっき助けた元奴隷、なぜオレに薬を!?
『私も奴隷商人だったけどヘマしてね、でも助かったわ』
『商人に返り咲ける為の商品も手に入ったし』
ぐ、恩を仇で返すなんて外道が……
『時間もないしチャチャッと従順な奴隷に調教してあげるわ♪』
や、やめろおおおお!?



「そこの奴隷商人っ!」
「ん、なんだいったぶっ!?」
 奴隷商人の姿を見つけるなり、いきなりぶん殴るタビーキャット。
「奴隷取引なんて許せない! 私が絶対にぶっ潰すんだから」
 いや、そう堂々と宣言するその姿は、ヒーローズアースから来た正義のヒーロー・ピンキータビーと呼ぶべきか。彼女は義憤を燃やして他の商人達を見回していく。
「う、うわぁ、なんだ、バケモンか!?」
「ば、バケモンって……!」
 ピンクの人虎のバイオモンスターである彼女は、常人からすれば恐ろしい存在だ。怖がられるのは正直ちょっと凹むのだが、悪人を恐れさせるのは良い事だ、と思い直す。
「い、いや、待て、腕に枷と鎖がついてるぜ。こりゃ、どっかのバカが逃した珍獣だろ」
「ち、珍獣ー!? 許さないー!」
 そう思い直した途端にこの扱いだ。かつては愛玩用として奴隷のような扱いを受けて来たタビーにとっては耐え難い言葉に激怒すると、首根っこをひっ掴み、振り回す。
「う、うわ~!?」
「お、おい、誰かあのバケモンを止め、ぐぇっ!」
 慌てる商人達の一人が、その背を巨大な剣の腹でぶん殴られて吹き飛んだ。
「オレも闇市も奴隷も大嫌いだ、人として間違ってる……絶対許さないぜ!」
 そのまま周囲の商人達を薙ぎ払っていくのは、グァーネッツォだ。周囲の商人達をなぎ倒すと、その背を踏みつける。
「さあ、お前達、逃げるんだ!」
「……は、はい」
 奴隷の檻の鍵もその巨大剣でぶった切ると、中にいた女奴隷へと声をかける。戸惑った様子の女奴隷だったが、助けと分かったのか、すぐに逃げ出していく。
「よし……じゃあ、お前達には、奴隷船の場所を吐いてもらうぜ!」
「そうだよっ、教えないとひどいことになるよ!」
 巨大剣に籠もった審判竜の魔力と、単純な膂力による脅しで商人達から奴隷船の居場所を聞き出そうとする2人。
「わ、わかった、言う! 言うから助けてくれ!」
「本当? 嘘ついたら酷いよ?」
 威嚇するように視線を向けるタビー。その手についた鎖が一人でに動く。
「……て、え……わっ、ぁっ!?」
 そのまま、ぐるぐると身体に巻き付き、縛り上げられてしまい、驚きと焦りの表情を浮かべる。かつての主人に付けられた腕輪と鎖は、タビーの膂力でも決して外れず、千切れない。
「な、なに、これ……!?」
「お、おい、大丈夫か!? いったいにゃに、ぎゃ……」
 慌てたグァーネッツォの首筋にチクリ、と痛みが走る。慌てて後ろを振り向くと、そこにはさっき逃げた筈の奴隷。
「な、なん、れ……」
「ありがとう、助けてくれて。でも私の本業、奴隷商人なの♪」
 右手には注射器、左手には鎖を操作する魔道具。その女奴隷……いや、女商人は、薬で脱力したグァーネッツォを組み敷いていく。
「ヘマして奴隷に落とされたんだけど……ふふ、諦めなければ良い事もあるわね♪」
「ぐ、恩を、仇れ、かえふなん、れ……んぁっ……」
 豊満な胸を捏ね回され、顔を赤く染めるグァーネッツォ。女商人は舌なめずりしながらさらにその手をエスカレートさせる。
「あら、お礼に奴隷船に乗せてあげるのよ。奴隷として、だけどね?」
 言って、鎖に絡まって動けないタビーにも視線を向ける女商人。
「こんなのずるいよ……!」
「あら、もっと締めて欲しい?」
 魔道具を軽く振るだけで、鎖が勝手に動いてタビーをさらに締め付ける。それは、過去に受けた『躾』を思い出させるには十分で。
「ほら、さっさと檻に入るのよ、さもないと……」
「ひっ……ご、ごめんなさい……怒らないで……」
 命令に抗えず、檻の中に自ら入ってその巨体を縮こまらせてしまうタビー。そんな姿に満足すると、改めてグァーネッツォを見下ろして。
「時間もないし、チャチャッと従順な奴隷に調教してあげるわ♪」
「や……め、りょぉ……むぐ……」
 口づけに拒絶を呑み込まれ、躾られていくグァーネッツォ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です


無人島での奴隷の売買ですか……
多くの人が助けを待ってる事でしょう、一刻も早く救出に向かいます

先ずは件の無人島へと行かなければ何にもなりません、ブラックマーケットに殴りこんで片っ端からあちこち当たってみます【POW】


(その後、奴隷を人質に取られたりして敗北、気絶させられて奴隷落ちです)





……、んぐぅっ!? 水を吸うと収縮する拘束衣(後ろ手)+鉄球付きの足枷+口枷+鎖の付いた厳重な首輪が全身をきつく締め付けています)

天井の金具に首輪の鎖が繋がれて、一気に体を引き上げられて目が覚めました
どうやらこのままの姿勢で、時々弄ばれながら運ばれるようです


セゲル・スヴェアボルグ
生憎、演技は苦手なんでな。
下手に誤魔化すぐらいなら、なんでも鵜呑みにした方が怪しまれんだろう。
情報収集するよりも楽だしな。
とは言ったものの、流石にこんななりだしな。
ある程度は俺を抑え込める程度の膂力のある野郎でもないと不自然か。
まぁ、騎士や竜人など欲しがるやつはいくらでもいるだろう。
恨みやら金になるもにがめつそうな、手ごろなやつを探すとしよう。
ついでに捕まりそうなやつを逃がせるなら僥倖だな。
諸々の条件が重なれば、拘束も扱いも相応に厳しくなるだろうが……
轡だろうが首輪だろうが、死ぬようなもんでもない。
無論、痛いのにも慣れてるしな。
適度に発散させてやった方が、面倒なこともなかろう。


アヴァラ・ガヴァラ
わざと捕まって奴隷になる作戦。
仕事(肉体労働)を求めて田舎から出てきた、人を疑うことを知らない純朴な、気は優しくて力持ちな人物を装って奴隷商人に接触し、仕事の斡旋を頼んだら奴隷化されるという想定。
ひどい目にあう目安としては、奴隷の印を焼印されたり、四肢を鎖で繋がれ鞭打たれ痛めつけられる、などです。
これでひとまず従順になります。



「いや、助かった。都会に出て来たは良いが仕事が見つからず、このまま野垂れ死ぬかと思ったのである」
「いえいえ。困っている人を助けるのも、商人の仕事ですよ」
 満面の笑みを浮かべ、アヴァラを先導していく奴隷商人。巨体の竜人を前にしても、商売になるなら怯えすら見せぬ様は、まさに生粋の商人と言えるだろう。
「それで、仕事と言うのは一体何を……」
 純朴そうに疑問の表情を浮かべるアヴァラだが、もちろんそれは演技。『仕事を斡旋すると言われて騙された田舎者』を装う事で、奴隷として潜り込む作戦だ。
「ええ、あなたにぴったりな力仕事でしてね。少々ハードですがその分稼ぎは……」
「おい、さっさと逃げろ!」
 案内された先で見たのは、地に転がる護衛の戦士、開かれた檻、そこから奴隷を連れ出していくセゲルの姿。
「おっと、戻ってきたか。悪いがあんたの奴隷は逃させてもらったぜ」
「奴隷? 成敗? これは一体……」
 驚きの演技を絶やさぬアヴァラ。一方の商人はそれを無視し、落ち着いた様子でセゲルを見据える。
「困りましたね、商品を勝手に持ち出されては……」
「ふん、困ったらどうするって……何っ!?」
 殴り倒した筈の護衛が、まるでゾンビのように動き出した。数人がかりでしがみついて来る。
「私は警備の者を信用していないので。気絶しても働けるようにしているのですよ」
「ふん、奴隷商人らし……ぐぅっ」
 いくらセゲルが巨体であっても、多勢に無勢。組み敷かれ、頭部を乱暴に殴られ脱力する。
(いや、まあ振り解けるんだがな、これくらい)
 セゲルもまた、わざと奴隷となって捕まるのが目的だ。ガチガチに拘束を嵌められていくが、むしろ好都合。
「力自慢の竜人2人ともなれば、高く売れる。逃された奴隷の帳尻は合うでしょう」
「奴隷だと、拙者を騙し……がっ!?」
 竜の肉体をも痛めつける魔法の鞭の激痛に、悶絶するアヴァラ。その痛みで動けぬ……振りをしている間に、魔法の鎖で四肢を束縛される。
「ええ、騙しましたが。何か問題でも?」
「も、問題に決まっておるのである、拙者は貴殿を信じて……ぐ、ああああ!?」
 その身体に打たれる、奴隷の焼印。焦げた臭いと共に、さらなる激痛に苦しむ。
「ん、んぐ、むぐぅぅぅぅっ!」
 セゲルも同様に肌を灼かれ、苦痛に呻く。こちらは轡を嵌められ、悲鳴を上げる事すら出来はしない。
(……ま、この程度で死ぬようなもんでもないしな)
 もとより演技な苦手が彼にとっては、むしろ轡は都合が良い程だが。この程度の痛みにも慣れている。
「うぅ、止めるのである……」
「なら、さっさと牢に入る事です。先客もまだ一人残っているでしょう?」
 すっかり従順となった、振りをしたアヴァラの怯えた様子に満足すると、護衛達に2人を牢へ放り込ませる。
 その牢の中……さっきまで眠っていた、いや、失神していた銀花が、騒ぎに目を覚ました。
「んぐぅっ!?」
 すぐさま、己の置かれた状況に気づき、目を見開いて驚く。全身に嵌められた枷と、後ろ手にガッチリと腕を固定した拘束衣。首輪に付けられた厳重な鎖に、重い鉄球。偏執的にすら感じさせる拘束で、天井から吊り下げられている。
「それも、無駄な正義感で奴隷を逃がそうなどと目論んでいたようですが。人質に怯んだ所を後ろから殴れば、こういうのはだいたい黙ります」
「んぐっ、むぐっ……ふぐぅっ……」
 奴隷商人を睨みつけ、身体を揺するが、拘束はビクともしない。それどころか自重でより枷が喰い込んできて、関節が外れそうな痛みに苦しむ。
「ほら、大人しくした方が良いですよ」
「んぐっ……ん、ぐーっ……!」
 鞭の先端でその身体を弄ばれると、刺激から逃れるように身を捩り……捩れば捩るほどに苦痛が増すが、身体は勝手に動いてしまう。
 枷が肉に食い込み、鉄球の重みがそれを助長する。軋み、悲鳴を上げる肉体。
「どこの正義かぶれか知りませんが、このブラックマーケットに逆らえば、誰であろうとこうなります。あなた方も、無駄に痛い目を見たくなければ、大人しくする事ですよ」
「う、ぅぅ……わかったので、ある……」
 脅しに怯え従う素振りを見せ、檻に入れられるアヴァラ。さらにセゲルにはよりキツく、より苦痛を与える拘束が施される。
(まあ奴隷逃しちまった恨みもあるしな……適度に発散させてやった方が、面倒なこともなかろう)
 演技は苦手だが、苦痛にのたうつ振りぐらいは難しいものでもない。後は耐えて連れて行かせるだけだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

イプシィ・アスモディア
市場を彷徨き奴隷商を捕まえ、媚びるように売り込んで
「ね、いくらボクが可愛くても…審査とかしなくて大丈夫?人手不足?」

今度はこちらの番とばかり商人が指を鳴らす
如何にもここの従業員、と言う感じの男達が数十人ゾロゾロと
口々にたっぷり審査してやるだの生意気小娘はわからせるだの…
「…いいよ。それなら…」

UC発動【誘惑・生命力吸収・精神攻撃・催眠術の範囲攻撃】!
「たっぷり相手してあげる…って、キミ達ヤる気過ぎない!?」
効果に暴走状態の男達に飲み込まれ…後に続くは媚び蕩けた少女の嬌声が

…数時間後、死体同然の数十の男達、鼻が曲がる強烈な牡臭
「ねぇ…ちょっとレディのお迎え遅く、ない?」
そして疲労困憊の少女の姿が


静馬・ユメミル
生前の姿(金髪碧眼ツインテール)の【封印を解く】!
黒いドレスで商人の娘っぽく

子どもに興味ありそうな商人を探して【情報収集】
縋り付いて【誘惑】しちゃおっかな
【恥ずかしくない】し
お父様が奴隷取引に興味があるんです
素敵なおじさま、どうか教えてください
裏で教えてくれるんですか?
きゃっ、これ、触れば、いいんですか?
んぶ、変な味ぃ

一通り終わったらちょっと遊んでいこうかな
手とお口だけでいいの?
ほら。ユメ、はいてないよ?
スカートを持ち上げて【挑発】
あは、やる気、でた?
んっ、太くて熱い……♪
せっかくだし、たっぷり【生命力吸収】しちゃお

性格も生前に変化
表情豊かなお嬢さん
小悪魔風
一人称はユメ

アドリブ歓迎
NGなし



「お父様が奴隷取引に興味があるんです……」
 いかにも良い所の商人の娘、と言った上等なドレスに身を包んだ静馬は、純粋そうな幼い少女を装い、奴隷商人に縋り付く。
「素敵なおじさま、どうか教えてください」
「ふふ、そこまで言われたら仕方ないなぁ……ほら、こっちに来なさい」
 そういう相手を選んだとはいえ、どう考えても、素敵なおじさまとは程遠い相手に、下卑た視線を向けられ、裏へと引きずり込まれる。
「え、こっち、ですかぁ……きゃっ♪」
 だが、静馬は特に動じないどころか、楽しげに笑みを浮かべる。
 いや、普段の静馬とは違う、金髪碧眼ツインテールのその姿。それは、彼女が本来そう生まれる筈だった、かつて死した少女『ユメミル』の姿そのもので。
「はぁ、はぁ……ええと、キミ、名前は……」
「ユメって呼んでください♪ ……んっ、むっ……♪」
 幼くも男を翻弄する小悪魔のような姿。品のない視線を、自ら引き付け身を寄せる。
「変な味ぃ……んむっ……んっ……♪」
 向けられる欲望を受け止め、上目遣いに手と口を動かして。商人を、まるで幼い彼女の虜へと変えていく。
 ――そんな物陰へと、新たに引きずり込まれてくる少女。
「おら、こっちだメスガキィ!」
「きゃっ、もぉ……乱暴なんだから♪」
 いや、少女……に見えるが、それはあくまで外見の事。色欲と享楽を司る魔神の一族、その12代目の姫であるイプシィは、その身から色気を振り撒き、男たちを激しく狂わせていく。
「いいよぉ、それなら……たっぷり相手してあげる……♪」
 その色気をさらに意識して強める。男達の嗜虐と欲望を唆るように、ちろり、と舌なめずり。
「はー、はー……てめぇに立場を分からせてやるぜぇ……」
「ヤれるものなら……って、キミ達ヤる気過ぎない!?」
 が、そんな男達の目が血走っているのを見て、強めすぎたかな? と僅かに焦りを見せる。魔神アスモダイの血と力は、人間には少々刺激が強い。
「ちょっ……ま、やっ……きゃぅぅんっ♪」
「あっち……すごいね?」
 暴走した男達に襲われ、代わる代わるに組み伏せられていくその姿。ユメミル達からは少々離れた所だが、男達の怒声とイプシィの嬌声はしっかりと聞こえ……ちらりと視線を向けてから、目の前の商人に向き直る。
「ね、こっちも……ほら、ユメ、はいてないよ……♪」
「お、ぉぉ……!」
 スカートをたくし上げ、さらなる誘いをかけるユメミル。当てられた商人もまた血走った瞳を浮かべ、ユメミルへと襲い掛かる。
「はぁ、はぁ、ユメちゃぁん……」
「んっ、太くて……熱ぅい……♪」
 その汚らわしい欲望を進んで受け入れるユメミル。自分より遥かに年上の商人を完全に手玉にとって、その生命力すら搾り取り。
「ん、ふぅ……ごちそうさま、おじさま……♪」
 ついには白目を剥いた商人から、ゆっくりと身体を離す。もはや彼は完全にユメミルの虜、目を覚ましてねだれば、大抵の言う事は聞いてくれそうだ。
「あっちの方は……」
「はひ……はひぃ……」
 ……余裕ができてちらりと視線を横に向けると、そこにはぜぇぜぇと疲労困憊、息を切らすイプシィの姿。
「ねぇ……ちょっとレディのお迎え遅く、ない?」
 その周囲には、倒れ込み、積み重なって、死体同然の男たち――その全ての相手をした彼女は、汗とそれ以外のもので身体を濡らして壁にもたれ掛かる。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

豊原・フィリス
【助平屋江朗衛門との契約】で呼び出した商人に自分を奴隷として売ってもらう
値段交渉しないのもおかしいので
少々歳はいっているが中々の上玉であると『言いくるめ』

売買成立後奴隷商人と個室で身体検査?
奴隷商人に気に入られればそこそこの待遇、ダメなら……
『恥ずかしさ耐性』があるが恥じらっている『演技』で気に入られようと必死になっているように見せる
奴隷商人に向かって『存在感』ある胸や口で奉仕し『誘惑』
『催眠術』も併用しブラックマーケットの主催者等について『情報収集』


シルフィール・オベルト
エロ&アドリブ歓迎

眼鏡をかけて調教済み従順淫乱未亡人の状態です
予め【黒薔薇騎士団】で騎士と兵士を召喚しておきます。召喚したのは亡き夫に色々と後ろ暗いことに用いていた所謂腐敗騎士と兵士達です

えぇ、はい。シナリオとしては腐敗騎士達が仕えてた腐敗貴族のオベルト伯爵が死んで美味しい思いが出来なくなって手に縄が掛かりそうになったから、とんずらするついでに伯爵夫人を誘拐して奴隷をして売って逃走資金にしようとしている。です
つまりは私は誘拐されて奴隷として連れてこられたオベルト伯爵夫人です。いえ、本人ですけど
夫に命じられて政略で抱かれたことがある悪徳豪商に引き渡されます
調教済みの貴族夫人なら高値が付くかと



「どうです、中々の上玉でしょ」
「う~ん、しかしちょっと年が行ってないかねぇ」
 好色そうな男2人に下品な視線を向けられると、フィリスは顔を赤くして恥じらいを見せる。
「ほ、ほぉ……♪」
「ほぉら、良いでしょ? 絶対損はさせませんって」
 鼻の下を伸ばす買い手を前に、売り手はここぞとばかりに強く売り込む……その売り手は、フィリスがユーベルコードで呼び出したスケベ商人、助平屋江朗衛門である。
「よぉし、買った!」
「毎度あり! いやぁ、良い買い物をしましたねぇ、つきましては……」
 ぽんぽん、と江朗衛門が手を叩くと、新たに引っ張られて来る美女。
「こちらもお買い上げ頂けませんかね?」
「ふむ? ……おや」
 騎士達に乱暴に引きずられて来たのは、眼鏡をかけた黒髪の美女。顔を赤く染め恥辱に耐えるその表情をジロジロと覗き込む。
「この方は……オベルト伯爵夫人ではありませんか。いや、オベルト伯は亡くなられたのでしたかな」
「ええ、それで残された未亡人が部下に裏切られ、売られたと言う、まあ哀れなお話でして」
 実際にはシルフィールの描いたシナリオで、騎士たちも彼女の命令に従っているだけ。だが、かつては夫に言われるがままだったと言う事実が、その演技の説得力を増す。
「調教済みの貴族夫人ともなれば、引く手数多でしょう? ですからこのお値段で……」
「いやぁ、商売が上手い。敵いませんなぁ」
 ぎゅっと握手を交わす商人2人。こうしてシルフィールも売られ……奴隷商人に買われた2人の女は、その太った腕に抱き寄せられる。
「っ、あ……」
「くっ……!」
 恥じらうフィリスと、屈辱に唇を噛むシルフィール。どちらの表情も商人にとっては嗜虐と好色を刺激するものだ。いやらしく這い回る手に耐えているうちに、個室へと連れ込まれる。
「さぁて……売り払う前に、身体検査といきましょうかねぇ」
 個室に入ればすぐに服を脱ぎ、醜悪な身体を晒す奴隷商。下卑た視線が2人の身体に注がれる。
「ぐふふ……なぁに、多少の事で商品価値の下がるような身体でもないでしょう」
「あ……いや……ん、んん、ああ……」
 覆いかぶさられ、嫌がる素振りを見せるシルフィール。だが調教済みの身体は、従順に身を委ねてしまう。
 夫に調教され続けるうちに2つの人格を生み出したシルフィール……眼鏡をかけた今の彼女は、遥か年上の夫に調教され続けた未亡人の面。ならば男には決して逆らえない。
「ふふ、ぐふふ……さあ、あなたも……」
「っ……は、はいっ……」
 そんな光景を見せられ、怯え恥じらう様子を見せながら、フィリスも商人に奉仕を始める。……一応恥じらってはいるが、えっちなゲームから生まれたバーチャルキャラクターである彼女に忌避感は薄い。薄くなければ、そもそも自分を売らせようとはしないだろうが。
「ふぉ……ぉ……良いですねぇ……!」
「んん……私、これからどうなっちゃうの……誰に売られちゃうの……?」
 怯えた様子で奉仕を続けながら、快楽で気の緩んだ商人からそれとなく情報を聞き出そうとするフィリス。
「さて、私もボスには会った事がない……いや、ほとんど誰も会った事などないででしょうからねぇ……ま、売る時になれば嫌でも会え……んっ、ふぅっ……!」
 欲望を2人に思うがままにぶつけていく商人。その滾りを、シルフィールも、フィリスも、とめどなく受け止めさせられていく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アメーラ・ソロモン
あまり気分は良くないが奴隷商人として潜入するかな
私は見た目が強そうではないから護衛は厳しいだろう
商品の奴隷は…家族を召喚して協力してもらうか?それとも商人を物陰で捕らえて成りすますか…

それを考えるためにも情報を求めて奴隷商人の駄弁りに参加
トーク【パフォーマンス】で情報を引き出すよ
服は仕立てのいいもので。客か新参商人っぽくいよう

いくつか話を聞いていた所で親身な男の商人に声を掛けられる
立ち話をしていたら後ろから別の男に羽交い絞めにされ魔法封じの首輪をされる

攫った貴族専門の奴隷商人?ああ、服が裏目に出たか
できれば綺麗に売りたいらしいし奴隷として潜入もいいかもしれん

脳内の家族を宥めつつ攫われておこう


枸橘・水織
描写
基本的にマスターさんの感覚でOK
隠語を使っても性的な描写はNG


行動
街か村の娘を装い【変装】ブラックマーケットの近くを徘徊
『水を織ったような髪の娘』…と、攫われる

念の為に(EA)で作った《自身の魔力を内に封じる腕輪(見た目、安物)》を造り身につける

魔力を外へ出せない為、魔力を放出するような行動は不可だが、魔力を感知される事もない

魔力を自分の内に使うのは出来るので、何らかの魔法や魔力による干渉が行われた場合、(EA)にて解析…魔法にかかったフリをする


悪徳商人
人を攫うなどしては、『元手以上の商品』にして高く売る
水織は『最上級奴隷』として高く売る予定(実際、ダークセイバーの上流階級の娘だったり)



「全く、マーカスには感謝する必要がありますね。お陰で大取引に噛めるのですから」
「ああ、全く」
 迂闊な奴隷商人を密かに捕らえて成り代わり、新米の奴隷商人としてマーケットに参加したアメーラ。奴隷商人の雑談に混じって情報を引き出そうとしていくが、内心の嫌悪は抑えきれない。
「特にあなたは感謝すべきですよ。本来ならボスは、身元不確かな新米を大事な取引に絡めたりはしませんから」
「ボス、か……一体どんな奴なんだ?」
 重要な情報の予感にピクリ、と反応するが、表には出さずに、あくまで新参を装って問いかける。
「……いや、まあ私も会った事はないんですが。聡明で、相場の流れも騎士の査察も事前に見抜いてしまうとか……」
「なるほど……」
 とにかく慎重で、人前に出る事を嫌う性格。そして、それが許されるほどの知能。厄介な相手だ。この機を逃せばまた行方を晦ましかねない。
「まあ、それはそれとして、ですね?」
「? なに……をっ!?」
 急に後ろから、別の男に……おそらく目の前の商人の護衛に、羽交い締めにされる。反抗の暇もなく首輪を嵌められてしまうと、体内の魔力が拡散して、練り上げる事ができない。
「その服の仕立て、貴族でしょう? うちは上質な奴隷を専門に扱っていましてね。世間知らずにも奴隷売買に絡んできたお坊ちゃんは、恰好の商品なんですよ」
「く……」
 仕立ての良い服が裏目に出たか。後悔しても遅く、力任せに枷をかけられる。
「いやぁ、今日は運が良い。最上クラスの奴隷が2人も手に入るなんてね」
「2人……?」
 連れて行かれた先……そこにいたのは水織。椅子に縛られ、何かの力で眠らされているのか、ぐったりと俯いている。
「服の仕立てや、この安物の腕輪からするとそこらの町娘のようではありますが……どうです、この髪。水を織ったような髪でしょう」
 商人は彼女の髪を手に取り、その感触と美しさに目を細める。
「美しい髪の女は、奴隷としてかなり需要が高くてね。これほど美しい髪ともなれば、さて、どれほどの値がつくか……」
 算段をしながら、その髪を撫で続ける商人。眠っている水織は、反応を示さない。
(……うぅ、何この、気持ち悪い手付き……っ!)
 いや、眠っているように見えるのは表向きだ。誘眠の魔道具など、彼女にとっては一瞬で構造を見抜ける単純な物物。すぐにその術式に干渉し、書き換えた。
 今の彼女は、魔術にかかった振りをするため、身体だけ眠らせた状態。意識ははっきりと覚醒し、目覚めようと思えばいつでも目覚められる。
(いつまで触って……もうっ!)
 表情は眠ったまま、心では嫌悪に渦巻いている。だが、せっかく奴隷として潜入する手筈が整ったのだ、ここで目覚める訳にはいかない。
 わざわざ腕輪で魔力を感知されないように遮断し、無力な少女と錯覚させたのだから。今の所、その高度な隠蔽は気づかれていない。
「安心してくださいな。他の奴隷商と違って、私は紳士的ですよ、乱暴などしません……ま、その方が高く売れるからですが」
「くぅ……」
 ようやく髪から手を離してアメーラを見つめる商人。表情では睨みつけながらも、こうした潜入方法も悪くないか、と算段する。
(……だから、ちょっと落ち着いてくれ、みんな)
 その間にも、アメーラの中に住まう数多の『家族』が、怒りに今にも飛び出して来そうで。宥めるのに一苦労で、奴隷の境遇に怯えるどころではない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

イデアール・モラクス
クク…奴隷商か、無力な連中の考えそうな事だ。
私ならば魔術で幾らでも創れるのになぁ、アッハッハ!

・行動
UC【使用人召喚】にて呼び出したメイド達に神輿を担がせ、その最上に座り奴隷商としてマーケットに潜入しよう。
「見よ、我が奴隷達を!
使用人としての技術は無論の事、肉欲を満たす技も全て仕込んである素晴らしい商品だ!」
メイド達の給仕技術を見せつけ、私を怪しむ者には美しいメイドを当てがい個室でしっぽり『誘惑』させて奴隷商としての信頼を得る。
「これだけの商品を持つ私を取引に参加させないなんて手はあるか?」
自信たっぷりに濃厚な色香を纏い、参加を取り付ける。

※アドリブ、エロ歓迎、メイド達に対する行為にNG無し


火奈本・火花
「UDCアース以外での任務は久しぶりですが、此処でも狂気と邪悪に怯える人々がいるのは同じですね」

■行動(WIZ)
Dクラス一名を奴隷に、私自身が奴隷商人に成り済まして潜入しましょう
極めてイケメンの、礼儀正しく気品のある――あるいはそう演じられる男性のDクラスを派遣して貰います。結婚詐欺師などが適任でしょうか

私も奴隷商らしく『変装』し、男性の奴隷を集めている女性奴隷商に取り入りましょう
男性を奴隷として飼う事を至上とするような奴隷商なら、私も同調して『演技』し、取引の場まで穏便に向かいます

上の立場から男性と肌を重ねるのが好みなら、私も同調してDクラスや奴隷達に奉仕させるつもりです


アドリブ可
NG無し



「見よ、我が奴隷達を!」
 メイドに担がせた神輿の上、悠然とした態度で商人達を見下ろすイデアール。
「使用人としての技術を全て仕込んだ素晴らしい商品だ。そら、お前たち!」
 主に命じられるがままに、見目麗しい少年少女のメイド達は次々と商人達に歩み寄り、礼儀正しく給仕を始める。なるほどその礼法は、上流階級に仕えても恥じはすまい。
「どうだ、これだけの商品を持つ私を取引に参加させないなんて手はあるか?」
「な、なんだ……いきなりなんなんだ、あんた」
 唐突に上から目線で語られ、困惑しながら一人の商人が声をかけてくる。だがイデアールは一切動じない。
「無論、使用人の技術の中には肉欲を満たす技も含まれる。試してみるか?」
「な、何……を……」
 間近でイデアールに見下されれば、その溢れんばかりの魔女の色香は、常人の男にはあまりに刺激が強すぎる。息を呑み言葉を詰まらせる商人へと、歩み寄っていくメイド達。
「存分に搾り取ってやれ。不満も、それ以外もな」
 うなずいた2人のメイドが、商人を個室に連れ込んでいく。程なくして扉の隙間から嬌声が漏れ聞こえ……他の商人達も息を呑んでイデアールを見上げる。
「どうした、まだ不満があるのか……良いだろう、なら存分に試すが良い」
 深く笑みを浮かべ、次々とメイド達を商人にあてがっていくイデアール。女商人には少年メイドもあてがい、抜かりはない。
「何よあれ、めちゃくちゃじゃない……」
「おや。何か不満ですか?」
 それさえ不満であるならば、取り入る隙と歩み寄る火花。その横には、ハンサムな成人男性を伴っている。
「少年では不満と言うのなら、こちらの奴隷はいかがでしょうか」
「ん……あら……」
 品のあるイケメンと言った風情のその男奴隷……その正体は、火花が呼び出したDクラス職員だ。
(元は結婚詐欺師ですからね。女性に取り入るのは得意でしょう)
 その見立ての通り、女商人は興味を惹かれたように視線を向ける。舌なめずりをするその姿勢に、彼女は明らかに嗜虐に満ちた表情を浮かべると、その股間に手を伸ばして握りしめた。
「ふぅん……なかなか良い顔をしてるじゃない?」
(なるほど、そのような趣味ですか、でしたら……)
 表情を読み取った火花は、それに倣って男の尻に手を伸ばし、弄ぶ。イケメンが快楽と被虐に表情を変える様で、女商人が興奮するのを確かめる。
「私は新米商人ですので、先輩にはいろいろとご指導頂きたいものです。ええ、これも交えてゆっくりと……」
「ふぅん……なかなか気が効いた新人のようね、良いわ、あなたにも、うちの奴隷を使わせてあげる……」
 完全に警戒を解き、火花と共に男を個室に連れ込む女商人。そこに控えていた男奴隷が火花にかしずき、奉仕を始めるのを、少し顔を赤くしながら受け入れる。
「いや、しかし……」
 不満を言う商人が誰もいなくなったのを見ると、イデアールは肩を竦め、周囲を見渡した。何人かの商人はすでにメイドとの『体験』を終えて個室から出て来ており、欲望を解放した脱力感と快感に満ちた表情をしている。
「クク……奴隷など、私ならば魔術で幾らでも創れるのになぁ?」
 このメイド達も、彼女の魔術で創り上げた物。全能と暴虐の魔女にとっては奴隷商など力なき物の代償行為に過ぎぬと、超越者らしい表情で嘲笑う。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

月宮・ユイ
アドリブ◎※NGなし御自由に
※身に<誘惑の呪詛>宿す
島に行くための手段の確保ですね
常に緊張強いられる脅しでの潜入は避けたい所
商人より護衛が売り込み易いでしょうか。
私達の猟兵の介入もあってか闇市故か物騒な騒動も多い様
申し訳ないですが騒動の多さも利用しましょう

《機能強化》<情報収集・コミュ力>
大規模集合を知る事で闇に属する術者に変装、演技
良い奴隷見繕うのに島に同行したいとする
実力を見せるなら既存の護衛を
<怪力・グラップル>で押さえ<念動力>で圧し傅かせる。
心配なら島に着くまでに妙な真似をしたら貴方の奴隷になる魔術契約結びましょう
或いは退屈な船旅中お相手しましょうか?
商品に手を出すよりお得でしょう


レギーナ・グラッブス
何やらきな臭い話ですね。必要に応じ他の猟兵の方とも協力して解決を目指します。まずは酒場で情報収集といきましょうか。医術の心得がありますから商品の品質維持という意味で闇医者を探している奴隷証人が居ないか聞いてみます。もしくは市場で怪我や病気をしている奴隷連れてる商人を見かけたならその場で売り込んでみます。金額交渉は不自然にならない程度には真面目にやりましょう。護衛もできると杖術の腕も見せておきましょうか。船という閉鎖環境で移動する以上軽く見られ過ぎても面倒ですから。あと、幻体化身法で人間に化けておきます。本来は見越し入道的な術なのですが恐ろしい姿に化けなければいけないという訳でもありませんので。



「護衛? お嬢ちゃんが?」
 奴隷商人の護衛として雇われる事を目論んだユイ。少女に過ぎない彼女を待っていたのは当然のような嘲笑だが、その程度は想定のうちだ。
「ええ。何かと物騒でしょう、特に今回は。その程度の護衛で足りるんですか?」
「まあな、そいつはそうだが……」
 新米の奴隷商人……実際には猟兵達が紛れこみ、すでに様々な騒ぎを起こしている。護衛が物入りなのは間違いない。
「だが、お嬢ちゃんに似合ってるのは護衛じゃないだろう、むしろ……」
 商人にしろ護衛にしろ、ユイに下卑た視線を向けた。もとよりスタイルの良い身体だが、そこに誘惑の呪詛を刻んだ今は、より一層強い魅力で男達の視線を惹き付ける。
「奴隷にしてかわいがってやぐっ!」
「お断りします」
 伸ばされて来た護衛の腕を無造作に握り、力をこめる……呪物兵器のヤドリガミである彼女が発揮するのは、見た目通りの力ではない。
「な、なんだこいつのちか……らぁっ……!?」
「ほら。この程度の護衛の質では、何か有った時に対応出来ませんよ?」
 機能強化された力で、相手をしっかりと抑え込む。腕をひん曲げられ、ビクビクと震える護衛。
「どうです、雇う気になりました?」
「あ、ああ、いや……」
 明らかに態度を変えた商人に、もう一押しだと迫るユイ。
「心配なら、島に着くまでに妙な真似をしたら貴方の奴隷になる魔術契約を結んでも良いですよ。いえ、それが無くても、退屈な船旅中にお相手しても……」
「……わ、わかった。雇おう」
 身体を近づければ、ユイの胸が触れそうで、ゴクリ、と唾を飲む商人。
「雇うなら、ついでに闇医者もいかがですか?」
 そこに声をかけたのはレギーナだ。さっきユイにねじ伏せられた護衛の腕を取り、手当を施していく。
「ふむ、折れてませんから、ひとまずはこのくらいで良いでしょう。本格的な治療は契約を結んでから……どうですか?」
「い、医者? お嬢ちゃんが?」
 ユイの後なので流石に舐めた素振りは見せないものの、レギーナもただの少女にしか見えない。いや……実際はただの少女どころか人形なのだが、悪目立ちしないように、身体を幻で覆っている。
「ええ、医術は一通り収めていますので。その分雇用代はそこそこいただきますが、護衛や奴隷の診察も込みで構いませんよ……おっと」
 無造作に突き出された白木の杖が、後ろからユイをひっつかもうとした護衛の喉に突き出される。後1cmも余計に突き出していれば、肌を突き破っただろう紙一重。
「あと、自分の身は自分で守れますので、そちらのご心配もなく」
「く……全く、今日はなんなんだ……」
 やたらと強い少女が2人も雇われに来た事を嘆く商人……だが、実際の所はそこまで悪い話でもないと思い直す。
「良いだろう、2人とも雇うとしよう。だが……」
「ええ、約束は守りますよ」
 頷き、身を寄せるユイ。その柔らかさを感じると、強張っていた商人の表情も間抜けに緩んでいく。
(やれやれ。きな臭い話ですね……)
 そんな姿を見て、レギーナは小さくため息をつきながら、護衛の腕への本格的な治療を始めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ハロ・シエラ
なるほど、ダークセイヴァー以外でもこう言う取引がありますか。
それなら私も力になれるかも知れません。
割合慣れていますので。

とは言え、私が奴隷商人を装えばあからさまに怪しいでしょう。
奴隷となるのも潜入するだけならいいですが、剣を手元に置けません。
となれば、客として潜り込みましょう。
豪奢な服を着て、吸血鬼の様に高慢で、冷たく、強欲な……口調も態度もそう振る舞う【パフォーマンス】をします。
ユーベルコードを使い、新しいおもちゃを直接品定めしたい、とでも【言いくるめ】て島に案内させようとします。
金銭をちらつかせる【誘惑】も有効でしょうか。
武器は【物を隠す】技術でアクセサリーの様に見せておきましょう。


アーデルハイト・フレイ
WIZ

奴隷はダークセイヴァーにもよくありましたが
ひどい所の扱いというのは世界が違えどそう変わらないのでしょうね

人足として奴隷を買いつけにきたというていで商人と接触します
以前は大手の商人を頼っていたのだが連絡がつかないという設定で

健康で前科無し、主に逆らわず出来れば信心深い人間が望ましい
そこらの人を雇わないのは職務に忠実な者が欲しいからだとあれこれうるさく注文を付け
じゃあ一緒にマーケットで探そうとなるか案内するから勝手に探せとなれば望ましいですね

ただこのまま厄介な客扱いですと陥れられてしまう可能性もありますから
懇ろになろうというなら多少は乗りましょうか
所詮は仮初の身です

アドリブ・お色気展開歓迎



「奴隷を買いたいだと?」
「ええ。以前は大手の商人を頼っていたのだが、連絡がつかないのですよ」
 奴隷を買う客の振りをして、マーケットに潜入したアーデルハイト。
「あー、マーカスんところの客か。あいつはこないだドジ踏んで捕まってなぁ。で、どんな奴隷が欲しいんだ。俺んとこの奴隷で良ければ安くしとくぜ」
 納得した様子で頷く奴隷商人だが、当然、奴隷を売られても困る。ボスと繋ぎが作れなければ意味がない。
「そうですね、健康で前科無し、主に逆らわず出来れば信心深い人間が望ましい。当然職務に忠実かつ優秀で……」
「おいおいおい」
 明らかな無理難題に計算通り、呆れた表情で遮ってくる奴隷商人。
「そんな奴隷がそうそういて堪るかよ」
「おや、大陸一のマーケットだと聞いたが、大した事はないんですね」
 挑発的な態度に舌打ちする奴隷商人。どうするか、と考えていた所に、別の客もやって来る。
「そこのお前。私の新しい玩具となる奴隷はいるか?」
「……全く、今日はこんな客ばっかりかよ!」
 豪奢な服を身に纏い、高慢な態度で接するのはハロ。普段は真面目な少年兵だが、それでは客として相応しくない。
 ならばと彼女が模したのは、ダークセイヴァーの吸血鬼。横柄な振る舞いは、残酷な貴族の令嬢のようだ。
「これまでの玩具は壊れてしまってな。今度はもっと頑丈なのが欲しい……と言って醜い肉達磨は勘弁願いたいがな」
「ああ、もう、どいつもこいつも注文が多い! 舐めてんじゃねぇ……ぞ……」
 怒りに燃え上がらんとする奴隷商人の声が、急激にトーンダウンする。その視線の先には、ハロの取り出した金貨の袋、そのずっしりとした重み。
「出来れば商品は、自分の目で品定めしたいのだが」
「へ、へへ、もちろんでさぁ! すぐにご案内しますとも!」
 すっかり態度を変えて揉み手する奴隷商人。もっとも、その態度は金貨に釣られたばかりではない。
(効き目は、十分ですね……)
 その言葉は耳に心地よく、その所作は心を揺さぶる。妖狐の力を模したそれは、完全に商人の心を支配していた。
「ふむ……」
 ハロに対する態度を変えるその様を見たアーデルハイトは、しばし考え込む。処刑人の剣に宿る彼女には、そのような誘惑の力はないが。
「では、私も案内して欲しいのですが」
「なんだてめぇ、まだいた……の……か……」
 再び商人の声をトーンダウンさせたのは、押し付けられた豊かな胸。特別な力など持たずとも、アーデルハイトのスタイルは十分に特別だ。
「どうですか?」
「しょ……しょうがねぇなぁ……」
 あっという間に鼻の下が伸びると、アーデルハイトの身体を招き寄せる振りをして、いやらしくその身体に手を這わせる。
(まあ、所詮は仮初の身ですから)
 ヤドリガミである彼女の本体はあくまで剣、人の身体がどう弄ばれようと、それに対する動揺はない。色仕掛けで事がうまく運ぶなら、
「さ、2人とも奥に……なぁに、うちに奴隷がなくても、近々大口取引が有るんでね、そいつに噛ませて貰えば……」
 ハロの金貨袋に熱い視線を注ぎつつ、アーデルハイトの腰や尻を撫でる商人。
(なんというか……)
 そんな光景に、ハロとアーデルハイトは……同じ世界から来た猟兵の思考は、期せずして一致した。
((ダークセイヴァーとそう変わりませんね……))

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ジナイーダ・クロハネ
※アドリブ・連携歓迎
※容赦ない描写歓迎

奴隷か……故郷じゃ奴隷を領主の下に連れて行ったり、他の領主に送り届けたりした事あるゲド。……ゲド、今のアタシはあの時みたいに弱者を虐げる事はしないんだ。

生憎、学はない。商人のフリなんてできないんだし、奴隷として、潜入する。
……奴隷がどのような扱いをされるかは知ってる。あらゆる欲求を満たす、処理する為に使われる。その扱いを今度はアタシが受ける覚悟もある。
今は領主に叛逆する猟兵なんだ。其れ位の報いを受けなきゃ、いけないだろ……!


三千院・操
※NGなし、ひどい目・アドリブ歓迎

ご禁制のヤバイ薬……ごくり、興味あるな……。
よーし! 新参商人として潜入するよ!
接触するのはガラの悪い傭兵をたくさん雇っている筋骨隆々のいかつい商人! 死霊奴隷の取引を持ちかけて参加を申し出るね!

