打ち上げ花火、下から業火? パリピになるか?
●あの日見た花火の名前を僕たちはまだ知らない。
アルダワ魔法学園部活動。その活動はもはや部の域を超え、様々なカオスな集団が、放課後の学園で集まり、様々な行事を行っていた……。
「それでは、これから、学園コンパ部! 花火部! 魔法科学部共同の! 大! 花火大会をおこなう
!!!!!」
……なぜなのか。陰と陽が交わってカオスに見える学園新人歓迎? コンパが、今、開催を宣言される!
「そして今回のテーマはこれだああああああ!」
学園コンパ部の掲げる手持ちのホワイトボードに掲げられる文字、それは。
『学園の迷宮に眠りし伝説の恋花火を入手し、打ち上げよ
!!!!』
謎に盛り上がる学園コンパ部の面々。魔法という言葉に反応する魔法科学部、そしてうるせえ! 俺達が伝説の花火を作ってやるー! と息巻きながらその花火の存在に興味を示さずにはいられない花火部。こうして、新入部員を巻き込んだ合コンが、始まろうとしていた……。
●君がいた夏=プライスレス。
「と、いうことでー☆ 皆さんもアルダワ魔法学園の合同コンパに参加しましょう! 大丈夫! 今回は割と罠も本格的なダンジョンなのできっと迷宮攻略が好きなあなたも楽しくコンパ出来ますよ
!!!!」
朱鳳・智優利(異世界転生したら邪教の教祖兼変身ヒロインにされた件・f01245)は元気よく高らかに宣言しました。Fooooo! 夏! 夏だね! そんなテンションである。
「さて、今回新歓コンパを行うのは! もとい、テニスサークル! 花火同好会! 魔法科学研究会の3つです! 彼らは自分のことを学園コンパ部、花火部、魔法科学部と部を名乗っていますが気にしないでください!」
そう、彼らが正式な部活動かどうかなんてこの際どうでもいいのだ。ではコンパの内容を説明する。
●招待状:3つの部の合同コンパに参加しよう☆
場所:アルダワ魔法学園の傍にある灼熱の海岸への地下迷宮。
概要:夜です! オープニングセレモニーの花火と合コンパーリィのあと、ある地下迷宮へ向かってもらいます。
備考:水着推奨。
「なんでも、今回皆さんに行ってもらうのは灼熱の海岸への地下迷宮! そう、迷宮なのに海岸! そして海へとつながっているのだー☆ 何でもそこは魔法の力で形成され、一日中サンサンと明るい太陽に見守られているとか! 夜の花火を楽しんだ後この迷宮にあるといわれる伝説の花火を求めてみんなで大行軍しちゃいます! まるで花火大会の後肝試しをするようなノリで! みんなー! テンションはばっちりかー☆」
夏を遊びつくせ! と言わんばかりにちうりんが声を上げる。
「それじゃ! 楽しいコンパになりますように! あ、なんか部員じゃない生徒も猟兵同様何人か参加するみたいだから適当に好みの子を見つけてアバンチュールするのもいいんじゃない? ではではー! ゲート開きまーす!」
ちうりんがそう言ってグリモア、雑草で出来た花束、プロメス・ブーケ・グリモワールを祈り掲げると、彼女の後ろにあるアロマガーデンの温室の扉は、夜のアルダワ魔法学園校庭へと続くのであった。
ピンク☆フラッシュ
●ノリと、勢いのやつです!
とにかく楽しくいこうぜ! をもっとうの合同コンパです! 望まないマッチングはしないので普通に一人でも、モブとでも、友達とでも楽しいひと時を過ごしてください。また、グループ参加のばあいグループ名と、同行するキャラの呼び方が特殊な場合は必ずプレイングに書いてくださいね!
ショタからお姉さんまで、様々な生徒が参加しています。ナンパもオッケーです。過去にピンク☆フラッシュのシナリオで出会った学生(射撃部部長、蒸気自転車部部長、他アルダワ世界の住人ピンク☆フラッシュ産NPC)との絡みもオッケーです! 勿論ご新規の方も彼らや新たな自分好みのNPCを生成して一緒に遊んで構いません。新人歓迎コンパなので学生との交流は是非に! って感じです!
1章。楽しい花火大会!
夜の校庭に花火が舞います。
魔法の花火なのでやけどや煙などの心配はありません! 存分に楽しみましょう。でも、花火を人に向けてはいけませんよ?
2章。灼熱の海岸への地下迷宮行軍。
さあ皆で海へハイキング……ってあほかー!!!! あついわーーーー!
って感じの行軍です。暑さに負けず進みますか? 暑さなんかどうでもいいくらい熱々のイチャイチャで切り抜けますか? 魔法とかで普通に安全に切り抜けますか? 1章で仲良くなったNPCがいればここでサッと熱さから守ってあげたりするきゅんとされるかもしれませんね!
3章。ウェミダー!!!
海岸!? です! 誰が何と言おうと海岸です。自分のことを海岸だと思っているフロアにたどり着きます。そこは広大で、勿論オブリビオンがいます。新入生や学生を守りながら戦いましょう。もちろん彼らも戦いますよ!
こんな感じです! 夏です! 暑いね! 難しいことはそんなに考えず楽しく参りましょー! それでは、よろぴっぴー!
第1章 日常
『花火を楽しもう』
|
POW : 打ち上げ花火を造って豪快に遊ぶ
SPD : 手持ち花火を作って楽しく遊ぶ
WIZ : のんびり花火を見てすごす
|
●ウェーーーーーイB!
「諸君! 今日はよく集まってくれた! 学園の! 夏休みまでに彼女を、彼氏を作りたい諸君よ
!!!!」
「うぇーーーーーーーーーーーい!」
開会式、クッソ悲しい構文を垂れ流すのはテニスサークルの会長。まだまだだね! を口癖にテニスでは全戦全敗。だが夜のテニスでは必ずデュースまでもっていって結局敗北するという稀有な運命の持ち主である。ちなみに、まだまだだね! は自分に向かって言っているそうなのでどうかプリンセススキーな諸君は落ち着いてほしい。
「楽しい夏を、過ごしたいかああああああ!」
「うぇーーーーーーーーーーーい!」
「いちゃいちゃしたいかああああああ!」
「うぇーーーーーーーーーーーい!」
「ぶっちゃけ自分と同じ程度のレベルの友人に恋人がいるのが憎いかああああ!」
「うぇーーーーーーーーーーーい!(力と怨念のこもった白熱した声、叫び)」
「今日は男も女も! ノンケもゲイもレズも! 関係なく!!!! 最高のパートナーを見つけたり、見つけなかったりしながら、最高に楽しむぞおおおおお!」
「ううぉおおおおおおおおおおおお!」
そんな感じに、楽しい夜のパーティーは始まった。どーーーーーーんっ! と一発の巨大な花火の打ち上げと共に。
千愛・万望
女の子ナンパしていいの!?やったー!
水着推奨ってもあーしはそんなもん持ってないしなぁ
まァ、この普段締めてるふんどしが水着みたいなもんだから
下はふんどしで適当に夏っぽい上着着てりゃきっと大丈夫だわね
そりゃもう今回は本気でお持ち帰りを狙うので
あーしのふんどし姿こっそりガン見してるムッツリスケベで大人しそうな女の子に声掛けに行くわさ
花火じゃなくてこっち見てていいのかい?(イケボ)
つって冷たい飲み物でも渡しながら気軽に声をかけるし
さりげなく尻も押し付ける(あててんのよ作戦)
何、ひとり?どしたの、ナンパ待ち?
あーしなんてダメかな~、女の子でも大丈夫?なんてね
(まんざらでもなさそうならボディタッチ多め)
●自分のことを主人公だと思ってる清楚女子。
ふ、ふふ……始まった……始まったわね、合同コンパ! ついに私にも熱いリア充の夏というやつが訪れようとしている……!
私、七咲・菜々子18歳! 1JKとしての最後の夏。魔法の研究と勉学に羽ぼれているうちに、生まれてこの方彼氏無し、そして、このままでは輝かしき10代を独り身で終えることになりそうでたまらない、焦る夏……。まさか、魔術研がこんなリア充イベントの片棒を担ぐことになるなんて思ってもみなかった……絶対に、絶対に手に入れてみせる! 私のひと夏の彼ぴっぴ……!
