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おいでませ、アルダワ蒸気温泉

#アルダワ魔法学園


●災魔御一行様
 時折、迷宮より侵攻を企てる災魔が出現したりするが、今も、上へと目指している災魔の一行が居た。
 ただ、いつもとは違うところがあり、この一行はとても地上へと攻め入ろうとしてる雰囲気ではないということだろうか?
「ふんふ~ん♪」
 鼻歌を歌いながら、歩みを進めているのはバニーみたいな恰好をした女性であり、温泉があると聞いて、じゃあ、そこに入ってみよう!と思い立って行動したのだが…。
 鼻歌を歌い、楽し気な気分であったが、ふと後ろを振り返れば自分に着いて来る集団。
 その集団は学ランにリーゼントといった出で立ちで、所謂ヤンキーといった恰好であり、そんな集団にどうしてだか自分に着いてくるのだろうかと首を傾げていた。
「姉御、どうかしやしたか?」
「う、ううん、なんでもない、わよ?」
(なんで私、姉御なんで呼ばれてるんだろ?)
 疑問符を浮かべながら歩いていたのが悪かったのか、バニーの女性が転んでしまうが、咄嗟に近くのヤンキーへと抱き着く様に手を伸ばし、すんでの所で転ぶのを回避する。
「おうっふっ!」
 抱き着かれた拍子にヤンキーの顔に女性の胸が押し付けられて変な声をあげるヤンキー。
 彼女はまだ気づいていなかった、ヤンキー達は自分のラッキースケベによって魅了よろしく着いてきてるのだと…。

●いちおー、災魔の侵攻なんですよ?
「ええとー?アルダワで災魔ことオブリビオンが侵攻?してくるらしいよ?」
 どこか自信なさそうに語っているのは、ユキノ・サーメッティア(空白・f00911)であった。
 ユキノの話のよると、バニーの恰好をした女性が、ツッパリヤンキー達を引き連れて温泉施設へとやってきているそうと言うことだった。
「でもねー、どうもねー、予知で見た限りじゃ、単なる温泉旅行にしか見えなかったんだよね…」
 それが災魔もオブリビオンも関係がない、ただの温泉旅行なら別にいいのだろうが、引き連れているヤンキーの圧も強いし、なにより、オブリビオンがその地の人達に出会ったらと思えば、放置するわけにもいかないだろう。
 しかし、オブリビオンでも癒されたいと思うときがあるのだろーか?


にゃんさん。
 逆侵攻というか、日帰り温泉旅行に来てるかのような災魔一行なお話なのですよ。
 とはいえ、ツッパリがお伴なので一般の人には威圧感が強すぎますが。

 一章はお伴のツッパリ達ですよー。

 無自覚なえちぃおねーさんに着いてきちゃったある意味で憐れなツッパリ達です。
 そこまで強くはないけど、数だけはそれなりに居たりします(それだけ着いて来たとも言いますが)

 二章はツッパリ達を望んだわけでもなく引っ張ってきちゃったバニーな女性。

 ツッパリ達がいる間は守られている状態なのか、一章の間で出張ってくることはないよ。
 本人、えっちなのはいけません!と言ったりしてますが、実は結構…、だったりする。
 なので迂闊に手をだしたら、逆にやられてしまうかも?
(ぼかすぐらいのならともかく、あまりに直接的表現はNGですからねー?)

 三章では蒸気温泉に入れますよ。

 戦闘などで疲れた身体を癒したりするといいでしょう。
(ユキノは三章で温泉に浸かってたりしてますが、特に絡みが無ければ描写はされません)
 温泉施設内では、公共序列に反するような恰好はダメですからね!
(基本、水着かタオルを着用ってことで)
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第1章 集団戦 『ツッパリヤンキー』

POW   :    角材アタック
【手にした角材】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ヤンキー増援部隊
自身が戦闘で瀕死になると【Lv×3体の、増援のツッパリヤンキー】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    メンチビーム
【ガニ股でしゃがみ込んで】から【威圧感を込めた視線】を放ち、【気の弱い相手であれば、怯えさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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時雨・舞姫
※アドリブ・他キャラとの連携可
「バニーとな? そう聞いた以上、放ってはおけまい」
温泉はどうするか決めておらぬが、バニーを拝む道筋のお膳立てくらいはしてみるか。

【迷彩】で気付かれにくくした上で、可能な限りの奇襲を狙ってヤンキー達との相対距離を詰めるべく接近。
白兵戦を仕掛けられる距離になった時点か、バニーやヤンキーがこちらに気付いた時点で接敵したものとし、バトルキャラクターズを発動。
敵がビームを仕掛けたり増援部隊を呼ぶことも念頭に物量戦・各個撃破によるヤンキーの破砕を敢行する。
原則として戦闘そのものはキャラクターズに任せるものとするが、その数が尽きた時点で【時間稼ぎ】を利用して撤退する。


ベルカ・スノードロップ
さて、露払いと行きましょう

[プラトニック・チェイン]で、手を狙い【武器落とし】
そのまま、【ロープワーク】の応用で、その武器を【盗み】
振り回して【吹き飛ばし】てしまいましょう

そうしてから【全力魔法】で《選択UC》による闇属性の槍召喚
【誘導弾】も乗せたうえで
【スナイパー】で狙いの精度を高めて
【投擲】【槍投げ】で、闇属性の槍を嗾けて
【傷口をえぐる】ように【串刺し】にしていきます

串刺しにしたら、雷属性の通常攻撃(【属性攻撃】)
串刺しにした後に【全力魔法】で雷属性の魔法攻撃(【属性攻撃】)
ここまでを【範囲攻撃】で敵全体に執行

敵の動きを【見切り】攻撃と回避を行いますよ



 迷宮内を走る蒸気を使用して作られた温泉の施設へと進んでいく災魔の集団。
 その集団のほぼ全ての者達の出で立ちはどう見ても不良のそれであり、圧を感じないなどとは無理なことであろう。

 そんな一行の前へ立ちはだかるようにして、ベルカ・スノードロップ(聖浄なる森の博愛聖者・f10622)が現れた。
「なんだおめぇ?…そこをどいてくれねぇかねぇ?」
 そんなベルカに対して、極力は丁寧な言葉使いをしようとしたようであるが、柄の悪さが滲み出るように威圧感を込めた視線をベルカに向けて威嚇するヤンキー達。
「さて、露払いと行きましょう」
 ヤンキー達からの威嚇も意に反さずに、ベルカは淡々と処理すると宣言したのであった。

 ベルカの持つプラトニック・チェイン、黒と銀が編まれた鎖が縦横に飛び交いながら、その鎖がヤンキー達の手を強かに打ちつけて手に持つ角材を叩き落とすと、ベルカは鎖っを操って、落ちた角材を拾い上げていった。
「何しやがる!返しやがれっ!」
「そんな風に強く言わなくてもお返し致しますよ?」
 持っていた角材を叩き落とされ、丸腰にされたヤンキー達が吠えるようにベルカを睨みつけるが、ベルカはその声も睨みも受け流しながら、角材を絡ませた鎖を振り回して周囲のヤンキー達にぶつけるようにして吹き飛ばしていった。

「こ、こんなことして…ただじゃあおかねぇ、ぞ…?」
 吹き飛ばされて床へと横たわってる状態ながら、まだまだ強きの声を上げるが、見上げたベルカの頭上に優に100を超える闇で出来た槍が形成されてるいるのを見て、その闇色の槍が何処に、誰に向けられるのか?と、そんなことを思ったようである。
 そしてその考えは正しいのだと、ベルカは闇の槍をヤンキー達に向けて解き放った。
『――我が夜の血に応え、顕現し、貫き穿て、夜王の槍』
 解き放たれた闇の槍は一斉にヤンキー達へと殺到し、横たわった者には起き上がらせないに床へと縫い付け、吹き飛ばされなかった者達も向かって来る槍から逃げようとするが、追随するようにしてその身体を貫いて縫い付けていった。
 床や壁に縫い付けられたヤンキー達に向けて、トドメとなるようにベルカは雷を落とすのであった。
「「「ぐぎゃぁぁあああぁぁあぁぁ!!」」」
 雷が落ちた後には、黒炭になったかのようなヤンキー達が横たわっていたのだった。