……だけどやっぱりご禁制の薬が気になる……!
もしかするとうっかり隙を晒しちゃって出し抜かれちゃうかも! 急所を殴れて縮こまってる間に薬を嗅がされちゃって、一気にトンじゃったり!?
そうなったらわけもわからず服を奪われて四肢を拘束されて、覆面も被されて奴隷にされちゃうんだろうな……! 興奮する!

薬は【サヴァンの叡智】で構造を分析して、反撃の時のためにコピーしておくよ!


ニコル・ピアース
さあそれじゃさっそくブラックマーケットに潜入しましょう。
色々されて奴隷として。
バレないように徹底的に。
というわけで最底辺の性奴隷として扱われましょう。
媚薬の実験台としてひたすら媚薬漬けにされて、
裸で拘束放置されて、
調教を兼ねて誰でも自由に使える状況にされて、
商品の状態を確かめるために商人達にひたすらやられまくる。
やられ過ぎて商品価値無くなってゴミ同然に叩き売られるほどに。

アドリブ、他の参加者との絡み歓迎。



「どうかな、この奴隷? 死んでるから従順だよ!」
「ふぅむ……まあ悪くないんじゃねぇか。俺なら扱わんが、買う奴もいるだろう」
 筋骨隆々のいかつい奴隷商人に接触した操。周囲に、いかにもガラの悪い護衛ばかりを連れたなかなかの有力商人のようだ。
 操の連れて来た死霊奴隷にも大して驚く事はなく、その経験値が伺える。
「だがなぁ、やっぱ高く売れる奴隷は女だぜ。こいつらみたいな、上玉の、な」
「っ……ひ、ぅっ……!!」
 服を剥かれ、首輪を嵌められ、その身体を無遠慮に這い回る手に、声を漏らすのはジナイーダ。唇をグッと噛みしめるが、悲鳴を抑えきれない。
「ま、こいつはちと反抗的だが……俺にかかりゃあ躾けるのは難しい事じゃねぇしな」
「ぅ……くっ……はっ……」
 弄ばれ、反抗的な態度すら楽しまれる屈辱。身を焦がしながらも、歯を食いしばって耐える。耐え難い仕打ち。
「なかなか我慢強いが……いつまで持つか。楽しみだ。おらっ!」
「むぐ、ぅっ!!」
 髪を捕まれ、頭を下げさせられると、口での奉仕を強要される。屈辱的な仕打ちと苦い味。心折れても仕方ない仕打ち、だが。
(今は領主に叛逆する猟兵なんだ。其れ位の報いを受けなきゃ、いけないだろ……!)
 かつては、オブリビオンの配下として仕えていた過去を持つジナイーダ。むしろ奴隷を扱い、領主の元に連れていき、他の領主の元に送り届け……今こうして受けている仕打ちを、他の誰かに押し付けていたのだと。
 その事実の重みに比べれば、与えられる屈辱など大したことはない。
(ケド、今のアタシはあの時みたいに弱者を虐げる事はしないんだ……!)
 猟兵として、誰かを救う。そのためなら奴隷に身を窶す事も厭わない。あらゆる欲望をその身に受け、その欲望の処理のために使われる……その仕打ちを甘んじて受け入れる。
「強情だな、ま、あいつを見たら、堕ちたくねぇって気持ちも分からないでもないけどよぉ」
「ひっ……うぐぅっ……♪」
 その言葉に答えるように嬌声を上げたのはニコル。豊かな肢体を拘束され、隠す事すら許されない。
「ぁ、はっ……はひ……ぁ……むぐぅ……!」
 身体中を欲望のはけ口として使われる。何度も何度も、入れ替わり、立ち替わり。屈強な護衛達のそれを受け入れるのは、いかに彼女が羅刹であってもあまりに負担が大きい。
「ふぇ、あ……もっろ……ぉっ……♪」
 だがそんな扱いを、彼女は進んで受け入れる。奴隷として潜入するため、怪しまれない為……そんな理由もあるには有ったが。
 それ以上に、身体に幾度となく撃ち込まれた薬、それが理性を飛ばしていた。
「むぎゅっ……がっ、ふっ……んんぅっ!」
 あまりの負荷に失神すると、薬で無理やり覚醒させられて。その度に身体の感度も上がり、より一層に激しい快楽に理性を灼かれる。
 今ではもう、どれほど嬲られても、失神する事すら許されない。
「あー、つーかちとやりすぎたか? ……ま、薬の実験台とこいつらの慰安と思えば悪かねぇか。おいお前ら、好きにしちまっていいぞ」
「むぎゅうううっ……♪」
 これまでも十分に『好き』にされて来たというのに、それ以上。快楽のために使われ続け、奴隷というよりもはや道具に身を落とし。苦痛すらも快楽に成り果てて、それでもなお。
「ま、こんな感じよ。ところで……」
「え、何……ぁっ!?」
 ニコルの姿に……は、あまり興味はないが、ニコルに打たれた薬に興味を引かれていた操。完全に意識を取られ、隙を晒していた所で、後ろから護衛の男に急所を蹴り上げられた。
「っ、ぉ……おぉぉぉ……」
「まあ女の奴隷が良いとは言ったが、てめぇみたいなデカ男も、肉体労働用に結構高く売れるんでな。悪く思うな?」
 悶絶している間に、薬を注入される。途端、身体が焼けるように熱くなり、身動きを取る事すらままならないほどの快楽に襲われる。
「おい、お前ら、そいつをとっ捕まえとけ。逃がすんじゃねぇぞ」
「む、ぐぅっ……!」
 服を奪われ、四肢を拘束され、全頭のマスクを被らされる。女の奴隷とはまた違う……ただ、運搬されるだけのための、人を人とも扱わぬ拘束。
「そいつは壊すんじゃねぇぞ? ……ま、壊さない程度なら何しちまっても良いがな」
 もっとも、操にそういった視線を注ぐ傭兵もいない訳ではなく。頭を塞がれ目も耳も聞こえないが、視線は薬で敏感になった肌でしっかりと感じ、興奮が抑えきれない。
「さて……てめぇはそろそろ堕ちる気になったか? ならなくても……ま、俺の、こいつに耐えられるかは知らんがな」
「んぁ、あ……や、めろ……!」
 操との会話を終えるとここからが本番だとばかり、商人はジナイーダを抱き寄せた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

ラピス・ノーティラ
アドリブ・絡み等歓迎
【WIZ】

ふぅん、あからさまなおじ様ばかりかと思ったら、女性の商人も居るのねぇ…期待できるかも?

女性の奴隷を扱っている女商人に狙い定めて、護衛にして貰うように売り込むよ。
渋ってるようなら、周りに被害が出ない様に【クライシスゾーン】を見せてアピールするね。

(普段通りの)露出の多い服で、自慢のおっぱいやお尻をそれとなく強調しながら「夜の方イケるよ…試してみる?」誘ってみるね。
怪しい薬や道具もあるみたいだし…どうされちゃうかな?

気持ちよくされっぱなしは性に合わないから気持ちいい反撃は勿論するよ。
何もできずに滅茶苦茶にされて奴隷にされるのもアリかもだけどね…目的地にいけるなら❤



「ふぅん……なかなかいい趣味してるわね、あなた♪」
 同性の奴隷を扱う女商人に目をつけたラピス。同好と見てとれば、艶めかしい足取りで歩み寄る。
「あら、いきなり何?」
「ねぇ、私を護衛に雇ってみない?」
 童顔に似合わぬ大きな胸に、大きなお尻。強調するように誘惑すれば、やはりラピスの見込んだ通り。
「ふぅん……本当に、護衛の売り込み、だけかしら?」
「もちろん……夜の方もイケるよ、試してみる?」
 答えは言葉の代わり、個室へと招き入れられる。ベッドに押し倒され、妖艶な笑みを浮かべる女商人。
「そうね、大きな仕事の前に、発散させてもらおうかしら……?」
「ええ、遠慮なくどう……ぞ、お、ぉっっ♪」
 その身体を押し付けられるなり、大事な所に伸びる指。身体が芯から熱くなる快感を感じて声を上げるラピス。
「っ……あっ、すごっ……これっ……ぅ、んっ……♪」
「ええ……トンじゃうでしょ、コレ?」
 無論、技巧のほども十分、だがそれだけで落ちるラピスではない。しかし女商人の指に塗られた薬が身体の中に染み込むと、それだけで下半身が自分のものではないかのような快感を発する。
「はっ……あんっ……このっ……くす、りぃっ……」
「あら、薬だけじゃないわよ?」
 嵌めた指輪が怪しく光ると、まるで生き物のように激しく動き出した指が、ラピスの弱い所を次々と暴き立てる。
「や、ぁ……きもちよく、されっぱなし……なん、てっ……ぇっ♪」
「護衛なんて言わず、奴隷にしてあげる……♪」
 薬と魔道具の前に、反撃すらままならず快楽に堕ち……その悦楽に完全に溺れていくラピス。
「まだ道具はいっぱいあるから……たっぷり試してあげるわ……♪」

成功 🔵​🔵​🔴​

原宮・早月
リアちゃん(fa14993)と一緒に奴隷商人に捕まっちゃう。
誘惑して潜入の手引きをさせるつもりだったのに…

何とか脱出の隙を探そうとするけど、全然隙が見えず。
そこに怪しい薬を飲まされて、頭がぼーっとして…
無意識に聖なる果実を発動して、商人やその手下達をその香りで引き付けちゃう。
「ふあぁ…おっぱい、熱いのぉ…♪」
そのまま寄ってたかって服を剥がれて、頭より大きな胸を複数人がかりで揉みしだかれて…母乳まで噴いちゃう。
搾られ飲まれ、リアちゃんにも浴びせちゃって…

乳奴隷とか言われて、その後もおっぱいを揉まれ搾られ、おっぱい以外も全身を味見するように好き放題されて…気持ちよくって堪らない…♪

※アドリブ歓迎


エンピリア・ファティリオン
早月さん(f14983)と一緒に戦う筈でしたが
手違いで2人共捕まってしまいました
潜入の為に雌伏せざるを得ないとはいえ…

ああ、どうして…いや、乱暴にしないで!
な、なんですかそのクスリ…!?
んぐっ…!?

ああ、コレ絶対に悪い成分が…何かされる前から胸が痛いっ
やぁぁっ、やめてください!後生ですから…!
(船員共へ哀願する際、無意識にユベコで誘惑&攻撃)

服を裂かれ、大勢に組み敷かれ…やめてぇっ!?
Qカップの胸を掴まれ母乳が吹き出します
ああ、横から早月さんの白濁も降り注いでる…!

『コイツら極上の乳奴隷だぜ』等と嗤われつつ
錯乱した船員に両手両足…全身を穢されます
いやあぁぁ、意識がトロケてイク…!

※アドリブ歓迎



「うぅ、ごめん、リアちゃん……」
「私の方こそ……すみません、早月さん」
 奴隷商人達の手に落ちてしまった、早月とエンピリア。脱出の隙を探るが、拘束はビクともしない。
「さて……お前ら、覚悟は良いか?」
「な、何する気……!?」
 そこに、手下を連れた商人がやってくる。焦る2人だが……その視線は、商人が持つ怪しい輝きの薬に目を奪われた。
「な、なんですかそのクスリ……んぐぅっ!?」
「お前らみたいなデカい乳の奴に相応しい薬、だよ」
 2人とも、無理やりに飲まされて……途端、身体が熱く、思考が蕩けて来る。
「ああ、コレ絶対に悪い成分が……あ、ああっ、ああっ!?」
「ふぁぁ……おっぱい、熱いのぉ……♪」
 その熱は特に、2人の胸に集中する。ただでさえ大きな胸は、張り詰めて、痛みすら覚えるほどだ。
「やぁぁっ、やめてください! 後生ですから……!」
 恐怖に首を振るリアだが、その哀願は、どこか甘えるような、媚びるように。男たちの興奮を誘ってしまえば、ひとたまりもなく組み敷かれていく。
「や、やめてぇっ!?」
「ああ、ぅっ……んっ、はぁっ……♪」
 怯えるリアとは裏腹に、早月は完全にとろけきった表情。甘い香りが立ち込め、こちらも男たちの興奮を煽る。そして何より2人に共通するのは、そのあまりに大きな胸が、いつも異常に張り詰めて膨らんでいる事、と。
「やあああっ……だめ、ふああ、ああああ!?」
「ああ、んっ、はぁ、でるっ……で、てるぅ……♪」
 その胸を寄ってたかって握りしめられれば、抑えきれない胸から、噴水のように迸っていく悦楽の証。その放出が生む、とめどない快楽。
「はっ、いやらしい乳しやがってよぉ……」
「コイツら極上の乳奴隷だぜ……!」
 男達の興奮に塗れた罵倒を受けながら、徹底的に乳を集中的に責められる2人。搾られるばかりではなく、行為はさらにエスカレートしていく。
「だめ……いや、いやああああっ!? 早月さんっ……早月さ、ああんっ……」
「ふあ、あああ……もぉ……もぉ……♪ リアちゃん、リアちゃぁん……♪」
 縋るものは互いのみ。だが、その互いの痴態が、与えられる快楽を増幅していくかのようだ。そして2人の迸りを飲み干した男たちはもはや、2人の無意識のユーベルコードに完全に理性を破壊され……完全に錯乱状態となって。
「さあ、たっぷり味見させてもらうぜ……!」
「あ、ああっ、ひぃっ……もう……♪」
 その欲望は、もはや胸だけでは収まらない。全身を快楽のはけ口として使われ、欲望を浴びせかけられていく。
「いやあぁぁ……意識がトロケて……イ……ク…!」
 意識が真っ白になっていくような、そんな感覚。脳が快楽で蕩け、身体の全てが熱に支配されていく……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

露木・鬼燈
スマートに事を運ばないとね。
奴隷商人を拉致して拷…尋問。
情報を搾り取るですよ。
まずは尋問する場所を確保。
拠点を用意して音漏れ防止と人除けの結界をルーンで張る。
次は奴隷商人を確保しないとね。
<影猫>を展開し、影に潜って移動。
奴隷商人の影に潜りこみ、一人になるまで潜む。
チャンスが来たら一気に影に引きずり込み、瞬時に意識を奪う。
魔道具とかを警戒し、衣服は剥ぎ取り捨てていく。
拠点に戻ったら尋問…の前に呪詛を撃ち込むです。
僕に対して力の行使を試みたら百足型の呪詛が内側から、ね。
叩き起こして尋問開始。
素直に答えてくれないと…工具や大工道具、そしてミンサー。
これらの使い方を体で教えないといけなくなるっぽい。


チェチーリア・メアゲーディシオン
では細心の注意を払って探るとしましょう。
――だって、奴隷役なんて楽しくないものね。

【目立たない】為に隠れたり周囲に溶け込んで有力な情報や接触しやすい商人を【第六感や演技】で探すわよ。

その後の行動も決めておきましょうか。

・プランA
誰も雇っていない又は倒せる奴を連れてる商人に接触。
【コミュ力,言いくるめ】で説得や【暗殺2,早業】で護衛を倒し私を護衛に雇って貰うわ。

・プランB
情報を持ってそうで一人や少数の商人を発見したら【誘惑,コミュ力】で人気のない場所に誘導し【毒使いや傷口をえぐって恐怖を与え】聞き出したら殺しちゃうわね。
ヤバい物持ってる可能性も忘れず警戒し【戦闘知識,第六感】で回避。

※連携▲



「あの、すみません……」
「ん? なんだ?」
 声をかけられ、首を傾げながら振り向いた奴隷商人。そこにいたエルフの美女。
「ええと、ちょっと、ここでは……こちらに来てくれませんか……?」
「んん、まあ、仕方ないなぁ」
 恥じらいつつも、そのスタイルをそれとなく強調し、短いスカートからのびた脚を見せつける美女。『そういう』誘いだと理解した商人は、鼻の下を伸ばしてほいほいとついていく。
 そうして、人のいない物陰についた所で……。
「ほい。ようこそいらっしゃいー」
「っっ!!?」
 突然、商人自身の影から飛び出した鬼燈が、影の中に商人を引きずり込んだ。すぐに排出されるが、その時には完全に白目を剥いており、遅れて鬼燈も、もう1度地表へ飛び出す。
「よーし、これで準備完了ー。誘き寄せてくれて助かったっぽい!」
「こちらこそ。やりやすくなったわ」
 商人を誘い出した美女……チェチーリアは、失神した商人を蔑むように見下ろす。この辺りは鬼燈の張った結界で、人は近づかず、音も周囲に漏れる事はない。
「さて、じゃあ身ぐるみ剥いで、っと……起きるっぽい!」
 持っていた魔道具ごと服を剥ぎ取り、念の為呪詛も打ち込んでから揺り起こす。すぐに意識を取り戻した商人は、キョロキョロと辺りを見回して。
「な、なにが、有ったんだ……ひっ!?」
「余計な事を喋らないで。喋ったら殺す」
 愛用のダガーを腕に突き刺し、容赦なく拷問の気配を見せるチェチーリア。結界が有るので叫ばれても問題はないが、うるさく騒がれても鬱陶しい。
「あ、でも必要な事は話して欲しいっぽい。素直に答えてくれないと……」
 鬼燈が取り出したのは、工具や大工道具。そしてミートミンサー。
「これらの使い方を教えないといけなくなるっぽい」
「使い方、って……」
 もちろん、その使い方が正当なものである筈もない。じーっと身体を見つめられると、自分に迫る危機を理解する商人。
「わ、わかった、わかったから言う、言うから許し、ぎゃあっ!?」
「余計な事を喋るな、って言わなかった?」
 ダメ押しにチェチーリアが傷口を抉れば、もはや完全に心は恐怖に折れて。なんでも喋ると完全に服従の体勢を取る。
「じゃあ、奴隷船の場所とかー。仲間の奴隷商人の情報とかー」
「そうね。護衛を必要としてる商人とかだと特に良いわね」
 2人の質問に、面白いようにペラペラと喋りだす商人。密かに潜入するにせよ、護衛に雇われるにせよ……これだけの情報があれば、彼らにとっては容易だろう。
「こ、これで、知ってる事は全部……だ、だから助け――」
「そう、お疲れ様」
 そして、全て話して用済みになった商人の心臓を、チェチーリアは容赦なく貫いた。念入りに毒まで流し込んで、その命脈を断つ。
「うわー、容赦ない」
「奴隷商人なんて生きてても仕方ないでしょう?」
 殺して何が悪いと、快楽主義者のプラチナの蝶は、殺しの快楽に笑みを浮かべる。
「んー、まあ否定はしないっぽいー」
 そして生粋の武芸者たる竜狩りの羅刹も、進んで殺しまではしないが、別に悪人の命を憐れむ事はない。
「まあせめて、情報は有効に利用させてもらうっぽい」
 適当に手を合わせると、その死体を影に隠して、奴隷船潜入のための行動を始める。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

マレーク・グランシャール
【壁槍】カガリ(f04556)と

友のカガリと手分けして情報収集に当たる
まずは奴隷商人に用心棒として雇われるところからだな

取引に臨もうとする女商人を見つけ用心棒として雇って貰う

武芸以外の売り

・亡き妻に操立てしているため商品の女に手を付ける心配がない
・商品に踊りなどの芸を披露させるときに歌と演奏が出来る
・泉照焔を占いで使う水晶玉代わりに失せ物探しが出来る

女商人に対しては忠実な番犬として接し、相手の信頼を得たい
探りを入れれば即座にバレるだろう
質問の形式は取らず、相手から話してくるよう仕向けたい

別行動を取るカガリとの接触は極力避けるが怪我を負うようなら別
忍び足で人目盗んで会いに行き、【不滅蒼薇】で癒す


出水宮・カガリ
【壁槍】まる(f09171)と
※アドリブ可

まると共に闇市を訪ねる
服もこの世界の商人らしく
まるの方には【籠絡の鉄柵】を隠形状態でつける
何かあれば、カガリの方へ寄越してくれ
カガリも危険そうなら【籠絡の鉄柵】を呼び戻す

奴隷商人らしい会話や「陳列」が無いか、探してみよう
数が重要なら…最悪、病人でもいそうだ
「いくら数合わせでも、これでは取引までもってくれるかもわからんではないか」
しゃがんで、奴隷の顔を吟味するふりをしつつ、奴隷には『大丈夫だ』と唇だけで伝える
「取引に参加するには、誰に話せばいい?こちらの奴隷は質もいいし、護衛もいるぞ」
商人をじっと見つめ(誘惑・呪詛)、繋ぎを取ってもらえないか試みる



「護衛の売り込み?」
「ああ、腕には自信がある。失望させる事はない筈だ」
 その優美な愛槍を見せつけ、堂々たる態度で女商人を見据えるマレーク。
「なるほど、確かに逞しい身体……見掛け倒しでなければ、強いんだろうねぇ?」
 対する女商人は、妖艶な笑みを浮かべ、身体を寄せていく。豊かな胸が押し当てられ、艶かしく手が這い回り……。
「もちろんだ。それに、亡き妻に操立てしている。商品の女に手を付ける心配もない」
「……そりゃあ真面目で良いことだ」
 元より真面目で無表情、加えて強い克己心。表情筋一つ動かさず、顔を赤らめる事もない。その無反応ぶりに肩を竦める女商人。
「あんまり堅物すぎるとつまらないよ?」
「ふむ……」
 その言葉に少し考え込み、女商人を見つめる。だがそこに不快感や拒絶感は感じない、ちょっとした雑談と好みの範囲、ならば。
「歌と演奏も出来る。商品に踊りなどの芸を披露させるなら役に立つ筈だ」
「は?」
 きょとんとした女商人に畳み掛けるように、炎の宿る水晶玉を取り出す。
「占いにも心得があるぞ。出来るのは失せ物探し程度だが」
「歌に、楽器に、占い……その顔で、かい?」
 いかにも堅物じみたマレークからのそんな言葉に、女商人はくつくつと笑う。
「くっ……面白いじゃないか、気に入った。良いだろう、雇ってやるとしよう」
「感謝する」
 言って小さく頷き……だがそこで初めて僅かな動揺がその心に走る。表情筋を押さえつけ、あくまで無表情に視線を向けた先。
(大丈夫だ、まる)
 男の奴隷商に連れられて来たカガリは、誰にも悟られない一瞬で、マレークにアイコンタクトを送る。別行動の予定だったのでこうして出会うのは想定外だが、特に問題が生じた訳ではない。
「この方がうちの上役でね、取引したいなら顔を通して貰うぜ……へぇ、どうも姐さん。こいつが取引に参加したいとかで」
「へぇ……あんたがかい?」
 男商人に紹介されたカガリは頷き、女商人の後ろの檻へと歩み寄る。
(――大丈夫だ)
 檻の中、こちらを不安そうに見つめる奴隷に唇だけで囁きかけると、吟味するようにその顔を覗き込む。
「ふむ。やはりな……いくら数合わせでも、これでは取引までもってくれるかもわからんではないか」
「ちっ……痛い所を突くじゃあないか」
 何しろ、女商人が大口の奴隷取引に噛める事になったのは、大手奴隷商の逮捕を受けての事。当然、数を揃えようとすれば多少の瑕疵は当然だ。
 その点を突くのは有効と確信し、頷いて畳み掛ける。
「こちらの奴隷は質もいいし、護衛もいるぞ」
「ふぅん?」
 女商人をじっと見つめるカガリ。傷跡は残れど整った顔立ち、そして――その瞳に秘めたるは誘惑の呪詛。
 先の男商人にもそれを打ち込んでいる。痕跡を悟られないように微かなものだが、最後の一押しには十分。
「……ま、良いよ、案内しようじゃないか。ただし、取引が成立したら、仲介料はきっちり払って貰うからね」
「了解した」
 頷き、取引の成立を祝うように握手を交わすと、女商人の目を盗み、ちらとマレークと視線を交わす。
 怪しまれないためにも、お互いはあくまで無関係。そう装いながらも、互いにまずは目的を果たした事を確認しあい、一瞬の交錯で意思をやりとりすると、再び視線を離していく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ジール・シルバードーン
牛耳っていた大手が潰れて小さいところが活気づくのってどこの業界も一緒なのね
その代わり質の悪い新参が増えるわけだけど…

正直闇商人と交渉できるテクニックは持ち合わせていないし
奴隷として潜り込むしかないわね
まずさっくり捕まってみて悪質そうなら魔法で殲滅して脱出!次!
って感じでマシそうなの選ぼうかしら

で、捕まってみたわけだけど…
そうよね私が魔法使いとわかれば手枷はガッツリつけるし呪文を唱えられないように猿轡もするわよね
でも使い魔の事まで頭が回らなかったようね
「シャドウファミリア」で商人の話を盗み聞きしてやりましょ
……せ…奴隷…?味見…調教…?不穏な言葉が聴こえてくるんだけど…

(アドリブ歓迎NGなし)


リーゼリア・エアハート
【アドリブ・連携歓迎】
【Hなピンチ歓迎】
「奴隷…許せないわ!」
もう沢山の猟兵さんが作戦行動中かもしれないけど頑張るわ!
この年齢だし客として潜入は難しいわよね…
金髪ツーサイドアップを軽く指で弄りながらどうしようか悩みます

「ここは王道の潜入捜査よね!」
ブラックマーケットをまずは探さないと!
一網打尽を目指す為に妖しい場所や商人【とにかく片っ端からあちこち当たってみる】を探すわ!

「ん…んんん!!!ひゃう♡」
油断したわ…
あんな方法で…く、屈辱よ!
こんな恰好で、ど…どうしよう…
ちょっとしたミスで捕まって奴隷らしくなるように躾けられたリ色々されちゃったり?
けど、最後まで諦めません!



(牛耳っていた大手が潰れて小さいところが活気づくのって、どこの業界も一緒なのね)
 どこの世界にも有る理を深く実感するジール。
(まあ、そのその代わり質の悪い新参が増えるわけだけど……)
 そんな彼女は今、奴隷として縛られて牢に放り込まれている。と言っても捕らえられたのはわざと、奴隷として潜り込むためだ。まずさっくり捕まってみて悪質そうなら魔法で殲滅……目論見としてはそんな所、だったが。
(……そうよね、私が魔法使いとわかれば手枷はガッツリつけるし、呪文を唱えられないように猿轡もするわよね)
 いかに魔法戦士シルバリードーンと言えど、詠唱もできず印も組めないでは、無力としか言いようがない。床に這いつくばったまま、もごもごと呻く。
(まあ、今の所何もされてないけど……)
 ジールが捕まってすぐ、何やら騒ぎが起きたとかで、商人の護衛達はすぐに出ていってしまった。
(あいつらも使い魔の事まで頭が回らなかったようだし……)
 何が起こったのかと、それを追わせた影のカラスと五感を共有し、様子を伺う。

「さて……どうしようかしら?」
 金髪ツーサイドアップを弄りながら、思案するリーゼリア。ヒーロー、ヴァルキリー・エクレールとして、奴隷売買など許容出来ない……だが、自分の容姿と年齢では、客として潜入は難しい。
「……よし。ここは王道の潜入捜査よね!」
 行動を決めると、すぐさまマーケットに突入する。情報収集の類は得意ではない、とにかく片っ端から怪しい所を当たっていく。その結果、怪しい倉庫を見つけたが……。
「っ……くっ……油断したわ……こんな恰好で!」
 当然、そこには張り巡らされた罠があり。魔術で強化されたロープに頭上で両腕を縛られ、脚を大きく広げさせられ、天井から吊り下げられ……そんな所に、護衛達がやってくる。
「はっ、間抜けが一匹捕まってるじゃねぇか」
「ま、間抜けって……く、屈辱……!」
 護衛の男達の嘲笑うような視線に、唇を噛み締めるエクレール。それでも心折れたりはしないと、キッと強く睨みつけて。
「まあ、間抜けは間抜けだが、なかなかエロい恰好してるじゃねぇか。このデカい尻とかよぉ」
「んくっ!?」
 だが、極薄のレオタードスーツに包まれた大きなお尻……コンプレックスのそこを刺激されると、声を漏らしてしまう。
「や、やめなさい、こんな事してただで……んふぅっ!」
「なんか言ったか、ん?」
 さらに男たちの手が無遠慮に身体に這い回る……その度に、刺激に弱い身体は跳ね上げるように震えてしまう。
「反抗的なのは良くねぇな。従順に躾けてやらないと……」
「くっ、私はこんな事じゃ諦め……んふぅっ……はっ、ひゃう……!」
 特に敏感な腋や太腿には、念入りに指が這う。その度に身体をビクン、と跳ねさせ、反抗の言葉も途切れてしまう。
「はっ、こんな顔で強がってもなぁ?」
「おいおい、楽しむのは良いけどよ、俺にも変わってくれよ」
 小柄なエクレールの全身を男たちの手が這い回る……と言った所で、一度に弄り回せる男の数には限度がある。外側に追いやられた護衛の男たちが不満の声を上げた。
「んだよ、今楽しんでんだ……それによぉ、新しい女ならもう一匹いるだろ?」
「おっと、そうだったな。あいつもなかなか良い尻してたよなぁ」
 だが、すぐに思い出せば、不満の声を引っ込める。
「どうせ売っぱらうにしても、味見ぐらい良いよな。従順に調教してやるのも俺らの仕事って奴よ」

(……まずくない?)
 それを牢獄で、鴉を通して一人見聞きしていたジールは、冷や汗を滲ませる。だが焦っても逃げられず……そのうちに、今度は自分の耳に、男たちの近づく物音が響く。
 今もエクレールは全身を刺激されては声を上げ……それがエスカレートしていく。それは、間違いなく、もうすぐ自分の身に降りかかる行為であり――。
「さあ、たっぷり可愛がってやるぜ?」
(~~~~~!)

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

彩波・いちご
【恋華荘】

男装して奴隷商人に扮して潜入しますね
もちろん連れている奴隷は恋華荘の仲間たちですが……ごめんなさい、しばらく我慢してくださいね、と心の中で思いつつ、顔には出さずに
「この通り、十分仕込んでいますから、取引相手もきっと満足させられますよ?」
などと、彼女につけた首輪を引っ張って抱き寄せ、胸を揉むなどして奴隷の従順さと、それを喜ぶ姿(演技)を見せつけて、仕上がりをアピールしましょう
「おっと、私の商品に手を出さないでくれます?」
もちろんうちの奴隷に手を出そうとした相手には、【異界の憑依】で片腕を触手に変えて首に巻き付け、低音ボイスで脅しますよ
同様に薬だのアイテムだの使おうとするのも許しません


アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子

「いちごさん……
男装して奴隷商人の格好をしているのも素敵……
い、いえ、なんでもありませんっ」

今回は奴隷商人いちごさんの商品の奴隷として
奴隷取引の現場に向かいます。

私はビキニアーマーを着た剣闘士奴隷という設定です。

他の奴隷商人たちに疑われたりしないように
いちごさんの商品として、胸を揉まれたり
身体を触られたりしても、喜ぶ演技をしましょう。

「ああっ、い、いちごさん……
いえ、ご主人様、もっと……」

こ、こほん、いえ、これはあくまで演技ですからねっ!
誇り高き騎士が、女の子同士でそんな……

あ、今は剣闘士奴隷だから、いいんでした。

「ご主人さまぁ……」

たっぷり、いちごさんに甘えます。


アイ・リスパー
【恋華荘】
いちごさんを意識中

「いちごさん……
いえ、ご主人様、よろしくお願いしますね?」

奴隷取引に参加するために
いちごさんに奴隷商人役をしていただいて潜入を試みましょう。

「すみません、いちごさん。
奴隷商人なんて嫌な役割をしていただいて。
けど、私も奴隷役としてがんばりますねっ!」

他の奴隷商人に難癖をつけられそうになったら
いちごさんに身体を触ってもらったりして
いちごさんの商品であることを強調して乗り切りましょう。
……すごく恥ずかしいですが。

あと、少しでも格上の奴隷商人に見られるように私もがんばりますっ!

露出度の高い衣装を着て、他の奴隷に張り合って……

胸囲の格差社会に膝から崩れ落ちるのでした。


高原・美弥子
【恋華荘】

わ、いちごがちゃんと男性の格好してる
うんうん、そっちも似合うよ
で、奴隷商人いちごの商品奴隷として潜入を試みるよ
きちんを奴隷らしい格好してね!
ちょっと恥ずかしいけど、何時ものトラブルを思えばこのぐらいなんてこと……
あれ?全裸に剥かれたり、いちごに胸揉まれたり、いちごに股間の大事なところ見られたり触られたり頭突っ込まれたり、触手やスライムに絡まされたり……うん、何時ものトラブルと似たようなものだし、むしろ軽い方だよね!
だから、奴隷としての従順さを見せつける演技で胸揉まれたり、裸にされたりするのも、うん何時ものことだよね!
こういう男らしいいちごも良いなぁ。うん、奴隷演技でご奉仕もしちゃうよ



「ごめんなさい、皆さん。しばらく我慢してくださいね?」
「いえ、いちごさんこそ、奴隷商人なんて嫌な役割をしていただいて」
 奴隷に扮した恋華荘の面々を、申し訳なさそうに見下ろす、奴隷商人に扮したいちご。だがアイにしてみれば、奴隷の振りよりも、奴隷を扱う方が大変だと首を振る。
「それにしても……ちゃんと男性の恰好してるいちご、珍しいね。でも、うんうん、そっちも似合うよ」
「ええ、なんて素敵……い、いえ、なんでもありませんっ」
 美弥子やアルテミスは、いちごの男装を愛でる余裕もある。周囲の好奇の目ばかりはどうしようもないが、いちごが主として守ってくれるなら、奴隷の扮装にもさほどの拒否感はない。
「ですから、いちごさん……いえ、ご主人様、よろしくお願いしますね?」
「はい。皆さんは必ず、主人として守ってみせます……!」
 アイの言葉に決意を固めるいちご。有力な奴隷商と思しき相手を探し出して、声をかける。
「すみません。奴隷取引があると聞いてきたのですが、参加させて貰えますか?」
「ほう……これはこれは。なかなか上玉揃いですなぁ」
 すぐに、下卑た視線が向けられ、一様に顔を赤くする3人。だが、ここはアピールのしどころだ。
「ですが、中身の方はどうですかな。見た目もそれは大事ですが……」
「もちろん、この通り……」
 鎖をグッと引き、3人を招き寄せるいちご。おもむろにその胸を握りしめる。
「ああっ、い、いち……んんっ、ご、ご主人様……っ!」
 名前を呼びかけ、慌てて言い直しながらも、声を漏らすアルテミス。剣闘士奴隷と言う設定でビキニアーマーを纏ったその肉体。特に胸を捏ねられると、その度に甘い声を漏らす。
「ああ……も、もっと……!」
 それはあくまで奴隷商人に売り込むための演技……と、言う名目を、本当に覚えているのかどうか。意中の相手に胸を揉まれる、その甘美さに、素で蕩けた表情を浮かべるアルテミス。
(ああ、でも誇り高き騎士が、女の子同士でそんな……)
 唯一気になるのはその誇り。……いちごは男の娘なのだが、未だそれを知らぬ彼女は、一抹の罪悪感を覚え……。
(あ、今は剣闘士奴隷だから、いいんでした)
 本当にそれで良いのかこの女騎士。
「ご主人さまぁ……」
 そんなツッコミをする者はおらず、ここぞとばかりに胸を……胸ばかりではなく、お腹を、お尻を、身体全体を、思う存分擦り付ける。
(あ、アルテミスさん、ちょっと……)
 やりすぎでは、といちごが顔を赤くしそうになる程、しかし奴隷商人の視線を感じ、全力で表情を取り繕う。
「んっ、んんっ!」
 そちらに意識がいったせいで胸をさらに強く握られ、美弥子は身を捩る。こちらは、アルテミスほど開き直れず、恥じらいを抑えきれない。
(でも、何時ものトラブルを思えばこのぐらいなんてこと……)
 それでも、そう自分に言い聞かせる。そう、いつものトラブルに比べれば……。
(――あれ?)
 人前で胸を揉まれる……それは間違いなく恥ずかしい、筈なのだが。
(服も脱がされてない、顔を埋められてもいない、触手やスライムもない……あれ?)
 ひょっとしなくても、明らかにいつもより楽なのではないか。
「……ご主人様ぁ、もっと、強く、ぅ……!」
 そう思うとなんだか恥ずかしくなくなって来た。というかむしろサービスが足りない気がして、アルテミス同様に身体を押し付ける。
「あぁ、ご主人様っ……!」
 そしてアイ。彼女もまた、2人と同じようにその身体をいちごに弄ばれながら、懸命に喜びの表情を演じてみせる。
 すごく恥ずかしいが、いちごが少しでも格上の奴隷商人に見られるように……意識した相手のためと思えば我慢できない事はない。
「気持ちいいですか、ご主人様……?」
 上目遣いにじっといちごを見つめると、身体を押し付ける。胸をその身体に擦りつけていく。
(胸を……)
 アルテミスの方を見る。ぎゅむぎゅむ。
(……)
 美弥子の方を見る。むぎゅむぎゅ。
(…………)
 自分の胸を見る。つるつる。
(……格差社会っ)
 ショックに膝から崩れ落ちるアイ。結果的に下半身に擦り付ける事になったので、周囲からは奉仕がエスカレートしたように見られたが。
「どうですか、この通り、十分仕込んでいますから。取引相手もきっと満足させられますよ?」
「ほぉう……見事なものですなぁ」
 3人の熱烈な奉仕にも、慣れもあって表情を崩す事なく耐えるいちご。その有様に、奴隷商人はいやらしい視線を向けて混ざろうと手をのばし。
「うぐっ!?」
 その手を見逃さず咎めたいちごが、腕を触手に変え、奴隷商人の首を締め付けた。
「……私の商品に、手を出さないでくれます?」
「っ……!」
 男装しているとはいえ、小柄で可愛らしい男の娘。そんな彼に対する侮りの視線が、一瞬で改められる。シンフォニアの技術ゆえか、普段の愛らしい声とは異なる重低音ボイスもしっかりと響いて相当な迫力で、気圧された奴隷商人は言葉もなくガクガクと頷くしかない。
「分かって貰えて光栄です。それじゃあ、奴隷取引には参加させて貰えますね?」
 もう1度うなずかせて、ようやく奴隷商人を解放する。ひとまず目的を達成した所に、そっと胸を撫で下ろし。
(素敵です、いちごさん……ああ、もうっ……!)
(いちごさん……格好良いです……!)
(やるじゃん、いちご。こういう男らしいいちごも良いなぁ……)
 そこで、アルテミスやアイ、美弥子の、惚れ直したと言わんばかりの情熱的な視線に気づく。
 必然、その奉仕にもさらに熱が入り、より激しく、より強く身体を押し付ける。服が乱れ、際どい姿を晒す事も厭わない。
(あ、あの、皆さん……? もうひとまずの目的は果たし……んっ……あの……!?)
 拒む訳にもいかず、そもそも周囲に動揺を見せる訳にもいかず。
 頭の中はいろんな意味でテンパリながらも、表情はむしろ余裕を深め、少女達の身体を逆に弄んでいくいちご。
 まあ先程美弥子が感じた通り、いつもに比べれば大分マシと思えば……いややっぱり男としては平静ではいられないが。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

栗花落・澪
元奴隷経験者として放ってはおけない
でも、この見た目で商人っていうのもなぁ…
(童顔、チビ)

なので商人の護衛交渉
脳筋な感じの人間男性ならお役に立てるかな?

力は無いけど…魔法が使えます
防壁も張れます
回復も出来ます
貴方や大事な商品を癒し
護る事なら出来ると思うから…

まだ見習いだけど
これでも傭兵の端くれです
どうか雇っていただけませんか?

演技は得意だけど
嘘は苦手だし、話術も長けてはいないから
危うそうなら【指定UC】を発動し
商人の手を取りながら上目遣いの【誘惑催眠】で
その気になってくれないか狙ってみます

<失敗したら>
何されても耐える覚悟で
大人しく奴隷になります
痛い事も女性にするような事もご自由に
慣れてるから


エミイ・ラーダ
【SPD】で直接探してみる
商人の護衛として雇ってもらおう
私を護衛に雇ってくれそうな奴隷商人を【情報収集】で探す
ある商人の護衛の責任者が良さそうと聞いて路地裏で声を掛ける

仕事を探していて護衛に雇ってほしいと【演技】してみる
【誘惑】なんて、してるつもり、ないけど
態度次第? それってどういう……
きゃっ!?
む、胸、なんで触って
あ、やだ、脱がさないで
でも、抵抗したら紹介してもらえない……し
いやっ、赤ちゃんみたいに、舐めないで……
あっ……終わ、り?
壁に手をつけさせられて、ズボン脱がされて、後ろから
こんなところで、なんて、ダメなのに、最後まで
紹介、ほんとにしてもらえるかな……

ダウナー系子供
アドリブ絡み大歓迎



「護衛が必要と聞いたんだけど。雇ってくれない?」
「まだ見習いだけど、これでも傭兵の端くれです」
 奴隷商人の護衛として雇われる事を目指したエミイと澪。
 エミイが路地裏で聞き出した情報から、若い男の商人に声をかける。
「ふん……お前達のような子供が護衛だと?」
「ち、力は無いけど……魔法が使えます」
 懐疑の瞳に答えるように、聖なる杖をぎゅっと握る澪。
「防壁も張れますし、回復も出来ます……貴方や大事な商品を癒し、護る事なら出来ますから……」
「ふむ……」
 潤んだ瞳での上目遣いで誘惑し、その心を催眠で揺さぶろうとする。好意を抱かせ、要求を聞き入れて貰おうと目論む。
「……態度次第だな」
「態度次第? それってどういう……きゃっ!?」
 だが、それは奴隷商人を煽ってしまい。胸を握られ、声を漏らすエミイ。
「む、胸、なんで触って、あ、やだ……」
「雇い主に抵抗するような相手は、雇ってやれんな?」
 胸元をはだけさせられ、そこに顔を近づけてくる奴隷商人。生暖かい感触に嫌悪を覚えて身体を震わせるが、脅されては逆らえない。
「お前は……そうだな。自分で服を脱げ」
「っ……わ、わかりました……
 澪にも好色な要求が向けられて、顔を赤くする。……だが、かつては奴隷として生きて来た彼にとって、その要求は、どこか慣れてしまっているものでもある。
「ほう……お前、男か」
 諦念と共に服を脱ぎ、裸身を晒す澪。視線を向けた奴隷商は、軽く驚いたような表情を浮かべる。女と見紛う容姿だが、裸になれば当然勘違いのされようもない。
「何をされても……良いですから……痛いことも、女の子にされるような事でも……」
「ほう……」
 楽しげな笑みを浮かべた奴隷商は、エミイの服に手をかけ、一気に引きずり下ろす。
「きゃ、あっ……!?」
「おい。雇ってほしかったら、そこの壁に手をつけ」
 ズボンすら脱がされての命令。恥じらいに真っ赤に顔を染めるが……命令に逆う訳にはいかないと、その思いがエミイを揺さぶると、素直に言う事を聞き入れる。
「っ……く、ぅ……!」
「良い眺めだな、ふん……さて、お前。やれ」
 商人は次いで、澪にそう命令を下す。
「……ご、ごめんなさい……」
 自分が受け入れるのは良い、だが他人にまで……そうは思うが、エミイはあくまで従順に振る舞って。それならば仕方ないと、謝りながら後ろから覆いかぶさっていく澪。
「え……あ、ああっ……こんなところで、なんて、ダメなのに……!」
「ごめんなさい、本当に、ごめ……ひぅぅっ!?」
 そして澪の方も、それだけでは済まされない。前にエミイを見ながら、後ろから、商人がその身体を抱きしめてくる。
「女にされる事も構わんのだったな?」
「っ……あっ、くっ……は、はい、っ……!」
 後ろからの衝撃に自然と腰が動き、それは前にいるエミイにも当然に伝わって。前後から与えられる刺激に声を漏らす澪。
「安心しろ。護衛には雇ってやる……私に従順な限り、な」
「あっ……んっ……はっ……!」
 エミイも、自然と漏れる声と恥ずかしさに赤く染まり……それでも、商人の言葉に縋らざるを得ない。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

子豚・オーロラ
SPDで行こうかしら

そうねぇ、こう見えても剣士だし、護衛として雇われましょうか
我が流派奥義の一つ【爆肉変態法】も披露して、肉体をアピールよ
この胸が私の武器、よく見て品定めしてね

あっさり雇ってくれたわね
何これ、香油? 体に塗っておけばいいの?