等と少女が思ってみても、現実は非情である。彼女は誰にも声をかけることが出来ない内気な性格だったのだ。
(く、は、はやく……早く誰か私に声をかけなさいよ……っ!)
という超受け身な姿勢で待ってみても、中々彼女の王子さまは現れない。余は大肉食時代。特に今回の陰陽渦巻くカオスな人の集団の中では、肉食系女子が強い。あと普通に花火とかを楽しんでて全然女の子に興味を示さない男どももいる。せっかくおしゃれをしているのに、何たる不条理か! が、がんばったのに……! このまま終わってしまうのか……!?
いや、終わらせない。
「何、ひとり?どしたの、ナンパ待ち?」
彼女が、が絶対に終わらせてあげたりなんかしない!
「は、はひっ!?」
少女は振り向いた、その可憐なる聲に。そこに立つのは千愛・万望(誰が為に誰が為す・f17823)。女性である。
「ち、ちちち、ちがうわ! な、ナンパ待ちなんて、はしたないこと私がするわけないじゃない!」
傲慢な態度で返す少女。だが、図星である。ああ! そうですよ! ナンパまちですよ! イケメンの彼氏欲しいもん! 少女は心の中で叫ぶ。
「えー、絶対ナンパ街だと思ったんだけどなぁ。あーしなんてダメかな~、女の子でも大丈夫だったりしない?」
と、万望は少女の素直じゃない言葉を無視してさらりと腰に手を回しながら尋ねる。少女は驚き、彼女を凝視する。
(な、なに!? こ、この人百合!? 百合女子ってやつなの!?)
凝視する。彼女の姿を、容姿を、褌を……。
(え、でもこの人綺麗じゃない? なんかかっこよくない?)
彼女は百合に全くと言っていいほど抵抗がなかったのだ!!!
「ちょ、じょ、冗談はやめてよ。かかか、からかってるの!?」
何て言ってみたところで、彼女をちらちらとみてしまう少女。露出は女性で言うとそんなに高すぎるほど高くないのに、肩とか、足回りとか、きわどいところは見せてくるのずるくないですか!? というスケスケな感情を、勿論万望は見逃さない。
「やだなあ、こんなかわいい子を前に、あーしが冗談で何ていえるわけないじゃん」
と、少女をさらに引き寄せ見つめる万望。丁度空には、大きなハートの花火が上がる。
「……!」
瞬間、まっかな花火の光の色だとごまかせないほど、わかりやすく彼女の顔が熱くなる。赤くなる。これは本気でいただきでしょ! 万望は更にイケボで攻める。
「……花火じゃなくて、こっちを見てていいのかい?」
ず、ずるい~~~! 引き寄せたくせに――! 釘付けにしてくるくせに! お尻とかなんか押し付けてくるくせに―!
「あ、あなたこそ、ナンパなんてしてないで……花火でも見てたらどうなのかしら」
少女最後の必死の抵抗。しかし、明らかに迫力がない。まんざらでもない。そして万望の唇が、次の言葉を紡ぐ……。
「見えてるよ……ほら、ちゃんと、あんたの瞳の中にうつってる……」
「~~~~~~~っ
!?!?!?!?」
や、やめろぉ! 見つめ合うと素直におしゃべりできないんだぞぉ!_!_ なんて少女の胸の中は既にキャパシティオーバー。思考回路はショート寸前。今すぐこの人にお持ち帰りされてもイイ!
「綺麗だね」
万望の言葉は、少女と花火、どちらに注がれる者かなんてもう口にしなくても分かるだろう? 少女は鼓動を加速させて。
「はい……」
とだけ答え、彼女の胸の中に落ちていった。恥ずかしさが限界を超えて、力が抜けてしまったのだ。
「一緒に、夏、しよっか」
「はいぃ……」
千愛・万望(誰が為に誰が為す・f17823)は少女を手に入れた。
大成功
🔵🔵🔵
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・服装:先日[UDC]で購入した[和風ビキニ]
・アド/絡◎
■行動
(豆乳をいただきつつ)
コンパ、というのは初めてですねぇ。
楽しみですぅ。
『火傷や煙の心配の無い魔法の花火』ですかぁ。
この様な灯りで、酸素の消費も心配しなくてよいのでしたら、『地下迷宮』に潜るとき等に良さそうですし、そのあたりの技術を応用しているのですかねぇ?
興味が有りますので、『魔法科学研究会』の皆様に尋ねに行ってみましょうかぁ。
『得意分野』のことでしたら、しっかりと教えて下さるでしょうし、実際に作ってみるのも良いですねぇ。
『花火』に興味のある方は、男女問わず他にも居るでしょうし、色々とお話を聞いてみましょう。
●魔法の原理。
「あらぁ。皆さんここにいたんですねぇー」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は魔法科学研究会の面々を探して歩きまわっていた。道中ナンパしてくる男の子を適当にいなしながら、魔法科学研究会の面々がどこにいるのか聞いたところ、過半数は漆黒のフードとかボロボロの服を着て固まってるからわかりやすい、と教えてもらったため、探すのはそこまで苦ではなかった……ナンパさえなければ。
魔法科学研究会の男たち、そして少数の女子が確かに言われた通り、なんだか意味深にフードをかぶったり、やけに腕に包帯を巻いてたりボロボロな服を着てたり眼帯をつけたりしている……。なんでも、彼らは中二病という病気をこじらせているらしい。
「ぬ、なんだっ! 何やら派手な女が現れたぞ。紅の邪炎皇(カラミティ・アビスフレイム・キング)よ、貴様の知り合いか!」
「馬鹿を言うな、このような乳のデカい女、我が知るわけも無かろう」
動揺する魔法科学研究会。しかし、るこるはいつも通りに、マイペースに、きょとんとした様子で。
「ああ、急にごめんなさい。魔法科学研究会の方ですよねぇ? 私、本日使われている花火などに興味がありましてぇ……」
「ほぅ……」
るこるが彼らを訪ねた理由を知れば、研究会の面々は冷静さと無駄な傲慢さを取り戻した。
「つまり、汝は魔法科学と今回の花火の原理について我らに教示を受けたい、ということだな?」
「ええ、そうなんですぅ」
「よかろう! 逆なんじゃないのは少し残念だが……ごほん! 我らが丁寧に教えてやろう。部員どもよ、魔法科学に興味を持つ客人だ、飲み物とお菓子を用意して差し上げろ!」
「はい!!!」
どうやら部長であるらしい紅の邪炎皇(カラミティ・アビスフレイムキング)は、るこるをどこからともなく部員たちが持ってきた椅子に座らせ、るこるごしょもうの投入を用意し、部員たちと共にそれはもうなんかすごいちょっとよくわからない理屈交じりの花火の説明を始めた。
「いいか、つまり、花火部が花火を作る際にその花火の火薬に魔力を込めるだけでなく、核に特殊なエネルギー素材と……」
という構造の話に始まり、今回行く迷宮にも眠るという宝石の逸話や、花火部の部長とこのような新種の花火を作るにあたってすごいケンカしたこととか、地味に今自分たちがここにいる場違いかんとかそんな花火とは関係ない私情まで語ってくれたのだった。そのうちに他の部員も説明に加わり、わかりやすさや面白さを話に盛り込んでいく。オタク気質の多い魔法科学研究会の過半数のメンツは、るこるが次々と興味をもってする質問に、水を得た魚のように生き生きと話し続ける。そしていつの間にか、るこるの周辺には、彼らの話に興味を持った人々が集まっていた。
大成功
🔵🔵🔵
久遠・翔
な、なんかどこかの罠ウサギ想像させるような勢いっすねこれ…
さ、さすがにノリについていけないから隅っこに移動
って、ん?
輪から外れて一人でいる女性がいる…俺と同じでノリについていけないんっすかね?