 ベルカの所業に残ったヤンキー達は仲間を呼んだのだが、増援として進み出たヤンキー達の前に突如として10体程の人型をした何かがすぐ目の前に佇んでいた。
 その人型は隠れるようにして近づいていた時雨・舞姫(逢魔時の皇帝・f00162)が呼び出したキャラクターズであり、ベルカに気を取られていたことで近づくのも容易だったようでる。
「バニーとな? そう聞いた以上、放ってはおけまい」
 温泉よりもバニーを見に来たとも取れるような事を言う舞姫。
「はぁ?…お前何言っでべっ!」
 舞姫の発言に気を取られ、何言ってるのかと質問しようとしたところにキャラクターズからのアッパーが綺麗に顎に入って殴り飛ばされるヤンキー。
 喋ってる途中だったからか舌を噛み切るという不運も重なったようで、起き上がることはなかった。

 中に舞わされたヤンキーが引鉄になったのかは分からないが、そこからキャラクターズとヤンキー達の大乱闘が始まったのだった。
 大乱闘とはいえ、舞姫の呼び出したキャラクターズは堅実な戦いをしており、一人一人、確実に相手の戦力を削って行っていた。
「さて、バニーはこの中にいるのだろうかね?」
 そんな中で舞姫は戦闘はキャラクターズに任せながら、ヤンキー達の中にいるバニーの女性を探してみたようであるが、ヤンキー達は黒い学ランを着ており、バニーな女性も黒っぽい物を着てるのいるのか、全体的に黒い集団をパっと見た限りでは見つけることは出来なかったようである。

 元々物量戦を念頭として堅実に戦っていたキャラクターズではあるが、ヤンキー達の数は多く、一体、また一体と確実にその数を減らしていっていき。
「さぁ、この落とし前ってやつを…あ?」
 ついには最後の一体が倒れてヤンキー達が舞姫の方に顔を向けると、そこに舞姫の姿はすでになかった。

 なかなかの数のヤンキー達を倒したようであるが、倒したのはまだ一角であり、バニーの女性は結構な人数を引き連れていたようである。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・支援・共闘を可能な範囲で

ベルカ・スノードロップ(f10622)と共闘

『フェアリーランド』の壺の中から周囲の警戒をしながら気を付けます♪
『クリスタライズ』で姿を隠しながら緊急回避には『月世界の英霊』で空間飛翔をして避けます☆彡
メンチビームには『月霊覚醒』で封印してみます♪

『神罰の聖矢』で聖攻撃を『エレメンタル・ピクシィーズ』で風(雷)の属性攻撃を仕掛けます☆彡
猟兵には『祝聖嬢なる光輝精』で治し『シンフォニック・メディカルヒール』で癒します♪

<祈り/歌唱/鼓舞/オーラ防御/属性攻撃/勇気/第六感/手をつなぐ>を使用

「楽しいですか? お友達いますか? 大丈夫ですか?☆彡」


ベルカ・スノードロップ
増援をお願いしたら応じて頂けましたので再出撃
ティファーナ(f02580)さんと共闘

《選択UC》で召喚するのは、ガンランス(重機槍)

【誘導弾】【スナイパー】で狙いの精度を高めた《乱撃追尾》
【投擲】【槍投げ】で、重機槍を嗾け
ここは《挿射》を用いて確実に【串刺し】です

「たっぷりと、ご馳走して差し上げますよ♪」
串刺しにした後、重機槍の銃口から闇属性の魔弾を【零距離射撃】【全力魔法】【属性攻撃】
更に【クイックドロウ】で連射
内側から壊しますね

有名なロボアニメの真似事です
まぁ、そのシーンはロングバレル銃でしたけど

「それにしても、ティファーナさん。
笑顔でそのセリフは、ヤンキーたちには効きそうですね……?」



 先程、幾人かのヤンキー達を黒炭に変えたベルカ・スノードロップ(聖浄なる森の博愛聖者・f10622)がもう一度手を掲げると、ヤンキー達は揃って一歩後ずさった。
 慄いているヤンキー達を見据えて、闇の槍を呼び出す言葉を紡ぐベルカ。
『――我が夜の血に応え、顕現し、貫き穿て、夜王の槍』
 しかし、今度ベルカの側へと召喚されたものは、先のような闇の槍ではなく、重機槍―ガンランスと呼ばれる代物であった。

 細身の槍ではなく、重機槍を呼び出したベルカに対して、ヤンキー達は負けじとガニ股で座りこんで威圧感たっぷりの顔でベルカを睨みつけた。
 しかし、ベルカのガンランスとヤンキーの睨み、実体がある物と無い物の勝負では火を見るより明らかであろう。
『狙い撃ち、させてもらいますよ』
 ベルカはヤンキーの睨みなど知ったことではないとガンランスから一斉に火を噴かせていく。

 そんな風にして、ベルカの姿に注視していたヤンキー達は気づかなかった…、そこに今までなかった壺がいつの間にか鎮座していたのを…。
「う~ん?大丈夫そうかな~?☆彡 」
 その壺の中に隠れながら周りを警戒しながら窺っていた祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)は自分への注意が来ないことを確認すると壺から出てきて自分の姿を見えなくする。
『身体も貴方も水晶の様に透明に…』
 そうしてティファーナが姿を消すと、まだベルカの攻撃が届いてないヤンキー達の合間を縫うようにして移動する。

「うわっと!もう、危ないね!☆彡」
 姿を消していたことで、相手からは認識はされていなかったが、それでも流れ弾的のようにヤンキーの睨みがティファーナに向かいそうになるが、その軌道を察知したティファーナはその睨みに逆に月を仕掛けていく。
『月は眼醒めた… 其の総ては庇護と加護と祝福を絶たれる…☆』
「…?なんだ?月…?」
 何もない空間から突然に月が飛びこみ受けたことで、訝しむヤンキーであったが、その出処に目を向けてるとそこにティファーナが居ることを初めて認識することになった。
 姿を消していたティファーナであったが、消している間は疲れが溜まっていき、疲労を蓄積させながら別のUCを使ったことで姿を消すことへの維持が難しくなったせいで見えるようになっていたようである。 
「…新手か?!」
 ティファーナの姿を確認したヤンキーは新手の敵だと睨みつけるが、先に月を受けていたことでその睨みもうまく行かずに、ティファーナは睨みがうまく出来なくなったヤンキーの姿を横目に悠々としたように言葉を紡ぐ。
「それじゃあ、バイバ~イ、だよ!☆彡」
『世界を巡りし英霊よ… 蘇ノ能力を現わせ…!☆』
 そうしてティファーナから紡がれた言葉によって、ティファーナをベルカの元へと一瞬で移動させたのであった。

 ベルカの元へと移動したことで、ベルカと相対していたヤンキー達にティファーナの姿を見せることになりそうであったが、ベルカの砲撃に曝されていたヤンキー達にはそんな余裕には無かったようである。
「うわぁ、大変だねぇ~、キミたちー☆彡」
 他人事のようにヤンキー達の様子を眺めたティファーナであったが、砲撃を避けようとしても、まるで何処に居るのかわかってるかのように着いてくる砲撃に、返す余裕すら無く、その砲撃も止まるころにはヤンキー達は半数も残っていなかった。
『体内に直接撃ち込んであげます。たっぷりと、です』
 とはいえ、ベルカの攻撃が終わったという訳でもなく、ベルカは重機槍を揃えると、一斉にヤンキー達へと嗾けた。
 重そうな槍に見えそうながら、飛んでくる速度はなかなかに速く、その重機槍の先はヤンキー達へと突き刺さっていく。