ところでここ、用心棒の部屋にしてはやけに暗いけど…
奴隷としての方が高値が付きそう? だましたわね!
う、く…体が妙に熱い…さっきの香油、何かの薬ね…
胸が、お尻が熱い…いつもより、大きく…あぁぁぁっ!(ぼんっ!)

この体で見世物試合に出ろって言うの…?
嫌…でも、なぜか逆らえない…
このひどい体、見られて笑われて…無様に戦いたい…!

(絡ませ、アドリブ、やりすぎ大歓迎)



「――豚房流剣術奥義の一、爆肉変態法!」
 ただでさえ豊満な肉体をより肥大化させて見せるオーロラ。その肉体からは、女体を強調するように剣が突き出される。
「どうかしら。この胸が私の武器よ。護衛として雇う気になった?」
「ふ、ふむ……」
 剣士としては明らかに色物の類だが、その女としての身体は捨てがたい。考えた商人は一つ頷き、立ち上がる。
「よし、雇うとしよう。他の護衛と面通しをするから付いて来い……ああ、それとこの香油を良く身体に塗っておけ」
「ふぅん? 意外とあっさりね」
 受け取り首を傾げるが、ともあれ雇って貰えるなら否はない。言われた通りに香油を身体に塗り込むと、雇い主についていく……が、程なくしてその身体はやけに火照りだす。
「お前のような珍しい女は、見世物奴隷として値がつく。そちらの方が良かろう」
「なっ……だましたわね……!」
 怒るが、身体の火照りはさらに高まる。特に、胸が、お尻が……。
「あ……あぁぁぁっ!」
 爆ぜるように、さらなる肥大化を遂げる女体。胸元の細布は爆ぜ飛び、ビキニはより一層に喰い込んで。
 さらにその状況で、他の護衛達に取り囲まれる。明らかに面通しなどと言う温和な雰囲気ではなく。
「貴様には、見世物試合をしてもらおう……まずは予行演習だな」
「い、嫌よ、そんなの……で、でも……!」
 その言葉に、強い魅力を感じ、逆らえない。その身体を見られ嘲笑われる、それは豚房流の女として、抗いがたい――。
「ひぎぃっ……やめ……ンヒィっ!!?」
 普段より肥大化した肉体では、剣をうまく操れず、一方的に敗北を続けるオーロラ。
 大きな胸を、尻を、張られ赤く染め上げられる度に、しかし身体はより激しく敗北を求めだす。

成功 🔵​🔵​🔴​

セナ・レッドスピア
※アドリブ歓迎
NGなしでOKです

商人の護衛にしてもらう事で、取引の場に行く事を狙います。

接触する商人は、あまり護衛がいない人にして、
自分の槍での戦闘能力をアピールして、護衛にしてもらえるように説得。

説得が上手くいったら、実力テストをする、と言われ、別室へ招かれます。
そこには、商人の手下が沢山…
そこで彼らを相手取り、実力を試されることになります。

でも数の多い上に、部屋の柱等で思うように槍が振るえず、
途中で組み敷かれてしまい…
別の意味で、部下たちや商人の相手をする事になってしまいます…

代わる代わる「相手」をさせられて、朦朧とする意識の中、
手元に置いておくか、奴隷にしてしまうか…と呟く商人の声が…



「……は、ぁっ、やぁっ!」
 血のような穂先を持つ槍を鋭く突き出し、華麗な演舞を見せるセナ。一通りを終えると商人へと視線を向ける。
「どうでしょうか、これなら……」
「うむ、技量としては文句はないが……あとは実戦形式のテストをしたい所だな」
 中年の商人は頷くと、セナを部屋に招き入れた。素直についていく……が、そこに待っていたのは多くの男達。
「こいつら全員を相手にして、勝てたら雇ってやろう」
「ぜ、全員……!?」
 明らかに、それは達成させる気のない目的だ。愕然として商人を見つめるが、拒否する権利は与えられず、男たちが次々と襲いかかってくる。
「っ……く、くぅっ!?」
 一人一人は脅威ではない、だが、数があまりに多い……しかも柱が多いせいか、槍を振るいにくい。
「きゃあっ!」
 ついには押し倒され、組み敷かれ。一度抑え込まれてしまえば、男の力と体重を跳ね除けるのは難しい。
「ふむ、テストは不合格だな」
「そ、そんな……きゃ、ああっ!?」
 商人の無情な宣告、そして引き剥がされていく服。注がれる無数の下卑た視線……。
「あっ……あっ、ああっ……いや、あっ、んんっ!?」
 そのまま、別の意味での『相手』を強いられる。戦士としての敗北の次は、女として、男に敗北を教え込まれる。
「はぁ、はぁ、はぁ……あ、あああんっ!?」
 それも、代わる代わるに。休む時間など、与えられない。数えきれない程の相手、数えきれないほどの回数……ついには力尽き、意識が遠のいていく。
「ふむ、オチたか。さて……手元に置いておくか、奴隷にしてしまうか……」
 その薄れゆく意識の中、その呟きだけがやけにはっきりと聞こえた。

成功 🔵​🔵​🔴​

夜月・クリスタ
「ここにおったか馬鹿娘が!」
こっそり部屋を抜け出して来たら早速ママに見つかった。「貴様はHな目にあう趣味でもあるのか!」は凄くグサッとくる…。

(以下妖狐)
まあ良いわ、妾が代わりに交渉しようぞ。奴隷商へ奴隷が買いたいので取引に参加したい旨を伝えるぞ。

舐められたら【化身流存在隷属術】で娘を洗脳。愛玩動物である認識を植え付け、その光景を見せつける事で妾の力を示し(【恐怖を与える】)交渉の席に着かせる。

【情報収集】で調べた取引の参加料…その5倍の値段の札束を袖の下…手数料として渡しながら今後も贔屓にしてやるぞと伝え、妾を客として参加させた方が得だと暗に示す。手慣れてる?過去に色々やってきたからな…。



「ここにおったか馬鹿娘が!」
「ママ!?」
 自分に憑く傾国の妖狐に見つかり、ビクッ、と身体を震わせるクリスタ。
「ええと、これは……」
「今度は奴隷じゃと……貴様はHな目にあう趣味でもあるのか!」
 怒られると身を縮こまらせる……と同時にその言葉は割と胸にグサッと刺さる。
「まあ、良いわ、今更帰る訳にもいかん。妾が代わりにやるぞ」
「え、ママが……ぁ……」
 瞳を覗き込まれ、その術の支配下に置かれると、瞳から光が失われるクリスタ。それを見て妖狐はため息を漏らす。
「全く、世話の焼ける……無論、貴様にも付き合ってもらうぞ、馬鹿娘」
 箔付けのため、クリスタに愛玩動物の記憶を与えると、それを引き連れて奴隷商の元に向かう。
 完全に感情なく従順なクリスタの姿は、妖狐を並ならぬ存在に見せるには、十分だ。
「おい。奴隷を買いたいのだが」
「は、はいっ、ええ、取引への参加が希望ですかね?」
 声をかけられた商人も、恐怖に怯え竦んでしまう。舐められずには済んだが、少々脅しが過ぎたかと肩を竦める妖狐。
「うむ。大規模な取引が有ると聞いてな。無論、ただでなどとは言わん、貴様にも手数料を払ってやろう」
「はい、それは、まあ、ありがたい事……ですが……?」
 渡された革袋。この重みが銅貨や銀貨などではない事は、商人ならば理解出来る。仲介料としては明らかに相場より多い、いや破格の値段。
「取引がうまく行けば、今後も贔屓にしてやるぞ」
「はいっ、是非ともご贔屓に!」
 すっかり相手の商人の心を掴んだ妖狐。丁重にVIPをもてなすように案内される。
(ま、過去に色々やってきたからな……)
 それを思えば、この程度の交渉は児戯に過ぎない。

成功 🔵​🔵​🔴​

シノミ・アルマータ
【絡み&アドリブ歓迎 処女が無事なら何してもOK】
太ったいかにもな悪徳奴隷商に部屋に炊かれた香で眠らされ…
ベッドに転がされると、舌と指で全身を余すことなく弄られ、処女であることも見抜かれてしまいますわ。上玉の処女は高く売れると喜ばれてしまい…
今までいろんな方に調教されてしまって感度の良い豊満なカラダを褒められると複雑な気持ちになりますわ…
同じ様に捕まった女の子がいればその子とも絡まされ、売る前の味見としてどっぷり可愛がられてしまいますの…
はっきりと下が見えちゃうガラスの貞操帯と首輪と未経験である事ととんでもない金額が書かれたプレートを付けられ深くキスをされ絡まされながら船に乗り込まされますわ…



「ぐふふ……今日は上玉が手に入ったなぁ?」
 でっぷりと太った悪徳奴隷商人に寝室に連れ込まれ、ベッドに寝かされるシノミ。
「そら、起きんか」
「ん、んん……きゃっ、何故……」
 気づけば服を脱がされており。眠らされてここまで連れて来たのだと、すぐには理解出来ない。
「良いぞぉ、その初々しい反応。処女はそうでなくては」
「な、何を……ひ、ぅんっ!?」
 見抜かれた恥ずかしさを感じる間もなく、品のない太い指が、いやらしい舌が、その全身に這い回る。感度の良い豊満なカラダを弄ばれる度に、声が上がる。
「その癖に、他は随分使い込まれていると来たものだ。ますます高く売れると言うものだなぁ、ぐふふふ……」
「やっ……い、言わないで、ください……んんぅっ」
 味見とばかりに弄ばれ続け、何度も、何度も身体が跳ね上がり……恥じらいと屈辱に身を震わせるシノミ。ひとしきり弄ばれ、ぐったりと身体を投げ出す。
「さて……売る前に価値を落としてはいかんからの」
「あ……」
 脱力したその身体に付けられる、首輪とガラスの貞操帯。首輪には値段と、そして未通であると言う事実が書かれ、羞恥に打ち震えるシノミを見て、商人は満足そうに頷いた。
「さて、出港までまだ少し時間があるが、ワシは仕事が残っておるのでの」
 その言葉に、しばしとはいえ解放されるのか、と安堵するシノミ、だが――。
「それまで、存分に可愛がっておいてやれ。逆らう気を無くすようにな」
「……え? きゃ、きゃああっ!?」
 奴隷商人に仕込まれた女奴隷達が、シノミの身体を押さえつける。取り残されたシノミの身体は、休む暇もなく、何度も、何度も……。

成功 🔵​🔵​🔴​

カタラ・プレケス
アドリブ歓迎

……なんで捕まってるんだろうぼく?
薬物も呪詛も耐性はあるからこうも易々と縛られるわけは無いんだけど
えっと、ちょっと思い出そう
確か情報集めのついでに色々気になる呪物とか買い漁ってて
買った物はこの世界の知り合いに預けた後
適当な奴隷商を洗脳して何とかしようと思って
辺りを散策してたら……あれかなぁ~
少し頭が痛むから物理で気絶させられた感じかな?
はぁ~術や薬は警戒してたけど流石に直接は予想できないしね~
とりあえず装備の類は盗られてるけど遠隔起動できるし問題は無し
さて、多分愛玩用として売られるんだろうけど
まあ痛い目とかは普通に耐えられるし
このままの方が都合がいいから頑張ろうか~



「……なんで捕まってるんだろう、ぼく?」
 牢獄でガチガチに拘束された状態で目を覚まし、不思議そうに首を傾げるカタラ。
「薬物も呪詛も耐性はあるからこうも易々と縛られるわけは無いんだけど……」
 確か、情報集めのためにマーケットに入り込んで。そしてそのついでに、興味のある呪物を買い漁ってて。それを知り合いに預けた後、適当な奴隷商を洗脳しようと……そこで記憶が途切れている。
「おかしいな……うーん、一体何が……いつっ」
 考え込んでいると、ずきり、と頭が鈍く痛む。手を伸ばして確かめる事は出来ないが、なんとなく、瘤が出来ている気がする。
「……あー、物理で気絶させられた感じかな? 術や薬は警戒してたけど、直接は予想してなかったなぁ」
 ようやく思い当たる理由に気づき、納得して深く頷いた。
 ……と、ここまで、彼に捕らえられた緊張感と言う物は一ミリたりとも存在しない。平然とした様子で、のんびりと思考を巡らせている。
「多分愛玩用として売られるんだろうな~。痛い目にも合わされたりとか~?」
 それを理解していない訳ではない。にも関わらず、ほとんど日常の延長線上、と言った具合ののんびりさだ。
「ま、痛い目は耐えられるし。いざとなれば装備も遠隔起動出来るし」
 危機感がないのはそれが理由だ。彼にとってこの程度は危機ではない、ならば危機感を感じる理由も、一切ない。
「むしろこのままの方が都合が良いよね。頑張ろうか~」
 とりあえずは、商人がやって来て船に運ばれるまで体力を温存しようと、のんびりと仮眠すら取り始める。

成功 🔵​🔵​🔴​

シホ・エーデルワイス
アドリブ&味方と連携希望


商品の奴隷になって潜入します


身なりは小綺麗にして
ちょっと高級な感じにみせ
悲し気な雰囲気を漂わせる

頭には目印用の花を挿し
自力でも外せる手枷足枷首輪を付け
武器や普段着等は【救園】へ隠す

胸元の聖痕は奴隷の印という設定にしてもらう


可能なら奴隷商人として潜入しようとしている味方と協力を希望します
協力者がいれば、取引が上手く行く事を最優先で従順に振る舞います

あとは躾が行き届いているように見せます

アピールが必要であれば<歌唱して誘惑>します

酷い事をされるなら相手が満足する様な反応をしつつ
何をされてもされるがままですが
こっそり【贖罪】や<覚悟、激痛耐性、恥ずかしさ耐性>で消耗を抑えます


レナータ・メルトリア
お金の無い技師の偽装で奴隷商に接触するよ

おにいちゃんの中に仕込んでいた絡繰を、誰でも苦痛を与える機械に改造して売り込むわ。
折檻にも、見せしめにも使える派手さが売りだよ

しばらく交渉を進めてたんだけど、だんだん気分がふわふわとして考えが纏めれなくなってきちゃった
一服盛られた事にも気付かず、腕に宛がわれた注射器にも無抵抗で受け入れて、悪いお薬をつかった拷問が始まっちゃうの

バットトリップも起こしちゃって、肌が敏感になったと思ったら、皮下を蟲が這う様な気持ち悪さに悶えたり
炎天下の砂漠の熱と、極寒の中を裸で放りだされた様な冷たさを交互に感じたり、薬が起こす地獄にただただ翻弄されて……


アドリブ歓迎、NG無し



「ほう、ほう、良いですなぁ」
 奴隷商人の好奇の視線にも、動揺を見せず従順に振る舞うシホ。だが、悲し気な雰囲気を漂わせるのを忘れない。
 頭には花を挿し、小綺麗な身なりと相まって、儚げな少女奴隷の出来上がりだ。
「どうかしら。手土産としては悪くないと思うんだけれど」
「ええ、ええ。この手の奴隷はなかなか需要が高いですからなぁ!」
 そんなシホを奴隷として売り込んできたのはレナータ。元々はお金の無い技師を装って商人に接触するつもりだったが、シホがそれに同行を願い出て、面会のための手土産として持ち込んでもらったと言う顛末である。
「あとは……なにか芸の一つでもあれば」
「わかり、ました……」
 小さな声で囁くように言うと、歩み出るシホ。その手をあわせると、清らかな歌声を紡ぎ出す。心洗われるような、美しい歌……。
「ほう、ほう、これは良い! ますます高く売れそうだ!」
 もっとも、その清らかさにも値段を付けるのが商人達ではあるが。
「後は……ふんっ!」
「っ……!?」
 唐突に鞭打たれ、地面に倒れ込む。痛みに表情を歪め、それでも声を荒げる事もなく、泣く事もない。苦しそうにしながら、ゆっくりと立ち上がる。
「良い、実に良いですね。どんなに可愛らしくともやはり奴隷には従順さが無ければ!」
 すっかり理想の奴隷に盛り上がる奴隷商人。
「それは良いけど……こっちの商談も続けていいかな?」
「……おっと、失礼。これほどの手土産を持ち込んで来られた方は、無下には出来ませんな」
 そんな商人に声をかけたレナータは、テーブルの上に拷問器具を一つ置いた。
「どうかな。誰でも簡単に苦痛を与えられるんだよ。つまみ一つで強さを調整出来て、折檻にも見せしめにも使えるんだ」
「ほう、ほう……!」
 感心した様子で道具を見ながら……ちらり、と視線をレナータに向ける奴隷商。
「ところで、そろそろ……」
「? なぁに?」
 その何やら不審な態度にも、ふわふわとして思考が纏まらない……シホの扱いに熱中して商談を後回しにされたのは、一服盛った薬が身体に回るのを待つ時間稼ぎだったのだ。
「うむ、結構。では……」
 視界の焦点が定まらないレナータに、プスリ、と注射器を突き立てる商人。やった事はそれだけ、だが、途端にレナータの身体がガクガクと震え始める。
「ぁ……ぁ、ぁ……!」
「……!?」
 その状態に、シホが僅かに目を見開く。手枷や足枷、首輪は、全て自分で外せる物。武器や普段着も異空間に保管し、いつでも自由を取り戻せる、あまり危険ならすぐに助けて……と考えるが、商人は薬を一本打ち込んだだけで、後は何をするでもない。
「さあ、それではいきましょうかね」
「……ぁ……はい」
 2人を奴隷船に運ぶべく立ち上がる奴隷商人に、少し迷うも大人しくついていくシホ。レナータは痙攣を続けるだけで、外からはどうなっているのか分からない。
「……! ……!!」
 だがの主観ではすっかりバッドトリップを起こし、様々な感覚に苛まれる。様々な危険ドラッグを混ぜ合わせたそれは、常人ならほんの数ミリグラムで精神崩壊に追い込まれる代物。
 燃える、凍える、ちくちく、ぞわぞわ、ビリビリ、寒熱い、苦しい、冷たい、グサグサ……ありとあらゆる苦痛が、短時間に次々と手を変え品を変え襲い掛かってくる。満足に息もできない。
 だがそれに声を出す事すらできず。傍目には小さな痙攣を繰り返すだけのまま、連れられていく……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

セラフェリア・アルセリス
※不感症気味で無表情系のキャラ

【WIZ】
自分から奴隷になりに行きます。
頑張ってプレゼンします。
途中で拐われても目的成功ですが、折角なのでプレゼンをやりとげたい気もします(謎のこだわり)

「すみません。生きるために、自分を売りたいんです」
「私は痛いのとか我慢できます。色々と有用だと思います」
「私はあんまり表情が動きませんが、だからこそ苦しめる時にやりがいが有ると思います」

埒が明かない時は、最後の切り札です。
「勿論、アッチも大丈夫ですよ……ちょっと、試しにそっちの物陰にいきませんか?」
口では言えないサービスを物陰でしてあげます。
上手く行けばツヤツヤした商人さんに奴隷として付き従います。



「どうか、私を奴隷にしてください。生きるために、自分を売りたいんです」
「う、うむ……」
 奴隷として潜入することを選んだセラフェリア。その方法とは、自らを奴隷として売り込む事だった。
「私は痛いのとか我慢できます。色々と有用だと思います」
「た、確かに有用だが」
 確かに、貧困層が口減らしとして子供を奴隷として売ると言う例は少なくない。だが、それを子供自らが売り込んでくると言う事は、早々あるものではない。大いに困惑する商人とは裏腹に、無表情のままぐいぐいと迫る。
「私はあんまり表情が動きませんが、だからこそ、苦しめる時にやりがいが有ると思います」
「いや……まあ、うん。そうだろうな」
 ましてや、普通なら苦痛を避けたいであろう所をそんな風に売り込めば、混乱は頂点に達する。
 ――商人に理解出来ないのも無理はない。アリスとして逃げ回るうちに心壊れた少女。その心は揺れず、何も感じる事はない。苦痛も、恐怖も。
「さあ、どうですか、さあ」
 いや、自分を売り込むのに謎のこだわりを見せるのは、壊れた心とはまた別の要因な気もするが。
「わかりました。仕方ありませんね」
 埒が明かぬと見たセラフェリアは、一つ頷いて、商人の手を引いた。
「勿論、アッチも大丈夫ですよ……ちょっと、試しにそっちの物陰にいきませんか?」
「お、ぅ……?」
 幼女から出たとは思えぬ提案に困惑しつつ……その困惑で判断力を失った商人は、そのまま手を引かれるまま物陰へとついていく。

 しばし後。
「さあ、来い。奴隷としてしっかり働いてもらうからな!!」
「はい。お願いします」
 無表情だが少し息を弾ませたセラフェリアを連れて、やけにツヤツヤした肌で奴隷船へと連れていく商人がいた。

成功 🔵​🔵​🔴​

フランチェスカ・ヴァレンタイン
【護衛と海賊姉弟】

捕まっている方々を救出したいのは山々ですが、このテの生業は根を断たねば雨後の筍でしょうしねー…

ともあれ、奴隷の買い物に訪れた海賊姉弟とその護衛という体で奴隷商人との取引に同席を
話の途中で警備の人手不足が話題に上がり…?
お二人に取引中の警備戦力として売り込まれ、あっさりと警備側への潜入に成功します、が

…そもそも商品価値的な意味で目を付けていた奴隷商側は売り物にする気満々で、案内された持ち場にはアレな什器が其処彼処に
同時に四方から取り抑えられて首筋に禁制なおクスリが――

気付けばボンテージな格好で鎖に繋がれていて、周りの調教師な男達に性奴隷商品としての躾けを開始されてしまいます?


ミヤコ・グリードマン
【護衛と海賊姉弟】どこの世界いつの時代でもこういう闇市場ってあるんだねぇ。今回はアスタを義弟ってことにして、アレ用の奴隷を買いに来たってことで潜入ね。接触する商人はグラマーなお姉さんとかいるかな?道中が楽しくなるし。見た目で舐められないように最初に護衛役の私のアバタールを見せとくね。そのアバタールとフランチェスカは途中で別れて警備に行ってもらう…なんか向こうはアレなことになりそうだけど、上手くヤってもらおっか。まぁ島に着くまでは余り派手な事にならないようにするけど、怪しい薬は毒耐性があるし、マジックアイテムは念動力で抵抗出来るかな。力づくはまだ早いと思うしね


百目鬼・明日多
【護衛と海賊姉弟】
今回は、ミヤコさんの義理の弟という設定で潜入します。
この手の買い物は初めてで良い物を探している、としておきましょう。
大体の話はミヤコさんに任せて大丈夫と思いますけど
話題を振られた際にキチンと返せるだけの下調べはしておきます。
途中、警備側から潜入予定の方が分かれた後は
できるだけミヤコさんから離れない様にしておきます。
ミヤコさんも強いですが何かあった場合は僕が守らないと、ですしね。
ちなみに基本的にバレないとは思いますけど
禁制の薬等を使われた場合はダミーメダルやAMJリングで防いだ上で
「半端な事はしない方が良いですよ?」と微笑んでおきます。
まだ手は出さない方がいいですからね。



「どこの世界、いつの時代でも、こういう闇市場ってあるんだねぇ」
 やれやれと嘆くように肩を竦めるミヤコ。宇宙海賊である彼女は、今は地上の海の海賊に扮して、奴隷の買い付けを口実に潜入を試みる。
「ゲームならともかく、現実にはあまり気持ち良いものではないですね……」
 彼女義弟として振る舞う明日多は嫌悪に僅かに眉を寄せる。
 護衛役には、ミヤコが呼び出したアバタールと、フランチェスカ。幼い姉弟が舐められぬよう、毅然とした態度で付き従う。
「捕まっている方々を救出したいのは山々ですが、このテの生業は根を断たねば雨後の筍でしょうしねー……おっと」
 取引相手の気配を感じると、雑談を打ち切る。程なくして、屈強な男の護衛を多数引き連れた豊満な肢体の女商人が、部屋へと入ってきた。
「待たせて悪かったね。奴隷が物入り、だったかい?」
「ええ、そうなの。海では何かと困るのよね……アレの方が」
 相手の容姿と肉体に満足し、ちろり、と舌なめずり。その視線に気づいた女商人は楽しげに笑う。
「へぇ、小さいのに随分お盛んな事だ。おっと、馬鹿にしてる訳じゃないんだ、すまないね」
 言って明日多の方へも視線を向ける商人。
「さて。弟の方は……どっちがいいんだい? あんたも姉さん同様、『同じ方』が好きとかなら……」
「いえ。そちらの趣味はないので、女性の方で」
 商談と言うよりは品のない冗談の類も、さらりと受け流す。ほう、と感心した表情を姉弟に向けると、女商人はポンと手を叩いた。
「良いだろう、気に入ったよ。まあ今は奴隷は全部先約があるんだがね、その先約……ボスに口利きしてやるよ」
「ええ、ありがとう」
 商談が成立すると、女商人の興味はフランチェスカ達に向けられる。
「さて……あんた達、腕は立つんだろうね。ああ、いや疑ってる訳じゃなくてさ」
 女だてらに斧槍を振るうフランチェスカと、明らかに異形の存在であるアバタール。その実力は試すまでもないと首を振り。
「ただねぇ、奴隷を大量に買い付けたせいで、警備がちょっと不足してるのさ。よかったら道中だけでも良い、そっちに協力しちゃくれないかね」
「なるほど……?」
 役柄上の雇い主であるミヤコ達に視線をちらりと向けるフランチェスカ。ミヤコの方は少しだけ考え込む。
「……そうね、良いと思う。うまくヤッて来て」
「……? ええ」
 そこに微妙なニュアンスを感じ首を傾げながらも、フランチェスカは、アバタールを伴い、部屋を出ていく。そうなれば、残るのは小さな姉弟2人。
「……良かったのかい、行かせちまって」
「ええ、別に問題はないわ」
 舐められないように連れていた護衛を別行動させる。そうなれば、当然……。
「おっと。半端な事はしない方が良いですよ?」
 後ろに回った相手の護衛が、背に注射器を隠していたのを見抜き、にこやかに微笑む明日多。その余裕に、参ったとばかりに女商人は手を上げた。
「やれやれ、護衛なんぞいなくても余裕って訳かい」
「ええ、姉さんは僕が守ります。ですが、商談が終わるまで、こちらも手荒な真似をしたい訳ではないので」
 だから特に咎める事もしないと、余裕を見せる明日多。ミヤコの方も彼を、そしてまた自分の力を信頼しているため、多少の敵意程度では揺るがない。
「立派なもんだ。……いやしかし、あんたもなかなか酷い雇い主だねぇ」
「あー……まあ、ね、そこの所は、護衛の仕事に込みって事で。あなたと仲良くしたいのは本当だし」
 自分の予想が当たっていた事を知り、肩を竦めるミヤコ。

「……くっ、何を……ああっ!?」
 その一方、フランチェスカは男たちに倉庫に連れ込まれていた。武器を奪われ、多勢に無勢。組み敷かれ、首筋に薬を撃ち込まれれば、途端に身体が熱くなる。
「あ、ああっ……」
「あんたには、護衛の仕事とは別の仕事をしてもらうつもりでね?」
 フィルムスーツを脱がされ、代わりにボンデージで拘束される。キツく拘束されビクとも動けず、その豊満な肉体ばかりが強調されて。
「俺達の仕事は、実は護衛じゃなくてね……わかるだろ?」
「はぁっ……ぁっ……んんんんんっ!」
 倉庫に転がるのは、『女』を『奴隷』にするための様々な機械。押し付けられ、押し込まれ、その度に身体が跳ね上がろうとするが、鎖で拘束されてそれも儘ならない。
 薬で何倍にも増幅された感覚が、理性を、思考を壊していく。
「さあ、ゆっくりと楽しもうぜ。終わる頃には、きっとソレの事以外考えられなくなるからよ……」
「ん、ああ、ああああああっ……!」
 響く悲鳴に、徐々に喜悦が混じり始める。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

バラバ・バルディ
(奴隷商人の一人を人形を使って羽交い締めにして目や口を塞ぎ、こそこそ拉致しつつ)
すまんのう。わしも手荒な真似はあまりしたくないんじゃが、何せ事情が事情での。なに、ちょっと話を聞かせてもらいたいだけじゃ!安心せい、お主の命まで獲ろうとは思わぬよ。
……さて、ここまで来れば良さそうじゃな!
では、お主の行こうとしていた『市場』について、じっくりと教えてもらおうかのう。
(UC発動。羽交い締めにしたまま商人を催眠にかけ、質問に答えさせる)
ふむふむ、なるほどのぉ! ここまで知れたら大丈夫じゃ、ありがとうのう! さ、あとはこの道を真っ直ぐ進み、出会った商人ギルドの者に今の話を繰り返せばゴールじゃぞ!



「もごー……もごー!!」
 何者に羽交い締めにされ、目と口を塞がれて。悲鳴を上げたくても上げられない奴隷商人。
「すまんのう。わしも手荒な真似はあまりしたくないんじゃが、何せ事情が事情での」
 そんな奴隷商人を物陰に連れ込んでいく、パラバ。羽交い締めにしているのは、彼の操るからくり人形だ。
「なに、ちょっと話を聞かせてもらいたいだけじゃ! お主の命まで獲ろうとは……聞いておらんな」
「もごー! もごー!!」
 すっかり怯えた様子を見ると、首……多分首? を傾げて、人形に羽交い締めを解かせる。
「さて、ここまで来れば良さそうじゃな。もう目を開けて良いぞ」
「う、うぐぅ……ぷはっ……ひ、ひぃ、助け……!」
 狼狽し叫びだす前に、その異彩の杖をかざすバラバ。迸るは極彩色の光。
「では、お主の行こうとしていた『市場』について、じっくりと教えてもらおうかのう」
「……はい」
 その光を直視した商人の瞳は虚ろに変わる。どこか遠くを……ここではない世界を見つめているかのよう。
「ふむふむ、なるほどのぉ!」
 マーケットの規模、交流のある商人、その仕組み……そう言った物を、ペラペラと話す商人。それを興味深げに聞くバラバ。
「ふむ、やはりその船とやらに乗って、島を訪れるしかないようじゃな。……うむ、ここまで知れたら大丈夫じゃ、ありがとうのう!」
 感謝にぽんぽんと肩を叩き、微笑むバラバ。
「さ、あとはこの道を真っ直ぐ進み、出会った商人ギルドの者に今の話を繰り返せばゴールじゃぞ!」
「……わかりました」
 言われるがまま、己が捕まるためにギルドへと向かう商人。それを笑顔で見送ると、バラバは次の行動に算段を立てる。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『奴隷船の行く先は』

POW   :    奴隷のふりをして船に乗り込み、村人の解放に奔走する。

SPD   :    誰にも見つからぬよう隠密行動をとり、船内部の情報を収集する。

WIZ   :    奴隷商のふりをして船に乗り込み、取引先の情報を探る。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――そして奴隷船が出港する。
 何隻もの船に、数多の奴隷が積み込まれ、人権なく虐げられる、地獄。
 猟兵達は、そこに奴隷として積み込まれ、あるいは護衛や商人、客に扮し、あるいは各々の手段で潜入の算段を立てる。
 この船が次に港に到着すれば、黒幕と出会う事ができるだろう。
 それまで、どのような行動を起こすか――あるいは、奴隷として捕まっているがゆえに行動を起こす事すら出来ないか――それは、各々の猟兵達次第だ。
セゲル・スヴェアボルグ
睨みつけながら口角から炎を漏らし
反抗的な奴隷として監視の目を引き受ける
あとは耐えるしかないだろう

騎士の様な正義漢は中々折れないが
庇護対象が傷つくことには敏感だ
動けない相手に無茶な指示を何度も与え
こなせなければ連帯責任と称して
本人以外にも罰を与える
無論、当人にはきつめのやつをな
首輪に繋がった鎖や髪をを力任せに引いて
休む暇も目を背ける自由も与えない
窒息して失神でもしようものなら
人質がどうなるかわからない
気絶したくてもできない状況を作り上げ
気力と体力削いでいく
正常な思考ができなくなったところで
奴隷の何たるかを徹底的に刷り込んでやればいい

……などと考える輩がいると面倒だが

(罰に制限はないのでご自由に)



 奴隷商の雇った調教師が、棍棒で殴りつけてくる。それに心折れる事なく、口角から炎を漏らして睨み返すセゲル。
「ちっ……奴隷としての立場を弁えていないらしいな?」
(ふん、そんなもの弁えるものか)
 むしろ、少しでもこうして目立てば、他の奴隷への責めや猟兵達への監視の目が緩む。キツイ責め苦も望む所だ。
「この……」
「まあ、待て待て」
 だが、激昂する調教師を、別の調教師が押し留め……嫌な予感が背筋を走る。
「こういう奴はな……こうするのが良いんだよっ!」
「うぐっ!?」
 そうして調教師が殴りつけたのは、別の少年奴隷。当然セゲルほど頑強な肉体を持たない彼は、苦悶に呻き悶える。
「な、何をする!?」
「連帯責任だよ、連帯責任。可哀想になぁ、お前が反抗的なばっかりに」
 くつくつと残酷に笑う奴隷商人。自身への責め苦は耐えられても、他者への責めを見せられるのは、セゲルのような正義漢には辛く厳しい。
「さて……それじゃあこの積み荷を別の部屋に運んでもらおうか。もちろん、遅れたり落としたりしたら、全員に責任を取ってもらうぜ?」
「わ……わかった……い、いや、わかりました……」
 棍棒を別の奴隷めがけて振り上げられれば、逆らえない。従順に運ぶしかなく……だがセゲルが運べても、他の奴隷が失敗すれば、連帯責任で殴られる。
「ぐあっ……」
「ほぉら、落とすなよ、落とすなよ? ……っと、そこのお前、何寝てんだ、起きろ!」
 当然殴られれば体力を消耗し、失敗は増え、罰は増える。だが、力尽き失神しても水をかけて起こされる。
 全ての荷物を運び終えた時には皆ボロボロで。
「よーし! 次は運んだ荷物を元の部屋に戻してもらう!」
「そん……な……」
 その上達成感すら奪われれば、その心が折れていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イデアール・モラクス
クク…閉鎖的な船の上とは、タップリ愉しめそうじゃないか。

・行動
女奴隷商として船に乗り込んだ私は、船が目的地にたどり着くまでに情報収集を兼ねて他の奴隷商を我がものにしておこう。
「退屈な船旅を私と楽しく過ごさないか?」
UC【淫魔のギアス】にて力を高め『誘惑・コミュ力』の魔力を込めた【魅了の術】で大量の奴隷を有する好色な奴隷商を個室に連れ込み、身体を重ね淫技で骨抜きにしながら『吸血』し精気を奪いつつ『催眠術・呪詛』を組み合わせ【淫紋】を奴隷商の尻に刻んで魂を縛り私の【奴隷】とする。
「ん…ほら、知っている事と精気を全て吐け…そうしたら私の奴隷として永遠に可愛がってやる…」

※アドリブ、エロ歓迎、NG無し



「退屈な船旅を、私と楽しく過ごさないか?」
「は……はい……」
 イデアールの誘いに、飲まれるように頷く奴隷商人。元より好色な質の男では有るのだろうが、そもそも常人が魔女の魅力に抗える訳もない。
 言われるがままに個室に連れ込んだ男を、イデアールはベッドに押し倒す。
「ぉ、ぉぉぉおお……」
「くく……可愛い声で鳴くではないか。なあ?」
 無論、血に宿る淫魔の力を解放したイデアールの淫技が男を骨抜きにするのに、そう時間はかからなかった。その身体の上に跨り、嗜虐の笑みを浮かべるイデアール。
「ん……ほら、知っている事と精気を全て吐け……そうしたら私の奴隷として永遠に可愛がってやる……」
「あ……はい、ありがとう……ござ……いま、ふぅぅぅっ!?」
 数多の奴隷を扱って来た奴隷商人が、自ら奴隷に落ちる事を躊躇わず、全てを吐き出していく。その皮肉な様に、魔女はくつくつと喉を鳴らして笑う。
「良い子だ。なら、これも頂くとしよう」
「あっ……あっ、あっ……!」
 首筋に歯を立て、血を吸い上げる。いや、吸っているのは血液だけではない。精気を、尊厳を、魂を、意志を……その全てを。男の人生を、魔女は奪い尽くす事を躊躇わない。
 そして男もまた、それを捧げる事を何ら躊躇しない。
「おっと、今の私は商人だからな。頂いた分の代金は払っておかねば」
 牙を離し、悪戯めいた笑みを浮かべると、イデアールは男の尻に指を這わせた。刻みつける淫紋は所有の証、逆らう事を許さない……いや、逆らう事を考える事すら許さない。
「クク……何しろ閉鎖的な船の上だ。タップリ愉しもうじゃないか」
「は……はひぃぃぃぃぃぃ……」
 堕落の喜悦に溺れる男の悲鳴を聞きながら、享楽の夜は更けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

火奈本・火花
「上手く潜り込む事は出来ました。後は情報収集と……奴隷達の解放を目指しましょう」

■行動(WIZ)
引き続きDクラスと共に女奴隷商の相手をします
私自身も女奴隷商に奉仕し、必死に取り入ろうとする主従関係を明確に感じさせるつもりです
『コミュ力』に加え、『演技』で楽しんでいるように見せ、確実に油断した瞬間に『クイックドロウ』でペンライトの光を当てて『催眠術』を仕掛けます

私が、奴隷商が逆らえない立場の人間だと誤認させて聞き出せる情報は全て『情報収集』します
黒幕の容貌ややり口、会場の構造、他の奴隷商達の情報や忠誠の有無なども聞いておきたいですね

そのまま彼女の奴隷は私が貰い受け、解放に向けて動きましょう



「んっ……はっ……ああ、良いわ……あなた、なかなかね……」
「ありがとうございます」
 Dクラスの職員と共に、女商人へ前後から奉仕する火花。従順に、主にするような振る舞いで、求められるがままに快楽を与えていく。
「美しい方に奉仕するのは、私にとっても喜びですから」
「っ……はっ、あっ……そんなに、私に取り入りたいのかしら……んっ、可愛いわね……く、ふんっ……」
 おだてながら奉仕を続け、思考力を奪っていく。女慣れしたDクラス職員の手管もあって、女商人は完全に表情を蕩けさせる。
「あっ……あっ、あっ、あ……あああ……んんんっ……!」
「――さて」
 そうして快楽の頂点に達し、彼女の頭が真っ白になった……その瞬間。その思考の空白に、火花はペンライトの光を割り込ませた。
「私が誰だか……わかりますか?」
「あ……ご、ご主人様……っ」
 記憶を書き換えられた女商人は、一瞬で従順な態度を見せる。
「よろしい、理解しているようですね。では、そのままで結構です。私の質問に答えて貰いましょうか」
「は、はい……なんでもお聞きください」
 その様子に満足した火花は一つ頷き、女商人から情報を引き出していく。
「なるほど、では黒幕に会った事はないと」
「ええ、他の商人も同じだと思います。でも、従っていれば儲けさせてくれるから……」
 黒幕がオブリビオンである事すら知らない。忠誠を誓っている訳ではない。
 だが、実利と言う結びつきは相応に強い。
「ふむ……ともあれ、取引場の構造についても教えて貰いましょうか。ああ、あなたの奴隷は私が貰い受けますので」
「は、はい……」
 考え込みつつ、さらに情報を引き出していく火花。

大成功 🔵​🔵​🔵​

終夜・還
アメーラ(f03728)に檻の中で『生意気な商品を黙らせる為に目の前で痛め付ける用連れて来られた奴隷』として合流

激痛に耐性あるからそんな痛くねぇけど衝撃に苦悶の声あげたりして誤魔化すぜ
アメーラには密かにニィ…って嗤ってフリだって事を報せよう
ガチで痛め付けられるから痣もできるし血反吐も出るけどま、どうにかなるさ


夜に枷壊してアメーラの首輪を外す…前に商人が摘み食いしにきたから狸寝入り
…ア゛?フザケンなよアメーラ襲おうとしてんじゃねぇよ!