あ、水着は…下には上下ビキニですが半ズボンとパーカー羽織り、胸を抑えているので男に見える…はず
ってか、こんな美人なのにと思いながらも声をかけます
ノリについていけないんっすか?俺もそうっすねと苦笑しながら飲み物を渡し近場に腰掛けます
そして他愛もない談笑をします
って…話していく度に彼女の雰囲気が色香帯びてきてない?(UCの影響)
え?まだ誰とも組んでないっすけど…って、ちょ!?(腕組まれ一緒に行こうと言われる)
●連れ込みダンジョン!
久遠・翔(性別迷子・f00042)は校舎の傍で壁の花に徹していた。
「花火、綺麗っすねぇ……」
見上げればいくつもの空を彩る光、煙もなく、降り注ぐ光に人が当たっても怪我をすることもない。魔法の光でも、本物の花火に負けない美しさを持つ。このまま一人で見上げているのもいいなと思っていたのだが、そんな折に、視界の端に一人の女性を見つけてしまう。
「……あれって……」
自分と同じように、この合コン名乗りについていけない女の子だろうか。翔の実性別は女であるが、今は毎度の如く胸はしっかりとつぶしに潰して水着を着ているので、性別は迷子している。なら、女性に話しかけていても女同士でばっかり話してないで俺達と遊ぼうぜ見たいな絡み、ナンパもないだろう、と、いうわけで……やっぱり一人で綺麗なものを見つめているのはちょっと寂しいので翔は彼女に声をかけることにした。
「君、一人?」
「……ええ、そうだけど」
翔のことを、少女はまるでナンパ男を見るかのようで睨んだ。当然だ、見た目少年が一人、2つのグラスをもって声をかけてきたんだし誰がどう見てもナンパ現場である。
「はは、じゃあ、よかったら一緒に見ないっすか? 俺も一人で見てたんすけど、やっぱ話し相手は欲しくて……」
翔が少女の顔色をうかがいながらばっちりきっかりちゃっかりとお誘いの言葉をかけると、少女は少ししぶしぶといった感じで承諾した。それはおそらく翔が無害そうな顔立ちをしているからであろう。
「よかったっす。あ、飲み物持ってきたんっすよ。よければ……」
翔は少女にジュースを差し出すと、少女は社交辞令的に笑って受け取った。そこからは。花火や人ごみの喧騒に紛れて他愛もない話をしていた。本当に他愛もない話だ。天気の話とか、夏が好きか嫌いかとか、そういう何でもない話。
しかし、何故だろう、だんだん少女と自分の距離が近くなってきていると感じるのは……。最初はツンとしていた少女が、今自分と肩をぴっとりくっつけている。間違いない。距離は近づいている。物理的に!
「あ、あの……どうかしたっすか?」
流石に距離の詰まり方がおかしいと思った翔は少女にそう尋ねたが、少女はその言葉を聞いてもにっこり微笑むだけだ
「ねえ、そろそろ花火、終わるね」
「あ、ああ、うん、そうっすね」
「この後、デートしない?」
「へっ……?」
「そうよ、デートしよう! ね!」
少女がグイッと、そしてがっしりと翔の右腕を抱きしめて言う。
「い、いや、自分はまだ誰かと組んで迷宮に行くとか……」
「じゃあ私でもイイよね!」
「いやそうではなk……あ、ちょっと~!」
翔の言葉は最後まで聞き入れられることはなく、突然強引になった少女に引っ張られ、2人は誰よりも早く、一足先に迷宮へと足を踏み入れていくのであった……。
大成功
🔵🔵🔵
豊原・フィリス
あらら賑やかというかやけくそなノリね、暴走しないといいけど
そうねえ、今一つ乗り切れていない壁際の男の子いないかしら?
「イマイチ楽しめてない? 確かに熱気がすごいものねえ」
よかったら隣良い? と横並びになって花火を眺めながら『コミュ力』駆使してお喋りしましょ
そっと『手をつなぐ』事ができれば……後はお愉しみね
水着は奇をてらわずにオーソドックスな〔三角ビキニ〕ね
あ、刺激が強すぎないようにパーカーか何か上に引っ掛けておきましょ
前はしめずにチラ見せ『誘惑』のお色気『属性攻撃』……なんてね
●甘い誘惑。
(あらら。賑やかというかやけくそなノリね、暴走しないといいけど……)
豊原・フィリス(セクシー系バーチャルキャラクター・f15722)は合コン部部長を筆頭にクラブのようなノリではしゃぐ人々を尻目にそう思う。思うが……。
(いや、もうておくれかも)
花火の下で、男と女たちがはしゃぐ彼らはすっかり自分たちの世界を作り上げ、いろいろと緩くなっている様子。そのノリで夏の魔物で出来上がったカップルの様な組もすでに何人か散見される。若さは既に暴走しているのかもしれない。しかし、やはりみんなが皆激しい楽しいヤケクソなノリで楽しめるわけもなく……。少し離れたところで友人と花火を楽しんだりしている者もいる。そして、一人で花火を楽しむものも……。
「あなたは、イマイチ楽しめてない?」
フィリスはそんな一人でいる何人かの一人に声をかけた。特にイケメンということもなく、特にもさいというわけでもない、しいて言えば、特徴の少ない普通の少年に。ああ、でも、鍛えてはいるようだ。わざわざ一人で参加しているし、合コン部ことテニスサークルか、それとも花火部下という推測ができる。ちゃんと普段使われていそうな筋肉の持ち主だ。
「あ、ああ……部員は強制参加だから来たんすけど。俺、激しいノリはちょっと……」
そしてクールな少年のようであった……いや、むっつりかもしれない。なぜならフィリスはいつも通りに胸元に視線を感じたからだ。珍しくない、よく見られる女と言うのは見られていることが敏感にわかるものだ。しかし無理も無かろう。フィリスが身にまとうのは三角ビキニ、上にパーカーを羽織ることで、自然と少ない肌面積に目が行き、そこにはフィリスの胸があるセクシーな水着を着た胸がある。
フィリス的には刺激を和らげるための上着着用だったので、見事思春期男子の視線をリーサルウェポンへと自然誘導しているとは流石にわかっていないであろう。
「確かに熱気がすごいものねえ」
「そ、そうなんすよ……花火作る時の熱気はいいけど、こういうのは俺はたから眺めてるほうが楽しいっすね」
どうやら花火部員だったらしい。そして思ったよりはこのパーティー自体は楽しんでいるようだ。眺めて楽しむ、それもまた青春である。
「じゃあ、私も隣で眺めてていいかしら?」
「……お、おぅ。い、いいっすけど……」
少年はわかりやすく恥ずかしそうに答えるいたいけな少年にフィリスの放漫なボディは効果的に刺激的なようだ。しかしフィリスは引かない。彼の隣に立つと。何の気なしに綺麗ね、と空の花火を見上げて言った。そうして、たまにぽつりぽつりと話しかけ、彼との距離を縮めていき……。
「……っ!? ちょ、い、いいんすか?」
「ふふ、わたしがいいから、いいのよ」
最後には手を握った。男は陥落する、大人の女性の魅力と、フィリスの大胆さに。彼にとってはもう手を握ってくれるだけで十分に大胆だったのだ、しかし嫌いじゃない、そう視線が告げている。フィリスはそんな彼ににっこりと笑って、花火と喧騒に紛れて、その後もじわじわと距離を縮めていくのであった。少年の反応を楽しみながら。
大成功
🔵🔵🔵
芥川・三六
合同コンパ…求めるのが同性でも構わないと聞いたのでその…出会いが得られると嬉しい。
水着は着たことがないからわからないけど水着だけだと心もとないからシャツを羽織ろう。
こういうのはやはり日に焼けてるほうが魅力的に映るんだろうか…?
俺、かなり色白だからあまり好まれないかもしれないけれど。
待っているだけだではダメだとは思うんだが…自分の好みと言うのがいまいち分からなくて。
ただ、俺のことを好んでくれればいいというのはだめなのだろうか?