「じゃあ、ボクも続くよ~!☆彡」
 一連を見ていたティファーナは続け!と言わんばかりに追撃をヤンキー達へと仕掛ける。
『歌唱う、我らが精霊・聖霊・月霊よ♪ 歌い、踊り、唄い、舞踏れ♪ 素ノ源ヨリ来タレリ…』
 祈りを込めて歌うように言葉を紡ぐと、ティファーナの周囲に渦巻きながらバチバチと放電する沢山の矢が形成されていき、ティファーナはその矢をヤンキー達へと飛ばしていった。
「楽しいですか? お友達いますか? 大丈夫ですか?☆彡」
 矢の雨を降らしながら、空を飛び交いながら歌うように紡がれた詩は、そのティファーナの楽しそうな様子とはかけ離れた内容であり、その詩はヤンキー達の心を確実に抉っていたのであった。

 ティファーナの詩を聞きながらベルカは飛ばした槍を突き刺したまま、零距離で砲撃させる。
「たっぷりと、ご馳走して差し上げますよ♪」
 降り注ぐ風と雷の矢の雨の中、それに合わせたかのように突き刺さった槍の穂先が熱を持ち始めると、その次に何が起こるのかと気づいたヤンキーがやめろと言うより早く、槍の穂先が爆発した。
 槍の穂先の零距離での砲撃はかなりの爆発だったようで、槍の中程から先が消失しているほどであった。

「それにしても、ティファーナさん。笑顔でそのセリフは、ヤンキーたちには効きそうですね……?」
 そう言ってヤンキーの方を見るベルカであったが、そのヤンキーのリーゼントっぽい髪型がへにょってしてるように見えたとか。
 仲間もお友達とも言えるもしれないが、色香に惑わされたと見たのならば、同じ穴の狢、とも言えるかもしれないが。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

シル・ウィンディア
え、ええと…
お兄さんたちこんなところで何してるの?

そんな怖い顔してたら、逃げられちゃうよ?

いいつつ、【空中戦】で飛び回って
【残像】を生み出して【フェイント】で撹乱機動を行うよ
ジグザグ、急加減速など捕まらないように移動だね

敵UCは【第六感】を信じて行動を【見切り】で回避
被弾しそうな時は
体の周囲を覆った【オーラ防御】で防いで
集中している場所があれば
右腕部分の可変式攻防光盾で【盾受け】

攻撃は二刀流の光刃剣で機動戦を仕掛けつつ
【フェイント】を織り交ぜて【二回攻撃】
【属性攻撃】で炎属性を付与した光刃剣で攻撃するけど
髪、燃えないかな?

隙を見つけたら
【高速詠唱】でのUC
属性は氷嵐
…纏めて頭冷そっか


久遠・翔
アドリブ・連携可

逆侵攻の話を聞いたんっすけど…なんか変な集団になってないっすかコレ?
と、ともかくヤンキー達倒さないと!(ぶちっ!)


ぶちっ?
ちょっ!?なんで晒が破けているんっすか!?(UC勝手に発動、その影響で晒が破れGカップの胸が開放され服がぴっちぴちになる)

くっ…し、仕方ない…このまま戦うっす…よ?
あれ?なんでヤンキーの人達何か察したかのような顔しているんっすか…?
と、ともかく攻撃を…

そこから先はUCの影響で
何も無い所で転倒しヤンキーの顔を胸で包んで窒息
何故かずれたズボンに引っかかり下半身下着でヤンキーの顔に突っ込み窒息
首に足を巻きつけ締上げ窒息

色々駆使しますが
何故か満足げな顔で昇天ヤンキー


村雨・ベル
バニーの魅力に鼻の下を伸ばすとか何と言うあれなヤンキー達
いえ……嫌いじゃないですが!

好みがわかっているならそれを利用しない手はないかな
こちらもバニーガール姿で、へっぴり腰のドジっ子アピールいきますよ
最初から最後まで誰かの背に隠れるレベルのこそこそぶりで行動
狙いは彼らが性的な目で私を見る事

わざとらしいよりも自然なドジっ娘のお色気が好みのようですし
ばっちり演技しちゃいますよ

はわわわ……ごめんなさい そこをどいてくださぁい
などとわざと転び、胸元ぽよよんとお色気アピールで誘惑

性的な目で見た瞬間、UC『色欲封じの鉄鎖』で全員御用です
トドメに鎖に雷属性追加してシビれてもらいましょ~

アドリブ・連携等おまかせ



「バニーな魅力に鼻の下を伸ばすとか何と言うアレなヤンキー達…」
 いえ……嫌いではないですが!
 何か副音声が聞こえてきそうな台詞を発する村雨・ベル(いすゞのエルフ錬金術士・謎の村雨嬢・f03157)の出で立ちはバニーガール姿であった。
「逆侵攻って話を聞いたんっすけど…なんか変な集団になってないっすかコレ?」
 バニースーツのベルとは違い、久遠・翔(性別迷子・f00042)かっちりと着込んでいたのであった。
「と、ともかくヤンキー達倒さないと!」
 変な集団だなと思いつつもそれでも倒すべき相手なのだと翔が言い終わるかどうかのタイミングでぶちっ!っと何かが裂けたような音が辺りに響き渡った。
(((ぶちっ?)))
 その場にいた全員が、その音の発生源を視線よ寄越す。
「あ、あの…翔…さん?」
 ベルがおずおずと言ったように翔の胸元へと指を向けて、その指の先へと翔が視線を向けると、晒で隠されていた翔の豊満なソレが自由になっているのを見つけてしまった。
「ちょっ!?なんで晒が破けているんっすか!?」
 抑えていた物(本人談でGカップ)が解放されたせいで、かっちりと着込んでいた服が伸ばされてぴちぴちになってしまい、釦が辛うじて頑張っている!な状態になってしまっていた。
「いいもん見させてもらったわぁ」
 目の前で晒が破けて立派な物がお目見えするという事態に翔に向けてニヤニヤとした表情を浮かべるヤンキー達。
「こっちのねーちゃんも結構な物持ってるよなぁ?」
 そのいやらしそうな視線はバニーガール姿のベルにも向けられており、その視線から逃れるようにベルはシル・ウィンディア(光刃の精霊術士・f03964)の後ろへと隠れるようにこそこそとし始めた。
「え、ええと…、お兄さんたちこんなところで何してるの?そんな怖い顔してたら、逃げられちゃうよ?」
 ベルが背後に回ってきてはいたが、シルはヤンキー達へと語りかけながら中空へと飛びあがっていく。
 怖い顔というが、先の2人のせいでデレッてした顔になっているのだが…まぁ、そのような顔で見られる人によっては怖い顔なのだろう。
 鼻の下伸ばさせたからか、先に仲間が散々打ちのめされたという事実もすっぽりと抜け落ちたようでもあるけれど…。

 Gのそれが自由になったとはいえ、やることは変わらないと翔は戦闘の体勢を取ったのだが。
「くっ…し、仕方ない…このまま戦うっす…よ?」
 破けたのなら仕方ないと、そのまま攻撃に移ろうとした翔であったが、ヤンキー達の顔には何かを期待するような、分かってるよ、みたいな顔をしていたことに、何故そのような表情を浮かべてるのだと疑問を浮かべたものの、とにかく攻撃を仕掛けるのであった。