友人に手ぇ出されそうになって流石に俺ブチギレ
商人蹴り飛ばしてから枷バキィ
首輪も取ってやる

あとは替え玉置いたアメーラと物陰で息潜めとくわ

ちゃんと我慢しねぇとなァ…


アメーラ・ソロモン
檻の中で大人しくしていたら還(f02594)と合流

ええ…なんでこんな所で合流するんだい
売る用にいつもと違う人形みたいな格好をさせられてるから思わず真顔だよ
目配せを受けて怯える演技をしておく
周りの坊ちゃん達にも怯えは伝わるだろう

首輪を外して脱出、するはずが商人来たので狸寝入り

急に引き寄せられ猿轡を噛ませられ
弄る手に体が固まる
ちょっ、どこ触って…やめ…っ!
知らない感覚に怖くなって、思わず縋るように還を見る

騒ぎすぎたら潜入の意味がないだろう…!
ブチ切れ還をどうにかとめてUC発動
黒髪三つ編みの魔女が現れる
指を鳴らして服を入れ替え彼女を替え玉に
これなら奴隷たちも逃がすことが出来るだろう



「おら、入れっ!」
「ぐっ……!」
 アメーラの檻に蹴り込まれる一人の男。その顔を見てアメーラは、小さく目を見開く。
(ええ……!?)
 視線に気づいた男……還は、他に気づかれないよう、小さく笑みと目配せを送る。
「奴隷には調教が必要だが、高級奴隷に傷をつける訳にはいかないからな。お前が逆らったら、代わりにこいつを痛めつける事にする」
「ぐぁっ……!?」
 背中を棒で幾度となく叩かれ、苦悶の声を上げる還。痛みには強いが、敢えて苦しんで見せる事で油断を誘う。
「や、やめてくれ……わかった、逆らわない……」
「ふん。それで良いんだよ」
 それに合わせたアメーラの怯える演技に満足した男たちは、檻の鍵を閉じ去っていく。
「全く、なんでこんな所で合流するんだい」
「そっちこそなんで捕まってんだよ」
 互いにそんな文句を言いながら、これまでの情報を交換し合う2人。だが、脱出の算段を立て始めた所で近づく物音を聞きつけ、慌てて狸寝入りを始める。
「おや、寝ているのか……無理もない。奴隷になると言う心労は大きいものだからねぇ」
 近づいてきた商人は、檻を開いて中に入ってくる。そして、アメーラの身体を掴むと……乱暴にその身体を抱き寄せた。
「っ……ちょっ、どこ触って……やめ……んぐっ!」
 猿轡を噛まされ、悲鳴を封じられると、その身体に商人の手が這い回る。『摘み食い』の手はいやらしく、未知の感覚に嫌悪の表情を浮かべるアメーラ。
(還……!)
 思わず縋るように向けた視線……の、その先。ゆらりと還が立ち上がる。
「フザケンなよアメーラ襲おうとしてんじゃねぇよ!」
「う、うわぁっ……へぶっ!?」
 驚く商人が身構えるより先に、その顔面を長い脚で蹴り倒す。
「な、なんだ、奴隷の分際で逆ら」
「うるせぇっ!」
 邪魔な枷を力づくで破壊し、何度も蹴りつける。人狼の押さえつけられた本能を解放すれば、拘束など意味をなさない。
「お、落ち着け、騒ぎすぎたら潜入の意味がないだろう……!?」
「……ちっ」
 目の前の光景に、先程の感覚も忘れて慌てて制止するアメーラ。それでようやく還も我に帰る。
「おいおい……やりすぎだろう、どうするんだい」
「あー……悪かったよ」
 頭を掻きながら、顔面の変形した奴隷商人を見下ろす還。ピクピクと痙攣し、当分目覚めそうにない。
「とりあえず、隠れとくか」
「まあ、そうだね……一応替え玉も用意しておこう」
 アメーラが手を振ると、黒髪三つ編みの魔女が姿を現す。物陰で服を交換すると檻に入れて、その間に還が周囲の積み荷を物色する。
「こいつとか良さそうだな」
 隙間がある木箱の中に気絶した商人をぶちこんでおくと、自分達も近くの積み荷の隙間に隠れ場所を用意する。
「しっかし、ちゃんと我慢しねぇとなァ……」
「まあ、たしかに助けて貰ったのは感謝するけどね……」
 先程の嫌悪感を思い出し、ぶるりと身体を震わせるアメーラ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アーデルハイト・フレイ
取り入った商人と一緒に客として船に乗り込みます

「大口の取引と言っていましたけど、わざわざ海を越えてまで行くほどの相手なのですか?」
など商人と世間話といった感じに情報を集めたり
あと他に売られる奴隷の方がいるなら【医術】の心得もありますので健康状態を診たり
「今少し我慢してください」と耳打ちくらいはしながら

それにしても、道中不自由なく過ごせるのは結構なことなのですけど
あれ以来遠慮がなくなってきていると言いますか
私や他の客と話しながら胸を揉む商人がどこにいますか
…まあ機嫌が良ければ奴隷の扱いも悪くならないと思えば

島につけば用無しですし今捕まえても良いのですけど
船一つ制圧するのも骨ですし我慢しましょう


ハロ・シエラ
さて、上手く行きました。
お金の力と言うのはやはり強力です……
とは言え港に着くまでは油断できません。
奴隷の方達を危険にさらす訳にもいけませんから。

と言う事で引き続き【誘惑】しながら演技を続けます。
今の所は怪しまれず目的地まで着くまで待つのが良いでしょう。
でも少しくらい奴隷への無意味な虐待を防ぐ事はできるかも知れません。
高値で買って欲しければ傷物にするな、と言うだとか。
虐待に割って入って【言いくるめ】るだとかですね。
万一奴隷に反逆を起こされたら【グラップル】で怪我しない程度に取り押さえます。
ばれない程の小声で今は大人しくしていて下さい、とでも言って落ち着かせましょう。


レギーナ・グラッブス
とりあえずは航海中に健康を害する奴隷が出ないように気を付けましょうか。医者という事になってますし。島までは無事について貰わなければ困るので派手な動きは避けましょう。診察しつつ必要に応じて薬や回復の術を使います。後は式神を飛ばして船内に立ち入りできない部分があればそこを探ったり、奴隷商人の言動や部屋から上陸後に役立つ情報がないか探ったりします。取引の段取りとか島の地図とか確認してくれればありがたいのですが。それと他に危険な貨物を積んであるなら把握しておきたいですね。もし同じ船内に猟兵がいるのなら上手く連携したいところです。手分けできれば効率が良いですし、何かあった時の対応にも余裕ができますから。



「大口の取引と言っていましたけど……わざわざ海を越えてまで行くほどの相手なのですか?」
「そりゃあまあ、マーケットのボスとなりゃあ、懐に入る金はとんでもねぇ額だしなぁ」
 客として潜入し、世間話の体で情報収集に励むアーデルハイト。
「その取引にちょーっと噛ませてもらえるだけで、諸経費差っ引いても大儲けは間違いなし。美味しい商売って奴さ」
「なるほど……」
 納得したように頷きつつも、内心で嘆息するのは、その言葉のせいばかりでもない。
(……すっかり遠慮がなくなってきていますね)
 今の会話の最中も、商人の手はアーデルハイトの身体を這い回る。仮初の身体であろうと、胸を無遠慮に揉みしだかれるのが、気分の良い筈もない。
(まあ……我慢しましょう。船一つ制圧するのも面倒です)
 それに商人の気分が良いに越したことはない。奴隷が八つ当たりを受ける事がそれだけ減るというものだ。
 とはいえ、奴隷は奴隷。理不尽な扱いを受けない訳でもないし、騒ぎが起きない訳でもない。
「ん? てめぇ、何してんだ!」
 奴隷の一人が、騒いでいるのを聞きつけ、慌てて駆け寄っていく商人。事情も聞かず、すぐさま手にした鞭を振り上げ、痛めつけようとする。
「おい、何をしている。誰が暴れて良いと言った?」
 そこへ、素早く割って入るハロ。力任せに相手を壁に押し付ける。
「反乱でも起こすつもりなのか? それとも、何か他に理由でも?」
「っ……ち、違う、反乱じゃない、俺はただ……」
 詰問する振りをして事情を聞き出そうとする彼女に、奴隷は視線を必死に檻の中に向ける。
 それを見たアーデルハイトは素早く檻に近づき、中の様子を伺った。
「はぁ……はぁ……」
「おや。熱……でしょうか?」
 そこには、横たわる少女奴隷。顔が赤く息も荒いその様子を素早く診て取る。
「ちっ、病気か。他の奴隷に感染されちゃたまんねぇな……海に捨てるか?」
「……いや、せっかくの商品を無駄に破棄する事はないだろう。こちらとしても、選べる商品が減っては困る」
 奴隷商人の残酷な考えを、すぐに客として制するハロ。
「へぇ、まあ確かに……どうしたもんかねぇ?」
(やはり、お金の力と言うのはやはり強力です……)
 大口の顧客である彼女の言葉は無碍にはされない。改めてそれを実感する。
「病気ですか。では私に診せてください」
「ん、なんだ?」
 そこへやってくるのはレギーナだ。船医として雇われた彼女は、その役目を果たすべく奴隷へと近づく。
「料金の方はうちの雇い主と交渉してください。奴隷を廃棄するよりは安く上がるでしょう」
「ん、そりゃまあ有り難ぇが」
 奴隷の所有者の許可を取ると、手際よく診察し、病状を確かめる。船医に成り済ますだけの事はあり、その様はなかなか堂に入っている。
「……なるほど、環境の変化と心労から来る発熱ですね。まあ無理もありません」
 素早く診察を終えると、回復魔法で解熱を行う。すぐに安らかな呼吸に戻った奴隷を見ると、レギーナは頷いて立ち上がり、商人に視線を向けた。
「これで感染する事はありませんが、再発防止のために薬を処方しておきます。商品価値をこれ以上損ないたくなければ、島に着くまでは安静にさせてください」
「あ、ああ。わかった……ちっ、もう熱とか出すんじゃねぇぞ。てめぇらもだ、今度は捨てちまうからな!」
 理不尽に脅しをかける商人に、怯えた様子を浮かべる奴隷達。中には理不尽さに反抗的な表情を浮かべる者もおり……そういった奴隷に歩み寄るハロ。
「なんだ、その目は、文句でも有るのか? ――今は大人しくしていて下さい、後で必ず助けますから」
 外向きには高圧的に、しかし小声で小さくそう呼びかけて。驚く奴隷に小さく頷きかけて、その反抗心を抑えていく。
「全く、これだから奴隷ってのは……」
(私に言わせれば、これだから奴隷商人は、ですが。それとも、これだから男は?)
 そんな会話の間も、胸やら尻やらから手を離さぬ奴隷商人に、嫌悪と、それ以上に呆れの表情を浮かべるのを必死に抑えるアーデルハイト。
「さて、また何かあれば呼んでください」
 診察を終えたレギーナはその場を後にし……自分の雇い主の所に戻る前に素早く物陰に隠れる。
「ふむ、これが島の地図ですか……」
 意識を、式神の視覚に集中する。密かに潜入させた式神が見つけた島の地図によれば、海流の流れなどの影響で非常に辿り着きにくい島で、こうした秘密の取引にはもってこいのようだ。
「ですがその分、出る時の逃げ道も少ない筈。黒幕さえ倒せば、残りの奴隷商人を一網打尽にするのは難しくなさそうですね……」
 式神に調査の継続指令を送ると、自身は再び船医としての活動を再開する。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ジール・シルバードーン
POW

完全に悪質なやつに捕まってしまったわ!

船に積み込まれる前から今までずっと嬲り者よ!もう!
新作の媚薬を試してみようだの
生意気だから屈服するまでお仕置きだの
奴隷生活の訓練とか言って裸でお酌させられたりまあ好き放題
それもこれもあたしがずっと反抗的な態度してるからでしょうけど
…違うのよ
お仕置きされたいとかじゃなくて他の子が乱暴されないよう
挑発というか…誘惑というか…

幸いなのは一応「売り物」に傷をつける気はないってことと
使い魔はあたしの疲れが関係ないことね
「シャドウファミリア」でずっと奴隷商の監視と情報収集は続けられたし
あたしがいくら乱れてもヴレナは働いてくれてるの
…奴隷じゃないし、パートナーだし



「なんだぁ、その反抗的な目は」
「っ……!」
 大きな尻をひっぱたかれ、目を見開くジール。その表情は屈辱で歪み、息を弾ませる。
「おら、もう一回だ。ちゃんとやってみろ!」
「はい……」
 その屈辱を必死に抑え、強張った微笑みを浮かべながら男に酌をする。だが、どうしても反抗的な態度を抑えきれるものではない。
(くぅ……完全に悪質なやつに捕まったわ!)
 『奴隷生活の訓練』と称した好き放題の扱い。裸に剥かれ、その状態でいろいろと命じられれば、プライドの高い彼女が反抗心を覚えるのは当然だ。
(まあ、売り物だから傷物にする気はないみたいだし……私がこうして気を引けば、他の子が乱暴される事もないものね……)
 そう自分に言い聞かせつつ、何度も叩かれたお尻は真っ赤に染まり、ヒリヒリと熱く。
(……違う、のよ)
 その熱に心地よさを感じそうになる自分を抑えるように、唇を噛み締める。
「おい、これ使ってみようぜ」
「何を……むぐっ!?」
 男の一人が、小瓶に入った液体を飲ませてくる。抗えず甘い液体が喉を伝うと、その感じる熱が一気に増していく。
「……っ!!!?」
「おぉ、流石は新型の媚薬。試薬だけど効き目は十分だな!」
 腰をくねらせて悶えるジールを、男達は嘲笑い、さらに尻を叩く。その刺激と衝撃も、今までの否ではない。
「ん、はぁっ……あっ!」
 身体を震わせ悶えるジール。お仕置きを拒んでいるのか、求めているのか、自分でも次第に分からなくなっていく。
(違う……の……)
 必死に首を振り、息を荒げるジール。だが、そんな主の乱れとは無関係に、影のカラスは使い魔として奴隷商人を監視し続けている。
 ……そう、主とは無関係に。ジールが乱れに乱れ、お尻を振る様がまるで誘惑であったとしても。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ニコル・ピアース
奴隷船に乗せられて目的地まで楽しい船旅です。
もちろん売られた時のまま性奴隷として。
そして楽しいのは私の相手をする人達。

ピアスとか刺青とか焼き印が奴隷のお約束。

目的の港に着くまで真面目にお仕事です。
乗員乗客、全員の欲望を簡単自由に満たすための道具として。
誰もが好きに使っていい便利な道具として、
24時間ほぼ常に誰かにやられてます。
もちろん数人を一度に相手してるのも普通の事。
港に着くまで持てばいい使い捨てとして、
たっぷりと薬漬けにされてます。
反応が弱くなったらさらに強い薬といった感じで。
相手をすること以外考えられないように。

アドリブ、他の参加者との絡み歓迎です。



「ひぐっ……ひっ……んひぃっ……!」
 拘束されて転がされたニコル。その身体は、休む事なく欲望のはけ口として使われる。
 彼女の落とされた境遇は、もちろん奴隷――ではない。奴隷すら生易しい最下層。ただただ、『使われる』ためだけの道具。
「ひっ……あっ……は、ぁぁっ……むぐぐぐぅっ」
 焼印を刻まれた尻を突き上げながら、相手の欲望を受け入れる。悲鳴を上げる口が、別の相手に塞がれる。
 今の相手が済めば、別の相手。奴隷商人も、客も、護衛の傭兵達も……そこに区別も何もあったものではない。
「もご……むぐっ、ふぐっ……ぅ……」
「ん? おい、反応が鈍いぞ。もう1本追加だ」
 そして壊れる事すら許さない。乱暴な扱いにぐったりと脱力しだすと、その首筋に注射針が突き立てられる。
「ん、むふぅぅぅぅぅっっ!?」
 ポーションと媚薬を適当にちゃんぽんしたような、使われる側の事を全く考えぬ薬。無理やり回復させられ、鋭敏な感覚を覚醒させられる。気絶や失神は愚か、衰弱や発狂すら許されない。
「むぐっ……もぐぅっ!?」
 時間が空いているときは、奴隷の相手すらさせられる。この船において、彼女より立場の低い者はいない。
「ん……んふぅっ……むぐぅっ!」
 もっとも、彼女はそんな自分の立場を考えられる理性など残していない。求められるがままに答える道具として、相手に快楽を与え続ける。考えられるのは、それだけだ。
「ん……おい、もう一本だ。もっと濃い奴をな」
「~~~~ッ!」
 首筋にいくつ穴が開いたか。誰もそんな事に興味はない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

豊原・フィリス
幸いなのかそれなりに気に入られたみたいね
近くに侍らせておくのに丁度いい感じだったのかしら?
「ただこの格好は……」

申し訳程度に肌を隠す、ほぼ紐の下着に着かえさせられ
奴隷商人のそばに侍り、向こうの気が向けば欲望をぶつけられる生活
「ただ最近頭がなんだかボーっとするのよね」

何かクスリを盛られているのだろうか
乳房が張り乳首もピンと立ち股間の湿り気も……
「いやん、旦那様乳首吸わないでぇ……って、ええ? 何でお乳が……」
「え? 成功? 母乳が出るようになるクスリ?」

ビックリしたけどおっぱいピューピューだすのきもちいいです
「はぁい、搾りたてのミルクですよぉ……」

わたしぃもどれるのかしらぁ



「頭が、なんだかボーっとするのよね……」
 ふわふわと、現実感のないままに、奴隷商人に身を預けるフィリス。
 下着とも呼べぬ紐のみを身に着け、その身体を弄ばれても、特にそれを拒む気にもなれない。
「ぐふ、ふ……なぁに、問題はありませんよ。ねぇ?」
「ん……あ、そうね……旦那様……」
 頭の中が快楽でいっぱいになると、思考力はさらに低下する。何か薬でも盛られたかとも思うが、心当たりがありすぎる。
「あ、いや……旦那様……吸わないでぇ……んっ、あ……!?」
「おお、ようやく効き始めたようで」
 その薬のせいか、胸が張り詰め……そこから吸い上げられる感覚。激しい快感が走り、身体が跳ねる。
「な、なぁに、これ……でも……あー……ピューピュー、きもちいい、です……ぅ!」
「そうでしょうそうでしょう」
 下卑た手付きで握りしめられ、吸い上げられていく。その度に激しい快楽に襲われ、何度も、何度も頂点を突き上げていくフィリス。
「あ……ああ……はぁい……もっとぉ……搾り、たてぇ……」
「いやぁ、高い薬を使った甲斐のある……くく、これで商品価値も上がるでしょう。さあて、売る前に存分に楽しませて貰いましょうか」
 商人から欲望の滾りを何度もぶつけられ、その度にフィリスの身体も悶え跳ねる。
(あ……あ……わたしぃ……もどれるの……かしらぁ……?)
 一瞬、脳裏に浮かんだ不安も、一緒に搾り取られていく。もう何も考えられない。
「ああ……でも……きも、ち、いい……」

大成功 🔵​🔵​🔵​

弥久・銀花
予定外の奴隷だったので見せしめにされてます


「ぁぁぁぁ……、んっ……」
海産物を入れる予定で、今は開いている樽に
前回と同じ拘束のまま、頭を樽の外に出した状態です。

「……、……!? っ! はぁぁぁ……」
樽の中には海水、それと捕らえた獲物が衰弱死するまで激しく拘束して老廃物や腐肉を食べる海草系のモンスターが大量に入っていて銀花の体を容赦なく圧搾しています。
拘束衣はクレーンで吊る吊り荷を結束する為の素材で出来てます
水に濡らすととてつもなく強固に収縮。




「……っ! ……、…………」
とうとう息を吐く事ももがく事も無くなった銀花は、不死身の人狼を使い、凄く無残な死んだ振りをして奴隷達の恐怖を煽る作戦にでました。



「ぁぁぁぁ……んっ……」
 樽から飛び出した銀花の頭が、ピクピクと弱々しく痙攣する。その様を、恐怖の表情で見守る奴隷達。
「……、……!?」
 樽の中では、海水につけられた拘束衣が収縮し、全身を圧迫する。いや、圧縮と言うべきか。頭の大きさは変わらないのに、身体だけ小さくなっている、そんな不自然さすら感じさせるほどの拘束。
「っ! はぁぁぁ……」
 さらに、海藻型のモンスターがその上から絡みつく。腐肉を餌とする食肉植物は、銀花を獲物と見定め、
 ゴギリ、ゴギリ。嫌な音が樽の中から響く度に、奴隷達はその身を竦ませる。
 ――捕らえられた銀花は、売り物ではなく、奴隷達を縛る見せしめとしての扱いをされていた。ゆえに与えられるのは再現のない拘束と痛み。
「がっ……んぐっ……ぎっ……」
 拘束衣はクレーン用の吊り荷を結束する素材で、人狼の怪力でも引きちぎる事は出来ない。肉が悲鳴を上げ、骨がさらに砕けていく。
「っ……ひゅー……ひゅー……」
 肺から空気が絞り出され、自然と口から漏れていく。だが吸う事はままならない。海水で体温も奪われ、その顔が青褪めていく。
「………………」
 その、肺の中の空気すら全て吐き出し終えると、もがく事すら出来なくなり、白目を剥いて脱力した。
 ぷかりぷかりと海水に浮かび、不自然に揺れる身体を、食肉植物に啄まれていく。
 誰が見たとて死んだとしか思えぬ凄惨な姿に恐怖する奴隷達。
 ――だがそれでも、不死身の鼓動は弱々しく響き続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​

イプシィ・アスモディア
奴隷船が出航し始まる『品評会』
集められた奴隷商達、そして『今日の新作』達
十数人の奴隷達が悲嘆に暮れたまま奴隷商に『品評』されてます
そんな中肌も露わな奴隷装束を纏って潜入したイプシィ
情報を集めるため都合の良さそうな奴隷商を見繕いUC発動!
【淫蕩の権能】で酷く肥えた男を【誘惑・挑発・精神攻撃・催眠術】
色欲の権能アスモディアの本領です

「くすくす…オジサンさっきからずーっとボクの事見て…」
男にしな垂れ掛かり囁きかけます
「ひょっとしてボクを『品定め』したいの?…いいよ、しても♪」
次の瞬間腕を掴まれ物陰へ連れ込まれて…殊更に媚び蕩けた嬌声で反応してあげます
…キミ、村人の事全部話す前に枯れちゃわないで、ね♪



「いやぁ、これだけの奴隷が集まると壮観ですなぁ」
「こんな大口注文、滅多にあるものでもないもんなぁ」
 幾人かの商人が、手持ちの女奴隷達を集めて行う『品評会』。新しい奴隷を品定めして商品価値を確かめる……などと言うのは当然のように口実であり、純粋に彼らの楽しみに過ぎない。
(ふんふん、どの人がいいかなぁ)
 だが、品定めされているのは奴隷ばかりではない。逆に、奴隷として潜入したイプシィも、商人達を品定めする。
(よぉし……あの人にしよ♪)
「っ……!」
 視線を向けられた商人が身体をビクリと震わせる。流し目ですら、その身体を弄るように意識させる、淫蕩の権能。
 そうして商人が振り向いてイプシィを視界に入れれば、もう、目は離せない。
「くすくす……オジサンずーっとボクの事見て……」
 そうしてそんな商人に近づき、身体を押し付ける。
「ひょっとしてボクを『品定め』したいの?」
「う、うむ……」
 感触、香り、艶めかしい手付き。逃しはしない。その心を捕らえて離さない。
「……いいよ、しても……きゃうっ♪」
 許可を与えれば、もはや彼に抑えなど効かない。すぐにイプシィを物陰に連れ込んでいく。
「がっついちゃって……あ、あんっ……♪」
 与えられる快楽に嬌声を上げながら、イプシィは商人の身体をそっと撫でて興奮を煽っていく。
 もはや彼はイプシィの望むがまま。話せと言われれば、快楽と引き換えに何でも話すだろう。
「でも、キミ……全部話す前に枯れちゃわないで、ね♪」
 ただそれだけが不安だと、魔神は酷薄に、淫靡に笑う。

大成功 🔵​🔵​🔵​

グァーネッツォ・リトゥルスムィス
女商人様、私なんかも船に乗せて下さりありがとうございます
島にいらっしゃる新しいご主人様に買って下さる時が今から楽しみです♪
(一人称や語尾が変わる程調教済

でも商人様はもっとお金が必要なんですよね
私が体を張れば船内でも商売できると思います
頑丈さが取柄なので何でもします!

私よりも体が大きいこの豚さんの相手をするお仕事、頑張ります
貴方も戦闘や拷問などのために売られるのですね
緊張しなくていいですよ、私が慰めますから♪
ちゅっちゅぺろぺろの接吻も豊満な胸への吸いつきも牝と雄の合体も♪
全部奉仕しますし、私も気持ちいいです♪

でもなぜでしょう、奴隷として幸せなのに
オレの、いえ私の胸の奥がずっとズキズキ痛いです……



「私なんかも船に乗せて下さりありがとうございます」
 すっかり調教が進み、口調さえ変えて女商人に傅くグァーネッツォ。
「島にいらっしゃる新しいご主人様に買って頂く時が、今から楽しみです♪」
「ええ、でも、それまでは私がご主人様よ?」
 そんな言葉にも嬉しそうに。尻尾があれば振っていそうなほどの従順ぶりだ。
「だから……精一杯働きなさい」
「もちろんですっ♪ 頑丈さが取柄なので何でもします!」
 奴隷として、自分より身体の大きな相手と肌を重ねる。そして、その対価を主に捧げられる、その喜びにただただ打ち震える。
「おっ、うっ……ふぅっ……き、緊張しなくて良いのですよ……私が、慰め……んっ♪」
 覆いかぶさられながら、たっぷりと口づけをかわす、胸に吸い付かせ、身を捧げる。牝に堕ち、牡を受け入れる事すら躊躇わない。
「はあぁ……ああ、ご主人様……どうですか、ご主人……ひゃ、まぁっ……」
 肉体に叩きつけられる止めどない快感、精神を支配する隷属の喜び。奴隷と言うよりもはや家畜の扱いを受けながら、幸せそうに身体を動かしていく。
(でもなぜでしょう……)
 だが、その幸せは、どこか空虚で。何か大事なものが、欠けている。
(オレの、いえ私の胸の奥が……ずっとズキズキ痛いです……)
 その消えない痛みは、しかし表に出る事はない。ずっと違和感を感じながらも、身体も心も快楽に流され続ける。
 そしていくら快楽に流されても、違和感は決して、消える事はない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
散々刺激された体が疼き
無意識に足をもじもじさせ

うぅ…従順って、護衛っていうより奴隷と変わらないよぉ…
小さな声でポツリと呟き

あ、あの…またなんでも従うからさ
他の奴隷達に会わせてもらうことって出来ませんか…?

ほっほら、万一にも傷付いてたら売り物にならないでしょ?
僕回復するからさ…お願い、ダメ…?(無意識誘惑)

<成功>
無事一般の奴隷達と合流出来たら指定UCで回復しつつ
拘束具の種類等を把握
隙を見て他の猟兵に奴隷の位置と共に簡単に暗号化したメモとして共有

<失敗>
相手の言葉をすぐ信用する性格が祟り
騙され閉じ込められ
現地到着まで色んな人達に好き放題される

一度弄ばれたため普段以上に過敏になり…

※限度無し



「うぅ……従順って、護衛っていうより奴隷と変わらないよぉ……」
 散々に弄ばれた身体が疼き、息を弾ませ身を捩る澪。それでも奴隷に比べれば自由は許されている。それを利用しない手はない。
「あ、あの……他の奴隷達に会わせてもらうことって出来ませんか……?」
「ん? なぜだ?」
 怪訝そうな視線を向けられると、疑われてはまずいと焦り、慌てる澪。
「ほっ、ほら、万一にも傷付いてたら売り物にならないでしょ? 僕、回復するからさ……」
 だが、その慌てて頬を上気させる様は、男とは思えぬ色気を醸し出す。意識していないのは本人ばかり。
「良いだろう。じゃあこっちに来てもらおうか」
 そう言って、連れて行かれたのは奴隷達の部屋……ではない。
「おい、お前たち。こいつを好きにしてやれ」
「なっ、話が違……きゃあっ!?」
 そこは護衛達の詰めている部屋で。屈強な傭兵達が、澪に襲いかかって来る。
「そいつは男だが、女にされる事をしても構わんそうだ」
「なっ……それは、護衛として雇ってくれるから……むぐっ!?」
 服を脱がされ、口を塞がれる。屈強な男達の力を、非力な澪では引き剥がせない。
 ……いや、本当は、本気で逃げようとすれば逃げられるかもしれない。
「っ……ふっ、うっ……だめ、ひゃっ……うぅんっ!?」
「なんだこいつ。どんだけ欲しがってんだよ」
 だが、疼き敏感になった身体を弄ばれれば、その脱出の意志を奪われていく。唇を奪われ、胸を弄ばれ、そして突き上げられて。ほとんど女性と変わらぬ反応を見せながら、一箇所だけ、男の部分もまた興奮に滾り悶えてしまう。
「は、ぁっ……ぁっ……だめ……これいじょう……うぅぅぅぅぅっ!」

大成功 🔵​🔵​🔵​

原宮・早月
リアちゃん(f14993)と一緒に、奴隷として船に乗せられて。
船員達の前でリアちゃんと身体を弄りあうよう命令される。

…リアちゃんの身体、柔らかくていい匂いで、なんだか気分までえっちになってきて…
気がついたら、獣性の呼び声を発動、大きく硬くなった『肉欲の楔』をリアちゃんの中に押し込んで…
「はぁぁんっ♪リアちゃん、リアちゃんの中すっごい気持ちいぃのぉ♪」
四つん這いにさせたリアちゃんの後ろからのしかかって、それこそ獣みたいに何回も。

そうするうちに今度はリアちゃんが変身、逆に押し倒されて、欲望の全部を吐き出しきるまで思いっきり絞り取られちゃう…♪
「ふぁぁ、リアちゃぁん…♪しゅごい、しゅごいのぉ…♪」


エンピリア・ファティリオン
早月さん(f14983)と一緒に奴隷扱い
散々穢された姿で彼女との戯れを強制され…

ごめんなさい、早月さん
周囲の目から【かばう】ように抱き合い
互いの乳肉をこね合わせ幾度も唾液交換
はむ、ちゅぷ…♡

でも二人の世界に没入したら嗜虐心と愛欲が湧き上がります…!
ケモノな早月さんに組み敷かれ『楔』を受け容れたら私の理性も…!
さつき、さっ…んぅああぁあっ♡(ユベコ無意識発動)

はぁ、はぁ…♡
私のカラダも人外・淫魔のモノに
ですが僥倖
下郎は強化【催眠術】でお眠りなさい♪

あら…収まり付きませんのね、早月さん♡
これでは外に出られませんわよ?
跨って満足させましょう…ひゃうっ♪
さつきさぁんっ、もっとっ、もっとなきなさぁいっ♡



「リアちゃんの身体、柔らかくていい匂い……」
「ごめんなさい、早月さん……はむ、ちゅぷ……♪」
 戯れとして、見世物を強いられる早月とリア。互いの身体を抱き締め合うと、その身体が熱くなる。大きな胸同士を重ねて視界から庇い、唇を重ね合うと、周囲の視線も次第に意識の外に消えていく。
「ああ、だめ……リアちゃん……もう、抑えられな、いっ……」
「ああっ、早月さん……さつ、き、さっ……!?」
 抑えの効かなくなった早月は、そのままリアを組み敷いていく。身体の随所が獣へと変化すれば、リアを力任せに押さえつけ……それ以上に、思考が獣のように理性を失っていく。
「はぁぁんっ♪」
「んぅああぁあっ……♪」
 生み出した楔が、膨張してリアを突き上げる。何度も、何度も、まさしく獣のように。
「ああ、リアちゃん、すっごい気持ちいぃのぉ♪」
 幾度となく突き上げ、幾度となく貪り注ぐ。その度にリアの体も跳ね上がり……徐々に変貌を始めていく。より艶かしく、より淫らに。それはまさしく淫魔のように。
「さつ……さつきさん、もぉっ……おぉぉぉっ♪」
 そうして、それが限界に達した瞬間。リアの身体から迸る魔力が、周囲の観客達の精神を揺さぶり、意識を奪い去った。
「はぁ、はぁ……下郎には勿体無い見世物ですわ……」
「り……リア、ちゃんっ……!?」
 その変貌に目を見開く早月。いや、変貌にと言うより、より淫らに変わったその身体が与えてくる、激しい快感に。
「あら……収まり付きませんのね、早月さん♪」
「あっ……」
 気づけばぐるり、と上下が反転する。早月に跨り、妖艶な笑みを浮かべるリア。
 いや……エンプレグナズと呼ぶべきか。バーチャルキャラクターである彼女に設定された、淫蕩なる魔皇姫の姿。
「これでは外に出られませんわね。満足させてあげますわ……♪」
「ふぁっ……ふぁ、あっ……リア、ちゃんっ……!?」
 今度の快楽は、先程の比ではない。獣のように迸らせていた快感が、姫によって強制的に搾り取られていく、その被虐を伴う極上の快楽。
「しゅごい、しゅごいのぉ……♪」
「さつきさぁんっ、もっとっ、もっとなきなさぁいっ♪」
 完全に主導権は逆転する。躾けられた獣は激しい喘ぎと共に欲望を吐き出し、吐き出された欲望を姫は貪るように喰らい尽くす。
「ほら、どうしたのです。ケダモノなのでしょう、そんなに貧弱な事ではっ……♪」
「らめ、おかひくっ……おかひくなりゅぅっ……♪」
 跨がり腰を振って、獣をキツく躾けていく姫。エンプレグナスの肉体と技巧を前に、早月はただただ、欲望の限りを迸らせていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シルフィール・オベルト
アドリブ&エロ歓迎、NGなし

奴隷として船に積み込まれてます
本物の貴族夫人なので奴隷としてはそこそこ良い場所に連れ込まれたが扱いは最悪です
長年夫に調教されたとはいえ、あくまで「調教済み従順淫乱妻の貴族夫人」です。夫の命令で他の貴族や豪商などに抱かれることはありましたが無差別ではなかったですし夫が主でした
それを誰にでも喜んで股を開く奴隷に調教し直す為に薬やマジックアイテムを使われています
目隠しされて手足も拘束されて代わる代わる男達に犯されて、特に眼鏡無しでも従順淫乱未亡人のままになるように執拗に調教されます
目隠し外された時には眼鏡なしでも眼鏡人格に固定されて男は全員快楽くれるご主人様と認識してます



「んぁっ……あっ、ああっ……あああっ!」
 シルフィールの悲鳴が部屋に響き渡る。激しく突き上げられる度に声を上げ……それがもう何時間続いた事か。時間の感覚などとうにない。
「聡明なあなたならわかるでしょう。『調教済みの元伯爵夫人』といえど、『奴隷としての調教』は必要なのですよ」
 妻として、夫に身を捧げるのではない。貴族として、政略のために身を捧げるのではない。
 奴隷として、ただ理由もなく欲望を受け止める。そうあるように、シルフィールは調教を受けていた。
「などと講釈しても聞こえてはいないでしょうが」
「んんんんんんっ!」
 今のシルフィールは、触覚を残して五感を断たれている。感覚はより鋭敏となり、相手をより強く感じる。拒もうにも、手足は広げられたまま、呪縛されて動かない。力尽きれば、すぐに薬を飲まされる。その回数も覚えていない。
 魔道具と薬を併用した調教は、彼女がかつて受けた調教など生易しい。
「んん~~~~~っ!」
「うむ。区切りもついた事ですし、そろそろ様子を確認しましょうか」
 男の迸りを受けて脱力した所で、五感と四肢の呪縛を解かれ、解放される。だが、身体は脱力して動かない。
「私が誰だかわかりますか?」
「ごしゅ……じん、ひゃまぁ……おとこのひとは……みんなぁ……ごしゅ、じん……♪」
 快楽は正気を……人格すらも塗り潰した。裸眼の彼女は男を強く嫌っていた筈、だが今は、完全に蕩けきった表情で、嫌悪の面影すら見受けられない。
「良い仕上がりですね。さて、私も試すとしましょうか」
「ひゃ、いぃぃっ……♪」
 敏感な肉体で、男を喜び受け入れる。商人の激しい欲望が魔道具でさらに増幅され、思考を快楽で塗り潰される。

大成功 🔵​🔵​🔵​

カタラ・プレケス
アドリブ歓迎

あ~うん、その魔道具偽物だね~
術式の歯抜けだし見た目だけのガラクタだよ~
はい次いこ~
ん?なんで怯えないのって?
そりゃ君の持ってくるの大体不良品だし
真面なのも効きはしないからね~
てか君が勝手に怯えてるだけだし
大分借金してぼくを洗脳だの調教だのしようとしても
無効にしまくってるから気持ちはわかるけどね
まあ、ぼくを捕えた不運と思って諦めよう?
それに欠損好きがいるからって
片翼と足の腱切ってきたそっちの方が怖いと思うよ?
いや痛いだけでどうということはないけどね
んで次の道具は何?
今の所ぼくの機嫌はいいし
ガラクタ見るのも楽しくなってきたから
早く持ってきてね~
……なんで君が泣くの?



「あ~、うん、それ偽物だね~。はい、次いこ~」
 自分に向けられた魔道具を見ながらのんびりと評するカタラ。
「な、なんで怯えねぇんだよ!」
「え、君の持ってくるの、大体不良品だし。術式の歯抜けとか酷いよ?」
 彼を捕らえたのは、一攫千金を狙った弱小商人のようで、その詰めは大分甘い。
 カタラがそれとなく聞き出した所によると相当借金して魔道具を買い集めたようだが、多分、熟練の承認に騙されたのだろう。
(まあ、まともなのも効きはしないんだけど)
「く、くそぉ……だからってよぉ……なんでそんなにご機嫌なんだよてめぇは、おかしいだろ!」
 言われて首をこくん、と傾げる。
「いや、キミも大分おかしいと思うけどねぇ。欠損好きのお客さんがいるからって」
 平然としているカタラだが、足の腱と片翼を切断されている。……それすらも、せいぜい『まあ痛いだけ』程度で済ませてしまっているが。
「まあ、ぼくを捕えた不運と思って諦めよう?」
「あ、諦められるかぁっ!」
 借金は莫大、しかも相手に大怪我を負わせてしまった。引っ込みなどつくはずがない。
「そっか、まあいいや。んで次の道具は何?」
 捕らえられ傷つけられてなお、あまりに平然とした態度を見せる……どころかむしろ、だんたん楽しくなって来たとばかりに次を催促するカタラ。
「ガラクタ見るのも面白いしさ、早く持ってきてね~……なんで泣くの?」
「うるせえええ……!」
 自分があまりに規格外の相手を捕らえてしまったと言う事実に、ただただ、商人は泣くしかない。
 だがカタラは不思議そうに首を傾げるばかりである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ラピス・ノーティラ
アドリブ歓迎・NG特になし

「奴隷になっちゃったけど結果オーライだね」

奴隷の子達に情報収集してみるけど、黒幕に関してはほぼ期待できないかな?
それより、ご主人様の薬や道具についてこっそり聞いておこう。

やられっぱなしは性に合わないからね。
ご主人様をもう一度誘って、今度は私が可愛がってやるんだから!ついでに情報も聞き出す。

「ねぇ、ご主人様?港に着く前に…もう一度可愛がってくれません?」
二人きりになって薬を取り出したら、クロックアップスピードで逆に薬を奪って使っちゃうよ。
まずは後ろの穴を薬と指で弄って焦らし、質問に答えてくれたらこの薬でヌルヌルにしたコレで前の穴を串刺しにしてあげるよ?