本当に…何をされてもかまわないんだ…その末に身を滅ぼすとしても…。
あ、花火綺麗…。
アドリブ歓迎。
●世界は愛にやさしくなっている。
悶々として火花。魔法の輝きは彼の手のひらにきれいに落ちる。
「あ……」
そして、手のひらの上で、簡単に消えてしまう。その何と儚く美しいことだろうか。一瞬に凛凛と作花火よりも、芥川・三六(幽霊画のヤドリガミ・f17480)はおちてくる火の粉に興味を引かれていた。熱ももたず、まるで最初からなかったかのように何も残さずに消えていく光に。
「なにしとるんじゃ?」
そんな霞架でほのかで儚い光に心奪われる不気味な少年に、物おじせずに声をかける男が一人……。ガタイがよく、大柄で、人相の悪い……魚で例えるならば鮫系男子、そんなギザギザな歯を持つ人派ドラゴニアンである。
「あ、いや……花火がきれいで……」
今まで完全に声をかけられたことのないタイプに声をかけられ少し驚きながら、三六は空から落ちる光を水を救うように掌で受け止める。
「なんじゃ、それ楽しいんけ? もっと空の花火見ようや……」
ワイルドな自分の見た目に物おじせずに答えた三六が気に入ったのか、少年はずかずかと三六に近寄ると、三六の顔を覗き込んできた。
「ああ、楽しい。手の届く光って、なんか、よくないか?」
三六は相変わらずおじけずくことなく、かわりに一気に縮められすぎた距離に少し頬を染めた。そして、そんな顔で男を上目遣いに見ていた。自分を怖がられるならともかく、三六が人を見た目で恐れることはそうそうない。
「……お、おお」
今度は男がばっと三六から離れる。しかし。
「やはり、私は怖いか?」
と、慣れた様子で三六が訪ねれば、
「ちゃうんじゃ。そんなんじゃないんじゃ……ただ、その……ああ~!!!」
と、何やら悩んだ様子で三六の肩を掴んだ。
「……?」
(そ、それじゃそれ……なんじゃその眼は~~~!!!! かわいいいいいいいいいいい
!!!!!)
今まできょとんと見上げられたことのない男はギザギザの派手下唇を噛みながら内心激しく悶えたという……。三六はそんな男の胸中を露知らず、ただ突然に男の頬に手を当てた。
「!?!?!? な、な、なんじゃぁ!?」
「よく、わからないが、血が出ている……」
三六は自分の着物が汚れるのも気にせず少し背伸びして男の口元を着物の袖で拭った。
「……天使(けっこんしよう
)!!!!!!」
「……え?」
男は盛大に本音を暴露したが、何とかその後誤魔化して、三六をこの後の迷宮探索に一緒に行こうと誘うのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 冒険
『太陽の迷ひ路』
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POW : 体力が尽きる前に走り抜ける
SPD : 暑さ対策を万全に行い挑戦する
WIZ : 魔法で熱を和らげながら進む
👑11
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●2次会へいこう!
「さーて! お前ら! 花火大会は終わりだ! だが夏はこれからだ! 気になる相手はゲットしたか!?」
いつの間にか両手で別々の女の肩を抱いた合コン部部長がアナウンスし始める。
「いいか! 相手を見つけた奴はペアだ! それ以外は集団でこの地下迷宮に挑み、迷宮の最奥にあるという海岸的な奴にたどり着くまでにあいてをげっちゅしろ! 嗚呼、勿論、恋とは残酷なものだ……ただ参加して迷宮に眠る花火を手に入れんとするのもよいだろう……というわけで! 準備ができた奴からちゃんと迷宮の前に集まれ! 一応部活の一環だ! 参加者は名簿に名前を書いてから入れよ! はぐれたり途中で力尽きたらちゃんと帰り道に拾ってやるからな!」
ちゃんと迷宮は危険なところだから新入生を中心に迷宮攻略ができなかった者たちのことも考えているようだ……。一応……。
「では、楽しい二次会の始まりだ! お前等! 肌を焼きたくなかったら日焼け止めは塗っとけよ
!!!!!」
●灼熱の海岸への地下迷宮。
そこはさんさんと太陽が照る、まるで砂丘の様な迷宮。なぜ地下で太陽がさんさんと輝いているのか、なぜ地下迷宮なのに目指す先が海岸なのか……それはアルダワ地下迷宮は不思議のダンジョンだからである。
空には太陽があるのはもちろん、君たちが進む迷宮の中の砂は、何やら熱を吸収し放出しているようで、ここでは上からも下からも業火にじりじりと蒸しあげられるようにな感覚を覚えるであろう。
余力があれば1章で相手したパートナーに色々聞いたり誘惑したりアバンチュールしながら進んでもイイだろう。深入りせずにただ一時のモノとして接するならこの後もパートナーの情報は聞かずにイチャイチャしてもよい。2章から参加する場合は集団で行軍となります。ここでも出会いはあります!
夢ヶ枝・るこる
■方針
・【POW】使用
・服装:『和風ビキニ』継続
・アド/絡◎
■行動
成程、こういう場所ですかぁ。
取り敢えず、『合コン部部長さん』の仰る通り『日焼け止め』は塗っておいた方が良さそうですぅ。
『魔法科学研究会』の皆様や、その際に『集まった方々』の中で、御一緒して下さる方々をお誘いして『集団』で行動しますぅ。
『日陰』を作れる様『日傘』と、『熱中症対策用』の『多めの飲み物』『塩気の強いお菓子』を皆さんの分御用意して、お持ち致しますねぇ。
足元も『マリンシューズ』にしておいた方が良さそうですぅ。
後は、『御同行いただける方々』の『対策』や『花火の伝承』等を尋ねたりしつつ、皆さんに無理のないペースで進みましょう。
●楽しい集団行軍!
「まぁまぁ、成程~。こういう場所なのですねぇ……これは日焼け止めはちゃんとぬっておいた方がよさそうですねぇ」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は呟いた。目の前にさんさんと照り付ける太陽。足元から轟轟と湧き上がる熱気。まるで、そう、オーブンの中。
「あ、じゃあ私たちがるこるちゃんの日焼け止め塗るの手伝いまーす!」
「な、なに!? せ、拙者たちも……」
「はーい! 男子は黙ってあっちむいててくださーい!」
「で、ですよねー」
るこるはたくさんのメンツを連れて集団行動をしていた。魔法科学研究会の面々はもちろん、ちょっと陽気なインテリ系ヤンキーやギャルも引き連れて。るこるは普段絡まないイケイケ系とおとなしい系のいい中和剤となれるのんびりとした性格の持ち主だったので、その輪の中で誰からも頼りにされていた。
「ふふ、そうですねぇ。男の方たちは少し待っていただけるとありがたいです」
るこるがおっとりと笑うと、場が和む。
「了解であります! あ、でもできれば入り口にカーテンで仕切られた場所があるのでそちらで塗って戻ってきてください!!!」
下っ端っぽい魔法科学研究部員の話を聞き、女子たちはマジか! 情報サンキュー! と言いながら次々とそちらへ。勿論るこるもついていって日焼け対策はばっちり済ませるのであった。
「それで、皆さんはちゃんと暑さ対策してますかぁ~?」
行軍を始めて数分、少しばてた人も出てきたのでるこるが休憩を提案して皆にそう尋ねる。
「ふ、侮るでない、我ら魔法科学研究会は既に冷却魔法を閉じ込めた石で熱から自分を守っておる!」
魔法研究部部長は無駄に偉そうに言った。
「俺っちたちはー。まあ、タオルとか水とかはばっちり的な?」