 ヤンキー達へと攻撃を加えようと走りだした翔であったが、何故だか何もない空間に足を取られて転んでしまうのだが…。
 転んだ拍子に一人のヤンキーを巻きこみっで下に敷いてしまうのだが、その際にヤンキーの顔を胸に埋めてしままっていた。
 そんな翔に思わず敵であるヤンキーも助け起こそうと手を伸ばしてきたのであった。
 …単純に下敷きになったおかげで顔に胸を押し付けられて羨ましいという理由で翔を起こそうとしただけのようであったが。
「あ、すまないっすよ…」
 そのヤンキーの行動に思わず感謝の言葉を発しながら手を取る翔であったが、しかし、その手を取った翔であるが、更なる不運に見舞われる。
 倒れたときにズボンがずり落ちており、手を取って立ち上がろうとしたがずり落ちたズボンが引っ掛かって助け起こそうとしたヤンキーは先のヤンキーの二の舞になっていた。
 そして、先に下敷きにされたヤンキーの目の前にはズボンがずり落ちたせいでそのズボンの下にある物が目に写しだされていた。
「…ごっふっ!」
 胸に圧されて、目の前いっぱいにズボンの下の光景を目撃したことで許容量を超えたのか、鼻から赤い噴水を吹き出したヤンキー。
 その姿を見て、ある意味で末代までの恥のようなやられ方をするとヤンキー達は戦慄したのであった。
 なお、赤い噴水をしたヤンキーの顔は非常に安らかな顔であった。

 翔が不本意なことになってる間、ベルはヤンキー達からのデレデレとした視線を受けていた。
 こそこそとしてるようにしてるとはいえ、出る所は出て引っ込む所は引っ込んでいるベルのバニーガール姿ではヤンキー達が鼻の下を伸ばしながらじろじろと見られるものであろう。
 そんな視線から逃れようと動いていると、ベルが進む先にヤンキーが立っていたが、ベルは止まらずに声をかける。
「はわわわ……ごめんなさい そこをどいてくださぁい」
 そう、声をかけたベルであったが、避けるのには間に合わず、巻き込むようにして転んでしまうのであった。
「あわわわ…ご、ごめんなさいっ」
 押し倒したような恰好になったことで、慌てて腕を立てて謝罪の言葉を発するが、その際にベルの胸元がぽよんと揺れた。
 その揺れを見たヤンキー達は、思わずその震源地へと食い入るように見るが、その性的な視線、それこそがベルの狙いであった。

 ベルの今までの行動はヤンキー達の琴線に引っ掛かるような演技であり、バニーの恰好も嗜好が分かってるのならばそれを利用してやろうという姿だったである。
 バニーガールの恰好をしたおかげで、実際に少なくない人数の視線を集められ、トドメとばかりに胸元を揺らすお色気サービスによって性的に見られることに成功したのであった。
『拘束制御漆式封印術式・目標を『色欲』に限定し発動承認!』
 ヤンキー達からの性的な視線を向けられた瞬間にベルはヤンキー達を御用するための鎖を召喚する。
 ベルを見ていたヤンキー達はその鎖への反応が遅れてぐるぐる巻きにされて行ったのだった。
「そんな目でジロジロ見ちゃったら御用ですよ?じゃあ、シビれてもらいましょー」
 そう言って、ベルはぐるぐる巻きにした鎖に、雷の走らせ、痺れさせていくのであった。

 ラッキースケベしてたり、自分に視線を向けるために絶賛演技中の中で、重さを感じないかのように空を舞うようにして空中を動き回るシル。
 そんなシルへと向けて角材が振り回されたりするが、その角材はシルの残像であり、さらにシルはフェイントを巧みに混ぜながら攪乱する軌道を取って当たらない最小の動きで攻撃を避けていく。
 さらにはジグザグだったりと、急加速減速もしたりで狙いをつけにくくしていた。
 ヤンキー達は男としての性なのか、他の2人の事が気になってるかのようにチラリとそちらに顔を向けたりするおかげで、シルへの攻撃は非常に甘い物になっていたことも避けやすい要因であったのだろう。
 …まだ11歳であるシルに鼻の下を伸ばして見るような輩がいたらそれはそれでそいつはヤバイ奴で確かであるが。
 そんな男の性のことなど知らずに両の手に持った『エレメンティア』に炎を纏わせると、余所見していたヤンキーの一人へと斬りつけた。
「うおっ!」
 余所見をしていたが、直前に気づいてのけ反るように避けたのだが、頭の髪はその刃を避けきれなかったらしく、先がすっぱり落とされるとの同時にパチパチと髪に火が点いていた。
 その上、二刀の刃の一刀目を避けただけに過ぎず、続く二撃目は崩した体勢ゆえに避けることも出来なかった。
「おおぉぉう!!?頭が!髪が?鬼かお前は!?」
 髪に火が点いたうえで斬り捨てられた仲間の姿に悲痛な叫びを上げるヤンキー達の姿はシルには十分な隙にしか見えず、そして、その隙はシルに好機を与えるには十分であった。

 シルの背後にかつての戦いで学び、それを自身への糧とした模倣された12本の毘沙門刀を展開させると、その内の一振りに宿らせた氷の力を嵐として解き放つ。
 天変地異の如き吹きすさぶ氷の嵐はシルを相手に隙をさらした者も、安らかな顔で倒れている輩も、鎖でぐるぐるに巻かれた輩も巻き込んでいき、そこにヤンキー達の氷像を作りだしていった。
「…纏めて頭冷やそっか」
 あっ、ハイ。
 思わずそう言ってしまいそうな言葉を発するシル。
「あ、でもシルさん…」
「もう、頭を冷やすのが必要な輩は居ないみたいよ?」
 翔とベルに言われて辺りを見回すと、ヤンキーの氷像があるだけでもうツッパリヤンキー達の姿はなかった。
 いつの間にかヤンキー達を殲滅していたようである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『蜜うさぎリーダー』

POW   :    うさぴょん拳法
【仲間に騙されて教えてもらった護身術による】【色っぽい動きが所々で入る打撃技や】【妙に体を密着させるような組技】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD   :    因果変転の術
完全な脱力状態でユーベルコードを受けると、それを無効化して【セクシーなハプニングによる被害に変換して】から排出する。失敗すると被害は2倍。
WIZ   :    えっちなことはいけません!
【無自覚に放つ、相手を誘惑するような雰囲気】が命中した対象にルールを宣告し、破ったらダメージを与える。簡単に守れるルールほど威力が高い。
👑11
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「あ、あれ?やっと静かになった…?」
 ツッパリヤンキー達との戦闘中、激しい音に戦々恐々としていたバニーのような女性がひょっこりと顔を出してきた。

 その女性は辺りをキョロキョロと見回すと、こちらへと尋ねて来た。
「ええと…なんか怖い集団の人達知りませんかね…?」
 その怖い集団というのは先のツッパリヤンキー達のことなのだろうが、既にその集団は殲滅済みであるのだが…。
「あ!もしかして…あなた方が倒したんですか?」
「あの、もしかしなくても私…も?」
 そうでなければいいな~と希望的なことを言うバニーの女性であるが、残念ながらオブリビオンである以上は対峙するしかなのだろう。

「うぅ、温泉入りたいだけなのに…」
 やっぱり、単純に温泉に入りたいだけなのだろーか?
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・支援・共闘は可能な範囲で

因果変転の術やえっちなことはいけません!にティファーナの恰好で効果があるか分からないけれども『クリスタライズ』で姿を隠して『月霊覚醒』で封印できそうなUCを封印してみます☆彡
敵の攻撃に『月世界の英霊』で緊急回避します♪
猟兵には『祝聖嬢なる光輝精』で治し、『シンフォニック・メディカルヒール』で状態異常を癒します☆彡
隙を見て『神罰の聖矢』で聖攻撃を『エレメンタル・ピクシィーズ』で風(雷)の属性を仕掛けます♪

『フェアリーランド』の壺の中から常に警戒してもらいます☆彡
<祈り/鼓舞/歌唱/オーラ防御/勇気/属性攻撃/第六感/手をつなぐ/優しさ>を使用♪


村雨・ベル
蜜ウサギちゃん……これもまた人生をなのですよ〜

そちらもバニーガールならこちらもバニーガールでいきますよ!

温泉入りたいだけ、わかります…ですが私達も仕事ですもので諦めてくださいね?
ええと、温泉饅頭お土産に持ってきたんで一緒にたべますか?
飲み物も牛乳瓶用意しましたしさあさあどうぞ

などと友好的に最期の時を過ごしてもらいましょう
私としては至近距離からの魔眼覚醒で、スリーサイズ測定で忙しいので
後の細かいこと()は皆に丸投げよ!