「奴隷になっちゃったけど、まあ結果オーライだね」
 奴隷の檻の中で女の子達と『交流』し、色々と聞き出したラピス。
 女商人が様子を見に来ると、ここぞとばかり艶めかしい視線を向ける。
「ねぇ、ご主人様? 港に着く前に……もう一度可愛がってくれません?」
「あら……仕方ないわね」
 豊満な胸を揺らしながら、潤んだ瞳で誘惑すれば、ラピスを檻から出してベッドに連れて行く女商人。
「ふふ、たっぷり可愛がってあげる……」
「それも確かに気持ちよかったんだけど……やられっぱなしは性に合わないの」
 女商人を艶かしく見つめながら、手にした薬を見せつけるように揺らすラピス。
「え……ひぎぃぃぃっ……!?」
 いつの間に薬を奪われたのかと驚く女商人が手元を見たその隙に、一瞬で後ろに回り込む。
 薬をたっぷり塗りつけた指を後ろに突き刺せば、悲鳴を上げる女商人。
「ひっ……んひっ、あっ、うぅぅっ……おぉっ……♪」
「うんうん、やっぱり効き目十分だよね?」
 強化人間たる彼女の本気のスピードは、女商人を翻弄するには十分で。そして薬と言う外的要因を奪えば、ラピスの技巧は女商人のそれを凌駕する。
「さて……いろいろ聞きたい事はあるのだけど……」
「ひっ……ひんっ……んひぃっ……!」
 女商人の指輪を奪いながら、執拗に指を動かす。だがそれ以上はしない。代わりに、小悪魔めいた嗜虐の笑みと共に囁きかける。
「質問に答えたら……前もしてあげるよ?」
 見せつける指は、薬でたっぷりと濡れて、淫らに蠢いて。
「ああ……言う……なんでも答えるっ……からっ……」
「うんうん、快楽に正直なのは良いことだよね?」
 やられるのも楽しいけど、やっぱりやるのも楽しい。ラピスは笑みを深めると指を動かしていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

枸橘・水織
悪徳商人
水織をどういう手段で何処に高く売りつけるか考えている
催眠の魔道具の上書きにより従順な水織に『生き人形』として売るのも悪くないと思ってる


出来事
眠ったままだと『品質の維持』が困難、催眠の魔道具を使い着替えや湯あみを取らせた…事から始まり、『従順な傍付きメイド』として使われる

港に着く前日…『水織の我慢の限界』を超える出来事に(お任せ)
「いい加減にしてっ!!」
…と、覚醒してEAを使い周囲の魔力を使い『鉄槌』を作り出して悪徳商人に【気絶攻撃】

その後…悪徳商人に『催眠魔法の込められた装飾品』をつけて
・これまで通りに行動する
・自分をボスに売る事
・今すぐ湯あみさせて(滅茶苦茶汚された気分)

…と命令する



「うむ……やはり良い髪だ」
 水織の髪を撫で、満足気に笑みを浮かべる商人。だがいかに撫でられても、水織に反応はない。
「魔道具もよく効いているようだ。それじゃあ、紅茶を入れてくれるかね」
「はい。ご主人さま」
 言われるがままに動く水織……その目は閉じられている。目を瞑っている、と言うよりも、寝ていると言うべきか。
 魔道具で眠らせ、催眠暗示を施し、眠ったまま動く『生き人形』として商品にするつもりなのだ。
「うんうん、よく出来ている……」
 そのために湯浴みもさせられ、メイド服を着せられて。まさしく生きた人形のように扱われるが、眠っている水織には、それを拒否する意志は残っていない。
「ああ、素晴らしい人形だ……」
「――ッ!」
 だが、それも。商人がいやらしい視線を髪に向け、口づけたその瞬間までであった。
 変態じみたその行動は、催眠下にある水織の無意識にすら、ぞわりとした怖気を走らせる。
「いい加減にしてっ!!」
「ぬぉっ!?」
 周囲の魔力が凝縮され、『鉄槌』となって商人の脳天に振り下ろされる。白目を剥いて気絶した商人を見下ろし、息を荒げる水織。
「この……もうっ……!」
 顔を真っ赤に染めながら、自分の首についた催眠の首輪を外し、気絶した商人の首に嵌める。眠っていても命令を聞かせる首輪だ、当然気絶していても関係ない。
「良い、表向きにはこれまで通りに行動して。そしてボスに私の事を売って」
「はい……ご主人さま」
 頷く商人を見て、水織は……次が一番大事、と強く睨みつける
「それとっ。今すぐ湯あみさせて!」
「……はい」
 身体も、髪も、今すぐに洗い流したい。嫌悪に身を掻き抱き、商人を睨みつける。

大成功 🔵​🔵​🔵​

露木・鬼燈
<影猫>を展開して影に潜っての潜入。
荷運びの人間の影を使って船内倉庫へ。
船内では人ではなく鼠の影を使う。
勘が鋭かったり探知能力が高い者。
それらを鼠の気配で欺くです。
情報を集めながら見かけた魔道具によるセキュリティ。
魔道具をハッキングで乗っ取り、無理な物は機能不全に陥らせる。
行動を起こすべきタイミングまで準備を入念に。
…捕まってる猟兵多すぎっ!
解放をするは難しそう。
誰かが騒ぎを起こしたタイミングでやるしかないね。
動くべき時が来たら影から飛び出して見張りを殺す!
テイルブレードで貫き、クローナイフで首を切り裂く。
このまま暴れてもいいけど…
今回は動けないものを影に囲って潜伏するっぽい。
本番まで我慢。


ジナイーダ・クロハネ
※アドリブ・連携歓迎
※容赦ない描写歓迎

方針:POW

潜入する為とはいえ、覚悟していたとはいえこの扱いはなかなかにキツイものがある。壊れる事ができたのなら、それはそれで楽なのかもしれないが、そんなことは許されない。
されるがままにされつつ、正気だけは保ってこっそりを周囲の様子を伺う。
幾らなんでも相手だって私の相手ばかりする訳じゃない。離れた瞬間がキモだ。武器はなくとも身体が動かなくとも、隙さえ見えれば正気と勝機が見えるというもの。
「――アタシに、背を向けたな」
氷の刃を生成して【投擲】による【属性攻撃】。枷も同様の手段で破壊して、他の奴隷の救出に向かう。
「叛逆ってのはこういう事だろ? クロハネ……」



「はぁ……はぁ……はぁ……!」
「なんだ、バテちまったのか」
 幾度となく『相手』をさせられ、息を切らして身を投げ出すジナイーダ。
「まあ関係ないけどな」
「ん~~~っ!」
 相手はこちらの事情など勘案しない。覚悟していたとはいえ、辛い仕打ちに歯を食い縛る。
(いっそ壊れる事ができたのなら……いや、そんな事は許されない……!)
 されるがままに身を委ね、それでも正気だけは必死に守る。『楽』に逃げる訳にはいかない。
 だが、もう何度欲望を受け止めたか、数えてもいられない。いつまで正気を保てるか。
「ふぅ……また後で来るからな」
(っ――!)
 だが、先に尽きたのは相手の体力の方だった。身体を離し、その場を立ち去ろうとする奴隷商人。
「――アタシに、背を向けたな」
「なっ……!」
 その背中に、氷の刃が突き刺さった。目を見開き倒れる男を見ながら、ジナイーダは己の枷も破壊する。
「はぁ、はぁ……これで……」
 息を切らしながら立ち上がる。足元がおぼつかないが、今のうちに奴隷達を救出しなければ。
「なんだ、何があった!?」
「っ……!」
 奴隷商人の倒れた音を聞きつけたか。護衛達が駆けつけてくる音が聞こえた。今戦うのは辛いが……だが諦めない。再び氷の刃を生成する。
 ――だが、護衛が扉を開けた、その瞬間。
「貰ったっ!」
「が……」
 近くの鼠の影から、一匹の大きな猫が飛び出した。急な奇襲に対応出来ない相手の首を爪で切り裂き、次いでもう1人も、尻尾で心臓を串刺しにする。
「ふぃー。なんとか間に合ったっぽい?」
 それは、影に潜む猫の鎧装を纏った鬼燈だ。血を吹き出して倒れた護衛と、そして商人の死体を、影の中に放り込む。
「助けられたか……」
「や、気にしない気にしない。僕がいなくてもなんとかしたかもだし……むしろこっちが手伝って欲しいっぽい」
 ひらひらと手を振る鬼燈。
「何しろ、捕まってる猟兵、多すぎて……全部解放するのは難しそうなんだよね。本番まで我慢しないとっぽい」
 結局、事を起こすのは、船が港についた後になるだろう。
「ああ、だが、出来る限りの奴隷は解放しておきたいな……」
「うん、そういう事。という訳で手伝って欲しいー」
 その申し出に否があろうはずもない。同意を得ると、鬼燈はジナイーダを影の中に招き入れる。
「じゃ、このまま潜伏して移動するよ。鼠の影を利用すれば、気配に気づかれても鼠と勘違いするからね」
 自分の影に潜む者に不審を抱く相手がいても、鼠を見てその影に何か潜んでいる、と思う者はまずありえないだろう。
「叛逆ってのはこういう事だろ? クロハネ……」
 その中に沈む瞬間、ジナイーダは小さな声で呟いて……そして後には小さな鼠だけが残り、チョロチョロと走り出していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

月宮・ユイ
アドリブ◎※酷い目も○NGなし
※身に<誘惑魅了の呪詛>宿す《機能強化》維持
奴隷達の処遇に思う所はありますが到着先は敵地ですからね
契約もあります。調査や接触する方が動き易い様私は商人達の気を惹くのに集中しましょう

<誘惑・騎乗・操縦>
修復で肉体的には初物、手や胸や口で、無理ならお尻でお相手
人型の基が義体故、初めから奉仕用、前と同等以上ですから
上手い事乗りこなして…
…気質故か、手慣れた奴隷商人にいつしか主導権奪われ、
小柄な身を後ろから抱えられ目前には先の護衛の男が。
結局全身使われ、痛がりつつも経験は豊富故すぐに馴染む様を哂われたり…
まぁ…交わり通して身に宿す呪詛が浸透しても”妙な事”ではないでしょう



(奴隷達の処遇に思う所はありますが……契約もありますからね)
 誰かが救出に動くだろうし、自分は商人の気を引くのが最善。そう判断したユイは、契約した商人の身体をベッドの上で組み敷いていく。
「どうですか? 満足して貰えているなら良いのですが」
「んぁっ……ぁっ、ふっ……もちろん……だ……んっ……」
 身に宿す呪詛と、義体ゆえの高い肉体の完成度、は男を悦ばせるに十分以上。身体で奉仕し、さらにはお尻で跨って蕩けるような快楽を相手に与えていく。
「では、このまま気持ちよくしてあげ、んっ……!!」
 だが相手も慣れた物。女の弱い部分を突かれ、ユイの口から喘ぎが漏れる。小さな綻びはそのまま、下から与えられる快楽によって広げられ、その顔が赤く染まっていく。
「んっ……はっ、くっ……んぅっ……!」
「おや、どうした……気持ちよくしてくれるんじゃ、なかったのか?」
 いつしか、小柄な身体を抱え上げられて。握っていた筈の主導権はその手をすり抜け、商人の手の中で声を溢れさせる。
「はぁ、くっ……それ、は……ぁっ!?」
「さっきは、よくもやってくれたなぁ?」
 さらには、さっきユイが実力を見せつけるために痛めつけた護衛の姿。
「だがこうなっちまえば女なんて可愛いもんだぜ」
「くっ……んんぅっ……!」
 複数人がかりとなればもはや、抗う事など出来る筈もない。荒々しく全身を蹂躙され、痛みを伴う快楽に声をあげる。
「おやおや、初物だと言うのに随分と敏感じゃないか」
「へへっ、どんだけ使われて来たのかねぇ」
 義体は常に修復しているが、経験はリセットされるものではない。すぐに身体が快楽に馴染み、溢れる甘い声も抑えられない。
(けれどまあ……これで呪詛が浸透しても、『妙な真似』ではないですよね……)

大成功 🔵​🔵​🔵​

バラバ・バルディ
一人でいる新参者の商人に古参の同業者を装い親しげに近づいて『コミュ力、存在感、世界知識』で『情報収集』しつつ懐柔。
「お主のように将来有望な者が未だ名を知られておらぬとは、嘆かわしいことじゃのう。……お主、商売を今より更に手広くやる気はないかの? なに、わしは老い先短い身ゆえ、跡を継ぐ者を探しておってのう。 確か、販路の拡大に悩んでおったじゃろ? ならば、わしの得意先を紹介してやろう。お主ほどの才覚があれば、いずれはマーカスすら越えられようぞ!」
などと騙し煽てて機嫌を良くした商人に奴隷の下まで案内させたところでUCで拘束します。奴隷は大人しくしてるように言い含めて解放します。

※共闘、アドリブ歓迎


シホ・エーデルワイス
アドリブ&味方と連携歓迎


大勢の人を救う為
恥辱に耐える


貴重な商品は大切に扱うのか
奴隷の部屋としては良い方

でも偉そうな人が権力を使い味見を企む
私を選ぶ様に庇って誘惑

私室へ招かれ
暫くは好きに弄らせる

頃合いを見て催眠術をかけ
続きは夢の中でしてもらう

その間に部屋の物と催眠術で奴隷の解放に役立つ情報を収集
あと見張りの当番に穴を開けるよう暗示をかける

済んだら
他の奴隷へ手を出させない様
手で性欲を発散させ被り
行為後に寝たと思わせる


見張りが不在な内に聖者の能力と医術と【祝音】で他の奴隷を癒し信頼を得る

更に枷を外し
船員に変装で目立たなくなり
一時的に部屋から出て
味方へ情報交換に行く

途中
脱走中の奴隷に会い【救園】へ匿う



「ふぅむ、ではこいつにするとしようか」
「おお、流石、お目が高い!」
 おそらく奴隷を買うために船に同乗していた、どこかの貴族。金と権力に物を言わせた男は、複数の奴隷達の中からシホを選びだした。
(これも……大勢の人を救う為、です……)
 と言うよりは、選ばせたというべきか。ここの奴隷の扱いは比較的良い方で、この部屋にいれば酷い事はされないだろう。
 だが、貴族の私室に連れ込まれれば、何をされるか分かったものではない。だとしたらそれを引き受けるのは自分の役目だ。
「さあ、こっちに来たまえ、ふふふ」
「ん……」
 抱き寄せられ、部屋に連れていかれる。好きに身体を弄られる恥辱に唇を噛んで耐えるが、当然のように男はエスカレートしていき。
「……ぐ、ふふ……ぐぅぅぅ……」
「続きは、夢の中でお願いします……」
 それが一線を越える前に、催眠術で眠りに落とすと、手際よく室内を探索。さらに暗示をかけて見張りに穴を開けさせると、枷を外し船員に変装して奴隷達の部屋に戻る。
「いやはや、お主のように将来有望な者が未だ名を知られておらぬとは、嘆かわしいことじゃのう!」
「そうですか? ……いやそうですよねぇ!」
 その道中、商人とバラバが親しげに話している所に遭遇する。古参の商人になりすまして滑らかに舌を動かして相手を煽て抜くバラバに、商人はすっかり警戒を解いていた。
「……お主、商売を今より更に手広くやる気はないかの? なに、わしは老い先短い身ゆえ、跡を継ぐ者を探しておってのう」
「ほほう……?」
 この業界の新参者など、野心に溢れていて当然。そこを徹底的に擽っていく。面白いように興味を示す商人を、完全に手玉に取ってしまえば、もはや思うがまま。
「確か、販路の拡大に悩んでおったじゃろ? ならば、わしの得意先を紹介してやろう。お主ほどの才覚があれば、いずれはマーカスすら越えられようぞ!」
「なんと……有り難い事です!」
 実利を示しつつ自尊心まで擽れば、相手が初対面と言う事など完全に忘れて心を許す商人。気分良く、自身の奴隷の所へ案内して。
「では悪いが……干渉せよ」
「――!?」
 三色の光で四肢と声を拘束し、無力化する。
「ま、こんな所じゃな。さて……もう出てきて大丈夫じゃ」
「はい……見事な手際でしたね」
 一部始終を確認し、出てきたシホは、奴隷達を慈愛の光で癒やしていく。
「もう、大丈夫ですよ、皆さん……」
「うむ、安心するが良い。わしらは味方じゃからの」
 信頼を得た奴隷をシホが異空間に匿って。無駄なく手際よく、救出を進めていく。
「さて、わしは別の所に救出に行こうかのう」
「私は……そろそろ戻りましょう。そろそろ目を覚ましてもおかしくないので」
 貴族の男は、不審さを与えないように、手で性欲を発散させて自然な眠りに移行させている。さっさと無力化しても良いが、まだ利用価値があるかもしれない。
「うむ、ではお互い、もうひと頑張りといくかのう」
 頷いて別れると、バラバは適当な商人を見つけ、また親しげに声をかけていく。
「おお、お主。随分と景気が良いようじゃのう? いや、お主のような若い者がこれほど手広く商うとは、さぞや――」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

子豚・オーロラ
POWになるのかしら
ふりじゃなく完全に奴隷だけど

あれからさらに薬を塗りこまれ体が肥大
手は後ろ手に固定され、首輪と足枷をつけた無様な姿
大勢の前に引きずりだされ、笑いものにされながら肉をいたぶられ公開調教を受け続け

練習試合として、同じように体を変えられた女性と巨大な肉をぶつけあわされたりも
相手には【爆乳籠絡鞭】を当て、「お願い、死んでぇっ!」とわざと実行困難なルールを課すことで、無様に完全に折れた印象と申し訳が付く程度の微細なダメージを与えるわ
試合ついでに彼女たちの人数や収容場所を確認よ

勝利の褒美はより強力な薬の直接注入?
あぁぁぁっ、体がもっとぉぉぉぉ!(ぶくぶくぅ)

アドリブ、絡ませ、やりすぎ歓迎



「さて。せいぜい客を楽しませろよ?」
「くっ……!」
 船内の娯楽として、奴隷同士の戦いに引きずりだされたオーロラ。
 その胸や尻は肥大化させられた上、先程まで見せしめにたっぷりと痛めつけられ、真っ赤に腫れ上がっている。
「い、いや……やだ……」
 相手も同じような姿で、怯えた様子を見せる。巨大な肉同士のぶつかりあう闘いは、無論真っ当な試合など望まれていない。
「良いぞー、デカ乳どもー!」
 胸がぶつかる度に飛ぶ野次は、まさしく、見世物だ。
「くっ……! お願い、死んでぇっ!」
 それでもオーロラはこのような闘いには多少慣れている。乳で相手の乳をひっぱたくとともに、理不尽なルールを課し、破らせる事で、微細なダメージを与えて屈服させる。
「ひ、ぃぃ……」
「ごめんなさい、悪く思わないで……」
 痛みにのたうち回る相手を見下ろしながら、勝ち名乗りをあげるオーロラ。敗者が連れていかれる様をしっかりと見つめ、その場所や人数を確かめていく。
「流石、元から豚だった女は違うな?」
「っ、何を……あっ!?」
 だが、男達はそんなオーロラに、さらなる薬を打ち込んだ。途端、身体が熱くなる。
「ほら、勝者のご褒美だ、ありがたく受け取るんだな」
「あぁぁぁっ……あっ、あああ~っ!?」
 さらに肥大化していく胸やお尻。オーロラをして立っているのも難しい程で、よたよたとふらつく度に肉が揺れる。
 そんな無様な有様に観客達はドッと湧き上がり、野次や罵倒が飛び交う。
「さぁて、それじゃあ次の試合だ、頑張れよ?」
 相手を変えて試合は続く。負けて相手に『褒美』を押し付ける訳にはいかない、だが勝ち続ければ……不安の中、身体の芯が、僅かに火照るのを感じる。

大成功 🔵​🔵​🔵​

アヴァラ・ガヴァラ
黒幕オブリビオンに近づくには最も従順な奴隷である必要があると考え、どのような仕打ちにも耐える覚悟のアヴァラ。
奴隷商人たちが考えた彼の商品価値を最大にする道は、単純な荷引き作業をする牛馬の代替品として販売することだった。数匹分の仕事を単独でこなすと見積もられた。
彼は牛の如き鼻輪を付けられ、調教とすら言える訓練を施されて、家畜としての所作を心と身体に叩き込まれる中、いつしか任務への使命感が薄れ、快楽に溺れ始めていた。
調教の順調さに気を良くした商人らは島に到着したら仕上げとして、舌切除、四足歩行に特化させるべく手足の切り詰め、去勢、などの施術を検討。より完璧な商品を追求すべく議論に熱が入るのだった。



「おらっ、遅いぞ、もっとしっかり進め!」
「グッ……!」
 鞭打たれ、苦悶の声を漏らすアヴァラ。痛みに耐えて前へと進む……四つん這いで。
「へへっ、牛の数匹分、一匹で働くんだからなぁ、大したもんだぜ」
 オブリビオンに近づく為、奴隷としてどのような扱いでも受けると覚悟した彼だが、その扱いは完全に牛馬の如く。鼻輪を付けられ、直立を許されぬ様は、完全に家畜の牛そのものだ。
「良いか、自分を人間だと思うなよ。てめぇは家畜だ。家畜らしくしっかりと働けよ」
「わか……ぐぅっ!?」
 返答を咎めるように、また鞭。調教師の冷たい視線がアヴァラを突き刺す。
「まだわかってねぇようだな、家畜が喋るかよ!」
「……」
 人としての尊厳を、完全に否定される。逆らえば鞭。次第にその心が摩耗する。
「よぉし、良い子だ。そら、褒美だ」
 そこへ優しくされれば……もう抗えない。その褒美が、床に放り投げられた餌であったとしても、構わず喰らっていく。
「うぅむ、良い仕上がりですな。島につくまでには完全に家畜になるでしょう」
「このままなら高く売れるだろうが……どうせならもうちょっと改造した方が高く売れるか?」
 そんな有様を見ながら、商人達は算段を続ける。
「奴隷として要らないものは全部切り落としちまうか」
「それは良い。舌に、四肢の先……あと去勢もしておきましょうかね」
 到底、人間にする仕打ちではない。だが、アヴァラはそれを聞きながら、恐怖も嫌悪も感じない。
 家畜ならば、甘んじて受け入れるものだ。さて、しかし自分は、どうしてここに来たのだったか――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

三千院・操
※NGなし、容赦ない描写・アドリブ歓迎
あぁぁはっ、へぇっ、これがご禁制の薬かぁっ……!
剥き出しになったおれの筋肉にいろんな視線が注がれてて思わず熱り立つよ!
奴隷として完全に捕まっているから何もできないし、触られたり殴られたり、はたまた慰みモノにされちゃったり?!
薬の効果で呂律も回らないし、感度はいつもより高いし最っ高! ……切れそうになったらさっきコピーした薬を自分で使っちゃお!

今おれは「奴隷」だからね!
目一杯油断させるために目一杯従順で素直な奴隷になるよ! 荒くれ者たちにどれだけハードに嬲られたって、ぜったい屈しないんだから!!(フラグ)



「あぁぁはっ……へ、ぁっ……」
「ああん? 何言ってんのか分からんなぁ」
 舌の呂律が回らない。薬漬けにされた操は、男たちのされるがまま。
「おら、はっきり言えよ!」
「ぶべっ!」
 そうしたのが自分たちである事を棚に上げ、一人の男が操の脇腹を蹴り上げた。薬で痛覚が跳ね上がった身体、脳天にまで激痛が響き渡る。
 もっとも、すでに全身は痣だらけ、腫れ上がっている。今更一発蹴られた所でどうなる訳でもないほど、痛みが身体を支配する。骨も何本かイッているだろう。
「せっかくイイ身体してんだしよぉ……ちゃんと、楽しませろよ?」
 暴力だけではない。男達の性欲のはけ口にもされていく。すでに何人目だったか……数えられるほど、薬漬けの思考は纏まらないが。
(んぇ……さい……こぉ……)
 身体の内も外も、全ての苦痛は快楽にしか感じない。壊れていく様に無数の視線が注いでいるのがまた、気持ち良い。
「お? 薬がそろそろ切れそうか? 追加もってこい!」
 切れたら自分でコピーしようかとも思っていたが、そもそも薬を切らす程相手は生温くない。何本か、何十本か、注射の穴が乱暴に何本も開けられて。耐性が出来れば新しくより強い薬を打ち込まれる。
「いい顔だぜ、でももっといい顔にしてやるよ!」
「うぉっ……んっ……ふぅぅっ……お、らぁっ!」
 顔面を渾身の力で蹴り飛ばされ、その刺激が伝わった男が操に欲望の迸りを注ぐ。快楽が操の脳を焦がしていく。
(ああ……もう……きもちいいしか、かんがえられない……)
 確か、素直な奴隷になって油断させる……などと考えていたような気がする。すでに何も覚えていない。
 感じているのはただ今この瞬間。痛みと快楽に、理性も記憶も何もかも塗り潰されていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

マレーク・グランシャール
【壁槍】カガリ(f04556)と

女商人を籠絡し、可能な限りの情報を得たい

顔に似合わないと言うが試してみる気はないか?
勘違いするな、歌と演奏のことだ

【竜哭風琴】(バンドネオンに似た蛇腹の楽器)を携え歌唱を披露
船旅に退屈している女商人や船員を楽しませて魅了し、商品である奴隷達を慰撫する
情報を得るのに口を滑りやすくするためであると同時、島に到着する前にUC【竜聲嫋嫋】で奴隷として潜入する仲間の身心を癒しておくためだ
主人である女商人への恩義を忘れず、誠意を尽くそう(演技半分、本心半分)

敵であるオブリビオンに関する噂、特に敵の能力や性質についての手がかりを得られたらいい

カガリ、そっちは何か聞き出せたか?


出水宮・カガリ
【壁槍】まる(f09171)と
※アドリブ可

…あの時の奴隷、希望を捨てないでもらいたいな
まるの歌が聞こえる。ずっと聞いていたいが、カガリも頑張ろう。

商品…の状態を、確認しておきたい、と言えば。通して貰えないだろうか。
乗る前に体調を崩していたものがいたから、と
奴隷の確認ができても、できなくても、
奴隷部屋?を管理するものに、ちょっと聞いてみようかな(誘惑)
今回が、初めてなので。下手に、相手の地雷を踏んだりしては、そちらも困るだろう?
今回の相手(オブリビオン)に対して、した方がいい事とか、してほしくない事とか。わかる範囲でいいので、教えてもらえないだろうか(首傾げ)

何かわかれば、まると共有するな



 竜の哭き声に似た哀切な音色と、それに調和する低い歌声。
 マレークの奏でる音楽は、荒んだ奴隷船の人々ですら、手を止め耳を傾ける。
 顔に似合わないと笑った女商人も、聞き惚れるように目を閉じている。
「まるの歌が聞こえる……」
 それを少し離れた所で聞き、目を細めるカガリ。
「ずっと聞いていたいが……カガリも頑張らないとな」
 マレークも、女商人の気を引き、取り入るために頑張っている筈だ。それを思えば、勇気づけられる。
「商品……の状態を、確認しておきたい。良いだろうか?」
「……あ、ああ、あんたは客だったな。良いぜ、でも妙な真似はすんなよ」
 見張りですら音楽に耳を傾けていたようで。僅かに笑みを零すと、すぐに表情を引き締めて室内に入る。
「大丈夫か。体調を崩していた者もいただろう、買う前にダメになって貰っては困る」
 口ではそう言いつつも、気遣って奴隷達を見回すカガリ。
(……流石、まるだな)
 どうやら、彼らの体調は大分良くなっているようだ。これもマレークの美しい音楽が癒やしの力を与えたためだろう。
 無論、奴隷としての境遇を儚み、絶望してはいるが、そんな彼らにすら一時の安らぎを与えている。
「ふむ、大丈夫そうだな。ところで……」
 こちらも、頑張らなくては。カガリは奴隷から視線を外すと、奴隷部屋を管理する男に視線を向ける。
「これから商談するボスとやらの話、聞かせてもらってもいいだろうか?」
「ボスの話?」
 男ながらに整った顔立ちに覗き込まれて少し顔を赤くする相手に、構わずカガリは重ねて問いかける。
「今回が、初めてなので。下手に相手の地雷を踏んだりしては、そちらも困るだろう?」
「まあそりゃそうだが……ボスの事なんぞよく知らないからなぁ……」
 その様子を見れば、何か隠している訳ではなく、本気でそう思っているのは明らかだ。
「や、俺だけじゃないぜ。ボスの事を知ってる奴なんて、俺の知る限りいねぇよ」

「まあ、うちのボスは本当に慎重だから。絶対に人前には姿を現さず、指示だけ送ってくるのさ。一応伝令役みたいなのはいるけど、余計な事は絶対喋らないし」
 マレークも、演奏の休憩時間を利用して、女商人に問いかけていた。
「そりゃあまあブラックマーケットのボスなんて、恨みは買う、国には目を付けられる、野心家には利権を狙われるで、表に出難いもんだけどさ。その点ボスは徹底してるね」
「なるほどな……」
 考え込むマレークに対し、音楽でリラックスしたためか、女商人の口は軽い。
「まあ、姿を見せずとも影響力を示せるだけの実力も有るしねぇ。相場の変動やら、摘発の場所や日取りやら……ボスに知らない事はないのさ。ボスからの指示がなきゃ、うちのマーケットはこんなに大きくなっちゃいないね」
(そういえば、予言を用いるなどと言っていたか。本当に予言しているのか、それとも広い情報網を持つのか……)
 まあどちらであるにせよ、侮り難いのは間違いあるまい。
「それより、そろそろ休憩は良いだろ。続きを聞かせておくれよ」
「……ああ、良いだろう」
 女商人に催促され、再び演奏を再会する。雇い主への誠意は、演技だけではなく本心も半分。雇ってくれた恩義を忘れないのは、彼が真面目であるが故か。
(カガリの方とも、後で情報を交換しないとな……)
 おそらくボスについて聞き出せた情報は似たようなものだろうが、奴隷の様子も気になる。……だが今は、演奏に集中し、歌声を紡ぎ出していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

時雨・遥華
【閃教師】
くっ、拙者としたことが捕まってしまうとは…しかしやつらの長に会うまでの辛抱だ、耐えなければ…

やつらに連れていかれ室内へ
――なっ、奴らなんということをっ
既にこの部屋に連れてこられていた女性が男どもに…
くっ、助けねばっ――ひぁぁん!
んっ、やめろぉ…胸を…うぅん…
はぁ…くぅ…

こ、今度は何だ…!?やめろっ、そんなものを私の胸に挟むなっ!
んあっ、あぁ!熱いっ変な感じがっ―ああっ!
ぐぅ…つ、次はあの女性と一緒にだとっ
んぁ…ひぃん…向こうの胸と擦れて…ふぁん…駄目っ

※アドリブ歓迎 胸で挟む以上はNG


エイミ・レコーラル
【閃教師】
あらあら、捕まっちゃったわね。でも捕まった人達がちゃんと逃げれるように私も調べておいた方がいいかしらね。
見張りの人に世間話をしながら何かヒントがないか探しましょう

とっておきの情報を教えるって言って別室に連れてこられたと思ったら…欲望の発散のために…んんっ、終わったら教えるなんて…
あんっ、でも…最近ご無沙汰だったせいもあって、少し疼いちゃってる…

彼らの相手をさせられてたらもう一人女の子が。あの子は…まだうぶな子ね。さすがにあの子まで好き勝手されるのはやめさせたいけど…なんとか商品価値のためって理由で止められるかしら

今度は私とあの子の胸で挟めだなんて…

※アドリブ歓迎 Hめ歓迎



「それで? とっておきの情報って何かしら?」
 奴隷として捕らえられながらも、見張りを誘惑し、情報を聞き出そうとしたエイミ。ならばと部屋に連れて来られる。
「ああ、話してやるが……その前に」
「ん、ぁんっ!?」
 だが、何か聞き出すどころか、その豊かな胸を握りしめられ、声が溢れる。身悶えし、喘ぎに身を捩る。
「話が……ちがっ……」
「情報料は前払いで貰わないとな?」
 そのまま下も指で攻められ、身体を跳ね上げる。さらに、部屋にいた他の男たちも、エイミへと集まって来た。
(ああんっ……最近ご無沙汰だったから、身体が……!)
 疼きが熱を帯び、身体が熱く染まる。息が弾み、身を捩り……喘ぎが止まらない。
「まだまだ……ほら、もっとだ」
「ん、くぅぅぅぅぅっ!」
 そのまま取り囲まれ、何度も、何人もの欲望を受け止めさせられて。エイミ自身も疼きを解放させられていると、突然、部屋の扉が開く。
「くっ、拙者としたことが捕まってしまうとは……なっ、何っ!?」
 捕らえられ、連れて来られたのは遙華だ。屈辱に唇を噛み締めていたが、エイミの姿を見ると驚きに目を見開く。
「な、なんということをっ……今助け、ひぁぁん!?」
 すぐさま助けに入ろうとするが……当然、捕まっていてはどうにもならない。それどころか胸を握りしめられ、力を奪われてしまう。
「んっ、やめろぉ……胸を……うぅん……」
「どうした、助けるんじゃなかったのか?」
 胸を捏ねられて、喘ぎが止まらない。ガクガクと脚を震わせ悶えるが、手を振り払えない。そんな乱れぶりに、男たちはさらに遙華の際どい部分へと手をのばす。
「も、もちろんだ……ひぁっ、は、離せ、やめ……んぅぅぅっ!」
「ちょっと……その子にヤりすぎるのは、商品価値を下げちゃうんじゃないかしら?」
 それを止めたのはエイミだ。慣れている自分が好き勝手にされるのは良い。
(けど、あんなうぶな子が好き放題されるのはね……)
「む……確かにそうか」
 所詮彼らは雇われの身。『摘み食い』は許されていても、商品を傷つける事までは許されていない。エイミの言葉に我に帰る男達。
「けどまあ、胸ぐらいなら良いよなぁ?」
「こ、今度は何を……や、やめろっ!?」
 だが逆に言えば、商品を損なわないなら何をしても良いと言う事。胸を露出させられ、男の証を挟まされる遙華。
「そ、そんなものを……んあっ、あぁ……熱いっ……!」
 未知の感覚が身体にこみ上げ、胸が溶けるように熱く感じられる。顔を赤く染め首を振り……恥辱と困惑がその身を支配する。
「んっ……おい、お前も、止めたんだから責任は取ってもらうぞ」
「責任って……きゃっ!?」
 遙華同様、エイミも胸を使わされ。それを挟むような体勢を強いられる。
「ふあんっ……あっ、だめ、擦れ……!」
「んっ、こんなの……ひぅぅっ、そっち、もっ……あっ……!」
 エイミの胸と擦れる事で、また新たな未知の感覚が生まれる。激しい声を漏らし、悶え喘ぐ遙華。
 そして慣れているエイミは胸だけでは許さないとばかり、他の男が下半身も突き上げてくる。
「だめ、うごかさ、なっ……んひぅっ」
「ごめんなさい、無理っ……んんぅ!」
 2人の胸がぶつかり合うたび、甲高い悲鳴が重なり合う。
「へ、んな、感じ……ふぁん……ダメっ……」
「はぁ、はぁ……んっ、んんんっ!」
 遙華の瞳から次第に光が失われ……だがエイミももはや、それを気遣う余裕などない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

夜月・クリスタ
客として乗り込んだ妾は、ソファー的な物に座りながら他の奴隷商や客と【コミュ力】で会話したり、付近の会話に【聞き耳】を立て行先や黒幕について【 情報収集】するぞ。

「いおいいいおぉ、ああぁ…(気持ちいいよぉ、ママぁ…)」 …嬌声を聞きながら。

嬌声の主は処置を施した娘…いや『愛玩動物』。
こ奴には媚薬と涎が止まらなくなる薬(処方された鎮痛剤)を飲ませてから服をはぎ取り、目隠しとボールギャグ、手錠を両手首と足首に装着させ強制四つん這い状態にさせてある。現在はスキンシップ(意味深)中なのだ。

しかしママか…。まだ自分が何者か思い出せぬはずなのにな。ただ実の親ですらない妾を慕ってくれるのは、純粋に嬉しい…。



「ふむ……全く、救い難いな、人間と言うものは」
 客として堂々と乗り込み、用意された長椅子に腰掛けて寛ぐ妖狐。周囲の会話に耳を傾ける度に、その退廃とした会話に眉を寄せる。
「……まあ救い難いのはこやつもかもしれんが」
「んぉ……おぉ、んぉぉぉぉ……」
 そうして視線を向けた先。嬌声を漏らしながら、四つん這いで腰を振るのが、彼女が憑いているクリスタである。
「勝手に家を出てこんな所まで来た罰だ。……いや、罰にはならんかもしれんが」
 手足を拘束されて四つん這いのまま動けず、媚薬のせいで裸身が激しく疼く。目隠しに口枷、しかもその口からは止まらぬ唾液。
 完全に『愛玩動物』と化しているクリスタを悠然と見下ろす妖狐。
「いおいいいおぉ……」
「気持ちいいよぉ……か。やれやれ……」
 つま先を伸ばして軽く弄り回すと、嬌声が溢れる。罰……とは言っているが実際の所は、少々過激な母娘のスキンシップだ。轡でくぐもっていようと言葉が通じるのもその証。
「いおいいいおぉ、ああぁ……」
「……ママ、か」
 クリスタから漏れる言葉に、僅かに表情を緩める妖狐。
「まだ自分が何者か思い出せぬはずなのにな……」
 実の母娘でないのに、これほどに慕ってくれる。嬉しくない訳がない。
「……まあそれはそれとして、ちと反省しておれ。まだ怪我が治っていないと言うのに」
 そう言いつつ、鎮痛剤もしっかりと飲ませている辺りは、やはり自分も甘いと自覚はしている。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エミイ・ラーダ
なんとか護衛として潜り込めたけど……疲れた
着くまでゆっくりしていよう

護衛にあてがわれた部屋で休もうとすると他の護衛たちに声をかけられる
別にどうやって雇われたって、アンタに関係ないでしょ、ほっといて
なに? ……っ、バッカじゃないの!
アンタ達なんか、相手にするわけないっ……きゃっ!
囲まれて脱がされる
……ほんっと、男って!

っ、こんなやつら、ほんとは、なんてことないのに
でも、騒ぎは起こせない……
結局無抵抗で受け入れる

くっ……う、ぅ……っ、むぐっ
無理やり、何人も、何回も
口で、胸で、前で、後ろで、相手させられちゃって
……終わり?
こんなの、乱暴で、痛いだけ
……ヘタクソ
はやく、終わらないかな

アドリブ絡み大歓迎



「おぅ、てめぇみたいなガキがどうやって雇われたんだよ」
「……アンタに関係ないでしょ、ほっといて」
 護衛に割り当てられた部屋で、他の護衛に話しかけられたエミイ。疲れもあり、苛立ち混じりに睨みつける。
「なんだよ、一緒に仕事するならスキンシップも必要だろ?」
「……っ、バッカじゃないの! アンタ達なんか、相手にするわけない……きゃっ!?」
 だが、その生意気な態度がむしろ相手を刺激したか。ベッドに押し倒され、組み伏せられてしまう。
「くっ……ほんっと、男って……!」
 周囲の男達も加勢に入ってくる。あっという間に服を剥ぎ取られ、年に似合わぬ身体が露出する。
(こんなやつら、ほんとは、なんてことないのに……)
 だが、騒ぎを起こす訳にはいかない。無抵抗の男たちの欲望を受け入れるしかない。
「むぐっ……ふむっ、んっ……んぅぅっ!」
 口で、胸で、前で、後ろで。身体中のありとあらゆる所を、欲望のはけ口にされる。体内に何度もそれを受け入れ……一度では終わらない。何人も、何度も。
「どうだ。気持ちいいか、ん?」
「……こんなの、乱暴で、痛いだけ……ヘタクソ」
 男達の言葉に反発して睨みつけるのは、せめてもの反骨心か。とはいえ当然、そんな態度は男達に火を付けてしまうだけだ。
「へぇ……じゃあ痛くならなくなるまで、たっぷりと躾けてやるよ!」
「くっ……う、ぅ……っ、むぐっ」
 身体も心も、内も外も、真っ白に染め上げられていく。代わる代わるに、何度も、何度も。気絶しても、水をかけられ起こされる。
(はやく、終わらないかな……)
 頭の中でぼんやりとそんな言葉が浮かび、それもまた、白に押し流されていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セナ・レッドスピア
※アドリブ歓迎
NGなしでOKです

商人の手に落ちてしまい、船の中でも彼らに好き放題され続けている最中、
オブリビオンの配下らしき男達がやって来て、
商人がお世辞を交えつつ、何か話しているのが聞こえる…

好き放題されてる最中なので、詳しくは把握できないけど、
奴隷と…私の扱いに関して話してる感じ…

しばらくして、彼ら双方にとっていい方に話がまとまったらしく、
商人と配下が握手を交わした後、私の方に近づいてきます。
…皆一様に、いやらしい笑みを浮かべながら…

目的の所にたどり着けるかどうかも含め不安になりながらも、
私だけでなく、別の奴隷も加えられ、
激しさを増す「宴」はまだまだ続きます…

(私…どうなっちゃうの…?)



「っ……ぁ……」
「おっと……やりすぎたか」
 もう何人の相手をさせられたか覚えていない。力尽きて完全に脱力した所で、ようやく解放されてベッドに身体を投げ出すセナ。
 もっとも、解放と言っても一時的なものだ
「おい、ポーションはまだか?」
「今持って来てる所だぜ」
 力尽きたのも、一度や二度ではない。その度に薬で無理やり回復させられて……この責め苦のループは、永遠に続きそうだ。
「ほぉう……それはそれは、ありがたい……」
 そんな彼女の耳に、商人と、誰かの会話が聞こえる。耳を澄ます体力はないので、勝手に耳に入ってくるのを漏れ聞く事しか出来ないが。
「ええ、あの奴隷はなかなか……はい……ええ、それはもう」
 どうやら商人より上の立場の相手のようだ。もしかしたらオブリビオンの配下か……だがそれを聞き取る事も儘ならない。だが、自分の事を話しているらしい。
「……ええ、ではそういう事で」
 何やら、契約が結ばれたらしい。そしてその脚でこちらにやってきた商人達の表情は、一様にいやらしい笑みで……。
「ああ、いや、そのままで構わんよ。むしろもっと盛大に行こうじゃないか」
「おお、流石話が分かるぜ!」
 機嫌の良い商人により、他の奴隷達も放り込まれ、さらなる淫らな宴が広がっていく。当然、セナもその宴の参加者だ。ポーションを飲まされ、また腰を振らされていく。無論腰だけではない、他の場所も好き勝手に。
(私……どうなっちゃうの……?)
 不安に苛まれる心も激しい蹂躙に押し流される。相手は護衛か、商人か、別の奴隷か、それを認識する余裕すらない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

セラフェリア・アルセリス
※無表情系

【WIZ】
偉い大商人にロリコンとかいませんか。
そういう人への接待を私に任せて下さい。
商人さんには奴隷にしてもらった恩義も有りますし、奴隷として売られる前に都合の良い情報を持ってきてあげます。

と、1章でお世話になった(お世話してあげた)商人さんを言いくるめて、なんやかんやあった後、ツヤツヤした大商人さんとベッドインした状態で情報収集とかしたいです。
無表情を隠すために、甘えるように顔を埋めたりしましょう。
「やっぱり大商人さんともなるとご立派なんですね、凄かったですよ」
「あの、私は何処へ売られてどんな仕事をするんでしょう?」
「この船で特にご挨拶した方が良い方などはおられるのでしょうか?」



「やっぱり大商人さんともなるとご立派なんですね、凄かったですよ」
「ふふふ……そうかね」
 なんだかツヤツヤした肌の大商人に、ベッドの上でぎゅっと抱きつくセラフェリア。
「キミも可愛いのに素晴らしかったよ……いやぁ、彼には良くしてあげなくてはねぇ」
「ありがとうございます。これで、奴隷にしてもらった恩が返せます」
 恩返しの名目で接待に名乗りを上げたのだが、それがどこまで本気かは、その無表情からはいまいち読みにくい。
 感覚も鈍いせいであまり顔色が変わらず、それを隠すために、相手の胸に顔を埋める。
「あの、私は何処へ売られてどんな仕事をするんでしょう?」
「ふむ。ボスに売られる……というのは知っているが。どんな仕事をするのかは知らないねぇ……」
 質問に考え込む様子を見せる大商人。
「まあ、おそらくボスは、我々から買った奴隷を有力者に売りつけて繋ぎを作り、それでマーケットを大きくするつもりなのさ」
「なるほど、そうなると確かに、その後誰に売られるのかは分かりませんね……」
 あちらこちらへ、目的と代金に応じて散り散りに売られていく事になるのだろう。需要が様々であるがゆえに、奴隷も様々と言う事だ。
「まあ、キミのような子なら、私が買っても構わないがねぇ……ふふふ」
「ん……ありがとうございます」
 すっかり気に入ったようで、セラフェリアの身体を弄り回す大商人。
「この船で特にご挨拶した方が良い方などはおられるのでしょうか?」
「顔役みたいな者は特にはいないが、有力な商人と繋ぎを作っておけば、今後の商売はやりやすくなるだろうねぇ」
 弄り回す手は、そのままセラフェリアを抱き寄せる腕にかわる。その表情は下品にぎらついて。
「まあ、そんな事より、そろそろ、続きをしようじゃないか……」
「わかりました。頑張ります」

大成功 🔵​🔵​🔵​

シノミ・アルマータ
【絡み&アドリブ歓迎 処女が無事なら何してもOK】
すっかり女奴隷達に調教されてしまい、他の女性猟兵と戯れの様に絡まされ
ショーのようにお互いを慰め合いますわ
元々、同性が好きなわたくしは、イケナイと罪悪感を持ちつつも淫らな命令に従う
その背徳で更に体を火照らせ…女の子に対する奉仕を一生懸命やって…
ああ、これでは本当に奴隷の様ですわ…でも、止められませんの…
同じく奴隷になった子達と終わらない淫欲の宴を続けてしまいますわ
我慢できずに乱入してきた奴隷商たちにも散々弄ばれてしまって…
奴隷として散々仕込まれてしまいますわね…

もしかしたら目隠しをした状態で妹のミヤコにも色々しちゃったりするかもしれませんわ…!?


百目鬼・明日多
【護衛と海賊姉弟】
引き続きミヤコさんの弟として行動します。
ミヤコさんに合せる形で、女商人と仲良くなっておきましょう。
フランさん(フランチェスカ)の様子には流石に苦笑を浮かべますが
「彼女の扱いについては、姉さんに任せます」と話します。
ミヤコさんとフランさんが行為を開始したら、女商人に近づき
「姉さんは何時もあんな感じでして…
ところで僕も変な気分になってきたんですが、せっかくなので如何です?」
と誘ってみます。僕は性的な方向であれば結構凄い方らしいので
上手くそちらに乗せられれば、行為をしながら情報を訊き出してみます。
…行為中に隙を突かれない様に、一応アバターを何時でも出せる様には
しておきましょう…


フランチェスカ・ヴァレンタイン
【護衛と海賊姉弟】

色々と物申したくはありますが… 潜入は出来ましたので良しとしましょうか、ええ
こういった局面に陥るのが初めてというわけでもありませんし、ねえ…?

理性はどうにか保ったままながら、表向きは徐々に調教されていっている風を装い
調教する男達が”素材”の良さに思わずあれこれ口を滑らせる内部情報の収集などを

やがて様子を見に来たお二人と女商人に思わぬ掘り出し物だと報告する男の後ろで、色々とアレな姿で嬲られながらも調教度合い9割ぐらいな様子で他の男達へご奉仕しているような有様に?