「うちらもそんな感じ―。あ、遊び道具も結構持ってきてるよー。つくのが楽しみだねー!」
「ふふ、そうですね。私はたくさん持ってきてますから、水や塩分が足りなくなった方は言ってくださいね」
るこるはにっこり笑うと、そろそろ行きましょうかと再び皆を引き連れ歩き出す、誰かが限界を迎えそうになる前に休憩をはさみながら、灼熱の砂漠の中、ゆっくりと行軍は進んだ。
●おまけ。花火の伝承。
「そういえば、伝説の恋花火ってなんなんですか?」
「ふ、そのような破廉恥なこと、我が知るわけがないだろう!」
「いやー、部長、そこ威張るところじゃないっすよ?」
かっこいい決めポーズで言い放った部長の後ろから、部員が忠告するが、彼は聞く耳を持たない。
「あ、それ俺達知ってるよー」
こういう話題はウェーイな奴らが強い。ヤンキーたちが口々に話し出すその内容は
「その花火は、なんかビューって打ちあがって、バーッと平井ああと、その形のまま降りてくるんだけど……その花火が地面に押して消えるまでわっかの中で手を繋いでたカップルは一生魔法の力で結ばれるってやつでしょ?」
まるで呪詛のようなその呪いを、飄々と話すヤンキー、なんかときめくギャル。しかし、一生魔法の力で、の部分以外はまあ、概ねよくある伝説と大差ない。しかし、そんな話を振ったため、その後しばらく、ロマンチック談義が繰り広げられていたという。
大成功
🔵🔵🔵
芥川・三六
あなたは俺の事を怖がらないんだな…
俺があなたを怖がる?どうして?(首を傾げ)
こんな風に誘ってくれてありがとう…俺の事を気に入ってくれたのなら嬉しい。
ふふっ、俺の事を気に入ってくれたなら俺の事好きにして?こんなにも俺を気に入ってくれたあなたにならどんなことをされてもかまわないから。
(そっと背伸びをして唇ギリギリにキスを)
(あまりにも気に入ってくれるものだから…俺、自惚れて勘違いしちゃいそう…)
アドリブ歓迎
●ドラゴン、地熱から守る。
男の名はヴァイトといった。ギザギザ歯によく似合う名前である。さて、そんな彼だが、今、萌えに萌えていた。
「あなたは俺の事を怖がらないんだな……」
「怖い? こんなにかわいいのにけ?」
ヴァイトは地下迷宮に入るや否や、芥川・三六(幽霊画のヤドリガミ・f17480)をお姫様抱っこして背中の翼で太陽や地熱から三六のことを守っていた。三六から見える景色は制限され、ほとんど彼の事しか見えない。
「かわ……」
何を言うんだろう、この人は、綺麗、はまだ言われたことがあるけれど、こんなにまっすぐかわいいといわれたのは実はそうない経験なのではないか。三六は困惑する。
「そ、それじゃあ、俺があなたを怖がると思ったのは、どうして?」
「……あー」
ヴァイトは微妙な顔で唸る。聞いてはいけなかっただろうか、と思うと、前を見ていた彼がこちらを見つめる様に見下ろし、その牙を三六に見せた。
「ほら、俺人相悪いじゃろ? 目つきも悪いし、牙も鋭いギザ歯じゃ」
吸い込まれそうな四白眼。よく見れば頬に傷もあるし、ギザ歯なのも事実だ。しかし、それは怖いものなのだろうか……。
「俺は……かっこいいと思うが」
「天使(けっこんしてくれ
)!!!!!!」
男がまた下唇を噛み、血をにじませている。そのまっすぐさに、少し心が揺れ動く。……気が付くと、三六は血のにじんだヴァイトの唇に体勢を変えて近づき、口づけをしていた。
「……~~~~~~~~~
!?!?!?!?!? はぁ
!?!?!? は、はぁっ
!?!?!?!?」
ヴァイトは大変動揺している。やはりまずかっただろうかと思ったら、今度はヴァイトから唇が落ちてきた。ちゅうちゅうと吸い付くようなキス。傷つけたくないから、舌は絡めない。代わりに、その下で唇をなぞってくる。
「んっ……」
三六は目を閉じ、そのすべてを受け入れる。しかしここは迷宮、これ以上進むこともない。なのに、まるで体中を好き勝手された時のように、心が充実していくのが自分で分かった。
「お、おんどれ、あんま可愛いことばっかいうとるとめちゃくちゃにしてまいそうじゃけ、勘弁してくれ……」
唇を話したヴァイトは、バツの悪そうな顔でそう囁いた。その声はとてもやさしい……。
「ああ。気を付ける」
また、悪戯したら起こるだろうか、それとも、喜ぶだろうか。感情を胸に秘めながら、ヴァイトに守られながら、迷宮の奥へ奥へと進んでいく。先ほどの口づけより厚いものなど、ここにはなかった。
大成功
🔵🔵🔵
千愛・万望
うひゃー、暑いね!菜々子は大丈夫?
とか言いつつあーし得意の陰陽術を駆使
護符を使い水属性(【属性攻撃】)の【オーラ防御】とかで照り返しやら熱気そのものを防いだり涼し気な風を呼び起こしたりしていいトコ見せよう
どお、これで?
あーしがくっついても大丈夫なくらい涼しくなった?
(言いながらくっついてボディタッチ多め)
繰り返しになるが
今回ガチで大人のお持ち帰りする気満々なので
超そういうアピールするかんね
(世間話)
まじで、彼氏いたことないの?
えー、じゃあ菜々子の初めて頂いちゃおうかなー?
え、キスもまだ?そっかー、ふーん…(唇を見つめる)
?……あとでね♡
ほら、もうそろそろ着くんじゃない?行こ!(自然に手を繋ぐ)
●パーフェクトエスコート。
「うひゃー、暑いね! 菜々子は大丈夫?」
千愛・万望(誰が為に誰が為す・f17823)は学園で知り合った学生、七咲・菜々子に手を伸ばしながらにっこりと笑う。それはまるでお姉さまが優しく導くかの如く。
「は、はい! 大丈夫です万望さん!」
聞けば、菜々子は大学に入ってからようやくサークル活動などに興味を持った勉強家で、迷宮探索の様な実技は苦手らしい。そもそも彼女が所属しているのも魔法科学研究会、インドア多めの集まりである。万望に手を握られればそれだけできゅんとしてしまういたいけなベイビーちゃんでもある。
「もー、固いなぁ。あーしのこともうちょっと気軽に呼んでくんない?」
「え、き、気軽……? そ、そんな簡単に気軽に何て呼べませんわ! あ、貴方が私を菜々子って呼ぶのは全然いいのですけれど……」
「なにー? つまり照れちゃってるのー?」
本気のお持ち帰りをもくろむ万望は容赦ない。天啓ツンデレ気味お嬢様口調の菜々子に対してグイグイ肌を寄せてアピールする。
「ち、ち、違いますわ! そ、そんな……くっついたら熱いじゃない!」
菜々子はいまだに内心ドッキドキとっきめき! 心臓に悪いからあんまりいじめないでほしいけど、でもちょっといじめてほしい……。そんな葛藤に耐えながら必死で理性を保つ。
「まあまあ、ほら……あーしの術で涼しくしてあげるから……ね? これならくっついても大丈夫でしょ?」
万望は護符を取り出し、そこに水属性のオーラ防御の力を籠めると菜々子の背中に張り付けた。冷たい護符だ。ひゃんっ! と菜々子は期待通りの仔猫のようなかわいい鳴き声を上げてくれる。
「な、なんですの!? あ、あれ……本当に涼しい……」
「でしょー!!!」
菜々子が自分の体が太陽熱から解放されたのに気が付くと驚いた顔をしてこちらを見つめてくるので、ここはもう一押しのチャンスとすかさず背中から抱き着いて胸を押し付ける。ついでにおなかとか触っちゃおう! 万望のスキンシップは抜かりないのだ。
「ちょ、だ、だからってそんなにくっついていいわけじゃ……も、もう……」
菜々子は観念したように万望のスキンシップを受け入れる。仕方なしという感じを装っても万望の魅力にぐらぐら来ているのは明白。これはこの後ビーチで本格的に落とすしかないっしょ!