久遠・翔
うぅ…なんか転びすぎて服が変な感じに…おや?(敵とばったり遭遇)
えっと…あのー…質問いいっすか?

もしかして温泉に入りたいだけなんじゃないっすか?

多分そうだと答えが来る…んだけど、なんで俺の体凝視しているんっすか恥ずかしいんっすけど…
えっ、あっ手伝ってくれるんっすか?わざわざどうも…っ!?(服が絡みずっこけバニー巻き込んでくんずほぐれず状態に)

ちょっ、まっ…変なとこで喋っちゃ…んむぅー!?
自分もバニーの至る所に顔埋めてしまい
UC発動の掛け声かけるとバニーを使役獣としますが…あんまり変わってない…?

なんとか桃色絡み状態から回復します
そしてバニーにオブリビオンでなく使役獣なら温泉は入れると伝えます



 おどおどしてる姿は、どことなく気弱そうに見えるバニー姿の女性こと蜜うさぎリーダー。
 今もなお、猟兵達を前にしてプルプルしながら目に涙を浮かべて泣きだしそうであった。
 そんな蜜うさぎの様子を祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)が警戒するよう壺の中に隠れながら眺めていた。
 そこへ、村雨・ベル(いすゞのエルフ錬金術士・謎の村雨嬢・f03157)が蜜うさぎの元へと進みでると、蜜うさぎに優しく語りかけた。
「ええと、温泉饅頭お土産に持ってきたんで一緒に食べますか?」
 蜜うさぎもベルがバニーの恰好をしてるからか、ベルが近づいても泣いたり逃げだすようなこともなく、ベルが差しだしてきた饅頭にへと注いでいたのだった。
「飲み物も牛乳瓶用意しましたし、さあさあどうぞ」
 饅頭だけでなく、瓶に入った牛乳も出されたことで、おずおずと蜜うさぎは饅頭と牛乳を受け取り、もぐもぐ、コクコク、と咀嚼していく。
 蜜うさぎの緊張を解すようなベルの行動であったが、ただ、その行動は小動物を懐かせようとしてるような光景のようとも見えたかもしれない。

「うぅ…なんか転びすぎて服が変な感じに…おや?」
 蜜うさぎがもぐもぐしてるところへ、どうしたら服がそうなるのか?と聞きたくなるような恰好になっている久遠・翔(性別迷子・f00042)が目の前に現れたのだった。
「ほぁー…」
 目の前へと現れた翔を呆けたような顔でうさぎは見つめていたが、翔はそれに気づかずに聞きてみようとしてる事を質問してみることにして。
「えっと…あのー…質問いいっすか?」
「いやぁ、おっき…え!?な、なにかな!?」
 どうやら、蜜うさぎは翔の立派な一部分を凝視していたようであるが、声をかけられたことで慌てたような返事になってしまったようである。
「どうしたっすか?…もしかして温泉に入りたいだけなんじゃないっすか?」
 その慌てぶりに翔は首を傾げたが、それよりもこちらの方が先だと、質問を投げかける。
 聞いてはみたが、この質問には肯定の答えが返ってくるのだろうと翔は確信に近い思いを抱いてはいたのだが…。
「え?うん、温泉入りたいだけだよ?」
 苦笑いを浮かべながら、翔が思ってた通りの答えを返す蜜うさぎ
「私ドジだから、そのせいで他の子に迷惑かけちゃってるし…」
「それで色々あって疲れちゃって…温泉入ったら、スッキリするかなぁって」
 入りたいだけなのかという質問に肯定の返事だけでなく、そう思った理由まで語られたのだった。
(余談だが、ドジ=ラッキースケベのようで、それを受けて迷惑と感じた者は居なかったようである)
「えっと…私からも質問いい?」
 質問に答えたのだから、自分も質問していいかな?と蜜うさぎは翔へと逆に聞き返す。
「どーしたら、服がそうなるの?」
 翔の返事も待たずに、気になっていたことを聞く蜜うさぎ、そう思うのも仕方なく、今の翔の服の着方は『前衛的』と言える恰好であったのだ。
「あ…いや、これは転んじゃったからっすけど…」
「そう、なの?戻すのなら手伝うよ?」
 転んで服が変な着方になったと聞いて、自分と同じことあるなーと親近感を覚えたのか、服装を戻す手伝いを申し出る蜜うさぎであった。
「え、あっ、手伝ってくれるんすか?わざわざどうも…っ!?」
 直してくれるのならありがたいと、蜜うさぎに近づこうとした翔であったが、ここで翔の気質が悪戯を引き起こす。
 翔は、着崩れを起してる服に足を取られ、ちょうど目の前にいた蜜うさぎを巻きこみ、蜜うさぎの顔を翔の大きなソレの下に敷く様にして転んでしまう。
「んむぅー!?ふむむー!!」
 ただ、いつもの事とは違い、巻き込まれたのは翔と同じ気質を持っているということであり、上書きしあうように悪戯が引き起こされる。
 蜜うさぎは自分の顔に乗っているソレをどかそうと思わずそこに手を伸ばすが、そうすればおのずと掴むことになるのは当然。
「ちょっ、まっ…変なとこで喋っちゃ…ひぅ!?」
 声を上げられたことで起きる空気の振動が密着してる部分よりダイレクトに伝わり、こそばゆいと感じた所に蜜うさぎの伸ばされた手によってそこを掴まれ、翔は思わず身を起して下がるのだった。
 翔が身を起こしたことで、蜜うさぎも勢いよく起き上がろうとすると、今度は翔の顔跨るようにして巻きこみ転ぶ。
「んんむぅー!?」
 二人が慌てれば慌てるほどに互いの服も身体も絡み合い、さらに互いの微妙な所を密着させてしまう。
 どうやら、ラッキースケベとラッキースケベが合わさり、相乗効果を発揮したようである。

「うわぁ…すごいことになってるねっ☆彡」
 壺の中で警戒していたティファーナだが、二人の絡み合いを前にして、覆い隠すように自分の目を隠してしまうのだった。

『お、お願いだからもう落ち着くっすよー!?』
 今の状態から抜けだそうと、腕を伸ばした翔だが、伸ばした腕の先は蜜うさぎの身体をふにょん、と掴んでしまう。
「うあっ…す、すまないっす!」
 掴んだ場所から手をどけようとしたが、手が引っ掛かってしまっていたのか、手が離れていくと同時に蜜うさぎの服からビリッっと破けるような音が響いた。
 …翔の無意識の魅了は、蜜うさぎの服が破けるといったハプニングによって霧散させられたようである。
「ひぃやあああああーー!!?」
 蜜うさぎの衣服から破ける音がでたことで、そこからまろび出てしまいそうなのを蜜うさぎは咄嗟に隠すのだった。

「いい加減に落ち着きなさーい!☆彡」
 二人のあまりの慌てぶりに、ティファーナも飛び出してしまい、二人の頭上を飛び回りながら落ち着く様にと、祈りを捧げるような優しく、それでいて力強さも感じる歌唄を聞かせた。
 ティファーナの歌唄を聞いたことで、好転しない事態に混乱しかけていた二人もようやく落ち着いたらしく、互い、冷静になったおかげで絡み合う状態から脱すことができたのであった。
「やっぱり、慌てると碌なことにならないよね…ベル?☆彡」
 二人が離れられたことに安堵するティファーナだったが、なぜかここまで静かにしているベルが気になってそちらを見てみると…。
 ティファーナが見たベルはものすごい熱を籠った目で蜜うさぎを凝視していた。
「え?あぁ、温泉入りたいだけ、わかります」
 なぜだか、タイミングがずれたことをいうベルであったが、それもそのはずで、お饅頭をもぐもぐしてる所から、ジーッと蜜うさぎへと熱視線を注いでいたのである。
 見ることに忙しくしてて、話をよく聞いていなかったのだ。
 翔との絡み合いで蜜うさぎがその視線に気づかったのは、幸いと言うべきか、それとも不幸と言うべきなのか…。
「ですが私達も仕事ですので諦めてくださいね?」
 そんな事をいいながらも、ベルは蜜うさぎを見つめることをやめない。
「ふぇ!?やや、やっぱりっ!」
 結局、自分を始末する気だったんだ!と、ここにきてようやく戦闘体勢を取る蜜うさぎであったが、翔とは先ほどのおかげで気恥しい、ベルとはスリーサイズ測定♪なんて声をうさ耳が拾っちゃったしで色んな意味で怖すぎるし、その視線にさらされてると妙な気分になってきそうだしで、必然的にティファーナの方へと向き直るのであった。