気が付けばミヤコさんに”試用”される流れの中で表向きの装いも剥がれ、すっかり奴隷として仕上げられてしまうでしょうか、と


ミヤコ・グリードマン
【護衛と海賊姉弟】こっそりガン・ビットを飛ばして船内の他の奴隷商や奴隷の数は把握しておくのね。島に着くまでは女商人の客としてのんびり船旅気分。仲良くしたいアピールしながら、捕まったフラニィ(フランチェスカ)の様子を見に行くね。「奴隷として調教してくれるならそのまま買い取ってもいいの。彼女は先約には入ってないでしょ?」フラニィの体を舐め回すように見て、「フラニィってこんなとこにもほくろがあったんだぁ♪」お尻の谷間にほくろを見つけて口づけしたり、真の姿になってアバタールと二人で前後から挟んで、奴隷としての仕上がり具合を確かめるね♪「「うふふ、素敵よフラニィ♪」」



(色々と物申したくはありますが……)
 男達に身を委ねながら、少し遠い目をするフランチェスカ。
(潜入は出来ましたので良しとしましょうか、ええ)
 まあ、こう言った事が初めてな訳でもない。調教された振りをして、男達に身を委ねながら、情報を集めていく。
「ふふ、すげぇぜ、こんな上玉滅多にいるもんじゃねぇ……!」
「んっ……は、ああっ……んっ!」
 ――だが、男たちの欲望は激しい。『素材』の良さに興奮する彼らの欲望を、幾度となく叩きつければ、そんな装いも次第に剥ぎ取られていく。
「あら、随分出来上がってるみたいね」
 女商人達と共にミヤコがやって来た時には、すでに9割方理性の飛んだ表情で、男たちを受け入れるフランチェスカ。
「むっ……んむっ、ふぅっ、むぅっ……」
 豊かな肢体と口で自ら奉仕を続ける姿に肩を竦めつつ、ミヤコは女商人へ視線を移す。
「ねぇ。彼女を買い取っても構わないかしら。先約は入ってないんでしょ?」
「そりゃ……構わないが。酷い女だねぇ」
 自分の護衛として雇っておいて、調教させて奴隷として買い取る。そんなミヤコの仕打ちに、呆れたように肩を竦める女商人。
 だが、ここまででなんだかんだとスキンシップを図っていた事もあり、特に不快感を抱いた様子はない。
「じゃあ、まずは試用させて貰ってもいい?」
「もちろん。今更一度二度試した所で商品価値が減る訳にもなし」
 許可を得るとミヤコは、フランチェスカを男たちから奪うと、くすりと笑みを浮かべてその身体を見つめる。
「……フラニィってこんなとこにもほくろがあったんだぁ♪」
「あ、ふっ……んっ……」
 恥ずかしい部分へのほくろに口付けられると、ビクンと身体を跳ね上げるフランチェスカ。敏感になった身体に唇が、舌が這うと、身体が熱く滾る。
「やれやれ……本当、良くやるねぇ」
「姉さんは何時もあんな感じでして……」
 そんな様子に苦笑を浮かべる女商人の元へ、同じような表情で近づく明日多。ついでに言えばフランチェスカもあんな感じな気がするが。
「あんたは良いのかい、あれで?」
「ええ、彼女の扱いについては、姉さんに任せていますので」
 頷くと、その手を女商人の背に回す。
「ところで僕も変な気分になってきたんですが。せっかくなので如何です?」
「へぇ?」
 いっそ自分も『あんな感じ』に乗るのが良いか。女商人に誘いをかける。
「子供にしては結構慣れてるようだけど。あたしもヤるってなったら容赦しないよ?」
「ええ、望む所です」
 頷き、肌を重ねる明日多。

「……ひぃっ……いやっ……あ、だめっ……」
「なら止めますか? 止めてほしくないでしょう?」
 十数分後。完全に腰が抜けてガクガクと震える女商人を抱き寄せる明日多。警戒のため一応アバターを出しておいたが、全く必要はなさそうだ。
「僕、こっちの方は結構凄い方らしいんですけど。どうです?」
「すごぉ……すぎぃ……ひんっ!」
 軽く腰を動かすだけで、女商人が悲鳴を上げる。すっかり蕩けた表情を浮かべ、快楽に溺れきっている彼女を、さらに責め立てながら、情報を引き出していく明日多。
「「すっかり仕上がっちゃって……♪」」
「ひっ……ぁ、はっ……ふ、ひんっ……」
 一方、ミヤコの方も完全にフランチェスカを調教し尽くして。真の姿を晒し、アバタールと共に挟み撃ちに、容赦のない攻めはフランチェスカの理性を完全に壊していく。
「「フラニィはいつもエッチだけど……今日は特別素敵よ?」」
「は、ふぇ……ぁ……はい……ありがとぉ……ござい……らすぅ……」
 前後から同じ声で囁かれると、舌すら回らず脱力しながら礼を言う。与えられる快感は貪欲に求める。ピクリピクリと、弱々しく身体が跳ねる。
「「ほら、もっとあげる……だから……♪」」
「んひぃっ……は、んむぅっ……!」
 挟み撃ちの衝撃に何度も身体を跳ね上げると、ぎゅうとミヤコを抱き返し、乳房を押し付ける。だらしなく蕩けた肉体が、喜びを示すようにミヤコを包み込む。
「んっ、んっ……はひぃ……♪ わらひも……もっろ……」
「ええ、わかっていますよ」
 幾度目かの欲望を女商人にぶつけながら頷く明日多。完全にあしらうくらいの勢いで、蕩けきった彼女を抱きしめる。
「さて……そろそろ聞き出せる情報はなさそうですね」
「そうね。それにしても、本当にたくさん奴隷が集められてるのねぇ」
 男たちはすでに部屋の外、女商人は骨抜きで理性が飛んでいる。憚る事なく話す2人。ミヤコの偵察用ガン・ビットもリアルタイムで情報を集めている。
「にしても、まさか姉さままで来てるなんてねぇ……」

「はぁ……はぁ、んっ……もっとぉ……ですの、ねぇ……」
 別の女奴隷と絡み合い、奉仕を続けるシノミ。船内の娯楽の見世物として提供され、淫らな姿を見せつける。
(ああ、こんな事、イケナイ、ですのに……)
 わかっていても、快楽に溺れてしまう。淫らな命令に従い、言われるがままに身を捧げて、あるいは奉仕を続けて。元よりマゾヒスティックな願望がある彼女は、喜んでそれを受け入れてしまう。
(これでは本当に奴隷の様ですわ……)
 大きな胸に吸い付かれ、とめどなく声と、快楽の証が溢れる。その淫欲の宴を、奴隷商達は楽しげに見ている……見られているのに、止まらない。いや、見られているからこそ、止まらないのかもしれない。
 ――その商人達に紛れ、妹のガン・ビットがその姿を撮影している事には、彼女は気づいていない。
「随分と、気持ちよさそうじゃあないか。ねぇ?」
「っ……あ、んんんっ!!」
 シノミがすっかりと出来上がれば、そこに、興奮にたぎらせた奴隷商が乱入してくる。
「だ、だめっ……んっ、くっ、んん~~~!」
 元々、同性の方が好き……などと言うのは、ここまで調教されれば全く意味がない。誰から与えられる快楽であろうと、喜んで受け入れてしまう。
(ああ……もう……私……完全に、奴隷、に……)

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

彩波・いちご
【恋華荘】の面々と相変わらず…
…なんですけれど、さて、どうしましょう

奴隷商である私は比較的自由に動けそうですけれど、奴隷に扮している皆さんは下手なことできないでしょうし
かといって、皆さんを残していくのも不安ですけれど
「皆さん、奴隷同士でなにか情報収集できないか試してみてください」
仲間たちは商品の奴隷の中に送り込んで
「…私の商品に手を出したら、わかってますね?」
と脅しておきましょう

そのあと私は奴隷商人同士で話して取引先の情報収集しつつ
…他の奴隷になってる猟兵達も救う方法を考えておきましょう


高原・美弥子
【恋華荘】

うぅ、奴隷商人と奴隷だから仕方ないとはいえ、いちごと離れ離れかぁ
こんな場所で立場が立場だから心細いなぁ

いちごに言われたように情報を集めようにも、奴隷として怪しまれたらいけないからなぁ
第一、猟兵仲間ならともかく普通のって言ったら変だけど、現地の一般奴隷に聞いてなにか情報得られるものなのかな?
奴隷って基本的には知ってること少ないだろうし、ミスティ・ブルーに関することなら尚更だろうなぁ
ダメ元でよさそうな人に聞いてはみるけどね

いちごが釘刺してくれたから安心だろうけど万が一には隠し持ってるイグニッションカードで装備は何時でも展開できるからね、まぁ一発でバレるから使わないに越したことはないけど


アイ・リスパー
【恋華荘】
意識してるいちごさんとは別行動

「いちごさんが奴隷商人として動いている間に
私もいちごさんの奴隷役として情報を集めましょう!」

他の奴隷商人の奴隷に手を出すことはできないはずですから
私は奴隷と言っても比較的自由に動けるはずです。
可能な限り、敵オブリビオンの情報を探っておきましょう。

「何か知っているとすれば常連の奴隷商人ですかね」

奴隷の様子を見に来た奴隷商人に近づき、声をかけようとしますが……

「きゃっ」

突然襲いかかってこられて押し倒されてしまいます。

「ほ、他の商人の奴隷に手を出すとどうなるか分かってますよね!?」

ですが相手は偉い大商人で……
警告など無意味に味見をされてしまうのでした。


アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子

「か弱い女の子のいちごさんが奴隷商人として危険な橋を渡っているのですから、
この正義の騎士――いえ、剣闘士奴隷アルテミスも全力を尽くします!」

奴隷の皆さんに声をかけていき、脱出計画を練っておきましょう。

取引現場についたらオブリビオンとの戦いになることが予想されます。
そうなったときに、奴隷の皆さんには速やかに避難してもらえるように根回ししておきましょう。

「って、見張りの兵士にみつかりましたっ!?」

こうなったら仕方ありません。
大剣を抜いて……

「って、剣は厳重に保管されてるんでしたーっ!」

下卑た笑みを浮かべる兵士に抵抗するわけにもいかず
ビキニアーマーを剥ぎ取られるのでした。



「皆さん、奴隷同士でなにか情報収集できないか試してみてください」
 移動中、奴隷として潜入する少女達にこっそりとそう囁きかけるいちご。奴隷商人と奴隷が一緒に行動するのも不自然だ、途中で別れるのは仕方ない。
 そう言いつつも、その表情には不安が隠しきれない。3人を奴隷の牢の中に入れると、周囲の他の奴隷達を睨みつける。
「……私の商品に手を出したら、わかってますね?」
 その脅しがどれほど役に立つかは分からない。だが、彼女達のためには何かせずにいられない。
 立ち去る時も、後ろ髪を引かれながらその場を後にする。
「いちごさんの期待に答えなくては……!」
 そんな思いを受け止めて、燃え上がるアルテミス。
「……大丈夫かなぁ」
 そして、そんなアルテミスを見て不安を募らせる美弥子。まあそれ以前、こんな場所でいちごと離れる事がすでに心細い。
 普段は明るい性格に見える彼女も、実は繊細な人見知りだ。不安と心配は、隠しきれない。
「と言うかそもそも、現地の一般奴隷に聞いてなにか情報得られるものなのかな?」
「確かに。となると、情報を聞き出すなら奴隷商人ですかね」
 その言葉に頷いて同意すると、牢の外の様子を伺うアイ。他の商人達が様子を見に来るのを待ち構える。
「私は、そう……脱出計画を練りましょう!」
 アルテミスは、オブリビオンとの戦いに備え、奴隷達をスムーズに逃がせるようにと考える。
「か弱い女の子のいちごさんが奴隷商人として危険な橋を渡っているのですから、この正義の騎士――いえ、剣闘士奴隷アルテミスも全力を尽くします!」
「それは良いと思うけど、声……! 声大きいから……!」
 いつでも元気の良い事は美徳かもしれないが、今は困る。声をひそめて必死にアルテミスを制止する美弥子。
「む、そうですね……気をつけなくては」
 言われて頷き、声をひそめて静かに奴隷たちに語りかけていくアルテミス。
「――ですから、私は皆さんを助けに来たのです。今は囚われの身ですがそれも仮初めの事、島につけば必ずや!」
「おい、何をしている!」
 そして語りかければ熱くなり、熱くなれば我を忘れ、我を忘れれば見張りに見つかるのである。
「はっ……見つかってしまったなら仕方ありません!」
 すぐさま、背に携えた大剣を構え、見張りの兵士と対峙しようとするアルテミス。
「……あら?」
 だが、当然の如くその手は空を切る。それはまあ、奴隷に武器を持たせたままの筈はない。
「剣は厳重に保管されてるんでしたーっ!」
「……ああ、もう」
 自爆していくその有様に頭を押さえる美弥子。あまりにテンプレートな女騎士の姿に、いっそ不安を感じている余裕もないのがある意味では幸いか。
(助けようと思えば助けられるけど……ここで騒ぎを起こすと、いちごが危険よね)
 胸元に隠したカードの中には、全てが仕舞われており、一言で解放出来る。だがそうして騒ぎを起こせば、自分たちが潜入した奴隷だとすぐにバレてしまう。
(アルテミスだけなら……一人だけ変な奴隷が混じってたって事で誤魔化せるし)
 それに、見張りの兵は上に報告する気がないらしい。
「……黙っててほしけりゃ……分かるよなぁ」
「分かりませ……きゃ、あっ!?」
 ビキニアーマーを剥ぎ取られ、顔を真っ赤にして身体を庇うアルテミス。下卑た視線を向けられ、恥辱に打ち震える。
(まあ、それにあんまり酷い事はされなさそうね)
 アルテミスにしてみればすでに十分恥ずかしいが、美弥子が見る限り、それ以上の事はされそうにない。
 おそらく、いちごの釘刺しが効いているのだろう。見張りの兵士だって、一時の欲望にまかせて首を(物理的に)飛ばされたくはない。
「よし、アルテミスには悪いけど、このままなんとか、気を引いて貰う事にしよう」
 そう結論づけると、万が一の時の用意は一応しながら、奴隷達への情報収集を始める。
(とはいえ、うーん……やっぱり皆、あまり大したことは知らなそうね……)
 まあ元々、ダメ元につもりでは有った。奴隷と親しくしておくに越したこともない。
「……きゃっ……は、離してくださいっ」
「ぐふふ、大人しくしないか」
 ――一方、そんな周囲がアルテミスに気を取られている隙に、アイは物陰の死角に連れ込まれ、奴隷商人に押し倒されていた。見回りに来た相手に声をかけようとしたのだが、その途端にこれだ。
「わしに聞きたい事があるなら、先に代金を払って貰わなければなぁ」
「だ、代金って……」
 好色な視線が幼い身体に這い回ると、恥じらいで顔を真っ赤に染める。それがロクなものでない事は明らかだ。
「ほ、他の商人の奴隷に手を出すとどうなるか分かってますよね!?」
「んん? 知らんなぁ」
 必死になるアイだが、奴隷商人はどこ吹く風。アイの奴隷服に手をかける。
「新参の商人如きが何か文句を言って来ようと、わしには関係ない。むしろその商人を取引に参加させられなくしても良いのじゃぞ?」
「っ……そ、そんなっ……」
 裏社会の取り決めなど、金と権力次第でどうとでもなる。そんな不条理に顔を赤くして睨むアイ。
「ぐふ、その反抗的な目が良いのう……味見させてもらうとしよう」
「くぅ……」
 流石に商品として使い物にならなくなるような事はされない……そう思うしかない。歯を食いしばって耐える。

「なるほど……ありがとうございました」
 一方、奴隷商人として、他の商人と雑談しながら情報収集に励むいちご。
 新参を装えば、いろいろと聞き出すのは不自然ではない……いざと言う時、他の猟兵を助けやすいように、情報を集めていく。だがその間にも、不安は募る一方だ。
「……大丈夫でしょうか、3人とも」
 3分の2ほど大丈夫ではない。だが、いちごの方も、そればかり気にしている余裕はない。
「あんたみたいな可愛いのが奴隷商人とはなぁ……」
「ええ、まあ……」
 奴隷商人の中には、いちごにいやらしい視線を向ける者も多い。男装していようとも、『可愛らしい少年奴隷』を扱う商人などいくらでもいる。
 奴隷商人としての威厳を保つために表情には出さないが、内心は恥ずかしさでいっぱいだ。
(でも、私でこれなら、奴隷になってる皆さんは……)
 繰り返すようだが、あまり大丈夫ではない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リーゼリア・エアハート
【アドリブ・連携歓迎】
【NG無し・ピンチ歓迎】
【POWで判定】

「うぅ…さ、最悪…よ…」
衣服もボロボロの状態
奴隷商達に躾けられ腰も抜けドロドロですがまだ負けたつもりはありません…
方法は違うけど奴隷船には乗れたから…!

「なんとか、抜け出して他の人と合流して救出ないと…」
拘束を解こうと試みます、しかし恥ずかしい恰好で拘束されていて…
動くたびに甘い痺れが走って…

「うぅ…力が抜けて、こ…のぉ…」
ガサガサと音を立ててしまいます、そうなれば奴隷商や躾ける人に見つかっちゃうかも…?
こ、拘束されてなければ勝てるのに…く、悔しいわ!!



「うぅ……さ、最悪……よ……」
 服も身体もボロボロのドロドロ。それでも心は折れまいと、奮い立つリーゼ。
「方法は違うけど奴隷船には乗れたんだから……!」
 なんとか牢を脱出しようと、拘束を解きにかかる。……だが、下手に腕が立つ事を証明してしまった分、拘束は頑強だ。
 腕も脚もしっかりと縛られ、柱にくくりつけられている。
「んっ……くっ……!」
 いや、それだけならまだ良い。脚を大胆に広げさせられ、胸も絞り出されるような、屈辱的な縛り方。誰が見ていなくても、顔は真っ赤に染まり、なんとか脱出しようと、必死に身を捩る。
「んっ……はっ……うっ……!」
 だが、身じろぎの度に、喰い込んだ縄が擦れる。甘い声が溢れ、身体を震わせてしまうリーゼ。
「うぅっ……力が、抜け、て……このぉ……」
「ん、どうした?」
 そんな物音と喘ぎを聞きつけ、見張りが牢の中に入ってくる。
 様子を見に来た――と言う顔ではない。
「あまり暴れるんじゃないぞ、お前は奴隷になったのだから、身分を弁えて……なぁ?」
「っ!」
 太ももが撫でられ、ゾクゾクッと身体に痺れが走る。腕も頭上で縛られているので、敏感な腋も庇えぬまま弄ばれていく。
「く……はっ……」
「こらこら。暴れるなと言っているだろう。おーい、こっちに来て抑えるのを手伝ってくれ!」
 もちろん、手伝うのは取り押さえる事ではない。品のない視線がリーゼの身体を這い回り、その服が剥ぎ取られ、けれど抗う事すら出来ず……。
(こ、拘束されてなければ勝てるのに……く、悔しい……わ……!)
 屈辱に噛み締めた口から、甘い喘ぎがとめどなく溢れ出す。男たちの欲望を受け止め、悶える事しか出来ない……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レナータ・メルトリア
あれから、クスリの苦痛に嬲られながら連れていかれた場所では、わたしは奴隷ですらなく
使い潰して良い娯楽道具として、痛めつけられたり、欲望の捌け口として使われてたの

反応が鈍くなるたびに、具合がよくなるからってあの薬を何度も何度も打ち込まれて…
でも、慣れてきちゃったのかな? あの苦しかったのが次第にキモチイイに変換されていくの
おくすりつかいながらされるのって、しんじゃうくらい、いい…

強烈な快楽で擦り潰されつつある意識の中で聞こえたのは、あと何本打ち込めば私が壊れるかって賭けてるの

あはは、この人たち、わたしを壊すつもりなんだ
思考も新たに追加されたクスリの快楽に塗りつぶされていって

アドリブ歓迎、NG無し



「はっ……はっ……はっ……」
 身体が熱い。息苦しい。半開きにした口で、必死に息を呼吸を繰り返す。
 狭い部屋に連れ込まれたレナータは、奴隷ですらない玩具として扱われていた。
「おらぁっ!」
「ひぎぐぅっ……!」
 今もまた。ロクに力の入らない身体を、欲望のはけ口にされる。
 その口から声が溢れ……しかしその声はどこか、甘い。
(おくすりつかいながらされるのって……)
 反応が鈍くなる度に、打ち込まれた薬。次第にそれは身体に適応してくる。苦痛が消えれば、残るのは激しい快感。
(しんじゃうくらい、いい……)
 全ての触覚が、快楽以外の感覚を感じなくなる。痛覚も、不快感も、一切ない。ただ、純粋な快楽……それは理性を塗り潰すのに十分だ。
「そろそろ壊れて来たか?」
「いや、まだ持つんじゃねぇか……そうだ、いっそ賭けようぜ?」
 そんな会話が耳に入ってくる。霞んだ視界が捕らえるのは、男たちが手にした何本もの薬。
(あはは……)
 あれを全部打ち込まれたらきっと壊れるのだろう。それを理解しながらレナータに恐怖はない。
 いや、恐怖以外の感情すらない。有るのは、気持ちいい、と感じる心だけ。
(このひとたち……わた、し……こわ……し……)
 暴力的な快楽に全ての思考が塗り潰されていく。何も考えられない。
(――、――。――――)
 頭の中が真っ白に染まる。あまりに心地の良い空白に満たされ、その意識が、溶けていく。
「ん、もう壊れたか?」
「おいおい、俺はもっと持つのに賭けてたんだぜ……ちっ、もういっそ3本くらい一度に打っちまえ!」
 誰かが何か話している。だがその言葉を理解する思考はすでに失われている。もう何も考えられない。自分の名前すら思い出せない――。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ミスティ・ブルー』

POW   :    邪の道は蛇
【幻惑】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【青い鱗の蛇】から、高命中力の【猛毒】を飛ばす。
SPD   :    神秘的な青
【艶やかな唇から】から【摩訶不思議な予言】を放ち、【幻惑すること】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    プワゾン
自身の【体から発する甘い香毒】を代償に、【敵】を虜にして、もしくは【既に虜にした者】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【無我夢中】で戦う。

イラスト:オペラ

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はウラン・ラジオアイソトープです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ――ようやく、船は島に到着した。
 商品である奴隷達は次々と船から下ろされ、また、商人や護衛・客になりすました猟兵達も、それに伴って降りてくる。
「お疲れ様です、皆さん。商品は揃っているようですね」
 取引の現場に到着した彼らを待っていたのは、顔をヴェールに隠した、ドレスの女性。
 情報収集中、多くの商人達から聞かれたように、このマーケットの『ボス』である彼女が人前に現れる事は滅多にない。商人達の間から静かなどよめきが溢れる。
「さて、それでは、品定めを行い、質に見合った代金を払います。順に――?」
 その言葉が途切れる。顔が隠れているため、分かり難いが……おそらく、驚きに動きを止めて。
「あなた方、まさか……なんと言う――!」
 その深い洞察力で、人々の中に混じった猟兵に気づいた彼女は、怒りと驚きの籠もった声を零す。
「猟兵を連れて来るとは――許し難い失態です。ですが、私は骸の海に戻る気はない――せっかく築いた権力と財も、捨てる気はありません!」
 ボスの指示に従い、屈強な護衛達が姿を現す。その瞳は、明らかに正気と思考力を失った物で。
 そして――ボスはドレスを脱ぎ捨て、その蛇の胴体を晒す。
 ボスが半人半蛇のモンスターである――その事実が明かされて。猟兵と護衛以外の者たちは、驚愕に、恐怖に目を見開いて。
 一斉にそれが爆発する。
「さあ――猟兵どもを排除なさい。手段は問いません!」
 逃げ惑う――あるいは逃げられない人々を尻目に、ミスティ・ブルーは護衛達に指示を送り、自らも甘い香毒を溢れさせる。
「この場であなた方を殺し尽くし、そして商人達を私の毒で虜とすれば……何も問題はない――!」
弥久・銀花
アドリブ、他の人との絡み、ピンチシーン歓迎です

(音を拾って周辺の状況は察してるものの、動く事も、顔を上げる事も、声を出す事も出来ない状態です)

拘束状態は
水で収縮する素材で体中の骨を砕くほどに圧搾している拘束衣
鉄球付きの足枷
口枷、鉄製の首輪
海水と肉食海草で満たされた樽に首だけ出した状態
これじゃあどうしようも……



んぐぅ!?(樽ごと横倒しにされて海に蹴り転がされる)
んんっ! んんんっ!!(必死に首を振り手立てを探します)

んんーーーっ!!(海に落ちる寸前でボスに助けられ、香毒を吸入させられて、無我夢中にされた状態で改めて海に)

んぶーー!! がぼぼぼ!!(何かと戦おうともがきながら海の底へ落ちて行く)


ハロ・シエラ
島で探し回らなければならないかと思いましたが、出てきてくれるとは都合がいいですね。
そちらにその気はなくとも、骸の海に戻ってもらいましょう。

ですが彼女に操られた人は余り傷付けたくありませんね。
自分が操られるのも困りますが【毒耐性】があるので少しはもつでしょうか。
ここは味方のサポートと言う意味も込め、ユーベルコードで敵の毒の無効化を試みます。
私のダガーは毒で鍛えられたもの。
毒をもって毒を制すと言うやつでしょうか。
既に虜にされた者は【マヒ攻撃】で無力化しつつ、ミスティ・ブルーに接近し攻撃も仕掛けましょう。
【破魔】の力を込めたレイピアを【早業】で繰り出します。
予言などする暇も与えないくらいに。


グァーネッツォ・リトゥルスムィス
何でそんなにも怒っているのかわかりませんが商人様が『怒られた時は奴隷は悪くなくても屈しろ』と教えてくれたので土下座して謝ります

でも甘い香りが気になって顔を上げたらブルー様が何十人もいるように見えます
ブルー様達から蛇が召喚されて私に毒をかけてきますが『奴隷は死ねと言われればちゃんと死ね』とも教わったので意識を失いかけても抵抗しません

あ、どこかで助けを求める声が聞こえる
確か『他の奴隷が死にかけでも主の好きにさせろ』と教わったので好きにさせ

てたまるか!
オレは正気に戻ったぞ!
UCの氷竜の力で蛇を凍らせて窮地の奴隷や商人を助けるぜ
何度裏切られても構わない、奴隷じゃなくて猟兵だから何度でも立ち上がるぞ!


露木・鬼燈
やっと自由に暴れられるのです。
だいぶ我慢したからね。
最初っから全力っぽい!
化身鎧装<白鐵>を展開。
騎士盾と外骨格に宿すルーンの力は風と浄化。
自身の周囲を浄化しながら戦うことで香毒や幻惑から護るのです。
虜になった者?
まぁ、奴隷商人や護衛は斬っていんじゃないかな?
奴隷は盾で殴り倒すってことで。
猟兵だと厄介だよね。
そのときは浄化の腹パンとかてきとーに。
まぁ、浄化の風で包み込むみたいな感じでもイケルイケル!
臨機応変に対応するっぽい。
妨害を潜り抜けたらシールドバッシュから近接戦闘に突入。
騎士盾で防いで魔剣で攻める。
受けるときは風の力を利用して体幹を崩すように。
攻めるときは浄化の力を乗せて早く鋭い連撃で。


セゲル・スヴェアボルグ
騎士崩れと思しき先の調教師に買われ
心身が疲弊しきった俺に新たな焼印が押される
言葉と自由は奪われ
生理現象すら制限、管理された
人の尊厳を奪う拘束や洗脳による家畜化
否応にも己が家畜であることを刷り込まれた
島に着くと首輪と鼻環に繋がる鎖で動かぬ体を引き摺られていく
完全な家畜へと堕とすための外科措置を行うらしい

眼前には倒すべき黒幕
しかし疲弊し4足歩行を強制されては真面に戦えない
そんな状態でも肉壁になることぐらいは出来る
護る相手がが己を貶めようとする男でもだ
主の盾となるのが役目だと教えたのは調教師?それとも……?
成程、騎士も奴隷も大差はないようだ
後はUCに任せよう
願わくは調教師が己の矜持を取り戻さんことを



 周囲は激しい混乱と喧騒に包まれる。
 それを利用して戦える猟兵の足止めをしながら、まずは与し易い猟兵を刈り取ろうとしていくブルー。
「誰一人、私の邪魔はさせません――」
「ひっ……!」
 その怒気に触れたグァーネッツォは、すぐさま額を地面に擦りつけた。
「も、申し訳ありませんっ……」
 何を怒っているのかは分からない。だが、奴隷なら主人の理不尽は当然の事。調教された彼女は必死に主の機嫌を取ろうと土下座を続ける。
「ふん……」
「……?」
 その鼻腔をくすぐる、甘い香毒。ちらりと視線を上げれば、ブルーの姿が何十人にも見え……だが、そんな幻から呼ばれる毒蛇は、現実の牙を持ってグァーネッツォに噛み付いていく。
「っ、ん、ぁっ……」
 意識が薄れる。それでも逆らわない。奴隷は主の命なら死すら受け入れる物だ。強烈な毒の激痛に耐え、土下座を続ける。
「すっかり堕ちて……無様なものですね」
 もはや逆らう事はないだろうと、視線を巡らせるブルー……その横を、樽が転がっていく。
「あら?」
「――んんっ! んんんっ!!」
 その樽から顔を出すのは、全身をガチガチに拘束された銀花だ。枷と首輪を嵌められ、拘束衣に圧搾され、肉食海草に締め付けられた身体は、何度も骨が折れて……無限とも言える再生力を持つ彼女でなければ、とうに命を落としていた筈だ。
 そんな彼女ですら、身動き一つ儘ならない。。逃げ惑う人間達が樽にぶつかり、転がされても、それを止める事すら出来ず、弱々しく動かぬ身体をのたうたせる。
「こちらはさらに、無様ですね」
「んんぅ!?」
 放っておいても構わないが、念には念を入れるべきと、蛇の尾で樽を止めたブルー。突然の出来事に、必死に状況を把握しようとするが、首輪が首の骨を軋ませ、顔すら上げられない。
「万が一助かったとしても――私に逆らう事は許しません、良いですね?」
「ん、ん――!!」
 これほど弱ってなお嗅覚を働かせてしまう身体が災いし、香毒に身体が支配される。耳に聞こえる声に心を支配され、肉体を滾らせ……それによって鋭敏になる痛覚。
「んぶーー!!」
「ふふ。それでは、さようなら」
 激痛に苛まれる銀花を、改めて海へと落とすブルー。
「がぼっ、ごぼっ、がぼぼっ――」
 拘束衣は無限の海水を吸ってさらに締め付けを強め、呼吸も当然水中では出来ず。泡を吐き出しながら、海の底へと沈んでいく。
「さて、次は……」
 視線を巡らせた先、残酷さに怯えて腰が抜けた奴隷達の姿を見ると、ブルーの口元に笑みが浮かぶ。
「あなた方も、虜にしましょうか……おや?」
 そんなブルーと奴隷の間に割って入るセゲル。その姿はあまりに惨たらしく……焼印を刻まれ、言葉を奪われ、首輪と鼻環に鎖を繋がれて。
 生理現象すら制限、管理されたその姿は、奴隷よりさらに下、家畜としか言いようがない。
「――」
「そんな姿で、何をしようと言うのです?」
 ブルーが嘲笑いながらそれを見下ろす。……だが、家畜となってなお、セゲルはブルーを睨みつける。
 最下層のさらに底に身をやつしてなお、奴隷達を――そして、彼を買った商人を庇う。
「な、なんで……」
 すっかり腰を抜かして立てないその商人。騎士崩れである彼は、セゲルが自らを庇う姿に驚きと疑問に満ちた表情を浮かべる。
 無論、言葉を奪われたセゲルはそれに答えを返す事は出来ない。だが、態度が告げる。主の盾となるのが役目だと。それを教えたのは――。
「ふんっ……愚かな事です」
 不快そうなブルーから放たれた蛇が、次々とセゲルの皮膚に喰らいつく。鱗を貫かれ、猛毒を流し込まれると、力を失っていく。それでも、意識を失う瞬間まで、彼はブルーから視線を外さず。
 その姿は、商人の心に僅かに残った、騎士の心を震わせる。
「や、やめろっ……これ以上はっ……」
「なんですか。あなたもこの猟兵のように殺されたいと――」
 震える声で呼びかけた商人を睨みつけるブルー。毒蛇を彼にも向けて放とうと――。
「お……おぉぉぉっっ!」
 その瞬間、グァーネッツォが叫びと共に立ち上がった。マフラーから氷竜の力を迸らせると、ブルーめがけて解き放つ。
「くっ、何を――!?」
「これ以上は、やらせない、ぜっ!」
 奴隷としての調教にも、立ち込める香毒にも、決して譲れぬ最後の一線。誰かを守る、それが猟兵の役目。
(奴隷も、騎士も――猟兵も。大差はない――)
 商人の声を、グァーネッツォの姿を見たセゲルは、安堵と共に意識を失い……その身から迸るは、蒼き巨竜の影。
「そちら、まで……!?」
 目覚めた矜持を摘ませぬべく、セゲルに変わってブルーへと飛びかかる蒼竜。その牙に身を裂かれ、苦悶の声を漏らす。
「っ、ですが……この程度ではっ!」
 ならばと、ブルーは咄嗟に香毒を解き放つ。グァーネッツォを再び虜にしようと――。
「させないっぽーい!」
 そこへ飛び込んできたのは鬼燈だ。白き鐵の鎧装を纏い、その拳を振りかぶる。
「……ぐぶっ!?」
 そんな彼が真っ先に攻撃したのは、なんとグァーネッツォ。力強い拳が、むき出しの腹へと刺さる。
「大丈夫っぽい?」
「お、ぉう、ありがとな……!」
 だがそれは、浄化の風を纏った一撃。グァーネッツォの香毒を打ち払った。……当然痛いがそれは我慢だ。
「うんうん、ちょっと乱暴だったけど、イケたっぽい!」
「残念だったな。オレはもう虜にはならないぜ!」
 堂々と胸を張るグァーネッツォに、不快感を露わにするブルー。
「ふん……奴隷など助けて何になるのですか」
「誰であろうと、守る……それが猟兵だ! だから何度だって立ち上がるぜ!」
 堂々と啖呵を切ると、すぐさま身を翻す。助けなければならないのがもう1人。
「ここは任せたぜ!」
「お、任されたっぽいー!」
 勢いよく海に飛び込み、沈んでいった銀花の救出に向かうグァーネッツォを見送ると、鬼燈は改めてブルーに向き直る。
「さあさあ、だいぶ我慢したからね。ここから存分に暴れさせてもらうっぽい!」
 鎧に宿すは、風と浄化。自身の周囲を浄め、毒を寄せ付けない。
「くっ、ならばこうです……!」
 毒が効かぬなら、効く相手を使えば良い。周囲の人間を肉壁にしていくブルー。
「そんな邪魔は通じない!」
 だが鬼燈は手荒に、奴隷達を騎士盾で強引に押しのけて前進していく。商人達や護衛達にはさらに容赦をしない。刃を振り下ろし、斬り捨てていく。
「まあ、多分死ぬ事はないから――うん、これまでの報いと思って!」
 彼らがして来た事を思えば、容赦の必要を感じない。
「こちらからも、いきますよ」
 さらに戦場へと飛び込んでくるのはハロ。ダガーを片手に、素早く駆け寄っていく。
「探し回らなければならないかと思いましたが、出てきてくれるとは都合がいいですね」
「私とて表に出たくはありませんでしたが……大取引を人任せにする訳にもいきません」
 僅かに焦りを滲ませつつも、ブルーはさらに香毒を散布していく。
「ですが、やり直しは効きます。あなたも私の虜にしてあげましょう」
「む……」
 散布される毒を吸い込み、ハロの身体が僅かに火照る。だが、その前進は止まらない。
「その毒は厄介ですが……少しは耐えられます。毒の扱いには慣れているので」
 そして、毒が回る隙など与えるつもりはない。立ちふさがる壁に向け、そのダガーを向ける。
「余り傷付けたくありませんが……このくらいは許して欲しいですね」
 蛇の形を模したそのダガーは、蛇の血と毒で鍛えられた特別製。その刃を、襲い掛かってくる虜達へと振るっていく。
「毒をもって毒を制す、です」
 必要なのは、ほんの僅かな掠り傷。そこから入り込む毒が、虜達の身体を痺れさせていく。
「く、ですが……あなた方はここで――」
「その口、開かせません」
 肉薄されたブルーは、咄嗟に予言を紡ごうとする……だがそんな暇は与えない。言葉ごと断ち切るようにダガーを一閃。
「――っ」
「そんなの効かないっぽい」
 苦し紛れの毒蛇は、鬼燈の騎士盾が阻む。押し返されるように体勢を崩したブルー、そこへ。
「さあ、思いっきりいくよー!」
「断ち切り……ます!」
 鬼燈の風を纏った拳の連撃、そしてハロの、妖狐の炎と霊力を宿すレイピアの一突き。どちらも強烈な衝撃が、ブルーを思い切り吹き飛ばす。
「くっ……と、とにかく、私を護りなさい!」
 苦痛に顔を歪めたブルーは、虜達をさらに壁とすると、2人から全力で逃げ出そうとしていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ラピス・ノーティラ
「ボスも結構好みだけど、この毒は厄介かなぁ…」

毒のせいで体が熱くなって、こっそり持ち出して装着してた股間の張り型を濡らして他の奴隷の子やご主人様を『襲っちゃう!』
他の子達も毒の影響を受けて乱れに乱れてご主人様の薬も使って乱交状態に…

「んほぉ!気持ち良すぎて色々出ちゃいそう!」
毒と媚薬の影響で失禁しちゃうほど感じちゃったけど、おかげで毒は少し抜けたかな(薬の方は抜けないけど)

油断しているボスに向かって瓶を投げて、クライシスゾーンを使うよ。
ダメージを与えるのが目的じゃなくて、クライシスゾーンを解除して瓶の中身の媚薬をボスに掛けるのが本命なんだから。
折角だから、一緒に気持ち良くなろうよ?


リーゼリア・エアハート
【アドリブ・連携歓迎】
【どんな描写でも◎】
「け、結果良ければ…全て良しよ!今までの鬱憤を晴らしてやるんだから!」
全身が敏感な状態ですが、まだ心までは負けてない!
絶対に奴隷になんかならないんだから!

「一撃で決めるわ!」
最初から全力で!ここまでの色々されちゃったから長期戦は無理…
それなら一撃必殺よね!
【ライオット・ストライク】で攻めるわ!
敏感になるけど…絶対に一撃で決めるんだから!

「ひゃんっ!」
跳躍からの踵落としで攻撃よ!
開脚するから恥ずかしいけど…そんな場所に攻撃なんて…ひゃ♥
そ、そんな…こんな所に毒液が…力が抜けちゃう…
い、いやぁぁぁ♥

「ひーろーは…負けない、のに…」
もう立つことも出来ないの?



「け、結果良ければ……全て良しよ!」
 奴隷としての拘束を振り払い、ブルーを強く睨みつけるリーゼリア。いや今こそ、ヒロイン、ヴァルキリー・エクレールとして、立ち上がる時。
「今までの鬱憤を晴らしてやるんだから!」
「その身体で、ですか?」
 だがブルーが言うように、これまでの扱いで消耗し、身体は敏感なまま。息も上がり、肌は真っ赤に染まり、立っているだけで膝が震える。
「それでも、心までは負けてない!」
 だが、ヒーローの心は決して屈さない。エクレールはブルーをまっすぐに見据えると、その脚に雷撃を纏う。長期戦は無理、ならば。
「一撃で――決めるっ!」
 残る全ての力をこめ、エクレールは跳躍する。雷の如く降る踵落としの一撃が、ブルーの脳天めがけて振り下ろされ――。
「あら、そんなに大胆に脚を開いて……良いのですか?」
「っ、ぁ……ひゃんっ!」
 その言葉に動揺を揺さぶられ、僅かに隙をつかれた瞬間、がら空きのソコへと毒蛇が喰らいついた。
「そ、そんな……所、にっ……ひゃ、うっ……んんんんんっ!?」
 最も敏感な部分への攻撃。牙から注がれる毒が、痛覚を無くし、快楽だけを与える。毒液が注ぎ込まれて来るのを感じながら、立つ事すら出来ない。
「ひーろーは……負けない……の、に……んっ、あっ……!!」
「そうですか、なら、同じヒーローとやらに相手をして貰ってはどうですか?」
 ふわり、とたちこめる香毒が周囲に広がる。心を虜にする甘い香りに引き寄せられる奴隷たち。
「あああ、もう、我慢出来ないっ!」
「え、あ、ああっ!?」
 その中でも、とびきりに毒に支配されたラピスは、エクレールの背後から襲い掛かる。柔らかな感触と硬い感触が押し付けられ、擦り付けられる。
「はぁ、はぁ……ごめんね、毒が、すごくて、んっ……はぁっ……♪」
「だ、だめぇ……!」
 ラピスの周囲の女奴隷も……そして彼女が落とした女商人すらも巻き込み、艶かしく身体を絡ませる。それに巻き込まれエクレールが悲鳴を上げようと、お構いなしだ。
「んほぉ! 気持ち良すぎて色々出ちゃいそう!」
 大きなお尻に擦りつけ、快楽に甲高い声を上げるラピス。激しく乱れ、悶える様を、ブルーは冷たく見下ろし微笑む。
「そのまま、そうしていると良いですよ……後で殺しに来てあげますから、最期は楽しむ事です」
 そうして背を向け、立ち去ろうとしたその瞬間……その背に投じられる瓶、そして吹き荒れる超次元の竜巻。
「っ!?」
「ダメ……一緒に気持ち良くなろうよ?」
 瓶の中身を背に浴びせられ、一気に身体を熱くするブルー。吐息を吐き出し悶える彼女へと、ラピスが襲いかかる。
「くっ、何を……わ、私に逆らうのですか……!?」
「ふふ、手伝って貰って、毒は出しちゃった……♪」
 完全に力尽きてお尻を突き上げたエクレールをちらりと見ると、ラピスはそのまま、ブルーの身体を弄ぼうとする。
「っ――く、私を薬でどうにかしようなどと……愚かな事です!」
「そんな事言わずにさ。結構好みなのよね、あなた♪」
 その豊かな胸を捏ね、舌を這わせ……存分にその身体を弄ばんとするラピス。
「いい加減……にっ」
「きゃっ」
 溢れる汗で媚薬を排出し、逆にラピスを再び香毒に捕らえ、振りほどくブルー。
「そんなに楽しみたいなら、奴隷同士で楽しんでいなさいっ……」
「残念、もうちょっとやりたかったわ……まあ、楽しみますけど……♪」
 逃げるブルーを見送ると、再び女奴隷達へと飛び込んでいく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
悪いけど、商人さん達に手出しはさせられないよ
罪が無い…とは言えないけど
巻き込ませるわけにはいかない

道中の乱交の余韻で震える足を叱咤しながら
翼を羽ばたかせ【空中戦】

ごめんねお姉さん
僕…蛇(というかうにょうにょしたもの)は苦手なんだ

極力距離を取りながら氷の【高速詠唱、属性攻撃】魔法で
凍結させる事で動きを封じる戦法
更に【指定UC】を発動し
【祈りの催眠歌唱】を迷宮内に響かせる事で操られている一般人を眠らせ
敵にも聴覚ダメージを与えつつ【破魔】の花弁を風の【全力魔法】で操り
斬撃の【範囲攻撃】で蛇のみを狙い攻撃

※万一隙を突かれたら
相変わらず無意識に声や目線で【誘惑】するうえ
腕ごと捕まると非力なためお好きに


イプシィ・アスモディア
奴隷商達を魅了してボクらにけしかけるつもりなら
ボクはその幻惑を使われる前に彼らをUC【色欲の権能】を発動
男達の制御権を先に奪おうとしますが、ボスの狙いは彼らでなくまずボク?!
一瞬の隙を突かれ敵UC【邪の道は蛇】の【猛毒】
…超強力な催淫毒を打ち込まれ、股間を押さえその場にへたり込んでしまって
周囲の奴隷商達は既にボクのUCで【誘惑・挑発・おびき寄せ】状態
見れば一、二章と遊んであげた人達までやり返してやるぞと混ざっいて…
自ら魅了してしまった数十人に襲われ、媚毒に冒され熱く蕩けそうな躰のボクは
逆らう事も出来ずされるまま嬌声を漏らし、彼等の欲望を受け入れ続けるだけ…

最終章なのでピンチ上等やられ過ぎ歓迎!