「じゃ、いこっか、菜々子!」
万望はそんな策略を胸中に孕みながら、菜々子の腕に抱き着いて進み始める。本当は菜々子の方から素直に抱き着いてくれるのがいいが、お楽しみは後に取っておこう。
●愛の雑談もっとたくさん落っことしてくれ。
「ところで菜々子ってまじで、彼氏いたことないの?」
さて、進んでいるうちも立派な攻略タイムである。折り合えずジャブから。万望は菜々子に質問を始める。
「あ、ありませんわ! な、なによ。い、いけなくて!?」
「いや、むしろ嬉しいよ。そんななのに、今私に初デートをささげてくれてるんだから……ね♡」
「は、初で……!? そ、そうよね。確かに……貴女に初めて、取られちゃったわね」
一々オーバーリアクションを挟みながら冷静に考える菜々子の姿は弄りがいがあってかわいい。
「で、キスとかもやっぱりまだなわけー?」
万望がそんないたずら心を抑えきれず、態と顔を近づけて尋ねれば、お約束のように初心な反応が返ってきた。じーっとさらに追撃するように唇を見つめると、菜々子の表情が物欲しそうに見えたので、自分の誘惑が聞いてることを確信する。
「ふふ、じゃあ……あとでねっ♡」
「あ、う、うぅ……ええ、よ、よろしくてよ!?」
菜々子はじわじわと万望の魅力に溺れながら、その後も誘惑的な雑談を交え地下迷宮を進んでいた。
大成功
🔵🔵🔵
久遠・翔
1章の女の子と一緒にダンジョンに潜る事に
それと今更ですが自己紹介をして名前を聞きます
と言いますか…最初に比べて距離感凄く近いんっすけど…?(UC+誘惑42の影響)
そして腕取られているんっすけど…め、めっちゃ当たっているというか埋まっているんっすけど!?(顔真っ赤)
と、ともかく迷宮を進みながら少女に日差しが当たらないようにしたり歩きにくい道を断りを入れつつお姫様抱っこして駆けたりします
そして次の場所に進む道の途中で違和感が
あ、あれ…?なんで晒が解けて!?
少女の手を見ると俺の晒…えっ、いつの間に!?
やっぱり女の子だったんだって…えっ?
少女の告白
少女は重度のガチ百合属性でした
…いや、俺男っすよ(汗)
●自己紹介から始まるガチ百合ルート!?
「あ、あのー! い、いいんっすか?!」
「もーなにをいってるのかなー! いいに決まってるじゃん!」
久遠・翔(性別迷子・f00042)はその腕を抱きしめられ、巨乳に挟まれていた。当ててんのよ、挟んでんのよ、押し付けてんのよ。の精神のごり押し女子の名前は千賀・友里(ちが・ゆり)。2人は誰よりも奥深く、早く、迷宮の奥に進んでいた。なぜならフライングしていたから。
「ほら、今は2人っきりだし、しばらくは誰も来ないんだから、ね? 翔ちゃん♡」
瞳をハートにして迫ってくる友里。推定翔よりも年上。大人のお姉さんの色気が翔に襲い掛かる……。
「い、いや、もう少し進みましょうよ! ね!」
よさげな岩陰を見つけては迫ってくる友里の誘惑を振り切りながら歩く、そんなことを繰り返してきたが、友里にくっつかれるたび、誘惑されるたびに翔はまた無自覚に友里を誘惑する力を使ってしまう。翔自身は気付いていないが、この状況は非常にまずいのである。友里の瞳はさながら野獣の眼光……。
「あいたっ!」
しかし、どうしたことだろうか、先ほどまで元気に歩いていた友里が突然しゃがみこんでしまったではないか。
心配になって翔が友里に近づきその足を見ると、彼女のサンダルの紐は見事にちぎれていた。
「ああ、足場、悪いっすからねー……」
「ごめんね、まさかこんなにがっつり歩くとは思って無くて……」
うるうるとした目で翔を見つめる友里。翔は友里に何をねだられるでもなく、彼女に一声かけて許可を取ると、彼女をお姫様抱っこして歩くことになった。
翔が違和感に気が付いたのは、それからしばらくしてからの事だった。
「ふふ、やっぱり……女の子だったんだ」
耳元でそのささやきが聞こえたとき、背筋がぞくりとした。自分の胸が、文字通り解放されていく感覚。自由になっていく感覚。揺れる感触。いつの間になのだろう、自分の放漫な胸が、彼女に当たってしまっていたのは……。友里の手には、翔を性別不詳にしていた魔法のアイテム、晒の外れた端っこが握られている。
「い、いや、俺は男っすよ……!」
というのも、今となっては苦しい言い訳である。気付かれたのはいつからなのか、何故分かったのかも気になるが、何故そんなにも嬉しそうに笑っているのか。自分の腕に抱き上げられている友里を恐る恐る見る。
「やっと出会えたわね。私のかわいいお姫様……♪」
その顔は、最初から翔のメスの匂いをかぎ分け、愛しているようであった。このままヤられてしまうのか……!?
「い、いや、俺は、そ、その……!」
「そうよね、後でいっぱい、ね……そろそろ後ろの人が追いついちゃうから、真面目に進もうか♡」
友里は翔の話も聞かず、流れるような動きで翔の手から滑りぬけると、胸の谷間からスペアのサンダルを取り出してそれを履き、なんと翔を逆にお姫様抱っこして歩き出すのであった。逃げないように、しっかりと。
大成功
🔵🔵🔵
豊原・フィリス
迷宮の中に太陽? 本当に不思議なところよねぇ
じゃあ花火大会の時に知り合った花火部員の彼と一緒しましょう
暑さ対策で大きな麦わら帽子と、靴はしっかり履いておかないと
『オーラ防御』で暑さを少しでも遮られるといいわねえ
『手をつなぐ』事で彼も影響下に置くように
「ちょっと暑いけどぉ、手をつないでいきましょう?」
ちょっとした『誘惑』行為としてドリンクの回し飲みなんかもアリね
「間接KISSね」
●花火部員のファースト間接キッス。
「迷宮の中に太陽? 本当に不思議なところよねぇ」
「はい、そうっすね……ああ、あんまり離れないでほしいっす」
豊原・フィリス(セクシー系バーチャルキャラクター・f15722)は暑さ対策で大きな麦わら帽子と、靴はしっかり履いて迷宮に突入していた。その傍らにいるのは先ほどの花火部員。烈火。フィリスを日差しから守るため、大きな番傘を持っている。彼曰く、女性には優しく世話を焼くものだと教育されているらしい。恐らく父親も母親の尻に敷かれたりしていることであろう。
「ふふ、そうするわ。ありがとうね?」
にっこり微笑むフィリスを見れば、彼は守らなければという信念にかられた。この照り付ける日差しで、彼女を日に焼けさせるわけにはいかない。それはたとえ、彼女がヴァーチャルキャラクターで日焼けする心配がないとしても彼は知る由もないので揺らぐことのない使命感であった。なお、地熱自体からは、むしろフィリスのオーラ防御によって守られている。傘を握る烈火の右腕に抱き着いて、その手を烈火の手の上に重ねたりしてくるフィリアの誘惑は、劣化には心地よく、最高に効く誘惑であった。
「くっつくのは、嬉しいっすけど、やっぱ、フィリスさんのようなきれいなお姉さんにこうされてると、照れちまうっすね」
あははーと笑いながらはにかむ烈火。しかし、フィリスの誘惑はこんなものではない、彼女はたびたび水分補給だといって、自分の飲んでいるミネラルウォーターを態々間接キッスだと口にしてアピールしながら差し出してくるのだ。遊ばれている、反応を楽しまれている。そう思うのに、烈火はフィリアとの密着を振りほどけないし、彼女からジュースを受け取り、飲まずにはいられない。なぜなら、大人のお姉さんの魅力に弱いから!
「あ、あんまり煽るのだけは、勘弁してほしいっす、俺、結構いまキてるんで」
そんな彼に出来るのは、貴方に魅力を感じているとストレートにアピールして、せめてお手柔らかに加減してもらえるのを祈るばかりであった。フィリスはそんな彼の率直な言葉にふふっとわらい、彼にとって丁度いい頻度と方法で誘惑を続けながら迷宮の中を進んだ。
大成功
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第3章 集団戦
『パリピ罠うさぎ』
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POW : アルケミカルガトリング
レベル分の1秒で【怪しい効果を発揮する液体】を発射できる。
SPD : ラビラビラビリンス
戦場全体に、【えげつない罠や隠しカメラのある通路や部屋】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
WIZ : ブチ上げウサテンション
【「ウェーイ!」って感じの楽しそうな歓声】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
イラスト:さいばし
👑11
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●地下海岸とパリピ罠ウサギ!