 蜜うさぎはティファーナの恰好を見て一言。
『えっちなのはいけません!』
 蜜うさぎ自身の恰好が破けたことでかなり際どいことになってることを棚に上げてそう宣言したのだが、ティファーナの恰好は普段着であるので、それをティファーナ本人がえっちと感じるとまではいかないだろう。
 そもそもとして転移することでそれを受けること自体を避けていたのだが。

 味方の側へと転移することで、一瞬で相手の死角に移動することもでき、実際に蜜うさぎもティファーナを見失っていた。
『月は眼醒めた… 其の総ては庇護と加護と祝福を絶たれる…☆』
 こちらを見失ってるのいいことに、ティファーナは幾つのも月を蜜うさぎへと放ち、ルールの宣言を封じ込めたのだった。
「ひぁっ、いったぁ…」
 死角からの攻撃に対処することも出来ずにティファーナの攻めを受けてしまった蜜うさぎに更に追い打ちをかけようと、幾本もの風の矢を生成させて、蜜うさぎへと一斉に放つ。
『光りを怯える闇と悪よ、悔い改めなさい…』
 風の矢にさらしている間にも、ティファーナは手を休めず、手を上へと掲げると、蜜うさぎを光で打ち据えたのだった。

「ひうぅ…ひどいよぉ」
 ボロボロと、あられもない格好になった蜜うさぎを見つめていたベルであったが、不意にその見つめる視線を和らげた。
 測定を済ませたようであるが、どうやらベルは蜜うさぎのスリーサイズを心の中にしまいこんだようです。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

テラ・ウィンディア(サポート)
「我が武を以て挑ませて貰うぞ!」



一人称
おれ

二人称
あんた(敵でも尊敬できる人
お前(敵
貴様(激怒した時

エルフの女の子だが突撃志向で戦闘を好む

基本戦術
【戦闘知識】で敵の動きや陣形等の捕捉と把握
闘いながら敵の性質や心の在り方の把握に努める

その後は敵陣に突撃して暴れまわる

【空中戦】を好んで空間全てを利用した闘い方を好む

敵の攻撃に対しては
【見切り・第六感・残像】を駆使して回避

ユベコで主に使うのは
グラビティブラスト(敵が多数の時
【一斉放射】で破壊力増強
メテオブラスト(敵が単体の時
【踏み付け】で破壊力増強

基本フォローが目的なんだろうが
おれはやっぱり之が一番得意だからな

全霊を以て暴れまわるぞーーーー!!!



 衣装がボロボロになったママの姿で、蜜うさぎがぐすりとしていたが、そこにテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)が近づいてきたことで、泣くのをやめて慌てて立ち上がり、テラへと向き直るのだった。
 そうして動かずに対峙した2人であったが、テラはその動かない中で蜜うさぎを多くの戦いを乗り越えた経験と持ち前の戦闘の知識によってどう動くのかと分析・観察していた。
(なんだか…やけに熱心に見られてるような…?)
 先ほどまで別の人から受けていた奇妙な熱視線よりも不快さは無いとはいえ、全てを丸裸にされそうなテラの視線にさらされていたためか、蜜うさぎもどことなくむず痒いと感じているようで身じろぎしたりしたようだ。
 観察を続けていたテラは、蜜うさぎの困ったような表情やわずかに腰が引けてるのを見つけ、もしかしたら気が弱い方なのかもしれないと思い至ったようである。
 とはいえ、ただ対峙してるだけでは、全てを理解しきれるものでもないだろうとテラは動きだす。
「おれはやっぱり、之が一番得意だからな…我が武を持って挑ませて貰うぞ!」
 叫び、テラは地を蹴ってその身体を宙に躍らせて、迷宮の壁や天井を足場にして蜜うさぎを翻弄するように飛び跳ねまわる。

 蜜うさぎも三次元の機動で飛び回るテラに対して、仲間から教えられた拳法の構えを取るのだが、そもそもとして間違いだらけのその構えでは、戦闘経験の多いテラには逆に隙が多い構えや動きに見えることだろう。
「そのような構えで、おれの攻撃は受け切れるか!?」
 それを証明するように、蜜ウサギの拳法の構えの隙を見切ったテラは、宙からの勢いを付けた超重力の踵落としを踏みつけるように蜜うさぎへと繰り出す。
『星よ…世界よ…流星の力を我が身に宿せ…!今こそ我が身、一筋の流星とならん…メテオ・ブラスト…受けろぉ!!!』
 テラのその踵落としは蜜うさぎの構えを破り、そのまま地面を大きく窪ませるほどに破壊して、その余波によって蜜うさぎを吹き飛ばして転がした。
 転がした蜜うさぎへ、テラは攻撃の手を緩めることなく次の手を繰り出して追撃を仕掛ける。
『母なる大地よ、闇夜を照らす炎よ…。赤き龍神の怒りに応え、我が前の敵を焼き尽くせっ』
 突如として、迷宮の地面を突き破るように現れた数十の溶岩の龍が現れ、その全てが蜜うさぎを睥睨する。
「全霊を以て暴れまわれ!!」
 睨みつけられて蛇に睨まれた蛙のように身を固くした蜜うさぎへと、テラは呼び出した溶岩の龍を放つのだった。
「え、あ…」
 溶岩の龍達による、力の嵐はたやすく蜜うさぎを飲みこみ、飲みこまれて行った蜜うさぎは為す術もなく身体中を激しく焼かれていく。

「も、もう温泉はいいから速く帰りたい…」
 溶岩の龍による嵐も止んだ後で、焼かれたことで身に付けているものも、もはや布というよりも炭といえる衣装で、息も絶え絶えのままに蜜うさぎはさめざめと泣きながらそう呟くのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

久遠・翔
服が破れて着れなくなったので真の姿を開放し純白のドレス姿に
改めて蜜兎さんの方に…何もないとこでコケて蜜兎さんの顔を胸で挟んでしまい…す、すみませんと真っ赤な顔で謝罪

咳払い一つ…自分のドレスの一部をびりびり破って蜜兎さんの見ちゃダメな所を隠すようにして渡します
いやだって、さすがにこれを直接見るのはダメだし恥ずかしいでしょお互いに…(誘惑51)

な、何で目が潤んでいるんっすかね?
ともかく…温泉に入りたいだけで悪さする気はないのですよね?
でしたらその…手はあるにはあるのですがその場合俺の使役獣になっちゃうと言う旨だけ伝えます
そこにさえ納得してもらえれば、こっちも荒事で片づけなくていいんですがね?(汗)