月宮・ユイ
アドリブ絡み◎*NGなし御自由に
*身に<誘惑の呪詛>宿す

混乱が広がってますね
幸い、相手をした商人達は呪詛しみ込み私の虜状態
彼らの始末は後、
今は自分達の身と奴隷護り大人しくしていなさい

《機能強化》<第六感>含め知覚拡大<情報収集>
<学習し知識>蓄積利用、動き見切る
香毒対策に
<念動:オーラ防御に破魔の呪詛>込め纏い耐性・防御力強化。
《捕食兵装》武装圧縮成形
剣槍:<早業>でボスに接近戦挑む
虜にされた方達はいくら屈強でも一般人、手足に照準
命中時<生命力吸収の呪詛>込みの枷に変わる杭多数成形射出
拘束・気絶させ無力化狙う。
邪魔です、今は眠りなさい
猟兵が虜にされると厳しいですが、大丈夫ですよね(フラグ?)


セラフェリア・アルセリス
※無表情系キャラ

【プワゾン】で虜にされた人たちの救出を重視します。
【愉快な触手さん】を使います。
触手さんは戦闘力がないので、私が体を張る必要がありますね。

触手さんの【早着替え】【トンネル掘り】【ドーピング】を活かして私の中に筋力とかを上げるお薬を注入して貰います。ワンピースの中に触手さんが入ってきます。

その後は、私が虜にされた人たちを、抱きつくようにして強引に抑え付きえます。
反撃とかは【激痛耐性】を始めとした【各種耐性技能】で耐えます。
相手を一時無力化したら、触手さんに一般人を無力化出来るお薬を注入して貰います。被害者さんの服の中に触手さんが入っていきます。「アーッ」て声が聞こえそうです。



「混乱が、広がってますね」
「悪いけど、商人さん達に手出しはさせられないよ」
 逃げ惑う商人達を、ブルーから庇うように構えるユイと澪。
「今は自分達の身と奴隷を護りながら、大人しくしていなさい」
 誘惑の呪詛を身に染み込まされた商人は、ユイの言う事を大人しく聞くが……それだけで静まる混乱ではない。
 そんな姿を見て、ブルーは蔑むように笑みを零す。
「そのような者達を守ろうとするとは、お人好しですね、猟兵とは」
「罪が無い……とは言えないけど巻き込ませるわけにはいかないから」
 道中に受けた刺激で、脚は震えたまま。それでもなんとか翼をはためかせて飛び上がると、破魔の花弁を散らしていく。
「みんな……」
 響き渡る清らかな歌声が、恐慌状態にある商人や奴隷達を落ち着かせ、眠らせていく。
「む……眠る事など、許しませんよ!」
 さらに虜となっている護衛達も眠らせようとするが、ブルーは香毒を全開にして対抗してくる。香毒を全開にする事で、興奮状態に陥らせ、催眠に対抗するつもりか。
「邪魔です、今は眠りなさい――!」
 その香毒を、破魔のオーラを纏って弾き返したユイは、捕食兵装を展開し、大量の杭を打ち出した。
 虜達に命中した杭は、突き刺さらず枷と変わって彼らを拘束していく。
「さあ、ここですっ……」
「ごめんねお姉さん。僕……蛇は苦手なんだ」
 護りを失ったブルーへと、ユイは武装を成形して接近戦を挑み、澪は迷宮の花弁を風に乗せて操る。
 ブルーも巧みにその攻撃を躱すも、凌ぎきらせはしない。じわじわと肌を斬り裂いていく。
「なるほど、厄介、ですね……ですが」
 だが、その苛烈な攻撃に晒され、身体に無数の傷を刻まれながらも、ブルーは薄く笑みを浮かべる。艶やかな唇から紡ぎ出される、妖しき言葉。
「あなた方は堕ちる事になる。私が手を下すまでもありません」
「なにを……あ、きゃあっ!?」
 その予言を現実と変えるように、虜となった男が澪の腕を後ろから掴んだ。澪の作った迷宮内の護衛は2人が無力化した筈、ならば新たに迷い込んだ者か……それは偶然か、予言の力か。
「っ、だめ……んっ……!」
 必死に身を捩り逃れようとする澪だが……その動きは、無意識に周囲を誘惑する艶めかしい物で。その姿と香毒が合わさると、次々と男たちが迷宮に侵入し、ブルーの虜と化していく。
「む……まずいですね」
「させないよっ!」
 そんな男たちを阻止すべく、イプシィも迷宮へと飛び込んだ。その幼く見える身体から溢れ出す濃厚な色気。
「誘惑しようって言うなら、こっちが先に誘惑してあげるっ!」
 発揮されるは、色欲と享楽の権能。神の力は香毒の比較にならず、完全に男たちを虜にしていくイプシィ。
「さあ、どうだっ!」
「ええ、素晴らしいですね……ですが」
 虜を奪われてもなお、ブルーは笑みを浮かべたまま。それに、一瞬イプシィが困惑した……その、隙。
「ひゃ、んっ!?」
 忍び寄っていた毒蛇が、ガブリとイプシィに噛み付いた。慌てて払いのけるも、強烈な毒がその身体に回る。
「っ……ま、まさか、目当ては、ボク……」
「ええ、そういう事です。今更気づいても、遅いですが」
 打ち込まれたのは、超強力な催淫毒だ。いかにイプシィと言えど、股間を両手で抑えて蹲ってしまい……そこに迫ってくる男たち。
「っ……ま、待ってっ、ちょっと、キミた……んぎぃっ!?」
 こうなってしまえば、イプシィの権能は完全に裏目。彼女の色欲に囚われた男たちが、次々とイプシィに襲いかかる。自らの魅了を受けた男達の目は完全に血走っており、冷静さの欠片もない。
「ひぅっ……ひ、ひぐっ……んひぃっ……ま、やめっ……んんんっ!?」
 普段なら逆に欲望を搾り取る彼女も、毒を受けた今、そんな余裕はない。ただただ欲望のはけ口にされていく。
「む、これは厳しい、ですね……」
 ブルーへの攻撃を一旦打ち切り、再度一般人を無力化しようと杭を呼び出すユイ……だが、その手が後ろからがっちりと掴まれた。
「っ、なにを……!?」
「はぁ……はぁ……ご……ごめんなさい……」
 後ろに視線を向ければ、そこには、男たちに服を剥かれ、裸身をさらす澪の姿。集中が途切れた事で香毒をまともに吸い込んでしまい、彼自身もブルーの虜にされてしまう。
「で、もっ……我慢っ……もうっ……」
「っ、ダメです、やめ……んんんんっ!」
 そんな澪に襲いかかられ、押し倒されるユイ。猟兵が相手では、一般人のように無力化するのは難しく……さらに澪の上から男たちが覆いかぶさってくると、複数人の体重を支えきれない。
「ごめん、なさ、ひぅっ……んっ……あっ……!」
「やっ、あっ、ああんっ……!?」
 そのまま身体を重ね、悲鳴を上げる2人へと、男たちもさらに集まってくる。
「言った通りになりましたね……予言は当たるのです。ねぇ?」
「ひっ……ひぅっ……むぎゅ、ふむぅ……」
 同意を求められたイプシィも、当然答える余裕などない。これまでに弄んで来た相手から逆に弄ばれ、その全身を、色欲の神から欲望のはけ口に堕とされていく。
「それでは、存分に楽しんでくださいな……」
 ブルーが去った後も、弄ばれ続ける3人。音を反響する花弁の迷宮が、悲鳴と嬌声を増幅する。
「む――これは。なるほど、今助けます」
 そんな声を聞きつけてやって来たセラフェリアは、決意と共に頷いた。
 もっとも、こんな狂宴を前にしても、表情は変わらないのだが。
「と言う訳で、触手さん。よろしくお願いします」
 そうして彼女は、触手を自らの身体に纏わり付かせた。服の隙間へと一気に侵入してきても……侵入された隙間がさらにその奥だったとしてもなお、顔色一つ変えはしない。
「ありがとうございます。では……」
 触手に礼を言うと、彼女は近くの虜の一人を力いっぱい引き剥がした。少女とは思えぬ力は、触手に注がれたドーピングの力だ。
「ああーっ!?」
 そして今度は、触手を虜に突き刺し、無力化の薬を注ぎ込む。服の中に挿入し、体内に直接……無論、セラフェリアと違って彼らは無表情では入られない。
「さて、次々いきましょう、触手さん」
「ひぃぃぃぃっ!?」
 一般人に次々と悲鳴を上げさせても、それを意に介さず淡々と、『救助』を続けていくセラフェリア。
「あっ……だめっ……んっ……もうっ……!」
「んんっ……とま、らないっ……」
 当然、一般人だけではなく、澪とユイにも、その触手を伸ばす。
「「んんんんん~~~~っ!?」」
 身体を重ねた状態で、同時に、後ろから触手の薬を注がれた2人は、耐え難い刺激に声を上げて、その場に崩れ落ちた。
「さて、次は……」
 ヒクヒクと痙攣し、弾みで達した2人を気にも留めず、イプシィの方に目を向けるセラフェリア。
「ひっ……らめっ……あ……」
「……多いですね」
 何しろ神の権能で呼び寄せた相手はあまりに多い。白目を剥いてなお犯されているイプシィの姿に、全て無力化するのが大変だと、それだけを考えながら触手を振るっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

豊原・フィリス
これ……を倒せ……ば……一先ず……オシマイ

盛られた薬の影響で乳房が張り、刺激にも敏感な状態
ふらふらの状態では攻撃も難しい隙を見て『捨て身の一撃』で
【巨乳激甚撃】を使うとその衝撃で母乳が飛び出し偶然『2回攻撃』に
ただし凄まじい快感が身体を走り腰砕けになってしまう

動けなくなり周りを『誘惑』状態に
正気を失った男たちに草むらか岩陰に連れ込まれてしまう?


シルフィール・オベルト
アドリブ&エロ歓迎、NGなし

あちこち、特に胸や股に男の欲望の残滓をこびりつかせて、裸眼でも性奴隷として調教された状態です
ミスティ・ブルーの正体に驚いて慌てふためいた今のご主人様の奴隷商人に「私を護れ」と言われて【黒薔薇騎士団】で騎士と兵士達を召喚します
武器も無くて全裸ですから必然使うのはこれに

騎士達を差し向けますが護衛とやり合ってる間に香毒で虜にされて敵に回ります、そして私の後ろに隠れてた奴隷商人も虜になってて後ろから襲われます
頭の中が性奴隷のままですから、抵抗せずに受けれていると虜にされた騎士達にも犯されます
そうしてヤってるうちに私も香毒に侵されて益々快楽を求めて激しく交わります


ニコル・ピアース
さて、ようやく登場のボス。
お相手しないとですね、うん、お相手。
今までのが残ってるから一方的にお相手されるだけですけど。

というわけで、まずは鱗の淫毒でフルコースなぶりものに。
敗北して捕まったらどうなるかを、
他の猟兵の目の前でやることによって、
周囲に見せつけるような感じで。
あとついでに他の猟兵の攻撃を防ぐための盾替わりも兼ねて。

その後は淫毒の元を体の中に大量に埋め込まれて、
常に全身淫毒漬けになっている状態にされて、
その辺にいる護衛達に払い下げ。
体を蝕む毒に劣化香毒っぽい効果もあって、
護衛達にひたすらやられ続けるだけの状態に。

アドリブ、他の参加者との絡み歓迎。



「これ……を倒せ……ば……一先ず……オシマイ……」
「はぁ、はぁ……い、いきなさい、騎士団……!」
 どちらも激しく消耗しきったフィリスとシルフィール。それでもあと一戦、ここさえ切り抜ければと必死に戦意を奮い立たせる。
 シルフィールが召喚した伯爵家直属の騎士団が、虜となった護衛達を抑え込み、その隙に必死に駆け寄っていくフィリス。
「っ……はぁっ……!」
 武器防具どころか衣服もない今、走れば胸も揺れ、揺れれば耐え難い刺激が襲いかかってくる……だが、好機は今しかない。全力でブルーめがけて飛びかかる。
「この、一撃で……や、ああっ!」
「あら、必死ですね、でも……」
 渾身の力をこめて叩きつける、たゆんたゆんの乳房による一撃。だがそれはブルーではなく、彼女の盾とされたニコルの胸と激突した。
「んぉぉぉぉぉっっ……」
「ふぉぉぉぉぉっっ……」
 大きな乳房同士がぶつかり合い、毒と薬に漬けられた2人が同時に悲鳴を上げる。
 フィリスの方は胸からの迸りが全身に広がって崩れ落ち……ニコルの身体は、しっかりとブルーに後ろから支えられる。
「そのような苦し紛れが通用するとでも?」
「おっ……おっ、おっ……!」
 その身体に蛇が絡みつき、牙と鱗から強力な淫毒が染み込んでいく。ただ呼吸をしているだけでも激しい快楽にとらわれるほど。
「さあ、たっぷりと痴態を晒して来なさい」
 そんなニコルを、ブルーは男達へと突き飛ばした。溢れる汗にはたっぷりと毒が含まれており、それが身体の熱で蒸発すると、香毒となって周囲に立ち込め……それを吸い込んだ男達は、次々とニコルに襲いかかる。
「んあ、あっ……ふ、ひっ、んひっ、ひぅぅっ……」
 全身を念入りに毒漬けにされた今、彼女を支配するのは快楽だけ。言葉を発せない、どころか頭の中で考える事すら出来ない。
「ふひっ、あっ、ひっ……くふぃぃぃっ……!」
 もはや女と言うよりは、男たちに快楽を与える道具として全身を使われていく――そしてその様は、見せしめとして周囲に見せつけられて。視線が突き刺さるほどに発情の度合いは増すばかり。
「あ……あぁ……だ、だめ……ぇ……」
 乳房を抑えて蹲っていたフィリスも、男達に捕まえられ、引きずられていく。興奮した彼らは特に念入りにその胸を蹂躙し、その度に迸る快楽。
「んっ……んっ、ふぅっ、くぅぅぅっ……!」
 当然胸だけで許される訳もない。物陰に連れ込まれ、悲鳴と喘ぎがとめどなく迸っていく。
 そして、そんな女達の有様と、溢れる香毒は、オベルトの黒薔薇騎士団をも虜として。主へと振り向き、迫りくる騎士団。
「あ……そんな……ダメ、です……」
 裏切りに狼狽するシルフィールだが、後ずさりつつも、その足取りは重い。散々に調教され、男嫌いの人格を失った今、彼女に男を拒絶する理由はない。
「すっかり……調教されたようですね?」
「あっ……!!」
 そんな状態で後ろから抱きしめられれば、当然、受け入れてしまう。彼女を調教した奴隷商人は、当然彼女がどうすれば快楽を感じるのか、知り尽くしており。
「っ……ひっ、ふっ、んひぃっ……はひぃっ……」
「奴隷はそうでなくては……」
 奴隷商人もまた、毒で正気を失っている。こんな状況であっても容赦なくシルフィールに欲望をぶつけていき……そしてシルフィールも、それに逆らわない。
「ごしゅ……ごしゅじんさまぁ……わた、しっ……ぃっ……」
「ええ、気持ちよくしてくださいな、たっぷりとね?」
 欲望を受け止め、激しい快楽に襲われながらも、従順で淫らな未亡人は、あくまで男を悦ばせる事を優先する。奴隷商人もそれに答え、シルフィールの身体でさらに昂ぶっていく。
「ふ、ぁっ……あっ……!?」
 さらに、そこへ虜となった騎士団達も、次々と襲いかかってくる。それを裏切り、などと認識する思考はもはや存在しない。
「ごしゅじん……さま……いっぱいぃ……」
 蕩け切った表情で、部下である騎士団を主と崇めてその身で奉仕するシルフィール。服従し、隷属する喜びに、その身を支配されていく。
「んふっっ、んっ、ほぉっ……はひぃ……♪」
 そこへ、足腰立たぬまま、ニコルも近づいてきた。今の彼女に、護衛だろうと騎士団だろうと区別は特に無い。目の前にいるのは『男』。自分に快楽を与えてくれる存在。ただそれだけだ。そしてそれは、物陰で悦楽の悲鳴を上げるフィリスにした所で、同じ事だろう。
 だが、虜と騎士団、無数の男達を、3人で全てを満たす事など出来る筈もない。ならばその身が力尽き意識を失うその瞬間まで……いや、失った後ですら。
 永遠とも思える時を、ただ彼らの快楽を満たすためだけに使われ続けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

高原・美弥子
【恋華荘】

いきなりバレて、正体表したね!
なら、あたしも遠慮しないでいいよね
懐に隠してたイグニッションカードを取り出してイグニッション!と叫ぶよ
そしたら奴隷用のボロ服から銀誓館女子高校制服になって、斬馬刀の白陽と妖刀の黒陽を両手に持つよ!
刀に炎纏わせて戦うけど、アルテミスさんとアイさんが酷い脱落の仕方したのを見て戸惑ってると青い蛇召喚されるよ
それも切り払って燃やしていくけど隙突かれて噛まれて猛毒受けるよ
くぅ、毒蛇だったなん……あ、あれ?か、身体が熱いよ。これ、発情、してる?
え、猛毒は猛毒でも猛り狂うくらいの媚薬?
あ、もう、だめ……アルテミスさんに押し倒されてるいちごにあたしも襲いかかるよ!


彩波・いちご
【恋華荘】で引き続き

意外とあっさりと正体現してくれましたね?
なので奴隷になった皆さんを取り戻す手間もはぶけました
こちらも猟兵の正体明かしてさっさと皆さんを回収、合流
「さて、あとはあれを倒すだけです。行きますよ!」
って、私は、普通にまじめに戦闘態勢ですが…
「ふんぐるいふんぐ…? あの、皆さん…?」
援護のために召喚しようとした矢先、皆の様子に気づき
敵の毒ですね、わかります…
あっという間にあアルテミスさん&美弥子さんに襲われます
「ちょっとぉぉ?!」
そのまま襲われ流されて、結局何もできないままに…

私たち何のためにここまで…とほほ

せめてアイさんだけでも助けようと、彼女を襲ってる人たちに触手を放ちますね…


アイ・リスパー
【恋華荘】
いちごさんを意識中

「ふう、ようやく解放されました……
奴隷商人に目をつけられて、あのあとずっと……
い、いえ、もう忘れましょうっ!」

いちごさんに心配をかけないためにも内心を表情に出さないようにします。

「とにかく、この敵を倒せば終わりです!」

【チューリングの神託機械】で演算能力を向上。
【マックスウェルの悪魔】で攻撃しようとしますが……

「『一般人に襲われて屈服させられることになる』?
そんな予言などという非科学的なものは信じませんよっ!」

その時、目の前に現れたのは幻惑されたらしい例の奴隷商人。

そんなっ、一般人に手を出すわけにはっ!

物陰に連れ込まれて押し倒され欲望のまま襲われてしまうのでした。


アルテミス・カリスト
【恋華荘】
いちごさんは女の子

「ついに正体を表しましたね、邪悪なオブリビオン!
この正義の騎士……いえ、今回は剣闘士奴隷のアルテミスが退治します!」

周囲の奴隷たちに避難を促しながら剣闘士の仕事道具ということで持ち出してきた大剣を構えて敵に対峙しますが……

敵の放つ甘い香毒を受けてしまいます。

「くっ、失敗しました!
奴隷剣闘士にはこの香りに対抗する術はありませんっ!
いつもの正義の騎士ならこんなことは!」

毒の効果でいちごさんの虜になってしまい無我夢中で襲いかかってしまいます。

女の子を襲うなんて……
剣闘士奴隷なので仕方ないですよね!

いちごさんの唇を奪い押し倒したら、胸を押し付けながら強く抱き締めるのでした。



「ついに正体を表しましたね、邪悪なオブリビオン!」
「意外とあっさりと正体現してくれましたね?」
 ブルーに対峙する恋華荘の面々。アルテミスが仕事道具として持ち出した大剣を真っ直ぐに突きつければ、いちごも杖を構えて真っ直ぐに見据える。
「奴隷になった皆さんを取り戻す手間もはぶけました」
「え、ええ……そうですね、本当に、ようやく……」
 この中では船内で一番ひどい目にあったアイは、深く熱い吐息を吐き出してしみじみと頷く。
「……アイさん?」
「……い、いえ、なんでもありません。もう忘れましょうっ!」
 あのあとずっと奴隷商人に……などと言う事を今言い出していちごを動揺させる訳にはいかない。首を振って熱を振り払う。
「さあ、私もいっちゃうよ――イグニッションッ!」
 奴隷のボロ服から、一言で制服に着替えると、斬馬刀と妖刀の二刀を構える美弥子。
「さあ、これまでの分、遠慮はしないんだからっ!」
「ええ、この正義の騎士……いえ、今回は剣闘士奴隷のアルテミスが退治します!」
 そのまま、斬りかかっていく前衛2人を援護すべく、いちごも杖を掲げる。
「さあ、あとはあれを倒すだけです! ふんぐるいふんぐ……?」
 だが、その詠唱が怪訝そうに止まり、アルテミスの背を見つめるいちご。そのアルテミスは、大剣を堂々と掲げた体勢のまま、ぴたり、と制止していた。
「アルテミスさん……?」
 流石に一人での突貫は危険と、美弥子も脚を止め、その顔を覗き込めば……その顔は赤く染まり、息を荒げていて。
「くっ、失敗しました!」
「あー……敵の毒ですね、わかります……」
 大剣を落としてこちらに向き直るアルテミスの姿に、諦念を露わにため息を漏らすいちご。
「奴隷剣闘士にはこの香りに対抗する術はありませんっ! いつもの正義の騎士ならこんなことは!」
「いや、特に関係ないんじゃ……わぁっ!?」
 そして案の定、香毒で発情したアルテミスは、真っ赤な顔でいちごを押し倒した。
「仕方ないんです……剣闘士奴隷なので仕方ないですよね……!」
「ちょっとぉぉ?! 少しは抵抗してくださいーっ!?」
 毒に抗うどころか、むしろ積極的に、息を荒げていちごを襲うアルテミス。一応、当人曰く抗う手段がないらしいが。
「も、もう、なにをしてっ……きゃっ!」
「こちらも忘れて貰っては困るのですが」
 美弥子はそんな様子に困惑するものの、そこにブルーが召喚する青い蛇。慌てて、二刀に白黒の焔を纏わせると、それを斬り捨てていく。
「くっ、やらせないよっ!」
 白で浄化し、黒で呪縛し。鋭い斬撃は蛇達を寄せ付けない、が。
「あ、アルテミスさん、ダメっ……む、んん~~~!」
「女の子同士なのに、こんな……でも仕方ないんですよ、仕方が……ん……♪」
 それはそれとして背後が超気になる。
「何を、してるんですか、もうっ……」
 アイは後衛なので、アルテミスがいちごの唇を奪い、胸を押し付ける様をしっかりと見てしまう。見えないのと見えるの、どちらが気になるか……いくら演算能力を高めても、集中力を欠けば作業効率は落ちる。
「……と、とにかく、この敵を倒せば終わりです!」
「その有様で、私を倒せるのですか?」
 必死に熱操作プログラムを操ろうとするアイを見て、楽しげに嘲笑うブルー。クスクスと耳障りな笑い声にも気を取られる。
「いいえ、不可能です。私を倒すどころか……一般人に襲われて屈服させられることになるでしょう」
「それが、お得意の予言ですか? そんな非科学的なものは信じませんよっ!」
 電脳空間の申し子は、科学しか信じない。ブルーの言葉を切って捨て……その身体に絡みつく腕。
「ぐふふ……また会ったねぇ」
「って、あなたはさっきの……や、やめてくださいっ!?」
 下卑た笑みと共に、アイをまたも物陰に連れ込もうとする商人。ズルズルと引きずられていくと、アイの力では到底抵抗出来ない。
「遠慮しなくて良いだろう……また気持ちよくしてあげようじゃないか?」
「いや、やめ……あっ、ああっ!?」
 演算能力向上の代償として過敏になっているアイは、抱きつかれるだけでも声を漏らして反応してしまう。
 これがオブリビオン相手なら、熱を操り灼き尽くす事もできようが、一般人相手ではそうはいかない。
「あ、アイさんまでっ……ほんと、もうどうすれば……」
 後ろで展開される様々な行為が、気になって気になって仕方がない美弥子。流石にここまで気が散れば隙を晒してしまい、蛇の一匹を斬り逃す。
「きゃ、うっ……!?」
 がぶり、とその太ももに噛みつかれ、毒を流し込まれる。途端、身体が熱くなり……慌てて斬り飛ばすが、熱は籠もったまま。
「くぅ、これ、毒蛇だったなん……んっ……」
 その熱は、苦痛の熱ではない。むしろ全身を心地よく支配し、思考を昂ぶらせる。毒は毒でも強烈な淫毒に侵され、美弥子の理性が消し飛んでいく。
「ダメ……いちごを独り占めにしちゃ、ダメだよ……!」
「あっ……」
 もう、戦っている場合ではない。すぐに刀をカードにしまうと、振り向いて、アルテミスを押しのける。
「み、美弥子さん、まで……んぐっ!?」
 いちごを抱きしめ、胸を押し付ける。激しく身体を擦り付けながら唇を重ね……こみ上げて来る情欲のまま、いちごを、大事な異性を、思うがままに蹂躙する。
「ダメです……美弥子さんも独り占めはダメですよ……!」
「独り占めも二人占めも……んっ、ん~~!」
 退かされたアルテミスもすぐにもう1度飛びかかり。競うように奪い合われるいちご。
「ちょっとぉ……結局私たち、何のためにここまで……ん~~~!」
「さあ?」
 これまでの苦労は一体なんだったのか。結局繰り広げられるいつもの流れに、顔を真っ赤にするいちご。
 ブルーは蔑むように彼らを見下ろし、その場をさっさと立ち去っていく。
「と、とにかくアイさんだけでも……っ!」
 毒の虜となった目の前の2人は無理でも、アイだけはせめてこの状況からは逃したいと、異界の触手を放ち救援に向かわせるいちご、だが。
「あ、美弥子さん、そこはっ……あ、アルテミスさん、そんなに強く、ああっ!?」
 直後、目の前の2人のエスカレートする抱擁に、その制御を放棄してしまう。
「や、やめてください、やめ……やめぇぇっ!?」
 ただでさえ商人に襲われている所へ、制御を失った触手まで。アイの悲鳴が、物陰から響き渡るのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

子豚・オーロラ
ようやく会えたわね
素敵な体験をさせてもらったわ
おかげでほら、こんな体になっちゃった
このお礼はたっぷりさせてもらうわね

奴隷商人から与えられていた薬を取り出し胸に注入
その効果で新技【禁肉大解放】を発動
あえて剣を捨て、肉そのものを武器とするわ
この技が編み出せたのも船の中で受けた辱めと改造のおかげよ

そのまま体を武器に両胸で【2回攻撃】
さらに巨体は振り回すで毛で【範囲攻撃】にもなるわ

相手からの攻撃は【毒耐性】で耐えながら、殺傷力を持つ体全体でのしかかって【捨て身の一撃】で押しつぶすわ

あんな無様な試合をさせられた後だもの、こんな戦い方を見られてどんな視線を受けたって【恥ずかしさ耐性】で耐えられるわ



「ようやく会えたわね……素敵な体験をさせてもらったわ」
 ブルーの前に立ちはだかるオーロラ。
 いや、立ちはだかると言うより、聳え立つと言わんばかり。元より豊満な肉体は、幾度となく投与された薬によって限界を越えて成長し、肉の壁の如く。
「随分と……見苦しい身体ですね」
「ええ、散々無様な試合をさせてくれて……でも……ぐぉぉぉっっ!」
 その、肉の壁をさらに成長させるべく、オーロラは自らの胸に薬を投与する。肥大化する身体に、自らすら飲まれていくように。
「そのおかげで編み出せた、豚房流の邪法っ……この禁肉で潰してあげるわっ!」
「くっ、無茶苦茶な……!?」
 もはや剣は必要ない。肉でそのもので闘う。武器を越えた質量兵器が、ブルーめがけて襲いかかる。
「ふんっ、ふんっ、どぉんっ!」
「ぐぅぅっ!?」
 動きは流石に鈍重だが、そんな事は関係ない。振り回すだけでも周囲を薙ぎ払う巨大な武器が2つ、そんなもの避けれる筈もなく、かといって防ぐにはあまりに重い。
「こ、こんな闘い方、恥ずかしくないのですかっ……」
「今更よっ!」
 船の中での辱めに比べれば。ブルーの齎す毒も肥大化した肉体には回りきらない。
「さあ、潰してあげるわ……おぉぉぉっっ、そぉれぇ!」
「っ、きゃああっ!?」
 巨大化した尻で、ブルーを下敷きにする。肥大化した全体重を乗せた圧殺に、悲鳴を上げるブルー。
「む、骸の海に帰るのは嫌ですが……特にこれで死ぬのは絶対嫌ぁっ!?」
 なんとか隙間と言うか割れ目をついて脱出すると、顔を真っ赤にして、這々の体で逃げ出していく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

エンピリア・ファティリオン
※アドリブ歓迎
早月さん(f14983)共々落ち着きましたわ
って傅かれても…(もじもじ)

ええ、あの蛇が首魁ですわね
でも先程から香るコレは、毒!?

発散しきったカラダがまた火照って…!
劣情と愛欲で狂いそうです…ダメ!ああ、来ないでっ!

愛しき戦乙女達よ、愚かな蛇に処断を…!(ユベコ起動)

ええ、あくまで狙いは蛇のみ
下郎は殺さなければ好きになさい
だから早く…!

早月さん、その聖槍でお願いしますっ!

●戦闘
ユベコで戦乙女25人を召喚・指揮
20人が聖槍の【一斉発射】でボス縫い止め

リアは【催眠術】で護衛達を牽制するも性的に襲われ羞恥塗れ
残り5人が主の救援?に入って性的【精神攻撃】で籠絡

余る聖槍5本は早月さん他に貸与


原宮・早月
リアちゃん(f14993)と引き続き。
何とか落ち着いたけど…リアちゃん、凄かった…。こう、傅きたくなるというか(?)

そ、それはともかくオブリビオンが出てきたね…やっつけないと…
…と思うけど、なんだかまた体が疼いて…(毒を見事に受けた模様)

リアちゃんのように抵抗もできず、取り巻きの男の人達に押し倒されて。
裸の身体を隅々まで揉まれしゃぶられ、押し込まれ…
気持ち良すぎて…もう、我慢、できないよ…!

堕落という名の救済を発動して、淫魔の姿に変身。
リアちゃんのユーベルコードで呼ばれた戦乙女の槍も借りてボスへ攻撃するよ。
隙を見て、押し倒して尻尾の毒を注ぎ込みにもかかる。
「ボクの毒も味わってみて…v」



「リアちゃん、凄かった……こう、傅きたくなるというか」
「いえ、傅かれても……」
 船内での事を思い出し、顔を赤くするエンピリアと早月。その身体が再び疼き、もじもじと身を捩る。
「って……これは、毒っ!?」
「ええ……船内でよほど楽しんだようですね、随分と回りが早い」
 甘い香りに囚われる2人を見つめて嘲笑うブルー。2人とも慌てて構えるが、漏れる吐息は熱く、抑えた筈の情欲が滾っていく。
「さあ、もっと可愛がってあげなさい」
「ダ、ダメ! ああ、来ないでっ!」
 そこに迫る虜の男達。リアは必死に抵抗するが、早月は抗えずに押し倒される。
「あっ……いや、だめ、んっ……くふぅっ……!」
 そこに覆いかぶさられ、全身に手が這い回る。手だけでは飽き足らず、舌までも。悲鳴とも喘ぎともつかぬ声を溢れさせ、何度も身体を跳ね上げる。
「くっ……い、愛しき戦乙女達よ、愚かな蛇に処断を……!」
「はっ。第六槍姫隊、こちらに」
 リアの方も、いつまでも抗えはしない。その前になんとか、と呼び出されるのは背徳の戦乙女達。
「あの蛇を狩ればよろしいのですか、魔皇姫様?」
「ええ、あくまで狙いは蛇のみ、下郎は殺さなければ好きになさい……早く……!」
 堕落した乙女達は主命に従い、ブルーへと一斉に聖槍を投げ放った。
「っ……このようなもの……ぐぅっ!」
 咄嗟に蛇尾で何本かを払いのけるブルーだが、槍はその周囲を取り囲み、さらに肉へと突き刺さる。呻きを漏らし、血を零すブルー。
「あ、ああっ!?」
 だがリアの方は、戦乙女のその戦果を見る余裕もない。男達についに押し倒され、襲われ、羞恥に塗れていく。
「魔皇姫様っ……♪」
「あ、だ、だめっ……そんな事をしたら……んっ、んんぁああっ!?」
 戦乙女の一部がそれを救出に来るが……淫魔騎士として堕落した彼女たちは、男達をより滾らせながら、自らの身体で絡め取る。
 主を助けようと言うよりは、主
「ん、んん~っ……さ、早月、さんっ……!」
「ああ、気持ち良い……気持ち良すぎて……」
 早月の方も、男達の欲望を一身に受け止め……身体の中まで快楽に染め上げられて。
「もう、我慢、できないよ……!」
 その滾る欲望は、彼女を完全に堕落させ、その姿を変貌させる。その背に負うは天使の如く――されど纏う瘴気は淫魔そのもの。
「早月さん、その聖槍でお願いしますっ!」
「うん……借りるね、リアちゃん?」
 地面に刺さった聖槍の一本を引き抜き手にすると、そのままブルーへと襲いかかる。鋭く繰り出される槍の連撃。自分の肉に刺さる槍をようやく引き抜いたブルーは、それを必死に迎撃する。
「くっ、この、程度で……」
「うん……そうだよね……?」
 だが、聖槍はあくまで囮とばかり、途中で突然投げ出して。
「きゃっ!?」
「さあ……一緒に楽しもう?」
 そのまま押し倒し、のしかかる。立ち込める香毒にも負けぬ、理性を蕩かす瘴気、
「ボクの毒も味わってみて……」
「あっ、んっ、ああんっ!?」
 尻尾から粘液を注入され、顔を赤く染めて悶えるブルー。必死に蛇の尾を暴れさせて逃れるが、息を荒げて早月を睨む。
「この、私に……このような毒をっ……」
「気持ちいいでしょう……?」
 妖艶な流し目を強く睨みつけながら、身体を襲う多幸感を振り払うように逃れていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

イデアール・モラクス
クク…美味そうな女だ、毒ごと飲み干してやりたいくらいになぁ。
さて、この奴隷劇場もそろそろ終わりにしようか!

・行動
UC【魔剣の女帝】を『高速詠唱』で行使。
真の姿となり、次々と『全力魔法』の力で威力を増した魔剣を無尽蔵に召喚し『一斉射撃』で雨霰と射出、圧倒的弾幕の『範囲攻撃』と成して飽和攻撃をかけ敵の護衛を駆逐。
「私に肉壁など通じぬぞ、さぁどうする?」
そして高速飛翔の『空中戦』で斬り込み、敵の攻撃は『属性攻撃』で炎を纏わせた魔剣ドミナンスで斬り払い『武器受け』して『薙ぎ払い』、返す刀で斬り刻んでからボスを『串刺し』にし『吸血』して『生命力を吸収』して殺す。
「クク…ご馳走さま、だ」

※アドリブ歓迎


チェチーリア・メアゲーディシオン
(船の上では大人しくしていて退屈で仕方なかったけど、ふふ――)
やっとボスのお出ましですね。
あら、あいにくと殺されるのは貴女様の方です。

動くを封じられると殺りにくいですから、周りの動きに合わせて自分は敵に【目立たない】ように動き【早業や投擲】でUCを使用します。
その口、閉じていただいましょう。

【見切り2,第六感】で攻撃を回避し、私は【Bloody Schlange】で【範囲攻撃と戦闘知識】で傷を与えましょうか。
血が付けば仕込鞭の毒【毒使い】や刃が発動し余計に【傷口をえぐる2】でしょう。

「毒には毒を」っていうものね?



「さて、この奴隷劇場もそろそろ終わりにしようか!」
 その黒髪を銀に染め、真なる姿を曝け出すイデアール。
 女帝の従えし魔剣は容赦も慈悲もなく解き放たれ、虜であろうと貫いていく。
「私に肉壁など通じぬぞ、さぁどうする?」
「くっ、出鱈目、なっ……!」
 尽きる事なき魔剣の雨の飽和攻撃。それは虜などで防げるものではない。
「それならばっ……」
「ほう、私を虜にしようと?」
 香毒をさらに強めて周囲を濃密な甘い匂いで包み込むブルー。だがイデアールは不敵に笑うのみだ。
「クク……愛らしいものだ。この程度の毒で私をどうにかしようなどと!」
「っ……」
 嘲笑と共に飛翔し、真紅の魔剣に炎を纏わせる。禍々しき一閃が、苦し紛れに放たれた蛇を斬り捨てた。
「通じぬと言っているだろう……毒ごと飲み干してやろうか? 美味であろうなぁ」
 さらなる剣撃は鋭く、疾い。女帝の担う魔剣は、数多の雨よりもなお苛烈に、ブルーを苛んでいく。
「このような攻撃など……私には通用しませんっ!」
「ほう……?」
 苦悶しながらも言葉を漏らすブルー。それは強がりと言うだけではなく、予言の暗示。艶めかしき言葉で少しでもその身を縛ろうとする。
「では、こちらはいかがでしょうか」
「――っ!?」
 その刹那、ブルーの口に嵌められる枷。魔剣の暴虐に紛れて背後に回り込んでいたアーデルハイトが、予言を封じる。
「船の上では大人しくしていて退屈で仕方なかったのです。だから――貴女様の方が、殺されてくださいな?」
 歌うように残酷に囁いて、その手から放つは仕込み鞭。鋭く風を切り、ブルーの肌を打ち据える。
「――っ、――っ!!」
 激痛に呻きを漏らすも、声の出せないブルーは、必死にその口枷を外そうとする。その苦闘に、チェチーリアは薄く笑みを浮かべながら、さらに鞭を打ち据えた。
「さて、枷にばかり集中するのは良いですが――」
 肌が裂け、血が溢れ……その血を吸い上げる鞭。刹那、鞭から刃が飛び出し、深々と傷口を抉る。
「――――っ!!!?」
 他者の血を媒介とする、鞭の隠し刃。殺人を快楽とする危険な蝶は、苦しみのたうつ姿により一層の笑みを深める。
「ちなみに、刺さるだけではありませんよ?」
 隠し刃に仕込まれた毒が、より一層の激痛をブルーに与えていく。残酷で、それゆえに美しく、チェチーリアはその演技の下を覗かせる。
「『毒には毒』って言うものね?」
「随分と――美味そうに仕上がったものだ」
 そうして激痛に悶え狂うブルーへと、イデアールは魔剣を突き立てた。串刺しにして動きを封じると、首筋に牙を突き立てる。
「んっ……」
「――――ッ!!」
 その血を美味そうに、牙で搾り取る。悦楽の表情を浮かべるイデアールを、ブルーはなんとか必死に振りほどき、口枷を外す。
「わ……私を逃しなさいっ!」
 予言と言うより懇願に近い叫びと共に、全力で逃亡を図るブルー。蛇なれど脱兎の如きそれを見送って、イデアールは舌なめずりを一つ。
「クク……ご馳走さま、だ」
「くぅぅっ……!」
 屈辱の中に、2人への隠しきれぬ恐怖を感じさせながら、逃げていくブルー。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アヴァラ・ガヴァラ
POW
アヴァラの耳に、彼しか聞こえない『神』からのメッセージが届く。
そして遂に思い出す。己が使命を。そもそも自分は『神』の奴隷だったことを!
アヴァラ・スタンディングモード!
牛数匹分の起立パワーにより、吹き飛ぶ周囲の奴隷商人たち。
「うおおお、オブリビオンめ、貴様はこの拙僧が倒す!」
股間に貼られていた天下自在符を引き剥がし、額に当てて「イグニッション!!」と叫ぶと、符に封じ込められていた武装が装着され、戦闘モードに移行。
「キエエエエエェェェイッ!!」という奇声とともにユーベルコード「咎人大往生」をミスティ・ブルーに叩きつけるのだった!