猟兵たち、新入生たち、他、大勢の合コン参加者は、ついに地下迷宮の先にある地下海岸へとたどり着いた。
そこは泳ぐには申し分なく、真夜中だというのにいい感じに太陽が照り付けています! 海は地下迷宮なのでどこまでもつながってはいませんが、海水浴場程度の範囲の湖的な海的な湖が広がっているというスペシャル空間! しかし、そこはやはり迷宮、人間たちが手放しで楽しめるわけではなかったのです。
「いえーーーーい! 楽しい地下海岸へようこそ!」
学生たちを迎えたのは、愉快なパリピウサギたち。そう、オブリビオンです! しかし、何やら様子がおかしい様子!
「おーーー! ぱりうさちゃんじゃーーーん!」
無警戒で陽気にパリピウサギたちに近づいていくのはなんと、合コン部部長!
「みんな! 聞いてくれ。こいつらは災魔だしオイタもするが、俺達を本気でやったりはしない、今回の企画の協力者なのさ! 伝説の花火はうさちゃんたちが隠してるから、それを見つけたいやつはうさちゃん迷宮へ! ただ楽しみたいやつは! 一緒に遊ぼうぜ!」
「うぇええええええええい
!!!!」
えーっと……なんかそういうことになった。
●3章補足。
オブリビオンと戦ったり遊んだりできます。戦うといってもビーチボールとか水鉄砲対戦です。平和に戦いましょう。もちろん、ウサギは悪いことが好きなのでエッチなハプニングを仕掛けてきます。新入生やパートナーを守ってあげましょう。
ウサギのユーベルコードで作った迷路の先には伝説の恋花火があります。気になる人はこっちを攻略してもイイでしょう。こちらも道中兔が罠を発動したり飛び掛かってくるのでアトラクション感覚で戦いましょう。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・服装:[和風ビキニ]継続
・アド/絡/やり過ぎ◎
■行動
あ、あら?
何やら妙な状況ですが、平和に遊んで満足して還ってくれるのでしたら、その方が良いですねぇ。
折角ですし、楽しみましょう。
ということで、同行いただいている皆様と一緒に『水鉄砲対戦』でお相手致しますねぇ。
両手に『大型の水鉄砲』を[怪力]で一挺ずつ所持、[2回攻撃]で順に撃たせていただきますぅ。
『兎』の皆様が『悪戯』を仕掛けようとしたら【指定UC】を使用、その速度を生かして間に入り[かばう]ことに致しますぅ。
有りそうなのは『水鉄砲に[媚薬]や[服だけを溶かす薬]等の[怪しい薬]を仕込む』『ビキニの結び目を解いて胸ポロ』辺りですかねぇ?
●ガン射(シューティング)
「ひゃあんっ!」
夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は執拗に水を浴びていた。その犯人はウサギばかりではない。
「ふん、食らえ! 暗黒邪鋭水!!!」
そう、男どもである。
「そ、そんな皆さんでこちらを狙わなくてもぉ~!」
悲しいかな、フレンドリーファイアーが始まっていた。最初は真面目に(?)楽しくスポーツマンシップにのっとりチーム分けをして水鉄砲を打ち合っていたのだが、何かの拍子にギャルがウェーイに水をぶっかけてしまいウェーイがウェーイしてギャルを狙い始めキャッキャウフフしたあたりからオタクども参戦して大乱戦、これは面白いとばかりにウサギも無差別乱射。そして、今に至る。
「ふん、小娘、その豊満なパイオツを揺らしながら濡れ散らかすがいい!」
「お、お断りいたしますぅ~!」
大勢の下半身に正直になってしまった哀れな男たちに囲まれるも、そのほとんどを自分の水鉄砲から放った水で相殺する。しかし、何故、あんなにも紳士的に楽しんでいた面々がこんなことに……。
(……いいえ、そうですよね。ウサギさんたちは悪戯が好きなんですから……きっと、これはウサギさんが水に何か仕込んでみなさんを興奮させているのでしょう)
なんだかんだで推理の働くるこるはあちこちからぶっかけられる水をいくつか喰らって頭を冷やしながらその答えを導き出した。
「ふふ、過ぎる悪戯には、オシオキが必要、ですよねぇ……」
るこるは笑う。その表情は、決して完全に正気とは思えない妖艶なほほえみであった。体型と美貌を引き立たせる乳白色のオーラに包まれ、数分後、彼女の周辺に立っている者はいなかった。別の意味でたっている者はいたが……。
「あらあら~。危ないのは全部避けたつもりでしたけど……ハッスル、してしまったみたいですねぇ~」
多くの屍(生きてる)の中で、彼女はのんきに笑っていた。崇高なる魔法科学研究部の面々は、のちに彼女を『爆乳の掃除矢(ツインミサイル・スイーパー)』などと呼ぶようになったとか……。
大成功
🔵🔵🔵
芥川・三六
ヴァイドは疲れていないか?先ほどの階層では熱から俺を守ってくれただろう?
疲れているならここでゆっくりするのもいいし花火が気になるなら探しに行くのもいいと思うが。…今度は少しでも役に立てるよう頑張る。
俺はヴァイドと居られるならどっちでもいいんだが。あ、一つだけ言いたい事があって。その…あまり唇を噛むのは良くない。さっきも血が出ていたし…。
あと、俺はヴァイドが思っているほど可愛くはないと思うだが…可愛いって言ってもらえるのは嬉しい。…ありがとう。
アドリブ歓迎です。
●ご休憩。
「あっ、ヴァイト……深い……っ!」
芥川・三六(幽霊画のヤドリガミ・f17480)は彼の背中に爪を立てていった。
「す、すまん……三六があんまりにも好きにせえ好きにせえゆうもんじゃから、もう止めれん!」
ヴァイトは必至に唇を噛まないよう歯を食いしばっていった。2人が一体なにをしているのかは、崇高なフィルターの持ち主ならばすぐにわかるだろう。浜辺の岩陰。実に王道のシチュエーションだ。三六がヴァイトに抱えられ、ヴァイトを受け入れている。ヴァイトは必至に力加減を抑えながらも、その動きを止められずにいる。煽りすぎたのだ。
「三六、めっちゃ、めっちゃ可愛い……!」
「い、一応年上なのだが、そんなにかわいいといわれるのは……いや、うん。嬉しいよ、ありがとう」
「……っ! だから、それがっ!」
「はっ……ぁっ!」
どちゅん! と彼の中ですごい音がした気がした、ヴァイトの体と、しっかりと密着している自分。何度その劣情は自分の中で破裂しただろう。疲れているかと思っていたが、ヴァイトはどうやら体力お化けらしい。全然収まらない。とどまるところを知らない。けれど、三六はそれでもかまわない。好きにしていいという言葉には、一点の曇りもなかったのだから。これは自分の望んだことでもあるのだ。
「なあ、三六、まだ、いいか?」
「……ああ、かまわない、君が望むなら、何度でも」
キャッキャと騒ぐ学生やウサギたちの喧騒や、どこかで打ち上げられる花火の音にかき消されていく淫猥な2人の声は、お互いの耳元でだけやけに響いて聞こえた。
大成功
🔵🔵🔵
千愛・万望
(迷路に行きます)
うひゃー、カメラいっぱい付いてるね
…てことは、撮りたくなるよーな絵面を作り出してくるってことさね?
って
おわぁっ!?(壁から凄い勢いで水が吹き出てくるトラァップ!)
いっ、ててて…!
菜々子の体は身を挺して庇ったけど
二人とも、水着…どっかに飛んでっちゃったわさ
……
菜々子、きれーな身体…
…はっ
と、取り敢えず先進もか
オブリビオンはー、雄型ならかなりガチの符術で追い払うよ
雌兎なら《星縛》して逆に服脱がしてやる(アホ)
これが伝説の恋花火…?
…ね、菜々子
花火やるなら折角だからウチ来ない?