 もはや見えちゃいけない部分すらもさらしながら泣きじゃくってる蜜うさぎへ、破れて着れなくなった服の代わりに純白のドレス姿となった久遠・翔(性別迷子・f00042)が慌てて側へと寄り添おうとしたが、慌てたせいか翔は何もないようなところで素っ転ぶ。
「はぼっ」
 転んだ拍子のお約束と言うべきか、また蜜うさぎの顔へと胸を押し付けるように倒れる翔。
 顔を埋められたことで、蜜うさぎは泣くのは止める…泣ける状態じゃなくなったとも言えるのだけど。
「す、すみません…」
 真っ赤な顔で謝りながら翔は身を起して、場を改めるためようとコホンと咳払いを一つ吐く。
「とにかく、これで隠すといいっすよ?」
 翔は、色んな所の肌色をさらしてしまっている蜜うさぎへ、身体を隠すようにと着ているドレスの一部を破いて渡した。
「いやだって、さすがにこれを直接見るのはダメだし恥ずかしいでしょお互いに…」
「あ、ありがとう…?」
 渡された布地をいそいそと身体を隠すために巻きつける蜜うさぎであったけど、巻き終えた頃には顔を赤くしながらなにか言い訳のような台詞を言う翔に惹かれたような潤んだ瞳で見つめていた。
「な、何で目が潤んでいるっすかね?」
 そんな目で見られていることにようやく翔は気づいたが、それを追求すれば身の危険を感じたのか、まずは蜜うさぎを説得することにしたのだった。
「ともかく…温泉に入りたいだけで悪さする気はないのですよね?」
 そう問いかける翔にコクコクと蜜うさぎは縦に首を振る。
 悪さする気はないとはいえ、蜜うさぎは破滅を求めるオブリビオンである以上、本人にその気がなくても何かしらの悪影響を与えてしまうかもしれない。
 ならば違う存在になればいいのではと、自分が使役してしまえば温泉に行けるよと、普段の口調と違い真剣に伝える翔へ、蜜うさぎは密着しようとしてるのか、ぐいぐいと迫っていく。
「えっと、何でそんなに迫ってくるんですか…?」
 手を差し伸べた時から惹かせていた自覚も無かったために、どうしてそんなにくっつきたがるのかと疑問に思う間もなく、翔は蜜うさぎを落ち着かせようとしたのだけれど。
『お、お願いだからもう落ち着くっすよー!?』
 落ち着かせようとして、相手の了承を得る前に無自覚に使役術を使ってしまった翔だけど、その使役術をというか翔自身をだったのか、蜜うさぎはそもそもが受け入れる気があったようでる。

 蜜うさぎにとっては、翔の提案は一時は諦めた温泉に行けるという提案であり、先程のように運の悪さが重なることも無く、蜜うさぎは小さく、チビキャラと表現できる姿へと変じたのであった。
 ただ、翔はチビキャラと化した蜜うさぎからものすごい劣情を送られているのを感じられたかもしれないが。
 とにかくも、荒事で片付ける必要がなくなったのは確かである。
 なんであれ、これで憩いの場である温泉施設の平和は保たれたのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『アルダワ式・魔法蒸気温泉』

POW   :    熱い湯やサウナに長く漬かり疲労回復

SPD   :    たっぷりの泡で全身を洗ってピッカピカ

WIZ   :    魔力も込めたミストで身体の芯から疲れを追い出そう

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

 蒸気温泉の施設へとやってきた猟兵一行。
「皆ありがとうとお疲れさまだよー」
 どこかウキウキしたようにユキノが動いてくれた猟兵達へと労いの言葉をかける。
「疲れただろーし、温泉で疲れた身体を癒しておくといいよ~」
 温泉施設に入れるからと、気分がよくなってるらしい。
「そうそう、水着とかタオルとかは貸し出しもしてるから、安心してね!それと…当然だけれど他の人の迷惑になるような行為はしちゃダメだからねー!」
 そう言うが早いか、ササっと温泉へと入っていくユキノであった。

―――――――――――――――――――――――――――

 湯船は相当に広く作られており、湯気も相まってか奥の方が霞むように見えてしまうほどの広さであった。
 これほど広いなら思い思いに動いても誰かの邪魔をしてしまうこともないだろう。

 心身共に温まって癒すの良し、それを邪魔するのも居ない、これもまた報酬であろう。
祝聖嬢・ティファーナ
WIZで判定を

*アドリブ・支援・協力は可能な範囲で

『フェアリーランド』の壺の中から「ミンナありがとうね♪」と精霊・聖霊・月霊を出してあげて好きにさせてあげます☆彡
ティファーナも草剪・ひかり(f00837)と紬雁・紅葉(f03588)も声を掛けてみて、背中を流したりお喋りしたりします♪

「ボクも頑張ってるんだよ♪」と力こぶを見せたりします☆彡
他の猟兵にも出来うる事なら手を差し伸べます♪
「精霊も聖霊も月霊もホントに頑張りってくれてありがとうね♪」と“金平糖”を配ります☆彡 猟兵にも手を出されたら“金平糖”を配ります♪

「ポカポカ~♪ ぬくぬく~♪ し~あ~わ~せ~☆彡」と顔を緩めてのんびりします☆彡


ベルカ・スノードロップ
水着はコンテストの時の物を着用

基本的には、のんびりまったり、ユキノさんとお話しに行きます。
スキンシップも、いつも旅団でユキノさんとしている程度で
他愛のない話を愉しむことにします。

「ユキノさん、可愛い」
これも、裏無く『いつも』のですね。

「そういえば、気になっていたことがあるのですが」
いつだか、旅団で話にでた内容……
あの時は、流したんですけど
「以前言っていた、『薄い本的案件』って何ですか?」
薄い本といっても、ラブコメもギャグもグルメもポートレートもありますし
何か期待されていることがあるなら、叶えてあげられる事なら、叶えてあげたいですし、ねぇ?


紬雁・紅葉
ティファ―ナ(f02580)と同行

まぁ…こんなに広い湯、初めて…!
驚きと感動に目を見開く

身を洗い清め…ティファ―ナに流してもらって談笑しつつ流してから湯船に

ティファ―ナや精霊達の賑やかさを眺めつつ、ふと自らの手に目を落とす
『…幽か、だけど「神成」が始まってる…』


現世の命、恐らく長くはない
恐怖は微塵もない。ただ惜しい
猟兵として巡った余りに多彩な世界
未だ見ぬ新たな世界新たな出来事
未練は増し、刻は止まらず

それでも私は、剣であろう
最期の時まであの子を守る、剣であろう
血塗れの剣には
烏滸がましい誓いだが

物思いを終わらせ、皆に笑みを見せる

※アドリブ、緊急連携、とっさの絡み、大歓迎です※


草剪・ひかり
お色気演出、キャラ崩し描写、即興連携歓迎
ティファちゃん(f02580)の参加を前提に

豊かすぎる身体に白ビキニを纏い入浴

私は今回の戦いに参加できなかったけど、折角ティファちゃんが誘ってくれたので、少々遠慮がちにご相伴にあずかりに来ました!

遠慮がちとは言いつつも……何分にも身体はあちこち(縦も厚みも、また出るトコとか出るトコとかも)大きいので、どうしても目立つところはあるかしら?

戦いで頑張ったティファちゃんをねぎらうには……やっぱりお風呂でマッサージかな?
指先でくすぐったくないように丁寧にマッサージしましょ

身体がしっかりほぐれたら、冷たいジュースで乾杯もいいかな
次の戦いに向けて英気を養おうね!


久遠・翔
さて…約束ですし蜜兎さんを温泉に入れますか
しかし水着『用意してますの』あ、でも着替え『用意してますの』って…準備良いなぁと使役獣総括の元オブリビオンメイド人形のスノードロップの用意の良さに飽きれます

と、いうかなんでサイズが…あぁ、最近仲間になった別の蜜兎の流用っすか、なるほど
この際だから使役獣の皆も温泉入っていくっすかねー?



(周囲が使役獣(本来のサイズ)だらけに)


こ、困った…俺の使役獣女性しかいない上に美少女に美女。それに各人種揃い踏みで目に毒っす(思いっきり抱き着かれ)ねー!?