カタラ・プレケス
アドリブ歓迎

……色々と思う所はあるけどまあ商人は死なないだろうし放っておこうか~
さて、とりあえず片翼と足の腱が切れてるから行動は困難
だけどこうすれば問題はないね
『水底に詩響き、星に音刻め。我変ずは星の器なり。』
真の姿解放『水底の人魚』
【蒼星生み出すは海神の三叉槍】発動
大量の三叉槍を生み出して射出しつづけるよ
天蝎縛砂で周囲の護衛の行動を阻害
予言は幻惑偽音で打ち消し
後は味方に対して【サウンドオブパワー】で支援
「さあ、色々と楽しい思い出にはなったけど
さっさと死んでもらうよ~
あと、殺し尽くすといったけどね
星霊たるぼくを易々と殺せると思わないでね」



「色々と思う所はあるけど……まあ商人は死なないだろうし放っておこうか~」
 周囲の騒ぎを見渡し、あくまでのんびりとした様子のカタラ。動く事は愚か、立つ事すら儘ならず、それでも大して気にした様子はない。
「それよりも――水底に詩響き、星に音刻め。我変ずは星の器なり」
 朗々と紡ぎ上げるその声に合わせ、カタラの身体が、人魚のような姿に変貌していく。
 白羊の角、双魚の身体、溢れる力は宝瓶より。これこそ、真なる姿のその一端。
「さて、と。これで動ける様になったことだし」
 翼は消え、下半身は魚に。傷が跡形もなく消えた事を確認すると、ひょいと指を動かした。海水を操り、三叉の槍に収束させる。
「ここは海に近いから、楽だな……とっ」
「っ!?」
 解き放たれた槍が、ブルーを遠距離から急襲する。慌ててそれを回避したブルーへと、次々と繰り出される三叉槍の連打。
「ほい、ほい、ほい、っと」
「くっ、何、をっ……!」
 これほどの力を振るっているとは思えぬ気楽な様子。だが当然といえば当然だ。
「何を、しているのです、私を護り……」
「うわあああっ!?」
 カタラにとってこれは力の一端に過ぎないのだから。
「させないよ~?」
 天蝎の光を浴びた砂が、鎖となって虜の護衛達を縛り付ける。当然槍は放ち続けながらの、並行しての動き。
「ならば……」
「ダメダメ。させないってば」
 そして、紡ぐ言葉は人を惑わし、ブルーの予言を狂わせる。力を振るう事を許さない。
「さあ、色々と楽しい思い出にはなったけど、さっさと死んでもらうよ~」
 これが、黄道の力を宿せし者。十二の星座を操る彼ならば、なるほどこれまでの事など余興に過ぎぬも当然か。
「殺し尽くすといったけどね、星霊たるぼくを易々と殺せると思わないでね」
「なんて……出鱈目な力……!」
 必死に槍を避け続けるブルーは、周囲に気を配る余裕を失い……その蛇の尾が何かと激突する。
「む……ただの奴隷、いや、家畜ですか」
 それは四つん這いに這いつくばったアヴァラ。家畜に堕ちた者など構ってはいられないと視線を外す。
「――――」
 なるほど、アヴァラはこの状態でも動かない。家畜として躾けられたから――いや。
 その瞳はどこか遠くを見つめている。
「そう……そうですね……」
 口から紡がれる言葉も、誰に聞かせるためでもない。いや、この場にいない誰かに伝えんとする言葉。
「私は奴隷……人の奴隷ではなく、『神』の奴隷!」
 そして、彼は覚醒した。彼だけにしか聞こえぬ神託を聞いて。
「アヴァラ・スタンディングモォォォォド!」
「きゃっ!?」
 立ち上がる勢いだけで、ブルーが体勢を崩す。彼女はまだ良いが、砂鎖に拘束された虜や腰を抜かした護衛達は、豪快に弾き飛ばされていく。
「うおおお、オブリビオンめ、貴様はこの拙僧が倒す!」
 股間の(何故そんな所に)天下自在符を引き剥がし、そこから武装を呼び出して装着。これまでの消耗など、神の御為ならば気にならない。
「な、なんですか、いきな――」
「キエエエエエェェェイッ!!」
 突然の奇行に狼狽するブルーの問いなど当然のように聞かず、左腕を巨大化させての一撃。爪がブルーを斬り裂き、吹き飛ばした。
「な、なんなの、ですか……」
 超越した存在にせよ、狂える存在にせよ、とにかくもう付き合っていられない。慌てて逃げ出すブルー。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

マレーク・グランシャール
【壁槍】カガリ(f04556)と

なるほど、マーケットのボスは女‥‥しかも蛇と来たか
それならば人を魅了し従わせるというのも道理
しかし俺は女の色香に惑うような男ではないし、女は間に合っている
と言っても‥‥契り交わした女の幻を見せられたら一瞬の隙は出来よう

【碧血竜槍】を槍投げして【流星蒼槍】を発動
召喚した双頭竜に敵を討たせるが、同時に敵の鱗から猛毒が飛んでくる
しかしそれを見越してカガリが俺をガードしてくれるはず
俺はそれを信じ、怯むことなく【魔槍雷帝】を手に【黒華軍靴】でダッシュ
【金月藤門】の力を駆使して敵の次の手を躱し、すかさず雷撃を狙う

ここまで案内してくれた女商人が危険に合わないようにも気を配ろう


出水宮・カガリ
【壁槍】まる(f09171)と

美しく飾られている事はわかるが、カガリはものなのでな
虜にするなら、そのように扱って貰おうか

まるに【籠絡の鉄柵】を隠形で従わせた上で真の姿へ
更に【虚想城壁】を纏う事で、商人や奴隷達を視界や嗅覚、聴覚から遮断し守る
守る術が必要な猟兵も、この内へ
この身の扉は、【隔絶の錠前】で施錠する
カガリは不動不落の城門であるがゆえ
カガリが脅威と認めるならば、何物をも通さん
攻撃に転じる機はまるに任せる
まるが毒を浴びそうになれば、【籠絡の鉄柵】に庇わせよう

護衛のひと達は…本来、罪は無いのだろうが
盲目的に、女に尽くそうとする意志を、この眼(【大神の神眼】)で捉えて抑えさせてもらおうか



「なるほど、マーケットのボスは女……しかも蛇と来たか」
 碧玉を嵌めた優美な長槍を構え、ブルーと対峙するマレーク。
「それならば人を魅了し従わせるというのも道理だな」
「あなたも、魅了してあげましょうか?」
 妖艶な笑みを浮かべるブルーだが、マレークは意に介さない。
「生憎、女は間に合っている」
「――そうでしょうか?」
 そんな彼の鼻腔にふわりと香る甘い匂い。ブルーの齎す幻惑の香毒。
「っ……!」
 ただの幻惑であれば、振り払っていただろう。だが、彼の目の前に映るのは、契りを交わした女の姿。
「ほら、心揺らすなど簡単なこと……!」
 記憶の中より探り出された一番大切な記憶がマレークを惑わし、そこへ放たれる毒鱗。隙を突かれた彼の身体へと吸い込まれるように――。
『――生憎と、通すつもりはない』
 そこへ唐突に現れたのは、宙を泳ぐ黒い魚骨。鉄柵の如きそれが鱗を阻み、跳ね返す。
「なっ……!?」
『美しく飾られている事はわかるが、カガリはものなのでな』
 そうしてカガリの真なる姿が……黄金都市の城門が、逃げ惑う者達を庇うように聳え立つ。
『虜にするなら、そのように扱って貰おうか』
「っ、くっ!?」
 さしものブルーとて、門を魅了する術など持とう筈もない。黄金の城壁は不落の虚想。その身に刻まれた傷跡の無念を忘れぬ限り、オブリビオンであろうと突破する事は不可能だ。
「さあ、まる。護りは任せてくれ」
「ああ、頼む。例え奴隷商人と言えど、縁を結んだ相手だからな」
 錠前で閉ざせば、内外は隔絶される。もはや実体を持たぬ匂いすら、その門を、壁を通過する事は不可能。ここまで案内して来た女商人もその中に守られたのを見ると、マレークは頷き、槍を投げ放つ。
「くっ……ああっ!?」
 正確無比に突き立てられる槍。まっすぐにブルーを貫き……そして顕現する、碧眼の双頭竜。主命に従い、ブルーをその顎で噛み砕かんとしていく。
「こ、このような……この程度……っ!」
「そうか、だが、まだだ」
 さらなる槍を構え、軍靴で地を蹴り、一気に駆け出すマレーク。当然、ブルーもそれを迎え撃つべく、毒鱗を放ち……さらに護衛達も立ちはだかる。だが、もはやマレークは止まらない。速度すら緩めない。
『護りは任せてくれ、と言ったのだから。まるは護る必要はない』
 魚骨がマレークの周囲を回遊し、彼の体を守護していく。マレークの身体に、一片たりとも鱗が触れる事はなく。
『護衛のひと達は……本来、罪は無いのだろうが』
 門に埋められた柘榴の真眼が生み出す磐戸の神力が、護衛達の意思を閉ざす。熱狂を失い棒立ちになった彼らが、マレークを阻む事はない。
「こ、の……」
「――捕らえたぞ」
 逃げるか、それとも進むか。その戸惑いを、左手の紋は正確に見抜く。
 隙を逃さず突き出された槍から迸るは、蒼い稲妻。
「が……あああああっ!?」
 感電し、身体をのけぞらせ悶えるブルー。苦痛に呻きのたうち、その身を転がしてなんとか逃れていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

時雨・遥華
【閃教師】
くっ…戦わねば…ここでやつらの企みを阻止せねばならぬのに…
船での事態で身体が敏感になってしまっているがそれでもオブリビオンを倒す。そのために刀を持ち斬りかかる…くっ、邪魔だ!どけぇ護衛ども!

な、なんだ…『自らを慰めろ』だと、そのような事…か、身体が…しまったこれが予言…
んんっ、駄目だ、見られてしまうのに…胸を、大事な所を…いじるのを止められないっ、あぁっ
もっと気持ちよくっ…ひぁっ!?エイミどのっ、そんな…触っちゃっ…

アドリブ歓迎


エイミ・レコーラル
【閃教師】
…まさかあんな姿のボスとはね。実際にみると圧巻ね
とにかく、止めないとね

っん、この護衛たちっ、理性が飛んでる
このままじゃ…ああんっ、は、激しいっ
たくさんの護衛にっ、はぁん、だめぇ、気持ちいいっ

前に後ろに、相手をし続け、ボスからの予言…命令が
『そちらの女を辱めろ』
命令され侍の子の元へ
自分で慰めている彼女へ私からも…
彼女をより快感へ引き上げる手管を、あぁ、感じている彼女の表情、良いわぁ…
互いの身体で擦るように…んんっ、もうっ…

アドリブ歓迎



「まさかあんな姿のボスとはね。実際にみると圧巻ね……」
 船で散々に消耗し、敏感な身体を持て余すエイミ。2人とも身体は熱く、足元はおぼつかない。
「くっ……戦わねば……ここでやつらの企みを阻止せねばならぬのに……!」
 同様に遙華も、まともに闘う力すら残っておらず……それでも、侍忍者として退けはしない。必死に呼吸を整え、好機を待ち続け――そして、そんな彼女の近くへと通りがかるブルー。
「今、だっ!」
 この距離なら、今の脚でも踏み込める。千載一遇の好機、逃してなるものかと踏み込んで。当然周囲には虜の護衛が存在するが、構わず突き飛ばしていく。
「邪魔だ、退けぇっ!」
「あら……無理をして。大丈夫ですか?」
 そんな遙華を見て、気遣うような言葉を漏らすブルー。だが無論その口元は嘲笑に歪んでおり……その口から漏れる言葉。
「今にも自らを慰めてしまいそうな程……」
「何を、言って……ん、ぁっ!?」
 その言葉を聞いた瞬間、握っていた刀を取り落してしまう遙華。自らの身体に手を伸ばし、言われた通りに火照る身体を慰める。
「か、身体が……し、しまったっ……!」
 ブルーが紡ぐ予言は、暗示の言葉。弱った遙華には覿面に染み入り、強烈な命令となってその身体を縛る。
 心では逆らっても、身体が、そうしなければと勝手に動き出す。
「戦いの最中に……無様なものね」
「う、うるさ、あっ……んっ……んんっ、駄目、だ……」
 普段の自分よりも遥かに巧みな指使いで、己の身体を弄ぶ。そんな光景を見られていると言う恥辱に打ち震え……それがより一層に身体を熱くしてしまう。
「だ、だめっ……あなた達、やめっ、はぅぅんっ!?」
 前衛の遙華が崩れれば、後衛のエイミを護る者はいない。護衛の男達は次々とエイミの身体に手をのばす。振りほどく事など出来る筈もない。
「はぁん、だめぇ、気持ちいいっ……!」
 前から後ろから、理性を無くした男達が次々と欲望のはけ口を求めてくる。激しく身体を弄ばれ、腰が抜けそうな快楽に溺れていくエイミ。
「本当に、無様な物。戦いにすらならず、女として溺れゆく……」
 それを蔑みきった表情で見つめるブルー。そして、面白い嗜好を思いついたとばかり、深い笑みを浮かべてエイミを見つめる。
「そんなに興奮してしまったら……目の前の女を辱めてしまいそうですね?」
「あ……」
 その脳に染み込む予言。当然、逆らう意志など残っていない。
「ああ……辱めて……あげるわね?」
「え……エイミどの、ひぅぅっ!?」
 暗示によって引き上げられた遙華のテクよりも、さらに一段も二段も上の手管が、遙華の身体を激しく弄ぶ。指がその身を弾く度に、甲高い声が遙華の口から漏れる。
「やめっ……ひゃうっ……こんな、見られて……ひぅんっ!」
「ああ、良いわぁ、その表情。もっと見せてぇ……」
 恥辱混じりの快楽が、どこまでも高まっていくのを感じる遙華。その顔を見てエイミもさらにエスカレートし、豊かな肢体を重ねて擦り付ける。
「だ、めっ……見られっ……でもっ……ああ、もっと……気持ちよくっ……」
「ええ、気持ちよくしてあげる……恥ずかしい所を一緒に……んっ!」
 男達の視線に取り囲まれながら、絡むように抱き合う2人の少女。甲高い声が幾度となく奏でられ、その痴態を鑑賞され続ける。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ドゥルール・ブラッドティアーズ
ソロ希望
グロNG
SPD

吸血鬼の慰み物として生きていた頃を思い出すわね。
幸せだったわ……
猟兵に攻め込まれ、非常食に変わるまでは

ねぇ、貴女を私の奴隷として買いたいわ。
蛇の交尾は長くて情熱的なのよね♪

自分の左腕に噛みつき『侵食』発動。
彼女の左腕が私の頭部に変形し
唇にキスして【生命力吸収】しつつ
体内に【呪詛】を注ぐ

悪い予言をする口は塞がせてもらったわ。
貴女が発して良いのは、甘美な喘ぎ声だけよ

【激痛耐性】【毒耐性】もあって
呪詛で弱った彼女の抵抗は、愛撫も同然

おへそや蛇尾を撫でつつ【催眠術】で快楽の虜に。
服を引き裂き、胸の先端に口付け【生命力吸収】

私は愛した人を裏切らない。
貴女との愛も、私の中で永遠に……



「吸血鬼の慰み物として生きていた頃を思い出すわね……」
 周囲の奴隷達を見ながら、かつてを語るドゥルール。常人なら忌まわしきその記憶も、彼女にとっては蕩けるような甘い過去。
 それが、本当に忌まわしいその後の迫害に繋がる過去だととしても。
「ねぇ、貴女を私の奴隷として買いたいわ?」
「何を……あなたが奴隷になるなら分かりますが」
 当然のように拒絶されるが、予測の範囲内だ。ルルは己の左腕を口元に持っていくと、力強く噛みしめる。
「……えっ!?」
 ブルーの左腕、噛んだのと同じ場所が、ルルの顔へと変じていく。驚く間も与えず、その顔はブルーの意志に反して動き、唇同士を重ね合う。
「んっ……んっ、んんっ……!?」
「悪い予言をする口は塞がせてもらったわ。発して良いのは、甘美な喘ぎ声だけ♪」
 唇から精気を奪われ目を白黒させるブルーへと、今度はルル自身が歩み寄る。艶めかしく手をのばし、むき出しのお腹を、長い蛇の尾を撫で回す。
「んっ、んっ、ん~~!」
「蛇の交尾は長くて情熱的なのよね♪」
 ブルーは必死に抵抗を続けるが、唇を奪われながら暴れられても、ルルにとっては愛撫も同然。むしろ気持ちよさに打ち震えながら、逆に快楽の虜にしようとする。
「……ん、ん~~~~~~っ!」
 胸へとルルの口づけが落ちた瞬間、ブルーの体が大きく跳ね上がり……その拍子になんとか逃げ出すブルー。腰が抜けたように、這うようにして、だが。
「あら……残念、もう行ってしまうの?」
 口の中に残る精気の味をうっとりと舌で転がしながら、ルルはその背に熱い視線を注いでいく。
「私は愛した人を裏切らない。永遠に愛してあげるのに――」

大成功 🔵​🔵​🔵​

シノミ・アルマータ
【絡み&アドリブ歓迎 処女が無事なら何してもOK】
すっかり調教されてしまったわたくしはボスの香毒で誘惑されてしまい
商人達を虜にするための贄に使われてしまいますわ
戦闘中にも関わらず、周囲を熱狂させるためにわたくしのオークションは始まってしまいますの
貞操帯を外され、ボスに奴隷としてのカラダをねっとり絡めとられながら解説され、何度も愛でられてしまいますわ。その度に私の値は更に吊り上がって…
オジサマに落札されるか、あるいは我慢できなくなったボスに純潔を奪われそうになるギリギリの所で妹のミヤコや他の猟兵の女の子に助けられますわ
しかし、香毒は抜けきっておらず…赴くままに妹や助けた子と愛し合ってしまうかしら


百目鬼・明日多
【護衛と海賊姉弟】
色々と情報は得ていたおかげですんなり見つけられましたね。
さて、このゲームもクリアしましょうか。

敵が『神秘的な青』を使ってきても、AMJリングで無効にして
『電脳化身の拳』で殴り飛ばしましょう。
…素直に僕に使ってきてくれたらAMJリングで防ぎますけど
他の人、特に殴りにくい人を操られると厄介ですね。
あの女商人とかも操られて襲ってくるかもしれませんし…
その場合は、アバターと共に対象を動けない様にしてから
戦闘に臨みましょう。方法は…まぁ、性的なのも必要ならそれで。

最後はミヤコさん、フランさんと協力して一気に叩きます。
僕のアバター、速さには自信があるので…
何をしようと、先に殴りますよ。


フランチェスカ・ヴァレンタイン
【護衛と海賊姉弟】

お二人と連携しながら、鬱憤を晴らすかのように護衛を蹴り飛ばして舞い、一気にボスへと迫ってUCの一撃を

――吹き飛ばされたボスの周りには件の女商人の集団が
香毒で虜にされた護衛の男達が追撃への肉の盾として立ち塞がって…?

調教師でもあった男達がナニを見せ付けるように立ち塞がれば、散々に刷り込まれた調教がリフレインしてしまい
命じられるまでもなく自ずと跪いて口や胸での従順極まるご奉仕をはじめてしまう有り様で

ボスにその奴隷っぷりを揶揄されれば、男達に仕込まれたご挨拶として媚びた仕草でお尻を向けてのおねだりを
そのままボスの護衛達を嗾けられ、次から次へとその屈強さを思い知らされてしまいます?


ミヤコ・グリードマン
【護衛と海賊姉弟】
滅多に姿を見せないって聞いてたのに、まさかお出迎えしてくれるなんて、その気まぐれが命取りだったわね
ボスの正体に合わせて、こちらも真の姿を解放
4本腕から撃ち出すUCの弾丸でフラニィを援護
雑魚を蹴散らしてアスタとの連携でそのまま一気にボスを叩く

……この香り……まだ、毒が……まさか、耐性を抜かれた…?
あれは、姉さま!? そんな、フラニィまで!? アスタは…?
香毒に耐えつつ見渡せば、周囲で始まってしまった淫靡な宴に魅了されて
ふらふらとその輪に加わって
アスタのすごさを思い知らされたり、フラニィのおねだりに誘惑されたり、姉さまの愛に溺れたりしてしまったり



「ん……少々まずいですね……」
 猟兵達に攻められ続け、ダメージの蓄積して来たブルー。何より、身を守る虜達が減って来た事に眉を寄せる。
「では……補充しましょうか」
「きゃっ!?」
 そうして目を付けられたのは、立ち上がれずにいたシノミ。濃厚な香毒に包まれると、その瞳から光が失われていく。
「さあ、皆さん……この奴隷を買いたい方はいらっしゃいますか。いくら積めますか?」
 貞操帯を剥ぎ取られ、蛇の尾でその身を絡め取られる。豊満な肢体を強調するように晒し者にされると、贄に惹かれて集まって来る商人達。
「金貨100枚!」
「いや、こっちは200積むぞ!」
 当然、ブルーの目当ては金ではない。即席のオークションで集まる熱気で人々を集め、さらに、思考を煮立たせて虜にしやすくするためだ。
「ぐふぅっ、お前は私のものだぁ!」
「きゃあっ!?」
 無論そうは言っても、シノミが売られないと言う事ではないのだが。品のない中年の商人に買い取られ、その太った身体に抱き竦められるシノミ。
 その商人を含めて周囲の人々はすっかり虜に囚われ、ギラついた瞳をシノミに向ける。
「だ、だめですわ……純潔だけは……」
「知らんなぁ、お前はもう私のもぶっ!?」
 そこへ、空中より降り注ぐ美脚の一撃が、商人の頭を思いっきり蹴り飛ばした。
「失礼――憂さを晴らさせてもらいますわねっ!」
「くっ、空から……ああっ!?」
 それを足場に加速したのはフランチェスカ。戦槌の急襲に意表を突かれたブルーは、強烈な一撃に吹き飛ばされていく。
「全く。大丈夫、姉さま?」
「あ……ミヤコ……?」
 妹たちが助けに来たのだ、とは気づくが、まだ思考が香毒に浸かって視線も定まらないシノミ。そんな姉を庇うように立ち、ミヤコは真なる姿を解放する。
「滅多に姿を見せないって聞いてたのに、まさかお出迎えしてくれるなんて。その気まぐれが命取りだったわね!」
「ええ、そういう訳ですので……このゲームもクリアしましょうか」
 四つ腕からサイキックエナジーの弾丸を繰り出し、ブルーを追撃していくミヤコと、それに合わせて一気に間合いを詰める明日多のアバター。ブルーの方も、今得た虜達を慌てて壁にしていく。
「わ、私を護りなさい、すぐに!」
「無駄ですよ、この程度のザコは……おっと?」
 ただの護衛の戦士なら、容赦なくアバターで死なない程度に殴り飛ばすつもりだった明日多。だが、その目の前に立ちはだかったのは、彼らが船で行動を共にした女商人だ。
「これは……少々殴り難いですね」
「さあ、行け、お前たち!」
 奴隷商人とはいえ、肌を重ねれば情も移る。攻めあぐねた瞬間、女商人は、配下の護衛達をけしかけて来た。
 とはいえ、無論、そちらの方は遠慮なく殴り飛ばせる――明日多は。
「あっ……」
 こちらに心を揺さぶられたのはフランチェスカの方だ。護衛達はその剛直を堂々と見せつけており、それは否応無しに、船内での調教を思い出させる。
「おら、何してる、さっさと来いっ!」
「は、はい、ただいま……むぐぅぅっ!?」
 条件反射的に呼びつけられて身を寄せ、途端に口を塞がれる。だがフランチェスカはそれを拒みはしない。
「むっ……ふむっ……んっ、んんっ……」
「ちょっと、フラニィ……躾けられすぎよ!?」
 それどころか、自ら豊満な乳房を擦り付け、奉仕を始める。流石に止めようとするミヤコだが、その背に後ろから押し付けられる豊満な感触。
「ね、姉さまっ!?」
「ミヤコ……身体が……身体が熱いですの……」
 香毒の疼きが止まらぬシノミは、ミヤコを誘惑し、身体を擦り付ける。慌てて振り払おうとするミヤコ、だが、シノミの胸の感触は抗い難い。
 ――いや、たしかに魅力的ではあるのだが、戦闘中に溺れるほどではないはず……。
「まさか、耐性を抜かれた……!?」
 自身も香毒の虜となっていた事に気づいた時にはもう遅い。擦り付けられるシノミの身体、這い回るその手に、身体が火照っていく。
「ん、だめ……!」
 一箇所に血液が集中していくのを感じながら、身体を跳ねさせるミヤコ。興奮が増すほどに思考は蕩け、淫靡な空気に抗えない。
「む……困りましたね。闘えるのは僕だけでしょうか?」
 唯一その毒に抗っているのは、リングに毒を肩代わりさせている明日多のみ。
「んひぃっ……!」
「ん、大人しくしてくださいね、殴りたくないので……」
 そんな彼もまた、女商人を無力化すべく、その男らしさを存分に発揮しており――なるほど確かに、これで手荒な真似をする必要はないだろうが、淫らな宴に堕ちた女性陣を止める事には手が足りない。
「すっかり、堕ちてしまいましたね……特にあなた。毒がなくとも関係なさそうですが」
「ん、んぐっ……んっ……♪」
 香毒と言うよりも船内の調教に堕ちたフランチェスカは、揶揄されると身体を熱く火照らせる。仕込まれた通りに、お尻を突き上げ腰をくねらせ、媚びるような艶めかしい腰つき。
「では、存分に可愛がってもらいなさい」
「んん~~~っ!!」
 男達が競うように、そのお尻へと殺到する。代わる代わるに屈強さを思い知らされ、決して消えぬ調教の証を刻みつけられるように。
「はぁ……はぁ、フラニィ……!」
「んっ、んんっ……んんぅっ!?」
 そして、艶めかしいお尻に誘われたミヤコもそんな男を押しのけて襲いかかる。男達より逞しいと言わんばかりに、激しく、荒々しく。
「やれやれ……これは僕が戻してあげるしかなさそうですね?」
「ひぐぅっ!?」
 そしてそれよりさらに上がいると思い知らせるように、明日多がミヤコの背に襲いかかった。激しい突き上げに目を見開き、与える快楽から受ける快楽へとスイッチが切り替わる。
「ほらっ……ミヤコさんも、これで、正気に戻してあげます、からっ……」
「んっ……は、アスタッ……んっ、ああっ、ふぅっ……んん~っ!?」
 突き上げる衝撃は、ミヤコを通してフランチェスカまで届くほど。強い衝撃が2人の女の身体を揺さぶり、毒を叩き出そうとする。
「……と、言う訳で、これ以上は手を出さないでくれますか?」
「――っ」
 唯一堕ちぬ明日多を狙っていたブルーの鼻っ面に、アバターの拳が突きつけられた。反応すら許さないほどの高速。
「本当は皆さんと協力して叩くつもりでしたが、まずはあの人のように、助けないといけないので……」
 腰砕けになって白目を剥き、意識を飛ばした女商人をちらりと見てから、ブルーを見据える明日多。
「それでも手を出してくるなら……先に殴りますよ」
「くっ……まあ、良いでしょう……!」
 無理にトドメを刺すこともないと、逃げるように離れていくブルーを見送る。
「さあ、それじゃあ引き続き……ッ!」
「ん、んん~~~っ!」
 激しさに悲鳴を上げようとするも、その唇はシノミに塞がれて。前後からの愛に溺れながら、受け取った快楽をフランチェスカへと激しく注ぎ込む。
「んっ……ぷは……ミヤコ……♪」
「むぐっ、ふむっ、ん~っ……♪」
 シノミは完全に妹を情熱的に愛する事に集中し、フランチェスカはただただ、上下で男達を、そしてミヤコを悦ばせる事だけを考え続けて。
 淫蕩の宴が続いていく――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

枸橘・水織
「まさかボス自ら出迎えてくれるなんて」
二章でああは言ったものの、うまくいくか不安だった


戦闘

ボス
「情報通り…怪物とはいえ見惚れざる得ない姿ね…」
艶やかな大人な上半身・光沢が美しい蛇の下半身

「蛇の化身っぽい姿だし…」(低温には弱そう)
氷属性の爆裂魔力弾(着弾時、冷気を発する)から始まり、氷の矢で射抜く
巻き付き→プワゾンされないよう近づかない


護衛…など
人間(…や一部の正気を失った猟兵)が相手なら、粘着属性の魔力弾(着弾時に強力な粘着液になる)で動きを封じる
肉盾として使用してきたら、ボスごと動きを封じる

魔法戦においては【全力魔法】【スナイパー】活用
護衛には【範囲攻撃】も活用

香毒には【オーラ防御】で対抗


ジナイーダ・クロハネ
※アドリブ・連携歓迎

――ああ、コイツがボスか。成程、腐った臭いがする。
「申し訳ないけど、その手の毒はアタシには意味のないものなんだ。アイツのように――不当に上に立つヤツへ叛逆するって決めているんでね」

その辺にある適当な鎌を拾って【選択UC(POW)】で氷属性を付与(属性攻撃)。刃の部分を氷で覆って大鎌ににする。
そして、別に生成した氷の刃を【投擲】しつつ、氷の大鎌による大きな一撃(鎧無視攻撃,なぎ払い)を狙う。

「なあ、蛇なんだろ? 凍って、眠ってしまえ――!!」



「まさかボス自ら出迎えてくれるなんて」
 安堵と驚きを露わに、ブルーを見つめる水織。
「情報通り……怪物とはいえ見惚れざる得ない姿ね……」
「まあいくらキレイでも……腐った臭いがするけどな」
 ジナイーダは嫌悪するように吐き捨て、それを聞きとがめたブルーがヴェールの向こうから睨みつける。
「随分な、物言いですね?」
「事実だろう?」
 氷で鎌を創り上げながら、睨みつけに対して真っ直ぐに睨み返す。奴隷を扱うような相手に、何を遠慮する事があるものか。
「それと……申し訳ないけど、その手の毒はアタシには意味のないものなんだ」
「む……」
 会話の隙に香毒が立ち込めるのを敏感に感じ取ると、氷精の大鎌を振り上げて――そちらに意識を取らせた瞬間、左手に握った氷刃を投げつける。
「アイツのように――不当に上に立つヤツへ叛逆するって決めているんでね!」
「っ!?」
 その心に刻みつけられた記憶。自らの生き方を変えた男の事を思えば、毒などに屈してはいられない。
 氷の刃を慌ててかわし、体勢を崩したブルーの胴を、氷鎌が薙ぎ払い、一文字に傷を刻みつける。
「ぐぅぅっ……」
「なあ、蛇なんだろ? なら、これは効くよな?」
 体温を奪う氷の斬撃に呻きを漏らすブルー。慌てて虜の護衛を使い、間に割って入らせようとする。
「させない、わよ?」
 そこへ、水織が魔法の弾丸を解き放つ。弾丸は護衛達に次々と直撃し――傷つけるのではなく、粘着液と変じてその動きを封じていく。
 ありとあらゆる物質を操り、現象を支配する錬金の秘技。魔力からそんな力を生み出すなど、彼女にしてみれば容易い事だ。
「盾にさせる気なんかない……そこでじっとしていてもらうわ」
「こ、この……」
 香毒の効果範囲に踏み込まず、さらに念を入れてオーラを纏う。遠距離からの的確な射撃は、ただでさえジナイーダに狙われているブルーにとって、対処のしようがない。
「そして、あなたにはこれ――低温に弱いんでしょう?」
 続けて繰り出すは氷の弾丸。着弾すれば爆ぜて冷気を迸らせる、爆裂弾が投下され、ブルーの動きをさらに抑制する。
「ただでさえアタシの鎌に斬られてるんだ。こいつは辛いだろうなっ!」
「この……程度っ……!」
 ジナイーダの斬撃が、水織の弾丸が蛇の身体から体温を奪い取る。当たれば無論、当たらずとも――半分は人間とはいえやはり蛇、温度が下がれば下がるほど、動きが鈍る。
「凍って、眠ってしまえ――!」
「っ……が、ぁっ……!」
 そうして鈍った所へ、先程より深く突き立つ刃。ざっくりと斬り裂き、その吹き出す血すら凍らせていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

火奈本・火花
「この世界にUDC組織は無いが――人類を狂気から遠ざける、我々の為すべき事に変わりはない」

■真の姿
胸から左腕にかけてが樹木化
浮き上がった血管のような根が、顔や腕、脚に張り巡らされている

■戦闘
認識改竄を行っていた女奴隷商や、奴隷達には避難を命じる
必要なら私が彼らを庇うが、女奴隷商辺りが香毒の虜になりそうだ

奴隷商と言えど傷つけるつもりも、殺すつもりもない
掌底を基本とした格闘の『気絶攻撃』で相手をしよう

女奴隷商との戦闘に余裕があるならわざと組み敷かれ、劣勢に見せかけよう
その間にミスティ・ブルーの足元までヤドリギの蔦を忍ばせ、油断した所を一気に蔦で捕獲
9mm拳銃の『クイックドロウ』で追撃してやろう


セナ・レッドスピア
鎖付きの首輪だけの姿で連れて来られる…
オブリビオンの配下…私を格安で自分のものにする代わりに、
商人が連れた他の奴隷の値段に色を付けてもらう契約を交わした男に…

でも、商談が始まる前に騒乱が…戦いが始まり
私を諦めきれない配下の男は
迷いながらも私を連れて逃げようとするけど

既にオブリビオンの虜にされていた配下の男はUCにより我を忘れ、
私を押し倒し、襲おうとします

そこで私も必死に「血は血へ・暴喰者形態」で抵抗しつつ
体力を回復!
窮地を脱したら使えそうな武器を探し
(愛用の品ならベスト、そうでなくても適当な品を使用)
毒やUC、虜にされた人に警戒しつつ、【毒耐性】【狂気耐性】で耐えながら
オブリビオンへ攻撃を!



「おら、こっちだ、来い!」
「――っ!」
 戦いの喧騒に紛れ、首輪についた鎖を引かれるセナ。価格の操作と引き換えにセナの身柄を安く買い取った男は、自分の物を捨てたくないと固執する。
「くそっ、なんでこんな事に……最悪お前だけでも連れ帰ってやる!」
「きゃっ……」
 乱暴に引かれて首輪が食い込み、苦しさと共に脚をもつれさせるセナ。それでもなんとか踏み留まるが……そこで、逆に男がセナを押し倒した。抗えずに倒れ込む。
「いいや……持ち帰れないならせめてここで……」
「くっ、何、をっ……!」
 男の目は血走り、完全に我を忘れている。いつの間にやら香毒に囚われ、命よりも目の前の欲望をと溺れていく。
「なるほど。厄介な毒だな……」
「毒……なんの事、でしょう……!?」
 火花も、理性を失った女奴隷商と対峙しながら眉を寄せる。どのように認識を改竄しようと、理性の軛が無いなら意味がない。格上の人間と認識しても、滾る欲望を優先し火花を押し倒す。
「ああ、可愛い……このまま、たっぷり可愛がってあげるわ……!」
「くっ……」
 そのまま、組み敷かれ、のしかかられる。その気になれば排除は容易だが、ここまでの付き合いもある。出来れば傷つけずに無力化したい。
「余計な事を考えるからそうなるのですよ?」
 組み敷かれた2人を見下ろしながら、香毒を匂わせるブルー。理性を失った男女は、より激しく目の前の相手に襲いかかる。
「はぁ、はぁ……俺のものだ……!」
「っ、い……嫌っ……!」
 それに必死に抵抗するセナは、左腕に魔力を集中させた。刻印が淡く輝き、左手が変貌していく。
「離れ、てっ!」
「何っ……!?」
 血の獣となった手が、男に食らいつき、暴食の顎でその生命力を吸い上げる。見る間に力を失っていく男を押しのけ、息を荒げながらも立ち上がるセナ。
「上手く逃げ出したものですね、しかし……っ!?」
 そして、そんなセナに気を取られたブルーに、忍び寄った蔦が巻き付いて動きを封じていく。
「こ、これは……」
「この世界にUDC組織は無いが――」
 女商人を眠らせ、悠然と立ち上がる火花。組み敷かれていたのは油断させる演技、その気になれば制圧するのは容易な事、で。
「人類を狂気から遠ざける、我々の為すべき事に変わりはない」
 決意を糧に成長したヤドリギが、ブルーからその生命を吸い上げていく。
「収容出来ない代わりに、ここで散ってもらおう」
「くぅっ……が、あっ!?」
 慌ててヤドリギを振りほどこうとするブルーへの追撃。抜く手も見せずの小型拳銃が、その肌に弾丸を食い込ませる。
「これで、ようやく――」
 セナは男の持っていた荷物から自分の武器を奪い返すと、迷わず槍を手に取った。下手に近づけば自分も理性を失う……それならば遠距離から。
「これまでの、お返しが出来ますっ!」
「がっ!?」
 槍を猟銃に変形させ、撃ち出されるは血晶の弾丸。連続して放たれる赤が、次々と突き刺さっていく。
「そろそろ辛そうだな。だが、容赦はしない」
「がっ……ぁっ……」
 二種の弾丸がブルーの身体に次々と撃ち込まれる……それを見つめながら、動じる事なく、ブルーがヤドリギを振り払うまで念入りに撃ち続けていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

アーデルハイト・フレイ
さて、触らせ損にならぬよう全て捕らえるようにしなくては
オブリビオンはグリモアの法によりこの場にて処刑します

ミスティブルーの操る群衆に対してこちらも「十字架に架けろと言う人々」にて対抗します
総勢34名の暴徒…いえ熱心な信徒達には虜となった商人たちを取り押さえるように動いてもらいます
処刑をするにするにしても執行するのは私の役目なので、早まったことはしないように
私はもちろん彼らの信仰心の前には、オブリビオンの放つ胡乱な予言など通じぬところを見せてあげましょう

こうして彼女の護衛を可能な限り彼女自身から遠ざけ
あとは我がフレイ家の【部位破壊】…首を落とす技前にて始末をつけます

(アドリブ歓迎)


夜月・クリスタ
(『愛玩動物』と第一章で取引した奴隷商を庇いながら)
間に合ったか。貴様はそこの娘を連れて安全な所へ隠れておれ。…今のこ奴は副作用で記憶が無く、何も考えられぬからな。
あとピルケースから気休め程度の解毒薬を渡しておくぞ。

戦闘に臨むも予言で幻惑された隙に香毒を食らってしまう。だが先程取り出した解毒薬と【医術】で解毒を試みるぞ。

いずれ妾は必要とされなくなり消滅すると予言したな?それは妾の望む所だ。親は子を独り立ち出来るようにするもの。だがそれまでは守り、育ててやらねばならぬ。毒程度で…妾の【覚悟】を侵せると思うな!

後は血桜でひたすら切り付け、突き刺し続ける。身体が持つ限り…何度でも立ち上がってみせる!


シホ・エーデルワイス
アドリブ&味方と連携歓迎


船中
私を買った人へ催眠術で夢枕の様に干渉し
気付くと奴隷が彼の大切な人という夢を見せる

大切な人がいなければ無効ですが
先立たれた妻子が現れたみたい

ご主人様の大切な人は今も見守られていると思います


敵が私達の正体に気付いた時点で
枷を外し救園に隠した装備を早着替え

【華霞】を誘導弾とスナイパーで奴隷の枷を破壊し救助活動

商人や客も含めて攻撃から庇い【祝音】で回復


戦後
ご主人様が富と権力で船を買収し
救助者の帰りを手伝うそうです
更に社会復帰の支援事業も行うとか
なら時間が許す限り護衛します


恨んでいないのか?


翼を広げて見せ

私は主の使いであり
善性を信じて戦う者

内なる悪と戦い始めた貴方を祝福します



「さて、触らせ損にならないよう、全て捕らえるようにしなくては」
 言ってアーデルハイトは、己に従う者たちを呼び出した。皆一様に目を血走らせ、香毒の虜となった者達とさして変わらない。
「オブリビオンはグリモアの法によりこの場にて処刑する――」
「「「処刑を! 処刑を! 処刑を!」」」
 ただ、彼らが虜となっているのは毒ではなく、信仰と狂乱だ。死こそが救済と説く暴徒達は、その死を恐れず飛びかかっていく。
「くっ、何ですか、これは……」
 当然、すでに理性無き者に、幻惑の毒など通じる筈もない。と言って予言など、彼らの狂信の前ではさらに無意味。
 ブルーが手を出せぬうちに、彼らは次々と、虜達を、商人達を捕らえていく。
「早まったことはしないように。執行するのは私の役目ですので」
 そうアーデルハイトが念を押さねば、そのまま縊り殺してしまいかねない。
「あ、あまり乱暴はしないでください!」
 奴隷達が巻き込まれないように庇いながら、エーデルワイスの花びらで枷を外していくシホ。異空間より取り出した装備をしっかりと身に纏い、堂々と奴隷達を庇う。
「さあ、怪我をしている人はいませんか? あなたも――」
 慈愛の光を広げて彼らの傷を癒やしながら、自分を連れてきた奴隷商人に声をかける。
 船内で夢を操り干渉する事で、その良心を刺激し、奴隷が大切な人と思わせており。
「どうか、奴隷の皆さんを守っていてください。先立たれた妻子のためにも……」
「は、はい……」
 天使の如きシホの姿に、ただただ頷く奴隷商人。
「ふむ、ではついでにこやつらも守っておいてくれるか?」
 傾国の妖狐は、取引相手の奴隷商人に薬のケースを渡すと、彼女の愛玩動物……クリスタと共に、シホ達へと託す。
「今のこ奴は副作用で記憶が無く、何も考えられぬからな。頼んだぞ」
 念を押すと、刀を抜き放つ妖狐。怨念宿りし日輪の妖刀を手に、ブルーへと斬りかかっていく。
「くっ……私はこんな所で終わりはしない!」
 暴徒に護衛を引き剥がされた今、ブルーは単身。だがその身体から香毒を溢れさせ、猟兵であろうと虜にしようとする。
「さあ、あなたも虜となりなさい!」
「む……確かに厄介な毒ではあるが――!」
 解毒剤を嚥下し、その毒を弱める妖狐。それでも、強力な毒だ。幻惑はされずとも心は乱され――ブルーはその隙を逃さない。
「無駄な戦いをするものですね。あなたはいずれ……必要とされなくなり消滅する。」
「……」
 妖狐の深層心理を読み取り、下されるブルーの予言。それは心の奥底を突いて――。
「望む所だ」
「なんですって……?」
 だが、それで揺れる心など、妖狐には存在しない。
「親は、子を独り立ち出来るようにするものだろう?」
 例えそれが、偽りの母娘であったとしても……自分を母と慕う娘の為ならば、何を恐れる事があろうか。
「だが、それまでは守り、育ててやらねばならぬからな――差し当たっては、娘に代わって貴様を討つとしよう!」
「く、くぅっ……!?」
 予言に心揺れるどころかむしろ奮い立つ。その身に蛇が食らいつき、蛇の尾を叩きつけられ、毒を注がれて――それでも決意と覚悟を新たにした妖狐は止まらない。
「こ、こんな……私の予言を破るなどと……!」
「おや……良いのか、そこは……」
 それに気圧されるように逃れようとするブルー。そうして下がったその姿を、妖狐は不敵に笑って見据え――。
「ええ、ここは……断頭台ですので」
「ぁ……」
 果たしてブルーは、自分の最期が理解出来たかどうか。フレイの葬送の剣が、一切の淀みなき斬撃でその首を斬り落とした。
「咎人に永久の安らぎがあらんことを――」

 ブルーが倒されしばらくすると、香毒も晴れ、その影響下にあった者達も正気を取り戻す。余裕のある猟兵達がそうでない猟兵達を救出すると、奴隷商人達を捕らえ、奴隷を解放していく。
 捕らえられた奴隷商人やその護衛達は、マーケットのあった王国の騎士などに引き渡されて、罪に応じた然るべき罰を受ける事になる。奴隷達も解放され……急に解放されてもいろいろと大変ではあろうが、まあ、王国も急に難民が増えては困るので、何かしら救済は為される筈だ。
 無論、猟兵達はそれらの措置に介入出来る。決して尻尾を掴ませなかったマーケットのボスを打ち倒し、奴隷商人達を一網打尽にした功績は、それだけの価値がある。
 思い入れのある相手の罪を減免したり、奴隷達の扱いに口を出したりと言った事も叶う筈だ。
「立派な心がけです。私も精一杯、応援させてもらいましょう」
 例えば……シホの主である奴隷商人は、心を入れ替え、奴隷達の救済に財を投げ打つつもりで、そのためにシホは彼の恩赦を願い出る。
「……恨んでいないのか?」
 尋ねられたシホは翼を広げ、小さく頷いた。
「私は主の使いであり、善性を信じて戦う者――」
「お、おぉ……」
 まさしく天使たる神々しさ。心奪われた商人に、にこりと微笑みかける。
「内なる悪と戦い始めた貴方を祝福します」

 ボスと主要な商人達を失った事で、ブラックマーケットは崩壊した。もちろん、裏の商売は尽きぬだろうが、これからはより積極的な摘発が行われる事になるだろう。
 多くの奴隷達が解放されたのはもちろん、これからその魔手にかかり得る相手をも救った事になる。

 だが……世にオブリビオンの陰謀は尽きない。猟兵達は、それを打ち破るため、これからも戦い続けるのだろう――。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年08月05日


挿絵イラスト