あーし、菜々子の色んなトコもっと見たいし…
(抱き締め)
…ぶっちゃけ、もぉ我慢できないしぃ…?(顔赤らめる)
●人生の迷路に迷い込んだ一人の女子の末路(ハッピーエンド)
「うひゃー、カメラいっぱい付いてるね……てことは、撮りたくなるよーな絵面を作り出してくるってことさね?」
「ほ、本当に行くんですの?」
「えーいいじゃん、折角だから見てみたくない? 恋花火?」
そんな笑顔の千愛・万望(誰が為に誰が為す・f17823)にホイホイつられてきたのが数分前の事。私、夢咲・菜々子は今……。
「菜々子、きれーな身体……」
裸で万望に迫られているのです……! 嗚呼、どうして? 神様。私が少女漫画的ロマンチックな展開を望んでしまったからなの!? 百合でもイイと思ってしまったからなの!? 私フラワー●ミック●みたいな急展開エッチありの少女漫画より20巻くらいまで言ってもまだ付き合わないことが多々ある花と●めのほうが好きなんだけど……! あ、ごめんなさい、こんなこと言っちゃだめですよね。ああ、とか考えてたら万望の手が、私のおなかに……!
「ひゃはぁん
!!!!」
え、え、え、何今の、今の声、私の口から出たっていうの!? え、甲高くない? あざとくない? 変じゃない?!
「ふふ、可愛い声じゃん、菜々子……っと! いけないいけない」
(本気で落としたいんだから、まだここは真摯にいかないと……)
え、やめちゃうの!? そんな、触っておいて手を引いちゃうの!? い、いや、そうよね。万望、私は気付かなかったけどここにはカメラとか設置されてるって言ってたものね。そうよ、だからだわ……きっと後で2人きりになれるところでめちゃめちゃにされちゃうんだわ! 私……!
夢咲・菜々子はすっかり万望のアプローチに順応していた。
その後は、襲い来る雄兔を万望がぶっ飛ばし、襲い来る牝兔を万望がお持ち帰りしようとするのを必死に止めながら菜々子は進んだ。そして……。
「これが伝説の恋花火……?」
「の、よう、ですわね……打ち上げ花火がたくさん……しかも、本格的な装置がいりそうな大玉ですわねこれでは、私達には扱えませんわね」
「そうだねー、残念。あ、でも、いいものは見れたし、いいか」
「な!? い、いやらしい目で見ないでくださいませ!」
「え、いやらしい目では見てないけど? めっちゃ普通にきれいじゃん。菜々子」
「~~~~~~
!?!?!?」
本当にこの人は、私のことをほめ殺しにするのが上手ね!!! も、もおおおおおおお
!!!!! ……すきっ。
「ま、まったく! 何を言っているんですの! あなたは……まあ、でも、この姿邪ちょっと皆様のところには戻れませんわね……貴女も裸ですし、私、帰りますけど、服位かして差し上げるので一緒にいかがかしら?」
「え、いいの!? ふふー、じゃあお言葉に甘えちゃおっかなー。……ぶっちゃけ、もぉ我慢できないしぃ……?」
万望が、私を抱きしめながら言った。ああ、そんな……我慢できないなんて、私……。私も……。
「し、仕方ありませんわね。と、とりあえず誰にも見られないように帰りますわよ!」
こうして、2人の少女が昼の迷宮を抜けて、夜の愛の巣へと消えていった。
大成功
🔵🔵🔵
豊原・フィリス
うーん、どうする? やっぱり花火部員だし伝説の花火っていうの気になるでしょう
「挑戦してみましょうか、迷路」
みたいに『言いくるめ』て彼と『手をつなぐ』と迷路に進入
彼を『かばう』様に迷路を進む
パリピ罠ウサギには【潤滑液女格闘術】の液体をかけて
さっさと『逃げ足』を活かして離れる
もし怪しい効果を発揮する液体を浴びて色々我慢できなくなったら?
ほらそこに行き止まりの通路があるでしょ?
アドリブ・絡みok
●口実あれば狼は……。
「挑戦してみましょうか、迷路」
「……で、ですよねー」
お手柔らかに、と頼んだ筈なのだが……。迷路。迷路でしょう!? 大人のお姉さんに迷路で2人きりにしかもどう見ても変態の兔が作った迷路に誘われるってなんの拷問なんっすか。人生の迷路に迷いそうっす! もしかして俺、試されてる!? 試練っすか
!?!?!?
烈火は数々の豊原・フィリス(セクシー系バーチャルキャラクター・f15722)の誘惑を耐え、ようやくたどり着いた先で、更なる試練に直面していた。この先へ進んだら、もう自分は無害系後輩キャラクターを保てない気がする……。そんな想像が容易にできるほど、彼の体は欲望に忠実な反応を見せていたのだ。ああ、気づいてるのかなー。気付いてないふりしてくれてるんだろうなぁ。中腰で歩きたい……。
「だって、花火部員なら、見てみたいでしょう?」
「ま、まあ見たいっすけど……危険っすよ」
俺の理性が
……!!!! 魂の叫びを何とか飲み込む。
「大丈夫よ。ほら、私、大人だから」
それはどっちの意味にとったらいいんすか! オレみたいなガキは対象外!? それとも自己責任で俺の暴走に付き合ってくれるんすか!? く、表情が読めない!
しかし、少年がお姉さまの魅惑的な誘惑と言いくるめに叶うわけがなく……。
「あの、もう勘弁してほしいッス」
数分後、少年はそんな情けない言葉を吐きながらフィリスを押し倒していた。理性が本能に負けたのだ。いや、彼も簡単には負けなかった。数々のエッチなトラップを、自分の代わりにフィリスが受けて彼女が裸になったりぬるぬるのローションまみれになったり自分の息子がついに限界を超えて自分の着る水着からはみ出しても我慢した。しかし、妖しい液体には勝てなかったのだ。
「ふふ、まあ、こんな行き止まり、誰も来ないでしょうし、大丈夫よ」
しかし、フィリスは容赦なく自分の理性を崩す言葉を投げかけてくる。この手を、彼女の体に伸ばし、触れたら最後。少年はもう、それを我慢できない……。そうだとわかっているのに、烈火は彼女の体に触れ。2人ぬるぬるになって夏をした。
大成功
🔵🔵🔵
久遠・翔
な、なんで俺がお姫様抱っこ状態に!?
友里さんど、どこに行くんっすかー!?と、迷宮の奥…と、いうか海水浴場の目立たない岩場の陰に隠れた砂浜に到着(なんかぬるぬるした大きいビーチマットが複数置いてある)
め、雌ウサギ達がなんでここに!?
えっ?ゆ、友里さん元々ここに来る予定って…一体何んむぅ!?(いきなりキスされ押し倒される、その際何か飲まされる)
い、一体何を…?
も、元からここでウサギ達と仲良く(意味深)するつもりだった…?
な、なんで俺まで巻き込ま…ひぃぅ!?(飲まされた媚薬で無理やり発情+UCが勝手に発動)
ウサギ達も友里さんもテンション上がりまくって、女だらけ(?)のプロレスごっこ(意味深)が開始
●暴性アラカルト。
「ひゃひっ! つめたっ!?」
久遠・翔(性別迷子・f00042)はなぜかおあつらえ向きにビーチの岩陰に敷かれたぬるぬるローションマットの上に押し倒されていた。
「ゆ、友里さん、なにをするっすk……んぐっ!」
強引に奪われる唇、立ち上がったり引き離そうとしても、体が滑ってうまくいかない。
「ふふふ、最初からここに来るつもりだったんだもーん!」
そっと翔から唇を離し、垂れそうな涎を拭いながら笑う友里。練習などでもしていたのか、ぬるぬる統べる上で上手に翔に乗っかっている。そして、彼女が指をパチンと鳴らせば、周囲の岩陰から更にたくさんの牝ダンジョン兔たちが……。
「え、え、友里さん、こ、これって……」
やばくないっすか!? と叫ぼうとするが、その唇は再び奪われる。そしてどんどん力を奪われていく。快楽に目がくらむ……。これから、どうなってしまうのか、想像もつかない……。
「それじゃあ皆。楽しい百合天国、しちゃおっかー!」
「うぇええええええーいっ!」
友里が煽れば、ウサギたちは持っている水鉄砲から大量の妖しい水をまき散らした。その後のことは、翔はほとんど何も覚えていない……。薄れゆく意識の中で、翔の誘惑力だけが強制UC発動により、増幅していった。
こうして、それぞれに熱く激しい夜を過ごし、迷宮の外に太陽が昇るころ、合コンは終了し、皆解散していくのであった。
大成功
🔵🔵🔵