ちょっ、蜜兎!?なんで抱き着くの!?
こけた!?それはいいから離れて…あっ(周囲使役獣に囲まれ)

あかん、皆発情しとる…



 災魔の襲撃…襲撃?を阻止して温泉施設の平和を保った猟兵一行は、そのご褒美や労いや、仲のいい人達を誘ったりして湯船の前にいた。
「まぁ…こんなに広い湯、初めて…!」
 広々としすぎている湯船に驚きや感動の入り交じった目で見ている紬雁・紅葉(剣樹の貴女・f03588)は祝聖嬢・ティファーナ(フェアリーの聖者×精霊術士【聖霊術士】・f02580)の誘いに乗ってやってきていた。
「なんだか見られてる気がするわね…?」
 同じくティファーナに誘われた、どこか遠慮した様子の草剪・ひかり(次元を超えた絶対女王・f00837)であったが、布地の少ない白いビキニで覆うだけの引く所は引き締まり、出ている所は豊満に出ているそのボディに、温泉に入っている男女問わずに一般の入浴客から見られたりするのも仕方ないことだろう。

 パレオのような水着を着用しているベルカ・スノードロップ(聖浄なる森の博愛聖者・f10622)はのんびりまったりと湯へと浸かっていた。
 女性らしい容姿にその背の高さも相まって、見る人が見ればモデルの人と見られていたかもしれない。
「ユキノさん、可愛い」
「ふにゃ~、んー、ありがとうにゃ~」
 そんなベルカは、いつもの調子でユキノに話しかけていたが、話しかけられてる当のユキノは日頃、ベルカからよく言われてるのと、温泉に浸かってふにゃっとしてるからか、いつもよりかはふわっとした調子で返していた。

「さて…約束ですし蜜兎さんを温泉に入れますか」
 蜜うさぎを使役すしたときの約束で温泉に入れてあげることを果たそうとしている久遠・翔(性別迷子・f00042)であったが、湯に入る前にまずは着替えを用意しなければ動こうとしたしたときに『用意してますの』と言いうような顔で、ひょこりと元はオブリビオンメイド人形であるスノードロップが出てきた。
「よ、用意いいっすね…あ、でも着替え…」
『用意してますの』
 翔が最後まで言い切る前に着替える場所すら用意してみせるメイド人形
 やたら準備のいいこのメイド人形は翔が使役した者達の総括であるらしい。
 その用意の良さに翔は呆れていたが。
「と、いうかなんでサイズが…?」
 メイド人形が用意した水着のサイズがどうして合っているのだろうか?疑問に思う翔であったが、最近仲間になった別の蜜兎の流用だと、その説明になるほどと翔は相づちを返した。
「この際だから使役獣の皆も温泉入っていくっすかねー?」
 …この提案が後に翔にとんでもない事態を招いてしまうことになるのだった。

 そんな事態になってしまう時より少しだけ戻して。

 ティファーナが壺の中から精霊や聖霊そして月霊を労うように湯船に上に出してあげて、好きにさせていた。
「ミンナありがとうね♪」
 ティファーナがそうしているのを見ていた、紅葉は自分達も汗を流して湯に浸かろうと言うのだった。
「それじゃあ、背中でも流して湯に入ろうよ」
「今回の戦いはお疲れさまね、ティファーナ」
 背中を流し合いながら、戦いへの労いの言葉をティファーナに投げかける紅葉に、ティファーナは力こぶを作るようなポージングを取った。
「ボクも頑張ってるんだよ♪」
 そう言って、小さいながらもしっかりと力こぶを作るティファーナであった。
「じゃ、背中流すね~♪」
 そうして背をお湯で流された紅葉はそのまま湯船へと入っていく。
 ティファーナは、先に湯に入る前にと精霊達に美味しい物を渡そうと一度呼び戻して。
「精霊も聖霊も月霊もホントに頑張りってくれてありがとうね♪」
 精霊達に金平糖を配っていき、受け取った精霊達はそれを幸せそうに頬張る姿を見せるのであった。

 自由にしているティファーナにも癒しは必要だろうと、ひかりはマッサージしてあげようかと申し出ていた。
「戦いで頑張ったティファちゃんにマッサージしてあげるよ」
「それじゃあ、お願いだよ♪」
 ティファーナがフェアリーであるために、指の腹でマッサージをするひかり。
「くすぐったりしない?」
「うん、大丈夫だよ~♪」
 絶妙な力加減での丁寧なマッサージにティファーナは気持ちよさそうな表情を浮かべていた。

 そんな様子を眺めていた紅葉であったが、ふと自分の手に視線を落とす。
『…幽か、だけど「神成」が始まってる…』
 自らの身体に変事が微かに起きていることに、ただただ惜しいとの想いが胸中に溢れる。
 猟兵として巡りあった多彩な、そして未だ見ぬ新しい世界。
 そこに未練を募らせてしまうけれど、されど刻みゆくことを止められない。
 それでも私は剣であり続ける、最期の時まであの子を守り続ける剣であり続けるとしよう。
 …血に塗れた剣には烏滸がましい誓いかもしれないと、物思いに耽っていると…。
「な~に黄昏てるの~?☆彡」
 紅葉のその頬に指、というより腕を差しこむティファーナの姿がすぐ側にあった。
「温泉なんだから、そんな顔しないの☆彡」
「ポカポカ~♪ ぬくぬく~♪ し~あ~わ~せ~☆彡」
 顔を緩めて湯に浮かぶティファーナに毒気を抜かれたようになり、そこで紅葉は笑みを浮かべるのであった。

 丁度、そんな時である。 

「この際だから使役獣の皆も温泉入っていくっすかねー?」
 そう翔が発言した直後にチビキャラ化していた使役された者達は本来の姿に戻っていた。
 この場…湯船の広さ的に一部でしかないが、は、一瞬にして人の密度が増えたのであった。
 しかも、翔が狙って使役したのかは不明であるが、皆が皆、美少女や美女といった見た目麗しい女性達である。
 その上、各人種と揃い踏みである。
「こ、困ったす…これは目の毒っすよ…ねー!?」
 目のやり場に困り視線を躍らせていると、新しく使役した蜜うさぎに抱き着かれていた。
 抱き着いたのではなくてただこけただけらしいが、そこから離れようともせずにさらに強く抱きしめる。
「いいから離れて…あっ」
 離そうとしていた翔であったが、気が付けば使役した者達に囲まれていた。
 その様子を見た翔の一言は。
「あかん、皆発情しとる…」

 文字通りにもみくちゃにされている翔が助けを求め、それに気づいたティファーナやひかり、紅葉が助けの手を出そうとしたのだが、使役達の守りが厚く、助け出すことが出来ずに霞、ではなく湯気の中へと消えて行った。
 どうやら、人目に付き辛い場所に連れ去られていったようである。
 その様は男であっても羨ましいか?と聞かれれば首を傾げるようなものであり、目撃していた他の入浴客は手を合わせて合掌してしまったらしい。

 そんなことに関せずに、ベルカはユキノを膝の上に乗せてお湯に浸かっていた。
 いつもの、組合でしてるようことがただ温泉に変わっただけのような光景であった。
「そういえば、気になっていたことがあるのですが」
「ふにゃ~?」
 ふと、ベルカはユキノに気になることがあると言い、それに対してユキノはふにゃりとした返事を返した。
 あの時は流しましたけどと、前置きしながらベルカは聞いてきた。
「以前言っていた、『薄い本的案件』って何ですか?」
 ラブコメもギャグもグルメもポートレートもありますよね?そんなニュアンスを込めた言い方であった。
 それを聞いた途端、ピシリッとユキノは固まった。
「あ、あのね…えーと、うーと…」
 どう答えようか悩んでるとしか言えない反応であったが、ややして。
「そんなこと聞かれなくてもベルカさんなら分かるんじゃあないかなぁ?」
 どうやら、誤魔化す方向にしたようである。
「まぁ、中にはってか、ベルカさんはあれみたいなことと思ってるんじゃないかにゃ~?」
 そう言って、ユキノが指差す方向には連れ去られて行く翔の姿が。

 お湯から上がり、ひかりは冷たいジュースを取りだしてきて、皆で乾杯をすると、次の戦いへの英気を養うのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年10月05日


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#アルダワ魔法学園


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠中村・裕美です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト